JP2010505693A - 車両座席装置 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】本発明は、特に自動車用の車両座席装置(1)に関し、車両座席装置(1)は、外側の第1座席(11)と、中央の第2座席(12)と、外側の第3座席(13)とに横方向で分けられ、座席を全て車両構造体に対して縦方向に移動させることができ且つ車両構造体に対してロックさせることができるようになっている。
車両座席装置(1)には結合手段(20)が設けられ、結合手段(20)は、対を形成することにより、外側の第1座席(11)と第3座席(13)のうちの一方が前記対に対して縦方向で移動されるときに、第2座席(12)を2つの外側座席(11、13)のうちの他方に対して結合するようになっている。
【選択図】図6

Description

本発明は、請求項1の前段部分の特徴を有する車両座席装置に関し、特に、自動車用の車両座席装置に関する。
個々の座席を相互に独立して縦方向に移動自在な従来の車両座席装置が、知られている。
中央の座席が狭く構成されている限り、前述した座席は、快適性および安全性において不都合な縦方向における座席位置をとる可能性がある。
本発明の目的は、前述したような従来の車両座席装置を改良することである。
本発明の目的は、請求項1の特徴を備える車両座席装置により達成される。
有利な改良は、従属する請求項の要旨である。
本発明の車両座席装置では、対を形成し、2つの外側の座席の一方が前述した対に対して縦方向に移動される際に中央の第2座席を2つの外側の座席の他方に対して結合する結合手段が設けられていることにより、第2座席が2つの外側の座席に対して縦方向にオフセットされて配置される事態を回避できるようになっている。
個々の座席は、好ましくは移動中に、移動されない対を通過する際に結合手段によって中央の座席を取得し、一方、結合された対は、移動中に、個々の座席を通過する際に結合手段によって結合が解除されるのが好ましく、また、中央の座席は、移動されない個々の座席へと受け渡され、その結果、中央の座席は、単独では何もできないようになっている。
2つの外側の座席に当接するストッパ部材が、結合のために中央の座席に設けられているのが好ましい。
中央の座席の個々のストッパ部材の代わりに、外側の座席に、対向する縦方向の端部で同様に作用する対応するストッパ部材を設けても良い。
他方では、例えば、中央の座席上に装着されて横方向に延出されるとともに外側の座席のロック部材内に導入されるロックバーによって、対の2つの座席の間でロックが行われるのが好ましい。
同時に、ロック部材は、前述したストッパ部材のための対抗ストッパ部材として機能させても良い。
ロックバーは、好ましくは予張力によって、ロックバーの延出、すなわち、ロックを支援する回転自在なレバーに関節結合されているのが好ましい。
他方の外側の座席によって再び対の結合を解除するため、好ましくは、個別に移動される座席の側、すなわち、ロックバーと反対側に配置される解放バーが設けられている。
解放バーは、ロックバーと同じレバーに回転軸を中心とした反対側に関節結合されているのが好ましく、その結果、解放バーを導くことでロックバーも導かれるようになっている。
両方の外側の座席で同様な動作を実現できるように、結合手段は、その機能的に関連する複数の部材に対して鏡像のように構成されているのが好ましく、鏡像は、特定の理由により、また、自由な動作のために異なる面内に配置しても良い。
一般に、座席は、座席レール対により縦方向に移動するようになっており、この座席レール対を作動レバーによってロック解除できるようになっている。
また、結合手段が、作動レバーを相互に対して結合する部材を備えているのが好ましく、その結果、対を形成する際に、関連する座席の座席レール対が同じロック状態へ移行されるようになっている。
そのような部材は、隣接する座席のそれぞれの座席レール対を超えて延びる作動レバーの延在部または具体的にはそれに対して取り付けられる作動部材であっても良い。
本発明の車両座席装置は、例えば、座席の第2列目または第3列目で横方向に分けられた全ての車両に適用できる。
本発明を図面に示された実施例に基づいて、以下に詳細に説明する。
本発明の一実施例である車両座席装置1は、自動車の座席の後部列、例えば、座席の第2列または第3列に設けられている。
