JPH09193700A - 車両用可倒式リヤシートバックのロック機構 - Google Patents
車両用可倒式リヤシートバックのロック機構Info
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- JPH09193700A JPH09193700A JP735396A JP735396A JPH09193700A JP H09193700 A JPH09193700 A JP H09193700A JP 735396 A JP735396 A JP 735396A JP 735396 A JP735396 A JP 735396A JP H09193700 A JPH09193700 A JP H09193700A
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- Japan
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- seat back
- rear seat
- headrest
- vehicle
- arrow
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘッドレストのステーが通過する位置に、車
体側支持部を形成すること無しに、ヘッドレストの上下
動によって、ロック手段を作動させる。 【解決手段】 ヘッドレスト40を持ち上げると、リン
ク46及びリンク56が移動し、パウル62及びラチェ
ット70が回転して、ラチェット70とストライカ82
とのロックが解除されるようになっている。また、ヘッ
ドレスト40を装着すると、リンク46及びリンク56
がロック解除方向と反対方向へ移動し、パウル62がロ
ック解除方向と反対方向へ回転して、ラチェット70と
ストライカ82とが係合可能となる。
体側支持部を形成すること無しに、ヘッドレストの上下
動によって、ロック手段を作動させる。 【解決手段】 ヘッドレスト40を持ち上げると、リン
ク46及びリンク56が移動し、パウル62及びラチェ
ット70が回転して、ラチェット70とストライカ82
とのロックが解除されるようになっている。また、ヘッ
ドレスト40を装着すると、リンク46及びリンク56
がロック解除方向と反対方向へ移動し、パウル62がロ
ック解除方向と反対方向へ回転して、ラチェット70と
ストライカ82とが係合可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用可倒式リヤシ
ートバックのロック機構に係り、特に、ヘッドレストを
利用した車両用可倒式リヤシートバックのロック機構に
関する。
ートバックのロック機構に係り、特に、ヘッドレストを
利用した車両用可倒式リヤシートバックのロック機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用可倒式リヤシートバックの
ロック機構の一例としては、特開昭61−247532
号、実公平6−1875号に示される様なヘッドレスト
を利用した構造が知られている。
ロック機構の一例としては、特開昭61−247532
号、実公平6−1875号に示される様なヘッドレスト
を利用した構造が知られている。
【0003】図5に示される如く、これらの車両用可倒
式リヤシートバックのロック機構では、車体側となるリ
ヤパッケージパネル100の前面部100Aに、前方へ
突出する支持部102を設けると共に、この支持部10
2と対向するシートバック104の裏面104Aの部位
に、凹部106を形成し、この凹部106に支持部10
2を挿入した状態で、ヘッドレスト108のステー10
8Aを、シートバック104の上部104Aに穿設され
た支持孔110と、支持部102に設けた支持孔112
とに挿通することにより、シートバック104を車体側
のリヤパッケージパネル100に固定するようになって
いる。
式リヤシートバックのロック機構では、車体側となるリ
ヤパッケージパネル100の前面部100Aに、前方へ
突出する支持部102を設けると共に、この支持部10
2と対向するシートバック104の裏面104Aの部位
に、凹部106を形成し、この凹部106に支持部10
2を挿入した状態で、ヘッドレスト108のステー10
8Aを、シートバック104の上部104Aに穿設され
た支持孔110と、支持部102に設けた支持孔112
とに挿通することにより、シートバック104を車体側
のリヤパッケージパネル100に固定するようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な車両用可倒式リヤシートバックのロック機構では、ヘ
ッドレスト108のステー108Aが通過する位置に、
支持部102を形成する必要があるため、支持部102
を固定するための車体側のパネル、即ちリヤパッケージ
パネル100等が無い車両には適用できない。
な車両用可倒式リヤシートバックのロック機構では、ヘ
ッドレスト108のステー108Aが通過する位置に、
支持部102を形成する必要があるため、支持部102
を固定するための車体側のパネル、即ちリヤパッケージ
パネル100等が無い車両には適用できない。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、ヘッドレスト
のステーが通過する位置に、車体側支持部を形成するこ
と無しに、ヘッドレストの上下動によって、ロック手段
を作動させることができる車両用可倒式リヤシートバッ
クのロック機構を得ることが目的である。
のステーが通過する位置に、車体側支持部を形成するこ
と無しに、ヘッドレストの上下動によって、ロック手段
を作動させることができる車両用可倒式リヤシートバッ
クのロック機構を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、前倒し可能なリヤシートバックを着座状態に保持す
るロック手段を、リヤシートバックに装着されるヘッド
レストの上下動によって作動可能にした車両用可倒式リ
