JPH101291A - 進退作動装置の帯体及びその繰出装置 - Google Patents
進退作動装置の帯体及びその繰出装置Info
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- JPH101291A JPH101291A JP17708396A JP17708396A JPH101291A JP H101291 A JPH101291 A JP H101291A JP 17708396 A JP17708396 A JP 17708396A JP 17708396 A JP17708396 A JP 17708396A JP H101291 A JPH101291 A JP H101291A
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Abstract
ム材で一体的に形成した帯体を、側方の屈折を防止した
剛性を有する柱状部材となして伸縮進退作動させる。 【解決手段】 一対の帯体1,1をその先端部を連結し
て繰出体50を介して繰り出すことにより側方への屈折
を防止した作動部1aを進退可能に形成する繰出装置A
の、少なくとも一方の帯体1を帯部10と規制部材11
とを、プラスチック材又は合成ゴム材によって一体的に
形成してなる進退繰出装置の帯体としている。
Description
帯体の進退方向の屈折を規制し進退作動させる帯体の伸
長繰出装置に関する。
運動を利用し、種々の被作動部材の昇降や押動及び搬
送、及びリンク機構を介して円運動をさせることにより
シャッターや扉等の開閉作動、並びにハンドリング作動
をさせて種々の作業を行わせる往復運動発生装置(進退
作動装置)が多用されている。従来の往復運動発生装置
は、メカニカル式で大動力を発生させる作動手段とし
て、油圧をシリンダ内に圧送しピストンを押動させる油
圧方式の油圧シリンダ装置、或いはこれを空気で行うエ
アーシリンダ装置がある。またシリンダ内のネジ杆をモ
ータで回動し該ネジ杆に螺合するピストンを直線往復動
させる方式の電動シリンダ等が公知である。
シリンダ内に嵌挿されたピストンを伸縮動させる直線往
復運動発生装置は、何れのものもピストンの往復動距離
に対しそれと同等以上のシリンダ長さを要するため装置
が大型化構成になって、設置スペースに制約を受けたり
機体重量を増大させる等の欠点がある。そして、前者の
油圧シリンダ装置は、油圧ポンプ及び切換操作バルブ並
びに油圧タンク、さらにはパイピング等多くの部品から
なる駆動手段を必要とするために、複雑且つ大重量でコ
スト高になる問題があると共に、油の漏出防止管理等の
煩雑なメンテナンス作業を要する等多くの問題を有して
いる。
螺合するピストンを往復動させるので、ピストンを素早
く作動させたり極めて長い往復ストロークを小型な構成
で製作することが困難な問題がある。またこれらのピス
トン部分は高精度に仕上げられて摺動すると共に、これ
を円滑に作動させる上で充分な潤滑油が欠かせないの
で、極高低温度域での使用並びに薬品雰囲気や汚泥物中
での使用に困難性を伴う等の問題がある。
するための本発明による進退作動装置の帯体は、第1
に、一対の帯体1,1をその先端部を連結して繰出体5
0を介して繰り出すことにより側方への屈折を防止した
作動部1aを進退可能に形成する繰出装置Aにおいて、
上記帯体1の少なくとも一方のものの帯部10と規制部
材11とをプラスチック材又は合成ゴム材によって一体
的に形成してなる進退繰出装置の帯体。
側に屈折防止用の規制部材11を突設し、この規制部材
11を互いに突合又は噛合させることにより、帯体1の
進退方向の屈折を規制した伸長状態で進退作動させるこ
とを特徴としている。
平板状の帯体1を対設して作動部1aを形成するように
したことを特徴としている。
連結して繰出体50を介して繰り出すことにより側方へ
の屈折を防止した作動部1aを進退可能に形成する繰出
装置Aにおいて、上記作動部1aを帯部10の長手方向
に突条の規制部材11を一体的に形成した帯体1と、該
突条の規制部材11を長手方向に嵌入して挟持する凹溝
11Mを有する規制部材11,11を帯部10に一体的
に形成した帯体1とで形成する進退作動装置の帯体の繰
出装置としている。
