JP2023149692A - ウォーム減速機及び噛合チェーン駆動装置 - Google Patents

ウォーム減速機及び噛合チェーン駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023149692A
JP2023149692A JP2022058406A JP2022058406A JP2023149692A JP 2023149692 A JP2023149692 A JP 2023149692A JP 2022058406 A JP2022058406 A JP 2022058406A JP 2022058406 A JP2022058406 A JP 2022058406A JP 2023149692 A JP2023149692 A JP 2023149692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
worm
worm wheel
threaded portion
output shaft
rotates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022058406A
Other languages
English (en)
Inventor
卓也 北田
Takuya Kitada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsubakimoto Chain Co filed Critical Tsubakimoto Chain Co
Priority to JP2022058406A priority Critical patent/JP2023149692A/ja
Priority to PCT/JP2023/008436 priority patent/WO2023189259A1/ja
Publication of JP2023149692A publication Critical patent/JP2023149692A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/02Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion
    • F16H1/04Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members
    • F16H1/12Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members with non-parallel axes
    • F16H1/16Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members with non-parallel axes comprising worm and worm-wheel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H19/00Gearings comprising essentially only toothed gears or friction members and not capable of conveying indefinitely-continuing rotary motion
    • F16H19/02Gearings comprising essentially only toothed gears or friction members and not capable of conveying indefinitely-continuing rotary motion for interconverting rotary or oscillating motion and reciprocating motion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/22Toothed members; Worms for transmissions with crossing shafts, especially worms, worm-gears

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

【課題】部品点数を増やすことなく、ウォームの駆動回転に伴い二つの出力軸を同時に回転させることができるウォーム減速機及び噛合チェーン駆動装置を提供する。【解決手段】ウォーム減速機25は、螺旋状の第1ねじ部35及び第2ねじ部36が形成されたウォーム30と、第1ねじ部に第1歯部38が噛合する第1ウォームホイール31と、第2ねじ部に第2歯部39が噛合する第2ウォームホイール32と、ウォームの両端部を回転自在に支持する軸受33,34と、を備え、第1ウォームホイール及び第2ウォームホイールは互いの軸線同士が平行な態様となるように配置され、第1ウォームホイールには第1出力軸26が第1ウォームホイールの回転に伴い回転するように連結され、第2ウォームホイールには第2出力軸27が第2ウォームホイールの回転に伴い回転するように連結されている。【選択図】図3

Description

本発明は、ウォーム減速機及び噛合チェーン駆動装置に関する。
