JP2011012594A - エコラン制御装置及びエコラン制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電圧低下時においても故障したスタータ駆動手段を用いたエコラン制御の実行を防止できるエコラン制御装置及びエコラン制御方法を提供する。
【解決手段】
所定の停止条件に基づいてエンジンを停止させると共に、所定の再始動条件に基づいてエンジンを再始動させるエコラン制御を実行する制御手段を備える制御装置であって、エンジンを再始動させるスタータ駆動手段の故障を検査する検査手段と、検査手段の検査結果に基づいてエコラン制御の実行を制御手段に対して禁止する禁止手段とを更に備え、禁止手段は、検査手段がスタータ駆動手段を検査する検査期間において、スタータ駆動手段に印加される印加電圧が所定値を下回る場合に、エコラン制御の実行を禁止する。これによれば、電圧低下時においても故障したスタータ駆動手段を用いてエコラン制御することを防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エコランをするよう車両を制御するエコラン制御装置及びエコラン制御方法に関する。
近年、例えば、車両の燃費改善及び排気ガスの排出量の抑制を目的として、エンジンの自動停止(つまり、アイドリングストップ)を含むエコ運転(以下、エコランともいう)を行う車両が広く知られている。
尚、本明細書におけるエコとは、エコノミー及びエコロジーの少なくとも1以上の意味を持つものとする。また、エコノミーとは、燃料の消費を抑えて燃料を節約(省燃費)することを意味する。更に、エコロジーとは、化石燃料の消費を抑えたり、又は化石燃料の燃焼などによって生じる有害物質や二酸化炭素の発生及び排出を抑えることを意味する。
このエコランを行う車両は、車両の状態を検出する検出装置と、検出装置が検出した状態に基づいてエコラン制御を行う制御装置とを備える。尚、このエコラン制御は、検出装置が検出した車両の状態に基づいて所定の停止条件が成立したと判断するとエンジンを自動停止させ、所定の再始動条件が成立したと判断するとエンジンを自動始動させる制御をいう。
また、エコラン制御によりエンジンを停止させた後に、エンジンを再始動できなくなることを防止するため、エンジンを再始動させるスタータ駆動回路の故障を検出する故障検出方法が知られるに至った(例えば、特許文献1参照)。
この故障検出方法は、スタータ駆動回路の故障検出タイミングをエンジン停止条件の成立時とすることにより、エコラン制御によりエンジンを停止させる前にスタータ駆動回路の故障を検出する。また、この故障検出方法は、故障を検出した場合には、エコラン制御の実行を禁止することで、エコラン制御によるエンジンの停止を禁止する。
更に、エコラン制御を行う制御装置であって、スタータ駆動回路の故障検査における誤検出を防止できる装置が知られるに至った(例えば、特許文献2参照)。
この制御装置は、エンジンを再始動し始めてから再始動による電圧の低下が生じる所定時間に渡って、エンジンを再始動させるスタータ駆動回路に対する故障の検査を行う場合に、故障の検査結果に対して検出された故障をマスクするマスク処理を実行する。
特開2006−322332号公報 特開2007−46546号公報
しかしながら、特許文献1の故障診断方法では、マイコンの電圧状態とスタータ駆動回路の電圧状態とが相違する場合には、マイコンがスタータ駆動回路の故障を誤検出してしまうという問題があった。具体的には、マイコンがスタータ駆動回路の故障を検査している期間において、スタータ駆動回路へ印加される電圧が低下すると、マイコンがスタータ駆動回路の故障を誤検出してしまうという問題があった。
具体例として、図2(a)に示すように、マイコン920とスタータ駆動回路910とが同じ+B電源を用いて動作する場合であって、マイコン920がスタータ駆動回路910よりも低い電圧を用いて動作可能な場合を例に挙げて説明する。この場合、マイコン920が動作可能であるが、スタータ駆動回路910が動作不能な程に+B電源の電圧が低下すると、マイコン920は、スタータ駆動回路910が故障していないにも関わらず、故障したと誤検出してしまうという問題があった。
同様に、具体例として、図2(b)に示すように、マイコン920とスタータ駆動回路910とが異なる電源を用いて動作する場合に、スタータ駆動回路910に印加される電圧のみが低下すると、マイコン920は、スタータ駆動回路910の故障を誤検出してしまうという問題があった。
また、これらの問題を解決する特許文献2の制御装置では、エンジンを再始動してから所定時間に渡って、スタータ駆動回路910の検査結果から故障をマスクしてしまう。このため、この所定期間において実際に故障が生じている場合にも、特許文献2の制御装置では、エコラン制御の実行を許可してしまうという問題があった。
そこで、本発明の目的とするところは、電圧低下時において故障したスタータ駆動手段を用いたエコラン制御の実行を防止できるエコラン制御装置及びエコラン制御方法を提供することにある。
本発明に係るエコラン制御装置は、所定の停止条件に基づいてエンジンを停止させると共に、所定の再始動条件に基づいてエンジンを再始動させるエコラン制御を実行する制御手段と、エンジンを再始動させるスタータを駆動するスタータ駆動手段とを備えるエコラン制御装置であって、制御手段がエコラン制御によってエンジンを停止させる前に、スタータ駆動手段の動作を検査して故障を検査する検査手段と、スタータ駆動手段に供給される電源電圧が所定値以下となったことを検出すると、検査手段による検査を無効にする検査無効化手段と、検査手段によってスタータ駆動手段が故障していると判断された場合に、エコラン制御の実行を制御手段に対して禁止する禁止手段とを備え、禁止手段は、検査手段がスタータ駆動手段を検査する検査期間において、検査無効化手段が検査手段による検査を無効化したと判断した場合には、エコラン制御の実行を禁止することを特徴としている。
この構成によれば、検査期間において電圧が所定値を下回るとエコラン制御の実行を禁止するため、スタータ駆動手段が故障している場合に電圧が低下時しても、故障したスタータ駆動手段を用いてエコラン制御することを防止できる。
上記構成において、スタータ駆動手段は、電力を蓄積する蓄電池に対して所定条件によって接続状態が変化する電源スイッチを介して接続され、検査手段は、蓄電池に対して電源スイッチを介さずに接続される構成を採用できる。
この構成によれば、スタータ駆動手段へ供給される電圧のみが所定値を下回っても、故障したスタータ駆動手段を用いてエコラン制御することを防止できる。
上記構成において、禁止手段は、故障の検査が完了したと判定するまで、エコラン制御の実行を禁止し、検査無効化手段は、検査期間においてスタータ駆動手段に供給される電源電圧が所定値以下になったことを検出すると、検査手段が故障の検査を終えた場合であっても、禁止手段によって故障の検査が完了したと判定されないようにすることによって検査を無効にする構成を採用できる。
