JP2009108727A - 車両およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関をクランキングするクランキング装置の異常を検出できずに内燃機関を自動停止してしまうのを回避する。
【解決手段】スタータモータの異常診断が完了していないときであって異常診断条件が成立したときにその異常診断を行ない(S110〜S140)、その異常診断後に、診断完了後時間tが所定時間trefに至ったときに異常診断が完了していないと判定する(S230,S240)。そして、異常診断が完了していてスタータモータが正常である条件を含む自動停止条件が成立したときにエンジンを自動停止する。これにより、スタータモータの異常診断の結果が比較的長時間に亘って保持されるのを回避でき、異常診断が完了してからある程度の時間が経過してからスタータモータに異常が生じたときにその異常が検出されずにエンジンを自動停止してしまうのを回避できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両およびその制御方法に関する。
従来、この種の車両としては、エンジン停止所定条件が成立したときに、エンジンをクランキングするスタータモータのスタータリレー通電回路が正常か否かの判定を行ない、スタータリレー通電回路が正常と判定されたときに車速が値0であってエンジンがアイドル運転されていることを条件としてエンジンを一時停止させるアイドリングストップを実施するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−322332号公報
しかしながら、上述の車両では、スタータリレー通電回路が正常であると判定した後にエンジンを一時停止させる条件がある程度の時間に亘って成立しないとき(例えば、スタータリレー通電回路が正常であると判定した後にエンジンがアイドル運転されないときなど)に、スタータリレー通電回路が正常であるとの判定結果が保持され続けるため、その後にスタータリレー通電回路に異常が生じたとしてもその異常を検出できない場合がある。この場合、エンジンを自動始動できない状態でエンジンを一時停止してしまうことが生じ得る。
本発明の車両およびその制御方法は、内燃機関をクランキングするクランキング装置の異常を検出できずに内燃機関を自動停止してしまうのを回避することを主目的とする。
本発明の車両およびその制御方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
内燃機関からの動力を用いて走行する車両であって、
前記内燃機関をクランキングするクランキング手段と、
前記クランキング手段の異常診断が完了していない条件を含む所定の異常診断条件が成立したときに前記クランキング手段の異常診断を行なう異常診断手段と、
前記異常診断手段によるクランキング手段の異常診断が完了してから所定時間が経過したときに前記クランキング手段の異常診断が完了していないと判定する異常診断未完判定手段と、
前記異常診断手段によるクランキング手段の異常診断が完了していて該クランキング手段に異常が生じていないと診断された条件を含む所定の自動停止条件が成立したときに前記内燃機関を自動停止し、該自動停止した内燃機関を所定の自動始動条件が成立したときに前記クランキング手段によるクランキングを伴って自動始動する自動停止始動手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の車両では、クランキング手段の異常診断が完了していない条件を含む所定の異常診断条件が成立したときにクランキング手段の異常診断を行なうと共にその異常診断が完了してから所定時間が経過したときにはクランキング手段の異常診断が完了していないと判定する。そして、クランキング手段の異常診断が完了していてクランキング手段に異常が生じていないと診断された条件を含む所定の自動停止条件が成立したときに内燃機関を自動停止し、自動停止した内燃機関を所定の自動始動条件が成立したときにクランキング手段によるクランキングを伴って自動始動する。したがって、クランキング手段の異常診断が完了してから所定時間が経過したときには、クランキング手段の異常診断が完了していないと判定し、再度クランキング手段の異常診断を行なうことになるから、クランキング手段に異常が生じていないとの診断結果が比較的長時間に亘って保持されるのを回避することができる。この結果、クランキング手段の異常診断後にある程度の時間が経過してからクランキング手段に異常が生じたときにその異常が検出されずに内燃機関を自動停止してしまうのを回避することができる。