例えば特許文献1に記載のウォーム減速機が知られている。ウォーム減速機は、周面に螺旋状のねじ部が形成されたウォームと、ウォームのねじ部に噛合する歯部が周面に形成されたウォームホイールと、を備えている。ウォームは、軸方向の両端部が一対の軸受により回転自在に支持された状態で電動モータから伝達される駆動力により駆動回転する。一方、ウォームホイールは、その歯部をウォームのねじ部に噛合させた状態でウォームの駆動回転に伴い従動回転する。そして、ウォームホイールには、出力側の運動機構に減速した回転力を伝達するための出力軸がウォームホイールと一体回転するように連結されている。
特開2021-4667号公報
ところで、ウォーム減速機を介して動力を伝達する際において、ウォームの駆動回転に基づいて二本の出力軸を同時に回転させたい場合がある。その場合には、例えばウォームホイールと一体回転する出力軸を第1出力軸としたとき、その第1出力軸と平行な態様に第2出力軸が配置される。そして、第1出力軸の軸方向の所定位置に取り付けた第1ヘリカルギヤと第2出力軸の軸方向において第1出力軸の第1ヘリカルギヤの取付位置と対応する位置に取り付けた第2ヘリカルギヤとが噛合される。
このように構成した場合には、ウォームの駆動回転に伴いウォームホイールが従動回転したとき、第1ヘリカルギヤと第2ヘリカルギヤを介して第1出力軸側から第2出力軸側に駆動力が伝達される。その結果、ウォームの駆動回転に伴い第1出力軸と第2出力軸が同時に回転するようになる。
しかしながら、このように構成する場合には、駆動力を第1出力軸側から第2出力軸側に伝達するための動力伝達機構として、第1ヘリカルギヤ及び第2ヘリカルギヤが必要になる。そのため、こうした第1ヘリカルギヤ及び第2ヘリカルギヤからなる動力伝達機構が必要になる分だけ、部品点数が増えてしまうという課題があった。
上記課題を解決するウォーム減速機は、周面に螺旋状のねじ部が形成されたウォームと、前記ウォームの前記ねじ部に噛合する歯部が周面に形成されたウォームホイールと、前記ウォームの両端部を回転自在に支持する軸受と、を備えたウォーム減速機であって、前記ウォームホイールが、前記ウォームの前記ねじ部に前記歯部を各々噛合させた状態で前記ウォームの駆動回転に伴い各々従動回転する複数の前記ウォームホイールを含んで構成され、複数の前記ウォームホイールは、互いの軸線同士が平行な態様となるように配置され、複数の前記ウォームホイールには、当該ウォームホイールと個別に対応する出力軸が当該ウォームホイールの回転に伴い回転するように連結されている。
この構成によれば、ウォームが駆動回転すると、ウォームのねじ部に歯部を噛合させた複数のウォームホイールが同時に従動回転する。そのため、こうした複数のウォームホイールの回転に伴い、複数の出力軸も同時に回転する。その結果、ヘリカルギヤ等からなる動力伝達機構を用いなくても、ウォームの駆動回転に伴い複数の出力軸を同時に回転させることができる。
上記ウォーム減速機において、前記ねじ部は、前記ウォームの軸方向における第1位置の周面に形成された第1ねじ部と、前記ウォームの軸方向における前記第1位置とは別の第2位置の周面に形成された第2ねじ部と、を含んで構成され、前記第1ねじ部には、複数の前記ウォームホイールのうち第1ウォームホイールの前記歯部が噛合し、前記第2ねじ部には、複数の前記ウォームホイールのうち第2ウォームホイールの前記歯部が噛合することが好ましい。
この構成によれば、ウォーム減速機の静止時に、例えば第1ねじ部に歯部を噛合させた第1ウォームホイールの出力側から入力側のウォームに振動が伝播しそうになっても、その振動の伝播を第2ねじ部に歯部を噛合させた第2ウォームホイールにより抑制できる。
上記ウォーム減速機において、前記第1ねじ部及び前記第2ねじ部のうち、その一方は右ねじ構造であり、その他方は左ねじ構造であることが好ましい。
この構成によれば、右ねじ構造の第1ねじ部と左ねじ構造の第2ねじ部との組み合わせ構成であるため、ウォームの駆動回転時にウォームの軸方向にかかる推力を互いに打ち消し合うようにできる。そのため、ウォームの両端部を回転自在に支持する軸受における等価ラジアル荷重を相対的に小さくできる。その結果、軸受の小型化を通じてウォーム減速機の小型化を図ることができる。
上記ウォーム減速機において、複数の前記ウォームホイールは、前記ウォームの軸方向と直交する方向において前記ウォームから見た場合に片方側に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、複数のウォームホイールをウォームの軸方向と直交する方向の両側に振り分けて配置した場合よりもウォームの軸方向と直交する方向におけるウォーム減速機の占有スペースを小さくできる。
上記課題を解決する噛合チェーン駆動装置は、周面に螺旋状のねじ部が形成されたウォームと、前記ウォームの前記ねじ部に噛合する歯部が周面に形成されたウォームホイールと、前記ウォームの両端部を回転自在に支持する軸受と、を備え、前記ねじ部が、前記ウォームの軸方向における第1位置の周面に形成された第1ねじ部と、前記ウォームの軸方向における前記第1位置とは別の第2位置の周面に形成された第2ねじ部と、を含んで構成され、前記ウォームホイールが、前記ウォームの前記第1ねじ部に第1歯部を噛合させた状態で前記ウォームの駆動回転に伴い従動回転する第1ウォームホイールと、前記ウォームの前記第2ねじ部に第2歯部を噛合させた状態で前記ウォームの駆動回転に伴い従動回転する第2ウォームホイールと、を含んで構成され、前記第1ウォームホイール及び前記第2ウォームホイールは、互いの軸線同士が平行な態様となるように配置され、前記第1ウォームホイールには第1出力軸が前記第1ウォームホイールの回転に伴い回転するように連結され、前記第2ウォームホイールには第2出力軸が前記第2ウォームホイールの回転に伴い回転するように連結されたウォーム減速機と、前記第1出力軸の回転に伴い回転する第1回転部材と、前記第2出力軸の回転に伴い回転する第2回転部材と、を備え、前記第1回転部材及び前記第2回転部材は、前記第1回転部材の回転に基づき長さ方向に進退移動可能な長尺の第1チェーン部材が前記第1回転部材に係合されると共に、前記第1チェーン部材と対をなすように配置され且つ前記第2回転部材の回転に基づき長さ方向に進退移動可能な長尺の第2チェーン部材が前記第2回転部材に係合された場合には、前記第1回転部材及び前記第2回転部材が各々回転することにより、前記第1チェーン部材及び前記第2チェーン部材を、両者が進行方向への移動に伴い相互に噛み合って棒状に一体化する一方、その棒状に一体化した噛合状態から退行方向への移動に伴い相互に噛み外れて分岐するように駆動する。
