JP2011503229A - シクロプロピル縮合インドロベンズアゼピンhcvns5b阻害剤 - Google Patents

シクロプロピル縮合インドロベンズアゼピンhcvns5b阻害剤 Download PDF

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Abstract

本発明は、式Iの化合物並びに該化合物の組成物および使用方法を包含する。該化合物はC型肝炎ウイルス(HCV)に対して活性を有し、またHCVに感染した患者を治療するのにも有用である。

Description

C型肝炎ウイルス(HCV)は、主要なヒト病原体であり、世界中で推定1億7千万人に感染しており、ヒト免疫不全ウイルス1型に感染している数のおよそ5倍である。これらのHCV感染者のかなりの割合は、肝硬変および肝細胞癌を包含する重篤な進行性肝疾患を発症する(Lauer, G. M.; Walker, B. D. N. Engl. J. Med. 2001, 345, 41-52)。
HCVはプラス鎖RNAウイルスである。推定アミノ酸配列の比較および5’−非翻訳領域における広範囲な類似性に基づき、HCVは、フラビウイルス科ファミリーにおける別個の属として分類されてきた。フラビウイルス科ファミリーのすべてのメンバーは、単一の中断されていないオープンリーディングフレームの翻訳を介してすべての知られているウイルス特異的タンパク質をコードするプラス鎖RNAゲノムを含有する、エンベロープを持ったビリオンを有する。
かなりの異質性が、HCVゲノムの至る所でヌクレオチドおよびコードされたアミノ酸配列内に見い出される。少なくとも6つの主要な遺伝子型が特徴付けられており、50を超えるサブタイプについて記載されてきた。HCVの主要な遺伝子型は、世界中でそれらの分布の点で異なり、HCVの遺伝的異質性の臨床的な意義は、病原性および治療法に対する遺伝子型の可能な影響に関する多くの研究にもかかわらず、捕らえどころのないままである。
一本鎖HCV RNAゲノムは、長さが約9500ヌクレオチドであり、約3000アミノ酸の単一の大きなポリタンパク質をコードする単一のオープンリーディングフレーム(ORF)を有する。感染細胞において、このポリタンパク質は、細胞およびウイルスのプロテアーゼにより複数の部位において切断され、構造タンパク質および非構造(NS)タンパク質を生じる。HCVの場合、成熟した非構造タンパク質(NS2、NS3、NS4A、NS4B、NS5A、およびNS5B)の生成は、2つのウイルスプロテアーゼにより行われる。第1のプロテアーゼは、メタロプロテアーゼであると考えられており、NS2−NS3接合部において切断し;第2のプロテアーゼは、NS3のN末端領域内に含有されるセリンプロテアーゼ(NS3プロテアーゼとも呼ばれる)であり、NS3−NS4A切断部位においてはシス、残りのNS4A−NS4B、NS4B−NS5A、NS5A−NS5B部位についてはトランスの両方で、NS3の下流に続く切断のすべてを媒介する。NS4Aタンパク質は、複数の機能を果たし、NS3プロテアーゼの補因子として作用し、おそらくNS3および他のウイルスレプリカーゼ構成成分の膜への局在を助けるように見える。NS3タンパク質のNS4Aとの複合体形成は、プロセシング事象に必要と思われ、すべての部位においてタンパク質分解効率を高める。NS3タンパク質は、ヌクレオシドトリホスファターゼおよびRNAヘリカーゼ活性も示す。NS5B(HCVポリメラーゼとも呼ばれる)は、HCVの複製に関与するRNA依存性RNAポリメラーゼである。HCV NS5Bタンパク質は、「Structural Analysis of the Hepatitis C Virus RNA Polymerase in Complex with Ribonucleotides」(Bressanelli; S. et al., Journal of Virology 2002, 3482-3492;および Defrancesco and Rice, Clinics in Liver Disease 2003, 7, 211-242)に記載されている。
現在、最も有効なHCV療法は、αインターフェロンとリバビリンの組合せを用い、患者の40%において持続的な有効性をもたらす(Poynard, T. et al. Lancet 1998, 352, 1426-1432)。最近の臨床結果は、ペグ化αインターフェロンが、単独療法として非修飾αインターフェロンよりも優れていることを示している(Zeuzem, S. et al. N. Engl. J. Med. 2000, 343, 1666-1672)。しかしながら、ペグ化αインターフェロンとリバビリンの組合せが関わる実験的治療レジメンをもってしても、患者のかなりの割合は、ウイルス量の持続的な減少を有することはない。したがって、HCV感染を治療するための有効な治療剤を開発する明確かつ重要な必要性が存在する。
本発明のある態様は、式I:
Figure 2011503229
[式中、
は、COまたはCONRであり;
は、
Figure 2011503229
であり;
は、水素、ハロ、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、またはハロアルコキシであり;
は、シクロアルキルであり;
は、水素またはアルキルであり;
は、水素、アルキル、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、(RNSO、または(R10)SOであり;
は、水素またはアルキルであり;
は、水素、アルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、アルキルカルボニル、シクロアルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、アミノカルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(ジアルキルアミノ)カルボニル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、またはピリジニルであり;
は、水素、アルキル、またはシクロアルキルであり;並びに
10は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモモルホリニルであって、0〜3のアルキル置換基で置換される。]
の化合物またはそれの医薬的に許容される塩である。
本発明における別の態様では、式I:
[式中、
が、COまたはCONRであり;
が、
Figure 2011503229
であり;
が、水素、ハロ、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、ベンジルオキシ、またはアルコキシであり;
が、シクロアルキルであり;
が、水素またはアルキルであり;
が、水素、アルキル、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、(RNSO、または(R10)SOであり;
が、水素またはアルキルであり;
が、水素、アルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、またはピリジニルであり;
が、水素またはアルキルであり;並びに
10が、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、N−(アルキル)ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモモルホリニルである。]
の化合物またはそれの医薬的に許容される塩である。
本発明における別の態様では、RがCONRであり;RがアルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、(RNSO、または(R10)SOであり;並びにRが水素である、式Iの化合物である。
本発明における別の態様では、Rが水素である、式Iの化合物である。
本発明における別の態様では、Rがメトキシである、式Iの化合物である。
本発明における別の態様では、Rがシクロヘキシルである、式Iの化合物である。
本発明における別の態様では、Rが(RNSOまたは(R10)SOである、式Iの化合物である。
本発明における別の態様では、Rが(ジメチルアミノ)SOである、式Iの化合物である。
本発明における別の態様では、RがアルキルSOである、式Iの化合物である。
本発明における別の態様では、RがイソプロピルSOである、式Iの化合物である。
本発明における別の態様では、以下の立体化学である、式Iの化合物である。
Figure 2011503229
本発明における別の態様では、以下の立体化学である、式Iの化合物である。
Figure 2011503229
任意の記号(R、R、R、R、R、R、R、R、R、またはR10を含む)のいかなる範囲も、記号の他のいずれの場合の範囲と、独立して用いることができる。
特に断りがなければ、これらの用語は以下の意味を有する。「アルキル」は、1〜6の炭素からなる、直鎖または分枝鎖のアルキル基を意味する。「アルケニル」は、少なくとも1つの二重結合を有し、2〜6の炭素からなる、直鎖または分枝鎖のアルキル基を意味する。「シクロアルキル」は、3〜7の炭素からなる単環式系を意味する。「ヒドロキシアルキル」、「アルコキシ」および置換アルキル部位を有する他の用語には、アルキル部位に関して1〜6の炭素原子からなる、直鎖および分枝鎖の異性体が含まれる。「ハロアルキル」および「ハロアルコキシ」には、モノハロ置換アルキルからペルハロ置換アルキルまでの、全てのハロゲン化異性体が含まれる。「アリール」には、炭素環およびヘテロ環芳香族置換基が含まれる。括弧でくくった用語および複数の括弧でくくった用語は、当業者に結合関係を明確にする意図のためである。例えば((R)アルキル)の用語は、アルキル置換基がさらにRの置換基で置換されていることを意味する。
本発明には、本化合物のあらゆる医薬的に許容される塩の形態が含まれる。医薬的に許容される塩は、対イオンが本化合物の生理学的活性または毒性に対して著しく寄与せず、そのような機能が医薬的に同等である塩である。これらの塩は、市販品として入手可能な試薬を用いて、一般的な有機化学技術によって作ることができる。いくつかの陰イオン塩の形態には、酢酸塩、アシストラート、ベシル酸塩、臭化物塩、カンシル酸塩、塩化物塩、クエン酸塩、フマル酸塩、グロコウロネート(glucouronate)、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヨウ化物塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メシレート、硝酸塩、パモ酸塩、リン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、トシレート、およびキシナホ酸塩が含まれる。いくつかの陽イオン塩の形態には、アンモニウム塩、アルミニウム塩、ベンザチン塩、ビスマス塩、カルシウム塩、コリン塩、ジエチルアミン塩、ジエタノールアミン塩、リチウム塩、マグネシウム塩、メグルミン塩、4−フェニルシクロヘキシルアミン塩、ピペラジン塩、カリウム塩、ナトリウム塩、トロメタミン塩、および亜鉛塩が含まれる。
本発明の化合物のいくつかは、不斉炭素原子を有する(例えば、下記の構造式を参照)。本発明には、あらゆる立体異性体が含まれ、それにはエナンチオマーおよびジアステレオマー並びにラセミ体のような立体異性体の混合物が含まれる。いくかの立体異性体は、当技術分野で公知の方法を用いて作ることができる。本化合物および関連中間体の立体異性体混合物は、一般に当技術分野で公知の方法によって、個々の異性体に分離することができる。以下のスキームおよび表における、分子構造の描写中の楔(wedges)またはナンバー記号(hashes)の使用は、類似の立体化学を指し示すためのものであって、絶対的な立体化学構造を決定するためのものであると理解されるべきではない。
Figure 2011503229
(合成方法)
本化合物は当技術分野で公知の方法によって作ってもよくて、それには以下に記載されている方法が含まれる。いくつかの試薬および中間体は当技術分野で公知である。その他の試薬および中間体は、容易に入手可能な物質を用いて、当技術分野で公知の方法によって作ることができる。化合物の合成を記載するために用いられる記号(例えば、数字が付された「R」置換基)は、製法の例示だけを目的としているのであって、特許請求の範囲または本明細書のその他の箇所で用いられる記号と混同されるものではない。スキームの中で用いられる略語は、概して当技術分野の慣習に従う。
2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチルを加水分解して、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸にすることができる(スキーム1を参照)。この化合物は様々なスルホニルウレアと縮合することができ、それには例えば、1,1’−カルボニルジイミダゾールを1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エンの無水THF溶液と組み合わせで用いることができる。生じたアシルスルファミドは、多様な2−ホルミルボロン酸またはエステルで周知のカップリング反応にさらすことができ、例えば、Suzukiカップリング条件を用いて、図示されている種類の環状ヘミアミナール中間体を得ることができる。これらの化合物は、継続的なMichaelおよびHorner Emmons反応を通して、炭酸セシウムのDMF溶液の影響下、2−(ジメトキシホスホリル)アクリル酸メチルの処理で、インドロベンズアゼピン誘導体に変換することができる。
関連縮合シクロプロピルエステル誘導体は当技術分野で公知の方法によって生成することができ、それにはDMSO溶液中、強塩基性条件下で、インドロベンズアゼピンエステルをトリメチルスルホキソニウムヨウ化物と処理することが含まれる。生じた縮合シクロプロパン中の残った脂肪族エステル部分を加水分解することができ、生成した酸は様々なアルキル−架橋ピペラジンと縮合できる。例えば、O−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラートおよびジイソプロピルエチルアミンのDMSO溶液によって、アルキル架橋ピペラジンカルボキサミドを得ることができる。
Figure 2011503229
N−保護されたピペラジンも中間体インドロベンズアゼピン酸とカップリングすることができ、生じたピペラジンカルボキサミドは当技術分野で公知の方法を用いて脱保護することができ、様々な合成手順を用いて誘導体化することができ、そのいくつかの例を以下で示すように図示している(スキーム2を参照)。
Figure 2011503229
本発明の化合物のいくつかを合成するのに役立つ中間体には、スキーム3で示すように、tert−ブチルエステルインドロベンズアゼピンの製造が含まれる。
Figure 2011503229
この方法論には、示されるようなインドールメチルエステルの塩基触媒加水分解が含まれ、続いて、その反応は、塩化チオニルまたはカリウム第三級ブトキシドのいずれかと反応するか、あるいは炭酸銀および第三ブチルブロマイドでのアルキル化が起こる。生じた化合物を、上で示す混合エステルインドロベンズアゼピンを得るために前述したのと類似する化学構造を用いて、変換することができる。、
これらの中間体は、スキーム4で示すように、アシルスルファミドおよびアシルスルホンアミドアルキル−架橋ピペラジンの製造のために用いることができる、別の手順において有用である。中間体t−ブチルエステルインドロベンズアゼピンのシクロプロパン化、および引き続くt−ブチルエステル基の開裂によって、多様なスルホンアミドおよびスルホニルウレアとカップリングする酸を生成することができる。引き続く加水分解によって関連脂肪酸を得ることができ、それは多様なアルキル−架橋ピペラジンとカップリングすることができる。例えば、O−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラートおよびジイソプロピルエチルアミンのDMSO溶液は、アルキル架橋ピペラジンカルボキサミドを与えることができる。
Figure 2011503229
いくつかの例では、立体異性体混合物として存在する。本発明は、化合物立体異性体の全てを包含する。立体異性体混合物を分割する方法は当技術分野で広く公知であり、それは以下に限定されないが、プレパラティブキラル超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)およびキラル高速液体クロマトグラフィー(HPLC)が含まれる。この手法を用いた例をスキーム5に示す。
Figure 2011503229
そのような分離を達成するための別の方法には、当技術分野で公知の様々な方法を用いて分離することができるジアステレオマー混合物の製法が含まれる。この手法の1つの例を以下に示す(スキーム6)。
Figure 2011503229
逆相HPLCを用いて、いくつかのジアステレオマー性アミドを分離することができる。加水分解後、生じた光学活性酸を架橋ピペラジン誘導体とカップルすることができる(スキーム6)。例えば、O−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラートおよびジイソプロピルエチルアミンのDMSO溶液を用いて、アルキル架橋ピペラジンカルボキサミドを得ることができる。他の標準的な酸アミンカップリング方法も用いることができ、光学活性カルボキサミドを得ることができた。
Figure 2011503229
スキーム7〜9には、中間体および化合物を作るための他の方法を例示する。
Figure 2011503229
Figure 2011503229
Figure 2011503229
(生物学的方法)
化合物は、下記のHCV RdRpアッセイにおいて決定されるように、HCV NS5Bに対する活性を示した。
HCV NS5B RdRpのクローニング、発現、および精製
HCV、遺伝子型1bのNS5Bタンパク質をコードするcDNAを、pET21a発現ベクター中にクローニングした。タンパク質を、溶解性を高めるための18アミノ酸C末端切断を伴って発現させた。イー・コリコンピテント細胞系BL21(DE3)を、タンパク質の発現のために使用した。培養物を、培養物が、600nmにおいて2.0の光学密度に達するまで、約4時間にわたって37℃にて培養した。培養物を、20℃まで冷却し、1mM IPTGで誘導した。新鮮なアンピシリンを、50μg/mlの最終濃度まで添加し、細胞を、20℃にて一夜にわたって培養した。
細胞ペレット(3L)を、精製のために溶解すると、精製NS5B 15〜24mgが得られた。溶解バッファーは、20mM Tris−HCl、pH7.4、500mM NaCl、0.5% トリトンX−100、1mM DTT、1mM EDTA、20%グリセロール、0.5mg/mlリゾチーム、10mM MgCl、15ug/mlデオキシリボヌクレアーゼI、およびComplete TMプロテアーゼ阻害剤錠剤(Roche)からなっていた。溶解バッファーの添加後、凍結細胞ペレットを、組織ホモジナイザーを使用して再懸濁した。サンプルの粘性を減じるため、溶解物のアリコートを、Bransonソニケーターに接続されているマイクロチップを使用して氷の上で超音波処理した。超音波処理した溶解物を、4℃にて1時間にわたって100,000×gで遠心分離し、0.2μmフィルターユニット(Corning)に通して濾過した。
タンパク質を、2つの連続するクロマトグラフィー工程:HeparinセファロースCL−6BおよびポリUセファロース4B(Pharmacia)を使用して精製した。クロマトグラフィーバッファーは、溶解バッファーと同一としたが、リゾチーム、デオキシリボヌクレアーゼI、MgClおよびプロテアーゼ阻害剤を含有せず、バッファーのNaCl濃度を、カラム上にタンパク質を充填するための要件に従って調整した。各カラムを、カラムタイプに応じて5〜50カラム容量の長さの異なるNaClグラジエントで溶出した。最終クロマトグラフィー工程後、得られる酵素の純度は、SDS−PAGE分析に基づいて>90%である。酵素を等分し、−80℃にて保存した。
標準的HCV NS5B RdRp酵素アッセイ
HCV RdRp遺伝子型1bアッセイを、96ウェルプレート(Corning 3600)中で60μLの最終容量で実行した。アッセイバッファーは、20mM Hepes、pH7.5、2.5mM KCl、2.5mM MgCl、1mM DTT、1.6U RNAse阻害剤(Promega N2515)、0.01 mg/ml BSA(Sigma B6917)、および2%グリセロールからなる。すべての化合物を、DMSO中で連続的に希釈し(3倍)、アッセイにおけるDMSOの最終濃度が2%になるように、水でさらに希釈した。HCV RdRp遺伝子型1b酵素は、28nMの最終濃度で使用した。ポリAテンプレートは、6nMで使用し、ビオチン化オリゴ−dT12プライマーは、180nMの最終濃度で使用した。テンプレートは、市販で入手した(Amersham 27−4110)。ビオチン化プライマーは、Sigma Genosysにより調製された。3H−UTPは、0.6μCi(0.29μM全UTP)で使用した。反応を、酵素の添加により開始させ、60分にわたって30℃にてインキュベートし、SPAビーズ(4μg/μl、Amersham RPNQ 0007)を含有する50mM EDTA25μlを添加することにより停止させた。プレートを、室温における1時間を超えるインキュベーションの後で、Packard Top Count NXTで読み取った。
改良HCV NS5B RdRp酵素アッセイ
改良酵素アッセイは、下記のことを除いて、本質的には標準的酵素アッセイについて記載されているように行った。ビオチン化オリゴdT12プライマーを、アッセイバッファー中でプライマーとビーズを混ぜ、1時間にわたって室温にてインキュベートすることにより、ストレプトアビジン被覆SPAビーズ上に予備捕捉した。非結合プライマーを遠心分離後に除去した。プライマー結合ビーズを、20mM Hepesバッファー、pH7.5中に再懸濁し、20nMプライマーおよび0.67μg/μlビーズの最終濃度におけるアッセイで使用した。アッセイにおける添加の順序:酵素(1.75nM)を、希釈した化合物に添加し、続いて、テンプレート(0.36nM)、3H−UTP(0.6μCi、0.29μM)、およびプライマー結合ビーズの混合物を添加し、反応を開始させた;示した濃度は最終である。反応を、30℃にて4時間にわたって進行させた。
化合物のIC50値は、7つの異なる[I]を使用して決定した。IC50値は、式y=A+((B−A)/(1+((C/x)^D)))を使用して阻害から計算した。
FRETアッセイ調製
HCV FRETスクリーニングアッセイを、96ウェル細胞培養プレートにおいて行なった。FRETペプチド(Anaspec,Inc.)(Taliani et al., Anal. Biochem. 1996, 240, 60-67)は、ペプチドの片端付近に蛍光ドナー、EDANSを、もう一方の端付近にアクセプター、DABCYLを含有する。ペプチドの蛍光は、ドナーとアクセプターの間の分子間共鳴エネルギー転移(RET)によりクエンチされるが、NS3プロテアーゼがペプチドを切断するため、生成物は、RETクエンチングを免れ、ドナーの蛍光が明らかになる。アッセイ試薬は下記の通り作った:Promega製の5×細胞Luciferase細胞培養溶解試薬(#E153A)を、dHOで1倍まで希釈し、NaClを150mM最終まで添加し、FRETペプチドを、2mMストックから20μM最終まで希釈した。
プレートを調製するため、HCVレプリコン細胞を、Renillaルシフェラーゼレポーター遺伝子の有無に関わらずトリプシン処理し、カラム3〜12の添加された用量設定された試験化合物と一緒に96ウェルプレートのウェルに入れた;カラム1および2は、対照化合物(HCV制御阻害剤)を含有し、下の列は、DMSのみの細胞を含有した。次いで、プレートを、37℃にてCO2インキュベーターに入れた。
アッセイ
上記に記載されている試験化合物(FRETアッセイ調製)の添加の後に、様々な時点でプレートを取り除き、Alamarブルー溶液(Trek Diagnostics、#00−100)を、細胞毒性を測定するために添加した。Cytoflour4000機器(PE Biosystems)中で読み取った後に、プレートをPBSですすぎ、次いで、1ウェル当たり上記に記載されているFRETペプチドアッセイ試薬(FRETアッセイ調製)30ulを添加することによりFRETアッセイのために使用した。次いで、プレートを、340励起/490発光、20サイクルまでの自動モードに設定されたCytoflour4000機器に入れ、プレートを、キネティックモードで読み取った。典型的には、読み取り後のエンドポイント分析を使用するシグナル対ノイズは、少なくとも3倍であった。代替方法として、Alamarブルー読み取り後、プレートをPBSですすぎ、次いで、Promega Dual−Glo Luciferase Assay Systemを使用するルシフェラーゼアッセイ、またはPromega EnduRen Live Cell Substrateアッセイのために使用した。
化合物分析は、相対的HCVレプリコン阻害および相対的細胞毒性値の定量化により行なった。細胞毒性値を計算するため、対照ウェルからの平均Alamar Blue蛍光シグナルを、100%無毒性として設定した。次いで、化合物試験ウェルの各々における個々のシグナルを、平均対照シグナルで除し、100%を乗じ、パーセント細胞毒性を決定した。HCVレプリコン阻害値を計算するため、平均バックグラウンド値を、アッセイ期間の終わりにHCV制御阻害剤の最高量を含有する2つのウェルから得た。これらの数は、ナイーブなHuh−7細胞から得られる数に類似していた。次いで、バックグラウンド数を、対照ウェルから得られる平均シグナルから差し引き、この数を、100%活性として使用した。次いで、化合物試験ウェルの各々における個々のシグナルを、バックグラウンド減算後の平均対照値で除し、100%を乗じ、パーセント活性を決定した。EC50値は、FRETまたはルシフェラーゼ活性の50%低下を引き起こす濃度として計算した。化合物プレートについて得られる2つの数、パーセント細胞毒性およびパーセント活性を使用し、さらなる分析にとって興味のある化合物を決定した。
化合物の代表的なデータは、表1に記載されている。
Figure 2011503229
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(医薬組成物および治療方法)
化合物は、HCV NS5Bに対して活性を示し、HCVおよびHCV感染を治療するのに有用であることがある。したがって、本発明の別の態様は、化合物、またはその医薬的に許容される塩、および医薬的に許容される担体を含む組成物である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物をさらに含む組成物である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物が、インターフェロンである組成物である。本発明の別の態様は、インターフェロンが、インターフェロンα2B、ペグ化インターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα2A、およびリンパ芽球インターフェロンτから選択される場合である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物が、シクロスポリンである組成物である。本発明の別の態様は、シクロスポリンが、シクロスポリンAである場合である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発生を高める化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、Imiqimod、リバビリン、イノシン5’−一リン酸デヒドロゲナーゼ阻害剤、アマンタジン、およびリマンタジンからなる群から選択される組成物である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物が、HCVメタロプロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVポリメラーゼ、HCVヘリカーゼ、HCV NS4Bタンパク質、HCV侵入、HCV集合、HCV放出、HCV NS5Aタンパク質、IMPDH、およびHCV感染を治療するためのヌクレオシド類似体から選択される標的の機能を阻害するのに有効である組成物である。
本発明の別の態様は、化合物、またはその医薬的に許容される塩、医薬的に許容される担体、インターフェロンおよびリバビリンを含む組成物である。
本発明の別の態様は、HCVレプリコンの機能を阻害する方法であって、HCVレプリコンを、化合物またはその医薬的に許容される塩と接触させることを含む方法である。
本発明の別の態様は、HCV NS5Bタンパク質の機能を阻害する方法であって、HCV NS5Bタンパク質を、化合物またはその医薬的に許容される塩と接触させることを含む方法である。
本発明の別の態様は、患者においてHCV感染を治療する方法であって、患者に、治療上有効な量の化合物またはその医薬的に許容される塩を投与することを含む方法である。別の実施形態において、化合物は、HCVレプリコンの機能を阻害するのに有効である。別の実施形態において、化合物は、HCV NS5Bタンパク質の機能を阻害するのに有効である。
本発明の別の態様は、患者においてHCV感染を治療する方法であって、患者に、抗HCV活性を有する別の化合物と併せて(前に、後に、または同時に)、治療上有効な量の化合物、またはその医薬的に許容される塩を投与することを含む方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、インターフェロンである方法である。
本発明の別の態様は、インターフェロンが、インターフェロンα2B、ペグ化インターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα2A、およびリンパ芽球インターフェロンτから選択される方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、シクロスポリンである方法である。
本発明の別の態様は、シクロスポリンが、シクロスポリンAである方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発生を高める化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、Imiqimod、リバビリン、イノシン5’−一リン酸デヒドロゲナーゼ阻害剤、アマンタジン、およびリマンタジンから選択される方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、HCVメタロプロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVポリメラーゼ、HCVヘリカーゼ、HCV NS4Bタンパク質、HCV侵入、HCV集合、HCV放出、HCV NS5Aタンパク質、IMPDH、およびHCV感染を治療するためのヌクレオシド類似体からなる群より選択される標的の機能を阻害するのに有効である方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、HCV NS5Bタンパク質以外のHCVライフサイクルにおける標的の機能を阻害するのに有効である方法である。
「治療上有効な」とは、肝炎およびHCV感染の分野における当業者により理解されているような意味のある患者利益を提供するのに必要とされる薬剤の量を意味する。
「患者」とは、HCVウイルスに感染し、肝炎およびHCV感染の分野における当業者により理解されているような療法に適している人を意味する。
「治療」、「療法」、「レジメン」、「HCV感染」および関連用語は、肝炎およびHCV感染の分野における当業者により理解されているように使用される。
本発明の化合物は、一般的に、治療上有効な量の化合物またはその医薬的に許容される塩および医薬的に許容される担体からなる医薬組成物として与えられ、従来の賦形剤を含有することができる。治療上有効な量は、意味のある患者利益を提供するのに必要とされる量である。医薬的に許容される担体は、許容できる安全性プロファイルを有する従来の知られている担体である。組成物は、カプセル剤、錠剤、ロゼンジ剤、および散剤ならびに液体懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤、および液剤を包含するすべての一般的な固体および液体形態を包含する。組成物は、一般的な製剤技法を使用して製造され、従来の賦形剤(結合剤および湿潤剤など)およびビヒクル(水およびアルコールなど)は、組成物のために一般的に使用される。
固体組成物は、通常、用量単位で製剤化され、投与量当たり活性成分約1〜1000mgを提供する組成物が好ましい。用量の一部の例は、1mg、10mg、100mg、250mg、500mg、および1000mgである。一般的に、他の薬剤は、臨床的に使用されるクラスの薬剤と同様な単位範囲で存在するであろう。典型的には、これは、0.25〜1000mg/単位である。
液体組成物は通常、用量単位範囲にある。一般的に、液体組成物は、1〜100mg/mLの単位用量範囲にあるであろう。用量の一部の例は、1mg/mL、10mg/mL、25mg/mL、50mg/mL、および100mg/mLである。一般的に、他の薬剤は、臨床的に使用されるクラスの薬剤と同様な単位範囲で存在するであろう。典型的には、これは、1〜100mg/mLである。
本発明は、すべての従来型投与様式を包含し;経口的および非経口的方法が好ましい。一般的に、投与レジメンは、臨床的に使用される他の薬剤と同様であろう。典型的には、1日投与量は、1日につき体重1kg当たり1〜100mgであろう。一般的に、より多くの化合物が経口的には必要とされ、非経口的にはそれより少ない。しかしながら、具体的な投与レジメは、健全な医学的判断を使用して医師により決定されるであろう。
本発明は、化合物が、組合せ療法で与えられる方法も包含する。すなわち、化合物は、肝炎およびHCV感染を治療するのに有用な他の薬剤と併せて、しかし、それらと別々に使用することができる。これらの組合せ方法において、化合物は、一般的に、他の薬剤と併せて、1日につき体重1kg当たり1〜100mgの1日投与量で与えられるであろう。他の薬剤は、一般的に、治療的に使用される量で与えられるであろう。しかしながら、具体的な投与レジメは、健全な医学的判断を使用して医師により決定されるであろう。
組成物および方法に適している化合物の一部の例を表2に列挙する。
Figure 2011503229
Figure 2011503229
Figure 2011503229
特に断りがなければ、以下の中間体および実施例に関する分析的LCMSデータは、下記のカラムおよび条件によって得られた。
停止時間:グラジエント時間+1分;
初期濃度:特に断りがなければ、0%B;
溶離液A:5%CHCN/95%HOと10mMのNHOAc(カラムA、DおよびE);10%MeOH/90%HOと0.1%TFA(カラムBおよびC);
溶離液B:95%CHCN/5%HOと10mMのNHOAc(カラムA、DおよびE);90%MeOH/10%HOと0.1%TFA(カラムBおよびC);
カラムA:Phenomenex 10μ 4.6×50mm C18;
カラムB:Phenomenex C18 10μ 3.0×50mm;
カラムC:Phenomenex 4.6×50mm C18 10μ;
カラムD:Phenomenex Lina C18 5μ 3.0×50mm;
カラムE:Phenomenex 5μ 4.6×50mm C18。
グラフィックソフトウェアの技術上の原因により、いくつかの構造では水素原子が欠けている。
中間体1
Figure 2011503229
1H−インドール−6−カルボン酸、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−、メチルエステル
再結晶化したばかりの三臭化ピリジニウム[熱AcOH(1gあたり5mL)から再結晶化し、冷AcOHですすぎ、高減圧下、KOHで乾燥]を、10分にわたり何回かに分けて、3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(60g、233mmol)(国際公開第2004/065367号に記載されている手順を用いて製造)のCHCl/THF(1:1、1.25L)攪拌溶液中に2℃で加えた。反応溶液を0〜5℃で2.5時間攪拌し、飽和NaHSO水(1L)、HCl(1N、1L)および食塩水(1L)で洗浄した。有機層を乾燥し(MgSO)、濃縮した。生じた赤色の油状物をEtOで希釈し、濃縮した。生じた淡紅色の固形物をEtO(200mL)中に溶解し、ヘキサン(300mL)で処理し、部分的に濃縮した。固形物を濾過により回収し、ヘキサンですすいだ。母液を乾固するまで濃縮し、その手順を繰り返した。固形物を合わせて、1H−インドール−6−カルボン酸、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−、メチルエステル(64g、190mmol、82%)をふわふわした淡紅色の固形物として得た。さらなる精製もせずにそれを用いた。1HNMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.47 (br s, 1H), 8.03 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.74 (dd, J = 1.4, 8.8 Hz, 1H), 7.69 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 3.92 (s, 3H), 2.82 (tt, J = 3.7, 11.7 Hz, 1H), 1.98 - 1.72 (m, 7H), 1.50 - 1.27 (m, 3H). 13CNMR (75 MHz, CDCl3) δ 168.2, 135.6, 130.2, 123.1, 120.8, 120.3, 118.7, 112.8, 110.7, 52.1, 37.0, 32.2(2), 27.0(2), 26.1. LCMS:m/e 334 (M-H)-、保持時間3.34分、カラムA、4分グラジエント。
中間体2
Figure 2011503229
1H−インドール−6−カルボン酸、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−
2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(20g、60mmol)およびLiOH(3.8g、160mmol)のMeOH/THF/HO(1:1:1、300mL)溶液を90℃で2時間加熱した。反応混合物を氷/HO浴中で冷却し、HCl(1M、〜160mL)で中性化し、HO(250mL)で希釈し、室温で1時間攪拌した。沈殿物を濾過により回収し、HOですすぎ、乾燥し、1H−インドール−6−カルボン酸、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−(定量)を得た。さらなる精製をせずにそれを用いた。
1H−インドール−6−カルボン酸、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−を提供するための別の手順を以下で記載する。
2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(117g、349mmol)およびLiOH.HO(26.4g、629mmol)のMeOH/THF/HO(1:1:1、1.8L)溶液を還流で3時間加熱した。反応混合物を氷/HO浴中、〜2℃に冷却し、HCl(1M、〜650mL)(温度が5℃を超えない程度に加えた)で中性化し、HO(1L)で希釈し、周囲温度まで加温する間、攪拌した。沈殿物を濾過により回収し、HOですすぎ、乾燥し、1H−インドール−6−カルボン酸、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−のモノTHF溶媒和物を黄色の固形物として得た(135.5g、345mmol、99%)。さらなる精製もせずにそれを用いた。1HNMR (300 MHz, CDCl3) δ 11.01 (br s, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.07 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.82 (dd, J = 1.5, 8.8 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 3.84 - 3.74 (m, 4H), 2.89 (m, 1H), 1.98 - 1.72 (m, 11H), 1.50 - 1.24 (m, 3H). 13CNMR (75 MHz, CDCl3) δ 172.7, 135.5, 130.7, 122.3, 120.9(2), 118.8, 113.3, 111.1, 67.9(2), 37.0, 32.2(2), 27.0(2), 26.1, 25.5(2). LCMS:m/e 320 (M-H)-、保持時間2.21分、カラムA、4分グラジエント。
中間体3
Figure 2011503229
1H−インドール−6−カルボキサミド、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−
1,1’−カルボニルジイミダゾール(1.17g、7.2mmol)を、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸(2.03g、6.3mmol)のTHF(6mL)攪拌溶液に22℃で加えた。即座にCOが蒸発し、それがゆっくりになってから、溶液を50℃で1時間加熱し、次いで22℃に冷却した。N,N−ジメチルスルファミド(0.94g、7.56mmol)を加え、続いてDBU(1.34g,8.8mmol)のTHF(4mL)溶液を滴下して加えた。攪拌を24時間継続した。混合物を、酢酸エチルおよび希HClで分液処理した。酢酸エチル層を水で、続いて食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥した。その抽出物を乾固するまで濃縮し、表題生成物を淡黄色のもろい泡沫物として得た(2.0g、74%、>90%の純度はNMRにより評価)。1H NMR (300 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.28 - 1.49 (m, 3 H) 1.59 - 2.04 (m, 7 H) 2.74 - 2.82 (m, 1 H) 2.88 (s, 6 H) 7.57 (dd, J=8.42, 1.46 Hz, 1 H) 7.74 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 7.91 (s, 1 H) 11.71 (s, 1 H) 12.08 (s, 1 H).
