JP2013185482A - スタータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの自動始動が実施不能になってしまうことを防止する。
【解決手段】ECU11が搭載された車両では、運転者がエンジン13を始動させるための始動用操作を行うと、リレー27がオンし、該リレー27を含むユーザ始動用回路64によりソレノイド23に通電されてスタータ15が動作するが、ユーザ始動用回路64とは別に、ソレノイド23に通電するリレー28を含んだ自動始動用回路67が設けられている。そして、ECU11のマイコン41は、エンジン13が自動停止された後、自動始動条件が成立すると、トランジスタT1をオンしてリレー28をオンさせることにより、自動始動用回路67にソレノイド23への通電を行わせてスタータ15を動作させるが、その回路67が正常に機能しないと判定した場合は、トランジスタT2,T3をオンしてリレー27をオンさせることにより、ユーザ始動用回路64にソレノイド23への通電を行わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のエンジン(内燃機関)を始動のためにクランキングするスタータの制御装置に関する。
近年、車両(自動車)においては、所定の自動停止条件が成立するとエンジンを自動的に停止させ、その後、所定の自動始動条件が成立するとエンジンを自動的に始動(いわば再始動)させるエンジン自動停止始動システム(一般にはアイドルストップ(またはアイドリングストップ)システムと呼ばれる)を備えたものが実用化されている(例えば、特許文献1参照)。
また、アイドルストップシステムを備えた車両(以下、アイドルストップシステム搭載車両という)においては、スタータに備えられた電気負荷に通電して該スタータを動作させる通電用回路を、並列的に2組設けることが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
一方の通電用回路は、アイドルストップシステム用ではなく、車両の運転者がエンジンを始動させるために行う始動用操作に応じて、エンジンを始動させるユーザ始動時に、前記電気負荷へ通電してスタータを動作させるユーザ始動用回路である。そして、他方の通電用回路が、アイドルストップシステム用であり、自動停止させたエンジンを自動的に始動させるときに、前記電気負荷へ通電してスタータを動作させる自動始動用回路である。尚、ユーザ始動用回路を自動始動用回路とは別に設けるのは、一般に、電源電圧が低くてもユーザ始動用回路によってユーザ始動が確実に行えるようにするためである。
特開2010−90874号公報
ところで、アイドルストップシステム搭載車両では、エンジンを自動停止させる前に、自動始動用回路が正常か否かを判定し、正常でない(異常である)と判定した場合には、エンジンの自動停止を実施しないようにすることが考えられる。エンジンを自動的に始動させることができなくなるからである。
しかし、エンジンを自動停止させてから自動始動用回路に異常が発生する可能性もある。このため、エンジンを自動停止させた後、自動始動用回路によってスタータを動作させることができない場合(即ち、エンジンの自動始動ができない場合)があり得る。そして、その場合、車両の運転者は、始動用操作を行ってエンジンを始動させるしかない。
そこで、本発明は、エンジンの自動始動が実施不能になってしまうことを防止することを目的としている。
本発明のスタータ制御装置が用いられる車両には、スタータと、第1通電手段と、自動停止手段と、第1通電手段とは別の第2通電手段とが備えられている。
スタータは、当該スタータに備えられた電気負荷に通電されることで動作して、車両のエンジンを始動させるために該エンジンをクランキングする。第1通電手段は、車両の運転者がエンジンを始動させるための始動用操作を行うと、スタータの電気負荷に通電することにより、スタータを動作させる。自動停止手段は、エンジンの運転中に所定の自動停止条件が成立すると、エンジンを停止させる。第2通電手段は、駆動信号が与えられると、前記電気負荷に通電することによりスタータを動作させる。
尚、始動用操作とは、運転者がエンジンを始動させるために行う手動の操作であり、例えば、イグニッションキーシリンダに挿入した車両のキーを捻ってスタート位置にする操作や、エンジン始動用のプッシュスイッチ(ボタン部が押されるとオンするスイッチ)をオンする操作などである。
そして、本発明のスタータ制御装置は、条件判定手段と、通常制御手段と、異常判定手段と、異常時制御手段とを備えている。
条件判定手段は、自動停止手段によりエンジンが停止された後、エンジンを自動的に始動させるための自動始動条件が成立したか否かを判定する。
そして、通常制御手段は、条件判定手段により自動始動条件が成立したと判定された場合に、第2通電手段に駆動信号を与えて該第2通電手段に前記電気負荷への通電を行わせることにより、スタータを動作させてエンジンを始動させる。
また、異常判定手段は、条件判定手段により自動始動条件が成立したと判定された場合に、第2通電手段が正常に機能するか否かを判定する。
そして、この異常判定手段により第2通電手段が正常に機能しないと判定されると、異常時制御手段が、第1通電手段に前記電気負荷への通電を行わせることにより、スタータを動作させてエンジンを始動させる。
つまり、このスタータ制御装置では、自動始動条件が成立してエンジンを自動的に始動させる際に、第2通電手段が正常に機能しない場合には、本来ならユーザ始動時に使用する方の第1通電手段に前記電気負荷への通電を行わせてスタータを動作させることにより、エンジンの自動始動を行うようになっている。
このため、例えばエンジンを自動停止させてから第2通電手段に異常が発生したりして、自動始動条件が成立したときに第2通電手段が異常であるという事態が起こっても、第1通電手段を使用してスタータを動作させることにより、エンジンを自動的に始動させることができる。つまり、エンジンの自動始動が実施不能になってしまうことを防止することができる。
特に、車両の運転者に始動用操作を行わせることなく、エンジンを始動させることができる。このため、自動始動条件のうち、運転者の行為以外で成立する条件(例えば、バッテリ電圧が所定値以下になったという条件や、ブレーキ負圧の絶対値が所定値以下になったという条件など)が成立した場合でも、運転者に意識させることなく、エンジンを自動的に始動させることができる。
第1実施形態のECUとそれの周辺機器とを表す構成図である。 自動停止制御処理を表すフローチャートである。 第1実施形態の自動始動制御処理を表すフローチャートである。 第1実施形態の作用を説明する第1の説明図である。 第1実施形態の作用を説明する第2の説明図である。 第1実施形態の作用を説明する第3の説明図である。 第2実施形態のECUとそれの周辺機器とを表す構成図である。 第2実施形態の自動始動制御処理を表すフローチャートである。 第3実施形態のECUとそれの周辺機器とを表す構成図である。 第3実施形態の自動始動制御処理を表すフローチャートである。