この構成によれば、部品点数を増やすことなく複数の出力軸を同時に回転させることができるウォーム減速機を用いて、第1チェーン部材と第2チェーン部材とが対をなす噛合チェーンを進退移動するように駆動できる。
本発明によれば、部品点数を増やすことなく、ウォームの駆動回転に伴い複数の出力軸を同時に回転させることができる。
一実施形態のウォーム減速機及び噛合チェーン駆動装置を備えた可動体移動装置の全体構成を概略的に示す手前側からの斜視図である。 図1に示した可動体移動装置を図1の場合とは反対方向の奥側から斜視した場合の斜視図である。 ウォーム減速機の要部を一部破断して示す側面図である。 変更例のウォーム減速機の要部を簡略化して示す側面図である。
以下、可動体移動装置及び同装置が備えるウォーム減速機及び噛合チェーン駆動装置の一実施形態について、図を参照して説明する。
<可動体移動装置>
図1及び図2に示すように、可動体移動装置11は、長さ方向に沿って進退移動可能な噛合チェーン12と、噛合チェーン12を進退移動するように駆動する噛合チェーン駆動装置13を備えている。また、可動体移動装置11は、噛合チェーン駆動装置13を支持するベース部14を備えている。ベース部14は、図1及び図2で上下方向及び左右方向に沿う矩形板状の基板部15と、その基板部15の左右両端面の上部に上下方向及び前後方向に沿うように固定された左右一対の側板部16と、を含んで構成される。なお、図1及び図2では、可動体移動装置11における噛合チェーン12の退行方向側の端部となる基端部に連なる部分の図示及び同部分を収納する収納ケースの図示を省略している。
<噛合チェーン>
噛合チェーン12は、互いに噛合可能な対をなす第1チェーン部材17と第2チェーン部材18を有している。第1チェーン部材17及び第2チェーン部材18は、直列に配置される複数のリンクプレート19をそれぞれ有している。そして、第1チェーン部材17及び第2チェーン部材18は、直列方向で隣り合うリンクプレート19同士が連結ピン20により順次に連結されることで長尺状をなすように構成されている。なお、噛合チェーン12において、第1チェーン部材17及び第2チェーン部材18は、図1では上端部となる互いの先端部に位置するリンクプレート19同士がジョイント部21を介して連結されている。そして、ジョイント部21には、例えば昇降動作する天板や開閉動作する扉等の図示しない機能性部材を支持した状態で噛合チェーン12と共に進退移動する可動体22が取り付けられている。
なお、本実施形態では、図1での上下方向をジョイント部21に取り付けられた可動体22を移動させる際に噛合チェーン12が進退移動する進退方向Zとする。この場合、図1での上方向を噛合チェーン12の進行方向Z1とし、図1での下方向を噛合チェーン12の退行方向Z2とする。また、図1での左右方向を噛合チェーン12における第1チェーン部材17及び第2チェーン部材18が相互に噛み合って一体化した噛合状態から退行方向Z2への移動に伴い相互に噛み外れて分岐する分岐方向Xとする。また、図1での前後方向を進退方向Z及び分岐方向Xの両方と直交する噛合チェーン12の幅方向でもある奥行方向Yとする。
噛合チェーン12は、対をなす第1チェーン部材17及び第2チェーン部材18が長さ方向において各々の先端が位置する方向である進行方向Z1に各々移動することで相互に噛み合って棒状に一体化する。その一方、噛合チェーン12は、第1チェーン部材17及び第2チェーン部材18が相互に噛み合って棒状に一体化した噛合状態から進行方向Z1とは反対の退行方向Z2に各々移動することで相互に噛み外れて分岐する。因みに、本実施形態では、第1チェーン部材17と第2チェーン部材18は、進行方向Z1に各々移動することで相互に噛み合った場合、直棒状に一体化する。但し、相互に噛み合ったとき曲棒状に一体化するように構成されてもよい。
<噛合チェーン駆動装置>
噛合チェーン駆動装置13は、第1電動モータ23、第2電動モータ24、ウォーム減速機25、第1出力軸26、第2出力軸27、第1スプロケット28及び第2スプロケット29を備えている。第1電動モータ23及び第2電動モータ24は、ベース部14の側板部16における基板部15が位置する側とは反対側の面に支持されている。ウォーム減速機25は、ベース部14における基板部15の背面側となる奥側であって左右の側板部16の間となる位置に配置され、第1電動モータ23又は第2電動モータ24の駆動力で駆動される。第1出力軸26及び第2出力軸27は、ベース部14の基板部15における図1では左右方向となる分岐方向Xに離間した二位置に形成された一対の不図示の貫通孔に各々回転自在に支持されている。すなわち、第1出力軸26及び第2出力軸27は、互いの軸線同士が分岐方向Xに離間し且つ奥行方向Yに平行に延びた状態においてウォーム減速機25から出力される駆動力で回転するように構成されている。
