JP2009189006A - 光受信回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】カレントミラー回路を用いた光受信回路において、電源電圧が低い場合であってもカレントミラー特性を効果的に発揮させて光電流を好適に検出する。
【解決手段】光受信回路1は、光信号を受け光電流Ipdを生成するPD10と、PD10に接続された第1の電流経路23a、および光電流Ipdに対応するモニタ電流Imonを生成する第2の電流経路23bを含むカレントミラー回路を有する電流モニタ回路20とを備える。電流モニタ回路20は、第1の電流経路23aに光電流Ipdを供給する第1のp型MOSFET21と、第2の電流経路23bにモニタ電流Imonを供給する第2のp型MOSFET22とを有しており、第1及び第2のp型MOSFET21,22のバイアス条件は互いに等しく設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、MOSFETを含むカレントミラー回路を用いた光受信回路に関する。
光受信回路は、光信号を受信してこれを電気信号に変換する。光受信回路には、受信した光信号の平均強度をモニターする機能が設けられるのが一般的である。例えば、特許文献1には、受光デバイスとしてフォトダイオード(Photodiode:PD)を用いた光受信回路において、PDにバイアス電圧を供給する途上に電流検知用の抵抗素子を挿入し、この抵抗素子での電圧降下を検知することで、PDを流れる光電流の大きさの平均値を検出することが記載されている。
しかしながら、一般的な光通信システムにおいては、光信号のダイナミックレンジが数μdB〜数mdBと3桁程度もしくはそれ以上に及ぶ。そして、抵抗素子の電圧降下を利用して光電流の大きさを検知する方式では、その降下電圧も光信号のダイナミックレンジと同等の大きさに及ぶ。したがって、このような方式では、微弱な光信号に対しては光電流の検知精度が問題となり、また過大な光信号に対しては抵抗素子の電圧降下が過大となってPDに印加されるバイアス電圧が低下してしまうという問題があった。
このような問題を回避し得る方式として、例えば特許文献2には、バイアス電源とPDとの間にカレントミラー回路を挿入し、光電流の大きさをミラー電流に反映させることで光信号の強度を検知する方式が記載されている。
特開平07−022642号公報 特開平11−186971号公報
一般的に、カレントミラー回路は一対のバイポーラトランジスタによって構成されており、各バイポーラトランジスタを飽和領域(ベース電流を一定とした場合に、コレクタ−エミッタ間電圧を変化させてもコレクタ電流が大きくは変化しない領域)で動作させることにより、良好なカレントミラー特性を得ることができる。しかしながら、バイポーラトランジスタを飽和領域で動作させるためには、ベース−エミッタ間のpn接合に十分な順方向バイアスを与えなければならない。pn接合の順方向電圧は0.6V〜0.8Vであり、PDには順方向バイアスからこの順方向電圧を減じた電圧が印加される。
近年の電子回路には、省電力化が常に求められている。光受信回路もその例外ではなく、例えば、PIN−PDを用いた光受信回路では、一般的に電源電圧として5Vが使用されていたものが、近年では3.3Vか或いはそれ以下の電圧が仕様として標準的になってきている。このような状況下にあって、カレントミラー回路の主要素子としてバイポーラトランジスタを用いる場合、バイポーラトランジスタにおけるpn接合の順方向電圧(0.6V〜0.8V)は、電源電圧のうち大きな割合を占めることになる。単に電源電圧を低下させるのではバイポーラトランジスタのベース−エミッタ間のpn接合に十分な順方向バイアスを与えることが困難となり、良好なカレントミラー特性が得られない。また、バイポーラトランジスタに代えてMOSFETを使用した場合でも、電圧増幅度が限られているために、そのドレイン−ソース間バイアス電圧を低下させた場合に良好なカレントミラー特性が得られない。