以下に、本発明が適用された実施形態のスタータ制御装置としての電子制御装置(以下、ECUという)について説明する。
[第1実施形態]
図1に示す第1実施形態のECU11は、車両のエンジン13を始動のためにクランキングするスタータ15の制御を行うが、エンジン13を自動的に停止させる制御と、その制御で停止させたエンジン13を自動的に始動させる制御も行う。また、ここでは、車両の変速機は自動変速機であるものとして説明する。
スタータ15は、エンジン13をクランキングさせる動力源となるモータ(スタータモータ)17と、モータ17により回転駆動されるピニオンギヤ19と、電源としてのバッテリ20からモータ17への通電経路に設けられたスイッチ21と、ピニオンギヤ19をエンジン13のリングギヤ14に噛み合う噛合位置に突出させると共に、スイッチ21をオンさせるためのソレノイド23とを備えている。尚、ソレノイドのコイルのことを、ソレノイドと称している。
ソレノイド23の一端はグランドラインに接続されている。そして、スタータ15においては、ソレノイド23の他端(上流側)に、バッテリ20のプラス端子の電圧であるバッテリ電圧VB(本実施形態では約12V)が印加されて該ソレノイド23に通電されると、そのソレノイド23の電磁力により、ピニオンギヤ19が当該スタータ15の外方向に突出してリングギヤ14との噛合位置に到達すると共に、スイッチ21がオンして(詳しくは、スイッチ21の一対の接点21a,21bが短絡して)、バッテリ20からモータ17への通電経路が連通する。すると、ピニオンギヤ19がリングギヤ14に噛み合った状態でモータ17が通電されることとなり、そのモータ17の回転力がピニオンギヤ19を介してリングギヤ14に伝わって、エンジン13がクランキングされる。
このように、スタータ15は、電気負荷としてのソレノイド23に通電されることで動作する(即ち、エンジン13をクランキングする)。一方、ソレノイド23に通電されなければ、スタータ15に備えられたバネなどの付勢部材(図示省略)の力により、ピニオンギヤ19はリングギヤ14と噛み合わない初期位置(図1に示す位置)に戻ると共に、スイッチ21もオフする。
また、車両において、ECU11の外部には、オンすることでソレノイド23の上流側にバッテリ電圧VBを印加して該ソレノイド23に電流を流す2つのリレー27,28が設けられている。
更に、車両において、ECU11の外部には、イグニッションキースイッチ(以下、キースイッチという)31と、インヒビタースイッチ33とが設けられている。
キースイッチ31は、運転席のイグニッションキーシリンダに設けられていると共に、アクセサリ電源端子35(ACC)と、イグニッション電源端子36(IG)と、スタート信号端子37(STA)とを備えている。
そして、キースイッチ31は、イグニッションキーシリンダに挿された車両のキーが、アクセサリ位置に捻り操作されると、バッテリ20のプラス端子をアクセサリ電源端子35に接続させ、上記キーが、イグニッション位置に捻り操作されると、バッテリ20のプラス端子をアクセサリ電源端子35とイグニッション電源端子36とに接続させ、上記キーが、スタート位置に捻り操作されると、バッテリ20のプラス端子をイグニッション電源端子36とスタート信号端子37とに接続させる。
また、インヒビタースイッチ33は、自動変速機のシフト位置がパーキングロックかニュートラルである場合にオンする。
そして、キースイッチ31のスタート信号端子37は、リレー27のコイル27aの一端(上流側)に接続されており、そのコイル27aの他端(下流側)は、インヒビタースイッチ33を介して、グランドラインに接続されるようになっている。
このため、車両の運転者が、自動変速機のシフト位置をパーキングロックかニュートラルにした状態で、イグニッションキーシリンダに挿されたキーをスタート位置に捻る、という始動用操作を行うと、キースイッチ31及びインヒビタースイッチ33を介してリレー27のコイル27aに電流が流れて、該リレー27がオンし(詳しくは、リレー27の接点が短絡し)、バッテリ20からソレノイド23への通電経路が連通して、スタータ15が動作する。
そして、スタータ15によりエンジン13がクランキングされると、エンジン13を制御する他の電子制御装置(以下、エンジンECUという)が、エンジン13のクランク軸の回転を検出して、エンジン13に対する燃料噴射と点火とを行うこととなり、その結果、エンジン13が完爆状態(始動が完了した運転状態であり、いわゆるエンジン13がかかった状態)になる。このように運転者の始動用操作に応じてエンジン13を始動させる場合が、ユーザ始動時である。尚、エンジン13がディーゼルエンジンであれば、点火は行われず、燃料噴射だけが行われる。また、エンジン13の制御もECU11が行うようになっていても良い。
一方、リレー28のコイル28aの一端にはバッテリ電圧VBが供給されており、そのコイル28aの他端である下流側は、ECU11により接地される(即ちグランドラインに接続される)ようになっている。
このため、コイル28aの下流側がECU11により接地されて該コイル28aに電流が流れると、リレー28がオンし(詳しくは、リレー28の接点が短絡し)、バッテリ20からソレノイド23への通電経路が連通して、スタータ15が動作する。
また、ECU11の端子40には、キースイッチ31のイグニッション電源端子36からバッテリ電圧VBが供給される。尚、以下の説明において、イグニッション電源端子36からECU11の端子40に供給されるバッテリ電圧VBを、バッテリ20のプラス端子の電圧と区別する場合には、そのバッテリ電圧の符号として「Vb」を用いる。
イグニッション電源端子36からのバッテリ電圧Vbは、車両におけるイグニッション電源としてのバッテリ電圧(別の言い方では、イグニッション系のバッテリ電圧)であり、ECU11は、そのバッテリ電圧Vbが端子40に外部電源電圧として供給されることにより、動作するようになっている。
また、図示は省略しているが、ECU11には、エンジン13の自動停止と自動始動を行うための情報信号として、例えば、ブレーキペダルが踏まれたことを検出するセンサからのブレーキ信号、アクセルペダルが踏まれたことを検出するセンサからのアクセル信号、車両の走行速度(車速)を検出するセンサからの車速信号、クランク軸センサやカム軸センサからの回転信号、ブレーキ負圧センサからの信号などが入力される。
次に、ECU11の構成について説明する。
ECU11は、各種処理を実行するマイコン41と、上記情報信号をマイコン41に入力させる入力回路43と、リレー28のコイル28aの下流側に接続された端子45と、リレー27のコイル27aの上流側に接続された端子47と、リレー27のコイル27aの下流側に接続された端子49と、端子45とグランドラインとの間に2つの出力端子が接続されたトランジスタT1と、当該ECU11内におけるバッテリ電圧Vbのラインと端子47との間に2つの出力端子が接続されたトランジスタT2と、端子49とグランドラインとの間に2つの出力端子が接続されたトランジスタT3とを備えている。
