JP2010513450A - 抗ウイルス性インドール - Google Patents

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JP2010513450A JP2009542233A JP2009542233A JP2010513450A JP 2010513450 A JP2010513450 A JP 2010513450A JP 2009542233 A JP2009542233 A JP 2009542233A JP 2009542233 A JP2009542233 A JP 2009542233A JP 2010513450 A JP2010513450 A JP 2010513450A
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Abstract

式(I)の化合物
Figure 2010513450

(式中、A、B、D、M、Ar、W、X、Y、Z及びRは、本明細書で定義したとおりである。)は、C型肝炎感染症の予防及び治療に有用である。この化合物、その調製、それを含む薬剤組成物、及び医薬品におけるその使用を開示する。

Description

本発明は、大環状インドール化合物、それを含む薬剤組成物、C型肝炎感染症の予防及び治療におけるその使用、並びにかかる化合物及び組成物の調製方法に関する。
C型肝炎(HCV)はウイルス感染症の一原因である。HCV感染症の適切な治療は今までのところないが、ほ乳動物、特にヒトにおけるそのRNAポリメラーゼの阻害が有益であると考えられる。
国際公開第93/00334号(Fidia−Georgetown Institute for the Neurosciences)は、精神及び神経疾患を治療するための組成物及び方法に有用である以下のインドール誘導体を開示している。
Figure 2010513450
式中、A、Z、R、R、R、R及びnはその中で定義されている。しかし、この特許は、ウイルス感染症の治療又は予防における四環インドール誘導体の使用を開示していない。
国際公開第2005/080399号(日本たばこ産業株式会社)は、以下の四環縮合複素環化合物、及びHCVポリメラーゼ阻害剤としてのその使用を開示している。
Figure 2010513450
式中、A、X、Cy、G、G、G、G、G、G、R、R、R、R、R、R及びaはその中で定義されている。
国際公開第2006/020082号(Bristol−Myers Squibb Company)は、以下の縮合四環化合物、及びC型肝炎治療におけるその使用を開示している。
Figure 2010513450
式中、A、B、R、R、R及びnはその中で定義されている。
国際公開第2006/046030号及び同2006/046039号(どちらもIstituto Di Ricerche Di Biologia Molecolare P. Angeletti SpA)は、C型肝炎ウイルスによる感染症の治療又は予防に有用なある種の四環インドール誘導体を開示している。
Figure 2010513450
式中、R、R、A、Ar、W、X、Y及びZはその中で定義されている。国際公開第2007/029029号及び同2007/054741号(どちらもIstituto Di Ricerche Di Biologia Molecolare P. Angeletti SpA)は、C型肝炎ウイルスによる感染症の治療又は予防に有用である、構造的に関連した四環インドール誘導体を開示している。
国際公開第93/00334号パンフレット 国際公開第2005/080399号パンフレット 国際公開第2006/020082号パンフレット 国際公開第2006/046030号パンフレット 国際公開第2006/046039号パンフレット 国際公開第2007/029029号パンフレット 国際公開第2007/054741号パンフレット
したがって、本発明は、式(I)の化合物、及び薬学的に許容されるその塩を提供する。
Figure 2010513450
式中、
Arは、少なくとも1個の芳香環を含む部分であり、N、O及びSから独立に選択される1、2又は3個のヘテロ原子を含んでもよい5、6、9又は10環原子を有し、環は基Q及びQで置換されていてもよく、
は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、CONR、(CH0−3NR、O(CH1−3NR、O(CH0−3CONR、O(CH0−3アリール、O(CH0−3ヘテロアリール、O(CR)アリール、O(CR)ヘテロアリール若しくはOCHRであり、
及びRは、水素、C1−4アルキル及びC(O)C1−4アルキルから各々独立に選択され、
又はR、R及びこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
及びRは、水素及びC1−4アルコキシから各々独立に選択され、
又はRとRは、N、O及びSから選択されるヘテロ原子によって連結されて、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
前記C1−4アルキル、C1−4アルコキシ及びアリール基は、ハロゲン若しくはヒドロキシで置換されていてもよく、
は水素若しくはC1−6アルキルであり、
はC1−6アルキルであり、
は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシであって、前記C1−4アルキル及びC1−4アルコキシ基はハロゲン若しくはヒドロキシで置換されていてもよく、
又はQとQは、結合若しくはN、O及びSから選択されるヘテロ原子によって連結されて、4から7原子の環を形成することができ、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
AはC3−6アルキル若しくはC2−6アルケニルであり、
又はAは、3から8個の環原子の非芳香環であって、前記環は二重結合を含んでもよく、及び/又はO、S、SO、SO若しくはNH部分を含んでもよく、
又はAは、4から8個の環原子の非芳香族二環部分であり、
Aは、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル又はC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
DはN又はCRであり、
は、水素、フッ素、塩素、C1−4アルキル、C2−4アルケニル又はC1−4アルコキシであって、前記C1−4アルキル、C2−4アルケニル及びC1−4アルコキシ基はヒドロキシ又はフッ素で置換されていてもよく、
Wは、結合、C=O、O、S(O)0−2又は−(CR1011)−(CR12130−1−であり、
Xは−CR14a−若しくはNであり、Yは結合、C=O、O、−CR1415−若しくはNR14であり、Zは結合、C=O、O、S(O)0−2、−(CR1011)−(CR12130−1−若しくはNR10であって、W、Y及びZの0、1若しくは2個は結合であり、
又はXはC=O、O、−CR14b15b−若しくはNR14bであり、Yは水素であり、若しくは存在せず、Zは水素又は基Q若しくはQであり、
10、R11、R12、R13、R14、R14a、R14b、R15及びR15bは、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルコキシ、C(O)C1−6アルキル、Het、(CH0−3NR1617、C(O)(CH0−3NR1617、NHC(O)(CH0−3NR1617、O(CH1−3NR1617、S(O)0−2(CH0−3NR1617及びC(O)(CH0−3OR16から各々独立に選択され、
又はR10、R14、R14a及びR14bの1個は、R22若しくはR23に連結されて、4から10原子の環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
又はXが−CR14a−であり、Zが−CR1011−若しくはNR10であるときには、R10はR14aに連結されて、C1−4アルキルで置換されていてもよい−(CH)−1−4基を形成し、
Hetは、4から7個の環原子の脂肪族複素環であって、該環は、N、O若しくはSから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子、又は基S(O)、S(O)、NH若しくはNC1−4アルキルを含み得、
16及びR17は、水素、C1−6アルキル及び(CH0−4NR1819から独立に選択され、
又はR16、R17及びこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、該環は、O若しくはSから選択される更に1若しくは2個のヘテロ原子、又は基S(O)、S(O)、NH若しくはNC1−4アルキルを含んでもよく、該環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
18及びR19は、水素及びC1−6アルキルから独立に選択され、
又はR18、R19及びこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、該環は、O若しくはSから選択される更に1若しくは2個のヘテロ原子、又は基S(O)、S(O)、NH若しくはNC1−4アルキルを含んでもよく、該環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
は水素又はC1−6アルキルであり、
Bは−CR2021−、−C(=O)−、−SO−又は−SO−であり、
20及びR21は、水素及びC1−6アルキルから独立に選択され、
又はR20とR21は、これらが連結された炭素原子と一緒に、C3−6シクロアルキル基を形成し、
Mは、R22で置換されていてもよいC4−8アルキレン又はC4−8アルケニレンであって、C4−8アルキレン又はC4−8アルケニレン基中の炭素原子の1、2又は3個は、O、NR23、S、SO、SO、ピペリジニル、ピペラジニル又はピロリジニルで置換されていてもよく、
各R23は独立に、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、(CH0−33−6シクロアルキル、(CH1−3OH、C1−6アルコキシ、C(O)C1−6アルキル、(CH0−3アリール、(CH0−3Het、(CH0−3ヘテロアリール、(CH1−3NR1617、C(O)(CH1−3NR1617、S(O)0−2(CH1−3NR1617、C(O)(CH1−3OR16、(CH1−3O(CH0−3アリールであり、
又はR23は、R10、R14、R14a及びR14bの1個に連結されて、上記のように4から10原子の環を形成し、
又はC4−8アルキレン若しくはC4−8アルケニレン基中の炭素原子の2若しくは3個はNR23で置換され、次いでR23基は連結されて、C1−2アルキルで置換されていてもよい−(CH)−1−3基を形成することができ、
22は、ハロ、C1−4アルキル、(CH0−33−8シクロアルキル、(CH0−3アリール、(CH0−3ヘテロアリール、(CH0−3Het、オキソ若しくは(CH0−3NR1617であり、
又はR22は、R10、R14、R14a及びR14bの1個に連結されて、上記のように4から10原子の環を形成する。
本発明の一実施形態においては、式(Ia)の化合物を提供する。
Figure 2010513450
式中、Xは−CR14a−又はNであり、Yは結合、C=O、O、−CR1415−又はNR14であり、Zは結合、C=O、O、S(O)0−2、−(CR1011)−(CR12130−1−又はNR10であって、W、Y及びZの0、1又は2個は結合であり、A、B、D、Ar、M、W及びRは上記のとおりである。
本発明の一実施形態においては、式(Iao)の化合物、及び薬学的に許容されるその塩を提供する。
Figure 2010513450
式中、Ar、Q、Q、A、D、W、Y、R及びBは、式(I)に関して定義したとおりであり、
Zは、結合、C=O、O、S(O)0−2、−(CR1011)−(CR12130−1−又はNR10であり、
W、Y及びZの0、1又は2個は結合であり、
Xは−CR14a−又はNであり、
10、R11、R12、R13、R14、R14a及びR15は、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルコキシ、C(O)C1−6アルキル、Het、(CH0−3NR1617、C(O)(CH0−3NR1617、NHC(O)(CH0−3NR1617、O(CH1−3NR1617、S(O)0−2(CH0−31617及びC(O)(CH0−3OR16から各々独立に選択され、
又はR10、R14及びR14aの1個は、R22若しくはR23に連結されて、4から10原子の環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
Hetは、4から7個の環原子の脂肪族複素環であって、該環は、N、O若しくはSから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子、又は基S(O)、S(O)、NH若しくはNC1−4アルキルを含み得、
16及びR17は、水素、C1−6アルキル及び(CH0−4NR1819から独立に選択され、
又はR16、R17及びこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、該環は、O若しくはSから選択される更に1若しくは2個のヘテロ原子、又は基S(O)、S(O)、NH若しくはNC1−4アルキルを含んでもよく、該環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
18及びR19は、水素及びC1−6アルキルから独立に選択され、
又はR18、R19及びこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、該環は、O若しくはSから選択される更に1若しくは2個のヘテロ原子、又は基S(O)、S(O)、NH若しくはNC1−4アルキルを含んでもよく、該環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
Mは、R22で置換されていてもよいC4−8アルキレン又はC4−8アルケニレンであって、C4−8アルキレン又はC4−8アルケニレン基中の炭素原子の1、2又は3個は、O、NR23、S、SO、SO、ピペリジニル、ピペラジニル又はピロリジニルで置換されていてもよく、
23は水素若しくはC1−6アルキルであり、又はR23はR10、R14及びR14aの1個に連結されて、上記のように4から10原子の環を形成し、
22は、ハロ、C1−4アルキル、(CH0−33−8シクロアルキル、(CH0−3アリール、(CH0−3ヘテロアリール、(CH0−3Het若しくはオキソであり、
又はR22は、R10、R14及びR14aの1個に連結されて、上記のように4から10原子の環を形成する。
更なる一実施形態においては、Zは、結合、C=O、O、−(CR1011)−(CR12130−1−又はNR10であって、R10、R11、R12及びR13は上記のとおりである。好ましくは、Zは、結合、O又は−(CR1011)−(CR12130−1である。より好ましくは、Zは、結合、O、−CH−又は−CHCH−である。最も好ましくは、ZはOである。Z基の適切な例はO、NCH及びCHである。
更なる一実施形態においては、Yは、結合、C=O、O、−CR1415−又はNR14であって、R14及びR15は上記のとおりである。好ましくは、YはC=O、O、CR1415又は−NR14である。より好ましくは、YはO、−CR1415−又はNR14である。最も好ましくは、Yは、−CH−、NH、N(C1−6アルキル)、NCHCHN(C1−6アルキル)又はNC(O)(CH1−2N(C1−6アルキル)である。特に、Yは、−CH−、NH、N(C1−4アルキル)、N(CHN(C1−4アルキル)又はNC(O)CHN(C1−4アルキル)である。特に、Yは、−CH−、NCH又はN(CHN(CHである。とりわけ、Yは−CH−である。Y基の適切な例はCH及び結合である。
更なる一実施形態においては、Xは−CR14−であって、R14は上記のとおりである。好ましくは、Xは−CH−又は−C(C1−6アルキル)−である。より好ましくは、Xは−CH−である。
更なる一実施形態においては、Xが−CR14a−であり、Zが−CR1011−又はNR10であるときには、R10はR14aに連結されて、C1−3アルキルで置換されていてもよい−(CH)−1−3基を形成する。好ましくは、R10はR14aに連結されて、C1−2アルキルで置換されていてもよい−(CH)−1−2基を形成する。より好ましくは、R10はR14aに連結されて、メチルで置換されていてもよい−CH−基を形成する。特に、R10はR14aに連結されて、−CH−基を形成する。
別の一実施形態においては、式(Ib)の化合物を提供する。
Figure 2010513450
式中、Xは、C=O、O、−CR14b15b−又はNR14bであり、A、B、D、Ar、M、W、R及びR14b15bは上記のとおりである。
一実施形態においては、本発明は、式(Ibo)の化合物、及び薬学的に許容されるその塩を提供する。
Figure 2010513450
式中、Arは、少なくとも1個の芳香環を含む部分であり、N、O及びSから独立に選択される1、2又は3個のヘテロ原子を含んでもよい5、6、9又は10環原子を有し、環は基Q及びQで置換されていてもよく、
は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、CONR、(CH0−3NR、O(CH1−3NR、O(CH0−3CONR、O(CH0−3アリール、O(CH0−3ヘテロアリール、O(CR)アリール、O(CR)ヘテロアリール若しくはOCHRであり、
及びRは、水素、C1−4アルキル及びC(O)C1−4アルキルから各々独立に選択され、
又はR、R及びこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
及びRは、水素及びC1−4アルコキシから各々独立に選択され、
又はRとRは、N、O及びSから選択されるヘテロ原子によって連結されて、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
前記C1−4アルキル、C1−4アルコキシ及びアリール基は、ハロゲン若しくはヒドロキシで置換されていてもよく、
は水素若しくはC1−6アルキルであり、
はC1−6アルキルであり、
は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシであって、前記C1−4アルキル及びC1−4アルコキシ基はハロゲン若しくはヒドロキシで置換されていてもよく、
又はQとQは、結合若しくはN、O及びSから選択されるヘテロ原子によって連結されて、4から7原子の環を形成することができ、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
AはC3−6アルキル若しくはC2−6アルケニルであり、
又はAは、3から8個の環原子の非芳香環であって、前記環は二重結合を含んでもよく、及び/又はO、S、SO、SO若しくはNH部分を含んでもよく、
又はAは、4から8個の環原子の非芳香族二環部分であり、
Aは、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル又はC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
DはN又はCRであり、
は、水素、フッ素、塩素、C1−4アルキル、C2−4アルケニル又はC1−4アルコキシであって、前記C1−4アルキル、C2−4アルケニル及びC1−4アルコキシ基はヒドロキシ又はフッ素で置換されていてもよく、
Wは、結合、C=O、O、S(O)0−2又は−(CR1011)−(CR12130−1−であり、
XはC=O、O、−CR1415−又はNR14であり、
10、R11、R12、R13、R14及びR15は、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルコキシ、C(O)C1−6アルキル、(CH0−3アリール、(CH0−3ヘテロアリール、(CH0−3Het、(CH0−3NR1617、C(O)(CH0−3NR1617、NHC(O)(CH0−3NR1617、O(CH1−3NR1617、S(O)0−2(CH0−31617及びC(O)(CH0−3OR16から各々独立に選択され、
又はR14は、R22若しくはR23に連結されて、4から10原子の環を形成し、前記環はハロゲン、水素、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
Hetは、4から7個の環原子の脂肪族複素環であって、該環は、N、O若しくはSから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子、又は基S(O)、S(O)、NH若しくはNC1−4アルキルを含み得、
16及びR17は、水素、C1−6アルキル及び(CH0−4NR1819から独立に選択され、
又はR16、R17及びこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、該環は、O若しくはSから選択される更に1若しくは2個のヘテロ原子、又は基S(O)、S(O)、NH若しくはNC1−4アルキルを含んでもよく、該環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
18及びR19は、水素及びC1−6アルキルから独立に選択され、
又はR18、R19及びこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、該環は、O若しくはSから選択される更に1若しくは2個のヘテロ原子、又は基S(O)、S(O)、NH若しくはNC1−4アルキルを含んでもよく、該環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
は水素又はC1−6アルキルであり、
Bは−CR2021−、−C(=O)−、−SO−又は−SO−であり、
20及びR21は、水素及びC1−6アルキルから独立に選択され、
又はR20とR21は、これらが連結された炭素原子と一緒に、C3−6シクロアルキル基を形成し、
Mは、R22aで置換されていてもよいC4−8アルキレン又はC4−8アルケニレンであって、C4−8アルキレン又はC4−8アルケニレン基中の炭素原子の1、2又は3個は、O、NR23a、S、SO、SO、アリール、ヘテロアリール又はHetで置換されていてもよく、
23aは水素若しくはC1−6アルキルであり、
又はR23aはR14に連結されて、上記のように4から10原子の環を形成し、
22aは、ハロ、C1−4アルキル、(CH0−33−8シクロアルキル、(CH0−3アリール、ヘテロアリール、Het若しくはオキソであり、
又はR22aはR14に連結されて、上記のように4から10原子の環を形成する。
式(Ibo)の化合物の更なる一実施形態においては、XはC=O又は−CR1415であって、R14及びR15は上記のとおりである。好ましくは、Xは、C=O又は−CH−である。
本発明の一実施形態においては、Arは、N、O及びSから独立に選択される1、2又は3個のヘテロ原子を含んでもよい5又は6員の芳香環であって、該環は、上記のように基Q及びQで置換されていてもよい。
好ましくは、Arは、フェニル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、フラニル、ピラゾリル、イミダゾリル、チエニルなどのN、O又はSから独立に選択される1又は2個のヘテロ原子を含んでもよい5又は6員の芳香環であって、該環は、上記のように基Q及びQで置換されていてもよい。より好ましくは、Arは、上記のように基Q及びQで置換されていてもよい、フェニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−フラニル又は3−フラニル、特にフェニルである。
好ましくは、Qは、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ又はO(CH0−3ヘテロアリールである。より好ましくは、Qは、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル又はC1−4アルコキシである。最も好ましくは、Qはフッ素、塩素、メチル又はメトキシである。特に、Qはメトキシである。Q基の適切な例は、O−CH−(2−ピリジル)、メトキシ及びフッ素である。
が存在し、Arがフェニルであるときには、好ましくは、Qはインドリル基に対してパラ位である。
好ましくは、Qは存在しない。
更なる一実施形態においては、Aは、C3−6アルキル、C2−6アルケニル又はC3−8シクロアルキルであって、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル又はC1−4アルコキシで置換されていてもよい。好ましくは、AはC3−8シクロアルキルであり、より好ましくはシクロペンチル又はシクロヘキシルであり、最も好ましくはシクロヘキシルであって、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル又はC1−4アルコキシで置換されていてもよい。
好ましくは、Aは、非置換であり、又はフッ素、塩素、メチル若しくはメトキシ、特にフッ素で置換されている。より好ましくは、Aは非置換であり、又はフッ素で置換されている。適切なA基の例としては、シクロヘキシル及びフルオロシクロヘキシル、特に2−フルオロシクロヘキシルが挙げられる。
更なる一実施形態においては、DはCRであって、Rは上記のとおりである。好ましくは、Rは、水素又はC1−4アルキルである。より好ましくは、Rは水素である。
更なる一実施形態においては、Wは、結合、C=O又は−(CR1011)−(CR12130−1−であって、R10、R11、R12及びR13は上記のとおりである。好ましくは、Wは−(CR1011)−(CR12130−1−である。より好ましくは、Wは−CH−又は−CHCH−である。最も好ましくは、Wは−CH−である。
更なる一実施形態においては、Rは、水素又はメチルである。好ましくは、Rは水素である。
更なる一実施形態においては、Bは−CH−又は−SO−である。好ましくは、Bは−SO−である。
