JP2015174552A - バッテリ残容量監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリの状態を検出するバッテリセンサ等が車両のイグニッションオン時のみ通信可能な通信ネットワーク上に属する場合に、車両のイグニッションオフ時に通信可能な他の通信ネットワーク上において、車両のイグニッションオフ時であっても、バッテリの状態を監視することが可能なバッテリ残容量監視装置を提供すること。【解決手段】車両のイグニッションオン時のみ通信可能なIG系ネットワーク上に属し、バッテリの残容量を監視するバッテリセンサと、前記IG系ネットワークとは異なる他のネットワーク上のとを備え、前記バッテリセンサは、前記バッテリの残容量を監視した結果に応じて、前記IG系ネットワーク上のバス電圧を変更し、前記ECUは、前記IG系ネットワーク上のバス電圧に基づいて、前記バッテリの残容量に関する情報を取得することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリ残容量監視装置に関する。
従来、エンジン停止時のバッテリ電圧とスレッシュホールド電圧を比較し、バッテリ電圧がスレッシュホールド電圧以下となると、負荷装置への電源供給を停止することで、車両の駐車時におけるバッテリ上がり等を防止する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開平11−334496号公報
しかしながら、バッテリ電圧等のバッテリ状態を検出する手段(例えば、バッテリセンサ等)は、設計上、車両のイグニッションオン時のみ通信可能な通信ネットワーク上に配置される場合がある。この場合、バッテリセンサは、車両のイグニッションオフ時(駐車時)に通信が制限されるため、他の通信ネットワーク上のECU等が車両のイグニッションオフ時にバッテリの状態を把握することができない場合がありうる。その結果、他の通信ネットワーク上のECU等により制御される負荷装置がバッテリの状態に関わらず電力消費を継続することで、バッテリ上がり等の問題が生じるおそれがある。
そこで、上記課題に鑑み、バッテリの状態を検出するバッテリセンサ等が車両のイグニッションオン時のみ通信可能な通信ネットワーク上に属する場合に、車両のイグニッションオフ時に通信可能な他の通信ネットワークにおいて、車両のイグニッションオフ時であっても、バッテリの状態を監視することが可能なバッテリ残容量監視装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、一実施形態において、バッテリ残容量監視装置は、
車両のイグニッションオン時のみ通信可能なIG系ネットワーク上に属し、バッテリの残容量を監視するバッテリセンサと、
前記IG系ネットワークとは異なる他のネットワーク上のECUとを備え、
前記バッテリセンサは、
前記バッテリの残容量を監視した結果に応じて、前記IG系ネットワーク上のバス電圧を変更し、
前記ECUは、
前記IG系ネットワーク上のバス電圧に基づいて、前記バッテリの残容量に関する情報を取得することを特徴とする。
本実施の形態によれば、バッテリの状態を検出するバッテリセンサ等が車両のイグニッションオン時のみ通信可能な通信ネットワーク上に属する場合に、車両のイグニッションオフ時に通信可能な他の通信ネットワークにおいて、車両のイグニッションオフ時であっても、バッテリの状態を監視することが可能なバッテリ残容量監視装置を提供することができる。
一実施形態に係るバッテリ残容量監視装置1の構成の一例を示すブロック図である。 バッテリセンサ及びECU(信号検知部)の具体構成の一例を示す図である。 バッテリから負荷への電力供給経路に設けられたリレーを示す図である。 LIN3上に属するバッテリセンサにより検出されたバッテリの残容量に関する情報をECU20に伝達する手法の一例を説明する図である。 イグニッションオフ時(車両の駐車時)におけるバッテリセンサ15の動作の一例を示すフローチャートである。 イグニッションオフ時(車両の駐車時)におけるECU20の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るバッテリ残容量監視装置1の構成の一例を示すブロック図である。バッテリ残容量監視装置1は、車両に搭載され、当該車両のバッテリ(不図示)の残容量(バッテリの電圧、電流を含む)を監視する。なお、バッテリは、車載装置(電装品)に電力供給を行う蓄電装置であり、例えば、エンジンの動力により駆動されるオルタネータ(発電機)により発電された電力で充電される。
