JP2011003275A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Masaaki Terasawa
正明 寺沢
Yoshiki Kawajiri
良樹 川尻
Takanori Yamazoe
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Abstract

【課題】ワードドライバによるワード線電圧の反転動作を高速化する。
【解決手段】本発明に係る半導体集積回路は不揮発性メモリ(4)を有し、それはドレインとソース電極がビット線とソース線に結合され、ゲート電極がワード線に結合され、読出し動作時のワード線選択レベルの閾値電圧の相違で情報を記憶し、ウェル領域に不揮発性メモリセルトランジスタを有する。また、動作モードに応じて選択的にワード線を接地電圧それに対する正又は負電圧に駆動するワードドライバ(32)を有する。それは、正電圧が供給される第1端子と負電圧が供給される第2端子間にCMOSインバータとそのpチャンネル型MOSトランジスタに並列接続されるnチャンネル型MOSトランジスタを出力段に有する。読出し動作モードにおいて読出し非選択から読出し選択とされるワード線を負から接地電圧に充電するとき、第1端子は、ワード線が負から接地電圧間に正電圧に上昇される。
【選択図】図12

Description

本発明は、電気的に記憶情報を書き換え可能な不揮発性メモリを備えた半導体集積回路に関し、例えば、ICカード用マイクロコンピュータにオンチップされた1トランジスタ/1ビットのMONOS(メタル・オキサイド・ナイトライド・オキサイド・セミコンダクタ)型メモリセルを採用したEEPROM(エレクトリカリ・エレーザブル・アンド・プログラマブル・リード・オンリ・メモリ)に適用して有効な技術に関する。
電気的に記憶情報を書き換え可能な不揮発性メモリトランジスタはソース電極とドレイン電極の間にチャネル形成領域を有し、このチャネル形成領域の上に、ゲート酸化膜を介して電子又はホールのような電荷を蓄積する電荷蓄積領域(トラップ領域)とを有し、その上に絶縁膜を介してメモリゲート電極が形成される。例えば前記電荷蓄積領域に電子を保持させて閾値電圧を高くしたエンハンスメント状態(例えば書き込み状態、データ“0”の保持状態)、前記電荷蓄積領域から電子を放出方向に移動させて閾値電圧を低くしたデプレション状態(例えば消去状態、データ“1”の保持状態)を可逆的に採ることができる。読み出し動作では消去状態の閾値電圧より絶対値的に大きな負電圧をメモリゲート電極に印加することで、読み出し時の非選択メモリセルに読み出し電流が流れないようにすることができる。読み出し時の選択メモリセルのメモリゲート電極には消去状態の閾値電圧と書き込み状態の閾値電圧との間の電圧を印加すればよい。これにより、メモリセルに選択と非選択を区別するための選択トランジスタをメモリトランジスタに直列接続した2トランジスタ/1ビットの構成を採用するには及ばない。斯く不揮発性メモリについては特許文献1に記載がある。
特開昭60−095794号公報
本発明者は1トランジスタ/1ビットの書き換え可能な不揮発性メモリについて検討した。第1に、書き換え用の負電圧を内部で昇圧形成する場合に、低消費電力の観点より、低消費電力モード時にはその昇圧回路を停止することを検討したが、停止してしまうと、負電圧の回路ノードが回路の接地電圧となり、低消費電力モードの解除があったとき初めから昇圧動作を再開していたのでその後のリード動作の開始が遅れることが本発明者によって明らかにされた。第2に、読み出し動作においてワードドライバにより非選択ワード線を−2Vのような負電圧に、選択ワード線を0Vのような電圧に駆動するとき、ワードドライバによってワード線電圧を反転させる場合にはその反転速度はワードドライバの充電能力と放電能力に依存し、バランスされていなければ、リード動作のアクセス時間は遅い方の動作に合わせられることになる。CMOSインバータのnチャンネル型MOSトランジスタがオンするときのVgs(ゲート・ソース間電圧)と、CMOSインバータのpチャンネル型MOSトランジスタがオンするときのVgsとに無視し得ないほど大きな差がある場合には、ワードドライバの出力段に単なるCMOSインバータのような出力回路を採用するだけでは済まない場合のあることが本発明者によって明らかにされた。第3に、書き込み動作や消去動作において高電圧や電源電圧の印加を切り換える動作速度が速すぎると、比較的大きな電流が急峻に流れて電源ノイズを生ずる虞のあることが本発明者によって明らかにされた。そのような電源ノイズは、不揮発性メモリはもとより、これを搭載する半導体集積回路の誤動作の原因にもなりかねない。第4に、書き込みや消去に際してビット線に高電圧が印加される場合には、センスアンプにつながる読み出し系と選択的に分離可能であることが必要になるが、そのような分離回路にはゲート酸化膜の厚い高耐圧MOSトランジスタを採用することから、読み出し動作時に読み出し経路における不所望な抵抗成分が大きくなり、記憶情報の読み出し速度が低下するという虞のあることが本発明者によって見出された。
本発明の代表的な一つの目的は、不揮発性メモリの低消費電力モードが解除されてからリード動作を再開するまでの遅延を小さくすることにある。
本発明の別の代表的な一つの目的は、不揮発性メモリにおけるワードドライバによるワード線電圧の反転動作を高速化することにある。
本発明の別の代表的な一つの目的は、不揮発性メモリにおいて書き込み動作や消去動作において高電圧や電源電圧の印加を切り換える動作に伴って比較的大きな電源ノイズを生ずることを抑制することにある。
本発明の別の代表的な一つの目的は、不揮発性メモリにおいて書き込みや消去に際して高電圧が印加されるビット線を読み出し系と選択的に分離する高耐圧トランジスタのオン抵抗による読み出し速度の低下を解消することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
〔1〕半導体集積回路は、電気的に記憶情報を書き換え可能な不揮発性メモリを有し、前記不揮発性メモリは、ウェル領域に、ドレイン電極とソース電極がビット線とソース線にそれぞれ結合され、ゲート電極がワード線に結合され、読み出し動作時のワード線選択レベルに対する閾値電圧の相違により情報を記憶する複数個の不揮発性メモリセルトランジスタを有し、前記不揮発性メモリは低消費電力モードを有する。前記低消費電力モードにおいて前記ウェル領域とワード線には、回路の接地電圧よりも低く、読み出し動作に必要な負の第1電圧よりも高い第2電圧が供給される。
