JP2022014324A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022014324000001
【課題】製造コストの増加や消費電力量の増加を抑えた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫は、冷気の戻り口8g,8nを備える第一切替室R4及び第二切替室R5と、戻り口8g,8nからの戻り冷気が流入する第一冷却器室S1と、第一冷却器室S1に設けられる第一冷却器15aと、第一冷却器15aで冷やされた空気を昇圧する第一ファン47aと、第一ファン47aの吹出側の風路7bを形成している吹出風路形成部20cと、を備え、吹出風路形成部20cに連通孔9が設けられ、風路7bと、戻り口8g,8nから第一冷却器15aの空気流れ上流側半分までの領域と、が連通孔9を介して連通している。
【選択図】図6

Description

本発明は、冷蔵庫に関する。
冷蔵庫に関する技術として、例えば、特許文献1には、「・・・前記送風機支持部材の下部に設けられ前記冷却器室に連通する連通孔と、前記冷気集約ダクトに設けられたヒータと、を備え、前記ヒータは前記連通孔から前記冷却器室内に延伸して設けられ」ることが記載されている。
特許5103452号公報
特許文献1に記載の技術では、連通孔の凍結防止のために送風路(冷気集約ダクト)にヒータが設けられ、このヒータが連通孔から冷却器室に延伸された構成になっている。このように、連通孔の凍結防止のためにヒータの追加や延伸が必要になっており、冷蔵庫の製造コストの増加や消費電力量の増加を抑えることが望まれる。
そこで、本発明は、製造コストの増加や消費電力量の増加を抑えた冷蔵庫を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するために、本発明に係る冷蔵庫は、冷気戻り口を備える貯蔵室と、前記冷気戻り口からの戻り冷気が流入する冷却器室と、該冷却器室に設けられる冷却器と、前記冷却器で冷やされた空気を昇圧するファンと、前記ファンの吹出側の風路を形成している吹出風路形成部と、を備え、前記吹出風路形成部に連通孔が設けられ、前記風路と、前記冷気戻り口から前記冷却器の空気流れ上流側半分までの領域と、が前記連通孔を介して連通していることを特徴とする。
実施形態に係る冷蔵庫の正面図である。 実施形態に係る冷蔵庫における、図1のII-II線矢視断面図である。 実施形態に係る冷蔵庫の風路構成を示す正面図である。 実施形態に係る冷蔵庫における、図3Aの風路内部を示す説明図である。 実施形態に係る冷蔵庫の風路構成に関する説明図である。 実施形態に係る冷蔵庫の冷凍サイクルの構成図である。 実施形態に係る冷蔵庫において、図2のIII-III線矢視断面における風路構成部材の付近を示す図である。 実施形態に係る冷蔵庫において、図6のIV-IV線矢視断面における連通孔の付近を示す図である。 実施形態に係る冷蔵庫において、第一冷却器の空気流れ上流側の空間を所定の範囲として示した説明図である。 実施形態に係る冷蔵庫において、製氷室、冷凍室、及び第一切替室に送風されている場合の空気の流れを示す説明図である。 実施形態に係る冷蔵庫において、第一冷却器室と第一切替室との間で空気を循環させる場合の空気の流れを示す説明図である。
≪実施形態≫
図1は、実施形態に係る冷蔵庫100の正面図である。
なお、以下では一例として、6つのドア1a,1b,2a~5aを備えた冷蔵庫100について説明するが、ドアの個数は6つに限定されるものではない。
冷蔵庫100は、食品等を冷やす機器であり、冷蔵室R1や冷凍室R3等が設けられた断熱箱体10を備えている。図1の例では、上から順に、冷蔵室R1と、左右に併設された製氷室R2・冷凍室R3と、第一切替室R4と、第二切替室R5と、が冷蔵庫100の内部に設けられている。
冷蔵庫100は、断熱箱体10とともに冷蔵室R1を形成するフレンチ型のドア1a,1bを備えている。また、冷蔵庫100は、引出し式のドアとして、製氷室R2のドア2aや冷凍室R3のドア3aの他、第一切替室R4のドア4aや、第二切替室R5のドア5aを備えている。なお、冷蔵室R1のドア1aには、庫内の設定や状態を示す表示部43が設けられている。また、冷蔵室R1のドア1a,1bを断熱箱体10に固定するために、冷蔵室R1の上部・下部にドアヒンジ(図示せず)が設けられている。
冷蔵室R1は、その庫内が所定の冷蔵温度帯(0℃以上)に設定される貯蔵室である。製氷室R2や冷凍室R3は、その庫内が所定の冷凍温度帯(0℃未満)に設定される貯蔵室である。第一切替室R4や第二切替室R5は、その庫内を冷蔵温度帯又は冷凍温度帯に切替可能な貯蔵室である。そして、操作部44(図2参照)を介したユーザの操作によって、例えば、第一切替室R4を、冷蔵モード及び冷凍モードのうち一方から他方に切替可能になっている(第二切替室R5も同様)。
その他、所定の貯蔵室を冷蔵モードと冷凍モードとの間の所定温度帯にする強冷蔵モードや弱冷凍モードの他、冷凍モードよりも低温にする強冷凍モード、冷蔵温度帯で野菜を貯蔵するのに適した野菜モード等の複数の運転モードが適宜に設けられていてもよい。これらの各運転モードは、操作部44(図2参照)を介したユーザの操作によって設定される。なお、冷蔵庫100が、無線通信回線を介してスマートフォン等のモバイルデバイス(図示せず)と接続される場合、このモバイルデバイスを介して、第一切替室R4や第二切替室R5の温度帯をユーザが設定できるようにしてもよい。
図2は、実施形態に係る冷蔵庫100における、図1のII-II線矢視断面図である。
なお、図2では、冷蔵庫100の内部における空気の流れを矢印で示している。
図2に示す冷蔵庫100は、外箱10a(例えば、鋼板製)と内箱10b(例えば、合成樹脂製)との間に発泡断熱材(例えば、発泡ウレタン)を充填することで形成された断熱箱体10によって、庫外・庫内が隔てられている。
なお、前記した発泡断熱材の他、この発泡断熱材よりも熱伝導率の低い真空断熱材10cを外箱10aと内箱10bとの間に実装することで、食品収納のための容積を低下させることなく、断熱箱体10の断熱性能を高めるようにしている。ここで、真空断熱材10cは、グラスウールやウレタン等の芯材を外包材で包んで構成されている。外包材は、ガスバリア性を確保するための金属層(例えば、アルミニウム)を含んでいる。
また、第一切替室R4や第二切替室R5は、その設定によっては、比較的大きな冷凍貯蔵室になることから、第一切替室R4のドア4aや第二切替室R5のドア5aの他、断熱箱体10の下部にも、断熱性能を高めるために真空断熱材10cが内挿されている。
