JP2001257905A - 映像処理方法および映像処理装置 - Google Patents

映像処理方法および映像処理装置

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JP2001257905A
JP2001257905A JP2000070673A JP2000070673A JP2001257905A JP 2001257905 A JP2001257905 A JP 2001257905A JP 2000070673 A JP2000070673 A JP 2000070673A JP 2000070673 A JP2000070673 A JP 2000070673A JP 2001257905 A JP2001257905 A JP 2001257905A
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area
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video
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JP2000070673A
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English (en)
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Yoshinari Shirata
義成 白田
Yoshiki Koura
善樹 小浦
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/57Control of contrast or brightness
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/20Circuitry for controlling amplitude response

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 黒レベル部分が白っぽくなり、白レベルに近
い部分が白飛びを生じ、中間調領域のコントラストが不
自然に上がる、などの不具合を生じることなく、しかも
簡単な処理によって、信号の劣化を来たすことなく、デ
ィスク再生画像などの画像の輝度を上げ、暗部のコント
ラストを上げることができるようにする。 【解決手段】 入力データ領域を低レベル側から順に領
域1,2,3の3つの領域に分割して、入力データに対
する出力データの特性として、領域1ではゲインGgが
1より大きい線形部分L1となり、領域2ではゲインG
oが1またはほぼ1の線形部分L2となり、領域3では
ゲインGaが1より小さい線形部分L3となる、全体と
しては非線形の連続した特性(台形特性)を設定し、こ
の特性に従ってデジタル輝度データを補正する。領域1
および領域3ではゲインが1より小さい線形部分とな
り、領域2ではゲインが1より大きい線形部分となるS
字特性を併せて設定し、台形特性とS字特性のいずれか
を選択して、その選択した特性に従ってデジタル輝度デ
ータを補正することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、DVD(Dig
ital Video Disc,Digital V
ersatile Disc)プレーヤーやデジタルT
V(Television)受信機などにおける、映像
処理の方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】TV受信機などで、映像内容などに応じ
て、画像の輝度を上げる場合には、輝度信号の直流レベ
ルを上げる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、輝度を上げる
ために、輝度信号の直流レベルを上げると、黒レベル部
分が白っぽくなってしまうとともに、白レベルに近い部
分が全て白レベルになる白飛び(白つぶれ)を生じてし
まう。また、中間調領域のコントラストが不自然に上が
ってしまうことがある。
【0004】そのため、輝度信号を非線形に補正するこ
とも考えられているが、曲線的な補正特性を用いるの
で、処理が複雑になるとともに、信号の劣化を来たす欠
点がある。
【0005】そこで、この発明は、画像の輝度を上げ、
または暗部のコントラストを上げるために、輝度信号を
補正する場合に、黒レベル部分が白っぽくなり、白レベ
ルに近い部分が白飛びを生じ、中間調領域のコントラス
トが不自然に上がる、などの不具合を生じることなく、
しかも簡単な処理によって、信号の劣化を来たすことな
く、画像の輝度を上げ、暗部のコントラストを上げるこ
とができるようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明では、入力デー
タ領域を低レベル側から順に、第1、第2および第3の
3つの領域に分割して、入力データに対する出力データ
の特性として、第1領域ではゲインが1より大きい線形
部分となり、第2領域ではゲインが1またはほぼ1の線
形部分となり、第3領域ではゲインが1より小さい線形
部分となる、全体としては非線形の連続した特性(これ
を台形特性と定義する)を設定し、この特性に従ってデ
ジタル輝度データを補正する。
【0007】上記の方法では、輝度信号の直流レベルを
上げるのではなく、補正特性を台形特性とするので、黒
レベル部分が白っぽくなり、白レベルに近い部分が白飛
びを生じる、などの不具合を生じることがない。
【0008】また、その台形特性は、第1領域の線形部
分のみがゲインが1より大きく、第2領域の線形部分は
ゲインが1またはほぼ1であるので、暗部のコントラス
トを上げることができるとともに、中間調領域のコント
ラストが不自然に上がってしまうことがない。
【0009】さらに、補正特性は3つの線形部分を合成
したものであるとともに、輝度データをデジタル処理に
よって補正するので、処理が簡単になるとともに、信号
の劣化を来たすことがない。
【0010】
【発明の実施の形態】〔補正特性の一例…図1および図
2〕この発明の輝度補正方法では、一例として、8ビッ
トの入力デジタル輝度データを同じく8ビットの出力デ
ジタル輝度データに補正する。
【0011】(台形特性…図1)図1に、その補正特性
の一例を示す。
【0012】この台形特性では、入力データの最小値と
最大値のちょうど中間の値を中間値Bとし、最小値と中
間値Bの間の値を境界値Aとし、中間値Bと最大値の間
の値を境界値Cとして、最小値から境界値Aまでを領域
1、境界値Aから境界値Cまでを領域2、境界値Cから
最大値までを領域3とする。
【0013】図1の例は、境界値Aを最小値と中間値B
のちょうど中間の値とし、境界値Cを中間値Bと最大値
のちょうど中間の値として、領域1の幅と領域3の幅を
等しくし、かつ両者の和を領域2の幅と等しくした場合
であるが、必ずしも、そのようにする必要はない。
【0014】そして、領域1では、ゲインGgがGg=
1+Kg(ただし、0<Kg<1)で表されるように1
より大きい線形部分L1とし、領域2では、ゲインGo
が1の線形部分L2とし、領域3では、ゲインGaがG
a=1−Ka(ただし、0<Ka<1)で表されるよう
に1より小さい線形部分L3とする。したがって、ゲイ
ンGgは増幅率であり、ゲインGaは減衰率である。
【0015】増幅率Ggと減衰率Gaとの関係は、領域
1の幅と領域3の幅を等しくする場合には、Gg+Ga
=2,Kg=Kaとする。図1の実線で示す特性は、K
