JP4001092B2 - アイドルストップ車両のエンジン始動装置 - Google Patents

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Description

本発明はアイドルストップ車両のエンジン始動装置に関し、特に、その診断方法を改善したものである。
乗員が操作するイグニッションキースイッチによりスターターリレーをオン(閉路)してバッテリーからスターターへ通電し、エンジンを手動で始動する手動始動モードと、アイドルストップ後のエンジン再始動時にコントローラーによりスターターリレーをオンしてバッテリーからスターターへ通電し、エンジンを自動で始動する自動始動モードとを備えたエンジン始動装置が知られている(例えば、特許文献1参照)
また、通常は走行用バッテリーからモータージェネレーターへ通電してエンジンを始動するが、走行用バッテリーの電圧低下などによりモータージェネレーターによるエンジン始動が不可能な場合には、車両用バッテリーからスターターへ通電してエンジンを始動するようにしたエンジン始動装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
この出願の発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開2003−148310号公報 特開2000−064873号公報
しかしながら、上述した前者のエンジン始動装置では、最初のエンジン始動時は必ず手動始動が行われるので、最初のエンジン始動時には自動始動の動作を診断することができず、アイドルストップ後のエンジン再始動時になってはじめて自動始動の動作不能が判明することがある。
また、後者のエンジン始動装置では、通常走行時のモータージェネレーターによるエンジン始動が不能なときになってはじめて、スターターによるエンジン始動を行うので、通常走行時には車両用バッテリーとスターターによるエンジン始動の動作診断が行われず、車両用バッテリーとスターターによるエンジン始動時になってはじめて動作不能が判明することがある。
バッテリーからキースイッチを介してスターターへ電力を供給する手動運転回路と、手動運転回路を経由する電力の供給を遮断し、アイドルストップリレーを介してバッテリーからスターターへ電力を供給する自動運転回路とを備え、キースイッチがオン(閉路)すると手動運転回路によりスターターを運転し、所定時間経過後に手動運転回路に代えて自動運転回路により引き続きスターターを運転する。
本発明によれば、車両運行開始当初のイグニッションキーによるエンジン始動時に、スターター自動運転回路の動作診断を行うことになり、装置の信頼性を向上させることができる。
エンジンとモータージェネレーターのいずれか一方または両方を車両の走行駆動源とするハイブリッド車両に本願発明を適用した一実施の形態を説明する。
図1は一実施の形態の構成を示す。エンジン1の出力軸とモータージェネレーター2の出力軸はベルト機構3により連結されており、エンジン1とモータージェネレーター2のいずれか一方、または両方の駆動力がトランスミッション4を介して駆動輪5a、5bへ伝達される。モータージェネレーター2は3相交流機であり、モータージェネレーター2へは14Vバッテリー6からインバーター7を介して3相交流電力が供給される。
一方、エンジン1には直流電動機のスターター8が連結されており、スターター8へは14Vバッテリー6からスターターリレー接点9aを介して直流電力が供給される。なお、モータージェネレーター2は車両の走行駆動力を発生する力行運転、エンジン1により駆動されて発電を行う発電運転、および車両の走行エネルギーを吸収して発電を行う回生運転が可能である。モータージェネレーター2の発電運転時と回生運転時の電力により14Vバッテリー6が充電される。
キースイッチ接点10a、10bは、乗員が操作するイグニッションキーがエンジン始動位置STに設定されると同時にオン(閉路)するスイッチ接点であり、スターター8を“手動運転”するためのスイッチである。キースイッチ接点10aはイグニッションキーがエンジン始動位置STに設定されたことをコントローラー12へ出力するための接点であり、キースイッチ接点10bは“手動運転”時に14Vバッテリー6の電力をスターター8へ供給するための接点である。
これに対しアイドルストップリレー接点11aは、コントローラー12によりアイドルストップリレーコイル11bが励磁されるとオンするスイッチであり、アイドルストップ時にスターター8を“自動運転”および“自動停止”するためのスイッチである。“自動運転”時にはこのアイドルストップリレー接点11aを介して14Vバッテリー6の電力がスターター8へ供給され、“自動停止”時にはアイドルストップリレー接点11aのオフ(開路)により14Vバッテリー6からスターター8への電力の供給が遮断される。