自動車における車両座席装置1の配置および通常の移動方向は、以下に使用される方向を規定している。
すなわち、本実施例では、縦方向が移動方向と平行であり、一方、横方向は、縦方向に対して垂直に水平面内で延びる方向である。
本実施例における車両座席装置1は、40:20:40の比率に分けられ、それにより、第1座席11と第2座席12と第3座席13とが規定されている。
第1座席11と第2座席12と第3座席13とは、第1座席11または第2座席12または第3座席13の横方向の両側にそれぞれ取り付けられる2つの対応する座席レール対15を介して車両構造体に接続され、この車両構造体に対して縦方向に移動自在およびロック自在な状態を呈している。
第1座席11は左側に配置され、第2座席12は中央に配置され、また、第3座席13は右側に配置されている。
基本的な形態に関して、第1座席11と第2座席12と第3座席13とは、相互に独立して縦方向に移動自在に設計されている。
これら第1座席11と第2座席12と第3座席13とを相互に異なる縦方向の座席位置に配置しても良い。
中央に位置する幅の狭い第2座席12が外側に位置する幅の広い第1座席11と第3座席13とに対して縦方向に移動せず且つ陣取られ(occupied)ないことを保障するために、結合手段20が設けられている。
その代わり、中央の第2座席12は、対(pair)を形成することで、2つの外側の座席である第1座席11または第3座席13の一方に対して結合され、また、2つの外側の座席である第1座席11または第3座席13の他方だけが前記対に対して個別に縦方向に移動するように設計しても良い。
本発明では、2つの実施例が考えられる。
すなわち、個々の第1座席11または第3座席13を対に対して後方へ移動させる実施例と前方へ移動させる実施例とが考えられる。
第2座席12の下面に実質的に設けられる結合手段20は、第1実施例では中央の第2座席12の前端に配置されており、また、第2実施例では中央の第2座席12の後端において水平面内で180°回転された状態で配置されている。
本発明においては左右および前後は簡単に置き換えることができるため、以下では、説明を簡略化するために第1実施例のみについて説明する。
結合手段20は、中央の第2座席12の前方に配置されて第2座席12の両側で横方向に突出するストッパ部材21を最前に位置する部材として備えている。
横方向における第2座席12の領域内では、一対のガイド部材22が、ストッパ部材21から縦方向で後部へと相互に平行に突出しているとともに、ストッパ部材21に対して接続固定されているのが好ましい。
2つのガイド部材22は、第2座席12の裏面側で車両構造体に対して締結されている。
同様に車両構造体に対して固定されたベアリングピン24が、第2座席12から下方に向けて突出している。
そして、前記ベアリングピン24は、第2座席12およびストッパ部材21の横方向中央に配置されているとともに、ガイド部材22の縦方向の中央に配置されている。
縦方向および横方向に及ぶ上側平面内において、ベアリングピン24には、2アーム状の第1レバー25が回転自在な状態で中心に装着されている。
ストッパ部材21により規制される第1レバー25は、縦方向に位置合わせされ、あるいは、縦方向に対して斜めに鋭角に位置合わせされている。
第1ロックバー27が、第1レバー25の後端に関節結合されており、また、第1解放バー29が、第1レバー25の前端、すなわち、第1ロックバー27と反対側の端部に関節結合されている(あるいは、更なる解放手段が設けられている)。
第1ロックバー27は、横方向にほぼ位置合わせされた状態で第1座席11側に面しており、また、第1解放バー29は、第1ロックバー27とほぼ平行に位置合わせされた状態で第3座席13側に面している。
第1ロックバー27と第1解放バー29とは、開口部を介してガイド部材22の一方をそれぞれ貫通している。
後部に対して斜めに面する第1乗り上げ斜面27aが、第1ロックバー27の自由端に形成されている。
第1制御輪郭部29a、例えば、R(円弧状の丸み)が、第1解放バー29の自由端に形成されている。
縦方向および横方向に及ぶ下側平面内においては、横方向に対する結合手段20の前述した部材の鏡像として、2アーム状の第2レバー35が、ベアリングピン24に回転自在な状態で中心に装着されている
