JP2010521959A5

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Publication number: JP2010521959A5
Application number: JP2009554046A
Authority: JP
Filing date: 2008-03-21
Publication date: 2011-05-12
Anticipated expiration: 2028-03-21

Claims

微生物由来の１以上の遺伝子によりコードされているメチルグリオキサールレダクターゼ活性の増強によって特徴づけられる、炭素源からの１，２−プロパンジオールおよび／またはアセトールの製造に有用な改変微生物。
前記メチルグリオキサールレダクターゼ活性が、対応する非改変微生物のメチルグリオキサールレダクターゼ活性に比べて少なくとも５０％、好ましくは少なくとも１００％増強されている、請求項１に記載の微生物。
前記メチルグリオキサールレダクターゼ活性が、メチルグリオキサール還元に関与する少なくとも１つの遺伝子を過剰発現させることによって増強される、請求項１または２に記載の微生物。
前記過剰発現が、メチルグリオキサール還元に関与する１つの遺伝子の天然プロモーターを該遺伝子の強レベルの発現を誘導するプロモーターに置換することによって得られる、請求項３に記載の微生物。
前記過剰発現が、メチルグリオキサール還元に関与する少なくとも１つの遺伝子の複数のコピーを微生物に導入することによって得られる、請求項３に記載の微生物。
次の遺伝子：ｙｑｈＤ、ｙａｆＢ、ｙｄｈＦ、ｙｃｄＷ、ｙｑｈＥ、ｙｅａＥ、ｙｇｈＺ、ｙａｊＯ、ｔａｓ、ｙｄｊＧおよびｙｄｂＣのうちの少なくとも１つが過剰発現される、請求項３〜５のいずれか一項に記載の微生物。
メチルグリオキサールシンターゼ活性が増強されており、特に、ｍｇｓＡ遺伝子の発現が増強されるか、またはｍｇｓＡ遺伝子が特異的な突然変異を含む、請求項１〜６のいずれか一項に記載の微生物。
Entner-Doudoroff経路に関与する少なくとも１つの酵素の活性が減弱されており、特に、次の遺伝子：ｅｄｄ、ｅｄａの少なくとも１つの発現が減弱されている、請求項１〜７のいずれか一項に記載の微生物。
メチルグリオキサールから乳酸への変換に関与する少なくとも１つの酵素の活性が減弱されており、特に、次の遺伝子：ｇｌｏＡ、ａｌｄＡ、ａｌｄＢの少なくとも１つの発現が減弱されている、請求項１〜８のいずれか一項に記載の微生物。
乳酸、ギ酸またはエタノールの合成に関与する少なくとも１つの酵素の活性が減弱されており、特に、次の遺伝子：ｌｄｈＡ、ｐｆｌＡ、ｐｆｌＢ、ａｄｈＥの少なくとも１つの発現が減弱されている、請求項１〜９のいずれか一項に記載の微生物。
酢酸の合成に関与する少なくとも１つの酵素の活性が減弱されており、特に、次の遺伝子：ａｃｋＡ、ｐｔａ、ｐｏｘＢの少なくとも１つの発現が減弱されている、請求項１〜１０のいずれか一項に記載の微生物。
トリオースリン酸イソメラーゼ活性が減弱されており、特に、ｔｐｉＡ遺伝子の発現が減弱されている、請求項１〜１１のいずれか一項に記載の微生物。
グリセルアルデヒド３リン酸デヒドロゲナーゼ活性が減弱されており、特に、ｇａｐＡ遺伝子の発現が減弱されている、請求項１〜１２のいずれか一項に記載の微生物。
糖移入の効率が高められている、請求項１３に記載の微生物。
ホスホエノールピルビン酸とは独立の糖移入系が用いられる、請求項１４に記載の微生物。
ｇａｌＰおよびｇｌｋから選択される少なくとも１つの遺伝子の発現が増強されている、請求項１５に記載の微生物。
糖ホスホトランスフェラーゼ系の効率が、代謝産物ホスホエノールピルビン酸のアベラビリティーを高めることによって増強されている、請求項１３に記載の微生物。
少なくとも１つのピルビン酸キナーゼの活性が減弱されており、特に、ｐｙｋＡおよびｐｙｋＦから選択される少なくとも１つの遺伝子の発現が減弱されている、請求項１７に記載の微生物。
ホスホエノールピルビン酸シンターゼ活性が増強されており、特に、ｐｐｓＡ遺伝子の発現が増強されている、請求項１７または１８に記載の微生物。
グリセロールデヒドロゲナーゼ活性が増強されており、特に、ｇｌｄＡ遺伝子の発現が増強されている、請求項１〜１９のいずれか一項に記載の微生物。
１，２−プロパンジオールオキシドレダクターゼ活性が増強されており、特に、ｆｕｃＯ遺伝子の発現が増強されている、請求項１〜２０のいずれか一項に記載の微生物。
ピルビン酸のアセチル−ＣｏＡへの代謝に有利な酵素が、非修飾酵素よりもＮＡＤＨによる阻害に対して低い感受性を有する、請求項１〜２１のいずれか一項に記載の微生物。
遺伝子ｌｐｄが、アラニン５５がバリンで置換される置換をもたらす点突然変異を有する、請求項２２に記載の微生物。
ａｒｃＡおよびｎｄｈから選択される少なくとも１つの遺伝子の発現が減弱されている、請求項１〜２３のいずれか一項に記載の微生物。
細菌、酵母および真菌からなる群から選択される、請求項１〜２４のいずれか一項に記載の微生物。
大腸菌またはクロストリジウム・アセトブチリカムのいずれかである、請求項２５に記載の微生物。
アセトールの１，２−プロパンジオールへの変換に関与する少なくとも１つの酵素の活性が減弱されており、特に、ｇｌｄＡ遺伝子の発現が減弱されている、請求項１〜１９のいずれか一項に記載の微生物。
大腸菌または肺炎桿菌のいずれかである、請求項２７に記載の微生物。
１，２−プロパンジオールを製造するための方法であって、請求項１〜２６のいずれか一項に記載の微生物が炭素源を含有する適切な増殖培地で増殖され、生成した１，２−プロパンジオールが回収される、方法。
アセトールを製造するための方法であって、請求項１〜１９、２７および２８のいずれか一項に記載の微生物が単純炭素源を含有する適切な増殖培地で増殖され、生成したアセトールが回収される、方法。