JP2007102563A - 電流発生回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源電圧が低い場合でも正確な基準電流のカレントミラー動作を可能とし、これによって正確な出力電流を得ること。
【解決手段】 トランジスタM143のドレイン端子(出力端子)と、トランジスタM141のドレイン端子との電圧を、差動増幅器op142の入力端子に接続し、差動増幅器op142の出力端子をトランジスタM142のゲートに接続することで、トランジスタM141とトランジスタM142のドレイン電圧を等しくし、正確な電流出力を供給する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、種々の電子電気装置に適用され、電源電圧が低い場合でも正確な基準電流のカレントミラー動作を可能とし、出力電流端子の電位の影響を受けない、正確な電流及び電圧を出力する電流発生回路に関する。
従来の電流発生回路は、例えば図6に示すように、基準電圧Vrefの印加入力端子が負極入力端子(−)に接続された差動増幅器op111と、差動増幅器op111の出力端子がゲートに接続され、差動増幅器op111の正極入力端子(+)及びアース間に接続ている抵抗器R111にドレインが接続された第1のPチャネルトランジスタM111によって電圧電流変換機能を実現し、また、差動増幅器op111の出力端子がゲートに接続された第2のPチャネルトランジスタM112によって基準電流を所望の比率で増幅するミラー回路によって、出力電流Ioutを得る構成が一般的である。
ここで、差動増幅器op111は負帰還の系として動作するため、負極入力端子(−)、正極入力端子(+)は該差動増幅器opl11の利得によりほぼ同電位となる。つまりトランジスタM111のドレイン電圧は差動増幅器op111の負極入力端子(−)に入力されている基準電圧Vrefに等しくなる。また、差動増幅器op111の出力端子と、トランジスタM111のドレイン端子との間には、位相補償用のキャパシタC111が接続されている。
これにより、トランジスタM111は基準電圧Vrefと抵抗器R111の比で決定される基準電流Iref=Vref/R111が流れる。このとき差動増幅器op111の出力端子はトランジスタM111がIrefを流すのに必要な電圧が出力されている。
差動増幅器opl11の出力は、トランジスタM112のゲートに接続されており、該トランジスタM112はPチャネルトランジスタM111のトランジスタサイズに比例した電流を流すことが可能である。例えば、トランジスタM111のチャネル長をW1,チャネル幅をL1、トランジスタM112のチャネル長をW2,チャネル幅をL2とすると、トランジスタM112に流れる出力電流はIref・(W2/L2)/(W1/L1)となる。また、このときトランジスタM112は飽和領域で動作する必要があり、出力端電圧VoはVo<Vdd−ΔV112までが動作可能電圧となる。
ここで、Vddは正の電源電圧であり、ΔV112はトランジスタM112の飽和電圧(M112のゲート−ソース間電圧−M112の閾値電圧)である。
しかし、図6の構成では、トランジスタM111のドレイン端電圧VaとトランジスタM112のドレイン端電圧(出力端電圧)Moとが異なる場合、チャネル変調効果により、トランジスタM112に流れる電流、つまり出力電流IoutがトランジスタM112のドレイン電圧により、変動してしまう。
この欠点を解決するために、図7に示すように、基準電流源の2つの直列接続されたPチャネルトランジスタM121,M122、及び出力電流源の2つの直列接続されたPチャネルトランジスタM123,M124を備えたカスコードカレントミラー回路を用いて構成することが知られている。
しかし、いずれのトランジスタM121〜M124も飽和領域で動作する必要があるため、出力端電圧VoがVdd−(Vgs123+ΔV124)以下となることが必要となる。なお、ΔV124はトランジスタM124の飽和電圧である。つまり電源電圧が低い場合などには出力端子の電圧を図6の回路よりも低くしなくてはならないという欠点がある。
更に、この欠点を改善するために、特許文献1に記載されているカスコードカレントミラー回路が提案されおり、これを利用して電流出力回路を構成することも可能である。図8を用いてこの回路を説明する。
直列接続したトランジスタM131,M132の各ゲートをトランジスタM132のドレインに接続し、かつ直列接続した2つの出力トランジスタM133,M134のゲートに接続する。なお、トランジスタM131,M133を飽和領域で動作させるために、トランジスタM132のゲートソース電圧Vgs132をトランジスタM131の閾値電圧よりも低くし、且つ、トランジスタM134のゲートソース電圧Vgs134をトランジスタM133の閥値電圧よりも低くする。
