JPH09119495A - 帯体の伸長繰出装置 - Google Patents
帯体の伸長繰出装置Info
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- JPH09119495A JPH09119495A JP30059295A JP30059295A JPH09119495A JP H09119495 A JPH09119495 A JP H09119495A JP 30059295 A JP30059295 A JP 30059295A JP 30059295 A JP30059295 A JP 30059295A JP H09119495 A JPH09119495 A JP H09119495A
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- JP
- Japan
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- feeding device
- drive shaft
- refraction
- chain
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 相対向するチェーンの繰出を良好に行うと共
に、動力切断時等において作動部の停止位置を的確且つ
簡潔な構成で維持することができる帯体の伸長繰出装置
を提供する。 【解決手段】 収納部5に収納され正逆回転可能な左右
の駆動輪40,40に巻掛けられて、進退可能に繰り出
される帯体1を対となるように対向配置すると共に、各
帯体1の対向する側に屈折防止用の規制部材7を突設
し、この規制部材7を互いに突合又は噛合させることに
より、帯体1の進退方向の屈折を規制した伸長状態で進
退作動させる繰出装置Aとなし、前記左右の駆動輪40
にウォーム歯車33を一体的に取着すると共に、該左右
のウォーム歯車33,33を各噛合駆動させるウォーム
32,32を同一の駆動軸31に固着し、該駆動軸31
を正逆に回転することにより帯体1を進退作動させる帯
体の伸長繰出装置としている。
に、動力切断時等において作動部の停止位置を的確且つ
簡潔な構成で維持することができる帯体の伸長繰出装置
を提供する。 【解決手段】 収納部5に収納され正逆回転可能な左右
の駆動輪40,40に巻掛けられて、進退可能に繰り出
される帯体1を対となるように対向配置すると共に、各
帯体1の対向する側に屈折防止用の規制部材7を突設
し、この規制部材7を互いに突合又は噛合させることに
より、帯体1の進退方向の屈折を規制した伸長状態で進
退作動させる繰出装置Aとなし、前記左右の駆動輪40
にウォーム歯車33を一体的に取着すると共に、該左右
のウォーム歯車33,33を各噛合駆動させるウォーム
32,32を同一の駆動軸31に固着し、該駆動軸31
を正逆に回転することにより帯体1を進退作動させる帯
体の伸長繰出装置としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動輪に巻掛けされる
帯体の進退方向の屈折を規制し進退作動させる帯体の伸
長繰出装置に関する。
帯体の進退方向の屈折を規制し進退作動させる帯体の伸
長繰出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】産業用機器又は装置等において直線往復
運動を利用し、種々の被作動部材の昇降や押動及び搬
送、及びリンク機構を介して円運動をさせることにより
シャッターや扉等の開閉作動、並びにハンドリング作動
をさせて種々の作業を行わせる直線往復運動発生装置が
多用されている。従来の直線往復運動発生装置は、メカ
ニカル式で大動力を発生させる作動手段として、油圧を
シリンダ内に圧送しピストンを押動させる油圧方式の油
圧シリンダ装置、或いはこれを空気で行うエアーシリン
ダ装置がある。またシリンダ内のネジ杆をモータで回動
し該ネジ杆に螺合するピストンを直線往復動させる方式
の電動シリンダ等が公知である。
運動を利用し、種々の被作動部材の昇降や押動及び搬
送、及びリンク機構を介して円運動をさせることにより
シャッターや扉等の開閉作動、並びにハンドリング作動
をさせて種々の作業を行わせる直線往復運動発生装置が
多用されている。従来の直線往復運動発生装置は、メカ
ニカル式で大動力を発生させる作動手段として、油圧を
シリンダ内に圧送しピストンを押動させる油圧方式の油
圧シリンダ装置、或いはこれを空気で行うエアーシリン
ダ装置がある。またシリンダ内のネジ杆をモータで回動
し該ネジ杆に螺合するピストンを直線往復動させる方式
の電動シリンダ等が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記従来構成の
シリンダ内に嵌挿されたピストンを伸縮動させる直線往
復運動発生装置は、何れのものもピストンの往復動距離
に対しそれと同等以上のシリンダ長さを要するため装置
が大型化構成になって、設置スペースに制約を受けたり
機体重量を増大させる等の欠点がある。そして、前者の
油圧シリンダ装置は、油圧ポンプ及び切換操作バルブ並
びに油圧タンク、さらにはパイピング等多くの部品から
なる駆動手段を必要とするため、複雑でコスト高になる
問題があると共に、油の漏出防止管理等の煩雑なメンテ
ナンス作業を要する等多くの問題を有している。
シリンダ内に嵌挿されたピストンを伸縮動させる直線往
復運動発生装置は、何れのものもピストンの往復動距離
に対しそれと同等以上のシリンダ長さを要するため装置
が大型化構成になって、設置スペースに制約を受けたり
機体重量を増大させる等の欠点がある。そして、前者の
油圧シリンダ装置は、油圧ポンプ及び切換操作バルブ並
びに油圧タンク、さらにはパイピング等多くの部品から
なる駆動手段を必要とするため、複雑でコスト高になる
問題があると共に、油の漏出防止管理等の煩雑なメンテ
ナンス作業を要する等多くの問題を有している。
【0004】一方電動シリンダ装置は、ネジ杆の回転で
螺合するピストンを往復動させるので、ピストンを素早
く作動させたり極めて長い往復ストロークを小型な構成
で製作することが困難な問題がある。またこれらのピス
トン部分は高精度に仕上げられて摺動すると共に、これ
を円滑に作動させる上で充分な潤滑油が欠かせないの
で、極高低温度域での使用並びに薬品雰囲気や汚泥物中
での使用に困難性を伴う等の問題がある。