1H−インドール−6−カルボキサミド、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−を製造するための別の方法を以下に記載する。
機械的攪拌機、温度コントローラー、N注入口、および冷却器を備えた四首丸底フラスコ(1L)に、N下で、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸(102.0g、0.259mol)および乾燥THF(300mL)を加えた。10分間攪拌した後、CDI(50.3g、0.31mol)を少量ずつ加えた。次いで、反応混合物を50℃で2時間加熱した。30℃に冷却後、N,N−ジメチルアミノスルホンアミド(41.7g、0.336mol)を1回で加え、続いて、DBU(54.1mL、0.362mol)を1時間にわたり滴下して加えた。次いで、反応混合物を室温で20時間攪拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を、EtOAcおよび1NのHCl(1:1、2L)で分液処理した。有機層を分離し、水層をEtOAc(500mL)で抽出した。有機層を合わせて、食塩水(1.5L)で洗浄し、MgSOで乾燥した。溶液を濾過し、減圧下で濃縮し、粗生成物を得た(111.0g)。粗生成物をEtOAc(400mL)中、60℃で懸濁した。懸濁液にヘプタン(2L)をゆっくり加えた。生じた懸濁液を攪拌し、0℃に冷却した。次いでそれを濾過した。濾過ケーキを少量のヘプタンですすぎ、家庭用真空装置で2日間乾燥した。生成物を白色の固形物として回収した(92.0g、83%)。1H NMR (MeOD, 300 MHz) δ 7.89 (s, H), 7.77 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.55 (dd, J = 8.4 and 1.8 Hz, 1H), 3.01 (s, 6H), 2.73-2.95 (m, 1H), 1.81-2.05 (m, 8H), 1.39-1.50 (m, 2H); m/z 429 (M +H)+.
中間体4
Figure 2011503229
1H−インドール−6−カルボキサミド、3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−
2−ブロモ−3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1H−インドール−6−カルボキサミド(4.28g、0.01mol)、4−メトキシ−2−ホルミルフェニルボロン酸(2.7g、0.015mol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−ビフェニル(41mg、0.0001mol)、酢酸パラジウム(11.2mg)、および細挽きの炭酸カリウム(4.24g、0.02mol)を混合したトルエン溶液(30mL)を、還流・窒素下で30分攪拌したところ、LC/MS分析は反応が完了したことを示した。次いで、反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈し、過剰の希HClで酸性化した。次いで、酢酸エチル層を回収し、希HCl、水および食塩水で洗浄した。次いで、有機溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、ガムを得た。ガムをヘキサン(250ml)および酢酸エチル(25mL)で希釈し、その混合物を22℃で20時間攪拌したところ、生成物が明るい黄色の顆粒状固形物に変換した(4.8g)。さらなる精製もせずに、そのままそれを用いた。
1H−インドール−6−カルボキサミド、3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−を製造するための別の手順を以下で提供する。
2−ブロモ−3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−インドール−6−カルボキサミド(54.0g、126mmol)、4−メトキシ−2−ホルミルフェニルボロン酸(29.5g、164mmol)およびLiCl(13.3g、315mmol)のEtOH/トルエン(1:1、1L)スラリー溶液に、NaCO(40.1g、379mmol)の水溶液(380mL)を加えた。反応混合物を10分攪拌し、次いでPd(PPh(11.3g、10.0mmol)を加えた。反応溶液を窒素でフラッシュし、70℃で(内部モニタリング)終夜加熱し、次いで室温まで冷却した。反応液をEtOAc(1L)およびEtOH(100mL)で希釈し、HCl水(1N、1L)および食塩水(500mL)で慎重に洗浄し、乾燥し(MgSO)、濾過し、濃縮した。残渣の固形物をEtO(600mL)と一緒に1時間攪拌し、濾過により回収し、1H−インドール−6−カルボキサミド、3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−を黄色の粉末として得た(52.8g、109mmol、87%)。さらなる精製をせずにそれを用いた。1HNMR (300 MHz, d6-DMSO) δ 11.66 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.75 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.74 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.59 (dd, J = 1.4, 8.4 Hz, 1H), 7.23 - 7.16 (m, 2H), 7.08 (dd, J = 2.6, 8.4 Hz, 1H), 6.54 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.22 - 3.08 (m, 1H), 2.91 (s, 6H), 2.00 - 1.74 (m, 7H), 1.60 - 1.38 (m, 3H). 13CNMR (75 MHz, CDCl3) δ 165.7, 158.8, 147.2, 139.1, 134.3, 132.0, 123.4, 122.0, 119.2, 118.2, 114.8, 112.3, 110.4, 109.8, 79.6, 45.9, 37.2(2), 34.7, 32.0(2), 25.9(2), 24.9. LCMS:m/e 482 (M-H)-、保持時間2.56分、カラムA、4分グラジエント。
中間体5
Figure 2011503229
6H−イソインドロ[2,1−a]インドール−3−カルボキサミド、11−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−エトキシ−8−メトキシ−
温度コントローラー、冷却器、N注入口および機械的攪拌機を備えた四首丸底フラスコ(5L)に、トルエン(900mL)、EtOH(900mL)、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1H−インドール−6−カルボキサミド(90g、0.21mol)、2−ホルミル−4−メトキシフェニルボロン酸(49.2g、0.273mol)およびLiCl(22.1g、0.525mol)を満たした。生じた溶液をNで15分間バブルした。NaCO(66.8g、0.63mol)のHO(675mL)溶液を加え、反応混合物をNでさらに10分バブルした。Pd(PPh(7.0g、6.3mmol)を加え、反応混合物を70℃で20時間加熱した。35℃に冷却後、HCl溶液(1N、1.5L)をゆっくり加えた。生じた混合物を分液漏斗(6L)に移し、EtOAc(2×1.5L)で抽出した。有機抽出物を合わせて、食塩水(2L)で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、黄色の固形物を得た。それを、20%EtOAcのヘキサン溶液(450mL、50℃〜0℃)でトリチュレートし、3−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキサミドを黄色の固形物として得た(65.9g)。HPLC純度、98%。
トリチュレート物からの母液を減圧下で濃縮した。残渣を、EtOH(50mL)と3時間還流させた。次いで溶液を0℃に冷却した。沈殿物を濾過し、冷却したTBME(5℃)(20mL)で洗浄した。濾過ケーキを家庭用真空装置で乾燥し、さらなる量の表題化合物を白色の固形物として得た(16.0g)。HPLC純度、99%。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 8.75 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.73 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.67 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.45 (dd, J = 8.4 および 1.4 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.98 (dd, J = 8.4 および 2.2 Hz, 1H), 6.50 (s, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.05 (s, 6H), 2.92-3.13 (m, 3H), 1.85-1.93 (m, 7 H), 1.40-1.42 (m, 3H), 1.05 (t, J = 7.1 Hz, 3H). m/z 512 (M + H)+.
中間体6
Figure 2011503229
1H−インドール−6−カルボキサミド、3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−
11−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−6−エトキシ−8−メトキシ−6H−イソインドロ[2,1−a]インドール−3−カルボキサミドを、THF(75mL)中に溶解した。その溶液に、HCl(2N、300mL)溶液を加えた。混合液を、N下の室温で16時間、激しく攪拌した。生じた懸濁液を濾過し、冷却したTBME(2×30mL)で洗浄した。濾過ケーキを減圧下で終夜乾燥し、表題化合物を黄色の固形物として得た。HPLC純度、99%。1H NMR (DMSO-d6, 300 MHz) δ 11.65 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.76 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 7.73 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 7.58 (dd, J = 8.5 and 1.5 Hz, 1H), 7.17-7.20 (m, 2H), 7.08 (dd, J = 8.5 and 1.4 Hz, 1H), 6.55 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.14-3.18 (m, 1H), 2.91 (s, 6H), 1.75-1.99 (m, 7H), 1.48-1.60 (m, 3H); m/z 484 (M + H)+.
中間体7
Figure 2011503229
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸、13−シクロヘキシル−10−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−3−メトキシ−、メチルエステル
3−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキサミド(4.8g、0.01mol)、2−(ジメトキシホスホリル)アクリル酸メチル(9.7g、0.02mol)および炭酸セシウム(7.1g、0.02mol)を混合したDMF溶液(28mL)を、油浴温度の55℃で20時間攪拌した。混合物を氷水に注ぎ、希HClで酸性化して、粗生成物を沈殿させた。固形物を回収し、乾燥し、酢酸エチルおよび塩化メチレン(1:10)溶液(2%酢酸を含む)を用いてSiO(110g)でフラッシュクロマトグラフした。同種のフラクションを合わせて、蒸発させ、表題化合物を淡黄色の固形物として得た(3.9g、収率71%)。MS: 552 (M=H+).
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸、13−シクロヘキシル−10−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−3−メトキシ−、メチルエステルを製造する別の手順を以下で提供する。
11−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−ヒドロキシ−8−メトキシ−6H−イソインドロ[2,1−a]インドール−3−カルボキサミド(環状ヘミアミナール)(63.0g、130mmol)、2−(ジメトキシホスホリル)アクリル酸メチル(60g、261mmol)、炭酸セシウム(106g、326mmol)のDMF(400mL)溶液を、60℃(浴温度)で4.5時間加熱した。さらに、2−(ジメトキシホスホリル)アクリル酸メチル(15g、65mmol)および炭酸セシウム(21.2g、65mmol)を加え、反応液を60℃で終夜加熱し、次いで室温まで冷却した。その攪拌した反応混合液をHO(1L)で希釈し、ゆっくりHCl水(1N、800mL)で中性化し、3時間攪拌し、次いで沈殿物を濾過により回収した。固形物をEtO(800mL)でトリチュレートし、乾燥し、メチル7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸、13−シクロヘキシル−10−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−3−メトキシ−、メチルエステルを黄色の固形物として得た(70.2g、127mmol、98%)。さらなる精製をせずにそれを用いた。1HNMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.67 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.86 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.50 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.08 (dd, J = 2.6, 8.8 Hz, 1H), 6.98 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 5.75 - 5.51 (m, 1H), 4.29 - 4.01 (m, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.82 (s, 3H), 3.05 (s, 6H), 2.87 - 2.73 (m, 1H), 2.11 - 1.12 (m, 10H). LCMS:m/e 550 (M-H)-、保持時間3.21分、カラムA、4分グラジエント。
中間体8
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、メチルエステル、(+/−)−
丸底フラスコ中で、DMSO(5mL)を、トリメチルスルホキソニウムヨウ化物(199mg、0.906mmol)およびNaH(60%油分散中に38mg、0.953mmol)の混合物に加えた。反応混合物を室温で0.5時間攪拌した。7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸、13−シクロヘキシル−10−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−3−(メトキシ)−、メチルエステル(125mg、0.227mmol)を次いで加え、反応混合物を室温で3時間攪拌し、次いで50℃でさらに3時間攪拌した。次いで、反応液を水でクエンチし、HCl(1N)溶液で酸性化した。次いで、粗生成物を淡黄色の固形物として沈殿させ、それを濾過により回収し、空気乾燥した(106mg、収率83%)。次いで、6mgのこの物質をPrepHPLCにより精製し、表題化合物を淡黄色の固形物として得た(1.8mg)。MS m/z 566(MH+)、保持時間:3.850分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.28 (m, 0.36 H) 1.19 - 2.20 (m, 11.64 H) 2.70 - 3.02 (m, 2 H) 3.03 (s, 2.16 H) 3.05 (s, 3.84 H) 3.49 (d, J=15.26 Hz, 0.64 H) 3.54 (s, 1.92 H) 3.83 (s, 1.08 H) 3.91 (s, 3 H) 4.08 (d, J=15.26 Hz, 0.36 H) 5.29 (d, J=15.26 Hz, 0.36 H) 5.50 (d, J=14.95 Hz, 0.64 H) 6.98 - 7.06 (m, 1 H) 7.16 (d, J=2.44 Hz, 0.36 H) 7.23 (d, J=2.44 Hz, 0.64 H) 7.30 (d, J=8.55 Hz, 0.64 H) 7.34 (d, J=8.55 Hz, 0.36 H) 7.56 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 0.64 H) 7.63 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 0.36 H) 7.88 (d, J=8.55 Hz, 0.64 H) 7.91 (d, J=8.55 Hz, 0.36 H) 8.12 (s, 0.36 H) 8.33 (d, J=1.53 Hz, 0.64 H).
表題化合物を製造する別の手順を以下で提供する。
機械的攪拌機、N注入口および温度計を備えており、かつ加熱し乾燥した4首丸底フラスコ(1L)に、N下で、水素化ナトリウム(95%)(3.09g、129.2mmol)および乾燥DMF(200mL)を満たした。勢いよく攪拌しながら、トリメチルスルホキソニウムヨウ化物(32.5g、147.3mmol)を少量ずつ加え、その間、温度は30℃に上昇した。攪拌して30分間後、7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸、13−シクロヘキシル−10−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−3−(メトキシ)−、メチルエステル(33.8g、61.3mmol)の乾燥DMF溶液(70mL)をすばやく加えた。反応混合物を30℃以下で30分間攪拌し、次いで氷冷HCl(1N、130mL)のHO溶液(2L)に少量ずつ注いだ。生じた懸濁液を機械的に1時間攪拌した後、沈殿物を濾過し、濾過ケーキをHO(100mL)で洗浄した。濾過ケーキを、EtOAcおよびHCl(0.5N、1:1、4L)で分液処理した。有機相を分離し、HO(1L)および食塩水(1L)で洗浄し、MgSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をEtOAc(150mL)中に溶解し、その溶液をシリカゲルパッド(300gのヘキサン溶液中)に通じて濾過し、50%EtOAcのヘキサン溶液中(5L)ですすいだ。濾液を減圧下で濃縮し、わずかに黄色い固形物を得て、それを50℃〜0℃、10%EtOAcのTBME溶液(220mL)でトリチュレートし、シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、メチルエステル、(+/−)−を白色の固形物として得た(26.1g、収率75%)。HPLC純度、100%。1H NMR (DMSO-d6, 300 MHz) δ 11.61 (s, 1H), 8.47 (s, 0.5H), 8.25 (s, 0.5H), 7.81-7.88 (m, 1H), 7.57-7.63 (m, 1H), 7.23-7.29 (m, 2H), 7.01-7.07 (m, 1H), 5.43 (d, J = 15.0 Hz, 0.5H), 5.22 (d, J = 15 Hz, 0.5H), 4.04 (dd, J = 15.4 および 6.6 Hz, 0.5H), 3.83 (s, 3H), 3.75 (s, 1H), 3.08-3.47 (m, 0.5H), 3.29 (s, 3H), 2.73-2.92 (m, 8H), 1.11-1.99 (m, 10.5H), 0.20 (m, 0.5H); m/z 566 (M + H)+.
中間体9
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、メチルエステル、(−)−
(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−メチルエステルの試料を、EtOH/CHCN(1/1)+0.5%DEA(50mg/mlの濃度)中に溶解した。DEA添加によって保証されるのは、注入過程の間、化合物が溶液中にとどまっていることである。次いで、以下に示す条件下で、この溶液をTharSFC−350プレパラティブSFCに注入した。
Thar SFC−350のプレパラティブ条件:
カラム:Chiralcel OJ−H 5×25cm;
移動相:25%MeOH/CHCN(1/1)のCO中;
気圧(バール):100;
流速(ml/分):240;
溶液濃度(mg/ml):50;
注入量(ml):4.5〜5;
サイクル時間(分/注入):6.5〜7;
温度(℃):45;
スループット(g/時間):〜2;
検出器波長(nm):254。
ラセミ体の出発物質(371.4g)から、目的の第2溶離(−)異性体を得た(総量で177.3g)。それは〜1ミリ当量のジエチルアミンを含んでいた。この物質を以下の手順を用いて精製した。ジクロロメタン(800mL)中に溶解した混合物(24.7g)を、0.5NのHCl(1×400mL、1×240mL)、HO(2×240mL)、および食塩水(2×240mL)で連続的に洗浄した。次いで、有機層を乾燥し(無水NaSO)、濾過し、蒸発させ、22.33gの(シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、メチルエステル、(−)−を黄色の固形物として得た(回収率92%)。HPLC>99%(Rt2.38分);LC/MS (ES+) 566.51 (M+H, 100);[α]D 25 C - 194.64 o (c 1.03, MeOH). 分析:C3035Sの計算値;0.33HO:C、63.04;H、6.29;N、7.35;S、5.61;HO、1.04。実験値:C、63.07;H、6.01;N、7.24;S、5.58;HO、1.03。NMRはEtNHが存在しないことを示した。この物質のEEは>99%であることが、以下の分析的HPLC手順によってわかった。
Thar analytical SFCによる、ee決定に関する分析的条件。
分析的カラム:Chiralcel OJ(.46×25cm、10μl);
BPR気圧:100バール;
温度:35℃;
流速:3.0ml/分;
移動相:15%MeOH/CHCN(1/1)のCO中;
検出器波長:254nm;
保持時間(分):4、6.5。
中間体10
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、(−)−
(−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、メチルエステル(22.33g、39.5mmol)のMeOH溶液(300mL)に、1NのNaOH(120mL)をゆっくり20分かけて加え、その間、反応温度<30℃に維持した。混合物を室温、N下で18時間攪拌した。HPLCは反応が完了したのを示した。反応溶液にHCl(1N、130mL)を加えた。添加の完了後、反応混合物は約pH2だった。反応混合物中のメタノールを蒸発させた。混合物に水(300mL)を加え、次いでCHCl(1×600mL、1×200mL)で抽出した。抽出物を合わせて、HO(2×300mL)および食塩水(2×300mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、蒸発させ、表題化合物を黄色の固形物として得た(20.82g、収率96%)。HPLC条件は、カラム:Phenomenoex Synergi Polar−RP 4 μm 4.6×50mm;
UV:220nm;
グラジエント時間:4分;
流速:4 mL/分、75〜100%B;
溶媒A:10%MeOH/90%HOと一緒に0.2%HPO
溶媒B:90%MeOH/10%HOと一緒に0.2% HPO
HPLC>99%(Rt 1.80 分)。LC/MS (ES+) 552.25 (M+H, 100); [α]D 25 C - 166.99 ° (c 1.00, MeOH). GC分析:CHCl 4.94%; C29H33N3O6S・0.16H2O・0.35CH2Cl2の分析:計算値は: C, 60.37; H, 5.87; N, 7.20; S, 5.49; H2O, 0.49; CH2Cl2, 5.02. 実験値: C, 59.95; H, 5.89; N, 7.03; S, 5.38; H2O, 0.47; CH2Cl2, 4.94.
中間体11
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、(+/−)−
(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、メチルエステル(100mg、0.177mmol)のTHF/メタノール混合溶液(2.0mL/2.0mL)に、2NのNaOH溶液(1.0mL)を加えた。反応混合物を、90℃のマイクロ波条件下で5分間加熱した。次いでそれを濃縮し、HCl(1N)溶液で酸性化し、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。有機層を合わせて、乾燥し(MgSO)、濾過し、濃縮した。残渣をプレパラティブHPLCで精製し、目的生成物を淡黄色の固形物として得た(59mg、収率60%)。MS m/z 552(MH+)、 保持時間: 3.850分。1H NMR (300 MHz, MeOD) δ ppm 0.25 (m, 0.38 H) 1.14 - 2.22 (m, 11.62 H) 2.69 - 2.98 (m, 2 H) 3.02 (s, 2.28 H) 3.02 (s, 3.72 H) 3.41 (d, J=15.00 Hz, 0.62 H) 3.88 (s, 3 H) 4.01 (d, J=15.00 Hz, 0.38 H) 5.26 (d, J=15.00 Hz, 0.38 H) 5.45 (d, J=14.64 Hz, 0.62 H) 6.94 - 7.02 (m, 1 H) 7.13 (d, J=2.56 Hz, 0.38 H) 7.21 (d, J=2.20 Hz, 0.62 H) 7.26 (d, J=8.42 Hz, 0.62 H) 7.30 (d, J=8.78 Hz, 0.38 H) 7.53 (dd, J=8.42, 1.46 Hz, 0.62 H) 7.61 (dd, J=8.60, 1.65 Hz, 0.38 H) 7.85 (d, J=8.42 Hz, 0.62 H) 7.89 (d, J=8.42 Hz, 0.38 H) 8.10 (s, 0.38 H) 8.28 (d, J=1.46 Hz, 0.62 H).
