JP6072418B2 - 駐車装置用リフト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駐車車両を異なる階床間で移動するために使用する駐車装置用リフト装置に関する。
従来の駐車装置として、駐車車両の入出庫階と駐車階を結ぶリフト装置を構成し、このリフト装置を使用して駐車車両を異なる階床間で移動する構成が知られている。この種の駐車装置用リフト装置は、立設した一対のガイドレールと、駐車車両を搭載可能に構成すると共にガイドレールに沿って昇降可能な昇降台と、この昇降台を昇降駆動する駆動装置とを有して構成されている。昇降台を昇降駆動する駆動装置は、昇降台の下部に形成したピット内にリフト装置用モータを配置し、一方、ガイドレールの上方部とピット側にそれぞれスプロケットを有する回転軸を支持し、両回転軸のスプロケット間に掛けた無端状のチェーンを昇降台に連結すると共に、リフト装置用モータでチェーンを駆動して昇降台の昇降を行っていた(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開平11−172949号公報 特開2007−126855号公報 特開2008−95324号公報
しかしながら、従来の駐車装置用リフト装置は、昇降台の下部に形成したピット内にリフト装置用モータを配置し、一方、ガイドレールの上方部とピットにそれぞれスプロケットを有する一対の回転軸を配置し、両者間を無端状のチェーンで連結する構成であったため、チェーンが長くなると共にピットも大きくなって、構成が複雑になっていた。
本発明の目的は、構成を簡略化しながら昇降台の下部に形成するピットを小型にした駐車装置用リフト装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、立設した一対のガイドレールと、前記一対のガイドレールに沿って昇降可能に案内すると共に駐車車両を搭載可能な昇降台と、リフト装置用モータと、前記リフト装置用モータによって回転する回転軸と、前記回転軸に取り付けたスプロケットと、前記スプロケットに掛けられて一端部を前記昇降台に、また他端部をバランス用ウェートに連結したチェーンとを備えた駐車装置用リフト装置において、前記一対のガイドレールの上部対向部間を高さ方向に所定距離隔てて複数設けた梁によって連結し、これらの梁の最上部の梁の上部に、支持台を介して一対の軸受を対向配置して支持固定し、これらの一対の軸受間に回転軸を可回転的に支持し、この回転軸の端部にはそれぞれスプロケットを一体的に結合し、これらのスプロケットに、一端を前記昇降台に、他端を前記バランス用ウェートに連結するチェーンを噛み合わせ、一方、前記最上部梁に支持部材を介して駆動力変換装置とこの駆動力変換装置を介して回転軸を駆動するリフト装置用モータを支持させ、他方、前記梁側に一端部が固定され、他端部が裏面側の壁面に固定されるほぼ水平に配置される壁面支持部材を設け、かつ、前記最上部の梁とその下方に位置した梁間を連結部材によって連結し、前記壁面支持部材の前記一端部を前記連結部材に連結したことを特徴とする。
このような構成によれば、リフト装置用モータは、昇降台、回転軸およびバランス用ウェートの長手方向を合わせた並置構成によって構成を簡略化して整然と構成することがで き、余った残余空間部を活用してリフト装置用モータや壁面支持部材を配置することができ、また従来例ではリフト装置用モータをピット内に配置していたために他の構成要素もピット内に配置しなければならずピットの深さを増大していたが、上述の構成によってピットを浅くすることができ、全体を小型に構成することができる。また、リフト装置用モータと一方のガイドレール間に存在する残余空間部をさらに活用して壁面支持部材を配置してガイドレールの比較的上方部を強固に支持することができる。