この構成によれば、スタータ駆動手段が正常に動作しない低電圧時には、故障の検査が完了したと禁止手段が判定しないため故障の誤検出を防止できる。
上記構成において、禁止手段は、検査手段が故障の検査を完了するまで、エコラン制御の実行を禁止し、無効化手段は、検査期間においてスタータ駆動手段に供給される電源電圧が所定値以下になったことを検出すると、検査手段に対してスタータ駆動手段の検査を行わせないことによって検査を無効にする構成を採用できる。
この構成によれば、スタータ駆動手段が正常に動作しない低電圧時には、スタータ駆動手段の故障を検査手段が検査しないため、故障の誤検出を防止できるだけでなく、供給された電圧を効率的に使用できる。
上記構成において、検査手段は、検査期間において、スタータ駆動手段を構成する回路を所定パタンで動作させ、検査無効化手段は、所定パタンによる動作を回路に行わせている間に、スタータ駆動手段に供給される電源電圧が所定値以下になったことを検出すると検査を無効化する構成を採用できる。
この構成によれば、回路が誤動作する程に電圧の低下する場合であっても、故障した動回路を用いてエコラン制御することを防止できる。
本発明に係るエコラン制御方法は、所定の停止条件に基づいてエンジンを停止させると共に、所定の再始動条件に基づいてエンジンを再始動させるエコラン制御を実行する制御ステップを備えるエコラン制御方法であって、制御ステップでエコラン制御によってエンジンを停止させる前に、エンジンを再始動させるスタータを駆動するスタータ駆動手段の動作を検査して故障を検査する検査ステップと、スタータ駆動手段に供給される電源電圧が所定値以下となると、検査手段による検査を無効にする検査無効化ステップと、検査ステップでスタータ駆動手段が故障していると判断された場合に、制御ステップにおけるエコラン制御の実行を禁止する禁止ステップとを備え、禁止ステップは、検査ステップにおけるスタータ駆動手段を検査する検査期間において、検査無効化ステップで検査手段による検査を無効化したと判断した場合には、エコラン制御の実行を禁止することを特徴としている。
この構成によれば、検査期間において電圧が所定値を下回るとエコラン制御の実行を禁止するため、スタータ駆動手段が故障している場合に電圧が低下時しても、故障したスタータ駆動手段を用いてエコラン制御することを防止できる。
本明細書開示のエコラン制御装置及びエコラン制御方法によれば、電圧低下時においても故障したスタータ駆動手段を用いたエコラン制御の実行を防止できる。
本発明のエコラン制御装置を備えた制御システムの一実施形態を示す構成図である。 エコラン制御装置の一構成例を表すハードウェア構成図である。 マイコンが入出力する信号等の一例を表すタイミングチャートである。 マイコンが入出力する信号等の他例を表すタイミングチャートである。 マイコンの一構成例を表す構成図である。 検査部の一構成例を表す機能ブロック図である。 実行部が実行する検査処理を表すフローチャートの一例である。 実行部が実行する検査管理処理の一例を表すフローチャートである。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明のエコラン制御装置を備えたエコラン制御システムの一実施形態を示す構成図である。
図1に示すエコラン制御システム1は、車両に搭載される。本実施例において、車両は、自動車、原動機付自転車、軽車両、トロリーバス、軍用車両、及び鉄道車両を含む。また、制御システム1は、車両のみならず、船舶、航空機、及び宇宙ステーション等の宇宙機に搭載される構成を採用できる。
エコラン制御システム1は、検出装置10及び20、始動装置30、エンジン40、表示装置50、並びに制御装置100及び900を備える。また、エコラン制御システム1は、図1に不図示の蓄電池60並びに継電器70及び80をも備えている。
検出装置10は、例えば、エンジン回転センサ、車速センサ、シフト位置センサ、ブレーキスイッチ、Gセンサ、アクセルセンサ、及び温度センサ等の各種のセンサで構成される。検出装置10は、エンジン40の回転数、車速、シフト位置、ブレーキ操作の有無、車両に加わる加速度、アクセル開度、及び車両に関する温度(以下単に、温度等という)を検出すると共に、検出した温度等を制御装置900へ出力する。尚、検出装置10が検出する車両に関する温度は、エンジン40を冷却する冷却水の水温、車両の外気温、及び不図示のエアコンが備える送風機の吹出温を含む。また、吹出温は、送風機の吹出口の温度のみならず、吹出口の周辺における車室内の室内温度をも含む。吹出口の周辺とは、例えば、吹出口から送られる風を受けることができる位置をいう。
検出装置20は、例えば、ブレーキ負圧センサ及び電圧センサ等の各種のセンサで構成される。検出装置20は、ブレーキ負圧及びバッテリ電圧(以下単に、電圧等という)を検出すると共に、検出した電圧等を制御装置900へ出力する。
尚、本実施例において、エコラン制御システム1は、検出装置10及び検出装置20の2つのセンサを備えるとして説明するが、これに限定される訳ではなく、例えば、検出装置10及び検出装置20が検出する温度等をそれぞれ検出する1つの又は3以上のセンサをエコラン制御システム1が備える構成を採用できる。
始動装置30は、例えば、スタータモータで構成される。始動装置30は、制御装置900の制御に従ってエンジン40を始動させる。
エンジン40は、例えば、ガソリンエンジン又はディーゼルエンジンで構成される。エンジン40は、制御装置900から駆動を指示するエンジン駆動指令を受けると、始動装置30により始動させられて駆動を開始する。その後、エンジン40は、停止を指示するエンジン停止指令を受けると停止する。尚、駆動を開始したエンジン40は、制御装置900の制御に従って燃料を燃焼させることで、車両を推進等させるための動力を発生させる。また、燃焼により温度が上昇したエンジン40は、冷却水により冷却される。尚、冷却水がエンジン40から吸収した熱は、例えば、不図示のエアコンによって車両の車室内へ放出される。
表示装置50は、例えば、表示パネルで構成され、各種のメーター及びMILランプ等の警告ランプを備える。表示装置50は、制御装置100に制御されて、各種の情報を表示する。具体的には、エコランを行っているか否か、及びエコランの実行を禁止しているか否かを表示する。より具体的には、表示装置50は、それぞれ所定のランプを点灯することで、エコランを行っていること及びエコランの実行を禁止していることを表す。尚、これに限定される訳ではなく、エコラン制御システム1は、例えば、スピーカ又はブザー等の音声出力装置を備え、音声出力装置は、表示装置50が表示する内容に対応して予め定めた音声を出力する構成を採用できる。
