JP2009127574A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者が車両の走行を開始する前に燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実行できるようにする。
【解決手段】マイクロコンピュータ11の燃料カットフェイルセーフ機能監視部16は、エンジンの運転が停止されている期間(例えばエンジン始動前)に燃料カットフェイルセーフ機能診断期間を設定し、該燃料カットフェイルセーフ機能診断期間に、異常監視装置21の燃料カットフェイルセーフ実行部23に燃料カットフェイルセーフ実行指示信号を送信することで、該燃料カットフェイルセーフ実行部23から燃料カットフェイルセーフ信号をインジェクタドライバ17に出力させて該インジェクタドライバ17の動作を停止させ、その時のインジェクタドライバ17のDisableポートの出力レベルを監視することで、燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも燃料噴射装置を制御するマイクロコンピュータの動作状態を監視して該マイクロコンピュータの異常を検出したときに燃料カットフェイルセーフ機能を作動させる内燃機関の制御装置に関する発明である。
この種の内燃機関の制御装置としては、例えば特許文献1(特表平4−500846号公報)に記載されたものがある。このものは、車両走行中に減速時燃料カットを実行しているときに、燃料カットフェイルセーフ機能を強制的に作動させて、その作動状態を監視することで、車両走行中にドライバビリティに影響を与えることなく、燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実行するようにしている。
特表平4−500846号公報
しかし、上記特許文献1の構成では、車両走行中の減速時燃料カット期間中に燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実行するようにしているため、車両の走行を開始してから減速時燃料カットが実行されるまでの期間は、燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断が実施されないまま車両を走行させることになる。このため、車両の走行を開始してから減速時燃料カットが実行されるまでの期間は、たとえ燃料カットフェイルセーフ機能が異常になっていても、その異常が検出されずに車両を走行させてしまうという問題があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、運転者が車両の走行を開始する前に燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実行できて、燃料カットフェイルセーフ機能が異常になっている状態で車両を走行させることを未然に防止できる内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、内燃機関の少なくとも燃料噴射装置を制御するマイクロコンピュータと、このマイクロコンピュータの動作状態を監視して該マイクロコンピュータの異常を検出したときに前記燃料噴射装置に対して各気筒の燃料噴射を強制停止させるための燃料カットフェイルセーフ信号を出力して燃料カットフェイルセーフ機能を作動させる異常監視装置とを備えた内燃機関の制御装置において、前記マイクロコンピュータは、内燃機関の運転が停止されている期間に燃料カットフェイルセーフ機能診断期間を設定し、該燃料カットフェイルセーフ機能診断期間に前記異常監視装置から前記燃料カットフェイルセーフ信号を前記燃料噴射装置に出力させて、その時の該燃料噴射装置の動作状態監視用ポートの信号状態を監視することで前記燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実行する燃料カットフェイルセーフ機能監視部を備えた構成としたものである。このようにすれば、運転者が車両の走行を開始する前に燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実行することが可能となり、燃料カットフェイルセーフ機能が異常になっている状態で車両を走行させることを未然に防止できる。
本発明は、燃料カットフェイルセーフ機能診断期間を内燃機関の運転が停止されている期間に設定すれば良く、従って、例えば、内燃機関の停止後に電源供給回路のメインリレーが暫くオン状態に維持される期間(内燃機関の停止後のメインリレーのオン期間)に燃料カットフェイルセーフ機能診断期間を設定しても良い。