中間体12
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,12b−ジヒドロ−N1a−[(2R,3S)−3−ヒドロキシ−4,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−11−メトキシ−、(1aR)−[部分構造(partial)]−
TBTU(437mg、1.36mmol)およびDIPEA(0.95mL、5.436mmol)を、(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(500mg、0.906mmol)のDMSO溶液(20.0mL)に加えた。反応混合物を室温で15分間攪拌し、次いで(2S,3R)−3−アミノ−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オール(280mg、1.36mmol)を加え、反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物を水でクエンチし、HCl(1N)溶液で酸性化した。茶色の固形物分離し、それを濾過により回収した。次いで、この物質を以下の条件下、プレパラティブHPLCにより断片化した。
カラム:Waters Sunfire 19mm×100mm;
溶媒A:10%CHCN−90%HO−0.1%TFA;
溶媒B:90%CHCN−10%HO−0.1%TFA;
プログラム:開始は65%溶媒B、最初の保持時間は5分間、次いで30分内に流速25mL/分で徐々に増加して90%溶媒B。負荷:50〜60mg/ラン。
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,12b−ジヒドロ−N1a−[(2R,3S)−3−ヒドロキシ−4,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−11−メトキシ−、(1aR)−[部分構造]−は、シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,12b−ジヒドロ−N1a−[(2R,3S)−3−ヒドロキシ−4,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−11−メトキシ−、(1aS)−[部分構造]−の前に、上記のHPLC条件下で溶離する。生成物を淡黄色の固形物として得た(230mg、収率36%)。MS m/703(MH+)、保持時間:3.936分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.14 - 0.24 (m, 2.64 H) 0.51 (s, 2.46 H) 0.72 - 2.21 (m, 20.9 H) 2.49 (m, 0.18 H) 2.62 (m, 0.82 H) 2.85 (m, 0.18 H) 2.96 (m, 0.82 H) 3.03 (s, 6 H) 3.39 (m, 0.82 H) 3.49 - 3.58 (m, 1.64 H) 3.71 - 3.80 (m, 0.36 H) 3.90 (s, 3 H) 4.17 (d, J=14.65 Hz, 0.18 H) 5.06 (d, J=14.65 Hz, 0.18 H) 5.37 (d, J=14.95 Hz, 0.82 H) 6.73 (d, J=5.49 Hz, 0.82 H) 6.98 - 7.05 (m, 1 H) 7.08 (d, J=4.58 Hz, 0.18 H) 7.10 (d, J=2.44 Hz, 0.18 H) 7.21 (d, J=2.44 Hz, 0.82 H) 7.31 (d, J=8.55 Hz, 0.82 H) 7.34 (d, J=8.55 Hz, 0.18 H) 7.59 - 7.64 (m, 1 H) 7.87 - 7.93 (m, 1 H) 7.99 (s, 0.18 H) 8.09 (d, J=1.22 Hz, 0.82 H).
中間体13
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,12b−ジヒドロ−N1a−[(2R,3S)−3−ヒドロキシ−4,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−11−メトキシ−、(1aS)−[部分構造]−
TBTU(437mg、1.36mmol)およびDIPEA(0.95mL、5.436mmol)を、(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(500mg、0.906mmol)のDMSO溶液(20.0mL)に加えた。反応混合物を室温で15分間攪拌した。次いで、(2S,3R)−3−アミノ−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オール(280mg、1.36mmol)を加え、反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物を水でクエンチし、次いでHCl(1N)溶液で酸性化した。茶色の固形物を分離し、それを濾過により回収した。次いで、この物質を以下の条件下でプレパラティブHPLCにより断片化した。
カラム:Waters Sunfire 19mm×100mm;
溶媒A:10%CHCN−90%HO−0.1%TFA;
溶媒B:90%CHCN−10%HO−0.1%TFA;
プログラム:開始は65%溶媒B、最初の保持時間は5分間、次いで30分に、流速25mL/分で徐々に増して90%溶媒B。負荷:50−60mg/ラン。
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,12b−ジヒドロ−N1a−[(2R,3S)−3−ヒドロキシ−4,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−11−メトキシ−、(1aS)−[部分構造]−は、上記のHPLC条件下で、シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,12b−ジヒドロ−N1a−[(2R,3S)−3−ヒドロキシ−4,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−11−メトキシ−、(1aR)−[部分構造]−の後に溶離する。生成物を淡黄色の固形物として得た(215mg、収率34%)。MS m/703(MH+)、保持時間:4.038分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.20 (m, 0.38 H) 0.75 (s, 1.86 H) 0.76 (s, 1.86 H) 0.84 (s, 1.86 H) 0.85 (s, 1.14 H) 0.89 - 2.18 (m, 18.9 H) 2.52 (m, 0.38 H) 2.70 (m, 0.62 H) 2.85 (m, 0.38 H) 2.97 (m, 0.62 H) 3.03 (s, 2.28 H) 3.04 (s, 3.72 H) 3.33 - 3.39 (m, 0.62 H) 3.43 - 3.51 (m, 1.24 H) 3.73 - 3.77 (m, 0.38 H) 3.78 - 3.84 (m, 0.38 H) 3.90 (s, 1.86 H) 3.90 (s, 1.14 H) 4.14 (d, J=14.65 Hz, 0.38 H) 5.11 (d, J=14.65 Hz, 0.38 H) 5.44 (d, J=15.26 Hz, 0.62 H) 6.68 (d, J=4.88 Hz, 0.62 H) 6.96 - 7.03 (m, 1 H) 7.07 (d, J=5.19 Hz, 0.38 H) 7.12 (d, J=2.44 Hz, 0.38 H) 7.23 (d, J=2.14 Hz, 0.62 H) 7.27 (d, J=8.54 Hz, 0.62 H) 7.33 (d, J=8.54 Hz, 0.38 H) 7.55 (dd, J=8.39, 1.68 Hz, 0.62 H) 7.62 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 0.38 H) 7.87 (d, J=8.54 Hz, 0.62 H) 7.91 (d, J=8.55 Hz, 0.38 H) 8.08 (d, J=1.22 Hz, 0.38 H) 8.10 (d, J=1.22 Hz, 0.62 H).
中間体14
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、(−)−
10NのNaOH(2.0mL、20mmol)溶液および水(4mL)を、シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,12b−ジヒドロ−N1a−[(2R,3S)−3−ヒドロキシ−4,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−11−メトキシ−、(1aR)−[部分構造]−(160mg、0.228mmol)のTHF/MeOH溶液(7mL/7mL)に加えた。反応混合物を、120℃のマイクロ波条件下で1時間加熱した。次いで、それを濃縮し、濃HCl溶液で酸性化し、酢酸エチルで2回(2×30mL)抽出した。有機層を合わせて、乾燥し(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、橙色の油状物を得た。次いで、粗生成物をPrep.HPLCカラムで精製し、淡黄色の固形物として生成物を得た(80mg、収率64%)。平均比旋光度−130.85°;溶媒MeOH;波長589nm;50cmセル。MS m/552(MH+)、保持時間:3.760分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.27 (m, 0.38 H) 1.14 - 2.22 (m, 11.62 H) 2.76 (m, 0.38 H) 2.80 - 2.92 (m, 1 H) 2.92 - 3.09 (m, 6.62 H) 3.45 (d, J=14.95 Hz, 0.62 H) 3.90 (s, 1.86 H) 3.91 (s, 1.14 H) 4.04 (d, J=15.26 Hz, 0.38 H) 5.28 (d, J=15.26 Hz, 0.38 H) 5.47 (d, J=15.26 Hz, 0.62 H) 6.95 - 7.05 (m, 1 H) 7.15 (d, J=2.75 Hz, 0.38 H) 7.23 (d, J=1.83 Hz, 0.62 H) 7.28 (d, J=8.55 Hz, 0.62 H) 7.33 (d, J=8.54 Hz, 0.38 H) 7.54 (dd, J=8.39, 1.68 Hz, 0.62 H) 7.63 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 0.38 H) 7.86 (d, J=8.55 Hz, 0.62 H) 7.91 (d, J=8.55 Hz, 0.38 H) 8.11 (d, J=1.22 Hz, 0.62 H) 8.29 (d, J=1.22 Hz, 0.38 H).
中間体15
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、(+)−
10NのNaOH(1.8mL、18mmol)溶液および水(4mL)を、シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,12b−ジヒドロ−N1a−[(2R,3S)−3−ヒドロキシ−4,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−11−メトキシ−、(1aS)−[部分構造]−(130mg、0.185mmol)のbTHF/MeOH溶液(7mL/7mL)に加えた。反応混合物を、120℃のマイクロ波条件下で1時間加熱した。それを濃縮し、濃HCl溶液で酸性化し、酢酸エチルで2回(2×30mL)抽出した。有機層を合わせて、乾燥し(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、橙色の油状物を得た。次いで、粗生成物をPrep.HPLCカラムで精製し、生成物を淡黄色の固形物として得た(68mg、収率67%)。平均比旋光度+174.73°;溶媒MeOH;波長589nm;50cmセルMS m/552(MH+)、保持時間:3.773分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.27 (m, 0.38 H) 1.14 - 2.22 (m, 11.62 H) 2.76 (m, 0.38 H) 2.80 - 2.92 (m, 1 H) 2.92 - 3.09 (m, 6.62 H) 3.45 (d, J=14.95 Hz, 0.62 H) 3.90 (s, 1.86 H) 3.91 (s, 1.14 H) 4.04 (d, J=15.26 Hz, 0.38 H) 5.28 (d, J=15.26 Hz, 0.38 H) 5.47 (d, J=15.26 Hz, 0.62 H) 6.95 - 7.05 (m, 1 H) 7.15 (d, J=2.75 Hz, 0.38 H) 7.23 (d, J=1.83 Hz, 0.62 H) 7.28 (d, J=8.55 Hz, 0.62 H) 7.33 (d, J=8.54 Hz, 0.38 H) 7.54 (dd, J=8.39, 1.68 Hz, 0.62 H) 7.63 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 0.38 H) 7.86 (d, J=8.55 Hz, 0.62 H) 7.91 (d, J=8.55 Hz, 0.38 H) 8.11 (d, J=1.22 Hz, 0.62 H) 8.29 (d, J=1.22 Hz, 0.38 H).
中間体16
Figure 2011503229
1H−インドール−6−カルボン酸、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−、1,1−ジメチルエチルエステル
機械的に攪拌した2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸(80g、0.24m)の乾燥二塩化メチレン(1.2L)溶液およびTHF(100mL)に、活性化モレキュラ・シーブス(4A、80g)および炭酸銀(275g、0.99m)を加えた。反応混合物を0℃に冷却し、t−ブチルブロミド(142g、1.04m)を滴下して加えた。混合物を室温で終夜攪拌し、TLC[ヘキサン−酢酸エチル80:20、Rf(生成物)=0.7]でモニターした。ブロモ酸が少しでも変換されずに残っている場合、10%炭酸銀をさらに加え、攪拌をさらに2〜4時間続けた。完了後、反応混合物をセライトの薄いベッドに通じて濾過した。濾液を二塩化メチレン(500mL)で洗浄した。濾液を合わせて、減圧下で濃縮し、そして粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(230〜400メッシュ、酢酸エチルの0〜2%petエーテル中グラジエントで溶離)で精製して得た。同種のフラクションを合わせて、減圧下で蒸発させ、表題化合物を得た(80g、85%)。HPLC:90.1%(RT=6.56分)、カラム:C18 BDS、(50×4.6mm)、移動相:0.1%TFA水のグラジエント:ACN(30→100→30)、流速:0.8mL/分;
LCMS:99.8%(RT=4.44分)、カラム:Geneis、 C18 50×4.6mm、移動相:0.1%ギ酸水のグラジエント:ACN(70→95→70)、流速:0.8mL/分;M−1=376.5;
1H NMR CDCl3 (400 MHz) δ 1.37 - 1.40 (m, 3H, cyc.ヘキシル), 1.62 (s, 9H, t-Bu), 1.80 - 1.94 (各々2セットの m, 3H, & 4H, cyc.ヘキシル 部分), 2.81 (m, 1H, CH cyc.ヘキシル − ベンジル性), 7.70 - 7.75 (m, 2H, インドール−H4&5), 8.04 (s, 1H, インドール-H7), 8.52 (s, 1H, インドール-NH).
中間体17
Figure 2011503229
1H−インドール−6−カルボン酸、3−シクロヘキシル−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−、1,1−ジメチルエチルエステル
tert−ブチル2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボキシレート(72g、0.19m)を、1:1で混合したトルエンおよびエタノール(720mL)中に溶解し、脱気した。次いで、LiCl(23.9g、0.51m)を加え、続いて、炭酸ナトリウム(720mL、1.0M溶液で別々に脱気)およびPd−テトラキス(13.1g、0.011m)を加えた。0.25時間攪拌した後、2−ホルミル−4−メトキシフェニルボロン酸(41.1g、0.22m)を加え、反応混合物を85℃で4時間加熱した。次いで、反応液をTLCでモニターした[ヘキサン−酢酸エチル80:20、Rf(生成物)=0.55]。完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水(1.0L)を加え、続いて、酢酸エチル(1.0L)を加えた。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥し、減圧下で濃縮し、表題化合物を黄色の固形物として得た(75g、収率74%)。HPLC:99.7%(RT=6.30分)、カラム:C18BDS(4.6×50mm)、SC−307、移動相:0.1%TFA水のグラジエント:ACN(30→100→30)、流速:0.8mL/分;
LCMS:98.0%(RT=5.28分)、カラム:Geneis、C18(50×4.6mm)、移動相:0.1%ギ酸水のグラジエント:ACN(70→95→70)、流速:0.8mL/分;
M−1=432.2;
1H NMR (DMSO -d6) (400 MHz) δ 1.40 - 1.48 (m, 3H, cyc.ヘキシル), 1.57 (s, 9H, t-Bu), 1.84 - 1.90 (m, 7H, cyc.ヘキシル部分), 3.09 (m, 1H, CH cyc.ヘキシル − ベンジル性), 3.84 (s, 3H, OCH3), 6.55 (d, J = 4 Hz, 1H, アリール H2'), 7.06 (d, 1H, アリール H3'), 7.08 (s, 1H, アリール H6'), 7.23 (d, 1H, インドール-H5), 7.53 (d, J = 8 Hz, 1H, インドール-H4), 7.70 - 7.75 (m, 2H, NH + インドール-H7), 8.06 (s, 1H, CHO).
中間体18
Figure 2011503229
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6,10−ジカルボン酸、13−シクロヘキシル−、10−(1,1−ジメチルエチル)6−メチルエステル
tert−ブチル3−シクロヘキシル−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボン酸(62.5g、0.144m)を乾燥DMF(1.2L)中に溶解し、機械で攪拌した。次いで、炭酸セシウム(84g、0.17m)および2−(ジメトキシホスホリル)アクリル酸メチル(65〜70% GC 純粋、56.2g、0.18m)を加え、反応混合物を65℃で4時間加熱し、反応液をTLCでモニターした[ヘキサン−酢酸エチル80:20、Rf(生成物)=0.7]。完了後、混合物を室温まで冷却し、次いで水(1.0L)でクエンチした。黄色の固形物が沈殿し、それを濾過により回収し、空気乾燥した。次いで、この物質をメタノール中でスラリーし、濾過し、減圧下で乾燥し、生成物を黄色の粉末として得た(70g、90%)。HPLC:99.1%(RT=6.45分)、
カラム:C18 BDS(4.6×50mm)、
移動相:0.1%TFA水のグラジエント:ACN(30→100→30)、
流速:0.8mL/分;
LCMS:100%(RT=7.00分)、
カラム:Geneis、C18 (50×4.6mm)、
移動相:0.1%ギ酸水のグラジエント:ACN(70→95→70)、
流速:0.8mL/分;
M+1=502.2;
1H NMR (CDCl3) (400 MHz) δ 1.10 - 1.30 (m, 3H, cyc.ヘキシル), 1.64 (s, 9H, t-Bu), 1.77 - 2.07 (m, 7H, cyc.ヘキシル部分), 2.80 (m, 1H, CH cyc.ヘキシル - ベンジル性), 3.84 (s, 3H, OCH3), 3.93 (s, 3H, COOCH3), 4.15 & 5.65 (2つのbr.ピーク,各々 1H , アリル性 CH2), 6.95 (s, 1H, アリール H6'), 7.01 (d, 1H, アリール H2'), 7.53 (d, J = 8 Hz, 1H, アリール H3'), 7.70 (d, J = 4 Hz, 1H, インドール-H5), 7.84 (s + d, 2H, オレフィン性 H + インドール-H4), 8.24 (s, 1H, インドール - H7);
13C NMR (CDCl3) (100.0 MHz) δ 166.92, 165.71, 158.96, 142.28, 136.47, 13.50, 134.61, 132.43, 132.01, 129.73, 124.78, 124.68, 120.33, 119.39, 119.04, 115.62, 115.05, 111.27, 80.27, 55.49, 52.50, 39.09, 36.81, 33.40, 28.38, 27.15, 26.28.
中間体19
Figure 2011503229
2−プロペン酸、2−(ジメトキシホスフィニル)−、メチルエステル
機械的攪拌機、冷却器、温度コントローラー、およびN注入口を備えた、四首丸底フラスコ(5L)に、パラホルムアルデヒド(40.5g、1.35mol)、MeOH(2L)およびピペリジン(2mL)を満たした。反応混合物をN下で3時間、加熱還流した。50℃に冷却後、2−(ジメトキシホスホリル)アセテート(150g、0.824mol)を1回で加えた。引き続き、反応混合物18時間還流した。室温まで冷却後、反応溶液を減圧下で濃縮し、清澄な無色の油状物を得た。上記の油状物を、温度コントローラー、N注入口、撹拌機およびDean−Stark装置を備えた、四首丸底フラスコ(3L)の中で、乾燥トルエン(1L)中に溶解した。その溶液に、TsOH.HO(5.2g)を加えた。次いで、反応混合物を還流で18時間共沸し、メタノールを除去した。室温まで冷却後、溶液を減圧下で濃縮し、黄色の油状物を得て、それを減圧下で蒸留し(150〜155℃で/0.2mmHg)、無色の油状物を生成物として得た(135.0g、)。純度は90%で以下の1H NMRに基づく。1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 7.0 (dd, J = 42.4 および 1.5 Hz, 1H), 6.73 (dd, J = 20.5 and 1.8 Hz, 1H), 3.80 (s, 6H), 3.76 (s, 3H).
中間体20
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボン酸、8−シクロヘキシル−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、5−(1,1−ジメチルエチル)1a−メチルエステル、(+/−)
水素化ナトリウム(96mg、4mmol)を、攪拌した塩化トリメチルスルホキソニウム(567mg、4.4mmol)の無水DMSO(10mL)懸濁液に、窒素下で加えた。生じた混合物を室温で30〜45分間攪拌し、次いで無溶媒の7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6,10−ジカルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−、10−(1,1−ジメチルエチル)6−メチルエステル(1.0、2mmol)を少量ずつ加えた。懸濁液をDMSO(5mL)で希釈し、50℃で3〜4時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、水を加えた。固形物を分離し、それを濾過により回収し、水で洗浄し、次いで終夜、空気乾燥し、粗生成物を得た(1.15g)。この物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、3%MeOHのDCM溶液)で精製し、純粋な表題化合物を得た(0.96g)。LC/MS:保持時間3.816分;m/e516(MH+)。1H NMR (400 MHz, CDCl3):生成物は相互変換する回転異性体として観察され、そのことは化合物のNMRスペクトルからわかる。
以下の手順は、ラセミ体のシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボン酸、8−シクロヘキシル−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、5−(1,1−ジメチルエチル)1a−メチルエステル、(+/−)を効果的に溶解する方法の一例である。シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボン酸、8−シクロヘキシル−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、5−(1,1−ジメチルエチル)1a−メチルエステル、(+/−)−の試料を、イソプロパノールおよびアセトニトリル(8:2)の混合物中に溶解し、最終濃度を20mg/mLとした。この混合物をプレパラティブ・キラルSFCクロマトグラフィー・システムに注入し、それには以下の条件を用いた:
Chiralcel OJ−Hカラム、4.6×250mm、5μm;
移動相:8%MeOHのCO溶液;
温度:35℃;
流速:2mL/分で16分間;
UVモニターは260nm;
注入量:5μL[〜20.0mg/mLのIPA:ACN(8:2)]。
中間体21
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボン酸、8−シクロヘキシル−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、1a−メチルエステル、(+/−)−
TFA(5mL)を、(+/−)8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(メトキシカルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸、tert−ブチルエステル(515mg、1mmol)の無水DCM溶液(10mL)に加えた。生じた溶液を室温で約8〜12時間攪拌した。次いで、反応液を乾固するまで蒸発させ、表題化合物を得た(0.47g、100%)。LC/MS:保持時間2.245分;m/e460(MH+)。1H NMR (400 MHz, CDCl3):化合物NMRスペクトルでは、生成物は相互変換する回転異性体の混合体として観察された。
中間体22
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−5−[[[(メチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−、メチルエステル
8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(メトキシカルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸(140mg、0.31mmol)およびCDI(64mg、0.40mmol)のTHF溶液(3mL)を、60℃で1時間攪拌した。N−メチルスルファミド(68mg、0.62mmol)およびDBU(71.6mg、0.47mmol)を加え、混合物を60℃で終夜攪拌した。反応液を冷水中に注ぎ、希塩酸で酸性化し、酢酸エチル中で抽出した。抽出物を希塩酸(0.1N)および食塩水で連続して洗浄し、次いで乾燥し(無水硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発させ、表題化合物を茶色の固形物として得た。ESI−MS m/e 552(MH+)。この物質をさらなる精製もせずに用いた。
中間体23
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−5−[[[(メチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(メチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、メチルエステルをTHF、MeOH混合液(2mL、2mL)中に溶解した。次いで、2.5MのNaOH水(1.2mL、3mmol)を加え、反応液を22℃で2時間振盪した。次いで、その溶液を1MのHCl水(3mL)で中性化し、濃縮して、有機溶媒を除去した。残渣をHOでスラリーし、固形物を濾過により回収し、HOで洗浄し、乾燥し、表題化合物を得た(160mg、0.30mmol)。ESI−MS m/e 538(MH+)。この物質をさらなる精製もせずに用いた。
中間体24
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ベンジルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−(メトキシ)−12−(メトキシ)−、メチルエステル、(+/−)−
(+/−)8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(メトキシカルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸(200mg、0.44mmol)およびCDI(92mg、0.57mmol)のTHF溶液(5mL)を、60℃で1時間攪拌した。次いで、N−ベンジルスルファミド(164mg、0.88mmol)およびDBU(100mg、0.66mmol)を加え、生じた混合物を60℃で終夜攪拌した。反応液を冷水中に注ぎ、希塩酸で酸性化し、酢酸エチル中で抽出した。有機相を塩酸(0.1N)および食塩水で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、減圧下で蒸発させ、表題化合物を茶色の固形物として得た。ESI−MS m/e 628(MH+)。
中間体25
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−5−[[[[(フェニルメチル)アミノ]スルホニル]アミノ]カルボニル]−、(+/−)−
表題化合物を、(+/−)8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(メトキシカルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸から出発して、シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(メチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸で記載したのと同様の手順を用いて製造した。ESI-MS m/e 613 (MH+), 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 1.22 - 2.20 (m, 13 H) 3.27 - 3.31 (m, 1 H) 3.47 (d, J=14.95 Hz, 0.6 H) 3.92 (d, J=2.44 Hz, 3 H) 4.04 (d, 0.4 H) 4.31 (d, J=2.75 Hz, 2 H) 5.24 (d, 0.4 H) 5.48 (d, 0.6 H) 7.02 (d, 1 H) 7.17 (d, J=2.75 Hz, 1 H) 7.19 - 7.35 (m, 5 H) 7.39 (t, J=7.48 Hz, 2 H) 7.45 - 7.52 (m, 1 H) 7.80 (d, J=1.53 Hz, 0.4 H) 7.85 (dd, J=8.39, 6.87 Hz, 1 H) 8.22 (d, J=1.53 Hz, 0.6 H).
中間体26
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[(シクロプロピルスルホニル)アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、(+/−)−
(+/−)8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(メトキシカルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸(1当量)、およびカルボニルジイミダゾール(1.5当量)を混合した無水THF溶液を、50℃で30分間加熱し、室温まで冷却した。次いで、シクロプロパンスルホンアミド(1当量)および1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(2当量)を連続して加えた。生じた混合物を室温で終夜攪拌した。酸性水ワークアップをした後、粗生成物をprepHPLCで精製して得た。次いで、NaOH(1N)のTHF−MeOH溶液を用いて、中間体エステルを加水分解し、表題化合物を得た。LC/MS:保持時間:2.030分;m/e549(MH+)。1H NMR (400 MHz, CDCl3):生成物は相互変換する回転異性体として観察され、そのことは化合物のNMRスペクトルからわかる。
中間体27
Figure 2011503229
3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン、3−メチル−8−(フェニルメチル)−
シス−1−ベンジル−2,5−ビス(クロロメチル)ピロリジン塩酸塩(37.5g、0.13mol)(国際公開第WO2002/32902号に記載されたのと同様に製造)を、機械的攪拌機、還流冷却器、および温度計を備えた3首丸底フラスコ(5L)の中、CHCN(900mL)中で懸濁した。攪拌した懸濁液を50℃に加温し、NaHCO(97g、1.1mol)を加え、懸濁液を70℃に加温した。NaI(50g、0.33mol)を加え、70℃で5分間攪拌し、そして冷却器の上に滴下漏斗を装着した。滴下漏斗に40%MeNH水(48mL、0.55mol)のCHCN溶液(850mL)を加え、この溶液を滴下して加えた(滴下の速度は10〜15ml/分を維持した)。75分後に添加が完了し(その時点で反応液は室温まで冷却)、固形物を濾過し、溶媒を〜800mLまで濃縮した。反応液をEtOAc(800mL)中に注ぎ、1NのNaOH(2×100mL)で洗浄した。水相をEtOAcで再抽出し(2×100mL)、有機相を合わせて、NaSOで乾燥し、濃縮した。生じた残渣をシリカゲル(620g)に導入し、2.8%MeOH/0.4%濃NHOHのCHCl溶液(総量で6L)で溶離した。純粋なフラクションを回収した(2L〜4L)。濃縮して8.76gの表題化合物を茶色の油状物として得た(収率32%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.79 - 1.87 (m, 2 H) 1.92 - 1.99 (m, 2 H) 2.23 (s, 3 H) 2.27 - 2.37 (m, 2 H) 2.54 - 2.63 (m, 2 H) 3.10 (s, 2 H) 3.52 (s, 2 H) 7.20 - 7.26 (m, 1 H) 7.30 (t, J=7.30 Hz, 2 H) 7.36 - 7.42 (m, 2 H). LC方法:溶媒A=10%MeOH/90%HO/0.1%TFA、溶媒B=90%MeOH/10%HO/0.1%TFA、初期%B=0%、最終%B=100、流速=4ml/分、グラジエント時間=2分、ラン時間=3分、カラム:Phenomenex−Luna 10 μ C18 50mm×3.0mm、Rt=0.23分;MS:(ES+)m/z(M+H)+=217.3。さらなる6.1gの混合フラクションをカラムから得た(>80%純粋、1H NMR積分による)。
中間体28
Figure 2011503229
3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン、3−メチル−、二塩酸塩
N−メチル−N−ベンジルビシクロジアミン、(14.22g、65.7mMol)を650mlのメタノール中に溶解し、17mlの塩酸水(12M)を加えた。溶液を窒素下で2Lのパール(Parr)ボトル中に入れ、炭素上の20%パラジウム水酸化物(3.66g)を反応液に加えた。混合物を60psigの水素で17時間、パール・シェイカーに入れた。反応液が完了したことを、TLC分析[シリカゲルプレートで溶離し、2Mアンモニア(10容量部)のメタノール溶液中であって、クロロホルム(90容量部)が溶解]により判断した。反応液をセライトのプラグに通じて濾過し、次いでそれを水およびメタノールで連続してすすいだ。濾液を合わせて、減圧下で濃縮し、メタノールおよびベンゼンを加えて、均一な溶液を得た。塩酸(2.0M)のジエチルエーテル溶液(75mL)を次いで加えた。揮発物を生成溶液から減圧下で除去した。メタノール/ベンゼン混合物を用いて、生成溶液からの水の共沸を繰り返して、淡黄色の固形物を徐々に得た。固形生成物である3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタンを減圧下で終夜乾燥して、吸湿性の固形物を得た(11.98g、91%)。生成物をフラスコから除去し、その吸湿性に起因して、窒素下のグローブ・バッグ(glove bag)中でボトルに入れた。1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.96 - 2.14 (m, 2 H) 2.34 (d, J=8.24 Hz, 2 H) 2.66 (s, 3 H) 3.46 (d, J=11.90 Hz, 2 H) 3.58 (s, 3 H, H2Oを含む) 4.17 (s, 2 H) 9.92 (s, 1 H) 10.21 (s, 1 H) 11.39 (s, 1H); 13C NMR (126 MHz, DMSO-D6) δ ppm 24.04 (s, 1 C) 43.49 (s, 1 C) 52.50 (s, 1 C) 54.47 (s, 1 C).