次に、図2(a)を参照して、図1において図示を省略した蓄電池60並びに継電器70及び80について説明を行う。
蓄電池60は、例えば、鉛蓄電池等のバッテリで構成される。蓄電池60は、主に始動装置30及び制御装置900へ蓄積した電力を供給する。
継電器70は、例えば、メインリレーで構成される。尚、メインリレーは、蓄電池60に対して所定条件によって接続状態が変化する電源スイッチである。具体的には、継電器70は、IGスイッチ71のON/OFF状態に基づいて、リレーのON/OFF動作を行う。つまり、継電器70は、蓄電池60が提供する電力を制御装置900に対して中継又は遮断を行う。
継電器80は、例えば、リレーで構成される。継電器80は、制御装置900に制御されて、蓄電池60が提供する電力を始動装置30に対して中継又は遮断する。具体的には、継電器80は、制御装置900によって通電させられた場合に、始動装置30に対して電力の中継を行う。
次に、図1に戻り、エコラン制御システム1について引き続き説明を行う。
制御装置100及び900は、例えば、ECU(Electronic control unit)で構成される。制御装置100及び900は、例えば、CAN(Controller Area Network)バス又はLIN(Local Interconnect Network)バスで構成される通信ラインを介して互いに通信可能に接続する。
制御装置100は、例えば、メーターECUで構成される。制御装置100は、制御装置900に制御されて、上記及び下記各種の情報を表示するよう表示装置50を制御する。
制御装置900は、図1に示す検出装置10及び20、始動装置30、エンジン40、並びに制御装置100に接続する。また、制御装置900は、不図示の蓄電池60並びに継電器70及び80に接続する。
制御装置900は、ソフトウェア処理であるエコラン制御処理を実行する。これにより、制御装置900は、検出装置10及び20が検出した温度等に基づいてアイドリングストップを行うよう車両を制御する。よって、制御装置900を、以下、エコラン制御装置900ともいう。また、エコランはアイドリングストップを含むため、制御装置900を、以下、アイドリングストップ制御装置900ともいう。
具体的には、制御装置900は、接続する検出装置10及び20が検出した信号に基づいて所定のエンジン停止条件が成立すると判断すると、エンジン停止指令を制御装置100へ出力する。
このエンジン停止条件の具体例としては、車両が停止した状態にあり、かつ車両がアイドリングを停止できる状態にあるという条件が挙げられる。よって、制御装置900は、例えば、エンジン回転数、車速、シフト位置、ブレーキ操作の有無、車両にかかる加速度、及びアクセル開度等を表す信号の1つ以上に基づいて車両が停止したか否かを判断する。また、制御装置900は、例えば、ブレーキ負圧及びバッテリ電圧等を表す信号に基づいて、アイドリングを停止しても十分な制動力を維持することができ、かつエンジン40を再始動するのに十分な電力を蓄電池60が蓄電していると判断する場合に、車両がアイドリングを停止できる状態にあると判断する。
また、制御装置900は、接続する検出装置10及び20が検出した信号に基づいて所定のエンジン再始動条件が成立すると判断すると、始動装置30を駆動させると共に、エンジン駆動指令を制御装置100へ出力する。
このエンジン再始動条件の具体例としては、車両の運転者によるエンジンを始動させる操作を検出した、又はエンジンを再始動すべき事象が発生したという条件が挙げられる。よって、制御装置900は、例えば、シフト位置、ブレーキスイッチ信号(以下単に、ブレーキSW信号という)、及びアクセル信号のいずれか1つ以上の変化に基づいて運転者がエンジンを始動する意思があるか否かを判断する。また、制御装置900は、例えば、エアコンの吹出温度に基づいて、エンジン始動によるエンジン水温の加熱又は冷媒の冷却が必要な程にエアコンの吹出温度が低下又は上昇する事象の発生を検知する。
次に、図2(a)及び(b)を再度参照して、制御装置900の構成について説明を行う。
制御装置900は、スタータ駆動回路910及びマイクロコンピュータ920(以下単に、マイコンという)を備える。
スタータ駆動回路910は、マイコン920に制御されて、エンジン40を再始動させる。具体的には、スタータ駆動回路910は、マイコン920がエンジン駆動指令を出力すると、始動装置30を始動させる。より具体的には、スタータ駆動回路910は、マイコン920によって電流を+B電源から始動装置30へ流すように制御された場合に、継電器80に対して通電する。逆に、マイコン920によって電流を流さないように制御された場合に、継電器80に対する通電を中止する。
マイコン920は、ソフトウェア処理を実行する。具体的には、マイコン920は、エコラン制御処理を実行する。また、マイコン920は、エコラン制御によってエンジン40を停止させる前に、スタータ駆動回路910の動作を検査すると共に、検査結果に基づいて故障を検出した場合にはエコラン制御の実行を禁止する。スタータ駆動回路の故障により、アイドリングストップ後に制御装置900がエンジン40を再始動できなくなることを防止するためである。
ここで、図2(a)に示すように、エコラン制御システム1は、スタータ駆動回路910とマイコン920とが継電器70で中継された電圧を印加される構成(つまり、同じ経路から電源供給を受ける構成)を採用している。また、一般的に、スタータ駆動回路910の正常な動作を保証する保証電圧は、マイコン920の保証電圧よりも低いので、基本的にマイコン900が保証電圧範囲内で動作している場合には、スタータ駆動回路910は、正常動作を行う。ただし、マイコン920は、実際には、電圧が多少保証電圧以下であっても動作が可能である。よって、マイコン920が保証電圧以下の電圧で動作した場合などにおいては、スタータ駆動回路が低電圧による誤動作を行うと、スタータ駆動回路910の故障を誤検出する可能性がある。特に、マイコン920がスタータ駆動回路910を検査する検査期間において、スタータ駆動回路910の印加電圧が上記の所定範囲の電圧となると、マイコン920は、故障を誤検出してしまうおそれがある。マイコン920が正常に動作しても、スタータ駆動回路910が正常に動作しないためである。
また、図2(b)に示すように、スタータ駆動回路910は、継電器70によって中継された電圧を印加されるが、マイコン920は、蓄電池60によって直接的に電圧を印加される構成(つまり、異なる経路から電源供給を受ける構成)を、エコラン制御システム1は採用し得る。具体的には、マイコン920の電源経路は、蓄電池60の+B端子から降圧回路930を介して常に電源供給を受ける+B系の経路であり、スタータ駆動回路910の電源経路は、IGスイッチ71(ignition)がONの間に電源供給を受けるIG系の経路である。
