JP2010281511A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2010281511A
JP2010281511A JP2009135443A JP2009135443A JP2010281511A JP 2010281511 A JP2010281511 A JP 2010281511A JP 2009135443 A JP2009135443 A JP 2009135443A JP 2009135443 A JP2009135443 A JP 2009135443A JP 2010281511 A JP2010281511 A JP 2010281511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
low
refrigerator
room
refrigerator compartment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009135443A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5188457B2 (ja
Inventor
Masumi Handa
真須美 半田
Makoto Okabe
誠 岡部
Katsumasa Sakamoto
克正 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009135443A priority Critical patent/JP5188457B2/ja
Publication of JP2010281511A publication Critical patent/JP2010281511A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5188457B2 publication Critical patent/JP5188457B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】未凍結状態でその保存性を高めるために過冷却現象を利用するなどして、従来よりも低温で食品を保存することができるとともに、低温かつ未凍結で食品を保存できる貯蔵室をより簡便な構造で実現することができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】この発明に係る冷蔵庫は、鋼板製の外箱と樹脂製の内箱との間に断熱材を充填して形成される断熱箱体と、断熱箱体を区画して形成される複数の貯蔵室と、貯蔵室のいずれかに設けられ、食品の凍結点の特性または過冷却状態を利用して、保存される食品を0℃よりも低い温度で凍結することなく貯蔵する低温冷蔵室と、冷気を生成する冷却器と、を備え、冷却器で生成された冷気により間接的に低温冷蔵室を冷却して、低温冷蔵室に保存される食品を0℃よりも低い温度で凍結することなく貯蔵するものである。
【選択図】図3

Description

この発明は、冷蔵庫に関するものであり、特に冷蔵保存技術に係るものである。
食品保存においては、一般的に低温での保存が品質を維持する上で最も効果的であるとされている。したがって、家庭用冷蔵庫では−18℃以下で冷凍保存されている。この場合凍結による食品の損傷が新たな課題となる。そこで、凍結を回避し、食品をより低温に保持できる方法がその保存技術において求められる。
食品を凍結させることなく、より低温に保持する保存技術としては氷温保存などが一般的に知られている。氷温保存とは0〜−3℃付近の温度で未凍結または微凍結で該食品を保持して鮮度を良好に保つ保存方法である。
従来、氷温保存室(低温貯蔵室)を設け、その食品保存性を向上させる冷蔵庫が提案されている。この冷蔵庫は、冷蔵室内の最下段に低温貯蔵室を設け、冷蔵室に向かう冷気風路から低温貯蔵室内側に連結した冷気吹出口より冷気を吹出す構造のものであり、また低温貯蔵室内への冷気吹出量を調節するために、吹出口に吹出開口面積を全閉と全開との間で自在に調節できるシャッター等を設けて低温貯蔵室の温度と冷蔵室の温度との差を任意に設定できる構造のものである(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の冷蔵庫、氷温保存室を冷蔵室の最下段に配置し、冷蔵室背面風路から氷温保存室内に通じる冷気吹出口より冷気を吹出し、冷気吹出口よりも下方に設置された冷気吸込み口に冷気を通して循環させる構造が一般的であった。氷温保存室に通じる冷気風路および冷気量調節ダンパーは、独立に配置されているものもあった。
