JP2012519173A - シクロプロピル縮合インドロベンズアゼピンhcvns5b阻害剤 - Google Patents

シクロプロピル縮合インドロベンズアゼピンhcvns5b阻害剤 Download PDF

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Abstract

本開示は、式Iの化合物(それらの塩を含む)、ならびに前記化合物を用いる組成物および方法を提供する。前記化合物は、C型肝炎ウイルス(HCV)に対して活性を有し、HCVによる感染を治療するのに有用であり得る。
Figure 2012519173

Description

(関連出願の参照)
本願は、2009年2月26日に提出した米国仮出願第61/155,634号の利益を請求するものである。
発明の背景
本開示は、一般に、C型肝炎ウイルス(HCV)に対して活性を有し、HCVによる感染を治療するのに有用である新規な式Iの化合物(それらの塩を含む)に関する。本開示はまた、これらの化合物を用いる組成物および方法に関する。
C型肝炎ウイルス(HCV)は、主なヒト病原体であり、世界でおよそ1億7000万人に感染しており、これはヒト免疫不全ウイルスI型に感染した数のおよそ5倍である。これらのHCV感染者の多くは、肝硬変および肝細胞癌を含む深刻な進行性肝臓疾患を発症する(非特許文献1)。
HCVは、プラス鎖のRNAウイルスである。推定アミノ酸配列の比較および5’非翻訳領域における広範囲にわたる類似性に基づいて、フラビウイルス科の独立した属に分類されている。フラビウイルス科の全てのメンバーは、単一の連続したオープンリーディングフレームの翻訳を介して、全ての公知のウイルス特異的タンパク質をコードするプラス鎖のRNAゲノムを含む外被ウイルス粒子を有する。
多くの多様性が、HCVゲノム全体にわたりヌクレオチドおよびコードされたアミノ酸配列内で見出されている。少なくとも6つの主要な遺伝子型が特徴付けられ、50個以上のサブタイプが発表されている。HCVの主な遺伝子型は、世界中で分布が異なり、HCVの遺伝子多様性の臨床的な意義は、病原および治療に関する遺伝子型の推定される影響についての多くの研究にもかかわらずいまだに理解されていない。
一本鎖のHCV RNAゲノムは、約9500ヌクレオチド長であり、約3000アミノ酸の1つの大きなポリプロテインをコードする単一のオープンリーディングフレーム(ORF)を有する。感染した細胞において、このポリプロテインは、細胞性およびウイルス性のプロテアーゼにより複数の部位で切断されて、構造および非構造タンパク質(NS)を生じる。HCVの場合、成熟した非構造タンパク質(NS2、NS3、NS4A、NS4B、NS5A、およびNS5B)の作出は、2つのウイルス性プロテアーゼによりもたらされる。1つ目は、メタロプロテアーゼであるとされ、NS2−NS3連結を切断し;2つ目は、NS3のN末端領域内に含まれるセリンプロテアーゼであり(NS3プロテアーゼとも称される)、NS3−NS4A切断部位のシス、および残りのNS4A−NS4B、NS4B−NS5A、NS5A−NS5B部位のトランスの両方におけるNS3下流の全ての後の切断を介在する。NS4Aタンパク質は、複数の機能を提供するようであり、NS3プロテアーゼの補因子として作用し、NS3の膜局在およびその他のウイルスレプリカーゼ構成を補助している可能性もある。NS3タンパク質のNS4Aとの複合体形成は、プロセッシング事象に必須であるらしく、全ての部位におけるプロテアーゼ活性効率を高める。NS3タンパク質はまた、ヌクレオシドトリホスファターゼおよびRNAヘリカーゼ活性を示す。NS5B(HCVポリメラーゼとも称される)は、HCVの複製に関連するRNA依存性RNAポリメラーゼである。HCV NS5Bタンパク質は、非特許文献2および3に記載される。
現在、最も有効なHCV療法は、アルファ−インターフェロンおよびリバビリンの組み合わせを用いて、患者の40%で持続的な有効性を生じる(非特許文献4)。最近の臨床結果では、ペグ化アルファ−インターフェロンが単独療法において改変されていないアルファ−インターフェロンより優れていることが示されている(非特許文献5)。しかしながら、ペグ化アルファ−インターフェロンおよびリバビリンの組み合わせに関する実験的な治療計画であっても、高い割合を占める患者は、ウイルス負荷の持続的な減少を示さない。よって、HCV感染症の治療のための有効な治療法を開発するための明白かつ重要な必要性が存在している。
HCV−796は、HCV NS5B阻害剤であり、患者におけるHCVのRNAレベルを減少させる能力を示した。ウイルスのRNAレベルは、一時的に減少し、そして単一薬剤としてこの化合物で治療されるときに投与されると回復するが、インターフェロンおよびリバビリンの形態での標準的な治療で併用した場合より顕著にレベルが低下した。この化合物の開発は、組み合わせ治療の長期の投与期間中に観察された肝障害のために中止された。特許文献1および対応する特許文献2は、HCV−796クラスの化合物を記載する。
米国特許第7,265,152号 PCT特許出願第WO2004/041201A2
Lauer, G. M.; Walker, B. D. N. Engl. J. Med. 2001, 345, 41-52 "Structural Analysis of the Hepatitis C Virus RNA Polymerase in Complex with Ribonucleotides" Bressanelli; S. et al., Journal of Virology 2002, 3482-3492 Defrancesco and Rice, Clinics in Liver Disease 2003, 7, 211-242. Poynard, T. et al. Lancet 1998, 352, 1426-1432 Zeuzem, S. et al. N. Engl. J. Med. 2000, 343, 1666-1672
本発明は、技術的に有利な点、例えば、化合物が新規であり、C型肝炎に対して有効であることを提供する。また、これらの化合物は、医薬用途に関して、例えば、1つまたはそれ以上のそれらの作用メカニズム、結合、阻害効果、標的選択性、可溶性、安全性プロフィール、またはバイオアベイラビリティに関して有利な点を提供する。
(本発明の説明)
本発明の1の態様は、式I
Figure 2012519173

[式中、
は、COまたはCONRであり;
は、
Figure 2012519173
であり;
は、水素、ハロ、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、またはハロアルコキシであり;
は、シクロアルキルであり;
は、水素またはアルキルであり;
は、水素、アルキル、アルキルSO、アルケニルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、(RNSO、または(R10)SOであり;
は、水素またはアルキルであり;
は、水素、アルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、アルキルカルボニル、シクロアルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、アミノカルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(ジアルキルアミノ)カルボニル、R11CO、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、またはピリジニルであり;
は、水素、アルキル、またはシクロアルキルであり;
10は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモホルホリニルであり、0〜3個のアルキル基で置換され;
11は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ホルホリニル、チオホルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモホルホリニルであり、0〜3個のアルキル基で置換され;ならびに
Xは、非存在、結合、またはメチレンである]
の化合物またはその医薬的許容される塩である。
本発明の別の態様は、式I中、
が、COまたはCONRであり;
が、
Figure 2012519173
であり;
が、水素、ハロ、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、またはハロアルコキシであり;
が、シクロアルキルであり;
が、水素またはアルキルであり;
が、水素、アルキル、アルキルSO、アルケニルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、(RNSO、または(R10)SOであり;
が、水素またはアルキルであり;
が、水素、アルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、アルキルカルボニル、シクロアルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、アミノカルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(ジアルキルアミノ)カルボニル、(R11)COベンジル、ベンジルオキシカルボニル、またはピリジニルであり;
が、水素、アルキル、またはシクロアルキルであり;
10が、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモモルホリニルであり、0〜3個のアルキル基で置換され;
11が、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモモルホリニルであり、0〜3個のアルキル基で置換され;ならびに
Xが、非存在、結合、またはメチレンである
化合物またはその医薬的許容される塩である。
本発明の別の態様は、式I中、
が、CONRであり;
が、
Figure 2012519173
であり;
が、アルコキシであり;
が、シクロアルキルであり;
が、アルキルSO、アルケニルSO、シクロアルキルSO、または(RNSOであり;
が、水素であり;
が、水素、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルSO、アミノカルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(ジアルキルアミノ)カルボニル、または(R11)COであり;
が、アルキルであり;ならびに
Xが、非存在、結合、またはメチレンである
化合物またはその医薬的許容される塩である。
本発明の別の態様は、式I中、
が、CONRであり;
が、
Figure 2012519173
であり;
が、メトキシであり;
が、シクロヘキシルであり;
が、イソプロピルSO、イソブチルSO、イソプロペニルSO、シクロプロピルSO、または(Me)NSOであり;
が、水素であり;ならびに
が、水素、メチル、エチル、シクロプロピル、トリフルオロエチル、エトキシエチル、アセチル、メトキシカルボニル、イソプロピルSO、(メチルアミノ)カルボニル、(ジメチルアミノ)カルボニル、(ジイソプロピルアミノ)カルボニル、(ピロリジニル)CO、および(モルホリニル)COであり;ならびに
Xが、非存在、結合、またはメチレンである
化合物またはその医薬的許容される塩である。
本発明の別の態様は、式Iの化合物であって、Rが、CONRであり;Rが、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、(RNSO、または(R10)SOであり;Rが、水素である。
本発明の別の態様は、式Iの化合物であって、Rが、
Figure 2012519173
である。
本発明の別の態様は、式Iの化合物であって、Rが、水素である。
本発明の別の態様は、式Iの化合物であって、Rが、メトキシである。
本発明の別の態様は、式Iの化合物であって、Rが、シクロヘキシルである。
本発明の別の態様は、式Iの化合物であって、Rが、(RNSOまたは(R10)SOである。
本発明の別の態様は、式Iの化合物であって、Rが、(ジメチルアミノ)SOである。
本発明の別の態様は、式Iの化合物であって、Rが、アルキルSOである。
本発明の別の態様は、式Iの化合物であって、Rが、イソプロピルSOである。
本発明の別の態様は、式Iの化合物であって、Rが、水素、アルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、アルキルカルボニル、シクロアルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、アミノカルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(ジアルキルアミノ)カルボニル、(R11)CO、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、またはピリジニルである。
本発明の別の態様は、式Iの化合物であって、Rが、水素、メチル、エチル、シクロプロピル、トリフルオロエチル、エトキシエチル、アセチル、メトキシカルボニル、イソプロピルSO、(メチルアミノ)カルボニル、(ジメチルアミノ)カルボニル、(ジイソプロピルアミノ)カルボニル、(ピロリジニル)CO、または(モルホリニル)COである。
本発明の別の態様は、式Iの化合物であって、Xが、メチレンである。
Figure 2012519173
本発明の別の態様は、式Iの化合物であって、Xが、結合である。
Figure 2012519173
本発明の別の態様は、式Iの化合物であって、Xが、非存在である。
Figure 2012519173
本発明の別の態様は、以下の立体化学に記載の式Iの化合物である。
Figure 2012519173
本発明の別の態様は、以下の立体化学に記載の式Iの化合物である。
Figure 2012519173
本発明の別の態様は、以下の立体化学に記載の式Iの化合物である。
Figure 2012519173
本発明の別の態様は、以下の立体化学に記載の式Iの化合物である。
Figure 2012519173
、R、R、R、R、R、R、R、R、R10、R11、またはXに含まれる変数の範囲は、変数の他の定数の範囲とは独立して用いることができる。
他で特に示されていない限り、これらの用語は、以下の意味を有する。「アルキル」は、1から6個の炭素からなる直鎖または分枝鎖アルキル基を意味する。「アルケニル」は、少なくとも1つの二重結合を有する2から6個の炭素からなる直鎖または分枝鎖アルキル基を意味する。「シクロアルキル」は、3から7個の炭素からなる単環基を意味する。「ヒドロキシアルキル」、「アルコキシ」および置換アルキル部分を有するその他の用語には、アルキル部分に関する1から6個の炭素原子からなる直鎖および分枝鎖の異性体が含まれる。「ハロアルキル」および「ハロアルコキシ」には、モノハロ置換アルキルから複数ハロ(perhalo)置換アルキルの全てのハロゲン化異性体が含まれる。「アリール」には、炭素環式およびヘテロ環式芳香族置換基が含まれる。括弧(Parenthetic)および複数の括弧(multiparenthetic)で括られた用語は、当業者に結合関係を明確にするためのものである。例えば、((R)アルキル)のような用語は、置換基Rでさらに置換されたアルキル基を意味する。
本発明には、化合物の全ての医薬的に許容される塩形態が含まれる。医薬的に許容される塩とは、その対イオンが、化合物の生理学的活性もしくは毒性にほとんど寄与せず、それ自体が薬理学的な同等物として機能するものである。これらの塩は、市販の試薬を用いた一般的な有機化学技術に従って製造することができる。いくつかのアニオン塩形態には、酢酸塩、アシストレート(acistrate)、ベシル酸塩、臭化物塩、塩化物塩、クエン酸塩、フマル酸塩、グルクロン酸塩(glucouronate)、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヨウ化水素酸塩、ヨウ化物塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メシル酸塩、硝酸塩、パモ酸塩、リン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、トシレート、およびキノホエート(xinofoate)が含まれる。いくつかのカチオン塩形態としては、アンモニウム塩、アルミニウム塩、ベンザチン塩、ビスマス塩、カルシウム塩、コリン塩、ジエチルアミン塩、ジエタノールアミン塩、リチウム塩、マグネシウム塩、メグルミン塩、4−フェニルシクロヘキシルアミン塩、ピペラジン塩、カリウム塩、ナトリウム塩、トロメタミン塩、および亜鉛塩が挙げられる。
本発明の化合物のいくつかは、不斉炭素原子(例えば、以下の構造を参照)を有している。本発明には、エナンチオマーおよびジアステレオマーならびに立体異性体の混合(例えばラセミ体)を含む全ての立体異性体が含まれる。立体異性体のいくつかは、当該技術分野で公知の方法を用いて製造することができる。前記化合物の立体異性体の混合物および関連する中間体は、当該技術分野で一般的に知られている方法に従って、個々の異性体に分離することができる。以下のスキームおよび表中の分子構造の描写における楔またはハッシュ(hash)の使用は、相対的な立体化学を示すことのみを意図しており、絶対的な立体化学配置を暗示するものとして解釈されるべきでない。
Figure 2012519173
本発明は、本化合物中で生じる全ての原子の異性体が含まれることが意図されている。同位体には、同一の原子数であるが、異なる質量数を有する原子が含まれる。一般的な例であって、限定するものではないが、水素の同位体には、重水素およびトリチウムが含まれる。炭素の同位体には、13Cおよび14Cが含まれる。同位体で標識された本発明の化合物は、一般に、当業者に知られている従来技術により、または本明細書に記載の類似の工程により、他で用いられた標識されていない試薬の代わりに適当な同位体で標識された試薬を用いて調製することができる。かかる化合物は、様々な可能性のある用途を有していてもよく、例えば、生物学的活性を調べる時の標準物質および試薬として用いられ得る。安定な同位体の場合、かかる化合物は、好ましくは、生物学的、薬理学的、薬理動態学的特性を改変する可能性を有していてもよい。
合成方法
前記化合物は、以下に記載の方法を含む当該技術分野において公知の方法により製造され得る。いくつかの試薬および中間体が当該技術分野において公知である。他の試薬および中間体は、容易に入手可能な物質を用いて、当該技術分野で公知の方法により製造することができる。化合物の合成を説明するために用いられる変数(例えば、番号付けされた「R」基)は、製造方法を説明することのみを意図しており、特許請求の範囲または本明細書の他の項において用いられる変数と混同されるものではない。スキーム内で用いられる略語は、一般に、当該技術分野で用いられる慣習に従う。
スキーム内で用いられる略語は、一般に、当該技術分野で用いられる慣習に従う。明細書および実施例で用いられる化学的な略語は、以下のように定義される:ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドに対して「NaHMDS」;N,N−ジメチルホルムアミドに対して「DMF」;メタノールに対して「MeOH」;N−ブロモコハク酸イミドに対して「NBS」;アリールに対して「Ar」;トリフルオロ酢酸に対して「TFA」;水素化アルミニウムリチウムに対して「LAH」;「BOC」、ジメチルスルホキシドに対して「DMSO」;時間に対して「h」;室温または保持時間に対して「rt」(文脈により定められる);分に対して「min」;酢酸エチルに対して「EtOAc」;テトラヒドロフランに対して「THF」;エチレンジアミン四酢酸に対して「EDTA」;ジエチルエーテルに対して「EtO」;4−ジメチルアミノピリジンに対して「DMAP」;1,2−ジクロロエタンに対して「DCE」;アセトニトリルに対して「ACN」;1,2−ジメトキシエタンに対して「DME」;1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物に対して「HOBt」;ジイソプロピルエチルアミンに対して「DIEA」;CF(CFSO−に対して「Nf」;ならびにオルトギ酸トリメチルに対して「TMOF」。
2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチルは、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸に加水分解され得る(スキーム1参照)。この化合物は、例えば、無水THF中で1,1’−カルボニルジイミダゾールを1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデケ−7−エンと組み合わせて用いて、様々なスルホニル尿素化合物と縮合され得る。得られたアシルスルファミド化合物は、例えば、鈴木カップリング条件を用いて、様々な2−ホルミルボロン酸またはエステル化合物との公知のカップリング反応に付されて、表示されるタイプの環状ヘミアミナール中間体を供することができる。これらの化合物は、連続的なミハエルおよびホーナーエモンズ反応により、炭酸セシウムの影響下にて、DMF中の2−(ジメトキシホスホリル)アクリル酸メチルを用いた処理によって、インドロベンズアゼピン誘導体に変換することができる。
関連する縮合シクロプロピルエステル誘導体は、当該技術分野で公知の方法により調製することができ、前記方法には、インドロベンズアゼピンエステル化合物を、DMSO中で強塩基性条件下においてトリメチルスルホキソニウムヨージド(trimethyl sulfoxonium iodide)を用いて処理することが含まれる。得られた縮合シクロプロパン中の残った脂肪族エステル部分は加水分解することができ、生成した酸化合物は、様々なアルキル架橋ピペラジン化合物と縮合することができる。例えば、DMSO中のO−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム テトラフルオロボレートおよびジイソプロピルエチルアミンは、アルキル架橋ピペラジンカルボキサミド化合物を生成することができる。
スキーム1
Figure 2012519173
N−保護ピペラジン化合物はまた、中間体インドロベンズアゼピン酸化合物にカップリングすることができ、得られたピペラジンカルボキサミド化合物は、当該技術分野で公知の方法を用いて脱保護し、様々な合成プロトコルを用いて誘導体化することができ、そのいくつかの例示は、Wがジアミン化合物であり、下記に示されている(スキーム2参照)。
スキーム2
Figure 2012519173
本発明のいくつかの化合物の合成に有用な中間体は、スキーム3に示されるtert−ブチルエステルインドロベンズアゼピン化合物の調製に関連する。
スキーム3
Figure 2012519173
この方法は、示されているインドールメチルエステル化合物の塩基触媒加水分解、続いて塩化チオニルおよびカリウム第三級ブトキシドのいずれかを用いる反応、あるいは炭酸銀および第三級ブチルブロミドを用いるアルキル化に関連する。得られた化合物は、上記に概略される合成に類似する化学合成を用いて変換されて、上述の混合エステルインドロベンズアゼピン化合物を供することができる。
これらの中間体は、スキーム4で示されるようなアシルスルファミドおよびアシルスルホンアミドのアルキル架橋ピペラジン化合物の調製に用いることができる別の方法において有用である。t−ブチルエステル基の切断は、酸を生じ、この酸が様々なスルホンアミド化合物およびスルホニル尿素化合物にカップリングすることができる。後の加水分解により、関連する脂肪酸が生成され、該脂肪酸が様々なアルキル架橋ピペラジン化合物にカップリングされ得る。例えば、DMSO中のO−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレートおよびジイソプロピルエチルアミンは、アルキル架橋ピペラジンカルボキサミド化合物を生成することができる。
スキーム4
Figure 2012519173
これらの中間体はまた、スキーム4に示されるように、架橋シクロプロパンを含有する化合物の中のアシルスルファミドおよびアシルスルホンアミドアルキル架橋ピペラジン化合物の調製に用いることができる別の方法において有用である。中間体t−ブチルエステルインドロベンズアゼピン化合物のシクロプロパン化およびt−ブチルエステル基のその後の切断により、酸が生成し、当該酸が様々なスルホンアミド化合物およびスルホニル尿素化合物にカップリングすることができる。その後の加水分解により、関連する脂肪酸が生じ、かかる酸が様々なアルキル架橋ピペラジン化合物にカップリングすることができる。例えば、DMSO中のO−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレートおよびジイソプロピルエチルアミンは、アルキル架橋ピペラジンカルボキサミド化合物を生成することができる。
スキーム5
Figure 2012519173
いくつかの実施例は、立体異性体の混合物として存在する。本発明には、化合物の全ての立体異性体が含まれる。立体異性体の混合物を分離させる方法は、当該技術分野で周知であり、分取キラル超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)およびキラル高速液体クロマトグラフィー(HPLC)が含まれるが、これらだけに限定されない。この方法を用いる一例は、スキーム6に示されている。
スキーム6
Figure 2012519173
かかる分離を達成するためのさらなる方法は、当該技術分野で公知の様々な方法を用いて分離させることができるジアステレオマー混合物の調製に関連する。この方法の一例は、以下に示されている(スキーム7)。
スキーム7
Figure 2012519173
いくつかのジアステレオマーアミド化合物は、逆相HPLCを用いて分離させることができる。加水分解後、得られた光学的に活性な酸化合物は、架橋ピペラジン誘導体とカップリングすることができる(スキーム8)。例えば、DMSO中のO−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム テトラフルオロボラートおよびジイソプロピルエチルアミンを用いて、アルキル架橋ピペラジンカルボキサミド化合物を得ることができる。その他の標準的な酸アミンカップリング方法を用いても光学的に活性なカルボキサミド化合物を得ることができる。
スキーム8
Figure 2012519173
スキーム9〜11は、中間体および化合物を調製するその他の方法を示す。スキーム9
Figure 2012519173
スキーム10
Figure 2012519173
スキーム11
Figure 2012519173
スキーム12
Figure 2012519173
出発物質ジブロミド化合物は、Tetrahedron Letters 1994, 35(48), 8965-8に記載された方法を用いて調製することができる。スキーム13は、本発明の化合物の新規な置換基の調製を示しており、具体的な詳細および条件は、実験セクションに含まれる。
スキーム13
Figure 2012519173
生物学的方法
本化合物は、下記のHCV RdRpアッセイで調べられるようなHCV NS5Bに対する活性を示した。
HCV NS5B RdRpクローニング、発現、および精製。HCVのNS5Bタンパク質、遺伝子型1bをコードするcDNAを、pET21a発現ベクターにクローン化した。前記タンパク質を、18個のアミノ酸C末端を欠如して発現させて溶解性を高めた。大腸菌細胞株BL21(DE3)をタンパク質の発現に用いた。培養物を600nmで2.0の吸光度になるまで37℃で〜4時間増殖させた。培養物を20℃まで冷まし、1mMのIPTGで誘導した。新鮮なアンピシリンを50μg/mlの最終濃度で添加し、細胞を20℃で終夜増殖させた。
細胞沈殿物(3L)を精製のために溶解して、15〜24mgの精製したNS5Bを得た。溶解緩衝液は、20mM Tris−HCl、pH7.4、500mM NaCl、0.5% triton X−100、1mM DTT、1mM EDTA、20% グリセロール、0.5mg/ml リゾチーム、10mM MgCl、15μg/ml デオキシリボヌクレアーゼI、および完全TMプロテアーゼ阻害剤錠剤(Roche)から構成された。溶解緩衝液の添加後、冷凍した細胞ペレットを、組織ホモジェナイザーを用いて再懸濁した。試料の粘度を減らすために、溶解物の一定分量を、ブランソン超音波処理器に接続したマイクロチップを用いて氷上で超音波処理した。超音波処理された溶解物を100,000xgで4℃にて1時間遠心分離し、0.2μmのフィルターユニット(Corning)に通して濾過した。