本発明は、上述した課題を克服するためになされたものであり、カレントミラー回路を用いた光受信回路において、電源電圧が低い場合であってもカレントミラー特性を効果的に発揮させて光電流を好適に検出することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明による光受信回路は、光信号を受け光電流を生成するフォトダイオードと、フォトダイオードに接続された第1の電流経路、および光電流に対応するモニタ電流が流れる第2の電流経路を含むカレントミラー回路を有する電流モニタ回路とを備え、電流モニタ回路は、第1の電流経路に光電流を供給する第1のトランジスタと、第2の電流経路にモニタ電流を供給する第2のトランジスタとを有しており、第1及び第2のトランジスタのバイアス条件が互いに等しく設定され、且つ第1の電流経路が所定電位に保持されていることを特徴とする。
上記した光受信回路においては、第1及び第2のトランジスタのバイアス条件が互いに等しく設定されることによって、第1及び第2のトランジスタに流れる電流の大きさが必ず等しくなり、電流ミラー特性が実現される。そして、第1の電流経路が所定電位に保持されることによって、電源電圧が低く第1のトランジスタの電流電極間に小さな電圧しか確保できない場合であっても、第1及び第2のトランジスタの等しいバイアス条件を好適に維持できる。従って、上記した光受信回路によれば、カレントミラー特性を効果的に発揮させ、光電流の検出精度を高めることができる。
また、光受信回路は、電流モニタ回路は、第1及び第2の差動増幅器と、第1の差動増幅器からの出力信号を制御電極に受ける第3のトランジスタと、バイアス電源とを更に有しており、第1及び第2のトランジスタの制御電極が、相互に接続され且つ第2の差動増幅器からの出力信号を受け、第1及び第2のトランジスタの正側電流電極が共に正の電源電位線に接続されており、第1のトランジスタの負側電流電極と、フォトダイオード並びに第1及び第2の差動増幅器の各非反転入力端子とが相互に接続され、第1のトランジスタの負側電流電極から光電流が供給され、第2のトランジスタの負側電流電極と、第3のトランジスタの正側電流電極及び第1の差動増幅器の反転入力端子とが相互に接続され、第3のトランジスタの負側電流電極からモニタ電流が供給され、第2の差動増幅器の反転入力端子にバイアス電源が接続され、第1及び第2の差動増幅器の各非反転入力端子の電位が、第2の差動増幅器の反転入力端子と非反転入力端子との間の仮想短絡によってそれぞれバイアス電源の電位に設定され、第2のトランジスタの負側電流電極が、第1の差動増幅器の反転入力端子と非反転入力端子との間の仮想短絡によってバイアス電源の電位に設定されることを特徴としてもよい。これにより、第1及び第2のトランジスタのバイアス条件が互いに等しく設定され、且つ第1の電流経路が所定電位に保持される回路を好適に実現できる。
また、光受信回路は、第1のトランジスタの制御電極と負側電流電極との間に接続された第1の容量素子と、フォトダイオードに対して並列に接続された第2の容量素子とを更に備え、第2の差動増幅器が、その利得及び出力インピーダンスが動的に変化する機能を備えることが好ましい。また、この場合、第2の差動増幅器の上記機能は、光信号の強度が所定の値より小さい場合に第2の差動増幅器の利得及び出力インピーダンスを低下させることが更に好ましい。これにより、光信号の強度が大きく変動する状況下であっても上記光受信回路を安定して動作させることができる。
また、電流モニタ回路において、第1のトランジスタ及び第2の差動増幅器によって帰還回路が構成されており、帰還回路は、第1の容量素子の容量、及び第2の差動増幅器の出力インピーダンスにより形成される第1の極と、第2の容量素子、及び第1のトランジスタの正側電流端子と負側電流端子との間の等価抵抗値により形成される第2の極とを有し、第1の極の極周波数が、光信号が所定の値よりも小さい時に、この帰還回路の開利得が1となる周波数よりも大きいことを特徴としてもよい。これにより、光信号の強度が或る値より小さい場合に、第2の差動増幅器における利得及び出力インピーダンスを低下させる回路を好適に実現できる。