ヤシートバックのロック機構において、前記ヘッドレス
トの上方への移動に連動して前記ロック手段をロック解
除位置へ移動させると共に、前記ヘッドレストの下方へ
の移動に連動して前記ロック手段をロック位置へ移動さ
せる作動力伝達手段を設けたことを特徴としている。
は、前倒し可能なリヤシートバックを着座状態に保持す
るロック手段を、リヤシートバックに装着されるヘッド
レストの上下動によって作動可能にした車両用可倒式リ
ヤシートバックのロック機構において、前記ヘッドレス
トの上方への移動に連動して前記ロック手段をロック解
除位置へ移動させると共に、前記ヘッドレストの下方へ
の移動に連動して前記ロック手段をロック位置へ移動さ
せる作動力伝達手段を設けたことを特徴としている。
【0007】従って、リヤシートバックからヘッドレス
トを上方へ引き抜くと、作動力伝達手段を介して、ロッ
ク手段がロック解除位置へ移動し、シートバックが前倒
し可能となる。また、ヘッドレストをシートバックに装
着することにより、作動力伝達手段を介してロック手段
がロック位置へ移動可能になる。
トを上方へ引き抜くと、作動力伝達手段を介して、ロッ
ク手段がロック解除位置へ移動し、シートバックが前倒
し可能となる。また、ヘッドレストをシートバックに装
着することにより、作動力伝達手段を介してロック手段
がロック位置へ移動可能になる。
【0008】請求項2記載の本発明は、車幅方向に分割
され互いに独立して前倒し可能なリヤシートバックを着
座状態に保持するロック手段を、リヤシートバックに装
着されるヘッドレストの上下動によって作動可能にした
車両用可倒式リヤシートバックのロック機構において、
前記ヘッドレストの上方への移動に連動して前記ロック
手段をロック解除位置へ移動させると共に、前記ヘッド
レストの下方への移動に連動して前記ロック手段をロッ
ク位置へ移動させる作動力伝達手段を設けたことを特徴
としている。
され互いに独立して前倒し可能なリヤシートバックを着
座状態に保持するロック手段を、リヤシートバックに装
着されるヘッドレストの上下動によって作動可能にした
車両用可倒式リヤシートバックのロック機構において、
前記ヘッドレストの上方への移動に連動して前記ロック
手段をロック解除位置へ移動させると共に、前記ヘッド
レストの下方への移動に連動して前記ロック手段をロッ
ク位置へ移動させる作動力伝達手段を設けたことを特徴
としている。
【0009】従って、リヤシートバックからヘッドレス
トを上方へ引き抜くと、作動力伝達手段を介して、ロッ
ク手段がロック解除位置へ移動し、ヘッドレストを外し
た側のシートバックが前倒し可能となる。また、ヘッド
レストをシートバックに装着することにより、作動力伝
達手段を介してロック手段がロック位置へ移動可能にな
る。
トを上方へ引き抜くと、作動力伝達手段を介して、ロッ
ク手段がロック解除位置へ移動し、ヘッドレストを外し
た側のシートバックが前倒し可能となる。また、ヘッド
レストをシートバックに装着することにより、作動力伝
達手段を介してロック手段がロック位置へ移動可能にな
る。
【0010】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
車両用可倒式リヤシートバックのロック機構において、
前記分割された隣接するリヤシートバック同士を互いに
連結する連結部材を設ける一方、前記ヘッドレストの上
方への移動に連動して前記連結部材を連結解除位置へ移
動させると共に、前記ヘッドレストの下方への移動に連
動して前記連結部材を連結位置へ移動させる連結部材移
動手段を設けたことを特徴としている。
車両用可倒式リヤシートバックのロック機構において、
前記分割された隣接するリヤシートバック同士を互いに
連結する連結部材を設ける一方、前記ヘッドレストの上
方への移動に連動して前記連結部材を連結解除位置へ移
動させると共に、前記ヘッドレストの下方への移動に連
動して前記連結部材を連結位置へ移動させる連結部材移
動手段を設けたことを特徴としている。
【0011】従って、リヤシートバックからヘッドレス
トを上方へ引き抜くと、連結部材移動手段を介して、連
結部材が連結解除位置へ移動し、ヘッドレストを外した
側のシートバックが前倒し可能となる。また、ヘッドレ
ストをシートバックに装着することにより、連結部材移
動手段を介して、連結部材が連結位置へ移動し、分割さ
れた隣接するリヤシートバック同士が互いに連結され
る。
トを上方へ引き抜くと、連結部材移動手段を介して、連
結部材が連結解除位置へ移動し、ヘッドレストを外した
側のシートバックが前倒し可能となる。また、ヘッドレ
ストをシートバックに装着することにより、連結部材移
動手段を介して、連結部材が連結位置へ移動し、分割さ
れた隣接するリヤシートバック同士が互いに連結され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の車両用可倒式リヤシート
バックのロック機構の一実施形態を図1〜図4に従って
説明する。
バックのロック機構の一実施形態を図1〜図4に従って
説明する。
【0013】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印INは車幅内方方向を、矢印UPは車両上方方向を示
す。
印INは車幅内方方向を、矢印UPは車両上方方向を示
す。
【0014】図4に示される如く、本実施形態のリヤシ
ートバック10は、車幅方向に沿って略4:2:4の割
合で左リヤシートバック10A、中央リヤシートバック
10B、右リヤシートバック10Cに3分割されてお
り、これらのリヤシートバックは、それぞれ車幅方向に
沿って略4:2:4の割合で3分割されたリヤシートク
ッション(図示省略)の後部に、それぞれヒンジ(図示
省略)により車両前方へ回転可能に取り付けられてい
る。
ートバック10は、車幅方向に沿って略4:2:4の割
合で左リヤシートバック10A、中央リヤシートバック
10B、右リヤシートバック10Cに3分割されてお
り、これらのリヤシートバックは、それぞれ車幅方向に
