JPH09165196A - 帯体の繰出装置 - Google Patents

帯体の繰出装置

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JPH09165196A
JPH09165196A JP34824695A JP34824695A JPH09165196A JP H09165196 A JPH09165196 A JP H09165196A JP 34824695 A JP34824695 A JP 34824695A JP 34824695 A JP34824695 A JP 34824695A JP H09165196 A JPH09165196 A JP H09165196A
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Japan
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feeding
strip
band
feeding device
case
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JP34824695A
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English (en)
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Kichisaburo Abe
吉三郎 安部
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SANIN BOORUTO SEISAKUSHO KK
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SANIN BOORUTO SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相隣る繰出部の帯体を接触させることなく繰
出ケース内に重合した状態で繰出可能にコンパクトに収
容すると共に、作動部の長さを充分に形成しながら繰出
装置の小型化を図ることができる帯体の繰出装置を提供
する。 【解決手段】 繰出ケース2に収納され、正逆回転可能
な左右の駆動輪40,40に巻掛けて進退可能に繰り出
される帯体1を対となるように対向配置すると共に、各
帯体1の対向する側に屈折防止用の規制部材7を突設
し、この規制部材7を互いに突合又は噛合させることに
より、帯体1の進退方向の屈折を規制した伸長状態で進
退作動させる繰出部Bを、上記繰出ケース2に所定間隔
を有して並設し、前記並設された繰出部B,B間の収納
部5内に帯体ガイド50を設けて帯体収納部51,52
を区画形成すると共に、相隣る繰出部Bの一方の帯体1
を該帯体収納部51,52に各別に収納させることによ
り繰出可能に構成した帯体の繰出装置としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動輪に巻掛けさ
れる帯体の進退方向の屈折を規制し進退作動させる帯体
の繰出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】産業用機器又は装置等においては、直線
往復運動を利用し種々の被作動部材の昇降や押動及び搬
送、並びにハンドリング作動をさせて各種の作業を行わ
せる直線往復運動発生装置が多用されている。従来の直
線往復運動発生装置は、メカニカル式で大動力を発生さ
せる作動手段として、油圧をシリンダ内に圧送しピスト
ンを押動させる油圧方式の油圧シリンダ装置、或いはこ
れを空気で行うエアーシリンダ装置がある。またシリン
ダ内のネジ杆をモータで回動し該ネジ杆に螺合するピス
トンを直線往復動させる方式の電動シリンダ等が公知で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記従来構成の
シリンダ内に嵌挿されたピストンを伸縮動させる直線往
復運動発生装置は、何れのものもピストンの往復動距離
に対しそれと同等以上のシリンダ長さを要するため装置
が大型化構成になって、設置スペースに制約を受けたり
機体重量が増大する等の欠点がある。そして、前者の油
圧シリンダ装置は、油圧ポンプ及び切換操作バルブ並び
に油圧タンク、さらにはパイピング等多くの部品からな
る駆動手段を必要とするため、複雑でコスト高になる問
題があると共に、油の漏出防止管理等の煩雑なメンテナ
ンス作業を要する等多くの問題を有している。
【0004】一方電動シリンダ装置は、ネジ杆の回転で
螺合するピストンを往復動させるので、ピストンを素早
く作動させたり極めて長い往復ストロークを小型な構成
