JP2011006264A - 噛合チェーン式昇降装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】昇降駆動用噛合チェーン150の上端に固着されて昇降駆動用噛合チェーン150と一体に昇降する昇降テーブル110の最下降位置の周辺域に離間配置されて一対の昇降用スプロケット140を駆動する駆動モータ160とを備え、昇降駆動用噛合チェーン150が、少なくともフック状の内歯プレート151と該内歯プレート151と半ピッチ分ずらして重なり合うフック状の外歯プレート152とを用いてそれぞれチェーン幅方向に複列で編成されている噛合チェーン式昇降装置100。
【選択図】 図1
Description
また、互いに噛み合って一体的に昇降する噛合チェーン、所謂、チャックチェーンを用いて物体を昇降移動または押し上げを行う昇降装置がある。(特許文献2参照)。
さらに、本請求項1に係る発明の噛合チェーン式昇降装置は、昇降駆動用噛合チェーンが、少なくともフック状の内歯プレートと、この内歯プレートと半ピッチ分ずらして重なり合うフック状の外歯プレートと、内歯プレート同士をチェーン幅方向に連結固定するブシュと、外歯プレート同士をチェーン幅方向に連結固定する連結ピンとを用いてそれぞれチェーン幅方向に複列で編成されていることにより、一対の昇降用スプロケットにより水平方向から垂直方向への偏向駆動直後にフック状の内歯プレートおよびフック状の外歯プレート同士を相互に噛み合わせて一体に自立状態で上昇させるとともに一対の昇降用スプロケットにより垂直方向から水平方向へ偏向駆動時にフック状の内歯プレートおよびフック状の外歯プレート同士を相互に噛み外れて分岐させることができる。
この昇降テーブルの最下降位置の周辺域に離間配置されて一対の昇降用スプロケットを駆動する駆動モータとを備え、昇降駆動用噛合チェーンが、少なくともフック状の内歯プレートと、この内歯プレートと半ピッチ分ずらして重なり合うフック状の外歯プレートと、内歯プレート同士をチェーン幅方向に連結固定するブシュと、外歯プレート同士をチェーン幅方向に連結固定する連結ピンとを用いてそれぞれチェーン幅方向に複列で編成され、昇降テーブルの最下降位置を低床化して被昇降物の昇降テーブルに対する搬出搬入作業を大幅に軽減するとともに昇降機構の保守メンテナンスが安全且つ簡便で、昇降テーブルの昇降動作が等速かつ迅速に達成可能なものであれば、その具体的な実施の態様は、如何なるものであっても何ら構わない。
ここで、図1は、本発明の第1実施例である噛合チェーン式昇降装置の全体斜視図であり、図2は、図1から昇降テーブルとパンタアームを除いた状態の斜視図であり、図3は、図2に示す昇降駆動用スプロケット近傍の一部拡大図であり、図4は、本実施例で用いた昇降駆動用噛合チェーンの噛み外れ状態を示した図であり、図5は、本実施例である噛合チェーン式昇降装置の最上昇位置を示す側面図であり、図6は、本実施例である噛合チェーン式昇降装置の最下降位置を示す全体斜視図であり、図7は、本実施例である噛合チェーン式昇降装置の最下降位置を示す側面図であり、図8は、本発明の第2実施例である噛合チェーン式昇降装置の全体斜視図である。
なお、図1の符号193は、インナーアーム191の下端が昇降動作に応じて摺動するスライドレールである。
また、前述したチェーン収納手段180も、図1に示すように、駆動モータ160と同様に、昇降テーブル110の最下降位置の周辺域、すなわち、昇降テーブル110の投影傘下の領域外に離間配置されている。
まず、図1及び図5に示すように、昇降テーブル110が最上昇位置に達する場合は、一対の昇降駆動用噛合チェーン150、150が一対の昇降用スプロケット140、140によってチェーン収納ボックス181と直線状収納レール182からなるチェーン収納手段180からそれぞれ繰り出され、この一対の昇降駆動用噛合チェーン150、150が重量物(図示していない)を搭載する昇降テーブル110の全重量を支えながら駆動モータ160の出力に応じて等速かつ迅速に上昇するようになっている。