また、食品を凍結させることなく、より低温に保持する他の保存技術としては過冷却現象を利用したものがある。
水が0℃以下の温度まで冷却されると凍結し、氷になることは一般的に知られているが、ある条件で冷却すると0℃以下でも液体状態を保つことが可能であり、これを過冷却状態という。過冷却状態とは水だけに起こる現象ではなく、水分を含有するあらゆる物質で起こりうる現象である。肉、魚、野菜、果実、乳製品等の食品についても、例外なく過冷却現象は確認されている。
従来の冷蔵庫でも、過冷却現象を利用した食品保存を提案しているものがある。この冷蔵庫は、水や食品を過冷却状態とするために間接冷却で冷却する構造として、冷気吐出口を過冷却室上方に配置し、冷気が上方を通って前方まで導かれながら、側面および前面から下方へと流れる構成である。また、この冷蔵庫は、過冷却状態を維持するために過冷却室温度分布を良くする方法として、過冷却容器の下方投影面に底面とほぼ同程度の面積のヒータを設け、貯蔵空間内の温度分布を考慮してヒータ線密度を手前側が疎で奥側が密になるように配置した構成である(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−142043号公報 特開2007−271154号公報
従来の氷温保存室は、ケース内に冷気を多量に吹込むことで平均温度を0〜−3℃に保っていた。平均温度を0〜−3℃に設定するには、平均温度よりもさらに低温の冷気をケース内に供給する必要があるため、温度ハンチングが大きくなる傾向があった。そして、ケース内に冷気を吹込んで温度調節するため貯蔵食品にも冷気が当たり、食品の乾燥が進みやすかったり、冷却ムラができたりする傾向があった。
また、氷温保存室は、食品を凍結させることなく保存する必要があるため、設定温度の下限値は0℃付近までとする必要があった。
また、−3℃で微凍結させるものについては、その温度特性上、凍結融解が繰返されやすく、食品の凍結損傷が起こりやすい環境にあった。
従来の過冷却室を搭載した冷蔵庫(上記特許文献2等)においては、その記載構造から断熱が十分になされた独立室において構成されるものであり、冷蔵室内の一区画にも設けられるような簡便な構造ではなかった。さらに、間接冷却を可能にするためのフタ部材やヒータ、ケース形状等複雑に構成されており、組立性やコスト等の課題もあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、未凍結状態でその保存性を高めるために過冷却現象を利用するなどして、従来よりも低温で食品を保存することができるとともに、低温かつ未凍結で食品を保存できる貯蔵室をより簡便な構造で実現することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
この発明に係る冷蔵庫は、鋼板製の外箱と樹脂製の内箱との間に断熱材を充填して形成される断熱箱体と、
断熱箱体を区画して形成される複数の貯蔵室と、
貯蔵室のいずれかに設けられ、食品の凍結点の特性または過冷却状態を利用して、保存される食品を0℃よりも低い温度で凍結することなく貯蔵する低温冷蔵室と、
冷気を生成する冷却器と、を備え、
冷却器で生成された冷気により間接的に低温冷蔵室を冷却して、低温冷蔵室に保存される食品を0℃よりも低い温度で凍結することなく貯蔵するものである。
この発明に係る冷蔵庫は、食品を凍結させることなく0℃よりも低い温度で保存できるように構成したので、凍結による損傷を回避し、従来冷蔵保存よりも長期間にわたって食品の鮮度を維持できるという効果を有する。
実施の形態1を示す図で、冷蔵庫1000を示す断面図。 実施の形態1を示す図で、低温冷蔵室101を示す側面断面図。 実施の形態1を示す図で、冷蔵室100を示す側面断面図。 実施の形態1を示す図で、低温冷蔵室101の斜視図。 実施の形態1を示す図で、変形例1の低温冷蔵室101を示す側面断面図。 実施の形態1を示す図で、変形例2の低温冷蔵室101を示す側面断面図(冷蔵室用風量調節ダンパー120が半開時)。 実施の形態1を示す図で、変形例2の低温冷蔵室101を示す側面断面図(冷蔵室用風量調節ダンパー120が全開時)。 実施の形態1を示す図で、冷蔵室吸込み口108を示す斜視図((a)は水平なリブ形状108a、(b)は垂直なリブ形状108b)。 実施の形態1を示す図で、冷蔵室吸込み口108を示す斜視図。 比較のために示す図で、従来の冷蔵庫におけるチルド室を示す側面断面図。
実施の形態1.