本発明による駐車装置用リフト装置によれば、リフト装置用モータは、昇降台、回転軸およびバランス用ウェートの長手方向を合わせた並置構成によって構成を簡略化して整然と構成することができ、余った残余空間部を活用してリフト装置用モータや壁面支持部材を配置することができ、また従来例ではリフト装置用モータをピット内に配置していたために他の構成要素もピット内に配置しなければならずピットの深さを増大していたが、上述の構成によってピットを浅くすることができ、全体を小型に構成することができる。
本発明の一実施の形態による駐車装置用リフト装置を示す正面図である。 図1に示した駐車装置用リフト装置の側面図である。 図1に示した駐車装置用リフト装置の平面図である。 図3に示した駐車装置用リフト装置の要部拡大側面図である。 図1に示した駐車装置用リフト装置を使用した駐車装置全体の概略構成図である。 図5に示した駐車装置の駐車階を示す平面図である。 図5に示した可動側トレーの裏面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
駐車装置は、図5に示すように複数階床に駐車スペース1,2を有したり、出入り口と駐車スペース2の階床が異なるために駐車車両3を移動するリフト装置4を有している。このリフト装置4は、所定間隔を隔てて一対のガイドレール5A,5Bを立設し、一対のガイドレール5A,5Bの上部を詳細を後述する柱状の壁面支持部材6によって背面側の昇降路壁に固定し、図示を省略した駆動装置を用いてガイドレール5A,5Bに沿って昇降する昇降台7を設け、この昇降台7に可動側トレー8上に搭載した駐車車両3を載せ、所定の駐車階へと移動した後、可動側トレー8と共に駐車車両3を所定のスペースへと移動して格納するようにしている。リフト装置4を構成した昇降路下部には、一般的のものよりも浅いピット9を形成している。
対向配置した一対のガイドレール5A,5Bは、図1および図2に示すように高さ方向に所定距離隔てて複数設けた梁10,11,12によって機械的に結合しており、最上部の梁10を主に回転軸支持用とし用いている。梁10の上部には、詳細を図3で説明するように支持台14,15を介して一対の軸受16,17を対向配置して支持固定し、これらの一対の軸受16,17間に回転軸18を可回転的に支持している。回転軸18の端部にはそれぞれスプロケット19,20が一体的に結合されており、両スプロケット19,20に後述するチェーンを噛み合わせ、チェーンの一端を昇降台7に、またチェーンの他端をバランス用ウェートに連結している。詳細を後述するバランス用ウェートは、梁10〜12の背面側に配置した一対のガイドレール21A,21Bによって案内するように構成し、その長手方向を回転軸18の軸方向と合わせている。また梁10には支持部材22を介して駆動力変換装置23やリフト装置用モータ24も支持している。
一方、最上部の梁10とその下方に位置した梁11間には、リフト装置用モータ24とガイドレール5A間に位置するようにした連結部材13が結合され、この連結部材13に図2に示すように緩衝連結部25を介して裏面側に伸びてほぼ水平に配置した柱状の壁面支持部材6の一端を連結している。具体的には、壁面支持部材6の一端に形成した取り付けベース26を連結部材13に固定し、壁面支持部材6の他端に形成した取り付けベース27を背面側の昇降路壁に固定している。壁面支持部材6の取り付けベース26は緩衝連結部25を介在して連結部材13に連結されており、この緩衝連結部25は、連結部材13側からの振動を吸収する緩衝部材28,29を有している。梁10,11間には、連結部材13とは別に他方のガイドレール5B側に位置した連結部材30が結合され、この連結部材30側にも緩衝連結部を介在した同一構成の他の壁面支持部材6が連結されている。
連結部材13は、チェーンの他端に連結したバランス用ウェートを案内するガイドレール21Aよりもガイドレール5A側に位置し、かつリフト装置用モータ24よりもガイドレール5A側に位置している。また連結部材30は、チェーンの他端に連結したバランス用ウェートを案内するガイドレール21Bよりもガイドレール5B側に位置している。