中間体29および30
Figure 2011503229
3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸、フェニルメチルエステルおよび3−(フェニルメチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン
トリエチルアミン(1.44mL、10.363mmol)を、8−Boc−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(2.0g、9.421mmol)のCHCl溶液(20mL)に加え、クロロギ酸ベンジル(1.46mL、10.363mmol)を0℃で滴下して加え、反応混合物を0℃で0.5時間攪拌し、次いで室温まで加温し、攪拌を3日間続けた。次いで、反応混合物を水でクエンチし、HCl(1N)溶液で酸性化した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、濃縮し、粗生成物として無色の濃い油状物を得た。この物質70mgを次いで1,2−ジクロロエタン(2mL)中に溶解し、TFA(0.5mL)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した。溶媒およびTFAを次いで蒸発させ、2つの表題化合物の混合物を無色の濃い油状物として得た。
中間体31
Figure 2011503229
スルホンアミドを作るための一般的な手順
酸(1当量)およびカルボニルジイミダゾール(1.5当量)の混合物の無水THF溶液を、50℃で30分間加熱し、室温まで冷却した。次いで、スルファミド(R=NR)またはスルホンアミド(R=アルキルまたはアリール)のいずれかを1当量、およびDBUの2当量を連続して加えた。生じた混合物を室温で終夜攪拌した。酸性水でワークアップした後、単離した粗生成物をprep.HPLCで精製して、表題の中間体を得た。
中間体32
Figure 2011503229
酸を作るための一般的な手順
NaOH(1N)のTHF−MeOH溶液を用いて、メチルエステルを加水分解した。
中間体33
Figure 2011503229
無溶媒のCDI(0.049g、0.302mmol)を攪拌した、酸(0.092g、0.200mmol)のTHF溶液(1ml)に加え、混合物を50℃で30分間加熱し、次いで室温まで冷却した。次いで、N−シクロプロピル−N−メチルスルファミド(0.0451g、0.300mmol)およびDBU(0.060ml、0.400mmol)を連続して加えた。混合物を1〜2時間、超音波処理し、次いで室温で終夜攪拌した。反応液をMeOH(0.5ml)でクエンチし、次いでHCl(1N)で酸性化し、EtOAc(2×25mL)で抽出し、水および食塩水で洗浄し、乾燥した(NaSO)。粗生成物(0.123g)をシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(5%MeOHのDCM溶液中)で精製し、目的の生成物をオフ・ホワイトの固形物として得た(0.101g、85%)。
中間体34
Figure 2011503229
NaOH(1N、2mL、2.000mmol)を窒素下で、攪拌した、メチルエステル(0.098g、0.166mmol)のTHF−MeOH溶液に加えた。混合物を室温で2時間攪拌し、次いでHCl(1N、3ml)で酸性化し、EtOAc(2×25ml)で抽出し、水および食塩水で洗浄し、乾燥した(MgSO)。溶媒を蒸発させ、酸をオフ・ホワイトの固形物として得た(0.0942g、98%)。LC/MS:m/e578(MH+)。LC/MS方法:出発%B:0、最終%B:100;グラジエント時間:3分;停止時間:4分;流速:4ml/分;波長:220;溶媒A:10%MeOH/90%HO/0.1%トリフルオロ酢酸;溶媒B:10%HO/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸;カラム:XBridge4.6×50mm S5。
中間体35
Figure 2011503229
t−ブタノール(1.35mL、14mmol)を、CSI(1.24mL、14mmol)のCHCl溶液(10mL)に0℃で滴下して加えた。生成溶液を0℃で2時間攪拌した。N−メチルプロパン−2−アミン(1.57ml、14.13mmol)およびTEA(2.167ml、15.54mmol)のCHCl(3ml)溶液を滴下して加えた。生成した反応混合液を室温で2時間攪拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し、冷HCl(1N)および食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、溶媒を除去し、残渣をBiotage 40Mカラム[EtOAc−MeOH(90−10)/ヘキサン5%〜100%]により精製し、生成物を無色のゲルとして得た(2.3g、65%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.19 (d, J=6.55 Hz, 6 H) 1.49 (s, 9 H) 2.90 (s, 3 H) 4.05 - 4.26 (m, 1 H) 7.02 (br. s., 1 H).
中間体36
Figure 2011503229
tert−ブチルN−イソプロピル−N−メチルスルファモイルカルバメート(2.3g、9.12mmol)に、冷HCl(6mL、24.00mmol)を加え、室温で2時間攪拌し、溶媒を除去し、生成物を淡褐色の固形物として得た(1.38g、99%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.16 (d, J=6.80 Hz, 5 H) 2.72 (s, 3 H) 4.16 (dt, J=13.53, 6.70 Hz, 1 H) 4.43 (br. s., 1 H).
中間体37
Figure 2011503229
CDIおよびDBUを用いて、生成物(0.261g、81%)を酸(0.25g、0.54mmol)およびアミンから作った。LC−MS保持時間:3.635分;MSm/z(M+H)594。HNMRは、化合物が回転異性体として存在することを示した(〜4/3)。LC/MS方法:出発%B:0、最終%B:100;グラジエント時間:3分;停止時間:4分;流速:4ml/分;波長:220;溶媒A:10%MeOH/90%HO/0.1%トリフルオロ酢酸;溶媒B:10%HO/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸;カラム:XBridge 4.6×50mm S5。
中間体38
Figure 2011503229
NaOHのTHF/MeOH溶液を用いて、酸(0.22g、87%)をエステル(0.258g、0.435mmol)から作った。その酸を淡黄色の固形物として単離した。LC−MS保持時間:3.608分;MS m/z(M+H)580。LC/MS方法:出発%B:0、最終%B:100;グラジエント時間:3分;停止時間:4分;流速:4ml/分;波長:220;溶媒A:10%MeOH/90%HO/0.1%トリフルオロ酢酸;溶媒B:10%HO/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸;カラム:XBridge 4.6×50mm S5。1H NMRは回転異性体として存在した(〜1/2)。主要な異性体: 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.41 (t, J=6.30 Hz, 1 H) 1.08 - 2.15 (m, 17 H) 2.63 - 2.80 (m, 1 H) 2.84 - 2.96 (m, 1 H) 3.04 (s, 3 H) 3.84 (s, 3 H) 4.03 (d, J=14.86 Hz, 1 H) 4.22 - 4.41 (m, 1 H) 5.35 (d, J=15.11 Hz, 1 H) 6.86 (dd, J=8.44, 2.39 Hz, 1 H) 6.98 (d, J=2.27 Hz, 1 H) 7.20 (d, J=8.56 Hz, 1 H) 7.67 (d, J=8.31 Hz, 1 H) 7.81 - 7.89 (m, 1 H) 8.10 (s, 1 H).
Figure 2011503229
いくつかの実施例のためのアミド作るための一般的な手順
酸誘導体(1当量)を、対応するアミン(1.2当量)、トリエチルアミン(2〜3当量)およびTBTU(1.3当量)と、無水DMF中で合わせて、室温で1〜2時間攪拌し、アミドカップリングを完了させた。単離した粗生成物を、prep.HPLCで精製し、目的のアミドを得た。
実施例1
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−、(+/−)−
TBTU(43.7mg、0.136mmol)およびDIPEA(0.095mL、0.544mmol)を、(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(50mg、0.0906mmol)のDMSO溶液中(2.0mL)に加えた。反応混合物を室温で15分間攪拌した。次いで、3−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン二塩酸塩(J & W PharmLab, LLC Morrisville, PA 19067-3620)(27.1mg、0.136mmol)を加え、反応混合物を室温で3時間攪拌した。それを次いで濃縮し、その残渣をプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、最終生成物として黄色の固形物を得た(32mg、収率46%)。MS m/z660(MH+)、保持時間:2.445分。1H NMR (300 MHz, MeOD) δ ppm 0.20 (m, 0.23 H) 1.11 - 2.25 (m, 15.77 H) 2.58 (m, 0.23 H) 2.69 (m, 0.77 H) 2.75 - 3.11 (m, 10 H) 3.28 - 3.75 (m, 5 H) 3.91 (s, 2.31 H) 3.92 (s, 0.69 H) 4.15 - 4.37 (m, 1 H) 4.68 (m ,br, 1 H) 4.94 - 5.00 (m, 0.23 H) 5.16 (d, J=15.00 Hz, 0.77 H) 7.00 - 7.09 (m, 1 H) 7.18 (d, J=2.56 Hz, 0.23 H) 7.21 (d, J=2.56 Hz, 0.77 H) 7.33 (d, J=8.41 Hz, 0.77 H) 7.35 (d, J=8.42 Hz, 0.23 H) 7.57 (dd, J=8.42, 1.46 Hz, 0.77 H) 7.62 (dd, J=8.78, 1.46 Hz, 0.23 H) 7.91 (d, J=8.42 Hz, 0.77 H) 7.93 (d, J=8.42 Hz, 0.23 H) 8.00 (s, 0.77 H) 8.07 (s, 0.23 H).
実施例2
Figure 2011503229
3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸、3−[[8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル]カルボニル]−、1,1−ジメチルエチルエステル、(+/−)−
TBTU(131mg、0.408mmol)およびDIPEA(0.237mL、1.36mmol)を、(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(150mg、0.272mmol)のDMSO溶液(4.0mL)に加えた。次いで、反応混合物を室温で15分間攪拌し、8−Boc−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(86.7mg、0.408mmol)を加え、反応混合物を室温で終夜攪拌した。次いでそれを濃縮し、その残渣をプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、表題生成物を淡黄色の固形物として得た(110mg、収率54%)。MS m/z 746(MH+)、保持時間:3.040分。1H NMR (300 MHz, MeOD) δ ppm 0.17 (m, 0.25 H) 1.08 (m, 0.25 H) 1.17 - 2.28 (m, 24.5 H) 2.38 - 3.12 (m, 8 H) 3.43 - 4.43 (m, 10 H) 4.76 - 4.85 (m, 0.25 H) 4.96 - 5.19 (m, 0.75 H) 7.02 (dd, J=8.60, 2.38 Hz, 1 H) 7.17 (d, J=2.19 Hz, 0.25 H) 7.20 (d, J=2.20 Hz, 0.75 H) 7.26 - 7.39 (m, 1 H) 7.49 - 7.70 (m, 1 H) 7.80 - 8.00 (m, 1.75 H) 8.12 (s, 0.25 H).
実施例3
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−1a−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルカルボニル)−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−、(+/−)−
TFA(2mL)を、(+/−)3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸、3−[[8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル]カルボニル]−、1,1−ジメチルエチルエステル(98mg、0.131mmol)の1,2−ジクロロエタン溶液(3mL)に加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した。次いでそれを濃縮し、目的生成物を茶色の固形物として得た(100mg、収率100%)。MS m/646(MH+)、保持時間:2.478分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.24 (m, 0.28 H) 1.14 (m, 0.28 H) 1.19 - 2.23 (m, 15.22 H) 2.57 (m, 0.28 H) 2.69 (m, 0.72 H) 2.81 - 3.09 (m, 8 H) 3.30 - 3.40 (m, 1 H) 3.67 (d, J=15.87 Hz, 0.72 H) 3.91 (s, 2.16 H) 3.93 (s, 0.84 H) 3.90 - 4.27 (m, 4.28 H) 4.88 - 4.91 (m, 0.28 H) 5.11 (d, J=15.56 Hz, 0.72 H) 7.00 - 7.09 (m, 1 H) 7.19 (d, J=2.75 Hz, 0.28 H) 7.21 (d, J=2.14 Hz, 0.72 H) 7.34 (d, J=8.54 Hz, 0.72 H) 7.37 (d, J=8.55 Hz, 0.28 H) 7.59 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 0.72 H) 7.63 (dd, J=8.39, 1.37 Hz, 0.28 H) 7.92 (d, J=8.55 Hz, 0.72 H) 7.94 - 7.99 (m, 1 H) 8.10 (s, 0.281 H).
実施例4
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−[(8−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル)カルボニル]−、(+/−)−
(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−1a−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルカルボニル)−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−(54mg、0.071mmol)のメタノール溶液(3mL)に、パラホルムアルデヒド(6.4mg、0.213mmol)、ZnCl(29mg、0.213mmol)およびNa(CN)BH(13.4mg、0.213mmol)を加えた。生じた混合物を60℃で2時間加熱し、次いで室温まで冷却した。存在する固形物を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮し、残渣をプレパラティブ逆相HPLCで精製し、表題化合物を淡黄色の固形物として得た(37mg、収率67%)。MS m/660(MH+)、保持時間:2.495分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.21 (m, 0.3 H) 1.13 (m, 0.3 H) 1.18 - 2.22 (m, 15.4 H) 2.58 (m, 0.3 H) 2.68 (m, 0.7 H) 2.76 - 3.11 (m, 11 H) 3.32 - 3.37 (m, 1 H) 3.63 (d, J=15.56 Hz, 0.7 H) 3.82 - 4.32 (m, 7.3 H) 4.88 - 4.92 (m, 0.3 H) 5.08 (d, J=15.56 Hz, 0.7 H) 7.00 - 7.08 (m, 1 H) 7.18 (d, J=2.14 Hz, 0.3 H) 7.21 (d, J=2.14 Hz, 0.7 H) 7.32 (d, J=8.55 Hz, 0.7 H) 7.35 (d, J=8.55 Hz, 0.3H) 7.57 (d, J=7.93 Hz, 0.7 H) 7.62 (dd, J=8.39, 1.37 Hz, 0.3 H) 7.91 (d, J=8.55 Hz, 0.7 H) 7.93 - 7.99 (m, 1 H) 8.09 (s, 0.3 H).
実施例5
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−[[8−(1−メチルエチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イル]カルボニル]−、(+/−)−
(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−1a−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルカルボニル)−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−(40mg、0.071mmol)のメタノール溶液(3mL)に、アセトン(1mL)、ZnCl(29mg、0.213mmol)およびNa(CN)BH(13.4mg、0.213mmol)を加えた。反応混合物を60℃で終夜加熱し、次いで室温まで冷却した。存在する固形物を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮し、残渣をプレパラティブ逆相HPLCで精製し、表題化合物を淡黄色の固形物として得た(29mg、収率69%)。MS m/688(MH+)、保持時間:2.477分。1H NMR (300 MHz, MeOD) δ ppm 0.20 (m, 0.23 H) 1.12 (m, 0.23 H) 1.18 - 2.41 (m, 21.54 H) 2.51 - 3.18 (m, 10 H) 3.64 (d, J=15.37 Hz, 0.77 H) 3.79 - 4.51 (m, 8.23 H) 4.81 - 4.88 (m, 0.23 H) 5.07 (d, J=14.27 Hz, 0.77 H) 6.99 - 7.08 (m, 1 H) 7.17 - 7.23 (m, 1 H) 7.28 - 7.36 (m, 1 H) 7.57 (dd, J=8.42, 1.10 Hz, 0.77 H) 7.61 (dd, J=8.42, 1.47 Hz, 0.23 H) 7.83 - 8.00 (m, 1.77 H) 8.09 (s, 0.23 H).
実施例6
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−、(1aR,12bS)−
(−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(204mg、0.37mmol)のDMSO溶液(8.0mL)に、TBTU(178mg、0.555mmol)およびDIPEA(0.39mL、2.22mmol)を加えた。反応混合物を室温で15分間攪拌した。次いで、3−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン二塩酸塩(111mg、0.555mmol)を加え、反応混合物を室温で2時間攪拌した。次いでそれを濃縮し、その残渣をプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、黄色の固形物を最終TFA塩として得た(265mg、収率92%)。平均比旋光度:−53.56°溶媒、MeOH;波長589nm;50cmセル。MS m/z660(MH+)、保持時間:3.035分。1H NMR (300 MHz, MeOD) δ ppm 0.20 (m, 0.23 H) 1.11 - 2.25 (m, 15.77 H) 2.58 (m, 0.23 H) 2.69 (m, 0.77 H) 2.75 - 3.11 (m, 10 H) 3.28 - 3.75 (m, 5 H) 3.91 (s, 2.31 H) 3.92 (s, 0.69 H) 4.15 - 4.37 (m, 1 H) 4.68 (m ,br, 1 H) 4.94 - 5.00 (m, 0.23 H) 5.16 (d, J=15.00 Hz, 0.77 H) 7.00 - 7.09 (m, 1 H) 7.18 (d, J=2.56 Hz, 0.23 H) 7.21 (d, J=2.56 Hz, 0.77 H) 7.33 (d, J=8.41 Hz, 0.77 H) 7.35 (d, J=8.42 Hz, 0.23 H) 7.57 (dd, J=8.42, 1.46 Hz, 0.77 H) 7.62 (dd, J=8.78, 1.46 Hz, 0.23 H) 7.91 (d, J=8.42 Hz, 0.77 H) 7.93 (d, J=8.42 Hz, 0.23 H) 8.00 (s, 0.77 H) 8.07 (s, 0.23 H).
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−、(1aR,12bS)−rel−(−)−を合成する別の手順を以下で提供する。(−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(25.2g、45.68mmol)および3−メチル−3,8−ジアザビシクロ−[3.2.1]オクタン二塩酸塩(10.0g、50.22mmol)を混合した無水MeCN(300mL)中に、N下でDIPEA(23.62g、182.72mmol)を加えた。15分後、TBTU(16.12g、50.22mmol)を加えた。反応溶液をN下で30分間攪拌した。HPLCは出発物質の消失を示した。溶液中の溶媒を蒸発させ、泡沫物を得た。これをEtOAc(2.5L)中に溶解し、HO(1.5L)、HO/食塩水(8:2)(1.5L)、および食塩水(1.5L)で洗浄し、NaSOで乾燥し、蒸発させ、粗生成物を得た(28.8g)。この固形物を5つの別々の反応液から得た物質(45.4g)でプールして、全体で74.2gの粗生成物を得た。これをシリカゲルのパッド(E.メルク 230−400メッシュ、1kg)に通過させ、MeOH/CHCl(2.5:97.5)で溶離した。蒸発後、泡沫物を得て、それをEtOAcおよびヘキサンで処理して、固形物に変えた。50℃の減圧下で7時間乾燥した後、GC分析をしたところ、EtOAcおよびヘキサンが各々1.4%存在することを示した。61〜64℃でさらに乾燥させた後も、GC分析は未だに、1.0%のヘキサンおよび1.4%のEtOAcを示した。生成物をEtO中に溶解し、ゆっくり減圧下で3回蒸発させ、60℃の減圧下で3時間乾燥して、68.3gを得た。これをHO(900mL)で洗浄し、68℃の減圧下で7時間再び乾燥させて、実施例6の化合物を得た(67.1g、収率77%)。GC分析は、それが0.97%のEtOを有することを示した。HPLC条件カラム:Cadenza CD−C18 3×250mm;UV:257および220nm;25℃;流速:0.5mL/分;グラジエント時間:38分、0〜80%B(0〜35分)および80%B(35〜38分);溶媒A:25nM CHCOONH pH4.7 水中、溶媒B:MeCN。HPLC純度99.7%(Rt 26.54分);キラルHPLC条件カラム:Regis (S,S) Whelk−O1 250×4.6mm;UV 258nm;35℃;流速2.0mL/分;移動相 CO/MeOH;グラジエント時間 20分、30%MeOH(0〜1分)、30〜48%MeOH(1〜19分)、48%MeOH(19〜20分)。キラルHPLC純度>99.8%(Rt 16.60分 );LC/MS(ES+)660.36(M+H、100);H RMS:計算値660.3220、実験値660.3197;[α] 25C−79.66°(c 1.06、MeOH);C3645S・0.6HO・0.09EtOの分析:計算値:C、64.53;H、7.00;N、10.35;S、4.74; HO、1.51;EtO、0.97。実験値:C、64.50;H、7.12;N、10.41;S、5.14;HO、1.52;EtO、0.97。シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−、(1aR,12bS)−rel−(−)−の完全な立体化学は上記に描かれており、(R)−カンファースルホン酸塩について得たx線結晶構造から決定した。
また、以下の塩も製造した:塩酸塩、リン酸塩、酢酸塩、硫酸塩、カンシル酸塩、ナトリウム塩、カルシウム塩、およびマグネシウム塩。塩酸塩は以下の特性を有した。DSC:小さく、幅広い25℃〜75℃の吸熱、および253℃〜258℃の範囲の温度でピークを有する、潜在的な融解/分解吸熱;TGA:25℃〜75℃の範囲で初期の重量減少(0.003%〜1.5%の範囲で)、および約200℃で開始する分解重量減少。
実施例7
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−(シクロプロピルスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−、(+/−)−
(+/−) 8−シクロヘキシル−5−(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a−カルボン酸(1当量)を、3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン(1.2当量)、トリエチルアミン(3当量)およびTBTU(1.3当量)と無水DMF中で合わせ、室温で約2時間攪拌し、反応が完了したことをLCMS分析により確認した。次いで生成物をプレパラティブ逆相HPLCで単離して、目的の表題化合物のモノTFA塩をベージュ色の固形物として得た。LC/MS:保持時間:2.986分;m/e657(MH+)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 0.22 - 0.36 (m, 1 H) H), 1.09 - 1.20 (m, J=8.06 Hz, 3 H), 1.18 - 1.30 (m, 2 H) 1.29 - 1.48 (m, 5 H), 1.48 - 1.67 (m, 1 H), 1.68 - 1.86 (m, 3 H), 1.87 - 2.09 (m, 5 H), 2.11 - 2.40 (m, 1 H), 2.42 - 2.67 (m, 1 H), 2.67 - 2.88 (m, J=4.78 Hz, 1 H), 2.86 - 3.02 (m, 2 H), 3.02 - 3.28 (m, 2 H), 3.42 - 3.55 (m, 1 H), 3.55 - 3.77 (m, 2 H), 3.83 - 3.92 (m, 3 H), 3.93 - 4.15 (m, 1 H), 4.28 - 4.58 (m, 1 H), 4.61 - 4.99 (m, J=106.26 Hz, 1 H), 5.04 - 5.26 (m, 1 H), 6.90 - 7.03 (m, 1 H), 7.07 - 7.15 (m, J=2.52 Hz, 1 H), 7.27 - 7.36 (m, 1 H), 7.42 - 7.68 (m, 1 H), 7.82 - 7.96 (m, J=8.56 Hz, 1 H), 8.01 - 8.18 (m, 1 H).
実施例8
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−[[3−(フェニルメチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]カルボニル]−、(+/−)−
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(40mg、0.0725mmol)のDMSO溶液(1.0mL)に、TBTU(35mg、0.109mmol)およびDIPEA(0.076mL、0.435mmol)を加えた。反応混合物を室温で15分間攪拌した。次いで、上述した、ベンジル3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシレートの製造からの混合物を加え、反応液を室温で終夜攪拌した。次いでそれを濃縮し、その残渣をプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、生成物を淡黄色の固形物として得た(12.5mg、収率20%)。MS m/z 736(MH+)、保持時間:2.631分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.20 (m, 0.16 H) 1.11 - 2.25 (m, 15.84 H) 2.57 (m, 0.16 H) 2.70 (m, 0.84 H) 2.85 (m, 0.16 H) 2.80 - 3.60 (m, 11.84 H) 3.65 (d, J=15.26 Hz, 0.84 H) 3.92 (s, 3 H) 4.22 (d, J=14.95 Hz, 0.16 H) 4.33 - 4.76 (m, 3 H) 4.96 (m, 0.16 H) 5.08 - 5.33 (m, 0.84 H) 6.97 - 7.10 (m, 1 H) 7.17 (d, J=2.44 Hz, 0.16 H) 7.22 (d, J=2.44 Hz, 0.84 H) 7.28 - 7.42 (m, 1 H) 7.43 - 7.74 (m, 6 H) 7.87 - 7.96 (m, 1 H) 7.99 - 8.19 (m, 1 H).
実施例9
Figure 2011503229
3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸、8−[[8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル]カルボニル]−、フェニルメチルエステル、(+/−)−
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(40mg、0.0725mmol)のDMSO溶液(1.0mL)に、TBTU(35mg、0.109mmol)およびDIPEA(0.076mL、0.435mmol)を加えた。反応混合物を室温で15分間攪拌した。次いで、ベンジル3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシレートの製造からの混合物を加え、反応液を室温で終夜攪拌した。次いで、生じた混合物を減圧下で濃縮し、残渣をプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、生成物を淡黄色の固形物として得た(42mg、収率74%)。MS m/z 780(MH+)、保持時間:3.070分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.14 (m, 0.22 H) 1.06 - 2.20 (m, 15.78 H) 2.51 (m, 0.22 H) 2.58 - 3.23 (m, 9.78 H) 3.54 - 4.07 (m, 6.78 H) 4.16 (d, J=14.65 Hz, 0.22 H) 4.31 - 4.59 (m, br, 1 H) 4.96 (m, 0.22 H) 5.02 - 5.23 (m, 2.78 H) 6.94 - 7.07 (m, 1 H) 7.16 (d, J=2.44 Hz, 0.22 H) 7.21 (s, 0.78 H) 7.26 - 7.45 (m, 6 H) 7.50 - 7.65 (m, 1 H) 7.82 - 8.04 (m, 1.78 H) 8.10 (s, 0.22 H).
