JP2010535352A5 - - Google Patents

Description

［カラー保存の実施例］
本発明の一部の実施例は、画像の明るさをエンハンスしながら、カラー特性を保存するためのシステムおよび方法を含む。一部の実施例では、明るさ保存は、フルパワーのベタ全域を低減されたパワーディスプレイのより狭いベタ全域にマッピングすることを含む。
一部の実施例では、カラー保存のために異なる方法が使用される。一部の実施例は、輝度ブーストの低減に替えて、カラーの色相／彩度を保存する。

Claims (10)

1. ディスプレイと、該ディスプレイを照明するバックライトと、
   前記ディスプレイに表示させる画像データの画像処理を制御するプロセッサとを有するディスプレイデバイスにより実行される画像特性を調整するための方法であって、
   前記プロセッサが、
   前記ディスプレイに表示する画像データの黒レベル、画像データの低諧調領域における彩度、画像の輝度、ダイナミックコントラスト、フレーム内のコントラスト、または省電力に基づいて選択された性能目標を決定するステップと、
   前記決定した性能目標に基づき、ターゲットとするディスプレイの最大出力、ターゲットとするディスプレイのコントラスト比、およびターゲットとするディスプレイのガンマ値から成る組から選択されるターゲットトーン曲線パラメータを決定するステップと、
   前記決定したターゲットトーン曲線パラメータに基づき一組の候補トーン曲線を計算するステップと、
   前記一組の候補トーン曲線から、前記性能目標に基づき画像データに適用する候補トーン曲線をターゲットトーン曲線として選択するステップと、
   前記選択したターゲットトーン曲線を画像データに適用して、前記ディスプレイに表示することを特徴とする画像特性を調節するための方法。
2. 前記プロセッサは、
   前記一組の候補トーン曲線のそれぞれを、前記バックライトの照明レベルを示すバックライトレベルに対応付けて計算することを特徴とする請求項１に記載の画像特性を調節するための方法。
3. 前記プロセッサは、
   前記一組の候補トーン曲線から、前記性能目標を満たす前記バックライトレベルに対応する候補トーン曲線を前記ターゲットトーン曲線として選択することを特徴とする請求項１に記載の画像特性を調節するための方法。
4. 前記プロセッサは、
   前記一組の候補トーン曲線から、元の画像データの画素値と表示時にクリップされる画素値とに基づいて決定されるディストーション基準を満たす前記候補トーン曲線を前記ターゲットトーン曲線として選択することを特徴とする請求項１に記載の画像特性を調節するための方法。
5. 前記プロセッサが、前記ターゲットトーン曲線を選択するステップは、
   前記決定したターゲットトーン曲線パラメータに基づき、前記バックライトの照明レベルを示すバックライトレベルにそれぞれ対応付けられた一組の候補トーン曲線を計算し、
   前記画像データから所定の画像特性を分析し、
   前記分析した画像特性に基づき、前記一組の候補トーン曲線から一つの候補トーン曲線をターゲットトーン曲線として選択することを特徴とする請求項１に記載の画像特性を調節するための方法。
6. 前記分析する所定の画像特性は、画像のダイナミックレンジであり、
   前記プロセッサは、前記一組の候補トーン曲線から、前記ダイナミックレンジに最も合う候補トーン曲線を前記ターゲットトーン曲線として選択することを特徴とする請求項５に記載の画像特性を調節するための方法。
7. 前記一組の候補トーン曲線は、
   入力画像データの画素値が特定の低い領域で、バックライトレベルに応じて、入力画素値に対する出力値がそれぞれ異なる領域と、バックライトレベルが異なっても入力画素値に対する出力値が共通となる共通領域とを有することを特徴とする請求項５または６に記載の画像特性を調節するための方法。
8. 前記複数の候補トーン曲線の各々は、前記入力画像データの画素値が最も高い特定領域において、入力画像データの画素値に対する出力値の傾きが、入力画像データの画素値が大きくなるに従って徐々に低減する丸め曲線を有することを特徴とする請求項７に記載の画像特性を調節するための方法。
9. 前記プロセッサは、
   前記ディスプレイの所定の特性に基づきパネルトーン曲線を計算し、
   前記一組の候補トーン曲線の前記共通領域を、前記パネルトーン曲線の一部にマッチングさせて生成することを特徴とする請求項７または８に記載の画像特性を調節するための方法。
10. 前記一組の候補トーン曲線は、
    前記共通領域を共有する複数の候補トーン曲線に加えて、複数のエンハンスされた候補トーン曲線を含み、
    前記エンハンスされた候補トーン曲線の各々は、前記バックライトレベルに対応付けられ、入力画像データの画素値が特定の低い領域で、前記バックライトレベルに応じて、入力画素値に対する出力値がそれぞれ異なる領域と、前記バックライトレベルが異なっても入力画素値に対する出力値が共通となる共通領域とを有し、
    前記エンハンスされた候補トーン曲線の共通領域は、前記エンハンスされていない候補トーン曲線の共通領域よりも高い出力値にマッピングされることを特徴とする請求項７に記載の画像特性を調節するための方法。