JP2011503229A - シクロプロピル縮合インドロベンズアゼピンhcvns5b阻害剤 - Google Patents
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Abstract
Description
R1は、CO2R5またはCONR6R7であり;
R2は、
R3は、水素、ハロ、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、またはハロアルコキシであり;
R4は、シクロアルキルであり;
R5は、水素またはアルキルであり;
R6は、水素、アルキル、アルキルSO2、シクロアルキルSO2、ハロアルキルSO2、(R9)2NSO2、または(R10)SO2であり;
R7は、水素またはアルキルであり;
R8は、水素、アルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、アルキルカルボニル、シクロアルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルSO2、シクロアルキルSO2、ハロアルキルSO2、アミノカルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(ジアルキルアミノ)カルボニル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、またはピリジニルであり;
R9は、水素、アルキル、またはシクロアルキルであり;並びに
R10は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモモルホリニルであって、0〜3のアルキル置換基で置換される。]
の化合物またはそれの医薬的に許容される塩である。
[式中、
R1が、CO2R5またはCONR6R7であり;
R2が、
R3が、水素、ハロ、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、ベンジルオキシ、またはアルコキシであり;
R4が、シクロアルキルであり;
R5が、水素またはアルキルであり;
R6が、水素、アルキル、アルキルSO2、シクロアルキルSO2、ハロアルキルSO2、(R9)2NSO2、または(R10)SO2であり;
R7が、水素またはアルキルであり;
R8が、水素、アルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、またはピリジニルであり;
R9が、水素またはアルキルであり;並びに
R10が、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、N−(アルキル)ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモモルホリニルである。]
の化合物またはそれの医薬的に許容される塩である。
本化合物は当技術分野で公知の方法によって作ってもよくて、それには以下に記載されている方法が含まれる。いくつかの試薬および中間体は当技術分野で公知である。その他の試薬および中間体は、容易に入手可能な物質を用いて、当技術分野で公知の方法によって作ることができる。化合物の合成を記載するために用いられる記号(例えば、数字が付された「R」置換基)は、製法の例示だけを目的としているのであって、特許請求の範囲または本明細書のその他の箇所で用いられる記号と混同されるものではない。スキームの中で用いられる略語は、概して当技術分野の慣習に従う。
化合物は、下記のHCV RdRpアッセイにおいて決定されるように、HCV NS5Bに対する活性を示した。
HCV、遺伝子型1bのNS5Bタンパク質をコードするcDNAを、pET21a発現ベクター中にクローニングした。タンパク質を、溶解性を高めるための18アミノ酸C末端切断を伴って発現させた。イー・コリコンピテント細胞系BL21(DE3)を、タンパク質の発現のために使用した。培養物を、培養物が、600nmにおいて2.0の光学密度に達するまで、約4時間にわたって37℃にて培養した。培養物を、20℃まで冷却し、1mM IPTGで誘導した。新鮮なアンピシリンを、50μg/mlの最終濃度まで添加し、細胞を、20℃にて一夜にわたって培養した。
HCV RdRp遺伝子型1bアッセイを、96ウェルプレート(Corning 3600)中で60μLの最終容量で実行した。アッセイバッファーは、20mM Hepes、pH7.5、2.5mM KCl、2.5mM MgCl2、1mM DTT、1.6U RNAse阻害剤(Promega N2515)、0.01 mg/ml BSA(Sigma B6917)、および2%グリセロールからなる。すべての化合物を、DMSO中で連続的に希釈し(3倍)、アッセイにおけるDMSOの最終濃度が2%になるように、水でさらに希釈した。HCV RdRp遺伝子型1b酵素は、28nMの最終濃度で使用した。ポリAテンプレートは、6nMで使用し、ビオチン化オリゴ−dT12プライマーは、180nMの最終濃度で使用した。テンプレートは、市販で入手した(Amersham 27−4110)。ビオチン化プライマーは、Sigma Genosysにより調製された。3H−UTPは、0.6μCi(0.29μM全UTP)で使用した。反応を、酵素の添加により開始させ、60分にわたって30℃にてインキュベートし、SPAビーズ(4μg/μl、Amersham RPNQ 0007)を含有する50mM EDTA25μlを添加することにより停止させた。プレートを、室温における1時間を超えるインキュベーションの後で、Packard Top Count NXTで読み取った。
改良酵素アッセイは、下記のことを除いて、本質的には標準的酵素アッセイについて記載されているように行った。ビオチン化オリゴdT12プライマーを、アッセイバッファー中でプライマーとビーズを混ぜ、1時間にわたって室温にてインキュベートすることにより、ストレプトアビジン被覆SPAビーズ上に予備捕捉した。非結合プライマーを遠心分離後に除去した。プライマー結合ビーズを、20mM Hepesバッファー、pH7.5中に再懸濁し、20nMプライマーおよび0.67μg/μlビーズの最終濃度におけるアッセイで使用した。アッセイにおける添加の順序:酵素(1.75nM)を、希釈した化合物に添加し、続いて、テンプレート(0.36nM)、3H−UTP(0.6μCi、0.29μM)、およびプライマー結合ビーズの混合物を添加し、反応を開始させた;示した濃度は最終である。反応を、30℃にて4時間にわたって進行させた。
HCV FRETスクリーニングアッセイを、96ウェル細胞培養プレートにおいて行なった。FRETペプチド(Anaspec,Inc.)(Taliani et al., Anal. Biochem. 1996, 240, 60-67)は、ペプチドの片端付近に蛍光ドナー、EDANSを、もう一方の端付近にアクセプター、DABCYLを含有する。ペプチドの蛍光は、ドナーとアクセプターの間の分子間共鳴エネルギー転移(RET)によりクエンチされるが、NS3プロテアーゼがペプチドを切断するため、生成物は、RETクエンチングを免れ、ドナーの蛍光が明らかになる。アッセイ試薬は下記の通り作った:Promega製の5×細胞Luciferase細胞培養溶解試薬(#E153A)を、dH2Oで1倍まで希釈し、NaClを150mM最終まで添加し、FRETペプチドを、2mMストックから20μM最終まで希釈した。
上記に記載されている試験化合物(FRETアッセイ調製)の添加の後に、様々な時点でプレートを取り除き、Alamarブルー溶液(Trek Diagnostics、#00−100)を、細胞毒性を測定するために添加した。Cytoflour4000機器(PE Biosystems)中で読み取った後に、プレートをPBSですすぎ、次いで、1ウェル当たり上記に記載されているFRETペプチドアッセイ試薬(FRETアッセイ調製)30ulを添加することによりFRETアッセイのために使用した。次いで、プレートを、340励起/490発光、20サイクルまでの自動モードに設定されたCytoflour4000機器に入れ、プレートを、キネティックモードで読み取った。典型的には、読み取り後のエンドポイント分析を使用するシグナル対ノイズは、少なくとも3倍であった。代替方法として、Alamarブルー読み取り後、プレートをPBSですすぎ、次いで、Promega Dual−Glo Luciferase Assay Systemを使用するルシフェラーゼアッセイ、またはPromega EnduRen Live Cell Substrateアッセイのために使用した。
化合物は、HCV NS5Bに対して活性を示し、HCVおよびHCV感染を治療するのに有用であることがある。したがって、本発明の別の態様は、化合物、またはその医薬的に許容される塩、および医薬的に許容される担体を含む組成物である。
停止時間:グラジエント時間+1分;
初期濃度:特に断りがなければ、0%B;
溶離液A:5%CH3CN/95%H2Oと10mMのNH4OAc(カラムA、DおよびE);10%MeOH/90%H2Oと0.1%TFA(カラムBおよびC);
溶離液B:95%CH3CN/5%H2Oと10mMのNH4OAc(カラムA、DおよびE);90%MeOH/10%H2Oと0.1%TFA(カラムBおよびC);
カラムA:Phenomenex 10μ 4.6×50mm C18;
カラムB:Phenomenex C18 10μ 3.0×50mm;
カラムC:Phenomenex 4.6×50mm C18 10μ;
カラムD:Phenomenex Lina C18 5μ 3.0×50mm;
カラムE:Phenomenex 5μ 4.6×50mm C18。
再結晶化したばかりの三臭化ピリジニウム[熱AcOH(1gあたり5mL)から再結晶化し、冷AcOHですすぎ、高減圧下、KOHで乾燥]を、10分にわたり何回かに分けて、3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(60g、233mmol)(国際公開第2004/065367号に記載されている手順を用いて製造)のCHCl3/THF(1:1、1.25L)攪拌溶液中に2℃で加えた。反応溶液を0〜5℃で2.5時間攪拌し、飽和NaHSO3水(1L)、HCl(1N、1L)および食塩水(1L)で洗浄した。有機層を乾燥し(MgSO4)、濃縮した。生じた赤色の油状物をEt2Oで希釈し、濃縮した。生じた淡紅色の固形物をEt2O(200mL)中に溶解し、ヘキサン(300mL)で処理し、部分的に濃縮した。固形物を濾過により回収し、ヘキサンですすいだ。母液を乾固するまで濃縮し、その手順を繰り返した。固形物を合わせて、1H−インドール−6−カルボン酸、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−、メチルエステル(64g、190mmol、82%)をふわふわした淡紅色の固形物として得た。さらなる精製もせずにそれを用いた。1HNMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.47 (br s, 1H), 8.03 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.74 (dd, J = 1.4, 8.8 Hz, 1H), 7.69 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 3.92 (s, 3H), 2.82 (tt, J = 3.7, 11.7 Hz, 1H), 1.98 - 1.72 (m, 7H), 1.50 - 1.27 (m, 3H). 13CNMR (75 MHz, CDCl3) δ 168.2, 135.6, 130.2, 123.1, 120.8, 120.3, 118.7, 112.8, 110.7, 52.1, 37.0, 32.2(2), 27.0(2), 26.1. LCMS:m/e 334 (M-H)-、保持時間3.34分、カラムA、4分グラジエント。
2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(20g、60mmol)およびLiOH(3.8g、160mmol)のMeOH/THF/H2O(1:1:1、300mL)溶液を90℃で2時間加熱した。反応混合物を氷/H2O浴中で冷却し、HCl(1M、〜160mL)で中性化し、H2O(250mL)で希釈し、室温で1時間攪拌した。沈殿物を濾過により回収し、H2Oですすぎ、乾燥し、1H−インドール−6−カルボン酸、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−(定量)を得た。さらなる精製をせずにそれを用いた。
1,1’−カルボニルジイミダゾール(1.17g、7.2mmol)を、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸(2.03g、6.3mmol)のTHF(6mL)攪拌溶液に22℃で加えた。即座にCO2が蒸発し、それがゆっくりになってから、溶液を50℃で1時間加熱し、次いで22℃に冷却した。N,N−ジメチルスルファミド(0.94g、7.56mmol)を加え、続いてDBU(1.34g,8.8mmol)のTHF(4mL)溶液を滴下して加えた。攪拌を24時間継続した。混合物を、酢酸エチルおよび希HClで分液処理した。酢酸エチル層を水で、続いて食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥した。その抽出物を乾固するまで濃縮し、表題生成物を淡黄色のもろい泡沫物として得た(2.0g、74%、>90%の純度はNMRにより評価)。1H NMR (300 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.28 - 1.49 (m, 3 H) 1.59 - 2.04 (m, 7 H) 2.74 - 2.82 (m, 1 H) 2.88 (s, 6 H) 7.57 (dd, J=8.42, 1.46 Hz, 1 H) 7.74 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 7.91 (s, 1 H) 11.71 (s, 1 H) 12.08 (s, 1 H).
2−ブロモ−3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1H−インドール−6−カルボキサミド(4.28g、0.01mol)、4−メトキシ−2−ホルミルフェニルボロン酸(2.7g、0.015mol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−ビフェニル(41mg、0.0001mol)、酢酸パラジウム(11.2mg)、および細挽きの炭酸カリウム(4.24g、0.02mol)を混合したトルエン溶液(30mL)を、還流・窒素下で30分攪拌したところ、LC/MS分析は反応が完了したことを示した。次いで、反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈し、過剰の希HClで酸性化した。次いで、酢酸エチル層を回収し、希HCl、水および食塩水で洗浄した。次いで、有機溶液を乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、ガムを得た。ガムをヘキサン(250ml)および酢酸エチル(25mL)で希釈し、その混合物を22℃で20時間攪拌したところ、生成物が明るい黄色の顆粒状固形物に変換した(4.8g)。さらなる精製もせずに、そのままそれを用いた。
温度コントローラー、冷却器、N2注入口および機械的攪拌機を備えた四首丸底フラスコ(5L)に、トルエン(900mL)、EtOH(900mL)、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1H−インドール−6−カルボキサミド(90g、0.21mol)、2−ホルミル−4−メトキシフェニルボロン酸(49.2g、0.273mol)およびLiCl(22.1g、0.525mol)を満たした。生じた溶液をN2で15分間バブルした。Na2CO3(66.8g、0.63mol)のH2O(675mL)溶液を加え、反応混合物をN2でさらに10分バブルした。Pd(PPh3)4(7.0g、6.3mmol)を加え、反応混合物を70℃で20時間加熱した。35℃に冷却後、HCl溶液(1N、1.5L)をゆっくり加えた。生じた混合物を分液漏斗(6L)に移し、EtOAc(2×1.5L)で抽出した。有機抽出物を合わせて、食塩水(2L)で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、黄色の固形物を得た。それを、20%EtOAcのヘキサン溶液(450mL、50℃〜0℃)でトリチュレートし、3−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキサミドを黄色の固形物として得た(65.9g)。HPLC純度、98%。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 8.75 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.73 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.67 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.45 (dd, J = 8.4 および 1.4 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.98 (dd, J = 8.4 および 2.2 Hz, 1H), 6.50 (s, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.05 (s, 6H), 2.92-3.13 (m, 3H), 1.85-1.93 (m, 7 H), 1.40-1.42 (m, 3H), 1.05 (t, J = 7.1 Hz, 3H). m/z 512 (M + H)+.
11−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−6−エトキシ−8−メトキシ−6H−イソインドロ[2,1−a]インドール−3−カルボキサミドを、THF(75mL)中に溶解した。その溶液に、HCl(2N、300mL)溶液を加えた。混合液を、N2下の室温で16時間、激しく攪拌した。生じた懸濁液を濾過し、冷却したTBME(2×30mL)で洗浄した。濾過ケーキを減圧下で終夜乾燥し、表題化合物を黄色の固形物として得た。HPLC純度、99%。1H NMR (DMSO-d6, 300 MHz) δ 11.65 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.76 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 7.73 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 7.58 (dd, J = 8.5 and 1.5 Hz, 1H), 7.17-7.20 (m, 2H), 7.08 (dd, J = 8.5 and 1.4 Hz, 1H), 6.55 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.14-3.18 (m, 1H), 2.91 (s, 6H), 1.75-1.99 (m, 7H), 1.48-1.60 (m, 3H); m/z 484 (M + H)+.
3−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキサミド(4.8g、0.01mol)、2−(ジメトキシホスホリル)アクリル酸メチル(9.7g、0.02mol)および炭酸セシウム(7.1g、0.02mol)を混合したDMF溶液(28mL)を、油浴温度の55℃で20時間攪拌した。混合物を氷水に注ぎ、希HClで酸性化して、粗生成物を沈殿させた。固形物を回収し、乾燥し、酢酸エチルおよび塩化メチレン(1:10)溶液(2%酢酸を含む)を用いてSiO2(110g)でフラッシュクロマトグラフした。同種のフラクションを合わせて、蒸発させ、表題化合物を淡黄色の固形物として得た(3.9g、収率71%)。MS: 552 (M=H+).
丸底フラスコ中で、DMSO(5mL)を、トリメチルスルホキソニウムヨウ化物(199mg、0.906mmol)およびNaH(60%油分散中に38mg、0.953mmol)の混合物に加えた。反応混合物を室温で0.5時間攪拌した。7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸、13−シクロヘキシル−10−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−3−(メトキシ)−、メチルエステル(125mg、0.227mmol)を次いで加え、反応混合物を室温で3時間攪拌し、次いで50℃でさらに3時間攪拌した。次いで、反応液を水でクエンチし、HCl(1N)溶液で酸性化した。次いで、粗生成物を淡黄色の固形物として沈殿させ、それを濾過により回収し、空気乾燥した(106mg、収率83%)。次いで、6mgのこの物質をPrepHPLCにより精製し、表題化合物を淡黄色の固形物として得た(1.8mg)。MS m/z 566(MH+)、保持時間:3.850分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.28 (m, 0.36 H) 1.19 - 2.20 (m, 11.64 H) 2.70 - 3.02 (m, 2 H) 3.03 (s, 2.16 H) 3.05 (s, 3.84 H) 3.49 (d, J=15.26 Hz, 0.64 H) 3.54 (s, 1.92 H) 3.83 (s, 1.08 H) 3.91 (s, 3 H) 4.08 (d, J=15.26 Hz, 0.36 H) 5.29 (d, J=15.26 Hz, 0.36 H) 5.50 (d, J=14.95 Hz, 0.64 H) 6.98 - 7.06 (m, 1 H) 7.16 (d, J=2.44 Hz, 0.36 H) 7.23 (d, J=2.44 Hz, 0.64 H) 7.30 (d, J=8.55 Hz, 0.64 H) 7.34 (d, J=8.55 Hz, 0.36 H) 7.56 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 0.64 H) 7.63 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 0.36 H) 7.88 (d, J=8.55 Hz, 0.64 H) 7.91 (d, J=8.55 Hz, 0.36 H) 8.12 (s, 0.36 H) 8.33 (d, J=1.53 Hz, 0.64 H).