実施例10
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−1a−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イルカルボニル)−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−、(+/−)−
3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸、8−[[8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル]カルボニル]−、フェニルメチルエステル(360mg、0.462mmol)のメタノール/酢酸エチル溶液(20mL/20mL)に、炭素上の10%Pd(40mg)を加えた。反応混合物を水素雰囲気(1atm)下で、終夜攪拌した。次いで、混合物をセライトに通じて濾過し、濾液をメタノールおよび酢酸エチルで洗浄した。濾液を合わせて、濃縮し、生成物を黄色の固形物として得た(275mg、収率92%)。MS m/z 646(MH+)、保持時間:2.983分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.20 (m, 0.2 H) 1.12 - 2.29 (m, 15.8 H) 2.52 - 2.86 (m, 1.2 H) 2.99 (m, 0.8 H) 3.02 (s, 4.8 H) 3.03 (s, 1.2 H) 3.09 - 3.49 (m, 5 H) 3.68 (d, J=15.26 Hz, 0.8 H) 3.91 (s, 2.4 H) 3.92 (s, 0.6 H) 4.03-4.26 (m, 0.4 H) 4.62 - 4.85 (m, 1 H) 5.17 (d, J=13.71 Hz, 0.8 H) 6.99 - 7.11 (m, 1 H) 7.19 (s, 0.2 H) 7.23 (s, 0.8 H) 7.32 - 7.40 (m, 1 H) 7.59 (d, J=8.24 Hz, 0.8 H) 7.63 (d, J=8.24 Hz, 0.2 H) 7.89 - 7.96 (m, 1 H) 7.98 (s, 0.8 H) 8.09 (s, 0.2 H).
実施例11
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1a−[(3−エチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−、(+/−)−
(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−(30mg、0.0465mmol)のメタノール溶液(2mL)に、アセトアルデヒド(0.013mg、0.232mmol)、ZnCl(19mg、0.14mmol)およびNa(CN)BH(8.8mg、0.14mmol)を加えた。生じた混合物を室温で終夜攪拌し、その間に沈殿物が形成した。この固形物を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮した。次いで、残渣をプレパラティブ逆相HPLCで精製し、表題化合物をTFA塩の淡黄色の固形物として得た(35mg、収率96%)。MS m/z674(MH+)、保持時間:3.013分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.22 (m, 0.16 H) 1.09 - 2.29 (m, 18.84 H) 2.59 (m, 0.16 H) 2.70 (m, 0.84 H) 2.86 (m, 0.16 H) 2.97 - 3.03 (m, 5.88 H) 3.03 (s, 0.96 H) 3.11 - 3.81 (m, 7 H) 3.92 (s, 2.52 H) 3.93 (s, 0.48 H) 4.22 (d, J=14.95 Hz, 0.16 H) 4.39 (s, br, 0.84 H) 4.60 - 4.85 (m, 1.16 H) 5.20 (d, J=14.64 Hz, 0.84 H) 7.01 - 7.09 (m, 1 H) 7.20 (d, J=2.75 Hz, 0.16 H) 7.22 (d, J=2.44 Hz, 0.84 H) 7.33 - 7.38 (m, 1 H) 7.59 (dd, J=8.39, 1.37 Hz, 0.84 H) 7.63 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 0.16 H) 7.90 - 7.96 (m, 1 H) 8.02 (s, 0.84 H) 8.09 (s, 0.16 H).
実施例12
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−[[3−(1−メチルエチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]カルボニル]−、(+/−)−
(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−(30mg、0.0465mmol)のメタノール溶液(2mL)に、アセトン(0.010mg、0.14mmol)およびZnCl(19mg、0.14mmol)を加えた。反応混合物を50℃で1時間加熱した。次いで、Na(CN)BH(8.8mg、0.14mmol)を加え、反応液を50℃で終夜維持したところ、その間に沈殿物が形成した。この物質を濾過により除去し、次いで濾液を減圧下で濃縮した。次いで、生じた残渣をプレパラティブHPLCカラムにより精製し、表題化合物のTFA塩を淡黄色の固形物として得た(35mg、収率94%)。MS m/z688(MH+)、保持時間:3.011分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.21 (m, 0.19 H) 1.11 - 2.24 (m, 21.81 H) 2.58 (m, 0.19 H) 2.72 (m, 0.81 H) 2.85 (m, 0.19 H) 2.93 - 3.03 (m, 5.67 H) 3.03 (s, 1.14 H) 3.14 - 3.73 (m, 6 H) 3.91 (s, 2.43 H) 3.93 (s, 0.57 H) 4.22 (d, J=14.95 Hz, 0.19 H) 4.39 (s, br, 0.81 H) 4.58 - 4.80 (m, br, 1 H) 4.84 (m, 0.19 H) 5.19 (d, J=15.26 Hz, 0.81 H) 6.99 - 7.09 (m, 1 H) 7.20 (d, J=2.44 Hz, 0.19 H) 7.23 (d, J=2.44 Hz, 0.81 H) 7.31 - 7.39 (m, 1 H) 7.58 (d, J=8.55 Hz, 0.81 H) 7.63 (d, J=8.55 Hz, 0.19 H) 7.93 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 8.01 (s, 0.81 H) 8.11 (s, 0.19 H).
実施例13
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−1a−[[3−(シクロプロピルメチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]カルボニル]−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−、(+/−)−
(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−(20mg、0.031mmol)のメタノール溶液(2mL)に、シクロプロパンカルボキシアルデヒド(0.007mg、0.093mmol)、ZnCl(12.7mg、0.093mmol)およびNa(CN)BH(5.8mg、0.093mmol)を加えた。混合物を室温で2時間攪拌し、その後、不溶性の固形物を濾過により除去した。濾液を減圧下で濃縮し、生じた残渣をプレパラティブ逆相HPLCで精製し、表題化合物のTFA塩を淡黄色の固形物として得た(10mg、収率40%)。MS m/z700(MH+)、保持時間:3.033分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.21 (m, 0.18 H) 0.47 (s, br, 2 H) 0.69 - 0.85 (m, 2 H) 0.93 - 2.29 (m, 16.82 H) 2.58 (m, 0.18 H) 2.71 (m, 0.82 H) 2.86 (m, 0.18 H) 2.94 - 3.80 (m, 13.82 H) 3.91 (s, 2.46 H) 3.93 (s, 0.54 H) 4.23 (d, J=14.95 Hz, 0.18 H) 4.41 (s, br, 0.82 H) 4.61 - 4.79 (m, 1 H) 4.98 (m, 0.18 H) 5.19 (d, J=14.35 Hz, 0.82 H) 7.01 - 7.09 (m, 1 H) 7.19 (d, J=2.75 Hz, 0.18 H) 7.22 (d, J=2.44 Hz, 0.82 H) 7.32 - 7.39 (m, 1 H) 7.58 (d, J=8.24 Hz, 0.82 H) 7.63 (d, J=8.24 Hz, 0.18 H) 7.90 - 7.96 (m, 1 H) 8.02 (s, 0.82 H) 8.09 (s, 0.18 H).
実施例14
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、1a−[(3−アセチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−、(+/−)−
TBTU(15mg、0.0465mmol)およびDIPEA(0.027mL、0.155mmol)を酢酸(3mg、0.0465mmol)のDMSO(1.0mL)溶液中に加え、混合物を室温で15分間攪拌し、次いで(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−(20mg、0.031mmol)を加え、反応液を室温で終夜攪拌した。次いで、それを濃縮し、残渣をプレパラティブHPLCカラムで精製し、表題化合物を淡黄色の固形物として得た(7mg、収率33%)。MS m/z688(MH+)、保持時間:3.278分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.18 (m, 0.2 H) 1.07 - 2.27 (m, 18.8 H) 2.55 (m, 0.2 H) 2.72 (m, 0.8 H) 2.86 (m, 0.2 H) 2.95 - 3.08 (m, 6.8 H) 3.15 - 3.78 (m, 5 H) 3.91 (s, 2.4 H) 3.93 (s, 0.6 H) 4.05 - 4.29 (m, 1 H) 4.40 - 4.59 (m, 1 H) 4.93 (m, 0.2 H) 5.16 (m, 0.8 H) 6.99 - 7.10 (m, 1 H) 7.19 (m, 0.2 H) 7.23 (d, J=2.14 Hz, 0.8 H) 7.30 - 7.41 (m, 1 H) 7.59 (d, J=8.85 Hz, 0.8 H) 7.64 (d, J=8.24 Hz, 0.2 H) 7.86 - 8.06 (m, 1.8 H) 8.13 (s, 0.2 H).
実施例15
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−[[3−(2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル]カルボニル]−、(+/−)−
マイクロ波反応菅の中で、(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−(20mg、0.031mmol)、Pd(dba)(0.6mg、2mol%)、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン(0.5mg、4mol%)、ナトリウムt−ブトキシド(8.9mg、0.093mmol)および2−ブロモピリジン(0.006mL、0.062mmol)を窒素下で加えた。次いで、その反応菅を密封し、ジオキサン(1mL)を加え、反応混合物を70℃の油浴中で終夜加熱した。次いで、反応液を濾過し、濃縮し、残渣をプレパラティブHPLCカラムで精製し、表題化合物のTFA塩をオフ・ホワイトの固形物として得た(2.2mg、収率7.5%)。MS m/z723(MH+)、保持時間:3.048分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.25 (m, 0.2 H) 1.11 - 2.23 (m, 15.8 H) 2.60 (m, 0.2 H) 2.76 (m, 0.8 H) 2.79 - 3.10 (m, 7 H) 3.13 - 4.00 (m, 8 H) 4.27 (d, J=15.26 Hz, 0.2 H) 4.46 (s, br, 0.8 H) 4.63 - 4.81 (m, 1 H) 4.99 (m, 0.2 H) 5.26 (d, J=15.26 Hz, 0.8 H) 7.02 - 7.16 (m, 2 H) 7.20 - 7.27 (m, 1 H) 7.32 - 7.68 (m, 3 H) 7.77 (d, J=7.93 Hz, 0.2 H) 7.85 - 8.18 (m, 3.8 H).
実施例16
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−1a−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−11−(フェニルメトキシ)−、(+/−)−
(+/−) シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、 8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−(フェニルメトキシ)−、 (496mg、 0.79mMol)をDMF(7ml)中に溶解し、TBTU(392mg、1.22mMol)を加え、反応液を室温で窒素下、1時間攪拌し、その後、DMAP(525mg、4.29mMol)を加え、続いて3−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン二塩酸塩(196mg、0.98mMol)を加えた。反応液を室温で窒素雰囲気下、17時間攪拌し、次いで100mlの水を注いだ。水性混合物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を水で2回洗浄し、次いで食塩水および硫酸マグネシウムで乾燥した。揮発物を減圧下で除去して、615mgの粗生成物を得て、それを1.5gのシリカゲルに吸着させ、18gのシリカゲルでクロマトグラフした(3%メタノールのジクロロメタン溶液で溶離)。純粋なフラクションを合わせ、揮発物を減圧下で除去し、ほとんど無色の無定形固形物を得た(216mg、37%)。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 0.27 (t, J=5.80 Hz, 0.4 H) 1.14 - 1.30 (m, 2.9H) 1.30 - 1.48 (m, 3.7 H) 1.57 (d, J=15.26 Hz, 2.3 H) 1.63 - 1.87 (m, 11.2 H) 1.85 - 2.20 (m, 8.4 H) 2.30 (s, 1.3 H) 2.39 (s, 0.9 H) 2.69 (s, 1.2 H) 2.79 (s, 1.2 H) 2.85 - 3.01 (m, 1.9 H) 3.01 - 3.11 (m, 6.0 H) 3.25 - 3.51 (m, 1.8 H) 3.59 (d, J=15.26 Hz, 1.2 H) 4.14 (d, J=14.95 Hz, 0.4 H) 4.40 (s, 0.9 H) 4.75 (d, J=13.73 Hz, 0.4 H) 5.07 - 5.21 (m, 2.8 H) 6.92 - 7.11 (m, 1.5 H) 7.21 (d, J=2.75 Hz, 1.0 H) 7.27 - 7.49 (m, 7.0 H) 7.53 (d, J=7.93 Hz, 0.6 H) 7.87 (dd, J=8.55, 4.88 Hz, 1.0 H) 7.91 - 8.03 (m, 0.9 H) 8.83 (s, 0.2 H) 9.67 (s, 0.3 H).
実施例17
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−ヒドロキシ−1a−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−、(+/−)−
(+/−) シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、 8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−1a−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−11−(フェニルメトキシ)−(189mg、 0.26mMol) を、 熱を用いて、メタノール(5ml)およびインヒビターフリーTHF(2ml)の混合物中に溶解した。冷却後、いくらかの物質が沈殿した。1Nの塩酸水(0.3ml、0.3mMol)を加え、溶解を促進させた。反応液を窒素雰囲気下に置き、その後、炭素上の20%パラジウム水酸化物(46mg)を加えた。反応を、水素のある大気圧下(バルーン)、室温で6.75時間行なった。反応液をセライトのプラグに通じて濾過した。濾液の揮発物を減圧下で除去して、生成物を淡黄色の固形物として得た(161mg、92%)。1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 0.01 (t, J=5.34 Hz, 0.3 H) 0.39 (s, 0.3 H) 1.08 - 1.60 (m, 6.6 H) 1.62 - 1.83 (m, 2.9 H) 1.82 - 2.20 (m, 6.3H) 2.58 - 2.84 (m, 4.9 H) 2.84 - 2.96 (m, 6.9 H) 3.07 - 3.19 (m, 1.0 H) 3.20 - 3.29 (m, 1.6 H) 3.34 (s, 10.0H, H2O) 3.42 (s, 0.9 H) 3.58 (d, J=14.65 Hz, 0.8 H) 4.13 (d, J=14.95 Hz, 0.4 H) 4.31 - 4.62 (m, 0.8 H) 4.91 (d, J=14.95 Hz, 0.3 H) 4.98 - 5.21 (m, 0.7 H) 6.85 (t, J=8.55 Hz, 1.1 H) 6.99 (s, 1.0 H) 7.09 - 7.25 (m,1.0 H) 7.62 (d, J=20.14 Hz, 1.0 H) 7.72 - 7.91 (m, 1.0 H) 7.92 - 8.29 (m, 0.9 H) 9.92 (s, 1.0 H) 10.16 (d, J=56.15 Hz, 0.8 H) 11.63 (d, J=10.68 Hz, 0.9 H).
実施例18
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−N−[(メチルアミノ)スルホニル]−1a−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−、(−)−
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(メチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(158mg、0.29mmol)、3−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン二塩酸塩(59mg、0.29mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.15mL)、およびTBTU(112mg、0.35mmol)のDMF溶液(1.5mL)を、1時間22℃で攪拌し、prepHPLCにより精製し、表題化合物を淡黄色の固形物として得た(150mg、80.1%)。ESI−MS m/e 646(MH+)。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.93 - 2.08 (m, 16 H) 2.49 - 2.53 (m, 1 H) 2.55 (s, 3 H) 2.60 - 2.93 (m, 4 H) 3.15 (s, 3 H) 3.24 (m, 2 H) 3.73 (s, 3 H) 3.88 - 4.18 (m, 1 H) 4.41 - 4.56 (m, 1 H) 4.86 - 5.03 (m, 1 H) 6.86 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 6.97 - 7.06 (m, 1 H) 7.09 - 7.20 (m, 1 H) 7.37 - 7.49 (m, 1 H) 7.73 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 7.77 - 7.94 (m, 1 H).
実施例19
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−N−[[(フェニルメチル)アミノ]スルホニル]−、(+/−)−
(+/−)8−シクロヘキシル−N−((ベンジルアミノ)スルホニル)−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−11−(メチルオキシ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドを、(−)8−シクロヘキシル−N−((メチルアミノ)スルホニル)−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−11−(メチルオキシ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドの合成で記載したのと同様の方法によって、ただし、出発物質には(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ベンジルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−(メトキシ)−12−(メトキシ)−、メチルエステルを用いて製造した。ESI−MS m/e 722(MH+)。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 1.14 - 2.20 (m, 16 H) 2.56 - 3.08 (m, 7 H) 3.39 - 3.72 (m, 3 H) 3.89 - 3.96 (m, 3 H) 4.21 - 4.37 (m, 3 H) 4.60 - 4.74 (m, 1 H) 5.11 - 5.22 (m, 1 H) 7.06 (dd, J=8.55, 2.44 Hz, 1 H) 7.17 - 7.24 (m, 2 H) 7.28 (t, J=7.63 Hz, 2 H) 7.33 - 7.43 (m, 3 H) 7.45 - 7.56 (m, 1 H) 7.86 - 8.00 (m, 2 H).
実施例20
Figure 2011503229
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、N−(アミノスルホニル)−8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−、(+/−)−
10%パラジウム炭素(40mg、0.038mmol)を、(+/−)8−シクロヘキシル−N−((ベンジルアミノ)スルホニル)−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−11−(メチルオキシ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(+/−)(20mg、0.028mmol)のEtOH溶液(10mL)に加え、反応混合物を連続的に減圧下にさらし、次いで窒素で3回フラッシュし、水素雰囲気下(1atm)に置いた。反応混合物を室温で2日間攪拌し、その後、セライトパッドに通じて濾過し、濃縮した。残渣をプレパラティブHPLC(アセトニトリル/HOをTFA緩衝液と一緒)により精製し、表題化合物を白色の膜状物として得た。ESI-MS m/e 632 (MH+), 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 1.13 - 2.23 (m, 16 H) 2.48 - 3.11 (m, 9 H) 3.54 - 3.75 (m, 1 H) 3.86 - 3.97 (m, 3 H) 4.15 - 4.37 (m, 1 H) 4.62 (s, 1 H) 5.19 (s, 1 H) 7.05 (s, 1 H) 7.16 - 7.24 (m, 1 H) 7.31 - 7.39 (m, 1 H) 7.55 - 7.67 (m, 1 H) 7.88 - 7.97 (m, 1 H) 7.99 - 8.12 (m, 1 H).
実施例20〜31を、以下のLC/MS方法によって分析した。分析条件:カラム:PHENOMENNEX−LUNA 3.0×50mm S10;移動相:(A)10:90 メタノール−水;(B)90:10 メタノール−水;緩衝液:0.1%TFA;グラジエント範囲:0〜100%B;グラジエント時間:2分;流速:4 mL/分;分析時間:3分;検出:検出器1:UV 220nm;検出器2:MS(ESI+)。
実施例21
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−5−(モルホリノスルホニルカルバモイル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a−カルボン酸
生成物をprepHPLCにより精製し、ベージュ色の固形物として得た。LC/MS:保持時間:1.968分;m/e 460(MH+)。1H NMR (400 MHz, CDCl3):化合物は相互変換する回転異性体として存在することが観察された。
実施例22
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−5−(4−メチルピペラジン−1−イルスルホニルカルバモイル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a−カルボン酸
生成物をprep HPLCにより精製し、ベージュ色の固形物としてモノTFA塩の形で得た。LC/MS:保持時間:1.687分;m/e607(MH+)。1H NMR (400 MHz, CDCl3):化合物は相互変換する回転異性体として存在することが観察された。
実施例23
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−4−(モルホリノスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
生成物をprep HPLCにより精製し、TFA塩として得た。LC/MS:保持時間:1.770分;m/e702(MH+)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 1.14 - 1.59 (m, 7 H), 1.69 - 1.88 (m, 3 H), 1.87 - 2.15 (m, 6 H,), 2.49 - 2.66 (m, 1 H), 2.80 - 3.02 (m, 3 H), 3.05 - 3.32 (m, 1 H), 3.41 - 3.55 (m, 5 H), 3.58 - 3.68 (m, J=15.56 Hz, 1 H), 3.70 - 3.81 (m, 4 H), 3.83 - 3.93 (m, 3 H), 3.94 - 4.14 (m, 1 H), 4.43 - 4.71 (m, 3 H), 4.75 - 4.87 (m, 1 H), 5.18 (s, 1 H), 6.90 - 7.02 (m, 1 H), 7.07 - 7.15 (m, J=2.75 Hz, 1 H), 7.27 - 7.36 (m, J=9.16, 9.16 Hz, 1 H), 7.37 - 7.60 (m, 1 H), 7.83 - 7.95 (m, J=8.39, 8.39 Hz, 1 H), 8.03 (s, 1 H), 9.47 (s, 1 H).
実施例24
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(ピロリジン−1−イルスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
生成物をprep HPLCにより精製し、TFA塩として得た。LC/MS:保持時間:2.873分;m/e 686(MH+)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 1.12 - 1.30 (m, 3 H), 1.29 - 1.45 (m, 3 H), 1.45 - 1.60 (m, 2 H), 1.71 - 1.86 (m, 3 H), 1.86 - 1.98 (m, J=6.17, 6.17 Hz, 6 H), 1.97 - 2.12 (m, J=23.42 Hz, 3 H), 2.12 - 2.32 (m, 1 H), 2.56 - 2.72 (m, 1 H), 2.80 - 2.88 (m, J=4.78 Hz, 1 H), 2.88 - 3.02 (m, 2 H), 3.07 - 3.23 (m, 1 H), 3.45 - 3.52 (m, 1 H), 3.51 - 3.60 (m, 4 H), 3.60 - 3.74 (m, 2 H), 3.85 - 3.93 (m, 3 H), 4.02 - 4.18 (m, 1 H), 4.50 - 4.64 (m, 1 H), 4.78 - 4.92 (m, 1 H), 5.10 - 5.26 (m, 1 H), 6.90 - 7.02 (m, 1 H), 7.07 - 7.16 (m, J=2.52 Hz, 1 H), 7.26 - 7.34 (m, J=9.19, 9.19 Hz, 1 H), 7.48 - 7.64 (m, 1 H), 7.82 - 7.97 (m, J=9.19, 9.19 Hz, 1 H), 8.08 - 8.27 (m, 1 H), 9.52 (s, 1 H).
実施例25
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(ピペリジン−1−イルスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
生成物をprep HPLCにより精製し、TFA塩として得た。LC/MS:保持時間:1.882分;m/e 700(MH+)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 1.17 - 1.30 (m, 2 H), 1.30 - 1.46 (m, J=14.23, 6.92 Hz, 4 H), 1.47 - 1.61 (m, J=11.33 Hz, 4 H), 1.61 - 1.72 (m, J=4.03 Hz, 4 H), 1.71 - 1.86 (m, 3 H), 1.86 - 2.11 (m, J=10.32 Hz, 6 H), 2.21 - 2.38 (m, 1 H), 2.51 - 2.68 (m, 1 H), 2.77 - 3.02 (m, 3 H), 3.33 - 3.47 (m, 4 H), 3.47 - 3.52 (m, 1 H), 3.58 - 3.73 (m, 2 H), 3.86 - 3.93 (m, 3 H), 3.93 - 4.13 (m, 1 H), 4.57 - 4.77 (m, 2 H), 5.06 - 5.23 (m, 1 H), 6.91 - 7.02 (m, 1 H), 7.06 - 7.16 (m, J=2.52 Hz, 1 H), 7.26 - 7.33 (m, 1 H), 7.37 - 7.56 (m, 1 H), 7.82 - 7.94 (m, 1 H), 7.98 - 8.12 (m, 1 H), 9.03 (s, 1 H).
実施例26
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−((2S,6R)−2,6−ジメチルモルホリノスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
生成物をprep HPLCにより精製し、TFA塩として得た。LC/MS:保持時間:2.911分;m/e730(MH+)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 1.13 - 1.23 (m, 5 H), 1.22 - 1.31 (m, J=5.29 Hz, 1 H), 1.31 - 1.47 (m, J=7.30, 7.30 Hz, 3 H), 1.47 - 1.62 (m, 1 H), 1.74 - 1.91 (m, J=20.90 Hz, 1 H), 1.91 - 2.10 (m, 2 H), 2.70 - 2.92 (m, 4 H), 3.02 - 3.12 (m, 1 H), 3.18 - 3.39 (m, 6 H), 3.44 - 3.52 (m, 3 H), 3.58 - 3.79 (m, 8 H), 3.90 (s, 3 H), 3.92 - 4.01 (m, 1 H), 4.00 - 4.11 (m, 1 H), 4.30 - 4.47 (m, 1 H), 4.80 - 4.93 (m, 1 H), 5.09 - 5.23 (m, 1 H), 6.92 - 7.02 (m, 2 H), 7.08 - 7.14 (m, J=2.52 Hz, 1 H), 7.29 (d, J=8.31 Hz, 1 H), 7.85 - 7.93 (m, 1 H), 7.94 - 8.02 (m, 1 H), 8.85 (s, 1 H).
実施例27
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−4−(4−メチルピペラジン−1−イルスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
生成物をprep HPLCにより精製し、ビス−TFA塩として得た。LC/MS:保持時間:1.563分;m/e 715(MH+)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 0.23 - 0.33 (m, 1 H), 1.14 - 1.30 (m, 2 H), 1.28 - 1.46 (m, 3 H), 1.45 - 1.61 (m, 1 H), 1.63 - 1.86 (m, 3 H), 1.85 - 2.09 (m, 5 H), 2.50 - 2.66 (m, 1 H), 2.77 - 2.90 (m, 4 H), 2.88 - 3.17 (m, 4 H), 3.44 - 3.54 (m, 2 H), 3.52 - 3.75 (m, 5 H), 3.84 - 3.94 (m, 3 H), 3.95 - 4.19 (m, 4 H), 4.31 - 4.52 (m, 1 H), 4.55 - 4.70 (m, 1 H), 4.73 - 4.87 (m, 1 H), 5.00 - 5.23 (m, 1 H), 6.89 - 7.05 (m, 2 H), 7.05 - 7.15 (m, 1 H), 7.25 - 7.32 (m, 1 H), 7.45 - 7.64 (m, 1 H), 7.78 - 7.91 (m, 1 H), 7.95 - 8.13 (m, 1 H).
実施例28
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
生成物をprep HPLCにより精製し、ベージュ色の固形物としてモノTFA塩の形で得た。LC/MS:保持時間:1.818分;m/e 659(MH+)。表題化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 1.11 - 1.29 (m, 2 H), 1.28 - 1.66 (m, 8 H), 1.67 - 1.87 (m, 3 H), 1.86 - 2.11 (m, 5 H), 2.12 - 2.42 (m, 2 H), 2.43 - 2.72 (m, 2 H), 2.72 - 3.04 (m, 4 H), 3.05 - 3.30 (m, J=7.55, 4.28 Hz, 2 H), 3.31 - 3.57 (m, 2 H), 3.57 - 3.78 (m, J=18.63 Hz, 2 H), 3.85 - 3.93 (m, 3 H), 3.96 - 4.15 (m, 2 H), 4.37 - 4.76 (m, J=71.51 Hz, 1 H), 5.04 - 5.25 (m, 1 H), 6.86 - 7.02 (m, 1 H), 7.07 - 7.16 (m, J=2.52 Hz, 1 H), 7.26 - 7.36 (m, J=8.31, 8.31 Hz, 1 H), 7.44 - 7.69 (m, 1 H), 7.90 (d, J=8.56 Hz, 1 H), 8.00 - 8.29 (m, J=48.09 Hz, 1 H), 9.33 (s, 1 H).