沿って略4:2:4の割合で3分割されたリヤシートク
ッション(図示省略)の後部に、それぞれヒンジ(図示
省略)により車両前方へ回転可能に取り付けられてい
る。
【0015】右リヤシートバック10C内の背面部に
は、連結部材移動手段としての三角形状のガイドプレー
トアッパ12が、軸14によって軸支されており、図4
の時計回転方向(図4の矢印A方向)及び図4の反時計
回転方向(図4の矢印B方向)へ回転可能となってい
る。ガイドプレートアッパ12には、軸14の径方向に
沿って長穴16が穿設されており、この長穴16にピン
18が摺動自在に挿入されている。ピン18には、連結
部材としてのロックピンアッパ20が連結されており、
ガイドプレートアッパ12が軸14を中心に回転する
と、ピン18が長穴16内を摺動し、ロックピンアッパ
20が車幅方向内方(図4の矢印C方向)及び車幅方向
外方(図4の矢印D方向)へ移動するようになってい
る。
は、連結部材移動手段としての三角形状のガイドプレー
トアッパ12が、軸14によって軸支されており、図4
の時計回転方向(図4の矢印A方向)及び図4の反時計
回転方向(図4の矢印B方向)へ回転可能となってい
る。ガイドプレートアッパ12には、軸14の径方向に
沿って長穴16が穿設されており、この長穴16にピン
18が摺動自在に挿入されている。ピン18には、連結
部材としてのロックピンアッパ20が連結されており、
ガイドプレートアッパ12が軸14を中心に回転する
と、ピン18が長穴16内を摺動し、ロックピンアッパ
20が車幅方向内方(図4の矢印C方向)及び車幅方向
外方(図4の矢印D方向)へ移動するようになってい
る。
【0016】ロックピンアッパ20は図4の矢印C方向
へ移動し、図4に破線で示す位置に移動すると、先端部
が、中央リヤシートバック10Bのフレーム22の側壁
部に穿設された孔24に嵌合するようになっている。ま
た、ロックピンアッパ20は図4の矢印D方向へ移動
し、図4に実線で示す位置になると、先端部が、中央リ
ヤシートバック10Bのフレーム22の孔24から抜け
るようになっている。
へ移動し、図4に破線で示す位置に移動すると、先端部
が、中央リヤシートバック10Bのフレーム22の側壁
部に穿設された孔24に嵌合するようになっている。ま
た、ロックピンアッパ20は図4の矢印D方向へ移動
し、図4に実線で示す位置になると、先端部が、中央リ
ヤシートバック10Bのフレーム22の孔24から抜け
るようになっている。
【0017】右リヤシートバック10C内の背面部に
は、ガイドプレートアッパ12の下方にガイドプレート
アッパ12と同一構造とされた連結部材移動手段として
のガイドプレートロア28が配設されており、このガイ
ドプレートロア28は、ガイドプレートアッパ12にコ
ネクティングロッド30で連結されている。従って、ガ
イドプレートロア28は、ガイドプレートアッパ12と
ともに回転し、ガイドプレートロア28に連結された連
結部材としてのロックピンロア32はロックピンアッパ
20と同時に同方向へ移動し、先端部が中央リヤシート
バック10Bのフレーム22の側壁部に穿設された孔3
4を出入りするようになっている。
は、ガイドプレートアッパ12の下方にガイドプレート
アッパ12と同一構造とされた連結部材移動手段として
のガイドプレートロア28が配設されており、このガイ
ドプレートロア28は、ガイドプレートアッパ12にコ
ネクティングロッド30で連結されている。従って、ガ
イドプレートロア28は、ガイドプレートアッパ12と
ともに回転し、ガイドプレートロア28に連結された連
結部材としてのロックピンロア32はロックピンアッパ
20と同時に同方向へ移動し、先端部が中央リヤシート
バック10Bのフレーム22の側壁部に穿設された孔3
4を出入りするようになっている。
【0018】ガイドプレートアッパ12は、スプリング
36によって、右リヤシートバック10Cのフレーム3
8に連結されており、ガイドプレートアッパ12は、ス
プリング36によって矢印B方向へ付勢されている。従
って、ヘッドレスト40の使用状態、即ち破線で示され
るアッパモーストと、二点鎖線で示されるロアモースト
との間では、ガイドプレートアッパ12は、ヘッドレス
ト40の車幅方向内側のステー42に当接しており、ス
プリング36の付勢力に抗して、車幅方向内方へ回転し
た位置(図4の破線の位置)に停止するようになってい
る。一方、ヘッドレスト40を右リヤシートバック10
Cから外すと、即ち図4に実線で示される位置より上方
に移動すると、ガイドプレートアッパ12は、スプリン
グ36の付勢力により、車幅方向外方へ回転し、図示を
省略したストッパに当接した位置(図4の実線の位置)
に停止するようになっている。
36によって、右リヤシートバック10Cのフレーム3
8に連結されており、ガイドプレートアッパ12は、ス
プリング36によって矢印B方向へ付勢されている。従
って、ヘッドレスト40の使用状態、即ち破線で示され
るアッパモーストと、二点鎖線で示されるロアモースト
との間では、ガイドプレートアッパ12は、ヘッドレス
ト40の車幅方向内側のステー42に当接しており、ス
プリング36の付勢力に抗して、車幅方向内方へ回転し
た位置(図4の破線の位置)に停止するようになってい
る。一方、ヘッドレスト40を右リヤシートバック10
Cから外すと、即ち図4に実線で示される位置より上方
に移動すると、ガイドプレートアッパ12は、スプリン
グ36の付勢力により、車幅方向外方へ回転し、図示を
省略したストッパに当接した位置(図4の実線の位置)
に停止するようになっている。
【0019】なお、図示を省略したが左リヤシートバッ
ク10A内にも同様のロック装置が設けられている。
ク10A内にも同様のロック装置が設けられている。
【0020】図1に示される如く、ヘッドレスト40の
車幅方向外側のステー44には、作動力伝達手段として
のリンク46が当接しており、このリンク46は、一方
の端部46Aが、軸47によって、シートバックフレー
ム38の側部後側面38Aに回転可能に軸支されてい