切換スイッチ13は、スターター8を手動運転するか自動運転するかを切り換える“自動/手動切換スイッチ”である。コントローラー12により切換スイッチコイル13cが励磁されると、切換スイッチ13はアイドルストップリレー側接点13b(自動運転側)に切り換わり、14Vバッテリーから切換スイッチ13のアイドルストップリレー側接点13b、アイドルストップリレー接点11a、ダイオード15を介してスターターリレーコイル9bに通電される。これにより、スターターリレー接点9aが閉路して14Vバッテリー6からスターター8へ電力が供給される。すなわち、スターター8がコントローラー12により“自動運転”される。
一方、コントローラー12により切換スイッチコイル13cが無励磁状態にされると、切換スイッチ13はキースイッチ側接点13a(手動運転側)に切り換わり、14Vバッテリー6から切換スイッチ13のキースイッチ側接点13a、キースイッチ接点10b、ダイオード14を介してスターターリレーコイル9bへ通電される。これにより、スターターリレー接点9aが閉路して14Vバッテリー6からスターター8へ電力が供給される。すなわち、スターター8が乗員のイグニッションキー操作に連動して“手動運転”される。
コントローラー12はCPU12a、メモリ12b、A/Dコンバーター12c、タイマー12dなどを備え、切換スイッチ13の手動/自動切り換え制御、アイドルストップリレーコイル11bのオン/オフ、インバーター7、エンジン1およびトランスミッションなどの制御を行う。コントローラー12には、車速を検出する車速センサー16、アクセルペダル(不図示)の踏み込み量を検出するアクセル開度センサー17、マスターシリンダーの油圧を検出するブレーキ油圧センサー18、シフトレバー(不図示)のポジションを検出するシフトポジションセンサー19、エンジン1の回転速度Neを検出するエンジン回転センサー20、14Vバッテリー6の電圧VBを検出する電圧センサー21などが接続されている。
図2〜図3は一実施の形態のエンジン始動制御を示すフローチャート、図4はエンジン始動時の各部動作を示すタイムチャートである。これらの図により、一実施の形態の動作を説明する。乗員がイグニッションキーをエンジンスタート位置STへ設定してキースイッチ接点10a、10bがオンすると(図4の時刻t1参照)、コントローラー12のCPU12aはこの制御プログラムの実行を開始する。
ステップ1においてタイマー12dによりキースイッチ接点10a、10bのオン時間Tonの計時を開始する。続くステップ2で自動/手動切換スイッチ13をキースイッチ側接点13aに切り換える。なお、図4に示すように、自動/手動切換スイッチ13の初期状態をキースイッチ接点側13aとしてもよい。
この時点で14Vバッテリー6から切換スイッチ接点13a、キースイッチ接点10bおよびダイオード14を介してスターターリレーコイル9bに通電され、スターターリレー接点9aがオン(閉路)する。その結果、14Vバッテリー6からスターターリレー接点9aを介してスターター8へ電力が供給され、スターター8が起動してエンジン1のクランキングを開始する(図4の時刻t1参照)。
ステップ3でキースイッチ接点10a、10bのオン時間Tonが所定時間T1以上になったか否かを確認する。所定時間T1には、イグニッションキー操作によりエンジン1のクランキングが開始されたことを認知できる適当な時間を設定する。キースイッチ・オン時間Tonが所定時間T1を経過したらステップ4へ進み、アイドルストップリレーコイル11bを励磁して接点11aをオン(閉路)し、続くステップ5で自動/手動切換スイッチ13をアイドルストップリレー側接点13bに切り換える(図4の時刻t2参照)。
これにより、14Vバッテリー6から切換スイッチ接点13b、アイドルストップリレー接点11aおよびダイオード15を介してスターターリレーコイル9bへ通電され、スターターリレー接点9aは引き続きオン(閉路)したままとなる。したがって、14Vバッテリー6からスターターリレー接点9aを介してスターター8へ引き続き電力が供給され、スターター8は運転を継続してエンジン1のクランキングを続ける。
時刻t1でスターター8が起動されてから所定時間T1後の時刻t2において、自動/手動切換スイッチ13をアイドルストップリレー側接点13b(自動運転側)へ切り換えるとともに、アイドルストップリレー11aをオンするので、この時刻t2において、スターター8の運転はイグニッションキーによる“手動運転”からコントローラー12による“自動運転”に切り換わる。