図1乃至図8は実施の形態1を示す図で、図1は冷蔵庫1000を示す断面図、図2は低温冷蔵室101を示す側面断面図、図3は冷蔵室100を示す側面断面図、図4は低温冷蔵室101の斜視図、図5は変形例1の低温冷蔵室101を示す側面断面図、図6は変形例2の低温冷蔵室101を示す側面断面図(冷蔵室用風量調節ダンパー120が半開時)、図7は変形例2の低温冷蔵室101を示す側面断面図(冷蔵室用風量調節ダンパー120が全開時)、図8は冷蔵室吸込み口108を示す斜視図((a)は水平なリブ形状108a、(b)は垂直なリブ形状108b)、図9は冷蔵室吸込み口108を示す斜視図である。
図10は比較のために示す図で、従来の冷蔵庫におけるチルド室を示す側面断面図である。
図1を参照しながら、冷蔵庫1000の構成の一例を説明する。冷蔵庫1000は、鋼板製の外箱1bと樹脂製の内箱1cとの間に断熱材1aを充填して形成される断熱箱体1を複数の室に区画し、夫々を温度帯の異なる食品貯蔵室としている。
この冷蔵庫1000の食品貯蔵室は、少なくとも以下に示す貯蔵室を備える。
(1)冷蔵庫1000の最上部に配置され、開閉ドアを備える冷蔵室100;
(2)冷蔵室100の下方に設けられ、冷凍温度帯(−18℃)からソフト冷凍(−7℃)などの温度帯に切替えることのできる引出しドアを備える切替室200;
(3)切替室200と並列に配置され、引出しドアを備える製氷室500;
(4)切替室200及び製氷室500の下方に設けられ、引出しドアを備える冷凍室400;
(5)冷凍室400の下方で、冷蔵庫1000の最下部に配置され、引出しドアを備える野菜室300。
切替室200及び製氷室500、冷凍室400、野菜室300の背面に冷却器室20が、形成されている。
冷却器室20には、後述する圧縮機50とともに冷凍サイクルを構成する冷却器40(蒸発器)が配置される。
冷却器室20には、さらに冷却器40で生成される冷気を各食品貯蔵室に循環させる送風機30が設けられる。
冷蔵庫1000の背面下部に、冷凍サイクルの圧縮機50が設けられる。圧縮機50は、通常振動・騒音の点で好ましい中吊り式のレシプロタイプ(往復式)のものが用いられる。
冷蔵室100の扉(開閉式)表面には、各室の設定を調節する操作パネル10が設けられている。各室とは、上記の冷蔵室100、切替室200、製氷室500、冷凍室400、野菜室300等のことである。
冷凍室400、野菜室300等の背面側で、冷却器室20の背面側に制御装置16が設けられている。
制御装置16は、主にマイコン(マイクロコンピュータ)から構成される。制御装置16は、操作パネル10により設定される各室の温度に、各室に設置された温度検出器(図示せず)の温度検出値が略一致するように、圧縮機50やダンパー(後述する冷蔵室用風量調節ダンパー120等)を制御する。圧縮機50の制御は、通常はオン/オフ制御である。もちろん、インバータを用いて、周波数制御するものでもよい。
冷蔵庫1000の主な貯蔵室の設定温度は、以下のとおりである。
(1)冷蔵室100は、3〜5℃;
(2)野菜室300は、5〜10℃;
(3)冷凍室400は、−18〜−25℃。
また、この冷蔵庫1000の切替室200は、急速冷却および過冷却制御が可能なスペースとすることができる。
冷蔵室100の最下部にはケース式で冷蔵室100よりも低い温度に設定される低温冷蔵室101が設けられている。低温冷蔵室101は、食品の凍結点の特性または過冷却状態を利用して、保存される食品を0℃よりも低い温度で凍結することなく貯蔵する貯蔵室である。低温冷蔵室101を設けるところは、冷蔵室100でなくてもよい。
冷蔵室背面風路106の下方には、冷蔵室100用の冷蔵室用風量調節ダンパー120が設けられており、冷蔵室用風量調節ダンパー120の開閉によって冷蔵室100の温度を制御している。
図2乃至図4を参照しながら、冷蔵室100の最下部に位置する低温冷蔵室101について説明する。
従来の低温冷蔵室101は、図10に示すように、冷蔵室100の最下段の棚にあたるトップパネル105(天井)および手前側の低温冷蔵室蓋103によって独立した区画室を形成しており、低温冷蔵室蓋103に低温冷蔵室背面冷気吹出口104から冷気を導入することで0℃付近まで冷却していた。
一方、実施の形態1の冷蔵庫1000は、図2に示すように、背面側から導入される冷気を低温冷蔵室101のトップパネル105(天井)に設けた低温冷蔵室天井風路107を通して手前側(低温冷蔵室蓋103側)に吹出す構成としているので、低温冷蔵室101内に直接冷風が吹込むことがない。
低温冷蔵室天井風路107は、冷蔵室用風量調節ダンパー120より下流側の冷蔵室背面風路106から分岐し、入口17aから低温冷蔵室天井風路107へ冷気が流入する。
低温冷蔵室101の冷却は、低温冷蔵室天井風路107および冷蔵室背面風路106からの輻射、および冷蔵室100の設定温度により成立している。