ここで、図2(a)に示した制御装置900から902、及び図2(b)に示した制御装置901及び902は、IG系の経路で電源を供給されるIG系の制御装置である。このIG系の制御装置は、基本的にIGスイッチ71がONである間に動作を行う。ただし、IG系の制御装置900等の中には、IGスイッチがOFFになった後に、例えば、それぞれが備える不揮発メモリに対する記憶処理等を行う制御装置が存在する。この制御装置は、IGスイッチがOFFになった後にも、上記処理が可能なように、IGスイッチ71と共に、制御装置900等自身でON/OFFを制御できるメインリレー70を介して電力の供給を受ける。
一方で、図2(b)に示した制御装置900は、+B系の制御装置である。この+B系の制御装置は、IGスイッチ71がOFFである間にも動作可能である。+B系の制御装置900が備えるマイコン920は、蓄電池60からIGスイッチを介さずに接続される経路を通じて常に電力が供給されるためである。しかし、制御装置900が備えるスタータ駆動回路910は、IGスイッチ71を通じて電力が供給される。これは、IGスイッチ71がONの間しか始動装置30を始動させないように、かつIGスイッチ71がOFFの間における消費電力(つまり、暗電流)を抑制するためである。
よって、マイコン920がスタータ駆動回路910を検査する検査期間において継電器70の中継する電圧がスタータ駆動回路910の保証電圧を下回り、かつ蓄電池60の印加する電圧がマイコン920の保証電圧を上回る場合には、図2(a)の構成と同様に、マイコン920は、スタータ駆動回路910の故障を誤検出してしまうおそれがある。
具体的には、マイコン920とスタータ駆動回路の電源経路が+B系の経路とIG系の経路とで異なるため、+B系の経路で接続されたマイコン920への供給電圧の落ち込みが無い場合でも、IG系に接続された他の装置の動作状態に応じて、スタータ駆動回路910への供給電圧が落ち込む可能性がある。尚、IG系に接続された他の装置の具体例としては、EPS(Electric Power Steering)及びエアコンを挙げることができる。
このため、マイコン920は、検査期間においてスタータ駆動回路910の印加電圧が保証電圧を下回ると、スタータ駆動回路910の検査結果に対して故障をマスクするダイアグマスクをかける(以下単に、ダイアグガードを設定するという)。故障の誤検出を防止するためである。
しかし、実際にスタータ駆動回路910が故障している場合において、ダイアグガードを設定された検査結果に基づいてマイコン920がエコラン制御をしたのでは、スタータ駆動回路910の故障によりエンジン40を再始動できなくなるおそれがある。
よって、図3を参照して、電圧低下時においても故障したスタータ駆動回路910を用いたエコラン制御を防止できるマイコン920について説明を続ける。図3は、マイコン920がソフトウェア処理の実行に伴って入出力する信号等の一例を表すタイミングチャートである。具体的には、図3(a)は、スタータ駆動回路910に印加される+B電圧の遷移を表す。尚、スタータ駆動回路910に印加される+B電圧を検出するための電圧検出場所は、例えば、図2に示したAの位置及びBの位置のいずれでも構わない。
図3(b)及び(c)は、それぞれ停止条件の判断に用いられるエンジン40の回転数及び車速の遷移を表す。また、図3(d)から(f)は、それぞれ故障検査許可フラグ、故障検査実行フラグ、及び故障完了フラグの値遷移を表す。更に、図3(g)は、アイドリングストップ許可フラグの値遷移を表す。尚、故障検査許可フラグは、スタータ駆動回路910に対する故障検査の実行を許可するか否かを表し、故障検査実行フラグは、故障検査の実行中であるか否かを表し、故障完了フラグは、故障検査の実行が完了したか否かを表す。また、アイドリングストップ許可フラグは、エコラン制御によるアイドリングストップの実行を許可するか否かを表す。
ここで、図3(a)に示すように、時刻t1からt3において、マイコン920は、スタータ駆動回路910に印加される+B電圧が保証電圧を下回ったと判定した。よって、マイコン920は、スタータ駆動回路910の故障を誤検出することを防止するため、故障の検査結果に対してダイアグガードを設定する。尚、B電圧の低下は、上記の様に、例えば、エアコン又はEPSの動作によって、蓄電池60に大容量の負荷が生じた場合に生じ得る。
次に、図3(d)に示すように、時刻t2において、マイコン920は、後述する検査前提条件に基づいて、故障検査の実行を許可すると判定する。よって、時刻t2からt3までの間、故障検査許可フラグの値を「ON」にする。また、図3(e)に示すように、マイコン920は、時刻t2から故障検査の実行を開始した後に、時刻t3において故障診断の実行を完了する。
次に、図3(f)に示すように、時刻t3において故障検査が終了したにも関わらず、マイコン920は、時刻t4において故障検査が完了したと判定しない。これは、時刻t2からt3に及ぶスタータ駆動回路910の検査期間において、スタータ駆動回路910の印加電圧が保証電圧を下回ったためである。よって、図3(g)に示すように、マイコン920は、故障検査が完了したと判定するまで、アイドリングストップの実行を許可しない。
その後、図3(a)に示すように、時刻t5以降において、マイコン920は、+B電圧がスタータ駆動回路910の保証電圧を下回ると判定しない。よって、マイコン920は、ダイアグガードを設定しない。次に、図3(d)及び(e)に示すように、時刻t7から、故障検査許可フラグの値を「ON」にして故障検査を実行する。
次に、図3(f)に示すように、時刻t8において、マイコン920は、故障検査が完了したと判定する。これは、検査期間t7からt8において、スタータ駆動回路910の印加電圧が保証電圧を下回わらなかったためである。ここで、マイコン920は、完了した故障検査の結果からスタータ駆動回路910の故障を検出しなかった。このため、図3(c)に示すように、時刻t9において、マイコン920は、車両が停止することでエンジン停止条件が成立すると、アイドリングストップの実行を許可する。また、図3(g)に示すように、時刻t9において、マイコン920は、アイドリングストップを実行してエンジン40を停止させる。
次に、図4を参照して、マイコン920が入出力する信号等の他例について説明する。図4は、マイコン920が入出力する信号等の他例を表すタイミングチャートである。尚、図4は、図3とほぼ同様の内容を表すため、以下主に相違点について説明する。この相違点とは、検査期間において印加電圧がスタータ駆動回路910の保証電圧を下回ると、マイコン920は、スタータ駆動回路910の故障を検出しない点を主とする。