上記により、書き換え用の負電圧を内部で昇圧形成する場合に、低消費電力モードにおいて負電圧の回路ノードが回路の接地電圧とはならず、不揮発性メモリの低消費電力モードが解除されてからリード動作を再開するまでに必要な昇圧動作時間を短縮でき、リード動作再開までの遅延が小さくなる。
本発明の一つの具体的な形態として、前記低消費電力モードにおいて前記不揮発性メモリセルトランジスタのワード線及びソース線は相互に等しい第3電圧が供給される。特に、前記第2電圧と第3電圧を等しい電圧とすれば、不揮発性メモリセルトランジスタに無用な電界が一切作用しない。半導体集積回路が保有する昇圧回路は低消費電力モードのために前記第1電圧及び第2電圧を形成可能であればよい。
〔2〕半導体集積回路は、電気的に記憶情報を書き換え可能な不揮発性メモリを有し、前記不揮発性メモリは、ドレイン電極とソース電極がビット線とソース線にそれぞれ結合され、ゲート電極がワード線に結合され、読み出し動作時のワード線選択レベルに対する閾値電圧の相違により情報を記憶し、ウェル領域に形成された複数個の不揮発性メモリセルトランジスタと、動作モードに応じて選択的に前記ワード線を回路の接地電圧、それに対する正電圧又は負電圧に駆動するワードドライバとを有し、前記ワードドライバは、回路の接地電圧又は正電圧が供給される第1端子と前記負電圧が供給される第2端子との間に配置されたCMOSインバータと、CMOSインバータのpチャンネル型MOSトランジスタに並列接続されそれと同相でスイッチ制御されるnチャンネル型MOSトランジスタとを出力段に有する。前記ワードドライバにおいて、読み出し動作モードにおいて、読み出し非選択から読み出し選択とされるワード線を前記負電圧から前記接地電圧に充電するとき、前記第1端子は、ワード線が負電圧から接地電圧になるまでの間に正電圧にされる。
上記により、CMOSインバータのnチャンネル型MOSトランジスタがオンするときのVgsに比べて、CMOSインバータのpチャンネル型MOSトランジスタがオンするときのVgsが小さい場合、CMOSインバータのpチャンネル型MOSトランジスタに並列に同相でスイッチ制御されるnチャンネル型MOSトランジスタを追加したことにより、ワードドライバにより−2Vのような負電圧の非選択ワード線を0Vのような選択レベルに反転駆動するとき、前記nチャンネル型MOSトランジスタによってCMOSインバータのpチャンネル型MOSトランジスタによる駆動能力を補うことができる。更にその駆動期間に、前記nチャンネル型MOSトランジスタのドレイン電圧を回路の接地電圧から正電圧に上昇させることにより、nチャンネル型MOSトランジスタによるワード線に対する充電能力を向上させることができる。前記正電圧は当該チャンネル型MOSトランジスタの閾値電圧以上の電圧であることが望ましい。
本発明の一つの具体的な形態として、前記不揮発性メモリセルは読み出し動作において、読み出し非選択ワード線及びウェル領域が負の第1電圧、読み出し選択ワード線が回路の接地電圧、ビット線及びソース線が同一電圧にされ、前記不揮発性メモリセルは閾値電圧を高くする第1動作において、第1動作の非選択ワード線、ソース線、ビット線及びウェル領域が負の第2電圧、第1動作の選択ワード線が正の第3電圧にされ、前記不揮発性メモリセルは閾値電圧を低くする第2動作において、第2動作の非選択ワード線、ソース線、ビット線及びウェル領域が正の第4電圧、第2動作の選択ワード線が負の第5電圧にされる。例えば前記第3電圧と第4電圧は等しい電圧である。
〔3〕半導体集積回路は、電気的に記憶情報を書き換え可能な不揮発性メモリを有し、前記不揮発性メモリは、閾値電圧の相違により情報を記憶する複数個の不揮発性メモリセルトランジスタと、前記不揮発性メモリセルトランジスタの閾値電圧を変更する動作及び記憶情報を読み出す動作の各々に必要な動作電源を動作モードに応じて生成する電源回路と、を有する。前記電源回路は動作モードに必要な動作電源の立ち上がりと立ち下がり速度を制御する速度制御回路を有する。
上記速度制御回路により、書き込み動作や消去動作において高電圧や電源電圧の印加を切り換える動作速度が速過ぎることを抑制でき、比較的大きな電流が急峻に流れて電源ノイズを生ずる虞を未然に防止することができる。
本発明の一つの具体的な形態として、前記不揮発性メモリセルトランジスタは、ドレイン電極とソース電極がビット線とソース線にそれぞれ結合され、ゲート電極がワード線に結合され、読み出し動作時のワード線選択レベルに対する閾値電圧の相違により情報を記憶し、ウェル領域に形成され、前記不揮発性メモリセルは読み出し動作において、読み出し非選択ワード線及びウェル領域が負の第1電圧、読み出し選択ワード線が回路の接地電圧、ビット線及びソース線が同一電圧にされ、前記不揮発性メモリセルは閾値電圧を高くする第1動作において、第1動作の非選択ワード線、ソース線、ビット線及びウェル領域が負の第2電圧、第1動作の選択ワード線が正の第3電圧にされ、前記不揮発性メモリセルは閾値電圧を低くする第2動作において、第2動作の非選択ワード線、ソース線、ビット線及びウェル領域が正の第4電圧、第2動作の選択ワード線が負の第5電圧にされる。
本発明の更に具体的な形態として、前記速度制御回路は、前記第3電圧及び第4電圧の立ち上がりと立下りを時定数素子を用いて制御する第1制御回路と、前記第2電圧及び第5電圧の立ち上がりと立下りを時定数素子を用いて制御する第2制御回路とを有する。
〔4〕半導体集積回路は電気的に記憶情報を書き換え可能な不揮発性メモリを有し、前記不揮発性メモリは、ドレイン電極とソース電極がビット線とソース線にそれぞれ結合されゲート電極がワード線に結合された複数個の不揮発性メモリセルトランジスタを備えたメモリアレイを有し、前記ビット線には、前記不揮発性メモリセルトランジスタの閾値電圧を変更して記憶情報の書き換えを行うとき選択的に高電圧が印加され、前記ビット線にはカラムスイッチ回路が接続され、前記カラムスイッチ回路と前記メモリアレイとをスイッチトランジスタを介して選択的に分離可能な分離回路を有し、前記スイッチトランジスタは前記高電圧に対するゲート耐圧を備え、前記スイッチトランジスタをオン動作させるスイッチ制御電圧を外部電源電圧の正の昇圧動作で生成する昇圧回路を有する。