図2に示す冷蔵室背面風路106には、−15〜−20℃の冷気が流れており、低温冷蔵室天井風路107には冷蔵室背面風路106よりも数℃高い温度の冷気が流れている。
低温冷蔵室101は、主に冷蔵室背面風路106および低温冷蔵室天井風路107からの輻射によって冷却される。冷気が導入されないように閉塞された低温冷蔵室101を輻射冷却するための冷却面が天井面に設けられる。
また、低温冷蔵室101は、3〜5℃に設定された冷蔵室100の最下部に配置されているため、低温冷蔵室天井風路107の上方および低温冷蔵室蓋103の手前側の空間温度は3〜5℃である。
また、低温冷蔵室101の左右は、断熱箱体1の断熱材1aを隔てて外気と接している。
また、低温冷蔵室101の底面は、断熱構造を含む仕切り2を隔てて、凍結温度帯で−5〜−18℃まで温度切替可能な切替室200と接している。
したがって、低温冷蔵室101は、冷蔵室背面風路106および低温冷蔵室天井風路107の温度、冷蔵室100の設定温度により平衡する温度に保たれていることになる。
低温冷蔵室101の左右および底面については断熱構造が成されているため、低温冷蔵室101に対して大きな温度影響を与えることはない。
尚、低温冷蔵室101の前方には、冷蔵室100の開閉ドアに形成されるボトル等を収納するボトルポケット110が設けられる。
上述の説明では、低温冷蔵室天井風路107を通る冷気が低温冷蔵室101に吹込むことはないとしたが、低温冷蔵室天井風路107を通る冷気を低温冷蔵室101内へ微小に流入させて低温冷蔵室101内の温度を調節することも可能である。
冷蔵庫1000内で冷気を循環させて冷却するにあたって、冷却器40で生成した冷気を吹出口より冷却する空間内に吹出した後、該空間および食品の熱を奪って温度が上昇した空気が再び冷却器40へ戻るための戻り風路につながる吸込み口が必要である。
低温冷蔵室101周囲の空間冷却にあたっては、従来は低温冷蔵室101上方から冷気を吹出し、吹出口よりも下方に設置した吸込み口から冷気を戻して循環させる構造が一般的であった。また、低温冷蔵室101の吸込み口は冷蔵室100の吸込み口と共通である。
一方、本実施の形態1においては、図3や図4に示すように、低温冷蔵室101および冷蔵室100に共通の冷蔵室吸込み口108を低温冷蔵室吹出口(低温冷蔵室天井風路107の入口107a)と同等または上方に設けている。冷蔵室吸込み口108は、低温冷蔵室101及び冷蔵室100を冷却した戻り冷気の出口である。冷蔵室吸込み口108は、冷蔵室戻り風路111に連通する。
図3に示すように、冷蔵室吸込み口108から出た冷気は、冷蔵室戻り風路111をとおり、冷却器室20に戻る。冷蔵室背面風路106と冷蔵室戻り風路111とは、例えば、冷蔵庫1000を正面から見て、断熱箱体1の内側の背面側に左右に配置される。そして、冷蔵室背面風路106と冷蔵室戻り風路111とは、互いに独立している。
一般的に、比重の関係から低温の空気は下方に、高温の空気は上方に移動しやすい。そのため、低温冷蔵室101の底面や低温冷蔵ケース102がより低温になりやすい傾向にあるが、冷蔵室吸込み口108を低温冷蔵室吹出口(低温冷蔵室天井風路107の入口107a)の上方に設置すると、吹出された冷気が冷蔵室吸込み口108へ向かって移動するので、低温冷蔵室101の底面や低温冷蔵ケース102が冷えすぎてしまう現象が起こりにくい。
低温冷蔵室101の底面や低温冷蔵ケース102が冷却されすぎてしまうと、食品が凍結してしまうおそれがある。そのため、低温冷蔵室101の底面や低温冷蔵ケース102の過剰冷却を抑制することは本形態を構成する上で非常に重要である。
また、低温冷蔵室101の吸込み口と冷蔵室100の吸込み口とを共通の冷蔵室吸込み口108にすることで、冷蔵室100側の冷気は低温冷蔵室101よりも上方で循環する。そのため、同一空間内に冷蔵室100と低温冷蔵室101との二室が存在するが、低温冷蔵室101および冷蔵室100の夫々の温度が他方の室に影響が及ぶことなく、それぞれ独立の温度で制御することが可能となる。
図5により変形例1の低温冷蔵室101を説明する。変形例1の低温冷蔵室101は、図1乃至図4に示すものと同様の構造であるが、冷蔵室100用の冷蔵室用風量調節ダンパー120と、低温冷蔵室101の低温冷蔵室天井風路107へつながる冷蔵室背面風路106の低温冷蔵室天井風路107への分岐点(低温冷蔵室天井風路107の入口107a)との位置関係が異なる。
図5において、冷蔵室100用の冷蔵室用風量調節ダンパー120の位置は、冷蔵室背面風路106において低温冷蔵室101の低温冷蔵室天井風路107へ分岐する分岐点(低温冷蔵室天井風路107の入口107a)よりも下流側にある。
したがって、低温冷蔵室天井風路107へは冷蔵室用風量調節ダンパー120の開状態または閉状態に関わらず、常時一定量の冷気が流れて冷却される。
冷蔵室100の温度は、冷蔵室用風量調節ダンパー120の開閉で調節されるが、低温冷蔵室101は冷蔵室100の温度調節の影響を受けないので、同一空間に存在する二室の独立した温度制御を行うことができる。