更なる一実施形態においては、MはC4−8アルキレンであって、ハロ、C1−4アルキル又はオキソで置換されていてもよく、C4−8アルキレン基中の炭素原子の1又は2個は、O、NR23、S、SO又はSOで置換されていてもよく、R23は上記のとおりである。好ましくは、Mは、C5−8アルキレンであって、C1−4アルキル又はオキソで置換されていてもよく、C5−8アルキレン基中の炭素原子の1又は2個は、O、NH又はN(C1−4アルキル)で置換されている。適切なM基の例としては、
Figure 2010513450
が挙げられる。
適切なM基の更なる例としては、
Figure 2010513450
が挙げられる。
本発明の一実施形態においては、式(Ic)の化合物、又は薬学的に許容されるその塩を提供する。
Figure 2010513450
式中、W、X、Y、Z及びMは、式(I)に関して定義したとおりである。
本発明の別の一実施形態においては、式(Id)の化合物、又は薬学的に許容されるその塩を提供する。
Figure 2010513450
式中、X、Y、Z、M及びQは、式(I)に関して定義したとおりである。
本発明の別の一実施形態においては、式(Ie)の化合物、又は薬学的に許容されるその塩を提供する。
Figure 2010513450
式中、Mは、式(I)に関して定義したとおりである。
本発明の別の一実施形態においては、式(If)の化合物、又は薬学的に許容されるその塩を提供する。
Figure 2010513450
式中、Ar、W、X及びMは、式(I)に関して定義したとおりである。
任意の変数が、式(I)又は任意の置換基において1回を超えて存在するときには、各存在に対するその定義は、他の存在ごとのその定義に無関係である。
本明細書では、基又は基の一部としての「アルキル」又は「アルコキシ」という用語は、基が直鎖又は分枝状であることを意味する。適切なアルキル基の例としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル及びt−ブチルが挙げられる。適切なアルコキシ基の例としては、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、s−ブトキシ及びt−ブトキシが挙げられる。
本明細書で言及するシクロアルキル基は、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロへキシルであり得る。
本明細書では、基又は基の一部としての「アルケニル」及び「アルキニル」という用語は、その基が直鎖又は分枝状であることを意味する。適切なアルケニル基の例としてはビニル及びアリルが挙げられる。適切なアルキニル基はプロパルギルである。
本明細書では「アルキレン」という用語は、アルキル基が2個の分離した基を連結し、直鎖又は分枝状であり得ることを意味する。適切なアルキレン基の例としては、エチレン[−CH−CH−]及びプロピレン[−CH−CH−CH−、−CH(CH)−CH−又は−CH−CH(CH)−]が挙げられる。「アルケニレン」及び「アルキニレン」という用語も同様に解釈すべきである。
本明細書では「ハロゲン」という用語は、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素を意味する。
本明細書では、基又は基の一部としての「アリール」という用語は、炭素環式芳香環を意味する。適切なアリール基の例としては、フェニル及びナフチルが挙げられる。
本明細書では、基又は基の一部としての「ヘテロアリール」という用語は、N、O及びSから選択される1から4個のヘテロ原子を含む5から10員の芳香族複素環系を意味する。かかる基の特定の例としては、ピロリル、フラニル、チエニル、ピリジル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアジニル、テトラゾリル、インドリル、ベンゾチエニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフリル、キノリニル及びイソキノリニルが挙げられる。
化合物又は基が「置換されていてもよい」と記述される場合、1個以上の置換基が存在し得る。また、任意選択の置換基は、置換する化合物又は基に種々の方法で、直接結合し得、又は連結基、例えば、アミン、アミド、エステル、エーテル、チオエーテル、スルホンアミド、スルファミド、スルホキシド、尿素、チオ尿素及びウレタンを介して結合し得る。任意選択の置換基は、適宜、別の置換基でそれ自体が置換され得る。別の置換基は、該任意選択の置換基に直接結合し、又は上記例などの連結基を介して結合する。
本発明の範囲内の具体的化合物としては、以下及び薬学的に許容されるその塩が挙げられる:
(7R)−14−シクロヘキシル−25−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノブタノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15,21−ジオン 17,17−ジオキシド、
(7R)−14−シクロヘキシル−24−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド、
(7R)−14−シクロヘキシル−21,24−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド、
(7R)−14−[(1R,2S)又は(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−21,24−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド、
7(R,S)−14−シクロヘキシル−22−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エタノイミノブタノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド、
(7R)−14−シクロヘキシル−20,24−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノプロパノイミノエタノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド、
13−シクロヘキシル−19,22−ジメチル−6,7−ジヒドロ−10,6−(メタノイミノチオエタノイミノエタノイミノメタノ)インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−14−オン 16,16−ジオキシド、
(7R)−14−シクロヘキシル−22,25−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノブタノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド、
(7S)−14−シクロヘキシル−21−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エポキシエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド、
13−シクロヘキシル−5,20,23−トリメチル−6,7−ジヒドロ−5H−10,6−(メタノイミノチオプロパノイミノエタノイミノメタノ)インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−14−オン 16,16−ジオキシド、
13−シクロヘキシル−20,23−ジメチル−6,7−ジヒドロ−5H−6,10−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−14−オン 16,16−ジオキシド、
8−シクロヘキシル−19,22−ジメチル−1,12b−ジヒドロ−5,1a−(メタノイミノチオプロパノイミノエタノイミノメタノ)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−13−オン 15,15−ジオキシド、
13−シクロヘキシル−20,23−ジメチル−6,7−ジヒドロ−5H−10,6−(メタノイミノチオプロパノイミノエタノイミノメタノ)インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−14−オン 16,16−ジオキシド、
16−シクロヘキシル−3,6−ジメチル−17−フェニル−4,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−2,12(3H)−ジオン 10,10−ジオキシド、
16−シクロヘキシル−17−(4−メトキシフェニル)−3,6−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−12−オン 10,10−ジオキシド、
16−シクロヘキシル−3,6−ジメチル−17−(2−チエニル)−2,3,4,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−12−オン 10,10−ジオキシド、
(7R)−14−シクロヘキシル−3−フルオロ−21,24−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド、
(7R)−14−シクロヘキシル−2−フルオロ−21,24−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド、
16−シクロヘキシル−3,6−ジメチル−17−フェニル−2,3,4,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−12−オン 10,10−ジオキシド、
17−クロロ−16−シクロヘキシル−3,6−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−12−オン 10,10−ジオキシド、
16−シクロヘキシル−17−(3−フリル)−3,6−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−12−オン 10,10−ジオキシド、
16−シクロヘキシル−17−(2−メトキシフェニル)−3,6−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−12−オン 10,10−ジオキシド、
17−シクロヘキシル−3,6−ジメチル−18−フェニル−3,4,5,6,7,8,9,10−オクタヒドロ−14,16−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘプタデシン−2,13−ジオン 11,11−ジオキシド。
式(I)の化合物の塩は、医薬品に使用される場合には、薬学的に許容される無毒の塩である。しかし、他の塩も、本発明による化合物又はその薬学的に許容される無毒の塩の調製に有用であり得る。本発明の化合物の薬学的に許容される適切な塩としては、例えば、本発明の化合物の溶液を塩酸、フマル酸、p−トルエンスルホン酸、マレイン酸、コハク酸、酢酸、クエン酸、酒石酸、炭酸、リン酸、硫酸などの薬学的に許容される酸の溶液と混合することによって形成することができる、酸付加塩などが挙げられる。アミン基の塩は、アミノ態窒素原子がアルキル、アルケニル、アルキニル、アラルキル部分などの適切な有機基を有する、第4級アンモニウム塩も含み得る。また、本発明の化合物が酸性部分を有する場合には、その薬学的に許容される適切な塩としては、アルカリ金属塩、例えばナトリウム又はカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えばカルシウム又はマグネシウム塩などの金属塩などが挙げられる。
塩は従来手段によって形成することができ、例えば、塩が不溶である溶媒若しくは媒体中で、又は減圧下若しくは凍結乾燥によって除去される水などの溶媒中で、生成物の遊離塩基体を適切な酸の1当量以上と反応させることによって形成することができ、又は既存の塩の陰イオンを適切なイオン交換樹脂上の別の陰イオンと交換することによって形成することができる。
本発明は、上記式(I)の化合物のプロドラッグをその範囲に含む。一般に、かかるプロドラッグは、式(I)の化合物の機能的誘導体であり、必要とされる式(I)の化合物に生体内で容易に転化することができる。適切なプロドラッグ誘導体の選択及び調製の従来手順は、例えば、”Design of Prodrugs”, ed. H. Bundgaard, Elsevier, 1985に記載されている。
プロドラッグは、生物活性物質(「親薬物」又は「親分子」)の薬理学的に不活性な誘導体であり得、活性薬物を放出するために体内で変換される必要があり、親薬物分子よりも送達特性が改善されている。生体内での変換は、例えば、カルボン酸、リン酸又は硫酸エステルの化学的加水分解又は酵素加水分解、感受性が高い官能基の還元又は酸化など、ある代謝過程の結果であり得る。
本発明は、式(I)の化合物の溶媒和化合物及びその塩、例えば水和物をその範囲に含む。
本発明は、式(I)の化合物のあらゆる鏡像異性体、ジアステレオマー、幾何異性体及び互変異性体もその範囲に含む。かかる異性体及びその混合物はすべて本発明の範囲に包含されることを理解されたい。
本発明は、さらに、療法用の式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩を提供する。
本発明は、ヒト又は動物におけるC型肝炎ウイルスによる感染症の治療又は予防用の式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩も提供する。
別の一態様においては、本発明は、ヒト又は動物におけるC型肝炎ウイルスによる感染症の治療又は予防用の医薬品を製造するための、上記式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩の使用を提供する。
本発明の別の一態様は、薬学的に許容される担体と一緒に、上記式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩を含む、薬剤組成物を提供する。組成物は、意図する投与方法に応じて、任意の適切な形態とすることができる。例えば、経口投与用の錠剤、カプセル剤若しくは液剤、又は非経口投与用の溶液剤若しくは懸濁液剤とすることができる。
薬剤組成物は、α、β、γインターフェロンなどの抗ウイルス剤、免疫調節剤などのウイルス感染症の治療のための1種類以上の別の薬剤を含んでもよい。
更に別の一態様においては、本発明は、上記薬剤組成物、上記式(I)の化合物又は薬学的に許容されるその塩の治療又は予防有効量を、症状を有するヒト又は動物(好ましくはほ乳動物)対象に投与することを含む、C型肝炎ウイルスポリメラーゼを阻害する方法、及び/又はC型肝炎ウイルスによる疾病を治療若しくは予防する方法を提供する。「有効量」とは、対象に利点をもたらすのに、又は少なくとも対象の症状に変化を生じるのに十分な量を意味する。
化合物を投与する投与速度は、使用する具体的化合物の活性、その化合物の代謝安定性及び作用期間、患者の年齢、体重、全般的健康状態、性別、食餌、投与形式及び時間、排出速度、薬物の組合せ、特定の症状の重症度、並びに治療を受ける患者を含めて多様な要因に応じて決まる。適切な投与量レベルは、0.02から5又は10g/日のオーダーであり得、経口投与量は2から5倍である。例えば、化合物1から50mg/kg体重で1から3回/日の投与が一般的(in order)であり得る。適切な値は、通常の試験によって選択することができる。化合物は、単独で、又は別の治療と組み合わせて同時に若しくは逐次的に、投与することができる。例えば、化合物は、当業者に公知である抗ウイルス剤、免疫調節物質、抗感染薬又はワクチンの有効量と組み合わせて投与することができる。化合物は、経口、静脈内、皮膚及び皮下を含めて、任意の適切な経路によって投与することができる。化合物は、適切な部位に直接投与することができ、又はあるタイプの細胞などの特定部位を標的にするように投与することができる。適切なターゲティング方法は既に知られている。
本発明の追加の一態様は、少なくとも1種類の上記式(I)の化合物、又は薬学的に許容されるその塩を、1種類以上の薬学的に許容されるアジュバント、希釈剤若しくは担体と混合すること、及び/又は1種類以上の治療上若しくは予防的に活性な別の薬剤と混合することを含む、薬剤組成物の調製方法を提供する。
本発明は、式(I)の化合物を調製する方法も提供する。
一般的方法(a)によれば、式(I)の化合物は、式(II)の化合物の内部閉環によって調製することができる。
Figure 2010513450
式中、A、Ar、B、D、R、W、X、Y及びZは、式(I)に関して定義したとおりであり、M’及びM”は、式(I)に関して定義した基Mを形成するのに適切な前駆体官能基を有する。例えば、Mが−CH−CH−CH−NH−CH−CH−N(CH)−であるときには、M’は−CH−CH−CHClとすることができ、M”は−N(CH)−CH−CH−NHとすることができ、反応は、ジイソプロピルエチルアミンなどの弱塩基の存在下で、アセトニトリル、DMFなどの適切な溶媒中で、マイクロ波照射又はマイクロ波照射下で実施される。或いは、Mが−CH−CH−CH−(C=O)−NH−CH−CH−N(CH)−であるときには、M’は−CH−CH−CH−COHとすることができ、M”は−N(CH)−CH−CH−NHとすることができ、反応は、HATUなどのカップリング試薬、及びジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下で、DMFなどの適切な溶媒中で、アミド結合形成によって実施される。或いは、MがC−N結合を含むときには、M’の末端官能基は−CHOとすることができ、M”の末端官能基は−NHR23とすることができる。還元的アミノ化は、好都合には、シアノ水素化ホウ素ナトリウムなどの軽い還元剤の存在下で、MeOHなどの適切な溶媒中で実施される。酢酸などの添加剤を使用してもよい。
一般的方法(b)によれば、式(I)の化合物は、式(III)の化合物の内部閉環によって調製することができる。
Figure 2010513450
式中、A、Ar、B、M、D、R、W、X、Y及びZは、式(I)に関して定義したとおりである。反応は、好都合には、EDCなどのカップリング試薬、及びDMAPなどの添加剤の存在下で、溶媒中で実施される。適切な溶媒としては、DMF、DCM、その混合物などが挙げられる。
式(II)及び(III)の化合物は、当分野で公知であり、又は例えば添付の明細書及び実施例に記載の手順を用いて当業者に周知の従来法によって、若しくは容易に明らかな代替手順によって、調製することができる。
式(I)の化合物は、当分野で周知の合成法を用いて、式(I)の別の化合物に転化することができる。例えば、MがN−H基を含む式(I)の化合物は、ホルムアルデヒドとそれに続く水素化ホウ素ナトリウムなどの軽い還元剤を用いたメチル化によって、MがN−CH基を含む式(I)の化合物に転化することができる。式(III)の化合物は、式(IV)の化合物のアリール化によって調製することができる。
Figure 2010513450
式中、halは臭素、塩素などのハロゲンであり、A、B、D、M、X、Y、W及びRは上記のとおりである。アリール化は、遷移金属触媒を用いた反応である。ハロゲン前駆体のかかる反応物及び調製物は、国際公開第2006/046030号及び同2006/046039号に概説されたように調製することができる。
一般合成スキーム
4つの一般的戦略を大環状クラスからの化合物の構築に使用した(方法A、B、C及びD)。方法Bは、方法Aの延長とみなすことができる。
方法A
Figure 2010513450
式中、B’はBの前駆体であり、U’V’C’はMの前駆体である。
(国際公開第2006/046030号、同2006/046039号及び同2007/054741号に記載のように)適切に官能性を持たせたつなぎ鎖(tether)をまず組み立てた。大環状分子の一部分の前駆体断片をつなぎ鎖に取り付け、続いてC6位の酸を露出させ、官能基化して、大環状分子の残りのセグメントに前駆体断片を導入した。官能基操作及び大環状化によって(例えば、アミド結合形成、アルキル化、還元的アミノ化、メタセシスなどによって)、大環状分子を組み立てた。潜在的に、閉環で形成される結合は、大環状リンカー周囲のほぼあらゆるポイントとし得る(例えば、アシルスルホンアミド結合の形成は、閉環段階とすることもできる。)。
方法B
Figure 2010513450
式中、B’はBの前駆体であり、U’V’C’はMの前駆体である。
大環状分子上の官能基を、例えば、還元的アミノ化、アルキル化、アミド還元、アミド形成などによって、閉環後に操作した。潜在的に、側鎖は、大環状のリンカー周囲の任意のポイントから枝分かれし得る。
方法C
Figure 2010513450
式中、B’はBの前駆体であり、U’V’C’はMの前駆体である。
(国際公開第2006/046030号、同2006/046039号及び同2007/054741号に記載のように)適切に官能性を持たせたつなぎ鎖(tether)をまず組み立てた。大環状分子に対する前駆体断片をつなぎ鎖上に(段階的に、又は単一変換として)取り付けた。場合によっては、インドールのC6位の酸を露出させ、(例えば、アミド結合形成によって)大環状化して、大環状分子を組み立てる前に、大環状分子に対するこの前駆体の官能基を改変してもよい。
方法D
Figure 2010513450
一連の上記合成のいずれかの間に、当該分子のいずれかの上の感応性又は反応性基を保護することが必要な場合があり、及び/又は望ましい場合がある。保護は、Protective Groups in Organic Chemistry, ed. J.F.W. McOmie, Plenum Press, 1973及びT.W. Greene & P.G.M. Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis, John Wiley & Sons, 3rd edition, 1999に記載の保護基などの従来の保護基を用いて実施することができる。保護基は、好都合な後続段階において、当分野で公知の方法によって除去することができる。
式(V)の化合物は、重要な中間体であり、本発明の別の一態様を形成する。
Figure 2010513450
式中、halはクロロ又はブロモである。
本発明を以下の非限定的な実施例によって更に説明する。
本発明の化合物を、酵素阻害アッセイ(例i))、及び細胞を用いたサブゲノム複製アッセイ(例ii))において、HCV RNA依存性RNAポリメラーゼ(NS5B)に対する阻害活性について試験した。本発明の化合物は、一般に、酵素アッセイにおいて1μM未満のIC50を有し、幾つかの例は、細胞を用いたアッセイにおいて2μM未満のEC50を示す。
実施例における化合物名は、ACDLabsのソフトウェア(バージョン8.0)を用いて作成された。
i)インビトロHCV NS5B酵素阻害アッセイ
国際公開第96/37619号は、酵素をコードする組換えバキュロウイルスに感染した昆虫細胞由来の組換えHCV RdRpの産生を記載している。精製された酵素は、RNAをテンプレートとして用いたインビトロでのRNAポリメラーゼ活性を有することが判明した。国際公開第96/37619号は、ポリ(A)及びオリゴ(U)をプライマー又はヘテロポリマーテンプレートとして用いた重合アッセイを記載している。トリチウム化UTP又はNTPの取り込みは、酸不溶性放射能を測定することによって定量される。本発明者らは、このアッセイを使用して、種々の上記化合物をHCV RdRp阻害剤としてスクリーニングした。
放射性UMPの取り込みを以下のように測定した。20mM tris/HCl pH7.5、5mM MgCl、1mM DTT、50mM NaCl、0.03%N−オクチルグルコシド、1μCi[H]−UTP(40Ci/mmol、NEN)、10μM UTP及び10μg/mlポリ(A)又は5μM NTP及び5μg/mlヘテロポリマーテンプレートを含有する緩衝剤中で標準反応(50μl)を実施した。アッセイにおいてポリ(A)テンプレートに作用するプライマーとしてオリゴ(U)12(1μg/ml、Genset)を添加した。最終NS5B酵素濃度は5nMであった。構築順序は、1)化合物、2)酵素、3)テンプレート/プライマー、4)NTPであった。22℃で1時間温置後、20%TCA 50μLを添加し、試料をDE81フィルターにかけて、反応を停止させた。フィルターを1M NaHPO/NaHPO、pH7.0を含有する5%TCAで十分洗浄し、水、次いでエタノールでリンスし、風乾し、フィルターに付着した放射能をシンチレーションカウンターで測定した。種々の濃度の上記各化合物の存在下でこの反応を実施し、次式を利用してIC50値を決定した。
残留活性%=100/(1+[I]/IC50
式中、[I]は阻害剤濃度であり、「s」は阻害曲線の傾きである。
ii)細胞を用いたHCV複製アッセイ
Lohmann等(1999)によって記述されたI377neo/NS3−3’/wt(EMBL−genbank No. AJ242652)と同一のRNAレプリコンをHuh−7細胞に移入し、続いてネオマイシン硫酸塩(G418)で選択することによって、サブゲノムHCVレプリコンを安定に維持する細胞クローンを得た。(国際公開第02/59321号に記載のように)抗NS3モノクローナル抗体10E5/24を用いて、96ウェルマイクロタイタープレート中で増殖された細胞に対して直接実施されるELISAアッセイ(Cell−ELISA)によってNS3タンパク質の発現を測定することによって、ウイルス複製をモニターした。細胞を96ウェルプレートの最終体積0.1mlのDMEM/10%FCS中に密度10細胞/ウェルで蒔いた。プレーティングから2時間後、3×濃度の阻害剤を含有するDMEM/10%FCS 50μlを添加し、細胞を96時間温置し、次いで氷冷イソプロパノールで10分間固定した。各条件を2回試験し、平均吸光度を計算に使用した。細胞をPBSで2回洗浄し、5%脱脂粉乳PBS溶液+0.1%Triton X100+0.02%SDS(PBSTS)でブロックし、次いで乳/PBSTSで希釈した10E5/24 mabと一緒に4℃で終夜温置した。細胞をPBSTSで5回洗浄後、乳/PBSTSで希釈されたアルカリホスファターゼ(Sigma)に複合化されたFc特異的抗マウスIgGと一緒に室温で3時間温置した。反応物を上記のように再度洗浄後、p−ニトロフェニルリン酸二ナトリウム基質(Sigma)で展開し、405/620nmの吸光度を時折読み取った。本発明者らは、阻害剤なしで温置した試料が1から1.5の吸光度を有するデータセットを計算に使用した。データをヒルの式に当てはめて、NS3の発現を50%減少させる阻害剤濃度(IC50)を計算した。
