JP2002202001A - 自己診断機能を備えた車両用制御装置及び記録媒体 - Google Patents
自己診断機能を備えた車両用制御装置及び記録媒体Info
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- G05B2219/2637—Vehicle, car, auto, wheelchair
Abstract
条件を修正する必要が生じても、自己診断プログラムの
変更を容易にすること目的とし、自己診断プログラムの
品質向上に寄与する。 【解決手段】 診断スケジューラオブジェクト100か
ら起動される故障検出オブジェクト300の実行条件を
判断する診断起動判定オブジェクト200を設ける。診
断スケジューラオブジェクト100は、起動対象の故障
検出オブジェクト300を決定し、その起動許可を、診
断起動判定オブジェクト200へ依頼する。診断起動判
定オブジェクト200は、起動許可依頼があると、実行
条件判断に必要な情報を取得し、起動の許可あるいは不
許可を通知する。診断スケジューラオブジェクト100
は、許可通知を受け取った場合にだけ、起動対象の故障
検出オブジェクト300へ起動指示を発行する。
Description
両用制御装置における自己診断機能のプログラミング技
術に関する。
自動車等の車両の随所にコンピュータシステムが導入さ
れるに至った。特に高い信頼性を要求される車両制御用
のコンピュータシステムは、自己診断機能を備えること
により、信頼性の向上が図られている。すなわち、コン
ピュータ部やセンサ類の動作状態を適当な周期で自動的
にチェックし、故障時には、ユーザなどに故障を知らせ
るための警告灯(MIL)を点灯したり、その故障内容
が修理担当者などに分かるよう故障コード(DTC)を
記憶したりするダイアグノーシス(以下「ダイアグ」と
いう。)処理を可能にしている。このダイアグ処理の対
象は、クランク角センサ、カム角センサ、水温センサな
どの各センサをはじめ、現在では約200にもおよぶ。
以下、ダイアグ処理の対象を「ダイアグ対象」と呼ぶ。
るための自己診断プログラムの設計においては、上述し
たダイアグ対象が、車種やグレードあるいはモデルチェ
ンジのタイミングで変わるということを考慮しなければ
ならない。そのため、自己診断プログラムには、ダイア
グ対象毎に、故障検出ロジックを記述するのが一般的で
ある。このようにすれば、ダイアグ対象に変更が生じた
場合、その変更に応じて、対応する故障検出ロジックの
みを変更することで対応できるためである。
に着目したプログラミングは、いわゆるオブジェクト指
向プログラミングとして周知のものとなっている。すな
わち、各故障検出ロジックの単位でオブジェクトを構成
するようにすれば、ダイアグ対象の変更に対して、オブ
ジェクト単位の変更で対応でき、変更を要しないオブジ
ェクトに関しては再利用することができる。
・・・する」というようなオブジェクトを主体とした表
現を適宜用いるが、もちろん、車両制御装置の備えるC
PUがオブジェクトの備えるプログラムを実行すること
で、オブジェクトの動作が実現されることは言うまでも
ない。
ックは、通常、所定のタイミングで繰り返し実行される
ものであるため、複数の故障検出ロジックをどのような
タイミングで実行するかについては、下位階層のプログ
ラムであるプラットフォーム(以下「PF」と記述す
る。)に記述されていた。
のような故障検出ロジックの実行タイミングが変更され
ることもある。したがって、さらに、PFから実行タイ
ミングを判定するスケジュールプログラム(スケジュー
ラ)を独立させたプログラム構造も提案されていた。こ
のようにすれば、実行タイミングの変更に対し、スケジ
ューラを変更することで容易に対応できるというメリッ
トが得られる。
実行には、タイミングだけでなく、所定の条件を考慮す
る必要がある。つまり、実行タイミングになったと判定
されても、場合によっては、実行すべきでないという状
況が存在するのである。これは、各故障検出ロジックが
相互に関連性を有することに起因する。
いは実行タイミングの変更に対し、対応する故障検出ロ
ジックのみでなく、関連性を有する故障検出ロジックの
修正が必要になる場合があった。これについて説明す
る。例えば、第1のセンサが異常と判断された場合、そ
のセンサに関連する第2のセンサの故障が正確に判断で