しかし、内燃機関の停止後のメインリレーのオン期間に燃料カットフェイルセーフ機能診断期間を設定した場合は、内燃機関の停止時間が長期間になると、内燃機関の停止中に何等かの原因で燃料カットフェイルセーフ機能に異常が発生する可能性がある。
そこで、請求項2のように、内燃機関のイグニッションスイッチがオン操作されてから内燃機関の始動が開始されるまでの期間に燃料カットフェイルセーフ機能診断期間を設定するようにすると良い。このようにすれば、内燃機関の停止中に何等かの原因で燃料カットフェイルセーフ機能に異常が発生した場合でも、その後、イグニッションスイッチがオン操作されてから内燃機関の始動が開始されるまでの期間に燃料カットフェイルセーフ機能の異常を検出することができ、燃料カットフェイルセーフ機能が異常になっている状態で車両を走行させることを確実に防止できる。
また、本発明は、請求項3のように、燃料カットフェイルセーフ機能監視部は、燃料カットフェイルセーフ機能診断期間に異常監視装置に対して燃料カットフェイルセーフ信号の出力を指示することで該異常監視装置から燃料カットフェイルセーフ信号を燃料噴射装置に出力させるようにしても良い。このようにすれば、簡単な処理で異常監視装置から燃料カットフェイルセーフ信号を燃料噴射装置に出力させることができる。
或は、マイクロコンピュータが、該マイクロコンピュータの動作をテストするテスト実行部を備えている場合は、請求項4のように、燃料カットフェイルセーフ機能監視部は、燃料カットフェイルセーフ機能診断期間にテスト実行部から異常なテスト結果を異常監視装置に送信させて該異常監視装置にマイクロコンピュータの異常を検出させる状態にすることで、該異常監視装置から燃料カットフェイルセーフ信号を前記燃料噴射装置に出力させるようにしても良い。このようにすれば、燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実行する際に、マイクロコンピュータのテスト実行部と異常監視装置の異常判定部の両方が正常に機能するか否かも併せて判定することができる利点がある。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体化した2つの実施例1,2を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図3に基づいて説明する。
まず、図1に基づいてシステム全体の構成を説明する。
マイクロコンピュータ11(CPU)は、少なくとも燃料噴射装置12を制御するエンジン制御部13と、このエンジン制御部13の動作状態を監視するエンジン制御監視部14と、該マイクロコンピュータ11の動作をテストするテスト実行部15と、燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実行する燃料カットフェイルセーフ機能監視部16等の各機能を搭載し、各機能をROM(図示せず)に記憶された各種のプログラムによって実現するようになっている。エンジン制御部13は、燃料噴射装置12の他に、例えば、図示しないエンジン(内燃機関)の電子スロットル装置、可変バルブ装置、EGR装置等のいずれか少なくとも1つを制御するようにしても良い。
燃料噴射装置12は、エンジン制御部13から噴射信号が入力されるインジェクタドライバ17と、このインジェクタドライバ17によって駆動される各気筒のインジェクタ18(燃料噴射弁)とから構成され、1つのインジェクタドライバ17によって全気筒のインジェクタ18が駆動されるようになっている。
一方、異常監視装置21は、マイクロコンピュータ11の動作状態を監視してマイクロコンピュータ11の異常の有無を判定する異常判定部22と、この異常判定部22でマイクロコンピュータ11の異常を検出したときにインジェクタドライバ17に対して各気筒の燃料噴射を強制停止させるための燃料カットフェイルセーフ信号を出力して燃料カットフェイルセーフ機能を作動させる燃料カットフェイルセーフ実行部23等の各機能を搭載している。この異常監視装置21は、異常監視用ICで構成しても良いし、上記マイクロコンピュータ11とは別のマイクロコンピュータ(CPU)で構成しても良い。
本実施例1では、マイクロコンピュータ11の燃料カットフェイルセーフ機能監視部16は、エンジンの運転が停止されている期間に燃料カットフェイルセーフ機能診断期間を設定し、該燃料カットフェイルセーフ機能診断期間に、異常監視装置21の燃料カットフェイルセーフ実行部23に燃料カットフェイルセーフ実行指示信号を送信することで、該燃料カットフェイルセーフ実行部23から燃料カットフェイルセーフ信号をインジェクタドライバ17に出力させて該インジェクタドライバ17の動作を停止させ、その時のインジェクタドライバ17の動作状態を示すDisableポート(動作状態監視用ポート)の出力レベルを監視することで、燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実行する。