る作動部1aの内部に中空部1Hを形成し、該中空部1
H内に他の繰出装置A1によって進退作動される帯体1
を内装させることを特徴としている。
チャック類等の作業部61を取着したことを特徴として
いる。
せることにより回転可能に設けたことを特徴としてい
る。
き説明する。図1に示すAは本発明に係わる規制部材1
1を有する帯体1の組み合わせによって、作動部1aを
進退可能に形成する進退作動装置としての繰出装置であ
り、該繰出装置Aは車輌に常設されるジャッキ又は単独
に使用されるジャッキ及びフック等を有する巻き上げ式
クレーンの支柱昇降装置、並びにアーム伸縮装置等、従
来の油圧及び空圧シリンダ方式の往復運動発生装置で用
いられる所或いは他の場所において利用可能であり、そ
の小型軽量化及び取扱い性の向上等を図るようにしてい
る。
は、単体の筐枠状に形成した機体(ケース)2に規制部
材11を有する一対の帯体1,1を内装し、該帯体1,
1を外部或いは内部に設置したモータ3a、又はハンド
ル3bを係合させて動力及び手動で駆動可能な入力軸3
cを有する駆動部3によって、作動部1aを伸縮(進
退)作動するようにしている。尚、上記入力軸3cは例
えば電動ドライバ或いは電動ドリル等の携帯用駆動機器
3kを着脱可能に装着して駆動するようにしてもよい。
即ち、この繰出装置Aは、後述する駆動及び停止位置維
持可能な位置停止伝動機構を有する伝動機構30を介
し、正逆回転可能に駆動される左右のスプロケット(繰
出輪)50,50を軸架する繰出部(繰出体)5と、該
繰出部5の繰出路5a両側に通じ左右の帯体1,1の他
側を各別に収納する収納部4,4とから構成している。
50,50に各噛合する帯体1,1を図2に示すように
構成することにより、該繰出輪50が正転(実線矢印方
向)されるとき、左右一対の帯体1,1を収納部4から
上方に向けて同時に繰り出し伸長(進動)させて柱状の
作動部1aを形成し、その頭部或いは中途部で後述する
任意な被作動部材Wを作動させると共に、繰出輪50の
逆転駆動により帯体1,1を同時に巻き込み、上記作動
部1aを縮動(退動)させてその往復作動及び作動停止
を行うことができるようにしている。
1,51はケース2に軸支すると共に、該回転軸51上
にウォーム歯車33を駆動輪50と一体的に取着し、左
右のウォーム歯車33,33を噛合駆動させるウォーム
32,32を、一本の駆動軸31に固着し、該駆動軸3
1を駆動輪50,50に沿わせて近接させた状態で正逆
回転可能に軸支することにより、駆動軸31は帯体1を
進退作動及び停止維持させる際に、帯体1の位置を繰出
輪50の逆転を防止すると共に、停止位置を的確に維持
させることができる位置停止伝動機構P1を簡潔な構成
にしている。
ム歯車35を固着し、該ウォーム歯車35に入力軸3c
に固着したウォーム37を噛合させて駆動することによ
り、前記位置停止伝動機構P1に加え同様な停止維持伝
動機構P2を二重に併設し、大幅な減速比を得て軽動力
で円滑に作動することができると共に、大幅な減速比を
得て強力に作動することができ、また位置停止を確実に
行うことができる繰出装置Aをコンパクトに構成するよ
うにしている。
板状の連結部材(作動部材)6によって連結すると共
に、相対向する帯部10の対面側の幅方向に突出形成し
た規制部材11を一体的に形成している。第1実施形態
として示す同図の帯体1はプラスチック材又は合成ゴム
材で型形成され、帯部10の内部長手方向にスチールコ
ード又は樹脂糸からなる芯線12を、在来のベルトの内
部に設置されるもの同様の工法によって有しており、規
制部材11の突起状の内部には芯片13を芯線12に固
定させて設け、ベルト状の帯体1の引っ張り及び圧縮方
向の強度の向上と巻取り時の可撓性の向上を図るように
している。
と共に頭部側を広巾となし、該基部側と頭部側の側面視
形状を同じ円弧状面に形成し、また相隣る規制部材11
と規制部材11との間には、同形状に形成された対向す
る帯体1の規制部材11ががたつきなく密着状に噛み合
い齟齬する凹部11aを該規制部材11と共に形成し、
規制部材11の裏面側相当位置帯部10には台形状の突
起歯15を幅方向に形成している。上記規制部材11は
表面は滑動面を有しやや軟質であっても圧縮方向には弾