きなくなることがある。具体的に言えば、エンジンへの
吸入空気量を測定するエアフローセンサの診断は、吸気
温度を検出する吸気温センサが正常と診断されてはじめ
て、正確に診断できるという具合である。
2のセンサの診断に利用することがある。具体的に、上
述した吸気温センサの診断には、アクセルペダルによっ
て駆動されるスロットル弁の開度を検出するスロットル
センサの検出値が利用されるという具合である。
保障する実行条件が存在することがあり、従来、この実
行条件の判断を、各故障検出ロジックにおいて行ってい
た。つまり、従来は、実行条件の判断ロジックが、他の
故障検出ロジックに依存するものとなっていたのであ
る。
アグ対象に対応する故障検出ロジックを変更した場合
に、その故障検出ロジックに関連する全ての故障検出ロ
ジックを見直す必要性が生じていた。上述した例で言え
ば、スロットルセンサの故障検出ロジックが変更される
と、吸気温センサの故障検出ロジックや、さらには、吸
気温センサに関連するエアフローセンサの故障検出ロジ
ックまでも、必要に応じて見直す必要があった。
の変更に要する時間が膨大なものになることがあり、再
利用性を低下させる原因となっていた。また、変更が大
きくなると、プログラムに不具合が生じる可能性も大き
くなるため、自己診断プログラムの品質低下を招くこと
にもなる。
なされたものであり、ダイアグ対象の故障検出を適切な
タイミングで実行する自己診断機能を備える車両用制御
装置において、ダイアグ対象の変更によって故障検出の
実行条件を修正する必要が生じても、自己診断機能を実
現するための自己診断プログラムの変更を容易にするこ
と目的とし、自己診断プログラムの品質向上に寄与す
る。
目的を達成するためになされた請求項1に記載の車両用
制御装置は、ダイアグ対象の故障を自動的に検出する自
己診断機能を備えている。この自己診断機能を実現する
ための自己診断プログラムでは、ダイアグ対象の故障を
検出する故障検出ロジックが、ダイアグ対象に係る単位
に、分割して記述されていることを前提としている。ダ
イアグ対象に係る単位は、ダイアグ対象毎であったり、
あるいは、故障検出処理毎であったりする。ダイアグ対
象と故障検出処理は1対1にほぼ対応するが、故障検出
処理が共通なダイアグ対象も存在する。したがって、自
己診断プログラムをコンパクトにするという観点から
は、故障検出処理毎に検出ロジックを設けることが好ま
しい。
部からのタイミング信号に基づき該当する故障検出ロジ
ックを実行する際の実行条件の判断ロジックを、前記故
障検出ロジックとは別に、まとめて記述した。例えば実
行条件の判断ロジックを、専用プログラムとして記述す
るという具合である。
とが考えられる。すなわち、自己診断プログラムは、オ
ブジェクト指向設計され、再利用が可能なオブジェクト
の単位で構成されており、ダイアグ対象の故障を検出す
る故障検出オブジェクトと、スケジューラオブジェクト
と、起動判定オブジェクトとを備える構造である。故障
検出オブジェクトは、ダイアグ対象に係る単位毎に用意
される。
外部からのタイミング信号に基づき、起動対象とする故
障検出オブジェクトを決定する。すると、起動判定オブ
ジェクトが、スケジューラオブジェクトにて決定された
起動対象の故障検出オブジェクトを起動すべきか否かを
判定し、当該判断結果に基づき、スケジューラオブジェ
クトへ起動許可を通知する。
ジェクトは、当該故障検出オブジェクトに対する起動指
示を行う。つまり、実行条件の判断ロジックを起動判定
オブジェクトが実行するようにし、故障検出オブジェク
トと別にしたのである。これによって、ダイアグ対象が
変更されて実行条件を修正する必要が生じても、対応す
る故障検出オブジェクト及び起動判定オブジェクトに変
更を加えることで対応でき、変更されたダイアグ対象に
直接的に関係しない故障検出オブジェクトまで修正する
必要がなくなる。その結果、自己診断プログラムの変更
を容易にすることができる。さらに、変更箇所がまとめ
られることで人為的なミスを減少させることもできるた
め、結果的に、自己診断プログラムの品質向上に寄与す
る。
オブジェクト間における、故障検出の関係を考慮して、
起動対象の故障検出オブジェクトを起動すべきか否かを
判定することが考えられる(請求項3)。ここでいう故