バッテリ残容量監視装置1は、ECU10、バッテリセンサ15、ECU16、ECU20、負荷25等を含む。
ECU10、バッテリセンサ15及びECU16等は、車載通信ネットワークとしてのLIN(Local Interconnect Network)3により通信可能に接続される。具体的には、LIN3上において、ECU10をマスターノードとして、ECU10からの送信要求(トークン)に応じて、バッテリセンサ15、ECU16からの信号(情報)が送信される。また、LIN3上において、ECU10は、バッテリセンサ15、ECU16等に制御信号等を送信する。また、後述するように、ECU10は、当該車両のイグニッションオン時のみ作動するため、LIN3もイグニッションオン時のみ通信可能に構成される。以下、LIN3のように、当該車両のイグニッションオン時のみ通信可能な通信ネットワークを「IG系ネットワーク」と呼ぶ場合がある。
なお、車両のイグニッションオン、及びイグニッションオフは、当該車両のエンジン始動、及び停止のみではなく、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等における車両の起動、及び停止(Ready−ON及びReady−OFF)等も含む意味で使用する。
ECU10は、上述したとおり、バッテリセンサ15が属する車載ネットワーク(LIN3)におけるマスターノードとしての電子制御ユニットであり、具体的には、当該車両の駆動力源であるエンジンを制御する電子制御ユニットであってよい。例えば、マイクロコンピュータにより構成されてよく、ROMに格納された各種プログラムをCPU上で実行することにより後述する各種制御処理を実行してよい。具体的には、アクセル開度、車速、クランク角、カム角、エンジン回転数等に基づいて、エンジンの燃料インジェクタ(燃料噴射時期、量等)、点火プラグ(点火時期等)、吸排気バルブ(開閉時期等)等を制御してよい。
また、ECU10は、アイドルストップ動作におけるエンジン停止又はエンジン始動の制御を実行してよい。例えば、所定のエンジン停止条件(アイドルストップ条件)を満足した場合、エンジンを停止させ、所定のエンジン始動条件(アイドルストップ再始動条件)を満足した場合、エンジンを始動(再始動)させてよい。この際、ECU10は、所定のエンジン停止条件に含まれるバッテリの状態に関する条件(例えば、バッテリのSOC(State Of Charge;残容量)が所定以上であるか否か)を満足するか否かを判定する。そのため、ECU10は、LIN3を介してバッテリセンサ15からバッテリの残容量(SOC)に関する情報(バッテリ残容量情報)を取得する。
なお、ECU10は、上述したとおり、エンジンの制御を目的とし、当該車両のイグニッションオン時のみ作動する。
バッテリセンサ15は、バッテリの状態(電流、電圧、温度、SOC、等)を検出する状態検出手段である。例えば、バッテリ端子付近に配備され、バッテリの電流、電圧(OCV(Open Circuit Voltage))、温度等を検出する。そして、検出されたバッテリの電流、電圧、温度等に基づいて、内部の演算部(例えば、マイクロコンピュータにより構成される)によりSOCを算出する。当該車両のイグニッションオン時において、バッテリセンサ15は、算出したSOCを含むバッテリ残容量情報をLIN3を介してECU10に送信する。なお、バッテリの電流は、シャント抵抗等の任意の手段により検出されてよい。また、バッテリの温度は、サーミスタ等の任意の手段により検出されてよい。また、バッテリのSOCは、既知の算出手法(例えば、バッテリの内部抵抗とSOCの関係に基づき算出する方法、OCVとSOCの関係から算出する方法、バッテリの満充電からの電流積算量により算出する方法等)により算出されてよい。
