JP2013190124A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の冷蔵庫は、蓄冷剤の配置により、食品収納量が低下するという課題を有していた。
【解決手段】前方仕切板37の上端から略水平面である前方仕切板上端水平面38と下端から略水平面である前方仕切板下端水平面39で挟まれた空間内に、蓄冷剤配置板41とその上に配置された蓄冷剤40を設けたものである。これによって、蓄冷剤40の配置による冷蔵庫80の食品収納量の減少を防止することができるとともに、蓄冷剤40の持つ潜熱を有効利用することにより、扉開閉による室内への外気流入や、温度の高い食品を投入された場合、または圧縮機が停止した場合、さらには霜取り時の室内の温度の上昇をおさえることで食品保鮮性と省エネルギー性を向上することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷蔵庫の内部に蓄冷剤を備えた冷蔵庫に関するものである。
近年、冷蔵庫は地球環境保護の観点から更なる省エネルギー化が進むとともに、その使い勝手や食品収納性の向上が求められている。
従来この種の冷蔵庫は、冷蔵庫本体の断熱性能の向上に加え、圧縮機や冷却システムの効率向上により、省エネルギー化を図るのが一般的であったが、蓄冷剤の潜熱を利用し、食品の温度上昇をおさえ、省エネルギー化を図る提案がされている。(例えば、特許文献1参照)。
図5から図7に、特許文献1に記載された従来の実施の形態を示す。
図5は、従来の冷凍冷蔵庫の正面斜視図、図6は、従来の冷凍冷蔵庫の蓄冷剤を収納した急冷容器の正面斜視図。図7は、従来の冷凍冷蔵庫の図5のB−B線に沿う断面図である。
冷凍冷蔵庫100は、冷凍冷蔵庫本体1の上部に冷蔵室2が設けられ、冷蔵室2には、その前面に観音開きの冷蔵室左扉3及び冷蔵室右扉4が設けられている。冷蔵室2の左下には製氷室5が設けられ、製氷室5は前面に製氷室扉6を備えている。
冷蔵室2の右下には野菜室7が設けられ、野菜室7は前面に野菜室扉8を備えている。製氷室5の下には、冷凍室9が設けられ、冷凍室9は前面に冷凍室扉10を備えている。図5は、冷凍室扉10を開いた状態を示している。
冷凍室9の中段及び下段には、2つの冷凍食品収納容器13、13が引出し可能に設置されている。冷凍室9の上段には、上方に食品収納空間11aを有して冷凍室9内の冷気吹出口19近傍に熱伝導板11が設置されている。熱伝導板11は、アルミニウム等の金属製の熱良伝導体で、冷凍室9内から取外すことができる。熱伝導板11上に、ご飯や食肉等の急冷が必要な食品14を載置する。
熱伝導板11の下の冷気吹出口19近傍には、上方が開口部12aとなり、壁部12bに冷気流入口17及び冷気流出口18が設けられ、蓄冷剤15及び食品14を収納可能な急冷容器12が設置される。急冷容器12の上部にはフランジ12cが設けられ、冷凍室9の左右の側壁に設けられたガイドレール9a、9a上にフランジ12cを載せ、急冷容器12を冷凍室9内から引出し可能に設置する。
蓄冷剤15は、要冷凍食品を購入した際に付属していたり、市販されている蓄冷剤であり、蓄冷剤15は、水の中にプロピレングリコール等を混ぜ、凝固点を0℃から−10℃程度まで下げて、丈夫なビニール袋の中に封入したものである。
急冷容器12の深さhは、蓄冷剤15単体の厚さ及び数枚重ね置きする場合を考えると、5mmから50mm程度とするのが良い。急冷容器12の後方の壁部12bに設けられた冷気流入口17から急冷容器12内に冷気が流入し、蓄冷剤15等を冷却・冷凍し、前方の壁部12bに設けられた冷気流出口18から冷気が流出するようになっている。
図7を参照して冷凍室9の構造及び作用を説明する。図中左側が冷凍室前側で、右側が冷凍室後側であり、冷凍室9は冷凍室扉10と断熱壁20で囲まれている。冷凍冷蔵庫100の通常運転時は、食品取出し時の冷凍室扉10の開閉により冷凍室9内の温度が上昇すると、冷凍室温度センサー21がこれを感知して図示しないコンプレッサが運転され、冷却器22が冷却される。また、室内ファン23が運転され、冷気が冷凍室9内を循環し、食品14を冷却する。