螺合するピストンを往復動させるので、ピストンを素早
く作動させたり極めて長い往復ストロークを小型な構成
で製作することが困難な問題がある。またこれらのピス
トン部分は高精度に仕上げられて摺動すると共に、これ
を円滑に作動させる上で充分な潤滑油が欠かせないの
で、極高低温度域での使用並びに薬品雰囲気や汚泥物中
での使用に困難性を伴う等の問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解消
するための本発明による帯体の伸長繰出装置は、収納部
5に収納され正逆回転可能な左右の駆動輪40,40に
巻掛けられて、進退可能に繰り出される帯体1を対とな
るように対向配置すると共に、各帯体1の対向する側に
屈折防止用の規制部材7を突設し、この規制部材7を互
いに突合又は噛合させることにより、帯体1の進退方向
の屈折を規制した伸長状態で進退作動させる繰出装置A
において、前記左右の駆動輪40にウォーム歯車33を
一体的に取着すると共に、該左右のウォーム歯車33,
33を各噛合駆動させるウォーム32,32を同一の駆
動軸31に固着し、該駆動軸31を正逆に回転すること
により帯体1を進退作動させるようにしている。
するための本発明による帯体の伸長繰出装置は、収納部
5に収納され正逆回転可能な左右の駆動輪40,40に
巻掛けられて、進退可能に繰り出される帯体1を対とな
るように対向配置すると共に、各帯体1の対向する側に
屈折防止用の規制部材7を突設し、この規制部材7を互
いに突合又は噛合させることにより、帯体1の進退方向
の屈折を規制した伸長状態で進退作動させる繰出装置A
において、前記左右の駆動輪40にウォーム歯車33を
一体的に取着すると共に、該左右のウォーム歯車33,
33を各噛合駆動させるウォーム32,32を同一の駆
動軸31に固着し、該駆動軸31を正逆に回転すること
により帯体1を進退作動させるようにしている。
【0006】またウォーム32,32を取着する駆動軸
31に筒軸4K,4Pを嵌挿し、ウォーム32,32の
軸方向の移動を防止することを特徴としている。
31に筒軸4K,4Pを嵌挿し、ウォーム32,32の
軸方向の移動を防止することを特徴としている。
【0007】また上記駆動軸31を、入力軸3cに固着
したウォーム37を該駆動軸31に固着したウォーム歯
車35に噛合させて正逆回転可能に駆動することを特徴
としている。
したウォーム37を該駆動軸31に固着したウォーム歯
車35に噛合させて正逆回転可能に駆動することを特徴
としている。
【0008】そして、収納部5に収納され正逆回転可能
な左右の駆動輪40,40に巻掛けられて進退可能に繰
り出される帯体1を、対となるように対向配置すると共
に、各帯体1の対向する側に屈折防止用の規制部材7を
突設し、この規制部材7を互いに突合又は噛合させるこ
とにより、帯体1の進退方向の屈折を規制した伸長状態
で進退作動させる繰出装置Aにおいて、前記規制部材7
に滑動部70を形成すると共に、左右の駆動輪40間に
おいて該滑動部70をその移動軌跡に沿って案内するガ
イド42を設けたことを特徴としている。
な左右の駆動輪40,40に巻掛けられて進退可能に繰
り出される帯体1を、対となるように対向配置すると共
に、各帯体1の対向する側に屈折防止用の規制部材7を
突設し、この規制部材7を互いに突合又は噛合させるこ
とにより、帯体1の進退方向の屈折を規制した伸長状態
で進退作動させる繰出装置Aにおいて、前記規制部材7
に滑動部70を形成すると共に、左右の駆動輪40間に
おいて該滑動部70をその移動軌跡に沿って案内するガ
イド42を設けたことを特徴としている。
【0009】また上記構成した繰出装置Aを、その作動
部1aが下向きとなるように車輌Tに取付けたことを特
徴としている。
部1aが下向きとなるように車輌Tに取付けたことを特
徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に基づき
説明する。図1に示すAは、規制部材7を有する一対の
チェーン1,1によって作動部1aを伸縮可能に形成す
る、直線運動発生装置としての繰出装置であり、該繰出
装置Aは車輌Tにおける使用例として同図に示すよう
に、該車輌Tに常設されるジャッキA1、又は単独に使
用されるジャッキA2、及びフックFを有する巻き上げ
式クレーンKの支柱昇降装置A3、並びに機体張出脚体
装置Hのアーム伸縮装置A4,脚体伸縮装置A5等に、
従来の油圧及び空圧シリンダ方式の直線運動発生装置に
代えて用い、その小型軽量化及び取扱い性の向上等を図
るようにしている。
説明する。図1に示すAは、規制部材7を有する一対の
チェーン1,1によって作動部1aを伸縮可能に形成す
る、直線運動発生装置としての繰出装置であり、該繰出
装置Aは車輌Tにおける使用例として同図に示すよう
に、該車輌Tに常設されるジャッキA1、又は単独に使
用されるジャッキA2、及びフックFを有する巻き上げ
式クレーンKの支柱昇降装置A3、並びに機体張出脚体
装置Hのアーム伸縮装置A4,脚体伸縮装置A5等に、
従来の油圧及び空圧シリンダ方式の直線運動発生装置に
代えて用い、その小型軽量化及び取扱い性の向上等を図
るようにしている。
【0011】図2,図3に示すように上記繰出装置A
は、単体の筐枠状に形成した機体(ケース)2に規制部
材7を有する一対のチェーン1,1を内装し、該チェー
ン1,1を外部或いは内部に設置したモータ3a、又は
ハンドル3bを係合させて動力及び手動で駆動可能な入
力軸3cを有する駆動部3によって、作動部1aを伸縮
(進退)作動するようにしている。尚、該入力軸3cは
例えば電動ドライバ或いは電動ドリル等の携帯用駆動機
器3kを着脱可能に装着して駆動することができる。即
ち、この繰出装置Aは、後述する駆動及び停止位置維持
可能な位置停止伝動機構を有する伝動機構30を介し、
正逆回転可能に駆動される左右の駆動スプロケット(駆
動輪)40,40を軸架する繰出部4と、該繰出部4の
繰出路4a両側に通じ左右のチェーン1,1の他側を各
別に収納する収納部5,5とから構成している。
は、単体の筐枠状に形成した機体(ケース)2に規制部
材7を有する一対のチェーン1,1を内装し、該チェー
ン1,1を外部或いは内部に設置したモータ3a、又は
ハンドル3bを係合させて動力及び手動で駆動可能な入
力軸3cを有する駆動部3によって、作動部1aを伸縮
(進退)作動するようにしている。尚、該入力軸3cは