で製作することが困難な問題がある。またこれらのピス
トン部分は高精度に仕上げられて摺動すると共に、これ
を円滑に作動させる上で充分な潤滑油が欠かせないの
で、極高低温度域での使用並びに薬品雰囲気や汚泥物中
での使用に困難性を伴う等の問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解消
するための本発明による帯体の繰出装置は、繰出ケース
2に収納され、正逆回転可能な左右の駆動輪40,40
に巻掛けて進退可能に繰り出される帯体1を対となるよ
うに対向配置すると共に、各帯体1の対向する側に屈折
防止用の規制部材7を突設し、この規制部材7を互いに
突合又は噛合させることにより、帯体1の進退方向の屈
折を規制した伸長状態で進退作動させる繰出部Bを、上
記繰出ケース2に所定間隔を有して並設した繰出装置A
において、前記並設された繰出部B,B間の収納部5内
に帯体ガイド50を設けて帯体収納部51,52を区画
形成すると共に、相隣る繰出部Bの一方の帯体1を該帯
体収納部51,52に各別に収納させることにより繰出
可能に構成した帯体の繰出装置。
【0006】また繰出ケース2内に作動部1aが下向き
に進退作動するように繰出部Bを内装すると共に、該繰
出ケース2に受台S1を一体的に設け、繰出部Bの作動
により両者を一体的に昇降可能に構成したことを特徴と
している。
【0007】そして、繰出ケース2の帯体収納部51,
52の他側内に、相隣る繰出部Bの他方の帯体1を案内
する帯体ガイド55を設け、該帯体ガイド55により上
記帯体1を迂回させて収納する迂回経路を屈曲形成した
ことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に基づき
説明する。図1に示すAは、規制部材7を有する一対の
チェーン1,1によって作動部1aを伸縮可能に形成す
る、直線運動発生装置としての繰出部Bを複数備えた繰
出装置であり、該繰出装置Aはその使用例として同図に
示す昇降台Sの昇降装置として、従来の油圧及び空圧シ
リンダ方式の直線運動発生装置に代えて構成されてお
り、その小型軽量化及び取扱い性の向上等を図るように
している。尚、上記昇降台Sは、受台S1上に適宜な荷
物等を載置して昇降させる作業機又は荷棚、或いは自動
車を昇降可能に載置する駐車装置等になるように構成し
て使用される。
【0009】上記繰出部Bは図1〜図5に示すように、
昇降台Sの受台S1の両側において筐枠状に形成した機
体(繰出ケース)2に、規制部材7を有する一対のチェ
ーン1,1を内装し、該チェーン1,1を繰出ケース2
の一側に設置したモータ3aと、駆動及び停止位置維持
可能な位置停止伝動機構30からなる駆動部3によっ
て、その作動部1aを伸縮(進退)作動するようにして
いる。即ち、繰出装置Aは上記駆動部3に連結される入
力軸(回転軸)41を介し、正逆回転可能に駆動される
左右の駆動スプロケット(駆動輪)40,40を軸架す
る繰出部Bと、該繰出部Bの繰出路4a両側に通じ、左
右のチェーン1,1を各別に収納する、繰出ケース2内
に形成された収納部5,5aとから構成している。
【0010】上記作動部1aは、左右の駆動スプロケッ
ト40,40に各噛合するチェーン1,1を図5に示す
ように構成することにより、該駆動スプロケット40が
正転(実線矢印方向)されるとき、左右一対のチェーン
1,1を収納部5,5aから下方に向けて同時に繰り出
し伸長させ、その頭部(端部)に設けた連結部材6を地
面に設置させた状態で被作動部材(図示例では昇降台S
に相当する)Wを上動作動させると共に、駆動スプロケ
ット40の逆転駆動により、チェーン1,1を同時に巻
き込み上記被作動部材Wを下降作動させて、その往復作
動及び作動停止を自由に行うことができるようにしてい
る。
【0011】即ち、上記一対のチェーン1,1は、その
頭部を板状の連結部材(作動部材)6に突設した取付脚
6a,6aにより所定間隔を設けて連結すると共に、相
対向する対面側で各リンクプレート11に外向きに曲成
した取付部12に、ブロック状の規制部材7を溶着又は
ネジ止め等により一体的に取着形成している。また上記
規制部材7の厚さは各リンクピッチと同長さにすると共
に、幅をチェーン1幅より広く形成している。これによ
り、各チェーン1は内向きへの屈折を相隣る規制部材7
が進退方向に互いに接合することにより規制されると共
に、前記チェーン間隔(所定間隔)L内において左右の
規制部材7を、チェーン1,1が繰り出されるとき対面
接合させることにより剛性を有する柱状の作動部1aと
なし、チェーン1の収納された長さ相当距離だけ自由に
伸長させることを可能にしている。
【0012】このとき、チェーン1は各駆動スプロケッ
ト40に巻付角θを有して巻掛け駆動されており、連結