障検出の関係とは、上述したような、第1のセンサが異
常と判断された場合、そのセンサに関連する第2のセン
サの故障が正確に判断できないといったものや、第1の
センサの検出値を、第2のセンサの診断に利用するとい
ったものが一例として挙げられる。したがってより具体
化すると、故障検出の関係を考慮した判定は、起動対象
の故障検出オブジェクトに関連する他の故障検出オブジ
ェクトの故障検出結果又は故障検出実行履歴の少なくと
も一方に基づいてなされることが考えられる(請求項
4)。
ッテリから電力供給がなされているため、例えばバッテ
リが仮に外れていた場合、センサ自体に異常がなくて
も、センサによって取得される検出値が正常範囲になく
なることで、異常と判断されてしまう。したがって、バ
ッテリ電圧が定められた範囲にない場合には、診断を禁
止するか、若しくは、診断を行った後にその診断結果を
無効にするのが一般的である。つまり、いくつかの故障
検出では、バッテリ電圧が正常であることが条件となる
のである。
出の前提条件を考慮して、起動対象の故障検出オブジェ
クトを起動すべきか否かを判定するようにしてもよい
(請求項5)。前提条件は、少なくとも一部の故障検出
オブジェクト間で共通するものであればよい。より具体
化すると、前提条件を考慮した判定は、車両に搭載され
たバッテリの電圧又は車両のエンジン始動後の経過時間
の少なくとも一方に基づいてなされることが考えられる
(請求項6)。エンジン始動後の経過時間に基づくの
は、エンジン始動の直後には検出値が正常範囲にならな
いセンサもあるからである。
まとめて記述され、その変更が容易になる。また、この
ような前提条件が複数の故障検出ロジックに共通するこ
とを考えると、自己診断プログラムがコンパクトに設計
できる点で、自己診断プログラムの品質向上に寄与す
る。
からのタイミング信号に基づき、起動対象の故障検出オ
ブジェクトを決定する。したがって、実行タイミングの
変更があれば、スケジューラオブジェクトを変更するこ
とで対応できる。つまり、本発明では、実行タイミング
と実行条件が別のものであり、それぞれに決定されるこ
とに鑑み、スケジューラオブジェクトと、起動判定オブ
ジェクトとを設けたのである。
をさらに容易にするためには、スケジューラオブジェク
トが、外部からのタイミング信号に対応させて起動対象
の故障検出オブジェクトを記述した対応テーブルを有
し、当該対応テーブルを参照することによって、起動対
象の故障検出オブジェクトを決定するようにするとよい
(請求項7)。水温センサ診断、エアフローセンサ診断
及び吸気温センサ診断を例えば64ms毎に行うという
具合に、あるタイミングで複数の故障検出が行われる場
合もある。したがって、このようなタイミング信号と起
動対象の故障検出オブジェクトとの関係とをテーブル化
しておけば、作業者にとって分かり易く、実行タイミン
グの変更が容易になり、結果的に、自己診断プログラム
の品質向上に寄与する。
搭載される自己診断プログラムは、例えば、FD、M
O、DVD、CD−ROM、ハードディスク等のコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じて
コンピュータシステムにロードして起動することにより
用いることができる。この他、ROMやバックアップR
AMをコンピュータ読み取り可能な記録媒体としてプロ
グラムを記録しておき、このROMあるいはバックアッ
プRAMをコンピュータシステムに組み込んで用いても
よい。
例を図面を参照して説明する。図1は、エンジン制御シ
ステムの全体を示す構成図である。このエンジン制御シ
ステムは、エンジン11及び、このエンジン11を制御
するエンジン制御ユニット16を中心に構成されてい
る。このエンジン制御ユニット16が「車両用制御装
置」に相当する。
入空気が吸気管12を経て供給されている。この吸気管
12には、吸入空気量を測定するエアフローセンサ13
と、吸気温度を検出する吸気温センサ14が配置され、
さらに、アクセルペダルによって駆動されるスロットル
弁15が配置されている。
11の状態を示す各種信号が入力される。この信号を列
挙すれば、エアフローセンサ13からの吸入空気量検出
信号、スロットルセンサ17からのスロットル弁15の
開度検出信号、排出ガス中に含まれる酸素濃度を検出す
る空燃比センサ18からの信号、バッテリ19からのバ