一対のガイドレール5A,5Bの下端部は図5に示したピット9の底面に固定され、ほぼ鉛直に伸びたガイドレール5A,5Bの上端部近傍は、図2に示したように背面側に伸びてほぼ水平に配置した一対の壁面支持部材6によって背面側の昇降路壁に固定している。このため、ガイドレール5A,5Bの上端部を天井部壁に支持固定した場合に比べて、ガイドレール5A,5Bの上端部付近まで昇降台7を上昇案内するために利用することができ、これによって昇降路の高さも抑えながら比較的に小型なリフト装置4を構成することが可能となっている。しかも、壁面支持部材6の一端部をガイドレール5A,5Bに直接固定せずに、ガイドレール5A,5B間に位置する連結部材13に固定しているため、ガイドレール5A,5Bの前面側と裏面側を後述するように昇降台7の案内用として使用することができる。
この壁面支持部材6は、その一端部を梁11に直接連結することも可能であるが、梁11はガイドレール5A,5Bの対向面に配置され、他の構成機器の配置による制約を受けるので、連結部材13を用いると配置上の自由度を増大することができる。しかも、図1および図2に示したように梁10,11間を連結する連結部材13に壁面支持部材6の一端部を連結しているので、この連結部材13の形状等を代えることによって壁面支持部材6の軸長を抑えながら容易に配置することができる。
図1に示した一対のガイドレール5A,5B間を連結する梁10〜12は、ガイドレール5A,5Bの高さに応じて使用本数を増減することができるが、いずれの場合も最上部に位置する梁10を使用して回転軸18などを支持すると、ガイドレール5A,5Bの軸長を昇降台7の昇降のために効果的に利用することができる。リフト装置用モータ24は、梁10もしくは近傍の梁11などに支持することもできるが、ガイドレール5A,5Bの上方部まで電源ケーブルを伸ばして接続する必要があるため、この電源ケーブルが昇降台7の昇降動作時に緩衝しないように梁10〜12等を利用して電源ケーブルを保持すると良い。
さらに、一対のガイドレール5A,5B間の詳細な構成について、平面図である図3と、要部拡大側面図である図4を用いて説明する。リフト装置4を構成する昇降台7は、両側に一対の端部横方向部材31A,31Bを対向配置し、端部横方向部材31A,31B間を長手方向を回転軸18の軸方向に合わせた縦方向橋絡部材32で結合して強固な強度部材として構成している。端部横方向部材31Aのガイドレール5A側には、ガイドレール5Aの背面側に沿って上下方向に回転走行する金属製の上部ガイド部材33Aと、ガイドレール5Aの前面側に沿って上下方向に回転走行する金属製の下部ガイド部材34Aと、ガイドレール5Aの側面に沿って上下方向に回転走行する位置規制用ガイド部材35Aとを回転可能に支持している。
端部横方向部材31B側も同様な構成であり、端部横方向部材31Bのガイドレール5B側には、ガイドレール5Bの背面側に沿って上下方向に回転走行する金属製の上部ガイド部材33Bと、ガイドレール5Bの前面側に沿って上下方向に回転走行する金属製の下部ガイド部材34Bと、ガイドレール5Bの側面に沿って上下方向に回転走行する位置規制用ガイド部材35Bとを回転可能に支持している。
上述したように壁面支持部材6の位置は、ガイドレール5A,5Bの真後ろ側ではなく対向配置したガイドレール5A,5Bの内側寄りとなるようにずらしたため、ガイドレール5A,5Bの前面側と背面側を露出させることができ、この露出した部分に上部ガイド部材33A,33Bと、下部ガイド部材34A,34Bとを回転走行可能に配置し、また端部横方向部材31A,31Bもその近傍に容易に配置することができる。