前記タンパク質を、三連続クロマトグラフィー工程:ヘパリンセファロースCL−6B、ポリUセファロース4B、およびHitrap SPセファロース(Pharmacia)を用いて精製した。クロマトグラフィー緩衝液は、溶解緩衝液と同一であるが、リゾチーム、デオキシリボヌクレアーゼI、MgClまたはプロテアーゼ阻害剤を含有せず、前記緩衝液のNaCl濃度を、タンパク質をカラム上に充満させるための必要性に応じて調整した。各カラムをNaCl勾配で溶出し、その勾配はカラムタイプにより5〜50カラム体積の大きさによって様々であった。最終クロマトグラフィー工程の後、酵素の得られた精製度は、SDS−PAGE解析に基づいて>90%である。酵素を一定分量にし、−80℃で保存した。
標準的なHCV NS5B RdRp酵素アッセイ。HCV RdRp遺伝子型1bアッセイを、96ウェルプレート(Costar 3912)中で60mLの最終濃度で実施した。アッセイ緩衝液は、20mM Hepes、pH7.5、2.5mM KCl、2.5mM MgCl、1mM DTT、1.6U RNAse阻害剤(Promega N2515)、0.1mg/ml BSA(Promega R3961)、および2% グリセロールからなる。全ての化合物を、DMSOで段階的に希釈し(3回)、水でさらに希釈し、アッセイ中のDMSOの最終濃度は2%であった。HCV RdRp遺伝子型1b酵素を28nMの最終濃度で用いた。ポリA鋳型を6nMで用い、ビオチン化オリゴ−dT12プライマーを180nMの最終濃度で用いた。鋳型は購入した(Amersham 27−4110)。ビオチン化プライマーをSigma Genosysにより調製した。3H−UTPを0.6μCi(0.29μMの合計UTP)で用いた。反応を、酵素の添加により開始し、30℃で60分間インキュベートし、次いでSPAビーズ(4mg/ml、Amersham RPNQ 0007)を含有する25mLの50mM EDTAを添加することにより停止させた。プレートを、室温で1時間より長くインキュベーションした後にPackard Top Count NXT上で読み取った。
改変したHCV NS5B RdRp酵素アッセイ。改変した酵素アッセイを、下記を除いて基本的に標準的な酵素アッセイについて記載されるように実施した:ビオチン化オリゴdT12プライマーを、アッセイ緩衝液中でプライマーとビーズを混合し、室温で1時間インキュベートすることによって、ストレプトアビジンでコートしたSPAビーズ上で前もって捕捉した。結合しなかったプライマーを遠心分離後に除去した。プライマーが結合したビーズを20mMのHepes緩衝液中でpH7.5にて再懸濁し、20nM プライマーおよび0.67mg/ml ビーズの最終濃度でアッセイに用いた。アッセイにおける添加の順番:酵素(14nM)を、希釈した化合物に加え、続いて鋳型(0.2nM)、3H−UTP(0.6μCi,0.29μM)、およびプライマー結合ビーズの混合物を添加して、反応を開始した;所定の濃度が最終のものである。反応を30℃で4時間進行させた。
化合物に関するIC50値を、7つの異なる[I]を用いて調べた。IC50値を、式 y=A+((B−A)/(1+((C/x)^D)))を用いて阻害率から算出した。
FRETアッセイ調製。HCV FRETスクリーニングアッセイを行うために、96ウェル細胞培養プレートを用いた。FRETペプチド(Anaspec,Inc.)(Taliani et al., Anal. Biochem. 1996, 240, 60-67)は、ペプチドの一方の末端近くに蛍光ドナーであるEDANS、およびもう一方の末端近くに受容体であるDABCYLを含有する。ペプチドの蛍光は、ドナーと受容体の間の分子間共鳴エネルギー移動(RET)により消えているが、NS3プロテアーゼがペプチドを切断すると、その産物がRET消光から開放され、ドナーの蛍光が見えるようになる。アッセイ試薬を以下のように調製した:Promegaから購入した5X細胞ルシフェラーゼ細胞培養溶解試薬(#E153A)をdHOで1Xに希釈し、NaClを最終150mMまで加え、FRETペプチドを2mMのストックから最終20μMに希釈した。
プレートを準備するために、レニラルシフェラーゼレポーター遺伝子を有するか、または有しないHCVレプリコン細胞を、トリプシン処理し、96ウェルプレートの各ウェルに入れ、さらに、カラム3から12には漸増した試験化合物を加え;カラム1および2は、コントロール化合物(HCVプロテアーゼ阻害剤)を含有し、ならびに最終列は、化合物の入っていない細胞を含有した。次いで、プレートをCOインキュベーターに37℃で入れた。
アッセイ。上記(FRETアッセイ調製)の試験化合物の添加後、各種時間でプレートを取り出し、細胞毒性の計測としてアラマーブルー溶液(Trek Diagnostics,#00−100)を1ウェルごとに加えた。Cytoflour 4000装置(PE Biosystems)で読み取った後、プレートをPBSですすぎ、次いで、1ウェルごとに上記(FRETアッセイ調製)のFRETペプチドアッセイ試薬を30μl添加することにより、FRETアッセイに用いた。次に、プレートを、340励起/490発光で20サイクルの自動モードにセットしたCytoflour 4000装置に入れ、プレートをカイネティックモードで読み取った。典型的には、読み取り後に限界解析を用いてノイズに対するシグナルのために少なくとも3回行った。あるいは、アラマーブルーで読み取った後、プレートをPBSですすぎ、フェノールレッドを含まない50μlのDMEM(高グルコース)を加え、続いてプレートをPromegaのDual−Gloルシフェラーゼアッセイシステムを用いてルシフェラーゼアッセイを用いた。
化合物を、相対的なHCVレプリコン阻害および相対的な細胞毒性値を定量することにより解析した。細胞毒性値を算出するために、コントロールウェルからの平均アラマーブルー蛍光シグナルを100%の非毒性として設定した。次いで、化合物試験ウェルの各々における各シグナルを平均コントロールシグナルで割り、100%を掛けてパーセント細胞毒性を調べた。HCVレプリコン阻害値を算出するために、平均バックグラウンド値を、アッセイ終了時に最大量のHCVプロテアーゼ阻害剤を含有する2つのウェルから得た。これらの数値は、元々のHuh−7細胞から得られたものに類似する。
次いで、バックグラウンド値を、コントロールウェルから得た平均シグナルから差し引き、この値を100%活性として用いた。次に、化合物試験ウェルの各々における各シグナルを、バックグランドを差し引いた後の平均コントロール値で割り、100%を掛けてパーセント活性を決定した。プロテアーゼ阻害剤の滴定に関するEC50値を、FRETまたはルシフェラーゼ活性において50%の減少を生じる濃度として算出した。化合物プレート、パーセント毒性およびパーセント活性について算出された2つの数値を用いて、さらなる解析のために目的の化合物を調べた。
HCVレプリコンルシフェラーゼレポーターアッセイ(LEアッセイTable)
HCVレプリコンルシフェラーゼアッセイを改良して、HCVウイルス複製に関して記載される化合物の阻害効果をモニターした。レプリコンルシフェラーゼレポーターアッセイの利用は、はじめにKriegerら(Krieger N, Lohmann V, and Bartenschlager R, J. Virol. 75(10):4614-4624 (2001))により発表された。HCVレプリコンを構成的に発現するHUH−7細胞を、10%のウシ胎児血清(FCS)(Sigma)および1mg/mlのG418(Gibco−BRL)を含有するダルベッコ変法イーグル培地(DMEM)(Gibco−BRL)中で増殖させた。化合物を、20点測定(twenty-point titration)のためにDMSO中にて3倍に段階的に希釈し、続いて滅菌した384ウェル組織培養処理したプレート(Corning カタログ番号3571)に移した。次に、プレートに、4%のFCSを含有するDMEM中の3.0x10細胞/ウェルの密度の細胞を50μl撒種した(0.5%の最終DMSO濃度)。37℃で3日のインキュベーション後、細胞を、基質としてEnduRen(Promega カタログ番号E6485)を用いてレニラルシフェラーゼ活性について調べた。EnduRen基質をDMEM中で希釈し、次いでプレートに7.5μMの最終濃度まで加えた。このプレートを37℃で2時間インキュベートし、次いで発光プログラムを用いるViewlux Imager(PerkinElmer)を用いて30秒間ですぐに読み取った。化合物の細胞毒性を測定するために、CC50値を、EnduRenを含有するプレートをCell Titer−Blue(Promega,カタログ番号G8082)で多重化することにより算出した。Cell−Titer Blueの3μlを各ウェルに加え、37℃で8時間インキュベートした。各ウェルからの蛍光シグナルを、Viewlux Imagerを用いて525/10nmの励起波長および598/10nmの発光波長で読み取った。
本化合物に関する代表的なデータを表1および2に記載する。
表1.
Figure 2012519173
Figure 2012519173
Figure 2012519173
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Figure 2012519173
Figure 2012519173
Figure 2012519173
A 0.0019から0.5μM;B>0.5μM〜1.0μM;C>1.0μMであるが、正確な値は調べなかった;D 0.00341またはそれ以下から0.5μM;E>0.5μM〜5μM;;F 0.0025またはそれ以下から0.5μM;しかし、正確な値は調べなかった;G<0.0017μMであるが、正確な値は調べなかった;H<0.02μMであるが、正確な値は調べなかった;I<0.0023μMであるが、正確な値は調べなかった。1bレプリコンよりむしろ遺伝子型1aを用いてこのデータを得た。
表2
Figure 2012519173
Figure 2012519173
医薬組成物および治療方法
本化合物は、HCV NS5Bに対して活性を示し、HCVおよびHCV感染症を治療するのに有用であり得る。それゆえ、別の態様において、本発明は、化合物を含む組成物、またはその医薬的に許容される塩、および医薬的に許容される担体である。
別の態様において、本発明は、抗HCV活性を有する化合物をさらに含む組成物である。
別の態様において、本発明は、抗HCV活性を有する化合物がインターフェロンである組成物である。別の態様において、本発明は、インターフェロンが、インターフェロンアルファ2B、ペグ化インターフェロンアルファ、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンアルファ2A、およびリンパ芽球腫(lymphoblastoid)インターフェロンタウから選択されるものである。
別の態様において、本発明は、抗HCV活性を有する化合物がシクロスポリンである組成物である。
別の態様において、本発明は、シクロスポリンがシクロスポリンAである。
別の態様において、本発明は、抗HCV活性を有する化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞応答の発生を高める化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、イミキモド、リバビリン、イノシン5’−一リン酸デヒドロゲナーゼ阻害剤、アマンタジン、およびリマンタジンからなる群から選択される組成物である。
別の態様において、本発明は、抗HCV活性を有する化合物が、HCV金属プロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVポリメラーゼ、HCVヘリカーゼ、HCV NS4Bタンパク質、HCV侵入、HCV構築(assembly)、HCV放出、HCV NS5Aタンパク質、IMPDH、およびHCV感染の治療のためのヌクレオチド類似体から選択される標的の機能を阻害するのに有効である組成物である。
別の態様において、本発明は、化合物またはその医薬的に許容される塩、医薬的に許容される担体、インターフェロンおよびリバビリンを含む組成物である。
別の態様において、本発明は、HCVレプリコンの機能を阻害する方法であって、HCVレプリコンを化合物またはその医薬的に許容される塩と接触させることを特徴とする方法である。
別の態様において、本発明は、HCV NS5Bタンパク質の機能を阻害する方法であって、HCV NS5Bタンパク質を化合物またはその医薬的に許容される塩と接触させることを特徴とする方法である。別の態様において、本発明は、HCV感染症患者の治療方法であって、治療上有効量の化合物またはその医薬的に許容される塩を患者に投与することを特徴とする方法である。別の態様において、前記化合物は、HCVレプリコンの機能を阻害するのに有効である。別の態様において、前記化合物は、HCV NS5Bタンパク質の機能を阻害するのに有効である。
別の態様において、本発明は、HCV感染患者の治療方法であって、治療上有効量の化合物またはその医薬的に許容される塩を、抗HCV活性を有する別の化合物と組み合わせて(前、後、または同時に)、患者に投与することを特徴とする方法である。
別の態様において、本発明は、抗HCV活性を有するその他の化合物が、インターフェロンである方法である。
別の態様において、本発明は、インターフェロンが、インターフェロンアルファ2B、ペグ化インターフェロンアルファ、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンアルファ2A、およびリンパ芽球腫(lymphoblastoid)インターフェロンタウから選択される方法である。
別の態様において、本発明は、抗HCV活性を有するその他の化合物が、シクロスポリンである方法である。
別の態様において、本発明は、シクロスポリンがシクロスポリンAである方法である。
別の態様において、本発明は、抗HCV活性を有するその化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、ヘルパーT細胞応答の産生を高める化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、イミキモド、リバビリン、イノシン5’−一リン酸デヒドロゲナーゼ阻害剤、アマンタジン、およびリマンタジンからなる群から選択されるものである方法である。
別の態様において、本発明は、抗HCV活性を有するその他の化合物が、HCV金属プロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVポリメラーゼ、HCVヘリカーゼ、HCV NS4Bタンパク質、HCV侵入、HCV構築(assembly)、HCV放出、HCV NS5Aタンパク質、IMPDH、およびHCV感染の治療のためのヌクレオチド類似体からなる群から選択されるものである、標的の機能を阻害するのに有効な方法である。
別の態様において、本発明は、抗HCV活性を有するその他の化合物が、HCV NS5Bタンパク質以外のHCVライフサイクルにおける標的の機能を阻害するのに有効なものである方法である。
「治療上有効な」は、肝炎およびHCV感染の分野における医師により認識されるような重要な患者の利益を提供する薬剤の量を意味する。
「患者」は、HCVウイルスに感染し、肝炎およびHCV感染の分野における医師により認識されるような治療に適当なヒトを意味する。
「処置」、「治療」、「治療計画」、「HCV感染」および関連する用語は、肝炎およびHCV感染の分野における医師により認識されるように用いられる。
本発明の化合物は、一般に、治療上有効量の化合物またはその医薬的に許容される塩および医薬的に許容される担体からなる医薬組成物として付与され、慣用的な賦形剤を含み得る。医薬的に許容される担体は、許容可能な安全性プロフィールを有する従来既知の担体である。組成物には、例えば、カプセル剤、錠剤、トローチ(losenges)、および散剤ならびに液体懸濁液、シロップ、エリキシル剤(elixers)、および溶液が含まれる全ての一般的な固体および液体の形態が含まれる。組成物は一般的な製剤技術を用いて調製され、慣用的な賦形剤(例えば、結合剤および湿潤剤)およびベヒクル(例えば、水およびアルコール)は、一般に、組成物に用いられる。例えば、Remington's Pharmaceutical Sciences, Mack Publishing Company, Easton, PA, 17th edition, 1985を参照のこと。
固形組成物は、通常、用量単位で製剤化され、1回の投与量あたり約1から1000mgの活性成分を提供する組成物が好ましい。投与量のいくつかの例は、1mg、10mg、100mg、250mg、500mg、および1000mgである。一般に、その他の薬剤は、臨床的に用いられるそのクラスの薬剤に類似する単位範囲で存在する。典型的には、この範囲は、0.25〜1000mg/単位である。
液体組成物は、通常、用量単位の範囲内である。一般に、液体組成物は、1〜100mg/mLの単位用量範囲である。用量のいくつかの例は、1mg/mL、10mg/mL、25mg/mL、50mg/mL、および100mg/mLである。一般に、その他の薬剤は、臨床的に用いられるそのクラスの薬剤に類似する単位範囲で存在する。典型的には、1〜100mg/mLである。
本発明には、全ての従来の投与様式が含まれる;経口および非経口方法が好ましい。一般に、投薬計画は、臨床的に用いられるその他の薬剤に類似する。典型的には、1日の投与量は、1日あたり1〜100mg/kg体重である。一般に、経口ではより多い化合物が必要とされ、非経口ではより少ない化合物が必要とされる。しかしながら、具体的な投与計画は、医師の妥当な医学的判断により決定される。
本発明にはまた、本化合物が組み合わせ療法で付与される方法が含まれる。すなわち、本化合物は、肝炎およびHCV感染を治療するのに有用なその他の薬剤と組み合わせて用いることができるが、別々に用いることができる。これらの組み合わせ方法において、本化合物は、一般に、その他の薬剤と組み合わせて1日あたり1〜100mg/kg体重の1日投与量で付与される。その他の薬剤は、一般に、治療上用いられる量で付与される。しかしながら、具体的な投薬計画は、医師の妥当な医学的判断により決定される。
組成物および方法に適当な化合物のいくつかの例が表3に記載される。
表3
Figure 2012519173
Figure 2012519173
Figure 2012519173
Figure 2012519173
Figure 2012519173
Figure 2012519173
Figure 2012519173
Figure 2012519173
(具体的な態様の説明)
他に示されていない限り、以下の中間体および実施例における分析LCMSデータを、以下のカラムおよび条件を用いて取得した。停止時間:グラジエント時間+1分;開始濃度;特に断りのない限り0%のB;溶出A;10mMのNHOAcを含有する5%のCHCN/95%のHO(カラムA、DおよびEに関する);0.1%のTFAを含有する10%のMeOH/90%のHO(カラムBおよびCに関する);溶出B:10mMのNHOAcを含有する95%のCHCN/5%のHO(カラムA、DおよびEに関する);0.1%のTFAを含有する90%のMeOH/10%のHO(カラムBおよびCに関する);カラムA:Phenomenex 10μ 4.6x50mm C18;カラムB:Phenomenex C18 10μ 3.0x50mm;カラムC:Phenomenex 4.6x50mm C18 10μ カラムD:Phenomenex Lina C18 5μ 3.0x50mm;カラムE:Phenomenex 5μ 4.6x50mm C18
中間体1
Figure 2012519173
1H−インドール−6−カルボン酸,2−ブロモ−3−シクロヘキシル−,メチルエステル。新たに再結晶化させた三臭化ピリジニウム(温AcOH(1gあたり5mL)から再結晶化させ、冷AcOHですすぎ、KOH上で高真空下にて乾燥させた)を、2℃でCHCl/THF(1:1,1.25L)中の(WO2004/065367に記載の方法を用いて調製した)3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(60g,233mmol)の撹拌溶液に(10分かけて)少しずつ加えた。反応溶液を0〜5℃で2.5時間撹拌し、飽和NaHSO(1L)、1NのHCl(1L)および食塩水(1L)で洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濃縮した。得られた赤色の油状物をEtOで希釈し、濃縮した。得られたピンク色の固形物を、EtO(200mL)中に溶解させ、ヘキサン(300mL)で処理し、部分的に濃縮した。該固形物を、濾過により収集し、ヘキサンですすいだ。母液を乾燥するまで濃縮し、この手順を繰り返した。該固形物を合わせて、1H−インドール−6−カルボン酸,2−ブロモ−3−シクロヘキシル−,メチルエステル(64g,190mmol,82%)をふわふわしたピンク色の固形物として得て、さらに精製することなく用いた。1HNMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.47 (br s, 1H), 8.03 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.74 (dd, J = 1.4, 8.8 Hz, 1H), 7.69 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 3.92 (s, 3H), 2.82 (tt, J = 3.7, 11.7 Hz, 1H), 1.98 - 1.72 (m, 7H), 1.50 - 1.27 (m, 3H). 13CNMR (75 MHz, CDCl3) δ168.2, 135.6, 130.2, 123.1, 120.8, 120.3, 118.7, 112.8, 110.7, 52.1, 37.0, 32.2(2), 27.0(2), 26.1. LCMS: m/e 334 (M-H)-, 保持時間3.34分,カラムA, 4分グラジエント.
中間体2
Figure 2012519173
1H−インドール−6−カルボン酸,2−ブロモ−3−シクロヘキシル−。MeOH/THF/HO(1:1:1,300mL)中の2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(20g,60mmol)およびLiOH(3.8g,160mmol)の溶液を、90℃で2時間加熱した。反応混合液を氷冷/HO浴中で冷まし、1MのHCl(〜160mL)で中和し、HO(250mL)で希釈し、室温で1時間撹拌した。沈殿物を濾過により収集し、HOですすぎ、乾燥させて、1H−インドール−6−カルボン酸,2−ブロモ−3−シクロヘキシル−(定量的)を得て、さらに精製することなく用いた。
1H−インドール−6−カルボン酸,2−ブロモ−3−シクロヘキシル−を供するために用いることができる別の手順を以下に説明する:
MeOH/THF/HO(1:1:1,1.8L)中の2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(117g,349mmol)およびLiOH.HO(26.4g,629mmol)の溶液を3時間加熱還流した。反応混合液を氷冷/HO浴中で〜2℃まで冷まし、1MのHCl(〜650mL)で中和し(5℃を超えない温度を保つような速度で加えた)、HO(1L)で希釈し、周囲温度に温めながら撹拌した。沈殿物を濾過により収集し、HOですすぎ、乾燥させて、1H−インドール−6−カルボン酸,2−ブロモ−3−シクロヘキシル−(135.5g,345mmol,99%)のモノTHF溶媒和物を黄色の固形物として得て、さらに精製することなく用いた。1HNMR (300 MHz, CDCl3) δ 11.01 (br s, 1H), 8.77 (s, 1H), 8.07 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.82 (dd, J = 1.5, 8.8 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 3.84 - 3.74 (m, 4H), 2.89 (m, 1H), 1.98 - 1.72 (m, 11H), 1.50 - 1.24 (m, 3H). 13CNMR (75 MHz, CDCl3) δ 172.7, 135.5, 130.7, 122.3, 120.9(2), 118.8, 113.3, 111.1, 67.9(2), 37.0, 32.2(2), 27.0(2), 26.1, 25.5(2). LCMS: m/e 320 (M-H)-, 保持時間2.21分, カラムA, 4分グラジエント.
中間体3
Figure 2012519173
1H−インドール−6−カルボキサミド,2−ブロモ−3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−。1,1’−カルボニルジイミダゾール(1.17g,7.2mmol)を、22℃でTHF(6mL)中の2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸(2.03g,6.3mmol)の撹拌溶液に加えた。COの発生は瞬時であり、遅い場合には溶液を50℃で1時間加熱し、次いで20℃に冷ました。N,N−ジメチルスルファミド(0.94g,7.56mmol)を加え、続いて、THF(4mL)中のDBU(1.34g,8.8mmol)溶液を滴下して加えた。24時間撹拌し続けた。混合液を酢酸エチルおよび希HClを分離させた。酢酸エチル層を、水、続いて食塩水で洗浄し、NaSO上で乾燥させた。抽出物を乾燥するまで濃縮して、表題生成物を淡黄色の泡状物(2.0g,74,>90%の純度,NMRによる評価)として得た。 1H NMR (300 MHz, DMSO-D6) δ ppm 1.28 - 1.49 (m, 3 H) 1.59 - 2.04 (m, 7 H) 2.74 - 2.82 (m, 1 H) 2.88 (s, 6 H) 7.57 (dd, J=8.42, 1.46 Hz, 1 H) 7.74 (d, J=8.78 Hz, 1 H) 7.91 (s, 1 H) 11.71 (s, 1 H) 12.08 (s, 1 H).
1H−インドール−6−カルボキサミド,2−ブロモ−3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−の調製のための別の方法を以下に説明する。
メカニカルスターラー、温度調節器、N注入口、およびコンデンサーを備えた1Lの四頚丸底フラスコに、N下で2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸(102.0g,0.259mol)および乾燥THF(300mL)を加えた。10分間の撹拌後、CDI(50.3g,0.31mol)を少しずつ加えた。次に、反応混合液を50℃で2時間加熱した。30℃まで冷ました後、N,N−ジメチルアミノスルホンアミド(41.7g,0.336mol)を一度に加え、続いてDBU(54.1mL,0.362mol)を1時間かけてゆっくり加えた。次いで、反応混合液を室温で20時間撹拌した。該溶媒を減圧下で除去し、残渣をEtOAcおよび1NのHCl(1:1,2L)に分けた。有機層を分離させ、水層をEtOAc(500mL)で抽出した。有機層を合わせて、食塩水(1.5L)で洗浄し、MgSOで乾燥させた。該溶液を濾過し、減圧下で濃縮して、粗生成物(111.0g)を得た。粗生成物を60℃でEtOAc(400mL)中に懸濁させた。懸濁液にヘプタン(2L)をゆっくり加えた。得られた懸濁液を撹拌し、0℃に冷却した。次いで、それを濾過した。濾過ケーキを少量のヘプタンですすぎ、ハウスバキュームで2日間空気乾燥させた。生成物を白色の固形物(92.0g,83%)として収集した。1H NMR (MeOD, 300 MHz) δ 7.89 (s, H), 7.77 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.55 (dd, J = 8.4 and 1.8 Hz, 1H), 3.01 (s, 6H), 2.73-2.95 (m, 1H), 1.81-2.05 (m, 8H), 1.39-1.50 (m, 2H); m/z 429 (M +H)+.