図2に示すように、冷蔵室R1と、製氷室R2・冷凍室R3と、は断熱仕切壁11によって隔てられている。また、製氷室R2・冷凍室R3と、第一切替室R4と、は断熱仕切壁12によって隔てられている。第一切替室R4と第二切替室R5と、は断熱仕切壁13によって隔てられている。断熱仕切壁12,13の内部には真空断熱材10cが内挿され、比較的薄い断熱壁で高い断熱性能が確保されている。また、製氷室R2と冷凍室R3との間の前面側には、ドア2a,3aの隙間を介して庫内・庫外の一方から他方に空気が流れないように、断熱仕切壁14(図1も参照)が設けられている。
本実施形態では、第一切替室R4が低温になりすぎないように、第一切替室R4を加熱可能な電気ヒータ45aが、断熱仕切壁13の上面に設けられている。また、第二切替室R5が低温になりすぎないように、第二切替室R5を加熱可能な電気ヒータ45bが、断熱仕切壁13の下面に設けられている。
製氷室R2には、ドア2aと一体に引き出される製氷室容器2b(図4参照)が設けられている。同様に、冷凍室R3、第一切替室R4、及び第二切替室R5には、ドア3a,4a,5aと一体に引き出される冷凍室容器3b、第一切替室容器4b、及び第二切替室容器5bが設けられている。
図2に示すように、冷蔵庫100は、製氷室R2(図1参照)、冷凍室R3、第一切替室R4、及び第二切替室R5を冷却するための第一冷却器15a(冷却器)を備えている。この第一冷却器15aは、第一切替室R4や第二切替室R5の背面側の第一冷却器室S1(冷却器室)に設けられている。なお、第一冷却器室S1において、第一冷却器15aの空気流れの上流側の空間を第一冷却器室S11といい、空気流れの下流側の空間を第一冷却器室S12という。
図2に示すように、冷蔵庫100は、風路構成部材20を備えている。風路構成部材20は、第一切替室R4と第一冷却器室S1とを仕切るとともに、第二切替室R5と第一冷却器室S1とを仕切る機能を有している。さらに、風路構成部材20は、内箱10bや第一冷却器用トイ46a(トイ)とともに、風路を形成する機能も有している。
風路構成部材20は、2つの仕切り部材20a,20bと、吹出風路形成部20cを備えている。仕切り部材20aは、貯蔵室(第一切替室R4や第二切替室R5)側の表面の壁面を形成している板状の部材である。このような仕切り部材20aとして、例えば、ポリプロピレン等の樹脂製のものが用いられる。仕切り部材20bは、貯蔵室(第一切替室R4や第二切替室R5)と第一冷却器室S1間の断熱を行う部材で、例えば、ポリプロピレン等に比べて断熱性が高いポリスチレンフォーム(発泡スチロール)等の発泡部材が用いられる。また、吹出風路形成部20cは、第一ファン47aの吹出側の風路を形成し、例えばポリプロピレン等の樹脂製のものが用いられる。
図2に示すように、第一冷却器15aの上側には、第一ファン47a(ファン)が設けられている。第一ファン47aは、第一冷却器15aで冷やされた空気を昇圧するファンである。前記したように、各切替室と第一冷却器室S1との間の断熱を行うことが望ましく、また、風路が複雑になっていることから、第一ファン47aとして、例えば、静圧に強い遠心型ファンであるターボファンが用いられる。
第一冷却器室S1の下部(第一冷却器15aの空気流れの上流側の空間である第一冷却器室S11)には、第一冷却器15aを加熱する除霜ヒータ45cが設けられている。このような除霜ヒータ45cとして、例えば、その他の電気ヒータ(電気ヒータ45a,45b等)に比べて発熱量が大きいラジアントヒータが用いられる。第一冷却器15aの除霜時に発生した除霜水(融解水)は、第一冷却器室S1の下側に設けられた第一冷却器用トイ46aに落下し、第一冷却器用排水管16を介して、機械室S3の蒸発皿18に排出される。
冷蔵室R1の冷却に用いられる第二冷却器15bは、冷蔵室R1の背面側の第二冷却器室S2に設けられている。第二冷却器15bと熱交換して低温になった空気は、第二冷却器15bの上側の第二ファン47bによって、冷蔵室風路7a及び冷蔵室吐出口8aを順次に介して冷蔵室R1に送り込まれ、冷蔵室R1を冷却する。冷蔵室R1に送り込まれた空気は、戻り口8s(図3B参照)を介して第二冷却器室S2に戻り、再び第二冷却器15bで冷却される。
なお、第二冷却器15bの除霜は、冷蔵室R1の空気を循環させ、冷蔵室R1の熱で第二冷却器15bを除霜する、いわゆるオフサイクル除霜で行うようにしてもよい。第二冷却器15bの除霜時に発生した除霜水は、第二冷却器室S2の下側の第二冷却器用トイ46bに落下し、第二冷却器用排水口(図示せず)及び第二冷却器用排水管(図示せず)を順次に介して、機械室S3の蒸発皿18に排出される。
図3Aは、実施形態に係る冷蔵庫100の風路構成を示す正面図である。
なお、図3Aでは、冷蔵庫100から各ドアや各容器が取り外された状態を示している。また、図3Aでは、冷蔵庫100の内部における空気の流れを矢印で示している(次の図3Bも同様)。
図3Aに示すように、冷蔵室R1の奥側の壁には冷蔵室温度センサ31が設けられ、また、冷凍室R3の奥側の壁には冷凍室温度センサ32が設けられている。第一切替室R4の奥側の壁には第一切替室温度センサ33が設けられ、また、第二切替室R5の奥側の壁には第二切替室温度センサ34が設けられている。その他、第一冷却器15aには第一冷却器温度センサ35(図2参照)が設けられ、また、第二冷却器15bには第二冷却器温度センサ36(図2参照)が設けられている。
前記した各センサによって、冷蔵室R1、冷凍室R3、第一切替室R4、第二切替室R5、第一冷却器15a、及び第二冷却器15bの温度がそれぞれ検出される。また、ドアヒンジカバー19(図2参照)の内部には、外気(庫外空気)の温度を検出する外気温度センサ37と、外気の湿度を検知する外気湿度センサ38と、が設けられている。その他、ドア1a,1b,2a,3a,4a,5aの開閉状態をそれぞれ検出するドアセンサ39(図3A参照)や、製氷皿2c(図4参照)内の水(氷)の温度を検出する製氷室温度センサ(図示せず)も設けられている。
冷蔵庫100の上部には、制御装置の一部であるCPU、ROMやRAM等のメモリ、インタフェース等が実装された制御基板41(図2参照)が設けられている。制御基板41は、前記した各センサに配線を介して接続されている。また、制御基板41に実装されたCPU(Central Processing Unit:図示せず)は、各センサの出力値や操作部44(図2参照)の設定の他、ROM(Read Only Memory:図示せず)に予め格納されたプログラム等に基づいて、圧縮機17や第一ファン47a、第二ファン47bの他、ダンパ51~54(図3B参照)の制御を適宜に行う。なお、制御基板41に実装されている回路を制御部42という。