一方、第1スプロケット28及び第2スプロケット29は、ベース部14における基板部15の手前側であって左右の側板部16の間となる位置に配置されている。この場合、第1スプロケット28及び第2スプロケット29は、第1出力軸26及び第2出力軸27における基板部15の手前側に突出した各端部に固定されている。すなわち、第1スプロケット28及び第2スプロケット29は、第1出力軸26及び第2出力軸27と一体回転するように構成されている。この点で、第1スプロケット28は第1出力軸26の回転に伴い回転する第1回転部材に相当すると共に、第2スプロケット29は第2出力軸27の回転に伴い回転する第2回転部材に相当する。
第1スプロケット28には、第1チェーン部材17の長さ方向の一部が巻き掛け態様で係合されると共に、第2スプロケット29には、第2チェーン部材18の長さ方向の一部が巻き掛け態様で係合されている。そのため、ウォーム減速機25の駆動に伴い第1出力軸26及び第2出力軸27が回転した場合には、第1スプロケット28及び第2スプロケット29も同方向に各々回転する。そして、第1スプロケット28及び第2スプロケット29が回転することによって、第1チェーン部材17及び第2チェーン部材18からなる噛合チェーン12が長さ方向に進退移動する。
<ウォーム減速機>
図2及び図3に示すように、ウォーム減速機25は、ウォーム30、第1ウォームホイール31、第2ウォームホイール32、第1軸受33及び第2軸受34を備えている。第1軸受33及び第2軸受34は、ベース部14の側板部16における各電動モータ23,24が支持された側とは反対側の面に、各電動モータ23,24における不図示のモータ軸と軸線同士を一致させた状態に支持されている。すなわち、第1軸受33及び第2軸受34は、図3では第1出力軸26及び第2出力軸27よりも上方において左右方向となる分岐方向Xに離間して対をなすように配置されている。そして、そのような配置状態で、第1軸受33及び第2軸受34は、ウォーム30の軸方向の両端部を回転自在に支持している。
<ウォーム>
ウォーム30は、その軸方向において第1軸受33に支持された部分と第2軸受34に支持された部分との間となる部分の周面に、螺旋状のねじ部の一例である第1ねじ部35と第2ねじ部36を有している。第1ねじ部35は、ウォーム30の軸方向における第1位置P1の周面に形成され、第2ねじ部36は、ウォーム30の軸方向における第1位置P1とは別の第2位置P2の周面に形成されている。なお、第1ねじ部35及び第2ねじ部36のうち、その一方である第1ねじ部35は右ねじ構造をなすように形成され、その他方である第2ねじ部36は左ねじ構造をなすように形成されている。
また、図3に示すように、ウォーム30の両端部は、第1電動モータ23及び第2電動モータ24のモータ軸に対して連結軸23a,24a及び不図示のワンウェイクラッチを介して連結されている。連結軸23a,24aは、ウォーム30の両端部にキー構造37を介して連結されている。第1電動モータ23及び第2電動モータ24は、ウォーム30側から見た場合に、それぞれ反時計回り方向を駆動時の回転方向として各々回転する構成とされている。
ここで、第1電動モータ23の駆動時の回転方向を第1回転方向とし、第2電動モータ24の駆動時の回転方向を第2回転方向とした場合、ウォーム30は、その回転方向が次のようになる。すなわち、第1電動モータ23が駆動された場合、ウォーム30は連結軸23aを介して伝達される回転力に基づき第1回転方向に回転する。そして、この場合、第2電動モータ24はワンウェイクラッチが介在するため空転状態となる。一方、第2電動モータ24が駆動された場合、ウォーム30は連結軸24aを介して伝達される回転力に基づき第2回転方向に回転する。そして、この場合、第1電動モータ23はワンウェイクラッチが介在するため空転状態となる。
<ウォームホイール>
複数のウォームホイールである第1ウォームホイール31と第2ウォームホイール32は、第1出力軸26及び第2出力軸27における基板部15の奧側に突出した端部に対して第1出力軸26及び第2出力軸27と一体回転可能に取り付けられている。そのため、第1ウォームホイール31及び第2ウォームホイール32は、互いの軸線同士が分岐方向Xに離間し且つ奥行方向Yに平行な態様に配置された状態で、第1出力軸26及び第2出力軸27と共に回転する。第1ウォームホイール31の周面にはウォーム30の第1ねじ部35に噛合する斜歯状の第1歯部38が形成され、第2ウォームホイール32の周面にはウォーム30の第2ねじ部36に噛合する斜歯状の第2歯部39が形成されている。
第1ウォームホイール31及び第2ウォームホイール32は、それらと個別に対応する第1出力軸26及び第2出力軸27の端部に固定されているため、両方とも図3ではウォーム30よりも下側に配置されることになる。すなわち、第1ウォームホイール31及び第2ウォームホイール32は、ウォーム30の軸方向と直交する方向において、ウォーム30から見た場合に同じ片方側に、すなわち、図3ではウォーム30よりも下側に配置される。そして、そのように配置された状態において、第1ウォームホイール31は第1歯部38をウォーム30の第1ねじ部35に下側から噛合させ、第2ウォームホイール32は第2歯部39をウォーム30の第2ねじ部36に下側から噛合させている。
<作用>
次に、本実施形態のウォーム減速機25及び噛合チェーン駆動装置13の作用について説明する。