力性を有しない硬質構造としている。
相対向する規制部材11と凹部11aが繰出に伴い進退
方向に噛み合うことにより規制して、剛性を有する柱状
の作動部1aを形成し、また前後方向の剛性は上記帯体
1,1の各規制部材11が幅方向に接合することにより
行い、帯体1の収納された長さ相当距離だけ自由に伸長
させることを可能にしている。
θを有して巻掛け駆動されており、作動部材6に加わる
作動力(負荷)、即ち帯体伸長時の押圧力及び縮動時の
引張力は帯体1,1を介し、繰出輪50の巻付角θ内に
存る前記突起歯15と同ピッチに形成している各歯50
aに分散して受け持たせることにより、左右の繰出輪5
0,50は大きな作動力に対しても充分な耐久性を有
し、被作動部材Wの作動及び支持を良好に行うと共に、
帯体1,1の進退繰り出しを円滑に行うようにしてい
る。
る収納部4,4内に屈曲或いは巻取り可能に収納される
ものであるが、作動部1aのストロークが短い場合に
は、帯体1の繰り出し終端側を繰出輪50に巻掛けた状
態で、該終端側を繰出輪50に取付け固定させるように
してもよい。また上記繰出路5aの下方央部には、山形
状に形成したガイド52を左右の駆動輪50,50間に
設置することにより、左右の規制部材11の頂部に接し
て帯体1の垂れ下がりを防止すると共に、上記ガイド5
2で前記帯体1に加えられる負荷を分担し、歯50a及
び突起歯15に過大な負荷をかけることを抑制し高性能
な繰出装置Aを構成している。
力軸3cに設置されたモータ3aを正転及び逆転操作す
ることにより、ウォーム37及びウォーム歯車35から
なる位置停止伝動機構P2を介し駆動軸31を正逆に回
動させて、該駆動軸31に固着されたウォーム32,3
2及びウォーム歯車33,33からなる位置停止伝動機
構P1,P2を介して回動軸51,51を正逆に回動さ
せて、これと一体な繰出輪50,50を同方向に回転さ
せ、該繰出輪50,50に噛合する帯体1,1を同時に
進退作動することができる。
は、モータ3aが正転するときは繰出輪50,50が実
線矢印方向に回転し、帯体1,1をケース2から繰り出
して上昇(伸長)させ、またモータ3aの逆転により繰
り出された帯体1,1を下降(縮動)させて、ケース2
に収納するように進退作動をさせる。このとき、可撓性
を有する帯部10によって帯体1,1は繰出輪50の円
弧に沿って繰り出される際に、相隣る規制部材11間の
凹部11aを放射方向に拡開させるので、該凹部11a
の間に対向する帯体1の規制部材11が順次円滑に入り
込み、次いで上方の直線部に至ると対向する規制部材1
1,11は互いに固くがたつきのない状態で安定よく噛
合し伸直な作動部1aを形成する。
止した剛性を有する柱状部材となって伸縮進退作動をす
ることができ、作動部材6により又はこれに直接的に連
結される被作動部材Wを的確に押動或いは往復動するこ
とができる。即ち、作動部1aは帯体1,1の頭部が作
動部材6によって互いに連結されていること、及び対と
なる帯体1が相対向する側に規制部材11によって屈折
を規制されることにより、内向き及び外向き方向(対向
方向)への屈折を防止されると共に、相対向する規制部
材11,11の噛合により作動部1aの中途で帯体1,
1が離間することなく、また側方への屈折を帯体1のリ
ンク接合並びに規制部材11の広巾な接合によって防止
されるので、伸長時における帯体剛性を創出することが
できる。
は、帯体1の収納長さを任意長さに設定することにより
自在に設定することができると共に、その繰り出しは繰
出輪50の回転により行うので、繰出装置Aを簡潔且つ
廉価な構成でコンパクトに纏めて製作することができ、
また装置の軽量化を図ることができる。尚、作動部1a
の作動力は繰出装置として用いられる帯体の許容荷重と
同等に大きくすることができるものであり、充分な耐久
性を有すると共にこれを用いた各種作業装置のコンパク
ト化を図ることができる。さらに繰出装置Aの作動は簡
単な電気配線だけで所望に作動させることができると共
に、スピードコントロールを簡単に行うことができるの
で廉価な構成で操作性のよい繰出装置にすることができ
る。
軸31に固着されたウォーム32,32及び回動軸51
に固着されたウォーム歯車33,33からなる位置停止