その他、冷蔵庫100には、外部機器(図示せず)と接続できる通信基板(図示なし)も設けられている。この通信基板を設けることで、冷蔵庫100の情報がスマートフォン等のモバイルデバイスやパーソナルコンピュータ等に提供され、また、これらの機器が所定に操作されることで、操作部44(図2参照)と同様にモードの設定変更等が適宜に行われる。
図3Bは、実施形態に係る冷蔵庫100における、図3Aの風路内部を示す説明図である。
なお、図3Bでは、実際には外部から見えていない部分を破線で示し、また、当該部分における空気の流れを破線矢印で示している。
図3Bに示すように、冷蔵庫100は、ダンパ51~55を備えている。ダンパ51(図4も参照)は、製氷室R2・冷凍室R3と、第一冷却器室S1と、の間の開閉を変更可能で、例えば、連通/遮断を切り替えるものである。このダンパ51や、他のダンパ52~55の開閉に伴う空気の流れについて、図4を用いて説明する(適宜に図3Bも参照)。
図4は、実施形態に係る冷蔵庫100の風路構成に関する説明図である。
図4に示すダンパ52,53(送風制御部材)は、風路7bと、第一切替室R4と、の間の開度を変更可能(つまり、開度を変化させることが可能)で、例えば、連通/遮断を切り替える機能を有している。
また、ダンパ54,55(送風制御部材)は、風路7bと、第二切替室R5と、の間の開閉を変更可能(つまり、開度を変化させることが可能)で、例えば、連通/遮断を切り替える機能を有している。
例えば、製氷室R2や冷凍室R3を冷却する場合、制御部42(図2参照)は、ダンパ51を開けた状態で、第一冷却器15aの上側の第一ファン47aを駆動させる。これによって、第一冷却器15aと熱交換して低温になった空気(冷気)は、第一冷却器室S12、風路7b、ダンパ51、風路7c、冷凍室吐出口8b,8c(図3Bも参照)を順次に介して、製氷室R2や冷凍室R3に導かれる。その結果、製氷室R2に設けられた製氷皿2c(図4参照)の水の他、製氷室容器2b内の氷や、冷凍室容器3b内の食品等が冷却される。
なお、製氷皿2cの水は、図3Bに示す製氷タンク2dから製氷ポンプ(図示せず)によって供給される。製氷室R2及び冷凍室R3を冷却した空気は、戻り口8d及び戻り風路7dを順次に介して、第一冷却器室S11に戻され、再び第一冷却器15aで冷却される。
第一切替室R4に関しては、冷凍モードと、冷蔵モード(前記した野菜モードを含む)と、で冷気の流路が変えられる。例えば、第一切替室R4が冷凍モードである場合、制御部42は、第一切替室R4の直接冷却用のダンパ52を開く一方、間接冷却用のダンパ53を閉じる。その結果、第一冷却器15aで冷却された空気は、第一冷却器室S12、第一ファン47a、風路7b、ダンパ52、及び吐出口8e(第一切替室R4の直接冷却用吐出口)を順次に介して、第一切替室R4の第一切替室容器4bの内部に導かれる。これによって、第一切替室容器4b内の食品が直接的に冷却されるため、この食品が比較的短時間で冷却される。
また、第一切替室R4が冷蔵モードである場合、制御部42は、第一切替室R4の間接冷却用のダンパ53を開ける一方、直接冷却用のダンパ52を閉じる。その結果、第一冷却器15aで冷却された空気は、第一冷却器室S12、第一ファン47a、風路7b、ダンパ53、及び吐出口8f(第一切替室R4の間接冷却用吐出口)を順次に介して、第一切替室容器4bの外側(外周)に導かれる。これによって、第一切替室容器4b内の食品に冷気が直接的には到達しにくくなり、第一切替室容器4bを介して食品が間接的に冷却されるため、食品の乾燥を抑えつつ冷却できる。なお、第一切替室容器4bの「外側」とは、第一切替室R4の壁面と第一切替室容器4bとの間の隙間のことを意味している。
吐出口8e又は吐出口8fから吐出され、第一切替室R4を冷却した空気は、戻り口8g及び戻り風路7dを順次に介して第一冷却器室S11に戻り、再び第一冷却器15aで冷却される。つまり、戻り口8g(冷気戻り口)からの戻り冷気が第一冷却器室S11に流入する。なお、冷凍モードの方が貯蔵室と外気との温度差が大きく、冷却に必要な負荷が大きい。したがって、主に冷蔵モードで用いられるダンパ53に比べて、主に冷凍モードで用いられるダンパ52の開口面積(サイズ)を大きくすることで、このダンパ52が開状態である場合の風量を確保するようにしている。一方、ダンパ53の開口面積(サイズ)を小さくすることで、このダンパ53が開状態である場合の貯蔵室の容積を十分に確保するようにしている。
このように、風路7bと第一切替室R4(所定の貯蔵室)との間の連通/遮断を切り替えるダンパ52,53(送風制御部材)が、第一切替室R4(一つの貯蔵室)に対して2つ設けられている。
第二切替室R5においても、第一切替室R4と同様に、その運転モードによってダンパ54,55の開閉が所定に切り替えられる。例えば、第二切替室R5が冷凍モードである場合、制御部42は、第二切替室R5の直接冷却用のダンパ54を開ける一方、間接冷却用のダンパ55を閉じる。その結果、第一冷却器15aで冷却された空気は、第一ファン47a、風路7b(風路71bを含む)、ダンパ54、及び吐出口8m(第二切替室R5の直接冷却用吐出口)を順次に介して、第二切替室容器5bに送風され、第二切替室容器5b内の食品を直接的に冷却する。
また、第二切替室R5が冷蔵モードである場合、制御部42は、第二切替室R5の間接冷却用のダンパ55を開ける一方、直接冷却用のダンパ54を閉じる。その結果、第一冷却器15aで冷却された空気は、第一冷却器室S12、第一ファン47a、風路7b(風路71bを含む)、ダンパ55、及び吐出口8k(第二切替室R5の間接冷却用吐出口)を順次に介して、第二切替室容器5bの外側(外周)に導かれる。なお、第二切替室容器5bの「外側」とは、第二切替室R5の壁面と第二切替室容器5bとの間の隙間のことを意味している。
これによって、第二切替室容器5b内の食品が間接的に冷却される。第二切替室R5を冷却した空気は、戻り口8nを介して第一冷却器室S11に戻り、再び第一冷却器15aで冷却される。なお、主に冷蔵モードで用いられるダンパ55に比べて、主に冷凍モードで用られるダンパ54の方が、その開口面積が大きくなっている。
また、本実施形態では、第一切替室R4や第二切替室R5を冷蔵温度帯にする冷蔵モードとして、通常の冷蔵モードの他に、野菜室としての使用を想定した野菜モードが設けられている。通常の冷蔵モード(野菜モード非設定時)において、庫内の温度が所定値よりも高い場合、制御部42は、直接冷却用のダンパ52,54を開ける。その結果、直接冷却によって容器内の食品が短時間で速やかに冷却されるため、その鮮度が保たれる。
一方、野菜モードでは、間接冷却のみで食品が冷却されるように、制御部42は、基本的には直接冷却用のダンパ52,54を開けず、間接冷却用のダンパ53,55を開ける。これによって、食品(野菜)の乾燥が抑えられ、その鮮度が保たれる。