中間体4
Figure 2012519173
1H−インドール−6−カルボキサミド,3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−。トルエン(30mL)中の2−ブロモ−3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1H−インドール−6−カルボキサミド(4.28g,0.01mol)、4−メトキシ−2−ホルミルフェニルボロン酸(2.7g,0.015mol)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシ−ビフェニル(41mg,0.0001mol)、酢酸パラジウム(11.2mg)、および粉末状の炭酸カリウム(4.24g,0.02mol)の混合物を、還流状態の窒素下で30分間撹拌した後、LC/MS分析は、反応が完了したことを示した。次いで、反応混合液を酢酸エチルおよび水で希釈し、続いて過剰量の希HClで酸性にした。次いで、酢酸エチル層を収集し、希HCl、水および食塩水で洗浄した。次に、有機溶液を乾燥させ(硫酸マグネシウム)、濾過し、濃縮してガム状物を得た。該ガム状物をヘキサン(250ml)および酢酸エチル(25mL)で希釈し、混合物を22℃で20時間撹拌し、その間、生成物を明黄色の粒状固体物(4.8g)に変換させ、さらに精製することなく直接用いた。
1H−インドール−6−カルボキサミド,3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−の調製のための別の手順を以下に示す:
EtOH/トルエン(1:1,1L)中の2−ブロモ−3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−インドール−6−カルボキサミド(54.0g,126mmol)、4−メトキシ−2−ホルミルフェニルボロン酸(29.5g,164mmol)およびLiCl(13.3g,315mmol)のスラリー溶液に、水(380mL)中のNaCO(40.1g,379mmol)の溶液を加えた。反応混合液を10分撹拌し、次いでPd(PPh3)4(11.3g,10.0mmol)を加えた。反応溶液に窒素を流入させ、70℃で終夜加熱し(内部モニタリング)、次いで室温に冷ました。反応液をEtOAc(1L)およびEtOH(100mL)で希釈し、1N HCl水溶液(1L)および食塩水(500mL)で注意深く洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。残った固形物をEtO(600mL)で1時間撹拌し、濾過により収集して、1H−インドール−6−カルボキサミド,3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−(52.8g,109mmol,87%)を黄色の粉末として得て、さらに精製することなく用いた。1HNMR (300 MHz, d6-DMSO) δ 11.66 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.75 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.74 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.59 (dd, J = 1.4, 8.4 Hz, 1H), 7.23 - 7.16 (m, 2H), 7.08 (dd, J = 2.6, 8.4 Hz, 1H), 6.54 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.22 - 3.08 (m, 1H), 2.91 (s, 6H), 2.00 - 1.74 (m, 7H), 1.60 - 1.38 (m, 3H). 13CNMR (75 MHz, CDCl3) δ 165.7, 158.8, 147.2, 139.1, 134.3, 132.0, 123.4, 122.0, 119.2, 118.2, 114.8, 112.3, 110.4, 109.8, 79.6, 45.9, 37.2(2), 34.7, 32.0(2), 25.9(2), 24.9. LCMS: m/e 482 (M-H)-, 保持時間2.56分, カラムA, 4分グラジエント.
中間体5
Figure 2012519173
6H−イソインドロ[2,1−a]インドール−3−カルボキサミド,11−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−エトキシ−8−メトキシ−。温度調節器、コンデンサー、N注入口、コンデンサーおよびメカニカルスターラーを備えた5Lの四頚丸底フラスコに、トルエン(900mL)、EtOH(900mL)、2−ブロモ−3−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−1H−インドール−6−カルボキサミド(90g,0.21mol)、2−ホルミル−4−メトキシフェニルボロン酸(49.2g.0.273mol)およびLiCl(22.1g,0.525mol)を入れた。生じた溶液をNで15分間泡立てた。HO(675mL)中のNaCO(66.8g,0.63mol)溶液を加え、反応混合液をNでさらに泡立てた(10分)。Pd(PPh(7.0g,6.3mmol)を加え、反応混合液を70℃で20時間加熱した。35℃に冷ました後、1N HCl溶液(1.5L)をゆっくり加えた。生じた混合物を6Lの分液漏斗に移し、EtOAcで抽出した(2x1.5L)。有機抽出物を合わせて、食塩水(2L)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、黄色の固形物を得て、ヘキサン中にて20%のEtOAc(450mL,50℃から0℃)でトリチュレートして、3−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキサミド(65.9g)を黄色の固形物として得た。HPLC純度,98%。
トリチュレートからの母液を減圧下で濃縮した。残渣をEtOH(50mL)で3時間還流させた。次いで、該溶液を0℃に冷ました。沈殿物を濾過し、冷却したTBME(5℃)(20mL)で洗浄した。濾過ケーキをハウスバキュームで空気乾燥させて、さらなる量の表題化合物を白色の固形物(16.0g)として得た。HPLC純度,99%。 1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 8.75 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.73 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.67 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.45 (dd, J = 8.4 and 1.4 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.98 (dd, J = 8.4 and 2.2 Hz, 1H), 6.50 (s, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.05 (s, 6H), 2.92-3.13 (m, 3H), 1.85-1.93 (m, 7 H), 1.40-1.42 (m, 3H), 1.05 (t, J = 7.1 Hz, 3H). m/z 512 (M + H)+.
中間体6
Figure 2012519173
1H−インドール−6−カルボキサミド,3−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−。11−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−6−エトキシ−8−メトキシ−6H−イソインドロ[2,1−a]インドール−3−カルボキサミドをTHF(75mL)中に溶解させた。該溶液に2N HCl(300mL)溶液を加えた。この混合液を、室温にてN下で16時間激しく撹拌した。生じた懸濁液を濾過し、冷却したTBMEで洗浄した(2x30mL)。濾過ケーキを終夜真空乾燥させて、表題化合物を黄色の固形物として得た。HPLC純度,99%。1H NMR (DMSO-d6, 300 MHz) δ 11.65 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.76 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 7.73 (d, J = 5.9 Hz, 1H), 7.58 (dd, J = 8.5 and 1.5 Hz, 1H), 7.17-7.20 (m, 2H), 7.08 (dd, J = 8.5 and 1.4 Hz, 1H), 6.55 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.14-3.18 (m, 1H), 2.91 (s, 6H), 1.75-1.99 (m, 7H), 1.48-1.60 (m, 3H); m/z 484 (M + H)+.
中間体7
Figure 2012519173
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸,13−シクロヘキシル−10−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−3−メトキシ−,メチルエステル。DMF(28mL)中の3−シクロヘキシル−N−(N,N−ジメチルスルファモイル)−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキサミド(4.8g,0.01mol)、2−(ジメトキシホスホリル)アクリル酸メチル(9.7g,0.02mol)および炭酸セシウム(7.1g,0.02mol)の混合物を55℃の油浴温度で20時間撹拌した。混合液を氷水に注ぎ入れ、希HClで酸性にして粗生成物を沈殿させた。該固形物を収集し、乾燥させ、2% 酢酸を含有する酢酸エチルおよび塩化メチレン(1:10)溶液を用いてSiO(110g)上でフラッシュクロマトグラフにかけた。均一なフラクションを合わせ、蒸発させて、表題化合物を淡黄色の固形物(3.9g,収率71%)として得た。
MS: 552 (M=H+).
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸,13−シクロヘキシル−10−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−3−メトキシ−,メチルエステルを沈殿させるための別の手順を以下に提供する。
DMF(400mL)中の11−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−ヒドロキシ−8−メトキシ−6H−イソインドロ[2,1−a]インドール−3−カルボキサミド(環状ヘミアミナール)(63.0g,130mmol)、2−(ジメトキシホスホリル)アクリル酸メチル(60g,261mmol)、炭酸セシウム(106g,326mmol)溶液を60℃(浴温)で4.5時間加熱した。さらなる量の2−(ジメトキシホスホリル)アクリル酸メチル(15g,65mmol)および炭酸セシウム(21.2g,65mmol)を加え、反応液を60℃で終夜加熱し、次いで室温に冷ました。撹拌した反応混合液をHO(1L)で希釈し、1N HCl水溶液(800mL)でゆっくり中和し、3時間撹拌し、次いで沈殿物を濾過により収集した。該固形物をEtO(800mL)でトリチュレートし、乾燥させて、7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸メチル,13−シクロヘキシル−10−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−3−メトキシ−,メチルエステル(70.2g,127mmol,98%)を黄色の固形物として得て、さらに精製することなく用いた。1HNMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.67 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.86 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.50 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.08 (dd, J = 2.6, 8.8 Hz, 1H), 6.98 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 5.75 - 5.51 (m, 1H), 4.29 - 4.01 (m, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.82 (s, 3H), 3.05 (s, 6H), 2.87 - 2.73 (m, 1H), 2.11 - 1.12 (m, 10H). LCMS: m/e 550 (M-H)-, 保持時間3.21分, カラムA, 4分グラジエント.
中間体8
Figure 2012519173
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−,メチルエステル,(+/−)−。DMSO(5mL)を、丸底フラスコ中のトリメチルスルホキソニウムヨージド(199mg,0.906mmol)およびNaH(60%の油分散物中で38mg,0.953mmol)混合液に加えた。反応混合液を室温で0.5時間撹拌した。次いで、7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸,13−シクロヘキシル−10−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−3−(メトキシ)−,メチルエステル(125mg,0.227mmol)を加え、反応混合液を室温で3時間、続いて50℃でさらに3時間撹拌した。次に、反応液を水でクエンチし、1N HCl溶液で酸性にした。次いで、粗生成物を淡黄色の固形物として沈殿させ、濾過により収集し、空気乾燥させた(106mg,収率83%)。次いで、この物質の6mgを分取HPLCにより精製して、表題化合物を淡黄色の固形物(1.8mg)として得た。MS m/z 566(MH+),保持時間:3.850分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.28 (m, 0.36 H) 1.19 - 2.20 (m, 11.64 H) 2.70 - 3.02 (m, 2 H) 3.03 (s, 2.16 H) 3.05 (s, 3.84 H) 3.49 (d, J=15.26 Hz, 0.64 H) 3.54 (s, 1.92 H) 3.83 (s, 1.08 H) 3.91 (s, 3 H) 4.08 (d, J=15.26 Hz, 0.36 H) 5.29 (d, J=15.26 Hz, 0.36 H) 5.50 (d, J=14.95 Hz, 0.64 H) 6.98 - 7.06 (m, 1 H) 7.16 (d, J=2.44 Hz, 0.36 H) 7.23 (d, J=2.44 Hz, 0.64 H) 7.30 (d, J=8.55 Hz, 0.64 H) 7.34 (d, J=8.55 Hz, 0.36 H) 7.56 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 0.64 H) 7.63 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 0.36 H) 7.88 (d, J=8.55 Hz, 0.64 H) 7.91 (d, J=8.55 Hz, 0.36 H) 8.12 (s, 0.36 H) 8.33 (d, J=1.53 Hz, 0.64 H).
表題化合物を調製するための別の手順を以下に提供する。
メカニカルスターラー、N注入口および温度計を備えた火炎乾燥させた四頚の1L丸底フラスコに、N下にて水素化ナトリウム(95%)(3.09g,129.2mmol)および乾燥DMF(200mL)を入れた。激しく撹拌させながら、トリメチルスルホキソニウムヨージド(32.5g,147.3mmol)を少しずつ加え、その間に温度を30℃に上げた。30分間撹拌した後、乾燥DMF(70mL)中の7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸,13−シクロヘキシル−10−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−3−(メトキシ)−,メチルエステル(33.8g,61.3mmol)溶液をすぐに加えた。反応混合液を30℃より低い温度で30分間撹拌し、次いでHO(2L)中で1NのHCl(130mL)の氷冷溶液に少しずつ注ぎ入れた。得られた懸濁液を機械的に1時間撹拌し、沈殿物を濾過し、濾過ケーキをHO(100mL)で洗浄した。濾過ケーキをEtOAcおよび0.5N HCl(1:1,4L)で分離させた。有機相を分け、HO(1L)および食塩水(1L)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をEtOAc(150mL)中に溶解させ、該溶液をシリカゲルパッド(ヘキサン中に300g)に通して濾過し、ヘキサン中の50% EtOAc(5L)ですすいだ。濾液を減圧下で濃縮してわずかに黄色の固形物を得て、TBME(220mL)中の10% EtOAcで50℃から0℃にてトリチュレートして、シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−,メチルエステル,(+/−)−を白色の固形物(26.1g,収率75%)として得た。HPLC純度,100%。1H NMR (DMSO-d6, 300 MHz) δ 11.61 (s, 1H), 8.47 (s, 0.5H), 8.25 (s, 0.5H), 7.81-7.88 (m, 1H), 7.57-7.63 (m, 1H), 7.23-7.29 (m, 2H), 7.01-7.07 (m, 1H), 5.43 (d, J = 15.0 Hz, 0.5H), 5.22 (d, J = 15 Hz, 0.5H), 4.04 (dd, J = 15.4 and 6.6 Hz, 0.5H), 3.83 (s, 3H), 3.75 (s, 1H), 3.08-3.47 (m, 0.5H), 3.29 (s, 3H), 2.73-2.92 (m, 8H), 1.11-1.99 (m, 10.5H), 0.20 (m, 0.5H); m/z 566 (M + H)+.
中間体9
Figure 2012519173
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−,メチルエステル,(−)−。(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−メチルエステルの試料を、EtOH/CHCN 1/1+0.5% DEA中に50mg/mlの濃度で溶解させた。[DEAの添加により、当該化合物が注入プロセス間に溶液に残っていることを確認する]。次いで、この溶液を、下記に示す条件下でThar SFC−350分取SFC上に注入した。
Thar SFC−350における分取条件:カラム:キラルセルOJ−H5x25cm;移動相:CO中で25%のMeOH/CHCN(1/1);圧力(bar):100;流速(ml/分):240;溶液濃度(mg/ml):50;注入量(ml):4.5〜5;サイクル時間(分/注入):6.5〜7;温度(℃):45;スループット(g/hr):〜2;検出波長(nm):254。
371.4gのラセミ体出発物質から、〜1Meqのジエチルアミンを含む合計177.3gの所望の第2の溶出(−)異性体を得た。この物質を下記の手順を用いて精製した。ジクロロメタン(800mL)中に溶解させた混合物(24.7g)を0.5N HCl(1x400mL,1x240mL)、HO(2x240mL)、および食塩水(2x240mL)で順次洗浄した。次いで、有機層を乾燥させ(無水NaSO)、濾過し、蒸発させて22.33gの(シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−,メチルエステル,(−)−を黄色の固形物として得た(92%回収)。HPLC>99%(保持時間2.38分); LC/MS (ES+) 566.51 (M+H, 100); [α] 25C - 194.64o(c 1.03, MeOH). C30H35N3O6S・0.33H2Oに関する分析計算値: C, 63.04; H, 6.29; N, 7.35; S, 5.61; H2O, 1.04. 実測値: C, 63.07; H, 6.01; N, 7.24; S, 5.58; H2O, 1.03. NMRによりEtNHが存在しないことを示す。この物質のEEが下記の分析HPLC法を用いて>99%であることを決定した。
Thar分析SFCにおけるee実験の分析条件。分析カラム:キラルセルOJ(.46x25cm,10μl);BPR圧力:100bar;温度:35℃;流速:3.0ml/分;移動相:CO中で15%のMeOH/CHCN(1/1);検出波長:254nm;保持時間(分):4,6.5。
中間体10
Figure 2012519173
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−,(−)−。MeOH(300mL)中の(−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−,メチルエステル(22.33g,39.5mmol)溶液に、反応温度<30℃を保ちながら、1NのNaOH(120mL)を20分かけてゆっくり加えた。混合液をN下にて室温で15時間撹拌した。HPLCは、反応が完了したことを示した。反応溶液に1NのHCl(130mL)を加えた。添加完了後、反応混合液のpHは約2であった。反応混合液中のメタノールを蒸発させた。水(300mL)をその混合物に加え、次いでCHCl(1x600mL,1x200mL)で抽出した。抽出物を合わせ、HO(2x300mL)、食塩水(2x300mL)で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、蒸発させて、20.82g(収率96%)の表題化合物を黄色の固形物として得た。HPLC条件カラム:Phenomenoex Synergi Polar−RP 4μm 4.6x50mm;UV:220nm;グラジエント時間:4分;流速:4mL/分、75〜100% B;溶媒A:0.2%のHPOを含有する10%のMeOH/90%のHO 溶媒B:0.2%のHPOを含有する90%のMeOH/10%のHO。HPLC>99%(保持時間1.80分)LC/MS (ES+) 552.25 (M+H, 100); [α] 25 C - 166.99 o(c 1.00, MeOH). GC分析: CH2Cl2 4.94%; C29H33N3O6S・0.16 H2O・0.35 CH2Cl2に関する分析計算値: C, 60.37; H, 5.87; N, 7.20; S, 5.49; H2O, 0.49; CH2Cl2, 5.02. 実測値: C, 59.95; H, 5.89; N, 7.03; S, 5.38; H2O, 0.47; CH2Cl2, 4.94.
中間体11
Figure 2012519173
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−,(+/−)−。THF/メタノール混合液(2.0mL/2.0mL)中の(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−,メチルエステル(100mg,0.177mmol)溶液に、2N NaOH溶液(1.0mL)を加えた。反応混合液をマイクロ波条件下にて90℃で5分間加熱した。次いで、濃縮し、1NのHCl溶液で酸性にし、酢酸エチル(2x20mL)で抽出した。有機層を合わせ、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。残渣を分取HPLCにより精製して、淡黄色の固形物として所望の生成物(59mg,収率60%)を得た。MS m/z 552(MH+), 保持時間:3.850分. 1H NMR (300 MHz, MeOD) δ ppm 0.25 (m, 0.38 H) 1.14 - 2.22 (m, 11.62 H) 2.69 - 2.98 (m, 2 H) 3.02 (s, 2.28 H) 3.02 (s, 3.72 H) 3.41 (d, J=15.00 Hz, 0.62 H) 3.88 (s, 3 H) 4.01 (d, J=15.00 Hz, 0.38 H) 5.26 (d, J=15.00 Hz, 0.38 H) 5.45 (d, J=14.64 Hz, 0.62 H) 6.94 - 7.02 (m, 1 H) 7.13 (d, J=2.56 Hz, 0.38 H) 7.21 (d, J=2.20 Hz, 0.62 H) 7.26 (d, J=8.42 Hz, 0.62 H) 7.30 (d, J=8.78 Hz, 0.38 H) 7.53 (dd, J=8.42, 1.46 Hz, 0.62 H) 7.61 (dd, J=8.60, 1.65 Hz, 0.38 H) 7.85 (d, J=8.42 Hz, 0.62 H) 7.89 (d, J=8.42 Hz, 0.38 H) 8.10 (s, 0.38 H) 8.28 (d, J=1.46 Hz, 0.62 H).
中間体12
Figure 2012519173
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキサミド,8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,12b−ジヒドロ−N1a−[(2R,3S)−3−ヒドロキシ−4,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル]−11−メトキシ−,(1aR)−[一部(partial)]−。TBTU(437mg,1.36mmol)およびDIPEA(0.95mL,5.436mmol)を、DMSO(20.0mL)中の(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(500mg,0.906mmol)溶液に加えた。反応混合液を室温で15分間撹拌した。次いで、(2S,3R)−3−アミノ−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オール(280mg,1.36mmol)を加え、反応混合液を室温で終夜撹拌した。反応混合液を水でクエンチし、1N HCl溶液で酸性にした。褐色の固形物を分離させ、濾過により収集した。次いで、この物質を下記の条件下で分取HPLCにより分画した。カラム:Waters Sunfire 19mmx100mm;溶媒A:10%のCHCN−90%のHO−0.1%のTFA;溶媒B:90%のCHCN−10%のHO−0.1%のTFA;プログラム:65%の溶媒Bで開始し、最初に5分間保持し、次いで流速25mL/分にて30分で90%の溶媒Bに除々に上昇させた。添加:50〜60mg/ラン。
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキサミド,8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,12b−ジヒドロ−N1a−[(2R,3S)−3−ヒドロキシ−4,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル]−11−メトキシ−,(1aR)−[一部]−は、上記HPLC条件下にてシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキサミド,8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,12b−ジヒドロ−N1a−[(2R,3S)−3−ヒドロキシ−4,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル]−11−メトキシ−,(1aS)−[一部部分(partial)]−の前に溶出する。生成物を淡黄色の固形物(230mg,収率36%)として得た。MS m/ 703(MH+),保持時間:3.936分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.14 - 0.24 (m, 2.64 H) 0.51 (s, 2.46 H) 0.72 - 2.21 (m, 20.9 H) 2.49 (m, 0.18 H) 2.62 (m, 0.82 H) 2.85 (m, 0.18 H) 2.96 (m, 0.82 H) 3.03 (s, 6 H) 3.39 (m, 0.82 H) 3.49 - 3.58 (m, 1.64 H) 3.71 - 3.80 (m, 0.36 H) 3.90 (s, 3 H) 4.17 (d, J=14.65 Hz, 0.18 H) 5.06 (d, J=14.65 Hz, 0.18 H) 5.37 (d, J=14.95 Hz, 0.82 H) 6.73 (d, J=5.49 Hz, 0.82 H) 6.98 - 7.05 (m, 1 H) 7.08 (d, J=4.58 Hz, 0.18 H) 7.10 (d, J=2.44 Hz, 0.18 H) 7.21 (d, J=2.44 Hz, 0.82 H) 7.31 (d, J=8.55 Hz, 0.82 H) 7.34 (d, J=8.55 Hz, 0.18 H) 7.59 - 7.64 (m, 1 H) 7.87 - 7.93 (m, 1 H) 7.99 (s, 0.18 H) 8.09 (d, J=1.22 Hz, 0.82 H).
中間体13
Figure 2012519173
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキサミド,8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,12b−ジヒドロ−N1a−[(2R,3S)−3−ヒドロキシ−4,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル]−11−メトキシ−,(1aS)−[一部部分(partial)]−。TBTU(437mg,1.36mmol)およびDIPEA(0.95mL,5.436mmol)を、DMSO(20.0mL)中の(+/−)シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−(500mg,0.906mmol)溶液に加えた。反応混合液を室温で15分間撹拌した。次いで、(2S,3R)−3−アミノ−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オール(280mg,1.36mmol)を加え、反応混合液を室温で終夜撹拌した。反応混合液を水でクエンチし、続いて1N HCl溶液で酸性にした。褐色の固形物を分離させ、濾過により収集した。次に、この物質を下記の条件下で分取HPLCにより分画した。カラム:waters Sunfire 19mmx100mm;溶媒A:10%のCHCN−90%のHO−0.1%のTFA;溶媒B:90%のCHCN−10%のHO−0.1%のTFA;プログラム:65%の溶媒Bで開始し、最初に5分間保持し、次いで流速25mL/分にて30分で90%の溶媒Bに除々に上昇させた。添加:50〜60mg/ラン。
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキサミド,8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,12b−ジヒドロ−N1a−[(2R,3S)−3−ヒドロキシ−4,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル]−11−メトキシ−,(1aS)−[一部部分(partial)]−は、上記HPLC条件下にてシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキサミド,8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,12b−ジヒドロ−N1a−[(2R,3S)−3−ヒドロキシ−4,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル]−11−メトキシ−,(1aR)−[一部]−の後に溶出する。生成物を淡黄色の固形物(215mg,収率34%)として得た。MS m/ 703(MH+),保持時間:4.038分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.20 (m, 0.38 H) 0.75 (s, 1.86 H) 0.76 (s, 1.86 H) 0.84 (s, 1.86 H) 0.85 (s, 1.14 H) 0.89 - 2.18 (m, 18.9 H) 2.52 (m, 0.38 H) 2.70 (m, 0.62 H) 2.85 (m, 0.38 H) 2.97 (m, 0.62 H) 3.03 (s, 2.28 H) 3.04 (s, 3.72 H) 3.33 - 3.39 (m, 0.62 H) 3.43 - 3.51 (m, 1.24 H) 3.73 - 3.77 (m, 0.38 H) 3.78 - 3.84 (m, 0.38 H) 3.90 (s, 1.86 H) 3.90 (s, 1.14 H) 4.14 (d, J=14.65 Hz, 0.38 H) 5.11 (d, J=14.65 Hz, 0.38 H) 5.44 (d, J=15.26 Hz, 0.62 H) 6.68 (d, J=4.88 Hz, 0.62 H) 6.96 - 7.03 (m, 1 H) 7.07 (d, J=5.19 Hz, 0.38 H) 7.12 (d, J=2.44 Hz, 0.38 H) 7.23 (d, J=2.14 Hz, 0.62 H) 7.27 (d, J=8.54 Hz, 0.62 H) 7.33 (d, J=8.54 Hz, 0.38 H) 7.55 (dd, J=8.39, 1.68 Hz, 0.62 H) 7.62 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 0.38 H) 7.87 (d, J=8.54 Hz, 0.62 H) 7.91 (d, J=8.55 Hz, 0.38 H) 8.08 (d, J=1.22 Hz, 0.38 H) 8.10 (d, J=1.22 Hz, 0.62 H).