冷凍冷蔵庫100では、食品14を急冷凍したい場合には、熱伝導板11の上に食品14を載せ、熱伝導板11と室内ファン23の運転による冷気循環により食品14から熱を奪い急冷凍させる。室内ファン23の運転終了後も、急冷容器12内の蓄冷剤15により冷凍保存することができる。これにより、食品14の温度が高い時にも急冷凍することができ、コンプレッサの運転時間を短縮できるので、省エネルギー効果もある。
特開2005−321154号公報
しかしながら、前記従来の構成では、冷凍室9内に蓄冷剤15を収納可能な急冷容器12が設置されるため、冷凍室9内における食品収納量が低下することにより、冷凍冷蔵庫100内における総食品収納量が低下する。さらに、冷凍室9の室内の温度は、一般的に約−20℃〜−18℃であるが、蓄冷剤の凝固点が0℃から−10℃程度であるため、蓄冷剤の潜熱を十分に利用することができず、扉開閉による室内への外気流入や、温度の高い食品を投入された場合、または圧縮機が停止した場合の室内の温度の上昇を十分におさえることができないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、食品収納量を低下せること無く、扉開閉による室内への外気流入や、温度の高い食品を投入された場合、または圧縮機が停止した場合、さらには霜取り時の室内の温度の上昇をおさえることで食品保鮮性と省エネルギー性を向上することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、上段冷凍室と下段冷凍室とをそれぞれの開閉扉で上下方向に仕切る前方仕切板の上端及び下端の略水平面に挟まれた空間内に蓄冷剤配置板と蓄冷剤と蓄冷剤冷却用吹出口を設けたものである。
これにより、上段冷凍室及び下段冷凍室の食品収納量を低下させることなく、蓄冷剤の冷却・冷凍を行うことができ、蓄冷剤の持つ潜熱を有効利用することができ、扉開閉による室内への外気流入や、温度の高い食品を投入された場合、または圧縮機が停止した場合、さらには霜取り時の庫内温度の上昇をおさえることで食品保鮮性と省エネルギー性を向上することができる。
本発明の冷蔵庫は、食品収納量を低下させること無く、室内の温度の上昇をおさえることで食品保鮮性と省エネルギー性を高めるものである。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 本発明の実施の形態1における図1のA−A断面図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の正面図 本発明の実施の形態2における図3のC−C断面図 従来の冷凍冷蔵庫の正面斜視図 従来の冷凍冷蔵庫の蓄冷剤を収納した急冷容器の正面斜視図 従来の冷凍冷蔵庫の図5のB−B線に沿う断面図
第1の発明は、上段冷凍室と下段冷凍室とをそれぞれの開閉扉で上下方向に仕切る前方仕切版の上端及び下端の略水平面に挟まれた空間内に蓄冷剤配置板と蓄冷剤と蓄冷剤冷却用吹出口を設けたことにより、上段冷凍室及び下段冷凍室の食品収納量を低下させることなく、蓄冷剤の冷却・冷凍を行うことができ、蓄冷剤の持つ潜熱を有効利用することにより、扉開閉による室内への外気流入や、温度の高い食品を投入された場合、または圧縮機が停止した場合、さらには霜取り時の室内の温度の上昇をおさえることで食品保鮮性と省エネルギー性を向上することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記蓄冷剤の凝固点を約−22℃〜−16℃としたものであり、蓄冷剤の潜熱をさらに利用し、扉開閉による室内への外気流入や、温度の高い食品を投入された場合、または圧縮機が停止した場合、さらには霜取り時の室内の温度の上昇をおさえることで食品保鮮性と省エネルギー性を向上することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記蓄冷剤配置板は、熱伝導材で形成されたものであり、蓄冷剤への冷却効率、蓄冷剤からの冷却効率が向上し、蓄冷剤の潜熱をさらに利用し、扉開閉による室内への外気流入や、温度の高い食品を投入された場合、または圧縮機が停止した場合、さらには霜取り時の室内の温度の上昇をおさえることで食品保鮮性と省エネルギー性を向上することができる。