また、バッテリセンサ15は、当該車両のイグニッションオフ時において、バッテリの残容量が所定の閾値TH以下の場合、バッテリ残容量低下信号をECU20に出力する。具体的には、当該車両のイグニッションオフ時において、一定に維持されているLIN3のバス電圧を変更する。LIN3は、上述したとおり、当該車両のイグニッションオン時のみ通信可能であり、イグニッションオフ時において、バス電圧は、「レセシブ」に対応する電圧(例えば、バッテリの電圧)に維持されている。そのため、該バス電圧を変更することでバッテリの残容量が低下していることをECU20に伝達することができる。例えば、図2に示すように、バッテリセンサ15に含まれるオープンコレクタのLINトランシーバのトランジスタTrをONにし、接地することにより、所定時間、LIN3のバス電圧を「ドミナント」に対応する電圧(0V)に変更してよい。なお、バッテリセンサ15は、イグニッションオフ時においても定期的(例えば、1分毎)に起動(ウェイクアップ)し、バッテリの状態を検出可能に構成される。
なお、LIN3のバスは、バッテリの電源を使用し、通信における論理レベルとして「ドミナント(対応する電圧レベルは、例えば、グランド(0V))」と「レセシブ(対応する電圧レベルは、バッテリの電圧)」を有する。
ECU16は、ECU10配下の電子制御ユニットの例示である。ECU16は、ECU10により制御される負荷(オルタネータ、エアコンインバータ、グリルシャッター等)を直接駆動する電子制御ユニットであり、例えば、オルタネータ制御ECU、エアコンインバータ制御ECU、グリルシャッター制御ECU等であってよい。ECU10は、LIN3を通じて、ECU16に制御信号を送信し、ECU16は、当該制御信号に応じて、負荷を直接駆動する。なお、ECU16は、ECU10をマスターノードとする車載ネットワークとしてのLIN3におけるスレーブノードである。
ECU20は、バッテリからの電力供給により駆動する負荷25を制御する電子制御ユニットである。ECU20は、信号検出部21、制御部22等を含む。
信号検出部21は、LIN3のバスと接続線23により接続され、上述したバッテリ残容量低下信号を検出する。具体的には、当該車両のイグニッションオフ時において、バッテリの残容量が閾値TH以下になったことをトリガーにして、バッテリセンサ15によりLIN3のバス電圧が変更された際に、信号検出部21は、バス電圧の当該変更を検出可能に構成される。また、信号検出部21は、バッテリ残容量低下信号、即ち、バッテリセンサ15によるバス電圧の変更を検出した場合、対応した出力信号を制御部22に出力する。信号検出部21は、例えば、図2に示すようにコンパレータComp等を含む電子回路として構成されてよい。具体的には、コンパレータCompの一方の入力にプルアップ抵抗を介してLIN3のバスが接続線23を介して接続され、他方の入力にバッテリの電圧(12V)を抵抗R1、R2(例えば、共に10kΩ)で分圧した基準電圧(6V)が接続されてよい。これにより、基準電圧6Vを基準にして、LIN3のバス電圧がドミナントに対応するバッテリの電圧(12V)の場合とレセシブに対応するグランド(0V)の場合とで、コンパレータCompの出力が切り替わるため、当該出力に基づいて、バス電圧の変更を検出することができる。
制御部22は、負荷25を制御する制御手段である。例えば、マイクロコンピュータにより構成されてよく、ROMに格納された各種プログラムをCPU上で実行することにより各種制御処理を実行してよい。具体的には、当該車両のイグニッションオフ時においても作動可能に構成される負荷25を制御するため、イグニッションオフ時においても負荷25の制御を実行する。また、その際、上述したバッテリ残容量低下信号に対応する信号検出部21からの出力信号を受信すると、負荷25の省電力制御を実行してよい。例えば、図3に示すように、負荷25に含まれるルームランプやヘッドランプ等に対して、ECU20は、省電力制御として、バッテリからルームランプやヘッドランプへの電力供給経路に設けられるリレー24を遮断してよい。即ち、負荷25に含まれる特定の負荷であって、イグニッションオフ時において、バッテリからの電力供給により作動する特定の負荷への電力供給を遮断してよい。また、負荷25にスマートエントリーシステムにおける車室外送信機が含まれる場合、ECU20は、省電力制御として、イグニッションオフ時における車室外送信機からのポーリング信号の送信周期を通常よりも長くしてよい。これにより、当該車両のイグニッションオフ時における負荷25による電力消費を低減させ、バッテリからの電力供給により駆動する負荷25の電力消費によるバッテリ上がり等を防止することができる。