なお、このとき、前述したX字状のパンタアームと称するインナーアーム191とアウターアーム192からなる上下2段連結形態の昇降補助ガイド手段190が、昇降テーブル110の安定した上昇動作をガイドするようになっている。
なお、このとき、前述したX字状のインナーアーム191とアウターアーム192からなる上下2段連結形態の昇降補助ガイド手段190が、折り畳まれながら昇降テーブル110の安定した下降動作をガイドするようになっている。
本発明の第2実施例である噛合チェーン式昇降装置200は、前述した本発明の第1実施例である噛合チェーン式昇降装置100と基本的な装置構成が全く同一であるから、同一部材に付した符号の100番台を200番台に読み換えることにより、その説明を省略する。
したがって、本発明の第2実施例である噛合チェーン式昇降装置200は、昇降補助ガイド手段290のみが前述した本発明の第1実施例である噛合チェーン式昇降装置100と異なっているため、この昇降補助ガイド手段290のみを以下に説明する。
110,210 ・・・昇降テーブル
120,220 ・・・ベースプレート
130 ・・・回転軸
140,240 ・・・昇降用スプロケット
150,250 ・・・昇降駆動用噛合チェーン
151 ・・・フック状の内歯プレート
152 ・・・フック状の外歯プレート
153 ・・・ブシュ
154 ・・・ローラ
155 ・・・連結ピン
160,260 ・・・駆動モータ
161 ・・・駆動側スプロケット
162 ・・・動力伝達チェーン
163 ・・・変速ギア群
170 ・・・チェーン誘導プレート
180,280 ・・・チェーン収納手段
181 ・・・巻き取り型のチェーン収納ボックス
182 ・・・直線状収納レール
190,290 ・・・昇降補助ガイド手段
191 ・・・インナーアーム
192 ・・・アウターアーム
193 ・・・スライドレール
Claims (3)
- 設置面に対して平行に併置された一対の回転軸を中心に同一面内で相互に対向して反対方向に正逆回転する一対の昇降用スプロケットと、該一対の昇降用スプロケットにより水平方向から垂直方向への偏向駆動直後に相互に噛み合わせて一体に自立状態で上昇するとともに前記一対の昇降用スプロケットにより垂直方向から水平方向へ偏向駆動時に相互に噛み外れて分岐する一対の昇降駆動用噛合チェーンと、該昇降駆動用噛合チェーンの上端に固着されて一体に昇降する昇降テーブルと、前記昇降テーブルの最下降位置の周辺域に離間配置されて前記一対の昇降用スプロケットを駆動する駆動モータとを備えている噛合チェーン式昇降装置において、
前記昇降駆動用噛合チェーンが、少なくともフック状の内歯プレートと該内歯プレートと半ピッチ分ずらして重なり合うフック状の外歯プレートと前記内歯プレート同士をチェーン幅方向に連結固定するブシュと前記外歯プレート同士をチェーン幅方向に連結固定する連結ピンとを用いてそれぞれチェーン幅方向に複列で編成されていることを特徴とする噛合チェーン式昇降装置。 - 前記一対の昇降用スプロケットに対して噛み外れる一対の昇降駆動用噛合チェーンを誘導移動させるチェーン誘導プレートが、前記一対の昇降用スプロケットの対向する股間領域に設けられていることを特徴とする請求項1記載の噛合チェーン式昇降装置。
- 前記一対の昇降駆動用噛合チェーンを水平方向へ分岐して収納する噛合チェーン収納手段が、前記昇降テーブルの最下降位置の周辺域に離間配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の噛合チェーン式昇降装置。
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JP2010199214A JP2011006264A (ja) | 2010-09-06 | 2010-09-06 | 噛合チェーン式昇降装置 |
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