る。リンク46の他方の端部46Bには、コイルスプリ
ング48の一方の端部が係合されており、このコイルス
プリング48の他方の端部は、シートバックフレーム3
8の上部38Bに固定されたブラケット50に係合され
ている。
車幅方向外側のステー44には、作動力伝達手段として
のリンク46が当接しており、このリンク46は、一方
の端部46Aが、軸47によって、シートバックフレー
ム38の側部後側面38Aに回転可能に軸支されてい
る。リンク46の他方の端部46Bには、コイルスプリ
ング48の一方の端部が係合されており、このコイルス
プリング48の他方の端部は、シートバックフレーム3
8の上部38Bに固定されたブラケット50に係合され
ている。
【0021】従って、図2に示される如く、リンク46
は、コイルスプリング48によって、軸47を中心に図
2の時計回転方向(図2の矢印E方向)へ付勢されてお
り、ヘッドレスト40を上下調節範囲より更に高い位置
に持ち上げると、コイルスプリング48の付勢力により
矢印E方向へ回転するようになっている。
は、コイルスプリング48によって、軸47を中心に図
2の時計回転方向(図2の矢印E方向)へ付勢されてお
り、ヘッドレスト40を上下調節範囲より更に高い位置
に持ち上げると、コイルスプリング48の付勢力により
矢印E方向へ回転するようになっている。
【0022】なお、シートバックフレーム38の上部3
8Bには、ストッパ52が設けられており、上方に回転
したリンク46は、このストッパ52と当接するように
なっている。従って、ストッパ52により、リンク46
の必要以上の回転を防止し、リンク46が上方に回転し
過ぎてヘッドレスト40が再び下方に差し込まれた時に
リンク46を押し下げ損なうことがないようになってい
る。
8Bには、ストッパ52が設けられており、上方に回転
したリンク46は、このストッパ52と当接するように
なっている。従って、ストッパ52により、リンク46
の必要以上の回転を防止し、リンク46が上方に回転し
過ぎてヘッドレスト40が再び下方に差し込まれた時に
リンク46を押し下げ損なうことがないようになってい
る。
【0023】リンク46の中間部には、ピン54が立設
されており、このピン54には、作動力伝達手段として
のリンク56の一方の端部に形成された孔58が係合し
ている。従って、リンク46が矢印E方向へ回転するこ
とによって、リンク56が上方(図1の矢印F方向)へ
移動するようになっている。また、リンク46が矢印E
方向と反対方向へ回転することによって、リンク56が
下方(図1の矢印F方向と反対方向)へ移動するように
なっている。
されており、このピン54には、作動力伝達手段として
のリンク56の一方の端部に形成された孔58が係合し
ている。従って、リンク46が矢印E方向へ回転するこ
とによって、リンク56が上方(図1の矢印F方向)へ
移動するようになっている。また、リンク46が矢印E
方向と反対方向へ回転することによって、リンク56が
下方(図1の矢印F方向と反対方向)へ移動するように
なっている。
【0024】図3に示される如く、リンク56の他方の
端部には、孔60が形成されており、この孔60には、
ロック手段としてのパウル62の前端部近傍に立設され
たピン64が挿入されている。パウル62は、後端部近
傍を貫通する軸66を中心に図3の時計回転方向(図3
の矢印G方向)及び図3の反時計回転方向(図3の矢印
H方向)へ回転可能となっており、軸66は図示を省略
したブラケットを介してシートバックフレームに固定さ
れている。従って、リンク56が図3の矢印F方向に移
動するとパウル62は、軸66を回転中心にして図3の
矢印H方向に回転するようになっている。
端部には、孔60が形成されており、この孔60には、
ロック手段としてのパウル62の前端部近傍に立設され
たピン64が挿入されている。パウル62は、後端部近
傍を貫通する軸66を中心に図3の時計回転方向(図3
の矢印G方向)及び図3の反時計回転方向(図3の矢印
H方向)へ回転可能となっており、軸66は図示を省略
したブラケットを介してシートバックフレームに固定さ
れている。従って、リンク56が図3の矢印F方向に移
動するとパウル62は、軸66を回転中心にして図3の
矢印H方向に回転するようになっている。
【0025】パウル62の下部には、凸部68が形成さ
れており、この凸部68には、シートバックのロック状
態(図3の実線の状態)で、ロック手段としてのラチェ
ット70の上部に形成された凹部72が係合している。
ラチェット70は前後方向略中央部を貫通する軸74を
中心に図3の時計回転方向(図3の矢印J方向)及び図
3の反時計回転方向(図3の矢印K方向)へ回転可能と
なっており、軸74は図示を省略したブラケットを介し
てシートバックフレームに固定されている。
れており、この凸部68には、シートバックのロック状
態(図3の実線の状態)で、ロック手段としてのラチェ
ット70の上部に形成された凹部72が係合している。
ラチェット70は前後方向略中央部を貫通する軸74を
中心に図3の時計回転方向(図3の矢印J方向)及び図
3の反時計回転方向(図3の矢印K方向)へ回転可能と
なっており、軸74は図示を省略したブラケットを介し
てシートバックフレームに固定されている。
【0026】また、ラチェット70の前側下部には、ピ
ン76が立設されており、このピン76には、コイルス
プリング78の一方の端部が係合されており、このコイ
ルスプリング78の他方の端部は、パウル62に前部に
立設されたピン80に係合している。
ン76が立設されており、このピン76には、コイルス
プリング78の一方の端部が係合されており、このコイ
ルスプリング78の他方の端部は、パウル62に前部に
立設されたピン80に係合している。
【0027】従って、ラチェット70は、コイルスプリ
ング78によって、軸74を中心に図3の反時計回転方
向(図3の矢印K方向)へ付勢されており、パウル62
が、軸66を回転中心にして図3の矢印H方向に回転
し、凸部68と凹部72のと係合が解除されると、軸7