例えば電動ドライバ或いは電動ドリル等の携帯用駆動機
器3kを着脱可能に装着して駆動することができる。即
ち、この繰出装置Aは、後述する駆動及び停止位置維持
可能な位置停止伝動機構を有する伝動機構30を介し、
正逆回転可能に駆動される左右の駆動スプロケット(駆
動輪)40,40を軸架する繰出部4と、該繰出部4の
繰出路4a両側に通じ左右のチェーン1,1の他側を各
別に収納する収納部5,5とから構成している。
【0012】上記作動部1aは左右の駆動スプロケット
40,40に各噛合するチェーン1,1を図3に示すよ
うに構成することにより、該駆動スプロケット40が正
転(実線矢印方向)されるとき、左右一対のチェーン
1,1を収納部5から上方に向けて同時に繰り出し伸長
させ、その頭部或いは中途部で後述する任意な被作動部
材Wを作動させると共に、駆動スプロケット40の逆転
駆動によりチェーン1,1を同時に巻き込み、上記被作
動部材Wを縮動させてその往復作動及び作動停止を行う
ことができるようにしている。
40,40に各噛合するチェーン1,1を図3に示すよ
うに構成することにより、該駆動スプロケット40が正
転(実線矢印方向)されるとき、左右一対のチェーン
1,1を収納部5から上方に向けて同時に繰り出し伸長
させ、その頭部或いは中途部で後述する任意な被作動部
材Wを作動させると共に、駆動スプロケット40の逆転
駆動によりチェーン1,1を同時に巻き込み、上記被作
動部材Wを縮動させてその往復作動及び作動停止を行う
ことができるようにしている。
【0013】即ち、上記一対のチェーン1,1は、その
頭部を板状の連結部材(作動部材)6に突設した取付脚
6a,6aにより所定間隔を設けて連結すると共に、相
対向する対面側で各リンクプレート11に外向きに曲成
した取付部12に、ブロック状の規制部材7を溶着又は
ネジ止めにより一体的に取着形成している。(図4)そ
して、上記規制部材7の厚さを各リンクピッチと同長さ
にすると共に、幅をチェーン1幅より広くするように形
成している。これにより、各チェーン1は内向きへの屈
折を相隣る規制部材7が進退方向に互いに接合すること
により規制されると共に、前記チェーン間隔(所定間
隔)L内において左右の規制部材7を、チェーン1,1
が繰り出されるとき対面接合させて剛性を有する柱状の
作動部1aとなし、チェーン1の収納された長さ相当距
離だけ自由に伸長させることを可能にしている。
頭部を板状の連結部材(作動部材)6に突設した取付脚
6a,6aにより所定間隔を設けて連結すると共に、相
対向する対面側で各リンクプレート11に外向きに曲成
した取付部12に、ブロック状の規制部材7を溶着又は
ネジ止めにより一体的に取着形成している。(図4)そ
して、上記規制部材7の厚さを各リンクピッチと同長さ
にすると共に、幅をチェーン1幅より広くするように形
成している。これにより、各チェーン1は内向きへの屈
折を相隣る規制部材7が進退方向に互いに接合すること
により規制されると共に、前記チェーン間隔(所定間
隔)L内において左右の規制部材7を、チェーン1,1
が繰り出されるとき対面接合させて剛性を有する柱状の
作動部1aとなし、チェーン1の収納された長さ相当距
離だけ自由に伸長させることを可能にしている。
【0014】このとき、チェーン1は各駆動スプロケッ
ト40に巻付角θを有して巻掛け駆動されており、連結
部材6に加わる作動力(負荷)、即ちチェーン伸長時の
押圧力及び縮動時の引張力はチェーン1,1を介し、駆
動スプロケット40の巻付角θ内に存る各歯40a・・
(図例では8歯程度としている)に分散して受け持たせ
ることにより、左右の駆動スプロケット40,40は大
きな作動力に対しても充分な耐久性を有し、被作動部材
Wの作動及び支持を良好に行うと共に、チェーン1,1
の進退繰り出しを円滑に行うようにしている。尚、上記
チェーン1は、繰り出し終端側のリンクプレート11を
駆動スプロケット40に巻掛けた状態で、取付ピン11
aによって取付け支持させている。従って、上記のよう
な作動部1aを有する繰出装置Aは、簡潔な構成で小型
化を図りながら大きな負荷に耐えることができる直線運
動発生装置として、その実用性を広汎に向上することが
できる特徴を有する。
ト40に巻付角θを有して巻掛け駆動されており、連結
部材6に加わる作動力(負荷)、即ちチェーン伸長時の
押圧力及び縮動時の引張力はチェーン1,1を介し、駆
動スプロケット40の巻付角θ内に存る各歯40a・・
(図例では8歯程度としている)に分散して受け持たせ
ることにより、左右の駆動スプロケット40,40は大
きな作動力に対しても充分な耐久性を有し、被作動部材
Wの作動及び支持を良好に行うと共に、チェーン1,1
の進退繰り出しを円滑に行うようにしている。尚、上記
チェーン1は、繰り出し終端側のリンクプレート11を
駆動スプロケット40に巻掛けた状態で、取付ピン11
aによって取付け支持させている。従って、上記のよう
な作動部1aを有する繰出装置Aは、簡潔な構成で小型
化を図りながら大きな負荷に耐えることができる直線運
動発生装置として、その実用性を広汎に向上することが
できる特徴を有する。
【0015】また上記繰出路4aの下方央部には、板状
片を山形状に形成したガイド42を左右の駆動輪40,
40間に設置することにより、左右の規制部材7の滑動
部70に接してチェーン1の垂れ下がりを防止すると共
に、上記ガイド42で前記チェーン1に加えられる負荷
を分担し、スプロケット歯40aに過大な負荷をかける
ことを抑制し高性能な繰出装置Aを構成している。そし
て、この実施形態における規制部材7には、上記ガイド
42に接する部分に滑動部(ローラ)70を設けること
により、チェーン1の進退作動をより円滑に行うように
している。
片を山形状に形成したガイド42を左右の駆動輪40,
40間に設置することにより、左右の規制部材7の滑動
部70に接してチェーン1の垂れ下がりを防止すると共
に、上記ガイド42で前記チェーン1に加えられる負荷
を分担し、スプロケット歯40aに過大な負荷をかける
ことを抑制し高性能な繰出装置Aを構成している。そし
て、この実施形態における規制部材7には、上記ガイド
42に接する部分に滑動部(ローラ)70を設けること
により、チェーン1の進退作動をより円滑に行うように
している。
【0016】即ち、図4(A)に示すように規制部材7
は、上記ローラ70を回転可能に貫挿した支軸71を、