第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明において、前記上段冷凍室の天面ダクト内部にも蓄冷剤を配置したものであり、上段冷凍室においても、蓄冷剤の持つ潜熱を有効利用することにより、扉開閉による室内への外気流入や、温度の高い食品を投入された場合、または圧縮機が停止した場合、さらには霜取り時の室内の温度の上昇をおさえることで食品保鮮性と省エネルギー性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図、図2は、同実施の形態1における図1のA−A断面図を示すものである。
図1、図2において、冷蔵庫80は、冷蔵庫本体31の上部に冷蔵室32が設けられ、冷蔵室32には、その前面に観音開きの冷蔵室左扉32a及び冷蔵室右扉32bが設けられている。冷蔵室32の左下には製氷室33が設けられ、製氷室33は前面に製氷室扉33aを備えている。冷蔵室32の右下には上段冷凍室34が設けられ、上段冷凍室34は前面に上段冷凍室扉34aを備えている。製氷室33と上段冷凍室34の下には下段冷凍室35が設けられ、下段冷凍室35は前面に下段冷凍室扉35aを備えている。下段冷凍室35の下には野菜室36が設けられ、野菜室36は前面に野菜室扉36aを備えている。
上段冷凍室34とその下方に位置する下段冷凍室35は、前方仕切板37と上段冷凍室扉34aの下辺が当接し、下段冷凍室扉35aの上辺が当接することで構成されている。
また、上段冷凍室34とその下方に位置する下段冷凍室35は、同じ冷凍温度帯の区画であるため、一般的には、上下方向で分割する断熱仕切りは存在せず、連通しているか、連通口を設けた簡易的な仕切板が設けられている。
本実施の形態では、前方仕切板37の上端から略水平面である前方仕切板上端水平面38と、前方仕切板37の下端から略水平面である前方仕切板下端水平面39で挟まれた空間内に、蓄冷剤配置板41とその上に配置された蓄冷剤40と蓄冷剤冷却用吹出口42が構成されている。
また、蓄冷剤配置板41における蓄冷剤40の下流側には、下方に向けて複数の排出口42aを備えている。
以上のように構成された本発明の実施の形態1における冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
冷蔵庫80の通常運転時は、食品取出し時や食品投入時の上段冷凍室扉34aや下段冷凍室扉35aの開閉により上段冷凍室34や下段冷凍室35の室内の温度が上昇すると、冷凍室温度検知手段46がこれを感知して図示しないコンプレッサが運転され、冷却器43が冷却される。また、冷却用ファン44が運転され、冷気が上段冷凍室用吹出口47から上段冷凍室天面ダクト48を介し、天面ダクト排出口47aから上段冷凍室34に流入し、排出口42aから下段冷凍室35に流入する。また、同時に下段冷凍室用吹出口49から下段冷凍室35に流入する。さらに、蓄冷剤冷却用吹出口42から吹き出した冷気は、蓄冷剤配置板41に沿って流れ、蓄冷剤40を冷却・冷凍し、排出口42aから下段冷凍室35に流入する。
冷却器43の下方には、冷却器43に付着した霜を定期的に取り除く霜取り用ヒータ45を配置している。