縦方向橋絡部材32上には、図3に示した詳細を後述する固定側トレー送り装置と、図4に示すように固定側トレー送り装置の上方部に位置した駐車車両4を搭載可能な可動側トレー8を縦方向に移動するときに移動方向を案内するガイドローラ36A,36Bと、可動側トレー8を横方向に移動するときに移動方向を案内するガイドローラ37と、可動側トレー8を昇降台7から横方向に降ろすときに可動側トレー8の裏面側に設けたローラ56を案内するガイド部材44と、可動側トレー8を昇降台7から縦方向に降ろすときに可動側トレー8の裏面側に設けたローラ57を案内するガイド部材76などを備えている。
端部横方向部材31Aと端部横方向部材31Bとは同一構成であるから、ここでは端部横方向部材31Aについてさらに説明する。図4に示すように端部横方向部材31Aは、駐車車両を実際に搭載する部分となる昇降台7を支持する昇降台搭載部38と、この昇降台搭載部38をガイドレール5Aへ片持ち支持する片持ち支持部39とを有している。昇降台搭載部38は強度部材であるI形鋼からなり、昇降方向に上部端面38Aと下部端面38Bとが位置するように配置し、昇降台搭載部38のガイドレール5A側には片持ち支持部39を一体的に結合している。片持ち支持部39には、ガイドレール5Aの背面側に配置した上部ガイド部材33Aと、ガイドレール5Aの前面側で上部ガイド部材33Aよりも下方に配置した下部ガイド部材34Aとを回転可能に支持しており、上部ガイド部材33Aと下部ガイド部材34A間には、所定の対向距離が上下方向に確保されている。
上部ガイド部材33Aと下部ガイド部材34Aにおけるガイドレール5Aへの接触部間には、昇降台搭載部38および駐車車両の荷重を受けるために必要な対向距離が上下方向に確保され、昇降台搭載部38を構成するI形鋼における上部端面38Aが上部ガイド部材33Aにおけるガイドレール5Aへの接触部よりも下方に位置し、また昇降台搭載部38を構成するI形鋼における下部端面38Bが下部ガイド部材34Aにおけるガイドレール5Aへの接触部よりも上方に位置し、上述した上部ガイド部材33Aと下部ガイド部材34Aにおけるガイドレール5Aへの接触部間の対向距離を利用して納まるように昇降台搭載部38の同方向厚みが設定されている。
このような上部ガイド部材33A、下部ガイド部材34Aおよび昇降台搭載部38などの位置関係によって、できるだけガイドレール5A,5Bの最上端近傍まで昇降台7が移動できるようにしている。また、昇降台搭載部38は強度部材であり、また駐車車両が搭載されるためにそれなりの重量物となり、また片持ち支持部39による片持ち支持構造であるため、上部ガイド部材33Aおよび下部ガイド部材34Aをそれぞれガイドレール5Aに圧接するような回転モーメントが作用するが、昇降方向の上部に上部端面38Aを位置させ下方に下部端面38Bを位置させたI形鋼によってこれに耐えて昇降する。こうして、従来のように昇降台7の下方に大きな筋交い材を設けた場合に比べて、高さ方向に小型化した駐車装置用リフト装置とすることができる。このため、図1に示したピット9の深さも抑えることができる。
ガイドレール5A,5Bの上方部には、上述したように昇降台7を昇降する駆動装置が構成されており、昇降台7を昇降するとき干渉しない位置で、かつガイドレール5A,5Bの上方の対向部側にリフト装置用モータ24を縦型に配置している。このリフト装置用モータ24を駆動すると、詳細な図示を省略したギヤなどの伝達部品から成る駆動力変換装置23を介して回転軸18を回転することになる。両端部を軸受16,17によって支持した回転軸18には一対のスプロケット19,20が結合されているため、スプロケット19,20にそれぞれ掛けて噛み合わせた一対のチェーン40が移動し、チェーン40の一端部は図4に示した端部結合部41によって昇降台7に連結され、またチェーン40の他端部は図3に示したバランス用ウェート42の端部結合部43に連結されているため、バランス用ウェート42とのバランスを受けながら昇降台7を昇降させることができる。