本発明は、燃料カットフェイルセーフ機能診断期間をエンジンの運転が停止されている期間に設定すれば良く、従って、例えば、エンジン停止後に図示しない電源供給回路のメインリレーが暫くオン状態に維持される期間(エンジン停止後のメインリレーのオン期間)に燃料カットフェイルセーフ機能診断期間を設定しても良い。
しかし、エンジン停止後のメインリレーのオン期間に燃料カットフェイルセーフ機能診断期間を設定した場合は、エンジン停止時間が長期間になると、エンジン停止中に何等かの原因で燃料カットフェイルセーフ機能に異常が発生する可能性がある。
そこで、本実施例1では、図示しないイグニッションスイッチがオン操作されてからエンジンの始動が開始されるまでの期間に燃料カットフェイルセーフ機能診断期間を設定するようにしている。このようにすれば、エンジン停止中に何等かの原因で燃料カットフェイルセーフ機能に異常が発生した場合でも、その後、イグニッションスイッチがオン操作されてからエンジンの始動が開始されるまでの期間に燃料カットフェイルセーフ機能の異常を検出することができる。
以上説明した本実施例1の燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断は、マイクロコンピュータ11によって図2の燃料カットフェイルセーフ機能異常診断プログラムに従って次のように実行される。本プログラムは、マイクロコンピュータ11の電源オン期間中(電源供給回路のメインリレーのオン期間中)に所定周期で実行される。
本プログラムが起動されると、まずステップ101で、IGフラグがイグニッションスイッチのオン状態を示すONであるか否かを判定し、IGフラグがイグニッションスイッチのオフ状態を示すOFFであれば、燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断が禁止されていると判断して、以降の処理を行うことなく、本プログラムを終了する。
一方、上記ステップ101で、IGフラグがONであると判定されれば、ステップ102に進み、エンジン始動前であるか否かを判定し、エンジン始動前でなければ、燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断が禁止されていると判断して、以降の処理を行うことなく、本プログラムを終了する。
上述したステップ101とステップ102で共に「Yes」と判定されれば、燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断が許可されている燃料カットフェイルセーフ機能診断期間であると判断して、ステップ103に進み、燃料カットフェイルセーフ機能監視実行フラグをONにセットして、燃料カットフェイルセーフ機能監視部16を作動させる。
この後、ステップ104に進み、燃料カットフェイルセーフ実行フラグをONにセットして、燃料カットフェイルセーフ機能監視部16から異常監視装置21の燃料カットフェイルセーフ実行部23に燃料カットフェイルセーフ実行指示信号を送信することで、該燃料カットフェイルセーフ実行部23から燃料カットフェイルセーフ信号をインジェクタドライバ17に出力させて、該インジェクタドライバ17の動作を停止させ、その時のインジェクタドライバ17のDisableポートの出力レベルを燃料カットフェイルセーフ機能監視部16で監視する。
この際、燃料カットフェイルセーフ機能が正常であれば、Disableポートの出力レベルがHレベルとなって、DisableフラグがONにセットされ、燃料カットフェイルセーフ機能が異常であれば、Disableポートの出力レベルがLレベルのまま変化せず、DisableフラグがOFFに維持される。
そして、次のステップ105で、DisableフラグがONであるか否かで、燃料カットフェイルセーフ機能が正常であるか否かを判定し、DisableフラグがONであれば、燃料カットフェイルセーフ機能が正常であると判定して異常フラグをOFFに維持し(ステップ106)、DisableフラグがOFFであれば、燃料カットフェイルセーフ機能が異常であると判定して異常フラグをONにセットする(ステップ107)。
燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断終了時に、異常フラグがOFFに維持されていれば、直ちにエンジンの始動(スタータへの通電)が許可されるが、異常フラグがONにセットされていれば、エンジンの始動が禁止される。
