JPH0895788A - オブジェクト指向診断型エキスパートシステム - Google Patents

オブジェクト指向診断型エキスパートシステム

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Publication number
JPH0895788A
JPH0895788A JP6233574A JP23357494A JPH0895788A JP H0895788 A JPH0895788 A JP H0895788A JP 6233574 A JP6233574 A JP 6233574A JP 23357494 A JP23357494 A JP 23357494A JP H0895788 A JPH0895788 A JP H0895788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
result
diagnostic
information
attribute
diagnosis
Prior art date
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Pending
Application number
JP6233574A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Nakadai
高宏 中台
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Software Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Software Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Software Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Software Engineering Co Ltd
Priority to JP6233574A priority Critical patent/JPH0895788A/ja
Publication of JPH0895788A publication Critical patent/JPH0895788A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 診断型エキスパートシステムの保守効率及び
開発効率を向上する。 【構成】 診断結果を第1の属性値,診断対象の情報を
第2の属性値,該第2の属性値を読み込み、診断結果を
同定し、前記第1の属性値に「該当」または「非該当」
を診断結果として設定するメソッドから成る複数の診断
結果オブジェクトと、これら複数の診断結果オブジェク
トのうち第1の属性値が「該当」となっている診断結果
オブジェクトを探索し、この診断結果オブジェクトに対
応する診断結果の情報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オブジェクト指向診断
型エキスパートシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、知識ベースと推論機構を用い、診
断対象から取得した情報に基づき、診断対象の状態、事
象、症状、故障原因等を推論し、診断結果を導きだす診
断型エキスパートシステムが実用化されている。
【0003】一般の診断型エキスパートシステムの診断
知識は、図6の自動車故障診断の例に示すようにツリー
図で表現される。この診断知識を基に診断型エキスパー
トシステムを構築する場合、診断対象から「燃料」、
「燃料タンク」、「ヘッドライト」、「車幅ランプ」、
「エンジン始動」などの情報101,102,103,
104,105を取得し、この取得情報101〜105
をオブジェクト、「空」、「入」、「破損」、「正
常」、「滅灯」、「点灯」などの情報111〜118を
属性値として表現し、「燃料タンク破損」、「燃料切
れ」、「ヘッドライトランプ切れ」、「バッテリー上が
り」などの診断結果121〜124を同定する知識をル
ールで表現することによって実現される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な従来の構築方法を用いた場合、ある結果を導き出すた
めに必要なルールがルールテーブル中の随所に分散して
記述されてしまうと、ルールが判り難くなるという問題
があった。
【0005】また、ルールの追加時または変更時に、追
加または変更するルールが他のルールに影響を及ぼす場
合、その影響範囲のルールをも変更しなければならず、
保守が極めて面倒であるという問題があった。
【0006】また、診断結果を追加する場合も同様に、
追加箇所が判りづらく、他のルールの変更も必要になる
という問題があった。
【0007】本発明の目的は、ルールや診断結果の追加
または変更などの保守を容易に行うことができるオブジ
ェクト指向診断型エキスパートシステムを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、診断結果を第1の属性値,診断対象の情
報を第2の属性値,該第2の属性値を読み込み、診断結
果を同定し、前記第1の属性値に「該当」または「非該
当」を診断結果として設定するメソッドから成る複数の
診断結果オブジェクトと、これら複数の診断結果オブジ
ェクトのうち第1の属性値が「該当」となっている診断
結果オブジェクトを探索し、この診断結果オブジェクト
に対応する診断結果の情報を出力する手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、診断結果毎にオブジェクトを
作成する。そのオブジェクトに診断対象から取得した情
報を属性値として設定し、診断結果を同定するメソッド
によりその属性値を読み込むことにより診断結果を同定
し、診断結果の属性値に「該当」または「非該当」を設
定する。
【0010】従って、「該当」となっているオブジェク
トを検出することにより、診断対象に関する診断結果を
得ることができる。
【0011】また、診断に必要な診断対象の情報の変更
又は追加は、属性値を追加するのみで可能となる。ま
た、診断結果の追加は、オブジェクトを作成し、診断結
果の同定に必要な診断対象の情報を属性の値に与えるこ
とで可能となる。これにより、診断型エキスパートシス
テムの構築及び保守を効率良く行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面により
詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例を示すシステム
構成図であり、知識ベース2の診断結果オブジェクトの
メソッドを実行し、推論を行う推論機構1、診断結果を
導き出すための知識を診断結果オブジェクトとして備え
た知識ベース2、診断対象の情報を取得し、保持する診
断対象情報取得部3、診断対象5の情報をシステムに入
力する入力装置4とから構成されている。
【0014】知識ベース2は、予想される診断結果ごと
に作成される複数の診断結果オブジェクト2Bと、クラ
スオブジェクト2Aとから成り、診断結果オブジェクト
2Bは、診断結果を第1の属性値,診断対象の情報を第
2の属性値,該第2の属性値を読み込み、診断結果を同
定し、前記第1の属性値に「該当」または「非該当」を
診断結果として設定するメソッドから構成されている。
【0015】図2は、図5の知識を基にして作成した診
断結果毎のオブジェクト2Bの一部を表わした構成図で