このスターター8の自動運転はアイドルストップ後のエンジン再始動時に必要となるので、自動運転が正常に行えるかどうかを車両運行開始当初のエンジン手動始動時に診断しておく必要がある。ステップ6においてスターター8の自動運転を診断する。スターター8の運転が手動運転から自動運転に切り換わった時刻t2から所定時間T2後に、電圧センサー21により検出した14Vバッテリー6の電圧VBが所定電圧V1以下か否かを確認する(図4の時刻t2+T2参照)。
ここで、所定電圧V1には、14Vバッテリー6からスターター8へ電力を供給して駆動したときに、バッテリー電圧VBが低下してスターター8の駆動が行われていることを確認できる適当なバッテリー電圧を設定すればよい。なお、この一実施の形態ではバッテリー電圧VBを所定電圧V1と比較してスターター8の自動運転が正常か否かを判定する例を示すが、バッテリー電圧VBの低下量、あるいはバッテリー6に流れる電流に基づいてスターター自動運転が正常か否かを判定するようにしてもよい。
バッテリー電圧VBが所定電圧V1より高い場合、つまりスターター8を運転してエンジン1のクランキングを開始したにも拘わらず、14Vバッテリー6の電圧降下がないか、もしくは少ない場合にはステップ16へ進み、制御系リレー11aによりスターター8を自動運転できない状態、すなわちスターター自動運転異常と判定する。続くステップ17で切換スイッチ13をキースイッチ側接点13aに切り換え、キースイッチ接点10bによる“手動運転”を行う。そして、スターター8の自動運転ができないのであるから、アイドルストップ後のエンジン自動再始動もできないと判断し、ステップ18でエンジン1のアイドルストップを禁止する。
一方、ステップ6で、スターター8の運転が手動運転から自動運転に切り換わった時刻t2から所定時間T2後にバッテリー電圧VBが所定電圧V1以下の場合は、スターター8の“自動運転”が正常に行われていると判断してステップ7へ進む。ステップ7ではエンジン回転センサー20により検出したエンジン回転速度Neが所定速度N1以上か否かを確認する。所定速度N1には完爆状態でエンジン1が回転していると判定できる回転速度を設定する。
エンジン回転速度Neが完爆判定速度N1以上の場合はステップ8へ進み、キースイッチ接点10a、10bがオフするまで待機する。キースイッチ接点10a、10bがオフしたら乗員がイグニッションキーをオフしたと判断し、ステップ9へ進んでキースイッチオン時間Tonを計時するタイマー12dをクリアーする。次に、ステップ10でアイドルストップリレー接点11aをオフ(開路)する。これにより、スターターリレーコイル9bへの通電が遮断され、スターターリレー接点9aがオフ(開路)するので、14Vバッテリー6からスターター8への通電も遮断される。
なお、エンジン完爆後、キースイッチ接点10a、10bがオフしたら(ステップ8)アイドルストップリレー接点11aをオフし(ステップ10)、スターター8を停止してエンジン1のクランキングを終了しているので、実際にはエンジン始動中にスターター8の“手動運転”から“自動運転”に切り換わっているにもかかわらず、乗員はエンジン1の初期始動がイグニッションキー操作によるスターター8の“手動運転”で行われたと認識し、従来のイグニッションキー操作によるエンジン始動と同様な操作感を得る。
エンジン1の初期始動中にスターター8が“手動運転”から“自動運転”に切り換えられ、エンジン完爆後にスターター8がコントローラー12により“自動停止”される。このスターター8の自動停止はアイドルストップ後のエンジン再始動時に必要となるので、スターターの自動停止が正常に行えるかどうかを車両運行開始当初のエンジン手動始動時に診断しておく必要がある。
ステップ11においてスターター8の自動停止を診断する。つまり、アイドルストップリレー接点11aをオフ(開路)してスターター8を“自動停止”した時刻t3から所定時間T3後に、電圧センサー21により検出したバッテリー電圧VBが所定電圧V2以上か否かを確認する(図4の時刻t3+T3参照)。
ここで、所定電圧V2には、アイドルストップリレー接点11aをオフして14Vバッテリー6からスターター8への電力の供給を遮断したときに、バッテリー電圧VBが回復してスターター8が停止されたことを確認できる適当なバッテリー電圧を設定すればよい。なお、この一実施の形態ではバッテリー電圧VBを所定電圧V2と比較してスターター8の自動停止が正常か否かを判定する例を示すが、バッテリー電圧VBの回復量、あるいはバッテリー6に流れる電流に基づいてスターター自動停止が正常か否かを判定するようにしてもよい。