書き込みや消去に際してビット線に高電圧が印加されるから、ビット線は分離回路を介してセンスアンプなどの読み出し系と選択的に分離可能にされ、そのような分離回路にはゲート酸化膜の厚い高耐圧のスイッチMOSトランジスタを採用し、このとき、読み出し動作時にはおいて前記高耐圧のスイッチMOSトランジスタをオン動作させる制御電圧を外部電源電圧の昇圧動作で形成するから、そのオン抵抗は比較的小さくされる。したがって、読み出し経路における負所望な抵抗成分が大きくなって記憶情報の読み出し速度が低下する事態の発生を抑制することができる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
代表的な一つの発明によれば、不揮発性メモリの低消費電力モードが解除されてからリード動作を再開するまでの遅延を小さくすることができる。
別の代表的な一つの発明によれば、不揮発性メモリにおけるワードドライバによるワード線電圧の反転動作を高速化することができる。
別の代表的な一つの発明によれば、不揮発性メモリにおいて書き込み動作や消去動作において高電圧や電源電圧の印加を切り換える動作に伴って比較的大きな電源ノイズを生ずることを抑制することができる。
別の代表的な一つの発明によれば、不揮発性メモリにおいて書き込みや消去に際して高電圧が印加されるビット線を読み出し系と選択的に分離する高耐圧トランジスタのオン抵抗による読み出し速度の低下を解消することができる。
マイクロコンピュータを例示するブロック図である。 マイクロコンピュータの別の例を示すブロック図である。 EEPROMに採用されている不揮発性メモリセルトランジスタの構造を示す縦断面図である。 EEPROMのブロック図である。 不揮発性メモリセルに情報記憶を行なう場合の電圧印加形態を例示する説明図である。 消去動作において印加される消去電圧及び消去阻止電圧を例示する説明図である。 書き込み動作において印加される書き込み電圧及び書き込み阻止電圧を例示する説明図である。 昇圧回路を例示するブロック図である。 メモリセルのレイアウト構成を例示する平面図である。 読み出し動作における電圧印加状態を例示する説明図である。 スタンバイモードの前後における動作電源電圧波形を例示するタイミングチャートである。 ワードドライバの一例を示す回路図である。 ワードドライバのドライブユニット内の主な信号ノードの波形を例示するタイミングチャートである。 ワードドライバの電圧生成回路内の主な信号波形を例示するタイミングチャートである。 動作切り換えに伴う動作電源の変化を例示するタイミングチャートである。 図15の動作切り換え形態において着目するメモリアレイ構成を概略的に示す説明図である。 電源電圧Vccの立ち上がり及び立ち下り速度を制御する速度制御回路を例示する回路図である。 電源電圧Vccの立ち上がり及び立ち下りの波形を例示する波形図である。 昇圧回路38の昇圧開始と昇圧停止の夫々における遷移速度を制御する速度制御回路を例示する回路図である。 速度制御回路を採用したときの充電/放電動作波形を例示するは系図である。 図19の速度制御回路の詳細な動作タイミングを例示するタイミングチャートである。 読み出し経路への高電圧印加を抑制するための分離回路に着目したEEPROMの構成を例示するブロック図である。 分離回路のスイッチ制御に用いる信号電圧を形成する昇圧回路のブロック図である。 図23の昇圧回路による昇圧動作のタイミングチャートである。
《マイクロコンピュータ》
図1にはデータプロセッサの一例としてマイクロコンピュータが示される。同図に示されるマイクロコンピュータ1は、特に制限されないが、所謂ICカードマイコンと称されるICカード用マイクロコンピュータである。同図に示されるマイクロコンピュータ1は、単結晶シリコンなどの1個の半導体基板若しくは半導体チップにCMOSなどの半導体集積回路製造技術によって形成される。
マイクロコンピュータ1は、中央処理装置(CPU)2、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)4、タイマ5、EEPROM(エレクトリカリ・イレーザブル・アンド・プログラマブル・リード・オンリ・メモリ)6、コプロセッサ7、クロック生成回路9、マスクROM10、システムコントロールロジック11、入出力ポート(I/Oポート)12、データバス13、及びアドレスバス14を有する。
前記EEPROM6はCPU2等による演算処理で利用されるデータの格納に用いられる。前記マスクROMは前記CPU2が実行するプログラム(動作プログラム)の格納に利用される。前記RAM4はCPU2のワーク領域又はデータの一時記憶領域とされ、例えばSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)若しくはDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)から成る。前記CPU2は、マスクROM10から命令をフェッチし、フェッチした命令をデコードし、デコード結果に基づいてオペランドフェッチやデータ演算を行う。コプロセッサ7はRSAや楕円曲線暗号演算における剰余乗算処理などをCPU2に代わって行うプロセッサユニットとされる。I/Oポート12は2ビットの入出力端子I/O1,I/O2を有し、データの入出力と外部割り込み信号の入力に兼用される。I/Oポート12はデータバス13に結合され、データバス13には前記CPU2、RAM4、タイマ5、EEPROM6、マスクROM10、及びコプロセッサ7が接続される。マイクロコンピュータ1においてCPU2がバスマスタモジュールとされ、前記RAM4、タイマ5、EEPROM6、マスクROM10、及びコプロセッサ7に接続されるアドレスバス14にアドレス信号を出力可能にされる。システムコントロールロジック11はマイクロコンピュータ1の動作モードの制御及び割り込み制御を行い、更に暗号鍵の生成に利用する乱数発生ロジックを有する。RES/はマイクロコンピュータ1に対するリセット信号である。マイクロコンピュータ1はリセット信号RES/によってリセット動作が指示されると、内部が初期化され、CPU2はマスクROM10が保有するプログラムの先頭番地から命令実行を開始する。クロック生成回路9は外部クロック信号CLKを受けて内部クロック信号CKを生成する。マイクロコンピュータ1は内部クロック信号CKに同期動作される。