4を中心に図3の矢印K方向へ回転するようになってい
る。
ング78によって、軸74を中心に図3の反時計回転方
向(図3の矢印K方向)へ付勢されており、パウル62
が、軸66を回転中心にして図3の矢印H方向に回転
し、凸部68と凹部72のと係合が解除されると、軸7
4を中心に図3の矢印K方向へ回転するようになってい
る。
【0028】ラチェット70の後部には、フック部80
が形成されており、シートバックのロック状態(図3の
実線状態)で、このフック部80がストライカ82に係
合している。なお、図1に示される如く、ストライカ8
2は、例えば、リヤサスペンションタワー(図示省略)
に固定されており、先端部近傍の係合部が車室側壁部か
ら車室内に突出している。従って、ラチェット70が軸
74を中心に図3の矢印K方向へ回転し、図3の二点鎖
線の位置(ロック解除位置)になると、シートバックロ
ック状態が解除され、シートバックが前倒し可能にな
る。
が形成されており、シートバックのロック状態(図3の
実線状態)で、このフック部80がストライカ82に係
合している。なお、図1に示される如く、ストライカ8
2は、例えば、リヤサスペンションタワー(図示省略)
に固定されており、先端部近傍の係合部が車室側壁部か
ら車室内に突出している。従って、ラチェット70が軸
74を中心に図3の矢印K方向へ回転し、図3の二点鎖
線の位置(ロック解除位置)になると、シートバックロ
ック状態が解除され、シートバックが前倒し可能にな
る。
【0029】なお、ロック解除状態においては、リンク
46がストッパ52に当接して、リンク56の移動が止
まっている。このため、ラチェット70の上部前側面7
0Aがパウル62の下部後側面62Aに当接してラチェ
ット70の矢印K方向の回転を止めている。従って、こ
のロック解除状態(図3の二点鎖線の状態)でラチェッ
ト70の後側凸部86をストライカ82に当ててもラチ
ェット70は一度矢印J方向に回転するがパウル62が
矢印G方向へ回転しないため、コイルスプリング78の
力で元の二点鎖線の位置(矢印K方向)に戻されロック
しないようになっている。
46がストッパ52に当接して、リンク56の移動が止
まっている。このため、ラチェット70の上部前側面7
0Aがパウル62の下部後側面62Aに当接してラチェ
ット70の矢印K方向の回転を止めている。従って、こ
のロック解除状態(図3の二点鎖線の状態)でラチェッ
ト70の後側凸部86をストライカ82に当ててもラチ
ェット70は一度矢印J方向に回転するがパウル62が
矢印G方向へ回転しないため、コイルスプリング78の
力で元の二点鎖線の位置(矢印K方向)に戻されロック
しないようになっている。
【0030】一方、ヘッドレスト40を使用状態位置ま
で差し込むと、リンク46を介してリンク56が下方に
下げられパウル62が矢印G方向へ回転し図3の実線の
位置となる。このため、この状態でラチェット70の後
側凸部86をストライカ82に当てると、ラチェット7
0は矢印J方向に回転し、凹部72と凸部68とが係合
しロック状態とすることができるようになっている。
で差し込むと、リンク46を介してリンク56が下方に
下げられパウル62が矢印G方向へ回転し図3の実線の
位置となる。このため、この状態でラチェット70の後
側凸部86をストライカ82に当てると、ラチェット7
0は矢印J方向に回転し、凹部72と凸部68とが係合
しロック状態とすることができるようになっている。
【0031】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態では、リヤシートバック10の左右のヘッドレス
ト40が使用状態、即ち図4に破線で示されるアッパモ
ーストと、二点鎖線で示されるロアモーストとの間にあ
る状態では、ガイドプレートアッパ12が、ヘッドレス
ト40のステー42に当接しており、スプリング36の
付勢力に抗して、矢印A方向へ回転した位置(図4の破
線の位置)に停止している。同様に、ガイドプレートロ
ア28も図4の破線の位置に停止している。このため、
ロックピンアッパ20の先端部が、中央リヤシートバッ
ク10Bのフレーム22の側壁部に穿設された孔24に
嵌合すると共に、ロックピンロア32の先端部が、中央
リヤシートバック10Bのフレーム22の側壁部に穿設
された孔34に嵌合している。従って、この状態では、
リヤシートバック10は一体となっており、中央リヤシ
ートバック10Bに入る入力は左右のリヤシートバック
10A、10Cで分担することができる。
施形態では、リヤシートバック10の左右のヘッドレス
ト40が使用状態、即ち図4に破線で示されるアッパモ
ーストと、二点鎖線で示されるロアモーストとの間にあ
る状態では、ガイドプレートアッパ12が、ヘッドレス
ト40のステー42に当接しており、スプリング36の
付勢力に抗して、矢印A方向へ回転した位置(図4の破
線の位置)に停止している。同様に、ガイドプレートロ
ア28も図4の破線の位置に停止している。このため、
ロックピンアッパ20の先端部が、中央リヤシートバッ
ク10Bのフレーム22の側壁部に穿設された孔24に
嵌合すると共に、ロックピンロア32の先端部が、中央
リヤシートバック10Bのフレーム22の側壁部に穿設
された孔34に嵌合している。従って、この状態では、
リヤシートバック10は一体となっており、中央リヤシ
ートバック10Bに入る入力は左右のリヤシートバック
10A、10Cで分担することができる。
【0032】一方、リヤシートバック10を分割する場
合には、リヤシートバック10から左右のヘッドレスト
40を外すと、ガイドプレートアッパ12は、スプリン
グ36の付勢力により、矢印B方向へ回転した位置(図
4の実線の位置)に停止する。同様に、ガイドプレート
ロア28も図4の実線の位置に停止する。このため、ロ
ックピンアッパ20の先端部が、中央リヤシートバック
10Bのフレーム22の側壁部に穿設された孔24から
抜けると共に、ロックピンロア32の先端部が、中央リ
ヤシートバック10Bのフレーム22の側壁部に穿設さ