なお、通常の冷蔵モード(野菜モード非設定時)では、袋に入った食品の他、缶やペットボトルに入った飲料等、乾燥の心配の比較的少ないものを貯蔵することが想定される。したがって、通常の冷蔵モードでは、食品を短時間で冷やすために、制御部42がダンパ52,54を開けるようにしてもよい。また、冷凍モードにおいても、庫内の温度が所定値よりも高い場合、制御部42がダンパ52,54を開けるとともに、風量を増加させるためダンパ53、55も開けるようにしてもよい。
図5は、実施形態に係る冷蔵庫100の冷凍サイクルの構成図である。
図5に示すように、冷蔵庫100は、圧縮機17と、庫外放熱器61aと、壁面放熱配管61bと、結露防止配管61cと、ドライヤ62と、三方弁63と、を備えている。また、冷蔵庫100は、前記した構成の他に、冷凍用キャピラリチューブ64と、冷蔵用キャピラリチューブ65と、第一冷却器15aと、第二冷却器15bと、気液分離器66,69と、逆止弁67と、冷媒合流部68と、を備えている。そして、これらの各部材が冷媒配管を介して所定に接続されることで、冷凍サイクルが形成されている。
圧縮機17は、ガス状の冷媒を圧縮する機器であり、駆動源であるモータ(図示せず)の回転速度がインバータ(図示せず)で所定に制御されるようになっている。庫外放熱器61aや壁面放熱配管61bは、冷媒の放熱を行うものであり、冷蔵庫100の所定箇所に設けられている。結露防止配管61cは、断熱仕切壁11,12,13,14(図1、図2参照)の前面部への結露を抑制するための配管である。ドライヤ62は、冷凍サイクルにおける水分を除去するものである。三方弁63は、冷媒の流路を所定に切り替える弁であり、2つの流出口63a,63bを備えている。
冷凍用キャピラリチューブ64や冷蔵用キャピラリチューブ65は、冷媒を減圧するものである。なお、図5の例では、第一冷却器15aから流出した冷媒と、冷凍用キャピラリチューブ64を通流する冷媒と、の間で熱交換が行われるように構成されている(図5の領域G1)。また、第二冷却器15bから流出した冷媒と、冷蔵用キャピラリチューブ65を通流する冷媒と、の間で熱交換が行われるように構成されている(図5の領域G2)。
第一冷却器15aや第二冷却器15bは、冷媒と庫内の空気とを熱交換させ、庫内の熱を吸熱する熱交換器である。気液分離器66,69は、冷媒の気液分離を行うための部材であり、圧縮機17での液圧縮を防止するために設けられている。逆止弁67は、気液分離器66から冷媒合流部68に向かう冷媒の流れを許容し、逆向きの流れを遮断する弁である。
圧縮機17から吐出された冷媒は、庫外放熱器61a、壁面放熱配管61b、結露防止配管61c、及びドライヤ62を順次に介して、三方弁63に導かれる。例えば、冷凍運転を行う場合、制御部42は、三方弁63の流出口63aを介して冷媒を通流させる一方、流出口63bを遮断する。その結果、流出口63aから流出した冷媒は、冷凍用キャピラリチューブ64、第一冷却器15a、気液分離器66、逆止弁67、及び冷媒合流部68の順次に介して通流し、圧縮機17の吸入側に導かれる。冷凍用キャピラリチューブ64で低圧低温になった冷媒が第一冷却器15aを通流することで、第一冷却器15aが低温になり、第一冷却器室S1(図2、図3B、図4も参照)で空気が冷却される。この空気が製氷室R2、冷凍室R3、第一切替室R4、及び第二切替室R5に送り込まれることで、これらの各室が冷却される。
また、冷蔵運転を行う場合、制御部42は、三方弁63の流出口63bを介して冷媒を通流させる一方、流出口63aを遮断する。その結果、流出口63bから流出した冷媒は、冷蔵用キャピラリチューブ65、第二冷却器15b、気液分離器69、及び冷媒合流部68を順次に介して通流し、圧縮機17の吸入側に導かれる。冷蔵用キャピラリチューブ65で低圧低温になった冷媒が第二冷却器15bを通流することで、第二冷却器15bが低温になり、第二冷却器室S2(図2、図3B、図4も参照)の空気が冷却される。この空気が冷蔵室R1に送り込まれることで、冷蔵室R1が冷却される。なお、三方弁63は、流出口63a,63bの両方を閉じる全閉モードや、流出口63a,63bの両方を開く全開モードにも切換可能になっている。
図6は、実施形態に係る冷蔵庫において、図2のIII-III線矢視断面における風路構成部材20の付近を示す図である。
なお、図6において紙面手前側からは見えない部分を破線で示している(後記する図8~図10も同様)。
風路構成部材20は、仕切り部材20bの背面側に、第一ファン47aの吹出側の風路7bを形成する吹出風路形成部20cを備えている。
吹出風路形成部20cには、第一ファン47aの他に、ダンパ51~55やギヤボックス56,57(電気部品)が設けられている。ギヤボックス56は、ダンパ52,53の駆動源であるモータ(図示せず)を収容している。別のギヤボックス57は、ダンパ54,55の駆動源であるモータ(図示せず)が収容している。
吹出風路形成部20cの下部(図6の例では、下端付近)には、連通孔9が設けられている。そして、第一ファン47aの吹出側の風路7bと、第一冷却器室S11(第一冷却器15aの空気流れ上流側の空間)と、が連通孔9を介して連通している。この連通孔9は、吹出風路形成部20c内(風路7b)の水分を排水したり、風路7bから第一冷却器室S11に空気を導いたりする機能を有している。なお、連通孔9の詳細については後記する。
仕切り部材20b(図2も参照)の背面側には、戻り風路7dと第一冷却器室S1とを仕切る仕切り板24が設置されている。そして、仕切り板24と、吹出風路形成部20cと、の間に第一冷却器15aが設置されている。第一冷却器15aと仕切り板24との間には、板状の連通抑制部材21aが設置されている。また、第一冷却器15aと吹出風路形成部20cとの間には、ブロック状の連通抑制部材21bが設置されている。これらの連通抑制部材21a,21bは、第一冷却器15aの左右両側の隙間を塞ぐものである。
図6の例では、仕切り部材20bと断熱箱体10との間の空間(図2も参照)において、第一冷却器15aの下側(空気流れの上流側)が第一冷却器室S11になっている。一方、第一冷却器15aの上側(空気流れの下流側)であって、仕切り板24と吹出風路形成部20cとの間の空間が、第一冷却器室S12になっている。
図6に示す除霜ヒータ45cは、除霜運転中に第一冷却器15aを加熱する機能を有している。この除霜ヒータ45cは、第一冷却器室S1(冷却器室)において、第一冷却器15aよりも高さ位置の低い箇所に設けられている。前記した箇所は、第一冷却器15aの空気流れ上流側の空間である第一冷却器室S11に含まれている。また、高さ方向において、第一冷却器15aと除霜ヒータ45cとの間に戻り口8nが設けられている。