蓄冷剤40は、水とゲル剤(高分子材料)、保存料、着色料を混合し、凝固点を下げた溶液をポリプロピレン製プラスチック容器や丈夫なナイロン袋、またはアルミ袋等の中に封入したものである。ここでは、蓄冷剤40の凝固点は、上段冷凍室34や下段冷凍室35は約−20℃〜−18℃程度であるが、その温度と同等の約−22℃〜−16℃に設定されている。
また、蓄冷剤配置板41は、通常はプラスチック材であるが、熱伝導性を高め、蓄冷剤40を早く冷却するためや、蓄冷剤40の潜熱を効率よく利用するために、アルミ材等の良熱伝導材としてもよい。
それぞれの経路で下段冷凍室35に流入した冷気は冷凍室吸込口50を介し、冷却器43に循環することで、上段冷凍室34と下段冷凍室35に存在する食品を冷却する。
上記のように、前方仕切板37の上端から略水平面である前方仕切板上端水平面38と、前方仕切板37の下端から略水平面である前方仕切板下端水平面39で挟まれた空間内に、蓄冷剤配置板41とその上に配置された蓄冷剤40が構成されているため、蓄冷剤40の配置による冷蔵庫80の食品収納量の減少を防止することができる。
また、食品取り出し時や食品投入時に行う扉開閉により、上段冷凍室34内や下段冷凍室35内に暖かい外気が流入することや、温度の高い食品が投入されると、上段冷凍室34と下段冷凍室35の室内の温度が上昇する。この温度上昇が大きい程、それぞれの室内を冷却するエネルギーが必要となるため、冷蔵庫80の消費電力量は増大するが、蓄冷剤
40の潜熱による蓄冷効果により、上段冷凍室34と下段冷凍室35の室内の温度上昇を抑制でき、食品の保鮮性を向上し、省エネルギーな冷蔵庫を提供できる。
さらに、上段冷凍室34と下段冷凍室35の室内の温度が設定温度以下に冷却されると、図示しない圧縮機は停止し、停止している間は冷却されないため、上段冷凍室34と下段冷凍室35の室内の温度は上昇するが、この場合も蓄冷剤40の潜熱による蓄冷効果により、上段冷凍室34と下段冷凍室35の室内の温度上昇を抑制でき、食品の保鮮性を向上し、省エネルギーな冷蔵庫を提供できる。
またさらに、冷蔵庫80の運転により、冷却器43には霜が着き冷却能力が低下するため、定期的に、図示しない圧縮機を停止させた状態で、霜取り用ヒータ45に通電し、その熱でもって冷却器43に付着した霜を融解することで、霜取りを行うが、圧縮機が停止していることと、霜取り用ヒータ45からの熱影響で、上段冷凍室34と下段冷凍室35の室内の温度が上昇するが、この場合も蓄冷剤40の潜熱による蓄冷効果により、上段冷凍室34と下段冷凍室35の室内の温度上昇を抑制でき、食品の保鮮性を向上し、省エネルギーな冷蔵庫を提供できる。
以上のように、本発明の冷蔵庫は、前方仕切板37の上端から略水平面である前方仕切板上端水平面38と下端から略水平面である前方仕切板下端水平面39で挟まれた空間内に、蓄冷剤配置板41とその上に配置された蓄冷剤40を設けたものである。これによって、蓄冷剤40の配置による冷蔵庫80の食品収納量の減少を防止することができるとともに、蓄冷剤の持つ潜熱を有効利用することにより、扉開閉による室内への外気流入や、温度の高い食品を投入された場合、または圧縮機が停止した場合、さらには霜取り時の室内の温度の上昇をおさえることで食品保鮮性と省エネルギー性を向上することができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における冷蔵庫の正面図、図4は、同実施の形態2における図3のC−C断面図を示すものである。尚、実施の形態1と同一の構成については、同一の符号を付与し、詳細な説明を省略する。
図3、図4において、冷蔵庫80は、冷蔵庫本体31の上部に冷蔵室32が設けられ、冷蔵室32には、その前面に観音開きの冷蔵室左扉32a及び冷蔵室右扉32bが設けられている。冷蔵室32の左下には製氷室33が設けられ、製氷室33は前面に製氷室扉33aを備えている。冷蔵室32の右下には上段冷凍室34が設けられ、上段冷凍室34は前面に上段冷凍室扉34aを備えている。製氷室33と上段冷凍室34の下には下段冷凍室35が設けられ、下段冷凍室35は前面に下段冷凍室扉35aを備えている。下段冷凍室35の下には野菜室36が設けられ、野菜室36は前面に野菜室扉36aを備えている。