部材6に加わる作動力(負荷)、即ちチェーン伸長時の
押圧力或いは縮動時の引張力をチェーン1,1を介し、
駆動スプロケット40の巻付角θ内に存る各歯40a・
・に分散して受け持たせることにより、左右の駆動スプ
ロケット40,40は大きな作動力に対しても充分な耐
久性を有し、被作動部材Wの作動及び支持を良好に行う
と共に、チェーン1,1の進退繰り出しを円滑に行うよ
うにしている。
【0013】また上記繰出路4aの対向する央部には、
山形状に形成した板状片からなるガイド42を左右の駆
動輪40,40間に設置することにより、左右の規制部
材7に接してチェーン1の円滑な作動を促進すると共
に、上記ガイド42で前記チェーン1に加えられる負荷
を分担し、スプロケット歯40aに過大な負荷をかける
ことを抑制し高性能な繰出部Bとなるように構成してい
る。また繰出ケース2の繰出路4aには口金(チェーン
ガイド)2aを設けて、チェーン1,1の進退作動を適
切に案内するようにしている。尚、図6に示すように規
制部材7には、上記ガイド42に接する部分に滑動部
(ローラ)70を設けることにより、チェーン1の進退
作動をより円滑に行うようにするとよい。
【0014】前記駆動スプロケット40を軸装する回動
軸41,41は、繰出ケース2にメタル2M部を介して
軸支すると共に、既述した一方の繰出部Bの回転軸41
の軸端を前記駆動装置3に連結し、該回転軸41に軸着
した駆動スプロケット30と、他方の繰出部Bの回転軸
41に軸着した従動スプロケット31に伝動チェーン3
2を張架し、各繰出部Bの対となる回転軸41,41に
同期噛み合いを行うギヤ33,33を設け、両軸41,
41の両端に軸着した駆動輪40,40を駆動すること
により、各繰出部Bの作動部1aを同作動することがで
きるようにしている。
【0015】一方、繰出ケース2に所定間隔を有して並
設した繰出部B,B間の収納部5は、その内部に右方の
繰出部Bのチェーン1を受け止め案内する帯体ガイド5
0を設けて、帯体収納部51,52を上下に区画形成す
ると共に、該帯体収納部52内には左方のチェーン1を
受け止め案内する帯体ガイド53を斜設している。これ
により、左右の繰出部B,B間において相隣るチェーン
1,1が接触することなく、作動部1aの長さを充分に
形成することができるようにすると共に、チェーン1,
1を接触させることなく重合した状態で、コンパクトに
収容しながら、駆動輪40,40による進退作動を円滑
に行うように案内している。
【0016】また各繰出部Bの他方側の収納部5aは繰
出ケース2の両側内部において、端部を曲折させた帯体
ガイド55を設けることにより、該帯体ガイド55と繰
出ケース2とにより迂回経路を形成し、チェーン1を迂
回案内させて収納することにより、コンパクトに収容し
ながら既述のチェーン1と同様な作動部1aの長さを充
分に形成し、駆動輪40,40による進退作動を円滑に
行うことができるようにしている。
【0017】以上のように構成された繰出部Bは、モー
タ3aを正転及び逆転操作することにより位置停止伝動
機構30を介し、一方の繰出部Bの回転軸41が同方向
に回転し他方の繰出部Bの回転軸41を同方向に駆動す
ると共に、各対となる他方の回転軸41をギヤ33,3
3を介し逆方向に対向回転させるので、各駆動スプロケ
ット40に巻き掛けられた対となるチェーン1は、各作
動部1aを形成しながら等量に進退作動を行う。この結
果、昇降台Sは水平姿勢を保ちながら昇降動作を円滑に
行うことができて初期の目的を良好に達成することがで
きる。
【0018】このときチェーン1,1は、モータ3aの
正転によって駆動スプロケット40,40が実線矢印方
向に回転することに伴い、繰出ケース2から繰り出され
て規制部材7を順次接合させながら作動部1aを伸長形
成し、またモータ3aの逆転により繰り出されたチェー
ン1,1を縮動させて、繰出ケース2に収納するように
進退作動される。そして、作動部1aは剛性を有した柱
状部材となって伸縮進退作動をし、チェーン1,1の頭
部が連結部材6によって互いに連結されていること、及
び対となるチェーン1が相対向する側に規制部材7によ
って屈折を規制されていることにより、内向き及び外向
き方向(対向方向)への屈折を防止されると共に、側方
への屈折をチェーン1のリンク接合並びに規制部材7の
広巾な接合によって防止されるので、伸長時におけるチ
ェーン剛性を良好に創出することができる。
【0019】また作動部1aの往復(進退)ストローク
は、チェーン1の収納長さを任意長さに設定することに
より自在に設定することができると共に、その繰り出し
は駆動スプロケット40の回転により行うので、繰出部
Bを簡潔で廉価なコンパクト構成に纏めて製作すること
ができると共に軽量化を図ることができる。そして、作