図4(a)に示すように、時刻t1からt3において、マイコン920は、スタータ駆動回路910に印加される+B電圧が保証電圧を下回ったと判定した。このため、図4(d)に示すように、時刻t2において、マイコン920は、検査前提条件が成立しても、図3(d)と異なり、故障検査の実行を許可しない。よって、時刻t2からt3までの間、故障検査許可フラグの値を「OFF」のまま維持する。よって故障検査が許可されないため、図4(e)に示すように、マイコン920は、時刻t2から故障検査の実行を開始しない。また、図4(f)に示すように、時刻t4においてマイコン920は、図3(f)と異なり、故障検査が完了したと判定しない。よって図4(g)に示すように、マイコン920は、故障検査が完了したと判定するまで、アイドリングストップの実行を許可しない。
次に、図5を参照して、ソフトウェア処理を実行するために制御装置900が用いるマイコン920の構成について説明を行う。図5(a)は、マイコン920の一構成例を表すハードウェア構成図である。
図5(a)に示すマイコン920は、例えば、A/D変換器で構成される入出力部920a、例えば、CPU(Central Processing Unit)で構成される実行部920b、例えば、ROM(Read-Only Memory)で構成される記憶部920c、及び、例えば、CANコントローラで構成される通信部920dで構成される。尚、入出力部920aから通信部920dは互いにバス920fによって情報の授受が可能なように接続している。
ソフトウェア処理は、実行部920bが、記憶部920cに格納したプログラムを読み込み、読み込んだプログラムが表すソフトウェア処理の実行手順に従って演算を行うことにより実現される。尚、記憶部920cには、実行部920bが行った演算の結果を表す情報が書き込まれる。また、必要に応じて入出力部920a及び通信部920dは、接続する各種の部及び装置との間で入出力又は通信する情報を、実行部920bが演算対象とする情報又は演算した結果を表す情報として入出力する。
次に、図5(b)を参照して、マイコン920の構成について、機能に着目して説明する。図5(b)は、マイコン920の一構成例を表す機能ブロック図である。
マイコン920は、取得部921、検査部922、及び制御部923とを備える。取得部921は、実行部920bが取得処理を実行することで実現される。取得部921は、検出装置10及び20からそれぞれが出力する信号を取得する。具体的には、取得部921は、エンジン停止条件及びエンジン再始動条件の成立を判定するための信号を取得する。より具体的には、取得部921は、上記の温度等を表す信号及び上記の電圧等を表す信号を取得する。尚、取得部921は、スタータ駆動回路910を介して始動装置30に印加される電圧(つまり、モニタ電圧)を監視するため、スタータ駆動回路910が始動装置30へ出力する信号を取得する構成を採用できる。
検査部922は、実行部920bが検査処理を実行することで実現される。検査部922は、スタータ駆動回路910の故障を検査すると共に、検査の結果を制御部923へ出力する。
制御部923は、実行部920bが制御処理を実行することで実現される。制御部923は、取得部921が取得した信号と、検査部922がスタータ駆動回路910に対して行った検査結果とに基づいて、エコラン制御を実行する。
ここで、図6(a)を参照して、検査部922の構成について説明を行う。図6(a)は、検査部922の一構成例を表す機能ブロック図である。
図6(a)に示す検査部922は、実検査部922a、表示制御部922d、及び検査無効化部922eを備える。
実検査部922aは、実行部920bが実検査処理を実行することで実現される。実検査部922aは、エコラン制御によってエンジン40が停止させられる前に、スタータ駆動回路910の動作を検査してスタータ駆動回路910の故障を検出する。つまり、実検査部922aは、スタータ駆動回路910が故障しているか否かを判断する。具体的には、実検査部922aは、制御部923が提供する(つまり、流す)検査パタンに従って、スタータ駆動回路910の動作を検査する。具体的には、実検査部922aは、始動装置30に対する電力の供給を制御するスタータ駆動回路910の内部回路に対して、始動装置30に電流が流れないが内部回路が動作する通電パタンを提供する。つまり、実検査部922aは、通電パタン以外のパタンを実行した場合にモニタ電圧が所定の値まで増加すると、スタータ駆動回路910の故障を検出する。更に、実検査部922aは、始動装置30を駆動させるパタンについては、パタンの実行によって検査時に始動装置30を始動させてしまわないように、エンジン始動のため実際に始動装置30を駆動させる制御を行う場合に、パタンを実行して異常検出を行う。
尚、図4を参照して説明した様に、実検査部922aは、検査期間において印加電圧がスタータ駆動回路910の保証電圧を下回ったと低電圧検出部922bが判定すると、検査無効化部922eの制御に従って、スタータ駆動回路910の故障を検査しない構成を採用できる。
この構成によれば、スタータ駆動回路910が正常に動作しない低電圧時には、スタータ駆動回路910の故障を検査しないため、故障の誤検出を防止できるだけでなく、供給された電圧を効率的に使用できる。
表示制御部922dについて説明する前に、検査無効化部922eについて説明を行う。検査無効化部922eは、実行部920bが検査無効化処理を実行することで実現される。検査無効化部922eは、低電圧検出部922b及び誤検査防止部922cを備える。
低電圧検出部922bは、実行部920bが低電圧検出処理を実行することで実現される。低電圧検出部922bは、スタータ駆動回路910に印加される電圧が低下したか否かを判定することで、電圧の低下を検出する。具体的には、低電圧検出部922bは、例えば、取得部921が取得する信号に基づいて、スタータ駆動回路910に印加される印加電圧がスタータ駆動回路910の保証電圧を下回ったか否かを判定する。尚、低電圧検出部922bは、判定に用いるスタータ駆動回路910の保証電圧をスタータ駆動回路910の温度により変更する構成を採用できる。また、低電圧検出部922bは、スタータ駆動回路910の温度を、取得部921が取得した車両に関する温度に基づいて算出する構成を採用できる。スタータ駆動回路910の温度は、例えば、車両に関する温度に含まれる車両の外気温又は車室内の温度により推測されるためである。この構成によれば、精度良く誤検出を防止できるだけでなく、故障したスタータ駆動回路910を用いたエコラン制御を精度良く防止できる。
誤検査防止部922cは、実行部920bが誤検査防止処理を実行することで実現される。誤検査防止部922cは、スタータ駆動回路910に供給される電源電圧が所定値以下となると、実検査部922aによる検査を無効にする。具体的には、実検査部922aがスタータ駆動回路910を検査する検査期間において、電圧が低下したと低電圧検出部922bが判定した場合に、実検査部922aが出力する検査結果に対してダイアグマスクを行うようにダイアグガードを設定する。よって、誤検査防止処理をマスク処理ともいい、誤検査防止部922cをマスク部922cともいう。尚、上記のように、検査無効化部922eが備える誤検査防止部922cは、検査の無効化として、検査後に実検査部922aの検査結果に対してダイアグガードを設定するのではなく、実検査部922aが検査自体を行わないようにしてもよい。