g=Ka=0.5,Gg=1.5,Ga=0.5とした
場合であり、破線で示す特性は、Kg=Ka=0.2
5,Gg=1.25,Ga=0.75とした場合であ
る。
【0016】これによって、補正特性は、入力データと
出力データのフルスケール値が同一となり、領域の欠損
がないものとなるとともに、線形部分L1,L2,L3
が連続したものとなる。
【0017】そして、この発明の輝度補正方法では、こ
のような台形特性に従って輝度データを補正する。した
がって、この発明によれば、輝度信号の直流レベルを上
げる場合とは異なり、黒レベル部分が白っぽくなり、白
レベルに近い部分が白飛びを生じる、などの不具合を生
じることなく、画像の輝度を上げることができる。
【0018】また、領域2のゲインGoは1であって、
領域1のゲインGgのみが1より大きいので、中間調領
域のコントラストが不自然に上がることなく、暗部のコ
ントラストを上げることができる。
【0019】また、台形特性は3つの線形部分を合成し
たものであるとともに、輝度データをデジタル処理によ
って補正するので、処理が簡単になるとともに、信号の
劣化を来たすことがない。
【0020】さらに、デジタル処理によって境界値A,
CやゲインGg,Gaを容易に変えることができ、これ
を変えることによって、DVD,STB(Set To
pBox),DV(Digital Video:家庭
用デジタルVTRの規格)などのデジタル映像ソースの
特性、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、ビデオ
プロジェクター、ヘッドマウントディスプレイなどの画
像表示装置の特性、人の視覚特性などの要素を考慮した
上で最適な補正特性を容易に設定することができる。
【0021】また、輝度データの補正と併せて、色差デ
ータなどの色データに対してもゲイン調整(濃度調整)
やヒュー調整を行うことによって、さらに最適な画像特
性を実現することができる。
【0022】また、境界値A,CやゲインGg,Gaを
容易に変えることができるので、例えば、輝度データの
レベル分布をリアルタイムで検出して、レベル分布に応
じた最適な補正特性をリアルタイムで設定することによ
って、最適な画像特性の画像をリアルタイムで得ること
ができる。
【0023】また、例えば、DVDプレーヤーなどのデ
ジタル映像再生装置では、ある記録媒体を再生してユー
ザが補正特性を調整したとき、再生装置において、その
調整パラメータを記録媒体を特定する媒体識別情報と対
応づけて記憶しておくことによって、以後、同じ記録媒
体を再生するときには、ユーザの操作を要することなく
再生装置において、その記録媒体に最適な補正特性を設
定することができる。
【0024】(S字特性…図2)ところで、例えば、ビ
デオプロジェクターで画像を表示する場合には、黒レベ
ルに近い部分が白っぽくなる黒浮きを生じる。しかし、
そのために、輝度信号の直流レベルを下げると、黒レベ
ルに近い部分が全て黒レベルになる黒つぶれを生じてし
まう。
【0025】そこで、この発明の別の輝度補正方法で
は、上記の台形特性とともに、次に示すような補正特性
を設定する。図2に、その補正特性の一例を示す。
【0026】このS字特性では、台形特性と同様に、入
力データ領域を低レベル側から順に領域1,2,3の3
つの領域に分割する。図2の例は、境界値Aを最小値と
中間値Bのちょうど中間の値とし、境界値Cを中間値B
と最大値のちょうど中間の値として、領域1の幅と領域
3の幅を等しくし、かつ両者の和を領域2の幅と等しく
した場合であるが、必ずしも、そのようにする必要はな
い。
【0027】そして、領域1および領域3では、それぞ
れゲインGaがGa=1−Ka(ただし、0<Ka<
1)で表されるように1より小さい線形部分S1および
S3とし、領域2では、ゲインGgがGg=1+Kg
(ただし、0<Kg<1)で表されるように1より大き
い線形部分S2とする。したがって、ゲインGgは増幅
率であり、ゲインGaは減衰率である。
【0028】増幅率Ggと減衰率Gaとの関係は、領域
1の幅と領域3の幅の和を領域2の幅と等しくする場合
には、Gg+Ga=2,Kg=Kaとする。図2の実線
で示す特性は、Kg=Ka=0.5,Gg=1.5,G
a=0.5とした場合であり、破線で示す特性は、Kg
=Ka=0.25,Gg=1.25,Ga=0.75と
した場合である。
【0029】これによって、補正特性は、入力データと
出力データのフルスケール値が同一となり、領域の欠損
がないものとなるとともに、線形部分S1,S2,S3
が連続したものとなる。
【0030】そして、この発明の別の輝度補正方法で
は、図1のような台形特性と図2のようなS字特性のい
ずれかを選択して、その選択した特性に従って輝度デー
タを補正する。
【0031】例えば、ビデオプロジェクターで画像を表
示する場合で、黒浮きを生じるときには、S字特性を選
択して輝度データを補正することによって、S字特性で
は黒レベル側の境界値Aの近傍の領域で信号レベルが下
げられるので、黒浮きを生じることがないとともに、輝
度信号の直流レベルを下げる場合とは異なり、黒つぶれ
を生じることもない。
【0032】〔輝度補正回路の一例…図3〜図12〕図
3〜図8は、上述した輝度補正を行う回路の一例を示
し、台形特性とS字特性のいずれかを選択して輝度デー
タを補正する場合である。
【0033】(原信号生成…図3および図9)図3の原
信号生成部10では、中間値Bを示すデータDbと、中
間値Bと境界値Aとの差(境界値Cと中間値Bとの差)
を示すデータDdとを、加算回路11で加算して、境界
値Cを示すデータDcを得るとともに、データDdの各
ビットを反転回路12で反転させたデータと、データD
bとを、加算回路13で加算して、境界値Aを示すデー
タDaを得る。
【0034】さらに、入力データYin、すなわち図9
に示すような連続値の無処理の信号Ylowと、加算回
路13の出力の境界値Aを示すデータDaの各ビットを
反転回路15で反転させたデータとを、加算回路16で
加算して、図9に示すような、信号Ylowから境界値
Aが減じられた信号Ycenを得る。
【0035】また、信号Ylowと、加算回路11の出
力の境界値Cを示すデータDcの各ビットを反転回路1
7で反転させたデータとを、加算回路18で加算して、
図9に示すような、信号Ylowから境界値Cが減じら
れた信号Yhighを得る。
【0036】この場合、加算回路13,16および18
には、キャリー入力Cinを供給して、加算回路16か
らは、入力データYinが境界値Aより大きいときには
1となり、境界値A以下のときには0となるキャリー出
力C0を得、加算回路18からは、入力データYinが
境界値Cより大きいときには1となり、境界値C以下の
ときには0となるキャリー出力C1を得る。
【0037】(台形成分生成…図4および図10)図4
の台形成分生成部20では、それぞれ領域1,2,3用
の回路部20a,20b,20cにおいて、全体として
は台形特性に従って補正された状態の、領域1,2,3
ごとの信号成分を生成する。
【0038】具体的に、領域1用の回路部20aでは、
信号Ylow、すなわち入力データYinを、演算回路
21で(1+Kg)倍、すなわちGg倍にして、図10
に示すような信号Ylowtrを得る。
【0039】領域2用の回路部20bでは、図3の加算
回路13の出力の境界値Aを示すデータDaを、演算回
路22で(1+Kg)倍、すなわちGg倍にし、その出
力のGg×Aを示すデータと、図3の加算回路16の出
力の信号Ycenとを、加算回路23で加算して、図1
0に示すような信号Ycentrを得る。
