JP2010268350A - 終端抵抗調整回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力差動信号のコモン電圧が変化しても、終端抵抗を一定に保持でき、かつ、簡易な回路構成の終端抵抗調整回路。
【解決手段】抵抗値を調整可能な第1の終端抵抗回路と、第1の終端抵抗回路と並列に接続され、抵抗値を調整可能な第2の終端抵抗回路と、第1及び第2の終端抵抗回路の抵抗値を調整するための調整用抵抗回路と、調整用抵抗回路により定まる第1の電圧と、外部に接続された基準抵抗により定まる第2の電圧とが入力され、両電圧が等しくなるように動作するとともに、第1及び第2の終端抵抗回路に対し抵抗調整信号を出力する第1の増幅回路と、第1の終端抵抗回路が接続された第1の端子と、第2の終端抵抗回路が接続された第2の端子と、第1及び第2の端子に与えられる差動信号のコモン電圧に基づく電圧と、第1又は第2の電圧とが入力され、両電圧が等しくなるように動作する第2の増幅回路と、を備える終端抵抗調整回路。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばインタフェース回路に用いられる終端抵抗を外付抵抗に基づいて調整する終端抵抗調整回路に関する。
インタフェース回路に用いられる終端抵抗は、例えばHDMI規格の場合、50Ω±10%の絶対値精度が要求される。拡散層抵抗やポリシリコン抵抗などの半導体抵抗素子の抵抗値の製造ばらつきは10%を超えてしまうため、上記規格を満足せず、終端抵抗として使用することができない。
上記問題に対し、例えば特許文献1の図3には、抵抗値の絶対値精度が高い外付抵抗を基準として抵抗値を設定できる可変抵抗回路が開示されている。他方、この設定抵抗値が与えられる入力信号又は出力信号が差動信号である場合、そのコモン電圧の変動によっても、当該設定抵抗値が変動する恐れがある。しかしながら、特許文献1には、このコモン電圧の変動に関しては何ら開示されていない。
これに対し、特許文献2の図4には、抵抗値の絶対値精度が高い外付抵抗に基づき終端抵抗を調整でき、かつ、入力差動信号のコモン電圧が変化しても、終端抵抗を一定に保持できるインピーダンス調整回路が開示されている。
特開2003−204247号公報 特開2002−344300号公報
しかしながら、特許文献2に開示されたインピーダンス調整回路は、回路規模が大きいため、占有面積や消費電力が大きいという問題があった。また、回路規模が大きいと、構成素子数も多くなるため、製造ばらつきの影響が累積され、調整される終端抵抗の精度も低下するという問題があった。
本発明に係る終端抵抗調整回路は、
抵抗値を調整可能な第1の終端抵抗回路と、
前記第1の終端抵抗回路と並列に接続され、抵抗値を調整可能な第2の終端抵抗回路と、
前記第1及び第2の終端抵抗回路の抵抗値を調整するための調整用抵抗回路と、
前記調整用抵抗回路により定まる第1の電圧と、外部に接続された基準抵抗により定まる第2の電圧とが入力され、両電圧が等しくなるように動作するとともに、前記第1及び第2の終端抵抗回路に対し抵抗調整信号を出力する第1の増幅回路と、
前記第1の終端抵抗回路が接続された第1の端子と、
前記第2の終端抵抗回路が接続された第2の端子と、
前記第1及び第2の端子に与えられる差動信号のコモン電圧に基づく電圧と、前記第1又は第2の電圧とが入力され、両電圧が等しくなるように動作する第2の増幅回路と、を備えるものである。
本発明によれば、入力差動信号のコモン電圧が変化しても、終端抵抗を一定に保持でき、かつ、簡易な回路構成の終端抵抗調整回路を提供することができる。
実施の形態1に係る終端抵抗調整回路の回路図である。 図1の終端抵抗調整回路を用いたトランスミッタ回路の回路図である。 図1の終端抵抗調整回路を用いたレシーバ回路の回路図である。 実施の形態1の変形例である。 実施の形態2に係る終端抵抗調整回路の回路図である。 トランジスタのドレイン・ソース電圧Vdsに対するドレイン・ソース電流Idsの変化を示すグラフである。 実施の形態3に係る終端抵抗調整回路の回路図である。 比較例に係る終端抵抗調整回路の回路図である。 バイアス電流Issに対する終端抵抗値の変化(a)及びコモン電圧Vcmの変化(b)のシミュレーション結果を示すグラフである。 実施の形態3に係る終端抵抗調整回路の回路図である。 トランスミッタへ入力信号差Vinn1−Vinp1に対する終端抵抗値の変化(a)及びレシーバへの入力信号Vinn、Vinpの変化(b)のシミュレーション結果を示すグラフである。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る終端抵抗調整回路の回路図である。この終端抵抗調整回路は、外付抵抗Rext、オン抵抗調整部101、コモン電圧検出部102を備えている。