第一冷却器室S1及び除霜ヒータ45cの下側には、第一冷却器用トイ46a(トイ)が設けられている。この第一冷却器用トイ46aは、第一冷却器15aの除霜水の他、連通孔9を介して流れ出る水滴を排水するものである。第一冷却器用トイ46aは、第一冷却器用排水管16に向けて下向きに傾斜している。
また、第一ファン47aの吹出側の風路7bから連通孔9を介して流出した水が第一冷却器用トイ46aで受けられるように、連通孔9の下側にも第一冷却器用トイ46aが配置されている。具体的には連通孔9の直下に第一冷却器用トイ46aを設けてもよいし、連通孔9の直下に壁面等を設け、壁面を伝り下った水が第一冷却器用トイ46aに達するようにしてもよい。また、図6の例では、上下方向において、連通孔9と第一冷却器用トイ46aとの間には、第一冷却器15aが設けられていない。これによって、連通孔9から流れ出た水が、第一冷却器15aを介さずに第一冷却器用トイ46aに滴り落ちて排出されるため、前記した水が第一冷却器15aで凍結することを防止できる。
本実施形態では、第一冷却器15aの霜を解かすため、制御部42(図2参照)が圧縮機17(図2参照)を停止させ、除霜ヒータ45cに通電して、第一冷却器15aを加熱することで、除霜運転を行うようにしている。例えば、制御部42は、除霜ヒータ45cへの通電中に、第一ファン47aを駆動させ、第一冷却器室S1と、冷蔵温度帯である(又は冷蔵温度帯に設定された)第一切替室R4や第二切替室R5と、の間で空気を循環させる。この除霜運転中、風路7bでは、第一冷却器15aを通過して空気が高湿になることに伴い、結露や着霜が生じることがある。これらにより生じた水が吹出風路形成部20c内に残ると、水や霜、氷による風路7bの閉塞の他、第一ファン47aやダンパ51~55に氷結等で不具合が生じるおそれがある。
そこで、本実施形態では、風路7bの内壁で生じた水を吹出風路形成部20cの下部に集めて排出できるように、吹出風路形成部20cの下部に連通孔9を設けている。連通孔9から排出された水は、第一冷却器室S11の下側の第一冷却器用トイ46aに落下し、第一冷却器15aの除霜水とともに、第一冷却器用排水管16を介して蒸発皿18(図2参照)に排出される。連通孔9の直下には除霜ヒータ45cは達していない(つまり、除霜ヒータ45cが連通孔9の直下に届いていない)ようにすると、除霜ヒータ45cに水が滴下することを抑制できるため好ましい。
また、図6の例では、ダンパ54,55(送風制御部材)が、風路7bにおいて第一ファン47a(ファン)よりも下側に設けられている。また、連通孔9は、ダンパ54,55やギヤボックス57(電気部品)よりも下側に設けられている。これによって、風路7b内で生じた水が風路7b下部に溜まってダンパ54,55に到達することを抑制している。すなわち、ダンパ54,55の氷結を抑制している。
図6に示すように、連通孔9は、第一冷却器15aよりも空気流れの上流側の空間(第一ファン47aの駆動時に第一冷却器15aを通過する前の空間)である第一冷却器室S11に連通している。これによって、冷蔵庫100の製造コストの増加と消費電力量の増加を抑えることができる。この理由について、以下では、2つの比較例を用いて説明する。
まず、第1の比較例として、図示はしないが、連通孔9とは異なる連通孔(図示せず)を介して、風路7bと第二切替室R5とが連通している場合を考える。この場合、第一ファン47aの駆動中、制御部42がダンパ54,55を閉じて送風を抑えても、連通孔から第二切替室R5に常に冷気が送り込まれる。その結果、第二切替室R5において適切な温度制御が難しくなる。特に、第二切替室R5が冷蔵温度帯に設定されることを想定すると、連通孔からの冷気で食品が冷え過ぎないように電気ヒータ45bによる加熱が必要になり、消費電力量の増加を招く。
また、第2の比較例として、連通孔9とは異なる連通孔(図示せず)が、第一冷却器15aよりも空気流れの下流側の第一冷却器室S12に連通している場合を考える。このような構成では、冷凍温度帯の貯蔵室を冷却するため、第一冷却器15aの下流側には氷点下の空気が流れ、連通孔に残った水が氷結してしまうことから、除霜運転中に連通孔の氷を解かす必要が生じる。
除霜運転中は、最も発熱量の多い除霜ヒータ45cの加熱が支配的であり、除霜ヒータ45cの熱が輻射や空気の対流によって伝達される。ここで、除霜ヒータ45cからの輻射熱は、第一冷却器15aや、第一冷却器15aに付着した霜によって遮られ、第一冷却器15aを通過した先にある第一冷却器室S12の壁面には届きにくい。したがって、第一冷却器室S12の壁面への輻射熱による加熱量は少ない。つまり、第2の比較例の構成では、連通孔の霜や氷が解けにくい。
また、空気の対流による熱伝達を考えた場合も、第一冷却器15aに霜が残っている状態では、空気は、第一冷却器15aを通過する間に霜と同等の温度、つまり基本的に水の融点温度以下になる。そのため、第一冷却器15aを通過した先にある第一切替室R4の壁面を融点温度よりも高い温度に加熱することは難しい。このようなことを考慮すると、第2の比較例の構成では、第一切替室R4に連通している連通孔の霜や氷を解かすための専用のヒータ(図示せず)の追加や、近傍のヒータ(例えば、除霜ヒータ45c)からの熱を延伸する部材が必要になり、コストの増加や消費電力量の増加を招く。
なお、第一冷却器15aの霜が解けた後も除霜ヒータ45cを加熱し続け、第一冷却器15aの通過後の空気が水の融点温度よりも高くなるようにすることも考えられる。しかしながら、最も発熱量の多い除霜ヒータ45cへの通電が継続されると、第一冷却器15a等が過度に加熱されることになるため、消費電力量が増加し、省エネルギ性能が低下する。
これに対して、本実施形態の冷蔵庫100では、風路7bと、第一冷却器15aの空気流れの上流側の空間である第一冷却器室S11と、が連通孔9を介して連通される。その結果、除霜ヒータ45cによって温度が上昇した第一冷却器室S11の空気が、第一冷却器15aを介することなく、連通孔9に導かれる、すなわち、第一冷却器15aの霜が解ける前から、融点温度を超える高温の空気で連通孔9を加熱できる。
また、除霜ヒータ45cの付近に連通孔9が設けられているため、除霜ヒータ45cからの輻射熱(直接的な輻射)や、除霜ヒータ45cによって温度上昇した第一冷却器用トイ46aからの輻射熱(間接的な輻射)によっても、連通孔9を加熱することができる。これによって、連通孔9に生じる霜や氷が解けやすくなる。したがって、ヒータ(図示せず)の追加や延伸を行う必要性を低減でき又はなくせ、また、第一冷却器15aの霜が解けた後の除霜ヒータ45cの消費電力量を抑えられる。よって、冷蔵庫100の製造コストの増加や消費電力量の増加を抑えることができる。