本実施形態において、トランジスタT1,T3は、例えばNチャネル型のMOSFETであり、トランジスタT2は、例えばPチャネル型のMOSFETである。そして、トランジスタT1は、それのドレインとソースが、端子45とグランドラインとの間に接続されており、同様に、トランジスタT3は、それのドレインとソースが、端子49とグランドラインとの間に接続されている。また、トランジスタT2は、それのソースとドレインが、バッテリ電圧Vbのラインと端子47との間に接続されている。
そして、トランジスタT1のゲートには、マイコン41からの制御信号SD1が入力され、同様に、トランジスタT3のゲートには、マイコン41からの制御信号SD3が入力されるようになっている。また、ECU11には、マイコン41からの制御信号SD2に応じてトランジスタT2のゲート電圧を0Vとバッテリ電圧Vbとに切り替えることにより該トランジスタT2をオンオフさせる駆動回路51が備えられている。
更に、ECU11は、異常検出用のモニタ回路53を備えている。
そのモニタ回路53は、トランジスタT1のドレイン及び端子45とグランドラインとの間に接続されたプルダウン用の抵抗54と、トランジスタT1のドレイン及び端子45に反転入力端子(−端子)が接続された比較器55と、端子40からのバッテリ電圧Vbを分圧し、その分圧した電圧(本実施形態では、例えばバッテリ電圧Vbを1/2にした電圧)を比較器55の非反転入力端子(+端子)に閾値電圧として入力させる2つの抵抗56,57と、一定の内部電源電圧VD(本実施形態では例えば5V)のラインと比較器55の出力端子との間に接続されたプルアップ用の抵抗58とを備えている。
そして、比較器55の出力が、モニタ信号SMとして、マイコン41に入力される。また、抵抗54の抵抗値は、コイル28aの抵抗値よりも十分に大きな値(例えば1000倍以上の値)に設定されている。
尚、内部電源電圧VDは、ECU11の内部において、電源回路60により、端子40からのバッテリ電圧Vbを降圧して生成される。そして、その内部電源電圧VDは、マイコン41を動作させるための電源電圧である。
また、図1において図示は省略しているが、ECU11において、バッテリ電圧Vbは、2つの抵抗により内部電源電圧VD以下に分圧され、その分圧された電圧がマイコン41に入力されるようになっている。そして、マイコン41は、その分圧された電圧を、内部のAD変換器でAD変換することにより、バッテリ電圧Vbの値(延いては、バッテリVBの値)を検出するようになっている。
以上のようなハードウェアを有するECU11では、マイコン41が制御信号SD1をアクティブレベル(本実施形態ではハイ)にしてトランジスタT1をオンさせれば、リレー28のコイル28aに電流(駆動電流)が流れて、リレー28がオンし、その結果、ソレノイド23に通電されてスタータ15が動作する。また、キースイッチ31及びインヒビタースイッチ33の状態に拘わらず、マイコン41が制御信号SD2と制御信号SD3との両方をアクティブレベル(本実施形態ではハイ)にしてトランジスタT2とトランジスタT3をオンさせれば、リレー27のコイル27aに電流が流れて、リレー27がオンし、その結果、ソレノイド23に通電されてスタータ15が動作する。
つまり、ECU11は、ユーザ始動時にオンするリレー27とは別のリレー28をオンさせることで、スタータ15を動作させることができ、更に、リレー27を強制的にオンさせてスタータ15を動作させることもできるようになっている。
一方、ECU11において、トランジスタT1がオフしている場合には、比較器55の反転入力端子の電圧が、上記閾値電圧(Vb/2)よりも大きいバッテリ電圧VBとなるため、比較器55からマイコン41へのモニタ信号SMがロー(0V)になる。
これに対して、トランジスタT1がオンしている場合、あるいは、トランジスタT1がオフしていても、バッテリ電圧VBのラインからリレー28のコイル28aを経由して端子45(詳しくは、トランジスタT1のドレインと抵抗54との接続点)に至るまでの経路であって、リレー28をオンさせるための駆動電流の経路(コイル28a自体も含む)が断線している場合には、比較器55の反転入力端子の電圧が上記閾値電圧よりも小さくなるため、モニタ信号SMがハイ(内部電源電圧VD)になる。
尚、本実施形態では、ソレノイド23の上流側に接続された通電用の配線が、分岐点61でリレー27側とリレー28側とに分岐している。そして、バッテリ電圧VBのラインからリレー27の接点に至る配線62と、リレー27の接点から上記分岐点61に至る配線63と、リレー27自体とが、ユーザ始動時においてソレノイド23に通電するための通電用回路(以下、ユーザ始動用回路という)64になっている。また、バッテリ電圧VBのラインからリレー28の接点に至る配線65と、リレー28の接点から上記分岐点61に至る配線66と、リレー28自体とが、エンジン13を自動的に始動させる場合(以下、自動始動時ともいう)にソレノイド23に通電するための通電用回路(即ち、ユーザ始動用回路64とは並列な通電用回路であり、以下、自動始動用回路という)67になっている。
次に、マイコン41が行う処理の内容について説明する。
マイコン41は、エンジン13の運転中(運転状態になっているとき)において、図2に示す自動停止制御処理を、例えば一定時間毎に実行する。
図2に示すように、マイコン41は、自動停止制御処理を開始すると、S102にて、所定の自動停止条件が成立したか否かを判定し、自動停止条件が成立していないと判定した場合には、そのまま当該自動停止制御処理を終了するが、自動停止条件が成立したと判定した場合には、S104に進む。
尚、自動停止条件の一例を挙げると、例えば、下記の全条件が満たされていることである。車速が所定値以下である。ブレーキペダルが踏まれている。アクセルペダルが踏まれていない。バッテリ電圧VBが所定値以上である。ブレーキ負圧の絶対値が所定値以上である。
そして、マイコン41は、S104では、エンジンECUに、エンジン停止指令を与えて、エンジン13への燃料噴射を停止させたり、エンジン13への吸気供給経路を遮断させることにより、エンジン13を自動的に停止させ、その後、当該自動停止制御処理を終了する。そして、このようにエンジン13が自動停止された状態が、アイドルストップ中である。
また、マイコン41は、アイドルストップ中において、図3に示す自動始動制御処理を、例えば一定時間毎に実行する。
図3に示すように、マイコン41は、自動始動制御処理を開始すると、まずS110にて、エンジン13を自動的に始動させるための自動始動条件が成立したか否かを判定し、自動始動条件が成立していないと判定した場合には、そのまま当該自動始動制御処理を終了するが、自動始動条件が成立したと判定した場合には、S120に進む。
尚、自動始動条件の一例を挙げると、例えば、下記の何れかの条件がある。ブレーキペダルが放された。アクセルペダルが踏まれた。バッテリ電圧VBが所定値以下になった。ブレーキ負圧の絶対値が所定値以下になった。
マイコン41は、S120では、比較器55からのモニタ信号SMがローであるか否かを判定する。尚、この時点において、マイコン41は、制御信号SD1をローにしているため、正常ならば、トランジスタT1はオフしており、モニタ信号SMはローになる。