ここで、オン抵抗調整部101は、NMOSトランジスタMN1、MN2、PMOSトランジスタMP1、MP2、MP3、アンプAMP1を備えている。また、コモン電圧検出部102は、抵抗R1、R2、アンプAMP2を備えている。
外付抵抗Rextは半導体チップの外部に接続された抵抗である。この外付抵抗Rextは、高精度(例えば、±1%程度)の抵抗値を有する。図1に示すように、本実施の形態に係る終端抵抗調整回路では、外付抵抗Rextの一端が、高電位側電源(VDD)に接続されている。また、外付抵抗Rextの他端が、半導体チップの外部端子T1に接続されている。
外部端子T1は、オン抵抗調整部101を構成するNMOSトランジスタMN1のドレインに接続されている。NMOSトランジスタMN1のソースは、低電位側電源(GND)に接続されている。NMOSトランジスタMN1のゲートと、NMOSトランジスタMN2のゲートとは、互いに接続されている。NMOSトランジスタMN2のソースは、NMOSトランジスタMN1のソースと同様に、グランドGNDに接続されている。NMOSトランジスタMN2のドレインは、PMOSトランジスタMP1のドレインに接続されている。ここで、NMOSトランジスタMN1、MN2は同サイズのトランジスタであって、いずれも飽和領域で動作している。
PMOSトランジスタMP1のソースは、電源VDDに接続されている。PMOSトランジスタMP1のゲートと、PMOSトランジスタMP2のゲートと、PMOSトランジスタMP3のゲートとは、互いに接続されている。PMOSトランジスタMP2、MP3のソースは、いずれもPMOSトランジスタMP1のソースと同様に、電源VDDに接続されている。PMOSトランジスタMP2、MP3のドレインは、それぞれ外部端子T2、T3に接続されている。このPMOSトランジスタMP2、MP3は、そのオン抵抗が外付抵抗Rextの抵抗値に基づいて調整される可変抵抗であって、外部端子T2、T3に与えられる入力また出力差動信号の終端抵抗として機能する。ここで、PMOSトランジスタMP1、MP2、MP3は同サイズのトランジスタであって、いずれも線形領域で動作している。
アンプAMP1の非反転(+)入力端子は、PMOSトランジスタMP1のドレインとNMOSトランジスタMN2のドレインとの間のノードに接続されている。一方、アンプAMP1の反転(−)入力端子は、外部端子T1とNMOSトランジスタMN1のドレインとの間のノードに接続されている。そして、アンプAMP1の出力端子は、PMOSトランジスタMP1、MP2、MP3のゲートに共通に接続されている。本実施の形態では、PMOSトランジスタMP1が、終端抵抗として機能するPMOSトランジスタMP2、MP3のオン抵抗値を外付抵抗Rextの抵抗値と等しくするための調整用抵抗回路である。その調整動作の詳細については後述する。
次に、コモン電圧検出部102を構成する抵抗R1の一端は、PMOSトランジスタMP2のドレインと外部端子T2との間のノードに接続されている。抵抗R2の一端は、PMOSトランジスタMP3のドレインと外部端子T3との間のノードに接続されている。また、抵抗R1、R2の他端同士は互いに接続されている。ここで、外部端子T2、T3には、入力あるいは出力差動信号が与えられる。抵抗R1、R2同士が互いに接続されたノードにおいて、この差動信号のコモン電圧を検出する。抵抗R1、R2の抵抗値は十分大きい値であり、例えば10kΩ程度である。
アンプAMP2の反転(−)入力端子は、この抵抗R1、R2同士が互いに接続されたノードに接続されている。一方、アンプAMP1の非反転(+)入力端子は、外部端子T1とNMOSトランジスタMN1のドレインとの間のノードに接続されている。そして、アンプAMP2の出力端子は、NMOSトランジスタMN1、MN2のゲートに共通に接続されている。