こうした本発明の車両において、前記異常診断未完判定手段は、前記内燃機関を自動停止したときにも前記クランキング手段の異常診断が完了していないと判定する手段であるものとすることもできるし、前記異常診断手段によりクランキング手段に異常が生じていると判定されたときには前記異常診断が完了してから前記所定時間が経過しても前記クランキング手段の異常診断は完了していないと判定しない手段であるものとすることもできる。また、前記所定の異常診断条件は、前記車両の停止が予測されるまたは該車両が停止している条件を含む条件であるものとすることもできる。前者の場合、後者の場合に比してより早いタイミングでクランキング手段の異常診断を行なうことができる。
本発明の車両の制御方法は、
走行用の動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関をクランキングするクランキング手段と、を備える車両の制御方法であって、
(a)前記クランキング手段の異常診断が完了していない条件を含む所定の異常診断条件が成立したときに前記クランキング手段の異常診断を行なうと共に該異常診断が完了してから所定時間が経過したときに前記クランキング手段の異常診断が完了していないと判定し、
(b)前記クランキング手段の異常診断が完了していて該クランキング手段に異常が生じていないと診断された条件を含む所定の自動停止条件が成立したときに前記内燃機関を自動停止し、該自動停止した内燃機関を所定の自動始動条件が成立したときに前記クランキング手段によるクランキングを伴って自動始動する、
ことを特徴とする。
この本発明の車両の制御方法では、クランキング手段の異常診断が完了していない条件を含む所定の異常診断条件が成立したときにクランキング手段の異常診断を行なうと共にその異常診断が完了してから所定時間が経過したときにはクランキング手段の異常診断が完了していないと判定する。そして、クランキング手段の異常診断が完了していてクランキング手段に異常が生じていないと診断された条件を含む所定の自動停止条件が成立したときに内燃機関を自動停止し、自動停止した内燃機関を所定の自動始動条件が成立したときにクランキング手段によるクランキングを伴って自動始動する。したがって、クランキング手段の異常診断が完了してから所定時間が経過したときには、クランキング手段の異常診断が完了していないと判定し、再度クランキング手段の異常診断を行なうことになるから、クランキング手段に異常が生じていないとの診断結果が比較的長時間に亘って保持されるのを回避することができる。この結果、クランキング手段の異常診断後にある程度の時間が経過してからクランキング手段に異常が生じたときにその異常が検出されずに内燃機関を自動停止してしまうのを回避することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の自動車20は、エンジン22と、エンジン22からの動力を変速して駆動輪24a,24bの車軸にデファレンシャルギヤ26を介して出力する無段変速機としてのCVT28と、エンジン22をクランキングするスタータモータ30と、エンジン22のクランクシャフトに図示しないベルトを介して取り付けられたオルタネータ32と、オルタネータ32からの発電電力により充電されると共にスタータモータ30や他の補機34(例えば、空調装置のコンプレッサなど)に電力を供給するバッテリ36と、車両全体をコントロールする電子制御ユニット40と、を備える。
電子制御ユニット40は、CPU42を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU42の他に処理プログラムを記憶するROM44と、データを一時的に記憶するRAM46と、図示しない入出力ポートとを備える。電子制御ユニット40には、イグニッションスイッチ50からのイグニッション信号,シフトレバー51の操作位置を検出するシフトポジションセンサ52からのシフトポジションSP,アクセルペダル53の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ54からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル55の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ56からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ58からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。また、電子制御ユニット40からは、エンジン22への制御信号や、CVT28への制御信号,スタータモータ30への制御信号,オルタネータ32への制御信号などが出力されている。なお、シフトポジションSPとしては、駐車ポジション(Pポジション)や中立ポジション(Nポジション),ドライブポジション(Dポジション),リバースポジション(Rポジション)などがある。