これによって、トランジスタM134のドレイン電圧(出力電圧端)Voを、Vdd−(Vgs133−Vgs134+ΔV132)とすることができ、出力電圧端子の電圧余裕度を上げることが可能となる。
特開平11−234060号公報
しかし、上記特許文献1の図8に示したカレントミラーを用いた電流出力回路においては、図6に示したような、カレントミラー部を1つのトランジスタで構成した回路における出力端子の電圧余裕度Vdd−ΔV112には及ばない。
更に、図8に示す回路方式では、2つの直列に接続されたトランジスタの飽和動作条件(Vgs132>Vt131,Vgs134>Vt133)を満足させることが必要であり、これを実現する手段として多閾値プロセスを用いることが提案されているが、これは言うまでも無く製造コストを上げることとなる。
また、他の実現手段として、トランジスタM132,M134をゲート長の短いトランジスタで構成し、いわゆる短チャネル効果を利用して、弱反転領域の動作を実現する方法が提案されている。この方法によると、トランジスタM131,M133を、短チャネル効果を生じない充分長いチャネル長としなくてはならず、素子を不必要に大きくする必要性が生じる場合がある。
また、基板バイアス効果による閥値電圧の上昇の影響も無視できない。これを抑制するために、トランジスタのバルクを電源に接続する手段は、基板電位の極性により、Pトランジスタ、或いはNトランジスタの何れかに限られてしまう。例えば、図8の基板極性がN極性基板である場合は、トランジスタM132,M134の基板を電源に接続することができないため、基板バイアス効果により閾値が上昇してしまい、短チャネル効果を利用した実現が不可能になる場合もある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、電源電圧が低い場合でも正確な基準電流のカレントミラー動作を可能とし、これによって正確な出力電流を得ることができる電流発生回路を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1による電流発生回路は、入力端子に印加された基準電圧を電圧電流変換回路で変換した基準電流を、電流ミラー回路で増幅して出力端子から出力する電流発生回路において、前記電圧電流変換回路は、前記入力端子が負極入力端子に接続された第1の差動増幅器と、この第1の差動増幅器の出力端子にゲートが接続された第1のトランジスタと、電源とアース間に前記第1のトランジスタと共に直列接続され、前記第1の差動増幅器の正極入力端子にドレインが接続された第2のトランジスタと、この第2のトランジスタのドレインと電源線間に接続された抵抗器とを備え、前記電流ミラー回路は、前記第1の差動増幅器の出力端子及び前記第1のトランジスタのゲートに、ゲートが接続された第3のトランジスタと、この第3のトランジスタのドレインに正極入力端子が接続され、前記第1及び第2のトランジスタの接続部分に負極入力端子が接続され、前記第2のトランジスタのゲートに出力端子が接続された第2の差動増幅器とを備え、前記第3のトランジスタのドレインを前記出力端子に接続して電流を出力することを特徴とする。
また、本発明の請求項2による電流発生回路は、請求項1において、前記第1〜第3のトランジスタは、P及びNチャネルの何れかのチャネル構造を有することを特徴とする。
これら請求項1及び2の構成によれば、第2の差動増幅器が、第1のトランジスタのドレインと第3のトランジスタのドレイン、つまり双方のトランジスタの電流出力端子を同電位とする制御を行うので、従来回路で生じていた第3のトランジスタのドレイン電圧による電流変動を抑え、正確な電流出力を可能とする。
また、本発明の請求項3による電流発生回路は、入力端子に印加された基準電圧を電圧電流変換回路で変換した基準電流を、電流ミラー回路で増幅して出力端子から出力する電流発生回路において、前記電圧電流変換回路は、前記入力端子が負極入力端子に接続された第1の差動増幅器と、この第1の差動増幅器の出力端子にゲートが接続された第1のトランジスタと、電源とアース間に前記第1のトランジスタと共に直列接続され、前記第1の差動増幅器の正極入力端子にドレインが接続された第2のトランジスタと、この第2のトランジスタのドレインと電源線間に接続された抵抗器とを備え、前記電流ミラー回路は、前記第1の差動増幅器の出力端子及び前記第1のトランジスタのゲートに、ゲートが接続された第3のトランジスタと、この第3のトランジスタのドレインに正極入力端子が接続され、前記第1及び第2のトランジスタの接続部分に負極入力端子が接続され、前記第2のトランジスタのゲートに出力端子が接続された第2の差動増幅器とを備え、前記第3のトランジスタのドレインと前記電源線との間に複数の抵抗器を接続し、各抵抗器の接続点を前記出力端子として用い、これら出力端子から電流を取り出すことを特徴とする。