中間体14
Figure 2012519173
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−,(−)−。10NのNaOH(2.0mL,20mmol)溶液および4mLの水を、THF/MeOH(7mL/7mL)中のシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキサミド,8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,12b−ジヒドロ−N1a−[(2R,3S)−3−ヒドロキシ−4,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル]−11−メトキシ−,(1aR)−[一部]−(160mg,0.228mmol)溶液に加えた。反応混合液をマイクロ波条件下にて120℃で1時間加熱した。次いでそれを濃縮し、希HCl溶液で酸性にし、酢酸エチルで2回抽出した(2X30mL)。有機層を合わせて、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮して、橙色の油状物を得た。続いて、粗生成物を分取HPLCカラムにより精製して、生成物を淡黄色の固形物(80mg,収率64%)として得た。平均比旋光度(Average specific rotation)−130.85o;溶媒MeOH;波長589nm;50cmのセル。MS m/ 552(MH+),保持時間:3.760分。 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.27 (m, 0.38 H) 1.14 - 2.22 (m, 11.62 H) 2.76 (m, 0.38 H) 2.80 - 2.92 (m, 1 H) 2.92 - 3.09 (m, 6.62 H) 3.45 (d, J=14.95 Hz, 0.62 H) 3.90 (s, 1.86 H) 3.91 (s, 1.14 H) 4.04 (d, J=15.26 Hz, 0.38 H) 5.28 (d, J=15.26 Hz, 0.38 H) 5.47 (d, J=15.26 Hz, 0.62 H) 6.95 - 7.05 (m, 1 H) 7.15 (d, J=2.75 Hz, 0.38 H) 7.23 (d, J=1.83 Hz, 0.62 H) 7.28 (d, J=8.55 Hz, 0.62 H) 7.33 (d, J=8.54 Hz, 0.38 H) 7.54 (dd, J=8.39, 1.68 Hz, 0.62 H) 7.63 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 0.38 H) 7.86 (d, J=8.55 Hz, 0.62 H) 7.91 (d, J=8.55 Hz, 0.38 H) 8.11 (d, J=1.22 Hz, 0.62 H) 8.29 (d, J=1.22 Hz, 0.38 H).
中間体15
Figure 2012519173
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−5−[[[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−,(+)−。10NのNaOH(1.8mL,18mmol)溶液および4mLの水を、THF/MeOH(7mL/7mL)中のシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボキサミド,8−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−1,12b−ジヒドロ−N1a−[(2R,3S)−3−ヒドロキシ−4,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル]−11−メトキシ−,(1aS)−[一部(partial)]−(130mg,0.185mmol)溶液に加えた。反応混合液をマイクロ波条件下にて120℃で1時間加熱した。それを濃縮し、希HCl溶液で酸性にし、酢酸エチルで2回抽出した(2X30mL)。有機層を合わせて、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮して、橙色の油状物を得た。続いて、粗生成物を分取HPLCカラムにより精製して、生成物を淡黄色の固形物(68mg,収率67%)として得た。平均比旋光度+174.73o;溶媒MeOH;波長589nm;50cmのセル MS m/ 552(MH+)、保持時間:3.773分。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 0.27 (m, 0.38 H) 1.14 - 2.22 (m, 11.62 H) 2.76 (m, 0.38 H) 2.80 - 2.92 (m, 1 H) 2.92 - 3.09 (m, 6.62 H) 3.45 (d, J=14.95 Hz, 0.62 H) 3.90 (s, 1.86 H) 3.91 (s, 1.14 H) 4.04 (d, J=15.26 Hz, 0.38 H) 5.28 (d, J=15.26 Hz, 0.38 H) 5.47 (d, J=15.26 Hz, 0.62 H) 6.95 - 7.05 (m, 1 H) 7.15 (d, J=2.75 Hz, 0.38 H) 7.23 (d, J=1.83 Hz, 0.62 H) 7.28 (d, J=8.55 Hz, 0.62 H) 7.33 (d, J=8.54 Hz, 0.38 H) 7.54 (dd, J=8.39, 1.68 Hz, 0.62 H) 7.63 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 0.38 H) 7.86 (d, J=8.55 Hz, 0.62 H) 7.91 (d, J=8.55 Hz, 0.38 H) 8.11 (d, J=1.22 Hz, 0.62 H) 8.29 (d, J=1.22 Hz, 0.38 H).
中間体16
Figure 2012519173
1H−インドール−6−カルボン酸,2−ブロモ−3−シクロヘキシル−,1,1−ジメチルエチルエステル。
乾燥二塩化メチレン(1.2L)およびTHF(100mL)中の2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボン酸(80g,0.24m)の機械的に撹拌した溶液に、活性化させたモレキュラーシーブス(4A,80g)および炭酸銀(275g,0.99m)を加えた。反応混合液を0℃に冷却し、臭化t−ブチル(142g,1.04m)を滴下により加えた。混合液を室温で終夜撹拌し、TLC(ヘキサン−酢酸エチル 80:20,R(生成物)=0.7)によりモニターした。いずれのブロモ酸も変換しなかった場合、さらに10%の炭酸銀を加え、撹拌をさらに2〜4時間続けた。完了後、反応混合液をセライトの薄層に通して濾過した。濾液を二塩化メチレン(500mL)で洗浄した。濾液を合わせて、減圧下で濃縮し、粗生成物を得て、シリカゲルクロマトグラフィー:(230〜400メッシュ,石油エーテル中の酢酸エチル勾配0〜2%で溶出した)により精製した。均一なフラクションを合わせて、減圧下で蒸発させて、80g(85%)の表題化合物を得た。HPLC:90.1%(RT=6.56分),カラム:C18 BDS(50X4.6mm),移動相:水中で0.1%のTFA:ACNの勾配(30→100→30),流速0.8mL/分。LCMS:99.8%(RT=4.44分),カラム:Geneis,C18 50X4.6mm 移動相:水中で0.1%のギ酸:ACNの勾配(70→95→70),流速:0.8mL/分; M - 1 = 376.5;( 1H NMR CDCl3) (400 MHz) δ 1.37 - 1.40 (m, 3H, 環状ヘキシル), 1.62 (s, 9H, t-Bu), 1.80 - 1.94 (m, 3H, & 4Hの各々2セット, 環状ヘキシル部分), 2.81 (m, 1H, 環状ヘキシル - ベンジルのCH), 7.70 - 7.75 (m, 2H, インドール-H4&5), 8.04 (s, 1H, インドール-H7), 8.52 (s, 1H, インドール-NH).
中間体17
Figure 2012519173
1H−インドール−6−カルボン酸,3−シクロヘキシル−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−,1,1−ジメチルエチルエステル。tert−ブチル 2−ブロモ−3−シクロヘキシル−1H−インドール−6−カルボキシレート(72g,0.19m)を、トルエンおよびエタノール(720mL)の1:1混合液中に溶解させ、脱気した。次いで、LiCl(23.9g,0.51m)、続いて炭酸ナトリウム(720mL,別々に脱気させた1.0M溶液)およびPd−テトラキス(13.1g,0.011m)を加えた。0.25時間撹拌した後、2−ホルミル−4−メトキシフェニルボロン酸(41.1g,0.22m)を加え、反応混合液を85℃で4時間加熱した。次いで、反応液をTLC(ヘキサン−酢酸エチル 80:20,R(生成物)=0.55)によりモニターした。完了後、反応混合液を室温に冷まし、水(1.0L)、続いて酢酸エチル(1.0L)を加えた。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮して、表題化合物を黄色の固形物として得た。収率75g(74%)。HPLC:99.7%(RT=6.30分),カラム:C18 BDS(4.6X50mm),SC−307,移動相:水中で0.1%のTFA:ACNの勾配(30→100→30),流速0.8mL/分。LCMS:98.0%(RT=5.28分),カラム:Geneis,C18(50X4.6mm),移動相:水中で0.1%のギ酸:ACNの勾配(70→95→70),流速:0.8mL/分; M - 1 = 432.2; 1H NMR (DMSO -d6) (400 MHz) δ 1.40 - 1.48 (m, 3H, 環状ヘキシル), 1.57 (s, 9H, t-Bu), 1.84 - 1.90 (m, 7H, 環状ヘキシル部分), 3.09 (m, 1H, 環状ヘキシル - ベンジルのCH), 3.84 (s, 3H, OCH3), 6.55 (d, J = 4 Hz, 1H, アリール H2'), 7.06 (d, 1H, アリール H3'), 7.08 (s, 1H, アリール H6'), 7.23 (d, 1H, インドール-H5), 7.53 (d, J = 8 Hz, 1H, インドール-H4), 7.70 - 7.75 (m, 2H, NH + インドール-H7), 8.06 (s, 1H, CHO).
中間体18
Figure 2012519173
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6,10−ジカルボン酸,13−シクロヘキシル−,10−(1,1−ジメチルエチル) 6−メチルエステル。tert−ブチル 3−シクロヘキシル−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキシレート(62.5g,0.144m)を乾燥DMF(1.2L)中に溶解させ、機械的に撹拌した。次いで、炭酸セシウム(84g,0.17m)および2−(ジメトキシホスホリル)アクリル酸メチル(65〜70%のGC純度,56.2g,0.18m)を加え、反応混合液を65℃で4時間加熱し、反応液をTLC(ヘキサン−酢酸エチル 80:20,R(生成物)=0.7)によりモニターした。完了後、反応液を室温に冷まし、続いて水でクエンチした(1.0L)。黄色の固形物を沈殿させ、濾過により収集し、空気乾燥させた。次いで、この物質をメタノール中でスラリーにし、濾過し、減圧下で乾燥させて、生成物を黄色の粉末(70g,90%)として得た。HPLC:99.1%(RT=6.45分),カラム:C18 BDS(4.6X50mm),移動相:水中で0.1%のTFA:ACNの勾配(30→100→30),流速0.8mL/分。LCMS:100%(RT=7.00分),カラム:Geneis,C18(50X4.6mm),移動相:水中で0.1%のギ酸:ACNの勾配(70→95→70),流速:0.8mL/分:M + 1 = 502.2; 1H NMR (CDCl3) (400 MHz) δ 1.10 - 1.30 (m, 3H, 環状ヘキシル), 1.64 (s, 9H, t-Bu), 1.77 - 2.07 (m, 7H, 環状ヘキシル部分), 2.80 (m, 1H, 環状ヘキシル - ベンジルのCH), 3.84 (s, 3H, OCH3), 3.93 (s, 3H, COOCH3), 4.15 & 5.65 (two br. peak., 1H each, アリール CH2), 6.95 (s, 1H, アリール H6'), 7.01 (d, 1H, アリール H2'), 7.53 (d, J = 8 Hz, 1H, アリール H3'), 7.70 (d, J = 4 Hz, 1H, インドール-H5), 7.84 (s + d, 2H, オレフィン H + インドール-H4), 8.24 (s, 1H, インドール - H7); 13C NMR (CDCl3) (100.0 MHz) δ 166.92, 165.71, 158.96, 142.28, 136.47, 13.50, 134.61, 132.43, 132.01, 129.73, 124.78, 124.68, 120.33, 119.39, 119.04, 115.62, 115.05, 111.27, 80.27, 55.49, 52.50, 39.09, 36.81, 33.40, 28.38, 27.15, 26.28.
中間体19
Figure 2012519173
2−プロペン酸,2−(ジメトキシホスフィニル)−,メチルエステル。メカニカルスターラー、コンデンサー、温度調節器およびN注入口を備えた5Lの四頚丸底フラスコに、パラホルムアルデヒド(40.5g,1.35mol)、MeOH(2L)およびピペリジン(2mL)を入れた。反応混合液をN下で3時間加熱還流した。50℃に冷ました後、2−(ジメトキシホスホリル)アセテート(150g,0.824mol)を一度に加えた。反応混合液を18時間還流し続けた。室温に冷ました後、反応溶液を減圧中で濃縮して、清澄な無色の油状物を得た。上記油状物を、温度調節器、N注入口、磁気スターラーおよびディーン−スターク装置を備えた3Lの四頚丸底フラスコ内の乾燥トルエン(1L)中に溶解させた。該溶液にTsOH.HO(5.2g)を加えた。次いで、反応混合液を共沸で18時間還流させて、メタノールを除去した。室温に冷却後、該溶液を減圧中で濃縮して黄色の油状物を得て、150〜155℃/0.2mmHgで減圧蒸留して、生成物を無色の油状物(135.0g)として得た。純度,1H NMRに基づいて90%。1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 7.0 (dd, J = 42.4および1.5 Hz, 1H), 6.73 (dd, J = 20.5および1.8 Hz, 1H), 3.80 (s, 6H), 3.76 (s, 3H).
中間体20
Figure 2012519173
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボン酸,8−シクロヘキシル−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−,5−(1,1−ジメチルエチル) 1a−メチルエステル,(+/−)。水素化ナトリウム(96mg,4mmol)を、窒素下で、無水DMSO(10mL)中のトリメチルスルホキソニウムクロリド(567mg,4.4mmol)撹拌懸濁液に加えた。得られた混合液を、室温で30〜45分撹拌し、次いで無溶媒の7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6,10−ジカルボン酸,13−シクロヘキシル−3−メトキシ−,10−(1,1−ジメチルエチル) 6−メチルエステル(1.0,2mmol)を少しずつ加えた。懸濁液をDMSO(5mL)で希釈し、50℃で3〜4時間加熱した。反応混合液を室温に冷まさせ、水を加えた。固形物を分離させ、濾過により収集し、水で洗浄し、次いで終夜空気乾燥させて、1.15gの粗生成物を得た。この物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル,DCM中で3%のMeOH)により精製して、純粋な表題化合物(0.96g)を得た:LC/MS: 保持時間3.816分; m/e 516 (MH+).H NMR (400 MHz, CDCl3):該生成物は、該化合物のNMRスペクトルから裏付けられるように、相互変換回転異性体(inter-converting rotamer)として存在することが観察された。
下記の手順は、ラセミ体シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボン酸,8−シクロヘキシル−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−,5−(1,1−ジメチルエチル) 1a−メチルエステル,(+/−)の分解能を生じさせる方法の一例である。。シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボン酸,8−シクロヘキシル−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−,5−(1,1−ジメチルエチル) 1a−メチルエステル,(+/−)−の試料を、イソプロパノールおよびアセトニトリル(8:2)の混合液中に溶解させて20mg/mLの最終濃度を得た。この混合液を下記の条件を用いて分取キラルSFCクロマトグラフィーシステムに注入した。:キラルセルOJ−Hカラム,4.6x250mm,5μm;移動相:CO中で8%のMeOH;温度:35℃;流速:16分間で2mL/分;260nmでUVモニターした;注入:IPA:ACN(8:2)中で〜20.0mg/mLの5μL。
中間体21
Figure 2012519173
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a,5(2H)−ジカルボン酸,8−シクロヘキシル−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−,1a−メチルエステル,(+/−)−。TFA(5mL)を、無水DCM(10mL)中の(+/−)8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(メトキシカルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸,tert−ブチルエステル(515mg,1mmol)溶液に加えた。得られた溶液を室温で約8から12時間撹拌した。次いで、反応液を乾燥するまで蒸発させて表題化合物(0.47g,100%)を得た。LC/MS: 保持時間2.245分; m/e 460 (MH+). 1H NMR (400 MHz, CDCl3): 化合物NMRスペクトラムから、生成物は、相互変換回転異性体(interconverting rotamer)の混合物として存在することが観察された。
中間体22
Figure 2012519173
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−5−[[[(メチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−,メチルエステル。THF(3mL)中の8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(メトキシカルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸(140mg,0.31mmol)およびCDI(64mg,0.40mmol)溶液を60℃で1時間撹拌した。N−メチルスルファミド(68mg,0.62mmol)およびDBU(71.6mg,0.47mmol)を加え、混合物を60℃で終夜撹拌した。反応液を冷水に注ぎ入れ、希塩酸で酸性にし、酢酸エチル中に抽出した。抽出物を希塩酸(0.1N)、続いて食塩水で順次洗浄し、次いで乾燥させ(無水硫酸ナトリウム)、濾過し、蒸発させて、表題化合物を褐色の固形物として得た。 ESI-MS m/e 552 (MH+). この物質をさらに精製することなく用いた。
中間体23
Figure 2012519173
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−5−[[[(メチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−。シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−5−[[[(メチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−,メチルエステルをTHF,MeOH混合液(2mL,2mL)中に溶解させた。次いで、2.5MのNaOH(水溶液)(1.2mL,3mmol)を加え、反応液を22℃で2時間振蘯した。次に、該溶液を1MのHCl(水溶液)(3mL)で中和し、濃縮して、有機溶媒を除去した。残渣をHOでスラリーにし、該固形物を濾過により精製し、HOで洗浄し、乾燥させて、表題化合物(160mg,0.30mmol)を得た。 ESI-MS m/e 538 (MH+). この物質をさらに精製することなく用いた。
中間体24
Figure 2012519173
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−5−[[[(ベンジルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−(メトキシ)−12−(メトキシ)−,メチルエステル,(+/−)−。THF(5mL)中の(+/−)8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(メトキシカルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸(200mg,0.44mmol)およびCDI(92mg,0.57mmol)溶液を60℃で1時間撹拌した。次いで、N−ベンジルスルファミド(164mg,0.88mmol)およびDBU(100mg,0.66mmol)を加え、得られた混合液を60℃で終夜撹拌した。続いて、反応液を冷水に注ぎ入れ、希塩酸で酸性にし、酢酸エチル中に抽出した。有機相を塩酸(0.1N)、食塩水で洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、減圧中で蒸発させて、表題化合物を褐色の固形物として得た。ESI-MS m/e 628 (MH+).
中間体25
Figure 2012519173
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−5−[[[[(フェニルメチル)アミノ]スルホニル]アミノ]カルボニル]−,(+/−)−。表題化合物を、(+/−)8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(メトキシカルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸から開始するシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−5−[[[(メチルアミノ)スルホニル]アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸について説明している手順と同様の手順を用いて調製した。 ESI-MS m/e 613 (MH+), 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 1.22 - 2.20 (m, 13 H) 3.27 - 3.31 (m, 1 H) 3.47 (d, J=14.95 Hz, 0.6 H) 3.92 (d, J=2.44 Hz, 3 H) 4.04 (d, 0.4 H) 4.31 (d, J=2.75 Hz, 2 H) 5.24 (d, 0.4 H) 5.48 (d, 0.6 H) 7.02 (d, 1 H) 7.17 (d, J=2.75 Hz, 1 H) 7.19 - 7.35 (m, 5 H) 7.39 (t, J=7.48 Hz, 2 H) 7.45 - 7.52 (m, 1 H) 7.80 (d, J=1.53 Hz, 0.4 H) 7.85 (dd, J=8.39, 6.87 Hz, 1 H) 8.22 (d, J=1.53 Hz, 0.6 H).
中間体26
Figure 2012519173
シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸,8−シクロヘキシル−5−[[(シクロプロピルスルホニル)アミノ]カルボニル]−1,12b−ジヒドロ−11−メトキシ−,(+/−)−。無水THF中の(+/−)8−シクロヘキシル−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−1a−(メトキシカルボニル)−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸(1当量)、およびカルボニルジイミダゾール(1.5当量)を50℃で30分間加熱し、室温に冷ました。次いで、1当量のシクロプロパンスルホンアミドおよび1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(2当量)を順次加えた。得られた混合液を室温で終夜撹拌した。酸性水系のワークアップ後、単離した粗生成物を分取HPLCにより精製した。次いで、中間体エステル化合物をTHF−MeOH中で1NのNaOHを用いて加水分解して、表題化合物を得た。LC/MS: 保持時間:2.030分; m/e 549 (MH+). 1H NMR (400 MHz, CDCl3): 該生成物は、該化合物のNMRスペクトルから裏付けられるように、相互変換回転異性体(inter-converting rotamer)として存在することが観察された。
中間体31
Figure 2012519173
スルホンアミド化合物を調製するための一般的な手順。無水THF中の酸化合物(1当量)およびカルボニルジイミダゾール(1.5当量)の混合液を50℃で30分間加熱し、室温に冷ました。次いで、1当量のスルホンアミド(R=NR)またはスルホンアミド(R=アルキルもしくはアリール)のいずれかおよびDBU(2当量)を順次加えた。得られた混合液を室温で終夜撹拌した。酸性水系のワークアップ後、単離された粗生成物を分取HPLCにより精製して表題中間体を得た。
中間体32
Figure 2012519173
酸化合物を調製するための一般的な手順。メチルエステル化合物をTHF−MeOH中の1N NaOHを用いて加水分解させた。
中間体33
Figure 2012519173
無溶媒のCDI(0.049g,0.302mmol)を、THF(1ml)中の酸化合物(0.092g,0.200mmol)の撹拌溶液に加え、該混合液を50℃で30分間加熱し、次いで室温に冷ました。続いて、N−シクロプロピル−N−メチルスルファミド(0.0451g,0.300mmol)およびDBU(0.060mL,0.400mmol)を順次加えた。該混合物を1〜2回超音波で分解し、室温で終夜撹拌した。反応液をMeOH(0.5ml)でクエンチし、次いで1N HClで酸性にし、EtOAcで抽出し(2x25mL)、水、食塩水で洗浄し、乾燥させた(NaSO)。粗生成物(0.123g)をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィー(DCM中で5% MeOH)により精製して、所望生成物をオフホワイト色の固形物(0.101g,85%)として得た。
中間体34
Figure 2012519173
1N NaOH(2mL,2.000mmol)を、窒素下でTHF−MeOH中のメチルエステル化合物(0.098g,0.166mmol)の撹拌溶液に加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、次いで1N HCl(3ml)で酸性にし、EtOAcで抽出し(2X25ml)、水、食塩水で洗浄し、乾燥させた(MgSO)。溶媒の蒸発により、酸化合物をオフホワイト色の固形物(0.0942g,98%)として得た。LC/MS:m/e 578 (MH+).
LC/MS方法: 開始% B:0,最終% B:100; グラジエント時間:3分; 停止時間:4分;流速:4ml/分;波長:220; 溶媒A:10%のMeOH/90%のHO/0.1%のトリフルオロ酢酸;溶媒B:10%のHO/90%のMeOH/0.1%のトリフルオロ酢酸;カラム:XBridge 4.6x50mm S5.
中間体35
Figure 2012519173
t−ブタノール(1.35mL,14mmol)を、0℃でCHCl(10mL)のCSI(1.24mL,14mmol)溶液に滴下して加えた。得られた溶液を0℃で2時間撹拌した。CHCl(3ml)中のN−メチルプロパン−2−アミン(1.57mL,14.13mmol)およびTEA(2.167mL,15.54mmol)溶液を滴下して加えた。得られた反応混合液を室温で2時間撹拌した。該反応混合液をEtOAcで希釈し、冷1N HCl、食塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、溶媒を除去し、残渣をBiotage 40M カラム(EtOAc−MeOH(90−10)/ヘキサン 5%から100%)により精製して、無色のゲル状物(2.3g,65%)として生成物を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.19 (d, J=6.55 Hz, 6 H) 1.49 (s, 9 H) 2.90 (s, 3 H) 4.05 - 4.26 (m, 1 H) 7.02 (br. s., 1 H).
中間体36
Figure 2012519173
tert−ブチル N−イソプロピル−N−メチルスルファモイルカルバメート(2.3g,9.12mmol)に、冷HCl(6mL,24.00mmol)を加え、室温で2時間撹拌し、溶媒を除去して、生成物を淡い黄褐色の固形物(1.38g,99%)として得た。 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.16 (d, J=6.80 Hz, 5 H) 2.72 (s, 3 H) 4.16 (dt, J=13.53, 6.70 Hz, 1 H) 4.43 (br. s., 1 H).