(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−メチルエステルの試料を、EtOH/CH3CN(1/1)+0.5%DEA(50mg/mlの濃度)中に溶解した。DEA添加によって保証されるのは、注入過程の間、化合物が溶液中にとどまっていることである。次いで、以下に示す条件下で、この溶液をTharSFC−350プレパラティブSFCに注入した。
カラム:Chiralcel OJ−H 5×25cm;
移動相:25%MeOH/CH3CN(1/1)のCO2中;
気圧(バール):100;
流速(ml/分):240;
溶液濃度(mg/ml):50;
注入量(ml):4.5〜5;
サイクル時間(分/注入):6.5〜7;
温度(℃):45;
スループット(g/時間):〜2;
検出器波長(nm):254。
分析的カラム:Chiralcel OJ(.46×25cm、10μl);
BPR気圧:100バール;
温度:35℃;
流速:3.0ml/分;
移動相:15%MeOH/CH3CN(1/1)のCO2中;
検出器波長:254nm;
保持時間(分):4、6.5。
(−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、メチルエステル(22.33g、39.5mmol)のMeOH溶液(300mL)に、1NのNaOH(120mL)をゆっくり20分かけて加え、その間、反応温度<30℃に維持した。混合物を室温、N2下で18時間攪拌した。HPLCは反応が完了したのを示した。反応溶液にHCl(1N、130mL)を加えた。添加の完了後、反応混合物は約pH2だった。反応混合物中のメタノールを蒸発させた。混合物に水(300mL)を加え、次いでCH2Cl2(1×600mL、1×200mL)で抽出した。抽出物を合わせて、H2O(2×300mL)および食塩水(2×300mL)で洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、蒸発させ、表題化合物を黄色の固形物として得た(20.82g、収率96%)。HPLC条件は、カラム:Phenomenoex Synergi Polar−RP 4 μm 4.6×50mm;
UV:220nm;
グラジエント時間:4分;
流速:4 mL/分、75〜100%B;
溶媒A:10%MeOH/90%H2Oと一緒に0.2%H3PO4、
溶媒B:90%MeOH/10%H2Oと一緒に0.2% H3PO4。
HPLC>99%(Rt 1.80 分)。LC/MS (ES+) 552.25 (M+H, 100); [α]D 25 C - 166.99 ° (c 1.00, MeOH). GC分析:CH2Cl2 4.94%; C29H33N3O6S・0.16H2O・0.35CH2Cl2の分析:計算値は: C, 60.37; H, 5.87; N, 7.20; S, 5.49; H2O, 0.49; CH2Cl2, 5.02. 実験値: C, 59.95; H, 5.89; N, 7.03; S, 5.38; H2O, 0.47; CH2Cl2, 4.94.
(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、メチルエステル(100mg、0.177mmol)のTHF/メタノール混合溶液(2.0mL/2.0mL)に、2NのNaOH溶液(1.0mL)を加えた。反応混合物を、90℃のマイクロ波条件下で5分間加熱した。次いでそれを濃縮し、HCl(1N)溶液で酸性化し、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。有機層を合わせて、乾燥し(MgSO4)、濾過し、濃縮した。残渣をプレパラティブHPLCで精製し、目的生成物を淡黄色の固形物として得た(59mg、収率60%)。MS m/z 552(MH+)、 保持時間: 3.850分。1H NMR (300 MHz, MeOD) δ ppm 0.25 (m, 0.38 H) 1.14 - 2.22 (m, 11.62 H) 2.69 - 2.98 (m, 2 H) 3.02 (s, 2.28 H) 3.02 (s, 3.72 H) 3.41 (d, J=15.00 Hz, 0.62 H) 3.88 (s, 3 H) 4.01 (d, J=15.00 Hz, 0.38 H) 5.26 (d, J=15.00 Hz, 0.38 H) 5.45 (d, J=14.64 Hz, 0.62 H) 6.94 - 7.02 (m, 1 H) 7.13 (d, J=2.56 Hz, 0.38 H) 7.21 (d, J=2.20 Hz, 0.62 H) 7.26 (d, J=8.42 Hz, 0.62 H) 7.30 (d, J=8.78 Hz, 0.38 H) 7.53 (dd, J=8.42, 1.46 Hz, 0.62 H) 7.61 (dd, J=8.60, 1.65 Hz, 0.38 H) 7.85 (d, J=8.42 Hz, 0.62 H) 7.89 (d, J=8.42 Hz, 0.38 H) 8.10 (s, 0.38 H) 8.28 (d, J=1.46 Hz, 0.62 H).
TBTU(437mg、1.36mmol)およびDIPEA(0.95mL、5.436mmol)を、(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(500mg、0.906mmol)のDMSO溶液(20.0mL)に加えた。反応混合物を室温で15分間攪拌し、次いで(2S,3R)−3−アミノ−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オール(280mg、1.36mmol)を加え、反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物を水でクエンチし、HCl(1N)溶液で酸性化した。茶色の固形物分離し、それを濾過により回収した。次いで、この物質を以下の条件下、プレパラティブHPLCにより断片化した。
カラム:Waters Sunfire 19mm×100mm;
溶媒A:10%CH3CN−90%H2O−0.1%TFA;
溶媒B:90%CH3CN−10%H2O−0.1%TFA;
プログラム:開始は65%溶媒B、最初の保持時間は5分間、次いで30分内に流速25mL/分で徐々に増加して90%溶媒B。負荷:50〜60mg/ラン。
TBTU(437mg、1.36mmol)およびDIPEA(0.95mL、5.436mmol)を、(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(500mg、0.906mmol)のDMSO溶液(20.0mL)に加えた。反応混合物を室温で15分間攪拌した。次いで、(2S,3R)−3−アミノ−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オール(280mg、1.36mmol)を加え、反応混合物を室温で終夜攪拌した。反応混合物を水でクエンチし、次いでHCl(1N)溶液で酸性化した。茶色の固形物を分離し、それを濾過により回収した。次いで、この物質を以下の条件下でプレパラティブHPLCにより断片化した。
カラム:Waters Sunfire 19mm×100mm;
溶媒A:10%CH3CN−90%H2O−0.1%TFA;
溶媒B:90%CH3CN−10%H2O−0.1%TFA;
プログラム:開始は65%溶媒B、最初の保持時間は5分間、次いで30分に、流速25mL/分で徐々に増して90%溶媒B。負荷:50−60mg/ラン。
10NのNaOH(2.0mL、20mmol)溶液および水(4mL)を、シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキサミド、8−シクロヘキシル−N5−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,12b−ジヒドロ−N1a−[(2R,3S)−3−ヒドロキシ−4,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−11−メトキシ−、(1aR)−[部分構造]−(160mg、0.228mmol)のTHF/MeOH溶液(7mL/7mL)に加えた。反応混合物を、120℃のマイクロ波条件下で1時間加熱した。次いで、それを濃縮し、濃HCl溶液で酸性化し、酢酸エチルで2回(2×30mL)抽出した。有機層を合わせて、乾燥し(MgSO4)、濾過し、減圧下で濃縮し、橙色の油状物を得た。次いで、粗生成物をPrep.HPLCカラムで精製し、淡黄色の固形物として生成物を得た(80mg、収率64%)。平均比旋光度−130.85°;溶媒MeOH;波長589nm;50cmセル。MS m/552(MH+)、保持時間:3.760分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.27 (m, 0.38 H) 1.14 - 2.22 (m, 11.62 H) 2.76 (m, 0.38 H) 2.80 - 2.92 (m, 1 H) 2.92 - 3.09 (m, 6.62 H) 3.45 (d, J=14.95 Hz, 0.62 H) 3.90 (s, 1.86 H) 3.91 (s, 1.14 H) 4.04 (d, J=15.26 Hz, 0.38 H) 5.28 (d, J=15.26 Hz, 0.38 H) 5.47 (d, J=15.26 Hz, 0.62 H) 6.95 - 7.05 (m, 1 H) 7.15 (d, J=2.75 Hz, 0.38 H) 7.23 (d, J=1.83 Hz, 0.62 H) 7.28 (d, J=8.55 Hz, 0.62 H) 7.33 (d, J=8.54 Hz, 0.38 H) 7.54 (dd, J=8.39, 1.68 Hz, 0.62 H) 7.63 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 0.38 H) 7.86 (d, J=8.55 Hz, 0.62 H) 7.91 (d, J=8.55 Hz, 0.38 H) 8.11 (d, J=1.22 Hz, 0.62 H) 8.29 (d, J=1.22 Hz, 0.38 H).
10NのNaOH(1.8mL、18mmol)溶液および水(4mL)を、シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキサミド、8−シクロヘキシル−N5−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,12b−ジヒドロ−N1a−[(2R,3S)−3−ヒドロキシ−4,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−11−メトキシ−、(1aS)−[部分構造]−(130mg、0.185mmol)のbTHF/MeOH溶液(7mL/7mL)に加えた。反応混合物を、120℃のマイクロ波条件下で1時間加熱した。それを濃縮し、濃HCl溶液で酸性化し、酢酸エチルで2回(2×30mL)抽出した。有機層を合わせて、乾燥し(MgSO4)、濾過し、減圧下で濃縮し、橙色の油状物を得た。次いで、粗生成物をPrep.HPLCカラムで精製し、生成物を淡黄色の固形物として得た(68mg、収率67%)。平均比旋光度+174.73°;溶媒MeOH;波長589nm;50cmセルMS m/552(MH+)、保持時間:3.773分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.27 (m, 0.38 H) 1.14 - 2.22 (m, 11.62 H) 2.76 (m, 0.38 H) 2.80 - 2.92 (m, 1 H) 2.92 - 3.09 (m, 6.62 H) 3.45 (d, J=14.95 Hz, 0.62 H) 3.90 (s, 1.86 H) 3.91 (s, 1.14 H) 4.04 (d, J=15.26 Hz, 0.38 H) 5.28 (d, J=15.26 Hz, 0.38 H) 5.47 (d, J=15.26 Hz, 0.62 H) 6.95 - 7.05 (m, 1 H) 7.15 (d, J=2.75 Hz, 0.38 H) 7.23 (d, J=1.83 Hz, 0.62 H) 7.28 (d, J=8.55 Hz, 0.62 H) 7.33 (d, J=8.54 Hz, 0.38 H) 7.54 (dd, J=8.39, 1.68 Hz, 0.62 H) 7.63 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 0.38 H) 7.86 (d, J=8.55 Hz, 0.62 H) 7.91 (d, J=8.55 Hz, 0.38 H) 8.11 (d, J=1.22 Hz, 0.62 H) 8.29 (d, J=1.22 Hz, 0.38 H).
機械的に攪拌した2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸(80g、0.24m)の乾燥二塩化メチレン(1.2L)溶液およびTHF(100mL)に、活性化モレキュラ・シーブス(4A、80g)および炭酸銀(275g、0.99m)を加えた。反応混合物を0℃に冷却し、t−ブチルブロミド(142g、1.04m)を滴下して加えた。混合物を室温で終夜攪拌し、TLC[ヘキサン−酢酸エチル80:20、Rf(生成物)=0.7]でモニターした。ブロモ酸が少しでも変換されずに残っている場合、10%炭酸銀をさらに加え、攪拌をさらに2〜4時間続けた。完了後、反応混合物をセライトの薄いベッドに通じて濾過した。濾液を二塩化メチレン(500mL)で洗浄した。濾液を合わせて、減圧下で濃縮し、そして粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(230〜400メッシュ、酢酸エチルの0〜2%petエーテル中グラジエントで溶離)で精製して得た。同種のフラクションを合わせて、減圧下で蒸発させ、表題化合物を得た(80g、85%)。HPLC:90.1%(RT=6.56分)、カラム:C18 BDS、(50×4.6mm)、移動相:0.1%TFA水のグラジエント:ACN(30→100→30)、流速:0.8mL/分;
LCMS:99.8%(RT=4.44分)、カラム:Geneis、 C18 50×4.6mm、移動相:0.1%ギ酸水のグラジエント:ACN(70→95→70)、流速:0.8mL/分;M−1=376.5;
1H NMR CDCl3 (400 MHz) δ 1.37 - 1.40 (m, 3H, cyc.ヘキシル), 1.62 (s, 9H, t-Bu), 1.80 - 1.94 (各々2セットの m, 3H, & 4H, cyc.ヘキシル 部分), 2.81 (m, 1H, CH cyc.ヘキシル − ベンジル性), 7.70 - 7.75 (m, 2H, インドール−H4&5), 8.04 (s, 1H, インドール-H7), 8.52 (s, 1H, インドール-NH).
tert−ブチル2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボキシレート(72g、0.19m)を、1:1で混合したトルエンおよびエタノール(720mL)中に溶解し、脱気した。次いで、LiCl(23.9g、0.51m)を加え、続いて、炭酸ナトリウム(720mL、1.0M溶液で別々に脱気)およびPd−テトラキス(13.1g、0.011m)を加えた。0.25時間攪拌した後、2−ホルミル−4−メトキシフェニルボロン酸(41.1g、0.22m)を加え、反応混合物を85℃で4時間加熱した。次いで、反応液をTLCでモニターした[ヘキサン−酢酸エチル80:20、Rf(生成物)=0.55]。完了後、反応混合物を室温まで冷却し、水(1.0L)を加え、続いて、酢酸エチル(1.0L)を加えた。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥し、減圧下で濃縮し、表題化合物を黄色の固形物として得た(75g、収率74%)。HPLC:99.7%(RT=6.30分)、カラム:C18BDS(4.6×50mm)、SC−307、移動相:0.1%TFA水のグラジエント:ACN(30→100→30)、流速:0.8mL/分;
LCMS:98.0%(RT=5.28分)、カラム:Geneis、C18(50×4.6mm)、移動相:0.1%ギ酸水のグラジエント:ACN(70→95→70)、流速:0.8mL/分;
M−1=432.2;
1H NMR (DMSO -d6) (400 MHz) δ 1.40 - 1.48 (m, 3H, cyc.ヘキシル), 1.57 (s, 9H, t-Bu), 1.84 - 1.90 (m, 7H, cyc.ヘキシル部分), 3.09 (m, 1H, CH cyc.ヘキシル − ベンジル性), 3.84 (s, 3H, OCH3), 6.55 (d, J = 4 Hz, 1H, アリール H2'), 7.06 (d, 1H, アリール H3'), 7.08 (s, 1H, アリール H6'), 7.23 (d, 1H, インドール-H5), 7.53 (d, J = 8 Hz, 1H, インドール-H4), 7.70 - 7.75 (m, 2H, NH + インドール-H7), 8.06 (s, 1H, CHO).
tert−ブチル3−シクロヘキシル−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボン酸(62.5g、0.144m)を乾燥DMF(1.2L)中に溶解し、機械で攪拌した。次いで、炭酸セシウム(84g、0.17m)および2−(ジメトキシホスホリル)アクリル酸メチル(65〜70% GC 純粋、56.2g、0.18m)を加え、反応混合物を65℃で4時間加熱し、反応液をTLCでモニターした[ヘキサン−酢酸エチル80:20、Rf(生成物)=0.7]。完了後、混合物を室温まで冷却し、次いで水(1.0L)でクエンチした。黄色の固形物が沈殿し、それを濾過により回収し、空気乾燥した。次いで、この物質をメタノール中でスラリーし、濾過し、減圧下で乾燥し、生成物を黄色の粉末として得た(70g、90%)。HPLC:99.1%(RT=6.45分)、
カラム:C18 BDS(4.6×50mm)、
移動相:0.1%TFA水のグラジエント:ACN(30→100→30)、
流速:0.8mL/分;
LCMS:100%(RT=7.00分)、
カラム:Geneis、C18 (50×4.6mm)、
移動相:0.1%ギ酸水のグラジエント:ACN(70→95→70)、
流速:0.8mL/分;
M+1=502.2;
1H NMR (CDCl3) (400 MHz) δ 1.10 - 1.30 (m, 3H, cyc.ヘキシル), 1.64 (s, 9H, t-Bu), 1.77 - 2.07 (m, 7H, cyc.ヘキシル部分), 2.80 (m, 1H, CH cyc.ヘキシル - ベンジル性), 3.84 (s, 3H, OCH3), 3.93 (s, 3H, COOCH3), 4.15 & 5.65 (2つのbr.ピーク,各々 1H , アリル性 CH2), 6.95 (s, 1H, アリール H6'), 7.01 (d, 1H, アリール H2'), 7.53 (d, J = 8 Hz, 1H, アリール H3'), 7.70 (d, J = 4 Hz, 1H, インドール-H5), 7.84 (s + d, 2H, オレフィン性 H + インドール-H4), 8.24 (s, 1H, インドール - H7);
13C NMR (CDCl3) (100.0 MHz) δ 166.92, 165.71, 158.96, 142.28, 136.47, 13.50, 134.61, 132.43, 132.01, 129.73, 124.78, 124.68, 120.33, 119.39, 119.04, 115.62, 115.05, 111.27, 80.27, 55.49, 52.50, 39.09, 36.81, 33.40, 28.38, 27.15, 26.28.
機械的攪拌機、冷却器、温度コントローラー、およびN2注入口を備えた、四首丸底フラスコ(5L)に、パラホルムアルデヒド(40.5g、1.35mol)、MeOH(2L)およびピペリジン(2mL)を満たした。反応混合物をN2下で3時間、加熱還流した。50℃に冷却後、2−(ジメトキシホスホリル)アセテート(150g、0.824mol)を1回で加えた。引き続き、反応混合物18時間還流した。室温まで冷却後、反応溶液を減圧下で濃縮し、清澄な無色の油状物を得た。上記の油状物を、温度コントローラー、N2注入口、撹拌機およびDean−Stark装置を備えた、四首丸底フラスコ(3L)の中で、乾燥トルエン(1L)中に溶解した。その溶液に、TsOH.H2O(5.2g)を加えた。次いで、反応混合物を還流で18時間共沸し、メタノールを除去した。室温まで冷却後、溶液を減圧下で濃縮し、黄色の油状物を得て、それを減圧下で蒸留し(150〜155℃で/0.2mmHg)、無色の油状物を生成物として得た(135.0g、)。純度は90%で以下の1H NMRに基づく。1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 7.0 (dd, J = 42.4 および 1.5 Hz, 1H), 6.73 (dd, J = 20.5 and 1.8 Hz, 1H), 3.80 (s, 6H), 3.76 (s, 3H).