特に制限されないが、前記CPU2は所謂32ビットCPUであり、32ビット単位で演算処理が可能にされ、図示はしないが、32ビットの汎用レジスタ、32ビットの算術論理演算器などを有し、前記データバス13は32ビットとされる。したがって、CPU2の命令セットに含まれるデータ転送命令や、演算命令は、ほとんどが32ビット単位でデータを処理することができる。尚、CPU2によるデータアクセス単位は8ビットである。ここでデータアクセス単位とはCPU2が管理するアドレス空間におけるアドレスの最小単位を構成するデータ領域のビット数を意味し、データアクセス単位は8ビットとされる。
前記EEPROM6は電気的に消去動作及び書込み動作が可能にされる不揮発性メモリである。ここで消去動作とは不揮発性メモリセルが保持する記憶情報を消去する一つの手法であり、例えば不揮発性メモリセルの閾値電圧を低くする処理を意味する。この動作によって実現されるメモリセルの閾値電圧が低い状態を消去状態と称する。書き込み動作とは不揮発性メモリセルに情報を保持させるための一つの手法であり、例えば不揮発性メモリセルの閾値電圧を高くする動作を意味する。この動作によって実現されるメモリセルの閾値電圧が高い状態を書き込み状態と称する。当該不揮発性メモリセルが消去状態にあるか書込状態にあるかに依り、当該メモリセルに1ビットの値の‘1’又は‘0’を格納することができる。EEPROM6は、例えば8ビット単位で消去処理が可能にされ、書込み処理と読み出しは32ビット単位で可能にされる。EEPROM6は入出力データの暗号化に利用する暗号鍵、個人を特定するために用いられるID情報などの、所定の演算処理単位のデータ等を格納する領域として用いられる。CPU2の演算処理で利用する暗号鍵等の書き込み処理においては必要な演算処理単位のデータ長(例えば8ビット)に合わせて記憶情報の消去を行なうことができる。マスクROM10はCPU2が処理するプログラム等を保有する。例えば、仮想マシン言語プログラム、暗号化プログラム、復号プログラムなどを保持する。
図2にはマイクロコンピュータ1の別の例が示される。同図に示されるマイクロコンピュータ1は、第1図のマイクロコンピュータと外部インタフェース手段が相違される。すなわち図2のマイクロコンピュータは図示を省略するアンテナに接続可能なアンテナ端子TML1,TML2を有する高周波部15を備える。高周波部15は前記アンテナが所定の電波(例えばマイクロ波)を横切ることによって生ずる誘導電流を動作電源として電源電圧Vccを出力し、リセット信号RES及びクロック信号CKを生成し、アンテナから非接触で情報の入出力を行なう。I/Oポート12は外部と入出力すべき情報をRF部15とやり取りする。
《不揮発性メモリ》
図3には前記EEPROM6に採用されている不揮発性メモリセルトランジスタの構造が縦断面によって例示される。図3に例示される不揮発性メモリセルトランジスタ(単にメモリセルとも記す)MCは、シリコン基板上に設けたp型ウェル領域27に形成されたMONOS構造を有する。即ち、ソース線に接続するソース線接続電極(ソース電極Soc)としてのn型拡散層(n型不純物領域)20、ビット線に接続するビット線接続電極(ドレイン電極Drn)としてのn型拡散層(n型不純物領域)21、ソース電極とドレイン電極の間のチャネル形成領域22、電荷蓄積性絶縁膜(例えばシリコン窒化膜)23、電荷蓄積性絶縁膜23の上下に配置され例えば酸化シリコン膜で形成された絶縁膜24,25、及びn型ポリシリコン層などによって形成され書込み動作・消去動作時に高電圧の印加に利用されるメモリゲート電極(MG)26を有する。例えば前記絶縁膜24は膜厚1.5nm、電荷蓄積性絶縁膜23は膜厚10nm(酸化シリコン膜換算)、前記絶縁膜25は膜厚3nmとされる。前記電荷蓄積性絶縁膜23とその表裏に配置された絶縁膜24及び絶縁膜25は併せてONO(酸化膜・窒化膜・酸化膜)構造のメモリゲート絶縁膜となる。
図4には前記EEPROM6のブロック図が例示される。メモリアレイ(MARY)30は行方向に8個のウェル領域WEL0〜WELnに分割され、マトリクス配置された複数個の不揮発性メモリセルMCを有する。図4では代表的に1行分の不揮発性メモリセルMCが示されているが実際には複数行配置されている。ウェル領域WEL0〜WELnは各々1本の共通ワード線に対して8個の不揮発性メモリセルMCが配置されている。同一列に配置された不揮発性メモリセルMCのドレイン電極21は対応するビット線BL0〜BL7に、同一列に配置された不揮発性メモリセルMCのソース電極20は対応するソース線SL0〜SL7に接続される。
ワード線MWL1〜MWLi(代表的にワード線MWLとも称する)はXアドレスデコーダ(XDEC)31のデコード出力に従ってワードドライバ回路(MGD)32で駆動される。ウェル領域WEL0〜WELnの電圧はウェルデコーダ(WDEC)33によって制御される。各ビット線BL0〜BL7及びソース線SL0〜SL7の電圧はラッチ回路(SLAT)34のラッチデータによって制御される。ラッチ回路34にはカラムスイッチ回路(IOSW)35が接続される。カラムスイッチ回路35はYアドレスデコーダ(YDEC)36のデコード出力に従って32ビットの共通データ線37とラッチ回路34との間で書き込みデータ又は読み出しデータを32ビット単位で入出力可能にする。特に図示はしないが、カラムスイッチ回路35の共通データ線37側にはセンスアンプが配置されている。昇圧回路(VPG)38は書き込み動作及び消去動作のための高電圧を生成して前記ウェルデコーダ33、メモリゲートドライバ32及びセンスラッチ回路34に供給する。
制御回路(TCONT)40には外部端子として夫々複数個のアドレス入力端子ADR、アクセス制御端子CNT及びデータ入出力端子DATに接続される。アドレス入力端子ADRから入力されたアドレス信号の内、ワード線MWLの選択に用いられるXアドレス信号はXアドレスデコーダ31に供給され、ビット線BL0〜BL7及びソース線SL0〜SL7の選択に用いられるYアドレス信号はウェルデコーダ33及Yアドレスデコーダ36に供給される。データ入出力端子DATから入力された書き込みデータは共通データ線37に与えられ、メモリセルからの読み出しデータは共通データ線37を介してデータ入出力端子DATから出力される。EEPROM6の消去動作、書き込み動作及び読み出し動作はアクセス制御端子CNTに供給されるアクセス制御信号によって指示される。Vddは外部から供給される電源電圧、Vssは回路の接地電圧である。