そして、このS120にて、モニタ信号SMがローであると判定した場合には、前述したリレー28の駆動電流の経路に断線は生じておらず、リレー28をオンさせることができる(即ち、自動始動用回路67は正常に機能する)と判定して、S130に進む。
マイコン41は、S130では、スタータ15を動作させるために、制御信号SD1をハイにしてトランジスタT1をオンさせる。つまり、自動始動用回路67にスタータ15のソレノイド23への通電を行わせる。
そして、次のS140にて、エンジン13の始動が完了したか否かを判定する。具体的には、前述の回転信号から算出されるエンジン回転数に基づいて、エンジン13が完爆状態になったか否かを判定する。
このS140にて、エンジン13の始動が完了していないと判定したならば、S150に進み、上記S130で制御信号SD1をハイにしてからの経過時間が所定時間を超えたか否かを判定し、その経過時間が所定時間を超えていなければ、S140に戻る。
また、上記S140にて、エンジン13の始動が完了したと判定した場合には、S160に移行して、制御信号SD1をローにしてトランジスタT1をオフさせる。そして、その後、当該自動始動制御処理を終了する。
一方、上記S120にて、モニタ信号SMがローではない(ハイである)と判定した場合には、S130の処理を行うことなく、S180に進む。つまり、モニタ信号SMがハイであれば、リレー28の駆動電流の経路に断線が生じており、リレー28をオンさせることができない(即ち、自動始動用回路67は正常に機能しない)と判定して、制御信号SD1をハイにすることなくS180に進む。
また、S150にて、上記経過時間が所定時間を超えたと判定した場合には、自動始動用回路67にソレノイド23への通電を行わせてから所定時間以内にエンジン13を始動させることができなかったということであるため、自動始動用回路67が正常に機能しないと判定して、S170に移行する。そして、S170では、制御信号SD1をローにしてトランジスタT1をオフさせ、その後、S180に進む。つまり、この場合は、S120で自動始動用回路67は正常と判定したものの、実際には自動始動用回路67が正常に機能しなかったということである。例えば、自動始動用回路67の異常のうち、リレー28のオフ故障(コイル28aに通電されてもオンしない故障)や、配線65又は配線66の断線が発生していた場合には、上記S150からS170に移行して、S180に進むこととなる。
S180では、自動始動用回路67に異常が生じていることを、運転者に警告するための警告処理を行う。尚、警告処理としては、運転席から見えるところにある警告ランプを点灯させたり、表示装置にメッセージを表示させたりする処理が考えられる。
そして、次のS190にて、制御信号SD2をハイにしてトランジスタT2をオンさせ、続くS200にて、制御信号SD3をハイにしてトランジスタT3をオンさせる。つまり、自動始動用回路67ではなく、ユーザ始動用回路64に、ソレノイド23への通電を行わせてスタータ15を動作させる。
次に、S210にて、上記S140と同様に、エンジン13の始動が完了したか否かを判定する。
このS210にて、エンジン13の始動が完了していないと判定したならば、S220に進み、上記S200で制御信号SD3をハイにしてからの経過時間(つまり、ユーザ始動用回路64にソレノイド23への通電を行わせてからの経過時間)が所定時間を超えたか否かを判定し、その経過時間が所定時間を超えていなければ、S210に戻る。
また、S210にて、エンジン13の始動が完了したと判定した場合には、S230に進み、制御信号SD2をローにしてトランジスタT2をオフさせ、続くS240にて、制御信号SD3をローにしてトランジスタT3をオフさせる。そして、その後、当該自動始動制御処理を終了する。
一方、S220にて、上記経過時間が所定時間を超えたと判定した場合には、ユーザ始動用回路64にソレノイド23への通電を行わせてから所定時間以内にエンジン13を始動させることができなかったということであるため、ユーザ始動用回路64も正常に機能しないと判定して、S250に移行する。尚、このような場合は、極めて希であると考えられる。
そして、S250では、制御信号SD2をローにしてトランジスタT2をオフさせ、続くS260にて、制御信号SD3をローにしてトランジスタT3をオフさせる。
そして更に、次のS270にて、ユーザ始動用回路64に異常が生じていることを、運転者に警告するための警告処理を行い、その後、当該自動始動制御処理を終了する。尚、S270の警告処理としても、警告ランプを点灯させたり、表示装置にメッセージを表示させたりする処理が考えられる。
次に、以上のようなECU11の作用について説明する。
まず、アイドルストップ中に自動始動条件が成立した時点で、自動始動用回路67が正常である場合には、図4に示すように、モニタ信号SMがローになるため、図3のS120で「YES」と判定される。このため、図3のS130の処理により、トランジスタT1がオンされ、その結果、自動始動用回路67によりソレノイド23に通電されてスタータ15が動作する。そして、エンジン13の始動が完了すると(図3のS140:YES)、トランジスタT1がオフされる(図3のS160)。
このように、自動始動用回路67が正常であれば、その自動始動用回路67によってスタータ15が駆動され、エンジン13が始動される。
次に、アイドルストップ中に自動始動条件が成立した時点で、リレー28をオンさせるための駆動電流の経路が断線していた場合には、図5に示すように、モニタ信号SMがハイになるため、図3のS120で「NO」と判定される。このため、図3のS190,S200の処理により、トランジスタT2とトランジスタT3がオンされ、その結果、ユーザ始動用回路64によりソレノイド23に通電されてスタータ15が動作する。そして、エンジン13の始動が完了すると(図3のS210:YES)、トランジスタT2,T3がオフされる(図3のS230,S240)。
このように、自動始動用回路67が正常でなければ、ユーザ始動用回路64によってスタータ15が駆動され、エンジン13が始動される。
一方、アイドルストップ中に自動始動条件が成立した時点で、リレー28の駆動電流の経路は断線していないものの、リレー28のオフ故障や配線65又は配線66の断線が発生している場合には、図6に示すように、モニタ信号SMが、図4に示した正常時と同様にローになるため、図3のS120で「YES」と判定される。
このため、図3のS130の処理により、トランジスタT1がオンされるが、自動始動用回路67は機能しない(即ち、ソレノイド23に通電することができない)ため、スタータ15が動作せず、エンジン13は始動しない。
よって、図3のS130の処理が行われてから所定時間が経過すると、図3のS150で「YES」と判定され、その後は、図5に示した場合と同様に、図3のS190,S200の処理により、トランジスタT2,T3がオンされ、その結果、ユーザ始動用回路64によりソレノイド23に通電されてスタータ15が動作する。そして、エンジン13の始動が完了すると(図3のS210:YES)、トランジスタT2,T3がオフされる(図3のS230,S240)。