水素化ナトリウム(96mg、4mmol)を、攪拌した塩化トリメチルスルホキソニウム(567mg、4.4mmol)の無水DMSO(10mL)懸濁液に、窒素下で加えた。生じた混合物を室温で30〜45分間攪拌し、次いで無溶媒の7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6,10−ジカルボン酸、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−、10−(1,1−ジメチルエチル)6−メチルエステル(1.0、2mmol)を少量ずつ加えた。懸濁液をDMSO(5mL)で希釈し、50℃で3〜4時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、水を加えた。固形物を分離し、それを濾過により回収し、水で洗浄し、次いで終夜、空気乾燥し、粗生成物を得た(1.15g)。この物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、3%MeOHのDCM溶液)で精製し、純粋な表題化合物を得た(0.96g)。LC/MS:保持時間3.816分;m/e516(MH+)。1H NMR (400 MHz, CDCl3):生成物は相互変換する回転異性体として観察され、そのことは化合物のNMRスペクトルからわかる。
Chiralcel OJ−Hカラム、4.6×250mm、5μm;
移動相:8%MeOHのCO2溶液;
温度:35℃;
流速:2mL/分で16分間;
UVモニターは260nm;
注入量:5μL[〜20.0mg/mLのIPA:ACN(8:2)]。
TFA(5mL)を、(+/−)8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(メトキシカルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸、tert−ブチルエステル(515mg、1mmol)の無水DCM溶液(10mL)に加えた。生じた溶液を室温で約8〜12時間攪拌した。次いで、反応液を乾固するまで蒸発させ、表題化合物を得た(0.47g、100%)。LC/MS:保持時間2.245分;m/e460(MH+)。1H NMR (400 MHz, CDCl3):化合物NMRスペクトルでは、生成物は相互変換する回転異性体の混合体として観察された。
8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(メトキシカルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸(140mg、0.31mmol)およびCDI(64mg、0.40mmol)のTHF溶液(3mL)を、60℃で1時間攪拌した。N−メチルスルファミド(68mg、0.62mmol)およびDBU(71.6mg、0.47mmol)を加え、混合物を60℃で終夜攪拌した。反応液を冷水中に注ぎ、希塩酸で酸性化し、酢酸エチル中で抽出した。抽出物を希塩酸(0.1N)および食塩水で連続して洗浄し、次いで乾燥し(無水硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発させ、表題化合物を茶色の固形物として得た。ESI−MS m/e 552(MH+)。この物質をさらなる精製もせずに用いた。
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(メチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−、メチルエステルをTHF、MeOH混合液(2mL、2mL)中に溶解した。次いで、2.5MのNaOH水(1.2mL、3mmol)を加え、反応液を22℃で2時間振盪した。次いで、その溶液を1MのHCl水(3mL)で中性化し、濃縮して、有機溶媒を除去した。残渣をH2Oでスラリーし、固形物を濾過により回収し、H2Oで洗浄し、乾燥し、表題化合物を得た(160mg、0.30mmol)。ESI−MS m/e 538(MH+)。この物質をさらなる精製もせずに用いた。
(+/−)8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(メトキシカルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸(200mg、0.44mmol)およびCDI(92mg、0.57mmol)のTHF溶液(5mL)を、60℃で1時間攪拌した。次いで、N−ベンジルスルファミド(164mg、0.88mmol)およびDBU(100mg、0.66mmol)を加え、生じた混合物を60℃で終夜攪拌した。反応液を冷水中に注ぎ、希塩酸で酸性化し、酢酸エチル中で抽出した。有機相を塩酸(0.1N)および食塩水で洗浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)、減圧下で蒸発させ、表題化合物を茶色の固形物として得た。ESI−MS m/e 628(MH+)。
表題化合物を、(+/−)8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(メトキシカルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸から出発して、シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(メチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸で記載したのと同様の手順を用いて製造した。ESI-MS m/e 613 (MH+), 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 1.22 - 2.20 (m, 13 H) 3.27 - 3.31 (m, 1 H) 3.47 (d, J=14.95 Hz, 0.6 H) 3.92 (d, J=2.44 Hz, 3 H) 4.04 (d, 0.4 H) 4.31 (d, J=2.75 Hz, 2 H) 5.24 (d, 0.4 H) 5.48 (d, 0.6 H) 7.02 (d, 1 H) 7.17 (d, J=2.75 Hz, 1 H) 7.19 - 7.35 (m, 5 H) 7.39 (t, J=7.48 Hz, 2 H) 7.45 - 7.52 (m, 1 H) 7.80 (d, J=1.53 Hz, 0.4 H) 7.85 (dd, J=8.39, 6.87 Hz, 1 H) 8.22 (d, J=1.53 Hz, 0.6 H).
(+/−)8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(メトキシカルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸(1当量)、およびカルボニルジイミダゾール(1.5当量)を混合した無水THF溶液を、50℃で30分間加熱し、室温まで冷却した。次いで、シクロプロパンスルホンアミド(1当量)および1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン(2当量)を連続して加えた。生じた混合物を室温で終夜攪拌した。酸性水ワークアップをした後、粗生成物をprepHPLCで精製して得た。次いで、NaOH(1N)のTHF−MeOH溶液を用いて、中間体エステルを加水分解し、表題化合物を得た。LC/MS:保持時間:2.030分;m/e549(MH+)。1H NMR (400 MHz, CDCl3):生成物は相互変換する回転異性体として観察され、そのことは化合物のNMRスペクトルからわかる。
シス−1−ベンジル−2,5−ビス(クロロメチル)ピロリジン塩酸塩(37.5g、0.13mol)(国際公開第WO2002/32902号に記載されたのと同様に製造)を、機械的攪拌機、還流冷却器、および温度計を備えた3首丸底フラスコ(5L)の中、CH3CN(900mL)中で懸濁した。攪拌した懸濁液を50℃に加温し、NaHCO3(97g、1.1mol)を加え、懸濁液を70℃に加温した。NaI(50g、0.33mol)を加え、70℃で5分間攪拌し、そして冷却器の上に滴下漏斗を装着した。滴下漏斗に40%MeNH2水(48mL、0.55mol)のCH3CN溶液(850mL)を加え、この溶液を滴下して加えた(滴下の速度は10〜15ml/分を維持した)。75分後に添加が完了し(その時点で反応液は室温まで冷却)、固形物を濾過し、溶媒を〜800mLまで濃縮した。反応液をEtOAc(800mL)中に注ぎ、1NのNaOH(2×100mL)で洗浄した。水相をEtOAcで再抽出し(2×100mL)、有機相を合わせて、Na2SO4で乾燥し、濃縮した。生じた残渣をシリカゲル(620g)に導入し、2.8%MeOH/0.4%濃NH4OHのCHCl3溶液(総量で6L)で溶離した。純粋なフラクションを回収した(2L〜4L)。濃縮して8.76gの表題化合物を茶色の油状物として得た(収率32%)。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.79 - 1.87 (m, 2 H) 1.92 - 1.99 (m, 2 H) 2.23 (s, 3 H) 2.27 - 2.37 (m, 2 H) 2.54 - 2.63 (m, 2 H) 3.10 (s, 2 H) 3.52 (s, 2 H) 7.20 - 7.26 (m, 1 H) 7.30 (t, J=7.30 Hz, 2 H) 7.36 - 7.42 (m, 2 H). LC方法:溶媒A=10%MeOH/90%H2O/0.1%TFA、溶媒B=90%MeOH/10%H2O/0.1%TFA、初期%B=0%、最終%B=100、流速=4ml/分、グラジエント時間=2分、ラン時間=3分、カラム:Phenomenex−Luna 10 μ C18 50mm×3.0mm、Rt=0.23分;MS:(ES+)m/z(M+H)+=217.3。さらなる6.1gの混合フラクションをカラムから得た(>80%純粋、1H NMR積分による)。
N−メチル−N−ベンジルビシクロジアミン、(14.22g、65.7mMol)を650mlのメタノール中に溶解し、17mlの塩酸水(12M)を加えた。溶液を窒素下で2Lのパール(Parr)ボトル中に入れ、炭素上の20%パラジウム水酸化物(3.66g)を反応液に加えた。混合物を60psigの水素で17時間、パール・シェイカーに入れた。反応液が完了したことを、TLC分析[シリカゲルプレートで溶離し、2Mアンモニア(10容量部)のメタノール溶液中であって、クロロホルム(90容量部)が溶解]により判断した。反応液をセライトのプラグに通じて濾過し、次いでそれを水およびメタノールで連続してすすいだ。濾液を合わせて、減圧下で濃縮し、メタノールおよびベンゼンを加えて、均一な溶液を得た。塩酸(2.0M)のジエチルエーテル溶液(75mL)を次いで加えた。揮発物を生成溶液から減圧下で除去した。メタノール/ベンゼン混合物を用いて、生成溶液からの水の共沸を繰り返して、淡黄色の固形物を徐々に得た。固形生成物である3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタンを減圧下で終夜乾燥して、吸湿性の固形物を得た(11.98g、91%)。生成物をフラスコから除去し、その吸湿性に起因して、窒素下のグローブ・バッグ(glove bag)中でボトルに入れた。1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.96 - 2.14 (m, 2 H) 2.34 (d, J=8.24 Hz, 2 H) 2.66 (s, 3 H) 3.46 (d, J=11.90 Hz, 2 H) 3.58 (s, 3 H, H2Oを含む) 4.17 (s, 2 H) 9.92 (s, 1 H) 10.21 (s, 1 H) 11.39 (s, 1H); 13C NMR (126 MHz, DMSO-D6) δ ppm 24.04 (s, 1 C) 43.49 (s, 1 C) 52.50 (s, 1 C) 54.47 (s, 1 C).
トリエチルアミン(1.44mL、10.363mmol)を、8−Boc−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(2.0g、9.421mmol)のCH2Cl2溶液(20mL)に加え、クロロギ酸ベンジル(1.46mL、10.363mmol)を0℃で滴下して加え、反応混合物を0℃で0.5時間攪拌し、次いで室温まで加温し、攪拌を3日間続けた。次いで、反応混合物を水でクエンチし、HCl(1N)溶液で酸性化した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、濃縮し、粗生成物として無色の濃い油状物を得た。この物質70mgを次いで1,2−ジクロロエタン(2mL)中に溶解し、TFA(0.5mL)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した。溶媒およびTFAを次いで蒸発させ、2つの表題化合物の混合物を無色の濃い油状物として得た。
酸(1当量)およびカルボニルジイミダゾール(1.5当量)の混合物の無水THF溶液を、50℃で30分間加熱し、室温まで冷却した。次いで、スルファミド(R=NR2)またはスルホンアミド(R=アルキルまたはアリール)のいずれかを1当量、およびDBUの2当量を連続して加えた。生じた混合物を室温で終夜攪拌した。酸性水でワークアップした後、単離した粗生成物をprep.HPLCで精製して、表題の中間体を得た。
酸誘導体(1当量)を、対応するアミン(1.2当量)、トリエチルアミン(2〜3当量)およびTBTU(1.3当量)と、無水DMF中で合わせて、室温で1〜2時間攪拌し、アミドカップリングを完了させた。単離した粗生成物を、prep.HPLCで精製し、目的のアミドを得た。
TBTU(43.7mg、0.136mmol)およびDIPEA(0.095mL、0.544mmol)を、(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(50mg、0.0906mmol)のDMSO溶液中(2.0mL)に加えた。反応混合物を室温で15分間攪拌した。次いで、3−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン二塩酸塩(J & W PharmLab, LLC Morrisville, PA 19067-3620)(27.1mg、0.136mmol)を加え、反応混合物を室温で3時間攪拌した。それを次いで濃縮し、その残渣をプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、最終生成物として黄色の固形物を得た(32mg、収率46%)。MS m/z660(MH+)、保持時間:2.445分。1H NMR (300 MHz, MeOD) δ ppm 0.20 (m, 0.23 H) 1.11 - 2.25 (m, 15.77 H) 2.58 (m, 0.23 H) 2.69 (m, 0.77 H) 2.75 - 3.11 (m, 10 H) 3.28 - 3.75 (m, 5 H) 3.91 (s, 2.31 H) 3.92 (s, 0.69 H) 4.15 - 4.37 (m, 1 H) 4.68 (m ,br, 1 H) 4.94 - 5.00 (m, 0.23 H) 5.16 (d, J=15.00 Hz, 0.77 H) 7.00 - 7.09 (m, 1 H) 7.18 (d, J=2.56 Hz, 0.23 H) 7.21 (d, J=2.56 Hz, 0.77 H) 7.33 (d, J=8.41 Hz, 0.77 H) 7.35 (d, J=8.42 Hz, 0.23 H) 7.57 (dd, J=8.42, 1.46 Hz, 0.77 H) 7.62 (dd, J=8.78, 1.46 Hz, 0.23 H) 7.91 (d, J=8.42 Hz, 0.77 H) 7.93 (d, J=8.42 Hz, 0.23 H) 8.00 (s, 0.77 H) 8.07 (s, 0.23 H).
TBTU(131mg、0.408mmol)およびDIPEA(0.237mL、1.36mmol)を、(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(150mg、0.272mmol)のDMSO溶液(4.0mL)に加えた。次いで、反応混合物を室温で15分間攪拌し、8−Boc−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(86.7mg、0.408mmol)を加え、反応混合物を室温で終夜攪拌した。次いでそれを濃縮し、その残渣をプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、表題生成物を淡黄色の固形物として得た(110mg、収率54%)。MS m/z 746(MH+)、保持時間:3.040分。1H NMR (300 MHz, MeOD) δ ppm 0.17 (m, 0.25 H) 1.08 (m, 0.25 H) 1.17 - 2.28 (m, 24.5 H) 2.38 - 3.12 (m, 8 H) 3.43 - 4.43 (m, 10 H) 4.76 - 4.85 (m, 0.25 H) 4.96 - 5.19 (m, 0.75 H) 7.02 (dd, J=8.60, 2.38 Hz, 1 H) 7.17 (d, J=2.19 Hz, 0.25 H) 7.20 (d, J=2.20 Hz, 0.75 H) 7.26 - 7.39 (m, 1 H) 7.49 - 7.70 (m, 1 H) 7.80 - 8.00 (m, 1.75 H) 8.12 (s, 0.25 H).
TFA(2mL)を、(+/−)3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸、3−[[8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル]カルボニル]−、1,1−ジメチルエチルエステル(98mg、0.131mmol)の1,2−ジクロロエタン溶液(3mL)に加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した。次いでそれを濃縮し、目的生成物を茶色の固形物として得た(100mg、収率100%)。MS m/646(MH+)、保持時間:2.478分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.24 (m, 0.28 H) 1.14 (m, 0.28 H) 1.19 - 2.23 (m, 15.22 H) 2.57 (m, 0.28 H) 2.69 (m, 0.72 H) 2.81 - 3.09 (m, 8 H) 3.30 - 3.40 (m, 1 H) 3.67 (d, J=15.87 Hz, 0.72 H) 3.91 (s, 2.16 H) 3.93 (s, 0.84 H) 3.90 - 4.27 (m, 4.28 H) 4.88 - 4.91 (m, 0.28 H) 5.11 (d, J=15.56 Hz, 0.72 H) 7.00 - 7.09 (m, 1 H) 7.19 (d, J=2.75 Hz, 0.28 H) 7.21 (d, J=2.14 Hz, 0.72 H) 7.34 (d, J=8.54 Hz, 0.72 H) 7.37 (d, J=8.55 Hz, 0.28 H) 7.59 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 0.72 H) 7.63 (dd, J=8.39, 1.37 Hz, 0.28 H) 7.92 (d, J=8.55 Hz, 0.72 H) 7.94 - 7.99 (m, 1 H) 8.10 (s, 0.281 H).
(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−1a−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルカルボニル)−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−(54mg、0.071mmol)のメタノール溶液(3mL)に、パラホルムアルデヒド(6.4mg、0.213mmol)、ZnCl2(29mg、0.213mmol)およびNa(CN)BH3(13.4mg、0.213mmol)を加えた。生じた混合物を60℃で2時間加熱し、次いで室温まで冷却した。存在する固形物を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮し、残渣をプレパラティブ逆相HPLCで精製し、表題化合物を淡黄色の固形物として得た(37mg、収率67%)。MS m/660(MH+)、保持時間:2.495分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.21 (m, 0.3 H) 1.13 (m, 0.3 H) 1.18 - 2.22 (m, 15.4 H) 2.58 (m, 0.3 H) 2.68 (m, 0.7 H) 2.76 - 3.11 (m, 11 H) 3.32 - 3.37 (m, 1 H) 3.63 (d, J=15.56 Hz, 0.7 H) 3.82 - 4.32 (m, 7.3 H) 4.88 - 4.92 (m, 0.3 H) 5.08 (d, J=15.56 Hz, 0.7 H) 7.00 - 7.08 (m, 1 H) 7.18 (d, J=2.14 Hz, 0.3 H) 7.21 (d, J=2.14 Hz, 0.7 H) 7.32 (d, J=8.55 Hz, 0.7 H) 7.35 (d, J=8.55 Hz, 0.3H) 7.57 (d, J=7.93 Hz, 0.7 H) 7.62 (dd, J=8.39, 1.37 Hz, 0.3 H) 7.91 (d, J=8.55 Hz, 0.7 H) 7.93 - 7.99 (m, 1 H) 8.09 (s, 0.3 H).
(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−1a−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−3−イルカルボニル)−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−(40mg、0.071mmol)のメタノール溶液(3mL)に、アセトン(1mL)、ZnCl2(29mg、0.213mmol)およびNa(CN)BH3(13.4mg、0.213mmol)を加えた。反応混合物を60℃で終夜加熱し、次いで室温まで冷却した。存在する固形物を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮し、残渣をプレパラティブ逆相HPLCで精製し、表題化合物を淡黄色の固形物として得た(29mg、収率69%)。MS m/688(MH+)、保持時間:2.477分。1H NMR (300 MHz, MeOD) δ ppm 0.20 (m, 0.23 H) 1.12 (m, 0.23 H) 1.18 - 2.41 (m, 21.54 H) 2.51 - 3.18 (m, 10 H) 3.64 (d, J=15.37 Hz, 0.77 H) 3.79 - 4.51 (m, 8.23 H) 4.81 - 4.88 (m, 0.23 H) 5.07 (d, J=14.27 Hz, 0.77 H) 6.99 - 7.08 (m, 1 H) 7.17 - 7.23 (m, 1 H) 7.28 - 7.36 (m, 1 H) 7.57 (dd, J=8.42, 1.10 Hz, 0.77 H) 7.61 (dd, J=8.42, 1.47 Hz, 0.23 H) 7.83 - 8.00 (m, 1.77 H) 8.09 (s, 0.23 H).
(−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(204mg、0.37mmol)のDMSO溶液(8.0mL)に、TBTU(178mg、0.555mmol)およびDIPEA(0.39mL、2.22mmol)を加えた。反応混合物を室温で15分間攪拌した。次いで、3−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン二塩酸塩(111mg、0.555mmol)を加え、反応混合物を室温で2時間攪拌した。次いでそれを濃縮し、その残渣をプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、黄色の固形物を最終TFA塩として得た(265mg、収率92%)。平均比旋光度:−53.56°溶媒、MeOH;波長589nm;50cmセル。MS m/z660(MH+)、保持時間:3.035分。1H NMR (300 MHz, MeOD) δ ppm 0.20 (m, 0.23 H) 1.11 - 2.25 (m, 15.77 H) 2.58 (m, 0.23 H) 2.69 (m, 0.77 H) 2.75 - 3.11 (m, 10 H) 3.28 - 3.75 (m, 5 H) 3.91 (s, 2.31 H) 3.92 (s, 0.69 H) 4.15 - 4.37 (m, 1 H) 4.68 (m ,br, 1 H) 4.94 - 5.00 (m, 0.23 H) 5.16 (d, J=15.00 Hz, 0.77 H) 7.00 - 7.09 (m, 1 H) 7.18 (d, J=2.56 Hz, 0.23 H) 7.21 (d, J=2.56 Hz, 0.77 H) 7.33 (d, J=8.41 Hz, 0.77 H) 7.35 (d, J=8.42 Hz, 0.23 H) 7.57 (dd, J=8.42, 1.46 Hz, 0.77 H) 7.62 (dd, J=8.78, 1.46 Hz, 0.23 H) 7.91 (d, J=8.42 Hz, 0.77 H) 7.93 (d, J=8.42 Hz, 0.23 H) 8.00 (s, 0.77 H) 8.07 (s, 0.23 H).