バランス用ウェート42は、図3に示すようにガイドレール5A,5Bの背面側に回転軸18の軸方向とその長手方向を合わせて並置され、梁10〜12の背面側で対向して立設した一対のガイドレール21A,21B間で上下方向に案内される。従って、上方に配置した回転軸18の前面側には、回転軸18の軸方向と長手方向を合致させた昇降台7を配置しており、回転軸18の背面側には、回転軸18の軸方向と長手方向を合致させて比較的薄型に形成したバランス用ウェート42を配置することによって、三者の軸方向が合致して全体構成を簡素にし、空間部を有効に活用して小型のリフト装置4としている。
また、リフト装置用モータ24および駆動力変換装置23は、回転軸20の一方の端部に設けた軸受25Aとガイドレール5A間に形成されている空間部に配置し、リフト装置用モータ24とガイドレール5A間に、回転軸20と直交する方向に伸び、かつ、ほぼ水平に配置した壁面支持部材6を設けたため、ガイドレール5A,5Bの上端をそれ自身の支持のために使用することなく、ガイドレール5Aとリフト装置用モータ24間に存在する空間部をさらに活用して支持することができる。こうして、高さ方向にも小型化したリフト装置4とし、またピット9を浅くすることができる。しかも、図4から分かるように昇降台7がガイドレール5A,5Bの上部に位置するとき、上部ガイド部材33Aがガイドレール5Aの裏面から外れることなく、端部結合部41がスプロケット20に巻き込まれない位置まで昇降台7を上昇することができるので、ガイドレール5A,5Bの軸長を十分活用して同軸方向に小型化したリフト装置4とすることができる。
このように、リフト装置用モータ24をガイドレール5A,5Bの上方に配置しているため、従来のようにリフト装置用モータ24をピット9の下部に配置した場合に比べてチェーン40A,40Bを短くすることもできるし、またピット9内の構成も簡略化することができる。また、リフト装置用モータ24を回転軸18に近接して上方部に配置しているため、回転軸18を支持するために必要な梁10などを利用してリフト装置用モータ24も支持することができる。さらに、回転軸18の軸長は、ガイドレール5A,5B間の対向距離よりも一般的に小さいので、回転軸18の一方の端部とガイドレール5A間に残余空間が形成されることになるが、この残余空間を積極的に活用してリフト装置用モータ24、駆動力変換装置23および壁面支持部材6などを配置しているため、リフト装置4を小型に構成することができる。
次に、上述したリフト装置4により所定の格納階へ移動した駐車車両3および可動側トレー8を格納階床の駐車スペースへと移動する構成について簡単に説明する。尚、上述したリフト装置4の構成は、次に説明する駐車スペースへと移動するための構成に限らず適用することができる。
図6は格納階の一部を示す平面図であり、この格納階の駐車スペースには複数の縦方向走行レール45a〜45nを所定の間隔で配置し、この縦方向走行レール45a〜45nと直行するように複数の横方向走行レール46a〜46nを所定間隔で配置することによって、マトリックス状に複数の格納区分を形成している。各格納区分の床面側には、昇降台7上の構成と同様の固定側トレー送り装置がそれぞれ構成され、少なくとも一つの空き区画となる格納区分47を除いた他の格納区分には、固定側トレー送り装置によって縦方向走行レール45a〜45nに沿った縦方向または横方向走行レール46a〜46nに沿った横方向に隣接する他の格納区分側へ送り出される複数の可動側トレー48a〜48nがそれぞれ配置されている。
各可動側トレー48a〜48nは同一構成であるから、ここでは可動側トレー48aを代表して説明する。可動側トレー48aの裏面には、図7に示すようにその中央部で縦方向に延びた縦方向固定ガイドレール49が固定されており、この縦方向固定ガイドレール49は中間部の二箇所で分断され、この二箇所の分断部には回転軸50,51を中心にして縦方向位置と横方向位置に回転可能な可動ガイドレール52,53を配置している。また回転軸50,51を通る横方向には同じ所で分断した横方向固定ガイドレール54,55が固定されている。可動ガイドレール52,53は、詳細を後述する固定側トレー送り装置によって回転駆動され、図示の縦向き状態では縦方向固定ガイドレール49と縦方向に一直線となるように連続した状態となり、点線で示すように90度回転した横向き状態では横方向固定ガイドレール54,55と横方向に一直線となるように連続した状態となる。また、四隅には図4に示した可動側トレー48aを縦方向に案内するローラ56a〜56dと、可動側トレー48aを横方向に案内するローラ57a〜57dとが回転可能に設けられている。