また、連通孔9の空気流れの下流側は、いずれの貯蔵室にも連通していないため、連通孔9を介した貯蔵室への冷気侵入が抑制されている。すなわち、連通孔9を介して流出した低温の空気は、貯蔵室を介すことなく第一冷却器15aに戻るため、食品の冷却や電力消費量に対する悪影響はほとんどない。
図7は、実施形態に係る冷蔵庫100において、図6のIV-IV線矢視断面における連通孔9の付近を示す図である。
より確実に連通孔9を介した空気が貯蔵室を介さずに第一冷却器15aに戻るようにするためには、図7に示すように、風路構成部材20において、風路7bから連通孔9を介して空気が後方に流れるように、風路7bと第一冷却器室S11とを連通させることが好ましい。つまり、風路7bから連通孔9を介して流出した空気が、第二切替室R5(冷蔵温度帯に設定された又は設定可能な貯蔵室)とは反対側に吹き出されるように、連通孔9が設けられることが好ましい。
第一ファン47aの駆動中、風路7bから第一冷却器室S11に冷気が流れるが(図9も参照)、前記したように、連通孔9を介して後方に冷気を流すことで、第一冷却器室S11の前側に設けられている戻り口8n(図6参照)への冷気の流入が抑えられる。例えば、第二切替室R5が通常の冷蔵モード又は野菜モードの場合において、連通孔9から流出する冷気による第二切替室R5の食品の冷え過ぎが抑えられる。また、第二切替室R5の温度を維持するための除霜ヒータ45cの消費電力量を削減できる。
なお、連通孔9によって得られる前述の効果は、風路7bと第一冷却器室S11とを連通させる場合に限られるものではなく、風路7bと第一冷却器15aの空気流れ上流側を連通させることでも奏される。
図8は、実施形態に係る冷蔵庫100において、第一冷却器15aの空気流れ上流側の空間を所定の範囲Q1として示した説明図である。
なお、戻り口8d,8g,8nそれぞれから第一冷却器室S11と、第一冷却器15aの上流側半分(高さ方向の下半分)までの領域である範囲Q1を、第一冷却器15aの「空気流れ上流側」という。この範囲Q1では、除霜運転中に除霜ヒータ45cの加熱で温度上昇した空気が、第一冷却器15aの霜によって融点まで冷却される前に連通孔9に導かれる。このため、風路7bに連通する連通孔9は、範囲Q1に連通していれば効果的に加熱される。すなわち、第一冷却器15aに霜が付着している状態でも、除霜ヒータ45cによって効率よく連通孔9を加熱できる。したがって、ヒータ(図示せず)の追加や延伸を行う必要が低減され又は無くなり、また、第一冷却器15aの霜が解けた後の除霜ヒータ45cの通電が抑えられる。よって、連通孔9を設けることに伴う製造コストの増加や消費電力量の増加を抑えることができる。また、除霜ヒータ45cの付近に連通孔9を設けることで、除霜ヒータ45cによって温度上昇した暖気が連通孔9に到達しやすくなる。
このように、連通孔9を風路7b及び範囲Q1の任意位置に連通させることができるがただし、本実施形態のように、風路7bと第一冷却器室S11とを連通させ、除霜ヒータ45cの略近傍に連通孔9を設けることが望ましい。 除霜ヒータ45cの略近傍に設けることで、除霜ヒータ45cによって温度上昇した暖気が連通孔9に到達し易く、また除霜ヒータ45cからの直接的な輻射や第一冷却器用トイ46aを介した間接的な輻射も受け易いことから、特に除霜ヒータ45cによって効率よく連通孔9を加熱できる。また、連通孔9が、第一ファン47aに比較的近い低圧の第一冷却器室S1に連通することで、連通孔9を通過した空気が第一ファン47aに戻りやすく、より確実に連通孔9を通過した空気の貯蔵室への流入が抑えられる。除霜ヒータ45cが第一冷却器15aの加熱に主に用いられるものであり、除霜ヒータ45cが第一冷却器15aより上流側にあることから、連通孔9の位置に関する「近傍」の一例としては、第一冷却器15aの上流側半分から側方への投影領域内、又はこの投影領域より下方の領域とすることができる。これらいずれかの領域内であれば、さらに、連通孔9からの排水が第一冷却器15aに到達して着霜を生じることも抑制できる。この点、連通孔9は斜め下又は真下に向けて開口していることが好ましい。
図9は、実施形態に係る冷蔵庫100において、製氷室、冷凍室、及び第一切替室に送風されている場合の空気の流れを示す説明図である。
なお、図9の断面は、図6と同様である。また、図9には、ダンパ51,52が開状態である一方、別のダンパ53~55が閉状態である場合において、第一ファン47aが駆動しているときの空気の流れを矢印で示している。
第一ファン47aの駆動中、製氷室R2や冷凍室R3を冷却した空気は、図9の矢印で示すように、戻り口8d及び戻り風路7dを順次に介して、第一冷却器室S11に導かれる。また、第一切替室R4を冷却した空気は、戻り口8n及び戻り風路7dを順次に介して、第一冷却器室S11に導かれる。そして、第一冷却器15aで冷却された空気(冷気)は、第一冷却器室S12から風路7bに導かれ、さらに、製氷室R2や冷凍室R3の他、第一切替室R4に導かれる。このとき、第二切替室R5への送風を制御するダンパ54,55は閉状態になっているが、本実施形態では連通孔9が設けられているため、この連通孔9を介した空気の流れ(図9の破線矢印)が形成される。すなわち、第一冷却器15aを通過した冷気が、風路71b(風路7bのうち、第二切替室R5への送風に用いられる風路)にも流れていく。
ここで、空気が第一冷却器15aで冷やされる過程で第一冷却器15aに着霜して除湿されるため、第一冷却器15aを通過した冷気は低湿になる。よって、例えば、除霜運転中に風路7bの壁面に結露や着霜が生じても、冷却運転中に第一冷却器15aを通過した冷気が通過する箇所では、結露や着霜に伴う水・氷・霜が気化していく。つまり、冷却運転中においても風路7bにおける霜等の成長を抑制できる。
仮に、連通孔9を設けない構成にすると、ダンパ54,55が閉状態の場合に風路71bの空気出口がなくなるため、第一冷却器15aからの冷気が風路71bに流れにくくなり、気化しにくくなる。これに対して、連通孔9を設けた本実施形態では、ダンパ54,55が閉状態であっても、連通孔9を介した風路71bへの冷気の流れが形成されるため、風路7b全体の壁面において、霜の成長を抑制できる。
また、冷却運転中に霜の成長が抑制されるため、除霜運転中に融解させるべき氷や霜の量も抑制できる。したがって、除霜運転中に風路7bの氷や霜を解かすためのヒータによる加熱量を低減でき又はなくせるため、除霜ヒータ45c等の消費電力量を低減でき、その他のヒータを新たに設ける必要性も低減でき又はなくせる。