表示制御部922dは、実行部920bが表示制御処理を実行することで実現される。表示制御部922dは、誤検査防止部922cが必要に応じてダイアグガードを設定した検査結果に基づいて表示装置50の表示を制御する。具体的には、検査結果が故障を表す場合には、スタータ駆動回路910が故障したことを表示装置50に表示させるよう制御装置100を制御する。
次に、図7を参照して、検査部922を実現するための検査処理について説明を行う。図7は、実行部920bが実行する検査処理を表すフローチャートの一例である。尚、実行部920bは、例えば、故障検査を許可された場合に、所定周期で検査処理を実行する。
先ず、実行部920bは、スタータ駆動回路910が低電圧状態に陥ったか否かを判定する(ステップS01)。実行部920bは、スタータ駆動回路910が低電圧状態に陥ったと判定した場合にはステップS02の処理を、そうでない場合にはステップS03の処理を実行する。
ステップS01において、実行部920bは、スタータ駆動回路910が低電圧状態に陥ったと判定した場合には、ダイアグガードを検査結果に設定する(ステップS02)。その後、実行部920bは、検査処理の実行を終了する。
ステップS01において、実行部920bは、スタータ駆動回路910が低電圧状態に陥らなかったと判定した場合には、ダイアグガードの設定を解除する(ステップS03)。次に、実行部920bは、検査パタンを実行するか否かを判断する(ステップS04)。具体例としては、実行部920bは、制御部923が検査パタンを流す場合に、検査パタンを実行すると判断する。実行部920bは、検査パタンを実行すると判断する場合にはステップS05の処理を実行し、そうでない場合には検査処理の実行を終了する。
ステップS04において、実行部920bは、検査パタンを実行すると判断した場合には、制御部923が流す検査パタンを用いてスタータ駆動回路910の故障を検査する(ステップS05)。次に、実行部920bは、検査結果に基づいて、例えば、故障などの異常がスタータ駆動回路910から検出された否かを判断する(ステップS06)。実行部920bは、異常が検出されたと判断する場合にはステップS07の処理を、そうでない場合にはステップS09の処理を実行する。
ステップS06において、実行部920bは、異常が検出されたと判断する場合にはスタータ駆動回路910が異常であることを表す異常フラグの値を「ON」とする(ステップS07)。次に、実行部920bは、スタータ駆動回路910が異常である旨を表示装置50が表示するよう制御装置100を制御する(ステップS08)。その後、実行部920bは、検査処理の実行を終了する。
ステップS06において、実行部920bは、異常が検出されなかったと判断する場合にはスタータ駆動回路910が正常であることを表す正常フラグの値を「ON」とする(ステップS09)。次に、実行部920bは、スタータ駆動回路910が正常である旨を表示装置50が表示するよう制御装置100を制御する(ステップS10)。その後、実行部920bは、検出処理の実行を終了する。
尚、図7において、ステップS01の処理が低電圧検出部922bを実現するための低電圧検出部処理の一例に相当し、ステップS02及びS03の処理が誤検査防止部922cを実現するための誤検査防止処理の一例に相当する。また、ステップS04からS07及びS09の処理が実検査部922aを実現するための実検査処理の一例に相当し、ステップS08及びS10の処理が表示制御部922dを実現するための表示制御処理の一例に相当する。
次に、図6(b)に戻り、制御部923の構成について説明を行う。図6(a)は、制御部923の一構成例を表す機能ブロック図である。
図6(b)に示す制御部923は、検査条件判定部923a、検査パタン提供部923b、エコラン制御部923f、及び禁止部923gを備える。
検査条件判定部923aは、実行部920bが検査条件判定処理を実行することで実現される。検査条件判定部923aは、取得部921が取得した信号に基づいて、検査前提条件が成立するか否かを判断する。ここで、検査前提条件は、エコラン制御によりエンジン40が停止する前であるという条件を含む。より具体的には、検査条件は、車両が停止しておらず、スタータ駆動回路910の異常を検出していないという条件を含む。具体例としては、検査条件判定部923aは、検査前提条件の成立を、取得部921が取得した信号で表される車速及びエンジン40の回転数に基づいて判定する。
検査パタン提供部923bは、実行部920bが検査パタン提供処理を実行することで実現される。検査パタン提供部923bは、検査前提条件が成立したと検査条件判定部923aが判定した場合に、予め記憶する上記の検査パタンを検査部922へ提供する(つまり、流す)。
エコラン制御部923fについて説明する前に、禁止部923gについて説明する。禁止部923gは、実行部920bが禁止処理を実行することで実現される。禁止部923gは、低電圧検出部923c、検査完了判定部923d、及びエコラン許否部923eで構成される。
低電圧検出部923cは、実行部920bが低電圧検出処理を実行することで実現される。低電圧検出部923cは、低電圧検出部922bとほぼ同様の機能を有する。より具体的に説明するために、制御装置900が図2(a)に示す構成である場合について説明する。この場合において、低電圧検出部922bは、検査部922の検査期間において継電器70の中継する電圧がスタータ駆動回路910の保証電圧を下回り、かつマイコン920の保証電圧を上回る所定範囲の電圧であるか否かを判断する。この構成によれば、継電器部70で中継された電圧が所定範囲の電圧である場合には、スタータ駆動回路910が正常に動作しないため、正常に動作する禁止部923gがスタータ駆動回路910の検査結果に関わらずエコラン制御の実行を禁止する。このため、印加電圧が所定範囲の電圧であっても、故障したスタータ駆動回路910を用いてエコラン制御することを防止できる。また、継電器部70によりスタータ駆動回路910とマイコン920との双方に中継される電圧が遮断されると、スタータ駆動回路910とマイコン920とにおける暗電流の発生を抑制して消費電力を軽減できる。