次に、上述した可動側トレー48aを移動するために昇降台7上と、各格納区分の床側にそれぞれ構成した固定側トレー送り装置について説明する。ここでは各固定側トレー送り装置を同一構成としているので、昇降台7上に構成した固定側トレー送り装置を代表して説明する。
この固定側トレー送り装置は、中央部の支持板58上に構成した切替駆動装置と、支持板59上に構成した第一駆動装置と、支持板60上に構成した第二駆動装置と、切替駆動装置と第一駆動装置間を連結する連結ロッド61と、切替駆動装置と第二駆動装置間を連結する連結ロッド62とを有している。
今、図2に示した昇降台7上に搭載した可動側トレー48aを搭載して格納階床まで昇降移動し、その後、可動側トレー48aを回転軸18と直交する横方向に移動する場合、先ず、図示しない制御手段によって図3に示した切り替え駆動装置のモータ63を作動して切り替え操作を行い、回転軸64を中心にしてレバー65を反時計方向に回転し、連結ロッド61を介して第一駆動装置の回転軸66を中心にして回転プレート67を反時計方向に90度回転し、同時に連結ロッド62を介して第二駆動装置の回転軸68を中心にして回転プレート69を反時計方向に90度回転する。すると、第一駆動装置の送りローラ70および第二駆動装置の送りローラ71は共に横向きの移動方向となる。
このとき、第一駆動装置の複数のガイドローラ72間に図7に示した可動ガイドレール52を挟み込んでおり、また第二駆動装置の複数のガイドローラ73間に図7に示した可動ガイドレール53を挟み込んでいるため、可動ガイドレール52,53も点線で示す横向きになる。
その後、モータ74,75を共に作動して送りローラ70,71を回転駆動すると、その回転方向は横方向であり、送りローラ70に圧接している可動ガイドレール52および固定ガイドレール54、次いで、送りローラ71に圧接する可動ガイドレール53および固定ガイドレール55を介して、可動側トレー48aを横方向に移動することができる。こうした動作を繰り返し行うことによって、可動側トレー48aを所望の位置へと移動して保管することができ、出庫時も、同様の動作を繰り返しながら、可動側トレー48aをリフト装置4へと導き、その後、リフト装置4によって出口へと導くことができる。
以上説明したように本発明の駐車装置用リフト装置によれば、一対のガイドレール5A,5Bを立設し、その上部対向部間を梁10によって結合し、両端部にスプロケットを有する回転軸18をこの梁10に回転可能に支持し、スプロケット19,20に掛けたチェーン40A,40Bの一端を回転軸18の前面側に長手方向を合わせて配置した昇降台7に、またチェーン40A,40Bの他端を回転軸18の裏面側に長手方向を合わせて配置したバランス用ウェート42に連結し、回転軸18を回転するリフト装置用モータ24を一対のガイドレール5A,5B間で一方のガイドレール5A側に偏寄して上方部に配置し、このリフト装置用モータ24と一方のガイドレール5A間に背面側の壁面に向かってほぼ水平に伸びた壁面支持部材6の一端部を梁10に直接もしくは間接的に連結し、壁面支持部材6の他端部を背面側の壁に固定したため、昇降台7、回転軸18およびバランス用ウェート42の並置構成によって全体を簡略化しながら整然と構成することができ、また、梁10の近傍の空間部を有効に活用して小型の駐車装置用リフト装置とすることができる。しかも、従来例ではリフト装置用モータ24をピット9内に配置していたため、他の構成要素もピット9内に配置しなければならずピット9の深さを必要としていたが、上述の構成によってピット9を浅くすることができる。