制御回路40によるメモリ動作の制御態様は消去動作、書き込み動作及び読み出し動作に大別される。消去動作はプレ書き込み(Pre-Write)電圧の印加、消去(Erase)電圧の印加及び消去阻止電圧の印加によって行なわれる。書き込み動作は書き込み(Write)電圧の印加と書き込み阻止電圧の印加とによって行なわれる。読み出し動作は読み出し電圧の印加と読み出し非選択電圧の印加によって行なわれる。
図5には不揮発性メモリセルに情報記憶を行なう場合の電圧印加形態が示される。“0”programとはメモリセルの閾値電圧を高くして論理値“0”の情報を保持すること( “0”情報保持)を意味する。“1”programとはメモリセルの閾値電圧を低くして論理値“1”の情報を保持すること( “1”情報保持)を意味する。不揮発性メモリセルに対する論理値“0”情報の記憶は、プレ書き込み(Pre-Write)電圧の印加、消去(Erase)電圧の印加、及び書き込み(write)電圧の印加によって行なう。不揮発性メモリセルに対する論理値“1”情報の記憶は、プレ書き込み(Pre-Write)電圧の印加、消去(Erase)電圧の印加、及び書き込み(write)阻止電圧の印加によって行なう。
図6には消去動作において印加される消去電圧及び消去阻止電圧が例示される。消去対象ウェル領域には消去電圧として1.5Vのウェル電圧、消去非対象ウェル領域には消去阻止電圧として−8.5Vのウェル電圧、消去対象ワード線には消去電圧として−8.5Vのメモリゲート電圧、消去非対象ワード線には消去阻止電圧として1.5Vのメモリゲート電圧が供給され、全てのビット線及びソース線は1.5Vにされる。これにより、代表的に示されたメモリセルMC1、MC2が消去対象とされ、ウェル領域からメモリゲート電極へ向かう電界が形成され、メモリセルMC1、MC2の電荷蓄積性絶縁膜23に捕獲されている電子が酸化膜を通して電子がFNトンネルにてウェル領域に放出される。メモリセルMC1、MC2の閾値電圧は負電圧にされ、メモリセルMC1、MC2はデプレション型になる。代表的に示されたメモリセルMC3、MC4は消去非対象とされ、電子の放出に必要な電界の形成が阻止されている。図より明らかなように消去はウェル単位の8ビットを最小単位として行なわれる。図6の例ではメモリセルMC1は“0”情報を保持したメモリセル(“0”にしたいビット)とされ、メモリセルMC2は“1”情報を保持したいメモリセル(“1”にしたいビット)とされる。
図7には書き込み動作において印加される書き込み電圧及び書き込み阻止電圧が例示される。全てのウェル領域には書き込み電圧として−10.7Vのウェル電圧、書き込み対象ワード線には書き込み電圧として1.5Vのメモリゲート電圧、書き込み非対象ワード線には書き込み阻止電圧として−10.7Vのメモリゲート電圧が供給される。そして、“0”情報を保持したいメモリセルに接続するソース線及びビット線には書き込み電圧として−10.7V、“1”情報を保持したいメモリセルに接続するソース線及びビット線には書き込み阻止電圧として1.5Vを印加する。同図に従えば、メモリセルM1が書込み選択、メモリセルM2〜M4が書込み非選択とされる。書き込み選択とされるメモリセルM1にはメモリゲート電極からウェル領域へ向かう電界が形成され、メモリセルMC1のウェル領域からFNトンネルにて電荷蓄積性絶縁膜23に電子が捕獲され、その閾値電圧が正電圧とされる。代表的に示されたメモリセルMC3、MC4にはそのような電界が形成されず電子の捕獲はない。代表的に示されたメモリセルMC2には前記電界が形成されるが、そのチャネル領域が反転するので、これによってウェル領域から電荷蓄積性絶縁膜23に電子は捕獲されない。これにより、 “0”情報を保持したいメモリセル(“0”にしたいビット)MC1の閾値電圧は高くなり、“1”情報を保持したいメモリセル(“1”にしたいビット)MC2の閾値電圧は負電圧のままにされる。
ここで図6と図7のメモリセルMC2に着目する。メモリセルMC2は“1”情報を保持したいメモリセル(“1”にしたいビット)であり、書き込み最小単位の8ビットにおいて書き込み電圧の印加が阻止されるメモリセルである。このメモリセルMC2に対しても図6に示されるように消去動作にて消去電圧が印加されている。したがって、書き込み最小単位の8ビットに含まれる特定のメモリセルが繰返し書き込み電圧印加の非対象にされると、当該メモリセルには連続的に消去電圧が印加され、その閾値電圧が過剰に低くなることが考えられる。特に、書き込み動作及び消去動作においてベリファイを行なわないから、閾値電圧が過剰に低くなってもそれを直接検出することはできない。消去状態の閾値電圧が過剰に低くならない様にするのに、EEPROM6において消去動作では消去電圧の印加に先立ってプレ書き込み電圧を印加する。
プレ書き込み電圧は、例えば図7のメモリセルMC1の如く閾値電圧を高くしたいメモリセルに印加する書き込み電圧と同レベルとされる。要するに、図7のメモリセルMC1、MC2に印加されるウェル領域印加電圧(−10.7V)、メモリゲート電圧(1.5V)、ビット線及びソース線電圧(−10.7V)である。プレ書き込み電圧の印加時間は書込み電圧の印加時間よりも短い時間とされる。即ち、プレ書き込み電圧の印加による動作は軽い書込み動作として位置付けられる。軽い書き込みを行なった場合、消去状態にある不揮発性メモリセルの閾値電圧は比較的高くなるが、書き込み状態にある不揮発性メモリセルの閾値電圧はほとんど変化しない。したがって、プレ書き込み電圧を印加した後には各々のメモリセルの閾値電圧は多少のばらつきは有るが正の閾値電圧に揃えられる。この後に消去電圧を印加することにより、元々消去状態に有ったメモリセルも元々書き込み状態にあったメモリセルと大凡同様のレベルだけ閾値電圧が負側に低下されるだけで済み、消去状態の不揮発性メモリセルの閾値電圧が累積的に低下する事態の発生を未然に防止することができる。