以上のようにECU11は、自動始動条件が成立してエンジン13を自動的に始動させる際に、自動始動用回路67が正常に機能しないと判定した場合には、ユーザ始動用回路64にソレノイド23への通電を行わせてスタータ15を動作させることにより、エンジン13の自動始動を行う。
このため、例えばエンジン13を自動停止させてから自動始動用回路67に異常が発生したりして、自動始動条件が成立したときに自動始動用回路67が異常であるという事態が起こっても、ユーザ始動用回路64を使用してスタータ15を動作させることにより、エンジン13を自動的に始動させることができる。よって、エンジン13の自動始動が実施不能になってしまうことを防止することができる。
特に、自動始動条件のうち、例えば、バッテリ電圧VBが所定値以下になったという条件や、ブレーキ負圧の絶対値が所定値以下になったという条件など、運転者の行為以外による条件が成立した場合でも、運転者に意識させることなく、エンジン13を自動的に始動させることができる。
また、ECU11は、自動始動条件が成立した場合に、自動始動用回路67にソレノイド23への通電を行わせて(S130)、その時点から所定時間以内にエンジン13を始動させることができたか否かを判定し(S140,S150)、所定時間以内にエンジン13を始動させることができない場合には(S150:YES)、自動始動用回路67が正常に機能しないと判定して、ユーザ始動用回路64にソレノイド23への通電を行わせるようになっている(S190,S200)。
このため、自動始動用回路67の異常のうち、図3のS120の判定では検出できない異常が発生していたとしても、エンジン13を自動的に始動させることができる。自動始動用回路67について、全ての種類の異常(故障モード)を確実に検出することは困難であるため、このように構成していることは非常に有効である。
また更に、ECU11は、自動始動用回路67にソレノイド23への通電を行わせる前に、図3のS120の判定により、自動始動用回路67が正常に機能するか否かを判定している。そして、そのS120の判定により、自動始動用回路67が正常に機能すると判定した場合には(S120:YES)、自動始動用回路67にソレノイド23への通電を行わせるが(S130)、自動始動用回路67が正常に機能しないと判定した場合には(S120:NO)、自動始動用回路67にソレノイド23への通電を行わせることなく、ユーザ始動用回路64にソレノイド23への通電を行わせるようになっている(S190,S200)。
このため、自動始動条件が成立したときに、自動始動用回路67の異常のうち、図3のS120の判定で検出可能な異常が発生していた場合には、ユーザ始動用回路64により、すぐにスタータ15を動作させることができる。具体的には、所定時間が経過するのを待つことなくスタータ15を動作させることができ、その結果、自動始動条件が成立してからエンジン13の始動が完了するまでの時間を短縮することができる。
尚、本第1実施形態では、トランジスタT1をオンしてリレー28のコイル28aに流す電流(リレー28の駆動電流)が、第2通電手段に与える駆動信号の一例に相当している。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明するが、第1実施形態と同一または類似の構成要素などについては、その第1実施形態で用いた符号と同じ符号を用いるため、詳細な説明は省略する。また、このことは、後述する他の実施形態についても同様である。
図7に示すように、第2実施形態のECU69は、第1実施形態のECU11と比較すると、ハードウェア面では下記の(1−1)〜(1−5)の点が異なっている。
(1−1)ECU69の外部において、リレー27のコイル27aの上流側は、バッテリ電圧VBのラインに接続されている。そして、コイル27aの下流側は、インヒビタースイッチ33に接続されることなく、ECU69の端子49に接続されている。
(1−2)ECU69の外部において、キースイッチ31のスタート信号端子37は、インヒビタースイッチ33を介して、ECU69の端子70に接続される。
このため、車両の運転者が、自動変速機のシフト位置をパーキングロックかニュートラルにした状態で、前述の始動用操作を行うと、バッテリ電圧VBが、キースイッチ31のスタート信号端子37からインヒビタースイッチ33を介して、ECU69の端子70に入力される。そして、その端子70に入力されるバッテリ電圧VBが、ユーザ始動信号SUSになっている。
(1−3)ECU69には、端子70とグランドラインとの間に接続されたプルダウン用の抵抗71と、端子70に一端が接続された抵抗72と、抵抗72の他端にアノードが接続されたダイオード73とが備えられている。そして、ダイオード73のカソードがトランジスタT3のゲートに接続されている。このため、トランジスタT3のゲートには、端子70に入力されるユーザ始動信号SUSが、抵抗72及びダイオード73を介して入力される。
(1−4)更に、ECU69には、ダイオード74が備えられており、そのダイオードのカソードは、ダイオード73のカソード及びトランジスタT3のゲートに接続されている。そして、マイコン41からの制御信号SD3が、ダイオード74のアノードに入力される。
(1−5)ECU69には、トランジスタT2、駆動回路51及び端子47がない。
以上の相違点により、第2実施形態のECU69では、車両の運転者が、自動変速機のシフト位置をパーキングロックかニュートラルにした状態で、前述の始動用操作を行うと、端子70からのユーザ始動信号SUSがトランジスタT3のゲートに供給されて、該トランジスタT3がオンする。すると、リレー27のコイル27aに電流が流れて、該リレー27がオンし、スタータ15が動作する。
また、キースイッチ31及びインヒビタースイッチ33の状態に拘わらず、マイコン41が制御信号SD3をハイにすれば、トランジスタT3がオンしてリレー27がオンし、スタータ15が動作する。
つまり、ECU69のマイコン41は、1つのトランジスタT3をオンすることで、リレー27を強制的にオンさせる(つまり、ユーザ始動用回路64にソレノイド23への通電を行わせる)ことができる。
このため、ECU69のマイコン41は、図3の自動始動制御処理に代えて、図8の自動始動制御処理を実行する。
図8の自動始動制御処理は、図3の自動始動制御処理と比較すると、トランジスタT2をオンオフさせるためのS190、S230及びS250が削除されており、その他については同じである。
以上のようなECU69によっても、第1実施形態のECU11と同様の効果が得られる上に、トランジスタT2を削除することができる。また、トランジスタT3も、元々、ユーザ始動時にリレー27をオンさせるためのトランジスタであるため、そのトランジスタT3も追加する必要がない。
[第3実施形態]
図9に示すように、第3実施形態のECU75は、第2実施形態のECU69と比較すると、ハードウェア面では下記の(2−1)〜(2−3)の点が異なっている。