本発明によれば、カレントミラー回路を用いた光受信回路において、電源電圧が低い場合であってもカレントミラー特性を効果的に発揮させて光電流を好適に検出することができる。
図1は、実施形態に係る光受信回路1の構成を示す回路図である。 図2(a)及び図2(b)は、第2の差動増幅器27の利得A1及び出力インピーダンスZoutを、光電流Ipdによらず一定とした場合の帰還回路の動作について説明するためのグラフである。 図3は、光受信回路1における帰還回路内の周波数を補償した時の利得特性を表したものである。 図4は、図3の利得特性を実現するための第2の差動増幅器27の構成について示す回路図である。 図5は、光受信回路1の諸特性について示すグラフである。
以下、本発明に係る光受信回路の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る光受信回路1の構成を示す回路図である。この光受信回路1は、光信号を受けて該光信号の強度に応じた光電流Ipdを生成するPD10と、光電流Ipdの平均値を検知するための電流モニタ回路20とを備えている。また、光受信回路1は、正の電源電位Vddを供給する電源電位線30と、グランド(接地)電位GNDを供給する接地電位線31とを備えている。
電流モニタ回路20は、第1のp型MOSFET21(第1のトランジスタ)と、第2のp型MOSFET22(第2のトランジスタ)とを含むカレントミラー回路によって構成されている。この電流モニタ回路20は、第1のp型MOSFET21に接続された第1の電流経路23aを流れる電流の大きさと、第2のp型MOSFET22に接続された第2の電流経路23bを流れる電流の大きさとを互いに等しくするように動作する。すなわち、第1の電流経路23aにはPD10が接続されており、このPD10において生成される光電流Ipdの大きさは、電流モニタ回路20が有するカレントミラー作用により、第2の電流経路23bを流れる電流Imonに忠実に再現される。そして、第2の電流経路23bに直列に接続された検知抵抗24での電圧降下量を、検知抵抗24の両端に接続された端子25a,25bを介して測定することにより、光電流Ipdの大きさに相当する量を電圧信号として取得することができる。
本実施形態の光受信回路1は、上記構成に加え、第1の差動増幅器26及び第2の差動増幅器27と、第3のp型MOSFET28(第3のトランジスタ)と、参照電位Vpdを発生する参照電源32と、参照電位Vsを発生する参照電源33と、容量素子34とを更に備えている。第1のp型MOSFET21のゲート(制御電極)と、第2のp型MOSFET22のゲート(制御電極)とは、相互に接続されており且つ第2の差動増幅器27からの出力信号を受ける。また、これらp型MOSFET21,22のソース(正側電流電極)は電源電位線30に接続されており、電源電位Vddを受ける。第1のp型MOSFET21のドレイン(負側電流電極)は、PD10に接続されており、PD10を流れる光電流IpdをPD10に供給する。また、第1のp型MOSFET21のドレインは、二つの差動増幅器26,27の非反転入力端子にも接続されている。
第2のp型MOSFET22のドレイン(負側電流電極)は、第3のp型MOSFET28のソースに接続されている。第3のp型MOSFET28のゲート(制御電極)は、第1の差動増幅器26からの出力信号を受ける。第3のp型MOSFET28のドレイン(負側電流電極)は、前述した検知抵抗24を介して参照電源32のプラス側端子に接続されている。参照電源32のマイナス側端子は、接地電位線31に接続されている。