阻害割合=1−(Ai−b)/(A−b)=[I]/([I]+IC50
式中、
− Ai=示した阻害剤濃度を補充したHBI10細胞の吸光度。
− A=阻害剤なしで温置したHBI10細胞の吸光度。
− b=同じマイクロタイタープレートに同じ密度で蒔き、阻害剤なしで温置したHuh−7細胞の吸光度。
− n=ヒル係数。
iii)一般的手順
すべての溶媒を商業供給源(Fluka、puriss.)から入手し、更に精製せずに使用した。定常的な脱保護及びカップリング段階を除いて、オーブン乾燥(110℃)したガラス製品中で窒素雰囲気下で反応を実施した。有機抽出物を硫酸ナトリウムを用いて脱水し、(乾燥剤のろ過後)減圧運転したロータリーエバポレーターを用いて濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーを、公表手順(W.C. Still et al., J. Org. Chem. 1978, 43, 2923)に従ってシリカゲル上で実施し、又は市販フラッシュクロマトグラフィーシステム(Biotage corporation及びJones Flashmaster II)を用いて充填済みカラムを利用して実施した。
試薬は、通常、供給業者から直接得た(そして、そのまま使用した。)が、限定数の化合物を社内貯蔵品から利用した。後者の場合、試薬は、科学文献に報告された定常的合成段階、又は当業者に公知である定常的合成段階を用いて、容易に入手可能である。
H NMRスペクトルは、Bruker AMシリーズ分光計を(公表)周波数300から600MHzで操作して記録された。非交換プロトン(可視の場合は交換プロトン)に対応するシグナルの化学シフト(δ)を、テトラメチルシランに対する百万分率(ppm)で記録し、残留溶媒のピークを基準として用いて測定する。シグナルを重複度(s、一重線;d、二重線;t、三重線;q、四重線;m、多重線;b、ブロード、及びこれらの組合せ)、ヘルツ(Hz)単位の結合定数(s)、プロトン数の順で表にする。質量スペクトル(MS)データを、陰(ES)又は陽(ES)イオン化モードで操作したPerkin Elmer API 100又はWaters MicroMass ZQを用いて得た。結果を親イオンのみに対する質量/電荷(m/z)比として報告する。調製規模のHPLC分離を、Waters 486吸収検出器を装備したWaters Delta Prep 4000分離モジュール、又は自動Waters Fraction Lynx若しくはGilson調製システムを用いて実施した。すべての場合において、共に0.1%TFAを含有する水とMeCNの線状勾配で流量15から40mL/minで化合物を溶出させた。
以下の略語を実施例、スキーム及び表に使用する:Ac:アセチル、aq.:水溶液、Ar:アリール、atm:雰囲気、9−BBN:9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン、cat.:触媒作用の、ジオキサン:1,4−ジオキサン、dppf:(1,1’−ビスジフェニルホスフィノ)フェロセン、DAST:三フッ化ジエチルアミノ硫黄、1,2−DCE:1,2−ジクロロエタン、DCM:ジクロロメタン、DIAD:アゾジカルボン酸ジイソプロピル、DIC:1,3−ジイソプロピルカルボジイミド、DIPEA:ジイソプロピルエチルアミン、DMAP:N,N−ジメチルピリジン−4−アミン、DME:ジメトキシエタン、DMF:ジメチルホルムアミド、DMS:ジメチルスルフィド、DMSO:ジメチルスルホキシド、DMP:Dess−Martinペルヨージナン、DPPA:ジフェニルホスホリルアジド、EDC:1−エチル−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドHCl塩、eq.:当量、EtN:トリエチルアミン、EtOAc:酢酸エチル、EtO:ジエチルエーテル、EtOH:エタノール、EtSiH:トリエチルシラン、FC:フラッシュクロマトグラフィー、h:時間、HOAc:酢酸、HATU:O−(7−アザベンゾトリアゾル−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート、HOBt:ヒドロキシベンゾトリアゾール、Me:メチル、MeCN:アセトニトリル、MeOH:メタノール、min:分、MS:質量スペクトル、NBS:N−ブロモスクシンイミド、PE:石油エーテル、Ph:フェニル、quant.:定量、RP−HPLC:逆相高圧液体クロマトグラフィー、RT:室温、sat.:飽和、sec:秒、SFC:超臨界流体クロマトグラフィー、sat. aq.:飽和溶液、TBAF:フッ化テトラブチルアンモニウム、TBTU:O−ベンゾトリアゾル−1−イル−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート、TFA:トリフルオロ酢酸、THF:テトラヒドロフラン、THP:テトラヒドロピラニル、TMS:トリメチルシリル、Ts:パラトルエンスルホニル。
(7R)−14−シクロヘキシル−25−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノブタノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15,21−ジオン 17,17−ジオキシド
段階1: ベンジル4−(アミノスルホニル)ブタノアート
CsCO(0.51当量)をDMF中の4−(アミノスルホニル)ブタン酸(1M)の溶液に添加した。1時間後、臭化ベンジル(1当量)を導入し、反応物を終夜撹拌放置した後、DCMで希釈し、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、残留物をDCMにとり、NaHCO飽和水溶液、水及び塩水で洗浄し、NaSOを用いて脱水し、ろ過し、減圧濃縮した。残留物をEtOを用いてすりつぶして、標記化合物を白色固体として得た(27%)。(ES)m/z 280(M+Na)
段階2: tert−ブチル(2R)−2−({[(4−ニトロフェニル)スルホニル]オキシ}メチル)アジリジン−1−カルボキシラート
(文献手順:Travins, J.M.; Etzkorn, F.A. Tetrahedron Lett. 1998, 39, 9389−9392に従って調製した)THF/EtO(1/1)中のtert−ブチル(2R)−2−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)アジリジン−1−カルボキシラートの溶液(0.17M)を氷浴中で冷却し、THF中の1M TBAF(1.05当量)で20分間滴下処理した。生成した溶液を氷浴中で30分間撹拌した後、NaHCO飽和水溶液を添加してクエンチし、EtO/PE(4/1)で抽出した。有機層を収集し、塩水で洗浄し、NaSOを用いて脱水し、ろ過し、減圧濃縮した。残留物を無水DCMにとり(0.17M)、TEA(1.3当量)を導入し、0℃に冷却した。DMAP(0.1当量)及び4−ニトロベンゼンスルホニルクロリド(1.1当量)を添加し、生成した混合物を室温で終夜撹拌放置した。反応混合物をDCMで希釈し、NaHCO飽和水溶液、水及び塩水で洗浄し、NaSOを用いて脱水し、ろ過し、減圧濃縮した。粗製物をFC(PE/EtOAc 80:20)によって精製して、標記化合物をオフホワイト固体として得た(57%)。(ES)m/z 359(M+H)
段階3: メチル(7R)−7−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
DMF中の(国際公開第2006/046030号に記載のように調製した)メチル3−シクロヘキシル−2−(2−ヒドロキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキシラート(0.15M)の溶液をCsF(4当量)で一括処理し、生成した混合物を室温で20分間撹拌し、次いで滴下漏斗を介してDMF中のtert−ブチル(2R)−2−({[(4−ニトロフェニル)スルホニル]オキシ}メチル)アジリジン−1−カルボキシラート(1.3当量)の溶液(0.5M)で30分間処理した。生成した溶液を室温で終夜撹拌した。次いで、反応混合物を氷浴中に置き、KOBu粉末(1.4当量)を反応混合物に徐々に添加した。1.5時間後、反応物をNHCl飽和水溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した。混合有機層を水及び塩水で洗浄した後、NaSOを用いて脱水し、ろ過し、減圧濃縮した。粗製材料をFC(PE/EtOAc 80:20)によって精製して、生成物をオフホワイト発泡体として得た(85%)。(ES)m/z 505(M+H)
段階4: メチル(7R)−7−アミノ−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
DCM中のメチル(7R)−7−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.14M)をTFA(10当量)で処理し、室温で1時間撹拌した。反応物をDCMで希釈し、NaHCO水溶液で慎重に塩基性化した後、相分離させ、水相をDCMで抽出した。混合有機相を塩水で洗浄し、NaSOを用いて脱水し、ろ過し、減圧濃縮して、生成物をオフホワイト発泡体として得た(100%)。生成物を更に精製せずに使用した。(ES)m/z 405(M+H);[α]+42.3、c=1、MeOH
段階5: メチル(7R)−14−シクロヘキシル−7−(メチルアミノ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
THF中のメチル(7R)−7−アミノ−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.35M)の溶液を2,2,2−トリフルオロエチルホルマート(1.2当量)で滴下処理し、室温で終夜撹拌した。揮発性物質を減圧除去し、残留物をTHFに溶解させ(0.11M)、BH.DMS複合体(2M THF溶液、5当量)で滴下処理した。生成した溶液を室温で20時間撹拌した。HCl/MeOH(1.25M)を慎重に添加して反応をクエンチし、生成した溶液を2時間還流させた。次いで、揮発性物質を減圧除去し、残留物をNaHCO飽和水溶液とEtOAcに分配した。混合有機相を塩水で洗浄し、NaSOを用いて脱水し、ろ過し、減圧濃縮した。粗製物をFC(EtOAc/PE 80:20+1%NEt)によって精製して、生成物を得た(79%)。(ES)m/z 419(M+H);[α]+47.4、c=0.46、CHCl
段階6: メチル(7R)−7−[{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
無水MeOH中のtert−ブチル(2−オキソエチル)カルバマート(1当量、0.38M)の溶液に、無水MeOH中のメチル(7R)−14−シクロヘキシル−7−(メチルアミノ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.14M)、酢酸(2当量)及び酢酸ナトリウム(1当量)の混合物を添加し、混合物を室温で15分間撹拌した。次いで、Pd/C(0.3重量当量)をMeOH中のスラリーとしてN下で添加した。反応器中の雰囲気をHで充填し、反応物をH雰囲気(風船)下で60℃で終夜激しく撹拌した。反応物を室温に冷却し、Nを流し、セライトの栓を通してろ過した。ろ液を減圧濃縮し、残留物をFC(PE/EtOAc 2.5:1から1.5:1勾配)によって精製して、標記化合物を得た(82%)。(ES)m/z 562(M+H);[α]+67.1、c=0.67、CHCl
段階7: (7R)−7−[{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
水酸化リチウム一水和物(4.4当量)をMeOH/THF/HO(1/1/1)中のメチル(7R)−7−[{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.02M)の溶液に添加した。反応物を60℃で4時間加熱後、更に水酸化リチウム一水和物(5当量)を導入し、2時間加熱し続けた。反応物を室温に冷却し、溶媒の体積を減圧下で減少させた。残留物を1N HCl(aq)とEtOAcに分配し、水溶液画分をEtOAcで更に2回抽出した。混合有機相を塩水で洗浄し、NaSOを用いて脱水し、ろ過し、減圧濃縮して、生成物をオフホワイト発泡体として得た(98%)。(ES)m/z 548(M+H)
段階8: ベンジル4−{[({(7R)−7−[{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−イル}カルボニル)アミノ]スルホニル}ブタノアート
(段階1に記載のように調製した)ベンジル4−(アミノスルホニル)ブタノアート(1.3当量)、DMAP(2.5当量)及びEDC(1.5当量)を、DCM中の(7R)−7−[{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸(0.03M)の溶液に添加した。反応物をN下で室温で24時間撹拌した後、揮発性物質を減圧除去すると、粗生成物が黄色のゴムとして残った。このゴムを自動RP−HPLC(Waters xterraカラム、MeCN/HO/0.1%TFA勾配)によって精製した。純粋な化合物を含む画分を混合し、凍結乾燥させて、生成物を白色粉末として得た(37%)。(ES)m/z 787(M+H)
段階9: 4−{[({(7R)−7−[{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−イル}カルボニル)アミノ]スルホニル}ブタン酸
MeOH中のベンジル4−{[({(7R)−7−[{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−イル}カルボニル)アミノ]スルホニル}ブタノアート(0.003M)の溶液に、Pd/C(10wt%)をMeOH中のスラリーとしてN下で添加した。反応器中の雰囲気をHで置換し、反応物を室温で1時間激しく撹拌した。反応器にNを流し、反応混合物をセライトの栓に通してろ過した(MeOHで十分洗浄した。)。揮発性物質を減圧除去して、粗生成物を黄色オイルとして得た。(ES)m/z 697(M+H)
段階10: 4−{[({(7R)−7−[(2−アミノエチル)(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−イル}カルボニル)アミノ]スルホニル}ブタン酸
4−{[({(7R)−7−[{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−イル}カルボニル)アミノ]スルホニル}ブタン酸をDCMに溶解させ(0.01M)、エーテルHClを添加した(2M、>100当量)。反応物を加熱しながら40℃で1時間撹拌した。揮発性物質を減圧除去し、残留物をEtOで希釈し、減圧再濃縮して(2回)、過剰のHClを除去し、粗生成物を二塩酸塩として得た。(ES)m/z 597(M+H)
段階11: (7R)−14−シクロヘキシル−25−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノブタノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15,21−ジオン 17,17−ジオキシド
DIPEA(6当量)及びHATU(1.2当量)を、DMF中の4−{[({(7R)−7−[(2−アミノエチル)(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−イル}カルボニル)アミノ]スルホニル}ブタン酸(0.005M)の溶液に導入し、反応物をN下で45℃で1時間撹拌した。揮発性物質を減圧蒸発させ、残留物を自動RP−HPLC(Waters xterraカラム、MeCN/HO/0.1%TFA勾配)によって精製した。純粋な化合物を含む画分を混合し、凍結乾燥させて、生成物を白色粉末として得た(段階9、10、11全体で30%)。H NMR(600MHz、DMSO−d+TFA、335K)δ 1.14−1.22(m、1H)、1.31−1.40(m、2H)、1.53−1.57(m、1H)、1.68−1.75(m、2H)、1.84−1.87(m、1H)、1.91−2.07(m、5H)、2.10−2.16(m、1H)、2.29−2.34(m、1H)、2.38−2.45(m、1H)、2.71−2.77(m、1H)、2.94(s、3H)、3.37−3.55(m、6H)、3.88−3.95(m、1H)、4.26−4.31(m、1H)、4.36−4.42(m、1H)、4.81−4.86(m、1H)、7.28−7.32(m、2H)、7.38(dd、J7.7、1.5、1H)、7.47(d、J8.7、1H)、7.54−7.57(m、1H)、7.92(d、J8.7、1H)、8.16(s、1H)、8.19(b s、1H)、11.57(b s、1H)。(ES)m/z 579(M+H)
(7R)−14−シクロヘキシル−24−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド
段階1: 3−クロロプロパン−1−スルホンアミド
ジオキサン中のアンモニア(15当量)の0.5M溶液をジオキサン中の3−クロロプロパンスルホニルクロリドの溶液(0.56M)に室温で窒素下で徐々に添加した。反応物を2時間撹拌放置した後、揮発性物質を減圧除去した。残留物をCHClにとり、ろ過して塩化アンモニウムを除去し、ろ液を減圧濃縮して、標記化合物を無色オイルとして得た。無色オイルは、静置すると固化した。H NMR(300MHz、DMSO−d、300K)δ 2.09−2.17(m、2H)、3.06−3.11(m、2H)、3.72−3.77(m、2H)、6.87(s、2H)。
段階2: tert−ブチル{2−[[(7R)−11−({[(3−クロロプロピル)スルホニル]アミノ}カルボニル)−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−7−イル](メチル)アミノ]エチル}カルバマート
3−クロロプロパン−1−スルホンアミド(1.8当量)、DMAP(2.9当量)及びEDC(1.8当量)を、DCM中の(実施例1、段階7に記載のように調製した)(7R)−7−[{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸(0.025M)の溶液に添加した。反応物をN下で40℃で2時間撹拌した後、冷却した。揮発性物質を減圧除去すると、粗生成物が黄色のゴムとして残った。このゴムは、更に精製せずに使用することができた。(ES)m/z 687(M+H)、689(M+H)
段階3: (7R)−7−[(2−アミノエチル)(メチル)アミノ]−N−[(3−クロロプロピル)スルホニル]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキサミド
tert−ブチル{2−[[(7R)−11−({[(3−クロロプロピル)スルホニル]アミノ}カルボニル)−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−7−イル](メチル)アミノ]エチル}カルバマートをDCMに溶解させ(0.025M)、エーテルHClを添加した(2M、>50当量)。反応物を加熱しながら40℃で1時間撹拌した。揮発性物質を減圧除去し、残留物をEtOで希釈し、減圧再濃縮して(2回)、過剰のHClを除去し、粗生成物を二塩酸塩として得た。自動RP−HPLC(Waters xterraカラム、MeCN/HO/0.1%TFA勾配)によって精製した。純粋な化合物を含む画分を混合し、凍結乾燥させて、生成物を白色粉末として得た(段階2、3全体で37%)。(ES)m/z 587(M+H)、589(M+H)
段階4: (7R)−14−シクロヘキシル−24−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド
PrNEt(20当量)をMeCN中の(7R)−7−[(2−アミノエチル)(メチル)アミノ]−N−[(3−クロロプロピル)スルホニル]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキサミドの溶液(0.003M)に添加した。反応物を150℃で300秒間マイクロ波加熱した。揮発性物質を減圧除去し、残留物を自動RP−HPLC(Waters xterraカラム、MeCN/HO/0.1%TFA勾配)によって精製した。純粋な化合物を含む画分を混合し、凍結乾燥させて、生成物を白色粉末として得た(8.5%)。H NMR(400MHz、DMSO−d、300K)δ 1.10−1.20(m、1H)、1.28−1.37(m、2H)、1.42−1.47(m、1H)、1.65−1.73(m、2H)、1.81−2.09(m、5H)、2.17−2.28(m、1H)、2.31(s、3H)、2.62−2.69(m、1H)、2.80−2.91(m、1H)、3.02−3.18(m、3H)、3.44−3.62(m、5H)、3.84(dd、J14.8、9.4、1H)、4.02(t、J11.4、1H)、4.34(dd、J11.4、5.4、1H)、4.54(d、J14.8、1H)、7.31−7.38(m、3H)、7.48(d、J8.4、1H)、7.54−7.59(m、1H)、7.92(d、J8.4、1H)、8.09(s、1H)、8.65(b s、1H)、11.85(b s、1H)。(ES)m/z 551(M+H)
(7R)−14−シクロヘキシル−21,24−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド
ホルムアルデヒド(37wt%水溶液、15当量)をMeOH中の(実施例2、段階4に記載のように調製した)(7R)−14−シクロヘキシル−24−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシドの溶液(0.004M)に添加した。HOAcを用いてpHをpH5−6に調節し、5分後、NaBH(20当量)を導入した。反応物を室温で15分間撹拌した後、1N HCl(aq)でクエンチし、減圧下で濃縮乾固させた。残留物を自動RP−HPLC(Waters xterraカラム、MeCN/HO/0.1%TFA勾配)によって精製した。純粋な化合物を含む画分を混合し、凍結乾燥させて、生成物を白色粉末として得た(65%)。H NMR(400MHz、DMSO−d、300K)δ 1.10−1.20(m、1H)、1.29−1.38(m、2H)、1.42−1.46(m、1H)、1.67−1.74(m、2H)、1.83−1.94(m、4H)、2.12−2.29(m、2H)、2.33(s、3H)、2.63−2.69(m、1H)、2.80(s、3H)、2.84−2.95(m、1H)、3.08−3.20(m、3H)、3.44−3.68(m、5H)、3.84(dd、J14.9、9.8、1H)、4.02(t、J11.7、1H)、4.29(dd、J11.7、5.2、1H)、4.53(d、J14.9、1H)、7.31−7.39(m、3H)、7.49(d、J8.4、1H)、7.54−7.59(m、1H)、7.93(d、J8.4、1H)、8.11(s、1H)、11.98(s、1H)。(ES)m/z 565(M+H)
(7R)−14−[(1R,2S)又は(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−21,24−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド
段階1: メチル3−シクロヘキサ−1−エン−1−イル−1H−インドール−6−カルボキシラート
無水DMF中の(国際公開第2004/087714号に記載のように調製した)3−シクロヘキサ−1−エン−1−イル−1H−インドール−6−カルボン酸の溶液(0.1M)を0℃に冷却し、KCO(1.05当量)で処理した。次いで、DMF中のMeI(1.05当量)の溶液(3M)を0.5時間添加し、温度を20℃に上昇させた。18時間後、反応物をHCl水溶液(1N)でクエンチし、EtOAcで希釈した。有機相を分離し、HCl水溶液(1N)、次いで塩水で数回洗浄した。脱水した有機相を濃縮して標記化合物を固体として得た(99%)。(ES)m/z 256(M+H)
段階2:(±)−メチル3−[(トランス)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシラート
無水THF中の前述の材料の溶液(0.2M)をBHSMe(2M THF溶液、1.1当量)で0℃で1時間処理した。混合物を20℃で12時間撹拌し、次いで0℃に冷却し、NaOH水溶液(3M、5.7当量)及びH(30%HO溶液8.4当量)で順次処理した。この混合物を20℃で3時間撹拌し、次いでEtOAcで希釈し、NHCl飽和水溶液で中和した。有機相をNaHCO飽和水溶液及び塩水で洗浄し、次いで脱水し、濃縮した。残留物をEtOで数回洗浄して、標記化合物を白色粉末として得た(73%)。(ES)m/z 274(M+H)
段階3: (±)−メチル3−[(トランス)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシラート
無水EtOAc中の上記材料の溶液(0.08M)をDAST(1.2当量)で−50℃で15分間処理した。混合物を1時間撹拌し、次いで20℃に加温した。3時間後、混合物をNaHCO飽和水溶液でクエンチし、EtOAcで希釈した。有機相を塩水で洗浄し、脱水し、減圧濃縮した。残留物を熱EtOAcから結晶化させて、標記化合物を得た(61%)。ろ液を濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(10%から30%EtOAc:PE)によって精製して、標記化合物の第2の生成物(crop)を固体として得た(17%)。(ES)m/z 276(M+H)
段階4: (±)−メチル2−ブロモ−3−[(トランス)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシラート
CHCl中の上記材料の溶液(0.16M)をNBS(1.1当量)で2時間処理した。生成した混合物を4時間撹拌し、次いでNa(1N)水溶液で希釈し、12時間撹拌した。有機相を分離し、Na(1N)水溶液及び塩水で洗浄した。脱水した有機相を濃縮して、残留物を得た。この残留物をフラッシュクロマトグラフィー(1:9から2:8 EtOAc:PE)によって精製して、標記化合物を淡色固体として得た(56%)。(ES)m/z 354(M+H)
段階5: メチル2−ブロモ−3−[(1R,2S)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシラート及びメチル2−ブロモ−3−[(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシラート
前述の材料をMeOHに溶解させ、鏡像異性体をSFCクロマトグラフィー(固定相:Chiralcel OJ−H 250×10mm、移動相:0.2%ジエチルアミンを含む25%MeOH/CO、流量10mL/min、カラム圧力:100bar、カラム温度:35℃、検出UV 254nm)によって分離した。こうして得られた2つの画分(化合物回収率95%)の鏡像体過剰率をキラル相分析HPLC(固定相:Chiralpak AD 250×4.6mm、移動相 0.2%TFAを含む95:5 n−ヘキサン:イソプロピルアルコール、流量1mL/min、検出:UV 300nM、試料濃度:1mg/mL、注入体積10uL)によって求めた。異性体A(保持時間37.82分、e.e.99.8%、[α] 20=−8.0(c=0.77、CHCl))、異性体B(保持時間43.89分、99%、[α] 20=+8.0(c=0.77、CHCl))。
段階6: メチル3−[(1R,2S)又は(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−2−(2−ヒドロキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキシラート
ジオキサン中の(−)−メチル2−ブロモ−3−[(トランス)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシラート(上記段階5の異性体A)の溶液(0.16M)を、NaCO水溶液(2N、4.6当量)、2−ヒドロキシフェニルボロン酸(1.8当量)及びPd(PPh(0.1当量)で処理した。混合物を80℃で2時間撹拌し、次いでEtOAcで希釈し、HCl水溶液(1N)及び塩水で洗浄した。脱水した有機層を減圧濃縮して、残留物を得た。この残留物をフラッシュクロマトグラフィー(8:2 PE:EtOAc)によって精製して、標記化合物を固体として得た(90%)。H NMR(300MHz、DMSO−d、300K)δ 1.21−1.65(m、3H)、1.68(m、4H)、2.05−2.19(m、1H)、2.75−2.97(m、1H)、3.87(s、3H)、5.00(dm、JHF 49.0、1H)、6.93(t、J7.5、1H)、7.01(d、J7.5、1H)、7.28(t、J7.5、1H)、7.29(d、J7.5、1H)、7.59(d、J8.4、1H)、7.82(d、J8.4、1H)、8.02(s、1H)、9.74(s、1H)、11.34(s、1H)。
段階7: メチル(7R)−7−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−14−[(1R,2S)又は(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
前述の材料を実施例1、段階3に記載のように処理して、標記化合物を淡黄色オイルとして得た(96%)。(ES)m/z 523(M+H)
段階8: メチル(7R)−7−アミノ−14−[(1R,2S)又は(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
前述の材料を実施例1、段階4に記載のように処理して、標記化合物を黄色発泡体として得た(100%)。(ES)m/z 423(M+H)
段階9: メチル(7R)−14−[(1R,2S)又は(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7−(メチルアミノ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
前述の材料を実施例1、段階5に記載のように処理して、標記化合物を黄色発泡体として得た(73%)。(ES)m/z 437(M+H)
段階10: メチル(7R)−7−[{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−14−[(1R,2S)又は(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
前述の材料を実施例1、段階6に記載のように処理して、標記化合物を得た(80%)。(ES)m/z 580(M+H)
段階11: (7R)−7−[{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−14−[(1R,2S)又は(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
前述の材料を実施例1、段階7に記載のように処理して、標記化合物を得た(80%)。(ES)m/z 566(M+H)
段階12: tert−ブチル{2−[{(7R)−11−({[(3−クロロプロピル)スルホニル]アミノ}カルボニル)−14−[(1R,2S)又は(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−7−イル}(メチル)アミノ]エチル}カルバマート
前述の材料を実施例2、段階2に記載のように処理して、粗製物として次の段階に使用した標記化合物を得た。(ES)m/z 705(M+H)、707(M+H)
段階13: (7R)−7−[(2−アミノエチル)(メチル)アミノ]−N−[(3−クロロプロピル)スルホニル]−14−[(1R,2S)又は(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキサミド
前述の材料を実施例2、段階3に記載のように処理して、標記化合物を得た(2段階39%)。(ES)m/z 605(M+H)、607(M+H)
段階14: (7R)−14−[(1R,2S)又は(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−24−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド
前述の材料を実施例2、段階4に記載のように処理して、標記化合物を得た(4%)。(ES)m/z 569(M+H)
段階15: (7R)−14−[(1R,2S))又は(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−21,24−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド
前述の材料を実施例3、段階1に記載のように処理して、標記化合物を得た(15%)。H NMR(400MHz、DMSO−d+TFA、330K)δ 1.00−1.40(m、2H)、1.50−1.70(m、4H)、1.70−1.80(m、1H)、1.90−2.10(m、1H)、2.20−2.40(m、3H)、2.30(s、3H)、2.85(s、3H)、3.10−3.40(m、3H)、3.40−3.80(m、6H)、3.90−4.00(m、1H)、4.00−4.10(m、1H)、4.30−4.40(m、1H)、4.55−4.70(m、1H)、4.95−5.10(m、1H)、7.25−7.35(m、2H)、7.45−7.60(m、3H)、7.95(d、J8.5、1H)、8.16(s、1H)。(ES)m/z 583(M+H)
7(R,S)−14−シクロヘキシル−22−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エタノイミノブタノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド
Figure 2010513450
段階1: メチル14−シクロヘキシル−7−メチレン−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
DMF中の(国際公開第2006/046030号、実施例9に記載のように調製した)メチル3−シクロヘキシル−2−(2−ヒドロキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキシラート(0.12M)の溶液を、KOBu(2.1当量)で一括処理し、生成した混合物を室温で30分間撹拌し、次いで3−クロロ−2−(クロロメチル)プロパ−1−エン(1.1当量)で滴下処理した。生成した溶液を室温で終夜撹拌した後、HCl(1N)を添加してクエンチし、EtOAcで抽出した。混合有機層をNaHCO飽和水溶液及び塩水で洗浄した後、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮した。粗製材料をFC(PE/EtOAc 85:15)によって精製して、生成物を黄色オイルとして得た(97%)。(ES)m/z 402(M+H)
段階2: メチル(7R,S)−14−シクロヘキシル−7−(ヒドロキシメチル)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
THF中のメチル14−シクロヘキシル−7−メチレン−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.14M)の溶液を0℃に冷却し、THF中の0.5M 9−BBN(5当量)で処理した。生成した溶液を室温に加温し、3時間撹拌後、0℃に再冷却した。1N NaOH(3当量)及びH(2当量)を添加し、溶液を室温に2時間加温した後、EtOAcで希釈した。有機層を水、次いで塩水で洗浄した後、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮した。材料を更に精製せずに使用した。(ES)m/z 420(M+H)
段階3: メチル(7R,S)−14−シクロヘキシル−7−({[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}メチル)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
DCM中のメチル14−シクロヘキシル−7(R,S)−(ヒドロキシメチル)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.14M)の溶液をTsCl(3.5当量)及びピリジン(35当量)で処理し、生成した混合物を室温で終夜撹拌した。反応物をHCl(1N)を添加してクエンチし、EtOAcで抽出した。混合有機層をNaHCO飽和水溶液及び塩水で洗浄し、NaSOを用いて脱水し、ろ過し、減圧濃縮した。粗製材料をFC(PE/EtOAc 90:10)によって精製して、生成物を黄色オイルとして得た(段階2、3全体で95%)。(ES)m/z 574(M+H)
段階4: メチル7(R,S)−(シアノメチル)−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
DMF中のメチル14−シクロヘキシル−7(R,S)−({[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}メチル)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.35M)の溶液をNaCN(1.2当量)で処理し、生成した混合物を室温で終夜撹拌した。NaHCO飽和水溶液を添加して反応物をクエンチし、EtOAcで抽出した。混合有機層を塩水で洗浄した後、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮した。粗製材料をFC(PE/EtOAc 90:10)によって精製して、生成物を黄色発泡体として得た(90%)。(ES)m/z 429(M+H)
段階5: メチル7(R,S)−(2−アミノエチル)−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
酸化白金(IV)(0.5当量)をMeOH中のメチル7(R,S)−(シアノメチル)−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.20M)の溶液に添加した。反応器中の雰囲気をHで置換し、反応物を室温で4時間激しく撹拌した。反応器にNを流し、反応混合物をセライトの栓に通してろ過した(MeOH及びEtOAcで十分洗浄した。)。揮発性物質を減圧除去して、粗生成物を得た。この粗生成物をFC(EtOAc/MeOH/EtN 93:5:2)によって精製して、生成物を黄色オイルとして得た(12%)。(ES)m/z 433(M+H)
段階6: メチル(7R,S)−14−シクロヘキシル−7−[2−(メチルアミノ)エチル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
THF中のメチル7(R,S)−(2−アミノエチル)−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.08M)の溶液を2,2,2−トリフルオロエチルホルマート(2当量)で滴下処理し、室温で終夜撹拌した。揮発性物質を減圧除去し、残留物をTHFに溶解させ(0.02M)、BH−DMS複合体(2M THF溶液、10当量)で滴下処理した。生成した溶液を室温で3時間撹拌した。HCl/MeOH(1.25M)を慎重に添加して反応をクエンチし、生成した溶液を2時間還流させた。次いで、揮発性物質を減圧除去し、残留物をNaHCO飽和水溶液とEtOAcに分配した。混合有機相を塩水で洗浄し、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮して、生成物を得た。この生成物を次の段階に直接使用した。(ES)m/z 447(M+H)
段階7: メチル7(R,S)−{2−[[4−(アミノスルホニル)ブタノイル](メチル)アミノ]エチル}−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
DCM中のメチル(7R,S)−14−シクロヘキシル−7−[2−(メチルアミノ)エチル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラートメチル(0.08M)の溶液を、4−(アミノスルホニル)ブタン酸(1.2当量)、続いてDIC(1.1当量)及びHOBt(1.1当量)で処理し、生成した混合物を室温で終夜撹拌した。反応物をEtOAcで希釈し、混合有機層をNaHCO飽和水溶液、NHCl飽和水溶液及び塩水で洗浄した後、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮した。生成物を更に精製せずに次の段階に直接使用した。(ES)m/z 596(M+H)
段階8: 7(R,S)−{2−[[4−(アミノスルホニル)ブチル](メチル)アミノ]エチル}−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
THF中のメチル7(R,S)−{2−[[4−(アミノスルホニル)ブタノイル](メチル)アミノ]エチル}−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.08M)の溶液をBH−DMS複合体(2M THF溶液、10当量)で処理し、生成した混合物を室温で3時間撹拌した。HCl/MeOH(1.25M)を慎重に添加して反応をクエンチし、生成した溶液を2時間還流させた。次いで、揮発性物質を減圧除去し、残留物をMeOHに再溶解させた。2N NaOH(10当量)を添加し、生成した混合物を70℃で3時間加熱した。揮発性物質を減圧蒸発させ、残留物を自動RP−HPLC(Waters Xterraカラム、MeCN/HO/0.1%TFA勾配)によって精製した。純粋な化合物を含む画分を混合し、過剰のHClの存在下で凍結乾燥させて、生成物の塩酸塩を白色粉末として得た(段階6、7、8全体で8%)。(ES)m/z 568(M+H)
段階9: 7(R,S)−14−シクロヘキシル−22−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エタノイミノブタノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド
DCM中の7(R,S)−{2−[[4−(アミノスルホニル)ブチル](メチル)アミノ]エチル}−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸(0.002M)の溶液を、EDC(2当量)、DMAP(2当量)及びDIPEA(4当量)で処理し、生成した混合物を室温で72時間撹拌した。反応物を1N HClを添加してクエンチし、EtOAcで抽出した。混合有機層を塩水で洗浄した後、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮した。残留物をRP−HPLC(Waters Xterraカラム、MeCN/HO/0.1%TFA勾配)によって精製した。純粋な化合物を含む画分を混合し、凍結乾燥させて、生成物を白色粉末として得た(16%)。この材料は、H NMRによってジアステレオマーの4:1*混合物と同定された。H NMR(600MHz、DMSO−d+TFA、320K)δ 1.14−1.39(m、3H)、1.46−1.95(m、11H)、2.20−2.25(m、1H)、2.65−2.70(m、1H)、2.76*及び2.80(s、3H)、3.00−3.07(m、2H)、3.16−3.21(m、2H)、3.49−3.54(m、1H)、3.58−3.73及び4.33−4.39*及び4.48−4.55*(m、4H)、3.77−3.81及び4.02−4.04*(m、1H)、3.96−3.98及び4.68−4.71*(m、1H)、4.04−4.08及び4.18−4.21*(m、1H)、7.16−7.23(m、1H)、7.31−7.37(m、2H)、7.47−7.49*及び7.55−7.58(m、1H)、7.51−7.52及び7.60−7.62*(m、1H)、7.91−7.95(m、1H)、8.09及び8.53*(s、1H)。(ES)m/z 550(M+H)
(7R)−14−シクロヘキシル−20,24−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノプロパノイミノエタノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド
Figure 2010513450
段階1: N−ベンジルエチレンスルホンアミド
クロロエタンスルホニルクロリドをDCM中のベンジルアミン(1.0当量)とEtN(1.1当量)の撹拌溶液(0.3M)に0℃で滴下した。溶液を室温で終夜撹拌した。反応物を10%クエン酸水溶液、NaHCO飽和水溶液、塩水で洗浄し、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮して、生成物を得た(50%)。H NMR(300MHz、DMSO−d、300K)δ 4.04(d、J6.1、2H)、5.92(d、J10.1、1H)、5.99(d、J16.5、1H)、6.63(dd、J16.53、10.1、1H)、7.30−7.32(m、5H)、7.77−7.81(m、1H)。
段階2: メチル(7R)−7−[[N−(tert−ブトキシカルボニル)−β−アラニル](メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
DCM中の(実施例1、段階5に記載のように調製した)メチル(7R)−14−シクロヘキシル−7−(メチルアミノ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラートとN−(tert−ブトキシカルボニル)−β−アラニン(1.2当量)の溶液(0.15M)をHATU(1.3当量)及びDIPEA(3当量)で処理し、生成した混合物を室温で90分間撹拌した。反応物をEtOAcで希釈し、混合有機層を1N HCl(aq)、NaHCO飽和水溶液、次いで塩水で洗浄した後、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮した。生成物を更に精製せずに次の段階に直接使用した。(ES)m/z 590(M+H)
段階3: メチル(7R)−7−[β−アラニル(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
DCM中のメチル(7R)−7−[[N−(tert−ブトキシカルボニル)−β−アラニル](メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.15M)の溶液をTFA(10当量)で処理し、生成した混合物を室温で4時間撹拌した後、全揮発性物質を減圧除去した。残留物をEtOAcとNaHCO飽和水溶液に分配し、層を分離させた。混合有機相を塩水で洗浄した後、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮した。生成物を更に精製せずに次の段階に直接使用した。(ES)m/z 490(M+H)
段階4: メチル(7R)−7−[(3−アミノプロピル)(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
THF中のメチル(7R)−7−[β−アラニル(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.2M)の溶液をBH−DMS複合体(2M THF溶液、10当量)で処理し、生成した混合物を室温で3時間撹拌した。HCl/MeOH(1.25M)を慎重に添加して反応をクエンチし、生成した溶液を2時間還流させた。次いで、揮発性物質を減圧除去し、残留物をNaHCO飽和水溶液とEtOAcに分配した。混合有機相を塩水で洗浄し、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮した。生成物を更に精製せずに次の段階に直接使用した。(ES)m/z 476(M+H)
段階5: メチル(7R)−14−シクロヘキシル−7−{メチル[3−(メチルアミノ)プロピル]アミノ}−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
THF中のメチル(7R)−7−[(3−アミノプロピル)(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.16M)の溶液を2,2,2−トリフルオロエチルホルマート(1.3当量)で滴下処理し、室温で終夜撹拌した。揮発性物質を減圧除去し、残留物をTHFに溶解させ(0.08M)、BH−DMS複合体(2M THF溶液、10当量)で滴下処理した。生成した溶液を室温で3時間撹拌した。HCl/MeOH(1.25M)を慎重に添加して反応をクエンチし、生成した溶液を2時間還流させた。次いで、揮発性物質を減圧除去し、残留物をNaHCO飽和水溶液とEtOAcに分配した。混合有機相を塩水で洗浄し、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮した。粗製材料をFC(EtOAc/MeOH/EtN 90:8:2)によって精製して、生成物を淡橙色固体として得た(段階2、3、4、5全体で80%)。(ES)m/z 490(M+H)
段階6: メチル(7R)−7−[{3−[{2−[(ベンジルアミノ)スルホニル]エチル}(メチル)アミノ]プロピル}(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
MeCN中のメチル(7R)−14−シクロヘキシル−7−{メチル[3−(メチルアミノ)プロピル]アミノ}−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.10M)の溶液を、(段階1に記載のように調製した)N−ベンジルエチレンスルホンアミド(1.3当量)、KCO(6当量)及びBnNEtCl(0.2当量)で処理し、生成した混合物を50℃で終夜撹拌した。N−ベンジルエチレンスルホンアミド(1.3当量)を追加し、8時間加熱し続けた。反応物を冷却した後、全揮発性物質を減圧蒸発させ、残留物を自動RP−HPLC(Waters Xterraカラム、MeCN/HO/0.1%TFA勾配)によって精製した。純粋な化合物を含む画分を混合し、凍結乾燥させて、生成物を白色粉末として得た(17%)。(ES)m/z 687(M+H)
段階7: (7R)−7−[{3−[{2−[(ベンジルアミノ)スルホニル]エチル}(メチル)アミノ]プロピル}(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
ジオキサン中のメチル(7R)−7−[{3−[{2−[(ベンジルアミノ)スルホニル]エチル}(メチル)アミノ]−プロピル}(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.15M)の溶液を2N NaOH(40当量)で処理し、生成した混合物を60℃で3時間撹拌した。混合物を冷却した後、6N HCl(45当量)を添加し、EtOAcで抽出した(×3)。混合有機相を塩水で洗浄した後、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮した。生成物を更に精製せずに次の段階に直接使用した。(ES)m/z 673(M+H)
段階8: (7R)−14−シクロヘキシル−20,24−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノプロパノイミノエタノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド
DCM/DMF(1:1)中の(7R)−7−[{3−[{2−[(ベンジルアミノ)スルホニル]エチル}(メチル)アミノ]プロピル}(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸(0.01M)の溶液をEDC(1.5当量)及びDMAP(5当量)で処理し、生成した混合物を50℃で5時間撹拌した。DCMを減圧除去し、残りの溶液を等体積のMeOHで希釈した。Pd/C(10wt%)をN下で導入し、反応器中の雰囲気をHで置換し、反応物を終夜室温で激しく撹拌した。反応器にNを流し、反応混合物をセライトの栓に通してろ過した(MeOH及びEtOAcで十分洗浄した。)。揮発性物質を減圧除去して、粗生成物を得た。この粗生成物をRP−HPLC(Waters Xterraカラム、MeCN/HO/0.1%TFA勾配)によって精製した。純粋な化合物を含む画分を混合し、凍結乾燥させて、生成物を白色粉末として得た(段階7、8全体で23%)。H NMR(400MHz、DMSO−d+TFA、300K)δ 1.11−1.18(m、1H)、1.28−1.41(m、2H)、1.50−1.54(m、1H)、1.66−1.74(m、2H)、1.82−1.88(m、1H)、1.89−2.00(m、3H)、2.04−2.20(m、2H)、2.67−2.71(m、1H)、2.85(s、3H)、2.95(s、3H)、3.25−3.29(m、2H)、3.32−3.38(m、1H)、3.44−3.51(m、1H)、3.60−3.73(m、3H)、3.87−3.93(m、1H)、4.09−4.14(m、1H)、4.30−4.21(m、2H)、4.39−4.34(m、1H)、4.91−4.94(m、1H)、7.27−7.31(m、2H)、7.35(d、J6.6、1H)、7.52−7.57(m、2H)、7.98(d、J8.3、1H)、8.15(s、1H)。(ES)m/z 565(M+H)
13−シクロヘキシル−19,22−ジメチル−6,7−ジヒドロ−10,6−(メタノイミノチオエタノイミノエタノイミノメタノ)インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−14−オン 16,16−ジオキシド
Figure 2010513450
段階1: ジメチル13−シクロヘキシル−6,7−ジヒドロインドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−6,10−ジカルボキシラート
メチルクロロアクリラート(1.7当量)、塩化トリエチルブチルアンモニウム(0.2当量)及びKCO(6当量)を、無水MeCN中の(国際公開第2006/046030号、実施例9に記載のように調製した)メチル3−シクロヘキシル−2−(2−ヒドロキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキシラートの溶液(0.02M)に添加した。混合物を60℃で終夜加熱し、室温に冷却した。揮発性物質を減圧除去し、EtOAcで希釈し、水で洗浄し、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮した。粗生成物をFC(EtOAc/PE 10:90)によって精製して、生成物を固体として得た(81%)。(ES)m/z 434(M+H)
段階2: 13−シクロヘキシル−10−(メトキシカルボニル)−6,7−ジヒドロインドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−6−カルボン酸
ジメチル13−シクロヘキシル−6,7−ジヒドロインドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−6,10−ジカルボキシラートをTHF:MeOH(1:1)に溶解させ(0.02M)、その溶液に水酸化リチウム一水和物(0.1N)水溶液1.4当量を添加した。溶液を室温で2時間撹拌した。揮発性物質を減圧下で減量し、残留物を1N HCl(aq)で酸性化し、得られた沈殿をろ過し、減圧乾燥させて、標記化合物を得た(99%)。(ES)m/z 420(M+H)
段階3: メチル13−シクロヘキシル−6−(ヒドロキシメチル)−6,7−ジヒドロインドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−10−カルボキシラート
THF中の13−シクロヘキシル−10−(メトキシカルボニル)−6,7−ジヒドロインドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−6−カルボン酸の溶液(0.03M)にBH・THF(1M THF溶液)1.6当量を添加し、反応物を60℃で1時間撹拌した。次いで、BH.THF(1M THF溶液)11.6当量を添加し、反応物を60℃で更に1時間撹拌した後、HCl/MeOH(1.25M)を慎重に添加してクエンチした。生成した溶液を2時間還流させた。混合物を室温に冷却し、揮発性物質を減圧除去し、残留物をNaHCO飽和水溶液とEtOAcに分配した。混合有機相を塩水で洗浄した後、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮して、生成物を得た(97%)。(ES)m/z 406(M+H)
段階4: メチル13−シクロヘキシル−6−ホルミル−6,7−ジヒドロインドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−10−カルボキシラート
DCM中のメチル13−シクロヘキシル−6−(ヒドロキシメチル)−6,7−ジヒドロインドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−10−カルボキシラートの溶液(0.03M)を、DCM中のDMP(1.2当量)の溶液(0.06M)に0℃で添加し、次いで室温で2時間放置した。混合物をEtOAcで希釈し、NaHCO飽和水溶液、塩水で洗浄した後、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮して、生成物を得た(97%)。(ES)m/z 404(M+H)
段階5: メチル6−{[{2−[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]エチル}(メチル)−アミノ]メチル}−13−シクロヘキシル−6,7−ジヒドロインドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−10−カルボキシラート
MeOH中のメチル13−シクロヘキシル−6−ホルミル−6,7−ジヒドロインドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−10−カルボキシラートの溶液(0.03M)及び(市販N,N’−ジメチルエチレンジアミンから、欧州特許出願公開第0296811号A2に記載のように調製した)tert−ブチルメチル[2−(メチルアミノ)エチル]カルバマート(3当量)に、AcOHを添加してpHを6に調節した。反応物を15分間撹拌し、次いでMeOH中のNaCNBH(1当量)とZnCl(0.3M、0.55当量)の溶液を添加した。溶液を室温で終夜撹拌した。反応混合物を濃縮し、EtOAcで希釈し、有機相をNaHCO飽和水溶液及び塩水で洗浄した。有機相を脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮した。粗生成物をFC(EtOAc/PE/EtN 19:80:1)によって精製して、生成物を得た(61%)。(ES)m/z 576(M+H)
段階6: メチル13−シクロヘキシル−6−({メチル[2−(メチルアミノ)エチル]アミノ}メチル−6,7−ジヒドロインドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−10−カルボキシラート
DCM中のメチル6−{[{2−[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]エチル}(メチル)−アミノ]メチル}−13−シクロヘキシル−6,7−ジヒドロインドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−10−カルボキシラートの溶液(0.09M)をTFA(142当量)で0℃で処理した。反応物を濃縮し、EtOAcで希釈し、NaHCO飽和水溶液、塩水で洗浄し、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮して、生成物を得た(100%)。(ES)m/z 476(M+H)
段階7: メチル13−シクロヘキシル−6−(2,5−ジメチル−8,8−ジオキシド−10−フェニル−8−チア−2,5,9−トリアザデカ−1−イル)−6,7−ジヒドロインドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−10−カルボキシラート
MeCN中のメチル13−シクロヘキシル−6−({メチル[2−(メチルアミノ)エチル]アミノ}メチル−6,7−ジヒドロインドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−10−カルボキシラートの溶液(0.04M)を、(実施例6、段階1に記載のように調製した)N−ベンジルエチレンスルホンアミド(1当量)、KCO(6.0当量)及びベンジルトリエチルアンモニウムクロリド(0.2当量)で処理した。反応物を60℃で2時間加熱した。反応物を60℃で更に24時間加熱し、その間、追加のN−ベンジルエチレンスルホンアミド5当量を時折添加した。反応物を濃縮し、残留物を自動RP−HPLC(waters Symmetry Shield RP 18カラム、7μM、19×300mm、MeCN/HO/0.1%TFA勾配)によって精製した。純粋な化合物を含む画分を混合し、凍結乾燥させて、生成物を白色粉末として得た(21%)。(ES)m/z 673(M+H)
段階8: 13−シクロヘキシル−6−(2,5−ジメチル−8,8−ジオキシド−10−フェニル−8−チア−2,5,9−トリアザデカ−1−イル)−6,7−ジヒドロインドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−10−カルボン酸
KOH(5.0当量)をジオキサン/HO(1/1)中のメチル13−シクロヘキシル−6−(2,5−ジメチル−8,8−ジオキシド−10−フェニル−8−チア−2,5,9−トリアザデカ−1−イル)−6,7−ジヒドロインドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−10−カルボキシラート(0.02M)の溶液に添加した。反応物を60℃で4.5時間加熱した。反応物を室温に冷却し、1N HCl(aq)で酸性化し、混合物をDCMで2回抽出した。混合有機相を塩水で洗浄し、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮して、生成物を得た(定量)。(ES)m/z 659(M+H)
段階9: 15−ベンジル−13−シクロヘキシル−19,22−ジメチル−6,7−ジヒドロ−10,6−(メタノイミノチオエタノイミノエタノイミノメタノ)インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−14−オン 16,16−ジオキシド
EDC(1.5当量)及びDMAP(2.5当量)をDCM中の13−シクロヘキシル−6−(2,5−ジメチル−8,8−ジオキシド−10−フェニル−8−チア−2,5,9−トリアザデカ−1−イル)−6,7−ジヒドロインドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−10−カルボン酸(3mM)の溶液に添加した。反応物をN下で40℃で終夜撹拌した。反応物を室温に冷却し、NaHCO飽和水溶液、塩水で洗浄し、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮して、生成物を得た(定量)。(ES)m/z 641(M+H)
段階10: 13−シクロヘキシル−19,22−ジメチル−6,7−ジヒドロ−10,6−(メタノイミノチオエタノイミノエタノイミノメタノ)インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−14−オン 16,16−ジオキシド
Pd/C(10wt%)をDMF中の15−ベンジル−13−シクロヘキシル−19,22−ジメチル−6,7−ジヒドロ−10,6−(メタノイミノチオエタノイミノエタノイミノメタノ)インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−14−オン 16,16−ジオキシド(7.1mM)の溶液としてN下で添加した。反応器中の雰囲気をHで置換し、反応物を室温で48時間激しく撹拌した。反応器にNを流し、反応混合物をろ過した。揮発性物質を減圧除去し、残留物を自動RP−HPLC(waters Symmetry Shield RP 18カラム、7μM、19×300mm、MeCN/HO/0.1%TFA勾配)によって精製した。純粋な化合物を含む画分を混合し、凍結乾燥させて、生成物を白色粉末として得た(3%)。H NMR(600MHz、DMSO−d+TFA、300K)δ 1.17−1.59(m、4H)、1.67−2.18(m、6H)、2.82(s、3H)、2.85−2.98(m、4H)、3.02−3.11(m、1H)、3.26−3.35(m、1H)、3.44−3.68(m、3H)、3.69−3.76(m、1H)、3.81−3.90(m、1H)、3.99−4.08(m、1H)、4.12−4.25(m、1H)、4.77−4.90(m、1H)、4.96−5.08(m、1H)、7.38(d、J7.8、1H)、7.44(t、J7.8、1H)、7.51−7.55(m、3H)、7.98(d、J8.4、1H)、8.17(s、1H)。(ES)m/z 551(M+H)
(7R)−14−シクロヘキシル−22,25−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノブタノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド
Figure 2010513450
段階1: メチル(7R)−7−[(2−アミノエチル)(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
DCM中の(実施例1、段階6に記載のように調製した)メチル(7R)−7−[{2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.1M)の溶液を過剰のTFA(>50当量)で処理した。混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、全揮発性物質を減圧除去し、残留物をHCl/EtOの溶液(2M)で処理し、生成した混合物を減圧濃縮した。生成物を更に精製せずに次の段階に使用した。(ES)m/z 462(M+H)
段階2: メチル(7R)−14−シクロヘキシル−7−{メチル[2−(メチルアミノ)エチル]アミノ}−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
THF中のメチル(7R)−7−[(2−アミノエチル)(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラートの溶液(0.1M)を2,2,2−トリフルオロエチルホルマート(1.5当量)で滴下処理し、室温で終夜撹拌した。揮発性物質を減圧除去し、残留物をTHFに溶解させ(0.1M)、BH−DMS複合体(2M THF溶液、5当量)で滴下処理した。生成した溶液を室温で3時間撹拌した。HCl/MeOH(1.25M)を慎重に添加して反応をクエンチし、生成した溶液を加熱乾固させた。次いで、残留物をNaHCO飽和水溶液とEtOAcに分配した。混合有機相を塩水で洗浄し、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮した。粗製物をFC(EtOAc/MeOH 99.5:0.5+1%NEt)によって精製して、生成物を得た(40%)。(ES)m/z 476(M+H)
段階3: メチル(7R)−7−[{2−[[4−(アミノスルホニル)ブタノイル](メチル)アミノ]エチル}(メチル)−アミノ)−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−d][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
4−(アミノスルホニル)ブタン酸(1.2当量)、DIPEA(2当量)、DIC(1.1当量)及びHOBT(1.1当量)を、DMF中のメチル(7R)−14−シクロヘキシル−7−{メチル[2−(メチルアミノ)エチル]アミノ}−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.07M)の溶液に添加した。反応物をN下で室温で終夜撹拌した。次いで、混合物をNaHCO飽和水溶液とEtOAcに分配した。混合有機相を1N HCl、続いて塩水で洗浄し、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮した。生成物を更に精製せずに次の段階に使用した。(ES)m/z 625(M+H)
段階4: メチル(7R)−7−[{2−[[4−(アミノスルホニル)ブチル](メチル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
THF中のメチル(7R)−7−[{2−[[4−(アミノスルホニル)ブタノイル](メチル)アミノ]エチル}−(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.03M)の溶液をBH.DMS複合体(2M THF溶液、15当量)で処理した。生成した溶液を室温で1時間撹拌した。HCl/MeOH(1.25M)を慎重に添加して反応をクエンチし、生成した溶液を全揮発性物質が蒸発するまで80℃で加熱して、標記化合物を得た。生成物を更に精製せずに次の段階に使用した。(ES)m/z 611(M+H)
段階5: (7R)−7−[{2−[[4−(アミノスルホニル)ブチル](メチル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
水酸化ナトリウム(1N、5当量)をMeOH中のメチル(7R)−7−[{2−[[4−(アミノスルホニル)ブチル](メチル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.03M)の溶液に添加した。反応物を60℃で1時間加熱後、更に水酸化ナトリウム(2N、5当量)を導入し、30分間加熱し続けた。反応混合物を減圧濃縮し、DMSOに再溶解させ、RP−HPLC(Waters Xterraカラム、C18、5um、19×100mm. 移動相:0.1%TFAで緩衝されたMeCN/HO)によって精製した。純粋な化合物を含む画分を混合し、凍結乾燥させて、標記化合物を白色粉末として得た(37%)。(ES)m/z 597(M+H)
段階6: (7R)−14−シクロヘキシル−22,25−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノブタノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド
DMAP(4当量)及びEDC(2当量)をDCM中の(7R)−7−[{2−[[4−(アミノスルホニル)ブチル](メチル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸(2mM)の溶液に添加した。反応物をN下で室温で終夜撹拌した。全揮発性物質を減圧除去し、残留物をRP−HPLC(Waters Xterraカラム、C18、5um、19×100mm. 移動相:0.1%TFAで緩衝されたMeCN/HO)によって精製した。純粋な化合物を含む画分を混合し、凍結乾燥させて、生成物を白色粉末として得た(31%)。H NMR(400MHz、DMSO−d+TFA、335K)δ 1.10−1.50(m、4H)、1.60−1.80(m、2H)、1.80−2.00(m、8H)、2.60−2.70(m、1H)、2.79(s、3H)、2.82(s、3H)、3.10−3.30(m、2H)、3.50−3.70(m、6H)、3.70−3.80(m、1H)、4.20−4.50(m、3H)、4.85−4.95(m、1H)、7.20−7.40(m、3H)、7.50−7.60(m、2H)、7.92(d、J8.4、1H)、8.4(s、1H)。(ES)m/z 579(M+H)
(7S)−14−シクロヘキシル−21−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エポキシエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド
Figure 2010513450
段階1: N−ベンジル−2−クロロ−N−メチルエタンアミニウムクロリド
2−[ベンジル(メチル)アミノ]エタノールを過剰のSOCl(50当量)に滴下し、混合物を35℃で16時間加熱した。揮発性物質を減圧除去し、残留オイルをEtOを用いてすりつぶして、標記化合物を白色固体として定量収率で得た。MS(ES)m/z 184(M+H)、186(M+H)
段階2: N−ベンジル−2−{[(7S)−11−カルボキシ−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−7−イル]オキシ}−N−メチルエタンアミニウムクロリド
トルエン中の(国際公開第2006/046030号に記載のように調製した)メチル(7S)−14−シクロヘキシル−7−ヒドロキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラートの懸濁液(0.05M)に30%w/w NaOH水溶液10当量、続いて臭化テトラブチルアンモニウム0.25当量を添加した。30分間撹拌後、N−ベンジル−2−クロロ−N−メチルエタンアミニウムクロリド2.5当量を添加し、反応混合物を60℃で16時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をRP−HPLC(Waters Xterra prep.C18カラム、5um、19×100mm. 移動相:0.1%TFAで緩衝されたMeCN/HO)によって精製した。純粋な化合物を含む画分を混合し、HClの存在下で凍結乾燥させて、標記化合物を白色粉末として得た(25%)。(ES)m/z 539(M+H)
段階3: メチル(7S)−7−{2−[ベンジル(メチル)アミノ]エトキシ}−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
無水MeOH中のN−ベンジル−2−{[(7S)−11−カルボキシ−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−7−イル]オキシ}−N−メチルエタンアミニウムクロリドの溶液(0.014M)を塩化アセチル(1.1当量)で処理した。混合物を終夜加熱還流させた。全揮発性物質を減圧除去して、標記化合物を得た。生成物を更に精製せずに次の段階に使用した。(ES)m/z 553(M+H)
段階4: メチル(7S)−14−シクロヘキシル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
無水MeOH中のメチル(7S)−7−{2−[ベンジル(メチル)アミノ]エトキシ}−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラートの溶液(0.014M)にPd/C(1当量)を添加し、生成した混合物をH雰囲気下で12時間撹拌した。混合物をろ過し、次いで減圧濃縮して、標記化合物を得た。生成物を更に精製せずに次の段階に使用した。(ES)m/z 463(M+H)
段階5: tert−ブチルベンジル[(3−クロロプロピル)スルホニル]カルバマート
ベンジルアミン(1当量)を無水DCMに溶解させ(0.5M)、EtN(1.1当量)を添加し、0℃で冷却後、1−クロロ−3−プロパンスルホニルクロリドを徐々に添加し、混合物を室温で20時間撹拌した。全揮発性物質を減圧蒸発させ、残留物をEtOにとり、沈殿をろ過除去し、ろ液を濃縮し、PEを添加して、N−ベンジル−3−クロロプロパン−1−スルホンアミドを白色固体として得た(87%)。(ES)m/z 248(M+H)。ジ−tert−ブチルジカルボナート(1.5当量)をN−ベンジル−3−クロロプロパン−1−スルホンアミドの氷冷0.45M THF溶液に徐々に添加した。次いで、DMAP(0.1当量)を添加し、反応物を室温で終夜撹拌した。全揮発性物質を減圧除去し、粗製物をEtOAcで希釈し、HCl、NaHCO飽和水溶液及び塩水で洗浄した。NaSOを用いて脱水した後、全揮発性物質を減圧蒸発させ、残留材料を精製せずに次の段階に使用した。(ES)m/z 348、350(M+H)。
段階6: メチル(7S)−7−{2−[{3−[(ベンジルアミノ)スルホニル]プロピル}(メチル)アミノ]エトキシ}−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート
DIPEA(2当量)、KCO(4当量)及びtert−ブチルベンジル[(3−クロロプロピル)スルホニル]カルバマート(をMeCN中のメチル(7S)−14−シクロヘキシル−7−[2−(メチルアミノ)エトキシ]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.08M)の溶液に添加した。混合物を200℃で30分間マイクロ波加熱した。生成した混合物をろ過し、減圧濃縮し、残留物をRP−HPLC(Waters Xterraカラム、C18、5um、19×150mm. 移動相:0.1%TFAで緩衝されたMeCN/HO)によって精製した。純粋な化合物を含む画分を混合し、凍結乾燥させて、標記化合物を白色粉末として得た(23%)。(ES)m/z 674(M+H)
段階7: (7S)−7−{2−[{3−[(ベンジルアミノ)スルホニル]プロピル}(メチル)アミノ]エトキシ}−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