特に、第一ファン47aの下側の第二切替室R5を冷却する際の送風路であって、風路7bの下側空間である風路71bは、風路7bで生じた水分が重力によって集まりやすい箇所である。したがって、この風路71bの水分を気化させることは、風路7b内の霜等の成長抑制において有効である。特に、風路71bに設けられたダンパ54,55(駆動部材)の凍結を防止するために、冷却運転中においても風路71bの水分を気化させることは重要である。
また、第二切替室R5が冷蔵温度帯(冷蔵モード又は野菜モード)の貯蔵室である場合、冷凍温度帯の場合に比べて第二切替室R5を所定の温度に維持するために必要な冷却量が少なく、ダンパ54,55が閉じた状態になる時間的な割合が多くなるため、風路71bの水分を気化させることが重要になる。
さらに、第一冷却器室S11と風路71bとを連通させる連通孔9を設けることは、第二切替室R5が冷凍温度帯(冷凍モード)で使用される場合の除霜運転時においても有効である。
例えば、除霜運転中に第一ファン47aを駆動させない場合、除霜ヒータ45cの通電によって、第一冷却器室S11の空気の温度が高くなる。このような場合、制御部42は、この空気(暖気)が第二切替室R5に流入しないようにダンパ54,55を閉じて、冷凍温度帯の第二切替室R5の食品の温度上昇を抑制する。
ここで、連通孔9が設けられているため、ダンパ54,55が閉じた状態でも、連通孔9を介して、第一冷却器室S11の暖気が風路71bに流れていく。したがって、連通孔9を設けない場合に比べて、風路71bの氷や霜を暖気で効率よく加熱することができる。よって、霜を解かすためのヒータ(図示せず)の追加が抑えられ、また、除霜ヒータ45c等の消費電力量を削減できる。
次に、第一冷却器15aの除霜ヒータ45cに通電して除霜を行う除霜運転中、制御部42が第一ファン47aを駆動させ、第一冷却器室S1と、冷蔵温度帯に設定された第一切替室R4(所定の貯蔵室)と、の間で空気を循環させる制御(ファン駆動除霜運転という)を行う場合について説明する。
図10は、実施形態に係る冷蔵庫100において、第一冷却器室と第一切替室との間で空気を循環させる場合の空気の流れを示す説明図である。
なお、図10の断面は、図6と同様である。また、図10には、ダンパ53が開状態であり、他のダンパ51,52,54,55を閉状態である場合において、第一ファン47aが駆動しているときの空気の流れを矢印で示している。
制御部42がダンパ53を開けて、第一ファン47aを駆動させた場合、第一冷却器15aを通過した空気は、第一切替室R4、第一ファン47a、風路7b、及びダンパ53を順次に介して、第一切替室R4に導かれる。また、第一切替室R4の空気は、戻り口8gを介して、第一冷却器室S11に戻される。このような空気の循環によって、第一切替室R4と第一冷却器15aとの間で熱交換が生じ、冷蔵温度帯(0℃以上)の第一切替室R4の空気によって、第一冷却器15aの霜(融解温度の0℃以下)の除霜が促進される。したがって、除霜ヒータ45cの消費電力量を抑えることができる。さらに、第一冷却器15aで低温になった空気によって、冷蔵温度帯の第一切替室R4の冷却も可能になるため、除霜運転時における省エネルギ化を図ることができる。
また、連通孔9が設けられているため、ダンパ54,55を閉じていても、図10の矢印で示すように、第一冷却器室S1の暖気が風路71bに流れていく。したがって、連通孔9を設けない場合に比べて、風路71bの壁面の氷や霜を暖気で効率よく加熱できるため、ヒータ(図示せず)の追加が抑えられ、また、除霜ヒータ45c等の消費電力量を削減できる。
なお、除霜運転中に制御部42が第一ファン47aを駆動させ、冷蔵温度帯の第一切替室R4と第一冷却器15a間で空気を循環させる際、直接冷却用のダンパ52を開けずに、間接冷却用のダンパ53を開けているのは、特に除霜運転の開始直後で低温な第一冷却器15aの空気で食品を直接的に冷やされないようにするためである。第一冷却器15aで冷やされた空気は、ダンパ53(図3B参照)を介して、吐出口8f(図3A参照)から第一切替室R4の第一切替室容器4bの外側(外周)に送風される。したがって、低温な空気が食品に直接的に当たることがほとんどないため、食品の冷え過ぎや乾燥を抑制できる。これは、第一切替室R4等の貯蔵室が野菜モードで使用される場合において特に有効であり、低温低湿の空気による食品の保鮮性の低下を抑制できる。
また、除霜運転が進んで第一冷却器15aの温度が上昇し、例えば、第一冷却器温度センサ35(図3参照)の検出値が約0℃に達した後であれば、比較的温度が高い高湿な空気を供給できるため、制御部42がダンパ52を開けるようにしてもよい。温度の高い第一冷却器15aを通過した空気は、冷蔵温度帯の第一切替室R4の冷え過ぎになる可能性が少ないだけでなく、霜によって加湿され、この空気を供給することで第一切替室R4内の加湿に用いることもできる。
なお、除霜運転中、ダンパ52,53のうち一方のみが開けられる場合でも、また、ダンパ52,53の両方が開けられる場合も、いずれにおいても、前記した効果が奏される。すなわち、連通孔9を介した図10に示す空気の流れにより、風路71bに暖気が流入することで、風路7bの壁面の霜の解凍に要する除霜ヒータ45cの消費電力量の削減できる。一方、除霜運転中、制御部42が、開口面積の小さいダンパ53を開けることで(図10参照)、開口面積の大きいダンパ54を開ける場合に比べて、第一切替室R4への風路抵抗が大きくなる。その結果、風路7bにおける空気の圧力が高くなり、第一冷却器室S11との圧力差が大きくなることから、連通孔9を介して風路7bから第一冷却器室S11に流れる空気の流量が多くなる。すなわち、風路71bへの暖気の導入がさらに促進される。このように、本実施形態によれば、信頼性が高く、省エネ化や低コスト化を図ることができる冷蔵庫100を提供でき、ひいては、社会貢献に寄与することができる。
≪変形例≫
以上、本発明に係る冷蔵庫100等について各実施形態により説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、実施形態では、冷蔵庫100が第一切替室R4や第二切替室R5を備える場合について説明したが、これに限らない。すなわち、冷凍室や野菜室を備えた構成や、一つの切替室を備えた構成であってもよい。また、実施形態では、第一冷却器15a及び第二冷却器15bを備えたものを例に挙げて説明したが、例えば、一つの冷却器で全ての貯蔵室を冷却するような構成であってもよい。
また、第一ファン47a(ファン)によって昇圧された空気が送り込まれる貯蔵室として、所定の冷凍温度帯に設定された又は設定可能な「第一貯蔵室」と、所定の冷蔵温度帯に設定された又は設定可能な「第二貯蔵室」と、が含まれるようにしてもよい。この場合において、連通孔9の端部が「第二貯蔵室」(の壁面)に設けられていないことが好ましい。つまり、連通孔9が「第二貯蔵室」に開口していないことが好ましい。