バッテリー電圧VBが所定電圧V2より低い場合、つまりアイドルストップリレー接点11aをオフして14Vバッテリー6からスターター8への電力の供給を遮断したにも拘わらず、14Vバッテリー6の電圧VBが回復していないか、あるいは回復量が少ない場合にはステップ13へ進み、アイドルストップリレー接点11aによりスターター8を自動停止できない状態、すなわちスターター自動停止異常と判定する。続くステップ14で切換スイッチ13をキースイッチ側接点13aに切り換え、キースイッチ接点10bによる“手動停止”を行う。そして、スターター8の自動停止ができないのであるから、アイドルストップ後のエンジン自動再始動もできないと判断し、ステップ15でアイドルストップを禁止する。
一方、ステップ11で、スターター8を停止した時刻t2から所定時間T3後に、バッテリー電圧VBが所定電圧V2以上の場合にはステップ12へ進み、スターター8の“自動停止”が正常に行われたと判断してアイドルストップを許可し、処理を終了する。なお、この場合は切換スイッチ13をアイドルストップリレー側接点13bにしたままとする。アイドルストップが許可されると、アイドルストップ後のエンジン再始動時には、アイドルストップリレー接点11aの開閉によりスターター8の運転と停止を行い、エンジン1を始動する。
ところで、イグニッションキーによりエンジンの始動を開始してから、すぐにイグニッションキーがオフされることがある。このような操作をイグニッションキーの“即切り”という。エンジンが完爆状態に達していないのにイグニッションキーをオフするのは、乗員にエンジン始動の意志がないと判断し、この場合はスターター8の“手動運転”からコントローラー12による“自動運転”に切り換えず、乗員にイグニッションキーの再操作を促す。
図3はイグニッションキー即切り処理を示すフローチャートである。コントローラー12のCPU12aに所定時間、例えば10msecごとに割り込みをかけ、イグニッションキーの即切り操作に対する処理を実行する。
ステップ21においてエンジン1が完爆状態にあると判定されたか否かを確認する。すでに図2のステップ7でエンジン1が完爆状態にあると判定されている場合には、イグニッションキーがオフされていても問題ないので処理を終了する。エンジン1が完爆状態にあると判定されていない場合はステップ22へ進み、キースイッチ接点10a、10bがオフしたか否かを確認する。キースイッチ接点10a、10bがオフしていなければ処理を終了するが、キースイッチ接点10a、10bがオフしているときはイグニッションキーの即切りがあったと判断してステップ23へ進む。
完爆判定前にイグニッションキーがオフされたら、ステップ23で切換スイッチ13をキースイッチ側接点13aに切り換えるとともに、アイドルストップリレー11aをオフにする。これにより、スターター8の電源が遮断されてエンジン1の始動が中断される。したがって、従来のエンジン始動装置と同様に、イグニッションキーの即切りがあった場合にはエンジンの始動が中断される。
このように、上述した一実施の形態では、エンジンを始動するためのスターター8と、スターター8へ電力を供給するバッテリー6と、イグニッションキーがエンジン始動位置に設定されるとオン(閉路)するキースイッチ10a、10bと、アイドルストップ時にスターター8の運転と停止を行うアイドルストップリレー11a、11bと、バッテリー6からキースイッチ10bを介してスターター8へ電力を供給する手動運転回路13a、10b、14,9a、9bと、手動運転回路を経由する電力の供給を遮断し、アイドルストップリレー11aを介してバッテリー6からスターター8へ電力を供給する自動運転回路13b、11a、15、9a、9bと、キースイッチ10a、10bがオン(閉路)すると手動運転回路によりスターター8を運転し、所定時間経過後に手動運転回路に代えて自動運転回路により引き続きスターター8を運転するコントローラー12とを備えている。
これにより、車両運行開始当初の乗員のイグニッションキー操作によるエンジン始動時に、アイドルストップ後のエンジン再始動を行うためのスターターの自動運転回路を使ってエンジンの始動を行うことになり、万一、自動運転回路に何らかの異常があってスターターの運転ができなくても、車両の運行開始時に運転不能を認識でき、車両の運行途中のアイドルストップ後のエンジン再始動時になってはじめて運転不能に気付くようなことがない。つまり、車両運行開始当初の乗員のイグニッションキー操作によるエンジン始動時に、スターター自動運転回路の動作診断を行うことになり、装置の信頼性を向上させることができる。