こうして構成された実施例の自動車20は、停車中は、自動停止条件が成立するとエンジン22の運転を自動停止し、エンジン22の自動停止中に自動始動条件が成立するとエンジン22を自動始動する、いわゆるアイドルストップ制御を実施している。なお、自動停止条件や自動始動条件については後述する。
次に、こうして構成された実施例の自動車20の動作、特に、自動車20が走行している状態から停車してアイドルストップ制御を実施するときの動作について説明する。図2は、電子制御ユニット40により所定時間毎に繰り返し実行されるスタータモータ異常診断ルーチンの一例を示すフローチャートであり、図3は、同じく電子制御ユニット40により所定時間毎に繰り返し実行される自動停止始動処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。以下、まず、図2のスタータモータ異常診断ルーチンについて説明し、その後、図3の自動停止始動処理ルーチンについて説明する。
スタータモータ異常診断ルーチンが実行されると、電子制御ユニット40のCPU42は、まず、アクセルペダルポジションセンサ54からのアクセル開度Accやブレーキペダルポジションセンサ56からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ58からの車速V,エンジン22が自動停止中であるか否かを示す自動停止フラグF0などのデータを入力すると共に(ステップS100)、スタータモータ30の異常診断がすでに完了しているか否かを示す異常診断完了フラグF1の値を調べる(ステップS110)。ここで、自動停止フラグF0は、図3の自動停止始動処理ルーチンにより、エンジン22が自動停止中であるときに値1が設定され、エンジン22が自動停止中でないときに値0が設定されてRAM46の所定アドレスに書き込まれたものを読み込むことにより入力するものとした。また、異常診断完了フラグF1は、スタータモータ30の異常診断が完了していないときに値0が設定され、スタータモータ30の異常診断が完了したときに値1が設定されるフラグであり、詳細は後述する。
異常診断完了フラグF1が値0のときには、アクセル開度AccやブレーキペダルポジションBP,車速Vに基づいてスタータモータ30の異常診断を行なうための異常診断条件が成立しているか否かを判定する(ステップS120)。異常診断条件の成立の判定は、実施例では、アクセル開度AccとブレーキペダルポジションBPと車速Vとに基づいて車両の停止が予測されるときに行なうものとした。具体的には、アクセル開度Accが値0即ちアクセルオフであり、ブレーキペダルポジションBPが値0より大きい即ちブレーキオンであり、車速Vが所定車速Vref(例えば、6km/hや8km/hなど)以下であるときに車両の停止が予測されるとして異常診断の成立の判定を行なうものとした。異常診断条件が成立していないと判定されたときには、そのままスタータモータ異常診断ルーチンを終了する。
一方、異常診断条件が成立していると判定されたときには、スタータモータ30の異常診断がすでに開始されているか否かを判定し(ステップS130)、異常診断が開始されていないときには、スタータモータ30の異常診断の開始を指示して(ステップS140)、このルーチンを終了する。スタータモータ30の異常診断の開始が指示されると、電子制御ユニット40は、このルーチンと並行してスタータモータ30の異常診断を開始する。このように、実施例では、車両の停止が予測されたときにスタータモータ30の異常診断を行なうことにより、車両が停止してからスタータモータ30の異常診断を行なうものに比してより早いタイミングでスタータモータ30の異常診断を行なうことができる。
ステップS130でスタータモータ30の異常診断がすでに開始されていると判定されたときには、その異常診断が完了したか否かを判定し(ステップS150)、異常診断が完了していないと判定されたときにはそのままこのルーチンを終了する。一方、異常診断が完了したと判定されたときには、異常診断完了フラグF1に値1を設定すると共に(ステップS160)、異常診断結果を調べ(ステップS170)、スタータモータ30が正常であるときには異常フラグF2に値0を設定し(ステップS180)、スタータモータ30に異常が生じているときには異常フラグF2に値1を設定し(ステップS190)、図示しないタイマをスタートしてスタータモータ30の異常診断が完了してからの時間としての診断完了後時間tの計時を開始して(ステップS200)、このルーチンを終了する。
ステップS110で異常診断完了フラグF1が値1のとき、即ち、スタータモータ30の異常診断が完了しているときには、異常フラグF2の値を調べ(ステップS210)、異常フラグF2が値1のとき、即ち、スタータモータ30に異常が生じているときには、その情報を保持するためにそのままこのルーチンを終了する。これにより、診断後完了時間tが後述の所定時間trefに至ったか否かに拘わらずスタータモータ30に異常が生じているという情報を保持することができる。