以上説明した図2の燃料カットフェイルセーフ機能異常診断プログラムの実行例が図3のタイムチャートに示されている。図3に示すように、運転者がイグニッションスイッチをオン操作してIGフラグがOFFからONに切り換えられた直後に、燃料カットフェイルセーフ機能監視実行フラグと燃料カットフェイルセーフ実行フラグがそれぞれONにセットされて、燃料カットフェイルセーフ機能監視部16から異常監視装置21の燃料カットフェイルセーフ実行部23に燃料カットフェイルセーフ実行指示信号が送信されて燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断が実行される。
これにより、異常監視装置21の燃料カットフェイルセーフ実行部23から燃料カットフェイルセーフ信号がインジェクタドライバ17に出力されて、該インジェクタドライバ17の動作が停止され、その時のインジェクタドライバ17のDisableポートの出力レベルがマイクロコンピュータ11に読み込まれる。このとき、燃料カットフェイルセーフ機能が正常であれば、Disableポートの出力レベルがHレベルとなって、DisableフラグがONにセットされ、燃料カットフェイルセーフ機能が異常であれば、Disableポートの出力レベルがLレベルのまま変化せず、DisableフラグがOFFに維持される。この関係から、DisableフラグがONであるか否かで、燃料カットフェイルセーフ機能が正常であるか否かが判定される。
その結果、燃料カットフェイルセーフ機能が正常であることが確認されれば、直ちに始動許可状態となり、運転者が始動操作すれば、直ちにスタータ(図示せず)に通電されてエンジンが始動される。
以上説明した本実施例1によれば、エンジンの運転が停止されている期間(エンジン始動前)に燃料カットフェイルセーフ機能診断期間を設定し、該燃料カットフェイルセーフ機能診断期間に、異常監視装置21の燃料カットフェイルセーフ実行部23に燃料カットフェイルセーフ実行指示信号を送信することで、該燃料カットフェイルセーフ実行部23から燃料カットフェイルセーフ信号をインジェクタドライバ17に出力させて、その時のインジェクタドライバ17のDisableポートの出力レベルを監視することで、燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実行するようにしたので、運転者が車両の走行を開始する前に燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実行することが可能となり、燃料カットフェイルセーフ機能が異常になっている状態で車両を走行させることを未然に防止できる。
しかも、本実施例1では、イグニッションスイッチがオン操作されてからエンジンの始動が開始されるまでの期間に燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実行するようにしたので、エンジン停止中に何等かの原因で燃料カットフェイルセーフ機能に異常が発生した場合でも、その後、イグニッションスイッチがオン操作されてからエンジンの始動が開始されるまでの期間に燃料カットフェイルセーフ機能の異常を検出することができ、燃料カットフェイルセーフ機能が異常になっている状態で車両を走行させることを確実に防止できる。
また、異常監視装置21の燃料カットフェイルセーフ実行部23から燃料カットフェイルセーフ信号をインジェクタドライバ17に出力して、該インジェクタドライバ17の動作を停止させることで、全気筒の燃料カットフェイルセーフの検査を同時に実施でき、素早く燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実施できる利点もある。
上記実施例1では、燃料カットフェイルセーフ機能診断期間にマイクロコンピュータ11の燃料カットフェイルセーフ機能監視部16から異常監視装置21の燃料カットフェイルセーフ実行部23に燃料カットフェイルセーフ実行指示信号を送信することで、該燃料カットフェイルセーフ実行部23から燃料カットフェイルセーフ信号をインジェクタドライバ17に出力させて、燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実行するようにしたが、図4及び図5に示す本発明の実施例2では、マイクロコンピュータ11がテスト実行部15を備えていることに着眼して、マイクロコンピュータ11の燃料カットフェイルセーフ機能監視部16は、燃料カットフェイルセーフ機能診断期間にテスト実行部15から異常なテスト結果を異常監視装置21の異常判定部22に送信させて該異常判定部22にマイクロコンピュータ11の異常を検出させる状態にすることで、該異常監視装置21の燃料カットフェイルセーフ実行部23から燃料カットフェイルセーフ信号をインジェクタドライバ17に出力させるようにしている。その他の構成は、前記実施例1(図1)と同じである。