また、ECU10とECU20は、当該車両に搭載される各種ECU間の通信ネットワークとしてのCAN(Controller Area Network)を介して相互に通信可能に構成される。
なお、図1に示すECU20から負荷25への点線矢印は、ECU20により負荷25が制御されることを示すが、制御態様は任意であってよい。例えば、ECU20と負荷25とは、CANやLIN等の車載ネットワークにより接続され、当該車載ネットワークを介して、負荷25の制御が実行されてもよい。また、ECU20がバッテリから負荷25への電力供給の有無を制御する場合、車載ネットワークによる接続は必須でない。即ち、図3に示したように、ECU20は、バッテリから負荷25への電力供給経路に設けられたリレー内のコイルへの通電のON/OFFを実行することが可能に構成されればよい。
次に、バッテリセンサ15により検出されたバッテリの残容量に関する情報(バッテリ残容量情報、バッテリ残容量低下信号)等をECU20に伝達する手法について、図2を用いて説明をする。
図4は、LIN3上に属するバッテリセンサ15により検出されたバッテリの残容量に関する情報をECU20に伝達する手法の一例を説明する図である。図4(a)は、当該車両のイグニッションオン時において、バッテリセンサ15から出力されたバッテリの残容量に関する情報(バッテリ残容量情報)をECU20に伝達する手法を説明する図である。また、図4(b)は、当該車両のイグニッションオフ時において、バッテリセンサ15から出力されたバッテリの残容量に関する情報(バッテリ残容量低下信号)をECU20に伝達する手法を説明する図である。
図4(a)を参照するに、当該車両のイグニッションオン時においては、上述したとおり、バッテリセンサ15が、ECU10からの送信要求に応じて、バッテリ残容量情報をLIN3を介してECU10に送信する。ECU10は、バッテリセンサ15から受信したバッテリ残容量情報をCAN2に出力し、CAN2を経由して、ECU20は、バッテリ残容量情報を受信することができる。
一方、当該車両のイグニッションオフ時においては、上述したとおり、LIN3を介した通信ができず、ECU20は、LIN3、ECU10、及びCAN2を介して、バッテリセンサ15からのバッテリ残容量情報を受信することができない。そのため、図4(b)に示すように、バッテリセンサ15は、バッテリの残容量が閾値TH以下の場合、バッテリ残容量低下信号、即ち、「レセシブ」に対応する一定の電圧であるLIN3のバス電圧を変更する信号を出力する。例えば、上述したとおり、所定時間、LIN3のバス電圧を「レセシブ」に対応する電圧(Hi)から「ドミナント」に対応する電圧(Lo)に変更し、維持する信号を出力する。バッテリセンサ15から出力されたバッテリ残容量低下信号は、LIN3のバスと接続されたECU20の信号検出部21により検出され、ECU20は、バッテリの残容量に関する情報(バッテリの残容量が閾値TH以下である情報)を取得することができる。
なお、本例で、ECU20は、イグニッションオン時において、CAN2を経由してバッテリの残容量に関する情報を受信したが、イグニッションオフ時と同様の方法で、バッテリの残容量に関する情報を受信してもよい。即ち、イグニッションオン時において、バッテリセンサ15は、バッテリの残容量が閾値TH以下である場合、バッテリ残容量低下信号を出力してよい。また、ECU20(信号検出部21)は、バッテリ残容量低下信号を検出することで、バッテリの残容量に関する情報(バッテリの残容量が閾値TH以下である情報)を取得してよい。これにより、ECU10とECU20の通信ができない場合(CAN2による接続がない場合やCAN2に異常が発生した場合)であっても、バッテリの残容量に関する情報(バッテリ残容量低下信号)をECU20に伝達することができる。但し、バッテリセンサ15がバッテリ残容量低下信号を出力しているときに、ECU10、バッテリセンサ15、ECU16等は、LIN3を介した通信をすることができない。