実施例29
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−ジフルオロメトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
対応するフェノール性誘導体のジフルオロメチル化(ClCHF、1NのNaOH、アセトン−イソプロパノール、室温)により生成物を製造し、prep HPLCにより精製し、ベージュ色の固形物としてモノTFA塩の形で単離した。LC/MS:保持時間:1.798分;m/e 696(MH+)。表題化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 0.25 - 0.81 (m, 3 H), 0.81 - 1.33 (m, 6 H), 1.29 - 1.64 (m, 4 H), 1.78 (s, 2 H), 1.85 - 2.17 (m, J=4.58 Hz, 4 H), 2.36 - 2.59 (m, 2 H), 2.79 (t, J=11.90 Hz, 2 H), 2.84 - 2.93 (m, 1 H), 2.97 - 3.10 (m, 5 H), 3.08 - 3.23 (m, 1 H), 3.45 (s, 1 H), 4.40 (s, 1 H), 5.07 (s, 1 H), 6.44 - 6.66 (m, 1 H), 6.73 - 6.86 (m, J=14.34 Hz, 1 H), 7.17 (d, J=1.83 Hz, 1 H), 7.28 (dd, J=8.55, 2.44 Hz, 1 H), 7.42 - 7.60 (m, 2 H), 7.92 (d, J=8.55 Hz, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 8.91 (s, 1 H).
実施例30
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−N−メチル−5−カルボキサミド
生成物を、Mitsonobu条件(PhP、DEAD、MeOH−THF、0〜23℃)下で、(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドのN−メチル化により製造し、prepHPLCにより精製し、ベージュ色の固形物としてモノTFA塩の形で単離した。LC/MS:保持時間:1.828分;m/e 674(MH+)。表題化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 1.12 - 1.62 (m, 6 H), 1.65 - 2.32 (m, 8 H), 2.46 (d, J=5.29 Hz, 2 H), 2.69 - 2.91 (m, 3 H), 2.90 - 2.99 (m, 7 H), 2.96 - 3.19 (m, 2 H), 3.25 - 3.34 (m, 3 H), 3.33 - 3.43 (m, 1 H), 3.49 (s, 1 H), 3.63 (d, J=15.36 Hz, 1 H), 3.67 - 3.84 (m, J=1.51 Hz, 1 H), 3.89 (s, 3 H), 3.93 - 4.20 (m, 1 H), 4.44 - 4.67 (m, 1 H), 5.09 - 5.27 (m, 1 H), 6.92 - 7.02 (m, J=8.69, 2.64 Hz, 1 H), 7.06 - 7.14 (m, J=2.52 Hz, 1 H), 7.26 - 7.33 (m, 2 H), 7.64 (s, 1 H), 7.89 (d, J=8.31 Hz, 1 H).
実施例31
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(N−シクロプロピルスルファモイル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−N−メチル−5−カルボキサミド
生成物をprepHPLCにより精製し、ベージュ色の固形物としてモノTFA塩の形で得た。LC/MS:保持時間:2.751分;m/e 672(MH+)。表題化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 0.55 - 0.96 (m, 3 H), 1.05 - 1.59 (m, 6 H), 1.60 - 2.19 (m, 8 H), 2.22 - 2.45 (m, 2 H), 2.44 - 2.81 (m, 6 H), 2.81 - 3.09 (m, 4 H), 3.36 - 3.52 (m, J=25.68 Hz, 1 H), 3.59 - 3.80 (m, 2 H), 3.82 - 3.94 (m, 3 H), 3.97 - 4.19 (m, 1 H), 5.14 - 5.29 (m, 1 H), 5.99 (s, 1 H), 6.90 - 7.02 (m, J=8.44, 2.90 Hz, 1 H), 7.06 - 7.14 (m, J=2.52 Hz, 1 H), 7.26 - 7.35 (m, 1 H), 7.53 - 7.71 (m, 1 H), 7.93 (d, J=8.56 Hz, 1 H), 8.23 (s, 1 H), 9.95 (s, 1 H).
実施例32〜36を以下のLC/MS方法により分析した。出発%B:0;最終%B:100;グラジエント時間:3分;停止時間:4分;流速:4ml/分;波長:220;溶媒A:10%MeOH/90%HO/0.1%トリフルオロ酢酸;溶媒B:10%HO/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸;カラム:XBridge 4.6×50mm S5。
実施例32
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(メチルスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
インドールカルボン酸−シクロプロピルエステル(1.3g、2.83mmol)およびCDI(0.64g、3.97mmol)の混合THF溶液(20mL)を、50℃で0.5時間加熱し、冷却し、メチルスルホンアミド(0.4g、4.2mmol)およびDBU(0.264mL、1.77mmol)を加えた。混合物を20時間攪拌し、EtOAcで希釈し、1Nの冷HCl(2×)および食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、溶媒を除去し、フラッシュ(Biotage 40M)により精製し、化合物1〜2を淡黄色の固形物として得た(1.28g、85%)。LC−MS保持時間:3.51;MS m/z 537(M+H)。スルホンアミドは相互変換する回転異性体として存在することが観察された。主要な異性体:1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.11 - 2.17 (m, 12 H), 2.84 - 2.98 (m, 2 H), 3.43 (d, J=14.86 Hz, 1 H), 3.49 (s, 3 H), 3.55 (s, 3 H), 3.89 (s, 3 H), 5.40 (d, J=15.11 Hz, 1 H), 6.91 - 6.96 (m, 1 H), 7.13 (d, J=2.52 Hz, 1 H), 7.22 - 7.27 (m, 1 H), 7.39 (dd, J=8.31, 1.51 Hz, 1 H), 7.85 (d, J=8.81 Hz, 1 H), 8.23 (d, J=1.26 Hz, 1 H), 8.75 (s, 1 H).
スルホンアミド−エステル(1.28g、2.4mmol)のTHF(5mL)およびMeOH(5mL)溶液中に、NaOH(1N、12mL、12mmol)を加えた。室温で3時間攪拌した後、混合物をEtOAcで希釈し、冷HCl(1N)および食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、溶媒を減圧下で除去し、酸をベージュ色の固形物として得た(1.20g、96%)。LC−MS保持時間:3.46;MS m/z 523(M+H)。化合物1〜2は相互変換する回転異性体として存在することが観察された。(〜1/1)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D).
酸(0.060g、0.11mmol)および3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタンビス塩酸塩(0.034g、0.17mmol)を混合したDMC(1.5mL)溶液中に、EtN(0.096mL、0.69mmol)およびHBTU(0.065g、0.17mmol)を加えた。混合物を室温で0.5時間攪拌し、MeOHで希釈し、溶媒を除去した。残渣をメタノール中に溶解し、濾過し、prep−HPLCで精製し、生成物をTFA塩として得た(0.0378g、82%)。LC−MS 保持時間:2.96;MS m/z 631(M+H)。生成物は相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.04 - 1.61 (m, 8 H), 1.68 - 2.38 (m, 10 H), 2.48 - 3.03 (m, 6 H), 3.09 - 3.20 (m, 1 H) 3.30, - 3.78 (m, 2 H), 3.41 (s, 3 H), 3.88 (s, 3 H), 4.05 (d, J=14.10 Hz, 1 H), 5.06 - 5.28 (m, 1 H), 6.97 (dd, J=8.81, 2.27 Hz, 1 H), 7.11 (d, J=2.27 Hz, 1 H), 7.24 - 7.34 (m, 1 H), 7.54 - 7.73 (m, 1 H), 7.82 - 7.94 (m, J=7.18, 5.41 Hz, 1 H), 8.17 (s, 1 H).
実施例33
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(エチルスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
上述したのと同様の方法によって、生成物を製造した:スルホンアミド(0.47g、44%);LC−MS保持時間:3.54;MS m/z551(M+H);酸(0.43g、94%);LC−MS保持時間:3.49;MS m/z537(M+H)。生成物のTFA塩を製造した(0.0378g、71%)。LC−MS保持時間:3.028MS m/z 645(M+H)。生成物は相互変換する回転異性体として存在することが観察された。主要な異性体:1H NMR (500 MHz, ppm 1.12 - 2.37 (m, 19 H), 2.51 - 2.66 (m, 1 H), 2.69 - 3.03 (m, 4 H), 3.08 - 3.22 (m, 1 H), 3.21 - 3.83 (m, 8 H), 3.90 (s, 3 H), 5.11 - 5.28 (m, 1 H), 6.87 - 6.95 (m, 1 H), 6.97 - 7.00 (m, 1 H), 7.12 (d, J=2.14 Hz, 1 H), 7.30 (d, J=8.85 Hz, 1 H), 7.88 - 7.96 (m, 1 H), 8.08 (s, 1 H).
実施例34
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(アゼチジン−1−イルスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
上述したのと同様の方法によって、生成物を製造した:スルホンアミド(0.96g、59%);LC−MS保持時間:3.58;MS m/z 578(M+H)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが観察された(3/4)。主要な異性体:1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.16 - 1.59 (m, 4 H), 1.72 (dd, J=9.44, 4.15 Hz, 3 H), 1.88 - 2.12 (m, 4 H), 2.24 - 2.36 (m, 2 H), 2.75 - 2.97 (m, 2 H), 3.44 (d, J=14.86 Hz, 1 H), 3.56 (s, 3 H), 3.89 (s, 3 H), 4.09 (d, 1 H), 4.24 - 4.37 (m, 4 H), 5.41 (d, J=14.86 Hz, 1 H), 6.92 - 6.96 (m, 1 H), 7.13 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 7.24 - 7.30 (m, 1 H), 7.39 (dd, J=8.31, 1.51 Hz, 1 H), 7.84 - 7.88 (m, 1 H), 8.24 (d, J=1.51 Hz, 1 H);酸(0.93g、100%);LC−MS保持時間:3.51;MS m/z564(M+H)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが観察された(〜3/4)。主要な異性体:1H NMR (400 MHz, ppm 0.34 - 0.42 (m, 1 H), 1.15 - 2.10 (m, 11 H), 2.22 - 2.38 (m, 2 H), 2.65 - 2.78 (m, 1 H), 2.84 - 2.94 (m, J=3.02 Hz, 1 H), 3.84 (s, 3 H), 4.03 (d, J=15.11 Hz, 1 H), 4.21 - 4.43 (m, 4 H), 5.34 (d, J=14.86 Hz, 1 H), 6.87 (dd, J=8.56, 2.77 Hz, 1 H), 6.98 (d, J=2.52 Hz, 1 H), 7.21 (d, J=8.31 Hz, 1 H), 7.69 - 7.75 (m, 1 H), 7.86 - 7.90 (m, 1 H), 8.13 (s, 1 H). 生成物のTFA塩を製造した:LC−MS保持時間:3.51;MS m/z 672(M+H)。表題化合物は相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D): 1H NMR (400 MHz, ppm 1.02 - 1.63 (m, 8 H), 1.72 - 2.36 (m, 10 H), 2.47 - 3.23 (m, 6 H), 3.45 (d, J=29.46 Hz, 2 H), 3.59 - 3.75 (m, 2 H), 3.89 (s, 3 H), 4.12 - 4.38 (m, 4 H), 4.38 - 4.98 (m, 2 H), 5.12 - 5.30 (m, 1 H), 6.90 - 7.03 (m, 2 H), 7.12 (d, J=2.52 Hz, 1 H), 7.27 - 7.35 (m, J=9.06, 9.06 Hz, 1 H), 7.59 - 7.75 (m, 1 H), 7.84 - 7.96 (m, 1 H).
実施例35
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(N−エチル−N−メチルアミノスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
上記の方法と同様に酸から製造した。スルホンアミド(0.109g、67%)。LC−MS保持時間:3.60;MS m/z 580(M+H)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが観察された(〜5/4)。主要な異性体:1H NMR (400 MHz, ppm 1.16 - 2.09 (m, 14 H), 2.73 - 2.93 (m, 2 H), 3.07 (s, 3 H), 3.31 - 3.52 (m, 3 H), 3.76 (s, 3 H), 3.88 (s, 3 H), 4.05 - 4.10 (m, 1 H), 5.40 (d, J=15.11 Hz, 1 H), 6.88 - 6.93 (m, 1 H), 7.13 (d, J=2.27 Hz, 1 H), 7.22 - 7.29 (m, 1 H), 7.33 - 7.42 (m, 1 H), 7.82 - 7.86 (m, 1 H), 8.19 (d, J=1.51 Hz, 1 H). 酸(0.108g、100%)。LC−MS保持時間:3.55;MS m/z 566(M+H)。生成物のTFA塩を製造した(0.0437g、54%)。LC−MS保持時間:3.10;MS m/z 674(M+H)。1H NMR (500 MHz, ppm 1.14 - 1.62 (m, 6 H), 1.22 (t, J=7.17 Hz, 3 H), 1.69 - 2.21 (m, 10 H), 2.25 - 3.31 (m, 11 H), 3.02 (s, 3 H), 3.43 (q, J=7.02 Hz, 2 H), 3.55 - 3.80 (m, 1 H), 3.89 (s, 3 H), 5.08 - 5.29 (m, 1 H), 6.93 - 7.00 (m, 1 H), 7.11 (d, J=2.44 Hz, 1 H), 7.28 - 7.31 (m, 1 H), 7.39 - 7.56 (m, 1 H), 7.85 - 7.91 (m, 1 H), 8.04 (s, 1 H).
実施例36
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(N−エチル−N−メチルアミノスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
上記の方法と同様に酸から製造した。スルホンアミド(0.127g、67%);LC−MS保持時間:3.64;MS m/z594(M+H)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが観察された。:1H NMR (400 MHz, ppm 1.11 - 2.13 (m, 18 H), 2.64 (dd, J=10.07, 6.80 Hz, 1 H), 2.84 - 2.96 (m, 1 H), 3.34 - 3.67 (m, 4 H), 3.75 (s, 3 H), 3.88 (s, 3 H), 4.03 - 4.10 (m, 1 H), 5.40 (d, J=15.36 Hz, 1 H), 6.90 - 6.95 (m, 1 H), 7.13 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 7.21 - 7.29 (m, 1 H), 7.33 - 7.39 (m, 1 H), 7.83 (d, J=8.06 Hz, 1 H), 8.20 (d, J=1.26 Hz, 1 H). 酸:(0.126g、100%)。LC−MS保持時間:3.57;MS m/z 580(M+H)。生成物のTFA塩を製造した(0.431g、52%)。LC−MS保持時間:3.18;MS m/z 688(M+H)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D) d ppm 1.13 - 1.55 (m, 6 H), 1.21 (t, J=7.18 Hz, 6 H), 2.31 - 3.55 (m, 11 H), 2.41 - 3.29 (m, 10 H), 3.49 (q, J=7.05 Hz, 4 H), 3.59 - 3.67 (m, 1 H), 3.89 (s, 3 H), 5.02 - 5.29 (m, 1 H), 6.97 (dd, J=8.81, 2.27 Hz, 1 H), 7.10 (d, J=2.52 Hz, 1 H), 7.28 (d, J=8.56 Hz, 1 H), 7.36 - 7.49 (m, 1 H), 7.83 - 7.91 (m, 1 H), 7.95 - 8.06 (m, 1 H).
実施例37
Figure 2011503229
無溶媒の2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート(0.0535g、0.167mmol)を、化合物1〜4(0.0774g、0.128mmol)、3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン、2HCl(0.026.4g、0.128mmol)およびTEA(0.071ml、0.512mmol)を攪拌して混合したDCM(2ml)中に、窒素下で加えた。混合物を室温で1時間攪拌し、MeOH(0.5ml)でクエンチし、次いで乾固するまで蒸発させ、逆相HPLCで精製し、モノTFA塩の形で単離し、生成物をベージュ色の固形物として得た(0.0613g、60%)。LC/MS:m/e 686(MH+)。LC/MS方法:出発%B:0、最終%B:100;グラジエント時間:3分;停止時間:4分;流速:4ml/分;波長:220;溶媒A:10%MeOH/90%HO/0.1%トリフルオロ酢酸;溶媒B:10%HO/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸;カラム:XBridge 4.6×50mm S5。
実施例38
Figure 2011503229
アミドのTFA塩(0.0465g56%)を酸(0.060g、0.104mmol)およびアミンから、HBTUおよびTEAの塩化メチレン溶液を用いて作った。LC−MS保持時間:3.146分;MS m/z(M+H)688。LC/MS方法:出発%B:0、最終%B:100;グラジエント時間:3分;停止時間:4分;流速:4ml/分;波長:220;溶媒A:10%MeOH/90%HO/0.1%トリフルオロ酢酸;溶媒B:10%HO/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸;カラム:XBridge 4.6×50mm S5。1H NMRには回転異性体として存在し、主要な形は以下:1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.14 - 1.18 (m, 6 H) 1.19 - 2.12 (m, 16 H) 2.19 - 3.77 (m, 9 H) 2.95 (s, 3 H) 3.89 (s, 3 H) 3.95 - 5.02 (m, 4 H) 5.03 - 5.24 (m, 1 H) 6.97 (dd, J=8.81, 2.77 Hz, 1 H) 7.11 (d, J=2.52 Hz, 1 H) 7.28 (d, J=8.56 Hz, 1 H) 7.40 - 7.64 (m, 1 H) 7.88 (d, J=8.31 Hz, 1 H) 8.07 (br. s., 1 H).
(付加的な化合物)
以下の経路を用いて、付加的な化合物を製造することができる。
Figure 2011503229
攪拌棒を備えたRBF(250mL)に、ブロモシクロブタン(3.49mL、37.0mmol)およびジエチルエーテル(70mL)を加えた。フラスコを−78℃(アセトン/乾燥氷浴)に冷却した。次いで、この溶液に、シリンジでtert−ブチルリチウム溶液(2.0当量、1.7M、43.6mL、74.1mmol)を加えた。混合物を60分間攪拌し、次いで塩化スルフリル(6.00mL、74.1mmol)のジエチルエーテル溶液(30mL)を含むフラスコ(500mL)に、−78℃でカニューレ処置した。懸濁液を室温で終夜加温した。白い混合物をジエチルエーテル(40mL)で希釈し、濾過し、静置した。乾燥した氷/イソプロパノール浴を用いて、攪拌棒を備えた3首RBF(500mL)および乾燥THF(10mL)を−65℃に冷却し、ガス状のアンモニアをゆっくりフラスコに撒き散らした。次いで、あらかじめ合成しておいたシクロブタンスルホニルクロリド(5.2g、33.6mmol)を、シリンジで(エーテル/THFの〜200mL中の粗混合物)点滴注入した。さらに5分間、アンモニアガスをまきちらした。混合物を−65℃で4時間保ち、次いで室温までゆっくり加温した。反応混合物を濾過し、100mLのTHFで洗浄した。溶媒を蒸発させ、目的のスルホンアミドを淡黄色の油状固形物として得た(2.1g、収率46%)。1H NMR (500 MHz, DMSO-D6): δ ppm 1.81 - 1.89 (m, 2 H), 2.16 - 2.22 (m, 2 H), 2.23 - 2.31 (m, 2 H), 3.66 - 3.74 (m, 1 H), 6.68 (s, 2 H).
Figure 2011503229
1H NMR (500 MHz, DMSO-D6): δ ppm 0.94 (m, 3 H), 1.20 (m, 3 H), 1.30 - 1.45 (m, 1 H), 1.90 (m, 1 H), 2.76 (m, 1H), 6.59 (s, 2 H).
Figure 2011503229
1H NMR (500 MHz, DMSO-D6): δ ppm 1.02 (d, J = 6.95 Hz, 6 H), 2.11 (m, 1 H), 2.86 (d, J = 6.22 Hz, 2 H), 6.71 (s, 2 H).
Figure 2011503229
1H NMR (500 MHz, DMSO-D6): δ ppm 1.51 - 1.66 (m, 4 H), 1.86 (m, 4 H), 3.37 (m, 1 H), 6.65 (s, 2 H).
Figure 2011503229
1H NMR (500 MHz, DMSO-D6): δ ppm 4.24 (m, 2 H), 7.46 (s, 2 H).
Figure 2011503229
1H NMR (500 MHz, DMSO-D6): δ ppm 2.70 (m, 2H), 3.20 (m, 2 H), 7.01 (s, 2 H).
Figure 2011503229
1H NMR (500 MHz, DMSO-D6): δ ppm 1.07 - 1.17 (m, 1H), 1.22 - 1.38 (m, 4H), 1.62 (m, 1H), 1.78 (m, 2H), 2.05 (m, 2H), 2.68 - 2.77 (m, 1 H), 6.57 (s, 2 H).
Figure 2011503229
1H NMR (300 MHz, DMSO-D6): δ ppm 1.22 (d, J=6.59 Hz, 6 H), 3.00 (m, 1 H), 6.59 (s, 2 H).