水酸化ナトリウム(2N、6当量)をMeOH中のメチル(7S)−7−{2−[{3−[(ベンジルアミノ)スルホニル]プロピル}(メチル)アミノ]エトキシ}−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシラート(0.025M)の溶液に添加した。反応物を60℃で1時間加熱後、更に水酸化ナトリウム(2N、10当量)を導入し、2時間加熱し続けた。次いで、混合物をHOとEtOAcに分配した。混合有機相を塩水で洗浄し、脱水し(NaSO)、ろ過し、減圧濃縮した。生成物を更に精製せずに次の段階に使用した。(ES)m/z 660(M+H)
段階8: (7S)−16−ベンジル−14−シクロヘキシル−21−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エポキシエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド
DMAP(5当量)及びEDC(1.5当量)を1:1混合物DCM/DMF中の(7S)−7−{2−[{3−[(ベンジルアミノ)スルホニル]プロピル}(メチル)アミノ]エトキシ}−14−シクロヘキシル−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸(6mM)の溶液に添加した。反応物を40℃で5時間撹拌した。DCMを減圧除去し、残留DMF溶液を次の段階に使用した(ES)m/z 642(M+H)
段階9: (7S)−14−シクロヘキシル−21−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エポキシエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド
前段階から得られた(7S)−16−ベンジル−14−シクロヘキシル−21−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エポキシエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシドのDMF溶液を無水MeOHで希釈し(0.015M)、次いでPd/C(1当量)を添加し、生成した混合物をH雰囲気下で12時間撹拌した。反応混合物をろ過し、減圧濃縮した。残留物をRP−HPLC(sWaters SUNFIREカラム、C18、5um、19×100mm. 移動相:0.1%TFAで緩衝されたMeCN/HO)によって精製した。純粋な化合物を含む画分を混合し、凍結乾燥させて、標記化合物を白色粉末として得た(19%)。材料を、1H NMRによって異性体*の4:1*混合物として得た。H NMR(600MHz、DMSO−d+TFA、300K)δ 1.12−1.19(m、1H)、1.28−1.39(m、2H)、1.52−1.58(m、1H)、1.65−1.75(m、2H)、1.83−2.01(m、4H)、2.12−2.28(m、2H)、2.66−2.85(m、6H)、3.15−3.48(m、3H)、3.52−3.73(m、2H)、3.76−4.04(m、3H)、4.06−4.32(m、2H)、4.48−4.56*及び4.85−4.89(m、1H)、7.18−7.32(m、2H)、7.33−7.58(m、3H)、7.86及び7.95*(d、J8.4、1H)、8.32及び8.43*(bs、1H)。(ES)m/z 552(M+H)
13−シクロヘキシル−5,20,23−トリメチル−6,7−ジヒドロ−5H−10,6−(メタノイミノチオプロパノイミノエタノイミノメタノ)インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−14−オン 16,16−ジオキシド
Figure 2010513450
段階1: tert−ブチルベンジル[(3−クロロプロピル)スルホニル]カルバマート
ベンジルアミン(1当量)を無水DCMに溶解させ(0.5M)、EtN(1.1当量)を添加し、0℃で冷却後、1−クロロ−3−プロパンスルホニルクロリドを徐々に添加し、混合物を室温で20時間撹拌した。全揮発性物質を減圧蒸発させ、残留物をEtOにとり、沈殿をろ過除去し、ろ液を濃縮し、PEを添加して、N−ベンジル−3−クロロプロパン−1−スルホンアミドを白色固体として得た(87%)。MS(ES): 248(M+H)。ジ−tert−ブチルジカルボナート(1.5当量)をN−ベンジル−3−クロロプロパン−1−スルホンアミドの氷冷0.45M THF溶液に徐々に添加した。次いで、DMAP(0.1当量)を添加し、反応物を室温で終夜撹拌した。全揮発性物質を減圧除去し、粗製物をEtOAcで希釈し、HCl、NaHCO飽和水溶液及び塩水で洗浄した。NaSOを用いて脱水した後、全揮発性物質を減圧蒸発させ、残留材料を精製せずに次の段階に使用した。(ES)m/z 348、350(M+H)。
段階2: tert−ブチルベンジル[(3−{メチル[2(メチルアミノ)エチル]アミノ}プロピル)スルホニル]カルバマート
tert−ブチルベンジル[(3−クロロプロピル)スルホニル]カルバマートをMeCNに溶解させ(0.2M)、N,N’−ジメチルエタン−1,2−ジアミン(5当量)、続いてKCO(5当量)を添加した。混合物を65℃で終夜撹拌した。溶媒を減圧除去し、残留材料をEtOAcに溶解させ、水で洗浄した。NaSOを用いて脱水した後、全揮発性物質を減圧蒸発させ、残留材料を精製せずに次の段階に使用した。(ES)m/z 400(M+H)
段階3: tert−ブチル[(3−{メチル[2(メチルアミノ)エチル]アミノ}プロピル)スルホニル]カルバマート
パールマン触媒(0.10当量)をtert−ブチルベンジル[(3−{メチル[2(メチルアミノ)エチル]アミノ}プロピル)スルホニル]カルバマートの0.35M EtOH溶液に懸濁させ、混合物を水素雰囲気下で4時間撹拌した。粗製物をセライトパッドによってろ過し、EtOHで洗浄し、溶媒蒸発後、生成物を白色固体として得た。この生成物を更なる特性分析なしに使用した(収率98%、2段階)。(ES)m/z 310(M+H)
段階4: ジメチル13−シクロヘキシル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−6,10−ジカルボキシラート
(国際公開第2006/046030号に記載のように調製した)メチル2−ブロモ−3−シクロヘキシル−インドール−6−カルボキシラート、2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(1.4当量)及びPd(PPhCl(0.1当量)をジオキサンに溶解させ(0.08M)、2M NaCO溶液(1当量)を添加した。混合物を脱気し、Arを流した。混合物をAr雰囲気下で100℃に加熱した。6時間後、混合物を室温に冷却し、全揮発性物質を減圧蒸発させた。残留材料をDCMに溶解させ、PEを添加した。混合物を3日間撹拌放置した。生成した沈殿をろ過除去し、DCMに再溶解させた。生成物メチル−2−(2−アミノフェニル)−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボキシラートをPEによってこの溶液から沈殿させ、ろ過し、減圧乾燥させて、ベージュ粉末として得た(68%)。(ES)m/z 349(M+H)
上記化合物をMeCNに溶解させ(0.07M)、BuNBr(0.3当量)、続いてKCO(6当量)を添加した。エチルα−クロロアクリラート(1.7当量)を混合物に添加し、次いで終夜60℃に加熱した。全揮発性物質を減圧蒸発させ、残留材料をEtOAcと混合した。懸濁液を10%クエン酸、NaHCO飽和水溶液及び塩水で抽出した。NaSOを用いて脱水した後、全揮発性物質を減圧蒸発させた。残留材料をフラッシュクロマトグラフィー(PE、次いでPE:EtOAc、9:1、次いでPE:EtOAc、8:2)によって精製した。溶媒蒸発後、生成物を黄色がかった固体として得た(84%)。(ES)m/z 433(M+H)
段階5: ジメチル13−シクロヘキシル−5−メチル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−6,10−ジカルボキシラート
ジメチル13−シクロヘキシル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−6,10−ジカルボキシラートを無水MeOHに溶解させ(0.05M)、HOAcを添加し、混合物を37%ホルムアルデヒド水溶液(1.2当量)で処理し、次いでNaCNBH(1.2当量)を添加した。溶液を室温で2時間撹拌した。生成物をフラッシュクロマトグラフィー(PE:EtOAc、9:1、0.5%NEt)によって単離した。溶媒蒸発後、無色の固体を得た(定量)。(ES)m/z 447(M+H)
段階6: メチル13−シクロヘキシル−6−(ヒドロキシメチル)−5−メチル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキシラート
ジメチル13−シクロヘキシル−5−メチル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−6,10−ジカルボキシラートを無水THFに溶解させ(0.05M)、LiBH(1当量)を添加した。混合物を室温で撹拌した。1時間後、生成物への最低限の転化しか認められなかった。BH TH複合体(1当量)を添加し、混合物を室温で撹拌した。2時間後、BH THF複合体1当量を更に添加し、混合物を2時間撹拌した。シリカゲルを添加して混合物をクエンチし、全揮発性物質を減圧蒸発させた。生成物をフラッシュクロマトグラフィー(PE:EtOAc、8:2)によって単離した。溶媒蒸発後、生成物を無色の固体として得た(80%)。(ES)m/z 419(M+H)
段階7: メチル13−シクロヘキシル−6−ホルミル−5−メチル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキシラート
DMSO(5当量)をDCMに溶解させ、溶液を−78℃に冷却した。この温度において、DCM中の塩化オキサリルの2M溶液(2.5当量)を徐々に添加し、混合物を−78℃で25分間撹拌した。DCM中のジメチル13−シクロヘキシル−5−メチル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−6,10−ジカルボキシラート(1当量)の溶液(0.09M)を−78℃で徐々に添加し、この温度で25分間撹拌し続けた。次いで、NEt(8当量)を添加し、生成したスラリーを0℃の氷浴に入れた。混合物を90分間撹拌放置し、次いでDCMで希釈し、NHCl飽和水溶液、NaHCO飽和水溶液及び塩水で抽出した。NaSOを用いて脱水した後、全揮発性物質を減圧蒸発させた。生成物を濃黄色固体として得た。この生成物をDCMを用いてシリカパッドによってろ過した。溶媒蒸発後、生成物を黄色がかった固体として得た(定量)。(ES)m/z 417(M+H)
段階8: メチル13−シクロヘキシル−5−メチル−6−(2,5,13,13−テトラメチル−9,9−ジオキシド−11−オキソ−12−オキサ−9−チア−2,5,10−トリアザテトラデカ−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキシラート
メチル13−シクロヘキシル−6−ホルミル−5−メチル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキシラートをMeOHに溶解させ(0.08M)、HOAcを添加した。(実施例15、段階1−3に記載のように調製した)tert−ブチル[(3−{メチル[2(メチルアミノ)エチル]アミノ}プロピル)スルホニル]カルバマート(1.5当量)を添加し、混合物を5分間撹拌した。NaCNBH(1.5当量)を添加し、混合物を6時間撹拌した。全揮発性物質を蒸発させ、残留材料をEtOAcに溶解させた。溶液をNHCl飽和水溶液、NaHCO飽和水溶液及び塩水で抽出した。NaSOを用いて脱水した後、全揮発性物質を減圧蒸発させた。黄色アモルファス固体を得、更に精製せずに次の反応に使用した(60%)。(ES)m/z 711(M+H)
段階9: 6−{[{2−[[3−(アミノスルホニル)プロピル](メチル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]メチル}−13−シクロヘキシル−5−メチル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸
メチル13−シクロヘキシル−5−メチル−6−(2,5,13,13−テトラメチル−9,9−ジオキシド−11−オキソ−12−オキサ−9−チア−2,5,10−トリアザテトラデカ−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキシラートをDCMに溶解させ(0.05M)、TFAを添加した。混合物を室温で放置した。1時間後、全揮発性物質を減圧蒸発させた。残留材料をトルエンと同時蒸発させた。メチル6−{[{2−[[3−(アミノスルホニル)プロピル]−(メチル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]メチル}−13−シクロヘキシル−5−メチル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボキシラートを赤味を帯びた粘着性固体として得た。材料をMeOH/THFに溶解させ(0.05M)、1M KOH水溶液(4当量)を添加した。混合物を室温で終夜撹拌し、次いで70℃に5時間加温した。室温に冷却後、溶液を水で希釈し、1M HCl水溶液でpH6に調節した。生成した懸濁液をEtOAcで抽出した。混合有機相を塩水で洗浄し、NaSOを用いて脱水した。全揮発性物質を減圧蒸発させた。残留材料を更に精製せずに次の反応に使用した(95%)。(ES)m/z 611(M+H)
段階10: 13−シクロヘキシル−5,20,23−トリメチル−6,7−ジヒドロ−5H−10,6−(メタノイミノチオプロパノイミノエタノイミノメタノ)インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−14−オン 16,16−ジオキシド
6−{[{2−[[3−(アミノスルホニル)プロピル](メチル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]メチル}−13−シクロヘキシル−5−メチル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸をDCMに溶解させた(2.5mM)。DMAP(3当量)及びEDC(2当量)を添加し、溶液を終夜撹拌した。溶液をNHCl飽和水溶液、NaHCO飽和水溶液及び塩水で抽出した。NaSOを用いて脱水した後、全揮発性物質を減圧蒸発させた。黄色残留物を質量誘導(mass−guided)prep. RP−HPLCに供した。生成物画分を凍結乾燥後、生成物を黄色がかったアモルファス固体として得た(18%)。H NMR(400MHz、DMSO−d、300K、TFA塩)δ 8.23(s、1H)、7.93(d、1H、J8.36)、7.54(d、1H、J8.36)、7.45−7.43(m、1H)、7.33−7.16(m、3H)、4.66(d、1H、J14.52)、3.93(d、1H、J14.52)、3.75−3.66(m、2H)、3.54−3.21(m、5H)、2.81−2.65(m、8H)、2.45−2.36(m、2H)、2.19−1.70(m、11H)、1.54−1.18(m、6H)。(ES)m/z 578(M+H)
13−シクロヘキシル−20,23−ジメチル−6,7−ジヒドロ−5H−6,10−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−14−オン 16,16−ジオキシド
Figure 2010513450
段階1: メチル13−シクロヘキシル−6−[メチル(3,11,11−トリメチル−7,7−ジオキシド−9−オキソ−10−オキサ−7−チア−3,8−ジアザドデカ−1−イル)アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキシラート
塩化亜鉛(2当量)を、無水MeOH中のメチル13−シクロヘキシル−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキシラート(1当量、国際公開第2006/046039号、実施例5、段階4)とtert−ブチル[(3−{メチル[2−(メチルアミノ)エチル]アミノ}プロピル)−スルホニル]カルバマート(2.5当量、実施例15、段階1−3)の撹拌混合物に添加し、混合物を70℃で2時間撹拌した。NaCNBH(2.3当量)を添加し、混合物を60℃で終夜撹拌した。全揮発性物質を蒸発させ、残留材料をEtOAcに溶解させ、塩水で洗浄した。NaSOを用いて脱水した後、全揮発性物質を減圧蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(PE/EtOAc+10%MeOHと0.5%NEt 1:1からEtOAc+20%MeOH+1%NEt)によって、標記化合物43%及び対応するカルバミン酸メチル(メチル13−シクロヘキシル−6−[メチル(3−メチル−7,7−ジオキシド−9−オキソ−10−オキサ−7−チア−3,8−ジアザウンデカ−1−イル)アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキシラート)27%を得た。(ES)m/z 681(M+H)
段階2: 6−[{2−[[3−(アミノスルホニル)プロピル](メチル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−13−シクロヘキシル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
メチル13−シクロヘキシル−6−[メチル(3,11,11−トリメチル−7,7−ジオキシド−9−オキソ−10−オキサ−7−チア−3,8−ジアザドデカ−1−イル)アミノ]−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキシラートをDCM/TFA 3:1に溶解させ(0.03M)、混合物を室温で放置した。45分後、全揮発性物質を減圧蒸発させた。残留物をMeOHに溶解させ(0.07M)、1M KOH水溶液(9当量)を添加した。混合物を65℃で4時間撹拌した。0℃に冷却後、溶液のpHを1M HCl水溶液でpH6に調節した。生成した懸濁液をEtOAcで抽出した。混合有機相を塩水で洗浄し、NaSOを用いて脱水した。全揮発性物質を減圧蒸発させた。残留材料を更に精製せずに次の反応に使用した。(ES)m/z 567(M+H)
段階3: 13−シクロヘキシル−20,23−ジメチル−6,7−ジヒドロ−5H−6,10−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−14−オン 16,16−ジオキシド
6−[{2−[[3−(アミノスルホニル)プロピル](メチル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−13−シクロヘキシル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸をDCMに溶解させた(2.5mM)。DMAP(3当量)及びEDC(1.5当量)を添加し、溶液を40℃で45分間撹拌した。揮発性物質の蒸発後に得られた残留物を質量誘導prep. RP−HPLCによって精製した。画分の凍結乾燥後、標記化合物を白色固体として得た(15%)。H NMR(400MHz、DMSO−d、300K、ビスTFA塩)δ 8.29(s、1H)、8.01(d、1H、J8.4)、7.46−7.60(m、5H)、4.99(d、1H、J17.2)、4.19(b.s、1H)、3.99(dd、1H、J4.8、17.2)、3.79(bs.、2H)、3.64−3.36(m、3H)、3.48−3.40(m、2H)、3.33−3.22(m、2H)、2.90−2.86(m、1H)、2.89(s、3H)、2.86(s、3H)、2.31−2.22(m、1H)、2.15−1.90(m、5H)、1.87(b.s、1H)、1.76−1.71(m、2H)、1.57(d、1H、J10.8)、1.41(bs、2H)、1.23−1.18(m、1H)。(ES)m/z 549(M+H)
8−シクロヘキシル−19,22−ジメチル−1,12b−ジヒドロ−5,1a−(メタノイミノチオプロパノイミノエタノイミノメタノ)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−13−オン 15,15−ジオキシド
Figure 2010513450
段階1: ジメチル8−シクロヘキシル−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキシラート
50℃で終夜加熱する代わりに、混合物を室温で2時間撹拌したこと以外は、米国特許出願公開第2007/0060565号A1に従って化合物を調製した。混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄した。次いで、粗製物をEtOAcで2回、DCMで2回抽出し、NaSOを用いて脱水し、ろ過し、濃縮した。残留材料をフラッシュクロマトグラフィー(PE:EtOAc、3:1)に供した。溶媒蒸発後、生成物を黄色固体として得た(46%)。(ES)m/z 444(M+H)
段階2: メチル8−シクロヘキシル−1a−(ヒドロキシメチル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−5−カルボキシラート
ジメチル8−シクロヘキシル−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキシラートを無水THFに溶解させ(0.02M)、0℃で冷却後、BH THF複合体(1.5当量)、続いてLiBH(1.5当量)及び水(4当量)を添加した。混合物を室温で4時間撹拌し、次いで水を徐々に添加した。粗製物をEtOAcで2回抽出し、NaSOを用いて脱水し、ろ過し、全揮発性物質を減圧除去した。残留材料をフラッシュクロマトグラフィー(PE:EtOAc、2:1)に供した。溶媒蒸発後、生成物を白色固体として得た(75%)。(ES)m/z 416(M+H)
段階3: メチル8−シクロヘキシル−1a−ホルミル−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−5−カルボキシラート
DMSO(5当量)をDCMに溶解させ、溶液を−78℃に冷却した。この温度において、DCM中の塩化オキサリルの2M溶液(2.5当量)を徐々に添加し、混合物を−78℃で25分間撹拌放置した。DCM中のメチル8−シクロヘキシル−1a−(ヒドロキシメチル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−5−カルボキシラート(1当量)の溶液(0.09M)を−78℃で徐々に添加し、この温度で25分間撹拌し続けた。次いで、NEt(8当量)を添加し、生成したスラリーを0℃の氷浴に入れた。混合物を90分間撹拌し、次いでDCMで希釈し、水、1N HCl、NaHCO飽和水溶液及び塩水で抽出した。NaSOを用いて脱水した後、全揮発性物質を減圧蒸発させた。溶媒蒸発後、生成物を黄色がかった固体として得た(定量)。(ES)m/z 414(M+H)
段階4: メチル8−シクロヘキシル−1a−(2,5,13,13−テトラメチル−9,9−ジオキシド−11−オキソ−12−オキサ−9−チア−2,5,10−トリアザテトラデカ−1−イル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−5−カルボキシラート
メチル8−シクロヘキシル−1a−ホルミル−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−5−カルボキシラートをDCEに溶解させ(0.08M)、HOAc(3.5当量)を添加した。tert−ブチル[(3−{メチル[2(メチルアミノ)エチル]アミノ}プロピル)スルホニル]カルバマート(3当量、実施例18、段階1−3)を添加し、混合物を5分間撹拌し、次いでNaBH(OAc)(3当量)を添加した後、18時間撹拌し続けた。全揮発性物質を減圧蒸発させ、残留材料をEtOAcに溶解させた。溶液をNaHCO飽和水溶液、水及び塩水で抽出した。NaSOを用いて脱水した後、全揮発性物質を減圧蒸発させ、残留材料をフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc:MeOH 4:1、1%EtN)に供した。溶媒蒸発後、生成物を白色固体として得た(30%)。(ES)m/z 707(M+H)
段階5: 1a−{[{2−[[3−(アミノスルホニル)プロピル](メチル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]メチル}−8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−5−カルボン酸
メチル8−シクロヘキシル−1a−(2,5,13,13−テトラメチル−9,9−ジオキシド−11−オキソ−12−オキサ−9−チア−2,5,10−トリアザテトラデカ−1−イル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−5−カルボキシラートをDCMに溶解させ(0.05M)、TFA(50当量)を添加した。室温で2時間撹拌後、全揮発性物質を減圧蒸発させ、残留材料をトルエンと3回同時蒸発させた。(MS(ES):607.6)。材料をMeOHに溶解させ(0.05M)、1M KOH溶液(10当量)を添加し、混合物を70℃で3時間撹拌した。冷却後、1N塩酸を中性pHまで徐々に添加した。粗製物をEtOAcで2回抽出し、水及び塩水で洗浄した。有機相をNaSOを用いて脱水した後、全揮発性物質を減圧蒸発させた。残留材料を更に精製せずに次の反応に使用した。(ES)m/z 593(M+H)
段階6: 8−シクロヘキシル−19,22−ジメチル−1,12b−ジヒドロ−5,1a−(メタノイミノチオプロパノイミノエタノイミノメタノ)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−13−オン 15,15−ジオキシド