中間体37
Figure 2012519173
生成物(0.261g,81%)を酸化合物(0.25g,0.54mmol)およびアミン化合物からCDIおよびDBUを用いて調製した。LC−MS保持時間:3.635分;MS m/z(M+H)594. H NMRは、化合物が回転異性体として存在することを示した(〜4/3)。LC/MS方法:開始% B:0,最終% B:100;グラジエント時間:3分;停止時間:4分;流速:4ml/分;波長:220;溶媒A:10%のMeOH/90%のHO/0.1%のトリフルオロ酢酸;溶媒B:10%のHO/90%のMeOH/0.1%のトリフルオロ酢酸;カラム:XBridge 4.6x50mm S5.
中間体38
Figure 2012519173
酸化合物(0.22g,87%)を、エステル化合物(0.258g,0.435mmol)からTHF/MeOH中のNaOHを用いて調製した。酸化合物を淡黄色の固形物として単離した。LC−MS保持時間:3.608分;MS m/z(M+H)580.LC/MS方法:開始% B:0、最終% B:100;グラジエント時間:3分;停止時間:4分;流速:4ml/分;波長:220;溶媒A:10%のMeOH/90%のHO/0.1%のトリフルオロ酢酸;溶媒B:10%のHO/90%のMeOH/0.1%のトリフルオロ酢酸;カラム:XBridge 4.6x50mm S5。1H NMRは、回転異性体として存在した(〜1/2)。主な異性体: 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 0.41 (t, J=6.30 Hz, 1 H) 1.08 - 2.15 (m, 17 H) 2.63 - 2.80 (m, 1 H) 2.84 - 2.96 (m, 1 H) 3.04 (s, 3 H) 3.84 (s, 3 H) 4.03 (d, J=14.86 Hz, 1 H) 4.22 - 4.41 (m, 1 H) 5.35 (d, J=15.11 Hz, 1 H) 6.86 (dd, J=8.44, 2.39 Hz, 1 H) 6.98 (d, J=2.27 Hz, 1 H) 7.20 (d, J=8.56 Hz, 1 H) 7.67 (d, J=8.31 Hz, 1 H) 7.81 - 7.89 (m, 1 H) 8.10 (s, 1 H).
中間体39
Figure 2012519173
いくつかの実施例のためにアミド化合物を調製するための一般的な手順。酸誘導体(1当量)を、無水DMF中の対応するアミン化合物(1.2当量)、トリエチルアミン(2〜3当量)およびTBTU(1.3当量)と合わせ、アミドカップリングが完了するまで室温で1〜2時間撹拌した。単離した粗生成物を分取HPLCにより精製して、所望のアミド化合物を得た。
下記の手順で調製した化合物を以下のLC/MS方法により分析した:分析条件:カラム:PHENOMENNEX−LUNA 3.0x50mm S10;移動相:(A)10:90のメタノール−水;(B)90:10のメタノール−水;緩衝液:0.1%のTFA;グラジエント範囲:0−100%のB;グラジエント時間:2分;流速:4mL/分;分析時間:3分;検出:検出器1:220nmでのUV;検出器2:MS(ESI+)。
中間体40
Figure 2012519173
(+/−)−8−シクロヘキシル−5−(モルホリノスルホニルカルバモイル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a−カルボン酸。生成物を分取HPLCにより精製し、ベージュ色の固形物として単離した。LC/MS:保持時間:1.968分; m/e 460 (MH+).H NMR (400 MHz, CDCl): 該化合物は、相互変換回転異性体として存在することが観察された。
中間体41
Figure 2012519173
(+/−)−8−シクロヘキシル−5−(4−メチルピペラジン−1−イルスルホニルカルバモイル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロ−11−メトキシ−シクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a−カルボン酸。生成物を分取HPLCにより精製し、ベージュ色の固形物としてモノTFA塩形態中で得た。LC/MS: 保持時間:1.687分; m/e 607 (MH+). 1H NMR (400 MHz, CDCl3): 該化合物は、相互変換回転異性体として存在することが観察された。
Aを用いて表記した全ての化合物は、ラセミ混合物であり、Bを用いて表記した化合物は、単一のエナンチオマーである。アゼピン環に縮合したシクロプロピル環を有する化合物はシス縮合している。
中間体42
Figure 2012519173
3a,6a−ビス(ブロモメチル)−2,5−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール。J. Org. Chem. 1996, 61, 8897-8903に従って調製した。MW 606.4.
中間体43
Figure 2012519173
5,8−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)ジヒドロ−4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロール。J. Org. Chem. 1996, 61, 8897-8903で概略される方法により調製した。
中間体44
Figure 2012519173
ジヒドロ−4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロール 二塩酸塩。水素化アルミニウムリチウム(THFで1.0M)(17.3mL,17.3mmol)を、THF(10mL)中の粗5,8−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)ジヒドロ−4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロール(中間体2)(800mg,1.73mmol)溶液に加え、該混合物を室温で4日間撹拌した。EtO(100mL)を該反応液に加え、続いて水(1.5mL)、次に10NのNaOH(水溶液)(1.5mL)を加えた。ガスの発生が止まった後、混合液をセライトに通して濾過した。濾液をHCl(EtOで2.0M,2mL)で酸性にし、(白色沈殿物が形成し)ピンク色の固形物に濃縮し、EtO、次いでMeOHでトリチュレートして、ジヒドロ−4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロール二塩酸塩(254mg,1.65mmol,収率95%)を白色の固形物として得た。LCMS: m/e 155 (M+H)+. LCMS保持時間:0.26分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%のTFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=2分。流速=4mL/分)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.24 - 9.90 (4 H, m), 3.82 (4 H, s), 3.56 (4 H, d, J = 12.21 Hz), 3.18 (4 H, d, J = 12.21 Hz).
中間体45
Figure 2012519173
2,5,8−tris((4−メチルフェニル)スルホニル)テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)ピロロ[3,4−c]ピロール。J. Org. Chem, 1996, 61, 8897-8903で概略される方法により調製した。
中間体46
Figure 2012519173
テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)ピロロ[3,4−c]ピロール 三塩酸塩。水素化アルミニウムリチウム(THFで1.0M)(19.7mL,19.7mmol)を、THF(20mL)中の2,5,8−tris((4−メチルフェニル)スルホニル)テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)ピロロ[3,4−c]ピロール(中間体4)(810mg,1.32mmol)の溶液に加え、該混合物を室温で2日間撹拌した。EtO(100mL)を該反応液に加え、水(2mL)、次いで10NのNaOH(水溶液)(2mL)を滴下して加えた。ガスの発生が止まった後、該混合液をNaSOにより乾燥させ、セライトに通して濾過した。濾液をHCl(EtOで2.0M,2mL)で酸性にし(白色の沈殿物を形成した)、乾燥するまで濃縮し、残渣をEtO、次いでMeOHでトリチュレートして、テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)ピロロ[3,4−c]ピロール三塩酸塩(80mg,0.52mmol,収率40%)を白色の固形物として得た。LCMS: m/e = 154 (M+H)+。LCMS保持時間:0.25分。(カラム: SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%のTFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=2分。流速=4mL/分)。1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 10.21 (6 H, br s), 3.59 (12 H, br s).
中間体47
Figure 2012519173
テトラヒドロ−2−メチル−5,8−ビス[(4−メチルフェニル)スルホニル]−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)ピロロ[3,4−c]ピロール。THF(15mL,30mmol)中の2.0Mのメチルアミンを、DMSO(30mL)中の3a,6a−ビス(ブロモメチル)−2,5−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール(中間体1)(2g,3.3mmol)の懸濁液に加え、該混合液を密封した管の中にて120℃で1日撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をCHCl(100mL)および食塩水(50mL)の間で分離させた。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濃縮して黄色の固形物とし、フラッシュシリカクロマトグラフィー(SiO2,EtOAc/ヘキサン、33%から100%のEtOAcグラジエント)により精製して、生成物テトラヒドロ−2−メチル−5,8−ビス[(4−メチルフェニル)スルホニル]−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)ピロロ[3,4−c]ピロール(810mg,1.70mmol,収率52%)を白色の固形物として得た。LCMS: m/e = 476 (M+H)+. LCMS保持時間:1.10分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=2分。流速=4mL/分。)
中間体48
Figure 2012519173
2−メチルテトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)ピロロ[3,4−c]ピロール 三塩酸塩。水素化アルミニウムリチウム(THFで1.0M)(5.7mL,5.7mmol)を、THF(6mL)中のテトラヒドロ−2−メチル−5,8−ビス[(4−メチルフェニル)スルホニル]−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)ピロロ[3,4−c]ピロール(中間体6)(270mg,0.57mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。EtO(30mL)およびTHF(20mL)を該反応液に加え、続いて水(0.6mL)、次いで10NのNaOH(水溶液)(0.6mL)で滴下して加えた。ガスの発生が止まった後、混合液をセライトに通して濾過した。濾液をHCl(EtOで2.0M,0.9mL)で酸性にし、濃縮してピンク色の固形物にし、MeOHおよびEtOAcでトリチュレートして2−メチルテトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)ピロロ[3,4−c]ピロール 三塩酸塩(100.6mg,0.364mmol,収率64%)を白色の固形物として得た。LCMS: m/e = 168 (M+H)+. LCMS保持時間:0.26分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%のTFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.28 - 9.36 (5 H, m), 3.63 (12 H, br s), 2.82 (3 H, s).
中間体49
Figure 2012519173
3a,6a−ビス(メトキシメチル)−2,5−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール。MeOH(3.8mL,16mmol)中の25重量%のナトリウムメトキシドを、DMSO(10mL)中の3a,6a−ビス(ブロモメチル)−2,5−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール(中間体1)(2g,3.30mmol)懸濁液に加え、混合物をN下にて120℃で16時間撹拌した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣をCHClおよび飽和NHCl(水溶液)の間で分離させた。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濃縮して橙色の固形物にし、CHClでトリチュレートして、3a,6a−ビス(メトキシメチル)−2,5−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール(720mg,1.4mmol,43%)の最初の生成物を白色の固形物として得た。母液をフラッシュシリカクロマトグラフィー(SiO,EtOAc/ヘキサン 1:2で溶離した)により精製して、さらなる所望生成物を白色の固形物(130mg,0.26mmol,8%)として得た。 LCMS: m/e = 509 (M+H)+. LCMS保持時間:1.85分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%のTFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=2分。流速=4mL/分)。
中間体50
Figure 2012519173
cis−3a,6a−ビス(メトキシメチル)オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール 二塩酸塩。水素化アルミニウムリチウム(THFで1.0M)(14.2mL,14.2mmol)を、THF(15mL)中の(3as,6as)−3a,6a−ビス(メトキシメチル)−2,5−ジトシルオクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール(中間体8)(720mg,1.42mmol)の溶液に加え、該混合物を室温で3日間撹拌した。さらなる量の水素化アルミニウムリチウム(THF中で1.0M)(10mL,10mmol)を加え、反応液をさらに続けて1日撹拌した。該反応液をEtO(100mL)で希釈し、続いて水(1.5mL)、次いで10NのNaOH(水溶液)(1.5mL)を滴下して加えた。ガスの発生が止まった後、該混合液をセライトに通して濾過した。濾液をHCl(EtOで2.0M,2mL)で酸性にし(白色の沈殿が形成した)、濃縮して橙色の固形物にし、EtO、次いでMeOHでトリチュレートして、cis−3a,6a−ビス(メトキシメチル)オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール 二塩酸塩(266mg,1.33mmol,収率94%)を白色の固形物として得た。LCMS: m/e = 201 (M+H)+. LCMS保持時間:0.26分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%のTFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
中間体51
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((イソプロピルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸。US 20080146537およびUS 2007184024に従って調製した。
中間体52
Figure 2012519173
8−シクロヘキシル−5−((イソプロピルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸。US 20080146537およびUS 2007184024に従って調製した。
中間体53
Figure 2012519173
プロペ−1−エン−2−スルホンアミド。EtO中のプロペ−1−エン−2−イルマグネシウムブロミド(20mL,10.0mmol)の0.5M溶液を、0℃でヘキサン(20mL)中の二塩化スルフリル(1.6mL,20mmol)撹拌溶液にゆっくり加えた。該反応液を室温にゆっくり加温し、16時間撹拌した。該反応液を水(40mL)でクエンチし、層を分離させ、有機層を濃縮して清澄な液体とした。残渣をTHF(30mL)中に溶解させ、0℃に冷却し、コールドフィンガー(cold finger)を用いてアンモニア(〜10mL)で処理した(−70℃)。冷却槽を取り外し、反応液を接着させたコールドフィンガーを用いて室温で1時間撹拌させ、次いでオープン系にて室温で終夜撹拌した。反応液を濾過し、減圧濃縮し、シリカのパッドに通して部分的に精製した(EtOAc/ヘキサン 1:1で溶離した)。生成物を含むフラクションを合わせて、濃縮し、次いでヘキサン/EtOAc(3:1)から再結晶化させて、プロペ−1−エン−2−スルホンアミド(161mg,1.33mmol,13%)を白色の固形物として得た。1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 6.06 (s, 1H), 5.55 (q, J = 1.5 Hz, 1H), 4.57 (br s, 2H), 2.14 (, br s, 3H).
中間体54
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−(エトキシカルボニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸。US 200814537に従って調製した。
中間体55
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((イソプロペニルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸エチル。CDI(243mg,1.501mmol)を、THF(5mL)中の(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−(エトキシカルボニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボン酸(中間体13)(474mg,1.00mmol)溶液に加え、該混合物を60℃で1時間撹拌した。次いで、プロペ−1−エン−2−スルホンアミド(中間体12)(182mg,1.50mmol)およびDBU(0.3mL,1.990mmol)を加え、反応物を室温で3日間撹拌した。反応混合液を0.5N HCl溶液(20ml)で希釈し、EtOAcで抽出した(50mLx2)。有機層を合わせて、HCl水溶液および食塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して黄色の油状物とした。残渣を分取HPLC(10mMのNHOAc緩衝液を含有するHO−CHCN)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((イソプロペニルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸エチル(357mg,0.619mmol,収率62%)を白色の固形物として得た。LCMS: m/e = 577 (M+H)+. LCMS保持時間:1.22分。(カラム:phenomenex 10u 4.6x50mm C18。溶媒A=HO:ACN 95%:5% 10mm 酢酸アンモニウム。溶媒B=HO:ACN 5%:95% 10mm 酢酸アンモニウム。開始%B=30。最終%B=100。グラジエント時間=2分。流速=4ml/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の3:1比として存在する。 1H NMR (300 MHz, MeOD) δ ppm 8.30 (s, 0.25H), 8.09 (s , 0.75H), 7.91 (d, J = 8.8 Hz, 0.25H), 7.88 (d, J = 8.4 Hz, 0.75H), 7.62 (dd, J = 8.8, 1.5 Hz, 0.25H), 7.56 (dd, J = 8.4, 1.5 Hz, 0.75H), 7.32 (d, J = 8.4 Hz, 0.25H), 7.28 (d, J = 8.8 Hz, 0.75H), 7.23 (d, J = 2.2 Hz, 0.75H), 7.15 (d, J = 2.6 Hz, 0.25H), 7.05 - 6.97 (m, 1H), 6.31 (br s, 1H), 5.94 (br s, 1H), 5.47 (d, J = 15.0 Hz, 0.75H), 5.26 (d, J = 15.0 Hz, 0.25H), 4.33 - 3.88 (m, 3H), 3.90 (s, 3H), 3.48 (d, J = 15.0 Hz, 0.75H), 3.14 - 2.66 (m, 2.25H), 2.23 - 0.88 (m, 13.75H), 0.29 - 0.23 (m, 0.25H).
中間体56
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((イソプロペニルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸。NaOH水溶液(1.8mL,1.8mmol)を、MeOH(4mL)およびTHF(4mL)中の(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((イソプロペニルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸エチル(中間体14)(350mg,0.607mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。該反応液を1N HCl水溶液(1.8 mL)でクエンチし、濃縮し、残渣をEtOAc(50mL)およびHO(30mL)の間で分離させた。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濃縮して、粗(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((イソプロペニルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸(333mg,0.577mmol,収率95%)を黄色の固形物として得た。LCMS: m/e = 549 (M+H)+. LCMS保持時間:1.55分。(カラム:phenomenex 10u 4.6x50mm C18。溶媒A=HO:ACN 95%:5% 10mm 酢酸アンモニウム。溶媒B=HO:ACN 5%:95% 10mm 酢酸アンモニウム。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4ml/分)。
中間体57
Figure 2012519173
8−シクロヘキシル−5−((イソブチルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸メチル。US 20080146537に従って調製した。
中間体58
Figure 2012519173
8−シクロヘキシル−5−((イソブチルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸。US 20080146537に従って調製した。
中間体59
Figure 2012519173
13−シクロヘキシル−10−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−3−メトキシ−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸。WO 2008097796およびWO 2007033175に従って調製した。
中間体60
Figure 2012519173
8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸。US 20080146537、WO 2008097796およびWO 2007143521に従って調製した。
中間体61
Figure 2012519173
13−シクロヘキシル−10−((シクロプロピルスルホニル)カルバモイル)−3−メトキシ−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸。US 2007184024に従って調製した。
中間体62
Figure 2012519173
8−シクロヘキシル−5−((シクロプロピルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸メチル。MeOH(20mL)中の13−シクロヘキシル−10−((シクロプロピルスルホニル)カルバモイル)−3−メトキシ−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸(中間体20)(80mg,0.15mmol)溶液を、30バーのThalesNano H−cubeリアクター中にて室温でH気流を用いて10%のPd−Cカートリッジに通した。その生成物を収集し、濃縮して、8−シクロヘキシル−5−((シクロプロピルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸メチル(61.6mg,0.115mmol,収率77%)を明るい黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 537 (M+H)+。LCMS保持時間:3.03分。(カラム:Phenomenex−Luna 3.0x50mm S10。溶媒A=90%の水:10%のメタノール:0.1%のTFA。溶媒B=10%の水:90%のメタノール:0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
中間体63
Figure 2012519173
乾燥DMF(5mL)中の3a,6a−ビス(インドメチル)−2,5−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール。3a,6a−ビス(ブロモメチル)−2,5−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール(0.606g,1.00mmol)およびヨウ化カリウム(1.66g,10.0mmol)懸濁液を、N下にて100℃で12時間撹拌した。100℃に加熱した後、反応物は、白色の懸濁液から黄色の懸濁液に変化した。100℃で12時間撹拌した後、反応物を室温に冷まし、HO(30mL)で希釈し、濃縮して水性混合物にした。生じた混合物をCHClで抽出し(3x15mL)、有機抽出物を合わせて、飽和NHCl(水溶液)(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、ジヨード−ビス−ピロリジン(0.65g,0.93mmol,収率93%)。LCMS : m/e = 701 (M+H)+。LCMS保持時間:2.69分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%のTFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.68 (4 H, d, J=8.28 Hz), 7.39 (4 H, d, J=7.78 Hz), 3.34 (4 H, d, J=10.54 Hz), 3.24 (4 H, d, J=10.54 Hz), 3.00 (4 H, s), 2.49 (6 H, s).
中間体64
Figure 2012519173
2,5−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−エタノピロロ[3,4−c]ピロール。t−ブチル リチウム(1.7Mのペンタン)(1.05mL,1.76mmol)を、−78℃でTHF(10mL)中の3a,6a−ビス(ヨードメチル)−2,5−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール(0.50g,0.71mmol)撹拌溶液に滴下して加えた。生じた橙色の混合物を−78℃で30分間撹拌した。その後、さらなる量の1.7Mのペンタン中のt−ブチル リチウム(1.05mL,176mmol)を反応混合物に−78℃で加えた。−78℃での10分間のさらなる撹拌後、反応物をさらなる量の飽和NHCll(水溶液)(10mL)でクエンチした。混合液を室温に加温し、EtOAc(15mL)で希釈し、層を分離させた。次いで、水層をEtOAc(3x20mL)および1回CHClで抽出した。有機抽出物を合わせて、食塩水(30mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、2,5−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−エタノピロロ[3,4−c]ピロール(.308g,0.690mmol,収率97%)を白色の結晶性固形物として得た。LCMS : m/e = 447 (M+H)+。LCMS保持時間:2.39分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%のTFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。構造を単結晶X線回折により確認した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.67 (4 H, d, J=8.28 Hz), 7.34 (4 H, d, J=8.03 Hz), 3.36 (4 H, d, J=9.79 Hz), 2.73 (4 H, d, J=9.79 Hz), 2.47 (6 H, s), 2.00 (4 H, s).
中間体65
Figure 2012519173
2,8−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)シクロペンタ[c]ピロール−5−カルボン酸。火炎乾燥させたフラスコに、3a,6a−ビス(ブロモメチル)−2,5−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール(1.00g,1.65mmol)および炭酸セシウム(5.37g,16.5mmol)を入れた。該フラスコを排気し、Nで充満させた。該固形物を乾燥DMSO(10mL)中に取り込ませた。最後に、乾燥マロン酸ジメチル(0.377mL,3.30mmol)を加え、混合物を100℃に加熱した。混合物をN下にてこの温度で3日間撹拌させた。反応液を室温に冷まし、HO(30mL)およびCHCl(30mL)で希釈し、層を分離させた。水層をCHClで抽出した(3x20mL)。有機抽出物を合わせて、食塩水(30mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、橙色の固形物を得た。この固形物をシリカゲル(Biotage、EtOAc/ヘキサン(10CVで20%のEtOAcから80%のEtOAc、全てのフラクションを収集した)上で精製して、2,8−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)シクロペンタ[c]ピロール−5−カルボン酸メチル(0.30g,0.58mmol,収率46%)および5,8−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)ジヒドロ−4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロール(0.29g,0.63mmol,収率50%)の混合物を白色の固形物として得た。この分離できない混合物を加水分解させ、2,8−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)シクロペンタ[c]ピロール−5−カルボン酸および5,8−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)ジヒドロ−4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロールを分離した。前の工程からの混合物をTHF(40mL)中に溶解させた。該溶液を0℃に冷却し、4MのLiOH(水溶液)(10mL,20.0mmol)を加えた。この黄色の溶液を室温で終夜温めた。該溶液を減圧中で濃縮した。生じた残渣を1MのHCl(水溶液)(50mL)で希釈し、EtOAcで抽出した(3x20mL)。有機抽出物を合わせて、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、未反応の5,8−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)ジヒドロ−4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロールおよび所望の2,8−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)シクロペンタ[c]ピロール−5−カルボン酸からなる0.9gの白色の固形物を得た。該固形物をシリカゲル(Biotage,EtOAc/ヘキサン(5CVで30%から50%のEtOAc)、続いて3CVで1:1 CHCl:CHCl中で10%のMeOHの混合液から10CVでCHClのみで10%のMeOHからなる2番目のグラジエント、全てのフラクションを収集)により精製して、2,8−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)シクロペンタ[c]ピロール−5−カルボン酸(0.340g,0.674mmol,収率69.9%)を白色のふわふわした固形物として得た。LCMS : m/e = 519 (M+H)+.LCMS保持時間:2.28分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%のTFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.65 (2 H, d, J=8.28 Hz), 7.58 (2 H, d, J=8.28 Hz), 7.36 (4 H, dd, J=16.06, 7.78 Hz), 3.48 (2 H, d, J=9.54 Hz), 3.33 (2 H, d, J=10.04 Hz), 2.60 (2 H, d, J=9.79 Hz), 2.55 (1 H, m), 2.49 (3 H, s), 2.46 (3 H, s), 2.38 (2 H, d, J=10.29 Hz), 2.04 (1 H, d, J=13.43 Hz), 2.02 (2 H, d, J=13.43 Hz), 1.91 (1 H, d, J=12.55 Hz), 1.87 (1 H, d, J=12.55 Hz).