左右に分割した規制ブロック7a,7aによって両側か
ら挟持状に安定支持した状態でチェーン1のリンクに取
付けている。これにより、ローラ70を前記ガイド42
上に転動可能に受け止めて駆動輪40の負荷を軽減させ
ると共に、スプロケット歯40aの損耗を防止しチェー
ン1の進退作動を円滑に行うようにしている。一方ケー
ス2の繰出部4aには口金(チェーンガイド)2aを設
けて、チェーン1,1の進退作動を適切に案内するよう
にしている。
は、上記ローラ70を回転可能に貫挿した支軸71を、
左右に分割した規制ブロック7a,7aによって両側か
ら挟持状に安定支持した状態でチェーン1のリンクに取
付けている。これにより、ローラ70を前記ガイド42
上に転動可能に受け止めて駆動輪40の負荷を軽減させ
ると共に、スプロケット歯40aの損耗を防止しチェー
ン1の進退作動を円滑に行うようにしている。一方ケー
ス2の繰出部4aには口金(チェーンガイド)2aを設
けて、チェーン1,1の進退作動を適切に案内するよう
にしている。
【0017】また図3,図5に示すように、前記駆動ス
プロケット40を装架する回動軸41,41は、ケース
2に夫々メタル2Mを介して軸支すると共に、該回転軸
41上にウォーム歯車33を駆動輪40と一体的に取着
すると共に、この左右のウォーム歯車33,33を噛合
駆動させるウォーム32,32を、一本の駆動軸31に
固着し、該駆動軸31を駆動輪40,40に沿わせて近
接させた状態で、その両端をケース2にメタル2Mを介
し正逆回転可能に軸支することにより、大幅な減速比を
得て強力に作動することができる繰出装置Aの小型化を
図るようにしている。
プロケット40を装架する回動軸41,41は、ケース
2に夫々メタル2Mを介して軸支すると共に、該回転軸
41上にウォーム歯車33を駆動輪40と一体的に取着
すると共に、この左右のウォーム歯車33,33を噛合
駆動させるウォーム32,32を、一本の駆動軸31に
固着し、該駆動軸31を駆動輪40,40に沿わせて近
接させた状態で、その両端をケース2にメタル2Mを介
し正逆回転可能に軸支することにより、大幅な減速比を
得て強力に作動することができる繰出装置Aの小型化を
図るようにしている。
【0018】また上記チェーン1,1の進退作動時に一
対のウォーム32,32を介し駆動軸31に圧縮と引っ
張り力が生ずるが、該駆動軸31にはウォーム32,3
2間に圧縮力受け止め用の筒軸4Pを嵌挿すると共に、
両ウォーム32と左右のメタル2M間には拡張力受け止
め用の筒軸4Kを嵌挿することにより、上記発生力を筒
軸4P,4Kを介して打ち消し合い駆動軸31に負荷を
直接的にかけることを防止しながら、強力な作動力を得
ることができると共に耐久性に優れた繰出装置Aを提供
することができるようにしている。
対のウォーム32,32を介し駆動軸31に圧縮と引っ
張り力が生ずるが、該駆動軸31にはウォーム32,3
2間に圧縮力受け止め用の筒軸4Pを嵌挿すると共に、
両ウォーム32と左右のメタル2M間には拡張力受け止
め用の筒軸4Kを嵌挿することにより、上記発生力を筒
軸4P,4Kを介して打ち消し合い駆動軸31に負荷を
直接的にかけることを防止しながら、強力な作動力を得
ることができると共に耐久性に優れた繰出装置Aを提供
することができるようにしている。
【0019】これにより、駆動軸31はチェーン1を進
退作動及び停止維持させる際に、ウォーム32,32を
互いに近接させる方向に働く力(圧縮力)を筒軸4Pに
よって相殺させると共に、ウォーム32,32を互いに
離間させる方向に働く力(拡張力)を筒軸4Kを介しケ
ース2に受け持たせて、駆動軸31に過大な圧縮や引っ
張り負荷をかけることを防止すると共に、チェーン1の
位置を駆動スプロケット40の逆転を防止し、停止位置
を的確に維持させることができる位置停止伝動機構P1
を簡潔な構成にしている。他方、上記駆動軸31の一側
端にもウォーム歯車35を固着し、該ウォーム歯車35
に入力軸3cに固着したウォーム37を噛合させて駆動
することにより、前記位置停止伝動機構P1に加え同様
な停止維持伝動機構P2を二重に併設し、大幅な減速比
を得て軽動力で円滑に作動することができると共に、位
置停止を確実に行うことができる繰出装置Aをコンパク
トに構成するようにしている。
退作動及び停止維持させる際に、ウォーム32,32を
互いに近接させる方向に働く力(圧縮力)を筒軸4Pに
よって相殺させると共に、ウォーム32,32を互いに
離間させる方向に働く力(拡張力)を筒軸4Kを介しケ
ース2に受け持たせて、駆動軸31に過大な圧縮や引っ
張り負荷をかけることを防止すると共に、チェーン1の
位置を駆動スプロケット40の逆転を防止し、停止位置
を的確に維持させることができる位置停止伝動機構P1
を簡潔な構成にしている。他方、上記駆動軸31の一側
端にもウォーム歯車35を固着し、該ウォーム歯車35
に入力軸3cに固着したウォーム37を噛合させて駆動
することにより、前記位置停止伝動機構P1に加え同様
な停止維持伝動機構P2を二重に併設し、大幅な減速比
を得て軽動力で円滑に作動することができると共に、位
置停止を確実に行うことができる繰出装置Aをコンパク
トに構成するようにしている。
【0020】以上のように構成された繰出装置Aは、図
2に示すように上記入力軸3cに設置されたモータ3a
を正転及び逆転操作することにより、ウォーム37及び
ウォーム歯車35からなる位置停止伝動機構P2を介し
駆動軸31を正逆に回動させて、該駆動軸31に固着さ
れたウォーム32,32及びウォーム歯車33,33か
らなる位置停止伝動機構P1,P1を介して回動軸4
1,41を正逆に回動させて、これと一体な駆動スプロ
ケット40,40を同方向に回転させ、該駆動スプロケ
ット40,40に噛合するチェーン1,1を同時に進退
作動することができる。
2に示すように上記入力軸3cに設置されたモータ3a
を正転及び逆転操作することにより、ウォーム37及び
ウォーム歯車35からなる位置停止伝動機構P2を介し
駆動軸31を正逆に回動させて、該駆動軸31に固着さ
れたウォーム32,32及びウォーム歯車33,33か
らなる位置停止伝動機構P1,P1を介して回動軸4
1,41を正逆に回動させて、これと一体な駆動スプロ
ケット40,40を同方向に回転させ、該駆動スプロケ
ット40,40に噛合するチェーン1,1を同時に進退
作動することができる。
【0021】このようにして繰り出されるチェーン1,