ストッパ部材21により規定される第2レバー35も、縦方向に位置合わせされ、あるいは、縦方向に対して斜めに鋭角に位置合わせされている。
第2ロックバー37が、第2レバー35の後端に関節結合され、また、第2解放バー39が、第2レバー35の前端、すなわち、第1ロックバー27と反対側の端部に関節結合されている(あるいは、更なる解放手段が設けられる)。
第2ロックバー37は、第1解放バー29や第1ロックバー27等にほぼ平行に位置合わせされた状態で第3座席13側に面しており、また、第2解放バー39は、第2ロックバー37にほぼ平行に位置合わせされた状態で第1座席11側に面している。
後部に対して斜めに面する第2乗り上げ斜面37aが、第2ロックバー37の自由端に形成されている。
第2制御輪郭部39a、例えば、Rが、第2解放バー39の自由端に形成されている。
図のみに示すスプリング、例えば、トーションヘリカルスプリング(torsion-helical springs)または螺旋スプリングが、第1レバー25と第2レバー35とに対して、第1ロックバー27または第1解放バー29または第2ロックバー37または第2解放バー39の延在方向で相互に反対方向の或いは第2座席12に抗する予張力を付与している。
結合手段20は、第1座席11の裏面の前端で、第2座席12に面する側に、第1ロック部材41を有している。
第1ロック部材41には、前部に面するそのハウジングの前面に、ストッパ部材21と共働する第1ストッパ面41aが形成されている。
第1ロック部材41の第1ストッパ面41aから第2座席12に面するハウジングの側および最後に述べた側の前部へのハウジングの移行領域は、第2解放バー39、より具体的には、第2解放バー39の第2制御輪郭部39aと共働するとともに、第1ロックバー27、より具体的には、第1ロックバー27の第1乗り上げ斜面27aと共働する第1制御面41bとして機能している。
対抗部材としての第1ロックバー27と共働する第1ロック開口部41cが、第2座席12側に面する第1ロック部材41のハウジングの側に形成されている。
結合手段20は、第3座席13の裏面の前端で、第2座席12に面する側に、第1ロック部材41の鏡像としての第2ロック部材43を有している。
第2ロック部材43には、前部に面するそのハウジングの前面に、ストッパ部材21と共働する第2ストッパ面43aが設けられている。
第2ロック部材43の第2ストッパ面43aから第2座席12に面するハウジングの側および最後に述べた側の前部へのハウジングの移行領域は、第1解放バー29、より具体的には、第1解放バー29の第1制御輪郭部29aと共働するとともに、第2ロックバー37、より具体的には、第2ロックバー37の第2乗り上げ斜面37aと共働するための第2制御面43bとして機能している。
対抗部材としての第2ロックバー37と共働する第2ロック開口部43cが、第2座席12に面する第2ロック部材43のハウジング側に設けられている。
第1ロックバー27と第1解放バー29と第2ロックバー37と第2解放バー39とが第1ロック部材41と第2ロック部材43とによって抑止されない限り、第1レバー25と第2レバー35とに付与される予張力によって、第1レバー25と第2レバー35とは縦方向から回転され、第1ロックバー27と第1解放バー29と第2ロックバー37と第2解放バー39とは、第2座席12を越えて横方向に延びるようになっている。
結合手段20の動作形態を以下に説明する。
最初に、第1座席11が第2座席12に結合され、第1座席11と第2座席12とが縦方向に第3座席13の前方に配置される。
ストッパ部材21が、第1ロック部材41の第1ストッパ面41aに当接する。
第1レバー25は、その予張力によって、縦方向に対して斜めに回転する。
第1ロックバー27が、延出されて第1ロック部材41の第1ロック開口部41cに達して、第1ロック開口部41cを貫通する。
その結果、第1座席11と第2座席12とが、相互にロックされる。
第2解放バー39の第2制御輪郭部39aが、第1ロック部材41の第1制御面41bと当接し、それにより、第2解放バー39が導かれる、すなわち、第2座席12の横方向内側に向けて引き込まれる。
その結果、第2レバー35が、その予張力に抗して縦方向に回転され、第2ロックバー37も導かれる。