一方、異常フラグF2が値0のとき、即ち、スタータモータ30が正常であるときには、自動停止フラグF0の値を調べ(ステップS220)、診断完了後時間tが所定時間trefに至ったか否かを判定する(ステップS230)。ここで、所定時間trefは、スタータモータ30の異常診断の結果を保持してもよいと考えられる時間などを用いることができ、例えば、数十秒や1分などを用いることができる。ステップS220,S230の判定は、異常診断完了フラグF1の値を保持してよいか値0にリセットした方がよいかを判定するものである。自動停止フラグF0が値0(エンジン22を自動停止していない)であり診断完了後時間tが所定時間trefに至っていないときには、異常診断完了フラグF1の値を保持してよいと判断し、そのままこのルーチンを終了する。一方、自動停止フラグF0が値1であるとき(エンジン22が自動停止しているとき)や、診断完了後時間tが所定時間trefに至ったときには、異常診断完了フラグF1に値0を設定して(ステップS240)、このルーチンを終了する。こうして異常診断完了フラグF1に値0が設定されると、次回以降にこのルーチンが実行されて異常診断条件が成立したときにスタータモータ30の異常診断が行なわれる。このように、診断完了後時間tが所定時間trefに至ったときに異常診断完了フラグF1に値0を設定してその後に再度スタータモータ30の異常診断を行なうことにより、スタータモータ30の異常診断結果が比較的長時間に亘って保持されるのを回避することができる。この結果、スタータモータ30の異常診断後にある程度の時間が経過してからスタータモータ30に異常が生じたときにその異常が検出されずにエンジン22を自動停止してしまうのを回避することができる。
次に、アイドルストップを実施する際の動作について説明する。図3の自動停止始動処理ルーチンが実行されると、電子制御ユニット40のCPU42は、アクセルペダルポジションセンサ54からのアクセル開度Accやブレーキペダルポジションセンサ56からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ58からの車速V,異常診断完了フラグF1,異常フラグF2などのデータを入力すると共に(ステップS300)、自動停止フラグF0の値を調べる(ステップS310)。
そして、自動停止フラグF0が値0のとき、即ち、エンジン22が自動停止されていないときには、エンジン22を自動停止するための自動停止条件が成立しているか否かを判定する(ステップS320〜S340)。ここで、自動停止条件の成立の判定は、実施例では、異常診断完了フラグF1が値1である即ちスタータモータ30の異常診断が完了している条件と(ステップS320)、異常フラグF2が値0である即ちスタータモータ30が正常である条件と(ステップS330)、アクセル開度AccやブレーキペダルポジションBP,車速Vなどに基づく他の条件と(ステップS340)、のすべてが成立したときに行なうものとした。ここで、他の条件としては、アクセル開度Accが値0である即ちアクセルオフである条件や、ブレーキペダルポジションBPが値0でない即ちブレーキオンである条件,車速Vが値0である即ち車両が停止している条件,エンジン22がアイドル運転されている条件などがある。
自動停止条件が成立していないと判定されたときにはそのままこのルーチンを終了し、自動停止条件が成立していると判定されたときに、エンジン22を自動停止すると共に(ステップS350)、自動停止フラグF0に値1を設定して(ステップS360)、このルーチンを終了する。なお、異常フラグF2が値1のとき即ちスタータモータ30に異常が生じているときには、自動停止条件が成立しないため、エンジン22は自動停止されない。
ステップS310で自動停止フラグF0が値1のとき、即ち、エンジン22が自動停止されているときには、エンジン22を自動始動するための自動始動条件が成立しているか否かを判定し(ステップS370)、自動始動条件が成立していないと判定されたときにはそのままこのルーチンを終了し、自動始動条件が成立していると判定されたときに、スタータモータ30によるクランキングを伴ってエンジン22を自動始動すると共に(ステップS380)、自動停止フラグF0に値0を設定して(ステップS390)、このルーチンを終了する。ここで、自動始動条件の成立の判定は、実施例では、アクセル開度Accが値0でない即ちアクセルオンである条件や、ブレーキペダルポジションBPが値0である即ちブレーキオフである条件などのうち少なくとも一つが成立したときに行なうものとした。