(2−1)第3実施形態のECU75が設けられる車両には、スタータ15に代わるスタータ76が搭載されている。
スタータ76は、ピニオンギヤ19をリングギヤ14との噛合位置に移動させることと、モータ17を動作させること(モータ17への通電)とを、独立して行うことのできる独立制御型スタータである。
具体的に説明すると、スタータ76は、スタータ15と同様のモータ17、ピニオンギヤ19、スイッチ21及びソレノイド23に加えて、ソレノイド25を備えている。
そのソレノイド25の一端はグランドラインに接続されている。そして、ソレノイド25の他端である上流側にバッテリ電圧VBが印加されて該ソレノイド25に通電されると、そのソレノイド25の電磁力によりスイッチ21がオンして、バッテリ20からモータ17への通電経路が連通し、モータ17が動作する。
また、スタータ76においても、スタータ15と同様に、ソレノイド23の上流側にバッテリ電圧VBが印加されて該ソレノイド23に通電されると、そのソレノイド23の電磁力により、ピニオンギヤ19が噛合位置に突出する。
このように、ソレノイド23は、ピニオンギヤ19をリングギヤ14に噛み合わせるためのピニオン制御用ソレノイドであり、ソレノイド25は、スイッチ21をオンさせてモータ17を動作させるためのモータ制御用ソレノイドである。そして、スタータ76は、ソレノイド23とソレノイド25との両方に通電されることで動作する(即ち、エンジン13をクランキングする)こととなる。
(2−2)車両において、ECU75の外部には、オンすることでソレノイド25の上流側にバッテリ電圧VBを印加して該ソレノイド25に電流を流す2つのリレー29,30が設けられている。
リレー29のコイル29aの一端にはバッテリ電圧VBが供給されており、そのコイル29aの他端である下流側はECU75により接地されるようになっている。このため、コイル29aの下流側がECU75により接地されて該コイル29aに電流が流れると、リレー29がオンし(リレー29の接点が短絡し)、バッテリ20からソレノイド25への通電経路が連通して、モータ17が動作する。
同様に、リレー30のコイル30aの一端にもバッテリ電圧VBが供給されており、そのコイル30aの他端である下流側はECU75により接地されるようになっている。このため、コイル30aの下流側がECU75により接地されて該コイル30aに電流が流れると、リレー30がオンし(リレー30の接点が短絡し)、バッテリ20からソレノイド25への通電経路が連通して、モータ17が動作する。
ここで、本第3実施形態では、ソレノイド25の上流側に接続された通電用の配線が、分岐点77でリレー29側とリレー30側とに分岐している。そして、バッテリ電圧VBのラインからリレー29の接点に至る配線78と、リレー29の接点から上記分岐点77に至る配線79と、リレー29自体とが、ユーザ始動時においてソレノイド25に通電するための通電用回路であるユーザ始動用回路80になっている。また、バッテリ電圧VBのラインからリレー30の接点に至る配線81と、リレー30の接点から上記分岐点77に至る配線82と、リレー30自体とが、自動始動時においてソレノイド25に通電するための通電用回路である自動始動用回路83になっている。
尚、本第3実施形態においても、ソレノイド23の上流側には、2つのリレー27,28の何れかによってバッテリ電圧VBが印加される。
つまり、本第3実施形態では、ユーザ始動時には、リレー27を含むユーザ始動用回路64にソレノイド23への通電を行わせると共に、リレー29を含むユーザ始動用回路80にソレノイド25への通電を行わせることにより、スタータ76を動作させることとなる。また、自動始動時には、リレー28を含む自動始動用回路67にソレノイド23への通電を行わせると共に、リレー30を含む自動始動用回路83にソレノイド25への通電を行わせることにより、スタータ76を動作させることとなる。
(2−3)ECU75は、第2実施形態のECU69に備えられていた構成要素に加えて、リレー30のコイル30aの下流側に接続された端子84と、リレー29のコイル29aの下流側に接続された端子85と、端子84とグランドラインとの間に2つの出力端子が接続されたトランジスタT1mと、端子85とグランドラインとの間に2つの出力端子が接続されたトランジスタT3mと、ダイオード86と、遅延回路87と、異常検出用のモニタ回路88とを備えている。
本実施形態において、トランジスタT1m,T3mは、MOSFETである。そして、トランジスタT1mは、それのドレインとソースが、端子84とグランドラインとの間に接続されている。同様に、トランジスタT3mは、それのドレインとソースが、端子85とグランドラインとの間に接続されている。
このため、トランジスタT1mがオンすれば、リレー30のコイル30aに電流が流れて該リレー30がオンし、ソレノイド25に通電されてモータ17が動作する。また、トランジスタT3mがオンすれば、リレー29のコイル29aに電流が流れて該リレー29がオンし、ソレノイド25に通電されてモータ17が動作する。
更に、トランジスタT1mのゲートには、マイコン41からの制御信号SD1mが入力されるようになっている。また、トランジスタT3mのゲートには、マイコン41からの制御信号SD3mがダイオード86を介して入力されるようになっている。
尚、本第3実施形態では、第2実施形態のECU69と同じ構成要素のうち、トランジスタT1に該当するトランジスタの符号として「T1p」を用い、トランジスタT3に該当するトランジスタの符号として「T3p」を用いている。更に、マイコン41からトランジスタT1pをオンさせるために出力される制御信号の符号として「SD1p」を用い、マイコン41からトランジスタT3pをオンさせるために出力される制御信号の符号として「SD3p」を用い、モニタ回路53の比較器55からマイコン41に出力されるモニタ信号の符号として「SMp」を用いている。
一方、遅延回路87には、ECU75の端子70に入力されるユーザ始動信号SUSが、抵抗72を介して入力される。そして、遅延回路87は、入力されるユーザ始動信号SUSを、所定の遅延時間tdだけ遅延させて、ダイオード86のカソードとトランジスタT3mのゲートとの間の信号配線に出力する。尚、遅延回路87は、例えば、抵抗とコンデンサからなる積分回路を主要部として構成されるが、入力信号(ユーザ始動信号SUS)の0Vへの立ち下がり時においては、出力信号がすぐに0Vになるように構成されている。
このため、ECU75では、ユーザ始動時において、端子70にユーザ始動信号SUSが入力されると、まず、トランジスタT3pがオンして、リレー27がオンすることにより、スタータ76のピニオンギヤ19がリングギヤ14との噛合位置に移動する。そして、端子70にユーザ始動信号SUSが入力されてから遅延回路87による遅延時間tdが経過すると、トランジスタT3mがオンして、リレー29がオンすることより、スタータ76のモータ17が動作する。すると、その時点からスタータ76が動作することとなり、該スタータ76によりエンジン13がクランキングされる。このように、ピニオンギヤ19をリングギヤ14に噛み合わせてからモータ17を動作させるようにしているのは、ピニオンギヤ19とリングギヤ14との摩耗を抑制するためである。