1は、モータ3aが正転するときは駆動スプロケット4
0,40が実線矢印方向に回転し、チェーン1,1をケ
ース2から繰り出して上昇(伸長)させ、またモータ3
aの逆転により繰り出されたチェーン1,1を下降(縮
動)させて、ケース2に収納するように進退作動をさせ
る。このとき、チェーン1,1は実線矢印方向に繰出路
4aから繰り出されるとき規制部材7を順次接合させな
がら伸長し作動部1aを形成する。
1は、モータ3aが正転するときは駆動スプロケット4
0,40が実線矢印方向に回転し、チェーン1,1をケ
ース2から繰り出して上昇(伸長)させ、またモータ3
aの逆転により繰り出されたチェーン1,1を下降(縮
動)させて、ケース2に収納するように進退作動をさせ
る。このとき、チェーン1,1は実線矢印方向に繰出路
4aから繰り出されるとき規制部材7を順次接合させな
がら伸長し作動部1aを形成する。
【0022】この作動部1aは剛性を有した柱状部材と
なって伸縮進退作動をすることができ、連結部材6によ
り、又はこれに形成された取付部6bに取付ピン6cを
介して連結される被作動部材Wを的確に押動或いは往復
動することができる。即ち、作動部1aはチェーン1,
1の頭部が連結部材6によって互いに連結されているこ
と、及び対となるチェーン1が相対向する側に規制部材
7によって屈折を規制されることにより、内向き及び外
向き方向(対向方向)への屈折を防止されると共に、側
方への屈折をチェーン1のリンク接合並びに規制部材7
の広巾な接合によって防止されるので、伸長時における
チェーン剛性を創出することができる。
なって伸縮進退作動をすることができ、連結部材6によ
り、又はこれに形成された取付部6bに取付ピン6cを
介して連結される被作動部材Wを的確に押動或いは往復
動することができる。即ち、作動部1aはチェーン1,
1の頭部が連結部材6によって互いに連結されているこ
と、及び対となるチェーン1が相対向する側に規制部材
7によって屈折を規制されることにより、内向き及び外
向き方向(対向方向)への屈折を防止されると共に、側
方への屈折をチェーン1のリンク接合並びに規制部材7
の広巾な接合によって防止されるので、伸長時における
チェーン剛性を創出することができる。
【0023】また作動部1aの往復(進退)ストローク
は、チェーン1の収納長さを任意長さに設定することに
より自在に設定することができると共に、その繰り出し
は駆動スプロケット40の回転により行うので、繰出装
置Aを簡潔で廉価なコンパクト構成に纏めて製作するこ
とができると共に軽量化を図ることができる。また作動
部1aの作動力は繰出装置として用いられるチェーンの
許容荷重と同等に大きくすることができるものであり、
充分な耐久性を有しトラブル等の発生を抑制し得ると共
に、これを用いた各種作業装置のコンパクト化を図るこ
とができる。さらに繰出装置Aの作動は簡単な電気配線
だけで所望に作動させることができると共に、スピード
コントロールを簡単に行うことができるので廉価な構成
で操作性のよい繰出装置にすることができる。
は、チェーン1の収納長さを任意長さに設定することに
より自在に設定することができると共に、その繰り出し
は駆動スプロケット40の回転により行うので、繰出装
置Aを簡潔で廉価なコンパクト構成に纏めて製作するこ
とができると共に軽量化を図ることができる。また作動
部1aの作動力は繰出装置として用いられるチェーンの
許容荷重と同等に大きくすることができるものであり、
充分な耐久性を有しトラブル等の発生を抑制し得ると共
に、これを用いた各種作業装置のコンパクト化を図るこ
とができる。さらに繰出装置Aの作動は簡単な電気配線
だけで所望に作動させることができると共に、スピード
コントロールを簡単に行うことができるので廉価な構成
で操作性のよい繰出装置にすることができる。
【0024】そして、モータ3aの停止時には、該駆動
軸31に固着されたウォーム32,32及び回動軸41
に固着されたウォーム歯車33,33からなる位置停止
伝動機構P1,P1がチェーン1,1の進退方向への作
動を防止するので、チェーン1,1に負荷をかけた状態
においても作動部1aの停止姿勢の維持を的確に行うこ
とができる。さらに、この実施形態においては、入力軸
3cに固着したウォーム37及び駆動軸31に固着した
ウォーム歯車35からなる位置停止伝動機構P2によっ
ても、チェーン負荷による入力軸3cの逆転を防止する
ことができるからチェーン1,1の停止姿勢の維持をさ
らに確実に行うことができる利点を有する。従って、チ
ェーン1,1の進退作動時及び停止時において停電等で
電源が断たれた場合でも、その作動位置をその場で確実
に維持し被作動部材Wの不慮の作動を防止することがで
きる。またウォームとウォーム歯車からなる位置停止伝
動機構P1,P2によって小動力で駆動することができ
るから、手動操作用の繰出装置の製作を簡単に行うこと
ができる。
軸31に固着されたウォーム32,32及び回動軸41
に固着されたウォーム歯車33,33からなる位置停止
伝動機構P1,P1がチェーン1,1の進退方向への作
動を防止するので、チェーン1,1に負荷をかけた状態
においても作動部1aの停止姿勢の維持を的確に行うこ
とができる。さらに、この実施形態においては、入力軸
3cに固着したウォーム37及び駆動軸31に固着した
ウォーム歯車35からなる位置停止伝動機構P2によっ
ても、チェーン負荷による入力軸3cの逆転を防止する
ことができるからチェーン1,1の停止姿勢の維持をさ
らに確実に行うことができる利点を有する。従って、チ
ェーン1,1の進退作動時及び停止時において停電等で
電源が断たれた場合でも、その作動位置をその場で確実
に維持し被作動部材Wの不慮の作動を防止することがで
きる。またウォームとウォーム歯車からなる位置停止伝
動機構P1,P2によって小動力で駆動することができ
るから、手動操作用の繰出装置の製作を簡単に行うこと
ができる。
【0025】次に図5において作動部の別実施形態につ
いて説明する。このチェーン1に取着される規制部材7
は、相対向するチェーン1,1に1ピッチ毎に断面同形
状の規制部材7を、チェーンの伸長姿勢において互いに
齟齬状態で接合するように突設している。上記、規制部
材7は図示の如く側面視において、基部側より斜面1s
を有して先端部側を広くした台形状に形成し、伸長され
た作動部1aにおいて相対向する規制部材7,7が互い