さて、噛合チェーン駆動装置13において第1電動モータ23又は第2電動モータ24が駆動されると、ウォーム減速機25においてウォーム30が第1回転方向又は第2回転方向に駆動回転する。すると、ウォーム30の第1ねじ部35に第1歯部38を噛合させた第1ウォームホイール31及びウォーム30の第2ねじ部36に第2歯部39を噛合させた第2ウォームホイール32が各々従動回転する。そして、第1ウォームホイール31及び第2ウォームホイール32の従動回転による回転力が第1出力軸26及び第2出力軸27を介して第1スプロケット28及び第2スプロケット29に伝達される。その結果、第1スプロケット28及び第2スプロケット29に巻き掛け態様で係合する第1チェーン部材17及び第2チェーン部材18の各々が進行方向Z1又は退行方向Z2に移動する。
このように、本実施形態では、ウォーム減速機25のウォーム30の駆動回転に伴い、第1ウォームホイール31及び第2ウォームホイール32という複数のウォームホイールが同時に従動回転する。そして、この従動回転による回転力を第1スプロケット28及び第2スプロケット29に伝達するための第1出力軸26及び第2出力軸27という複数の出力軸が同時に回転される。その結果、第1スプロケット28及び第2スプロケット29に巻き掛け態様で係合した第1チェーン部材17及び第2チェーン部材18という複数の移動部材もウォーム30の駆動回転に伴い同時に移動される。
また、特許文献1に記載のウォーム減速機の場合は、第1ヘリカルギヤ及び第2ヘリカルギヤという互いに噛合する2つのギヤを回転させ得る大きな動力をウォーム側から伝達していた。そのため、大きな動力の伝達に耐え得るように、ウォームの軸径を拡張したりウォームを支持する軸受を大きくしたりする必要があり、この点でも、ウォーム減速機の全体を大きくする要因となりコンパクト性に欠け、コストがかさむという課題があった。これに対し、本実施形態のウォーム減速機25の場合は、そのような複数のヘリカルギヤを不要とする構成であるため、コンパクト化及びコストの低減を図ることができる。
ところで、図1及び図2の状態において、ウォーム減速機25から見て動力伝達方向で出力側の機構である第1スプロケット28及び第2スプロケット29などから第1出力軸26及び第2出力軸27を介してウォーム減速機25側に振動が伝わることがある。すなわち、ウォーム減速機25が静止状態のときに動力伝達経路上でスプロケットよりも出力側から他部材の干渉等に基づく振動がスプロケットを介して入力側のウォームのねじ部に伝わることがある。こうした場合、ウォーム減速機25が、ねじ部を一つだけ有する一つのウォーム30に一つのウォームホイールが歯部を噛合させた構成であると、出力側から伝播した振動でウォーム30が静止状態から逆回転する虞がある。しかし、本実施形態では、例えば出力側の第1スプロケット28から第1出力軸26を介して入力側のウォーム30に振動が伝播しようとしても、そうした振動の伝播は、第2ねじ部36に第2歯部39を噛合させた第2ウォームホイール32により抑制される。
また、図2及び図3に示すように、本実施形態では、ウォーム減速機25における第1ウォームホイール31及び第2ウォームホイール32がウォーム30の軸方向と直交する上下方向で両方ともウォーム30よりも下側に配置されている。そのため、ウォーム30の軸方向と直交する上下方向の両側に第1ウォームホイール31と第2ウォームホイール32が振り分けられて配置されている場合よりも、ウォーム減速機25の上下方向の占有スペースを小さくすることが可能とされる。
また、第1電動モータ23又は第2電動モータ24の駆動力でウォーム30が駆動回転した場合において、第1ねじ部35及び第2ねじ部36が両方共に右ねじ構造又は両方共に左ねじ構造である場合には、次のような問題がある。
すなわち、ウォーム30には、第1ねじ部35に第1歯部38が噛合する第1ウォームホイール31及び第2ねじ部36に第2歯部39が噛合する第2ウォームホイール32という二つのウォームホイールが噛合している。そして、その二つのウォームホイールは、第1ねじ部35及び第2ねじ部36の螺旋ねじ方向が同じであると、ウォーム30の駆動回転に伴い両方とも同一方向に従動回転することになる。
そのため、ねじ部を一つだけ有するウォーム30のねじ部に一つのウォームホイールが歯部を噛合させただけの構成に比して、同一方向に従動回転するウォームホイールの数が2倍になることから、ウォーム30の軸方向にかかる推力が2倍になる。その結果、そのウォーム30の両端部を回転自在に支持する軸受33,34にも、同様に、2倍の推力がかかることになるので、軸受33,34を大型化させる必要があった。
この点、本実施形態では、ウォーム30における第1ねじ部35が右ねじ構造であると共に第2ねじ部36が左ねじ構造である。そのため、ウォーム30が駆動回転したときにウォーム30の軸方向にかかる推力が、軸方向の一方側からの推力と他方側からの推力で互いに打ち消し合うことになる。したがって、ウォーム30の両端部を回転自在に支持する軸受33,34を大型化する必要もなくなる。また、右ねじ構造の第1ねじ部35側の推力と左ねじ構造の第2ねじ部36側の推力が互いに打ち消し合うため、ウォーム減速機25の駆動時における振動の振幅も小さくなる。そのため、ウォーム減速機25の駆動時の振動に起因するセルフロック性の低下を抑制することができる。
<効果>
(1)ヘリカルギヤ等からなる動力伝達機構を用いなくても、ウォーム30の駆動回転に伴い第1出力軸26及び第2出力軸27を同時に回転させることができる。そのため、部品点数を増やすことなく、ウォーム30の駆動回転に伴い出力側に連結した複数の出力軸を同時に回転させることができる。