また、モニタ回路88は、モニタ回路53と同様の回路である。即ち、モニタ回路88は、トランジスタT1mのドレイン及び端子84とグランドラインとの間に接続されたプルダウン用の抵抗89と、トランジスタT1mのドレイン及び端子84に反転入力端子が接続された比較器90と、端子40からのバッテリ電圧Vbを分圧し、その分圧した電圧(本実施形態では、例えばバッテリ電圧Vbを1/2にした電圧)を比較器90の非反転入力端子に閾値電圧として入力させる2つの抵抗91,92と、内部電源電圧VDのラインと比較器90の出力端子との間に接続されたプルアップ用の抵抗93とを備えている。
そして、比較器90の出力が、モニタ信号SMmとして、マイコン41に入力される。また、抵抗89の抵抗値は、抵抗54と同様に、コイル30aの抵抗値よりも十分に大きな値(例えば1000倍以上の値)に設定されている。
このようなモニタ回路88では、トランジスタT1mがオフしている場合には、比較器90の反転入力端子の電圧が、非反転入力端子への閾値電圧(Vb/2)よりも大きいバッテリ電圧VBとなるため、比較器90からマイコン41へのモニタ信号SMmがロー(0V)になる。また、トランジスタT1mがオンしている場合、あるいは、トランジスタT1mがオフしていても、バッテリ電圧VBのラインからリレー30のコイル30aを経由して端子84(詳しくは、トランジスタT1mのドレインと抵抗89との接続点)に至るまでの経路であって、リレー30をオンさせるための駆動電流の経路(コイル30a自体も含む)が断線している場合には、比較器90の反転入力端子の電圧が上記閾値電圧よりも小さくなるため、モニタ信号SMmがハイ(内部電源電圧VD)になる。
以上のようなハードウェアを有するECU75では、マイコン41が制御信号SD1pと制御信号SD1mをハイにすると、トランジスタT1pとトランジスタT1mがオンして、リレー28とリレー30がオンし、ソレノイド23とソレノイド25に通電されてスタータ76が動作する。また、キースイッチ31及びインヒビタースイッチ33の状態に拘わらず、マイコン41が制御信号SD3pと制御信号SD3mをハイにすると、トランジスタT3pとトランジスタT3mがオンして、リレー27とリレー29がオンし、ソレノイド23とソレノイド25に通電されてスタータ76が動作する。
つまり、ECU75は、ユーザ始動時にオンするリレー27,29とは別のリレー28,30をオンさせることで、スタータ76を動作させることができ、更に、リレー27,29を強制的にオンさせてスタータ76を動作させることもできるようになっている。
このため、ECU75のマイコン41は、第2実施形態と比較すると、図8の自動始動制御処理に代えて、図10の自動始動制御処理を実行する。
そして、図10の自動始動制御処理は、図8の自動始動制御処理と比較すると、下記の(3−1)〜(3−8)の点が異なっている。
(3−1)S120に代えて、S125が設けられており、S130に代えて、S133,S135,S137が設けられている。
そして、S125では、比較器55からのモニタ信号SMpと、比較器90からのモニタ信号SMmとが、両方共にローであるか否かを判定する。尚、この時点において、マイコン41は、制御信号SD1p,SD1mをローにしているため、正常ならば、モニタ信号SMp,SMmはローになる。
このS125にて、モニタ信号SMp,SMmが両方共にローであると判定した場合には、リレー28の駆動電流の経路とリレー30の駆動電流の経路とに断線は生じておらず、リレー28とリレー30をオンさせることができる(即ち、自動始動用回路67と自動始動用回路83は正常に機能する)と判定して、S133に進む。
S133では、制御信号SD1pをハイにしてトランジスタT1pをオンさせることにより、自動始動用回路67にソレノイド23への通電を行わせる。そして、次のS135にて、遅延回路87による遅延時間tdと同じ遅延時間tdだけ待ち、次のS137にて、制御信号SD1mをハイにしてトランジスタT1mをオンさせることにより、自動始動用回路83にソレノイド25への通電を行わせる。すると、正常ならば、スタータ76によるエンジン13のクランキングが開始されるため、S140に進んで、エンジン13の始動が完了したか否かを判定する。つまり、S133〜S137では、ユーザ始動時と同様に、ピニオンギヤ19をリングギヤ14に噛み合わせてからモータ17を動作させている。
一方、S125にて、モニタ信号SMp,SMmの少なくとも一方がローではない(ハイである)と判定した場合には、リレー28,30の何れかをオンさせることができない(即ち、自動始動用回路67,83の何れかは正常に機能しない)と判定して、制御信号SD1p,SD1mをハイにすることなく、S180に移行する。
(3−2)S160に代えて、S163,S165が設けられている。
つまり、S140でエンジン13の始動が完了したと判定した場合には、S163に移行し、制御信号SD1mをローにしてトランジスタT1mをオフさせ、更に次のS165にて、制御信号SD1pをローにしてトランジスタT1pをオフさせる。そして、その後、当該自動始動制御処理を終了する。
(3−3)S150では、S137で制御信号SD1mをハイにしてからの経過時間が所定時間を超えたか否かを判定する。
(3−4)S170に代えて、S173,S175が設けられている。
つまり、S150で上記経過時間が所定時間を超えたと判定した場合には、自動始動用回路67,83にソレノイド23,25への通電を行わせてから所定時間以内にエンジン13を始動させることができなかったということであるため、自動始動用回路67,83の何れかが正常に機能しないと判定して、S173に移行する。
そして、S173にて、制御信号SD1mをローにし、次のS165にて、制御信号SD1pをローにした後、S180に進む。尚、この場合は、S125で自動始動用回路67,83は正常と判定したものの、実際には自動始動用回路67,83の何れかが正常に機能しなかったということである。
(3−5)S200に代えて、S203,S205,S207が設けられている。
そして、S203では、制御信号SD3pをハイにしてトランジスタT3pをオンさせ、次のS205にて、遅延回路87による遅延時間tdと同じ遅延時間tdだけ待ち、次のS207にて、制御信号SD3mをハイにしてトランジスタT3mをオンさせる。
つまり、S203〜S207では、自動始動用回路67,83ではなく、ユーザ始動用回路64,80にソレノイド23,25への通電を行わせてスタータ76を動作させる。また、この場合も、ピニオンギヤ19をリングギヤ14に噛み合わせてからモータ17を動作させている。
(3−6)S240に代えて、S243,S245が設けられている。
つまり、S210でエンジン13の始動が完了したと判定した場合には、S243に移行し、制御信号SD3mをローにしてトランジスタT3mをオフさせ、更に次のS245にて、制御信号SD3pをローにしてトランジスタT3pをオフさせる。そして、その後、当該自動始動制御処理を終了する。