ここで、第3座席13を前部へと縦方向に移動する場合には、最初に、第2ロック部材43が、導かれた第2ロックバー37を通過する。
第2ロックバー37が完全に導かれていない場合、第2ロック部材43は、その制御面43bによって第2ロックバー37を第2ロックバー37の乗り上げ斜面37aと当接することにより押し戻し、それにより、第2ロックバー37を導く。
このとき、第2ロック部材43の第2制御面43bが、延出された第1解放バー29の第1制御輪郭部29aと当接する。
第3座席13が更に前方へ移動すると、第2ロック部材43が、第1レバー25の予張力に抗して第1解放バー29を押圧し、それにより、第1解放バー29が、導かれる。
第1レバー25の縦方向の強制的な回転の結果として、第1ロックバー27も、導かれる。
第3座席13が、その第2ロック部材43の第2ストッパ面43bを介してストッパ部材21に当接すると、第3座席13は、第2座席12に沿って前方に達する。
第2解放バー39が、第1ロック部材41の第1制御面41bを通過すると、第2解放バー39は、第2レバー35の予張力に起因して延出され得る。
その結果、第2ロック部材43の第2ロック開口部43cに達して第2ロック開口部43cを貫通する第2ロックバー37も、延出される。
結果として、第2座席12と第3座席13とが、相互にロックされる。
全体を考慮すると、前方に押される第3座席13は、第1座席11と第2座席12とから構成されるロック済みの対を前述したようにロック解除して(すなわち、連結を解除して)、第2座席12を取得する(acquire)、すなわち、第2座席12の位置に達するとともに、更なる対を形成することによって第2座席12に対してロックされるようになっている。
動作の方向および順序を前述したような動作説明を逆にして説明すると、第2座席12と第3座席13とからなる対が第1座席11に達するときにロック解除され、第3座席13が第2座席12を第1座席11へと受け渡して、第1座席11が第2座席12に対してロックされるようになっている。
車両座席装置1の動作の快適性を高めるために、外側の第1座席11と第3座席13の座席レール対15を使用者によって相互に独立してロック解除させることができ、一方、中央の第2座席12の座席レール対15は、一方の外側の第1座席11または第3座席13から他方の外側の第1座席11または第3座席13へと移動する際にロック解除されるようになっている。
レールロック、すなわち、座席レール対15のロック手段は、それ自体が公知であるため、第1座席11に関して説明する。
各座席レール対15は、座席レール対15を構成する両座席レールの開口部または歯隙間等を通じて複数の歯を同時に把持するバネ荷重ラッチプレートによってロックされるようになっている。
ラッチプレートを装着した座席レールを超えて、本実施例では第1座席11の座席構造体に接続される上側レール15aを超えて、ラッチプレートのガイドピン51が突出している。
横方向に延び且つ手動で操作可能なマニュアルレバー55によって回動されるチューブ53が、各座席レール対15上で作動レバー57を回動させ、それにより、作動レバー57は、ガイドピン51を押圧し、結果として、ラッチプレートに対して移動自在な座席レール、本実施例では車両構造体に接続される下側レール15bの歯隙間からラッチプレートを外側へと持ち上げるようになっている。
本実施例では、マニュアルレバー55を第2座席12に設けないで済むようになっている。
その結果、横方向に突出する作動部材59が、第1座席11の隣り合う座席レール対15における作動レバー57に対して取り付けられ、また、この作動レバー57は、第2座席12の最も近傍の座席レール対15の作動レバー57の延在部57aと共働するように設計しても良い。
第1座席11が第2座席12へ向けて移動されると、第1座席11の作動部材59は、押し戻されるときに、第2座席12の作動レバー57の延在部57aを押圧し、それにより、第2座席12をロック解除するようになっている。
第1座席11のマニュアルレバー55が解放されると、第1座席11および第2座席12がロックされるようになっている。