(2)例えば第1ねじ部35に第1歯部38を噛合させた第1ウォームホイール31の出力側から入力側のウォーム30に振動が伝播しそうになっても、その振動の伝播を第2ねじ部36に第2歯部39を噛合させた第2ウォームホイール32により抑制できる。
(3)右ねじ構造の第1ねじ部35と左ねじ構造の第2ねじ部36との組み合わせ構成であるため、ウォーム30の駆動回転時にウォーム30の軸方向にかかる推力を互いに打ち消し合うようにできる。そのため、ウォーム30の両端部を回転自在に支持する軸受33,34における等価ラジアル荷重を相対的に小さくできる。その結果、軸受33,34の小型化を通じてウォーム減速機25の小型化を図ることができる。
(4)複数のウォームホイールをウォーム30の軸方向と直交する方向の両側に振り分けて配置した場合よりも、ウォーム30の軸方向と直交する方向におけるウォーム減速機25の占有スペースを小さくできる。
(5)部品点数を増やすことなく第1出力軸26及び第2出力軸27という複数の出力軸を同時に回転させることができるウォーム減速機25を用いて第1チェーン部材17と第2チェーン部材18とが対をなす噛合チェーン12を進退移動するように駆動できる。
<変更例>
なお、上記の実施形態は以下に示す変更例のように変更してもよい。また、実施形態に含まれる構成と下記変更例に含まれる構成とを任意に組み合わせてもよいし、下記変更例に含まれる構成同士を任意に組み合わせてもよい。
・図4に示す変更例のウォーム減速機125を噛合チェーン駆動装置13に備える構成としてもよい。
この変更例のウォーム減速機125においては、電動モータ140の駆動力で駆動回転するウォーム130が噛合チェーン12の進退方向Zとなる例えば上下方向に沿うように配置されている。ウォーム130は、その両端部が一対の軸受133,134により回転自在に支持されると共に、その軸方向の略中央部には、螺旋状のねじ部141が一つだけ形成されている。また、ウォーム130の軸方向と直交する方向の両側には、第1出力軸126と一体回転する第1ウォームホイール131及び第2出力軸127と一体回転する第2ウォームホイール132が、ウォーム130を両側から挟むように配置されている。そして、ウォーム130の一つのねじ部141にウォーム130の軸方向と直交する方向の両側に振り分け配置された第1ウォームホイール131及び第2ウォームホイール132の第1歯部138及び第2歯部139が各々噛合されている。この変更例のウォーム減速機125でも、ヘリカルギヤ及び平歯車等からなる動力伝達機構を用いなくても、ウォーム130の駆動回転に伴い第1出力軸126及び第2出力軸127を同時に回転させることができる。そのため、部品点数を増やすことなく、ウォーム130の駆動回転に伴い出力側に連結した複数の出力軸を同時に回転させることができる。
・第1出力軸26,126と第1ウォームホイール31,131は、互いに軸線同士を一致させた配置で一体回転する構成でなくてもよい。同様に、第2出力軸27,127と第2ウォームホイール32,132も、互いに軸線同士を一致させた配置で一体回転する構成でなくてもよい。例えば、第1出力軸26,126及び第2出力軸27,127は、第1ウォームホイール31,131及び第2ウォームホイール32,132とは軸線同士が一致しない配置とされて歯車機構等により伝達される回転力で回転する構成でもよい。
・噛合チェーン駆動装置13において第1出力軸26及び第2出力軸27の回転に伴い回転する第1回転部材及び第2回転部材は、第1スプロケット28及び第2スプロケット29ではなく、第1ローラ及び第2ローラ等のローラで構成されてもよい。
・ウォーム減速機25、125は、第1出力軸26,126及び第2出力軸27,127を介して第1チェーン部材17及び第2チェーン部材18以外の例えばベルト等の移動部材やローラ等の回転部材を駆動するための動力を出力する構成でもよい。すなわち、ウォーム減速機25、125は、噛合チェーン駆動装置13に備えられて噛合チェーン12を進退移動させるための駆動力を出力する構成に限定されるものではなく、その他の機械装置に備えられる汎用的な駆動装置に駆動力を出力する構成でもよい。
・ウォーム減速機25、125は、汎用的な駆動装置に駆動力を出力する構成の場合、ウォーム30における第1ねじ部35及び第2ねじ部36は、両方共に右ねじ構造であってもよく、あるいは、両方共に左ねじ構造であってもよい。この場合、ウォーム30の軸方向には2倍の推力がかかることになり、軸受33,34の大型化が必要になるが、スペース的に軸受33,34の大型化が許容されるならば、上記のように同じねじ構造にしてもよい。
・ウォーム減速機25、125は、汎用的な駆動装置に駆動力を出力する構成の場合、第1ウォームホイール31と第1出力軸26及び第2ウォームホイール32と第2出力軸27が次のように配置された構成でもよい。すなわち、第1ウォームホイール31と第1出力軸26がウォーム30の軸方向と直交する方向の一方側に配置されると共に、第2ウォームホイール32と第2出力軸27がウォーム30の軸方向と直交する方向の他方側に配置される構成でもよい。この場合、ウォーム30の軸方向と直交する方向においてウォーム減速機25の占有スペースが大きくなるが、スペース的な余裕があれば、上記のようにしてもよい。
・ウォーム減速機25は、第1ウォームホイール31及び第2ウォームホイール32をそれぞれ二つずつ備える構成でもよい。この場合、二つの第1ウォームホイール31は、ウォーム30の軸方向と直交する方向の両側から第1ねじ部35に各々の第1歯部38を噛合させる。また、二つの第2ウォームホイール32は、ウォーム30の軸方向と直交する方向の両側から第2ねじ部36に各々の第2歯部39を噛合させる。このように、ウォーム減速機25は、第1ウォームホイール31と第2ウォームホイール32とが一つずつ以外の二つずつなど複数のウォームホイールを含む構成でもよい。このようにすれば、例えば四つなど二つ以外の複数の出力軸をウォーム30の駆動回転に伴い同時に回転させることができる。