第1の差動増幅器26の反転入力端子は、第3のp型MOSFET28のソース(正側電流電極)に接続されている。従って、第1の差動増幅器26と、第3のp型MOSFET28とは100%の帰還ループを構成する。すなわち、第1の差動増幅器26の裸利得が十分に大きいとすると、第3のp型MOSFET28のソースは、第1の差動増幅器26の非反転入力端子に仮想的に短絡され、互いに電位が等しくなる。一方、第2の差動増幅器27の非反転入力端子は、参照電源32のプラス側端子に接続されており、参照電位Vpdを受ける。第2の差動増幅器27の裸利得が十分大きいとすると、第1のp型MOSFET21及び第2の差動増幅器27から成る帰還回路により、第2の差動増幅器27の非反転入力端子が反転入力端子に仮想的に短絡され、互いの電位が等しくなる。
以上説明したように、第1及び第2の差動増幅器26,27に関わる二つの仮想短絡効果により、第1のp型MOSFET21のドレインの電位(すなわち、第1の電流経路23aの電位)は参照電位Vpdと一致し、また、第2のp型MOSFET22のドレインの電位(すなわち、第2の電流経路23bの電位)も参照電位Vpdと一致する。二つのp型MOSFET21,22のソースには電源電位Vddが供給されており、また、互いのゲート同士が接続されているため、二つのp型MOSFET21,22のバイアス条件は、第1のp型MOSFET21に流れる電流の大きさに無関係に常に等しくなる。従って、二つのp型MOSFET21,22のソース−ドレイン間に流れる電流の大きさが必ず等しくなり、電流ミラー特性が実現される。
また、PD10のカソード側に印加されるバイアス電圧(すなわち、第1の電流経路23aの電位)が、第2の差動増幅器27の入力端子における仮想短絡効果により、光電流Ipdの大きさによらず所定の参照電位Vpdに保持される。従って、低消費電力化の要請に応えて正の電源電位Vddの大きさを低下させたとしても、PD10に印加されるバイアス電圧の大きさを参照電位Vpdに基づく大きさに維持することができる。
また、このような仮想短絡効果により、第1のp型MOSFET21のドレインの電位もまた、光電流Ipdの大きさによらず所定の参照電位Vpdに保持される。従って、例えば電源電位Vddを2.8Vとした場合、PD10に与えるバイアス電圧Vpdを2.5Vと設定し、第1のp型MOSFET21のドレイン−ソース間電圧が0.3Vしか確保できない場合であっても、二つのp型MOSFET21,22のバイアス条件を等しく設定できるので、電流ミラー特性を効果的に発揮させることができる。ここで第3のp型MOSFET28は、上記二つの差動増幅器26,27の仮想短絡効果により参照電位Vpdに維持された第2のp型MOSFET27のドレインと、電流Imonにより検知抵抗24に生ずる電圧降下、及び第2の参照電位Vsを加算した値との差を吸収する機能を有する。
次に、第1のp型MOSFET21及び第2の差動増幅器27から成る帰還回路に関し、その閉ループ特性、特に閉ループ周波数特性について説明する。
第1のp型MOSFET21及び第2の差動増幅器27から成る帰還回路のループ内には、帰還ループの周波数特性を支配する極(Pole)が複数形成される。そのうち一つの極(以下、第2の極という)は、PD10のカソードと接地電位線31との間に接続された、バイアス電圧の雑音を除去するためのバイパスコンデンサ12(静電容量:Cpd)と、p型MOSFET21の等価抵抗(抵抗値:Rds)とによって形成されるCR回路によるものである。なお、バイパスコンデンサ12は、本実施形態における第2の容量素子である。受信した光信号の強度が大きい場合、PD10は大きな光電流Ipdを生成し、この電流Ipdが第1のp型MOSFET21のドレイン−ソース間を流れる。但し、PD10のバイアス電圧は既に説明したように光電流Ipdの大小によらず一定(Vpd)に保持されるので、第1のp型MOSFET21のドレイン−ソース間電圧は一定である。そのようなバイアス条件下で大きな光電流Ipdが流れる場合には、第1のp型MOSFET21の等価抵抗値Rdsは小さな値となる。