【0040】領域3用の回路部20cでは、図3の加算
回路18の出力の信号Yhighを、演算回路24で
(1−Ka)倍、すなわちGa倍にして、図10に示す
ような信号Ga×Yhighを得る。
【0041】さらに、回路部20cでは、演算回路22
の出力の(1+Kg)Aを示すデータと、境界値Aを示
すデータDaの各ビットを反転回路25で反転させたデ
ータとを、加算回路26で加算して、Kg×Aを示すデ
ータを得、このデータと、図3の加算回路11の出力の
境界値Cを示すデータDcとを、加算回路27で加算し
て、C+Kg×Aを示すデータを得、このデータと、演
算回路24の出力の信号Ga×Yhighとを、加算回
路28で加算して、図10に示すような信号Yhigh
trを得る。
【0042】(S字成分生成…図5および図11)図5
のS字成分生成部30では、それぞれ領域1,2,3用
の回路部30a,30b,30cにおいて、全体として
はS字特性に従って補正された状態の、領域1,2,3
ごとの信号成分を生成する。
【0043】具体的に、領域1用の回路部30aでは、
信号Ylow、すなわち入力データYinを、演算回路
31で(1−Ka)倍、すなわちGa倍にして、図11
に示すような信号Ylowsを得る。
【0044】領域2用の回路部30bでは、図3の加算
回路13の出力の境界値Aを示すデータDaを、演算回
路32で(1−Ka)倍、すなわちGa倍にするととも
に、図3の加算回路16の出力の信号Ycenを、演算
回路33で(1+Kg)倍、すなわちGg倍にして、図
11に示すような信号Gg×Ycenを得、その信号G
g×Ycenと、演算回路32の出力のGa×Aを示す
データとを、加算回路34で加算して、図11に示すよ
うな信号Ycensを得る。
【0045】領域3用の回路部30cでは、図3の加算
回路18の出力の信号Yhighを、演算回路35で
(1−Ka)倍、すなわちGa倍にして、図11に示す
ような信号Ga×Yhighを得る。
【0046】さらに、回路部30cでは、図3の加算回
路11の出力の境界値Cを示すデータDcと、境界値A
を示すデータDaの各ビットを反転回路36で反転させ
たデータとを、加算回路37で加算して、C−Aを示す
データを得、このデータを、演算回路38で(1+K
g)倍、すなわちGg倍にして、Gg(C−A)を示す
データを得、このデータと、演算回路32の出力のGa
×Aを示すデータとを、加算回路39で加算して、Gg
(C−A)+Ga×Aを示すデータを得、このデータ
と、演算回路35の出力の信号Ga×Yhighとを、
加算回路41で加算して、図11に示すような信号Yh
ighsを得る。
【0047】なお、図4の演算回路24と図5の演算回
路35は、一つの演算回路で兼ねることができる。
【0048】(信号選択合成…図6および図12)図6
の信号選択合成部43は、マルチプレクサ44によって
構成し、図5のS字成分生成部30の出力の信号Ylo
ws,Ycens,Yhighs、および図4の台形成
分生成部20の出力の信号Ylowtr,Ycent
r,Yhightrを、マルチプレクサ44の入力端子
に供給し、台形S字選択信号tr−or−sを、マルチ
プレクサ44のセレクト端子cに供給し、図3の加算回
路16,18から得られる領域識別用のキャリー出力C
0,C1を、マルチプレクサ44のセレクト端子a,b
に供給する。
【0049】台形特性を選択する場合には、tr−or
−s=0にすることによって、台形成分である信号Yl
owtr,Ycentr,Yhightrが選択され、
S字特性を選択する場合には、tr−or−s=1にす
ることによって、S字成分である信号Ylows,Yc
ens,Yhighsが選択される。
【0050】また、図12に示すように、入力データY
inが境界値A以下の領域1では、C0=0、かつC1
=0となることによって、信号YlowtrまたはYl
owsが選択され、入力データYinが境界値Aより大
きく、境界値C以下の領域2では、C0=1、かつC1
=0となることによって、信号YcentrまたはYc
ensが選択され、入力データYinが境界値Cより大
きい領域3では、C0=1、かつC1=1となることに
よって、信号YhightrまたはYhighsが選択
される。
【0051】したがって、マルチプレクサ44の出力デ
ータYoutとして、入力データYinが、選択された
図1のような台形特性または図2のようなS字特性に従
って補正された状態の輝度データが得られる。
【0052】(演算回路の例…図7および図8)図4ま
たは図5の演算回路21,22,33,38および演算
回路24,31,32,35は、ビットシフターと加算
回路によって構成することができる。
【0053】すなわち、演算回路21,22,33,3
8のように入力値を(1+Kg)倍にする回路は、図7
に示すように、入力データDinを、ビットシフター4
5で下位側にビットシフトさせ、そのシフト後のデータ
と、入力データDinとを、加算回路46で加算して、
出力データDoutを得る構成とすればよい。
【0054】また、演算回路24,31,32,35の
ように入力値を(1−Ka)倍にする回路は、図8に示
すように、入力データDinを、ビットシフター47で
下位側にビットシフトさせ、そのシフト後のデータの各
ビットを反転回路48で反転させたデータと、入力デー
タDinとを、加算回路49で加算して、出力データD
outを得る構成とすればよい。
【0055】例えば、図1および図2の実線で示した特
性のように、Kg=Ka=0.5,Gg=1.5,Ga
=0.5とする場合には、ビットシフター45および4
7において、それぞれ1ビット下位側にシフトさせ、図
1および図2の破線で示した特性のように、Kg=Ka
=0.25,Gg=1.25,Ga=0.75とする場
合には、ビットシフター45および47において、それ
ぞれ2ビット下位側にシフトさせる。また、1ビット、
2ビット…下位側にシフトさせたものを組み合わせるこ
とによって、ゲインGg,Gaを別の値に設定すること
ができる。
【0056】〔システムの実施形態…図13〜図19〕
上述した台形特性またはS字特性による輝度補正方法
は、DVDプレーヤーなどのデジタル映像再生装置やデ
ジタルTV受信機などのデジタル映像機器に適用するこ
とができる。
【0057】(システムの概要…図13)図13は、D
VDプレーヤーに適用した場合で、ディスク51には、
映像信号および音声信号が、例えばMPEG(Movi
ng Picture Experts Group)
2規格によって圧縮符号化され、多重化されて記録され
ているとともに、ディスクを特定するディスクID(識
別情報)が記録されている。
【0058】ディスク51は、ディスクモータおよびそ
の駆動回路を含む駆動機構61によって回転駆動され
る。光ヘッド52は、送りモータとトラッキング用およ
びフォーカシング用のアクチュエータを含む駆動機構6
2によって駆動される。駆動機構61および62は、サ
ーボコントローラ63によって制御され、サーボコント
ローラ63は、プレーヤーシステム全体を制御するシス
テムコントローラ64によって制御される。
【0059】システムコントローラ64に対しては、リ
モートコントローラなどの操作部65が設けられ、この
操作部65によって、ユーザが再生画像の輝度補正、カ
ラーゲイン調整およびヒュー調整を行うことができるよ
うに構成する。また、システムコントローラ64に対し
ては、液晶表示素子などの表示素子を備える表示部66
が設けられる。
【0060】さらに、EAROM(Electrica
lly Alterable Read Only M
emory)やフラッシュメモリなどの不揮発性メモリ