に齟齬したとき、上記斜面1sを介して互いに楔状に接
合されるように構成したことにより、チェーン1,1の
離間を的確に防止することができる。
いて説明する。このチェーン1に取着される規制部材7
は、相対向するチェーン1,1に1ピッチ毎に断面同形
状の規制部材7を、チェーンの伸長姿勢において互いに
齟齬状態で接合するように突設している。上記、規制部
材7は図示の如く側面視において、基部側より斜面1s
を有して先端部側を広くした台形状に形成し、伸長され
た作動部1aにおいて相対向する規制部材7,7が互い
に齟齬したとき、上記斜面1sを介して互いに楔状に接
合されるように構成したことにより、チェーン1,1の
離間を的確に防止することができる。
【0026】この例によれば、各チェーン1に設けられ
た規制部材7は進退方向に荷重を受けて互いに挟持状に
接合されるので、対向するチェーン1,1の離間方向へ
の抗力を簡単な構成で合理的に高めることができ、チェ
ーン1の所定のチェーン間隔Lを維持した状態で進退作
動方向を垂直方向に限ることなく、斜め方向及び横方向
へ指向させることをも良好に可能にすることができる利
点がある。また上記チェーン1を備えた繰出装置Aは規
制部材7の所要数を低減することができるので、構成を
簡潔にすると共に廉価型に製作することができる。
た規制部材7は進退方向に荷重を受けて互いに挟持状に
接合されるので、対向するチェーン1,1の離間方向へ
の抗力を簡単な構成で合理的に高めることができ、チェ
ーン1の所定のチェーン間隔Lを維持した状態で進退作
動方向を垂直方向に限ることなく、斜め方向及び横方向
へ指向させることをも良好に可能にすることができる利
点がある。また上記チェーン1を備えた繰出装置Aは規
制部材7の所要数を低減することができるので、構成を
簡潔にすると共に廉価型に製作することができる。
【0027】またチェーン1及び規制部材7は実施形態
に示すように鉄材で製作する他、用途に応じプラスチッ
ク又はセラミック材等で形成してもよく、プラスチック
及びセラミック等による場合には高温及び超低温域及び
薬品雰囲気下、並びに汚泥等汚染環境下で使用される直
線往復運動発生装置として耐久性及び信頼性を向上させ
ることができる。またプラスチック材による場合には、
小型及び軽量化を要する作業装置、機器等への設置を最
適化することができる利点があり、また帯体1に複数の
規制部材7を一体的に形成したり、上記帯体1の断面形
状を平ベルト状或いは曲成したV状ベルトにしてもよ
い。
に示すように鉄材で製作する他、用途に応じプラスチッ
ク又はセラミック材等で形成してもよく、プラスチック
及びセラミック等による場合には高温及び超低温域及び
薬品雰囲気下、並びに汚泥等汚染環境下で使用される直
線往復運動発生装置として耐久性及び信頼性を向上させ
ることができる。またプラスチック材による場合には、
小型及び軽量化を要する作業装置、機器等への設置を最
適化することができる利点があり、また帯体1に複数の
規制部材7を一体的に形成したり、上記帯体1の断面形
状を平ベルト状或いは曲成したV状ベルトにしてもよ
い。
【0028】また規制部材7は図4(B)に示すように
形成することにより滑動部70を構成するようにしても
よい。即ち、上記規制部材7はチェーンの左右のリンク
プレート11,11が略対称形となるように、その一側
を延出して取付片7bを形成すると共に、該取付片7b
を側方に折り曲げて規制片7aを構成している。そし
て、上記取付片7bの央部に穿設した取付孔7c内にロ
ーラ70を有する取付ピン71の両側を挿通支持した状
態で、該取付ピン71の両端を規制片7aから内向きに
屈曲させたストッパ片7dの端部で抜け止め規制してい
る。これにより、リンクプレート11に規制部材7及び
滑動部70を一体的に簡単に製作し、また軽量化するこ
とができる特徴を有する。尚、上記のようなリンクプレ
ートと規制部材との一体化構成は、ロストワックス等の
鋳造生産によって行うようにしてもよい。
形成することにより滑動部70を構成するようにしても
よい。即ち、上記規制部材7はチェーンの左右のリンク
プレート11,11が略対称形となるように、その一側
を延出して取付片7bを形成すると共に、該取付片7b
を側方に折り曲げて規制片7aを構成している。そし
て、上記取付片7bの央部に穿設した取付孔7c内にロ
ーラ70を有する取付ピン71の両側を挿通支持した状
態で、該取付ピン71の両端を規制片7aから内向きに
屈曲させたストッパ片7dの端部で抜け止め規制してい
る。これにより、リンクプレート11に規制部材7及び
滑動部70を一体的に簡単に製作し、また軽量化するこ
とができる特徴を有する。尚、上記のようなリンクプレ
ートと規制部材との一体化構成は、ロストワックス等の
鋳造生産によって行うようにしてもよい。
【0029】次に図6において本発明に係わる繰出装置
Aの別の使用例を示す実施形態について説明する。同図
(A)に示す繰出装置Aはシャッター等の開閉部材9の
開閉作動装置として用いた使用例を示す。これによれ
ば、揺動回動可能なシャッター9を有する分配筒90の
一側に繰出装置Aを取着すると共に、シャッター9の支
点軸91に連結された揺動腕92をチェーン1の連結部
材6に接続することにより、該チェーン1の進退作動を
シャッター9の回動作動に変換操作可能に構成してい
る。
Aの別の使用例を示す実施形態について説明する。同図
(A)に示す繰出装置Aはシャッター等の開閉部材9の
開閉作動装置として用いた使用例を示す。これによれ
ば、揺動回動可能なシャッター9を有する分配筒90の
一側に繰出装置Aを取着すると共に、シャッター9の支
点軸91に連結された揺動腕92をチェーン1の連結部
材6に接続することにより、該チェーン1の進退作動を
シャッター9の回動作動に変換操作可能に構成してい
る。
【0030】同図(B)は繰出装置Aを扉等の開閉部材
9の開閉作動装置として用いた使用例を示し、高温炉D
の扉9を上下方向に吊下し昇降開閉作動させるように繰
出装置Aを設置している。また同図(C)は超低温室E
の扉9を横方向に開閉可能とするように繰出装置Aを設
置した使用例を示す。このように、繰出装置Aは開閉部
材9の大きさ及び開閉方向等に適応した設置を簡単に行
うことができる他、遠隔操作及び開閉コントロールを容
易にすることができると共に、高温或いは低温雰囲気中
における耐久,作動適応性の向上を図ることができる特
徴がある。