以上説明した実施例の自動車20によれば、スタータモータ30の異常診断が完了していないときであってアクセル開度AccやブレーキペダルポジションBP,車速Vに基づく異常診断条件が成立しているときにスタータモータ30の異常診断を行なうと共にその異常診断が完了してからの時間としての診断完了後時間tが所定時間trefに至ったときにスタータモータ30の異常診断が完了していないと判定し、スタータモータ30の異常診断が完了していてスタータモータ30が正常である条件を含む自動停止条件が成立したときにエンジン22を自動停止し、自動停止したエンジン22をその後に自動始動条件が成立したときにスタータモータ30によるクランキングを伴って自動始動するから、スタータモータ30に異常が生じていないとの診断結果が比較的長時間に亘って保持されるのを回避することができ、スタータモータ30の異常診断が完了してからある程度の時間が経過してからスタータモータ30に異常が生じたときにその異常が検出されずにエンジン22を自動停止してしまうのを回避することができる。
実施例の自動車20では、車両の停止が予測されたときに異常診断条件が成立していると判定するものとしたが、これに代えて、車両が停止したときに異常診断条件が成立していると判定するものとしてもよい。
実施例の自動車20では、異常フラグF2が値1のとき、即ち、スタータモータ30に異常が生じているときには、異常フラグF2の値を保持するために、診断完了後時間tに拘わらず、異常診断完了フラグF1を値0にリセットしないものとしたが、診断完了後時間tが所定時間tref以上に至ったときに異常診断完了フラグF1を値0にリセットするものとしてもよい。
実施例の自動車20では、異常診断完了フラグF1に値1が設定された後には、自動停止フラグF0が値1のとき(エンジン22が自動停止しているとき)や、診断完了後時間tが所定時間trefに至ったときに異常診断完了フラグF1に値0を設定するものとしたが、診断完了後時間tが所定時間trefに至ったときに異常診断完了フラグF1に値0を設定するものであれば、自動停止フラグF0の値を調べないもの即ちステップS220の処理を行なわないものとしてもよいし、自動停止フラグF0の値を調べるのに代えてまたは加えて、車速Vが所定車速Vref1(車両の停止が予測されるか否かの判定に用いた前述の所定車速Vrefと同一車速または所定車速Vrefより若干高い車速)以上に至ったときにも異常診断完了フラグF1に値0を設定するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、スタータモータ30が「クランキング手段」に相当し、スタータモータ30の異常診断が完了していないときであってアクセル開度AccやブレーキペダルポジションBP,車速Vに基づく異常診断条件が成立しているときにスタータモータ30の異常診断を行なう図2のスタータモータ異常診断ルーチンのステップS110〜S140の処理を実行する電子制御ユニット40が「異常診断手段」に相当し、スタータモータ30の異常診断が完了してからの時間としての診断完了後時間tが所定時間trefに至ったときにスタータモータ30の異常診断が完了していないと判定する図2のスタータモータ異常診断ルーチンのステップS230,S240の処理を実行する電子制御ユニット40が「異常診断未完判定手段」に相当し、スタータモータ30の異常診断が完了していてスタータモータ30が正常である条件を含む自動停止条件が成立したときにエンジン22を自動停止し、自動停止したエンジン22をその後に自動始動条件が成立したときにスタータモータ30によるクランキングを伴って自動始動する図3の自動停止始動処理ルーチンを実行する電子制御ユニット40が「自動停止始動手段」に相当する。
ここで、「内燃機関」としては、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関に限定されるものではなく、水素エンジンなど如何なるタイプの内燃機関であっても構わない。「クランキング手段」としては、スタータモータ30に限定されるものではなく、内燃機関をクランキングするものであれば如何なるものとしても構わない。「異常診断手段」としては、スタータモータ30の異常診断が完了していないときであってアクセル開度AccやブレーキペダルポジションBP,車速Vに基づく異常診断条件が成立しているときにスタータモータ30の異常診断を行なうものに限定されるものではなく、クランキング手段の異常診断が完了していない条件を含む所定の異常診断条件が成立したときにクランキング手段の異常診断を行なうものであれば如何なるものとしても構わない。