次に、本実施形態に係るバッテリ残容量監視装置1による要部処理(当該車両のイグニッションオフ時におけるバッテリ残容量監視処理)について、図5、6を用いて説明をする。
図5は、当該車両のイグニッションオフ時(車両の駐車時)におけるバッテリセンサ15の動作(バッテリ残容量低下信号出力処理)の一例を示すフローチャートである。図6は、当該車両のイグニッションオフ時(車両の駐車時)におけるECU20の動作(省電力制御処理)の一例を示すフローチャートである。なお、バッテリセンサ15は、当該車両のイグニッションオフ時において、所定時間毎に図5に示す処理フローを実行する。また、ECU20は、当該車両のイグニッションオフ時において、所定時間毎に図6に示す処理フローを実行する。
図5を参照するに、ステップS101では、検出したバッテリの電流、電圧、温度等から算出したバッテリの残容量が閾値TH以下か否かを判定する。バッテリの残容量が閾値TH以下の場合、ステップS102に進み、バッテリの残容量が閾値TH以下でない(閾値THより多い)場合、今回の処理を終了する。
ステップS102では、バッテリの残容量が閾値TH以下であることに対応して、バッテリ残容量低下信号を出力し、今回の処理を終了する。
このように、バッテリセンサ15は、当該車両のイグニッションオフ時においても定期的にバッテリの残容量を検出し、バッテリの残容量が閾値TH以下まで低下している場合、バッテリ残容量低下信号を出力する。
続いて、図6を参照するに、ステップS201では、信号検出部21がバッテリセンサ15からのバッテリ残容量低下信号を検出したか否かを判定する。バッテリ残容量低下信号を検出した場合、ステップS202に進み、バッテリ残容量低下信号を検出しなかった場合、今回の処理を終了する。
ステップS202では、信号検出部21がバッテリ残容量低下信号に対応した出力信号を出力する。
続いて、ステップS203では、制御部22が信号検出部21から出力された出力信号を受信する。
続いて、ステップS204では、制御部22が出力信号によりバッテリの残容量が閾値TH以下に低下している情報を取得し、これに対応して、負荷25の省電力制御を開始し、今回の処理を終了する。上述したとおり、例えば、負荷25にルームランプやヘッドランプ等が含まれる場合、ECU20は、省電力制御として、バッテリからルームランプやヘッドランプへの電力供給経路に設けられるリレーを遮断してよい。また、負荷25にスマートエントリーシステムにおける車室外送信機が含まれる場合、ECU20は、省電力制御として、イグニッションオフ時における車室外送信機からのポーリング信号の送信周期を通常よりも長くしてよい。
このように、ECU20は、当該車両のイグニッションオフ時において、定期的にLIN3のバス電圧をモニタリングして、バッテリの残容量が閾値TH以下まで低下していることを示すバッテリ残容量低下信号を検出する。これにより、当該車両のイグニッションオフ時において、IG系ネットワークであるLIN3に属するバッテリセンサ15からバッテリの残容量に関する情報を取得することが可能となる。また、ECU20は、バッテリ残容量低下信号の検出に対応して、負荷25の省電力制御を実行する。これにより、当該車両のイグニッションオフ時における負荷25による電力消費を低減させ、バッテリからの電力供給により駆動する負荷25の電力消費によるバッテリ上がり等を防止することができる。また、バッテリ残容量低下信号を検出する信号検出部21は、バス電圧の変更を検出可能な程度の簡易な電子回路(例えば、コンパレータ等を用いた電子回路)で構成することが可能であるため、コスト上昇を抑制することができる。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、上述した実施形態において、バッテリセンサ15は、バッテリの残容量が閾値TH以下になった場合に、バッテリ残容量低下信号を出力したが、複数段階に分けて、バッテリの残容量を示す信号を出力してもよい。具体的には、バッテリの残容量に応じて、LIN3のバス電圧値を変更する時間(デューティ比)を変更してよい。