ッテリ電圧信号、水温センサ20からの検出信号、エン
ジン11によって駆動されるディストリビュータ21か
らの回転信号、さらに気筒判別信号等である。
れらの各種検出信号に基づいてエンジン11の運転状態
に対応した燃料噴射量等を演算し、エンジン11の複数
の気筒それぞれに設定されるインジェクタ22a,22
b,22c,22dに対して燃料噴射指令を出力し、ま
た、イグナイタ23に対して点火指令信号を出力して、
エンジン11の運転制御を実行する。
両の各部位の診断も各センサ群からの検出信号に基づい
て実行する。このため、エンジン制御ユニット16に対
しては、異常検出結果の出力のための診断モードを設定
するテストスイッチ24が配置され、さらに、そのテス
ト結果であるダイアグノーシスの結果表示等を行う警告
灯25が接続されている。
御ユニット16に対して接続するイグニッションスイッ
チであり、このイグニッションスイッチ26に連動する
ようにしてスタータモータ27を制御するスタータスイ
ッチ28が設けられている。次に、エンジン制御ユニッ
ト16について説明する。図2は、図1に示したエンジ
ン制御ユニット16の構成を示すブロック図である。エ
ンジン制御ユニット16は、コンピュータシステムを構
成するCPU31を備える。このCPU31にはアナロ
グ入力回路32及びディジタル入力回路33からのデー
タが入力され、アナログ入力回路32からのアナログ入
力データは、A/D変換器34でディジタルデータに変
換されてCPU31に入力される。
ンサ13からの検出信号Us、水温センサ20からの検
出信号Thw、吸気温センサ14からの検出信号Th
a、及びバッテリ19の電圧+Bが入力される。一方、
ディジタル入力回路33には、ディストリビュータ21
からの気筒判別信号G1と回転角信号Ne、空燃比セン
サ18からの酸素濃度に対応したリーン・リッチ信号O
x、スロットルセンサ17からのスロットル弁15の開
度を示す信号STO、スタータスイッチ28からのスタ
ート信号STA、及びテストスイッチ24からの診断モ
ードを設定する信号Tが入力される。
2に入力される各種の検出信号をCPU31からの指令
に従い順次選択して読み取り、ディジタルデータに変換
するマルチプレクサ機能を有する。また、電源回路35
は、イグニッションスイッチ26を経てバッテリ19の
電圧+BをCPU31に供給し、また、常時バックアッ
プ用電源Battを供給している。
36、37及び38に供給され、エンジン制御ユニット
16からの出力信号として取り出される。すなわち、出
力回路36からはイグナイタ23に対して点火指令信号
IGtを出力する。また、出力回路37からは診断結果
を表す信号Wを出力して警告灯25を点灯制御する。出
力回路38からの出力信号τqは、エンジン11の運転
状態に対応した燃料噴射量を指示するもので、インジェ
クタ22a〜22dに出力されて、これらインジェクタ
22a〜22dの噴射量を変える。
1内には、後述する自己診断プログラムを格納するメモ
リ39が設けられている。このメモリ39は、ROM及
び、イグニッションスイッチ26がオフされているとき
にも電源供給されてデータを保持するスタンバイRAM
又は不揮発性のEEPROMとで構成されている。自己
診断プログラムは、ROM内に格納されている。そして
後述するように、スタンバイRAM又はEEPROMに
は、自己診断プログラムによって故障検出結果及び故障
検出の実行履歴が記憶される。
された自己診断プログラムに特徴を有するものである。
そこで次に、自己診断プログラムについて説明する。図
3は、自己診断プログラムの構造(アーキテクチャ)を
概念的に示した説明図である。自己診断プログラムは、
オブジェクト指向設計された複数のプログラムで構成さ
れる。既に知られるように、オブジェクト指向設計と
は、従来のソフトウェアが処理(例えば、燃料噴射とい
う処理)に着目したものに対し、モノを基本単位にモデ
ル化し、そのモノの特性や振る舞い(動作)で処理を記
述するものである。この基本単位を「オブジェクト」と
称し、オブジェクト指向設計されたプログラムは、この
オブジェクトを最小構成単位として記述される。プログ
ラム全体としては、オブジェクトからオブジェクトへの
通知(メッセージ)によりオブジェクト間を結合するこ
とで一連の処理が実行される。オブジェクトは、データ