この構成によれば、複数の抵抗器の間に複数の電流出力端子が設けられているので、広範囲で高精度の電圧出力を得ることが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、電源電圧が低い場合でも正確な基準電流のカレントミラー動作を可能とし、これによって正確な出力電流を得ることができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る電流発生回路の構成を示す回路図である。
図1に示す電流発生回路において、M141〜M143はPチャネルトランジスタである。R141は抵抗器である。op141,op142は差動増幅器であり、C141は差動増幅器op141の位相補償用キャパシタである。
トランジスタM141のソース端子は電源Vddに接続され、ドレイン端子はトランジスタM142のソース端子、及び差動増幅器op142の負極入力端子(−)に接続され、ゲート端子は差動増幅器op141の出力端子に接続されている。トランジスタM142のドレイン端子は抵抗器R141の一端、及び、差動増幅器op141の正極入力端子(+)に接続され、ゲート端子は差動増幅器op142の出力端子に接続されている。トランジスタM143のゲート端子は差動増幅器op141の出力端子に接続され、ドレイン端子は出力電流Ioutが出力される電流出力端子となっている。差動増幅器op141の負極入力端子(−)には基準電圧Vrefが印加されている。抵抗器R141の他端はアースに接続されている。差動増幅器op141の出力端子と、トランジスタM142のドレイン端子間にはキャパシタC141が接続されている。
図2は、上記の差動増幅器op141,op142を実現する回路の一例である。Mo141,Mo142はNトランジスタであり、ゲート長、ゲート幅はそれぞれ同一である。Mo143,Mo144はPトランジスタであり、ゲート長、ゲート幅は同一である。Io146は電流源である。なお、差動増幅器op141とop142は同一のものである必要はない。
トランジスタMo141,Mo142のトランスコンダクタンスをgmo1並びに出力インピーダンスを1/gdo1、トランジスタMo143,Mo144のトランスコンダクタンスをgmo2並びに出力インピーダンスを1/gdo2とした場合、差動増幅器のゲインAop≒gmo1/(gdo1+gdo2)となる。通常gmo1>100*gdoであり、本構成の差動増幅器で50倍以上のゲインを得ることができる。
図3は、上記の差動増幅器op141のゲインをA1、差動増幅器op142のゲインをA2として、図1の電流発生回路を小信号等価回路に置き換えた回路である。なお、直流動作を示すにあたり、キャパシタC141は省略する。
図3中、gm1,gd1はトランジスタM141の等価回路であり、gm2,gd2はトランジスタM142の等価回路であり、gm3,gd3はトランジスタM143の等価回路である。R1は抵抗器R141である。Ioutは出力電流である。
また、基準電圧をV、節点Aの電位をVa、節点Bの電位をVb、出力端の電圧をVoとする。
図3における節点Aにおいてキルヒホッフの法則を用いると数式(1)が表せる。
A:(−A1・gm1−gd2)・Va−{(A2+1)・gm2−gd2−gd1}・Vb+A2・gm2・Vo+A1・gm1・V=0 …(1)
図3における節点Bにおいてキルヒホッフの法則を用いると数式2が表せる。
B:(gd2+1/R1)・Va+{A2+1)・gm2−gd2}Vb−A2・gm2・Vo=0 …(2)
図3における出力端Cにおいてキルヒホッフの法則を用いると数式3が表せる。
C:A1・gm3・(Va−V)−gd3・Vo=Iout …(3)
A1>>1,A2>>1,gm1>>gd1,gm2>>gd2であるから、数式(1)及び(2)は数式(4-1)と(4−2)のように近似できる。
A:(−A1・gm1・gd2)・Va−(A2・gm2・gd1)・Vb+A2・gm2・Vo+A1・gm1・V=0 …(4−1)
B:(gd2+1/R1)・Va+A2・gm2・Vb−A2・gm2・Vo=0
…(4−2)
数式(4-1)及び(4−2)から次の数式(5)が得られる。
Va=A1・gm1/(A1・gm1・1/R1)・V+gd1/(A1・gm1−1/R1)・Vo …(5)
数式(3)と数式(5)から数式(6)が得られる。
A1・gm3・1/(A1・gm1−1/R1)・V/R1+(A1・gm3・gd1−A1・gd3・gm1+1/R1・gd3)・1/{A1・gm3・(A1・gm1−1/R1)1}=Iout …(6)
ここで、トランジスタM143は通常、トランジスタM141のカレントミラー回路を構成するため、M141の逓倍チャネル幅を用いることから、gd3=k・gd1,gm3=k・gm1と置くことができ、これを用いて数式(6)を書き換えると数式(7)が得られる。