また、低温冷蔵室101の低温冷蔵室天井風路107は冷蔵室100の最下段の棚と接しており、低温冷蔵室天井風路107を通過する冷気温度は、−15〜−20℃より数℃高い温度(−10℃以下)であるため、冷蔵室100の最下部に貯蔵した食品が凍結するおそれがある。
そこで、トップパネル105の底面に断熱材109を設ける。それにより、低温冷蔵室天井風路107を通過する冷気により、棚を兼ねるトップパネル105の上に置かれる食品が凍結するのを防止できる。
図6、図7により変形例2の低温冷蔵室101を説明する。変形例2の低温冷蔵室101は、図1乃至図4に示すものと同様の構造であるが、冷蔵室背面風路106における低温冷蔵室天井風路107への分岐構造および冷蔵室用風量調節ダンパー120の開角度が異なる。
図6に示すように、冷蔵室用風量調節ダンパー120は、冷蔵室背面風路106の低温冷蔵室天井風路107への分岐点付近に設けられる。
図6は冷蔵室用風量調節ダンパー120の半開状態を示している。図6のように、冷蔵室用風量調節ダンパー120が半開時には、冷蔵室背面風路106を流れる冷気が低温冷蔵室天井風路107にのみ流れ、冷蔵室100側への風路が閉ざされる。
冷蔵室100側へ冷気を流す場合には、冷蔵室用風量調節ダンパー120を全開にすればよい(図7参照)。低温冷蔵室天井風路107には、冷蔵室用風量調節ダンパー120の半開状態または全開状態に関わらず、常時冷気が流れているため低温冷蔵室101の温度を、冷蔵室100の温度調節に左右されることなく常時一定温度に冷却することが可能である。
このように冷蔵室用風量調節ダンパー120の開角度を調節することで、冷蔵室用風量調節ダンパー120の位置が冷蔵室背面風路106内において低温冷蔵室天井風路107への分岐点付近で、低温冷蔵室天井風路107の上流側にある場合でも同一空間に存在する冷蔵室100と低温冷蔵室101の独立温度制御を行うことが可能となる。
例えば、図4に示すように、冷蔵室吸込み口108を低温冷蔵室101より上の棚(トップパネル105(天井))と接する背面側(冷蔵室100の奥側の壁)に設けた場合、食品等の投入によって冷蔵室吸込み口108が塞がれてしまい、冷蔵室100が冷却不良を起こすことが懸念されるが、図8に示すように冷蔵室吸込み口108の端部に冷蔵室100(庫内)側に凸型に突出する数mmのリブ形状を追加することで、吸込み口が完全に塞がれてしまうような事態を回避できる。
図8(a)では、水平なリブ形状108aを三枚、冷蔵室100(庫内)側に突出するように設けている。
図8(b)では、垂直なリブ形状108bを二枚、冷蔵室100(庫内)側に突出するように設けている。
但し、リブ形状108a,108bの向き・枚数は任意でよい。
また、例えば、図4に示すように、冷蔵室吸込み口108を低温冷蔵室101より上の棚(トップパネル105(天井))と接する背面側(冷蔵室100の奥側の壁)に設けた場合、食品等の投入によって冷蔵室吸込み口108が塞がれてしまい、冷蔵室100が冷却不良を起こすことが懸念されるが、図9に示すように、冷蔵室吸込み口108の幅を冷蔵室100の左右幅と略等しくなるように広げるとともに、棚(トップパネル105(天井))と冷蔵室100の奥側の壁との隙間にかかるように冷蔵室吸込み口108を設けることにより、食品等によって冷蔵室吸込み口108が塞がれることを抑制できる。
本実施の形態は、低温冷蔵室101の温度を所定の温度で維持するために、ヒータなどの加熱装置を追加する必要がないので、簡易な構成で、且つ省エネ性が高い。
以上のような構成の本実施の形態においては、低温冷蔵室101内の平均温度が0〜−3℃、低温冷蔵ケース102表面の最低温度が−3〜−5℃程度となり、生マグロの柵を14日間凍結することなく低温で保存することが可能であった。
次に本実施の形態で食品を保存した場合の鮮度保持効果について述べる。
未凍結状態で生マグロ、牛肉などを保存した場合、その保存温度が低温になると保存期間中に生じるドリップ量が減少傾向にあるという結果が確認された。ドリップとは、肉や魚などが保存時の酵素反応、化学反応などによって組織に損傷が生じたときに流出する水分である。
また、低温領域においては食中毒菌などの増殖速度が低下するため、菌繁殖による劣化を抑制することができる。
また、0℃以下での未凍結状態においては、肉や魚などのメトミオグロビン生成(メト化)が抑制されるため、保存時の変色を抑えることも可能である。メト化とは、酸化反応の一種であるため、例えば抗酸化剤をフィルターやマイクロフィルム等に担持させて放出する等の手段を付加し、酸化抑制を助長することも可能である。前記のような酸化抑制手段としては他にも酸素除去などが考えられ、減圧や酸素富化膜の設置などの手段を用いてもよい。
また、本実施の形態は、低温冷蔵室101内にほとんど冷気がはいることがないため、冷風の循環による食品水分の蒸散や空間内湿度の低下が抑制できる。したがって、低温冷蔵室101内の食品の乾燥を抑制することができる。