また、リフト装置用モータ24を回転軸18に近接して配置しているため、回転軸18を支持するために必要な梁10または梁11を利用してリフト装置用モータ24も支持することができるし、回転軸18の軸長は、ガイドレール5A,5B間の対向距離よりも一般的に小さいので、回転軸18の一方の端部とガイドレール5A間に残余空間が形成されることになり、この残余空間を積極的に活用してリフト装置用モータ24、駆動力変換装置23および壁面支持部材6を配置し、全体を大型化することなくリフト装置4を構成することができる。さらに、リフト装置用モータ24や駆動力変換装置23やスプロケット19,20等を一対のガイドレール5A,5B間の上方部に集中的に配置できるので、これらの保守点検は昇降台7上から行うことができ作業も容易になる。
1 駐車スペース
2 駐車スペース
3 駐車車両
4 リフト装置
5A,5B ガイドレール
6 壁面支持部材
7 昇降台
8 可動トレー
9 ピット
10〜12 梁部材
13 連結部材
14,15 支持台
16,17 軸受
18 回転軸
19,20 スプロケット
21A,21B ガイドレール
23 駆動力変換装置
24 リフト装置用モータ
25 緩衝連結部
26,27 取り付けベース
28,29 緩衝部材
30 連結部材
31A,31B 端部横方向部材
32 縦方向橋絡部材
33A,33B 上部ガイド部材
34A,34B 下部ガイド部材
35A,35B 側部ガイド部材
36A,36B ガイドローラ
37 ガイドローラ
38 昇降台搭載部
38A 上部端面
38B 下部端面
39 片持ち支持部
40A,40B チェーン
41 端部結合部
42 バランス用ウェート
43 端部結合部
44 ガイド部材
45a〜45n 縦方向走行レール
46a〜46n 横方向走行レール
47 格納区分
48a〜48n 可動トレー
49 縦方向固定ガイドレール
50,51 回転軸
52,53 可動ガイドレール
54,55 横方向固定ガイドレール
56a〜56d ローラ
57a〜57d ローラ
58〜60 支持板
61,62 連結ロッド
63 モータ
64 回転軸
65 レバー
66 回転軸
67 回転プレート
68 回転軸
69 回転プレート
70 送りローラ
71 送りローラ
72 ガイドローラ
73 ガイドローラ
74 モータ
75 モータ
76 ガイド部剤

Claims (1)

  1. 立設した一対のガイドレールと、前記一対のガイドレールに沿って昇降可能に案内すると共に駐車車両を搭載可能な昇降台と、リフト装置用モータと、前記リフト装置用モータによって回転する回転軸と、前記回転軸に取り付けたスプロケットと、前記スプロケットに掛けられて一端部を前記昇降台に、また他端部をバランス用ウェートに連結したチェーンとを備えた駐車装置用リフト装置において、
    前記一対のガイドレールの上部対向部間を高さ方向に所定距離隔てて複数設けた梁によって連結し、これらの梁の最上部の梁の上部に、支持台を介して一対の軸受を対向配置して支持固定し、これらの一対の軸受間に回転軸を可回転的に支持し、この回転軸の端部にはそれぞれスプロケットを一体的に結合し、これらのスプロケットに、一端を前記昇降台に、他端を前記バランス用ウェートに連結するチェーンを噛み合わせ、一方、前記最上部梁に支持部材を介して駆動力変換装置とこの駆動力変換装置を介して回転軸を駆動するリフト装置用モータを支持させ、他方、前記梁側に一端部が固定され、他端部が裏面側の壁面に固定されるほぼ水平に配置される壁面支持部材を設け、かつ、前記最上部の梁とその下方に位置した梁間を連結部材によって連結し、前記壁面支持部材の前記一端部を前記連結部材に連結したことを特徴とする駐車装置用リフト装置。
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