中間体66
Figure 2012519173
2,8−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)シクロペンタ[c]ピロール。四塩化炭素(8mL)中の2,8−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)シクロペンタ[c]ピロール−5−カルボン酸(200mg,0.396mmol)、ヨードベンゼンジアセテート(511mg,1.59mmol)およびヨウ素(402mg,1.59mmol)の混合物を、2つの連続した還流コンデンサーを組み合わせたフラスコ内にて300Wのタングステン電球で8時間照射した(還流温度まで)。その後、反応液をCHClで希釈し、飽和Na(水溶液)(25mL)で洗浄した。水層をCHClで抽出した(3x10mL)。有機抽出物を合わせて、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、橙色の油状物を得た。この油状物をシリカゲル(Biotage,EtOAc/ヘキサン(12CVに20%のEtOAcから90%のEtOAcの勾配)、全てのフラクションを収集した)で精製して、2,8−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)−2,3−ジヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)シクロペンタ[c]ピロールおよび5−ヨード−2,8−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)シクロペンタ[c]ピロール(0.150g)の混合液を得た。1.7Mのペンタン中のt−ブチル リチウム(2.01mL,342μmol)を、−78℃でTHF(4mL)中の前工程からの混合液の撹拌溶液を滴下して加えた。橙色の付いた溶液を−78℃で55分間撹拌した。次に、該反応液を飽和NHCl(水溶液)(25mL)の添加によりクエンチした。生じた混合物をEtOで希釈し、層を分離させた。水層をEtOで抽出し(3x5mL)、有機抽出物を合わせて、食塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、160mgの2,8−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)−2,3−ジヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)シクロペンタ[c]ピロールおよび2,8−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)シクロペンタ[c]ピロールの混合物を得た。この混合物をさらに精製することなく用いた。前の工程からの混合物(160mg,0.348mmol)を、THF中の10%のMeOH(1mL)の混合液に溶解させた。10%のパラジウム炭素(18.5mg,0.174mmol)を反応溶液に加え、該混合液を脱気し、該フラスコをArで充満させた(3x)。次に、Arで満たされた混合液を脱気し、Hを入れた(3x)。Hで満たされた混合液を、Hのバルーン下にて室温で終夜撹拌させた。次いで、混合液をTHFですすいだセライトのパッドに通して濾過した。濾液を濃縮し、CHClで希釈し、シリカゲル(Biotage,EtOAc/ヘキサン(12CVに20%のEtOAcから90%のEtOAcの勾配)、全てのフラクションを収集した)で精製して、2,8−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)シクロペンタ[c]ピロール(102mg,0.221mmol,収率64%)を得た(カルボン酸化合物から56%収率)。LCMS : m/e = 461 (M+H)+.LCMS保持時間:2.46分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%のTFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.62 (4 H, d, J=8.28 Hz), 7.35 (4 H, d, J=8.03 Hz), 2.81 - 3.03 (8 H, m), 2.47 (6 H, s), 1.64 (4 H, t, J=6.53 Hz), 1.34 - 1.46 (2 H, m).
中間体67
Figure 2012519173
テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−エタノピロロ[3,4−c]ピロール二塩酸塩。2MのTHF中の水素化アルミニウムリチウム(26.2mL,52.4mmol)溶液を、室温でTHF(10mL)中の2,5−ビス((4−メチルフェニル)スルホニル)テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−エタノピロロ[3,4−c]ピロール(1.17mg,2.62mmol)の撹拌溶液に加えた。次いで、混合液を室温で48時間撹拌させた。次に、反応液をEtOで希釈し、HO(1.0mL)、続いて1MのNaOH(水溶液)(1.0mL)の添加によりクエンチした。生じた混合物を室温で終夜撹拌させた。次いで、混合液をTHFでそそいだセライトのパッドに通して濾過した。次に、濾液を、EtO中の2MのHClの添加により酸性にし、白色の沈殿物を得た。この混合物を濃縮して、粘着性の黄褐色の固形物を得た。この粘着性固形物をEtOでトリチュレートし、減圧中で乾燥させて、テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−エタノピロロ[3,4−c]ピロール二塩酸塩(518mg,2.45mmol,収率94%)を、5%未満のモノ保護アミンを含む黄褐色の固形物として得た。この化合物は、検出可能なLCMSシグナルを示さない。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 3.64 (4 H, d, J=12.30 Hz), 3.47 (4 H, d, J=12.30 Hz), 2.27 (4 H, s).
実施例1Aおよび1B
Figure 2012519173
1Aラセミ化合物:8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドおよび1Bホモキラル化合物:(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。BOP−Cl(69mg,0.27mmol)を、CHCl(5mL)およびTEA(0.50mL,3.6mmol)中の(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((イソプロピルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸(中間体10)(100mg,0.182mmol)およびジヒドロ−4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロール二塩酸塩(中間体3)(62mg,0.27mmol)の撹拌溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。反応液をMeOHで希釈し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含むHO−MeOH)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(72mg,0.085mmol,収率47%)を明るい黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 687 (M+H)+. LCMS保持時間:2.43分。(カラム:Phenomenex−Luna 3.0x50mm S10。溶媒A=90%の水:10%のメタノール:0.1%のTFA。溶媒B=10%の水:90%のメタノール:0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の2:1比として存在する。 1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.09 (br s, 0.33H), 7.97 (br s, 0.67H), 7.88 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.61 - 7.55 (m, 1H), 7.31 - 7.26 (m, 1H), 7.16 (d, J=2.8 Hz, 0.67H), 7.14 (d, J=2.5 Hz, 0.33H), 7.02 - 6.94 (m, 1H), 5.10 (d, J=15.1 Hz, 0.67H), 4.80 (d, J=15.1 Hz, 0.33H), 4.16 - 3.43 (m, 9H), 3.88 (s, 1H), 3.86 (s, 2H), 3.38 - 3.09 (m, 4H), 3.00 - 2.89 (m, 0.66H), 2.84 - 2.74 (m, 0.33H), 2.65 (dd, J=9.0, 5.8 Hz, 0.67H), 2.52 (dd, J=10.0, 6.3 Hz, 0.33H), 2.15 - 1.01 (m, 12.67H), 1.42 (d, J=7.0 Hz, 4H), 1.41 (d, J=7.0 Hz, 2H), 0.20 - 0.12 (m, 0.33H).
実施例2Aおよび2B
Figure 2012519173
2Aラセミ化合物:8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((10−メチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドおよび2Bホモキラル化合物:(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((10−メチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。THF中のシアノ水素化ホウ素ナトリウムの1M溶液(0.51mL,0.51mmol)を、MeOH(1mL)中の(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例1A)(35mg,0.051mmol)およびホルムアルデヒド(水中で37重量%)(0.038mL,0.51mmol)溶液に加え、反応混合液を室温で16時間撹拌した。該反応液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含むHO−MeOH)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((10−メチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(28mg,0.033mmol,収率64%)をオフホワイト色の固形物として得た。LCMS: m/e 701 (M+H)+. LCMS保持時間:1.86分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%のTFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の2:1比として存在する。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.12 (br s, 0.33H), 7.99 (br s, 0.67H), 7.92 - 7.86 (m, 1H), 7.62 - 7.56 (m, 1H), 7.30 (d, J=8.5 Hz, 0.67H), 7.28 (d, J=8.5 Hz, 0.33H), 7.16 (d, J=2.5 Hz, 0.67H), 7.15 (d, J=2.8 Hz, 0.33H), 7.00 (dd, J=8.5, 2.5 Hz, 0.67H), 6.97 (dd, J=8.5, 2.8 Hz, 0.33H), 5.11 (d, J=15.6 Hz, 0.67H), 4.92 - 4.80 (m, 0.33H), 4.19 - 3.53 (m, 8H), 3.88 (s, 1H), 3.86 (s, 2H), 3.12 - 2.48 (m, 8H), 2.14 - 1.02 (m, 14.67H), 1.42 (d, J=6.8 Hz, 4H), 1.42 (d, J=7.0 Hz, 2H), 0.21 - 0.15 (m, 0.33H).
実施例3A
Figure 2012519173
(ラセミ化合物)8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。BOP−Cl(36mg,0.14mmol)を、CHCl(1mL)およびDIPEA(0.2mL,1.1mmol)中の8−シクロヘキシル−5−((イソプロピルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸(中間体11)(60mg,0.11mmol)およびテトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)ピロロ[3,4−c]ピロール三塩酸塩(中間体5)(43mg,0.16mmol)溶液に加え、反応混合液を室温で16時間撹拌した。該反応液をMeOHで希釈し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含むHO−MeOH)により精製して、8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(17mg,0.017mmol,収率15%)を黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 686 (M+H)+. LCMS保持時間:2.93分。(カラム:Phenomenex−Luna 3.0x50mm S10。溶媒A=90%の水:10%のメタノール:0.1%のTFA。溶媒B=10%の水:90%のメタノール:0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例4Aおよび4B
Figure 2012519173
4Aラセミ化合物:8−シクロヘキシル−1a−((7,10−ジメチル−3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イル)カルボニル)−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドおよび4Bホモキラル化合物:(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−((7,10−ジメチル−3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イル)カルボニル)−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。THF中のシアノ水素化ホウ素ナトリウムの1M溶液(0.24mL,0.24mmol)を、MeOH(1mL)中の8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例3A)(12mg,0.017mmol)およびホルムアルデヒド(水中で37重量%)(0.013mL,0.18mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。該反応液をMeOHで希釈し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含むHO−MeOH)により精製して、8−シクロヘキシル−1a−((7,10−ジメチル−3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イル)カルボニル)−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(12mg,0.012mmol,収率70%)を明るい黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 714 (M+H)+. LCMS保持時間:2.10分。(カラム:LUNA 4.6x50MM S10。溶媒A=HO:CHCN 95%:5%の10mm酢酸アンモニウム。溶媒B=HO:CHCN 5%:95%の10mm酢酸アンモニウム。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の2:3比として存在する。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.22 (br s, 0.4H), 8.05 (d, J=1.5 Hz, 0.6H), 7.91 (d, J=8.5 Hz, 0.6H), 7.89 (d, J=8.5 Hz, 0.4H), 7.62 (dd, J=8.5, 1.5 Hz, 0.4H), 7.61 (dd, J=8.5, 1.5 Hz, 0.6H), 7.31 (d, J=8.5 Hz, 0.6H), 7.29 (d, J=8.5 Hz, 0.4H), 7.17 - 7.13 (m, 1H), 7.00 (dd, J=8.5, 2.5 Hz, 0.6H), 6.97 (dd, J=8.5, 2.8 Hz, 0.4H), 5.10 (d, J=15.3 Hz, 0.6H), 4.97 - 4.82 (m, 0.4H), 4.14 (d, J=15.1 Hz, 0.4H), 4.08 - 3.82 (m, 4H), 3.88 (s, 1.2H), 3.86 (s, 1.8H), 3.78 - 3.22 (m, 8.6H), 3.12 - 2.74 (m, 7H), 2.64 - 2.58 (m, 0.6H), 2.55 - 2.50 (m, 0.4H), 2.15 - 1.05 (m, 12.6H), 1.42 (d, J=7.0 Hz, 3.6H), 1.42 (d, J=7.0 Hz, 2.4H), 0.23 - 0.18 (m, 0.4H).
実施例5B
Figure 2012519173
(ホモキラル化合物)(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロペニルスルホニル)−1a−(4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロール−5(1H,3H,6H)−イルカルボニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。BOP−Cl(30mg,0.12mmol)を、CHCl(1mL)およびDIPEA(0.10mL,0.57mmol)中の(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((イソプロペニルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸(中間体15)(50mg,0.091mmol)およびジヒドロ−4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロール二塩酸塩(31mg,0.14mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。該反応液をMeOHで希釈し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−MeOH)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロペニルスルホニル)−1a−(4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロール−5(1H,3H,6H)−イルカルボニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(45mg,0.054mmol,収率59%)を淡黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 685 (M+H)+. LCMS保持時間:1.14分。(カラム:Phenomenex−Luna 3.0x50mm S10。溶媒A=90%の水:10%のメタノール:0.1%のTFA。溶媒B=10%の水:90%のメタノール:0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=2分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の7:3比として存在する。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.08 (br s, 0.3H), 7.94 (br s, 0.7H), 7.89 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.59 - 7.54 (m, 1H), 7.29 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.16 (d, J=2.3 Hz, 0.7H), 7.14 (d, J=2.5 Hz, 0.3H), 7.00 (dd, J=8.5, 2.3 Hz, 0.7H), 6.97 (dd, J=8.5, 2.5 Hz, 0.3H), 6.27 - 6.24 (m, 1H), 5.93 - 5.89 (m, 1H), 5.11 (d, J=15.3 Hz, 0.7H), 4.92 - 4.81 (m, 0.3H), 4.15 (d, J=15.0 Hz, 0.3H), 4.10 - 3.08 (m, 11.7H), 3.87 (s, 0.9H), 3.86 (s, 2.1H), 3.00 - 2.90 (m, 0.7H), 2.84 - 2.74 (m, 0.3H), 2.65 (dd, J=9.0, 5.8 Hz, 0.7H), 2.52 (dd, J=10.0, 6.3 Hz, 0.3H), 2.15 (s, 3H), 2.12 - 1.02 (m, 12.7H), 0.19 - 0.13 (m, 0.3H).
実施例6B
Figure 2012519173
(ホモキラル化合物)(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロペニルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((8−メチル−4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロール−5(1H,3H,6H)−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。THF中のシアノ水素化ホウ素ナトリウムの1M溶液(0.17mL,0.17mmol)を、MeOH(1mL)中の(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロペニルスルホニル)−1a−(4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロール−5(1H,3H,6H)−イルカルボニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例5B)(20mg,0.029mmol)およびホルムアルデヒド(水で37重量%)(0.013mL,0.18mmol)溶液に加え、該混合物を室温で2時間撹拌した。該反応液をMeOHで希釈し、分取HPLC(10mMのNHOAc緩衝液を含むHO−CHCN)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロペニルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((8−メチル−4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロール−5(1H,3H,6H)−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(11mg,0.014mmol,収率49%)を白色の固形物として得た。LCMS: m/e 699 (M+H)+. LCMS保持時間:1.87分。(カラム:LUNA 4.6x50MM S10。溶媒A=HO:CHCN 95%:5% 10mm酢酸アンモニウム。溶媒B=HO:CHCN 5%:95% 10mm酢酸アンモニウム。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の2:3比として存在する。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.23 (br s, 0.4H), 8.12 (br s, 0.6H), 7.84 - 7.73 (m, 2H), 7.36 - 7.27 (m, 1H), 7.20 (br s, 0.6H), 7.17 (br s, 0.4H), 7.02 (br d, J=8.5 Hz, 0.6H), 6.98 (br d, J=8.5 Hz, 0.4H), 6.04 (s, 1H), 5.57 (s, 1H), 5.24 - 5.10 (m, 1H), 4.16 - 3.52 (m, 6H), 3.92 (s, 1.2H), 3.90 (s, 1.8H), 3.32 - 2.40 (m, 9H), 2.15 (s, 3H), 2.12 - 0.97 (m, 14.6H), 0.28 - 0.23 (m, 0.4H).
実施例7A
Figure 2012519173
(ラセミ化合物)8−シクロヘキシル−N−(イソブチルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。BOP−Cl(29mg,0.12mmol)を、CHCl(1mL)およびDIPEA(0.1mL,0.6mmol)中の8−シクロヘキシル−5−((イソブチルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸(中間体17)(50mg,0.089mmol)およびジヒドロ−4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロール二塩酸塩(30mg,0.13mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。該反応液をMeOHで希釈し、分取HPLC(10mMのNHOAc緩衝液を含むHO−CHCN)により精製して、8−シクロヘキシル−N−(イソブチルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(34mg,0.047mmol,収率53%)を白色の固形物として得た。LCMS: m/e 701 (M+H)+. LCMS保持時間:1.45分。(カラム:LUNA 4.6x50MM S10。溶媒A=HO:CHCN 95%:5% 10mm酢酸アンモニウム。溶媒B=HO:CHCN 5%:95% 10mm酢酸アンモニウム。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=2分。流速=5mL/分)。
実施例8A
Figure 2012519173
(ラセミ化合物)8−シクロヘキシル−N−(イソブチルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((10−メチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。THF中のシアノ水素化ホウ素ナトリウムの1M溶液(0.17mL,0.17mmol)を、MeOH(1mL)中の8−シクロヘキシル−N−(イソブチルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例7A)(20mg,0.029mmol)およびホルムアルデヒド(水中で37重量%)(0.013mL,0.17mmol)溶液に加え、該混合物を室温で2時間撹拌した。該反応液をMeOHで希釈し、分取HPLC(10mMのNHOAc緩衝液を含有するHO−CHCN)により精製して、8−シクロヘキシル−N−(イソブチルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((10−メチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(15.2mg,0.020mmol,収率71%)を白色の固形物として得た。LCMS: m/e 715 (M+H)+. LCMS保持時間:2.06分。(カラム:LUNA 4.6x50MM S10。溶媒A=HO:CHCN 95%:5% 10mm酢酸アンモニウム。溶媒B=HO:CHCN 5%:95% 10mm酢酸アンモニウム。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の2:1比として存在する。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.20 (br s, 0.33H), 8.10 (br s, 0.67H), 7.87 - 7.79 (m, 1H), 7.76 - 7.70 (m, 1H), 7.32 - 7.24 (m, 0.33H), 7.30 (d, J=8.6 Hz, 0.67H), 7.20 (d, J=2.5 Hz, 0.67H), 7.15 (br s, 0.33H), 7.01 (dd, J=8.6, 2.5 Hz, 0.67H), 6.97 (br d, J=8.2 Hz, 0.33H), 5.20 - 5.05 (m, 0.67H), 4.94 - 4.81 (m, 0.33H), 4.08 - 3.69 (m, 4H), 3.91 (s, 1H), 3.90 (s, 2H), 3.62 - 1.72 (m, 25H), 1.97 (s, 3H), 1.17 - 1.13 (m, 6H), 1.08 -0.76 (m, 0.67H), 0.24 - 0.15 (m, 0.33H).
実施例9AおよびB
Figure 2012519173
9A(ラセミ化合物)8−シクロヘキシル−1a−((10−エチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミドおよび9B(ホモキラル化合物)(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−((10−エチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。THF中のシアノ水素化ホウ素ナトリウムの1M溶液(0.82mL,0.82mmol)を、MeOH(2mL)中の(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例1B)(94mg,0.14mmol)およびアセトアルデヒド(0.046mL,0.82mmol) 溶液に加え、該混合物を室温で2時間撹拌した。該反応液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−MeOH)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−((10−エチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(51mg,0.058mmol,収率43%)を淡黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 715 (M+H)+. LCMS保持時間:2.88分。(カラム:Phenomenex−Luna 3.0x50mm S10。溶媒A=90%の水:10%のメタノール:0.1%のTFA。溶媒B=10%の水:90%のメタノール:0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の7:3比として存在する。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.20 (br s, 0.3H), 8.12 (br s, 0.7H), 7.86 - 7.71 (m, 2H), 7.35 - 7.26 (m, 1H), 7.20 (d, J=2.8 Hz, 0.7H), 7.18 - 7.15 (m, 0.3H), 7.01 (dd, J=8.6, 2.8 Hz, 0.7H), 7.00 - 6.95 (m, 0.3H), 5.22 - 5.08 (m, 0.7H), 4.93 - 4.73 (m, 0.3H), 4.18 - 0.95 (m, 38.7H), 3.92 (s, 0.9H), 3.90 (s, 2.1H), 0.26 - 0.20 (m, 0.3H).
実施例10A
Figure 2012519173
(ラセミ化合物)1a−(((3aR,6aS)−3a,6a−ビス(メトキシメチル)ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)カルボニル)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。BOP−Cl(36mg,0.14mmol)を、CHCl(1mL)およびDIPEA(0.1mL,0.57mmol)中の8−シクロヘキシル−5−((イソプロピルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸(中間体11)(60mg,0.109mmol)およびシス−3a,6a−ビス(メトキシメチル)オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール二塩酸塩(中間体9)(32.7mg,0.163mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。該反応液をMeOHで希釈し、分取HPLC(10mMのNHOAc緩衝液を含むHO−CHCN)により精製して、生成物1a−(((3aR,6aS)−3a,6a−ビス(メトキシメチル)ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)カルボニル)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(28.6mg,0.036mmol,収率33%)を白色の固形物として得た。LCMS: m/e 733 (M+H)+. LCMS保持時間:2.02分。(カラム:LUNA 4.6x50MM S10。溶媒A=HO:CHCN 95%:5% 10mm酢酸アンモニウム。溶媒B=HO:CHCN 5%:95% 10mm酢酸アンモニウム。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の2:3比として存在する。 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.44 (br s, 0.4H), 8.12 (br s, 0.6H), 7.76 - 7.61 (m, 2H), 7.26 (d, J=8.2 Hz, 1H), 7.16 (br s, 0.4H), 7.11 (br s, 0.6H), 7.03 (d, J=8.2 Hz, 0.6H), 7.00 (d, J=8.2 Hz, 0.4H), 5.21 (d, J=15.3 Hz, 0.6H), 5.10 (d, J=15.3 Hz, 0.4H), 4.18 (d, J=11.6 Hz, 0.6H), 3.86 (s, 1.2H), 3.85 (s, 1.8H), 3.98 - 2.35 (m, 23.4H), 2.12 - 0.89 (m, 19.6H), 0.15 - 0.08 (m, 0.4H).
実施例11A
Figure 2012519173
(ラセミ化合物)1a−(((3aR,6aS)−3a,6a−ビス(メトキシメチル)−5−メチルヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)カルボニル)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。THF中のシアノ水素化ホウ素ナトリウムの1M溶液(0.16mL,0.16mmol)を、MeOH(1mL)中の1a−(((3aR,6aS)−3a,6a−ビス(メトキシメチル)ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)カルボニル)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例10A)(19.6mg,0.027mmol)およびホルムアルデヒド(水中で37重量%)(0.012mL,0.16mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。該反応液をMeOHで希釈し、分取HPLC(10mMのNHOAc緩衝液を含有するHO−CHCN)により精製して、1a−(((3aR,6aS)−3a,6a−ビス(メトキシメチル)−5−メチルヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)カルボニル)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(11.7mg,0.015mmol,収率57%)を白色の固形物として得た。LCMS: m/e 747 (M+H)+. LCMS保持時間:1.72分。(カラム:Luna 4.6x50mm S10。溶媒A=HO:CHCN 95%:5% 10mm酢酸アンモニウム。溶媒B=HO:CHCN 5%:95% 10mm酢酸アンモニウム。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の2:1:1比として存在する。 1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.44 (br s, 0.25H), 8.14 (br s, 0.25H), 8.06 (br s, 0.5H), 7.88 - 7.11 (m, 2H), 7.88 - 7.71 (m, 1H), 7.35 - 7.26 (m, 1H), 7.22 - 7.12 (m, 1H), 7.04 - 6.95 (m, 1H), 5.22 - 5.08 (m, 0.75H), 4.97 - 4.69 (m, 0.25H), 4.16 - 0.89 (m, 44.75H), 0.30 - 0.21 (m, 0.25H).
実施例12b
Figure 2012519173
(ホモキラル化合物)(1aR,12bS)−1a−(((3aR,6aS)−3a,6a−ビス(メトキシメチル)ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)カルボニル)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロペニルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。BOP−Cl(36.2mg,0.142mmol)を、CHCl(1mL)およびDIPEA(0.1mL,0.6mmol)中の(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((イソプロペニルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸(中間体15)(60mg,0.109mmol)およびシス−3a,6a−ビス(メトキシメチル)オクタヒドロピロロ[3,4−c]ピロール二塩酸塩(中間体9)(32.9mg,0.164mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。反応液をMeOHで希釈し、分取HPLC(10mMのNHOAc緩衝液を含有するHO−CHCN)により精製して、(1aR,12bS)−1a−(((3aR,6aS)−3a,6a−ビス(メトキシメチル)ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)カルボニル)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロペニルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(31.9mg,0.041mmol,収率38%)を白色の固形物として得た。LCMS: m/e 731 (M+H)+. LCMS保持時間:1.99分。(カラム:LUNA 4.6x50MM S10。溶媒A=HO:CHCN 95%:5% 10mm酢酸アンモニウム。溶媒B=HO:CHCN 5%:95% 10mm酢酸アンモニウム。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例13B
Figure 2012519173
(ホモキラル化合物)(1aR,12bS)−1a−(((3aR,6aS)−3a,6a−ビス(メトキシメチル)−5−メチルヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)カルボニル)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロペニルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。THF中のシアノ水素化ホウ素ナトリウムの1M溶液(0.22mL,0.22mmol)を、MeOH(1mL)中の(1aR,12bS)−1a−(((3aR,6aS)−3a,6a−ビス(メトキシメチル)ヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)カルボニル)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロペニルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例12b)(27.2mg,0.037mmol)およびホルムアルデヒド(水中で37重量%)(0.017mL,0.22mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。該反応液をMeOHで希釈し、分取HPLC(10mMのNHOAc緩衝液を含有するHO−CHCN)により精製して、生成物(1aR,12bS)−1a−(((3aR,6aS)−3a,6a−ビス(メトキシメチル)−5−メチルヘキサヒドロピロロ[3,4−c]ピロール−2(1H)−イル)カルボニル)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロペニルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(16.5mg,0.021mmol,収率58%)を白色の固形物として得た。LCMS: m/e 745 (M+H)+. LCMS保持時間:1.69分。(カラム:Luna 4.6x50mm S10。溶媒A=HO:CHCN 95%:5% 10mm酢酸アンモニウム。溶媒B=HO:CHCN 5%:95% 10mm酢酸アンモニウム。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の1:1:1比として存在する。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.24 (br s, 0.33H), 8.12 (br s, 0.33H), 8.09 (br s, 0.33H), 7.86 - 7.73 (m, 2H), 7.35 - 7.27 (m, 1H), 7.04 - 6.95 (m, 1H), 6.01 (s, 1H), 5.54 (s, 1H), 5.22 - 5.11 (m, 0.67H), 4.96 - 4.76 (m, 0.33H), 4.17 - 0.95 (m, 38.67H), 3.92 (s, 1H), 3.90 (s, 2H), 0.33 - 0.22 (m, 0.33H).