さらに、低温冷蔵室101の密閉度を高くすると、空間内の湿度が保たれるため、より乾燥抑制効果を得ることが可能である。乾燥を抑制すると、食品と酸素(または活性酸素)との接触面積を軽減することができるため、酸化抑制の効果も得られる。
以上のように、この実施の形態の冷蔵庫1000は、食品を凍結させることなく0℃よりも低い温度で保存できるように構成したので、凍結による損傷を回避し、従来冷蔵保存よりも長期間にわたって食品の鮮度を維持できるという効果を有する。
また、この実施の形態の冷蔵庫1000は、特定の冷蔵温度帯に設定された区画に特別な断熱構造や風量を調節する専用ダンパー、温度を制御する専用サーミスタを設けることなく食品を0℃よりも低い温度で保存できるように構成したので、より簡単な構成で安価に低温冷蔵室101を設置することができるという効果を有する。
また、この実施の形態の冷蔵庫1000は、専用のダンパー、サーミスタ、ヒータなどを追加することなく食品を0℃よりも低い温度で保存できるように構成したので、電気部品等の総数が少ないため、部品故障などの製品不良を抑えることができ、製品に対する信頼性が向上する。
また、この実施の形態の冷蔵庫1000は、食品の過冷却状態を安定的に維持するためにヒータなどの電気部品を追加する必要がないので、ヒータ通電での消費電力を抑えることができるため省エネ性も高い。
1 断熱箱体、1a 断熱材、1b 外箱、1c 内箱、2 仕切り、10 操作パネル、12 冷蔵室用ダンパー、16 制御装置、20 冷却器室、30 送風機、40 冷却器、50 圧縮機、100 冷蔵室、101 低温冷蔵室、102 低温冷蔵ケース、103 低温冷蔵室蓋、104 低温冷蔵室背面冷気吹出口、105 トップパネル、106 冷蔵室背面風路、107 低温冷蔵室天井風路、107a 入口、108 冷蔵室吸込み口、108a リブ形状、108b リブ形状、109 断熱材、110 ボトルポケット、111 冷蔵室戻り風路、120 冷蔵室用風量調節ダンパー、200 切替室、300 野菜室、400 冷凍室、500 製氷室、1000 冷蔵庫。

Claims (10)

  1. 鋼板製の外箱と樹脂製の内箱との間に断熱材を充填して形成される断熱箱体と、
    前記断熱箱体を区画して形成される複数の貯蔵室と、
    前記貯蔵室のいずれかに設けられ、食品の凍結点の特性または過冷却状態を利用して、保存される食品を0℃よりも低い温度で凍結することなく貯蔵する低温冷蔵室と、
    冷気を生成する冷却器と、を備え、
    前記冷却器で生成された前記冷気により間接的に前記低温冷蔵室を冷却して、該低温冷蔵室に保存される食品を0℃よりも低い温度で凍結することなく貯蔵することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記複数の貯蔵室の一つとして冷蔵室を備え、前記低温冷蔵室を前記冷蔵室に設け、前記低温冷蔵室を冷却する前記冷気が流れる低温冷蔵室天井風路を前記低温冷蔵室の天井の外側に設け、前記低温冷蔵室天井風路を流れる前記冷気は前記低温冷蔵室に流入しないまたは一部流入することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷気が導入されないように閉塞された前記低温冷蔵室を輻射冷却するための冷却面が該低温冷蔵室の天井面に設けられ、前記低温冷蔵室の周囲温度を調節することによって前記低温冷蔵室の温度設定が可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 前記低温冷蔵室を前記冷蔵室の最下部に設置し、前記低温冷蔵室を冷却した戻り冷気の出口が、前記低温冷蔵室天井風路の入口と高さ方向に同等または上方に設けられたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記冷却器で生成された前記冷気を前記冷蔵室に供給する冷蔵室背面風路と、前記冷蔵室背面風路への風量を制御する冷蔵室用風量調節ダンパーと備え、
    前記低温冷蔵室を冷却する前記低温冷蔵室天井風路は、前記冷蔵室背面風路から分岐し、前記分岐点が前記冷蔵室温度調節用ダンパーよりも下流に位置することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 前記分岐点が前記冷蔵室温度調節用ダンパーよりも上流に位置することを特徴とする請求項5記載の冷蔵庫。
  7. 前記冷蔵室用風量調節ダンパーは、前記冷蔵室背面風路の低温冷蔵室天井風路への分岐点付近の上流側に設けられるとともに、前記冷蔵室用風量調節ダンパーが半開時には、前記冷蔵室背面風路を流れる冷気が前記低温冷蔵室天井風路にのみ流れ、前記冷蔵室用風量調節ダンパーが全開時には、前記冷蔵室及び前記低温冷蔵室天井風路の両方に流れることを特徴とする請求項5記載の冷蔵庫。