k・{A1・gm1・1/(A1・gm1・1/R1)・V/R1+gd1・/(A1・gm1−1/R1)・Vo/R1}=Iout …(7)
ここで基準電流IrefはVa/R1となり数式(5)から数式(8)のように表される。
A1・gm1・1/(A1・gm1−1/R1)・V/R1+gd1・/(A1・gm1−1/R1)・Vo/R1=Iref …(8)
数式(7)と数式(8)から分かるように出力電流Iout=Iref・kとなり、正確な電流比となっていることが分かる。
そして、通常A1・gm1>>1/R1,A1/gm1>>gd1であることから、数式(7),(8)は数式(9),(10)のように表すことができる。
k・V/R1=Iout …(9)
V/R1=Iref …(10)
数式(9),(10)から分かるように、基準電圧Vと抵抗器R1により、正確な出力電流k・V/R1を得ることができる。
出力電流Ioutの端子の電圧余裕度は、図1のトランジスタM143が飽和領域で動作すればよく、Vdd−ΔV143となり、図6に示した電流出力回路と同じとなる。ここで、ΔV143はトランジスタM143の飽和電圧である。
更に、数式(7),(8)の第2項に注目すると、トランジスタM141,M143の出力インピーダンス1/gd1、1/gd3(=k*gd1)は、差動増幅器op141のゲインによりA倍に増幅されていることが分かる。これは言い換えると、短チャネル効果による出力電流Ioutの変動を抑制することと同等であり、電流精度を得るために、不必要に素子面積を増大させる必要がなくなる。
また、本実施の形態において、トランジスタM141とM143は従属接続されているが、トランジスタM142のゲートは差動増幅器op142の出力端子が接続されているため、基板効果によりM142の閾値が高くなったとしても、差動増幅器op142の出力電圧が下がることで、トランジスタM141,M143の飽和領域動作を可能としている。つまり、基板効果の影響を受けにくい回路であることが分かる。同様の理由から、すべてのトランジスタM141〜M143は同一の閾値で動作可能であるため、多閥値のプロセスを使用することによるコストの増大も回避することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、低電源電圧においても、出力端電圧によらない、基準電圧Vと抵抗器R141で決定される正確な電流出力を得ることができる。
また、差動増幅器op142の位相余裕を確保する必要がある場合、差動増幅器op142の出力端子と電源Vdd間あるいは、節点A間等にキャパシタを挿入することで容易に実現することができる。
但し、上記実施の形態はPチャネルトランジスタの電流出力回路に限定されるものではなく、図4に示す本実施の形態の第1応用例に示すように、Nチャネルトランジスタの電流出力回路に適用することもできる。
図4の電流発生回路は、図1の電流発生回路と対称な構成となっており、トランジスタM171のドレイン端子がアースに接続され、ソース端子がトランジスタM172のソース端子、及び差動増幅器op172の負極入力端子(−)に接続され、ゲート端子が差動増幅器op171の出力端子に接続されている。トランジスタM172のソース端子が抵抗器R171の一端、及び、差動増幅器op171の正極入力端子(+)に接続され、ゲート端子が差動増幅器op172の出力端子に接続されている。トランジスタM173のゲート端子が差動増幅器op171の出力端子に接続され、ソース端子が出力電流Ioutが出力される電流出力端子となっている。差動増幅器op171の負極入力端子(−)には基準電圧Vrefが印加されている。抵抗器R171の他端は電源Vddに接続されている。差動増幅器op171の出力端子と、トランジスタM172のソース端子間にはキャパシタC171が接続されている。
この構成の第1応用例の電流発生回路によっても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。つまり、第2の差動増幅器op172(図1ではop142)が、第1のトランジスタM171(図1ではM141)のドレイン端子と第3のトランジスタM173(図1ではM143)のドレイン端子、つまり出力電流端子を同電位に設定することにより第3のトランジスタM173(M143)のドレイン端子電圧による電流変動を抑え、正確な電流出力を可能とする。
また、図5に示す本実施の形態の第2応用例に示すように構成してもよい。これは、図1と同構成の電流発生回路に、電流出力端に複数の抵抗器R2を接続した構成である。また、R182[1]〜R182[n]は抵抗端子を示す。