また、制御装置900が図2(b)に示す構成である場合を挙げて説明する。この場合には、低電圧検出部922bは、検査部922の検査期間において継電器器70の中継する電圧がスタータ駆動回路910の保証電圧を下回り、かつ蓄電池60の印加する電圧がマイコン920の保証電圧を上回るか否かを判断する。この構成によれば、継電器器70の中継する電圧がスタータ駆動回路910の保証電圧を下回り、かつ蓄電池60の印加する電圧が禁止部923gの保証電圧を上回ると、スタータ駆動回路910が正常に動作しない。このため、禁止部923gがスタータ駆動回路910の検査結果に関わらずエコラン制御を禁止する。よって、スタータ駆動回路910の印加電圧が保証電圧を下回っても、故障したスタータ駆動回路910を用いてエコラン制御することを防止できる。
検査完了判定部923dは、実行部920bが検査完了判定処理を実行することで実現される。検査完了判定部923dは、検査部922がスタータ駆動回路910の故障を検査し終えたか否かを判定する。ただし、検査完了判定部923dは、検査部922の検査期間において電圧が低下したと低電圧検出部923cが判定した場合には、実際に検査部922が故障検査を完了していても、検査が完了したと判定しない。この構成によれば、スタータ駆動回路910が正常に動作しない低電圧時には、故障の検査が完了したと判定しないため故障の誤検出を防止できる。
エコラン許否部923eは、実行部920bがエコラン許否処理を実行することで実現される。エコラン許否部923eは、検査完了判定部923dで故障の検査が完了したと判定するまで、エコラン制御の実行をエコラン制御部923fに対して禁止する。次に、エコラン許否部923eは、故障検査が完了したと検査完了判定部923dが判定すると、完了した故障検査の結果に基づいてエコラン制御の実行を許可又は禁止する。つまり、エコラン許否部923eは、検査部922がスタータ駆動回路910を検査する検査期間において、検査部923が備える検査無効化部922eが実検査部922aによる検査を無効化すると、エコラン制御の実行を禁止する。具体的には、エコラン許否部923eは、検査部922の検査期間において、スタータ駆動回路910の印加電圧が保証電圧を下回ったと低電圧検出部923cが判定する場合には、エコラン制御の実行を禁止し続ける。この構成によれば、検査期間において印加電圧がスタータ駆動回路910の保証電圧を下回るとエコラン制御の実行を禁止するため、電圧低下時においても故障したスタータ駆動回路910を用いてエコラン制御することを防止できる。尚、検査期間において低電圧が生じなかった場合には、エコラン許否部923eは、検査結果に基づいて検査部922がスタータ駆動回路910の故障を検出すると、エコラン制御の実行を許可せずに禁止する。
エコラン制御部923fは、実行部920bがエコラン制御処理を実行することで実現される。エコラン制御部923fは、エコラン許否部923eの許可又は禁止に従って、エコラン制御処理を実行する。具体的には、エコラン制御部923fは、取得部921が取得した信号に基づいて上記のエンジン停止条件が成立したと判定するとエンジン40を停止させると共に、上記のエンジン再始動条件が成立したと判定するとスタータ駆動回路910を制御してエンジン40を再始動させる。
次に、図8を参照して、制御部923を実現するための制御処理について説明を行う。尚、制御処理は、検査管理処理、エコラン許否処理、及び初期化処理を含む。検査管理処理は、実行部920bによる検査処理の実行を管理する処理である。また、エコラン許否処理は、検査処理の実行結果に基づいてエコラン制御の実行を許否する処理であり、初期化処理は、エコラン許否処理に用いる変数を初期化する処理である。図8(a)は、実行部920bが実行する検査管理処理の一例を表すフローチャートである。
先ず、実行部920bは、上記の様に、検査前提条件が成立したか否かを判定する(ステップS11)。実行部920bは、検査前提条件が成立したと判定する場合にはステップS12の処理を実行し、検査管理処理の実行を終了する。
ステップS11において、実行部920bは、検査前提条件が成立したと判定した場合には、検査期間において、スタータ駆動回路910が低電圧状態に陥ったか否かを判定する(ステップS12)。実行部920bは、スタータ駆動回路910が低電圧状態に陥ったと判定した場合にはステップS13の処理を、そうでない場合にはステップS14の処理を実行する。
ステップS12において、実行部920bは、スタータ駆動回路910が低電圧状態に陥ったと判定した場合には、検査部922に対する検査パタンの提供を中断する(ステップS13)。その後、実行部920bは、検査の完了を判断せずに、検査管理処理の実行を終了する。
ステップS12において、実行部920bは、スタータ駆動回路910が低電圧状態に陥らなかったと判定した場合には、検査部922に対して検査パタンを提供する(ステップS14)。次に、実行部920bは、検査部922による故障検査が完了したか否かを判定する(ステップS15)。実行部920bは、故障検査が完了したと判定した場合にはステップS16の処理を実行し、そうでない場合には検査管理処理の実行を終了する。
ステップS15において、実行部920bは、検査部922による故障検査が完了したと判定した場合には、故障検査の完了を表すよう検査完了フラグの値を「ON」とする(ステップS16)。その後、実行部920bは、検査管理処理の実行を終了する。
尚、図8(a)において、ステップS11の処理が検査条件判定部923aを実現するための検査条件判定処理の一例に相当し、ステップS12の処理が低電圧検出部923cを実現するための低電圧検出処理の一例に相当する。また、ステップS13及びS14の処理が検査パタン提供部923bを実現するための検査パタン提供処理の一例に相当し、ステップS15及びS16の処理が検査完了判定部923dを実現するための検査完了判定処理の一例に相当する。
次に、図8(b)を参照して、エコラン許否部923eを実現するためのエコラン許否処理について説明を行う。図8(b)は、実行部920bが実行するエコラン許否処理の一例を表すフローチャートである。
先ず、実行部920bは、故障検査が完了したか否かを判定する(ステップS21)。具体的には、実行部920bは、検査完了フラグが値「ON」である場合に、故障検査が完了したと判定する。実行部920bは、故障検査が完了と判定した場合にはステップS22の処理を、そうでない場合にはエコラン許否処理の実行を終了する。
ステップS21において、実行部920bは、故障検査が完了したと判定した場合には、検査の結果からスタータ駆動回路910に、例えば、故障等の異常が検出されたか否かを判定する(ステップS22)。実行部920bは、異常が検出されたと判定する場合にはステップS23の処理を、そうでない場合にはステップS24の処理を実行する。
ステップS22において、実行部920bは、異常が検出されたと判定した場合には、エコラン制御によるアイドリングストップ(以下単に、ISと表記する)を禁止する(ステップS23)。具体的には、実行部920bは、IS許可フラグの値を「OFF」にする。その後、実行部920bは、エコラン許否処理の実行を終了する。