また、前記した「第一貯蔵室」や「第二貯蔵室」が設けられる構成において、実施形態で説明した第一切替室R4や第二切替室R5が設けられていない構成であってもよい。なお、実施形態で説明した第一切替室R4は、前記した「第一貯蔵室」及び「第二貯蔵室」のいずれにも該当する。例えば、第一切替室R4を「第一貯蔵室」とした場合には、第二切替室R5が「第二貯蔵室」である。また、例えば、第一切替室R4を「第二貯蔵室」とした場合には、第二切替室R5が「第一貯蔵室」である。
また、実施形態では、吹出風路形成部20cの下端付近に連通孔9が設けられる場合について説明したが、連通孔9の位置は適宜に変更可能である。例えば、吹出風路形成部20cの下部であって、ダンパ54よりも下側の別の箇所に連通孔9が設けられる構成であってもよい。
また、実施形態では、連通孔9を介して空気が後方に流出する構成(図7参照)について説明したが、これに限らない。例えば、吹出風路形成部20cの底面を漏斗状に形成し、その下端である開口を連通孔にしてもよい。
また、実施形態では、空気の流れる向きを切り替える「送風制御部材」として、ダンパ51~55が用いられる場合について説明したが、これに限らない。例えば、「送風制御部材」として、所定のシャッタ(図示せず)を用いることも可能である。
また、実施形態では、除霜運転中に制御部42が、開口面積の小さいダンパ53を開状態とし、他のダンパ51,52,54,55を閉状態とする制御(図10参照)について説明したが、これに限らない。例えば、除霜ヒータ45cへの通電中に、制御部42が、第一ファン47aを駆動させ、第一冷却器室S1と、冷蔵温度帯である(又は冷蔵温度帯に設定された)第一切替室R4と、の間で空気を循環させる間、2つのダンパ52,53のうち、開口面積の小さい方(ダンパ53)の開度を大きい方(ダンパ52)よりも上げる制御を実行するようにしてもよい。
また、実施形態では、1つの貯蔵室(例えば、第一切替室R4)に対して、開口面積の異なる2つダンパ52,53が設けられる場合について説明したが、これに限らない。すなわち、1つの貯蔵室に対して、開口面積に異なる3つ以上のダンパ(図示せず)が設けられてもよい。
また、実施形態で説明した冷蔵庫100の構成は、家庭用の冷蔵庫の他、業務用の冷蔵庫といったさまざまな種類の冷蔵庫に適用可能である。
また、実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記した機構や構成は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての機構や構成を示しているとは限らない。
100 冷蔵庫
10 断熱箱体
15a 第一冷却器(冷却器)
20 風路構成部材
20c 吹出風路形成部
46a 第一冷却器用トイ(トイ)
47a 第一ファン(ファン)
42 制御部
52,53,54,55 ダンパ(送風制御部材)
45a,45b 電気ヒータ
45c 除霜ヒータ
56,57 ギヤボックス(電気部品)
9 連通孔
7b,71b 風路
R4 第一切替室(貯蔵室、第一貯蔵室/第二貯蔵室)
R5 第二切替室(貯蔵室、第二貯蔵室/第一貯蔵室)
S1 第一冷却器室(冷却器室)
S11 第一冷却器室(冷却器の空気流れ上流側の空間)
8g,8n 戻り口(冷気戻り口)
Q1 範囲(領域)

Claims (9)

  1. 冷気戻り口を備える貯蔵室と、
    前記冷気戻り口からの戻り冷気が流入する冷却器室と、
    該冷却器室に設けられる冷却器と、
    前記冷却器で冷やされた空気を昇圧するファンと、
    前記ファンの吹出側の風路を形成している吹出風路形成部と、を備え、
    前記吹出風路形成部に連通孔が設けられ、
    前記風路と、前記冷気戻り口から前記冷却器の空気流れ上流側半分までの領域と、が前記連通孔を介して連通していること
    を特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記冷却器より空気流れ上流側に配された除霜ヒータと、
    前記冷却器及び前記除霜ヒータの下側に設けられるとともに、前記連通孔からの排水を受けるトイと、を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷却器を加熱する除霜ヒータを備え、
    該除霜ヒータは、前記連通孔の直下に届いていないこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記冷却器より空気流れ上流側に配された除霜ヒータを備え、
    前記冷却器の側方を含む範囲に前記吹出風路形成部を備え、
    前記連通孔は、前記冷却器の側方への投影領域内又は該投影領域より下方に配されていること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記貯蔵室として、冷凍温度帯に設定された又は設定可能な第一貯蔵室と、冷蔵温度帯にされた又は設定可能な第二貯蔵室と、が含まれ、
    前記連通孔の端部が前記第二貯蔵室に設けられていないこと
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記風路において前記ファンよりも下側に設けられた送風制御部材又は電気部品を備え、
    前記連通孔は、前記送風制御部材又は前記電気部品よりも下側に設けられていること
    を特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記冷却器を加熱する除霜ヒータを備え、
    該除霜ヒータへの通電中に、前記ファンを駆動させ、前記冷却器室と、冷蔵温度帯である又は冷蔵温度帯に設定された貯蔵室と、の間で空気を循環させること
    を特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記風路と貯蔵室との間の開度を変化させる送風制御部材が、一つの前記貯蔵室に対して2つ設けられ、
    前記空気を循環させる間、2つの前記送風制御部材のうち、開口面積の小さい方の開度を大きい方よりも上げる制御を実行すること
    を特徴とする請求項7に記載の冷蔵庫。
  9. 前記風路から前記連通孔を介して流出した空気が、冷蔵温度帯に設定された又は設定可能な前記貯蔵室とは反対側に吹き出されること
    を特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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