(+/−) 8−シクロヘキシル−5−(シクロプロピルスルホニルカルバモイル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a−カルボン酸(1当量)を、3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン(1.2当量)、トリエチルアミン(3当量)およびTBTU(1.3当量)と無水DMF中で合わせ、室温で約2時間攪拌し、反応が完了したことをLCMS分析により確認した。次いで生成物をプレパラティブ逆相HPLCで単離して、目的の表題化合物のモノTFA塩をベージュ色の固形物として得た。LC/MS:保持時間:2.986分;m/e657(MH+)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 0.22 - 0.36 (m, 1 H) H), 1.09 - 1.20 (m, J=8.06 Hz, 3 H), 1.18 - 1.30 (m, 2 H) 1.29 - 1.48 (m, 5 H), 1.48 - 1.67 (m, 1 H), 1.68 - 1.86 (m, 3 H), 1.87 - 2.09 (m, 5 H), 2.11 - 2.40 (m, 1 H), 2.42 - 2.67 (m, 1 H), 2.67 - 2.88 (m, J=4.78 Hz, 1 H), 2.86 - 3.02 (m, 2 H), 3.02 - 3.28 (m, 2 H), 3.42 - 3.55 (m, 1 H), 3.55 - 3.77 (m, 2 H), 3.83 - 3.92 (m, 3 H), 3.93 - 4.15 (m, 1 H), 4.28 - 4.58 (m, 1 H), 4.61 - 4.99 (m, J=106.26 Hz, 1 H), 5.04 - 5.26 (m, 1 H), 6.90 - 7.03 (m, 1 H), 7.07 - 7.15 (m, J=2.52 Hz, 1 H), 7.27 - 7.36 (m, 1 H), 7.42 - 7.68 (m, 1 H), 7.82 - 7.96 (m, J=8.56 Hz, 1 H), 8.01 - 8.18 (m, 1 H).
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(40mg、0.0725mmol)のDMSO溶液(1.0mL)に、TBTU(35mg、0.109mmol)およびDIPEA(0.076mL、0.435mmol)を加えた。反応混合物を室温で15分間攪拌した。次いで、上述した、ベンジル3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシレートの製造からの混合物を加え、反応液を室温で終夜攪拌した。次いでそれを濃縮し、その残渣をプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、生成物を淡黄色の固形物として得た(12.5mg、収率20%)。MS m/z 736(MH+)、保持時間:2.631分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.20 (m, 0.16 H) 1.11 - 2.25 (m, 15.84 H) 2.57 (m, 0.16 H) 2.70 (m, 0.84 H) 2.85 (m, 0.16 H) 2.80 - 3.60 (m, 11.84 H) 3.65 (d, J=15.26 Hz, 0.84 H) 3.92 (s, 3 H) 4.22 (d, J=14.95 Hz, 0.16 H) 4.33 - 4.76 (m, 3 H) 4.96 (m, 0.16 H) 5.08 - 5.33 (m, 0.84 H) 6.97 - 7.10 (m, 1 H) 7.17 (d, J=2.44 Hz, 0.16 H) 7.22 (d, J=2.44 Hz, 0.84 H) 7.28 - 7.42 (m, 1 H) 7.43 - 7.74 (m, 6 H) 7.87 - 7.96 (m, 1 H) 7.99 - 8.19 (m, 1 H).
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(40mg、0.0725mmol)のDMSO溶液(1.0mL)に、TBTU(35mg、0.109mmol)およびDIPEA(0.076mL、0.435mmol)を加えた。反応混合物を室温で15分間攪拌した。次いで、ベンジル3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキシレートの製造からの混合物を加え、反応液を室温で終夜攪拌した。次いで、生じた混合物を減圧下で濃縮し、残渣をプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、生成物を淡黄色の固形物として得た(42mg、収率74%)。MS m/z 780(MH+)、保持時間:3.070分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.14 (m, 0.22 H) 1.06 - 2.20 (m, 15.78 H) 2.51 (m, 0.22 H) 2.58 - 3.23 (m, 9.78 H) 3.54 - 4.07 (m, 6.78 H) 4.16 (d, J=14.65 Hz, 0.22 H) 4.31 - 4.59 (m, br, 1 H) 4.96 (m, 0.22 H) 5.02 - 5.23 (m, 2.78 H) 6.94 - 7.07 (m, 1 H) 7.16 (d, J=2.44 Hz, 0.22 H) 7.21 (s, 0.78 H) 7.26 - 7.45 (m, 6 H) 7.50 - 7.65 (m, 1 H) 7.82 - 8.04 (m, 1.78 H) 8.10 (s, 0.22 H).
3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸、8−[[8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル]カルボニル]−、フェニルメチルエステル(360mg、0.462mmol)のメタノール/酢酸エチル溶液(20mL/20mL)に、炭素上の10%Pd(40mg)を加えた。反応混合物を水素雰囲気(1atm)下で、終夜攪拌した。次いで、混合物をセライトに通じて濾過し、濾液をメタノールおよび酢酸エチルで洗浄した。濾液を合わせて、濃縮し、生成物を黄色の固形物として得た(275mg、収率92%)。MS m/z 646(MH+)、保持時間:2.983分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.20 (m, 0.2 H) 1.12 - 2.29 (m, 15.8 H) 2.52 - 2.86 (m, 1.2 H) 2.99 (m, 0.8 H) 3.02 (s, 4.8 H) 3.03 (s, 1.2 H) 3.09 - 3.49 (m, 5 H) 3.68 (d, J=15.26 Hz, 0.8 H) 3.91 (s, 2.4 H) 3.92 (s, 0.6 H) 4.03-4.26 (m, 0.4 H) 4.62 - 4.85 (m, 1 H) 5.17 (d, J=13.71 Hz, 0.8 H) 6.99 - 7.11 (m, 1 H) 7.19 (s, 0.2 H) 7.23 (s, 0.8 H) 7.32 - 7.40 (m, 1 H) 7.59 (d, J=8.24 Hz, 0.8 H) 7.63 (d, J=8.24 Hz, 0.2 H) 7.89 - 7.96 (m, 1 H) 7.98 (s, 0.8 H) 8.09 (s, 0.2 H).
(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−(30mg、0.0465mmol)のメタノール溶液(2mL)に、アセトアルデヒド(0.013mg、0.232mmol)、ZnCl2(19mg、0.14mmol)およびNa(CN)BH3(8.8mg、0.14mmol)を加えた。生じた混合物を室温で終夜攪拌し、その間に沈殿物が形成した。この固形物を濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮した。次いで、残渣をプレパラティブ逆相HPLCで精製し、表題化合物をTFA塩の淡黄色の固形物として得た(35mg、収率96%)。MS m/z674(MH+)、保持時間:3.013分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.22 (m, 0.16 H) 1.09 - 2.29 (m, 18.84 H) 2.59 (m, 0.16 H) 2.70 (m, 0.84 H) 2.86 (m, 0.16 H) 2.97 - 3.03 (m, 5.88 H) 3.03 (s, 0.96 H) 3.11 - 3.81 (m, 7 H) 3.92 (s, 2.52 H) 3.93 (s, 0.48 H) 4.22 (d, J=14.95 Hz, 0.16 H) 4.39 (s, br, 0.84 H) 4.60 - 4.85 (m, 1.16 H) 5.20 (d, J=14.64 Hz, 0.84 H) 7.01 - 7.09 (m, 1 H) 7.20 (d, J=2.75 Hz, 0.16 H) 7.22 (d, J=2.44 Hz, 0.84 H) 7.33 - 7.38 (m, 1 H) 7.59 (dd, J=8.39, 1.37 Hz, 0.84 H) 7.63 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 0.16 H) 7.90 - 7.96 (m, 1 H) 8.02 (s, 0.84 H) 8.09 (s, 0.16 H).
(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−(30mg、0.0465mmol)のメタノール溶液(2mL)に、アセトン(0.010mg、0.14mmol)およびZnCl2(19mg、0.14mmol)を加えた。反応混合物を50℃で1時間加熱した。次いで、Na(CN)BH3(8.8mg、0.14mmol)を加え、反応液を50℃で終夜維持したところ、その間に沈殿物が形成した。この物質を濾過により除去し、次いで濾液を減圧下で濃縮した。次いで、生じた残渣をプレパラティブHPLCカラムにより精製し、表題化合物のTFA塩を淡黄色の固形物として得た(35mg、収率94%)。MS m/z688(MH+)、保持時間:3.011分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.21 (m, 0.19 H) 1.11 - 2.24 (m, 21.81 H) 2.58 (m, 0.19 H) 2.72 (m, 0.81 H) 2.85 (m, 0.19 H) 2.93 - 3.03 (m, 5.67 H) 3.03 (s, 1.14 H) 3.14 - 3.73 (m, 6 H) 3.91 (s, 2.43 H) 3.93 (s, 0.57 H) 4.22 (d, J=14.95 Hz, 0.19 H) 4.39 (s, br, 0.81 H) 4.58 - 4.80 (m, br, 1 H) 4.84 (m, 0.19 H) 5.19 (d, J=15.26 Hz, 0.81 H) 6.99 - 7.09 (m, 1 H) 7.20 (d, J=2.44 Hz, 0.19 H) 7.23 (d, J=2.44 Hz, 0.81 H) 7.31 - 7.39 (m, 1 H) 7.58 (d, J=8.55 Hz, 0.81 H) 7.63 (d, J=8.55 Hz, 0.19 H) 7.93 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 8.01 (s, 0.81 H) 8.11 (s, 0.19 H).
(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−(20mg、0.031mmol)のメタノール溶液(2mL)に、シクロプロパンカルボキシアルデヒド(0.007mg、0.093mmol)、ZnCl2(12.7mg、0.093mmol)およびNa(CN)BH3(5.8mg、0.093mmol)を加えた。混合物を室温で2時間攪拌し、その後、不溶性の固形物を濾過により除去した。濾液を減圧下で濃縮し、生じた残渣をプレパラティブ逆相HPLCで精製し、表題化合物のTFA塩を淡黄色の固形物として得た(10mg、収率40%)。MS m/z700(MH+)、保持時間:3.033分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.21 (m, 0.18 H) 0.47 (s, br, 2 H) 0.69 - 0.85 (m, 2 H) 0.93 - 2.29 (m, 16.82 H) 2.58 (m, 0.18 H) 2.71 (m, 0.82 H) 2.86 (m, 0.18 H) 2.94 - 3.80 (m, 13.82 H) 3.91 (s, 2.46 H) 3.93 (s, 0.54 H) 4.23 (d, J=14.95 Hz, 0.18 H) 4.41 (s, br, 0.82 H) 4.61 - 4.79 (m, 1 H) 4.98 (m, 0.18 H) 5.19 (d, J=14.35 Hz, 0.82 H) 7.01 - 7.09 (m, 1 H) 7.19 (d, J=2.75 Hz, 0.18 H) 7.22 (d, J=2.44 Hz, 0.82 H) 7.32 - 7.39 (m, 1 H) 7.58 (d, J=8.24 Hz, 0.82 H) 7.63 (d, J=8.24 Hz, 0.18 H) 7.90 - 7.96 (m, 1 H) 8.02 (s, 0.82 H) 8.09 (s, 0.18 H).
TBTU(15mg、0.0465mmol)およびDIPEA(0.027mL、0.155mmol)を酢酸(3mg、0.0465mmol)のDMSO(1.0mL)溶液中に加え、混合物を室温で15分間攪拌し、次いで(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−(20mg、0.031mmol)を加え、反応液を室温で終夜攪拌した。次いで、それを濃縮し、残渣をプレパラティブHPLCカラムで精製し、表題化合物を淡黄色の固形物として得た(7mg、収率33%)。MS m/z688(MH+)、保持時間:3.278分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.18 (m, 0.2 H) 1.07 - 2.27 (m, 18.8 H) 2.55 (m, 0.2 H) 2.72 (m, 0.8 H) 2.86 (m, 0.2 H) 2.95 - 3.08 (m, 6.8 H) 3.15 - 3.78 (m, 5 H) 3.91 (s, 2.4 H) 3.93 (s, 0.6 H) 4.05 - 4.29 (m, 1 H) 4.40 - 4.59 (m, 1 H) 4.93 (m, 0.2 H) 5.16 (m, 0.8 H) 6.99 - 7.10 (m, 1 H) 7.19 (m, 0.2 H) 7.23 (d, J=2.14 Hz, 0.8 H) 7.30 - 7.41 (m, 1 H) 7.59 (d, J=8.85 Hz, 0.8 H) 7.64 (d, J=8.24 Hz, 0.2 H) 7.86 - 8.06 (m, 1.8 H) 8.13 (s, 0.2 H).
マイクロ波反応菅の中で、(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−(20mg、0.031mmol)、Pd2(dba)3(0.6mg、2mol%)、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン(0.5mg、4mol%)、ナトリウムt−ブトキシド(8.9mg、0.093mmol)および2−ブロモピリジン(0.006mL、0.062mmol)を窒素下で加えた。次いで、その反応菅を密封し、ジオキサン(1mL)を加え、反応混合物を70℃の油浴中で終夜加熱した。次いで、反応液を濾過し、濃縮し、残渣をプレパラティブHPLCカラムで精製し、表題化合物のTFA塩をオフ・ホワイトの固形物として得た(2.2mg、収率7.5%)。MS m/z723(MH+)、保持時間:3.048分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.25 (m, 0.2 H) 1.11 - 2.23 (m, 15.8 H) 2.60 (m, 0.2 H) 2.76 (m, 0.8 H) 2.79 - 3.10 (m, 7 H) 3.13 - 4.00 (m, 8 H) 4.27 (d, J=15.26 Hz, 0.2 H) 4.46 (s, br, 0.8 H) 4.63 - 4.81 (m, 1 H) 4.99 (m, 0.2 H) 5.26 (d, J=15.26 Hz, 0.8 H) 7.02 - 7.16 (m, 2 H) 7.20 - 7.27 (m, 1 H) 7.32 - 7.68 (m, 3 H) 7.77 (d, J=7.93 Hz, 0.2 H) 7.85 - 8.18 (m, 3.8 H).
(+/−) シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、 8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−(フェニルメトキシ)−、 (496mg、 0.79mMol)をDMF(7ml)中に溶解し、TBTU(392mg、1.22mMol)を加え、反応液を室温で窒素下、1時間攪拌し、その後、DMAP(525mg、4.29mMol)を加え、続いて3−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン二塩酸塩(196mg、0.98mMol)を加えた。反応液を室温で窒素雰囲気下、17時間攪拌し、次いで100mlの水を注いだ。水性混合物を酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を水で2回洗浄し、次いで食塩水および硫酸マグネシウムで乾燥した。揮発物を減圧下で除去して、615mgの粗生成物を得て、それを1.5gのシリカゲルに吸着させ、18gのシリカゲルでクロマトグラフした(3%メタノールのジクロロメタン溶液で溶離)。純粋なフラクションを合わせ、揮発物を減圧下で除去し、ほとんど無色の無定形固形物を得た(216mg、37%)。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 0.27 (t, J=5.80 Hz, 0.4 H) 1.14 - 1.30 (m, 2.9H) 1.30 - 1.48 (m, 3.7 H) 1.57 (d, J=15.26 Hz, 2.3 H) 1.63 - 1.87 (m, 11.2 H) 1.85 - 2.20 (m, 8.4 H) 2.30 (s, 1.3 H) 2.39 (s, 0.9 H) 2.69 (s, 1.2 H) 2.79 (s, 1.2 H) 2.85 - 3.01 (m, 1.9 H) 3.01 - 3.11 (m, 6.0 H) 3.25 - 3.51 (m, 1.8 H) 3.59 (d, J=15.26 Hz, 1.2 H) 4.14 (d, J=14.95 Hz, 0.4 H) 4.40 (s, 0.9 H) 4.75 (d, J=13.73 Hz, 0.4 H) 5.07 - 5.21 (m, 2.8 H) 6.92 - 7.11 (m, 1.5 H) 7.21 (d, J=2.75 Hz, 1.0 H) 7.27 - 7.49 (m, 7.0 H) 7.53 (d, J=7.93 Hz, 0.6 H) 7.87 (dd, J=8.55, 4.88 Hz, 1.0 H) 7.91 - 8.03 (m, 0.9 H) 8.83 (s, 0.2 H) 9.67 (s, 0.3 H).
(+/−) シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド、 8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−1a−[(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル]−11−(フェニルメトキシ)−(189mg、 0.26mMol) を、 熱を用いて、メタノール(5ml)およびインヒビターフリーTHF(2ml)の混合物中に溶解した。冷却後、いくらかの物質が沈殿した。1Nの塩酸水(0.3ml、0.3mMol)を加え、溶解を促進させた。反応液を窒素雰囲気下に置き、その後、炭素上の20%パラジウム水酸化物(46mg)を加えた。反応を、水素のある大気圧下(バルーン)、室温で6.75時間行なった。反応液をセライトのプラグに通じて濾過した。濾液の揮発物を減圧下で除去して、生成物を淡黄色の固形物として得た(161mg、92%)。1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δ ppm 0.01 (t, J=5.34 Hz, 0.3 H) 0.39 (s, 0.3 H) 1.08 - 1.60 (m, 6.6 H) 1.62 - 1.83 (m, 2.9 H) 1.82 - 2.20 (m, 6.3H) 2.58 - 2.84 (m, 4.9 H) 2.84 - 2.96 (m, 6.9 H) 3.07 - 3.19 (m, 1.0 H) 3.20 - 3.29 (m, 1.6 H) 3.34 (s, 10.0H, H2O) 3.42 (s, 0.9 H) 3.58 (d, J=14.65 Hz, 0.8 H) 4.13 (d, J=14.95 Hz, 0.4 H) 4.31 - 4.62 (m, 0.8 H) 4.91 (d, J=14.95 Hz, 0.3 H) 4.98 - 5.21 (m, 0.7 H) 6.85 (t, J=8.55 Hz, 1.1 H) 6.99 (s, 1.0 H) 7.09 - 7.25 (m,1.0 H) 7.62 (d, J=20.14 Hz, 1.0 H) 7.72 - 7.91 (m, 1.0 H) 7.92 - 8.29 (m, 0.9 H) 9.92 (s, 1.0 H) 10.16 (d, J=56.15 Hz, 0.8 H) 11.63 (d, J=10.68 Hz, 0.9 H).