図8には前記昇圧回路38の一例が示される。発振回路43から出力されるクロック信号CLKiはナンドゲート44を介してチャージポンプ回路45に供給される。チャージポンプ回路45は信号CLKSTPのハイレベル期間にクロック信号CLKiに同期して昇圧動作を行ない、信号CLKSTPのローレベル期間に昇圧動作を停止する。チャージポンプ回路45から出力される昇圧電圧Vppは抵抗分圧回路46で分圧され、比較回路47によって基準電圧Vrefと比較され、その比較結果が信号CLKSTPとしてナンドゲート44に帰還される。昇圧電圧Vppが規定よりも低ければ信号CLKSTPはハイレベル、高ければ信号CLKSTPはローレベルにされ、負帰還制御にて所定の昇圧電圧を形成する。昇圧電圧Vppのレベルは書込みと消去で相違され、そのレベルは制御信号E/Wにて抵抗分圧回路46に指示される。昇圧制御回路(WSM)48は制御回路40からに指示に従って基準電圧Vref、発振制御信号及び制御信号E/Wを生成する。特に図示はしないが前記昇圧回路38は同時に複数種類の昇圧電圧を生成可能であり、例えば図8の回路構成を幾つか備えている。
上記EEPROM6による書き込み及び消去動作ではベリファイを行なわない。高電圧を印加しながらベリファイを行なっていけば閾値電圧を所要のエリアに分布させることができ、累積的な消去電圧印加によって過消去状態になることはない。ベリファイを採用すれば逆に消去及び書込み動作が遅くなる。CPU2によるランダムアクセスでデータの書換えが行なわれる用途では、メモリカードなどのストレージ用途とは異なり、ランダムアクセスの高速化が要求されるからである。特にICカード用マイクロコンピュータ1にオンチップされるEEPROM6は、セキュリティーを要するデータの書き換えを即座なるべく短時間に完了したいという要求を満足させるのに優れている。
図9にはメモリセルMCのレイアウトが例示される。50はp型のウェル領域、51はビット線BL1、BL2及びソース線SL1.SL2を形成するメタル配線、52はN半導体領域で形成されたアクティブ領域、53はワード線MWL1、MWL2を構成するポリシリコン配線、54はビット線(BL1、BL2)、ソース線(SL1、SL2)をメモリセルMCのドレイン領域、ソース領域に接続するためのスルーホールである。
《スタンバイ時の動作電源》
図10には読み出し動作における電圧印加状態が例示される。ここではウェル領域WEL1〜WELnを分けて示していないが、全てのウェル領域WELには−2Vのような負電圧VnR(−2V)が印加される。メモリセルMC1が選択メモリセルとされ、メモリセルMC2〜MC4が非選択のメモリセルとされる。メモリセルMC1,MC2は同一ウェル領域に配置されている。非選択のメモリセルMC3,MC4は其れとは別のウェル領域に配置される。選択されるワード線MWL1には0V、非選択とされるワード線NMWL2には負電圧VnR(−2V)が印加される。ソース線SL1、SL2は0Vにされる。リード動作が選択されるウェル領域のビット線BL1にはセンスアンプを介して1Vのようなリード電圧が印加される。リード動作が非選択とされるウェル領域のビット線BL2は0Vにされる。
メモリセルMC1は閾値電圧が負の場合にオン状態にされてビット線からソース線に電流を流す。閾値電圧が正の場合にはオフ状態にされ、電流を流さない。電流の有無によりセンスアンプが記憶情報の1/0を判定する。
メモリセルMC2は、ウェル領域とソース間に2Vの逆バイアスがかかるため、閾値電圧の正負に拘らずオフ状態にされ、電流は流れない。また、ウェル領域WELとゲート(MWL)は共に−2Vで電位差がないため、ディスターブは発生しない。同じ理由でメモリセルMC4でもディスターブを生じない。
メモリセルMC3はその閾値電圧が負の場合には0Vのチャネルが形成されるため、ゲートとウェル領域との間には電位差を生ぜず、閾値電圧をシフトさせる電界を生じない。メモリセルMC3の閾値電圧が正の場合はゲートとウェル領域との間に2Vの電位差を生じ、閾値電圧はより良い方向である正側にシフトされる。
EEPROM6は低消費電力モード(スタンバイモードとも称する)を有する。外部制御信号CNTによって制御回路40にスタンバイモードが指示されると、制御回路40は昇圧回路38に−1.5Vの昇圧電圧を出力させ、全てのワード線、ウェル領域に−1.5Vの昇圧電圧を印加させる。全てのビット線及びソース線には0Vまたは−1.5Vを供給させる。
図11には電源電圧波形の一例が示される。外部電源Vccが投入され、それが検出されると、昇圧動作が開始され、リード系の負電圧VnRのレベルが−2Vで安定した後、外部にアクセス許可信号を出力する。アクセス許可信号は制御信号CNTに含まれる。この後、EEPROM6は外部からのリード要求に答えてリード動作を行うことができる。外部よりスタンバイモードが指示されると、昇圧回路38は昇圧動作を停止せず、−1.5Vの昇圧電圧だけを形成して出力する。したがって、スタンバイモードが解除されると、昇圧回路38は規定の−2Vまで高速に昇圧動作を行うことができ、EEPROM6にスタンバイモードが解除されてからリード動作を再開するまでに必要な昇圧動作時間を短縮でき、リード動作再開までの遅延を小さくすることができる。EEPROM6のスタンバイモードはマイクロコンピュータに対するスタンバイモードの指示に基づいて指示される動作モードであってもよい。
《ワードドライバ》
図12にはワードドライバ32の一例が示される。ワードドライバ回路32はワード線WL1〜WLn毎にドライブユニットMGDU1〜MGDnを有する。その詳細は代表的にドライブユニットMGDU1に示される。ドライブユニットMGDU1は、アドレスデコーダ(ADEC)60、レベルシフタ(LSFT)61、及び出力ドライバ(DRV)62を有する。アドレスデコーダ60はアドレス信号のプリデコード信号XPA,XPBCDをデコードする。デコード結果は相補信号DECt、DECbとして出力される。トランスファゲート63とクロックドインバータ64は制御信号ICNTにより相補信号DECt、DECbの反転と非反転を切り換えるための回路要素であり、書き込みでは書き込み非選択ワード線に高電圧(−10.7V)を印加し、消去では消去選択ワード線に高電圧(−8.5V)を印加するという、動作の違いに対応するためである。アドレスデコーダ60の動作電源はVcc(1.5V)〜Vss(0V)である。
レベルシフタ61はVcc(1.5V)〜Vss(0V)の信号振幅を持つ相補信号DECt、DECbを、vcc〜Vppの振幅に変換する。Vppは、書き込み、消去、読み出しにおいて変化される。前述の説明より明らかなように、書き込みでは−10.7V、消去では−8.5V、読出しでは−2Vとされる。