以上説明した本実施例2の燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断は、図4の燃料カットフェイルセーフ機能異常診断プログラムに従って次のように実行される。本プログラムは、マイクロコンピュータ11の電源オン期間中に所定周期で実行される。
本プログラムが起動されると、まずステップ201で、IGフラグがイグニッションスイッチのオン状態を示すONであるか否かを判定し、IGフラグがイグニッションスイッチのオフ状態を示すOFFであれば、燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断が禁止されていると判断して、以降の処理を行うことなく、本プログラムを終了する。
一方、上記ステップ201で、IGフラグがONであると判定されれば、ステップ202に進み、エンジン始動前であるか否かを判定し、エンジン始動前でなければ、燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断が禁止されていると判断して、以降の処理を行うことなく、本プログラムを終了する。
上述したステップ201とステップ202で共に「Yes」と判定されれば、燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断が許可されている燃料カットフェイルセーフ機能診断期間であると判断して、ステップ203に進み、燃料カットフェイルセーフ機能監視実行フラグをONにセットして、燃料カットフェイルセーフ機能監視部16を作動させる。
この後、ステップ204に進み、テスト実行部15で異常なテスト結果を算出して、異常なテスト結果を異常監視装置21の異常判定部22に送信する。この後、ステップ205に進み、異常判定部22でテスト結果が異常であるか否かを判定し、テスト結果が異常でないと判定されれば、以降の処理を行うことなく、本プログラムを終了する。
これに対して、上記ステップ205で、テスト結果が異常であると判定されれば、ステップ206に進み、コンピュータ異常判定フラグをマイクロコンピュータ11の異常を示すONにセットし、次のステップ207で、燃料カットフェイルセーフ実行フラグをONにセットして、異常判定部22から燃料カットフェイルセーフ実行指示信号を燃料カットフェイルセーフ実行部23に送信することで、該燃料カットフェイルセーフ実行部23から燃料カットフェイルセーフ信号をインジェクタドライバ17に出力させて、該インジェクタドライバ17の動作を停止させ、その時のインジェクタドライバ17のDisableポートの出力レベルを燃料カットフェイルセーフ機能監視部16で監視する。
この際、燃料カットフェイルセーフ機能が正常であれば、Disableポートの出力レベルがHレベルとなって、DisableフラグがONにセットされ、燃料カットフェイルセーフ機能が異常であれば、Disableポートの出力レベルがLレベルのまま変化せず、DisableフラグがOFFに維持される。
そして、次のステップ208で、DisableフラグがONであるか否かで、燃料カットフェイルセーフ機能が正常であるか否かを判定し、DisableフラグがONであれば、燃料カットフェイルセーフ機能が正常であると判定して異常フラグをOFFに維持し(ステップ209)、DisableフラグがOFFであれば、燃料カットフェイルセーフ機能が異常であると判定して異常フラグをONにセットする(ステップ210)。異常フラグがONにセットされた場合は、エンジンの始動(スタータへの通電)が禁止される。
以上説明した図4の燃料カットフェイルセーフ機能異常診断プログラムの実行例が図5のタイムチャートに示されている。図3に示すように、イグニッションスイッチのオン操作によりIGフラグがOFFからONに切り換えられた直後に、燃料カットフェイルセーフ機能監視実行フラグとコンピュータ異常判定フラグと燃料カットフェイルセーフ実行フラグがそれぞれONにセットされる。これにより、マイクロコンピュータ11のテスト実行部15から異常なテスト結果を異常監視装置21の異常判定部22に送信して該異常判定部22にマイクロコンピュータ11の異常を検出させる状態にすることで、該異常監視装置21の燃料カットフェイルセーフ実行部23から燃料カットフェイルセーフ信号を出力させて、該インジェクタドライバ17の動作を停止させる。これにより、燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断が実行されて、DisableフラグがONであるか否かで、燃料カットフェイルセーフ機能が正常であるか否かが判定される。その結果、燃料カットフェイルセーフ機能が正常であることが確認されれば、直ちに始動許可状態となり、運転者が始動操作すれば、直ちにスタータ(図示せず)に通電されてエンジンが始動される。