  8. 前記低温冷蔵室を冷却した戻り冷気の出口を、前記冷蔵室の背面と該冷蔵室の棚とが垂直に接する位置に所定の隙間を設けて配置したことを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫。
  9. 前記低温冷蔵室を冷却した戻り冷気の出口に、前記冷蔵室側に突出するリブを設けたことを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫。
  10. 前記低温冷蔵室を前記冷蔵室の最下部に設置するとともに、前記低温冷蔵室を冷却した戻り冷気の出口を、前記冷蔵室を冷却した戻り冷気の出口と共通にすることにより、同一空間内に前記冷蔵室と前記低温冷蔵室との二室が存在しても、前記低温冷蔵室および前記冷蔵室の夫々の温度が他方の室に影響が及ぶことなく、それぞれ独立の温度で制御することを可能とすることを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫。
JP2009135443A 2009-06-04 2009-06-04 冷蔵庫 Active JP5188457B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009135443A JP5188457B2 (ja) 2009-06-04 2009-06-04 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009135443A JP5188457B2 (ja) 2009-06-04 2009-06-04 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010281511A true JP2010281511A (ja) 2010-12-16
JP5188457B2 JP5188457B2 (ja) 2013-04-24

Family

ID=43538409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009135443A Active JP5188457B2 (ja) 2009-06-04 2009-06-04 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5188457B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101351874B1 (ko) 2013-11-04 2014-01-16 주식회사 스노파 냉동고
JP2014035175A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Sharp Corp 冷蔵庫
KR101581936B1 (ko) * 2015-03-16 2015-12-31 주식회사 스노파 하향순환방식의 과냉각 냉동고
KR101581937B1 (ko) * 2015-03-16 2015-12-31 주식회사 스노파 혼합냉기를 이용한 과냉각 냉동고
KR101586859B1 (ko) * 2015-02-05 2016-01-19 주식회사 스노파 과냉각 상태를 유지시키는 냉동고
WO2018189777A1 (ja) * 2017-04-10 2018-10-18 三菱電機株式会社 冷蔵庫
JP2020034208A (ja) * 2018-08-29 2020-03-05 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 冷蔵庫

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104006605A (zh) * 2014-06-03 2014-08-27 合肥荣事达三洋电器股份有限公司 冷藏室带有冰温盒的冰箱
CN107843063A (zh) * 2017-10-31 2018-03-27 合肥华凌股份有限公司 冰箱内食品冻结判断方法、冰箱食品保鲜方法及保鲜冰箱

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61213462A (ja) * 1985-03-19 1986-09-22 三洋電機株式会社 冷蔵庫
JPH07198242A (ja) * 1994-09-19 1995-08-01 Sanyo Electric Co Ltd 貯蔵庫
JPH10185407A (ja) * 1996-12-26 1998-07-14 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫
JP2003148861A (ja) * 2001-11-07 2003-05-21 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫
JP2009024951A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫、冷凍保存方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61213462A (ja) * 1985-03-19 1986-09-22 三洋電機株式会社 冷蔵庫
JPH07198242A (ja) * 1994-09-19 1995-08-01 Sanyo Electric Co Ltd 貯蔵庫
JPH10185407A (ja) * 1996-12-26 1998-07-14 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫
JP2003148861A (ja) * 2001-11-07 2003-05-21 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫
JP2009024951A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫、冷凍保存方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014035175A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Sharp Corp 冷蔵庫
KR101351874B1 (ko) 2013-11-04 2014-01-16 주식회사 스노파 냉동고
WO2015064930A1 (ko) * 2013-11-04 2015-05-07 주식회사 스노파 냉동고
KR101586859B1 (ko) * 2015-02-05 2016-01-19 주식회사 스노파 과냉각 상태를 유지시키는 냉동고
KR101581936B1 (ko) * 2015-03-16 2015-12-31 주식회사 스노파 하향순환방식의 과냉각 냉동고
KR101581937B1 (ko) * 2015-03-16 2015-12-31 주식회사 스노파 혼합냉기를 이용한 과냉각 냉동고
WO2018189777A1 (ja) * 2017-04-10 2018-10-18 三菱電機株式会社 冷蔵庫
JPWO2018189777A1 (ja) * 2017-04-10 2019-11-07 三菱電機株式会社 冷蔵庫
JP2020034208A (ja) * 2018-08-29 2020-03-05 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 冷蔵庫
JP7032268B2 (ja) 2018-08-29 2022-03-08 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JP5188457B2 (ja) 2013-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5188457B2 (ja) 冷蔵庫
KR100889821B1 (ko) 온도조절 챔버를 구비한 냉장고
JP6138708B2 (ja) 冷蔵庫
JP2007101084A (ja) 冷蔵庫
CN107763932B (zh) 冰箱
WO2014122780A1 (ja) 冷蔵庫
KR20040067643A (ko) 온도조절 챔버를 구비한 냉장고
JP2013242084A (ja) 冷蔵庫
JP2008292101A (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2011017472A (ja) 冷蔵庫
JP2018004228A (ja) 冷蔵庫
JP2010002110A (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2014043980A (ja) 冷蔵庫
JP2010127544A (ja) 冷蔵庫
JP5787837B2 (ja) 冷蔵庫
JP2014202394A (ja) 冷蔵庫
JP2018146198A (ja) 冷蔵庫
JP2012220116A (ja) 冷蔵庫
JP2013190124A (ja) 冷蔵庫
JP2015014423A (ja) 冷蔵庫
JP2010054092A (ja) 冷蔵庫
JP2019074273A (ja) 冷蔵庫
JP2009293808A (ja) 冷蔵庫
KR20070024021A (ko) 냉장고 야채실의 독립된 온도제어를 위한 야채실 구조
JP2009063221A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5188457

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250