(属性)とデータに対するメソッド(手続き)とを備
え、他のオブジェクトからのメッセージによってメソッ
ドを実行する。なお、本実施例中でも「オブジェクトが
・・・する。」というオブジェクトを主体とした表現を
用いるが、実際には、CPU31が処理プログラムを実
行することで実現されることは言うまでもない。
なオブジェクトのみを示した。つまり、本実施例におけ
る自己診断プログラムは少なくとも、診断スケジューラ
オブジェクト100と、診断起動判定オブジェクト20
0と、故障検出オブジェクト300とを備えている。な
お、図面中には(他の図面中でも)、オブジェクトを
「obj」と示した。
PF400上のプログラムであり、PF400との間で
適宜情報交換を行いながら動作する。診断スケジューラ
オブジェクト100は、PF400からの「タイミング
信号」としての診断開始通知があると、起動対象の故障
検出オブジェクト300を決定する。そして、起動対象
の故障検出オブジェクト300の起動許可を、診断起動
判定オブジェクト200へ依頼する。
スケジューラオブジェクト100から起動許可依頼があ
ると、実行条件判断に必要な情報を取得し、これらの情
報に基づいて、許可あるいは不許可を診断スケジューラ
オブジェクト100へ通知する。なお、図3に示すよう
に、車両に関する情報はPF400から取得し、故障検
出に関する情報はメモリ39のスタンバイRAM又はE
EPROMから取得する。
診断起動判定オブジェクト200からの許可通知を受け
取った場合にだけ、上述した起動対象の故障検出オブジ
ェクト300へ起動指示を発行する。故障検出オブジェ
クト300は、水温センサ、吸気温センサといったダイ
アグ対象毎に用意されており、診断スケジューラオブジ
ェクト100からの起動指示に基づき、該当するダイア
グ対象の故障検出を行う。そして、故障検出結果及び故
障検出の実行履歴は、メモリ39に記憶される。具体的
には、故障検出結果や実行履歴を保存するオブジェクト
(不図示)を用意しておき、このオブジェクトに対する
メッセージを出力して保存するようにすればよい。な
お、この故障検出結果に基づいて、上述した警告灯25
が点灯される。
たように各種の通知(メッセージ)によって結合されて
一連の処理を実行する。そこで次に、メッセージシーケ
ンスチャート(以下「MSC」という。)を参照して各
オブジェクト100〜300の結合をさらに詳しく説明
する。
ずPF400が診断スケジューラオブジェクト100に
診断開始を通知する。PF400からの診断開始通知が
あると、診断スケジューラオブジェクト100は、起動
処理S1を実行する。この起動処理S1にて、起動対象
の故障検出オブジェクト300が決定され、診断起動判
定オブジェクト200への診断許可依頼を経て、故障検
出オブジェクト300が起動される。
定オブジェクト200は、起動判定処理S2を実行し、
取得した情報に基づいて、許可/不許可のいずれかを、
診断スケジューラオブジェクト100へ通知する。許可
通知があることによって起動指示が発行されると、故障
検出オブジェクト300は、故障検出処理S3を実行す
る。故障検出処理S3による故障検出結果及び実行履歴
は上述したようにメモリ39に記憶される。
処理S3が終了すると、診断スケジューラオブジェクト
100に対し、故障検出の終了を通知する。起動指示を
発行した全ての故障検出オブジェクト300からの終了
通知があると、診断スケジューラオブジェクト100
は、PF400へ診断終了を通知することによって診断
処理が終了する。
れぞれ実行される、起動処理S1、起動判定処理S2、
及び故障検出処理S3を具体的に説明し、各オブジェク
ト100〜300の動作に対する理解を深める。まず起
動処理S1について、図5及び図6に基づき説明する。
00にて実行される起動処理S1を示すフローチャート
である。この起動処理S1は、上述したように、PF4
00から診断開始通知があると実行される。最初のステ
ップ(以下、ステップを単に記号Sで示す。)1000
において、起動対象の故障検出オブジェクト300を決
定する。この決定は、PF400から入力される診断開
始通知である駆動トリガに基づいてなされる。駆動トリ
ガと、起動対象となる故障検出オブジェクト300との
対応関係を記述したのが、図6に示す対応テーブルであ
る。この対応テーブルからは、64ms毎に入力される