ドライバ62はVppとVSGMを動作電源とする。Vppが供給される端子は第2端子TML2、電圧VSGMが供給される端子は第1端子TML1である。ドライバ62は、第1端子TML1と第2端子TML2との間にpチャンネル型MOSトランジスタ65pとチャンネル型MOSトランジスタ65nから成るCMOSインバータ65を有し、前記pチャンネル型MOSトランジスタ65pに並列接続され且つそれと同相でスイッチ制御されるnチャンネル型MOSトランジスタ66を有する。前記電圧VSMGは電圧生成回路(VSMGG)67で形成される。図13にはドライブユニットMGDU1内の主な信号ノードの波形が例示される。
前記電圧VSGMは1.5V〜0Vとされる。消去動作および書き込み動作では電圧VSGMはVcc=1.5Vとされるから、ドライバ62の動作電源はレベルシフタ61の動作電源と同じVpp〜Vccとされる。読み出し動作では電圧VSGMはVss=0Vとされるから、ドライバの動作電源は、レベルシフタ61に比べて高レベル電源側が低くされる。したがて、読み出し動作では、nチャンネル型MOSトランジスタ65nがオンするときのVgsに比べて、pチャンネル型MOSトランジスタ65pがオンするときのVgsが小さくなる。このとき、CMOSインバータ65のpチャンネル型MOSトランジスタ65pに並列に且つ同相でスイッチ制御されるnチャンネル型MOSトランジスタ66を追加したことにより、ドライバ62により−2Vのような負電圧の非選択ワード線を0Vのような選択レベルに反転駆動するとき、前記nチャンネル型MOSトランジスタ66によってCMOSインバータ65のpチャンネル型MOSトランジスタ65pによる駆動能力を補うことができる。更にその駆動期間に、前記電圧生成回路67は前記nチャンネル型MOSトランジスタ65nのドレイン電圧VSMGを回路の接地電圧Vssから正電圧に上昇させることにより、nチャンネル型MOSトランジスタ66によるワード線に対する充電能力を向上させることができる。前記正電圧は当該nチャンネル型MOSトランジスタ66の閾値電圧以上の電圧であることが望ましい。
電圧生成回路(VSMGG)67は信号ATDGと信号Bを入力するラッチ回路70を有し、ラッチ回路70のラッチ出力を受けるインバータ71及びトランスファゲート72等を介して、0V又は1.5Vの電圧VSGMを出力する。信号ATDGがハイレベルのとき信号Cはハイレベルにされる。信号ATDGがローレベルのとき信号Cはローレベルにされるが、このとき信号Bがハイレベルからローレベルに変化すると、これに同期して信号Cはハイレベルに反転される。信号Bを生成する回路は、信号ATDUの変化をトリガとして所定の遅延時間を経過して信号Bをハイレベルからローレベルに変化させる回路である。前記所定の遅延時間は抵抗R1と容量Cdの時定数によって決定される。ここでは、読み出し動作サイクル毎に信号ATDUをクロック変化させ、前記遅延時間で規定される所定時間だけ電圧VSMGを回路の接地電圧Vssから僅かに上昇させてnチャンネル型MOSトランジスタ66によるワード線に対する充電能力を向上させるようにしている。
図14には電圧生成回路(VSMGG)67内の主な信号波形が例示される。時刻t0、t1から各々一定の遅延時間だけ信号Cがローレベルにされ、その間にVSMGはわずかにレベル上昇される。ワード線WLiが−2.0Vの非選択レベルから0Vの選択レベルに反転するとき、VSMGが0Vのままであるなら破線で示されるように0Vへの遷移時間が長くなってしまう。
尚、書き込みや消去動作時は信号ATDUの変化を停止させ、書き込み選択/非選択、消去選択/非選択に応じて信号ATDGの値を決定すればよい。
《動作切り換えに伴うピーク電流低減》
図15には動作切り換えに伴う動作電源の変化が示される。同図に示される切り換え形態は図16の2個のウェル領域WEL1,WEL2に着目する。Vccは電源電圧、0Vは回路の接地電圧、VnRは読み出し動作における非選択ワード線電圧、VppEは−8.5Vのような消去用高電圧、VppPは−10.7Vのような書き込み用高電圧である。プレライト、消去、及び書き込み動作が行われる場合を例示してある。破線は動作モード切替に伴う電源の切り換え速度が速い場合を比較例として示しており、急激な電圧の印加と解除によって、電源Vccと接地電圧Vssに急峻に変化する電流ピークを生ずる様子を示してある。望ましい形態は実線で示される通りであり、急峻な電流ピークを生じていない。
図17には電源電圧Vccの供給系に配置された電源供給の立ち上がり及び立ち下がりの速度制御回路が例示される。インバータ80が電流原IS1、IS2を介して夫々電源電圧Vcc、接地電圧Vssに接続される。制御信号WEZによって電源電圧Vccを供給するか接地電圧Vssを供給するかを切り換える。インバータ80の出力バッファ81の間には時定数素子として容量C1が設けられている。図18に示されるように、出力SLP_Vccを接地電圧VssからVccに切り換えるときは電流源IS1を介して容量C1の充電に要する時間だけ出力SLP_Vccの変化速度が遅くなる。出力SLP_VccをVccから接地電圧Vssに切り換えるときは電流源IS2を介して容量C1の電荷を放電するのに要する時間だけ出力SLP_Vccの変化速度が遅くなる。
図19には昇圧回路38の昇圧開始と昇圧停止の夫々における遷移速度を制御する速度制御回路90が例示される。同図に示される速度制御回路90はたとえば昇圧回路38に含まれる。前述のように昇圧電圧Vppのレベルはレベル制御回路91における基準電圧の設定値で決まる。チャージポンプ45による昇圧動作を停止すれば電圧Vppの出力ノードは0Vになる。
速度制御回路90は、Vppの出力ノードを0Vから規定の負の高電圧に昇圧する昇圧動作を開始するとき、電流源IS3に流れる電流で時定数素子としての容量C2を放電しながら、その容量C2の蓄積電極のレベルでnチャンネル型MOSトランジスタ92をスイッチ制御して、ノードVppの電圧が急激に低下しないようにする。要するに、図20に例示されるように、チャージポンプ45の動作に従ってノードN1のレベルはVppのレベル低下に対して所定の放電時定数に従ってレベル低下される。これによってMOSトランジスタのソース電位であるノードVppの電位と、ゲート電位である容量C2の蓄積電極との間に電位差を生ずる。この電位差は昇圧速度が速いほど大きくなる。この電位差がMOSトランジスタ92の閾値電圧VTHnを超えると、当該MOSトランジスタ92がオンされ、ノードVppに接地電位Vssを供給し、実質的に昇圧動作速度を遅くするように作用し、負電圧への急激なレベル変化を抑制する。