例えば、バッテリの残容量(SOC)が50%以下の場合、レセシブ対応するHi信号とドミナントに対応するLo信号とをデューティ比50%で切り替える(スイッチングする)信号を出力してよい。また、SOCが30%以下の場合、Hi信号とLo信号とをデューティ比30%で切り替える信号を出力してよい。これにより、ECU20(信号検出部21)は、LIN3のバス電圧が変更された際のバス電圧の変化を検出することで、バッテリの残容量に関する情報を取得することができる。また、LIN3のバス電圧値が変更された際のデューティ比を検出することで、バッテリの残容量の変化の状況を詳細に知得することができる。また、ECU20(制御部22)は、このバッテリの残容量の変化の状況に応じて、負荷25の省電力制御(例えば、段階的に電力消費量の削減を実施する等)を行うことができる。
また、上述した実施形態において、バッテリセンサ15は、バッテリの残容量が閾値TH以下の場合に、バッテリ残容量低下信号を出力したが、バッテリの電圧、電流(異常電流)を監視することによりバッテリ残容量低下信号を出力してもよい。例えば、バッテリの電圧が所定電圧値Vth(例えば、11.6V)以下の場合に、バッテリ残容量低下信号を出力してよい。また、バッテリの電流が異常電流と判断できる条件を満足した場合(例えば、電流値0.5A以上の状態が2時間継続した場合、又は、電流値1A以上の状態が1時間以上継続した場合等の複数の所定条件のいずれかを満足した場合)に、バッテリ残容量低下信号を出力してよい。
また、上述した実施形態において、バッテリセンサ15は、エンジンを制御するECU10をマスターノードとするIG系ネットワークであるLIN3に属するが、バッテリセンサ15は、IG系ネットワークであれば、いずれの車載ネットワークに属してもよい。即ち、IG系ネットワークのマスターノードは、ECU10以外の各種ECUであってよい。例えば、当該車両は、エンジンを制御するECUを搭載せず、モータのみを駆動力源とする電気自動車や燃料電池車であってもよい。この場合であっても、上述したIG系ネットワークに属するバッテリセンサ15からIG系ネットワーク外のECU20へのバッテリの残容量に関する情報を伝達する手法を適用することができる。これにより、本実施形態と同様の作用・効果を奏する。
1 バッテリ残容量監視装置
10 ECU
15 バッテリセンサ
16 ECU
20 ECU
21 信号検出部
22 制御部
23 接続線
24 リレー
25 負荷

Claims (5)

  1. 車両のイグニッションオン時のみ通信可能なIG系ネットワーク上に属し、バッテリの残容量を監視するバッテリセンサと、
    前記IG系ネットワークとは異なる他のネットワーク上のECUとを備え、
    前記バッテリセンサは、
    前記バッテリの残容量を監視した結果に応じて、前記IG系ネットワーク上のバス電圧を変更し、
    前記ECUは、
    前記IG系ネットワーク上のバス電圧に基づいて、前記バッテリの残容量に関する情報を取得することを特徴とする、
    バッテリ残容量監視装置。
  2. 前記バッテリセンサは、
    前記車両のイグニッションオフ時における前記結果に応じて、前記バス電圧を変更することを特徴とする、
    請求項1に記載のバッテリ残容量監視装置。
  3. 前記バッテリセンサは、
    前記バッテリの残容量が所定の閾値以下になった場合、前記バス電圧を変更することを特徴とする、
    請求項1又は2に記載のバッテリ残容量監視装置。
  4. 前記バッテリセンサは、
    前記バッテリの残容量が前記所定の閾値以下になった場合、前記バス電圧をレセシブに対応する電圧からドミナントに対応する電圧に変更することを特徴とする、
    請求項3に記載のバッテリ残容量監視装置。
  5. 前記バッテリセンサは、
    前記バッテリの残容量が前記所定の閾値以下になった場合、所定時間、前記バス電圧をドミナントに対応する電圧に維持することを特徴とする、
    請求項3又は4に記載のバッテリ残容量監視装置。
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