駆動トリガに対し、水温センサ診断、エアフローセンサ
診断、・・・、吸気温センサ診断を行う複数の故障検出
オブジェクト300が起動対象になることが分かる。ま
た、128ms毎に入力される駆動トリガに対し、スロ
ットルセンサ診断を行う故障検出オブジェクト300が
起動対象になることが分かる。なお、駆動トリガとし
て、所定時間間隔で入力されるタイミング信号を例に挙
げたが、エンジンのクランク軸の回転角度に応じて入力
される信号であってもよい。
ェクト200に対し、起動許可依頼を通知する。この起
動許可依頼は、図6に示した対応テーブルの左側のオブ
ジェクトから順に行う。例えば64msの駆動トリガが
入力されると、まず、水温センサ診断を行う故障検出オ
ブジェクト300の起動許可を依頼することになる。
オブジェクト200は、許可/不許可のいずれかを通知
してくる。したがって次のS1020では、許可の通知
があったか否かを判断する。ここで許可の通知があった
場合(S1020:YES)、S1030にて該当する
故障検出オブジェクト300への起動指示を行い、その
後、S1040へ移行する。例えば水温センサ診断の起
動が許可された場合には、水温センサ診断を行う故障検
出オブジェクト300に対する起動指示を行うという具
合である。一方、許可の通知がなかった場合(S102
0:NO)、すなわち、不許可の通知があった場合に
は、S1030の処理を実行せず、S1040へ移行す
る。
故障検出オブジェクト300についての起動許可を全て
依頼したか否かを判断する。例えば64msの駆動トリ
ガがあった場合を例に挙げれば、水温センサ診断→エア
フローセンサ診断→吸気温センサ診断の順に全ての起動
許可を依頼したか否かを判断する。ここで全ての起動許
可を依頼している場合(S1040:YES)、本起動
処理S1を終了する。一方、依頼していないものがあれ
ば(S1040:NO)、S1010からの処理を繰り
返す。
処理S2について説明する。図7は、診断起動判定オブ
ジェクト200にて実行される起動判定処理S2を示す
フローチャートである。この起動判定処理S2は、診断
スケジューラオブジェクト100からの起動許可依頼
(図5中のS1010)があると実行される。
定に必要な情報を取得する。ここでは、故障検出結果及
び、故障検出の実行履歴、車両に搭載されたバッテリ1
9の電圧+B、エンジン始動後の経過時間を取得する。
続くS2010では、実行条件が成立したか否かを判断
する。この判断は、図8に例示した実行条件の判断テー
ブルに基づいて行われる。
他の診断項目との関係を表にした関係テーブルである。
例えばスロットルセンサ診断に関する行を見ると、水温
センサの「正常時」となっている。これは、スロットル
センサ診断の実行条件は、水温センサの診断結果が正常
であれば成立することを示している。同様に、吸気温セ
ンサ診断の実行条件は、スロットルセンサ診断の実行後
に成立し、また、エアフローセンサ診断の実行条件は、
スロットルセンサ診断の実行後で、さらに、吸気温セン
サの正常時に成立する。このような関係テーブルによれ
ば、S2000で取得される故障検出結果及び故障検出
の実行履歴に基づき、実行条件の成立を判断できる。
項目に対する前提条件を示す条件テーブルである。例え
ば水温センサ診断に関する行を見ると、始動後時間が0
s(秒)、バッテリ電圧が10V(ボルト)となってい
る。これは、水温センサ診断の実行条件は、エンジンの
始動直後から成立し、さらに、バッテリ電圧が10V以
上であれば成立することを示している。同様に、吸気温
センサ診断の実行条件は、エンジン始動から10sが経
過した後で、バッテリ電圧が10V以上であれば成立す
る。スロットルセンサ診断の実行条件は、エンジン始動
から5s経過後、バッテリ電圧10V以上で成立し、エ
アフローセンサ診断の実行条件は、エンジン始動から1
0s経過後、バッテリ電圧12V以上で成立する。この
ような条件テーブルによれば、2000で取得されるバ
ッテリ19の電圧+B及びエンジン始動後の経過時間に
基づき、実行条件の成立を判断できる。
のセンサに関する診断項目について例示したが、実際に
は、約200にも及ぶダイアグ対象に対して同様の判断
テーブルを作成すればよい。S2010にて実行条件が
成立したと判断された場合(S2010:YES)、S