「異常診断未完判定手段」としては、スタータモータ30の異常診断が完了してからの時間としての診断完了後時間tが所定時間trefに至ったときにスタータモータ30の異常診断が完了していないと判定するものに限定されるものではなく、他にエンジン22を自動停止したときにもスタータモータ30の異常診断が完了していないと判定するものや、スタータモータ30に異常が生じていると判定されたときには診断完了後時間tが所定時間trefに至ったか否かに拘わらずその結果を保持するものなど、異常診断手段によるクランキング手段の異常診断が完了してから所定時間が経過したときにクランキング手段の異常診断が完了していないと判定するものであれば如何なるものとしても構わない。「自動停止始動手段」としては、スタータモータ30の異常診断が完了していてスタータモータ30が正常である条件を含む自動停止条件が成立したときにエンジン22を自動停止し、自動停止したエンジン22をその後に自動始動条件が成立したときにスタータモータ30によるクランキングを伴って自動始動するものに限定されるものではなく、異常診断手段によるクランキング手段の異常診断が完了していてクランキング手段に異常が生じていないと診断された条件を含む所定の自動停止条件が成立したときに内燃機関を自動停止し、自動停止した内燃機関を所定の自動始動条件が成立したときにクランキング手段によるクランキングを伴って自動始動するものであれば如何なるものとしても構わない。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例としての自動車20の構成の概略を示す構成図である。 電子制御ユニット40により実行されるスタータモータ異常診断ルーチンの一例を示すフローチャートである。 電子制御ユニット40により実行される自動停止始動処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
20 自動車、22 エンジン、24a,24b 駆動輪、26 デファレンシャルギヤ、28 CVT、30 スタータモータ、32 オルタネータ、34 補機、36 バッテリ、40 電子制御ユニット、42 CPU、44 ROM、46 RAM、50 イグニッションスイッチ、51 シフトレバー、52 シフトポジションセンサ、53 アクセルペダル、54 アクセルペダルポジションセンサ、55 ブレーキペダル、56 ブレーキペダルポジションセンサ、58 車速センサ。

Claims (5)

  1. 内燃機関からの動力を用いて走行する車両であって、
    前記内燃機関をクランキングするクランキング手段と、
    前記クランキング手段の異常診断が完了していない条件を含む所定の異常診断条件が成立したときに前記クランキング手段の異常診断を行なう異常診断手段と、
    前記異常診断手段によるクランキング手段の異常診断が完了してから所定時間が経過したときに前記クランキング手段の異常診断が完了していないと判定する異常診断未完判定手段と、
    前記異常診断手段によるクランキング手段の異常診断が完了していて該クランキング手段に異常が生じていないと診断された条件を含む所定の自動停止条件が成立したときに前記内燃機関を自動停止し、該自動停止した内燃機関を所定の自動始動条件が成立したときに前記クランキング手段によるクランキングを伴って自動始動する自動停止始動手段と、
    を備える車両。
  2. 前記異常診断未完判定手段は、前記内燃機関を自動停止したときにも前記クランキング手段の異常診断が完了していないと判定する手段である請求項1記載の車両。
  3. 前記異常診断未完判定手段は、前記異常診断手段によりクランキング手段に異常が生じていると判定されたときには前記異常診断が完了してから前記所定時間が経過しても前記クランキング手段の異常診断は完了していないと判定しない手段である請求項1または2記載の車両。
  4. 前記所定の異常診断条件は、前記車両の停止が予測されるまたは該車両が停止している条件を含む条件である請求項1ないし3のいずれか1つの請求項に記載の車両。
  5. 走行用の動力を出力する内燃機関と、前記内燃機関をクランキングするクランキング手段と、を備える車両の制御方法であって、
    (a)前記クランキング手段の異常診断が完了していない条件を含む所定の異常診断条件が成立したときに前記クランキング手段の異常診断を行なうと共に該異常診断が完了してから所定時間が経過したときに前記クランキング手段の異常診断が完了していないと判定し、
    (b)前記クランキング手段の異常診断が完了していて該クランキング手段に異常が生じていないと診断された条件を含む所定の自動停止条件が成立したときに前記内燃機関を自動停止し、該自動停止した内燃機関を所定の自動始動条件が成立したときに前記クランキング手段によるクランキングを伴って自動始動する、
    ことを特徴とする車両の制御方法。
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