あり、「燃料タンク破損」、「燃料切れ」、「ヘッドラ
イトランプ切れ」、「バッテリー上がり」などの診断結
果121〜124のオブジェクト26が属するクラスオ
ブジェクト21を作成する。
【0016】クラスオブジェクト21は、名称22が設
定され、情報属性(第2の属性値)23と結果属性(第
1の属性値)24と同定メソッド25を有し、各診断結
果オブジェクト26はそれを継承するようになってい
る。
【0017】情報属性23には、自オブジェクトの結果
を同定するために必要な情報を与える。例えば、名称2
7が「燃料切れ」オブジェクト26には、「燃料切れ」
と「燃料タンク正常」という情報が同定のために必要と
なるため、情報属性23には図2の符号28で示すよう
な値が与えられる。
【0018】このような構成の各診断結果オブジェクト
26の同定メソッド25にメッセージ送信することによ
り、自オブジェクトの診断結果を同定することができ
る。
【0019】図3は、同定メソッド25の処理内容を示
すフローチャートであり、まず、情報属性23の値が取
得済みの情報に反しているかをチェックする(ステップ
31)。反している場合は、結果属性24に「該当せ
ず」を設定し(ステップ36)、処理を終了する。
【0020】反していない場合は、まだ取得されていな
い情報があるか否かを調べ(ステップ32)、あればそ
の情報を取得し(ステップ33)、その取得した情報が
情報属性23に反すれば(ステップ34)、結果属性2
4に「該当せず」を設定し、処理を終了し、反していな
い場合は、全ての情報を取得したうえで、反する情報で
なければ結果属性24に「該当」を設定し、処理を終了
する。
【0021】図4は、診断結果を同定するためのルール
の内容例を示すものであり、同定ルール42は、符号4
3の記述内容に従い、結果属性24が設定されていない
診断結果オブジェクト26を探し、結果属性24が設定
されていない診断結果オブジェクト26が検出されたな
らば、符号44の記述内容に従い、そのオブジェクト2
6の同定メソッド25にメッセージ送信する。
【0022】同定済みルール45は、符号46の記述内
容に従い、結果属性24の値が「該当」の診断結果オブ
ジェクト26を探し、検出されたならば、符号47の記
述内容に従い、その診断結果オブジェクト26が故障原
因を示しているものとして、診断結果を表示する。
【0023】この図4の同定ルール群41を実行するこ
とにより診断結果を同定することができる。
【0024】なお、同定ルール41により診断結果を同
定しているが、診断を実行するためのオブジェクトを作
成し、そのオブジェクトのメソッドから診断結果オブジ
ェクト26の同定メソッド25にメッセージ送信するこ
とによっても診断結果の同定が可能となる。
【0025】また、同定メソッド25を1つの情報を取
得するごとに終了するようにし、同定メソッド25への
メッセージ送信をした後、情報の新たな取得なしに診断
結果が同定される診断結果オブジェクト26を探すとい
うことを繰り返す同定方法も可能となる。
【0026】以上のように本実施例によれば、診断結果
毎にオブジェクト26を作成し、そのオブジェクト26
に診断対象5から取得した情報を属性値として設定し、
診断結果を同定するメソッド25によりその属性値を読
み込むことにより診断結果を同定し、診断結果の属性値
に「該当」または「非該当」を設定する。
【0027】従って、「該当」となっているオブジェク
トを検出するのみで、診断対象に関する診断結果を容易
に得ることができる。
【0028】また、診断に必要な診断対象の情報の変更
又は追加は、属性値を追加するのみで可能となる。
【0029】例えば、燃料パイプの状態を判断する必要
が生じた場合、図5に破線で示すように、「パイプ正
常」という診断対象情報29を追加するのみでよい。
【0030】また、診断結果の追加は、そのオブジェク
トを作成し、診断結果の同定に必要な診断対象の情報を
属性値に与えるのみで可能となる。
【0031】この結果、診断型エキスパートシステムの
構築及び保守を効率良く行うことができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ある診断結果を同定するための知識が1つのオブジェク
トにカプセル化されているため、診断対象の情報の変更
及び追加に際しては、診断対象の情報を保持している属
性の値を変更するだけで対処することができ、また、診
断結果の追加に関しても、新しいオブジェクトを作成
し、その診断結果を同定するための診断対象の情報を属
性の値として与えるだけですむため、システム自身の構
築及び保守を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシステム構成図であ
る。
【図2】診断結果をオブジェクトにカプセル化した本発
明の概念図である。
【図3】診断結果オブジェクトの同定メソッドの処理内
容を示すフローチャートである。
【図4】診断結果を同定するルールの一例を示す説明図
である。
【図5】診断に必要な診断対象の情報の追加を行う場合
の説明図である。
【図6】自動車の故障診断システムを例にした診断知識
のツリー図である。
【符号の説明】
1…推論機構、2…知識ベース、21…診断結果クラス
オブジェクト、22…診断結果クラスオブジェクト名、
23…情報属性、24…結果属性、25…同定メソッ
ド、26…診断結果オブジェクト、27…診断結果オブ
ジェクト名、41…ルール群。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 知識ベースと推論機構を用いて診断対象
    に関する診断結果を同定する診断型エキスパートシステ
    ムにおいて、 診断結果を第1の属性値,診断対象の情報を第2の属性
    値,該第2の属性値を読み込み、診断結果を同定し、前
    記第1の属性値に「該当」または「非該当」を診断結果
    として設定するメソッドから成る複数の診断結果オブジ
    ェクトと、 これら複数の診断結果オブジェクトのうち第1の属性値
    が「該当」となっている診断結果オブジェクトを探索
    し、この診断結果オブジェクトに対応する診断結果の情
    報を出力する手段とを備えたことを特徴とするオブジェ
    クト指向診断型エキスパートシステム。
JP6233574A 1994-09-28 1994-09-28 オブジェクト指向診断型エキスパートシステム Pending JPH0895788A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6233574A JPH0895788A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 オブジェクト指向診断型エキスパートシステム

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JPH0895788A true JPH0895788A (ja) 1996-04-12

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JP6233574A Pending JPH0895788A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 オブジェクト指向診断型エキスパートシステム

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Cited By (3)

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