また、一実施の形態によれば、バッテリー6の電圧VBを検出する電圧センサー21と、手動運転回路13a、10b、14、9a、9bから自動運転回路13b、11a、15、9a、9bに切り換えられてから所定時間後に、電圧センサー21により検出されたバッテリー電圧VBが予め設定された電圧V1以下でない場合には、自動運転回路によるスターター運転異常と診断するコントローラー12とを備え、コントローラー12によって、スターター運転異常(自動運転異常)と診断された場合に、自動運転回路から手動運転回路へ切り換えるとともに、アイドルストップを禁止するようにしたので、車両運行開始当初の乗員のイグニッションキー操作によるエンジン始動時に、アイドルストップ後のエンジン再始動を行うためのスターター自動運転回路の診断を確実に行うことができ、装置の信頼性を向上させることができる。また、診断の結果、スターター運転異常と診断された場合にはアイドルストップを禁止するので、車両運行途中のアイドルストップ後のエンジン再始動時に、エンジン始動不能で立ち往生するような事態を避けることができる。
一実施の形態によれば、エンジンの完爆状態を検出する完爆検出回路20、12を備え、コントローラー12によって、完爆状態が検出され、かつキースイッチ10a、10bがオフされると、アイドルストップリレー11a、11bをオフして自動運転回路13b、11a、15、9a、9bによるスターター8への電力供給を遮断するようにしたので、車両運行開始当初の乗員のイグニッションキー操作によるエンジン始動時に、アイドルストップ後のエンジン再始動を行うための自動運転回路を使ってスターターの停止を行うことになり、万一、自動運転回路に何らかの異常があってスターターの停止ができなくても、車両の運行開始当初にスターターの自動停止不能を認識でき、車両運行途中のアイドルストップ後のエンジン再始動時になってはじめてスターター自動停止不能に気付くようなことがない。つまり、車両運行開始当初の乗員のイグニッションキー操作によるエンジン始動時に、自動運転回路の動作診断を行うことになり、装置の信頼性を向上させることができる。
一実施の形態によれば、コントローラー12は、アイドルストップリレー11a、11bがオフされてスターター8への電力供給が遮断されてから所定時間後に、電圧センサー21により検出されたバッテリー電圧VBが予め設定された電圧V2以上でない場合には、自動運転回路13b、11a、15、9a、9bによるスターター停止異常と診断し、スターター停止異常と診断された場合には、自動運転回路から手動運転回路へ切り換えるとともに、アイドルストップを禁止するようにしたので、車両運行開始当初の乗員のイグニッションキー操作によるエンジン始動時に、アイドルストップ後のエンジン再始動を行うためのスターター自動運転回路の診断を確実に行うことができ、装置の信頼性を向上させることができる。また、診断の結果、スターター停止異常と診断された場合にはアイドルストップを禁止するので、車両運行途中のアイドルストップ後のエンジン再始動時に、スターター停止不能となるような事態を避けることができる。
さらに、一実施の形態によれば、コントローラー12は、完爆状態が検出されていないときに、キースイッチ10a、10bがオフした場合には、自動運転回路から手動運転回路へ切り換えるとともに、アイドルストップリレー11a、11bをオフするようにしたので、乗員のイグニッションキーの“即切り”操作があってもそのままスターター自動運転回路によりエンジン始動が継続されることがなく、従来のエンジン始動装置と使い勝手が同様になって乗員に違和感を与えない。
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、キースイッチ側接点13a、キースイッチ10b、ダイオード14およびスターターリレー9a、9bが手動運転回路を、アイドルストップリレー側接点13b、アイドルストップリレー11a、ダイオード15およびスターターリレー9a、9bが自動運転回路を、コントローラー12が制御回路および診断回路を、電圧センサー21が電圧検出回路を、エンジン回転センサー20およびコントローラー12が完爆検出回路をそれぞれ構成する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
なお、上述した一実施の形態の構成において、14Vバッテリー6からモータージェネレーター2などの動力系統へ電力を供給するとともに、同じ14Vバッテリー6からコントローラー12などの制御系統へ電力を供給する例を示すが、動力系統と制御系統へ別個のバッテリーからそれぞれ電力を供給してもよい。
また、この一実施の形態ではエンジン1および/またはモータージェネレーター2を走行駆動源とするハイブリッド車両を例に上げて説明するが、インバーター7およびモータージェネレーター2を搭載しない通常のエンジン車両に対しても本願発明を適用することができる。