実施例14B
Figure 2012519173
(ホモキメラ化合物)(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((7−メチル−3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。BOP−Cl(35mg,0.14mmol)を、CHCl(3mL)およびTEA(0.3mL,2mmol)中の2−メチルテトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)ピロロ[3,4−c]ピロール三塩酸塩(中間体7)(37.7mg,0.136mmol)および(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((イソプロピルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸(中間体10)(50mg,0.091mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。該反応液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−MeCN)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((7−メチル−3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(24mg,0.034mmol,収率38%)を明るい黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 700 (M+H)+. LCMS保持時間:1.67分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%のTFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の2:1比として存在する。 1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.19 (br s, 0.33H), 8.03 (d, J=1.3 Hz, 0.67H), 7.90 (d, J=8.5 Hz, 0.33H), 7.90 (d, J=8.5 Hz, 0.67H), 7.63 - 7.57 (m, 1H), 7.31 (d, J=8.5 Hz, 0.67H), 7.31 (d, J=8.5 Hz, 0.33H), 7.17 - 7.14 (m, 1H), 7.01 (dd, J=8.5, 2.3 Hz, 0.67H), 6.98 (dd, J=8.5, 2.8 Hz, 0.33H), 5.13 (d, J=15.1 Hz, 0.67H), 4.96 - 4.93 (m, 0.33H), 4.15 (d, J=15.1 Hz, 0.67H), 3.98 - 3.89 (m, 2.33 H), 3.88 (s, 1H), 3.86 (s, 2H), 3.75 - 3.21 (m, 11H), 3.01 - 2.79 (m, 4H), 2.63 - 2.51 (m, 1H), 2.14 - 1.61 (m, 7H), 1.52 - 1.06 (m, 11.67H), 0.24 - 0.19 (m, 0.33H).
実施例15
Figure 2012519173
(アキラル化合物)13−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−6−((7,10−ジメチル−3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イル)カルボニル)−3−メトキシ−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド。BOP−Cl(28mg,0.11mmol)を、CHCl(2mL)およびTEA(0.2mL,1.4mmol)中の2−メチルテトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)ピロロ[3,4−c]ピロール三塩酸塩(中間体5)(31mg,0.11mmol)および13−シクロヘキシル−10−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−3−メトキシ−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸(中間体 18)(40mg,0.074mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をEtOAc(5mL)/飽和NaHCO水溶液(2mL)で分離させた。有機層を飽和NHCl、食塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、粗中間体を黄色の固形物として得た。この物質をMeOH(1mL)中に溶解させ、これに、ホルムアルデヒド(水中で37重量%)(0.016mL,0.22mmol)、続いてTHF中のシアノ水素化ホウ素ナトリウムの1M溶液(0.22mL,0.22mmol)を加えた。該混合物を室温で3日間撹拌した。該反応液を濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−MeOH)により精製して、生成物13−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−6−((7,10−ジメチル−3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イル)カルボニル)−3−メトキシ−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド(9.3mg,9.5μmol,収率44%)を明るい黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 701 (M+H)+. LCMS保持時間:2.29分。(カラム:Phenomenex−Luna 3.0x50mm S10。溶媒A=90%の水:10%のメタノール:0.1%のTFA。溶媒B=10%の水:90%のメタノール:0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.13 (d, J=1.5 Hz, 1H), 7.92 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.59 - 7.55 (m, 2H), 7.18 (dd, J=8.5, 2.5 Hz, 1H), 7.13 - 7.01 (m. 2H), 5.43 - 5.13 (m, 2H), 4.39 - 4.27 (m, 1H), 3.92 (s, 3H), 3.86 - 3.45 (m, 4H), 3.43 - 3.29 (m, 2H), 3.14 - 3.10 (m, 1H), 3.00 (s, 6H), 2.92 - 2.67 (m, 8H), 2.23 - 1.69 (m, 7H), 1.56 - 1.10 (m, 6H).
実施例16A
Figure 2012519173
(ラセミ化合物)8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−((7−メチル−3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。BOP−Cl(27.7mg,0.109mmol)を、CHCl(2mL)およびTEA(0.20mL,1.4mmol)中の2−メチルテトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)ピロロ[3,4−c]ピロール三塩酸塩(中間体5)(30.1mg,0.109mmol)および8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸(中間体19)(40mg,0.073mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。該反応液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−MeCN)により精製して、8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−((7−メチル−3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(13.6mg,0.014mmol,収率19%)を黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 701 (M+H)+. LCMS保持時間:1.66分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の2:3比として存在する。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.17 (br s, 0.4H), 8.00 (d, J=1.3 Hz, 0.6H), 7.89 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.60 (dd, J=8.5, 1.3 Hz, 0.4H), 7.58 (dd, J=8.5, 1.3 Hz, 0.6H), 7.31 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.17 - 7.13 (m, 1H), 7.00 (dd, J=8.5, 2.5 Hz, 0.6H), 6.97 (dd, J=8.5, 2.5 Hz, 0.4H), 5.11 (d, J=15.3 Hz, 0.6H), 4.97 - 4.90 (m, 0.4H), 4.15 (d, J=14.8 Hz, 0.4H), 4.15 - 3.84 (m, 2.6H), 3.88 (s, 1.2H), 3.86 (s, 1.8H), 3.82 - 3.21 (m, 10.4H), 3.06 - 2.74 (m, 4.6H), 2.98 (s, 6H), 2.64 - 2.50 (m, 1H), 2.15 - 1.59 (m, 7H), 1.52 - 1.07 (m, 4.6H), 0.24 - 0.19 (m, 0.4H).
実施例17A
Figure 2012519173
(ラセミ化合物)8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−1a−((7,10−ジメチル−3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イル)カルボニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。THF中のシアノ水素化ホウ素ナトリウムの1M溶液(0.20mL,0.20mmol)を、MeOH(1mL)中の8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−((7−メチル−3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例16A)(14mg,0.020mmol)およびホルムアルデヒド(水中で37重量%)(0.015mL,0.20mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。反応液を濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−MeOH)により精製して、生成物8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−1a−((7,10−ジメチル−3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イル)カルボニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(8.2mg,8.3μmol,収率41%)を明るい黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 715 (M+H)+. LCMS保持時間:1.71分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%のTFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の2:3比として存在する。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.19 (br s, 0.4H), 8.04 (br s, 0.6H), 7.90 (d, J=8.5 Hz, 0.6H), 7.88 (d, J=8.5 Hz, 0.4H), 7.59 (dd, J=8.5, 1.5 Hz, 0.6H), 7.58 (dd, J=8.5, 1.5 Hz, 0.4H), 7.30 (d, J=8.5 Hz, 0.6H), 7.29 (d, J=8.5 Hz, 0.4H), 7.15 (d, J=2.5 Hz, 0.6H), 7.15 (d, J=2.8 Hz, 0.4H), 7.00 (dd, J=8.5, 2.5 Hz, 0.6H), 6.97 (dd, J=8.5, 2.8 Hz, 0.4H), 5.12 (d, J=15.3 Hz, 0.6H), 4.96 (d, J=15.1 Hz, 0.4H), 4.14 (d, J=15.1 Hz, 0.4H), 4.12 - 3.24 (m,11.6H), 3.88 (s, 1.2H), 3.86 (s, 1.8H), 3.07 - 2.74 (m, 7H), 2.99 (s, 2.4H), 2.98 (s, 3.6H), 2.62 (dd, J=9.0, 5.8 Hz, 0.6H), 2.53 (dd, J=10.0, 6.3 Hz, 0.4H), 2.16 - 1.05 (m, 11.6H), 0.23 - 0.17 (m, 0.4H).
実施例18A
Figure 2012519173
(ラセミ化合物)8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。BOP−Cl(14mg,0.054mmol)を、CHCl(1mL)およびTEA(0.1mL,0.7mmol)中のジヒドロ−4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロール二塩酸塩(中間体3)(12.4mg,0.054mmol)および8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸(中間体19)(20mg,0.036mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。該反応液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−MeOH)により精製して、生成物8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(12mg,0.013mmol,収率37%)を明るい黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 688 (M+H)+. LCMS保持時間:2.41分。(カラム:Phenomenex−Luna 3.0x50mm S10。溶媒A=90%の水:10%のメタノール:0.1%のTFA。溶媒B=10%の水:90%のメタノール:0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の7:3比として存在する。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.09 (br s, 0.3H), 7.95 (br s, 0.7H), 7.88 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.59 - 7.53 (m, 1H), 7.29 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.16 (d, J=2.5 Hz, 0.7H), 7.15 (d, J=2.5 Hz, 0.3H), 6.99 (dd, J=8.5, 2.5 Hz, 0.7H), 6.97 (dd, J=8.5, 2.5 Hz, 0.3H), 5.11 (d, J=15.3 Hz, 0.7H), 4.93 - 4.79 (m, 0.3H), 4.15 (d, J=14.8 Hz, 0.3H), 4.11 - 3.44 (m, 8H), 3.88 (s, 0.9H), 3.86 (s, 2.1H), 3.60 (d, J=15.3 Hz, 0.7H), 3.41 - 3.14 (m, 3H), 2.98 (s, 6H), 3.04 - 2.89 (m, 1.7H), 2.85 - 2.75 (m, 0.3H), 2.66 (dd, J=8.8, 5.8 Hz, 0.7H), 2.52 (dd, J=10.0, 6.3 Hz, 0.3H), 2.16 - 1.04 (m, 12.7H), 0.20 - 0.14 (m, 0.3H).
実施例19A
Figure 2012519173
(ラセミ化合物)8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−((10−メチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。THF中のシアノ水素化ホウ素ナトリウムの1M溶液(0.13mL,0.13mmol)を、MeOH(1mL)中の8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例18A)(9.0mg,0.013mmol)およびホルムアルデヒド(水中で37重量%)(0.010mL,0.10mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。該反応液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−MeOH)により精製して、8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−((10−メチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(7.5mg,8.7μmol,収率67%)を白色の固形物として得た。LCMS: m/e 702 (M+H)+.
LCMS保持時間:1.84分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%のTFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の2:1比として存在する。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.11 (br s, 0.33H), 7.97 (br s, 0.67H), 7.89 (d, J=8.5 Hz, 0.33H), 7.88 (d, J=8.5 Hz, 0.67H), 7.60 - 7.54 (m, 1H), 7.29 (d, J=8.5 Hz, 0.67H), 7.29 (d, J=8.5 Hz, 0.33H), 7.16 (d, J=2.5 Hz, 0.67H), 7.15 (d, J=2.8 Hz, 0.33H), 7.00 (dd, J=8.5, 2.5 Hz, 0.67H), 6.97 (dd, J=8.5, 2.8 Hz, 0.33H), 5.11 (d, J=15.1 Hz, 0.67H), 4.92 - 4.80 (m, 0.33H), 4.21 - 3.44 (m, 9H), 3.87 (s, 1H), 3.86 (s, 2H), 3.16 - 2.49 (m, 8H), 2.99 (s, 2H), 2.98 (s, 4h), 2.16 - 1.04 (m, 12.67H), 0.21 - 0.15 (m, 0.33H).
実施例20
Figure 2012519173
(アキラル化合物)13−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−3−メトキシ−6−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド。BOP−Cl(14mg,0.056mmol)を、CHCl(1mL)およびTEA(0.1mL,0.7mmol)中のジヒドロ−4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロール二塩酸塩(中間体3)(12.7mg,0.056mmol)および13−シクロヘキシル−10−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−3−メトキシ−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸(中間体18)(20mg,0.037mmol)の溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。該反応液を濃縮し、MeOHで希釈し、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−MeOH)により精製して、13−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−3−メトキシ−6−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド(12.5mg,0.014mmol,収率38%)を黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 674 (M+H)+ . LCMS保持時間:2.44分。(カラム:Phenomenex−Luna 3.0x50mmS10。溶媒A=90%の水:10%のメタノール:0.1%のTFA。溶媒B=10%の水:90%のメタノール:0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.06 (d, J=1.3 Hz, 1H), 7.86 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.55 - 7.51 (m, 2H), 7.15 (dd, J=8.5, 2.8 Hz, 1H), 7.09 (br d, J=2.8 Hz, 1H), 7.06 (br s, 1H), 5.26 - 5.16 (m, 1H), 4.93 - 4.82 (m, 1H), 4.30 - 4.18 (m, 1H), 4.12 - 4.01 (m, 1H), 3.96 - 3.89 (m, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.62 - 3.39 (m, 5H), 3.32 - 3.09 (m, 3H), 2.98 (s, 6H), 2.86 - 2.77 (m, 1H), 2.14 - 1.11 (m, 11H).
実施例21
Figure 2012519173
(アキラル化合物)13−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−3−メトキシ−6−((10−メチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド。THF中のシアノ水素化ホウ素ナトリウムの1M溶液(0.15mL,0.15mmol)を、MeOH(1mL)中の13−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−3−メトキシ−6−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド(実施例20)(10mg,0.015mmol)およびホルムアルデヒド(水中で37重量%)(0.01mL,0.1mmol)の溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。該反応液を濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−MeOH)により精製して、生成物13−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−3−メトキシ−6−((10−メチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド(8.5mg,10μmol,収率68%)を明るい黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 688 (M+H)+. LCMS保持時間:1.91分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%のTFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.07 (br s, 1H), 7.87 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.54 (br d, J=8.5 Hz, 1H), 7.53 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.14 (dd, J=8.5, 2.5 Hz, 1H), 7.09 (d, J=2.5 Hz, 1H), 7.06 (s, 1H), 5.23 (br d, J=14.8 Hz, 1H), 4.37 - 3.06 (m, 10H), 4.25 (br d, J=14.8 Hz, 1H), 3.89 (s, 3H), 2.98 (s, 6H), 2.94 - 2.76 (m, 4H), 2.15 - 1.69 (m, 6H), 1.52 - 1.10 (m, 4H).
実施例22
Figure 2012519173
(アキラル化合物)13−シクロヘキシル−N−(シクロプロピルスルホニル)−3−メトキシ−6−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド。BOP−Cl(14.3mg,0.056mmol)を、CHCl(1mL)およびTEA(0.1mL,0.7mmol)中のジヒドロ−4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロール二塩酸塩(中間体3)(12.7mg,0.056mmol)および13−シクロヘキシル−10−((シクロプロピルスルホニル)カルバモイル)−3−メトキシ−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−6−カルボン酸(中間体20)(20mg,0.037mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。該反応液を濃縮し、MeOHで希釈し、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−MeOH)により精製して、生成物13−シクロヘキシル−N−(シクロプロピルスルホニル)−3−メトキシ−6−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド(12mg,0.014mmol,収率37%)を黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 671 (M+H)+. LCMS保持時間:2.41分。(カラム:Phenomenex−Luna 3.0x50mmS10。溶媒A=90%の水:10%のメタノール:0.1%のTFA。溶媒B=10%の水:90%のメタノール:0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.07 (d, J=1.3 Hz, 1H), 7.87 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.54 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.15 (dd, J=8.8, 2.8 Hz, 1H), 7.09 (d, J=2.8 Hz, 1H), 7.07 (br s, 1H), 5.26 - 5.16 (m, 1H), 4.93 - 4.81 (m, 1H), 4.29 - 4.18 (m, 1H), 4.07 - 3.88 (m, 2H), 3.90 (s, 3H), 3.64 - 3.39 (m, 6H), 3.28 - 3.09 (m, 4H), 2.87 - 2.77 (m, 1H), 2.18 - 1.09 (m, 14H).
実施例23
Figure 2012519173
(アキラル化合物)13−シクロヘキシル−N−(シクロプロピルスルホニル)−3−メトキシ−6−((10−メチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド。THF中のシアノ水素化ホウ素ナトリウムの1M溶液(0.15mL,0.15mmol)を、MeOH(1mL)中の13−シクロヘキシル−N−(シクロプロピルスルホニル)−3−メトキシ−6−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド(実施例22)(10mg,0.015mmol)およびホルムアルデヒド(水中で37重量%)(0.01mL,0.1mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。該反応液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−MeOH)により精製して、13−シクロヘキシル−N−(シクロプロピルスルホニル)−3−メトキシ−6−((10−メチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド(7.9mg,9.4μmol,収率63%)を明るい黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 685 (M+H)+. LCMS保持時間:1.92分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分) 1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.09 (br s, 1H), 7.87 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.54 (br d, J=8.5 Hz, 1H), 7.53 (d, J=8.5 Hz, 1H), 7.14 (dd, J=8.5, 2.5 Hz, 1H), 7.10 (d, J=2.5 Hz, 1H), 7.07 (s, 1H), 5.22 (br d, J=14.8 Hz, 1H), 4.13 - 3.12 (m, 10H), 4.23 (br d, J=14.8 Hz, 1H), 3.90 (s, 3H), 2.97 - 2.76 (m, 5H), 2.15 - 1.67 (m, 6H), 1.52 - 1.07 (m, 8H).
実施例24A
Figure 2012519173
(ラセミ化合物)13−シクロヘキシル−N−(シクロプロピルスルホニル)−3−メトキシ−6−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド。BOP−Cl(21.5mg,0.084mmol)を、CHCl(1mL)およびTEA(0.16mL,1.1mmol)中のジヒドロ−4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)フロ[3,4−c]ピロール二塩酸塩(中間体3)(19mg,0.084mmol)および8−シクロヘキシル−5−((シクロプロピルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸メチル(中間体21)(30mg,0.056mmol)溶液に加え、該混合物を室温で4日間撹拌した。該反応液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−MeOH)により精製して、13−シクロヘキシル−N−(シクロプロピルスルホニル)−3−メトキシ−6−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド(17.9mg,0.020mmol,収率37%)を黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 673 (M+H)+。LCMS保持時間:2.83分。(カラム:Phenomenex−Luna 3.0x50mmS10。溶媒A=90%の水:10%のメタノール:0.1%のTFA。溶媒B=10%の水:90%のメタノール:0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の2:1比として存在する。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.04 - 7.94 (m, 1H), 7.89 - 7.76 (m, 1H), 7.59 - 7.48 (m, 1H), 7.38 - 7.28 (m, 1H), 7.08 - 6.72 (m, 2H), 4.57 - 4.37 (m, 1H), 4.12 - 3.29 (m, 17H), 3.23 - 3.15 (m, 1H), 2.96 - 1.08 (m, 17H).
実施例25A
Figure 2012519173
(ラセミ化合物)13−シクロヘキシル−N−(シクロプロピルスルホニル)−3−メトキシ−6−((10−メチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド。THF中のシアノ水素化ホウ素ナトリウムの1M溶液(0.16mL,0.16mmol)を、MeOH(1mL)中の13−シクロヘキシル−N−(シクロプロピルスルホニル)−3−メトキシ−6−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド(実施例24A)(11mg,0.016mmol)およびホルムアルデヒド(水中で37重量%)(0.01mL,0.1mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。該反応液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−MeOH)により精製して、13−シクロヘキシル−N−(シクロプロピルスルホニル)−3−メトキシ−6−((10−メチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド(12mg,0.013mmol,収率82%)を黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 687 (M+H)+. LCMS保持時間:2.47分。(カラム:Phenomenex−Luna 3.0x50mmS10。溶媒A=90%の水:10%のメタノール:0.1%のTFA。溶媒B=10%の水:90%のメタノール:0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例26A
Figure 2012519173
(ラセミ化合物)13−シクロヘキシル−N−(シクロプロピルスルホニル)−3−メトキシ−6−((7−メチル−3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イル)カルボニル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド。BOP−Cl(21.3mg,0.084mmol)を、CHCl(1mL)およびTEA(0.16mL,1.1mmol)中の2−メチルテトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)ピロロ[3,4−c]ピロール三塩酸塩(中間体5)(23.2mg,0.084mmol)および8−シクロヘキシル−5−((シクロプロピルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸メチル(中間体21)(30mg,0.056mmol)溶液に加え、該混合物を室温で3日間撹拌した。該反応液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−MeCN)により精製し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−MeOH)により再度精製して、生成物13−シクロヘキシル−N−(シクロプロピルスルホニル)−3−メトキシ−6−((7−メチル−3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イル)カルボニル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド(3.7mg,3.8μmol,6.9%の収率)を黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 686 (M+H)+. LCMS保持時間:2.37分。(カラム:Phenomenex−Luna 3.0x50mmS10。溶媒A=90%の水:10%のメタノール:0.1%のTFA。溶媒B=10%の水:90%のメタノール:0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.08 - 7.98 (m, 1H), 7.94 - 7.86 (m, 1H), 7.65 - 7.57 (m, 1H), 7.45- 7.36 (m, 1H), 7.09 - 7.01 (m, 1.75H), 6.90 - 6.84 (m, 0.25H), 4.62 - 2.91 (m, 23H), 2.85 - 2.64 (m, 2H), 2.15 - 1.92 (m, 4H), 1.86 - 1.77 (m, 2H), 1.68 - 1.24 (m, 6H), 1.22 - 1.12 (m, 2H).
実施例27A
Figure 2012519173
(ラセミ化合物)13−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−6−((7,10−ジメチル−3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イル)カルボニル)−3−メトキシ−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド。10%のPd/C(4mg,4μmol)を、MeOH(2mL)中の13−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−6−((7,10−ジメチル−3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イル)カルボニル)−3−メトキシ−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド(実施例15)(6.0mg、8.6μmol)懸濁液に加えた。反応混合液は、N、次いでHで真空流入させ、Hバルーン下にて室温で16時間撹拌した。該反応混合液をセライトに通して濾過し、濃縮して、13−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−6−((7,10−ジメチル−3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イル)カルボニル)−3−メトキシ−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド(3.1mg,4.2μmol,収率49%)をオフホワイト色の固形物として得た。LCMS: m/e 703 (M+H)+. LCMS保持時間:2.35分。(カラム:Phenomenex−Luna 3.0x50mmS10。溶媒A=90%の水:10%のメタノール:0.1%のTFA。溶媒B=10%の水:90%のメタノール:0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例28A
Figure 2012519173
(ラセミ化合物)1a−((10−アセチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−8−シクロヘキシル−N−(イソブチルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。HATU(7.6mg,0.020mmol)を、DMF(1mL)およびTEA(0.05mL,0.4mmol)中の8−シクロヘキシル−N−(イソブチルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例7A)(9.4mg,0.013mmol)および酢酸(0.01mL,0.2mmol)溶液に加え、該混合物を室温で16時間撹拌した。該反応液をMeOHで希釈し、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−MeOH)により精製して、生成物1a−((10−アセチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−8−シクロヘキシル−N−(イソブチルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(9.4mg,0.011mmol,収率85%)を黄褐色の固形物として得た。LCMS: m/e 743 (M+H)+. LCMS保持時間:2.74分。(カラム:Phenomenex−Luna 3.0x50mmS10。溶媒A=90%の水:10%のメタノール:0.1%のTFA。溶媒B=10%の水:90%のメタノール:0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の3:1比として存在する。1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.08 (s, 0.25H), 7.94 (br s , 0.75H), 7.91 - 7.84 (m, 1H) , 7.60 - 7.50 (m, 1H), 7.31 - 7.25 (m, 1H), 7.19 - 7.14 (m, 1H), 7.01 - 6.93 (m, 1H), 5.10 (br d, J = 15.1 Hz, 0.75H), 4.95 - 4.86 (m, 0.25H), 4)23 - 1.16 (m, 22.75H), 3.87 (s, 0.75H), 3.85 (s, 2.25H), 1.14 - 1.08 (m, 6H), 0.19 - 0.09 (m, 0.25H).