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(メチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(158mg、0.29mmol)、3−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン二塩酸塩(59mg、0.29mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.15mL)、およびTBTU(112mg、0.35mmol)のDMF溶液(1.5mL)を、1時間22℃で攪拌し、prepHPLCにより精製し、表題化合物を淡黄色の固形物として得た(150mg、80.1%)。ESI−MS m/e 646(MH+)。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.93 - 2.08 (m, 16 H) 2.49 - 2.53 (m, 1 H) 2.55 (s, 3 H) 2.60 - 2.93 (m, 4 H) 3.15 (s, 3 H) 3.24 (m, 2 H) 3.73 (s, 3 H) 3.88 - 4.18 (m, 1 H) 4.41 - 4.56 (m, 1 H) 4.86 - 5.03 (m, 1 H) 6.86 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 6.97 - 7.06 (m, 1 H) 7.09 - 7.20 (m, 1 H) 7.37 - 7.49 (m, 1 H) 7.73 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 7.77 - 7.94 (m, 1 H).
(+/−)8−シクロヘキシル−N−((ベンジルアミノ)スルホニル)−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−11−(メチルオキシ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドを、(−)8−シクロヘキシル−N−((メチルアミノ)スルホニル)−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−11−(メチルオキシ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドの合成で記載したのと同様の方法によって、ただし、出発物質には(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸、8−シクロヘキシル−5−[[[(ベンジルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−(メトキシ)−12−(メトキシ)−、メチルエステルを用いて製造した。ESI−MS m/e 722(MH+)。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 1.14 - 2.20 (m, 16 H) 2.56 - 3.08 (m, 7 H) 3.39 - 3.72 (m, 3 H) 3.89 - 3.96 (m, 3 H) 4.21 - 4.37 (m, 3 H) 4.60 - 4.74 (m, 1 H) 5.11 - 5.22 (m, 1 H) 7.06 (dd, J=8.55, 2.44 Hz, 1 H) 7.17 - 7.24 (m, 2 H) 7.28 (t, J=7.63 Hz, 2 H) 7.33 - 7.43 (m, 3 H) 7.45 - 7.56 (m, 1 H) 7.86 - 8.00 (m, 2 H).
10%パラジウム炭素(40mg、0.038mmol)を、(+/−)8−シクロヘキシル−N−((ベンジルアミノ)スルホニル)−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−11−(メチルオキシ)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(+/−)(20mg、0.028mmol)のEtOH溶液(10mL)に加え、反応混合物を連続的に減圧下にさらし、次いで窒素で3回フラッシュし、水素雰囲気下(1atm)に置いた。反応混合物を室温で2日間攪拌し、その後、セライトパッドに通じて濾過し、濃縮した。残渣をプレパラティブHPLC(アセトニトリル/H2OをTFA緩衝液と一緒)により精製し、表題化合物を白色の膜状物として得た。ESI-MS m/e 632 (MH+), 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 1.13 - 2.23 (m, 16 H) 2.48 - 3.11 (m, 9 H) 3.54 - 3.75 (m, 1 H) 3.86 - 3.97 (m, 3 H) 4.15 - 4.37 (m, 1 H) 4.62 (s, 1 H) 5.19 (s, 1 H) 7.05 (s, 1 H) 7.16 - 7.24 (m, 1 H) 7.31 - 7.39 (m, 1 H) 7.55 - 7.67 (m, 1 H) 7.88 - 7.97 (m, 1 H) 7.99 - 8.12 (m, 1 H).
生成物をprepHPLCにより精製し、ベージュ色の固形物として得た。LC/MS:保持時間:1.968分;m/e 460(MH+)。1H NMR (400 MHz, CDCl3):化合物は相互変換する回転異性体として存在することが観察された。
生成物をprep HPLCにより精製し、ベージュ色の固形物としてモノTFA塩の形で得た。LC/MS:保持時間:1.687分;m/e607(MH+)。1H NMR (400 MHz, CDCl3):化合物は相互変換する回転異性体として存在することが観察された。
生成物をprep HPLCにより精製し、TFA塩として得た。LC/MS:保持時間:1.770分;m/e702(MH+)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 1.14 - 1.59 (m, 7 H), 1.69 - 1.88 (m, 3 H), 1.87 - 2.15 (m, 6 H,), 2.49 - 2.66 (m, 1 H), 2.80 - 3.02 (m, 3 H), 3.05 - 3.32 (m, 1 H), 3.41 - 3.55 (m, 5 H), 3.58 - 3.68 (m, J=15.56 Hz, 1 H), 3.70 - 3.81 (m, 4 H), 3.83 - 3.93 (m, 3 H), 3.94 - 4.14 (m, 1 H), 4.43 - 4.71 (m, 3 H), 4.75 - 4.87 (m, 1 H), 5.18 (s, 1 H), 6.90 - 7.02 (m, 1 H), 7.07 - 7.15 (m, J=2.75 Hz, 1 H), 7.27 - 7.36 (m, J=9.16, 9.16 Hz, 1 H), 7.37 - 7.60 (m, 1 H), 7.83 - 7.95 (m, J=8.39, 8.39 Hz, 1 H), 8.03 (s, 1 H), 9.47 (s, 1 H).
生成物をprep HPLCにより精製し、TFA塩として得た。LC/MS:保持時間:2.873分;m/e 686(MH+)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 1.12 - 1.30 (m, 3 H), 1.29 - 1.45 (m, 3 H), 1.45 - 1.60 (m, 2 H), 1.71 - 1.86 (m, 3 H), 1.86 - 1.98 (m, J=6.17, 6.17 Hz, 6 H), 1.97 - 2.12 (m, J=23.42 Hz, 3 H), 2.12 - 2.32 (m, 1 H), 2.56 - 2.72 (m, 1 H), 2.80 - 2.88 (m, J=4.78 Hz, 1 H), 2.88 - 3.02 (m, 2 H), 3.07 - 3.23 (m, 1 H), 3.45 - 3.52 (m, 1 H), 3.51 - 3.60 (m, 4 H), 3.60 - 3.74 (m, 2 H), 3.85 - 3.93 (m, 3 H), 4.02 - 4.18 (m, 1 H), 4.50 - 4.64 (m, 1 H), 4.78 - 4.92 (m, 1 H), 5.10 - 5.26 (m, 1 H), 6.90 - 7.02 (m, 1 H), 7.07 - 7.16 (m, J=2.52 Hz, 1 H), 7.26 - 7.34 (m, J=9.19, 9.19 Hz, 1 H), 7.48 - 7.64 (m, 1 H), 7.82 - 7.97 (m, J=9.19, 9.19 Hz, 1 H), 8.08 - 8.27 (m, 1 H), 9.52 (s, 1 H).
生成物をprep HPLCにより精製し、TFA塩として得た。LC/MS:保持時間:1.882分;m/e 700(MH+)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 1.17 - 1.30 (m, 2 H), 1.30 - 1.46 (m, J=14.23, 6.92 Hz, 4 H), 1.47 - 1.61 (m, J=11.33 Hz, 4 H), 1.61 - 1.72 (m, J=4.03 Hz, 4 H), 1.71 - 1.86 (m, 3 H), 1.86 - 2.11 (m, J=10.32 Hz, 6 H), 2.21 - 2.38 (m, 1 H), 2.51 - 2.68 (m, 1 H), 2.77 - 3.02 (m, 3 H), 3.33 - 3.47 (m, 4 H), 3.47 - 3.52 (m, 1 H), 3.58 - 3.73 (m, 2 H), 3.86 - 3.93 (m, 3 H), 3.93 - 4.13 (m, 1 H), 4.57 - 4.77 (m, 2 H), 5.06 - 5.23 (m, 1 H), 6.91 - 7.02 (m, 1 H), 7.06 - 7.16 (m, J=2.52 Hz, 1 H), 7.26 - 7.33 (m, 1 H), 7.37 - 7.56 (m, 1 H), 7.82 - 7.94 (m, 1 H), 7.98 - 8.12 (m, 1 H), 9.03 (s, 1 H).
生成物をprep HPLCにより精製し、TFA塩として得た。LC/MS:保持時間:2.911分;m/e730(MH+)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 1.13 - 1.23 (m, 5 H), 1.22 - 1.31 (m, J=5.29 Hz, 1 H), 1.31 - 1.47 (m, J=7.30, 7.30 Hz, 3 H), 1.47 - 1.62 (m, 1 H), 1.74 - 1.91 (m, J=20.90 Hz, 1 H), 1.91 - 2.10 (m, 2 H), 2.70 - 2.92 (m, 4 H), 3.02 - 3.12 (m, 1 H), 3.18 - 3.39 (m, 6 H), 3.44 - 3.52 (m, 3 H), 3.58 - 3.79 (m, 8 H), 3.90 (s, 3 H), 3.92 - 4.01 (m, 1 H), 4.00 - 4.11 (m, 1 H), 4.30 - 4.47 (m, 1 H), 4.80 - 4.93 (m, 1 H), 5.09 - 5.23 (m, 1 H), 6.92 - 7.02 (m, 2 H), 7.08 - 7.14 (m, J=2.52 Hz, 1 H), 7.29 (d, J=8.31 Hz, 1 H), 7.85 - 7.93 (m, 1 H), 7.94 - 8.02 (m, 1 H), 8.85 (s, 1 H).
生成物をprep HPLCにより精製し、ビス−TFA塩として得た。LC/MS:保持時間:1.563分;m/e 715(MH+)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 0.23 - 0.33 (m, 1 H), 1.14 - 1.30 (m, 2 H), 1.28 - 1.46 (m, 3 H), 1.45 - 1.61 (m, 1 H), 1.63 - 1.86 (m, 3 H), 1.85 - 2.09 (m, 5 H), 2.50 - 2.66 (m, 1 H), 2.77 - 2.90 (m, 4 H), 2.88 - 3.17 (m, 4 H), 3.44 - 3.54 (m, 2 H), 3.52 - 3.75 (m, 5 H), 3.84 - 3.94 (m, 3 H), 3.95 - 4.19 (m, 4 H), 4.31 - 4.52 (m, 1 H), 4.55 - 4.70 (m, 1 H), 4.73 - 4.87 (m, 1 H), 5.00 - 5.23 (m, 1 H), 6.89 - 7.05 (m, 2 H), 7.05 - 7.15 (m, 1 H), 7.25 - 7.32 (m, 1 H), 7.45 - 7.64 (m, 1 H), 7.78 - 7.91 (m, 1 H), 7.95 - 8.13 (m, 1 H).
生成物をprep HPLCにより精製し、ベージュ色の固形物としてモノTFA塩の形で得た。LC/MS:保持時間:1.818分;m/e 659(MH+)。表題化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 1.11 - 1.29 (m, 2 H), 1.28 - 1.66 (m, 8 H), 1.67 - 1.87 (m, 3 H), 1.86 - 2.11 (m, 5 H), 2.12 - 2.42 (m, 2 H), 2.43 - 2.72 (m, 2 H), 2.72 - 3.04 (m, 4 H), 3.05 - 3.30 (m, J=7.55, 4.28 Hz, 2 H), 3.31 - 3.57 (m, 2 H), 3.57 - 3.78 (m, J=18.63 Hz, 2 H), 3.85 - 3.93 (m, 3 H), 3.96 - 4.15 (m, 2 H), 4.37 - 4.76 (m, J=71.51 Hz, 1 H), 5.04 - 5.25 (m, 1 H), 6.86 - 7.02 (m, 1 H), 7.07 - 7.16 (m, J=2.52 Hz, 1 H), 7.26 - 7.36 (m, J=8.31, 8.31 Hz, 1 H), 7.44 - 7.69 (m, 1 H), 7.90 (d, J=8.56 Hz, 1 H), 8.00 - 8.29 (m, J=48.09 Hz, 1 H), 9.33 (s, 1 H).
対応するフェノール性誘導体のジフルオロメチル化(ClCHF2、1NのNaOH、アセトン−イソプロパノール、室温)により生成物を製造し、prep HPLCにより精製し、ベージュ色の固形物としてモノTFA塩の形で単離した。LC/MS:保持時間:1.798分;m/e 696(MH+)。表題化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 0.25 - 0.81 (m, 3 H), 0.81 - 1.33 (m, 6 H), 1.29 - 1.64 (m, 4 H), 1.78 (s, 2 H), 1.85 - 2.17 (m, J=4.58 Hz, 4 H), 2.36 - 2.59 (m, 2 H), 2.79 (t, J=11.90 Hz, 2 H), 2.84 - 2.93 (m, 1 H), 2.97 - 3.10 (m, 5 H), 3.08 - 3.23 (m, 1 H), 3.45 (s, 1 H), 4.40 (s, 1 H), 5.07 (s, 1 H), 6.44 - 6.66 (m, 1 H), 6.73 - 6.86 (m, J=14.34 Hz, 1 H), 7.17 (d, J=1.83 Hz, 1 H), 7.28 (dd, J=8.55, 2.44 Hz, 1 H), 7.42 - 7.60 (m, 2 H), 7.92 (d, J=8.55 Hz, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 8.91 (s, 1 H).
生成物を、Mitsonobu条件(Ph3P、DEAD、MeOH−THF、0〜23℃)下で、(+/−)−8−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボニル)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドのN−メチル化により製造し、prepHPLCにより精製し、ベージュ色の固形物としてモノTFA塩の形で単離した。LC/MS:保持時間:1.828分;m/e 674(MH+)。表題化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 1.12 - 1.62 (m, 6 H), 1.65 - 2.32 (m, 8 H), 2.46 (d, J=5.29 Hz, 2 H), 2.69 - 2.91 (m, 3 H), 2.90 - 2.99 (m, 7 H), 2.96 - 3.19 (m, 2 H), 3.25 - 3.34 (m, 3 H), 3.33 - 3.43 (m, 1 H), 3.49 (s, 1 H), 3.63 (d, J=15.36 Hz, 1 H), 3.67 - 3.84 (m, J=1.51 Hz, 1 H), 3.89 (s, 3 H), 3.93 - 4.20 (m, 1 H), 4.44 - 4.67 (m, 1 H), 5.09 - 5.27 (m, 1 H), 6.92 - 7.02 (m, J=8.69, 2.64 Hz, 1 H), 7.06 - 7.14 (m, J=2.52 Hz, 1 H), 7.26 - 7.33 (m, 2 H), 7.64 (s, 1 H), 7.89 (d, J=8.31 Hz, 1 H).
生成物をprepHPLCにより精製し、ベージュ色の固形物としてモノTFA塩の形で得た。LC/MS:保持時間:2.751分;m/e 672(MH+)。表題化合物は相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D): δ ppm 0.55 - 0.96 (m, 3 H), 1.05 - 1.59 (m, 6 H), 1.60 - 2.19 (m, 8 H), 2.22 - 2.45 (m, 2 H), 2.44 - 2.81 (m, 6 H), 2.81 - 3.09 (m, 4 H), 3.36 - 3.52 (m, J=25.68 Hz, 1 H), 3.59 - 3.80 (m, 2 H), 3.82 - 3.94 (m, 3 H), 3.97 - 4.19 (m, 1 H), 5.14 - 5.29 (m, 1 H), 5.99 (s, 1 H), 6.90 - 7.02 (m, J=8.44, 2.90 Hz, 1 H), 7.06 - 7.14 (m, J=2.52 Hz, 1 H), 7.26 - 7.35 (m, 1 H), 7.53 - 7.71 (m, 1 H), 7.93 (d, J=8.56 Hz, 1 H), 8.23 (s, 1 H), 9.95 (s, 1 H).
インドールカルボン酸−シクロプロピルエステル(1.3g、2.83mmol)およびCDI(0.64g、3.97mmol)の混合THF溶液(20mL)を、50℃で0.5時間加熱し、冷却し、メチルスルホンアミド(0.4g、4.2mmol)およびDBU(0.264mL、1.77mmol)を加えた。混合物を20時間攪拌し、EtOAcで希釈し、1Nの冷HCl(2×)および食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、溶媒を除去し、フラッシュ(Biotage 40M)により精製し、化合物1〜2を淡黄色の固形物として得た(1.28g、85%)。LC−MS保持時間:3.51;MS m/z 537(M+H)。スルホンアミドは相互変換する回転異性体として存在することが観察された。主要な異性体:1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.11 - 2.17 (m, 12 H), 2.84 - 2.98 (m, 2 H), 3.43 (d, J=14.86 Hz, 1 H), 3.49 (s, 3 H), 3.55 (s, 3 H), 3.89 (s, 3 H), 5.40 (d, J=15.11 Hz, 1 H), 6.91 - 6.96 (m, 1 H), 7.13 (d, J=2.52 Hz, 1 H), 7.22 - 7.27 (m, 1 H), 7.39 (dd, J=8.31, 1.51 Hz, 1 H), 7.85 (d, J=8.81 Hz, 1 H), 8.23 (d, J=1.26 Hz, 1 H), 8.75 (s, 1 H).
上述したのと同様の方法によって、生成物を製造した:スルホンアミド(0.47g、44%);LC−MS保持時間:3.54;MS m/z551(M+H);酸(0.43g、94%);LC−MS保持時間:3.49;MS m/z537(M+H)。生成物のTFA塩を製造した(0.0378g、71%)。LC−MS保持時間:3.028MS m/z 645(M+H)。生成物は相互変換する回転異性体として存在することが観察された。主要な異性体:1H NMR (500 MHz, ppm 1.12 - 2.37 (m, 19 H), 2.51 - 2.66 (m, 1 H), 2.69 - 3.03 (m, 4 H), 3.08 - 3.22 (m, 1 H), 3.21 - 3.83 (m, 8 H), 3.90 (s, 3 H), 5.11 - 5.28 (m, 1 H), 6.87 - 6.95 (m, 1 H), 6.97 - 7.00 (m, 1 H), 7.12 (d, J=2.14 Hz, 1 H), 7.30 (d, J=8.85 Hz, 1 H), 7.88 - 7.96 (m, 1 H), 8.08 (s, 1 H).