1a−{[{2−[[3−(アミノスルホニル)プロピル](メチル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]メチル}−8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−5−カルボン酸をDCMに溶解させた(0.04M)。DMAP(3当量)及びEDC(2当量)を添加し、溶液を40℃で3時間、次いで室温で終夜撹拌した。全揮発性物質を減圧蒸発させ、黄色残留物を質量誘導prep.RP−HPLCに供した。凍結乾燥後、生成物を白色アモルファス固体として得た(18%、ジアステレオ異性体の2.5:1混合物)。H NMR(400MHz、DMSO−d、300K、TFA塩)δ 8.39(s、1H)、7.96−7.93(m、1H)、7.62−7.55(m、2H、J8.36)、7.48−7.33(m、3H)、5.07−4.97(m、1H)、3.70−3.62(m、3H)、3.53−3.07(m、9H)、2.97−2.79(m、4H)、2.76−2.67(m、6H)、2.21−1.70(m、7H)、1.56−1.53(m、3H)、1.24−1.23(m、1H)。(ES)m/z 575(M+H)
13−シクロヘキシル−20,23−ジメチル−6,7−ジヒドロ−5H−10,6−(メタノイミノチオプロパノイミノエタノイミノメタノ)インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−14−オン 16,16−ジオキシド
Figure 2010513450
段階1: メチル13−シクロヘキシル−6−(ヒドロキシメチル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキシラート
(国際公開第2006/020082号に従って調製した)ジメチル13−シクロヘキシル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−6,10−ジカルボキシラートを無水THFに溶解させ(0.02M)、0℃で冷却後、BH THF複合体(1.5当量)、続いてLiBH(1当量)及び水(4当量)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌放置し、次いで1N塩酸を徐々に添加した。粗製物をEtOAcで2回抽出し、NaSOを用いて脱水し、ろ過し、全揮発性物質を減圧除去して、所望の化合物を黄色固体として得た(85%)。この化合物を精製せずに次の段階に使用した。(ES)m/z 404(M+H)
段階2: メチル13−シクロヘキシル−6−ホルミル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキシラート
DMSO(5当量)をDCMに溶解させ、溶液を−78℃に冷却した。この温度において、DCM中の塩化オキサリルの2M溶液(2.5当量)を徐々に添加し、混合物を−78℃で25分間撹拌放置した。DCM中のメチル13−シクロヘキシル−6−(ヒドロキシメチル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキシラート(1当量)の溶液(0.09M)を−78℃で徐々に添加し、この温度で25分間撹拌し続けた。次いで、NEt(8当量)を添加し、生成したスラリーを0℃の氷浴に入れた。混合物を90分間撹拌し、次いでDCMで希釈し、水、1N HCl、NaHCO飽和水溶液及び塩水で抽出した。NaSOを用いて脱水した後、全揮発性物質を減圧蒸発させた。溶媒蒸発後、生成物を黄色がかった固体として得た(定量)。(ES)m/z 402(M+H)
段階3: メチル13−シクロヘキシル−6−(2,5,13,13−テトラメチル−9,9−ジオキシド−11−オキソ−12−オキサ−9−チア−2,5,10−トリアザテトラデカ−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキシラート
メチル13−シクロヘキシル−6−ホルミル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキシラートをMeOHに溶解させ(0.04M)、HOAc(5当量)及びtert−ブチル[(3−{メチル[2−(メチルアミノ)エチル]アミノ}プロピル)スルホニル]カルバマート(2当量、実施例15、段階1−3)、続いてEtN(3当量)を添加し、混合物を5分間撹拌した。NaCNBH(2当量)を添加し、混合物を18時間撹拌した。全揮発性物質を蒸発させ、残留材料をEtOAcに溶解させた。溶液をNaHCO飽和水溶液、水及び塩水で抽出した。NaSOを用いて脱水した後、全揮発性物質を減圧蒸発させ、化合物を精製せずに次の反応に使用した。(ES)m/z 697(M+H)
段階4: 6−{[{2−[[3−(アミノスルホニル)プロピル](メチル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]メチル}−13−シクロヘキシル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
メチル13−シクロヘキシル−6−(2,5,13,13−テトラメチル−9,9−ジオキシド−11−オキソ−12−オキサ−9−チア−2,5,10−トリアザテトラデカ−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキシラートをDCMに溶解させ(0.1M)、TFA(44当量)を添加した。室温で1時間撹拌後、全揮発性物質を減圧蒸発させ、残留材料をトルエンと3回同時蒸発させた。(MS(ES):595.6)。材料をMeOHに溶解させ(0.05M)、1M KOH溶液(10当量)を添加し、混合物を70℃で3時間撹拌した。冷却後、1N塩酸を中性pHまで徐々に添加した。混合物をEtOAcで3回抽出し、水及び塩水で洗浄した。有機相をNaSOを用いて脱水した後、全揮発性物質を減圧蒸発させた。残留材料を更に精製せずに次の反応に使用した。(ES)m/z 581(M+H)
段階5: 13−シクロヘキシル−20,23−ジメチル−6,7−ジヒドロ−5H−10,6−(メタノイミノチオプロパノイミノエタノイミノメタノ)インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−14−オン 16,16−ジオキシド
6−{[{2−[[3−(アミノスルホニル)プロピル](メチル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]メチル}−13−シクロヘキシル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸をDCMに溶解させた(0.04M)。DMAP(3当量)及びEDC(2当量)を添加し、溶液を40℃で1時間撹拌した。全揮発性物質を減圧蒸発させ、黄色残留物を質量誘導prep.RP−HPLCに供した。凍結乾燥後、生成物を白色アモルファス固体として得た(11%)。H NMR(400MHz、DMSO−d、300K、TFA塩)δ 8.22(s、1H)、7.94(d、1H、J8.33)、7.54−7.47(m、5H、J8.36)、4.53(d、1H、J15.66)、3.73−3.79(m、1H)、3.57−3.53(m、4H)、3.47−3.44(m、2H)、3.34−3.26(m、2H)、3.18−3.15(m、1H)、2.91−2.82(m、10H)、2.21−1.87(m、8H)、1.77−1.72(m、2H)、1.52−1.36(m、2H)、1.23−1.17(m、1H)。(ES)m/z 563(M+H)
以下の表は、これらの実施例及び同様に調製された化合物の4つを示す。
Figure 2010513450
Figure 2010513450
Figure 2010513450
Figure 2010513450
16−シクロヘキシル−3,6−ジメチル−17−フェニル−4,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−2,12(3H)−ジオン 10,10−ジオキシド
段階1: メチル2−ブロモ−1−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボキシラート
DMF中の(市販メチルインドール−6−カルボキシラートから国際公開第2006/046030号に記載のように調製した)メチル2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボキシラートの溶液(0.1M)をNaH(鉱油中の60%分散液)(2当量)で0℃で処理した。反応物を窒素雰囲気下で室温にした。次いで、tert−ブチル−ブロモアセタート(3当量)を添加し、反応物を60℃に3時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、EtOAcで希釈し、HCl水溶液(1N)、塩水で洗浄し、NaSOを用いて脱水した後、ろ過し、溶媒体積を減圧下で減少させた。生成物が残留溶媒から沈殿した。固体を収集し、減圧乾燥させて、標記化合物を得た(95%)。(ES)m/z 450(M+H)、452(M+H)
段階2: メチル1−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−3−シクロヘキシル−2−フェニル−1H−インドール−6−カルボキシラート
ジオキサン中のメチル2−ブロモ−1−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボキシラートの溶液(0.06M)に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(0.2当量)を窒素雰囲気下で室温で添加した。次いで、NaCO水溶液(2M、4当量)、続いてフェニルボロン酸(2.5当量)を添加し、反応物を80℃に2時間加熱した。反応混合物を冷却し、減圧濃縮した。DCMを添加し、有機相をHO、塩水で洗浄し、NaSOを用いて脱水した後、ろ過し、減圧濃縮した。粗製材料を自動FC(SiO、95:5 EtOAc/PE)によって精製して、標記化合物を得た(88%)。(ES)m/z 448(M+H)
段階3: [3−シクロヘキシル−6−(メトキシカルボニル)−2−フェニル−1H−インドル−1−イル]酢酸
DCM/HO(2:1)中のメチル1−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−3−シクロヘキシル−2−フェニル−1H−インドール−6−カルボキシラート(0.15M)にTFA(>300当量)を室温で添加し、反応物を1時間撹拌放置した。揮発性物質を減圧除去し、残留物をDCMで希釈した。有機相を塩水で洗浄し、NaSOを用いて脱水し、ろ過し、溶媒を減圧蒸発させて、標記化合物を得た(98%)。(ES)m/z 392(M+H)
段階4: メチル1−{2−[{2−[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−2−オキソエチル}−3−シクロヘキシル−2−フェニル−1H−インドール−6−カルボキシラート
DCM中の[3−シクロヘキシル−6−(メトキシカルボニル)−2−フェニル−1H−インドル−1−イル]酢酸の溶液(0.04M)に、DIPEA(3当量)、(市販N,N’−ジメチルエチレンジアミンから欧州特許出願公開第0296811号に記載のように調製した)tert−ブチルメチル[2−(メチルアミノ)エチル]カルバマート(2当量)及びHATU(2当量)を添加し、混合物を室温で2時間撹拌した。溶液をDCMで希釈し、NHCl飽和水溶液、NaHCO飽和水溶液及び塩水で洗浄した後、NaSOを用いて脱水し、ろ過し、減圧濃縮した。次いで、粗製物を更に精製せずに次の段階に使用した。(ES)m/z 562(M+H)
段階5: 1−{2−[{2−[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−2−オキソエチル}−3−シクロヘキシル−2−フェニル−1H−インドール−6−カルボン酸
粗製メチル1−{2−[{2−[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−2−オキソエチル}−3−シクロヘキシル−2−フェニル−1H−インドール−6−カルボキシラートのジオキサン/HO/MeOH溶液(1:1:1、0.06M)をKOH水溶液(5N)(3当量)で処理した。溶液を60℃で4時間撹拌した。溶液の体積を減圧下で減少させ、混合物をHCl(1N)で酸性化した後、EtOAcで抽出した(2×)。混合有機画分を塩水で洗浄した後、NaSOを用いて脱水し、ろ過し、減圧濃縮した。次いで、粗製物を更に精製せずに次の段階に使用した。(ES)m/z 548(M+H)
段階6: N−ベンジル−3−クロロプロパン−1−スルホンアミド
3−クロロ−プロピルスルホニルクロリドをDCM中のベンジルアミン(1当量)とトリエチルアミン(1.1当量)の撹拌溶液(0.6M)に0℃で滴下した。溶液を室温で終夜撹拌した。次いで、溶媒を減圧除去し、EtOを添加して、沈殿を得た。沈殿をろ過除去し、ろ液を減圧濃縮した。続いてPEを添加すると、白色沈殿が形成された。この沈殿をろ過によって収集して、標記化合物を得た(86%)。H NMR(400MHz、DMSO−d、300K)δ 2.02−2.09(m、2H)、3.03−3.07(m、2H)、3.67(t、J6.6、2H)、4.14(d、J6.1、2H)、7.25−7.30(m、1H)、7.32−7.36(m、4H)、7.73(t、J6.1、1H)。
段階7: tert−ブチル{2−[{[6−({ベンジル[(3−クロロプロピル)スルホニル]アミノ}カルボニル)−3−シクロヘキシル−2−フェニル−1H−インドル−1−イル]アセチル}(メチル)アミノ]エチル}メチルカルバマート
DCM中の粗製1−{2−[{2−[(tert−ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]−2−オキソエチル}−3−シクロヘキシル−2−フェニル−1H−インドール−6−カルボン酸の溶液(0.04M)を、DMAP(2.5当量)、N−ベンジル−3−クロロプロパン−1−スルホンアミド(1.5当量)及びEDC(1.5当量)で処理した。反応物を40℃で終夜撹拌放置した。さらに、DMAP(2.5当量)、N−ベンジル−3−クロロプロパン−1−スルホンアミド(1.5当量)及びEDC(1.5当量)を添加し、反応物を40℃で更に1晩撹拌放置した。混合物をDCMで希釈し、HCl水溶液(1N)、NaHCO飽和水溶液及び塩水で洗浄した後、NaSOを用いて脱水し、ろ過し、減圧濃縮した。次いで、粗製物を更に精製せずに次の段階に使用した。(ES)m/z 777(M+H)
段階8: N−ベンジル−N−[(3−クロロプロピル)スルホニル]−3−シクロヘキシル−1−(2−{メチル[2−(メチルアミノ)エチル]アミノ}−2−オキソエチル)−2−フェニル−1H−インドール−6−カルボキサミド塩酸塩
DCM中の粗製tert−ブチル{2−[{[6−({ベンジル[(3−クロロプロピル)スルホニル]アミノ}カルボニル)−3−シクロヘキシル−2−フェニル−1H−インドル−1−イル]アセチル}(メチル)アミノ]エチル}メチルカルバマートの溶液)(0.09M)をTFA(140当量)で0℃で処理した。反応物を約1時間で室温にした。次いで、溶媒を減圧除去し、EtO中の2M HCl溶液を添加し、揮発性物質を減圧除去した。MeCNを添加し、沈殿をろ過によって収集して、純粋な(clean)化合物を得た(30%)。(ES)m/z 611(M+H)
段階9: 16−シクロヘキシル−3,6−ジメチル−17−フェニル−4,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−2,12(3H)−ジオン 10,10−ジオキシド
DIPEA(40当量)をDMF中のN−ベンジル−N−[(3−クロロプロピル)スルホニル]−3−シクロヘキシル−1−(2−{メチル−[2−(メチルアミノ)エチル]アミノ}−2−オキソエチル)−2−フェニル−1H−インドール−6−カルボキサミド塩酸塩(0.007M)に添加した。反応混合物をマイクロ波システム中で180℃で2800秒間加熱した。次いで、10%Pd/C(基体に対して1:1重量:重量)を添加し、反応物を水素雰囲気下で終夜撹拌した。反応物にNを流し、ろ過し、減圧濃縮した。次いで、粗製物を自動RP−HPLC(固定相:カラムSymmetry prep.C18、7μm、19×300mm. 移動相:0.1%TFAで緩衝されたMeCN/HO)によって精製した。純粋な化合物を含む画分を混合し、凍結乾燥させて、標記化合物を白色粉末として得た(24%)。H NMR(500MHz、DMSO−d+TFA、292K)δ 1.16−1.32(m、3H)、1.64−2.11(m、9H)、2.57−2.60(m、1H)、2.84(s、3H)、3.12(s、3H)、3.19−3.31(m、4H)、3.44−3.60(m、3H)、3.73−3.82(m、1H)、4.82−4.92(m、2H)、7.23−7.42(m、2H)、7.43−7.61(m、4H)、7.86−7.91(m、2H)、8.90−9.11(b s、1H)。(ES)m/z 551(M+H)
16−シクロヘキシル−17−(4−メトキシフェニル)−3,6−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−12−オン 10,10−ジオキシド
段階1: tert−ブチルベンジル[(3−クロロプロピル)スルホニル]カルバマート
ベンジルアミン(1当量)を無水DCMに溶解させ(0.5M)、EtN(1.1当量)を添加し、0℃で冷却後、1−クロロ−3−プロパンスルホニルクロリドを徐々に添加し、混合物を室温で20時間撹拌した。全揮発性物質を減圧蒸発させ、残留物をEtOにとり、沈殿をろ過除去し、ろ液を濃縮し、PEを添加して、N−ベンジル−3−クロロプロパン−1−スルホンアミドを白色固体として得た(87%)。(ES)m/z 248(M+H)。ジ−tert−ブチルジカルボナート(1.5当量)を、N−ベンジル−3−クロロプロパン−1−スルホンアミドの氷冷0.45M THF溶液に徐々に添加した。次いで、DMAP(0.1当量)を添加し、反応物を室温で終夜撹拌した。全揮発性物質を減圧除去し、粗製物をEtOAcで希釈し、HCl、NaHCO飽和水溶液及び塩水で洗浄した。NaSOを用いて脱水した後、全揮発性物質を減圧蒸発させ、残留材料を精製せずに次の段階に使用した。(ES)m/z 348、350(M+H)。
段階2: tert−ブチルベンジル[(3−{メチル[2−(メチルアミノ)エチル]アミノ}プロピル)スルホニル]カルバマート
Tert−ブチルベンジル[(3−クロロプロピル)スルホニル]カルバマートをMeCNに溶解させ(0.2M)、N,N’−ジメチルエタン−1,2−ジアミン(5当量)、続いてKCO(5当量)を添加した。混合物を65℃で終夜撹拌した。溶媒を減圧除去し、残留材料をEtOAcに溶解させ、水で洗浄した。NaSOを用いて脱水した後、全揮発性物質を減圧蒸発させ、残留材料を精製せずに次の段階に使用した。MS(ES)m/z 400(M+H)
段階3: tert−ブチル[(3−{メチル[2−(メチルアミノ)エチル]アミノ}プロピル)スルホニル]カルバマート
パールマン触媒(0.10当量)をtert−ブチルベンジル[(3−{メチル[2−(メチルアミノ)エチル]アミノ}プロピル)スルホニル]カルバマートの0.35M EtOH溶液に懸濁させ、混合物を水素雰囲気下で4時間撹拌した。粗製物をセライトパッドによってろ過し、EtOHで洗浄し、溶媒蒸発後、生成物を白色固体として得た。この生成物を更なる特性分析なしに使用した(収率98%、2段階)。(ES)m/z 310(M+H)
段階4: メチル2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1−(3,6,14,14−テトラメチル−10,10−ジオキシド−12−オキソ−13−オキサ−10−チア−3,6,11−トリアザペンタデカ−1−イル)−1H−インドール−6−カルボキシラート
(国際公開第2006/046030号に記載のように調製した)メチル2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1−(2,2−ジメトキシエチル)−1H−インドール−6−カルボキシラートをTHFに溶解させ(0.2M)、6N HCl水溶液(30当量)を添加し、混合物を65℃で1時間撹拌し、溶媒を減圧除去した後、粗製アルデヒドをMeOHに溶解させた(0.1M)。tert−ブチル[(3−{メチル[2−(メチルアミノ)エチル]アミノ}プロピル)スルホニル]カルバマート(2当量)、NEt(3当量)、AcOH(5当量)及びNaCNBH(2当量)を添加し、混合物を室温で4時間撹拌放置した。溶媒蒸発後に得られた残留物に水を添加した。混合物をEtOAcで2回抽出した。混合有機相を塩水で洗浄し、NaSOを用いて脱水した。全揮発性物質を減圧蒸発させた。残留材料をFC(2%NEtを含む、EtOAc/MeOH 5:1)によって精製して、標記化合物を得た(63%)。(ES):671.6、673.6。
段階5: 17−ブロモ−16−シクロヘキシル−3,6−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−12−オン 10,10−ジオキシド
上記化合物をDCM/TFA 3:1に溶解させ(0.05M)、混合物を室温で放置した。1時間後、全揮発性物質を減圧蒸発させた。残留物をMeOHに溶解させ(0.05M)、1M KOH水溶液(10当量)を添加した。混合物を65℃で4時間撹拌放置した。0℃に冷却後、溶液のpHを1M HCl水溶液でpH6に調節した。生成した懸濁液をEtOAcで抽出した。混合有機相を塩水で洗浄し、NaSOを用いて脱水した。全揮発性物質を減圧蒸発させた。残留材料(1−{2−[{2−[[3−(アミノスルホニル)プロピル](メチル)アミノ]エチル}(メチル)アミノ]エチル}−2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸)をDCMに溶解させた(0.03M)。DMAP(3当量)及びEDC(2当量)を添加し、溶液を40℃で終夜撹拌放置した。全揮発性物質の蒸発後に得られた残留物をFC(2%TEAを含む、EtOAc/MeOH 5:1)によって精製して、標記化合物を得た(3段階全体で65%)。(ES):539.2、541.2。
段階6: 16−シクロヘキシル−17−(4−メトキシフェニル)−3,6−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−12−オン 10,10−ジオキシド
上記化合物及び(4−メトキシフェニル)ボロン酸(1.5当量)をジオキサンに溶解させ(0.1M)、2M NaCO水溶液(6当量)を添加した。溶液を窒素バブリングによって脱気し、Pd(PPh)Cl(0.2当量)を添加し、反応混合物を1時間還流させ、冷却後、EtOAcを添加し、溶液を水及び塩水で洗浄し、NaSOを用いて脱水し、濃縮した。標記化合物をFC(2%NEtを含む、EtOAc/MeOH 4:1)、続いてRP−HPLCによって単離して、標記化合物をビスTFA塩として得た(20%)。H NMR(400MHz、DMSO−d、300K、ビスTFA塩)δ 8.20(s、1H)、7.91(d、1H、J8.5)、7.53(d、1H、J8.5)、7.37(d、2H、J8.6)、7.14(d、2H、J8.6)、4.40(b.s、2H)、3.85(s、3H)、3.60−3.51(m、4H)、3.50(b.s、2H)、3.40−3.36(m、2H)、3.08(b.s、2H)、2.83(s、3H)、DMSO下(m、1H)、2.61(s、3H)、2.21−2.13(m、2H)、1.85−1.63(m、7H)、1.29−1.13(m、3H)。(ES):567.6。
16−シクロヘキシル−3,6−ジメチル−17−(2−チエニル)−2,3,4,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−12−オン 10,10−ジオキシド
(4−メトキシフェニル)ボロン酸の代わりに2−チエニルボロン酸を用いて、実施例15、段階6と同様にして、化合物を調製した。標記化合物をFC(2%NEtを含む、EtOAc/MeOH 4:1)、続いてRP−HPLCによって単離して、標記化合物をそのビスTFA塩として得た(15%)。H NMR(400MHz、DMSO−d、300K、ビスTFA塩)δ 8.19(s、1H)、7.94(d、1H、J8.6)、7.90(b.d、1H、J4.3)、7.52(d、1H、J8.6)、7.36(b.d、1H、J2.5)、7.94(dd、1H、J3.5、5.0)、4.49(b.s、2H)、3.61−3.52(m、4H)、3.51(b.s、2H)、3.41−3.37(m、2H)、3.17(b.s、2H)、2.83(s、3H)、2.73−2.65(m、1H)、2.70(s、3H)、2.23−2.14(m、2H)、1.80−1.65(m、7H)、1.33−1.17(m、3H)。(ES):543.5。
以下の表は、同様に調製した更なる実施例を含む。
Figure 2010513450
Figure 2010513450
Figure 2010513450

Claims (20)

  1. 式(I)の化合物
    Figure 2010513450
    (式中、
    Arは、少なくとも1個の芳香環を含む部分であり、並びにN、O及びSから独立に選択される1、2又は3個のヘテロ原子を含んでもよい5、6、9又は10環原子を有し、環は基Q及びQで置換されていてもよく、
    は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、CONR、(CH0−3NR、O(CH1−3NR、O(CH0−3CONR、O(CH0−3アリール、O(CH0−3ヘテロアリール、O(CR)アリール、O(CR)ヘテロアリール若しくはOCHRであり、
    及びRは、水素、C1−4アルキル及びC(O)C1−4アルキルから各々独立に選択され、
    又はR、R及びこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
    及びRは、水素及びC1−4アルコキシから各々独立に選択され、