67を設けて、上記の調整のためのパラメータデータ
を、これに書き込み、これから読み出すことができるよ
うに構成する。ただし、不揮発性メモリ67には、無電
源によって記憶内容を保持できるもののほかに、バック
アップ電源によって記憶内容を保持できるものを含む。
【0061】光ヘッド52の出力の、ディスク51から
読み取られた情報は、RFプロセッサ53に供給され
て、RFプロセッサ53から、トラッキングエラー信号
およびフォーカスエラー信号、ディスクID、およびM
PEG2規格の映像音声データストリームが得られる。
【0062】トラッキングエラー信号およびフォーカス
エラー信号は、サーボコントローラ63に供給されて、
光ヘッド52のトラッキングサーボコントロールおよび
フォーカシングサーボコントロールに供される。
【0063】ディスクIDは、システムコントローラ6
4に取り込み、後述のように上記の調整のために用い
る。
【0064】RFプロセッサ53からの映像音声データ
ストリームは、MPEGデコーダ54において、映像デ
ータストリームと音声データストリームに分離し、伸長
復号する。
【0065】MPEGデコーダ54の出力の映像データ
は、映像再生処理部55において、後述のように、輝度
データと色差データに分離し、輝度データについては輪
郭強調および輝度補正の処理を行い、色差データについ
てはカラーゲイン調整およびヒュー調整の処理を行った
後、輝度データと色差データを合成して、映像再生処理
部55に入力された映像データと同じ形式の映像データ
を得る。
【0066】この映像再生処理部55の出力の映像デー
タは、一方で、アナログ出力エンコーダ56において、
NTSC方式、PAL方式、またはプログレッシブ(P
rogressive)方式などのアナログ映像信号に
変換して、CRT表示装置や液晶表示装置、またはビデ
オプロジェクターなどの画像表示装置や、アナログTV
受信機などのアナログ映像音声機器、またはその他のア
ナログ映像機器に出力する。
【0067】映像再生処理部55の出力の映像データ
は、他方で、デジタル出力エンコーダ57において他の
形式の映像データに変換して、または変換することな
く、IEEE(Institute of Elect
rical and Electronics Eng
ineers)1394規格のインタフェースなどのデ
ジタルインタフェース58を介して、デジタルTV受信
機などのデジタル映像音声機器、またはその他のデジタ
ル映像機器に出力する。
【0068】MPEGデコーダ54の出力の音声データ
は、音声再生処理部59において、音声再生の処理を行
い、図では省略するが、映像再生処理部55の出力の映
像データに合わせて、一方で、アナログ音声信号に変換
して、スピーカ装置やヘッドホン装置などの音声出力装
置や、アナログTV受信機などのアナログ映像音声機
器、またはその他のアナログ音声機器に出力し、他方
で、他の形式の音声データに変換して、または変換する
ことなく、映像データと多重化して、デジタルインタフ
ェース58を介して、または映像データと多重化するこ
となく、別のデジタルインタフェースを介して、デジタ
ルTV受信機などのデジタル映像音声機器、またはその
他のデジタル音声機器に出力する。
【0069】(映像再生処理部の例…図14〜図18)
図14に、映像再生処理部55の一例を示し、図15、
図16、図17に、映像再生処理部55中のカラーゲイ
ン調整回路75、Cbヒュー調整回路76b、Crヒュ
ー調整回路76rの一例を示す。
【0070】MPEGデコーダ54から映像再生処理部
55に入力される映像データVinは、図18(A)に
示すように、4:2:2方式(輝度データYのサンプリ
ング周波数が13.5MHz、色差データCb,Crの
サンプリング周波数が、それぞれ6.75MHz)の、
輝度データY(Y0,Y1,Y2,Y3…)と色差デー
タCb(Cb0,Cb2…),Cr(Cr0,Cr2
…)が多重化された8ビットデータである。
【0071】<YCbCr分離>映像再生処理部55で
は、YCbCr分離回路71で、この入力映像データV
inから、輝度データY、色差データCbおよびCrを
分離する。
【0072】この場合、映像データVin中のデータ
Y,Cb,Crの位置は、映像データVinとともに映
像再生処理部55に入力される、27MHzのクロック
CLK1を基準とした水平同期信号HSYNCの位相に
よって決定される。
【0073】そこで、YCbCr分離回路71では、水
平同期信号HSYNCの立ち下がりエッジを検出して、
そのエッジをクロックCLK1でラッチした点を“0”
スタート点として2ビットのカウンタを回し、映像デー
タVinをクロックCLK1でラッチしたときのカウン
タの値によって、データY,Cb,Crの位置を決定し
て、データY,Cb,Crを分離する。
【0074】さらに、図18(A)に示すように、映像
データVinでは、データCb0に対して、データY0
が1クロック分遅れ、データCr0が2クロック分遅れ
るので、データCrに位相を合わせるように、分離した
データCbは2クロック分遅らせ、分離したデータYは
1クロック分遅らせる。
【0075】一方、27MHzのクロックCLK1を分
周回路72に供給して、13.5MHzのクロックCL
K2を生成する。この場合、クロックCLK1を単に分
周しただけであると、クロックCLK2の位相が不定に
なってしまう。そこで、YCbCr分離回路71と同様
に、分周回路72では、水平同期信号HSYNCの立ち
下がりエッジをクロックCLK1でラッチした点を
“0”スタート点として1ビットのカウンタを回し、ク
ロックCLK2をクロックCLK1でラッチしたときの
カウンタの値によって、クロックCLK2の位相を制御
し、定める。
【0076】このように位相を定めた13.5MHzの
クロックCLK2を、YCbCr分離回路71に供給し
て、YCbCr分離回路71から、図18(B)に示す
ように位相が合った、クロック周波数が13.5MHz
のデータY,Cb,Crを得る。
【0077】<輪郭強調および輝度補正>YCbCr分
離回路71で分離された輝度データYに対しては、輪郭
強調回路73において、輪郭強調の処理をする。
【0078】さらに、輪郭強調回路73の出力の輝度デ
ータYに対しては、ピクチャ補正回路74において、輝
度補正の処理をする。すなわち、ピクチャ補正回路74
は、図3〜図6に一例を示した輝度補正回路であって、
上述した台形特性またはS字特性に従って輪郭強調回路
73の出力の輝度データYを補正するものである。
【0079】ただし、図13のプレーヤーシステムで
は、ITU(International Telec
ommunication Union)勧告ITU−
R BT.601に従って、4:2:2方式の8ビット
の場合として、映像信号レベルと量子化レベルの関係
は、量子化信号レベルを1〜254として、輝度データ
Yは「16:黒、235:白ピーク」の220レベルと
し、色差データCb,Crは「128:無彩色」の22
5レベルとする。
【0080】そのため、ピクチャ補正回路74での補正
特性、すなわち台形特性およびS字特性は、実際的に
は、図1、図2、図9〜図12に示したものとは変え
て、入力データの最小値を16(10h)、最大値を2
35(EBh)として、中間値Bおよび境界値A,Cを
設定し、領域1,2,3を設定して、線形部分L1,L
2,L3および線形部分S1,S2,S3を設定し、補
正後の輝度データYoutとしても、16(10h)〜
235(EBh)の値に制限して、ピクチャ補正回路7
4から出力する。
【0081】ただし、米国では、7.5IREのセット