以上説明した本実施例2によれば、マイクロコンピュータ11のテスト実行部15から異常なテスト結果を異常監視装置21の異常判定部22に送信して該異常判定部22にマイクロコンピュータ11の異常を検出させる状態にすることで、該異常監視装置21の燃料カットフェイルセーフ実行部23から燃料カットフェイルセーフ信号を出力させるようにしたので、燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実行する際に、マイクロコンピュータ11のテスト実行部15と異常監視装置21の異常判定部22の両方が正常に機能するか否かも併せて判定することができる利点がある。
尚、図2、図4の燃料カットフェイルセーフ機能異常診断プログラムでは、イグニッションスイッチがオン操作されてからエンジンの始動が開始されるまでの期間に燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実行するようにしたが、この異常診断を実行する期間は、エンジンの運転が停止されている期間であれば良く、例えば、エンジン停止後に図示しない電源供給回路のメインリレーが暫くオン状態に維持される期間(エンジン停止後のメインリレーのオン期間)に燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実行するようにしても良い。
本発明の実施例1,2を説明するためのシステム構成を示すブロック図である。 実施例1の燃料カットフェイルセーフ機能異常診断プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の燃料カットフェイルセーフ機能異常診断の実行例を示すタイムチャートである。 実施例2の燃料カットフェイルセーフ機能異常診断プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の燃料カットフェイルセーフ機能異常診断の実行例を示すタイムチャートである。
符号の説明
11…マイクロコンピュータ、12…燃料噴射装置、13…エンジン制御部、14…エンジン制御監視部、15…テスト実行部、16…燃料カットフェイルセーフ機能監視部、17…インジェクタドライバ、18…インジェクタ、21…異常監視装置、22…異常判定部、23…燃料カットフェイルセーフ実行部

Claims (4)

  1. 内燃機関の少なくとも燃料噴射装置を制御するマイクロコンピュータと、このマイクロコンピュータの動作状態を監視して該マイクロコンピュータの異常を検出したときに前記燃料噴射装置に対して各気筒の燃料噴射を強制停止させるための燃料カットフェイルセーフ信号を出力して燃料カットフェイルセーフ機能を作動させる異常監視装置とを備えた内燃機関の制御装置において、
    前記マイクロコンピュータは、内燃機関の運転が停止されている期間に燃料カットフェイルセーフ機能診断期間を設定し、該燃料カットフェイルセーフ機能診断期間に前記異常監視装置から前記燃料カットフェイルセーフ信号を前記燃料噴射装置に出力させて、その時の該燃料噴射装置の動作状態監視用ポートの信号状態を監視することで前記燃料カットフェイルセーフ機能の異常診断を実行する燃料カットフェイルセーフ機能監視部を備えていることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記燃料カットフェイルセーフ機能監視部は、内燃機関のイグニッションスイッチがオン操作されてから内燃機関の始動が開始されるまでの期間に前記燃料カットフェイルセーフ機能診断期間を設定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記燃料カットフェイルセーフ機能監視部は、前記燃料カットフェイルセーフ機能診断期間に前記異常監視装置に対して前記燃料カットフェイルセーフ信号の出力を指示することで該異常監視装置から前記燃料カットフェイルセーフ信号を前記燃料噴射装置に出力させることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記マイクロコンピュータは、該マイクロコンピュータの動作をテストするテスト実行部を備え、
    前記燃料カットフェイルセーフ機能監視部は、前記燃料カットフェイルセーフ機能診断期間に前記テスト実行部から異常なテスト結果を前記異常監視装置に送信させて該異常監視装置に前記マイクロコンピュータの異常を検出させる状態にすることで、該異常監視装置から前記燃料カットフェイルセーフ信号を前記燃料噴射装置に出力させることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
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