次に動作について説明する。
差動信号が与えられる外部端子T2、T3間は、上記の通り、抵抗R1、R2により短絡されており、その接続ノードの電位はコモン電圧Vcmとなる。アンプAMP2により、抵抗R1、R2の接続ノードと、外部端子T1とNMOSトランジスタMN1のドレインとの間のノードとは仮想接地され、コモン電圧Vcmと電位VとがVcm=Vになる。よって、外付抵抗Rextに流れる電流Iは、以下の式(1)で与えられる。
=(Vdd−Vcm)/Rext・・・(1)
また、AMP1により、外部端子T1とNMOSトランジスタMN1のドレインとの間のノードと、PMOSトランジスタMP1のドレインとNMOSトランジスタMN2のドレインとの間のノードとは仮想接地される。そのため、それぞれの電位V、Vが、V=VとなるようにVxが調整される。
また、上述の通り、NMOSトランジスタMN1、MN2は同サイズのトランジスタであって、飽和領域で動作している。そして、それぞれのゲートには、アンプAMP2から出力された電位が共通に与えられている。すなわち、NMOSトランジスタMN1、MN2はいずれも電流源を構成し、等しい大きさの電流Iを生成している。従って、外付抵抗RextとPMOSトランジスタMP1とには、いずれも電流Iが流れる。よって、PMOSトランジスタMP1のオン抵抗Ron_MP1は、以下の式(2)で与えられる。
Ron_MP1=(Vdd−V)/I=(Vdd−V)/I=Rext・・・(2)
このように、PMOSトランジスタMP1のオン抵抗Ron(MP1)は、外付抵抗Rextと等しくなる。
また、上記から、V=V=Vcmなので、PMOSトランジスタMP2、MP3のゲート・ソース電圧Vgs、ドレイン・ソース電圧VdsはPMOSトランジスタMP1のそれらと同じ大きさである。上記の通り、PMOSトランジスタMP1、MP2、MP3は同サイズのトランジスタであって、いずれも線形領域で動作している。そのため、PMOSトランジスタMP1、MP2、MP3のドレイン・ソース電流Idsは、いずれも以下の式(3)で与えられる。
Ids=μCox(W/L){(Vgs−Vth)Vds−(1/2)Vds}・・・(3)
ここで、μはキャリア移動度、Coxは単位面積当たりのゲート容量、Wはチャネル幅、Lはチャネル長、Vthは閾値電圧である。
そのため、PMOSトランジスタMP1、MP2、MP3のドレイン・コンダクタンスgdsは、いずれも以下の式(4)で与えられる。
gds=∂Ids/∂Vds
=μCox(W/L){(Vgs−Vth)−Vds}・・・(4)
PMOSトランジスタMP1、MP2、MP3オン抵抗Ron_MP1、Ron_MP2、Ron_MP3は、ドレイン・コンダクタンスgdsの逆数で与えられる。このことと、式(2)から次式(5)が成立する。
1/gds=Ron_MP3=Ron_MP2=Ron_MP1=Rext・・・(5)
よって、終端抵抗を構成するPMOSトランジスタMP2、MP3のオン抵抗Ron_MP2、Ron_MP3が外付抵抗Rextと等しくなる。すなわち、絶対値精度が高い終端抵抗をトランジスタにより生成することができる。
また、上述の通り、V=V=Vcmが成立するため、コモン電圧Vcmの変動による終端抵抗値の変動を抑制することができる。すなわち、任意のコモン電圧Vcmにおいて、絶対値精度が高い終端抵抗を実現できる。
さらに、本実施の形態に係る終端抵抗調整回路は、簡易な回路構成であるため、例えば、特許文献2の図4に開示された回路に比べ、占有面積や消費電力を小さくすることができる。また、構成素子数も少ないため、製造ばらつきの影響の累積も少なく、その分、調整される終端抵抗値の精度も向上する。さらに、特許文献2の図4に開示された回路は入力作動信号のコモン電圧を内部で生成する基準電圧と比較し、その差分に応じて終端抵抗値を調整する構成であるため、入力作動信号のコモン電圧と内部で生成する基準電圧のズレが大きくなるに従い、調整精度が悪化する。本実施の形態に係る終端抵抗調整回路ではこのような問題もない。