伝動機構P1,P2が帯体1,1の進退方向への作動を
防止するので、帯体1,1に負荷をかけた状態において
も作動部1aの停止姿勢の維持を的確に行うことができ
る。また上記繰出装置Aは適宜な回動機構7で回転可能
に支持することにより、作動部1aを簡単に回動するこ
ともでき、作動部1aを進退作動させながら回動を要す
る自動装置等に簡単且つ便利に使用することがでる等の
特徴を有する。
ック等の任意な作業装置(作業部)を固定又は駆動可能
に装着することができるものであり、作動部1aの進退
方向は繰出装置Aの向きを変えることによって自在に行
うことができる。以上の様な構成により作動部1aを有
する繰出装置Aは、簡潔な構成で小型化を図りながら負
荷に耐えることができる進退運動発生装置として、その
実用性を広汎に向上することができる利点がある。
部構造を変更することにより使用可能な帯体並びに繰出
装置の各種実施形態について説明する。尚前記実施形態
のものと構成を同じとする部分については説明を省略す
る。先ず図3に示す第2実施形態としての帯体1は、上
記第1実施形態のものと同様な噛合を行う規制部材11
をその頭部を半瓢箪状の円形状に形成すると共に、帯部
10の歯付平ベルト型帯部10の両側にガイド帯10a
を設け、突起部15に噛合する繰出輪50の両側を案内
するようにしている。
11Rは上記第2施形態のものと同じ構成にする一方、
左方の帯体1Lは規制部材11を分割形成し、分割され
た規制部材11の基部側をリンクプレート16及びリン
クピン16aで各連結することにより一連の帯体を形成
し、該規制部材11はセラミックス或いはアルミ材等の
軽量な部材で形成している。
制部材11の頭部は滑らかな先鋭状であることにより、
対向する規制部材11,11の噛合が繰出時に干渉する
ことなく円滑に行われるので、規制部材11の高さを高
くして剛性の高い作動部1aを形成することができる等
の利点がある。
する。この帯体1は上記第1実施形態のものが歯付平ベ
ルト型であるのに対し帯部10をVベルト型にしている
と共に、既述のものと同様な作動部1aの噛合を行う規
制部材11の頭部を円形状に形成し、Vプーリ状の繰出
輪50に帯部10を巻掛けて的確に繰り出すようにして
いる。尚、この場合の帯部10のガイド52はローラ又
はベルト等の回転するガイド体で構成し、帯体1を円滑
に進退及び停止維持させるとよい。
かな先細状であることにより、対向する規制部材11,
11の噛合が円滑に行われること、及び帯体1は繰出輪
50のV溝に両側を案内されて作動部1aの進退を側方
への傾倒を防止した状態で良好に行うことができる。ま
た作動部1aは繰出輪50との摩擦力によって進退作動
されるから、作動部材6部分に過負荷等が加えられた場
合等に、繰出輪50を帯体1に対しスリップさせて逃が
すことができる等の利点がある。
する。この帯体1は上記第4実施形態のものに対し、円
弧状の凹溝50bを有するプーリを繰出輪50としてお
り、これに巻掛けられる帯体1の帯部10は半円弧状断
面となして、相対向する帯体1,1が噛合した状態では
断面円形状の円柱状の作動部1aを形成するようにして
いる。この場合には、作動部1aは円柱状に形成される
ので該作動部1aを狭小な箇所で進退作動させ易く、ま
た在来の油圧ピストンと同様の外観を呈することができ
る等の特徴を有する。尚その他に上記第4実施形態のも
のと同様な効果も奏するものである。
する。この実施形態は上記第3実施形態と同様な帯体1
を備えた繰出装置Aを上段に配置すると共に、該帯体1
で形成される作動部1aの内部にスライド可能に嵌挿さ
れる小径な円柱状の作動部1aを形成する帯体1を備え
た繰出装置A1を近接設置している。上記帯体1は規制
部材11の平面視央部に円形又は角状の凹入部を形成
し、対向する規制部材11が接合したとき、進退方向に
中空な筒状部(中空部)1Hを形成するように構成して
いる。またこの作動部材6には任意な物品を保持可能な
受具60を設けている。
持可能なチャク爪状の作業部61を構成支持し、該作動
部材61は前記帯体1の作動部材6の外周に連結具62
を介して軸芯を中心に回動可能に支持されている。そし
て、小径な帯体1の作動部1a内には前記と同様な中空
部1Hを形成し、その内部に作業部61を駆動させるハ