一方、昇圧動作を停止させてVppの出力ノードを負の高電圧から0Vに放電させるときは、電流源IS4に流れる電流で容量C2を充電しながら、その容量C2の蓄積電極のレベルでnチャンネル型MOSトランジスタ92をスイッチ制御して、ノードVppの電圧が急激に変化されないようにする。要するに、図20に例示されるように、チャージポンプ45の動作が停止されるとノードN1のレベルはノードVppのレベル上昇に対して所定の放電時定数に従ってレベル上昇される。これによってMOSトランジスタがオンされてノードVppは緩やかに接地電位に充電される。図19において速度制御回路90が時定数回路とされる。図21には図19の速度制御回路90の詳細な動作タイミングが示される。
図17及び図19に示される速度制御回路により、書き込み動作や消去動作において高電圧や電源電圧の印加を切り換える動作速度が速過ぎることを抑制でき、比較的大きな電流が急峻に流れて電源ノイズを生ずる虞を未然に防止することができる。
《読み出し速度の高速化》
図22には読み出し経路への高電圧印加を抑制するための分離回路に着目したEEPROM6の構成が例示される。前記ラッチ回路34とカラムスイッチ回路35との間には分離回路100が設けられ、ビット線BL21,BL2に印加される書き込み及び消去の高電圧がカラムスイッチ回路35や図示を省略するセンスアンプなどの低耐圧回路に印加されないようになっている。当然分離回路100はゲート酸化膜の厚い高耐圧のスイッチMOSトランジスタ101によって構成される。高耐圧のスイッチMOSトランジスタ101は制御信号102によってスイッチ制御される。制御回路40は読み出し動作時において前記スイッチMOSトランジスタ101をオン動作させる制御信号102の信号電圧を外部電源電圧vccの昇圧動作で形成する昇圧回路103を有する。
図23には昇圧回路103の一例が示される。回路110,111,112は各々別々のウェル領域に形成される。図24には図23の昇圧回路による昇圧動作のタイミングチャートが示される。昇圧回路は電源電圧Vccの3倍の昇圧電圧VDD3Xを出力する。
書き込みや消去に際してビット線BL1,BL2に高電圧が印加されるから、ビット線BL1,BL2は分離回路100によりセンスアンプなどの読み出し系と選択的に分離可能にされ、そのような分離回路100にはゲート酸化膜の厚い高耐圧のスイッチMOSトランジスタ101を採用するが、読み出し動作時にはおいて前記高耐圧のスイッチMOSトランジスタ101をオン動作させる信号電圧を外部電源電圧Vccの昇圧動作で形成するから、そのオン抵抗を小さくすることができる。したがて、読み出し経路における不所望な抵抗成分が大きくなって記憶情報の読み出し速度が低下する事態の発生を抑制することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
メモリアレイはNOR型に限定されない。NAND型メモリアレイ等のEEPROMにも適用することが可能である。書き込み・消去の定義は相対的であり、閾値電圧を高くする動作を消去動作、低くする動作を書込み動作というように、いままでとは逆に定義することも可能である。電荷蓄積性絶縁膜はシリコン窒化膜に限定されず、誘電体にカーボン粒子、或いはシリコンなどが分散された膜等であってもよい。
1 マイクロコンピュータ
2 CPU
4 RAM
6 EEPROM(不揮発性メモリ)
MC、MC1〜MC4 メモリセル
20 ソース電極
21 ドレイン電極
22 チャネル形成領域
23 電荷蓄積性絶縁膜
24,25 絶縁膜
26 メモリゲート電極
30 メモリアレイ
WEL0〜WELn ウェル領域
BL0〜BL7 ビット線
SL0〜SL7 ソース線
31 Xアドレスデコーダ
32 ワードドライバ回路
33 ウェルデコーダ
34 ラッチ回路
25 カラムスイッチ回路
38 昇圧回路
C1,C2 時定数素子
90 速度制御回路
100 分離回路
101 高耐圧スイッチMOSトランジスタ
102 スイッチ制御信号
103 昇圧回路

Claims (4)

  1. 電気的に記憶情報を書き換え可能な不揮発性メモリを有する半導体集積回路であって、
    前記不揮発性メモリは、ドレイン電極とソース電極がビット線とソース線に結合され、ゲート電極がワード線に結合され、読み出し動作時のワード線選択レベルに対する閾値電圧の相違により情報を記憶し、ウェル領域に形成された複数個の不揮発性メモリセルトランジスタと、動作モードに応じて選択的に前記ワード線を回路の接地電圧、それに対する正電圧又は負電圧に駆動するワードドライバとを有し、
    前記ワードドライバは、回路の接地電圧又は正電圧が供給される第1端子と前記負電圧が供給される第2端子との間に配置されたCMOSインバータと、CMOSインバータのpチャンネル型MOSトランジスタに並列接続されそれと同相でスイッチ制御されるnチャンネル型MOSトランジスタとを出力段に有し、
    読み出し動作モードにおいて、読み出し非選択から読み出し選択とされるワード線を前記負電圧から前記接地電圧に充電するとき、前記第1端子は、ワード線が負電圧から接地電圧になるまでの間に正電圧に上昇される半導体集積回路。
  2. 前記上昇される正電圧は、前記nチャンネル型MOSトランジスタの閾値電圧以上の電圧である請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記不揮発性メモリセルは読み出し動作において、読み出し非選択ワード線及びウェル領域が負の第1電圧、読み出し選択ワード線が回路の接地電圧、ビット線及びソース線が同一電圧にされ、
    前記不揮発性メモリセルは閾値電圧を高くする第1動作において、第1動作の非選択ワード線、ソース線、ビット線及びウェル領域が負の第2電圧、第1動作の選択ワード線が正の第3電圧にされ、
    前記不揮発性メモリセルは閾値電圧を低くする第2動作において、第2動作の非選択ワード線、ソース線、ビット線及びウェル領域が正の第4電圧、第2動作の選択ワード線が負の第5電圧にされる請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 前記第3電圧と第4電圧は等しい電圧である請求項3記載の半導体集積回路。
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