図2は、図1の終端抵抗調整回路を用いたトランスミッタ回路の回路図である。図1の構成に、NMOSトランジスタMN3、MN4及び電流源CS1が付加されている。図2の回路構成は、例えばPCIエクスプレスやSATAなどの規格に対応する。ここで、NMOSトランジスタMN3、MN4は、入力ペアトランジスタであり、それぞれのゲートに同一半導体チップ上に形成された内部回路からの入力信号Vinp、Vinnが入力される。NMOSトランジスタMN3のドレインは外部端子T2に接続されており、ここから出力信号Voutnが出力される。また、NMOSトランジスタMN4のドレインは外部端子T3に接続されており、ここから出力信号Voutpが出力される。NMOSトランジスタMN3、MN4のソースは、いずれも電流源CS1の一端に接続されている。そして、電流源CS1の他端はグランドGNDに接続されている。
図3は、図1の終端抵抗調整回路を用いたレシーバ回路の回路図である。図1の構成に、アンプAMP3が付加されている。図3の回路構成は、例えばHDMIなどの規格に対応する。ここで、アンプAMP3の反転入力端子は外部端子T2に接続されており、ここから入力信号Vinnが入力される。また、アンプAMP3の非反転入力端子は外部端子T3に接続されており、ここから入力信号Vinpが入力される。そして、アンプAMP3から出力される信号は、同一半導体チップ上に形成された内部回路へ出力される。
図4は、本実施の形態の変形例である。アンプAMP1の非反転入力端子が、PMOSトランジスタMP1のドレインとNMOSトランジスタMN2のドレインとの間のノードに接続されている点が図1と異なる点である。それ以外の点は図1と同様であるため、説明を省略する。この場合も、V=V=Vcmが成立するため、図1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る終端抵抗調整回路の回路図である。実施の形態1では、調整用抵抗回路がPMOSトランジスタMP1のみから構成されていたのに対し、本実施の形態では、調整用抵抗回路がPMOSトランジスタMP1a、MP1bから構成されている。また、実施の形態1ではPMOSトランジスタMP2のみから構成されていた可変抵抗が、本実施の形態ではPMOSトランジスタMP2a、MP2bから構成されている。同様に、実施の形態1ではPMOSトランジスタMP3のみから構成されていた可変抵抗が、本実施の形態ではPMOSトランジスタMP3a、MP3bから構成されている。さらに、PMOSトランジスタMP1b、MP2b、MP3bのドレインには、それぞれ固定抵抗R3、R4、R5が直列に接続されている。ここで、抵抗R3、R4、R5の抵抗値は等しい。
具体的には、PMOSトランジスタMP1aのソースは、電源VDDに接続されている。PMOSトランジスタMP1aのドレインは、PMOSトランジスタMP1bのソースに接続されている。PMOSトランジスタMP1bのドレインは、抵抗R3の一端に接続されている。抵抗R3の他端は、NMOSトランジスタMN2のドレインに接続されている。そして、抵抗R3とNMOSトランジスタMN2のドレインとの間のノードがアンプAMP1の非反転入力端子に接続されている。PMOSトランジスタMP1a、MP1bのゲートと、PMOSトランジスタMP2a、MP2bのゲートと、PMOSトランジスタMP3a、MP3bのゲートとは、互いに接続されている。
PMOSトランジスタMP2a、MP3aのソースは、いずれもPMOSトランジスタMP1aのソースと同様に、電源VDDに接続されている。PMOSトランジスタMP2a、MP3aのドレインは、それぞれPMOSトランジスタMP2b、MP3bのソースに接続されている。PMOSトランジスタMP2b、MP3bのドレインは、それぞれ抵抗R4、R5の一端に接続されている。そして、抵抗R4、R5の他端は、それぞれ外部端子T2、T3に接続されている。
PMOSトランジスタMP2a、MP2bは、そのオン抵抗が外付抵抗Rextの抵抗値に基づいて調整される可変抵抗であって、抵抗R4とともに外部端子T2に与えられる入力また出力差動信号の終端抵抗として機能する。同様に、このPMOSトランジスタMP3a、MP3bは、そのオン抵抗が外付抵抗Rextの抵抗値に基づいて調整される可変抵抗であって、抵抗R5とともに外部端子T3に与えられる入力また出力差動信号の終端抵抗として機能する。ここで、PMOSトランジスタMP1a、MP1b、MP2a、MP2b、MP3a、MP3bは同サイズのトランジスタであって、いずれも線形領域で動作している。その他の構成は図1に示した終端抵抗調整回路と同様であるから、説明を省略する。