アップが付いて、ディスク中に16(10h)未満の輝
度データが書き込まれている場合がある。そこで、映像
再生処理部55に入力された映像データVinに16
(10h)未満の輝度データが含まれている場合には、
そのデータについては、その値を保持して、ピクチャ補
正回路74から出力する。
【0082】<カラーゲイン調整>YCbCr分離回路
71で分離された色差データCb,Crに対しては、カ
ラーゲイン調整回路75において、カラーゲイン調整の
処理をする。
【0083】カラーゲイン調整は、無彩色の128(8
0h)の値を中心にして色差データCb,Crの傾き
を、色濃度が高くなる方向または低くなる方向に変える
もので、調整前の色差データCb,CrをCin、調整
後の色差データCb,CrをCoutとすると、 Cout=(1+α)Cin (−1≦α≦1) とするものである。
【0084】カラーゲイン調整に関しては、色差データ
Cb,Crの処理は全く同じであるが、後段のヒュー調
整回路76では色差データCb,Crを別個に処理する
必要があるため、カラーゲイン調整についても、色差デ
ータCb,Crを別個に処理する。すなわち、図15の
カラーゲイン調整回路75は、色差データCb,Crの
両者につき設ける。
【0085】図15のカラーゲイン調整回路75では、
MSB反転回路81で、8ビットの入力色差データCi
nのMSBを反転させる。これによって、MSBは符号
ビットとなり、0〜255(FFh)の入力色差データ
Cinは、−127(−7Fh)〜+127(+7F
h)のデータCinvに変換されて、入力色差データC
inの無彩色の128(80h)の値を、変換後のデー
タCinvでは0の値とすることができ、傾きを変える
中心とすることができる。
【0086】この変換後のデータCinvは、ビットシ
フター82,83,84,85で順次、1ビットずつ下
位側にビットシフトさせて、それぞれデータCinvの
1/2,1/4,1/8,1/16のデータを生成す
る。ただし、MSBは符号ビットであり、それぞれのデ
ータをビットシフトさせる際には、その符号ビットのコ
ピーをシフトインさせる。
【0087】これらデータCinvの1/2,1/4,
1/8,1/16のデータは、傾きを変える成分として
セレクタ86に供給し、後述のようにセレクタ86に送
出される2ビットの調整信号Sgainの値に応じて、
いずれかのデータを、傾きの大きさを決定する成分とし
て選択する。
【0088】そして、演算回路87において、これに送
出される1ビットの調整信号Sdpltの値に応じて、
Sdplt=0のときには、MSB反転回路81の出力
のデータCinvに、セレクタ86の出力のデータSU
Mを加算し、Sdplt=1のときには、データCin
vからデータSUMを減算する。
【0089】この場合、データCinv,SUMのそれ
ぞれのMSBを、それぞれの9ビット目にコピーするこ
とによって、データCinv,SUMのビット数を9ビ
ットに拡張する。
【0090】演算回路87の出力の9ビットのデータC
ntは、リミッタ88で、その値を制限する。「225
レベル、128:無彩色」という定義によって、色差デ
ータCb,Crのダイナミックレンジは、16(10
h)〜240(F0h)と考えられる。
【0091】したがって、9ビットのデータCntの値
を制限するに当たっては、後で8ビット目を反転させる
ことを考慮して、113(71h)≦Cnt≦255
(FFh)のときには、Cnt=112(70h)と
し、256(100h)≦Cnt≦399(18Fh)
のときには、Cnt=400(190h)とする。
【0092】このようにリミッタ88で値を制限した後
の9ビットのデータCntは、MSB反転回路89にお
いて、9ビット目を切り捨てて、8ビットのデータとす
るとともに、その8ビット目を反転させて、カラーゲイ
ン調整後の色差データCoutとして、カラーゲイン調
整回路75から出力する。
【0093】<ヒュー調整>このように図14のカラー
ゲイン調整回路75から出力されたカラーゲイン調整後
の色差データCb,Crに対しては、ヒュー調整回路7
6において、ヒュー調整の処理をする。
【0094】ヒュー調整は、無彩色の128(80h)
の値を中心にして色差データCb,Crの傾きを、互い
に逆方向に変えるもので、この例では、調整前の色差デ
ータCb,CrをCbin,Crin、調整後の色差デ
ータCb,CrをCbout,Croutとすると、 Cbout=Cbin+βCrin Crout=Crin−βCbin (−1≦β≦1) とするものである。
【0095】図16のCbヒュー調整回路76bおよび
図17のCrヒュー調整回路76rは、それぞれ、MS
B反転回路91および101によって、8ビットの入力
色差データCbinおよびCrinのMSBを反転させ
て、入力色差データCbinおよびCrinの無彩色の
128(80h)の値を、MSB反転後のデータCbi
nvおよびCrinvでは0の値とし、傾きを変える中
心とするとともに、ビットシフター92〜95および1
02〜105によって、傾きを変える成分のデータを生
成する点については、図15のカラーゲイン調整回路7
5と同じである。
【0096】そして、Cbヒュー調整回路76bでは、
傾きを変える成分のデータをセレクタ96に供給し、後
述のようにセレクタ96に送出される2ビットの調整信
号Shueの値に応じて、いずれかのデータを、傾きの
大きさを決定する成分として選択するとともに、Crヒ
ュー調整回路76rでは、傾きを変える成分のデータを
セレクタ106に供給し、上記の2ビットの調整信号S
hueの値に応じて、いずれかのデータを、傾きの大き
さを決定する成分として選択する。
【0097】さらに、Cbヒュー調整回路76bの演算
回路97では、これに送出される1ビットの調整信号S
brの値に応じて、Sbr=0のときには、MSB反転
回路91の出力のデータCbinvに、Crヒュー調整
回路76rのセレクタ106の出力のデータCrSUM
を加算し、Sbr=1のときには、データCbinvか
らデータCrSUMを減算する。
【0098】逆に、Crヒュー調整回路76rの演算回
路107では、上記の1ビットの調整信号Sbrの値に
応じて、Sbr=0のときには、MSB反転回路101
の出力のデータCrinvから、Cbヒュー調整回路7
6bのセレクタ96の出力のデータCbSUMを減算
し、Sbr=1のときには、データCrinvにデータ
CbSUMを加算する。
【0099】この場合も、データCbinv,CrSU
M,Crinv,CbSUMのそれぞれのMSBを、そ
れぞれの9ビット目にコピーすることによって、データ
Cbinv,CrSUM,Crinv,CbSUMのビ
ット数を9ビットに拡張する。
【0100】そして、Cbヒュー調整回路76bの演算
回路97およびCrヒュー調整回路76rの演算回路1
07の出力の9ビットのデータCbhおよびCrhは、
それぞれ、リミッタ98および108で、その値を制限
する。上述したように、「225レベル、128:無彩
色」という定義によって、色差データCb,Crのダイ
ナミックレンジは、16(10h)〜240(F0h)
と考えられる。
【0101】したがって、9ビットのデータCbhおよ
びCrhの値を制限するに当たっては、後で8ビット目
を反転させることを考慮して、113(71h)≦Cb
h,Crh≦255(FFh)のときには、Cbh,C
rh=112(70h)とし、256(100h)≦C
bh,Crh≦399(18Fh)のときには、Cb
h,Crh=400(190h)とする。
【0102】このようにリミッタ98および108で値
を制限した後の9ビットのデータCbhおよびCrh