ーネス又は連杆等の作業部材8を挿通させている。尚、
上記作業部61はモータ或いは空圧,油圧等で作動され
る適宜なアクチェータで駆動するとよく、この場合には
遠隔操作機器並びにロボットの構成装置として簡潔な構
成で省エネを図り最適化することができる等の利点があ
る。また図示例では下段の繰出装置A1は帯体1は過負
荷逃がし可能とするようにプーリ状の繰出輪50によっ
て進退作動させると共に、回転機構7によって前記軸芯
を中心に正逆回転可能に構成している。尚、この場合ガ
イド52は円錐台状に形成するとよい。
の帯体1を組み合わせると共に、繰出方式の異なる繰出
装置AとA1とを各種様々に組み合わせることにより、
内部の小径な作動部1aを的確に繰出支持しながら、こ
れらで形成される作動部1a,1aにおいて求められる
各種の作業を簡単且つ自由に遂行することができるとい
う特徴がある。また上記両作動部1a,1aを各別に共
同動作させることより、両者間で各種物品(ワークW)
の挟持搬送或いは仕分け作業等を行わせることもでき
る。
する。この実施形態における左方の帯体1Lはベルト状
の帯部10の内方央部に首細の円形頭部断面の規制部材
11Lを突条に長手方向に沿って形成すると共に、該規
制部材11Lの両側に帯部10の内面に突起歯15を連
続形成し駆動側の繰出輪50Cに噛み合い駆動されるよ
うにしている。また右方の帯体1Rは平面視で、上記規
制部材11Lの両側面に接合する凹溝11Mを形成する
両側の規制部材11R,11Rを突条に設けて、該規制
部材11Rの表面に前記突起歯15に噛合する突起歯1
5aを形成し、帯部10の背面を中高面のプーリ状の繰
出輪(遊動輪)50Uによって転接案内している。
帯体1Lと1Rとを接合させる繰出輪50Tを設置し作
動部1aを形成させると共に、前記繰出輪50Cは繰出
輪50Uと同方向側に設けて、両帯体1L,1Rを共に
右方側で収納することによりコンパクト化を図ってい
る。この場合の帯体1L,1Rは規制部材11L,11
Rも共に可撓性を有する部材で形成しており、帯体1R
は巻掛けされた中高面によって同図(B)に示すように
凹溝11Mが拡開された状態において、左方の規制部材
11Lがこれに円滑に嵌入したのち、同図(C)に示す
ように右方の規制部材11R,11Rが規制部材11L
を両側から挟持することにより剛性の高い作動部1aを
形成する。
15,15aは共に同じ大きさで等ピッチにすると伸直
な作動部1aを形成し得るが、図示例においては帯体1
L側の突起歯15を大きくすることにより突起歯15a
と噛合した際に、作動部1aを右方に向けて屈曲形成さ
せながら目的の方向に簡単な機構で且つ自由に進退作動
を行うことができるようにしている。尚、この場合作動
部1aの側面に接して移動を案内するガイド部材2Gを
適所に設置してもよい。また前記規制部材11Rには所
定間隔毎にスリット1Sを連続的に切欠状に形成しても
よく、この場合には繰り出し及び巻取り時の可撓性を良
好にしながら内向きの屈折を良好に防止することができ
る。さらに同図(A)に点線で示すように左方の帯体1
Lは帯体1Rと対向方向から繰り出すようにしてもよ
く、この場合にも規制部材11Lには所定間隔毎にスリ
ット1Sを連続形成することにより上記と同様な効果を
奏するものである。
に突起歯を設けることなく且つプーリ状の繰出輪50に
よって進退作動するようにした例を示す。この場合には
帯体1L,1Rを過負荷が生じた場合にスリップさせる
過負荷逃がし駆動をすると共に、収納部を機体装置の一
側に纏めてコンパクトに配置することができるから、例
えば自動車のパワーウインドウの駆動機構等として狭小
な場所の使用に最適化することができる等の利点があ
る。尚、この場合にも必要に応じ既述のスリット1Sを
形成するとよい。
明する。この実施形態における左方の帯体1Lは平面視
において帯部10の両側に規制部材11Lを設けて半円
弧状のC型で、内部に後述の規制部材11Rを挟持して
接合する規制溝11Mを形成し、遊動側の凹溝プーリ状
の繰出輪50Uに転接させている。また右方の帯体1R
は前記第9実施形態と平面視同形状の規制部材11Rを
チェーン状の帯体10の各リンクプレート毎に分割して