動部1aの作動力は繰出部として用いられるチェーンの
許容荷重と同等に大きくすることができるものであり、
充分な耐久性を有しトラブル等の発生を抑制し得ると共
に、これを用いた各種作業装置のコンパクト化を図るこ
とができる。さらに繰出部Bの作動は簡単な電気配線だ
けで所望に作動させることができると共に、スピードコ
ントロールを簡単に行うことができるので廉価な構成で
操作性のよい繰出部にすることができる。
【0020】また、モータ3aの停止時には、駆動部3
の位置停止伝動機構30がチェーン1,1の進退方向へ
の作動を防止するので、チェーン1,1に負荷をかけた
状態においても作動部1aの停止姿勢の維持を的確に行
うことができ、チェーン1,1の進退作動時及び停止時
において停電等で電源が断たれた場合でも、その作動位
置をその場に維持し被作動部材Wの不慮の作動を防止す
ることができる。従って、上記のように構成した昇降台
Sは、受台S1上に載置される荷物等被作動部材Wを良
好に昇降動作させることができると共に、その下降状態
において在来の油圧昇降装置のように、油圧シリンダ等
の支柱部分を残置させることのない簡潔な構成の昇降装
置にすることができ、その設置を容易に行うことができ
る等の利便性を有する。
【0021】次に図7において作動部の別実施形態につ
いて説明する。このチェーン1に取着される規制部材7
は、相対向するチェーン1,1に1ピッチ毎に断面同形
状の規制部材7を、チェーンの伸長姿勢において互いに
齟齬状態で接合するように突設している。上記、規制部
材7は図示の如く側面視において、基部側より斜面1s
を有して先端部側を広くした台形状に形成し、伸長され
た作動部1aにおいて相対向する規制部材7,7が互い
に齟齬したとき、上記斜面1sを介して互いに楔状に接
合するように構成したことにより、チェーン1,1の離
間を的確に防止する。
【0022】この例によれば、各チェーン1に設けられ
た規制部材7は進退方向に荷重を受けて互いに挟持状に
接合されるので、対向するチェーン1,1の離間方向へ
の抗力を簡単な構成で合理的に高めることができ、チェ
ーン1の所定のチェーン間隔Lを維持した状態で進退作
動方向を垂直方向に限ることなく、斜め方向及び横方向
へ指向させることをも可能にすることができる利点があ
る。また上記チェーン1を備えた繰出部Bは規制部材7
の所要数を低減することができるので、構成を簡潔にす
ると共に廉価型に製作することができる。
【0023】またチェーン1及び規制部材7は実施形態
に示すように鉄材で製作する他、用途に応じプラスチッ
ク又はセラミック材等で形成してもよく、プラスチック
及びセラミック等による場合には高温及び超低温域及び
薬品雰囲気下、並びに汚泥等汚染環境下で使用される直
線往復運動発生装置として、耐久性及び信頼性を向上さ
せることができる。またプラスチック材による場合に
は、小型及び軽量化を要する作業装置、機器等への設置
を最適化することができる利点があり、また帯体1に複
数の規制部材7を一体的に形成したり、上記帯体1の断
面形状を平ベルト状或いは曲成したV状ベルトにしても
よい。
【0024】次に図8において、本発明に係わる繰出装
置Aの別の使用例を駐車装置9に用いた実施形態につい
て説明する。自動車Kを載せて昇降する昇降台Sは受台
S1と繰出装置Aとからなり、該繰出装置Aの央部を機
台90から立設した伸縮可能なガイド用の支柱91で片
持ち状に支持すると共に、上記繰出装置A内に前述の実
施形態と同様な繰出部Bを左右に内装設置しており、そ
の作動部1aの端部を機台90に接合させている。92
は繰出ケース2部分からポール93によって支持され
た、受台S1の上方を覆う屋根である。
【0025】95は自動車Kを下段に駐車させる受台で
あり、該受台95は地面に対しキャスタ96或いは適宜
なレール滑動部を介し横方向に移動可能に設けると共
に、繰出ケースを兼ねる機台90の内部に横向きに設置
した、左右の繰出部Bの作動部1a,1aに接続してい
る。このように構成した駐車装置9によれば、自動車K
を上下段の受台S1,95に駐車させた状態において、
下段の受台95を同図の実線で示すように側方に移動さ
せることにより、横向きの作動部1aの伸動によって側
方に退避させることができ、その退避空間に受台S1を
下降させて上段の自動車Kを降ろすことができるから、
下段の自動車Kを敢えて前進或いは後進運転移動させる
ことなく、上段の自動車Kを簡単且つ容易に下げて運転
使用することができる等の特徴を有している。尚、上記
方式の繰出装置Aは図例では駐車装置に用いたが、荷棚
等他の昇降作業装置であってもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏することがで
きる。請求項1の発明により、規制部材を互いに突合又