れた孔34から抜ける。
合には、リヤシートバック10から左右のヘッドレスト
40を外すと、ガイドプレートアッパ12は、スプリン
グ36の付勢力により、矢印B方向へ回転した位置(図
4の実線の位置)に停止する。同様に、ガイドプレート
ロア28も図4の実線の位置に停止する。このため、ロ
ックピンアッパ20の先端部が、中央リヤシートバック
10Bのフレーム22の側壁部に穿設された孔24から
抜けると共に、ロックピンロア32の先端部が、中央リ
ヤシートバック10Bのフレーム22の側壁部に穿設さ
れた孔34から抜ける。
【0033】従って、リヤシートバック10を前倒しす
るために、リヤシートバック10からヘッドレスト40
を外すと、ヘッドレスト40の上方への移動に連動し
て、左右のリヤシートバック10A、10Cが、中央リ
ヤシートバック10Bから分離できる。
るために、リヤシートバック10からヘッドレスト40
を外すと、ヘッドレスト40の上方への移動に連動し
て、左右のリヤシートバック10A、10Cが、中央リ
ヤシートバック10Bから分離できる。
【0034】また、リヤシートバック10からヘッドレ
スト40を外すと、リンク46が、コイルスプリング4
8の付勢力によって矢印E方向へ回転し、ストッパ52
と当接する。リンク46が矢印E方向へ回転すると、リ
ンク56が矢印F方向へ移動し、パウル62が矢印H方
向に回転して、凸部68と凹部72との係合が解除され
る。凸部68と凹部72との係合が解除されると、ラチ
ェット70がコイルスプリング78の付勢力によって矢
印K方向へ回転し、図3の二点鎖線の位置(ロック解除
位置)になり、ラチェット70のフック部80とストラ
イカ82との係合が解除され、リヤシートバック10が
前倒し可能になる。
スト40を外すと、リンク46が、コイルスプリング4
8の付勢力によって矢印E方向へ回転し、ストッパ52
と当接する。リンク46が矢印E方向へ回転すると、リ
ンク56が矢印F方向へ移動し、パウル62が矢印H方
向に回転して、凸部68と凹部72との係合が解除され
る。凸部68と凹部72との係合が解除されると、ラチ
ェット70がコイルスプリング78の付勢力によって矢
印K方向へ回転し、図3の二点鎖線の位置(ロック解除
位置)になり、ラチェット70のフック部80とストラ
イカ82との係合が解除され、リヤシートバック10が
前倒し可能になる。
【0035】なお、このロック解除状態(図3の二点鎖
線の状態)でラチェット70の後側凸部86をストライ
カ82に当ててもラチェット70は一度矢印J方向に回
転するがパウル62が矢印G方向へ回転しないため、コ
イルスプリング78の力で元の二点鎖線の位置に戻され
ロックしない。
線の状態)でラチェット70の後側凸部86をストライ
カ82に当ててもラチェット70は一度矢印J方向に回
転するがパウル62が矢印G方向へ回転しないため、コ
イルスプリング78の力で元の二点鎖線の位置に戻され
ロックしない。
【0036】一方、ヘッドレスト40を使用状態位置ま
で差し込むと、リンク46を介してリンク56が下方に
下げられパウル62が矢印G方向へ回転し、図3の実線
の位置となる。このため、この状態でラチェット70の
後側凸部86をストライカ82に当てると、ラチェット
70は矢印J方向に回転し、凹部72と凸部68とが係
合すると共に、ラチェット70のフック部80がストラ
イカ82に係合しロック状態になる。
で差し込むと、リンク46を介してリンク56が下方に
下げられパウル62が矢印G方向へ回転し、図3の実線
の位置となる。このため、この状態でラチェット70の
後側凸部86をストライカ82に当てると、ラチェット
70は矢印J方向に回転し、凹部72と凸部68とが係
合すると共に、ラチェット70のフック部80がストラ
イカ82に係合しロック状態になる。
【0037】従って、本実施形態の車両用可倒式リヤシ
ートバックのロック機構では、ヘッドレスト40のステ
ー44が通過する位置に、リヤシートバック10をロッ
クするための車体側支持部を形成すること無しに、シー
トバック10の車両後側に車体側支持部を形成するため
のリヤパッケージパネル等が無い車両においても、ヘッ
ドレスト40の上下動によって、ロック手段を作動させ
ることができる。
ートバックのロック機構では、ヘッドレスト40のステ
ー44が通過する位置に、リヤシートバック10をロッ
クするための車体側支持部を形成すること無しに、シー
トバック10の車両後側に車体側支持部を形成するため
のリヤパッケージパネル等が無い車両においても、ヘッ
ドレスト40の上下動によって、ロック手段を作動させ
ることができる。
【0038】また、本実施形態の車両用可倒式リヤシー
トバックのロック機構では、ヘッドレスト40を装着し
てリヤシートバック10を着座位置に移動した場合に
は、自動的にロック状態になる。更に、シートバック1
0をロック状態するためには、ヘッドレスト40をシー
トバック10に差し込まなくてはいけないため、シート
バックを着座状態にする際に、ヘッドレスト40を装着
し忘れることがなくなる。
トバックのロック機構では、ヘッドレスト40を装着し
てリヤシートバック10を着座位置に移動した場合に
は、自動的にロック状態になる。更に、シートバック1
0をロック状態するためには、ヘッドレスト40をシー
トバック10に差し込まなくてはいけないため、シート
バックを着座状態にする際に、ヘッドレスト40を装着
し忘れることがなくなる。
【0039】また、本実施形態の車両用可倒式リヤシー
トバックのロック機構では、ロック状態において、ロッ
クピンアッパ20の先端部が、中央リヤシートバック1
0Bのフレーム22の側壁部に穿設された孔24に嵌合
すると共に、ロックピンロア32の先端部が、中央リヤ
シートバック10Bのフレーム22の側壁部に穿設され
た孔34に嵌合している。このため、ロック状態での隣
接するリヤシートバック同士の互いの連結力が向上す
る。
トバックのロック機構では、ロック状態において、ロッ
クピンアッパ20の先端部が、中央リヤシートバック1
0Bのフレーム22の側壁部に穿設された孔24に嵌合