接合するように設け、スプロケット状の繰出輪(駆動
輪)50に巻掛け繰り出すことにより内方への屈折を規
制し剛性を有するようにしている。
作動部1aは帯体1Lが繰出部において規制溝11Mが
拡開した状態で、その内部に帯体1Rの規制部材11R
が円滑に嵌入し既述と同様に両規制部材11L,11R
が挟持状に接合し剛性高く形成されるものである。尚、
帯体1Rの帯部10はチェーンによるものを図示した
が、前述のようにベルト状となし規制部材11Rと一体
的に形成してもよい。
説明する。この実施形態における左右の帯体1,1は平
面視においてチェーン状の帯部10に半円弧状のU型に
形成した規制部材11,11をリンクプレート毎に設
け、繰出時に両規制部材11,11の頭部を接合又は離
間させた状態で互いの内向きの屈折を防止することによ
り、規制部材11,11の内部に中空筒部11Hを形成
する剛性の高い作動部1aを構成するようにしている。
そして、上記中空筒部11H内には巻取り繰出可能なハ
ーネス類或いは例えば流体を送るホース等の挿入物8a
を導入保持可能にしている。尚、図示例において帯部1
0はチェーンによるものを示したが規制部材11と一体
的に形成されるベルト状のものであってもよい。
説明する。同図(A)に示す帯体1Lは前記第10実施
形態のものと同じであるが、左方の帯体1Rはプラスチ
ック又はスチール材で断面平板状の規制部材を有しない
テープ状となし、該帯体1Rを作動部材6に止めネジ6
0Nによって取着し作動部1aを形成するようにしてい
る。またこの図示例では該帯体1Rの長手方向に形成し
た凹穴部1Raに繰出輪(駆動輪)50の突起歯を噛合
させて帯体1と共に作動部1aを進退作動させている。
帯体1Lの各規制部材11が接合することにより防止さ
れ、左方への屈折を帯体1Rが引っ張り規制するので、
一方の帯体の規制部材を省略した簡単で軽量な構成であ
りながら、作動部1aを剛性高く形成することができる
ものである。また同図(B)に示すように上記帯体1R
は帯体1Lの規制部材11と直交する方向に設けてもよ
く、この場合には帯体1L側を駆動すると共に、規制部
材11に縦方向に穿設した凹溝11Mに帯体11Rを繰
り出しに伴い嵌入させるようにするとよい。
は、繰出装置Aの使用状況に合わせ両方のものを同時に
駆動して繰り出すようにしてもよく、また片方の帯体を
繰出駆動しながら帯体を追動させるようにしてもよい。
さらに両方の帯体を繰出輪(遊動輪)50で誘導支持し
た状態で該帯体の側面を別途設置される繰出体によって
進退可能に繰り出すようにしてもよい。
示すようにプラスチック材或いは合成ゴム材で一体的に
形成することにより、小型及び軽量化を要する作業装
置、機器等への設置を最適化することができると共に、
帯部と規制部材とをプラスチック型を用いて簡単に製作
することができる等の利点があると共に、高温及び超低
温域及び薬品雰囲気下、並びに汚泥等汚染環境下で使用
される直線往復運動発生装置として耐久性及び信頼性の
向上を図ることができるものであるが、図示例の帯体の
うち鉄材或いはセラミック材等で製作可能な帯体はこれ
により製作することも自由である。
いるので、以下に記載するような効果を奏することがで
きる。帯部と規制部材をプラスチック材又は合成ゴム材
で一体的に形成することにより帯体を構成すると共に、
一対の帯体を連結部材により連結し繰り出すことによ
り、作動部を側方の屈折を防止した剛性を有する柱状部
材となして伸縮進退作動をすることができるので、被作
動部材を的確に作動或いは往復動することができる。
パクトに纏めて製作できると共に、装置の軽量化を図る
ことができる。また上記繰出装置は其自体を回転可能に
支持することにより作動部を簡単に回動することもで
き、作動部を進退作動させると共に回動を要する作業装
置等に簡単且つ便利に使用することがでる等の利点があ
る。
視図。(B)は手動で作動させる繰出装置を示す斜視
図。
は帯体の側断面図。(C)は帯体の平断面図。
(B)は平断面図。
(B)は平断面図。
(B)は平断面図。
(B)は平断面図。
装置の側面図、(B)は作動部の平断面図。(C)は繰
出装置の全体斜視図。
(B)は同図(A)のAーA線断面図。(C)は同図
(A)のBーB線断面図。
(B)は同図(A)のAーA線断面図。(C)は同図