2020にて許可通知を発行し、その後、本起動判定処
理S2を終了する。一方、実行条件が成立していないと
判断された場合(S2010:NO)、S2030にて
不許可通知を発行し、その後、本起動判定処理S2を終
了する。
理S3について説明する。なお、ここでは、水温センサ
診断を行う故障検出オブジェクト300の実行する処理
を例に挙げて説明する。この故障検出処理S3は、診断
スケジューラオブジェクト100からの起動指示がある
と実行される。
サ値を読み込む。ここでいう水温センサ値は、水温セン
サ20からの検出信号Thwの電圧値である。続くS3
010にて、水温センサ値が所定範囲内にあるか否かを
判断する。例えば水温センサ値が、0.1V〜4.9V
の範囲で得られる構成では、0.1Vを下回っていた
り、4.9Vを上回っていたりする場合、断線などによ
って水温センサ値が固着していることが考えられる。こ
こで所定範囲内であると判断された場合(S3010:
YES)、S3020にて正常と判定し、その後、故障
検出の終了を通知して、本故障検出処理S3を終了す
る。一方、所定範囲内でないと判断された場合(S30
10:NO)、S3030にて異常と判定し、その後、
故障検出の終了を通知して、本故障検出処理S3を終了
する。
0を構成したことによる効果を次に述べる。なお、ここ
での説明に対する理解を容易にするため、繰り返すこと
になるが、従来のプログラム構造の問題点を簡単に説明
する。ダイアグ対象の変更に合わせ簡単に自己診断プロ
グラムを変更できるようにするため、例えばダイアグ対
象毎に故障検出ロジックを記述することは周知のことで
ある。また、故障検出ロジックの実行タイミングを決定
するために、スケジューラを設けることも提案されてい
た。
実行には、タイミングだけでなく、他の故障検出ロジッ
クとの関連性を考慮する必要があり、この関連性を考慮
した実行条件判断を故障検出ロジックで行っていたた
め、ダイアグ対象の変更あるいは実行タイミングの変更
に対し、対応する故障検出ロジックのみでなく、関連性
を有する故障検出ロジックの修正が必要になる場合があ
った。
出ロジックとの関連性(図8(a)参照)を診断起動判
定オブジェクト200が判断するようにし(図7中のS
2010)、故障検出オブジェクト300と別にした。
これによって、ダイアグ対象が変更されて実行条件を修
正する必要が生じても、対応する故障検出オブジェクト
300及び診断起動判定オブジェクト200に変更を加
えることで対応でき、変更されたダイアグ対象に直接的
に関係しない故障検出オブジェクト300まで修正する
必要がなくなる。その結果、自己診断プログラムの変更
を容易にすることができる。さらに、変更箇所がまとめ
られることで人為的なミスを減少させることもできるた
め、結果的に自己診断プログラムの品質向上に寄与す
る。
オブジェクト200が、故障検出の前提条件(図8
(b)参照)までを判断するようにした(図7中のS2
010)。その結果、診断実行の前提条件も診断起動判
定オブジェクト200にまとめて記述され、その変更が
容易になる。また、このような前提条件には共通するも
のが多いため、個々の故障検出ロジックでこれらの前提
条件を判断するプログラム構造と比較して、自己診断プ
ログラムがコンパクトに設計できる点で、自己診断プロ
グラムの品質向上に寄与する。
ジェクト200とは別に診断スケジューラオブジェクト
100を備えているため、実行タイミングの変更があっ
た場合には、診断スケジューラオブジェクト100を変
更することで対応できる。この診断スケジューラオブジ
ェクト100は、図6に示した対応テーブルに基づい
て、起動対象の故障検出オブジェクト300を決定す
る。このように、診断開始通知である駆動トリガと、起
動対象の故障検出オブジェクト300との関係とをテー
ブル化しておけば、作業者にとって分かり易く、実行タ
イミングの変更作業がさらに容易になる。そしてこれは
結果的に、自己診断プログラムの品質向上につながる。
ェクト100が「スケジューラオブジェクト」に相当
し、診断起動判定オブジェクト200が「起動判定オブ
ジェクト」に相当し、故障検出オブジェクト300が
「故障検出オブジェクト」に相当する。
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