この構成の電流発生回路において、トランジスタM143のドレイン端子(電流出力端子)に任意の点に端子を設けた抵抗器R2を接続することで、電圧出力V・k・R2[n]/R1を得ることが可能である。この際、出力電圧は電源電圧−ΔV143まで可能であり、従来の電流ミラー回路を用いた場合よりも広い出力電圧範囲を確保することが可能となる。ここで抵抗器R2[n]はアース側のR182[1]からR182[n]の抵抗端子までの総抵抗値であり、ΔV143はトランジスタM143の飽和電圧である。
なお、出力電流は、本実施の形態の効果により基準電流が正確にミラーされるため、抵抗器R141とR182を同一の素子で形成することにより、製造プロセス等による抵抗素子のばらつきを相殺することができ、正確な電圧出力を得ることが可能となる。つまり、電流出力端子に任意の端子をもつ抵抗素子を付加することで、広範囲で高精度の電圧出力を得ることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る電流発生回路の構成を示す回路図である。 上記実施の形態の電流発生回路における差動増幅器を実現する一回路例である。 上記実施の形態の電流発生回路を小信号等価回路に置き換えた回路である。 上記実施の形態の第1応用例による電流発生回路の構成を示す回路図である。 上記実施の形態の第2応用例による電流発生回路の構成を示す回路図である。 従来のカレントミラーを用いた電流出力回路の構成を示す回路図である。 従来のカスコードカレントミラーを用いた電流出力回路の構成を示す回路図である。 従来例である特許文献1に記載のカレントミラーを用いた電流出力回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
M111,M112,M121,M122,M123,M124,M131,M132,M133,M134,M141,M142,M143,Mo143,Mo144 Pチャネルトランジスタ
Mo141,Mo142,M171,M172,M173 Nチャネルトランジスタ
op111,op121,op13Lop141,op142,op143,op171,op172 差動増幅器
R111,R121,R131,R141,R171,R181,R182 抵抗器
R182[1]〜R182[n] 抵抗端子
C111,C121,C131,C141,C171 キャパシタンス

Claims (3)

  1. 入力端子に印加された基準電圧を電圧電流変換回路で変換した基準電流を、電流ミラー回路で増幅して出力端子から出力する電流発生回路において、
    前記電圧電流変換回路は、前記入力端子が負極入力端子に接続された第1の差動増幅器と、この第1の差動増幅器の出力端子にゲートが接続された第1のトランジスタと、電源とアース間に前記第1のトランジスタと共に直列接続され、前記第1の差動増幅器の正極入力端子にドレインが接続された第2のトランジスタと、この第2のトランジスタのドレインと電源線間に接続された抵抗器とを備え、
    前記電流ミラー回路は、前記第1の差動増幅器の出力端子及び前記第1のトランジスタのゲートに、ゲートが接続された第3のトランジスタと、この第3のトランジスタのドレインに正極入力端子が接続され、前記第1及び第2のトランジスタの接続部分に負極入力端子が接続され、前記第2のトランジスタのゲートに出力端子が接続された第2の差動増幅器とを備え、
    前記第3のトランジスタのドレインを前記出力端子に接続して電流を出力することを特徴とする電流発生回路。
  2. 前記第1〜第3のトランジスタは、P及びNチャネルの何れかのチャネル構造を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電流発生回路。
  3. 入力端子に印加された基準電圧を電圧電流変換回路で変換した基準電流を、電流ミラー回路で増幅して出力端子から出力する電流発生回路において、
    前記電圧電流変換回路は、前記入力端子が負極入力端子に接続された第1の差動増幅器と、この第1の差動増幅器の出力端子にゲートが接続された第1のトランジスタと、電源とアース間に前記第1のトランジスタと共に直列接続され、前記第1の差動増幅器の正極入力端子にドレインが接続された第2のトランジスタと、この第2のトランジスタのドレインと電源線間に接続された抵抗器とを備え、
    前記電流ミラー回路は、前記第1の差動増幅器の出力端子及び前記第1のトランジスタのゲートに、ゲートが接続された第3のトランジスタと、この第3のトランジスタのドレインに正極入力端子が接続され、前記第1及び第2のトランジスタの接続部分に負極入力端子が接続され、前記第2のトランジスタのゲートに出力端子が接続された第2の差動増幅器とを備え、
    前記第3のトランジスタのドレインと前記電源線との間に複数の抵抗器を接続し、各抵抗器の接続点を前記出力端子として用い、これら出力端子から電流を取り出すことを特徴とする電流発生回路。
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