ステップS22において、実行部920bは、異常が検出されなかったと判定した場合には、ISを許可する(ステップS24)。具体的には、実行部920bは、IS許可フラグの値を「ON」にする。その後、実行部920bは、エコラン許否処理の実行を終了する。
次に、図8(c)を参照して、実行部920bが実行する初期化処理について説明を行う。図8(c)は、実行部920bが実行する初期化処理の一例を表すフローチャートである。
先ず、実行部920bは、アイドリングストップを行っているIS状態であるか否かを判断する(ステップS31)。実行部920bは、IS状態でないと判断した場合には、初期化処理の実行を終了し、そうでない場合には、IS許可フラグ及び検査完了フラグを共に値「OFF」として初期化した後に、初期化処理の実行を終了する(ステップS32及びS33)。
本実施例において、エコラン制御部923fが制御手段の一例に相当し、実検査部922aが検査手段の一例に相当し、検査無効化部922eが検査無効化処理の一例に相当し、禁止部923gが禁止手段の一例に相当する。また、スタータ駆動回路910がスタータ駆動手段の一例に相当し、継電器70が電源スイッチの一例に相当する。
ここで、本件発明に係るエコラン制御方法は、制御装置900を用いて実施できる。
また、制御装置900が実行するプログラムは、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体に格納して配布したり、ネットワークを介して配信したりすることにより提供できる。
更に、制御装置900がソフトウェア処理を実行することで実現する機能の一部又は全部は、ハードウェア回路を用いて実現することができる。逆に、制御装置900がハードウェア回路を用いて実現する機能の一部又は全部は、ソフトウェア処理を実行することで実現することができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1…制御システム 10、20…検出装置
30…始動装置(スタータモータ) 40…エンジン
50…表示装置 60…蓄電池(バッテリ)
70…継電器(メインリレー) 80…継電器(リレー)
100…制御装置
900…制御装置(エコラン制御装置)
910…スタータ駆動回路(スタータ駆動手段)
920…マイコン 921…取得部
922…検査部 922a…実検査部(検査手段)
922b…低電圧検出部 922c…誤検査防止部
922d…表示制御部 922e…検査無効化部
923…制御部
923a…検査条件判定部 923b…検査パタン提供部
923c…低電圧検出部 923d…検査完了判定部
923e…エコラン許否部 923f…エコラン制御部(制御手段)
923g…禁止部(禁止手段)

Claims (6)

  1. 所定の停止条件に基づいてエンジンを停止させると共に、所定の再始動条件に基づいて前記エンジンを再始動させるエコラン制御を実行する制御手段と、前記エンジンを再始動させるスタータを駆動するスタータ駆動手段とを備えるエコラン制御装置であって、
    前記制御手段が前記エコラン制御によって前記エンジンを停止させる前に、前記スタータ駆動手段の動作を検査して故障を検査する検査手段と、
    前記スタータ駆動手段に供給される電源電圧が所定値以下となったことを検出すると、前記検査手段による検査を無効にする検査無効化手段と、
    前記検査手段によって前記スタータ駆動手段が故障していると判断された場合に、前記エコラン制御の実行を前記制御手段に対して禁止する禁止手段とを備え、
    前記禁止手段は、前記検査手段が前記スタータ駆動手段を検査する検査期間において、前記検査無効化手段が前記検査手段による検査を無効化したと判断した場合には、前記エコラン制御の実行を禁止することを特徴とするエコラン制御装置。
  2. 前記スタータ駆動手段は、電力を蓄積する蓄電池に対して所定条件によって接続状態が変化する電源スイッチを介して接続され、
    前記検査手段は、前記蓄電池に対して前記電源スイッチを介さずに接続されることを特徴とする請求項1に記載のエコラン制御装置。
  3. 前記禁止手段は、前記故障の検査が完了したと判定するまで、前記エコラン制御の実行を禁止し、
    前記検査無効化手段は、前記検査期間において前記スタータ駆動手段に供給される電源電圧が所定値以下になったことを検出すると、前記検査手段が前記故障の検査を終えた場合であっても、前記禁止手段によって前記故障の検査が完了したと判定されないようにすることによって検査を無効にすることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のエコラン制御装置。
  4. 前記禁止手段は、前記検査手段が前記故障の検査を完了するまで、前記エコラン制御の実行を禁止し、
    前記無効化手段は、前記検査期間において前記スタータ駆動手段に供給される電源電圧が所定値以下になったことを検出すると、前記検出手段に対して前記スタータ駆動手段の検査を行わせないことによって検査を無効にすることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のエコラン制御装置。
  5. 前記検査手段は、前記検査期間において、前記スタータ駆動手段を構成する回路を所定パタンで動作させ、
    前記検査無効化手段は、前記所定パタンによる動作を前記回路に行わせている間に、前記スタータ駆動手段に供給される電源電圧が所定値以下になったことを検出すると、検査を無効化することを特徴とする請求項3又は4のいずれかに記載のエコラン制御装置。
  6. 所定の停止条件に基づいてエンジンを停止させると共に、所定の再始動条件に基づいて前記エンジンを再始動させるエコラン制御を実行する制御ステップを備えるエコラン制御方法であって、
    前記制御ステップで前記エコラン制御によって前記エンジンを停止させる前に、前記エンジンを再始動させるスタータを駆動するスタータ駆動手段の動作を検査して故障を検査する検査ステップと、
    前記スタータ駆動手段に供給される電源電圧が所定値以下となると、前記検査手段による検査を無効にする検査無効化ステップと、
    前記検査ステップで前記スタータ駆動手段が故障していると判断された場合に、前記制御ステップにおける前記エコラン制御の実行を禁止する禁止ステップとを備え、
    前記禁止ステップは、前記検査ステップにおける前記スタータ駆動手段を検査する検査期間において、前記検査無効化ステップで前記検査手段による検査を無効化したと判断した場合には、前記エコラン制御の実行を禁止することを特徴とするエコラン制御方法。
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