上述したのと同様の方法によって、生成物を製造した:スルホンアミド(0.96g、59%);LC−MS保持時間:3.58;MS m/z 578(M+H)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが観察された(3/4)。主要な異性体:1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.16 - 1.59 (m, 4 H), 1.72 (dd, J=9.44, 4.15 Hz, 3 H), 1.88 - 2.12 (m, 4 H), 2.24 - 2.36 (m, 2 H), 2.75 - 2.97 (m, 2 H), 3.44 (d, J=14.86 Hz, 1 H), 3.56 (s, 3 H), 3.89 (s, 3 H), 4.09 (d, 1 H), 4.24 - 4.37 (m, 4 H), 5.41 (d, J=14.86 Hz, 1 H), 6.92 - 6.96 (m, 1 H), 7.13 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 7.24 - 7.30 (m, 1 H), 7.39 (dd, J=8.31, 1.51 Hz, 1 H), 7.84 - 7.88 (m, 1 H), 8.24 (d, J=1.51 Hz, 1 H);酸(0.93g、100%);LC−MS保持時間:3.51;MS m/z564(M+H)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが観察された(〜3/4)。主要な異性体:1H NMR (400 MHz, ppm 0.34 - 0.42 (m, 1 H), 1.15 - 2.10 (m, 11 H), 2.22 - 2.38 (m, 2 H), 2.65 - 2.78 (m, 1 H), 2.84 - 2.94 (m, J=3.02 Hz, 1 H), 3.84 (s, 3 H), 4.03 (d, J=15.11 Hz, 1 H), 4.21 - 4.43 (m, 4 H), 5.34 (d, J=14.86 Hz, 1 H), 6.87 (dd, J=8.56, 2.77 Hz, 1 H), 6.98 (d, J=2.52 Hz, 1 H), 7.21 (d, J=8.31 Hz, 1 H), 7.69 - 7.75 (m, 1 H), 7.86 - 7.90 (m, 1 H), 8.13 (s, 1 H). 生成物のTFA塩を製造した:LC−MS保持時間:3.51;MS m/z 672(M+H)。表題化合物は相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D): 1H NMR (400 MHz, ppm 1.02 - 1.63 (m, 8 H), 1.72 - 2.36 (m, 10 H), 2.47 - 3.23 (m, 6 H), 3.45 (d, J=29.46 Hz, 2 H), 3.59 - 3.75 (m, 2 H), 3.89 (s, 3 H), 4.12 - 4.38 (m, 4 H), 4.38 - 4.98 (m, 2 H), 5.12 - 5.30 (m, 1 H), 6.90 - 7.03 (m, 2 H), 7.12 (d, J=2.52 Hz, 1 H), 7.27 - 7.35 (m, J=9.06, 9.06 Hz, 1 H), 7.59 - 7.75 (m, 1 H), 7.84 - 7.96 (m, 1 H).
上記の方法と同様に酸から製造した。スルホンアミド(0.109g、67%)。LC−MS保持時間:3.60;MS m/z 580(M+H)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが観察された(〜5/4)。主要な異性体:1H NMR (400 MHz, ppm 1.16 - 2.09 (m, 14 H), 2.73 - 2.93 (m, 2 H), 3.07 (s, 3 H), 3.31 - 3.52 (m, 3 H), 3.76 (s, 3 H), 3.88 (s, 3 H), 4.05 - 4.10 (m, 1 H), 5.40 (d, J=15.11 Hz, 1 H), 6.88 - 6.93 (m, 1 H), 7.13 (d, J=2.27 Hz, 1 H), 7.22 - 7.29 (m, 1 H), 7.33 - 7.42 (m, 1 H), 7.82 - 7.86 (m, 1 H), 8.19 (d, J=1.51 Hz, 1 H). 酸(0.108g、100%)。LC−MS保持時間:3.55;MS m/z 566(M+H)。生成物のTFA塩を製造した(0.0437g、54%)。LC−MS保持時間:3.10;MS m/z 674(M+H)。1H NMR (500 MHz, ppm 1.14 - 1.62 (m, 6 H), 1.22 (t, J=7.17 Hz, 3 H), 1.69 - 2.21 (m, 10 H), 2.25 - 3.31 (m, 11 H), 3.02 (s, 3 H), 3.43 (q, J=7.02 Hz, 2 H), 3.55 - 3.80 (m, 1 H), 3.89 (s, 3 H), 5.08 - 5.29 (m, 1 H), 6.93 - 7.00 (m, 1 H), 7.11 (d, J=2.44 Hz, 1 H), 7.28 - 7.31 (m, 1 H), 7.39 - 7.56 (m, 1 H), 7.85 - 7.91 (m, 1 H), 8.04 (s, 1 H).
上記の方法と同様に酸から製造した。スルホンアミド(0.127g、67%);LC−MS保持時間:3.64;MS m/z594(M+H)。化合物は相互変換する回転異性体として存在することが観察された。:1H NMR (400 MHz, ppm 1.11 - 2.13 (m, 18 H), 2.64 (dd, J=10.07, 6.80 Hz, 1 H), 2.84 - 2.96 (m, 1 H), 3.34 - 3.67 (m, 4 H), 3.75 (s, 3 H), 3.88 (s, 3 H), 4.03 - 4.10 (m, 1 H), 5.40 (d, J=15.36 Hz, 1 H), 6.90 - 6.95 (m, 1 H), 7.13 (d, J=2.01 Hz, 1 H), 7.21 - 7.29 (m, 1 H), 7.33 - 7.39 (m, 1 H), 7.83 (d, J=8.06 Hz, 1 H), 8.20 (d, J=1.26 Hz, 1 H). 酸:(0.126g、100%)。LC−MS保持時間:3.57;MS m/z 580(M+H)。生成物のTFA塩を製造した(0.431g、52%)。LC−MS保持時間:3.18;MS m/z 688(M+H)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D) d ppm 1.13 - 1.55 (m, 6 H), 1.21 (t, J=7.18 Hz, 6 H), 2.31 - 3.55 (m, 11 H), 2.41 - 3.29 (m, 10 H), 3.49 (q, J=7.05 Hz, 4 H), 3.59 - 3.67 (m, 1 H), 3.89 (s, 3 H), 5.02 - 5.29 (m, 1 H), 6.97 (dd, J=8.81, 2.27 Hz, 1 H), 7.10 (d, J=2.52 Hz, 1 H), 7.28 (d, J=8.56 Hz, 1 H), 7.36 - 7.49 (m, 1 H), 7.83 - 7.91 (m, 1 H), 7.95 - 8.06 (m, 1 H).
以下の経路を用いて、付加的な化合物を製造することができる。
100mLの丸底フラスコ(RBF)に、カルボン酸1(575mg、1.291mmol)および1,1’−カルボニルジイミダゾール(460mg、2.84mmol)のTHF溶液(15mL)を加え、黄色の溶液を得た。混合物を室温の窒素下で1時間攪拌し、次いで70℃の油浴中で90分間加熱した。混合物を冷却し、sec−ブチルスルホンアミド(921mg、6.71mmol)のTHF溶液(4mL)を、無溶媒のDBU(0.389mL、2.58mmol)と一緒に加えた。RBFを油浴に戻し、終夜70℃で加熱した。反応混合物を分液漏斗に移し、100mLのDCMで希釈し、100mL、0.5MのHClで洗浄し(3×)、次いで100mLのH2Oで洗浄し、最終的にNaClで飽和した。有機混合物をMgSO4で乾燥し、濾過し、濃縮し、目的のアシルスルホンアミド2を黄色の固形物として得て(713mg、収率96%)、それを減圧下で終夜置いた。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ、C18、4.6×30mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が5ml/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が2分、保持時間が1分、および分析時間が3分であり、溶媒Aは10%MeOH/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸、また溶媒Bは10%H2O/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸。MSデータは、エレクトロスプレー法で、LCのためのMicromass Platformを用いて測定した。1H NMR (500 MHz, CD3OD): δ ppm 0.84 - 0.92 (m, 3 H), 1.03 (t, J =7.32 Hz, 3 H), 1.23 (m, 1 H), 1.28 - 1.44 (m, 7 H), 1.58 (m, 1 H), 1.72 (m, 2 H), 1.85 (m, 1 H), 1.95 - 2.07 (m, 3 H), 2.17 (m, 1 H), 2.78 (m, 1 H), 3.69 (m, 2 H), 3.83 - 3.91 (m, 3 H), 7.02 (s, 1 H), 7.11 (m, 1 H), 7.47 (d, J = 7.63 Hz, 1 H), 7.74 (m, 3 H), 8.25 (s, 1H). LC/MS:m/z 565.22、Rf2.192分、純度97.5%。
100mLRBF中、95%NaH(63.1mg)の乾燥DMF溶液(5mL)に、トリメチルスルホキソニウムヨウ化物(629mg)を室温で加えた。混合物を室温、窒素下で30分間攪拌した。中間体9(7mLのDMF溶液中)の溶液をシリンジで加え、反応液を15〜20分間攪拌した。反応混合物を氷浴ですばやく0℃に冷却し、HCl(1M、1mL)を加え、続いて氷水(60mL)を加えた。不均一な混合物を30分間攪拌した。混合物を濾過し、黄色の固形物を氷水で洗浄した。固形物を2%メタノール/DCM中に取り込み、2%メタノール/DCMから10%メタノール/DCMの溶媒グラジエントで、40+Mカラムを用いるBiotage Horizon MPLCで精製した。溶媒を蒸発させた後、化合物を黄色の固形物として得た(450mgs、収率62%)。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ、C18、4.6×30mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が5ml/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が2分、保持時間が1分、および分析時間が3分であって、溶媒Aを10%MeOH/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸、また溶媒Bは10%H2O/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸。MSデータは、エレクトロスプレー法で、LCのためのMicromass Platformを用いて測定した。1H NMR (300 MHz, CD3OD): δ ppm 0.19 (m, 0.35 H), 1.03 - 1.14 (m, 3 H), 1.19 - 1.34 (m, 2.65 H), 1.43 (m, 5 H), 1.55 - 1.66 (m, 2 H), 1.74 (m, 2 H), 1.89 - 1.94 (m, 2 H), 1.99 - 2.14 (m, 3 H), 2.64 - 2.95 (m, 2 H), 3.35 (d, J=15.00 Hz, 0.65 H), 3.48 (m, 2 H), 3.67 - 3.81 (m, 2 H), 3.85 (s, 3 H), 3.90 - 3.98 (m, 0.35 H), 5.17 (m, 0.35 H), 5.36 (m, 0.65 H), 6.91 - 6.98 (m, 1 H), 7.09 (m, 0.35 H), 7.16 (m, 0.65 H), 7.19 - 7.27 (m, 1 H), 7.52 - 7.65 (m, 1 H), 7.83 (m, 1 H), 8.09 (s, 0.35 H), 8.29 (s, 0.65 H). LC/MS:m/z 579.31、Rf 2.167分、純度95.2%。
1H NMR (300 MHz, CD3OD): δ ppm 0.23 (m, 0.35 H), 1.14 - 1.53 (m, 10 H), 1.60 - 1.79 (m, 3 H), 1.91 (m, 3 H), 2.09 (m, 1.65 H), 2.18 (m, 3 H), 2.81 - 2.98 (m, 3 H), 3.41 - 3.46 (m, 0.65 H), 3.50 (m, 2 H), 3.71 - 3.79 (m, 2 H), 3.88 (s, 3 H), 3.99 - 4.04 (m, 0.35 H), 5.25 (m, 0.35 H), 5.45 (m, 0.65 H), 6.97 - 7.02 (m, 1 H), 7.13 (m, 0.35 H), 7.21 (m, 0.65 H), 7.26 - 7.32 (m, 1 H), 7.55 - 7.65 (m, 1 H), 7.85 - 7.92 (m, 1 H), 8.11 (s, 0.35 H), 8.32 (s, 0.65 H). LC/MS:m/z 605.42、Rf 2.223分、純度99.2%。
1H NMR (300 MHz, CD3OD): δ ppm 0.23 (m, 0.35 H), 1.27 (m, 2.65 H), 1.39 (m, 2 H), 1.60 - 1.79 (m, 7 H), 1.91 - 2.19 (m, 8 H), 2.67 - 2.97 (m, 2 H), 3.47 (m, 0.65 H), 3.50 (m, 3 H), 3.78 - 3.87 (m, 3 H), 4.10 (m, 0.35 H), 4.29 (m, 1 H), 5.22 (m, 0.35 H), 5.43 (m, 0.65 H), 6.98 - 7.02 (m, 1 H), 7.14 (m, 0.35 H), 7.21 (m, 0.65 H), 7.26 - 7.32 (m, 1 H), 7.55 - 7.65 (m, 1 H), 7.85 - 7.91 (m, 1 H), 8.10 (s, 0.35 H), 8.32 (s, 0.65 H). LC/MS:m/z 591.33、Rf2.200分、純度100%。
1H NMR (300 MHz, CD3OD): δ ppm 0.19 (m, 0.35 H), 1.25 (m, 1.65 H), 1.41 (m, 2 H), 1.65 (m, 1 H), 1.76 (m, 2 H), 1.94 (m, 2 H), 2.04 (m, 1 H), 2.61 - 2.84 (m, 6 H), 2.88 - 2.96 (m, 1 H), 3.35 - 3.40 (m, 0.65 H), 3.48 (m, 2 H), 3.80 (m, 2 H), 3.86 (m, 3 H), 3.89 - 3.98 (m, 0.35 H), 5.18 (m, 0.35 H), 5.38 (m, 0.65 H), 6.96 - 7.01 (m, 1 H), 7.13 (m, 0.35 H), 7.20 (m, 0.65 H), 7.24 - 7.30 (m, 1 H), 7.58 - 7.69 (m, 1 H), 7.84 - 7.90 (m, 1 H), 8.13 (s, 0.35 H), 8.34 (s, 0.65 H). LC/MS:m/z 619.32、Rf2.188分、純度99.5%。
1H NMR (300 MHz, CD3OD): δ ppm 0.13 (m, 0.35 H), 1.18 (m, 1.65 H), 1.38 (m, 2 H), 1.57 - 1.62 (m, 2 H), 1.73 (m, 2 H), 1.87 (m, 2 H), 1.96 - 2.05 (m, 1 H), 2.60 - 2.90 (m, 1.35 H), 3.17 - 3.22 (m, 0.65 H), 3.45 (m, 2 H), 3.74 (m, 1 H), 3.84 (m, 2 H), 4.04 - 4.10 (m, 3 H), 4.38 - 4.53 (m, 2 H), 5.06 (m, 0.35 H), 5.18 (m, 0.65 H), 6.90 - 6.96 (m, 1 H), 7.06 (m, 0.35 H), 7.13 (m, 0.65 H), 7.16 - 7.22 (m, 1 H), 7.63 (m, 0.65 H), 7.70 - 7.80 (m, 1.35 H), 8.14 (s, 0.35 H), 8.33 (s, 0.65 H). LC/MS:m/z 605.29、Rf2.178分、純度96.5%。
1H NMR (300 MHz, CD3OD): δ ppm 0.17 (m, 0.35 H), 1.09 (m, 6 H), 1.22 (m, 1.65 H), 1.38 (m, 2 H), 1.49 - 1.60 (m, 1 H), 1.73 (m, 2 H), 1.87 (m, 2 H), 1.96 - 2.05 (m, 2 H), 2.15 - 2.39 (m, 1 H), 2.61 - 2.87 (m, 2 H), 2.96 (d, J = 6.22 Hz, 2 H), 3.19 (m, 2 H), 3.43 (m, 2 H), 3.70 (m, 2 H), 3.84 (m, 2 H), 5.06 - 5.11 (m, 1 H), 6.90 - 6.95 (m, 1 H), 7.05 - 7.11 (m, 1 H), 7.16 - 7.23 (m, 1 H), 7.67 - 782 (m, 2 H), 8.20 (s, 0.35 H), 8.39 (s, 0.65 H). LC/MS:m/z 579.30、Rf2.190分、純度96.2%。
100mL丸底フラスコ中に、1Nの水酸化ナトリウム(3当量、1.583ml、1.583mmol)および架橋エステル1(1当量、0.528mmol)のメタノール(4.00ml)溶液およびTHF(4.00ml)溶液をを加え、黄色の溶液を得た。混合物を室温で3時間攪拌した。次いで、HCl(1N、3当量)を加え、生成物を酢酸エチルで希釈し、次いで抽出し、食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥した。濾過し、続く揮発物の蒸発によって、カルボン酸2をほぼ一定量で得た。Teflon(登録商標)加工された(lined)ねじぶたを備えた、2ドラムバイアル中で、カルボン酸2(0.10mmol)の無水N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(1mL)溶液に、0.3mmol(3当量)の2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3,−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート(TBTU)の無水DMF溶液(1.0mL)を加え、続いて、0.2mmol(2当量)のアミン3の無水DMF溶液(1.0mL)、および0.4mmolの無溶媒N,N−ジイソプロピルエチルアミンを加えた。反応液を、VWRVortex−Genie 2 Mixerで終夜、室温で振盪した。次いで、Savant Speedvac中で反応量を減少させ、粗生成物をメタノール(1.2mL)中に取り込み、Phenomenex Luna、C18、30mm×100mm、10μmカラム40〜100%Bのグラジエントおよび流速が40mL/分で、10分かけて行ない(5〜10分保持)、メタノール/水および0.1%トリフルオロ酢酸緩衝液を用いて、島津プレパラティブHPLCにより精製し、カルボキサミド4を黄色の無定形固形物として得た(65%〜収率70%)。精製前のLC/MSデータを、島津分析LC/Micromass Platform LC(ESI+)で、220nmで、以下の条件を用いて得た:カラムI(Phenomenex 10μm C18、4.6×30mm)、溶媒系I(グラジエントが0〜100%Bであって、B=90%HPLCグレードメタノール/0.1%トリフルオロ酢酸/10%HPLCグレード水)、2分であって、1分保持、流速が5mL/分。
1H NMR (300 MHz, CD3OD): δ ppm 0.16 (m, 0.20 H), 1.22 - 1.37 (m, 2.80 H), 1.45 (m, 3 H), 1.62 (m, 1 H), 1.78 (m, 3 H), 1.92 - 2.21 (m, 5 H), 2.52 - 2.69 (m, 1 H), 2.81 (m, 3 H), 2.94 (m, 2 H), 3.16 (m, 1 H), 3.39 (m, 2 H), 3.51 - 3.65 (m, 2 H), 3.85 - 3.92 (m, 3 H), 4.15 - 4.37 (m, 1 H), 4.66 (m, 3 H), 5.10 (m, 1 H), 6.97 - 7.05 (m, 1 H), 7.15 (d, J=1.83 Hz, 0.20 H), 7.19 (d, J=1.83 Hz, 0.80 H), 7.30 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 7.53 - 7.63 (m, 1 H), 7.89 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 7.99 - 8.08 (m, 1 H). LC/MS:m/z 699.35、Rf1.810分、純度98.0%。
1H NMR (300 MHz, CD3OD): δ ppm 0.14 (m, 0.20 H), 1.19 - 1.33 (m, 2.80 H), 1.42 (m, 3 H) 1.60 (m, 1 H), 1.76 (m, 3 H), 2.00 (m, 5 H), 2.54 (m, 1 H), 2.65 (m, 1 H), 2.72 - 2.86 (m, 5 H), 2.87 - 3.01 (m, 2 H), 3.30 - 3.44 (m, 2 H), 3.49 - 3.63 (m, 2 H), 3.78 - 3.89 (m, 5 H), 4.17 - 4.29 (m, 1 H), 4.64 (m, 1 H), 5.07 (m, 1 H), 6.96 - 7.03 (m, 1 H), 7.13 (d, J=2.56 Hz, 0.20 H), 7.17 (d, J=2.56 Hz, 0.80 H), 7.28 (d, J=8.42 Hz, 1 H), 7.54 (d, J=8.42 Hz, 0.80 H), 7.59 (d, J=8.42 Hz, 0.20 H), 7.83 - 7.90 (m, 1 H), 7.97 (s, 0.80 H), 8.07 (s, 0.20 H). LC/MS:m/z 713.36、Rf1.822分、純度98.7%。
1H NMR (300 MHz, CD3OD): δ ppm 0.17 (m, 0.20 H), 1.08 (t, J=7.50 Hz, 3 H), 1.19 - 1.34 (m, 1.80 H), 1.38 - 1.53 (m, 6 H), 1.70 (m, 5 H), 2.08 (m, 5 H), 2.40 (m, 1 H), 2.67 (m, 1 H), 2.82 (m, 3 H), 2.94 (m, 3 H), 3.27 (m, 1 H), 3.32 - 3.46 (m, 2 H), 3.49 - 3.65 (m, 2 H), 3.74 (m, 1 H), 3.84 - 3.92 (m, 3 H), 4.21 (m, 1 H), 4.65 (m, 1 H), 5.10 (m, 1 H), 6.97 - 7.05 (m, 1 H), 7.14 - 7.20 (m, 1 H), 7.30 (m, 1 H), 7.55 (m, 1 H), 7.87 - 7.92 (m, 1 H), 7.97 - 8.05 (m, 1 H). LC/MS:m/z 673.32、Rf1.820分、純度98.2%。