は、それぞれ、MSB反転回路99および109におい
て、9ビット目を切り捨てて、8ビットのデータとする
とともに、その8ビット目を反転させて、ヒュー調整後
の色差データCboutおよびCroutとして、Cb
ヒュー調整回路76bおよびCrヒュー調整回路76r
から、すなわち図14のヒュー調整回路76から出力す
る。
【0103】<YCbCr合成>図14の映像再生処理
部55では、YCbCr分離回路71の出力の輝度デー
タYおよび色差データCb,Crは、図18(B)に示
したように位相が合っている。しかし、輪郭強調回路7
3およびピクチャ補正回路74での輝度データYのラッ
チ数とカラーゲイン調整回路75およびヒュー調整回路
76での色差データCb,Crのラッチ数との間には差
を生じ、具体的には前者の方が多くなるので、ディレイ
調整回路77で、ヒュー調整回路76の出力の色差デー
タCb,Crを、ピクチャ補正回路74の出力の輝度デ
ータYに対して位相が合うように、13.5MHzのク
ロックCLK2の所定クロック分、ラッチする。
【0104】そして、YCbCr合成回路78では、図
18(B)のように位相が合った、ピクチャ補正回路7
4の出力の輝度データYとディレイ調整回路77の出力
の色差データCb,Crを合成し、多重化する。
【0105】この場合、合成後の映像データVoutに
おいて、データY,Cb,Crの位相関係が、図18
(C)に示すように、同図(A)に示した、映像再生処
理部55に入力された映像データVinのそれと同じに
なるように、データCrを27MHzのクロックCLK
1の2クロック分遅らせ、データYをクロックCLK1
の1クロック分遅らせる。
【0106】さらに、YCbCr分離回路71と同様
に、水平同期信号HSYNCの立ち下がりエッジを検出
して、そのエッジを27MHzのクロックCLK1でラ
ッチした点を“0”スタート点として2ビットのカウン
タを回し、映像データVoutをクロックCLK1でラ
ッチしたときのカウンタの値によって、データY,C
b,Crの位置を決定して、映像データVoutを、Y
CbCr合成回路78から、すなわち映像再生処理部5
5から出力する。
【0107】(システムでの調整…図19)以上のよう
な構成の図13のプレーヤーシステムでは、例えばプレ
ーヤーシステムに接続された画像表示装置に再生画像が
表示されている状態で、ユーザが操作部65を操作し
て、輝度補正については、台形特性による補正モードと
S字特性による補正モードのいずれかを選択できるよう
に、システムを構成する。
【0108】例えば、ビデオプロジェクターで再生画像
を表示する場合で、黒レベルに近い部分が白っぽくなる
黒浮きを生じるときには、S字特性による補正モードを
選択でき、CRT表示装置や液晶表示装置で再生画像を
表示する場合で、輝度を上げようとするときには、台形
特性による補正モードを選択できるようにする。
【0109】また、同様に操作部65を操作して、カラ
ーゲイン調整については、色濃度を高くする方向または
低くする方向に、それぞれ4段階に渡って調整できると
ともに、ヒュー調整については、青を強める方向または
赤を強める方向に、それぞれ4段階に渡って調整できる
ように、システムを構成する。
【0110】システムコントローラ64は、この操作部
65での調整操作を検出して、調整操作に応じた調整信
号を映像再生処理部55の各回路に送出し、各回路に調
整操作に応じた調整を行わせる。
【0111】すなわち、輝度補正につき、台形特性によ
る補正モードが選択された場合には、tr−or−s=
0にし、S字特性による補正モードが選択された場合に
は、tr−or−s=1にして、台形S字選択信号tr
−or−sを、図14のピクチャ補正回路74の、図6
に示したマルチプレクサ44のセレクト端子cに送出す
る。
【0112】これによって、台形特性による補正モード
が選択された場合には、輝度補正特性として台形特性が
選択されて、ピクチャ補正回路74では、図1のような
台形特性に従って輝度データYが補正され、S字特性に
よる補正モードが選択された場合には、輝度補正特性と
してS字特性が選択されて、ピクチャ補正回路74で
は、図2のようなS字特性に従って輝度データYが補正
される。
【0113】また、色濃度を高くする方向にカラーゲイ
ン調整された場合には、Sdplt=0にし、色濃度を
低くする方向にカラーゲイン調整された場合には、Sd
plt=1にして、調整信号Sdpltを、図14のカ
ラーゲイン調整回路75の、図15に示した演算回路8
7に送出するとともに、調整の段階に応じて、2ビット
の調整信号Sgainを、0,1,2または3の値にし
て、図15に示したセレクタ86に送出する。
【0114】これによって、カラーゲイン調整回路75
において、上述したように、色差データCb,Crに対
してカラーゲイン調整の処理が実行される。
【0115】さらに、青を強める方向にヒュー調整され
た場合には、Sbr=0にし、赤を強める方向にヒュー
調整された場合には、Sbr=1にして、調整信号Sb
rを、図14のヒュー調整回路76の、図16に示した
演算回路97および図17に示した演算回路107に送
出するとともに、調整の段階に応じて、2ビットの調整
信号Shueを、0,1,2または3の値にして、図1
6に示したセレクタ96および図17に示したセレクタ
106に送出する。
【0116】これによって、ヒュー調整回路76におい
て、上述したように、色差データCb,Crに対してヒ
ュー調整の処理が実行される。
【0117】さらに、図13のプレーヤーシステムで
は、あるディスクを再生している状態で、上記のように
ユーザの調整操作に応じて調整を行ったときには、シス
テムコントローラ64が、そのときの調整信号の状態
を、調整パラメータとして、そのディスクのディスクI
Dと対応づけて不揮発性メモリ67に書き込み、次に同
じディスクを再生するときには、不揮発性メモリ67か
ら、そのディスクに対応する調整パラメータを読み出し
て、調整信号を前にユーザの調整操作に応じて設定した
ときと同じ状態に設定し、調整を行うように、システム
を構成する。
【0118】これによって、ユーザは、同じディスクに
ついては、再生の都度、調整操作を行うことなく、常に
最適な再生画像を得ることができる。
【0119】図19に、システムコントローラ64が行
う、以上のような調整処理ルーチンの一例を示す。
【0120】この調整処理ルーチンでは、あるディスク
の再生開始後、まずステップ111で、そのディスクの
ディスクIDを取り込み、次にステップ112で、その
ディスクIDが不揮発性メモリ67に格納されているか
否かを判断する。
【0121】そのディスクIDが不揮発性メモリ67に
格納されていないときには、ステップ113に進んで、
輝度補正、カラーゲイン調整およびヒュー調整を、あら
かじめ定められた状態にする。例えば、輝度補正につい
ては、台形特性による補正モードを優先モードとして、
台形特性による補正モードにする。
【0122】次に、ステップ114に進んで、ユーザが
調整操作をしたか否かを判断し、調整操作をしたときに
は、ステップ115に進んで、上述したようにユーザの
調整操作に応じた調整を行い、さらにステップ116に
進んで、表示部66に、そのときの調整状態を、そのデ
ィスクの調整状態として記憶しておくか否かをユーザに
聴く表示をする。
【0123】ユーザは、そのときの調整状態を、そのデ
ィスクの調整状態として記憶させておこうとするときに
は、その旨の操作を行い、例えばビデオプロジェクター
で再生画像を表示するためS字特性による補正モードを
選択したまで、というように、そのときの調整状態を、