9の開閉作動装置として用いた使用例を示し、高温炉D
の扉9を上下方向に吊下し昇降開閉作動させるように繰
出装置Aを設置している。また同図(C)は超低温室E
の扉9を横方向に開閉可能とするように繰出装置Aを設
置した使用例を示す。このように、繰出装置Aは開閉部
材9の大きさ及び開閉方向等に適応した設置を簡単に行
うことができる他、遠隔操作及び開閉コントロールを容
易にすることができると共に、高温或いは低温雰囲気中
における耐久,作動適応性の向上を図ることができる特
徴がある。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏することがで
きる。請求項1の発明により、ウォーム歯車を一体的に
有する左右の駆動輪は、同一の駆動軸に取着されたウォ
ームによって、位置停止伝動機構を構成する駆動スプロ
ケットを同時に正逆回転駆動することができるので、相
対向するチェーンの繰出を良好に行うことができると共
に、動力切断時等において作動部の停止位置を的確且つ
簡潔な構成で維持することができる。また繰出装置を複
雑で大型化させることなくコンパクトに纏めることがで
きる。
いるので、以下に記載するような効果を奏することがで
きる。請求項1の発明により、ウォーム歯車を一体的に
有する左右の駆動輪は、同一の駆動軸に取着されたウォ
ームによって、位置停止伝動機構を構成する駆動スプロ
ケットを同時に正逆回転駆動することができるので、相
対向するチェーンの繰出を良好に行うことができると共
に、動力切断時等において作動部の停止位置を的確且つ
簡潔な構成で維持することができる。また繰出装置を複
雑で大型化させることなくコンパクトに纏めることがで
きる。
【0032】請求項2の発明により、チェーンの進退作
動時に駆動軸に生じようとする圧縮及び引っ張り方向の
力を駆動軸に嵌挿した筒軸で受けるようにしたので、駆
動軸への負荷を抑制しながら強力な作動力を得ることが
できる。
動時に駆動軸に生じようとする圧縮及び引っ張り方向の
力を駆動軸に嵌挿した筒軸で受けるようにしたので、駆
動軸への負荷を抑制しながら強力な作動力を得ることが
できる。
【0033】請求項3の発明により、駆動スプロケット
をウォーム及びウォーム歯車からなる位置停止伝動機構
を介して回動する駆動軸を、同様な位置停止伝動機構を
有する入力軸から駆動することにより、チェーンの進退
位置停止を的確に行うと共に小動力で駆動することがで
きる繰出装置を、簡潔な構成でコンパクトに提供するこ
とができる。
をウォーム及びウォーム歯車からなる位置停止伝動機構
を介して回動する駆動軸を、同様な位置停止伝動機構を
有する入力軸から駆動することにより、チェーンの進退
位置停止を的確に行うと共に小動力で駆動することがで
きる繰出装置を、簡潔な構成でコンパクトに提供するこ
とができる。
【0034】請求項4の発明により、規制部材に設けた
滑動部をガイドに摺接させて進退差動をさせるようにし
たので、チェーンに負荷をかけた状態においても円滑に
繰り出すことができると共に、チェーンの停止時におい
てその負荷をガイドに分担させて駆動スプロケットを良
好に保護することができる。従って強力な作動力を得る
ことができる繰出装置を簡潔な構成で廉価型に提供する
ことができる。
滑動部をガイドに摺接させて進退差動をさせるようにし
たので、チェーンに負荷をかけた状態においても円滑に
繰り出すことができると共に、チェーンの停止時におい
てその負荷をガイドに分担させて駆動スプロケットを良
好に保護することができる。従って強力な作動力を得る
ことができる繰出装置を簡潔な構成で廉価型に提供する
ことができる。
【0035】請求項5の発明により、自動車等の車輌に
作動部が下向きとなるように繰出装置を常設することに
より、該作動部材を随時伸長動作させて車輌を簡単に持
ち上げることができる、軽量で小型の車輌常設型のジャ
ッキとして最適化することができる。
作動部が下向きとなるように繰出装置を常設することに
より、該作動部材を随時伸長動作させて車輌を簡単に持
ち上げることができる、軽量で小型の車輌常設型のジャ
ッキとして最適化することができる。
【図1】本発明に係わる繰出装置を、車輌及びその作業
機の各部に装着使用した実施形態を示す斜視図。
機の各部に装着使用した実施形態を示す斜視図。
【図2】(A)はモータで作動させる繰出装置を示す斜
視図。(B)は手動で作動させる繰出装置を示す斜視
図。
視図。(B)は手動で作動させる繰出装置を示す斜視
図。
【図3】繰出装置の構成を示す断面図。
【図4】(A)は規制部材の取付け構成を示す作動部の
断面図。(B)は規制部材の別の構成を示す斜視図。
断面図。(B)は規制部材の別の構成を示す斜視図。
【図5】図3の要部の構成を示す側断面図。
【図6】帯体の別実施形態に係わる作用を示す正面図。
【図7】繰出装置の別の使用例を示し、(A)はシャッ
ターに設けた正面図。(B)は縦作動型扉に設けた斜視
図、(C)は横作動型扉に設けた斜視図。
ターに設けた正面図。(B)は縦作動型扉に設けた斜視
図、(C)は横作動型扉に設けた斜視図。
1 チェーン(帯体) 1a 作動部 2 ケース(機筐) 3 位置停止伝動機構 3a モータ 3b ハンドル 3c 入力軸 4 繰出部 4K 筒軸 4P 筒軸 5 収納部 6 連結部材(作動部材) 7 規制部材 7a 規制ブロック(規制片) 30 位置停止伝動機構 31 駆動軸 32,37 ウオーム 33,35 ウォーム歯車 40 駆動スプロケット(駆動輪) 41 回動軸 42 ガイド 70 ローラ(滑動部材) 71 取付ピン A 繰出装置 W 被作動部材
Claims (5)
- 【請求項1】 収納部(5)に収納され正逆回転可能な
左右の駆動輪(40),(40)に巻掛けられて、進退
可能に繰り出される帯体(1)を対となるように対向配
置すると共に、各帯体(1)の対向する側に屈折防止用
の規制部材(7)を突設し、この規制部材(7)を互い
に突合又は噛合させることにより、帯体(1)の進退方
向の屈折を規制した伸長状態で進退作動させる繰出装置
(A)において、前記左右の駆動輪(40)にウォーム
歯車(33)を一体的に取着すると共に、該左右のウォ
ーム歯車(33),(33)を各噛合駆動させるウォー
ム(32),(32)を同一の駆動軸(31)に固着
し、該駆動軸(31)を正逆に回転することにより帯体
1を進退作動させる帯体の伸長繰出装置。 - 【請求項2】 ウォーム(32),(32)を取着する