において種々なる形態で実施し得る。例えば上記実施例
では、実行条件の成立を判断するために故障検出結果、
故障検出の実行履歴、バッテリ19の電圧+B、及びエ
ンジン始動後の経過時間を取得している。しかし、実行
条件の成立を判断できる情報であればよく、これらに限
定されるものではない。例えばダイアグ対象や車両のハ
ードウェアに関係しないエンジン制御ユニット16内部
の情報で実行条件の成立を判断することも考えられる。
クト300をダイアグ対象毎に用意したが、故障検出処
理毎に用意することも考えられる。ダイアグ対象の中に
は故障検出処理を共通にできるものも存在するためであ
る。このようにすれば、自己診断プログラムをよりコン
パクトにできる。
ある。
ロック図である。
明図である。
Cである。
ーブルである。
である。
Claims (8)
- 【請求項1】ダイアグ対象の故障を自動的に検出する自
己診断機能を備えた車両用制御装置において、 前記自己診断機能を実現するための自己診断プログラム
では、ダイアグ対象の故障を検出する故障検出ロジック
が前記ダイアグ対象に係る単位に分割して記述されてい
る前提の下、外部からのタイミング信号に基づき該当す
る故障検出ロジックを実行する際の実行条件の判断ロジ
ックを、前記故障検出ロジックとは別に、まとめて記述
したことを特徴とする自己診断機能を備えた車両用制御
装置。 - 【請求項2】ダイアグ対象の故障を自動的に検出する自
己診断機能を備えた車両用制御装置において、 前記自己診断機能を実現するための自己診断プログラム
は、 オブジェクト指向設計され、再利用が可能なオブジェク
トの単位で構成されており、 前記ダイアグ対象に係る単位毎に用意され、前記ダイア
グ対象の故障を検出する故障検出オブジェクトと、 外部からのタイミング信号に基づき、起動対象とする前
記故障検出オブジェクトを決定すると共に、起動許可が
あれば当該故障検出オブジェクトに対する起動指示を行
うスケジューラオブジェクトと、 前記スケジューラオブジェクトにて決定された前記起動
対象の故障検出オブジェクトを起動すべきか否かを判定
し、当該判定結果に基づき、前記スケジューラオブジェ
クトへ前記起動許可を通知する起動判定オブジェクトと
を備えていることを特徴とする自己診断機能を備えた車
両用制御装置。 - 【請求項3】請求項2に記載の車両用制御装置におい
て、 前記起動判定オブジェクトは、前記故障検出オブジェク
ト間における、故障検出の関係を考慮して、前記起動対
象の故障検出オブジェクトを起動すべきか否かを判定す
ることを特徴とする自己診断機能を備えた車両用制御装
置。 - 【請求項4】請求項3に記載の車両用制御装置におい
て、 前記故障検出の関係を考慮した判定は、起動対象の故障
検出オブジェクトに関連する他の故障検出オブジェクト
の故障検出結果又は故障検出実行履歴の少なくとも一方
に基づいてなされることを特徴とする自己診断機能を備
えた車両用制御装置。 - 【請求項5】請求項2〜4のいずれかに記載の車両用制
御装置において、 前記起動判定オブジェクトは、前記故障検出オブジェク
ト間で共通する、故障検出の前提条件を考慮して、前記
起動対象の故障検出オブジェクトを起動すべきか否かを
判定することを特徴とする自己診断機能を備えた車両用
制御装置。 - 【請求項6】請求項5に記載の車両用制御装置におい
て、 前記故障検出の前提条件を考慮した判定は、車両に搭載
されたバッテリの電圧又は車両のエンジン始動後の経過
時間の少なくとも一方に基づいてなされることを特徴と
する自己診断機能を備えた車両用制御装置。 - 【請求項7】請求項2〜6のいずれかに記載の車両用制
御装置において、 前記スケジューラオブジェクトは、前記外部からのタイ
ミング信号に対応させて前記起動対象の故障検出オブジ
ェクトを記述した対応テーブルを有し、当該対応テーブ
ルを参照することによって、前記起動対象の故障検出オ
ブジェクトを決定することを特徴とする自己診断機能を
備えた車両用制御装置。 - 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の自己診断
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体。
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