    又はRとRは、N、O及びSから選択されるヘテロ原子によって連結されて、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
    並びに前記C1−4アルキル、C1−4アルコキシ及びアリール基は、ハロゲン若しくはヒドロキシで置換されていてもよく、
    は水素若しくはC1−6アルキルであり、
    はC1−6アルキルであり、
    は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシであって、前記C1−4アルキル及びC1−4アルコキシ基はハロゲン若しくはヒドロキシで置換されていてもよく、
    又はQとQは、結合若しくはN、O及びSから選択されるヘテロ原子によって連結されて、4から7原子の環を形成することができ、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
    AはC3−6アルキル若しくはC2−6アルケニルであり、
    又はAは、3から8個の環原子の非芳香環であって、前記環は二重結合を含んでもよく、及び/又はO、S、SO、SO若しくはNH部分を含んでもよく、
    又はAは、4から8個の環原子の非芳香族二環部分であり、
    並びにAは、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル又はC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
    DはN又はCRであり、
    は、水素、フッ素、塩素、C1−4アルキル、C2−4アルケニル又はC1−4アルコキシであって、前記C1−4アルキル、C2−4アルケニル及びC1−4アルコキシ基はヒドロキシ又はフッ素で置換されていてもよく、
    Wは、結合、C=O、O、S(O)0−2又は−(CR1011)−(CR12130−1−であり、
    Xは−CR14a−若しくはNであり、Yは結合、C=O、O、−CR1415−若しくはNR14であり、並びにZは結合、C=O、O、S(O)0−2、−(CR1011)−(CR12130−1−若しくはNR10であって、並びにW、Y及びZの0、1若しくは2個は結合であり、
    又はXはC=O、O、−CR14b15b−若しくはNR14bであり、並びにYは水素であり、若しくは存在せず、並びにZは水素又は基Q若しくはQであり、
    10、R11、R12、R13、R14、R14a、R14b、R15及びR15bは、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルコキシ、C(O)C1−6アルキル、Het、(CH0−3NR1617、C(O)(CH0−3NR1617、NHC(O)(CH0−3NR1617、O(CH1−3NR1617、S(O)0−2(CH0−3NR1617及びC(O)(CH0−3OR16から各々独立に選択され、
    又はR10、R14、R14a及びR14bの1個は、R22若しくはR23に連結されて、4から10原子の環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
    又はXが−CR14a−であり、並びにZが−CR1011−若しくはNR10であるときには、R10はR14aに連結されて、C1−4アルキルで置換されていてもよい−(CH)−1−4基を形成し、
    Hetは、4から7個の環原子の脂肪族複素環であって、該環は、N、O若しくはSから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子、又は基S(O)、S(O)、NH若しくはNC1−4アルキルを含み得、
    16及びR17は、水素、C1−6アルキル及び(CH0−4NR1819から独立に選択され、
    又はR16、R17及びこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、該環は、O若しくはSから選択される更なる1若しくは2個のヘテロ原子、又は基S(O)、S(O)、NH若しくはNC1−4アルキルを含んでもよく、並びに該環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
    18及びR19は、水素及びC1−6アルキルから独立に選択され、
    又はR18、R19及びこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、該環は、O若しくはSから選択される更なる1若しくは2個のヘテロ原子、又は基S(O)、S(O)、NH若しくはNC1−4アルキルを含んでもよく、並びに該環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
    は水素又はC1−6アルキルであり、
    Bは−CR2021−、−C(=O)−、−SO−又は−SO−であり、
    20及びR21は、水素及びC1−6アルキルから独立に選択され、
    又はR20とR21は、これらが連結された炭素原子と一緒に、C3−6シクロアルキル基を形成し、
    Mは、R22で置換されていてもよいC4−8アルキレン又はC4−8アルケニレンであって、C4−8アルキレン又はC4−8アルケニレン基中の炭素原子の1、2又は3個は、O、NR23、S、SO、SO、ピペリジニル、ピペラジニル又はピロリジニルで置換されていてもよく、
    各R23は独立に、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、(CH0−33−6シクロアルキル、(CH1−3OH、C1−6アルコキシ、C(O)C1−6アルキル、(CH0−3アリール、(CH0−3Het、(CH0−3ヘテロアリール、(CH1−3NR1617、C(O)(CH1−3NR1617、S(O)0−2(CH1−3NR1617、C(O)(CH1−3OR16、(CH1−3O(CH0−3アリールであり、
    又はR23は、R10、R14、R14a及びR14bの1個に連結されて、上記のように4から10原子の環を形成し、
    又はC4−8アルキレン若しくはC4−8アルケニレン基中の炭素原子の2若しくは3個はNR23で置換され、次いでR23基は連結されて、C1−2アルキルで置換されていてもよい−(CH)−1−3基を形成することができ、
    22は、ハロ、C1−4アルキル、(CH0−33−8シクロアルキル、(CH0−3アリール、(CH0−3ヘテロアリール、(CH0−3Het、オキソ若しくは(CH0−3NR1617であり、
    又はR22は、R10、R14、R14a及びR14bの1個に連結されて、上記のように4から10原子の環を形成する。)
    及び薬学的に許容される該化合物の塩。
  2. 式(Ia)の請求項1に記載の化合物
    Figure 2010513450
    (式中、Xは−CR14a−又はNであり、Yは結合、C=O、O、−CR1415−又はNR14であり、並びにZは結合、C=O、O、S(O)0−2、−(CR1011)−(CR12130−1−又はNR10であり、並びにW、Y及びZの0、1又は2個は結合であり、並びにA、B、D、Ar、M、W及びRは上記のとおりである。)。
  3. 式(Iao)の請求項1又は請求項2に記載の化合物
    Figure 2010513450
    (式中、Ar、Q、Q、A、D、W、Y、R及びBは、式(I)に関して定義されたとおりであり、
    Zは、結合、C=O、O、S(O)0−2、−(CR1011)−(CR12130−1−又はNR10であり、
    並びにW、Y及びZの0、1又は2個は結合であり、
    Xは−CR14a−又はNであり、
    10、R11、R12、R13、R14、R14a及びR15は、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルコキシ、C(O)C1−6アルキル、Het、(CH0−3NR1617、C(O)(CH0−3NR1617、NHC(O)(CH0−3NR1617、O(CH1−3NR1617、S(O)0−2(CH0−31617及びC(O)(CH0−3OR16から各々独立に選択され、
    又はR10、R14及びR14aの1個は、R22若しくはR23に連結されて、4から10原子の環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
    Hetは、4から7個の環原子の脂肪族複素環であって、該環は、N、O若しくはSから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子、又は基S(O)、S(O)、NH若しくはNC1−4アルキルを含み得、
    16及びR17は、水素、C1−6アルキル及び(CH0−4NR1819から独立に選択され、
    又はR16、R17及びこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、該環は、O若しくはSから選択される更なる1若しくは2個のヘテロ原子、又は基S(O)、S(O)、NH若しくはNC1−4アルキルを含んでもよく、並びに該環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
    18及びR19は、水素及びC1−6アルキルから独立に選択され、
    又はR18、R19及びこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、該環は、O若しくはSから選択される更なる1若しくは2個のヘテロ原子、又は基S(O)、S(O)、NH若しくはNC1−4アルキルを含んでもよく、並びに該環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
    Mは、R22で置換されていてもよいC4−8アルキレン又はC4−8アルケニレンであって、C4−8アルキレン又はC4−8アルケニレン基中の炭素原子の1、2又は3個は、O、NR23、S、SO、SO、ピペリジニル、ピペラジニル又はピロリジニルで置換されていてもよく、
    23は水素若しくはC1−6アルキルであり、又はR23はR10、R14及びR14aの1個に連結されて、上記のように4から10原子の環を形成し、
    22は、ハロ、C1−4アルキル、(CH0−33−8シクロアルキル、(CH0−3アリール、(CH0−3ヘテロアリール、(CH0−3Het若しくはオキソであり、
    又はR22は、R10、R14及びR14aの1個に連結されて、上記のように4から10原子の環を形成する。)
    及び薬学的に許容される該化合物の塩。
  4. Zが結合、O、−CH−又は−CHCH−である、請求項2又は請求項3に記載の化合物。
  5. Yが−CH−及び結合から選択される、請求項2から4のいずれか一項に記載の化合物。
  6. Xが−CH−である、請求項2から5のいずれか一項に記載の化合物。
  7. 式(Ib)の請求項1に記載の化合物
    Figure 2010513450
    (式中、Xは、C=O、O、−CR14b15b−又はNR14bであり、並びにA、B、D、Ar、M、W、R及びR14b15bは上記のとおりである。)。
  8. 式(Ibo)の請求項1又は請求項7に記載の化合物
    Figure 2010513450
    (式中、Arは、少なくとも1個の芳香環を含む部分であり、並びにN、O及びSから独立に選択される1、2又は3個のヘテロ原子を含んでもよい5、6、9又は10環原子を有し、環は基Q及びQで置換されていてもよく、
    は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、CONR、(CH0−3NR、O(CH1−3NR、O(CH0−3CONR、O(CH0−3アリール、O(CH0−3ヘテロアリール、O(CR)アリール、O(CR)ヘテロアリール若しくはOCHRであり、
    及びRは、水素、C1−4アルキル及びC(O)C1−4アルキルから各々独立に選択され、
    又はR、R及びこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
    及びRは、水素及びC1−4アルコキシから各々独立に選択され、
    又はRとRは、N、O及びSから選択されるヘテロ原子によって連結されて、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
    並びに前記C1−4アルキル、C1−4アルコキシ及びアリール基は、ハロゲン若しくはヒドロキシで置換されていてもよく、
    は水素若しくはC1−6アルキルであり、
    はC1−6アルキルであり、
    は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシであって、前記C1−4アルキル及びC1−4アルコキシ基はハロゲン若しくはヒドロキシで置換されていてもよく、
    又はQとQは、結合若しくはN、O及びSから選択されるヘテロ原子によって連結されて、4から7原子の環を形成することができ、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
    AはC3−6アルキル若しくはC2−6アルケニルであり、
    又はAは、3から8個の環原子の非芳香環であって、前記環は二重結合を含んでもよく、及び/又はO、S、SO、SO若しくはNH部分を含んでもよく、
    又はAは、4から8個の環原子の非芳香族二環部分であり、
    並びにAは、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル又はC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
    DはN又はCRであり、
    は、水素、フッ素、塩素、C1−4アルキル、C2−4アルケニル又はC1−4アルコキシであって、前記C1−4アルキル、C2−4アルケニル及びC1−4アルコキシ基はヒドロキシ又はフッ素で置換されていてもよく、
    Wは、結合、C=O、O、S(O)0−2又は−(CR1011)−(CR12130−1−であり、
    XはC=O、O、−CR1415−又はNR14であり、
    10、R11、R12、R13、R14及びR15は、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルコキシ、C(O)C1−6アルキル、(CH0−3アリール、(CH0−3ヘテロアリール、(CH0−3Het、(CH0−3NR1617、C(O)(CH0−3NR1617、NHC(O)(CH0−3NR1617、O(CH1−3NR1617、S(O)0−2(CH0−31617及びC(O)(CH0−3OR16から各々独立に選択され、
    又はR14は、R22若しくはR23に連結されて、4から10原子の環を形成し、前記環はハロゲン、水素、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
    Hetは、4から7個の環原子の脂肪族複素環であって、該環は、N、O若しくはSから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子、又は基S(O)、S(O)、NH若しくはNC1−4アルキルを含み得、
    16及びR17は、水素、C1−6アルキル及び(CH0−4NR1819から独立に選択され、
    又はR16、R17及びこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、該環は、O若しくはSから選択される更なる1若しくは2個のヘテロ原子、又は基S(O)、S(O)、NH若しくはNC1−4アルキルを含んでもよく、並びに該環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
    18及びR19は、水素及びC1−6アルキルから独立に選択され、
    又はR18、R19及びこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子の脂肪族複素環を形成し、該環は、O若しくはSから選択される更なる1若しくは2個のヘテロ原子、又は基S(O)、S(O)、NH若しくはNC1−4アルキルを含んでもよく、並びに該環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル若しくはC1−4アルコキシで置換されていてもよく、
    は水素又はC1−6アルキルであり、
    Bは−CR2021−、−C(=O)−、−SO−又は−SO−であり、
    20及びR21は、水素及びC1−6アルキルから独立に選択され、
    又はR20とR21は、これらが連結された炭素原子と一緒に、C3−6シクロアルキル基を形成し、
    Mは、R22aで置換されていてもよいC4−8アルキレン又はC4−8アルケニレンであって、C4−8アルキレン又はC4−8アルケニレン基中の炭素原子の1、2又は3個は、O、NR23a、S、SO、SO、アリール、ヘテロアリール又はHetで置換されていてもよく、
    23aは水素若しくはC1−6アルキルであり、
    又はR23aはR14に連結されて、上記のように4から10原子の環を形成し、
    22aは、ハロ、C1−4アルキル、(CH0−33−8シクロアルキル、(CH0−3アリール、ヘテロアリール、Het若しくはオキソであり、
    又はR22aはR14に連結されて、上記のように4から10原子の環を形成する。)
    及び薬学的に許容される該化合物の塩。
  9. XがC=O又は−CH−である、請求項7又は請求項8に記載の化合物。
  10. Arが、上記のように基Q及びQで置換されていてもよいフェニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−フラニル又は3−フラニルである、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
  11. Aが、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキル又はC1−4アルコキシで置換されていてもよいシクロペンチル又はシクロヘキシルである、請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物。
  12. DがCRであり、Rが水素又はC1−4アルキルである、請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物。
  13. Wが−CH−又は−CHCH−である、請求項1から12のいずれか一項に記載の化合物。
  14. が水素又はメチルである、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物。
  15. Bが−SO−である、請求項1から14のいずれか一項に記載の化合物。
  16. Mが、C1−4アルキル又はオキソで置換されていてもよいC5−8アルキレンであって、C5−8アルキレン基中の炭素原子の1又は2個がO、NH又はN(C1−4アルキル)で置換されている、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物。
  17. 以下から選択される、請求項1から16のいずれか一項に記載の化合物、及び薬学的に許容される該化合物の塩:
    (7R)−14−シクロヘキシル−25−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノブタノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15,21−ジオン 17,17−ジオキシド、
    (7R)−14−シクロヘキシル−24−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド、
    (7R)−14−シクロヘキシル−21,24−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド、
    (7R)−14−[(1R,2S)又は(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−21,24−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド、
    7(R,S)−14−シクロヘキシル−22−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エタノイミノブタノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド、
    (7R)−14−シクロヘキシル−20,24−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノプロパノイミノエタノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド、
    13−シクロヘキシル−19,22−ジメチル−6,7−ジヒドロ−10,6−(メタノイミノチオエタノイミノエタノイミノメタノ)インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾオキサゼピン−14−オン 16,16−ジオキシド、
    (7R)−14−シクロヘキシル−22,25−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノブタノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド、
    (7S)−14−シクロヘキシル−21−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エポキシエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド、
    13−シクロヘキシル−5,20,23−トリメチル−6,7−ジヒドロ−5H−10,6−(メタノイミノチオプロパノイミノエタノイミノメタノ)インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−14−オン 16,16−ジオキシド、
    13−シクロヘキシル−20,23−ジメチル−6,7−ジヒドロ−5H−6,10−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−14−オン 16,16−ジオキシド、
    8−シクロヘキシル−19,22−ジメチル−1,12b−ジヒドロ−5,1a−(メタノイミノチオプロパノイミノエタノイミノメタノ)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−13−オン 15,15−ジオキシド、
    13−シクロヘキシル−20,23−ジメチル−6,7−ジヒドロ−5H−10,6−(メタノイミノチオプロパノイミノエタノイミノメタノ)インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−14−オン 16,16−ジオキシド、
    16−シクロヘキシル−3,6−ジメチル−17−フェニル−4,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−2,12(3H)−ジオン 10,10−ジオキシド、
    16−シクロヘキシル−17−(4−メトキシフェニル)−3,6−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−12−オン 10,10−ジオキシド、
    16−シクロヘキシル−3,6−ジメチル−17−(2−チエニル)−2,3,4,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−12−オン 10,10−ジオキシド、
    (7R)−14−シクロヘキシル−3−フルオロ−21,24−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド、
    (7R)−14−シクロヘキシル−2−フルオロ−21,24−ジメチル−7,8−ジヒドロ−6H−7,11−(エピミノエタノイミノプロパノチオイミノメタノ)インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−15−オン 17,17−ジオキシド、
    16−シクロヘキシル−3,6−ジメチル−17−フェニル−2,3,4,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−12−オン 10,10−ジオキシド、
    17−クロロ−16−シクロヘキシル−3,6−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−12−オン 10,10−ジオキシド、
    16−シクロヘキシル−17−(3−フリル)−3,6−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−12−オン 10,10−ジオキシド、
    16−シクロヘキシル−17−(2−メトキシフェニル)−3,6−ジメチル−2,3,4,5,6,7,8,9−オクタヒドロ−1H−13,15−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘキサデシン−12−オン 10,10−ジオキシド、
    17−シクロヘキシル−3,6−ジメチル−18−フェニル−3,4,5,6,7,8,9,10−オクタヒドロ−14,16−(エタンジイリデン)ピロロ[2,1−f][1,2,7,10,13]チアテトラアザシクロヘプタデシン−2,13−ジオン 11,11−ジオキシド。
  18. 請求項1から17のいずれか一項に記載の式(I)の化合物の有効量を、薬学的に許容される担体と一緒に含む、薬剤組成物。
  19. 医薬品用の請求項1から17のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
  20. C型肝炎ウイルスによる疾病の治療用医薬品の製造のための、請求項1から17のいずれか一項に記載の式(I)の化合物の使用。
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