駆動軸(31)に筒軸(4K),(4P)を嵌挿し、ウ
ォーム(32),(32)の軸方向の移動を防止する請
求項1記載の帯体の伸長繰出装置。 - 【請求項3】 上記駆動軸(31)を、入力軸(3c)
に固着したウォーム(37)を該駆動軸(31)に固着
したウォーム歯車(35)に噛合させて正逆回転可能に
駆動する請求項1又は2記載の帯体の伸長繰出装置。 - 【請求項4】 収納部(5)に収納され正逆回転可能な
左右の駆動輪(40),(40)に巻掛けられて進退可
能に繰り出される帯体(1)を、対となるように対向配
置すると共に、各帯体(1)の対向する側に屈折防止用
の規制部材(7)を突設し、この規制部材(7)を互い
に突合又は噛合させることにより、帯体(1)の進退方
向の屈折を規制した伸長状態で進退作動させる繰出装置
(A)において、前記規制部材(7)に滑動部(70)
を形成すると共に、左右の駆動輪(40)間において該
滑動部(70)をその移動軌跡に沿って案内するガイド
(42)を設けた帯体の伸長繰出装置。 - 【請求項5】 上記構成した繰出装置(A)を、その作
動部(1a)が下向きとなるように車輌(T)に取付け
た請求項1又は4記載の帯体の伸長繰出装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30059295A JPH09119495A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 帯体の伸長繰出装置 |
EP95940472A EP0799788A4 (en) | 1994-12-19 | 1995-12-19 | BAR-FORMING EXTENSION ELEMENT |
PCT/JP1995/002606 WO1996019405A1 (fr) | 1994-12-19 | 1995-12-19 | Element prolongateur en forme de barre |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30059295A JPH09119495A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | 帯体の伸長繰出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09119495A true JPH09119495A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17886706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30059295A Pending JPH09119495A (ja) | 1994-12-19 | 1995-10-24 | 帯体の伸長繰出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09119495A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006290560A (ja) * | 2005-04-12 | 2006-10-26 | Tsubakimoto Chain Co | リフター装置 |
WO2011152265A1 (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 直動伸縮アーム機構および当該直動伸縮アーム機構を備えたロボットアーム |
JP4860772B1 (ja) * | 2011-01-05 | 2012-01-25 | 株式会社椿本チエイン | 噛合チェーン用ストッパ |
JP4865923B1 (ja) * | 2011-04-20 | 2012-02-01 | 株式会社椿本チエイン | 噛合チェーンユニット |
WO2012101945A1 (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-02 | 株式会社椿本チエイン | 噛合チェーン式進退作動装置 |
WO2012108110A1 (ja) * | 2011-02-10 | 2012-08-16 | 株式会社椿本チエイン | 噛合チェーン式進退作動装置 |
CN103548701A (zh) * | 2013-11-21 | 2014-02-05 | 杨健儿 | 一种带内花键环和限定螺母的正方形饲料供给装置 |
US8984975B2 (en) | 2011-05-12 | 2015-03-24 | Tsubakimoto Chain Co. | Engagement chain unit |
JP2016006258A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-01-14 | 株式会社不動テトラ | 強制昇降装置及び地盤改良施工装置 |
JP2016006257A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-01-14 | 株式会社不動テトラ | 伸縮施工リーダー |
JP2016035146A (ja) * | 2014-08-01 | 2016-03-17 | 株式会社不動テトラ | 地中作業装置及びそれを用いた地中作業方法 |
US9541161B2 (en) | 2011-01-12 | 2017-01-10 | Tsubakimoto Chain Co. | Engagement chain type device for operating forward and backward movement |
WO2023189259A1 (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-05 | 株式会社椿本チエイン | ウォーム減速機及び噛合チェーン駆動装置 |
-
1995
- 1995-10-24 JP JP30059295A patent/JPH09119495A/ja active Pending
Cited By (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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