図6は、トランジスタのドレイン・ソース電圧Vdsに対するドレイン・ソース電流Idsの変化を示すグラフである。図6において、原点と点Pとを結ぶ直線の傾きは、直流的な抵抗RDCの逆数となる。一方、点Pにおける接線の傾きは、微小信号に対する抵抗RACの逆数となる。ここで、ドレイン・ソース電圧Vdsが大きくなる程、両者の乖離が大きくなる。そこで、本実施の形態のように、調整用抵抗回路及び調整対象である可変抵抗を多段(本実施の形態では2段)に接続されたトランジスタから構成することにより、1つのトランジスタでのドレイン・ソース電圧Vdsが小さくなる。これにより、図6からも分かるように、直流的な抵抗RDCと微小信号に対する抵抗RACとの差を小さくすることができる。
また、調整用抵抗回路及び調整対象である可変抵抗に対し、それぞれ抵抗R3、R4、R5を直列に接続することにより、1つのトランジスタでのドレイン・ソース電圧Vdsをさらに小さくすることができる。すなわち、さらに直流的な抵抗RDCと微小信号に対する抵抗RACとの差を小さくすることができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る終端抵抗調整回路の回路図である。この回路を用いてシミュレーションを行った。本実施の形態では、実施の形態1に係るPMOSトランジスタMP1、MP2、MP3のドレインに、それぞれ固定抵抗R3、R4、R5が直列に接続されている。この抵抗R3、R4、R5の働きは実施の形態2と同様である。図7の終端抵抗調整回路はレシーバに用いられており、別の半導体チップに形成されたトランスミッタと接続されている。このトランスミッタは、NMOSトランジスタMN5、MN6及び電流源CS2を備えている。ここで、NMOSトランジスタMN5、MN6は、入力ペアトランジスタであり、図7に係るシミュレーションでは、それぞれのゲートに差動信号でなく等しいコモン電圧Vcmが入力される。なお、レシーバとトランスミッタとはケーブルなどにより接続されているが、図では省略されている。
図8は、比較例に係る終端抵抗調整回路の回路図である。この回路を用いてシミュレーションを行い、図7の場合と比較した。この終端抵抗調整回路は、図7の終端抵抗調整回路と比較して、アンプAMP2を備えていない。すなわち、入力コモン電圧VcmがアンプAMP2を介して、NMOSトランジスタMN1、MN2のゲートへフィードバックされていない。これに代わり、NMOSトランジスタMN1、MN2のゲートは、NMOSトランジスタMN7のゲートに接続されている。NMOSトランジスタMN7のソースはグランドGNDに接続され、ドレインは電流源CS2の一端に接続されている。電流源CS2の他端は電源VDDに接続されている。
図9(a)(b)は、バイアス電流Issに対する終端抵抗値の変化(a)及びコモン電圧Vcmの変化(b)のシミュレーション結果を示すグラフである。図9(a)(b)において実線は図7の終端抵抗調整回路、破線は図8の終端抵抗調整回路を示している。図9(b)に示すように、10mAが基準であるバイアス電流Issを5〜15mAの間において変化させると、コモン電圧Vcmは直線的に変化する。具体的には、バイアス電流Issの上昇とともに、コモン電圧Vcmは低下する。
そして、図9(a)に示すように、破線で示された比較例に係る図8の終端抵抗調整回路では、バイアス電流Issの変化すなわちコモン電圧Vcmの変化に対し、終端抵抗値が直線的に変化する。すなわち、コモン電圧Vcmの変化により、終端抵抗値が変動してしまう。ここで、終端抵抗値R=(Vdd−Vin)/Ids_MP2=(Vdd−Vin)/Ids_MP3と表すことができる。一方、実線で示された本実施の形態に係る図7の終端抵抗調整回路は、バイアス電流Issの変化すなわちコモン電圧Vcmの変化に対し、終端抵抗値を略一定に保持することができる。
図10は、図7と同じ終端抵抗調整回路の回路図である。図10では、トランスミッタの入力ペアトランジスタであるNMOSトランジスタMN5、MN6のそれぞれのゲートに差動入力信号Vinp1、Vinn1を入力し、シミュレーションを行った。図11(a)、(b)は、トランスミッタへ入力信号差Vinn1−Vinp1に対する終端抵抗値の変化(a)及びレシーバへの入力信号Vinn、Vinpの変化(b)のシミュレーション結果を示すグラフである。