実施例29B
Figure 2012519173
(ホモキラル化合物)(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−((10−シクロプロピル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。THF中のシアノ水素化ホウ素ナトリウムの1M溶液(0.16mL,0.16mmol)を、酢酸(0.02mL,0.3mmol)およびMeOH(1mL)中の(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例1B)(22mg,0.032mmol)および(シクロプロピル(エトキシ)メトキシ)トリメチルシラン(0.04mL,0.2mmol)溶液に加え、該混合物をマイクロ波により90℃で2時間加熱した。該反応液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−MeOH)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−((10−シクロプロピル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(142mg,0.016mmol,収率50%)を明るい黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 727 (M+H)+. LCMS保持時間:2.39分。(カラム:Luna 4.6x50mmS10。溶媒A=HO:CHCNを95%:5% 10mm酢酸アンモニウム。溶媒B=HO:CHCNを5%:95% 10mm酢酸アンモニウム。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=4分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の2:1比として存在する。1H NMR (500 MHz, MeOD) δ ppm 8.20 (br s, 0.33H), 8.03 (s, 0.67H), 7.96 (d, J=8.6 Hz, 0.67H), 7.93 (d, J=8.6 Hz, 0.33H), 7.66 - 7.60 (m, 1H), 7.34 (d, J=8.6 Hz, 0.67H), 7.33 (d, J=8.6 Hz, 0.33H), 7.21 (d, J=2.5 Hz, 0.67H), 7.20 (d, J=2.5 Hz, 0.33H), 7.04 (dd, J=8.6, 2.5 Hz, 0.67H), 7.01 (dd, J=8.5, 2.5 Hz, 0.33H), 5.17 (d, J=15.6 Hz, 0.67H), 4.99 - 4.92 (m, 0.33H), 4.27 - 3.44 (m, 11H), 3.93 (s, 1H), 3.91 (s, 2H), 3.30 - 2.80 (m, 4H), 2.77 - 2.70 (m, 0.67H), 2.60 - 2.57 (m, 0.33H), 2.22 - 0.88 (m, 22.67H), 0.25 - 0.19 (m, 0.33H).
実施例30
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−エタノシクロペンタ[c]ピロール−5−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。BOP−Cl(0.090g,0.353mmol)を、CHCl(2mL)およびトリエチルアミン(0.074mL,0.53mmol)中の(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((イソプロピルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸(0.049g,0.088mmol)およびテトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−エタノピロロ[3,4−c]ピロール二塩酸塩(20mg,0.14mmol)の撹拌溶液に加え、該混合物を室温で1時間撹拌した。該反応液を濃縮し、MeOHで希釈し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−CHCN)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−エタノシクロペンタ[c]ピロール−5−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(13mg,0.019mmol,収率13%)を黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 671 (M+H)+ LCMS保持時間:1.84分。(カラム:Phenomenex−Luna 3.0x50mmS10。溶媒A=90%の水:10%のメタノール:0.1%のTFA。溶媒B=10%の水:90%のメタノール:0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例31
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)ペンタレン−2−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。BOP−Cl(38.2mg,0.150mmol)を、CHCl(1mL)およびトリエチルアミン(0.031mL,0.23mmol)中の(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((イソプロピルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−カルボン酸(41mg,0.075mmol)およびテトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)シクロペンタ[c]ピロール二塩酸塩(25.3mg,0.113mmol)溶液に加え、該反応混合液を室温で1時間撹拌した。該反応液を濃縮し、MeOHで希釈し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−CHCN)により精製して、8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3,7,10−トリアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−3−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(19mg,0.028mmol,収率37%)を黄色の固形物として得た。LCMS: m/e 685 (M+H)+. LCMS保持時間:1.87分。(カラム:Phenomenex−Luna 3.0x50mmS10。溶媒A=90%の水:10%のメタノール:0.1%のTFA。溶媒B=10%の水:90%のメタノール:0.1%のTFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例32
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((2−メチルテトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−エタノシクロペンタ[c]ピロール−5−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。THF中のシアノ水素化ホウ素ナトリウムの1M溶液(0.45mL,0.45mmol)を、MeOH(1mL)中の(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−エタノシクロペンタ[c]ピロール−5−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(30mg,0.045mmol)およびホルムアルデヒド(水中で37重量%)(0.034mL,0.45mmol)溶液に加え、該反応混合物を室温で2時間撹拌した。該反応液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−CHCN)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((2−メチルテトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−エタノシクロペンタ[c]ピロール−5−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(13mg,0.019mmol,収率42%)を白色の固形物として得た。LCMS: m/e 685 (M+H)+. LCMS保持時間:1.86分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の2:1比として存在する。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.64 (1 H, s), 8.11 (0.33 H, s), 7.85 - 7.95 (2.67 H, m), 7.33 (0.33 H, d, J=8.53 Hz), 7.25 - 7.27 (0.67 H, m), 7.08 - 7.17 (1 H, m), 6.94 - 6.99 (0.33 H, m), 6.91 (0.67 H, dd, J=8.53, 2.51 Hz), 4.97 - 5.05 (0.33 H, m), 4.81 - 4.89 (0.33 H, m), 4.70 - 4.78 (1.33 H, m), 3.97 - 4.44 (5 H, m), 3.86 - 3.95 (3 H, m), 3.54 - 3.62 (0.33 H, m), 3.47 (0.67 H, d, J=13.05 Hz), 3.29 - 3.36 (0.33 H, m), 3.13 - 3.19 (1 H, m), 3.06 - 3.13 (2 H, m), 3.05 - 3.20 (3 H, m), 2.67 - 2.99 (4 H, m), 1.88 - 2.25 (6 H, m), 1.79 (2 H, br. s.), 1.53 - 1.61 (0.33 H, m), 1.45 - 1.53 (2.66 H, m), 1.34 - 1.44 (3 H, m), 1.19 - 1.33 (3.67 H, m), 1.14 (0.67 H, br. s.), 1.07 (0.33 H, s), 0.95 (0.67 H, d, J=4.27 Hz), 0.56 (0.33 H, s).
実施例33
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((8−メチルテトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)ペンタレン−2−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。THF中のシアノ水素化ホウ素ナトリウムの1M溶液(0.28mL,0.28mmol)を、MeOH(1mL)中の(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)ペンタレン−2−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(19mg,0.028mmol)およびホルムアルデヒド(水中で37重量%)(0.021mL,0.28mmol)溶液に加え、該反応混合液を室温で2時間撹拌した。次いで、該反応混合液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−CHCN)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((8−メチルテトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−(メタノイミノメタノ)ペンタレン−2−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(18mg,0.026mmol,収率93%)を白色の固形物として得た。LCMS: m/e 699 (M+H)+. LCMS保持時間:1.89分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の2:1比として存在する。 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.66 (1 H, s), 8.09 (.033 H, s), 7.94 (1.67 H, s), 7.88 (1 H, br. s.), 7.33 (0.33 H, d, J=8.53 Hz), 7.23 - 7.27 (0.67 H, m), 7.07 - 7.15 (1 H, m), 6.93 - 6.98 (0.33 H, m), 6.90 (0.67 H, dd, J=8.53, 2.51 Hz), 4.85 (1 H, d, J=11.04 Hz), 4.72 (1 H, d, J=15.06 Hz), 4.04 - 4.33 (4 H, m), 3.95 (1 H, d, J=11.54 Hz), 3.90 (3 H, s), 3.52 - 3.60 (0.33 H, m), 3.49 (0.67 H, d, J=12.55 Hz), 3.28 - 3.39 (0.33 H, m), 3.07 (1 H, br. s.), 3.05 (2 H, br. s.), 2.67 (2 H, dd, J=9.79, 6.27 Hz), 2.52 - 2.64 (2 H, m), 1.86 - 2.11 (7 H, m), 1.79 (2 H, br. s.), 1.52 - 1.66 (2 H, m), 1.45 - 1.53 (3 H, m), 1.36 - 1.45 (3 H, m), 1.22 - 1.33 (5 H, m), 0.89 (1.67 H, d, J=6.78 Hz), 0.85 (0.33 H, d, J=5.52 Hz), 0.55 (0.67 H, s).
下記の実施例(34〜38)を前に記載した方法を用いて調製した。
実施例34
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−1a−((10−アセチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1−a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。白色の固形物。LCMS: m/e = 729 (M+H)+. LCMS保持時間:2.25分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例35
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−1a−((10−アセチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。白色の固形物。 LCMS: m/e = 730 (M+H)+. LCMS保持時間:2.25分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例36
Figure 2012519173
6−((10−アセチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−13−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−3−メトキシ−7H−インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド。黄色の固形物。LCMS : m/e = 715 (M+H)+. LCMS保持時間:2.45分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例37
Figure 2012519173
6−((10−アセチル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−13−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−3−メトキシ−7H−インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−10−カルボキサミド。黄色の固形物。LCMS : m/e = 716 (M+H)+. LCMS保持時間:2.42分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例38
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−1a−((7−アセチル−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。白色の固形物。 LCMS : m/e = 713 (M+H)+. LCMS保持時間:2.42分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例39
Figure 2012519173
10−(((1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((イソプロピルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)カルボニル)−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデカン−7−カルボン酸メチル。(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例1B)(45mg,0.066mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.057mL,0.33mmol)、およびクロロギ酸メチル(0.025mL,0.33mmol)をCHCl(1mL)中で合わせて、室温で1時間撹拌した。次いで、反応混合液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−CHCN)により精製して、10−(((1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((イソプロピルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)カルボニル)−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデカン−7−カルボン酸メチル(16.2mg,0.022mmol,収率33%)を黄色の固形物として得た。LCMS : m/e = 745 (M+H)+. LCMS保持時間:2.53分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例40
Figure 2012519173
10−(((1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((ジメチルスルファモイル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)カルボニル)−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデカン−7−カルボン酸メチル。前に記載したとおりに調製した(実施例39)。白色の固形物。LCMS : m/e = 768 (M+Na)+. LCMS保持時間:2.49分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例41
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((10−(メチルカルバモイル)−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例1B)(35mg,0.051mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.089mL,0.51mmol)、およびメチルイソシアネート(0.030mL,0.51mmol)をCHCl(1mL)中で合わせ、室温で1時間撹拌した。次いで、反応混合液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−CHCN)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((10−(メチルカルバモイル)−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(30mg,0.040mmol,収率79%)を白色の固形物として得た。 LCMS : m/e = 744 (M+H)+. LCMS保持時間:2.26分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例42
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−((10−(メチルカルバモイル)−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。前に記載したとおりに調製した(実施例41)。白色の固形物。LCMS : m/e = 745 (M+H)+. LCMS保持時間:2.24分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例43
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−1a−((10−(イソプロピルスルホニル)−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例1B)(35mg,0.051mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.089mL,0.51mmol)、およびイソプロピルスルホニルクロリド(0.057mL,0.51mmol)をCHCl(1mL)中で合わせて、室温で1時間撹拌した。次いで、反応混合液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−CHCN)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−1a−((10−(イソプロピルスルホニル)−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(23mg,0.028mmol,収率56%)を白色の固形物として得た。 LCMS : m/e = 816 (M+Na)+. LCMS保持時間:2.68分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例44
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−((7−(ジイソプロピルカルバモイル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−エタノシクロペンタ[c]ピロール−5−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例30)(35mg,0.052mmol)、ジイソプロピルカルバミン酸クロリド(34mg,0.21mmol)、およびジイソプロピルエチルアミン(0.046mL,0.26mmol)をCHCl(1mL)中で合わせて、室温で1時間撹拌させた。次いで、反応混合液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−CHCN)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−((7−(ジイソプロピルカルバモイル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(19mg,0.024mmol,収率46%)を白色の固形物として得た。 LCMS : m/e = 798 (M+H)+. LCMS保持時間:2.13分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例45
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((10−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例1B)(35mg,0.051mmol)、2−ヨード−1,1,1−トリフルオロエタン(0.10mL,1.0mmol)、および炭酸カリウム(35mg,0.26mmol)をアセトニトリル(1mL)中で合わせて、100℃で12日間撹拌した。次いで、反応混合液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−CHCN)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((10−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(23mg,0.030mmol,収率59%)を白色の固形物として得た。 LCMS : m/e = 769 (M+H)+. LCMS保持時間:2.90分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例46
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−((10−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。前に記載したとおりに調製した(実施例45)。白色の固形物。LCMS : m/e = 770 (M+H)+. LCMS保持時間:2.90分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例47
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−1a−((10−(イソプロピルスルホニル)−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。前に記載したとおりに調製した(実施例43)。黄褐色の固形物。LCMS : m/e = 794 (M+H)+. LCMS保持時間:2.65分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例48
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−((7−(ジメチルカルバモイル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−エタノシクロペンタ[c]ピロール−5−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例30)(35mg,0.052mmol)、ジメチルカルバミン酸クロリド(22mg,0.21mmol)、およびジイソプロピルエチルアミン(0.046mL,0.26mmol)をCHCl(1mL)中で合わせて、室温で1時間撹拌させた。次いで、反応混合液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−CHCN)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−((7−(ジメチルカルバモイル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(25mg,0.032mmol,収率62%)を白色の固形物として得た。LCMS : m/e = 742 (M+H)+. LCMS保持時間:2.92分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例49
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((7−(1−ピロリジニルカルボニル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−エタノシクロペンタ[c]ピロール−5−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例30)(35mg,0.052mmol)、ピロリジン−1−カルボニルクロリド(7.0mg,0.052mmol)、およびジイソプロピルエチルアミン(0.046mL,0.26mmol)をCHCl(1mL)中で合わせて、室温で1時間撹拌させた。次いで、反応混合液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−CHCN)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((7−(1−ピロリジニルカルボニル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(22mg,0.028mmol,収率54%)を白色の固形物として得た。 LCMS : m/e = 768 (M+H)+. LCMS保持時間:2.20分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例50
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((7−(4−モルホリニルカルボニル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(テトラヒドロ−1H,4H−3a,6a−エタノシクロペンタ[c]ピロール−5−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例30)(35mg,0.052mmol)、モルホリン−4−カルボニルクロリド(31mg,0.21mmol)、およびジイソプロピルエチルアミン(0.046mL,0.26mmol)をCHCl(1mL)中で合わせて、室温で1時間撹拌させた。次いで、反応混合液を濃縮し、MeOH中に溶解させ、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−CHCN)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((7−(4−モルホリニルカルボニル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(36.5mg,0.047mmol,収率89%)を白色の固形物として得た。 LCMS : m/e = 784 (M+H)+. LCMS保持時間:2.89分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例51
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−((7−(ジメチルカルバモイル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。前に記載したとおりに調製した (実施例48)。白色の固形物。LCMS : m/e = 743 (M+H)+. LCMS保持時間:2.20分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例52
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−((7−(ジイソプロピルカルバモイル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。前に記載したとおりに調製した(実施例44)。白色の固形物。LCMS : m/e = 799 (M+H)+. LCMS保持時間:3.24分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例53
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−((7−(1−ピロリジニルカルボニル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。前に記載したとおりに調製した(実施例48)。白色の固形物。 LCMS : m/e = 769 (M+H)+. LCMS保持時間:2.80分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例54
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−((7−(4−モルホリニルカルボニル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。前に記載したとおりに調製した(実施例49)。白色の固形物。LCMS : m/e = 785 (M+H)+. LCMS保持時間:2.60分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例55
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((7−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。前に記載したとおりに調製した(実施例45)。白色の固形物。LCMS : m/e = 753 (M+H)+. LCMS保持時間:2.89分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例56
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−((7−オキシド−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。前に記載したとおりに調製した(実施例45)(酸化における注釈:N−オキシドへの酸化を伴う)。オフホワイト色の固形物。 LCMS : m/e = 770 (M+H)+. LCMS保持時間:2.05分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例57
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1a−((7−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。前に記載したとおりに調製した(実施例45)。オフホワイト色の固形物。 LCMS : m/e = 776 (M+Na)+. LCMS保持時間:2.79分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例58
Figure 2012519173
7−(((1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−5−((イソプロピルスルホニル)カルバモイル)−11−メトキシ−1,12b−ジヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−1a(2H)−イル)カルボニル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デカン−3−カルボン酸メチル。前に記載したとおりに調製した(実施例39)。黄色の固形物。LCMS : m/e = 729 (M+H)+. LCMS保持時間:2.66分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例59
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−1a−((7−(イソプロピルスルホニル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。前に記載したとおりに調製した(実施例43)。白色の固形物。 LCMS : m/e = 778 (M+H)+. LCMS保持時間:2.79分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例60
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−((7−(メチルカルバモイル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。前に記載したとおりに調製した(実施例41)。白色の固形物。LCMS : m/e = 728 (M+H)+. LCMS保持時間:2.14分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例61
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−1a−((7−(イソプロピルスルホニル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。前に記載したとおりに調製した(実施例43)。黄色の固形物。LCMS : m/e = 779 (M+H)+. LCMS保持時間:284分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%のB=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例62
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−((10−(2−エトキシエチル)−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。KCO(10mg,0.073mmol)を、DMF(1mL)中の(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1a−(3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イルカルボニル)−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(実施例1B)(10mg,0015mmol)および1−クロロ−2−エトキシエタン(158mg,1.46mmol)溶液に加え、生じた混合物を室温で12時間撹拌させた。LCMSは、出発物質が残らなかったことを示した。次いで、反応混合液をMeOHで希釈し、濾過し、分取HPLC(0.1%のTFA緩衝液を含有するHO−CHCN)により精製して、(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−((10−(2−エトキシエチル)−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド(9.0mg,0.012mmol,収率81%)を白色の固形物として得た。 LCMS : m/e = 759 (M+H)+. LCMS保持時間:2.27分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。回転異性体またはアトロプ異性体の2:1比として存在し、部分的なデータ(芳香族領域(reagion))−脂肪族領域が複数の多重項として存在することを示す。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.98 (1 H, s), 7.88 (1 H, m), 7.53 (0.67 H, m), 7.26 - 7.35 (1.67 H, m), 7.13 (1 H, s), 7.05 - 7.11 (0.33 H, m), 6.94 - 7.01 (1 H, m), 6.89 - 6.94 (0.33 H, m), 1.13-5.27 (44 H), 3.91 (3 H, s).
実施例63
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−N−(ジメチルスルファモイル)−1a−((10−(2−エトキシエチル)−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。前に記載したとおりに調製した(実施例62)。白色の固形物。LCMS : m/e = 760 (M+H)+. LCMS保持時間:2.22分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例64
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−((7−(2−エトキシエチル)−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。前に記載したとおりに調製した(実施例62)。白色の固形物。LCMS : m/e = 743 (M+H)+. LCMS保持時間:2.03分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例65
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−((10−シクロプロピル−3−オキサ−7,10−ジアザトリシクロ[3.3.3.01,5]ウンデク−7−イル)カルボニル)−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。前に記載したとおりに調製した(実施例29B)。白色の固形物。LCMS : m/e = 728 (M+H)+. LCMS保持時間:2.97分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例66
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−((7−シクロプロピル−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−N−(ジメチルスルファモイル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。前に記載したとおりに調製した(実施例29B)。白色の固形物。 LCMS : m/e = 711 (M+H)+. LCMS保持時間:2.00分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
実施例67
Figure 2012519173
(1aR,12bS)−8−シクロヘキシル−1a−((7−シクロプロピル−3,7−ジアザトリシクロ[3.3.2.01,5]デク−3−イル)カルボニル)−N−(イソプロピルスルホニル)−11−メトキシ−1,1a,2,12b−テトラヒドロシクロプロパ[d]インドロ[2,1a][2]ベンズアゼピン−5−カルボキサミド。前に記載したとおりに調製した(実施例29B)。白色の固形物。 LCMS : m/e = 712 (M+H)+. LCMS保持時間:1.99分。(カラム:SunFire C18 5u 4.6X50mm。溶媒A=90%の水/10%のアセトニトリル/0.1%TFA。溶媒B=10%の水/90%のアセトニトリル/0.1%TFA。開始%B=0。最終%B=100。グラジエント時間=3分。流速=4mL/分)。
本開示が前記の例示的な実施例に限定されるものではなく、その本質的な属性から逸脱することなく別の具体的な形態で具現化され得ることは当業者にとって明らかである。それゆえ、これらの実施例はあらゆる点で例示として考慮され、限定されるものではなく、前記の実施例ではなく特許請求の範囲を参照し、特許請求の範囲と同等の意味と範囲内にある全ての変更が本明細書に包含されることが意図されることを所望する。

Claims (14)

  1. 式I
    Figure 2012519173

    [式中、
    は、COまたはCONRであり;
    は、
    Figure 2012519173
    であり;
    は、水素、ハロ、アルキル、アルケニル、ヒドロキシ、ベンジルオキシ、アルコキシ、またはハロアルコキシであり;
    は、シクロアルキルであり;
    は、水素またはアルキルであり;
    は、水素、アルキル、アルキルSO、アルケニルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、(RNSO、または(R10)SOであり;
    は、水素またはアルキルであり;
    は、水素、アルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、アルキルカルボニル、シクロアルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、アミノカルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(ジアルキルアミノ)カルボニル、(R11)COベンジル、ベンジルオキシカルボニル、またはピリジニルであり;
    は、水素、アルキル、またはシクロアルキルであり;
    10は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモモルホリニルであり、0〜3個のアルキル基で置換され;
    11は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ホモピペリジニル、またはホモモルホリニルであり、0〜3個のアルキル基で置換され;ならびに
    Xは、非存在、結合、またはメチレンである]
    の化合物またはその医薬的に許容される塩。
  2. が、CONRであり;
    が、
    Figure 2012519173
    であり;
    が、アルコキシであり;
    が、シクロアルキルであり;
    が、アルキルSO、アルケニルSO、シクロアルキルSO、または(RNSOであり;
    が、水素であり;
    が、水素、アルキル、シクロアルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルSO、アミノカルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(ジアルキルアミノ)カルボニル、または(R11)COであり;
    が、アルキルであり;ならびに
    Xが、非存在、結合、またはメチレンである、
    請求項1に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
  3. が、CONRであり;
    が、
    Figure 2012519173
    であり、
    が、メトキシであり;
    が、シクロヘキシルであり;
    が、イソプロピルSO、イソブチルSO、イソプロペニルSO、シクロプロピルSO、または(Me)NSOであり;
    が、水素であり;ならびに
    が、水素、メチル、エチル、シクロプロピル、トリフルオロエチル、エトキシエチル、アセチル、メトキシカルボニル、イソプロピルSO、(メチルアミノ)カルボニル、(ジメチルアミノ)カルボニル、(ジイソプロピルアミノ)カルボニル、(ピロリジニル)CO、または(モルホリニル)COであり;ならびに
    Xが、非存在、結合、またはメチレンである、
    請求項2に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
  4. が、CONRである、請求項1に記載の化合物
  5. が、
    Figure 2012519173
    である、請求項1に記載の化合物。
  6. が、水素、ハロ、またはアルコキシである、請求項1に記載の化合物。
  7. が、アルキルSO、アルケニルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、(RNSO、または(R10)SOであり、Rが、水素またはアルキルである、請求項1に記載の化合物。
  8. が、水素、アルキル、シクロアルキル、(シクロアルキル)アルキル、ハロアルキル、アルコキシアルキル、アルキルカルボニル、シクロアルキルカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルSO、シクロアルキルSO、ハロアルキルSO、アミノカルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、(ジアルキルアミノ)カルボニル、(R11)COベンジル、ベンジルオキシカルボニル、またはピリジニルである、請求項1に記載の化合物。
  9. Xが、非存在である、請求項1に記載の化合物。
  10. Xが、結合である、請求項1に記載の化合物。
  11. Xが、メチレンである、請求項1に記載の化合物。
  12. Figure 2012519173
    Figure 2012519173
    Figure 2012519173
    Figure 2012519173
    Figure 2012519173
    Figure 2012519173
    からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
  13. 請求項1に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩、および医薬的に許容される担体を含む組成物。
  14. 治療上有効な量の請求項1に記載の化合物を患者に投与することを特徴とする、C型肝炎感染症の治療方法。
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