・第1電動モータ23及び第2電動モータ24は、何れか一方が駆動される一方で他方が駆動を停止される構成に限らず、噛合チェーン12の進退移動時に両方が同期回転する構成でもよい。すなわち、第1電動モータ23及び第2電動モータ24は、ウォーム30側から見た場合に、両方が時計回り方向又は反時計回り方向を駆動時の回転方向として、一斉に同期回転する構成でもよい。このように構成した場合は、第1電動モータ23及び第2電動モータ24という2つの電動モータの合算された駆動力でウォーム減速機25を駆動できるため、相対的に低コストである小型のモータを使用することが可能とされる。また、例えば相対的に高出力である1つの電動モータを使用して、当該1つの電動モータがウォーム30側から見た場合に時計回り方向又は反時計回り方向を駆動時の回転方向として回転する構成でもよい。
・ウォーム30の両端部は、第1電動モータ23及び第2電動モータ24のモータ軸に対して、インロー構造により直結、またはカップリング介して連結される構成でもよい。
<付記>
以下に、上記の実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
(A)長さ方向に進退移動可能な長尺の第1チェーン部材と、当該第1チェーン部材と対をなすように配置されて長さ方向に進退移動可能な長尺の第2チェーン部材と、請求項5に記載の噛合チェーン駆動装置と、前記第1チェーン部材と前記第2チェーン部材との進行方向の端部同士を連結する位置に設けられて噛合チェーンの進退移動に伴い進退方向に移動する可動体と、を備えたことを特徴とする可動体移動装置。
この構成によれば、部品点数を増やすことなく複数の出力軸を同時に回転させることができるウォーム減速機を用いて噛合チェーンを駆動することにより、可動体を進退方向に移動させることができる。
11…可動体移動装置
12…噛合チェーン
13…噛合チェーン駆動装置
17…第1チェーン部材
18…第2チェーン部材
25…ウォーム減速機
26…第1出力軸
27…第2出力軸
28…第1回転部材の一例である第1スプロケット
29…第2回転部材の一例である第2スプロケット
30…ウォーム
31…第1ウォームホイール
32…第2ウォームホイール
33…第1軸受
34…第2軸受
35…第1ねじ部
36…第2ねじ部
38…第1歯部
39…第2歯部
125…ウォーム減速機
126…第1出力軸
127…第2出力軸
130…ウォーム
131…第1ウォームホイール
132…第2ウォームホイール
133…第1軸受
134…第2軸受
138…第1歯部
139…第2歯部
141…ねじ部
P1…第1位置
P2…第2位置

Claims (5)

  1. 周面に螺旋状のねじ部が形成されたウォームと、前記ウォームの前記ねじ部に噛合する歯部が周面に形成されたウォームホイールと、前記ウォームの両端部を回転自在に支持する軸受と、を備えたウォーム減速機であって、
    前記ウォームホイールが、前記ウォームの前記ねじ部に前記歯部を各々噛合させた状態で前記ウォームの駆動回転に伴い各々従動回転する複数の前記ウォームホイールを含んで構成され、
    複数の前記ウォームホイールは、互いの軸線同士が平行な態様となるように配置され、
    複数の前記ウォームホイールには、当該ウォームホイールと個別に対応する出力軸が当該ウォームホイールの回転に伴い回転するように連結されていることを特徴とするウォーム減速機。
  2. 前記ねじ部は、前記ウォームの軸方向における第1位置の周面に形成された第1ねじ部と、前記ウォームの軸方向における前記第1位置とは別の第2位置の周面に形成された第2ねじ部と、を含んで構成され、
    前記第1ねじ部には、複数の前記ウォームホイールのうち第1ウォームホイールの前記歯部が噛合し、
    前記第2ねじ部には、複数の前記ウォームホイールのうち第2ウォームホイールの前記歯部が噛合することを特徴とする請求項1に記載のウォーム減速機。
  3. 前記第1ねじ部及び前記第2ねじ部のうち、その一方は右ねじ構造であり、その他方は左ねじ構造であることを特徴とする請求項2に記載のウォーム減速機。
  4. 複数の前記ウォームホイールは、前記ウォームの軸方向と直交する方向において前記ウォームから見た場合に片方側に配置されていることを特徴とする請求項1~請求項3のうち何れか一項に記載のウォーム減速機。
  5. 周面に螺旋状のねじ部が形成されたウォームと、前記ウォームの前記ねじ部に噛合する歯部が周面に形成されたウォームホイールと、前記ウォームの両端部を回転自在に支持する軸受と、を備え、前記ねじ部が、前記ウォームの軸方向における第1位置の周面に形成された第1ねじ部と、前記ウォームの軸方向における前記第1位置とは別の第2位置の周面に形成された第2ねじ部と、を含んで構成され、前記ウォームホイールが、前記ウォームの前記第1ねじ部に第1歯部を噛合させた状態で前記ウォームの駆動回転に伴い従動回転する第1ウォームホイールと、前記ウォームの前記第2ねじ部に第2歯部を噛合させた状態で前記ウォームの駆動回転に伴い従動回転する第2ウォームホイールと、を含んで構成され、前記第1ウォームホイール及び前記第2ウォームホイールは、互いの軸線同士が平行な態様となるように配置され、前記第1ウォームホイールには第1出力軸が前記第1ウォームホイールの回転に伴い回転するように連結され、前記第2ウォームホイールには第2出力軸が前記第2ウォームホイールの回転に伴い回転するように連結されたウォーム減速機と、