(A)のBーB線断面図。
図、(B)は同図(A)のAーA線断面図。(C)は帯
体の噛合状態を示す平断面図。
図、(B)は同図(A)のAーA線断面図。
図、(B)は同図(A)のAーA線断面図、(C)は別
の実施形態を示す断面図。
Claims (7)
- 【請求項1】 一対の帯体(1),(1)をその先端部
を連結して繰出体(50)を介して繰り出すことにより
側方への屈折を防止した作動部(1a)を進退可能に形
成する繰出装置(A)において、上記帯体1の少なくと
も一方のものの帯部(10)と規制部材(11)とをプ
ラスチック材又は合成ゴム材によって一体的に形成して
なる進退繰出装置の帯体。 - 【請求項2】 上記一対の帯体(1),(1)の対向す
る側に屈折防止用の規制部材(11)を突設し、この規
制部材(11)を互いに突合又は噛合させることによ
り、帯体(1)の進退方向の屈折を規制した伸長状態で
進退作動させる請求項1の進退作動装置の帯体。 - 【請求項3】 上記帯体(1)の規制部材(11)に断
面平板状の帯体(1)を対設して作動部(1a)を形成
する請求項1の進退作動装置の帯体。 - 【請求項4】 一対の帯体(1),(1)をその先端部
を連結して繰出体(50)を介して繰り出すことにより
側方への屈折を防止した作動部(1a)を進退可能に形
成する繰出装置(A)において、上記作動部(1a)を
帯部(10)の長手方向に突条の規制部材(11)を一
体的に形成した帯体(1)と、該突条の規制部材(1
1)を長手方向に嵌入して挟持する凹溝(11M)を有
する規制部材(11),(11)を帯部(10)に一体
的に形成した帯体(1)とで形成する進退作動装置の帯
体の繰出装置。 - 【請求項5】 上記一対の帯体(1),(1)で形成さ
れる作動部(1a)の内部に中空部(1H)を形成し、
該中空部(1H)内に他の繰出装置(A1)によって進
退作動される帯体(1)を内装させる請求項1又は2又
は3又は4の進退作動装置の帯体及びその繰出装置。 - 【請求項6】 作動部(1a)の先端に工具類或いはチ
ャック類等の作業部(61)を取着した請求項1又は2
又は3又は4又は5の進退作動装置の帯体及びその繰出
装置。 - 【請求項7】 作動部(1a)を繰出装置(A)を回動
させることにより回転可能に設けた請求項5又は6又は
7の進退作動装置の帯体及びその繰出装置。
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---|---|---|---|
JP17708396A JP3655395B2 (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 進退作動装置の帯体の繰出装置 |
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ID=16024837
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JP17708396A Expired - Fee Related JP3655395B2 (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 進退作動装置の帯体の繰出装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8069954B2 (en) * | 2007-07-26 | 2011-12-06 | Production Resource Group, Llc | Self erecting zipper lift |
WO2016052259A1 (ja) * | 2014-10-02 | 2016-04-07 | 株式会社椿本チエイン | 可動体移動装置 |
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- 1996-06-17 JP JP17708396A patent/JP3655395B2/ja not_active Expired - Fee Related
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