すると共に、ロックピンロア32の先端部が、中央リヤ
シートバック10Bのフレーム22の側壁部に穿設され
た孔34に嵌合している。このため、ロック状態での隣
接するリヤシートバック同士の互いの連結力が向上す
る。
【0040】また、本実施形態の車両用可倒式リヤシー
トバックのロック機構では、ヘッドレスト40の上下動
によって、ロック手段と連結部材との双方を作動できる
ため、操作性が良い。
トバックのロック機構では、ヘッドレスト40の上下動
によって、ロック手段と連結部材との双方を作動できる
ため、操作性が良い。
【0041】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、車幅方向に分割されていないシートバッ
クにも適用可能である。
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、車幅方向に分割されていないシートバッ
クにも適用可能である。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、前倒し可能な
リヤシートバックを着座状態に保持するロック手段を、
リヤシートバックに装着されるヘッドレストの上下動に
よって作動可能にした車両用可倒式リヤシートバックの
ロック機構において、ヘッドレストの上方への移動に連
動してロック手段をロック解除位置へ移動させると共
に、ヘッドレストの下方への移動に連動してロック手段
をロック位置へ移動させる作動力伝達手段を設けたの
で、ヘッドレストのステーが通過する位置に、車体側支
持部を形成すること無しに、ヘッドレストの上下動によ
って、ロック手段を作動させることができるという優れ
た効果を有する。また、ヘッドレストを装着してリヤシ
ートバックを着座位置に移動した場合には、必ずロック
状態になるという優れた効果を有する。
リヤシートバックを着座状態に保持するロック手段を、
リヤシートバックに装着されるヘッドレストの上下動に
よって作動可能にした車両用可倒式リヤシートバックの
ロック機構において、ヘッドレストの上方への移動に連
動してロック手段をロック解除位置へ移動させると共
に、ヘッドレストの下方への移動に連動してロック手段
をロック位置へ移動させる作動力伝達手段を設けたの
で、ヘッドレストのステーが通過する位置に、車体側支
持部を形成すること無しに、ヘッドレストの上下動によ
って、ロック手段を作動させることができるという優れ
た効果を有する。また、ヘッドレストを装着してリヤシ
ートバックを着座位置に移動した場合には、必ずロック
状態になるという優れた効果を有する。
【0043】請求項2記載の本発明は、車幅方向に分割
され互いに独立して前倒し可能なリヤシートバックを着
座状態に保持するロック手段を、リヤシートバックに装
着されるヘッドレストの上下動によって作動可能にした
車両用可倒式リヤシートバックのロック機構において、
ヘッドレストの上方への移動に連動してロック手段をロ
ック解除位置へ移動させると共に、ヘッドレストの下方
への移動に連動してロック手段をロック位置へ移動させ
る作動力伝達手段を設けたので、車幅方向に分割され互
いに独立して前倒し可能な各リヤシートバックのヘッド
レストのステーが通過する位置に、車体側支持部を形成
すること無しに、各ヘッドレストの上下動によって、各
リヤシートバックのロック手段を作動させることができ
るという優れた効果を有する。また、各リヤシートバッ
クのヘッドレストを装着してリヤシートバックを着座位
置に移動した場合には、必ずロック状態になるという優
れた効果を有する。
され互いに独立して前倒し可能なリヤシートバックを着
座状態に保持するロック手段を、リヤシートバックに装
着されるヘッドレストの上下動によって作動可能にした
車両用可倒式リヤシートバックのロック機構において、
ヘッドレストの上方への移動に連動してロック手段をロ
ック解除位置へ移動させると共に、ヘッドレストの下方
への移動に連動してロック手段をロック位置へ移動させ
る作動力伝達手段を設けたので、車幅方向に分割され互
いに独立して前倒し可能な各リヤシートバックのヘッド
レストのステーが通過する位置に、車体側支持部を形成
すること無しに、各ヘッドレストの上下動によって、各
リヤシートバックのロック手段を作動させることができ
るという優れた効果を有する。また、各リヤシートバッ
クのヘッドレストを装着してリヤシートバックを着座位
置に移動した場合には、必ずロック状態になるという優
れた効果を有する。
【0044】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
車両用可倒式リヤシートバックのロック機構において、
分割された隣接するリヤシートバック同士を互いに連結
する連結部材を設ける一方、ヘッドレストの上方への移
動に連動して連結部材を連結解除位置へ移動させると共
に、ヘッドレストの下方への移動に連動して連結部材を
連結位置へ移動させる連結部材移動手段を設けたので、
請求項2記載の効果に加えて、ロック状態での隣接する
リヤシートバック同士の互いの連結力が向上し、分割中
央部のヒンジ部を大規模に補強すること無く3分割に可
能となるという優れた効果を有する。また、ヘッドレス
トの上下動によって、ロック手段と連結部材との双方を
作動できるため、操作性が良いという優れた効果を有す
る。
車両用可倒式リヤシートバックのロック機構において、
分割された隣接するリヤシートバック同士を互いに連結
する連結部材を設ける一方、ヘッドレストの上方への移
動に連動して連結部材を連結解除位置へ移動させると共
に、ヘッドレストの下方への移動に連動して連結部材を
連結位置へ移動させる連結部材移動手段を設けたので、
請求項2記載の効果に加えて、ロック状態での隣接する
リヤシートバック同士の互いの連結力が向上し、分割中
央部のヒンジ部を大規模に補強すること無く3分割に可
能となるという優れた効果を有する。また、ヘッドレス
トの上下動によって、ロック手段と連結部材との双方を