上段冷凍室34とその下方に位置する下段冷凍室35は、前方仕切板37と上段冷凍室扉34aの下辺が当接し、下段冷凍室扉35aの上辺が当接することで構成されている。また、上段冷凍室34とその下方に位置する下段冷凍室35は、同じ冷凍温度帯の区画であるため、一般的には、上下方向で分割する断熱仕切りは存在せず、連通しているか、連通口を設けた簡易的な仕切板が設けられている。
本実施の形態では、前方仕切板37の上端から略水平面である前方仕切板上端水平面38と下端から略水平面である前方仕切板下端水平面39で挟まれた空間内に、蓄冷剤配置板41とその上に配置された蓄冷剤40と蓄冷剤冷却用吹出口42が構成されている。また、上段冷凍室34の冷却を行う上段冷凍室天面ダクト48の内部に蓄冷剤40aを配置している。
以上のように構成された本発明の実施の形態2における冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
冷蔵庫80の通常運転時は、食品取出し時や食品投入時の上段冷凍室扉34aや下段冷凍室扉35aの開閉により上段冷凍室34や下段冷凍室35の室内の温度が上昇すると、冷凍室温度検知手段46がこれを感知して図示しないコンプレッサが運転され、冷却器43が冷却される。また、冷却用ファン44が運転され、上段冷凍室用吹出口47から上段冷凍室天面ダクト48に流入した冷気が蓄冷剤40を冷却・冷凍し、天面ダクト排出口47aから上段冷凍室34に流入し、排出口42aから下段冷凍室35に流入する。また、同時に下段冷凍室用吹出口49から下段冷凍室35に流入する。さらに、蓄冷剤冷却用吹出口42から吹き出した冷気は、蓄冷剤配置板41に沿って流れ、蓄冷剤40を冷却・冷凍し、排出口42aから下段冷凍室35に流入する。
冷却器43の下方には、冷却器43に付着した霜を定期的に取り除く霜取り用ヒータ45を配置している。
蓄冷剤40は、水とゲル剤(高分子材料)、保存料、着色料を混合し、凝固点を下げた溶液をポリプロピレン製プラスチック容器や丈夫なナイロン袋、またはアルミ袋等の中に封入したものである。ここでは、蓄冷剤40の凝固点は、上段冷凍室34や下段冷凍室35は約−20℃〜−18℃程度であるが、その温度と同等の約−22℃〜−16℃に設定されている。
また、蓄冷剤配置板41は、通常はプラスチック材であるが、熱伝導性を高め、蓄冷剤40を早く冷却するためや、蓄冷剤40の潜熱を効率よく利用するために、アルミ材等の良熱伝導材としてもよい。
それぞれの経路で下段冷凍室35に流入した冷気は冷凍室吸込口50を介し、冷却器43に循環することで、上段冷凍室34と下段冷凍室35に存在する食品を冷却する。
上記のように、前方仕切板37の上端から略水平面である前方仕切板上端水平面38と下端から略水平面である前方仕切板下端水平面39で挟まれた空間内に、蓄冷剤配置板41とその上に配置された蓄冷剤40が構成され、また上段冷凍室天面ダクト48の内部に蓄冷剤40aが配置されているため、蓄冷剤40や蓄冷剤40aの配置による冷蔵庫80の食品収納量の減少を防止することができる。
また、食品取り出し時や食品投入時に行う扉開閉により、上段冷凍室34内や下段冷凍室35内に暖かい外気が流入することや、温度の高い食品が投入されると、上段冷凍室34と下段冷凍室35の室内の温度が上昇する。この温度上昇が大きい程、それぞれの室内を冷却するエネルギーが必要となるため、冷蔵庫80の消費電力量は増大するが、蓄冷剤40や蓄冷剤40aの潜熱による蓄冷効果により、上段冷凍室34と下段冷凍室35の室内の温度上昇を抑制でき、食品の保鮮性を向上し、省エネルギーな冷蔵庫を提供できる。