一方、光信号の強度が小さい場合には、光電流Ipdは小さな値となるので、第1のp型MOSFET21の等価抵抗値Rdsは大きな値となる。一般的に、光電流Ipdは数μA〜数mAの範囲で変化するので、第1のp型MOSFET21の等価抵抗値Rdsも3桁以上の範囲にわたって変化することになる。
このようなバイパスコンデンサ12とp型MOSFET21の等価抵抗とによって形成される第2の極の極周波数は、バイパスコンデンサ12の静電容量Cpdと、第1のp型MOSFET21の等価抵抗値Rdsとの積の逆数1/(Cpd・Rds)に比例する。雑音除去のために設けられるバイパスコンデンサ12としては、比較的大きな静電容量のものが好ましい。バイパスコンデンサ12の静電容量を例えば200pF程度とすると、光信号強度に応じて動的に変化する第1のp型MOSFET21の等価抵抗値Rdsを考慮した場合に、極周波数の変化範囲は数十Hz〜数MHzに及ぶ。
また、容量素子34は、本実施形態における第1の容量素子であり、第1のp型MOSFET21及び第2の差動増幅器27から成る帰還回路内において、第1のp型MOSFET21のゲート−ドレイン間(すなわち、第2の差動増幅器27の非反転入力端子と出力端子との間)に接続されている。第1のp型MOSFET21を一つの反転増幅器とみなした場合、この容量素子34は該反転増幅器の入出力間に接続されているので、第1のp型MOSFET21のゲートに接続されている第2の差動増幅器27の出力端から見た容量素子34の容量Cmは、容量素子34本来の容量C1に対して該反転増幅器の増幅度倍されたものとなる(厳密には、増幅率+1倍)。一般に、この容量Cmはミラー(Miller)容量と呼ばれる。このミラー容量Cmは、第2の差動増幅器27の出力インピーダンスZoutと結合して、当該帰還回路内に一つの極(以下、第1の極という)を形成する。その極周波数は、第1のp型MOSFET21の利得をA2としたとき、{(1+A2)・Cm・Zout}の逆数に比例する。
ここで、本実施形態の光受信回路1においては、第2の差動増幅器27の利得A1及び出力インピーダンスZoutを、光電流Ipdが小さい場合に低下させる構成を採用している。以下、そのような構成を採用する理由と、第2の差動増幅器27の詳細な内部構成について説明する。
まず、第2の差動増幅器27の利得A1及び出力インピーダンスZoutを、光電流Ipdによらず一定とした場合の帰還回路の動作について、図2(a)及び図2(b)を参照しつつ説明する。図2(a)及び図2(b)は、帰還回路内の周波数に対する利得特性を表したものである。なお、図2(a)は、光電流Ipdが大きい場合、すなわち第1のp型MOSFET21の等価抵抗Rdsが小さく設定される場合に対応しており、図2(b)は、光電流Ipdが小さい場合、すなわち第1のp型MOSFET21の等価抵抗Rdsが大きく設定される場合に対応している。また、これらの図において、グラフGaは第2の差動増幅器27の利得を示しており、グラフGbは第1のp型MOSFET21の利得を示しており、グラフGcは第1のp型MOSFET21及び第2の差動増幅器27から成る帰還回路の開利得を示している。
グラフGaに示されるように、第2の差動増幅器27の利得は、低周波数側で一定(A1[dB])の平坦な特性を示し、ミラー容量Cmがその負荷として接続されているので、このミラー容量Cmについての第1の極の極周波数{(1+A2)・Cm・Zout}−1(図2の周波数f1)を境に、傾き−20[dB/dec]で減少する。一方、グラフGbに示されるように、第1のp型MOSFET21の利得は、低周波数側で一定(A2[dB])の平坦な特性を示し、バイパスコンデンサ12の容量Cpdに関わる第2の極の極周波数(Cpd・Rds)−1(図2の周波数f2)を境にこれも−20[dB/dec]の割合で減少する。なお、第1のp型MOSFET21の等価抵抗値であるRdsは、光電流Ipdが大きい場合には十分に小さな値に設定される。従って、この極周波数(Cpd・Rds)−1は、比較的高い周波数となる。