作動できるため、操作性が良いという優れた効果を有す
る。
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用可倒式リヤシ
ートバックのロック機構を示す車両外側後方から見た斜
視図である。
ートバックのロック機構を示す車両外側後方から見た斜
視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車両用可倒式リヤシ
ートバックのロック機構の一部を示す車両後方から見た
拡大図である。
ートバックのロック機構の一部を示す車両後方から見た
拡大図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車両用可倒式リヤシ
ートバックのロック機構の一部を示す車両側方から見た
拡大図である。
ートバックのロック機構の一部を示す車両側方から見た
拡大図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る車両用可倒式リヤシ
ートバックのロック機構が適用されたリヤシートバック
を示す車両後方から見た全体図である。
ートバックのロック機構が適用されたリヤシートバック
を示す車両後方から見た全体図である。
【図5】従来の実施形態に係る車両用可倒式リヤシート
バックのロック機構を示す車両側方から見た断面図であ
る。
バックのロック機構を示す車両側方から見た断面図であ
る。
10 リヤシートバック 12 ガイドプレートアッパ(連結部材移動手段) 20 ロックピンアッパ(連結部材) 28 ガイドプレートロア(連結部材移動手段) 32 ロックピンロア(連結部材) 36 コイルスプリング 40 ヘッドレスト 44 ステー 46 リンク(作動力伝達手段) 48 コイルスプリング 56 リンク(作動力伝達手段) 62 パウル(ロック手段) 70 ラチェット(ロック手段) 78 コイルスプリング 80 フック部 82 ストライカ
Claims (3)
- 【請求項1】 前倒し可能なリヤシートバックを着座状
態に保持するロック手段を、リヤシートバックに装着さ
れるヘッドレストの上下動によって作動可能にした車両
用可倒式リヤシートバックのロック機構において、前記
ヘッドレストの上方への移動に連動して前記ロック手段
をロック解除位置へ移動させると共に、前記ヘッドレス
トの下方への移動に連動して前記ロック手段をロック位
置へ移動させる作動力伝達手段を設けたことを特徴とす
る車両用可倒式リヤシートバックのロック機構。 - 【請求項2】 車幅方向に分割され互いに独立して前倒
し可能なリヤシートバックを着座状態に保持するロック
手段を、リヤシートバックに装着されるヘッドレストの
上下動によって作動可能にした車両用可倒式リヤシート
バックのロック機構において、前記ヘッドレストの上方
への移動に連動して前記ロック手段をロック解除位置へ
移動させると共に、前記ヘッドレストの下方への移動に
連動して前記ロック手段をロック位置へ移動させる作動
力伝達手段を設けたことを特徴とする車両用可倒式リヤ
シートバックのロック機構。 - 【請求項3】 前記分割された隣接するリヤシートバッ
ク同士を互いに連結する連結部材を設ける一方、前記ヘ
ッドレストの上方への移動に連動して前記連結部材を連
結解除位置へ移動させると共に、前記ヘッドレストの下
方への移動に連動して前記連結部材を連結位置へ移動さ
せる連結部材移動手段を設けたことを特徴とする請求項
2記載の車両用可倒式リヤシートバックのロック機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP735396A JPH09193700A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | 車両用可倒式リヤシートバックのロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP735396A JPH09193700A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | 車両用可倒式リヤシートバックのロック機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09193700A true JPH09193700A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11663603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP735396A Pending JPH09193700A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | 車両用可倒式リヤシートバックのロック機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09193700A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010505693A (ja) * | 2006-10-12 | 2010-02-25 | カイペル ゲーエムベーハー アンド カンパニー カーゲー | 車両座席装置 |
-
1996
- 1996-01-19 JP JP735396A patent/JPH09193700A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010505693A (ja) * | 2006-10-12 | 2010-02-25 | カイペル ゲーエムベーハー アンド カンパニー カーゲー | 車両座席装置 |
KR101334215B1 (ko) * | 2006-10-12 | 2013-11-28 | 카이퍼 게엠베하 운트 코. 카게 | 모터 차량용 차량 좌석 정렬체 |
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