(3−7)S220では、S207で制御信号SD3mをハイにしてからの経過時間が所定時間を超えたか否かを判定する。
(3−8)S260に代えて、S263,S265が設けられている。
つまり、S220で上記経過時間が所定時間を超えたと判定した場合には、ユーザ始動用回路64,80にソレノイド23,25への通電を行わせてから所定時間以内にエンジン13を始動させることができなかったということであるため、ユーザ始動用回路64,80の何れかも正常に機能しないと判定して、S263に移行する。
そして、S263にて、制御信号SD3mをローにし、次のS265にて、制御信号SD3pをローにした後、S270に進む。
以上のような第3実施形態では、制御対象のスタータ76が独立制御型スタータであるため、そのスタータ76を動作させるための電気負荷として、ソレノイド23とソレノイド25とがある。そして、ソレノイド23に対して、ユーザ始動用回路64と自動始動用回路67とがあり、ソレノイド25に対しても、ユーザ始動用回路80と自動始動用回路83とがある。このため、ECU75のマイコン41は、図10のS133,S137では、自動始動用回路67,83の各々にソレノイド23,25への通電を行わせることで、スタータ76を動作させ、図10のS203,S207では、ユーザ始動用回路64,80の各々にソレノイド23,25への通電を行わせることで、スタータ76を動作させている。
そして、以上のような第3実施形態のECU75によれば、制御対象のスタータ76が独立制御型スタータであっても、第2実施形態のECU69と同様の効果が得られる。このECU75において、トランジスタT3p,T3mは、元々、ユーザ始動時にリレー27,29をオンさせるためのトランジスタであるため、追加する必要がないものである。
尚、本第3実施形態では、トランジスタT1pをオンしてリレー28のコイル28aに流す電流(リレー28の駆動電流)と、トランジスタT1mをオンしてリレー30のコイル30aに流す電流(リレー30の駆動電流)とが、第2通電手段に与える駆動信号の一例に相当している。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、図2の自動停止制御処理は、上記各実施形態のECU11,69,75とは別の装置が行うようになっていても良い。
また、第1実施形態又は第2実施形態において、ユーザ始動用回路64と自動始動用回路67の一部又は全部がECU11,69の中に構成されていても良い。同様に、第3実施形態において、ユーザ始動用回路64,80と自動始動用回路67,83の一部又は全部がECU75の中に構成されていても良い。また、リレー27,28,29,30の代わりに、半導体からなるスイッチング素子が用いられても良い。
11,69,75…ECU、13…エンジン、15,76…スタータ、23,25…ソレノイド、41…マイコン、64,80…ユーザ始動用回路、67,83…自動始動用回路

Claims (4)

  1. 駆動用の電気負荷(23,25)を有し、該電気負荷に通電されることで動作して、車両のエンジン(13)を始動させるために該エンジンをクランキングするスタータ(15,76)と、
    前記車両の運転者が前記エンジンを始動させるための始動用操作を行うと、前記電気負荷に通電することにより前記スタータを動作させる第1通電手段(64,80)と、
    前記エンジンの運転中に所定の自動停止条件が成立すると前記エンジンを停止させる自動停止手段(41,S102,S104)と、
    前記第1通電手段とは別に設けられ、駆動信号が与えられると、前記電気負荷に通電することにより前記スタータを動作させる第2通電手段(67,83)と、
    を備えた前記車両に用いられ、前記スタータを制御するスタータ制御装置(11,69,75)であって、
    前記自動停止手段により前記エンジンが停止された後、前記エンジンを自動的に始動させるための自動始動条件が成立したか否かを判定する条件判定手段(41,S110)と、
    前記条件判定手段により前記自動始動条件が成立したと判定された場合に、前記第2通電手段に前記駆動信号を与えて該第2通電手段に前記電気負荷への通電を行わせることにより、前記スタータを動作させて前記エンジンを始動させる通常制御手段(41,S130,S133,S137)と、
    前記条件判定手段により前記自動始動条件が成立したと判定された場合に、前記第2通電手段が正常に機能するか否かを判定する異常判定手段(41,S120,S125,S140,S150)と、
    前記異常判定手段により前記第2通電手段が正常に機能しないと判定されると、前記第1通電手段に前記電気負荷への通電を行わせることにより、前記スタータを動作させて前記エンジンを始動させる異常時制御手段(41,S190,S200,S203,S207)と、
    を備えていることを特徴とするスタータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のスタータ制御装置において、
    前記異常判定手段(41,S140,S150)は、
    前記通常制御手段が前記第2通電手段に前記電気負荷への通電を行わせてから所定時間以内に前記エンジンを始動させることができたか否かを判定し、前記所定時間以内に前記エンジンを始動させることができない場合に、前記第2通電手段が正常に機能しないと判定して、前記異常時制御手段を動作させること、
    を特徴とするスタータ制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のスタータ制御装置において、
    前記異常判定手段(41,S120)は、
    前記通常制御手段が動作を開始する前に、前記第2通電手段が正常に機能するか否かを判定し、前記第2通電手段が正常に機能すると判定した場合には、前記通常制御手段を動作させ、前記第2通電手段が正常に機能しないと判定した場合には、前記通常制御手段を動作させずに前記異常時制御手段を動作させること、
    を特徴とするスタータ制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のスタータ制御装置において、
    前記電気負荷(23,25)は複数あると共に、その複数の電気負荷(23,25)の各々に対して、前記第1通電手段(64,80)と前記第2通電手段(67,83)とがあり、
    前記通常制御手段(41,S133,S137)は、前記複数の各電気負荷に対応する前記第2通電手段(67,83)の各々に前記電気負荷への通電を行わせることにより、前記スタータを動作させ、
    前記異常時制御手段(41,S203,S207)も、前記複数の各電気負荷に対応する前記第1通電手段(64,80)の各々に前記電気負荷への通電を行わせることにより、前記スタータを動作させること、
    を特徴とするスタータ制御装置。
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