そのディスクの調整状態として記憶することを希望しな
いときには、その旨の操作を行う。
【0124】そして、システムコントローラ64は、ス
テップ116からステップ117に進んで、ユーザの応
答が記憶を希望するものであるか否かを判断し、記憶を
希望するものであるときには、ステップ117からステ
ップ118に進んで、そのときの調整信号の状態を、調
整パラメータとして、そのディスクのディスクIDと対
応づけて不揮発性メモリ67に書き込み、ユーザの応答
が記憶を希望しないものであるときには、そのまま調整
処理を終了する。
【0125】一方、ステップ112で、そのディスクI
Dが不揮発性メモリ67に格納されていると判断したと
きには、ステップ119に進んで、不揮発性メモリ67
から、そのディスクIDに対応する調整パラメータを読
み出し、さらにステップ121に進んで、その調整パラ
メータによって調整を行った後、ステップ114に進
む。
【0126】ユーザは、不揮発性メモリ67に格納され
ている、そのディスクに対応する調整パラメータによる
調整であっても、調整を変えることができる。ユーザが
調整を変える操作をしたときには、システムコントロー
ラ64は、ステップ115以下において、そのディスク
についての最初の調整のときと同様の処理を行い、ステ
ップ118では、調整パラメータを書き替える。
【0127】映像データをディスクに記録する際、映像
シーンを特定するシーンID(識別情報)を、映像デー
タに多重化して記録することができる。
【0128】このようにシーンIDが記録されているデ
ィスクを再生する場合には、上述したように調整を行っ
たとき、システムコントローラ64が、ディスクIDと
対応づけるだけでなく、そのときのシーンIDと対応づ
けて、調整パラメータを不揮発性メモリ67に書き込
み、次に同じディスクを再生するときには、不揮発性メ
モリ67から、そのディスクに対応し、かつその映像シ
ーンに対応する調整パラメータを読み出して、調整状態
を設定するように構成することもできる。
【0129】これによって、ユーザは、同じディスクに
ついては、再生の都度、かつ映像シーンごとに、調整操
作を行うことなく、常に映像シーンごとに最適な再生画
像を得ることができる。
【0130】また、ディスクIDやシーンIDなどのよ
うな、映像を特定する情報である映像識別情報に限ら
ず、ディスク全体やシーンなどの画像特性を記述した情
報である特性記述情報をディスクに記録することもで
き、その場合には、その特性記述情報と対応づけて、調
整パラメータを不揮発性メモリ107に書き込み、次に
同じ特性記述情報が記録されているディスクやシーンな
どを再生するときには、不揮発性メモリ107から、そ
の特性記述情報に対応する調整パラメータを読み出し
て、調整状態を設定するように構成することもできる。
【0131】さらに、以上の調整方法は、DVDプレー
ヤーなどのデジタル映像再生装置に限らず、デジタルT
V受信機などのデジタル映像機器にも適用することがで
きる。
【0132】デジタルTV放送では、番組(プログラ
ム)IDやジャンル(カテゴリー)IDなどの映像識別
情報が送信されるとともに、番組やシーンなどの画像特
性を記述した特性記述情報を番組やシーンに挿入して送
信することができる。
【0133】そこで、デジタルTV受信機では、上述し
た不揮発性メモリ67に相当するメモリを設けて、シス
テムコントローラが、ユーザの指示に基づいて、そのメ
モリに、そのときの調整パラメータを、そのときの映像
識別情報または特性記述情報と対応づけて書き込み、次
に同じ映像識別情報または特性記述情報が挿入されてい
る番組やシーンなどを受信したときには、そのメモリか
ら、その映像識別情報または特性記述情報に対応する調
整パラメータを読み出して、調整状態を設定するように
構成する。
【0134】なお、上述した例は、輝度補正について
は、台形特性による補正モードとS字特性による補正モ
ードのいずれかを選択するだけであるが、図14のピク
チャ補正回路74、例えば図3〜図6に示した輝度補正
回路を、台形特性については、図1の実線で示すような
相対的に補正程度の高い特性と破線で示すような相対的
に補正程度の低い特性のいずれかを選択でき、S字特性
についても、図2の実線で示すような相対的に補正程度
の高い特性と破線で示すような相対的に補正程度の低い
特性のいずれかを選択できる構成として、輝度補正につ
いても、補正の程度を調整できるようにすることができ
る。
【0135】〔補正特性の他の例…図20および図2
1〕図1の台形特性は、領域1の幅と領域3の幅の和を
領域2の幅と等しくした場合であるが、図20に示すよ
うに、領域1の幅と領域3の幅の和を領域2の幅と変え
てもよい。この場合にも、図示するように、領域1の幅
と領域3の幅を等しくすれば、Gg+Ga=2,Kg=
Kaとすることによって、補正特性は、入力データと出
力データのフルスケール値が同一となり、領域の欠損が
ないものとなるとともに、線形部分L1,L2,L3が
連続したものとなる。
【0136】図3に示した原信号生成部10では、中間
値Bと境界値Aとの差(境界値Cと中間値Bとの差)を
示すデータDdを適宜、設定することによって、このよ
うに領域1の幅と領域3の幅を等しくし、かつ両者の和
を領域2の幅と変えることができる。
【0137】また、領域の欠損がなく、かつ線形部分L
1,L2,L3が連続したものとなれば、領域1の幅と
領域3の幅を変えてもよい。また、領域2のゲインGo
は、領域1のゲインGg(=1+Kg)より小さく、か
つ領域3のゲインGa(=1−Ka)より大きければ、
ちょうど1でなくてもよい。
【0138】図2のS字特性は、領域1の幅と領域3の
幅を等しくした場合であるが、図21に示すように、領
域1の幅と領域3の幅を変えてもよい。この場合にも、
図示するように、領域1の幅と領域3の幅の和を領域2
の幅と等しくすれば、領域1のゲインと領域3のゲイン
を等しくすることができ、Gg+Ga=2,Kg=Ka
とすることによって、補正特性は、入力データと出力デ
ータのフルスケール値が同一となり、領域の欠損がない
ものとなるとともに、線形部分S1,S2,S3が連続
したものとなる。
【0139】ただし、このようにS字特性の領域1,
2,3を台形特性の領域1,2,3と変える場合には、
輝度補正回路は、図3に示したような原信号生成部を特
性ごとに設け、図6に示したような信号選択合成部も若
干変更する必要がある。
【0140】また、領域の欠損がなく、かつ線形部分S
1,S2,S3が連続したものとなれば、領域1の幅と
領域3の幅の和を領域2の幅と変えてもよい。
【0141】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、画
像の輝度を上げ、または暗部のコントラストを上げるた
めに、輝度信号を補正する場合に、黒レベル部分が白っ
ぽくなり、白レベルに近い部分が白飛びを生じ、中間調
領域のコントラストが不自然に上がる、などの不具合を
生じることなく、しかも簡単な処理によって、信号の劣
化を来たすことなく、画像の輝度を上げ、暗部のコント
ラストを上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】台形特性の一例を示す図である。
【図2】S字特性の一例を示す図である。
【図3】輝度補正回路の一例の一部を示す図である。
【図4】輝度補正回路の一例の一部を示す図である。
【図5】輝度補正回路の一例の一部を示す図である。
【図6】輝度補正回路の一例の一部を示す図である。
【図7】輝度補正回路の一例の一部を示す図である。
【図8】輝度補正回路の一例の一部を示す図である。