HATU(680mg、1.8mmol)を、10−(tert−ブトキシカルボニル)−13−シクロヘキシル−3−メトキシ−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸(670mg、1.37mmol)および3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタンジHCl塩(560mg、2.81mmol)の、攪拌したDMF(6mL)およびTEA(1.2mL、8.2mmol)溶液に加え、反応液を30分間(LCMSが完了)攪拌した。反応混合物を水(〜35mL)(沈殿物が形成)で希釈し、攪拌した。沈殿物を濾過により回収し、水でフラッシュし、55℃の高減圧下で乾燥して、tert−ブチル13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキシレートを淡黄色の固形物として得た(775mg、1.30mmol、収率95%)。その物質を、さらなる精製もせずに用いた。1HNMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.14 - 3.95 (m, 24H), 1.59 (s, 9H), 3.86 (s, 3H), 4.21 - 5.26 (m, 2H), 6.82 (s, 1H), 6.88 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 7.01 (dd, J = 8.8, 2.6 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.66 (dd, J = 8.4, 1.1 Hz, 1H), 7.80 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.02 (br s, 1H). LC−MS保持時間:3.72分;m/z 596(MH+)。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 3.0×50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が5mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは10%MeOH/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸、また溶媒Bは10%H2O/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸。MSデータは、エレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて得た。
tert−ブチル13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキシレート(300mg、0.504mmol)をDCE(5mL)中に溶解し、次いでTFA(700μl、9.09mmol)を加え(反応液は緑色に変わった)、反応液を室温で1時間(〜70%変換をLCMSが示した)攪拌した。さらなるTFA(700μl、9.09mmol)を加え、反応液を1時間(完了したことをLCMSげ示した)攪拌した。反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮し、ジエチルエーテルで希釈し、再び濃縮し(2回)、13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボン酸トリフルオロアセテート(362mg、0.55mmol、定量)を濃い黄色の固形物として得た。さらなる精製をせずに用いた。1HNMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.06 - 2.13 (m, 21H), 2.68 - 2.86 (m, 1H), 3.36- 3.50 (m, 2H), 3.90 (s, 3H), 4.11 - 5.35 (m, 2H), 7.14 (s, 1H), 7.18 - 7.28 (m, 2H), 7.53 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.61 (dd, J = 8.4, 1.1 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.21 (br s, 1H), 9.55 (br s, 1H). LC−MS 保持時間:3.72分;m/z 596(MH+)。LC−MS 保持時間:2.50分;538 m/z (MH−)。LCデータ の記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 4.6x50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が5mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは5%アセトニトリル/95%H2O/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%H2O/95%アセトニトリル/10mM酢酸アンモニウム。MSデータは、エレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて得た。
トリメチルスルホキソニウムヨウ化物(375mg、1.69mmol)を3回に分けて、攪拌したスラリーである、60%NaH分散(68mg、1.7mmol)のDMSO溶液(1.5mL)に加えた(泡沫化が生じた)。反応混合物を20分攪拌し、次いでtert−ブチル13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキシレート(438mg、0.735mmol)のDMSO(2.5mL)溶液を加え、反応液を1時間攪拌した(LCMSは目的生成物の存在を示さなかった)。反応混合物を90℃で3時間加熱し(LCMSにより完了)、室温まで冷却し、0.25MのHCl水(20mL)でクエンチし、EtOAc(2×20mL)で抽出した。有機層を合わせて、食塩水(20mL)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、濾過し、濃縮し、72009−057を橙色の油状物として得た。その油状物をさらなる精製もせずに、8−シクロヘキシル−11−メトキシ−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸トリフルオロアセテートの製造の出発物質に用いた。化合物をエナンチオマーの混合物として単離した。LC−MS保持時間:3.68分;m/z610(MH+)。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 3.0×50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が5mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは10%MeOH/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸、また溶媒Bは10%H2O/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸。MSデータは、エレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて得た。
出発物質(448mg、0.735mmol)をDCE(6mL)中に溶解し、次いでTFA(1.5mL、19mmol)を加え(反応液は暗赤色に変わった)、反応液を室温で2時間攪拌した(LCMSにより完了)。反応液をロータリーエバポレーターで濃縮し、ジエチルエーテルで2回希釈し、再び濃縮して、橙色の油状物とした。残渣をジエチルエーテルでスラリーし、固形物(360mg、黄色の固形物)を濾過により回収し、ヘキサンですすいだ。さらなる固形物(52mg、黄色の固形物)を濾液から回収し、ヘキサンですすいだ。固形物を合わせて、8−シクロヘキシル−11−メトキシ−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸トリフルオロアセテートを得た(412mg、0.62mmol、84%)。化合物をエナンチオマー混合物として単離し、1:5の回転異性体またはアトロプ異性体の混合物として存在した。主要な異性体に関して:1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 0.81 - 1.01 (m, 2H), 1.13 - 2.65 (m, 18H), 2.62 (s, 3H) 2.69 - 3.70 (m, 2H), 3.60 (d, J = 15.4 Hz, 1H), 3.87 (s, 3H), 4.36 - 5.30 (m, 3H), 6.95 (dd, J = 8.8, 2.2 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.86 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 8.08 (s, 1H). LC−MS保持時間:3.24分;554 m/z(MH+)。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 3.0×50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が5mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは10%MeOH/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸、また溶媒Bは10%H2O/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸。MSデータは、エレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて得た。
CDI(21.3mg、0.131mmol)を、攪拌した8−シクロヘキシル−11−メトキシ−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸トリフルオロアセテート(56mg、0.10mmol))のTHF(0.5mL)溶液に加え、反応混合物を60℃で1.5時間加熱した。反応液を室温まで冷却し、プロパン−1−スルホンアミド(16mg、0.13mmol)、次いでDBU(0.025mL、0.15mmol、20%THF溶液として)を加えた。反応液を室温で1時間攪拌し、さらにDBU(〜0.025mL)を加え、反応液を室温で2時間攪拌し、60℃で1時間加熱し、室温で攪拌した。さらにDBU(0.025mL)およびプロパン−1−スルホンアミド(16.20mg、0.131mmol)を反応混合物に加え、室温で3日間攪拌を続けた。反応液をEtOAc(2mL)で希釈し、HCl(1M、2mL)で洗浄した。窒素ストリームで有機層を乾固するまで濃縮し、MeOH(1.5mL)中に溶解し、濾過し、プレパラティブHPLC(CH3CN/H2Oと10mMのNH4OAc)で精製し、8−シクロヘキシル−11−メトキシ−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−N−(プロピルスルホニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドを黄色の固形物として得た(9.0mg、0.014mmol、収率14%)。化合物をエナンチオマー混合物として単離し、1:2の回転異性体またはアトロプ異性体の混合物として存在した。1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ ppm -0.37 - -0.20 (m, 0.33H), 0.24 - 0.29 (m, 0.33H), 0.89 - 3.03 (m, 31.33H), 3.54 - 3.64 (m, 2H), 3.89 (s, 2H), 3.90 (s, 1H), 4.04 - 4.67 (m, 1H), 4.74 (d, J = 14.7 Hz, 0.33H), 5.19 (d, J = 15.0 Hz, 0.67H), 6.93 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 0.33H), 6.96 (dd, J = 8.6, 2.4 Hz, 0.67H), 7.00 (d, J = 2.4 Hz, 0.33H), 7.12 (d, J = 2.4 Hz, 0.67H), 7.29 (d, J = 8.6 Hz, 0.67H), 7.30 (d, J = 8.6 Hz, 0.33H), 7.55 (d, J = 8.2 Hz, 0.33H), 7.64 (br d, J = 8.2 Hz, 0.67H), 7.87 (d, J = 8.2 Hz, 0.67H), 7.88 (d, J = 8.2 Hz, 0.33H), 7.98 (s, 1H). LC−MS保持時間:3.13分;659m/z(MH+)。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 3.0×50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が5mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは10%MeOH/90%H2O/0.1%トリフルオロ酢酸、また溶媒Bは10%H2O/90%MeOH/0.1%トリフルオロ酢酸。MSデータは、エレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて得た。
テトラブチルアンモニウムヒドロキシド(9.1mL、40%水溶液)を、ジメチル13−シクロヘキシル−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6,10−ジカルボキシレートおよびTHF(463mL)を含む冷却溶液(0℃、氷浴)に滴下して加えた。溶液を50分間冷却し続けて維持し、次いで約50mLの容量まで濃縮した。生じた溶液を酢酸エチル(250mL)で希釈し、HCl水(0.5N、3×150mL)で洗浄し、食塩水(150mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、黄色の固形物を得た。LCMS:保持時間:1.698分。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 4.6×50mmカラムを備えたShimadzuLC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AVUV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が4mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10mM酢酸アンモニウム。MSデータをエレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて決定した:m/z416(MH+)。1H NMR (300 MHz, DMSO-D6) δ ppm: 12.97 (s, 1 H), 8.17 (m, 1 H), 7.91(m, 2 H), 7.63 (m, 5 H), 5.56 (s, 1 H), 4.51(m, 1 H), 3.89 (m, 3 H), 2.80 (m, 1 H), 1.99 (m, 6 H), 1.30 (m, 4 H).
TBTU(115mg、0.361mmol)を13−シクロヘキシル−10−(メトキシカルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸(100mg、0.241mmol)、DIEA(0.17mL、0.964mmol)、3−メチル−3,8−ジアザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン二塩酸塩(115mg、0.289mmol)、およびDMF(2.4mL)を含む溶液に、室温、1回で加えた。溶液を18時間維持し、濃縮した。生じた残渣をジクロロメタン(30mL)で満たし、水(4×15mL)で洗浄し、食塩水(15mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、黄色の固形物を得た。それをさらなる精製もせずに、次の工程で用いた。LCMS:保持時間:2.272分。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 4.6×50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が4mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10mM酢酸アンモニウム。MSデータをエレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて決定した:m/z 524(MH+)。粗製 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm: 8.19 (s, 1 H), 7.92 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.77 (dd, J=8.78 Hz, J=1.46 Hz, 1H), 7.61 (m, 1 H), 7.49 (m, 3 H), 6.96 (s, 1 H), 5.2 (s, 1 H), 4.41 (s, 1 H), 2.81 (m, 4 H), 2.51 (s, 1 H), 1.95 (m, 15 H), 1.29 (m, 11 H), 0.76 (m, 2 H).
水素化ナトリウム(60%分散、573mg、14.3mmol)を、攪拌した、トリメチルスルホキソニウムヨウ化物(3.15g、14.3mmol)を含む無水DMSO(6.9mL)懸濁液に窒素下、室温で加えた。生じた混合物を室温で1時間攪拌した。次いで、メチル 13−シクロヘキシル−6−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキシレート(1.5g、2.86mmol)を少量ずつ加えた。懸濁液をDMSO(2mL)で希釈し、次いで90℃で1.5時間攪拌しながら加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、水(1mL)を加えた。混合物を水(40mL)に注ぎ、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。有機層を合わせて、食塩水(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、黄色の固形物を得た。さらなる精製をせずにそれを用いた。LCMS:保持時間:2.238分。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 4.6×50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が4mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10mM酢酸アンモニウム。MSデータをエレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて決定した:m/z538(MH+)。
三臭化ホウ素(1.0MのCH2Cl2溶液中、9.6mL)を、メチル8−シクロヘキシル−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキシレートおよびジクロロメタン(17mL)を含む、冷却した溶液(−20℃、乾燥氷/アセトン)に滴下して加えた。混合物を10分間連続して冷却しながら攪拌し、冷却を止め、周囲温度で1.5時間攪拌した。溶液を再び冷却し(0℃、氷浴)、水(2mL)でクエンチした。生じた混合物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、続いて、飽和炭酸水素ナトリウム水(50mL)をゆっくり添加し、30分間攪拌した。生じた二相性の混合物を分液処理して、有機層を水(3×10mL)で洗浄し、食塩水(10mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮し、黄色の固形物を得た。LCMS:保持時間:2.187分。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 4.6×50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が4mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10mM酢酸アンモニウム。MSデータをエレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて決定した:m/z524(MH+)。
EDCI(275mg、1.43mmol)を、8−シクロヘキシル−1a−((3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタ−8−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸(500mg、0.955mmol)、DMAP(58mg、0.477mmol)、2−イソプロピルスルホンアミド(176mg、1.43mmol)およびジクロロメタン(9.5mL)を含む溶液に、室温、1回で加えた。溶液を室温で24時間維持し、さらなるジクロロメタン(50mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水(2×20mL)で洗浄し、水(20mL)で洗浄し、乾燥し(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮した。生じた橙色の残渣をプレパラティブ逆相HPLCにより精製し、黄色の固形物をTFA塩として得た。LCMS:保持時間:2.380分。LCデータの記録は、Phenomenex−Luna 10μ C18 4.6×50mmカラムを備えたShimadzu LC−10AS液体クロマトグラフで、SPD−10AV UV−Vis検出器(220nMの波長で検出)を用いて行った。用いた溶離条件は、流速が4mL/分、グラジエントが100%溶媒A/0%溶媒B〜0%溶媒A/100%溶媒B、グラジエント時間が4分、保持時間が1分、および分析時間が5分であり、ここで溶媒Aは5%CH3CN/95%H2O/10mM酢酸アンモニウム、溶媒Bは5%H2O/95%CH3CN/10mM酢酸アンモニウム。MSデータをエレクトロスプレー法で、LCのMicromass Platformを用いて決定した:m/z629(MH+)。エナンチオマーを以下により分離した。キラルHPLCで、ChiralPak AS−H、5ミクロン、4.6×250mmカラム(12%MeOH/88%CO2移動相)。保持時間:12.60分および19.05分。NMR (300 MHz, MeOD) δ ppm: 8.01 (m, 2H), 7.65(m, 2H), 7.47 (m, 3H), 5.09 (m, 1H), 4.70 (s, 1H), 4.26 (m, 1H), 3.97 (m, 1H). 3.70 (m, 1H), 3.56 (m, 0.5H), 3.44 (t, 2H), 3.30 (m 0.5H), 3.20-2.55 (多重項の系列のオーバーラップ, 6H), 2.53-1.7 (多重項の系列のオーバーラップ, 11H), 1.6-0 (多重項の系列のオーバーラップ, 12H).
無溶媒のCDI(49mg、0.302mmol)を、攪拌したモノ酸(92mg、0.200mmol)の無水THF溶液(1ml)に加え、混合物を50℃で30分間加熱し、次いで室温まで冷却した。次いで、N−シクロプロピル−N−メチルスルファミド(45.1mg、0.300mmol)およびDBU(0.060ml、0.400mmol)を継続的に加えた。混合物を1〜2時間超音波処理し、次いで終夜室温で攪拌した。反応液をMeOH(0.5ml)でクエンチし、次いでHCl(1N)で酸性化し、EtOAc(2×25mL)で抽出した。水および食塩水で洗浄し、乾燥した(Na2SO4)。粗生成物(123mg)をシリカゲル・フラッシュ・クロマトグラフィー(5%MeOHのDCM溶液)で精製し、アミド−エステルをオフ・ホワイトの固形物として得た(101mg)。1NのNaOH(2mL、2.000mmol)を、攪拌したアミドエステル(98mg、0.166mmol)のTHF−MeOH溶液に窒素下で加えた。混合物を室温で2時間攪拌し、次いで1NのHCl(3ml)で酸性化し、EtOAc(2×25ml)で抽出した。水および食塩水で洗浄し、乾燥した(MgSO4)。溶媒を蒸発し、アミド−酸をオフ・ホワイトの固形物として得た(94mg)。無溶媒の2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート(53.5mg、0.167mmol)を、アミド−酸(74mg、0.128mmol)、3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン、2HCl(26.4mg、0.128mmol)およびTEA(0.071ml、0.512mmol)の混合攪拌したDCM(2ml)溶液に、窒素下で加えた。混合物を室温で1時間攪拌し、MeOH(0.5ml)でクエンチし、次いで乾固するまで蒸発させ、逆相HPLCで精製し、ジアミドを得て、モノTFA塩の形でベージュ色の固形物として単離した(61.3mg)。LC/MS:保持時間:1.857分;m/e686(MH+)。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 0.72 - 0.84 (m, J=1.83 Hz, 2 H), 0.85 - 0.96 (m, J=2.44 Hz, 2 H), 1.19 - 1.31 (m, 1 H), 1.33 - 1.48 (m, 2 H), 1.50 - 1.62 (m, 1 H), 1.69 - 1.89 (m, 8 H), 1.92 - 2.23 (m, 10 H), 2.56 - 2.69 (m, 2 H), 2.77 - 2.90 (m, 1 H), 2.90 - 3.02 (m, 1 H), 3.04 - 3.14 (m, 4 H), 3.11 - 3.54 (m, 1 H), 3.60 - 3.71 (m, J=15.26 Hz, 1 H), 3.82 - 3.96 (m, 3 H), 5.06 - 5.22 (m, 1 H), 6.92 - 7.01 (m, J=8.55, 2.44 Hz, 1 H), 7.07 - 7.14 (m, J=2.14 Hz, 1 H), 7.27 - 7.33 (m, J=8.55 Hz, 1 H), 7.40 - 7.49 (m, 1 H), 7.86 - 7.94 (m, J=8.24 Hz, 1 H), 7.98 - 8.06 (m, 1 H).