Figure 2011503229
10−((sec−ブチルスルホニル)カルバモイル)−13−シクロヘキシル−3−メトキシ−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸メチル
100mLの丸底フラスコ(RBF)に、カルボン酸1(575mg、1.291mmol)および1,1’−カルボニルジイミダゾール(460mg、2.84mmol)のTHF溶液(15mL)を加え、黄色の溶液を得た。混合物を室温の窒素下で1時間攪拌し、次いで70℃の油浴中で90分間加熱した。混合物を冷却し、sec−ブチルスルホンアミド(921mg、6.71mmol)のTHF溶液(4mL)を、無溶媒のDBU(0.389mL、2.58mmol)と一緒に加えた。RBFを油浴に戻し、終夜70℃で加熱した。反応混合物を分液漏斗に移し、100mLのDCMで希釈し、100mL、0.5MのHClで洗浄し(3×)、次いで100mLのHOで洗浄し、最終的にNaClで飽和した。有機混合物をMgSOで乾燥し、濾過し、濃縮し、目的のアシルスルホンアミド2を黄色の固形物として得て(713mg、収率96%)、それを減圧下で終夜置いた。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ、C18、4.6×30mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が5ml/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が2分、保持時間が1分、および分析時間が3分であり、溶媒Aは10%MeOH/90%HO/0.1%トリフルオロ酢酸、また溶媒Bは10%HO/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸。MSデータは、エレクトロスプレー法で、LCのためのMicromass Platformを用いて測定した。1H NMR (500 MHz, CD3OD): δ ppm 0.84 - 0.92 (m, 3 H), 1.03 (t, J =7.32 Hz, 3 H), 1.23 (m, 1 H), 1.28 - 1.44 (m, 7 H), 1.58 (m, 1 H), 1.72 (m, 2 H), 1.85 (m, 1 H), 1.95 - 2.07 (m, 3 H), 2.17 (m, 1 H), 2.78 (m, 1 H), 3.69 (m, 2 H), 3.83 - 3.91 (m, 3 H), 7.02 (s, 1 H), 7.11 (m, 1 H), 7.47 (d, J = 7.63 Hz, 1 H), 7.74 (m, 3 H), 8.25 (s, 1H). LC/MS:m/z 565.22、Rf2.192分、純度97.5%。
Figure 2011503229
5−((sec−ブチルスルホニル)カルバモイル)−8−シクロヘキシル−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸メチル
100mLRBF中、95%NaH(63.1mg)の乾燥DMF溶液(5mL)に、トリメチルスルホキソニウムヨウ化物(629mg)を室温で加えた。混合物を室温、窒素下で30分間攪拌した。中間体9(7mLのDMF溶液中)の溶液をシリンジで加え、反応液を15〜20分間攪拌した。反応混合物を氷浴ですばやく0℃に冷却し、HCl(1M、1mL)を加え、続いて氷水(60mL)を加えた。不均一な混合物を30分間攪拌した。混合物を濾過し、黄色の固形物を氷水で洗浄した。固形物を2%メタノール/DCM中に取り込み、2%メタノール/DCMから10%メタノール/DCMの溶媒グラジエントで、40+Mカラムを用いるBiotage Horizon MPLCで精製した。溶媒を蒸発させた後、化合物を黄色の固形物として得た(450mgs、収率62%)。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ、C18、4.6×30mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が5ml/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が2分、保持時間が1分、および分析時間が3分であって、溶媒Aを10%MeOH/90%HO/0.1%トリフルオロ酢酸、また溶媒Bは10%HO/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸。MSデータは、エレクトロスプレー法で、LCのためのMicromass Platformを用いて測定した。1H NMR (300 MHz, CD3OD): δ ppm 0.19 (m, 0.35 H), 1.03 - 1.14 (m, 3 H), 1.19 - 1.34 (m, 2.65 H), 1.43 (m, 5 H), 1.55 - 1.66 (m, 2 H), 1.74 (m, 2 H), 1.89 - 1.94 (m, 2 H), 1.99 - 2.14 (m, 3 H), 2.64 - 2.95 (m, 2 H), 3.35 (d, J=15.00 Hz, 0.65 H), 3.48 (m, 2 H), 3.67 - 3.81 (m, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 3.90 - 3.98 (m, 0.35 H), 5.17 (m, 0.35 H), 5.36 (m, 0.65 H), 6.91 - 6.98 (m, 1 H), 7.09 (m, 0.35 H), 7.16 (m, 0.65 H), 7.19 - 7.27 (m, 1 H), 7.52 - 7.65 (m, 1 H), 7.83 (m, 1 H), 8.09 (s, 0.35 H), 8.29 (s, 0.65 H). LC/MS:m/z 579.31、Rf 2.167分、純度95.2%。
Figure 2011503229
8−シクロヘキシル−5−((シクロヘキシルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸メチル
1H NMR (300 MHz, CD3OD): δ ppm 0.23 (m, 0.35 H), 1.14 - 1.53 (m, 10 H), 1.60 - 1.79 (m, 3 H), 1.91 (m, 3 H), 2.09 (m, 1.65 H), 2.18 (m, 3 H), 2.81 - 2.98 (m, 3 H), 3.41 - 3.46 (m, 0.65 H), 3.50 (m, 2 H), 3.71 - 3.79 (m, 2 H), 3.88 (s, 3 H), 3.99 - 4.04 (m, 0.35 H), 5.25 (m, 0.35 H), 5.45 (m, 0.65 H), 6.97 - 7.02 (m, 1 H), 7.13 (m, 0.35 H), 7.21 (m, 0.65 H), 7.26 - 7.32 (m, 1 H), 7.55 - 7.65 (m, 1 H), 7.85 - 7.92 (m, 1 H), 8.11 (s, 0.35 H), 8.32 (s, 0.65 H). LC/MS:m/z 605.42、Rf 2.223分、純度99.2%。
Figure 2011503229
8−シクロヘキシル−5−((シクロペンチルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸メチル
1H NMR (300 MHz, CD3OD): δ ppm 0.23 (m, 0.35 H), 1.27 (m, 2.65 H), 1.39 (m, 2 H), 1.60 - 1.79 (m, 7 H), 1.91 - 2.19 (m, 8 H), 2.67 - 2.97 (m, 2 H), 3.47 (m, 0.65 H), 3.50 (m, 3 H), 3.78 - 3.87 (m, 3 H), 4.10 (m, 0.35 H), 4.29 (m, 1 H), 5.22 (m, 0.35 H), 5.43 (m, 0.65 H), 6.98 - 7.02 (m, 1 H), 7.14 (m, 0.35 H), 7.21 (m, 0.65 H), 7.26 - 7.32 (m, 1 H), 7.55 - 7.65 (m, 1 H), 7.85 - 7.91 (m, 1 H), 8.10 (s, 0.35 H), 8.32 (s, 0.65 H). LC/MS:m/z 591.33、Rf2.200分、純度100%。
Figure 2011503229
8−シクロヘキシル−11−メトキシ−5−(((3,3,3−トリフルオロプロピル)スルホニル)カルバモイル)−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸メチル
1H NMR (300 MHz, CD3OD): δ ppm 0.19 (m, 0.35 H), 1.25 (m, 1.65 H), 1.41 (m, 2 H), 1.65 (m, 1 H), 1.76 (m, 2 H), 1.94 (m, 2 H), 2.04 (m, 1 H), 2.61 - 2.84 (m, 6 H), 2.88 - 2.96 (m, 1 H), 3.35 - 3.40 (m, 0.65 H), 3.48 (m, 2 H), 3.80 (m, 2 H), 3.86 (m, 3 H), 3.89 - 3.98 (m, 0.35 H), 5.18 (m, 0.35 H), 5.38 (m, 0.65 H), 6.96 - 7.01 (m, 1 H), 7.13 (m, 0.35 H), 7.20 (m, 0.65 H), 7.24 - 7.30 (m, 1 H), 7.58 - 7.69 (m, 1 H), 7.84 - 7.90 (m, 1 H), 8.13 (s, 0.35 H), 8.34 (s, 0.65 H). LC/MS:m/z 619.32、Rf2.188分、純度99.5%。
Figure 2011503229
8−シクロヘキシル−11−メトキシ−5−(((2,2,2−トリフルオロエチル)スルホニル)カルバモイル)−1,12b−ジヒドロ シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸メチル
1H NMR (300 MHz, CD3OD): δ ppm 0.13 (m, 0.35 H), 1.18 (m, 1.65 H), 1.38 (m, 2 H), 1.57 - 1.62 (m, 2 H), 1.73 (m, 2 H), 1.87 (m, 2 H), 1.96 - 2.05 (m, 1 H), 2.60 - 2.90 (m, 1.35 H), 3.17 - 3.22 (m, 0.65 H), 3.45 (m, 2 H), 3.74 (m, 1 H), 3.84 (m, 2 H), 4.04 - 4.10 (m, 3 H), 4.38 - 4.53 (m, 2 H), 5.06 (m, 0.35 H), 5.18 (m, 0.65 H), 6.90 - 6.96 (m, 1 H), 7.06 (m, 0.35 H), 7.13 (m, 0.65 H), 7.16 - 7.22 (m, 1 H), 7.63 (m, 0.65 H), 7.70 - 7.80 (m, 1.35 H), 8.14 (s, 0.35 H), 8.33 (s, 0.65 H). LC/MS:m/z 605.29、Rf2.178分、純度96.5%。
Figure 2011503229
8−シクロヘキシル−5−((イソブチルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸メチル
1H NMR (300 MHz, CD3OD): δ ppm 0.17 (m, 0.35 H), 1.09 (m, 6 H), 1.22 (m, 1.65 H), 1.38 (m, 2 H), 1.49 - 1.60 (m, 1 H), 1.73 (m, 2 H), 1.87 (m, 2 H), 1.96 - 2.05 (m, 2 H), 2.15 - 2.39 (m, 1 H), 2.61 - 2.87 (m, 2 H), 2.96 (d, J = 6.22 Hz, 2 H), 3.19 (m, 2 H), 3.43 (m, 2 H), 3.70 (m, 2 H), 3.84 (m, 2 H), 5.06 - 5.11 (m, 1 H), 6.90 - 6.95 (m, 1 H), 7.05 - 7.11 (m, 1 H), 7.16 - 7.23 (m, 1 H), 7.67 - 782 (m, 2 H), 8.20 (s, 0.35 H), 8.39 (s, 0.65 H). LC/MS:m/z 579.30、Rf2.190分、純度96.2%。
式Iのエステルから対応するアミドへの変換に関する一般的な手順
100mL丸底フラスコ中に、1Nの水酸化ナトリウム(3当量、1.583ml、1.583mmol)および架橋エステル1(1当量、0.528mmol)のメタノール(4.00ml)溶液およびTHF(4.00ml)溶液をを加え、黄色の溶液を得た。混合物を室温で3時間攪拌した。次いで、HCl(1N、3当量)を加え、生成物を酢酸エチルで希釈し、次いで抽出し、食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥した。濾過し、続く揮発物の蒸発によって、カルボン酸2をほぼ一定量で得た。Teflon(登録商標)加工された(lined)ねじぶたを備えた、2ドラムバイアル中で、カルボン酸2(0.10mmol)の無水N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(1mL)溶液に、0.3mmol(3当量)の2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3,−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート(TBTU)の無水DMF溶液(1.0mL)を加え、続いて、0.2mmol(2当量)のアミン3の無水DMF溶液(1.0mL)、および0.4mmolの無溶媒N,N−ジイソプロピルエチルアミンを加えた。反応液を、VWRVortex−Genie 2 Mixerで終夜、室温で振盪した。次いで、Savant Speedvac中で反応量を減少させ、粗生成物をメタノール(1.2mL)中に取り込み、Phenomenex Luna、C18、30mm×100mm、10μmカラム40〜100%Bのグラジエントおよび流速が40mL/分で、10分かけて行ない(5〜10分保持)、メタノール/水および0.1%トリフルオロ酢酸緩衝液を用いて、島津プレパラティブHPLCにより精製し、カルボキサミド4を黄色の無定形固形物として得た(65%〜収率70%)。精製前のLC/MSデータを、島津分析LC/Micromass Platform LC(ESI+)で、220nmで、以下の条件を用いて得た:カラムI(Phenomenex 10μm C18、4.6×30mm)、溶媒系I(グラジエントが0〜100%Bであって、B=90%HPLCグレードメタノール/0.1%トリフルオロ酢酸/10%HPLCグレード水)、2分であって、1分保持、流速が5mL/分。
Figure 2011503229
8−シクロヘキシル−11−メトキシ−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−N−((2,2,2−トリフルオロエチル)スルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
1H NMR (300 MHz, CD3OD): δ ppm 0.16 (m, 0.20 H), 1.22 - 1.37 (m, 2.80 H), 1.45 (m, 3 H), 1.62 (m, 1 H), 1.78 (m, 3 H), 1.92 - 2.21 (m, 5 H), 2.52 - 2.69 (m, 1 H), 2.81 (m, 3 H), 2.94 (m, 2 H), 3.16 (m, 1 H), 3.39 (m, 2 H), 3.51 - 3.65 (m, 2 H), 3.85 - 3.92 (m, 3 H), 4.15 - 4.37 (m, 1 H), 4.66 (m, 3 H), 5.10 (m, 1 H), 6.97 - 7.05 (m, 1 H), 7.15 (d, J=1.83 Hz, 0.20 H), 7.19 (d, J=1.83 Hz, 0.80 H), 7.30 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 7.53 - 7.63 (m, 1 H), 7.89 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 7.99 - 8.08 (m, 1 H). LC/MS:m/z 699.35、Rf1.810分、純度98.0%。
Figure 2011503229
8−シクロヘキシル−11−メトキシ−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−N−((3,3,3−トリフルオロプロピル)スルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
1H NMR (300 MHz, CD3OD): δ ppm 0.14 (m, 0.20 H), 1.19 - 1.33 (m, 2.80 H), 1.42 (m, 3 H) 1.60 (m, 1 H), 1.76 (m, 3 H), 2.00 (m, 5 H), 2.54 (m, 1 H), 2.65 (m, 1 H), 2.72 - 2.86 (m, 5 H), 2.87 - 3.01 (m, 2 H), 3.30 - 3.44 (m, 2 H), 3.49 - 3.63 (m, 2 H), 3.78 - 3.89 (m, 5 H), 4.17 - 4.29 (m, 1 H), 4.64 (m, 1 H), 5.07 (m, 1 H), 6.96 - 7.03 (m, 1 H), 7.13 (d, J=2.56 Hz, 0.20 H), 7.17 (d, J=2.56 Hz, 0.80 H), 7.28 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 7.54 (d, J=8.42 Hz, 0.80 H), 7.59 (d, J=8.42 Hz, 0.20 H), 7.83 - 7.90 (m, 1 H), 7.97 (s, 0.80 H), 8.07 (s, 0.20 H). LC/MS:m/z 713.36、Rf1.822分、純度98.7%。
Figure 2011503229
N−(sec−ブチルスルホニル)−8−シクロヘキシル−11−メトキシ−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
1H NMR (300 MHz, CD3OD): δ ppm 0.17 (m, 0.20 H), 1.08 (t, J=7.50 Hz, 3 H), 1.19 - 1.34 (m, 1.80 H), 1.38 - 1.53 (m, 6 H), 1.70 (m, 5 H), 2.08 (m, 5 H), 2.40 (m, 1 H), 2.67 (m, 1 H), 2.82 (m, 3 H), 2.94 (m, 3 H), 3.27 (m, 1 H), 3.32 - 3.46 (m, 2 H), 3.49 - 3.65 (m, 2 H), 3.74 (m, 1 H), 3.84 - 3.92 (m, 3 H), 4.21 (m, 1 H), 4.65 (m, 1 H), 5.10 (m, 1 H), 6.97 - 7.05 (m, 1 H), 7.14 - 7.20 (m, 1 H), 7.30 (m, 1 H), 7.55 (m, 1 H), 7.87 - 7.92 (m, 1 H), 7.97 - 8.05 (m, 1 H). LC/MS:m/z 673.32、Rf1.820分、純度98.2%。
キラルエチルエステルから製造した(1aR、12bS)−N−(sec−ブチルスルホニル)−8−シクロヘキシル−11−メトキシ−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドのSFCキラル分離から異性体Aおよび異性体Bを得た。SFC分離条件:カラム:ChiralPak AD−H、30×250mm、5μm;移動相:25%イソプロピルアルコール/75%CO;気圧:100bar;温度:35℃;流速:70mL/分;UV:260nm;注入:2mL(〜5mg/mLの9:1=IPA:ACN溶液中);回収:異性体A(ピーク1)35.0〜41.5分;異性体B(ピーク2)43.5〜52.5分。(異性体A)UV検出を254nmおよび256nmでして、Shimadzu−VP装置を用いて分析HPLCを行なった。分析HPLC方法:溶媒A=5%MeCN 95% HO 0.1%TFA、溶媒B=95%MeCN 5%HO 0.1%TFA、初期%B=10、最終%B=100、グラジエント時間=10分、流速=1ml/分、カラム:Waters Sunfire C−18、4.6×150mm、3.5μM、Rt=7.86分。LC/MSは、島津−VP装置(220nmのUV検出で)およびWaters Micromassを用いて行なった。HPLC方法:溶媒A=10%MeOH 90%HO 0.1%TFA、溶媒B=90%MeOH 10%HO 0.1%TFA、初期%B=0、最終%B=100、グラジエント時間=2分、流速=5ml/分、カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;(ES+)m/z(M+H)+=673.56、HPLC R=1.637分。HPLC方法:溶媒A=5% MeCN95%HO 10mM NHOAc、溶媒B=95% MeCN5%HO 10mM NHOAc、初期%B=0、最終%B=100、グラジエント時間=2分、流速=5ml/分、カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;(ES+) m/z(M+H)+=673.54、HPLC Rt=1.255分。旋光度:74.75°、(3.21mg/ml MeOH、589nm、50mmセル)。
(異性体B)分析HPLCは、254nmおよび256nmのUV検出で島津VP装置を用いることにより行なった。分析HPLC方法:溶媒A=5%MeCN 95%HO 0.1%TFA、溶媒B=95%MeCN 5%HO 0.1%TFA、初期%B=10、最終%B=100、グラジエント時間=10分、流速=1ml/分、カラム:Waters Sunfire C−18、4.6×150mm、3.5μM、Rt=8.35分。LC/MSは、島津−VP装置(220nmのUV検出で)およびWaters Micromassを用いて行なった。HPLC方法:溶媒A=10%MeOH 90%HO 0.1%TFA、溶媒B=90%MeOH 10%HO 0.1%TFA、初期%B=0、最終%B=100、グラジエント時間=2分、流速=5ml/分、カラム:Xterra MS C18 S7 3.0×50mm;(ES+)m/z(M+H)+=673.53、HPLC Rt=1.650分。HPLC方法:溶媒A=5%MeCN 95%HO 10mM NHOAc、溶媒B=95%MeCN 5%HO 10mM NHOAc、初期%B=0、最終%B=100、グラジエント時間=2分、流速=5ml/分、カラム:Phenomenex Lina C18 5μm 3.0×50mm;(ES+)m/z(M+H)+=673.54、HPLC Rt=1.263分。旋光度:75.36°、(3.29mg/ml MeOH、589nm、50mmセル)。
Figure 2011503229
tert−ブチル13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキシレート
HATU(680mg、1.8mmol)を、10−(tert−ブトキシカルボニル)−13−シクロヘキシル−3−メトキシ−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸(670mg、1.37mmol)および3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタンジHCl塩(560mg、2.81mmol)の、攪拌したDMF(6mL)およびTEA(1.2mL、8.2mmol)溶液に加え、反応液を30分間(LCMSが完了)攪拌した。反応混合物を水(〜35mL)(沈殿物が形成)で希釈し、攪拌した。沈殿物を濾過により回収し、水でフラッシュし、55℃の高減圧下で乾燥して、tert−ブチル13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキシレートを淡黄色の固形物として得た(775mg、1.30mmol、収率95%)。その物質を、さらなる精製もせずに用いた。1HNMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.14 - 3.95 (m, 24H), 1.59 (s, 9H), 3.86 (s, 3H), 4.21 - 5.26 (m, 2H), 6.82 (s, 1H), 6.88 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 7.01 (dd, J = 8.8, 2.6 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.66 (dd, J = 8.4, 1.1 Hz, 1H), 7.80 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.02 (br s, 1H). LC−MS保持時間:3.72分;m/z 596(MH+)。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 3.0×50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が5mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは10%MeOH/90%HO/0.1%トリフルオロ酢酸、また溶媒Bは10%HO/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸。MSデータは、エレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて得た。
Figure 2011503229
13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸トリフルオロアセテート
tert−ブチル13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキシレート(300mg、0.504mmol)をDCE(5mL)中に溶解し、次いでTFA(700μl、9.09mmol)を加え(反応液は緑色に変わった)、反応液を室温で1時間(〜70%変換をLCMSが示した)攪拌した。さらなるTFA(700μl、9.09mmol)を加え、反応液を1時間(完了したことをLCMSげ示した)攪拌した。反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮し、ジエチルエーテルで希釈し、再び濃縮し(2回)、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸トリフルオロアセテート(362mg、0.55mmol、定量)を濃い黄色の固形物として得た。さらなる精製をせずに用いた。1HNMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.06 - 2.13 (m, 21H), 2.68 - 2.86 (m, 1H), 3.36- 3.50 (m, 2H), 3.90 (s, 3H), 4.11 - 5.35 (m, 2H), 7.14 (s, 1H), 7.18 - 7.28 (m, 2H), 7.53 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.61 (dd, J = 8.4, 1.1 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.21 (br s, 1H), 9.55 (br s, 1H). LC−MS 保持時間:3.72分;m/z 596(MH+)。LC−MS 保持時間:2.50分;538 m/z (MH−)。LCデータ の記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 4.6x50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が5mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは5%アセトニトリル/95%HO/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%HO/95%アセトニトリル/10mM酢酸アンモニウム。MSデータは、エレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて得た。
Figure 2011503229
tert−ブチル 8−シクロヘキシル−11−メトキシ−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキシレート
トリメチルスルホキソニウムヨウ化物(375mg、1.69mmol)を3回に分けて、攪拌したスラリーである、60%NaH分散(68mg、1.7mmol)のDMSO溶液(1.5mL)に加えた(泡沫化が生じた)。反応混合物を20分攪拌し、次いでtert−ブチル13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキシレート(438mg、0.735mmol)のDMSO(2.5mL)溶液を加え、反応液を1時間攪拌した(LCMSは目的生成物の存在を示さなかった)。反応混合物を90℃で3時間加熱し(LCMSにより完了)、室温まで冷却し、0.25MのHCl水(20mL)でクエンチし、EtOAc(2×20mL)で抽出した。有機層を合わせて、食塩水(20mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO)、濾過し、濃縮し、72009−057を橙色の油状物として得た。その油状物をさらなる精製もせずに、8−シクロヘキシル−11−メトキシ−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸トリフルオロアセテートの製造の出発物質に用いた。化合物をエナンチオマーの混合物として単離した。LC−MS保持時間:3.68分;m/z610(MH+)。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 3.0×50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が5mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは10%MeOH/90%HO/0.1%トリフルオロ酢酸、また溶媒Bは10%HO/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸。MSデータは、エレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて得た。
Figure 2011503229
8−シクロヘキシル−11−メトキシ−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸トリフルオロアセテート
出発物質(448mg、0.735mmol)をDCE(6mL)中に溶解し、次いでTFA(1.5mL、19mmol)を加え(反応液は暗赤色に変わった)、反応液を室温で2時間攪拌した(LCMSにより完了)。反応液をロータリーエバポレーターで濃縮し、ジエチルエーテルで2回希釈し、再び濃縮して、橙色の油状物とした。残渣をジエチルエーテルでスラリーし、固形物(360mg、黄色の固形物)を濾過により回収し、ヘキサンですすいだ。さらなる固形物(52mg、黄色の固形物)を濾液から回収し、ヘキサンですすいだ。固形物を合わせて、8−シクロヘキシル−11−メトキシ−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸トリフルオロアセテートを得た(412mg、0.62mmol、84%)。化合物をエナンチオマー混合物として単離し、1:5の回転異性体またはアトロプ異性体の混合物として存在した。主要な異性体に関して:1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.81 - 1.01 (m, 2H), 1.13 - 2.65 (m, 18H), 2.62 (s, 3H) 2.69 - 3.70 (m, 2H), 3.60 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H), 4.36 - 5.30 (m, 3H), 6.95 (dd, J = 8.8, 2.2 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.08 (s, 1H). LC−MS保持時間:3.24分;554 m/z(MH+)。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 3.0×50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が5mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは10%MeOH/90%HO/0.1%トリフルオロ酢酸、また溶媒Bは10%HO/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸。MSデータは、エレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて得た。
Figure 2011503229
8−シクロヘキシル−11−メトキシ−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−N−(プロピルスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
CDI(21.3mg、0.131mmol)を、攪拌した8−シクロヘキシル−11−メトキシ−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸トリフルオロアセテート(56mg、0.10mmol))のTHF(0.5mL)溶液に加え、反応混合物を60℃で1.5時間加熱した。反応液を室温まで冷却し、プロパン−1−スルホンアミド(16mg、0.13mmol)、次いでDBU(0.025mL、0.15mmol、20%THF溶液として)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌し、さらにDBU(〜0.025mL)を加え、反応液を室温で2時間攪拌し、60℃で1時間加熱し、室温で攪拌した。さらにDBU(0.025mL)およびプロパン−1−スルホンアミド(16.20mg、0.131mmol)を反応混合物に加え、室温で3日間攪拌を続けた。反応液をEtOAc(2mL)で希釈し、HCl(1M、2mL)で洗浄した。窒素ストリームで有機層を乾固するまで濃縮し、MeOH(1.5mL)中に溶解し、濾過し、プレパラティブHPLC(CHCN/HOと10mMのNHOAc)で精製し、8−シクロヘキシル−11−メトキシ−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−N−(プロピルスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドを黄色の固形物として得た(9.0mg、0.014mmol、収率14%)。化合物をエナンチオマー混合物として単離し、1:2の回転異性体またはアトロプ異性体の混合物として存在した。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ ppm -0.37 - -0.20 (m, 0.33H), 0.24 - 0.29 (m, 0.33H), 0.89 - 3.03 (m, 31.33H), 3.54 - 3.64 (m, 2H), 3.89 (s, 2H), 3.90 (s, 1H), 4.04 - 4.67 (m, 1H), 4.74 (d, J = 14.7 Hz, 0.33H), 5.19 (d, J = 15.0 Hz, 0.67H), 6.93 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 0.33H), 6.96 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 0.67H), 7.00 (d, J = 2.4 Hz, 0.33H), 7.12 (d, J = 2.4 Hz, 0.67H), 7.29 (d, J = 8.6 Hz, 0.67H), 7.30 (d, J = 8.6 Hz, 0.33H), 7.55 (d, J = 8.2 Hz, 0.33H), 7.64 (br d, J = 8.2 Hz, 0.67H), 7.87 (d, J = 8.2 Hz, 0.67H), 7.88 (d, J = 8.2 Hz, 0.33H), 7.98 (s, 1H). LC−MS保持時間:3.13分;659m/z(MH+)。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 3.0×50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が5mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは10%MeOH/90%HO/0.1%トリフルオロ酢酸、また溶媒Bは10%HO/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸。MSデータは、エレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて得た。
Figure 2011503229
13−シクロヘキシル−10−(メトキシカルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸
テトラブチルアンモニウムヒドロキシド(9.1mL、40%水溶液)を、ジメチル13−シクロヘキシル−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6,10−ジカルボキシレートおよびTHF(463mL)を含む冷却溶液(0℃、氷浴)に滴下して加えた。溶液を50分間冷却し続けて維持し、次いで約50mLの容量まで濃縮した。生じた溶液を酢酸エチル(250mL)で希釈し、HCl水(0.5N、3×150mL)で洗浄し、食塩水(150mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、黄色の固形物を得た。LCMS:保持時間:1.698分。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 4.6×50mmカラムを備えたShimadzuLC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AVUV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が4mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは5%CHCN/95%HO/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%HO/95%CHCN/10mM酢酸アンモニウム。MSデータをエレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて決定した:m/z416(MH+)。1H NMR (300 MHz, DMSO-D6) δ ppm: 12.97 (s, 1 H), 8.17 (m, 1 H), 7.91(m, 2 H), 7.63 (m, 5 H), 5.56 (s, 1 H), 4.51(m, 1 H), 3.89 (m, 3 H), 2.80 (m, 1 H), 1.99 (m, 6 H), 1.30 (m, 4 H).
Figure 2011503229
13−シクロヘキシル−6−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸メチル
TBTU(115mg、0.361mmol)を13−シクロヘキシル−10−(メトキシカルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸(100mg、0.241mmol)、DIEA(0.17mL、0.964mmol)、3−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン二塩酸塩(115mg、0.289mmol)、およびDMF(2.4mL)を含む溶液に、室温、1回で加えた。溶液を18時間維持し、濃縮した。生じた残渣をジクロロメタン(30mL)で満たし、水(4×15mL)で洗浄し、食塩水(15mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、黄色の固形物を得た。それをさらなる精製もせずに、次の工程で用いた。LCMS:保持時間:2.272分。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 4.6×50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が4mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは5%CHCN/95%HO/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%HO/95%CHCN/10mM酢酸アンモニウム。MSデータをエレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて決定した:m/z 524(MH+)。粗製 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm: 8.19 (s, 1 H), 7.92 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.77 (dd, J=8.78 Hz, J=1.46 Hz, 1H), 7.61 (m, 1 H), 7.49 (m, 3 H), 6.96 (s, 1 H), 5.2 (s, 1 H), 4.41 (s, 1 H), 2.81 (m, 4 H), 2.51 (s, 1 H), 1.95 (m, 15 H), 1.29 (m, 11 H), 0.76 (m, 2 H).
Figure 2011503229
8−シクロヘキシル−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸メチル
水素化ナトリウム(60%分散、573mg、14.3mmol)を、攪拌した、トリメチルスルホキソニウムヨウ化物(3.15g、14.3mmol)を含む無水DMSO(6.9mL)懸濁液に窒素下、室温で加えた。生じた混合物を室温で1時間攪拌した。次いで、メチル 13−シクロヘキシル−6−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキシレート(1.5g、2.86mmol)を少量ずつ加えた。懸濁液をDMSO(2mL)で希釈し、次いで90℃で1.5時間攪拌しながら加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、水(1mL)を加えた。混合物を水(40mL)に注ぎ、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。有機層を合わせて、食塩水(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、黄色の固形物を得た。さらなる精製をせずにそれを用いた。LCMS:保持時間:2.238分。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 4.6×50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が4mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは5%CHCN/95%HO/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%HO/95%CHCN/10mM酢酸アンモニウム。MSデータをエレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて決定した:m/z538(MH+)。
Figure 2011503229
8−シクロヘキシル−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸
三臭化ホウ素(1.0MのCHCl溶液中、9.6mL)を、メチル8−シクロヘキシル−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキシレートおよびジクロロメタン(17mL)を含む、冷却した溶液(−20℃、乾燥氷/アセトン)に滴下して加えた。混合物を10分間連続して冷却しながら攪拌し、冷却を止め、周囲温度で1.5時間攪拌した。溶液を再び冷却し(0℃、氷浴)、水(2mL)でクエンチした。生じた混合物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、続いて、飽和炭酸水素ナトリウム水(50mL)をゆっくり添加し、30分間攪拌した。生じた二相性の混合物を分液処理して、有機層を水(3×10mL)で洗浄し、食塩水(10mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、黄色の固形物を得た。LCMS:保持時間:2.187分。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 4.6×50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が4mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは5%CHCN/95%HO/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%HO/95%CHCN/10mM酢酸アンモニウム。MSデータをエレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて決定した:m/z524(MH+)。
Figure 2011503229
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、および(1aS,12bR)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
EDCI(275mg、1.43mmol)を、8−シクロヘキシル−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸(500mg、0.955mmol)、DMAP(58mg、0.477mmol)、2−イソプロピルスルホンアミド(176mg、1.43mmol)およびジクロロメタン(9.5mL)を含む溶液に、室温、1回で加えた。溶液を室温で24時間維持し、さらなるジクロロメタン(50mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水(2×20mL)で洗浄し、水(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮した。生じた橙色の残渣をプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、黄色の固形物をTFA塩として得た。LCMS:保持時間:2.380分。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 4.6×50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が4mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは5%CHCN/95%HO/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%HO/95%CHCN/10mM酢酸アンモニウム。MSデータをエレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて決定した:m/z629(MH+)。エナンチオマーを以下により分離した。キラルHPLCで、ChiralPak AS−H、5ミクロン、4.6×250mmカラム(12%MeOH/88%CO移動相)。保持時間:12.60分および19.05分。NMR (300 MHz, MeOD) δ ppm: 8.01 (m, 2H), 7.65(m, 2H), 7.47 (m, 3H), 5.09 (m, 1H), 4.70 (s, 1H), 4.26 (m, 1H), 3.97 (m, 1H). 3.70 (m, 1H), 3.56 (m, 0.5H), 3.44 (t, 2H), 3.30 (m 0.5H), 3.20-2.55 (多重項の系列のオーバーラップ, 6H), 2.53-1.7 (多重項の系列のオーバーラップ, 11H), 1.6-0 (多重項の系列のオーバーラップ, 12H).