【図9】輝度補正処理の説明に供する図である。
【図10】輝度補正処理の説明に供する図である。
【図11】輝度補正処理の説明に供する図である。
【図12】輝度補正処理の説明に供する図である。
【図13】DVDプレーヤーに適用した場合の実施形態
を示す図である。
【図14】映像再生処理部の一例を示す図である。
【図15】カラーゲイン調整回路の一例を示す図であ
る。
【図16】ヒュー調整回路の一例の一部を示す図であ
る。
【図17】ヒュー調整回路の一例の一部を示す図であ
る。
【図18】映像再生処理部でのデータ処理の説明に供す
る図である。
【図19】システムコントローラが行う調整処理ルーチ
ンの一例を示す図である。
【図20】台形特性の他の例を示す図である。
【図21】S字特性の他の例を示す図である。
【符号の説明】
主要部については図中に全て記述したので、ここでは省
略する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C021 PA17 PA83 XA13 XA34 XA35 ZA02 5C066 AA07 CA07 EA05 EA11 EB01 GA02 GA05 GB01 HA03 KA12

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力データ領域を低レベル側から順に、第
    1、第2および第3の3つの領域に分割して、入力デー
    タに対する出力データの特性として、第1領域ではゲイ
    ンが1より大きい線形部分となり、第2領域ではゲイン
    が1またはほぼ1の線形部分となり、第3領域ではゲイ
    ンが1より小さい線形部分となる、全体としては非線形
    の連続した特性(以下、この特性を台形特性と定義す
    る)を設定し、この特性に従ってデジタル輝度データを
    補正する映像処理方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の台形特性に従ってデジタル
    輝度データを補正するとともに、デジタル色差データま
    たはその他のデジタル色データに対して、ゲイン調整ま
    たはヒュー調整の処理を行う映像処理方法。
  3. 【請求項3】輝度データと色差データが多重化されたデ
    ジタル映像データから、輝度データと色差データを分離
    し、その分離した輝度データを、請求項1記載の台形特
    性に従って補正するとともに、その分離した色差データ
    に対して、ゲイン調整またはヒュー調整の処理を行う映
    像処理方法。
  4. 【請求項4】入力データ領域を低レベル側から順に、第
    1、第2および第3の3つの領域に分割して、入力デー
    タに対する出力データの特性として、請求項1記載の台
    形特性を設定するとともに、第1領域および第3領域で
    はゲインが1より小さい線形部分となり、第2領域では
    ゲインが1より大きい線形部分となる、全体としては非
    線形の連続した特性(以下、この特性をS字特性と定義
    する)を設定し、前記台形特性と前記S字特性のいずれ
    かを選択して、その選択した特性に従ってデジタル輝度
    データを補正する映像処理方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載の台形特性と請求項4記載の
    S字特性のいずれかを選択し、その選択した特性に従っ
    てデジタル輝度データを補正するとともに、デジタル色
    差データまたはその他のデジタル色データに対して、ゲ
    イン調整またはヒュー調整の処理を行う映像処理方法。
  6. 【請求項6】輝度データと色差データが多重化されたデ
    ジタル映像データから、輝度データと色差データを分離
    し、その分離した輝度データを、請求項1記載の台形特
    性と請求項4記載のS字特性のうちの、いずれか選択し
    た方の特性に従って補正するとともに、その分離した色
    差データに対して、ゲイン調整またはヒュー調整の処理
    を行う映像処理方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかの映像処理方法に
    おいて、 前記台形特性は、第1領域の幅と第3領域の幅を等しく
    する映像処理方法。
  8. 【請求項8】請求項4〜6のいずれかの映像処理方法に
    おいて、 前記S字特性は、第1領域の幅と第3領域の幅の和を第
    2領域の幅と等しくする映像処理方法。
  9. 【請求項9】請求項1記載の台形特性に従ってデジタル
    輝度データを補正する映像処理装置であって、 補正前の入力輝度データと、第1領域と第2領域の境界
    値および第2領域と第3領域の境界値を決めるデータと
    から、それぞれ第1領域、第2領域および第3領域にお
    ける補正後の出力輝度データを含む成分を生成する成分
    生成部と、 この成分生成部で生成された成分を、第1領域、第2領
    域および第3領域を識別する信号によって選択して、入
    力輝度データの全領域にわたる補正後の出力輝度データ
    を得る選択合成部と、 を備える映像処理装置。
  10. 【請求項10】輝度データと色差データが多重化された
    デジタル映像データから、輝度データと色差データを分
    離するデータ分離回路と、 このデータ分離回路によって分離された輝度データを、
    請求項1記載の台形特性に従って補正する輝度補正回路
    と、 を備える映像処理装置。
  11. 【請求項11】輝度データと色差データが多重化された
    デジタル映像データから、輝度データと色差データを分
    離するデータ分離回路と、 このデータ分離回路によって分離された輝度データを、
    請求項1記載の台形特性と請求項4記載のS字特性のう
    ちの、いずれか選択された方の特性に従って補正する輝
    度補正回路と、 を備える映像処理装置。
  12. 【請求項12】請求項10または11の映像処理装置に
    おいて、 前記データ分離回路によって分離された色差データに対
    して、ゲイン調整またはヒュー調整の処理を行う調整処
    理回路を備える映像処理装置。
  13. 【請求項13】請求項10〜12のいずれかの映像処理
    装置において、 前記輝度補正回路の出力の輝度データと、前記データ分
    離回路または前記調整処理回路の出力の色差データを合
    成するデータ合成回路を備える映像処理装置。
  14. 【請求項14】請求項9〜13のいずれかの映像処理装
    置を映像処理部として備えるデジタル映像機器。
  15. 【請求項15】請求項14のデジタル映像機器におい
    て、 無電源またはバックアップ電源によって記憶内容を保持
    できるメモリと、 映像データに対する調整状態を、調整パラメータとし
    て、映像を特定する情報である映像識別情報、または画
    像特性を記述した情報である特性記述情報と対応づけ
    て、前記メモリに書き込み、映像出力時、出力する映像
    データについての映像識別情報または特性記述情報、お
    よびこれに対応する調整パラメータが、前記メモリに格
    納されているときには、その調整パラメータを前記メモ
    リから読み出し、その読み出した調整パラメータによっ
    て、出力する映像データに対する調整状態を設定する制
    御部と、 を備えるデジタル映像機器。
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