無溶媒のCDI(24.60mg、0.152mmol)を攪拌した、酸−アミド(56mg、0.101mmol)の無水THF溶液(1ml)に加え、混合物を50℃で30分間加熱し、室温まで冷却し、次いで、2,2−ジフルオロエタンスルホンアミド(29.4mg、0.202mmol)およびDBU(0.046ml、0.303mmol)を継続的に加え、混合物を2〜3時間超音波処理した。Rxnをメタノール(1ml)でクエンチし、数滴のTFAで酸性化し、逆相prepHPLCで精製し、生成物を得て、モノTFA塩でベージュ色の固形物として単離した。LC/MS:保持時間:2.861分;m/e681(MH+)。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 1.12 - 1.31 (m, J=4.27 Hz, 3 H), 1.32 - 1.55 (m, 4 H), 1.63 - 1.87 (m, 3 H), 1.87 - 2.11 (m, 5 H), 2.14 - 2.34 (m, 1 H), 2.34 - 2.90 (m, 8 H), 2.91 - 3.06 (m, 2 H), 3.35 - 3.54 (m, 1 H), 3.56 - 3.70 (m, J=14.95 Hz, 1 H), 3.83 - 3.95 (m, 3 H), 3.93 - 4.14 (m, 1 H), 4.14 - 4.34 (m, 1 H), 4.36 - 4.64 (m, 1 H), 5.11 - 5.30 (m, 1 H), 6.11 - 6.41 (m, 1 H), 6.94 - 7.02 (m, J=8.39, 2.59 Hz, 1 H), 7.08 - 7.15 (m, J=2.44 Hz, 1 H), 7.27 - 7.33 (m, 1 H), 7.56 - 7.72 (m, 1 H), 7.89 - 7.97 (m, J=8.55 Hz, 1 H), 7.99 - 8.08 (m, 1 H).
無溶媒のCDI(24.60mg、0.152mmol)を攪拌した、酸−アミド(56mg、0.101mmol)の無水THF溶液(1ml)に加え、混合物を、50℃で30分間加熱し、室温まで冷却した。次いで、3−フルオロプロパン−1−スルホンアミド(28.6mg、0.202mmol)およびDBU(0.046ml、0.303mmol)を継続的に加え、混合物を2〜3時間超音波処理した。Rxnをメタノール(1ml)でクエンチし、数滴のTFAで酸性化し、逆相prepHPLCで精製して、生成物を得て、ベージュ色の固形物としてモノTFA塩の形で単離した。LC/MS:保持時間:2.835分;m/e677(MH+)。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-D) δ ppm 0.13 - 0.37 (m, 1 H), 1.08 - 1.31 (m, 2 H), 1.31 - 1.61 (m, 4 H), 1.70 - 1.86 (m, 2 H), 1.86 - 2.11 (m, 6 H), 2.13 - 2.36 (m, 3 H), 2.38 - 2.68 (m, 1 H), 2.69 - 3.01 (m, 3 H), 3.03 - 3.34 (m, J=68.99 Hz, 1 H), 3.35 - 3.84 (m, 7 H), 3.84 - 3.95 (m, 3 H), 3.95 - 4.12 (m, 1 H), 4.44 - 4.57 (m, J=5.20, 5.20, 5.20 Hz, 2 H), 4.58 - 4.72 (m, J=5.29, 5.29 Hz, 2 H), 5.03 - 5.30 (m, 1 H), 6.91 - 7.02 (m, 1 H), 7.08 - 7.15 (m, J=2.27 Hz, 1 H), 7.27 - 7.35 (m, 1 H), 7.52 - 7.69 (m, J=31.98 Hz, 1 H), 7.85 - 7.97 (m, J=7.93, 7.93 Hz, 1 H), 8.04 - 8.13 (m, 1 H).
酸−アミド(341mg、0.62mmol)および3−メチル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン、2HCl(148mg、0.743mmol)を混合したジクロロメタン溶液(5ml)中に、TEA(0.259ml、1.858mmol)およびHBTU(282mg、0.743mmol)を加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。EtOAc(150ml)で希釈し、0.3MのNaHCO3水溶液(2×10mL)、食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、溶媒を除去し、Biotage25Mカラム(MeOH/DCM:0〜25%)で精製した。回収物を100mLのEtOAc中に溶解し、HCl水(3×20ml、0.1M)、0.3MのNaHCO3溶液、および食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、溶媒を除去し、生成物を黄色の固形物として得た(0.280g、68%)。LC−MS保持時間:3.105;MS m/z(M+H)659。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが以下により観察された。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.37 (10 H, m), 2.37 (15 H, m), 3.76 (8 H, m), 3.88 (3 H, m), 4.36 (2 H, m), 5.06 (1 H, m), 6.97 (1 H, m), 7.17 (1 H, d, J=1.76 Hz), 7.27 (1 H, m), 7.55 (1 H, d, J=8.56 Hz), 7.85 (1 H, m), 7.98 (1 H, br. s.).
工程1:ChiralCel OJ−H カラム(15%EtOH/85%CO2)を用いて、ラセミ体を分離し、光学的に純粋なエナンチオマーを得た。工程2:エナンチオマーを加水分解し、対応する酸を得た:LC−MS保持時間:3.426;MS m/z(M+H)523。工程3:アミド誘導体をprepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:2.913;MS m/z(M+H)631。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.36 (6 H, m), 1.7-3.2 (16 H, m), 3.48 (2 H, m), 3.43 (3 H, s), 3.67 (2 H, m), 3.91 (3 H, m), 4.59 (2 H, m), 5.24 (1 H, m), 6.96 (1 H, m), 7.12 (1 H, d, J=2.52 Hz), 7.27 (1 H, m), 7.62 (1 H, m), 7.90 (1 H, m), 8.22 (1 H, br. s.).
出発物質をPrepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.263分;MS m/z(M+H)687。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.21 (9 H, s), 1.41 (5 H, m), 1.99 (11 H, m), 2.40-4.50 (14 H, m), 3.89 (3 H, s), 5.17 (1 H, m), 6.97 (1 H, m), 7.11 (1 H, d, J=2.44 Hz), 7.30 (1 H, m), 7.51 (1 H, br. s.), 7.89 (1 H, d, J=7.93 Hz), 8.07 (1 H, m).
生成物をPrepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.138分;MS m/z(M+H)671。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.37 (7 H, m), 2.01 (10 H, m), 2.63 (14 H, m), 3.46 (1 H, d), 3.62 (1 H, d, J=15.11 Hz), 3.89 (3 H, s), 4.59 (2 H, m), 5.18 (1 H, m), 6.97 (1 H, m), 7.11 (1 H, d, J=2.52 Hz), 7.29 (1 H, m), 7.62 (1 H, m), 7.89 (1 H, m), 8.05 (1 H, s).
生成物をPrepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.190分;MS m/z(M+H)685。
生成物をPrepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.261分;MS m/z(M+H)699。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.61 (22 H, m), 2.86 (12 H, m), 3.48 (1 H, m), 3.63 (1 H, d, J=15.11 Hz), 3.74 (1 H, m), 3.89 (3 H, s), 4.56 (2 H, m), 5.24 (1 H, m), 6.98 (1 H, m), 7.11 (1 H, d, J=2.27 Hz), 7.30 (1 H, m), 7.60 (1 H, m), 7.90 (1 H, m), 8.08 (1 H, br. s.).
生成物をPrepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.210分;MS m/z(M+H)673。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.14 (6 H, m), 1.32 (3 H, m), 1.46 (4 H, m), 1.62 (1 H, m), 1.80 (3 H, m), 2.07 (8 H, m), 2.33 (2 H, m), 2.68 (1 H, m), 2.95 (5 H, m), 3.33 (3 H, m), 3.49 (2 H, m), 3.66 (1 H, d, J=15.26 Hz), 3.89 (3 H, s), 4.21 (1 H, m), 4.65 (1 H, m), 5.15 (0 H, d, J=14.95 Hz), 7.02 (1 H, dd, J=8.55, 2.44 Hz), 7.18 (0 H, d, J=1.83 Hz), 7.32 (1 H, d, J=8.55 Hz), 7.58 (0 H, m), 7.91 (1 H, m), 7.99 (0 H, br. s.).
生成物をPrepHPLCにより精製し、さらにprepTLCにより精製した。LC−MS保持時間:3.226分;MS m/z(M+H)685。
生成物をPrepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.245分;MS m/z(M+H)673。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.94 (3 H, t, J=7.30 Hz), 1.24 (2 H, m), 1.46 (6 H, m), 1.90 (14 H, m), 2.72 (4 H, m), 3.02 (2 H, m), 3.41 (1 H, m), 3.62 (3 H, m), 3.88 (3 H, s), 4.39 (2 H, m), 5.18 (1 H, m), 6.98 (1 H, m), 7.11 (1 H, d, J=2.52 Hz), 7.30 (1 H, m), 7.62 (1 H, m), 7.90 (1 H, m), 8.05 (1 H, s).
生成物をPrepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.203分;MS m/z(M+H)685。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.34 (5 H, m), 2.05 (8 H, m), 3.02 (12 H, m), 3.59 (1 H, d, J=15.11 Hz), 3.89 (3 H, s), 4.51 (2 H, m), 5.16 (1 H, m), 6.98 (1 H, m), 7.11 (1 H, d, J=2.27 Hz), 7.29 (1 H, d, J=8.56 Hz), 7.58 (1 H, m), 7.86 (1 H, m), 8.05 (1 H, br. s.).
生成物をPrepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.250分;MS m/z(M+H)687。生成物は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.39 (37 H, m), 2.84 (2 H, m), 3.28 (0 H, br. s.), 3.59 (0 H, m), 3.73 (0 H, m), 3.89 (3 H, m), 4.23 (2 H, m), 5.18 (0 H, br. s.), 6.99 (1 H, m), 7.11 (1 H, br. s.), 7.25 (1 H, m), 7.69 (0 H, br. s.), 7.86 (2 H, br. s.).
工程1:ChiralPak AS−H、30×250mm、5μmカラム(15%EtOH/85%CO2)を用いて、ラセミ出発物質を光学的に純粋なエナンチオマーに分離し、(−)−エナンチオマー(第1ピーク)および(+)−エナンチオマー(第2ピーク)を得た。工程2:一つの異性体(0.397g、0.706mmol)のTHF(4ml)およびMeOH(4ml)溶液中に、1NのNaOH(2ml、2.000mmol)を加えた。混合物を室温で、2時間攪拌した。EtOAcで希釈し、冷HCl(1N)および食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、溶媒を減圧下で除去し、酸−アミド化合物を黄色の固形物として得た(0.387g、100%)。LC−MS保持時間:3.473分;MS m/z(M+H)549。工程3:ジアミドを精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:2.991分;MS m/z(M+H)657。
工程1:ジエステル化合物(0.63g、1.189mmol)のDCM(1mL)懸濁液に、TFA(1mL、12.98mmol)を加え、室温で2.5時間攪拌し、溶媒を減圧下で除去し、モノ酸化合物を濃い茶色の固形物として得た。LC−MS保持時間:3.686;MS m/z(M+H)474。工程2:バイアル中、モノ酸化合物(100mg、0.211mmol)、シクロブタンスルホンアミド(57.1mg、0.422mmol)、DMAP(103mg、0.845mmol)、および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(60.7mg、0.317mmol)の混合物に、DCM(1ml)を加えた。混合物を室温で終夜攪拌し、Biotage 25Sカラム(MeOH/DCM:0〜25%)で精製し、アミド−エステル化合物を黄色の固形物として得た(0.086g、68%)。LC−MS保持時間:3.528;MS m/z(M+H)591。工程3:この化合物(86mg、0.146mmol)のTHF(2ml)およびMeOH(1ml)溶液中に、1NのNaOH(1ml、1.0mmol)を加えた。混合物を室温で2時間攪拌し、EtOAcで希釈し、冷HCl(1N)および食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、溶媒を減圧下で除去し、モノ酸を茶色の固形物として得た。LC−MS保持時間:3.463;MS m/z(M+H)563。工程4:ジアミドをprepHPLCにより精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.128;MS m/z(M+H)671。
工程1:酸−エステル化合物(0.25g、0.544mmol)のTHF溶液(4ml)に、CDI(0.132g、0.816mmol)を加え、50℃で0.5時間加熱した。冷却して、N−イソプロピル−N−メチルスルファミド(0.083g、0.544mmol)およびDBU(0.123ml、0.816mmol)を加えた。混合物を室温で終夜攪拌した。さらなる量のN−イソプロピル−N−メチルスルファミド(0.050g、0.326mmol)およびDBU(0.123ml、0.816mmol)を加えた。混合物をさらに1日攪拌し、MeOHを数滴加え、EtOAcで希釈し、冷HCl(1N)、食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、Biotage 25Mカラム[EtOAc−MeOH(90−10)/ヘキサン:5%〜100%]で精製し、モノアミドを無色の固形物として得た(0.261g、81%)。LC−MS保持時間:3.635分;MS m/z(M+H)594。H NMRで回転異性体が存在するのを観察した。工程2:モノアミド化合物(0.258g、0.435mmol)のTHF(4ml)およびMeOH(2ml)溶液に、NaOH(2ml、2.000mmol)を加えた。混合物を室温で2時間攪拌し、EtOAcで希釈し、冷HCl(1N)、食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、溶媒を除去して、アミド−酸を得た(0.22g、87%)。LC−MS保持時間:3.608分;MS m/z(M+H)580。アミド−酸は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.41 (t, J=6.30 Hz, 1 H) 1.08 - 2.15 (m, 17 H) 2.63 - 2.80 (m, 1 H) 2.84 - 2.96 (m, 1 H) 3.04 (s, 3 H) 3.84 (s, 3 H) 4.03 (d, J=14.86 Hz, 1 H) 4.22 - 4.41 (m, 1 H) 5.35 (d, J=15.11 Hz, 1 H) 6.86 (dd, J=8.44, 2.39 Hz, 1 H) 6.98 (d, J=2.27 Hz, 1 H) 7.20 (d, J=8.56 Hz, 1 H) 7.67 (d, J=8.31 Hz, 1 H) 7.81 - 7.89 (m, 1 H) 8.10 (s, 1 H). 工程3:ジアミドを精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.146分;MS m/z(M+H)688。ジアミドは相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.14 - 1.18 (m, 6 H) 1.19 - 2.12 (m, 16 H) 2.19 - 3.77 (m, 9 H) 2.95 (s, 3 H) 3.89 (s, 3 H) 3.95 - 5.02 (m, 4 H) 5.03 - 5.24 (m, 1 H) 6.97 (dd, J=8.81, 2.77 Hz, 1 H) 7.11 (d, J=2.52 Hz, 1 H) 7.28 (d, J=8.56 Hz, 1 H) 7.40 - 7.64 (m, 1 H) 7.88 (d, J=8.31 Hz, 1 H) 8.07 (br. s., 1 H).
工程1:アミド−エステル化合物(0.276g、0.489mmol)のTHF(4ml)およびMeOH(2ml)溶液に、1NのNaOH(1.955ml、1.955mmol)を加えた。混合物を室温で4時間攪拌し、EtOAcで希釈し、冷HCl(1N)、食塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、溶媒を減圧下で除去し、アミド−酸を黄色の固形物として得た(0.269g、100%)。LC−MS保持時間:3.480分;MS m/z(M+H)551。この化合物は、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.33 (10 H, m), 1.71 (3 H, m), 2.01 (6 H, m), 2.80 (2 H, m), 3.40 (1 H, d, J=15.11 Hz), 3.86 (3 H, s), 3.97 (1 H, m), 5.42 (1 H, d, J=14.60 Hz), 6.96 (1 H, m), 7.18 (1 H, s), 7.26 (1 H, m), 7.52 (1 H, d, J=8.31 Hz), 7.85 (1 H, m), 8.27 (1 H, s). 工程2:ジアミドを精製し、TFA塩として単離した。LC−MS保持時間:3.146分;MS m/z(M+H)688。ジアミドは、相互変換する回転異性体として存在することが観察された。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.31 (13 H, m), 2.14 (17 H, m), 2.79 (1 H, m), 2.95 (1 H, s), 3.58 (1 H, d, J=15.11 Hz), 3.89 (3 H, m), 4.04 (1 H, s), 4.41 (1 H, s), 5.17 (1 H, m), 6.95 (1 H, m), 7.11 (1 H, s), 7.29 (1 H, m), 7.72 (1 H, s), 7.91 (2 H, m).
Claims (7)
- 請求項1の化合物またはそれの医薬的に許容される塩、および医薬的に許容される担体を含む組成物。
- HCVに治療上有効な他の化合物の少なくとも1つをさらに含む請求項4の組成物であって、該化合物がインターフェロン、サイクロスポリン、インターロイキン、HCVメタロプロテアーゼ阻害剤、HCVセリンプロテアーゼ阻害剤、HCVポリメラーゼ阻害剤、HCVヘリカーゼ阻害剤、HCV NS4Bタンパク質阻害剤、HCV侵入阻害剤、HCV集合阻害剤、HCV放出阻害剤、HCV NS5Aタンパク質阻害剤、HCV NS5Bタンパク質阻害剤、およびHCVレプリコン阻害剤からなる群より選択される、請求項4の組成物。
- 請求項1の化合物の治療上有効な量を患者に投与することを特徴とする、C型肝炎感染症の治療方法。
- HCVに治療上有効な他の化合物の少なくとも1つをさらに含んで投与することを特徴とする請求項6の治療方法であって、該化合物がインターフェロン、サイクロスポリン、インターロイキン、HCVメタロプロテアーゼ阻害剤、HCVセリンプロテアーゼ阻害剤、HCVポリメラーゼ阻害剤、HCVヘリカーゼ阻害剤、HCV NS4Bタンパク質阻害剤、HCV侵入阻害剤、HCV集合阻害剤、HCV放出阻害剤、HCV NS5Aタンパク質阻害剤、HCV NS5Bタンパク質阻害剤、およびHCVレプリコン阻害剤からなる群より選択される、請求項6の治療方法。
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