Figure 2011503229
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、および(1aS,12bR)−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドこれらの化合物を、8−シクロヘキシル−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸から、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、および(1aS,12bR)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドに関して記載したのと同様の条件下で製造した。生じた黄色の残渣をプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、黄色の固形物をTFA塩として得た。LCMS:保持時間:2.746分。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 4.6×50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が4mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは5%CHCN/95%HO/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%HO/95%CHCN/10mM酢酸アンモニウム。MSデータをエレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて決定した:m/z630(MH+)。エナンチオマーを以下により分離した。キラルHPLCで、ChiralPak AS−H、5ミクロン、4.6×250mmカラム(12%MeOH/88%CO移動相)。保持時間:13.16分および20.63分。以下に続く全ての化合物および実施例は、以下のLC方法によって分析した:カラム:PHENOMENNEX−LUNA 3.0×50mm S10;移動相:(A)10:90=メタノール−水;(B)90:10=メタノール−水;緩衝液:0.1%TFA;グラジエント範囲:0〜100%B;グラジエント時間:2分;流速:4 mL/分;分析時間:3分;検出:検出器1:220nmでUV;検出器2:MS(ESI+)。
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(N−シクロプロピル−N−メチルスルファモイル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−N−メチル−5−カルボキサミド
無溶媒のCDI(49mg、0.302mmol)を、攪拌したモノ酸(92mg、0.200mmol)の無水THF溶液(1ml)に加え、混合物を50℃で30分間加熱し、次いで室温まで冷却した。次いで、N−シクロプロピル−N−メチルスルファミド(45.1mg、0.300mmol)およびDBU(0.060ml、0.400mmol)を継続的に加えた。混合物を1〜2時間超音波処理し、次いで終夜室温で攪拌した。反応液をMeOH(0.5ml)でクエンチし、次いでHCl(1N)で酸性化し、EtOAc(2×25mL)で抽出した。水および食塩水で洗浄し、乾燥した(NaSO)。粗生成物(123mg)をシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(5%MeOHのDCM溶液)で精製し、アミド−エステルをオフ・ホワイトの固形物として得た(101mg)。1NのNaOH(2mL、2.000mmol)を、攪拌したアミドエステル(98mg、0.166mmol)のTHF−MeOH溶液に窒素下で加えた。混合物を室温で2時間攪拌し、次いで1NのHCl(3ml)で酸性化し、EtOAc(2×25ml)で抽出した。水および食塩水で洗浄し、乾燥した(MgSO)。溶媒を蒸発し、アミド−酸をオフ・ホワイトの固形物として得た(94mg)。無溶媒の2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート(53.5mg、0.167mmol)を、アミド−酸(74mg、0.128mmol)、3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン、2HCl(26.4mg、0.128mmol)およびTEA(0.071ml、0.512mmol)の混合攪拌したDCM(2ml)溶液に、窒素下で加えた。混合物を室温で1時間攪拌し、MeOH(0.5ml)でクエンチし、次いで乾固するまで蒸発させ、逆相HPLCで精製し、ジアミドを得て、モノTFA塩の形でベージュ色の固形物として単離した(61.3mg)。LC/MS:保持時間:1.857分;m/e686(MH+)。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 0.72 - 0.84 (m, J=1.83 Hz, 2 H), 0.85 - 0.96 (m, J=2.44 Hz, 2 H), 1.19 - 1.31 (m, 1 H), 1.33 - 1.48 (m, 2 H), 1.50 - 1.62 (m, 1 H), 1.69 - 1.89 (m, 8 H), 1.92 - 2.23 (m, 10 H), 2.56 - 2.69 (m, 2 H), 2.77 - 2.90 (m, 1 H), 2.90 - 3.02 (m, 1 H), 3.04 - 3.14 (m, 4 H), 3.11 - 3.54 (m, 1 H), 3.60 - 3.71 (m, J=15.26 Hz, 1 H), 3.82 - 3.96 (m, 3 H), 5.06 - 5.22 (m, 1 H), 6.92 - 7.01 (m, J=8.55, 2.44 Hz, 1 H), 7.07 - 7.14 (m, J=2.14 Hz, 1 H), 7.27 - 7.33 (m, J=8.55 Hz, 1 H), 7.40 - 7.49 (m, 1 H), 7.86 - 7.94 (m, J=8.24 Hz, 1 H), 7.98 - 8.06 (m, 1 H).
Figure 2011503229
無溶媒のチオ酢酸カリウム(1.371g、12.00mmol)を攪拌した2−ブロモ−1,1−ジフルオロエタン(1.45g、10.00mmol)のDMF溶液(6ml)に加え、その混合物を終夜攪拌した。生成物をエーテル(2×25ml)で抽出した。水および食塩水で洗浄し、乾燥した(NaSO)。エーテルを蒸発して、中間体であるHCFCHSCOCH(1.18g、84.3%)を淡茶色の油状物として得て、それをDCM(10ml)中に溶解し、水(10ml)と混合した。塩素ガスを、攪拌した、HCFCHSCOCH(1.18g)の冷(0℃)二相溶液に入れてバブルし、永続的に緑色が持続するようになり、それを1〜2時間維持した。DCM層を分離し、10%NaHSO、水、食塩水で洗浄し、乾燥した(MgSO)。DCMを蒸発して、中間体であるHCFCHSOClを淡黄色の油状物として得て(1.13g)、それを0℃で1時間、無水NH(0.5Mのジオキサン溶液中、40ml)で処理した。沈殿したNHClをシリカゲルのプラッグに通じて濾過し、次いで濾液を乾固するまで蒸発させ、2,2−ジフルオロエタンスルホンアミドを淡黄色の油状物として得た(736mg)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D) δ ppm ~2.04 (brd s, 2H), 3.78 (m, 2H), 5.23 (m, 1H).
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(2,2−ジフルオロエチルスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
無溶媒のCDI(24.60mg、0.152mmol)を攪拌した、酸−アミド(56mg、0.101mmol)の無水THF溶液(1ml)に加え、混合物を50℃で30分間加熱し、室温まで冷却し、次いで、2,2−ジフルオロエタンスルホンアミド(29.4mg、0.202mmol)およびDBU(0.046ml、0.303mmol)を継続的に加え、混合物を2〜3時間超音波処理した。Rxnをメタノール(1ml)でクエンチし、数滴のTFAで酸性化し、逆相prepHPLCで精製し、生成物を得て、モノTFA塩でベージュ色の固形物として単離した。LC/MS:保持時間:2.861分;m/e681(MH+)。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.12 - 1.31 (m, J=4.27 Hz, 3 H), 1.32 - 1.55 (m, 4 H), 1.63 - 1.87 (m, 3 H), 1.87 - 2.11 (m, 5 H), 2.14 - 2.34 (m, 1 H), 2.34 - 2.90 (m, 8 H), 2.91 - 3.06 (m, 2 H), 3.35 - 3.54 (m, 1 H), 3.56 - 3.70 (m, J=14.95 Hz, 1 H), 3.83 - 3.95 (m, 3 H), 3.93 - 4.14 (m, 1 H), 4.14 - 4.34 (m, 1 H), 4.36 - 4.64 (m, 1 H), 5.11 - 5.30 (m, 1 H), 6.11 - 6.41 (m, 1 H), 6.94 - 7.02 (m, J=8.39, 2.59 Hz, 1 H), 7.08 - 7.15 (m, J=2.44 Hz, 1 H), 7.27 - 7.33 (m, 1 H), 7.56 - 7.72 (m, 1 H), 7.89 - 7.97 (m, J=8.55 Hz, 1 H), 7.99 - 8.08 (m, 1 H).
Figure 2011503229
メタンスルホニルクロリド(1.714ml、22.00mmol)のDCM(5ml)溶液を、攪拌した3−フルオロプロパン−1−オール(1.562g、20mmol)およびTEA(3.35ml、24.00mmol)のDCM(20ml)冷(0℃)溶液、に滴下して加えた。混合物を0〜5℃で〜2時間攪拌し、水、飽和NaHCO、水、食塩水で洗浄し、乾燥した(MgSO)。DCMを蒸発させ、3−フルオロプロピルメタンスルホネートを無色の油状物として得た(2.92g、93.6%)。無溶媒のチオ酢酸カリウム(2.74g、24.00mmol)を攪拌した3−フルオロプロピルメタンスルホネート(2.9g)のDMSO溶液(20ml)に加え、混合物を終夜攪拌した。生成物をエーテル(2×25ml)で抽出した。水および食塩水で洗浄し、乾燥した(MgSO)。エーテルを蒸発して、S−3−フルオロプロピルエタンチオアート(ethanethioate)を淡茶色の油状物として得た。塩素ガスを、冷却し(−10℃)攪拌した二相溶液であるS−3−フルオロプロピルエタンチオアート(1.0g、7.34mmol)のDCM(5ml)および水(5.00ml)の中にバブルし、水層に緑色が出現し、1〜2時間維持した。層を分離し、水層を再びDCMで抽出した(2×10ml)。DCM抽出物を合わせて、10%NaHSO溶液、水、食塩水で洗浄し、乾燥した(MgSO)。DCMを蒸発して、中間体である3−フルオロプロパン−1−スルホニルクロリドを淡茶色の油状物として得て(405mg、34%)、それを無水NH溶液(10ml、0.5Mのジオキサン溶液)で処理し、30〜45分攪拌した。沈殿したNHClを濾取し、濾液を乾固するまで蒸発させ、3−フルオロプロパン−1−スルホンアミドを淡茶色の油状物として得た(265mg)。
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(3−フルオロプロピルスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
無溶媒のCDI(24.60mg、0.152mmol)を攪拌した、酸−アミド(56mg、0.101mmol)の無水THF溶液(1ml)に加え、混合物を、50℃で30分間加熱し、室温まで冷却した。次いで、3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド(28.6mg、0.202mmol)およびDBU(0.046ml、0.303mmol)を継続的に加え、混合物を2〜3時間超音波処理した。Rxnをメタノール(1ml)でクエンチし、数滴のTFAで酸性化し、逆相prepHPLCで精製して、生成物を得て、ベージュ色の固形物としてモノTFA塩の形で単離した。LC/MS:保持時間:2.835分;m/e677(MH+)。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 0.13 - 0.37 (m, 1 H), 1.08 - 1.31 (m, 2 H), 1.31 - 1.61 (m, 4 H), 1.70 - 1.86 (m, 2 H), 1.86 - 2.11 (m, 6 H), 2.13 - 2.36 (m, 3 H), 2.38 - 2.68 (m, 1 H), 2.69 - 3.01 (m, 3 H), 3.03 - 3.34 (m, J=68.99 Hz, 1 H), 3.35 - 3.84 (m, 7 H), 3.84 - 3.95 (m, 3 H), 3.95 - 4.12 (m, 1 H), 4.44 - 4.57 (m, J=5.20, 5.20, 5.20 Hz, 2 H), 4.58 - 4.72 (m, J=5.29, 5.29 Hz, 2 H), 5.03 - 5.30 (m, 1 H), 6.91 - 7.02 (m, 1 H), 7.08 - 7.15 (m, J=2.27 Hz, 1 H), 7.27 - 7.35 (m, 1 H), 7.52 - 7.69 (m, J=31.98 Hz, 1 H), 7.85 - 7.97 (m, J=7.93, 7.93 Hz, 1 H), 8.04 - 8.13 (m, 1 H).
Figure 2011503229
(−)−8−シクロヘキシル−N−((2S,6R)−プロパン−2−スルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
酸−アミド(341mg、0.62mmol)および3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン、2HCl(148mg、0.743mmol)を混合したジクロロメタン溶液(5ml)中に、TEA(0.259ml、1.858mmol)およびHBTU(282mg、0.743mmol)を加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。EtOAc(150ml)で希釈し、0.3MのNaHCO水溶液(2×10mL)、食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、溶媒を除去し、Biotage25Mカラム(MeOH/DCM:0〜25%)で精製した。回収物を100mLのEtOAc中に溶解し、HCl水(3×20ml、0.1M)、0.3MのNaHCO溶液、および食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、溶媒を除去し、生成物を黄色の固形物として得た(0.280g、68%)。LC−MS保持時間:3.105;MS m/z(M+H)659。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.37 (10 H, m), 2.37 (15 H, m), 3.76 (8 H, m), 3.88 (3 H, m), 4.36 (2 H, m), 5.06 (1 H, m), 6.97 (1 H, m), 7.17 (1 H, d, J=1.76 Hz), 7.27 (1 H, m), 7.55 (1 H, d, J=8.56 Hz), 7.85 (1 H, m), 7.98 (1 H, br. s.).
Figure 2011503229
8−シクロヘキシル−N−(メチルスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
工程1:ChiralCel OJ−H カラム(15%EtOH/85%CO)を用いて、ラセミ体を分離し、光学的に純粋なエナンチオマーを得た。工程2:エナンチオマーを加水分解し、対応する酸を得た:LC−MS保持時間:3.426;MS m/z(M+H)523。工程3:アミド誘導体をprepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:2.913;MS m/z(M+H)631。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.36 (6 H, m), 1.7-3.2 (16 H, m), 3.48 (2 H, m), 3.43 (3 H, s), 3.67 (2 H, m), 3.91 (3 H, m), 4.59 (2 H, m), 5.24 (1 H, m), 6.96 (1 H, m), 7.12 (1 H, d, J=2.52 Hz), 7.27 (1 H, m), 7.62 (1 H, m), 7.90 (1 H, m), 8.22 (1 H, br. s.).
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(2,2−ジメチルプロパン−1−スルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
出発物質をPrepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.263分;MS m/z(M+H)687。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.21 (9 H, s), 1.41 (5 H, m), 1.99 (11 H, m), 2.40-4.50 (14 H, m), 3.89 (3 H, s), 5.17 (1 H, m), 6.97 (1 H, m), 7.11 (1 H, d, J=2.44 Hz), 7.30 (1 H, m), 7.51 (1 H, br. s.), 7.89 (1 H, d, J=7.93 Hz), 8.07 (1 H, m).
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−シクロブタンスルホニル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
生成物をPrepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.138分;MS m/z(M+H)671。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.37 (7 H, m), 2.01 (10 H, m), 2.63 (14 H, m), 3.46 (1 H, d), 3.62 (1 H, d, J=15.11 Hz), 3.89 (3 H, s), 4.59 (2 H, m), 5.18 (1 H, m), 6.97 (1 H, m), 7.11 (1 H, d, J=2.52 Hz), 7.29 (1 H, m), 7.62 (1 H, m), 7.89 (1 H, m), 8.05 (1 H, s).
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−シクロペンタンスルホニル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
生成物をPrepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.190分;MS m/z(M+H)685。
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−シクロヘキサンスルホニル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
生成物をPrepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.261分;MS m/z(M+H)699。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.61 (22 H, m), 2.86 (12 H, m), 3.48 (1 H, m), 3.63 (1 H, d, J=15.11 Hz), 3.74 (1 H, m), 3.89 (3 H, s), 4.56 (2 H, m), 5.24 (1 H, m), 6.98 (1 H, m), 7.11 (1 H, d, J=2.27 Hz), 7.30 (1 H, m), 7.60 (1 H, m), 7.90 (1 H, m), 8.08 (1 H, br. s.).
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−2−メチルプロパン−1−スルホニル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
生成物をPrepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.210分;MS m/z(M+H)673。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.14 (6 H, m), 1.32 (3 H, m), 1.46 (4 H, m), 1.62 (1 H, m), 1.80 (3 H, m), 2.07 (8 H, m), 2.33 (2 H, m), 2.68 (1 H, m), 2.95 (5 H, m), 3.33 (3 H, m), 3.49 (2 H, m), 3.66 (1 H, d, J=15.26 Hz), 3.89 (3 H, s), 4.21 (1 H, m), 4.65 (1 H, m), 5.15 (0 H, d, J=14.95 Hz), 7.02 (1 H, dd, J=8.55, 2.44 Hz), 7.18 (0 H, d, J=1.83 Hz), 7.32 (1 H, d, J=8.55 Hz), 7.58 (0 H, m), 7.91 (1 H, m), 7.99 (0 H, br. s.).
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(2−メチルプロパン−2−スルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
生成物をPrepHPLCにより精製し、さらにprepTLCにより精製した。LC−MS保持時間:3.226分;MS m/z(M+H)685。
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(ブタンスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
生成物をPrepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.245分;MS m/z(M+H)673。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.94 (3 H, t, J=7.30 Hz), 1.24 (2 H, m), 1.46 (6 H, m), 1.90 (14 H, m), 2.72 (4 H, m), 3.02 (2 H, m), 3.41 (1 H, m), 3.62 (3 H, m), 3.88 (3 H, s), 4.39 (2 H, m), 5.18 (1 H, m), 6.98 (1 H, m), 7.11 (1 H, d, J=2.52 Hz), 7.30 (1 H, m), 7.62 (1 H, m), 7.90 (1 H, m), 8.05 (1 H, s).
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−[(+/−)−(トリフルオロメタンスルホニル)]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
生成物をPrepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.203分;MS m/z(M+H)685。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.34 (5 H, m), 2.05 (8 H, m), 3.02 (12 H, m), 3.59 (1 H, d, J=15.11 Hz), 3.89 (3 H, s), 4.51 (2 H, m), 5.16 (1 H, m), 6.98 (1 H, m), 7.11 (1 H, d, J=2.27 Hz), 7.29 (1 H, d, J=8.56 Hz), 7.58 (1 H, m), 7.86 (1 H, m), 8.05 (1 H, br. s.).
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(ペンタン−3−スルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
生成物をPrepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.250分;MS m/z(M+H)687。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.39 (37 H, m), 2.84 (2 H, m), 3.28 (0 H, br. s.), 3.59 (0 H, m), 3.73 (0 H, m), 3.89 (3 H, m), 4.23 (2 H, m), 5.18 (0 H, br. s.), 6.99 (1 H, m), 7.11 (1 H, br. s.), 7.25 (1 H, m), 7.69 (0 H, br. s.), 7.86 (2 H, br. s.).
Figure 2011503229
8−シクロヘキシル−N−(シクロプロピルスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
工程1:ChiralPak AS−H、30×250mm、5μmカラム(15%EtOH/85%CO)を用いて、ラセミ出発物質を光学的に純粋なエナンチオマーに分離し、(−)−エナンチオマー(第1ピーク)および(+)−エナンチオマー(第2ピーク)を得た。工程2:一つの異性体(0.397g、0.706mmol)のTHF(4ml)およびMeOH(4ml)溶液中に、1NのNaOH(2ml、2.000mmol)を加えた。混合物を室温で、2時間攪拌した。EtOAcで希釈し、冷HCl(1N)および食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、溶媒を減圧下で除去し、酸−アミド化合物を黄色の固形物として得た(0.387g、100%)。LC−MS保持時間:3.473分;MS m/z(M+H)549。工程3:ジアミドを精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:2.991分;MS m/z(M+H)657。
Figure 2011503229
8−シクロヘキシル−N−シクロブタンスルホニル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
工程1:ジエステル化合物(0.63g、1.189mmol)のDCM(1mL)懸濁液に、TFA(1mL、12.98mmol)を加え、室温で2.5時間攪拌し、溶媒を減圧下で除去し、モノ酸化合物を濃い茶色の固形物として得た。LC−MS保持時間:3.686;MS m/z(M+H)474。工程2:バイアル中、モノ酸化合物(100mg、0.211mmol)、シクロブタンスルホンアミド(57.1mg、0.422mmol)、DMAP(103mg、0.845mmol)、および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(60.7mg、0.317mmol)の混合物に、DCM(1ml)を加えた。混合物を室温で終夜攪拌し、Biotage 25Sカラム(MeOH/DCM:0〜25%)で精製し、アミド−エステル化合物を黄色の固形物として得た(0.086g、68%)。LC−MS保持時間:3.528;MS m/z(M+H)591。工程3:この化合物(86mg、0.146mmol)のTHF(2ml)およびMeOH(1ml)溶液中に、1NのNaOH(1ml、1.0mmol)を加えた。混合物を室温で2時間攪拌し、EtOAcで希釈し、冷HCl(1N)および食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、溶媒を減圧下で除去し、モノ酸を茶色の固形物として得た。LC−MS保持時間:3.463;MS m/z(M+H)563。工程4:ジアミドをprepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.128;MS m/z(M+H)671。
Figure 2011503229
クロロスルホニルイソシアネート(1.230ml、14.13mmol)のDCM溶液(10ml)に、tert−BuOH(1.351ml、14.13mmol)を0℃で滴下して加えた。混合物を室温で1時間攪拌し、N−メチルプロパン−2−アミン(1.57ml、14.13mmol)およびTEA(2.167ml、15.54mmol)のDCM溶液(3ml)を0℃で加えた。混合物を室温で2時間攪拌し、EtOAcで希釈し、冷HCl(1N)、および食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、溶媒を除去し、Biotage 40Mカラム[EtOAc−MeOH(90−10)/ヘキサン5%〜100%]で精製し、無色のゲルを得た(2.3g、64.5%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.19 (d, J=6.55 Hz, 6 H) 1.49 (s, 9 H) 2.90 (s, 3 H) 4.05 - 4.26 (m, 1 H) 7.02 (br. s., 1 H). tert−ブチルN−イソプロピル−N−メチルスルファモイルカルバメート(2.3g、9.12mmol)に冷HCl(ジオキサン、6mL、24.00mmol)を加え、室温で2時間攪拌し、溶媒を除去し、N−イソプロピル−N−メチルスルファミドを淡褐色の固形物として得た(1.38g、99%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.16 (d, J=6.80 Hz, 5 H) 2.72 (s, 3 H) 4.16 (dt, J=13.53, 6.70 Hz, 1 H) 4.43 (br. s., 1 H).
Figure 2011503229
(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(N−イソプロピル−N−メチルスルホモイル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
工程1:酸−エステル化合物(0.25g、0.544mmol)のTHF溶液(4ml)に、CDI(0.132g、0.816mmol)を加え、50℃で0.5時間加熱した。冷却して、N−イソプロピル−N−メチルスルファミド(0.083g、0.544mmol)およびDBU(0.123ml、0.816mmol)を加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。さらなる量のN−イソプロピル−N−メチルスルファミド(0.050g、0.326mmol)およびDBU(0.123ml、0.816mmol)を加えた。混合物をさらに1日攪拌し、MeOHを数滴加え、EtOAcで希釈し、冷HCl(1N)、食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、Biotage 25Mカラム[EtOAc−MeOH(90−10)/ヘキサン:5%〜100%]で精製し、モノアミドを無色の固形物として得た(0.261g、81%)。LC−MS保持時間:3.635分;MS m/z(M+H)594。H NMRで回転異性体が存在するのを観察した。工程2:モノアミド化合物(0.258g、0.435mmol)のTHF(4ml)およびMeOH(2ml)溶液に、NaOH(2ml、2.000mmol)を加えた。混合物を室温で2時間攪拌し、EtOAcで希釈し、冷HCl(1N)、食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、溶媒を除去して、アミド−酸を得た(0.22g、87%)。LC−MS保持時間:3.608分;MS m/z(M+H)580。アミド−酸は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.41 (t, J=6.30 Hz, 1 H) 1.08 - 2.15 (m, 17 H) 2.63 - 2.80 (m, 1 H) 2.84 - 2.96 (m, 1 H) 3.04 (s, 3 H) 3.84 (s, 3 H) 4.03 (d, J=14.86 Hz, 1 H) 4.22 - 4.41 (m, 1 H) 5.35 (d, J=15.11 Hz, 1 H) 6.86 (dd, J=8.44, 2.39 Hz, 1 H) 6.98 (d, J=2.27 Hz, 1 H) 7.20 (d, J=8.56 Hz, 1 H) 7.67 (d, J=8.31 Hz, 1 H) 7.81 - 7.89 (m, 1 H) 8.10 (s, 1 H). 工程3:ジアミドを精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.146分;MS m/z(M+H)688。ジアミドは相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.14 - 1.18 (m, 6 H) 1.19 - 2.12 (m, 16 H) 2.19 - 3.77 (m, 9 H) 2.95 (s, 3 H) 3.89 (s, 3 H) 3.95 - 5.02 (m, 4 H) 5.03 - 5.24 (m, 1 H) 6.97 (dd, J=8.81, 2.77 Hz, 1 H) 7.11 (d, J=2.52 Hz, 1 H) 7.28 (d, J=8.56 Hz, 1 H) 7.40 - 7.64 (m, 1 H) 7.88 (d, J=8.31 Hz, 1 H) 8.07 (br. s., 1 H).
Figure 2011503229
(+)−8−シクロヘキシル−N−(プロパン−2−スルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル) シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド
工程1:アミド−エステル化合物(0.276g、0.489mmol)のTHF(4ml)およびMeOH(2ml)溶液に、1NのNaOH(1.955ml、1.955mmol)を加えた。混合物を室温で4時間攪拌し、EtOAcで希釈し、冷HCl(1N)、食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO)、溶媒を減圧下で除去し、アミド−酸を黄色の固形物として得た(0.269g、100%)。LC−MS保持時間:3.480分;MS m/z(M+H)551。この化合物は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.33 (10 H, m), 1.71 (3 H, m), 2.01 (6 H, m), 2.80 (2 H, m), 3.40 (1 H, d, J=15.11 Hz), 3.86 (3 H, s), 3.97 (1 H, m), 5.42 (1 H, d, J=14.60 Hz), 6.96 (1 H, m), 7.18 (1 H, s), 7.26 (1 H, m), 7.52 (1 H, d, J=8.31 Hz), 7.85 (1 H, m), 8.27 (1 H, s). 工程2:ジアミドを精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.146分;MS m/z(M+H)688。ジアミドは、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.31 (13 H, m), 2.14 (17 H, m), 2.79 (1 H, m), 2.95 (1 H, s), 3.58 (1 H, d, J=15.11 Hz), 3.89 (3 H, m), 4.04 (1 H, s), 4.41 (1 H, s), 5.17 (1 H, m), 6.95 (1 H, m), 7.11 (1 H, s), 7.29 (1 H, m), 7.72 (1 H, s), 7.91 (2 H, m).

Claims (7)

  1. 以下:
    Figure 2011503229
    Figure 2011503229
    からなる群より選択される化合物またはそれの医薬的に許容される塩。
  2. 以下:
    Figure 2011503229
    からなる群より選択される請求項1の化合物またはそれの医薬的に許容される塩。
  3. 以下:
    Figure 2011503229
    からなる群より選択される請求項1の化合物またはそれの医薬的に許容される塩。
  4. 請求項1の化合物またはそれの医薬的に許容される塩、および医薬的に許容される担体を含む組成物。
  5. HCVに治療上有効な他の化合物の少なくとも1つをさらに含む請求項4の組成物であって、該化合物がインターフェロン、サイクロスポリン、インターロイキン、HCVメタロプロテアーゼ阻害剤、HCVセリンプロテアーゼ阻害剤、HCVポリメラーゼ阻害剤、HCVヘリカーゼ阻害剤、HCV NS4Bタンパク質阻害剤、HCV侵入阻害剤、HCV集合阻害剤、HCV放出阻害剤、HCV NS5Aタンパク質阻害剤、HCV NS5Bタンパク質阻害剤、およびHCVレプリコン阻害剤からなる群より選択される、請求項4の組成物。
  6. 請求項1の化合物の治療上有効な量を患者に投与することを特徴とする、C型肝炎感染症の治療方法。
  7. HCVに治療上有効な他の化合物の少なくとも1つをさらに含んで投与することを特徴とする請求項6の治療方法であって、該化合物がインターフェロン、サイクロスポリン、インターロイキン、HCVメタロプロテアーゼ阻害剤、HCVセリンプロテアーゼ阻害剤、HCVポリメラーゼ阻害剤、HCVヘリカーゼ阻害剤、HCV NS4Bタンパク質阻害剤、HCV侵入阻害剤、HCV集合阻害剤、HCV放出阻害剤、HCV NS5Aタンパク質阻害剤、HCV NS5Bタンパク質阻害剤、およびHCVレプリコン阻害剤からなる群より選択される、請求項6の治療方法。
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