第3座席13は、第1座席11に対応するように構成されているとともに、第2座席12に隣接する座席レール対15の作動レバー57上に作動部材59を有しており、この作動部材59は、第2座席12をその作動レバー57上の延在部57aによってロック解除できるようになっている。
図示しない更なる実施例では、例えば、その開示内容が明示的に参照されるDE10304574B4に開示されるように、中央の第2座席12の結合手段20が1つの対応するロックを両側に有している。
そのようなロックの代わりに、いわゆる回転ラッチロックを使用しても良い。
ロックのための対応する対抗部材はそれぞれ、隣り合う外側の第1座席11または第3座席13に設けられている。
したがって、ロック部材およびそれらの対抗部材が、第1ロックバー27と第2ロックバー37と第1ロック部材41と第2ロック部材43の機能を担うようになっている。
ロックの爪の口部もそれぞれストッパ部材21の役割を引き継ぐようになっている。
解放手段、例えば、解放バーは、ロックのロック解除ボルトまたはロック解除の更なる部材に対して関節係合され、あるいは、他の様式で結合されて第2座席12の反対側へ向けて横方向に案内されている。
この場合、解放バーは、ロックのロック状態にしたがって第2座席12を超えて延在されても何ら構わない。
本発明の車両座席装置に用いられる結合手段を用いて第1座席と第2座席とを相互に結合させた状態を示す説明図。 第1座席と第2座席と第3座席とを同じ縦方向位置に配置した状態を示す説明図。 結合手段を用いて第2座席と第3座席とを相互に結合させた状態を示す説明図。 解放バーと第1ロック部材とを示す斜視図。 第1ロックバーと第1ロック部材とを示す斜視図。 第1座席と第2座席と第3座席とを示す全体概略図。 2つの座席のレールロックの領域を示す部分斜視図。
符号の説明
1 ・・・ 車両座席装置
11 ・・・ 第1座席
12 ・・・ 第2座席
13 ・・・ 第3座席
15 ・・・ 座席レール対
15a ・・・ 上側レール
15b ・・・ 下側レール
20 ・・・ 結合手段
21 ・・・ ストッパ部材
22 ・・・ ガイド部材
24 ・・・ ベアリングピン
25 ・・・ 第1レバー
27 ・・・ 第1ロックバー
27a ・・・ 第1乗り上げ斜面
29 ・・・ 第1解放バー
29a ・・・ 第1制御輪郭部
35 ・・・ 第2レバー
37 ・・・ 第2ロックバー
37a ・・・ 第2乗り上げ斜面
39 ・・・ 第2解放バー
39a ・・・ 第2制御輪郭部
41 ・・・ 第1ロック部材
41a ・・・ 第1ストッパ面
41b ・・・ 第1制御面
41c ・・・ 第1ロック開口部
43 ・・・ 第2ロック部材
43a ・・・ 第2ストッパ面
43b ・・・ 第2制御面
43c ・・・ 第2ロック開口部
51 ・・・ ガイドピン
53 ・・・ チューブ
55 ・・・ マニュアルレバー
57 ・・・ 作動レバー
57a ・・・ 延在部
59 ・・・ 作動部材

Claims (14)

  1. 外側の第1座席(11)と、中央の第2座席(12)と、外側の第3座席(13)とに横方向に分けられ、前記座席のそれぞれが車両構造体に対して縦方向に移動自在であるとともに車両構造体に対してロック自在である車両座席装置、特に、自動車用の車両座席装置において、
    対を形成することで前記2つの外側の座席(11、13)の一方を対に対して縦方向に移動させる際に前記第2座席(12)を2つの外側の座席(11、13)の他方に対して結合する結合手段(20)が設けられていることを特徴とする車両座席装置。
  2. 前記結合手段(20)が、少なくとも一方側で座席(11、12、13)を超えて横方向に突出するストッパ部材(21)を少なくとも1つの座席(11、12、13)に有しているとともに、
    前記ストッパ部材(21)が、好ましくは中央の第2座席(12)の2つの縦方向の両端の一方に配置されていることを特徴とする請求項1記載の車両座席装置。
  3. 前記結合手段(20)が、少なくとも1つの座席(11、12、13)にロック部材(41、43)を有するとともに、前記ロック部材(41、43)と共働する対抗部材を横方向に隣接する座席(11、12、13)に有していることを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両座席装置。