さらに、上段冷凍室34と下段冷凍室35の室内の温度が設定温度以下に冷却されると、図示しない圧縮機は停止し、停止している間は冷却されないため、上段冷凍室34と下段冷凍室35の室内の温度は上昇するが、この場合も蓄冷剤40や蓄冷剤40aの潜熱による蓄冷効果により、上段冷凍室34と下段冷凍室35の室内の温度上昇を抑制でき、食品の保鮮性を向上し、省エネルギーな冷蔵庫を提供できる。
またさらに、冷蔵庫80の運転により、冷却器43には霜が着き冷却能力が低下するた
め、定期的に、図示しない圧縮機を停止させた状態で、霜取り用ヒータ45に通電し、その熱でもって冷却器43に付着した霜を融解することで、霜取りを行うが、圧縮機が停止していることと、霜取り用ヒータ45からの熱影響で、上段冷凍室34と下段冷凍室35の室内の温度が上昇するが、この場合も蓄冷剤40や蓄冷剤40aの潜熱による蓄冷効果により、上段冷凍室34と下段冷凍室35の室内の温度上昇を抑制でき、食品の保鮮性を向上し、省エネルギーな冷蔵庫を提供できる。
以上のように、本発明の冷蔵庫は、前方仕切板37の上端から略水平面である前方仕切板上端水平面38と下端から略水平面である前方仕切板下端水平面39で挟まれた空間内に、蓄冷剤配置板41とその上に配置された蓄冷剤40を設け、上段冷凍室天面ダクト48の内部に蓄冷剤40aが配置したものである。これによって、蓄冷剤40や蓄冷剤40aの配置による冷蔵庫80の食品収納量の減少を防止することができるとともに、蓄冷剤の持つ潜熱を有効利用することにより、扉開閉による室内への外気流入や、温度の高い食品を投入された場合、または圧縮機が停止した場合、さらには霜取り時の室内の温度の上昇をおさえることで食品保鮮性と省エネルギー性を向上することができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、扉開閉による庫内への外気流入や、温度の高い食品を投入された場合、または圧縮機が停止した場合、さらには霜取り時の室内の温度の上昇をおさえることで食品保鮮性と省エネルギー性を向上することができる。
32 冷蔵室
32b 冷蔵室右扉
34 上段冷凍室
34a 上段冷凍室扉
35 下段冷凍室
35a 下段冷凍室扉
36 野菜室
36a 野菜室扉
37 前方仕切板
38 前方仕切板上端水平面
39 前方仕切板下端水平面
40、40a 蓄冷剤
41 蓄冷剤配置板
42 蓄冷剤冷却用吹出口
42a 排出口
43 冷却器
44 冷却用ファン
45 霜取り用ヒータ
46 冷凍室温度検知手段
47 上段冷凍室用吹出口
48 上段冷凍室天面ダクト
47a 天面ダクト排出口
49 下段冷凍室用吹出口
50 冷凍室吸込口

Claims (4)

  1. 上段冷凍室と下段冷凍室とをそれぞれの開閉扉で上下方向に仕切る前方仕切版の上端及び下端の略水平面に挟まれた空間内に蓄冷剤配置板と蓄冷剤と蓄冷剤冷却用吹出口を設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記蓄冷剤の凝固点を約−22℃〜−16℃としたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記蓄冷剤配置板は、熱伝導材で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記上段冷凍室の天面ダクト内部にも蓄冷剤を配置したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109489321A (zh) * 2018-11-08 2019-03-19 珠海格力电器股份有限公司 一种冰箱储米控制系统、控制方法及冰箱
CN112113377A (zh) * 2019-06-20 2020-12-22 中科赛凌(中山)低温设备有限公司 一种超低温冷藏箱及冷藏方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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