ここで、PMOSトランジスタMP2のドレイン・ソース電流Ids_MP2とすると、PMOSトランジスタMP2及び抵抗R4による終端抵抗R(MP2)は、R(MP2)=(VDD−Vinp)/Ids_MP2で表される。また、PMOSトランジスタMP3のドレイン・ソース電流Ids_MP3とすると、PMOSトランジスタMP3及び抵抗R5による終端抵抗R(MP3)は、R(MP3)=(VDD−Vinn)/Ids_MP3で表される。
図11(b)に示すように、トランスミッタへ入力信号差Vinn1−Vinp1の変化に伴い、レシーバへの入力信号Vinp、Vinnも変化する。このレシーバへの入力信号Vinp、Vinnの変化に応じ、終端抵抗R(MP2)、R(MP3)も変化する。ここで、レシーバへの入力信号Vinp、Vinnが一致するタイミングで、終端抵抗R(MP2)、R(MP3)も規格値50Ωで一致する。そのため、本発明に係る終端抵抗調整回路では、効果的にジッタを抑制することができる。
101 オン抵抗調整部
102 コモン電圧検出部
AMP1〜AMP3 アンプ
CS1、CS2 電流源
MN1〜MN7 NMOSトランジスタ
MP1、MP1a、MP1b PMOSトランジスタ
MP2、MP2a、MP2b PMOSトランジスタ
MP3、MP3a、MP3b PMOSトランジスタ
R1〜R5 抵抗
Rext 外付抵抗
T1〜T3 外部端子

Claims (10)

  1. 抵抗値を調整可能な第1の終端抵抗回路と、
    前記第1の終端抵抗回路と並列に接続され、抵抗値を調整可能な第2の終端抵抗回路と、
    前記第1及び第2の終端抵抗回路の抵抗値を調整するための調整用抵抗回路と、
    前記調整用抵抗回路により定まる第1の電圧と、外部に接続された基準抵抗により定まる第2の電圧とが入力され、両電圧が等しくなるように動作するとともに、前記第1及び第2の終端抵抗回路に対し抵抗調整信号を出力する第1の増幅回路と、
    前記第1の終端抵抗回路が接続された第1の端子と、
    前記第2の終端抵抗回路が接続された第2の端子と、
    前記第1及び第2の端子に与えられる差動信号のコモン電圧に基づく電圧と、前記第1又は第2の電圧とが入力され、両電圧が等しくなるように動作する第2の増幅回路と、を備える終端抵抗調整回路。
  2. 前記調整用抵抗回路と、前記第1の終端抵抗回路と、前記第2の終端抵抗回路とが、それぞれトランジスタを備え、
    各前記トランジスタの制御端子に前記抵抗調整信号が入力される請求項1に記載の終端抵抗調整回路。
  3. 前記調整用抵抗回路と、前記第1の終端抵抗回路と、前記第2の終端抵抗回路とが、それぞれ複数のトランジスタを備える請求項2に記載の終端抵抗調整回路。
  4. 各前記トランジスタが同サイズである請求項2又は3のいずれか一項に記載の終端抵抗調整回路。
  5. 各前記トランジスタが線形領域で動作している請求項2〜4のいずれか一項に記載の終端抵抗調整回路。
  6. 前記調整用抵抗回路と、前記第1の終端抵抗回路と、前記第2の終端抵抗回路とが、それぞれ固定抵抗を備える請求項2〜5のいずれか一項に記載の終端抵抗調整回路。
  7. 前記差動信号の値が一致するタイミングに、前記第1及び第2の終端抵抗回路の抵抗値が一致する請求項1〜6のいずれか一項に記載の終端抵抗調整回路。
  8. 前記基準抵抗と直列に接続された第1の電流源トランジスタと、
    前記調整用抵抗回路と直列に接続された第2の電流源トランジスタと、を更に備え、
    前記第1及び第2の電流源トランジスタ制御端子に前記第2の増幅回路の出力信号が入力される請求項1〜7のいずれか一項に記載の終端抵抗調整回路。
  9. 前記第1及び第2の電流源トランジスタが同サイズである請求項8に記載の終端抵抗調整回路。
  10. 前記第1及び第2の電流源トランジスタが飽和領域で動作している請求項8又は9に記載の終端抵抗調整回路。
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