  4. 前記ロック部材(41、43)が、前記ストッパ部材(21)と共働するストッパ面(41a、43a)を縦方向に対する前面に有していることを特徴とする請求項2または請求項3記載の車両座席装置。
  5. 前記ロック部材(41、43)が、前記2つの外側の座席(11、13)のうちの少なくとも一方に設けられ、
    前記第2座席(12)に装着して設けた対抗部材としてのロックバー(27、37)が、前記第2座席(12)を超えて横方向に延びてロック部材(41、43)と共働するとともに好ましくは第2座席(12)上のガイド部材(22)によって案内されるようになっていることを特徴とする請求項3または請求項4記載の車両座席装置。
  6. 前記ロックバー(27、29)が、前記ロック部材(41、43)のハウジングに形成されたロック開口部(41c、43c)と共働して前記ロック部材(41、43)を備えた外側の座席(11、13)に対して第2座席(12)を結合するとともに、前記ロックバー(27、29)をロック部材(41、43)のハウジングに当接させる際にロックバー(27、29)を導く乗り上げ斜面(27a、37a)を有していることを特徴とする請求項5記載の車両座席装置。
  7. 前記ロックバー(27、37)が、レバー(25、35)に対して関節結合されるとともに好ましくは予張力を付与され、
    前記レバー(25、35)が、前記第2座席(12)上に縦方向および横方向に及ぶ面内で回転自在に装着されるとともに、構造体に固定されて第2座席(12)の下方に突出したベアリングピン(24)上で予張力を付与されていることを特徴とする請求項5または請求項6記載の車両座席装置。
  8. 前記結合手段(20)が、解放手段として第2座席(12)上に装着される解放バー(29、39)を有しているとともに、
    前記解放バー(29、39)が、前記対に対して移動される外側の座席(11、13)と共働する際に第2座席(12)に対して横方向で導かれて対の結合を解除するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の車両座席装置。
  9. 前記解放バー(29、39)が、前記ロックバー(27、37)に抗して第2座席(12)上に回転自在に装着されたレバー(25、35)に対して関節結合されているとともに、第2座席(12)上のガイド部材(22)によって案内されていることを特徴とする請求項7または請求項8記載の車両座席装置。
  10. 前記解放手段が、前記ロック部材(41、43)のロック解除に結合されていることを特徴とする請求項8または請求項9記載の車両座席装置。
  11. 前記解放手段が、前記2つの外側の座席(11、13)のうち少なくとも一方に配置したロック部材(41、43)に形成された制御面(41b、43b)と共働する制御輪郭部(29a、39a)を有していることを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれかに記載の車両座席装置。
  12. 前記結合手段(20)が、縦方向および横方向に及ぶ異なる面内で相互に対する鏡像として配置される2つのロック部材(41、43)および/又は2つの対抗部材である2つのロックバー(27、29)および/又は2つの解放手段である解放バー(29、39)および/又は2つのレバー(25、35)を有していることを特徴とする請求項3乃至請求項11のいずれかに記載の車両座席装置。
  13. 前記座席(11、12、13)が、座席レール対(15)によって縦方向に移動自在であるとともに、レバー(57)を回動自在に作動させることでロック解除されるようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の車両座席装置。
  14. 前記外側の座席(11、13)が、前記第2座席(12)に面する側に作動部材(59)を作動レバー(57)上に有しているともに、
    前記作動部材(59)が、前記第2座席(12)の隣り合う作動レバー(57)または第2座席(12)の作動レバー(57)の延在部(57a)に対して押圧されて第2座席(12)をロック解除するようになっていることを特徴とする請求項13記載の車両座席装置。













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