は噛合させて帯体の進退方向の屈折を規制した伸長状態
で進退作動させる繰出部を、繰出ケースに所定間隔を有
して並設すると共に、繰出部間の収納部内に帯体ガイド
を設けて帯体収納部を区画形成し、相隣る繰出部の帯体
を該帯体収納部に各別に収納させることにより、相隣る
帯体は互いに接触することなく繰出ケース内に繰出可能
に重合した状態でコンパクトに収容される。従って、作
動部の長さを充分に形成することができると共に、繰出
部を所望に近接配置しながら繰出装置の小型化を図るこ
とができる。
【0027】請求項2の発明により、繰出ケースに作動
部が下向きに進退作動するように繰出部を並設して受台
を設け、両者を一体的に昇降可能に構成したので、該受
台に設置した荷物等被作動部材を良好に昇降動作させる
ことができると共に、下降状態において在来の油圧昇降
装置のように油圧シリンダ等の支柱部分を残置させるこ
とのない簡潔な構成の昇降装置を提供することができ
る。
【0028】請求項3の発明により、繰出ケースの帯体
収納部の他側内に、他方の帯体を案内する帯体ガイドを
屈曲形成して迂回経路を構成したことにより、一方の帯
体と同様な作動部の長さを有する帯体を、繰出可能に迂
回させてコンパクトに収容することができるので、繰出
装置の小型化を図ることができると共に駆動輪による進
退作動を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる繰出装置を昇降台に構成した実
施形態の正断面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】繰出部の要部を示す断面図。
【図4】他側の繰出部の要部を示す断面図。
【図5】(A)は繰出部の構成を示す側面図。(B)は
同図(A)のAーA線における断面図。
【図6】帯体の別実施形態に係わる作用を示す正面図。
【図7】帯体の別実施形態に係わる作用を示す正面図。
【図8】繰出装置の別実施形態に係わる使用例を示す斜
視図。
【符号の説明】
1 チェーン(帯体) 1a 作動部 2 繰出ケース 3 駆動部 3a モータ 5 収納部 5a 収納部 6 連結部材 7 規制部材 30 位置停止伝動機構 40 駆動スプロケット(駆動輪) 41 回動軸 50,53 帯体ガイド 51,52 帯体収納部 55 帯体ガイド A 繰出装置 B 繰出部 S 昇降台 S1 受台 W 被作動部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰出ケース(2)に収納され、正逆回転
    可能な左右の駆動輪(40),(40)に巻掛けて進退
    可能に繰り出される帯体(1)を対となるように対向配
    置すると共に、各帯体(1)の対向する側に屈折防止用
    の規制部材(7)を突設し、この規制部材(7)を互い
    に突合又は噛合させることにより、帯体(1)の進退方
    向の屈折を規制した伸長状態で進退作動させる繰出部
    (B)を、上記繰出ケース(2)に所定間隔を有して並
    設した繰出装置(A)において、前記並設された繰出部
    (B),(B)間の収納部(5)内に帯体ガイド(5
    0)を設けて帯体収納部(51),(52)を区画形成
    すると共に、相隣る繰出部(B)の一方の帯体(1)を
    該帯体収納部(51),(52)に各別に収納させるこ
    とにより繰出可能に構成した帯体の繰出装置。
  2. 【請求項2】 繰出ケース(2)内に作動部(1a)が
    下向きに進退作動するように繰出部(B)を内装すると
    共に、該繰出ケース(2)に受台(S1)を一体的に設
    け、繰出部(B)の作動により両者を一体的に昇降可能
    に構成した請求項1記載の帯体の繰出装置。
  3. 【請求項3】 繰出ケース(2)の帯体収納部(5
    1),(52)の他側内に、相隣る繰出部(B)の他方
    の帯体(1)を案内する帯体ガイド(55)を設け、該
    帯体ガイド(55)により上記帯体(1)を迂回させて
    収納する迂回経路を屈曲形成した請求項1又は2記載の
    帯体の繰出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7237654B2 (en) 2005-04-12 2007-07-03 Tsubakimoto Chain Co. Lifter device
JP2009001378A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Tsubakimoto Chain Co 噛合チェーン式昇降装置
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