さらに、上述した一実施の形態ではエンジン回転速度Neが完爆判定速度N1以上であれば、エンジンが完爆状態にあると判定する例を示したが、エンジンの完爆判定方法は上述した一実施の形態に限定されず、エンジンの吸気管内圧力などに基づいて判定してもよい。
一実施の形態の構成を示す図である。 一実施の形態のエンジン始動制御を示すフローチャートである。 イグニッションキー即切り処理を示すフローチャートである。 一実施の形態のエンジン始動動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 エンジン
2 モータージェネレーター
3 ベルト機構
4 トランスミッション
5a、5b 駆動輪
6 14Vバッテリー
7 インバーター
8 スターター
9a スターターリレー接点
9b スターターリレーコイル
10a、10b キースイッチ接点
11a アイドルストップリレー接点
11b アイドルストップリレーコイル
12 コントローラー
12a CPU
12b メモリ
12c A/Dコンバーター
12d タイマー
13 切換スイッチ
13a キースイッチ側接点
13b アイドルストップリレー側接点
14、15 ダイオード
16 車速センサー
17 アクセルセンサー
18 ブレーキ油圧センサー
19 シフトポジションセンサー
20 エンジン回転センサー
21 電圧センサー

Claims (5)

  1. エンジンを始動するためのスターターと、
    前記スターターへ電力を供給するバッテリーと、
    イグニッションキーがエンジン始動位置に設定されるとオン(閉路)するキースイッチと、
    アイドルストップ時に前記スターターの運転と停止を行うアイドルストップリレーと、
    前記バッテリーから前記キースイッチを介して前記スターターへ電力を供給する手動運転回路と、
    前記手動運転回路を経由する電力の供給を遮断し、前記アイドルストップリレーを介して前記バッテリーから前記スターターへ電力を供給する自動運転回路と、
    前記キースイッチがオン(閉路)すると前記手動運転回路により前記スターターを運転し、所定時間経過後に前記手動運転回路に代えて前記自動運転回路により引き続き前記スターターを運転する制御回路とを備えることを特徴とするアイドルストップ車両のエンジン始動装置。
  2. 請求項1に記載のアイドルストップ車両のエンジン始動装置において、
    前記バッテリーの電圧を検出する電圧検出回路と、
    前記手動運転回路から前記自動運転回路に切り換えられてから所定時間後に、前記電圧検出回路により検出されたバッテリー電圧が予め設定された電圧以下でない場合には、前記自動運転回路によるスターター運転異常と診断する診断回路とを備え、
    前記制御回路は、前記診断回路によりスターター運転異常と診断された場合に、前記自動運転回路から前記手動運転回路へ切り換えるとともに、アイドルストップを禁止することを特徴とするアイドルストップ車両のエンジン始動装置。
  3. 請求項2に記載のアイドルストップ車両のエンジン始動装置において、
    エンジンの完爆状態を検出する完爆検出回路を備え、
    前記制御回路は、前記完爆検出回路により完爆状態が検出され、かつ前記キースイッチがオフされると、前記アイドルストップリレーをオフして前記自動運転回路による前記スターターへの電力供給を遮断することを特徴とするアイドルストップ車両のエンジン始動装置。
  4. 請求項3に記載のアイドルストップ車両のエンジン始動装置において、
    前記診断回路は、前記アイドルストップリレーがオフされて前記スターターへの電力供給が遮断されてから所定時間後に、前記電圧検出回路により検出されたバッテリー電圧が予め設定された電圧以上でない場合には、前記自動運転回路によるスターター停止異常と診断し、
    前記制御回路は、前記診断回路によりスターター停止異常と診断された場合に、前記自動運転回路から前記手動運転回路へ切り換えるとともに、アイドルストップを禁止することを特徴とするアイドルストップ車両のエンジン始動装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載のアイドルストップ車両のエンジン始動装置において、
    前記制御回路は、前記完爆検出回路により完爆状態が検出されていないときに、前記キースイッチがオフした場合には、前記自動運転回路から前記手動運転回路へ切り換えるとともに、前記アイドルストップリレーをオフすることを特徴とするアイドルストップ車両のエンジン始動装置。
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