    前記第1出力軸の回転に伴い回転する第1回転部材と、
    前記第2出力軸の回転に伴い回転する第2回転部材と、
    を備え、
    前記第1回転部材及び前記第2回転部材は、前記第1回転部材の回転に基づき長さ方向に進退移動可能な長尺の第1チェーン部材が前記第1回転部材に係合されると共に、前記第1チェーン部材と対をなすように配置され且つ前記第2回転部材の回転に基づき長さ方向に進退移動可能な長尺の第2チェーン部材が前記第2回転部材に係合された場合には、前記第1回転部材及び前記第2回転部材が各々回転することにより、前記第1チェーン部材及び前記第2チェーン部材を、両者が進行方向への移動に伴い相互に噛み合って棒状に一体化する一方、その棒状に一体化した噛合状態から退行方向への移動に伴い相互に噛み外れて分岐するように駆動することを特徴とする噛合チェーン駆動装置。
JP2022058406A 2022-03-31 2022-03-31 ウォーム減速機及び噛合チェーン駆動装置 Pending JP2023149692A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022058406A JP2023149692A (ja) 2022-03-31 2022-03-31 ウォーム減速機及び噛合チェーン駆動装置
PCT/JP2023/008436 WO2023189259A1 (ja) 2022-03-31 2023-03-07 ウォーム減速機及び噛合チェーン駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022058406A JP2023149692A (ja) 2022-03-31 2022-03-31 ウォーム減速機及び噛合チェーン駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023149692A true JP2023149692A (ja) 2023-10-13

Family

ID=88201267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022058406A Pending JP2023149692A (ja) 2022-03-31 2022-03-31 ウォーム減速機及び噛合チェーン駆動装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023149692A (ja)
WO (1) WO2023189259A1 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09119495A (ja) * 1995-10-24 1997-05-06 Sanin Booruto Seisakusho:Kk 帯体の伸長繰出装置
JPH1078095A (ja) * 1996-09-04 1998-03-24 Sanin Booruto Seisakusho:Kk 帯体による進退作動装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023189259A1 (ja) 2023-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3784845B2 (ja) 電気自動車用差動機構付減速装置
JP4594296B2 (ja) マルチシャフト押出し機を駆動するためのギア装置
JP5449365B2 (ja) リバーシブル・シートベルト・テンショナ
JPS6127618B2 (ja)
JPH08240254A (ja) 電気自動車用動力伝達装置
JP2011038546A (ja) デファレンシャル装置
JP2012067771A (ja) リニアアクチュエータ
JP2008513707A (ja) 特に自動車のためのダブルクラッチギヤボックス
JPS5914650B2 (ja) 高速歯車伝達装置
JP5620381B2 (ja) 反転回転駆動機構
WO2023189259A1 (ja) ウォーム減速機及び噛合チェーン駆動装置
JP2010169263A (ja) 切り替え可能な高荷重変速機
US4640145A (en) Multiple countershaft transmission
JP3473471B2 (ja) 変速比無限大無段変速機
JP3706288B2 (ja) 押出機の駆動装置
JPS6335444B2 (ja)
JP2009074582A (ja) 直線駆動用アクチュエータ
CN202251751U (zh) 一种小型农业机械用变速箱
JP5280592B1 (ja) 変速装置
JP4675257B2 (ja) ギヤドモータ用の減速機、ギヤドモータ及びそのシリーズ
KR102275048B1 (ko) 고감속비 성능을 갖춘 감속장치
KR100699951B1 (ko) 다수의 모터를 이용한 구동장치의 토크증대 방법
US2014138A (en) Gear drive
CN106740080B (zh) 一种变速箱及农业机械
JP3891570B2 (ja) 小形モータ用減速機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230411

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231010