また、極周波数(Cpd・Rds)−1を境に第1のp型MOSFET21の利得が低下するので、ミラー容量Cmが相対的に小さくなり、第2の差動増幅器27の利得が平坦化される。そして、第1のp型MOSFET21に関わる利得特性を傾き−20[dB/dec]で延長した直線が利得0[dB]の直線と交わる周波数A2×(Cpd・Rds)−1(図2の周波数f3)において、第1のp型MOSFET21の利得が1を下回るので、ミラー効果が全く作用しなくなり、第2の差動増幅器27の利得も再度−20[dB/dec]の割合で低下する。
ここで重要な点は、光電流Ipdが比較的大きい場合、図2(a)のグラフGcに示されるように、帰還回路の開利得が1(0[dB])となる周波数で、この利得減少の傾きが−20[dB/dec]の値に維持されていることである。すなわち、有意な利得(>1[dB])を示す周波数においては、常にその位相の進み/遅れが帰還回路を安定に動作させる状態が実現されていることである。光電流Ipdが大きく且つ第1のp型MOSFET21の等価抵抗値Rdsが十分に小さい条件下では、第1のp型MOSFET21と第2の差動増幅器27により形成される帰還回路は安定に動作する。
一方、光電流Ipdが比較的小さい場合には、第1のp型MOSFET21の等価抵抗値Rdsは大きな値となる。従って、図2(b)に示されるように、第2の極の極周波数(Cpd・Rds)−1(図2の周波数f2)が図2(a)と比較して低周波側にシフトし、第1の極の極周波数{(1+A2)・Cm・Zout}−1(図2の周波数f1)に近づく。その結果、図2(b)のグラフGaに示されるように、第2の差動増幅器27の利得特性の平坦化が図2(a)の場合より低周波数側で始まるので、帰還回路の開利得は、この周波数A2×(Cpd・Rds)−1を境に、傾き−40[dB/dec]で減衰する。
そして、この−40[dB/dec]の傾きが、帰還回路の開利得が1(0[dB])となる周波数においても維持される。これは、位相の進み/遅れが90°以上となる周波数において、帰還回路が有意な利得を持つことになり、その動作が不安定になるばかりか、時に発振に至ることにもなる。
このような問題を回避するため、本実施形態に係る光受信回路1においては、前述したように、第2の差動増幅器27の利得A1及び出力インピーダンスZoutを、光電流Ipdが小さい場合に低下させる構成を採用している。図3は、光受信回路1における帰還回路内の周波数に対する利得特性を表したものである。なお図3において、グラフGdは第2の差動増幅器27の利得を示しており、グラフGeは第1のp型MOSFET21及び第2の差動増幅器27から成る帰還回路の利得を示している。
図3のグラフGbに示されるように、第1のp型MOSFET21の利得特性は、図2(b)の場合と同様である。しかしながら、第2の差動増幅器27は、光電流Ipdが所定値より小さい場合に、その低周波数帯での利得がA1からA1’(但し、A1’<A1)に低下すると同時に、その出力インピーダンスもZoutからZout’(但し、Zout’<Zout)に低下するように動作する。
その結果、帰還回路の開利得が低周波数帯域においてA1’+A2に低下すると同時に、第1の極の極周波数が図2(b)の場合に比較して大きく高域側にシフトされる。そして、帰還回路の開利得は、第1の極が高域側にシフトした結果、バイパスコンデンサ12の容量値Cpdによる第2の極の極周波数(Cpd・Rds)−1を境に傾き−20[dB/dec]で低下し、この状態が第1の極についての極周波数{(1+A2)・Cm・Zout’}−1まで維持される。重要な点は、帰還回路の開利得が1(0[dB])となる周波数においても尚この傾きが維持されていることである。これは、図2(a)に示した場合と同様に、帰還回路がいずれの周波数においても安定に動作することを意味する。
以上に説明した、図3の利得特性を実現するための第2の差動増幅器27の構成について、図4を参照しつつ説明する。
図4は、第2の差動増幅器27の内部構成を示す回路図である。第2の差動増幅器27は、一対のn型MOSFET41,42から成る差動対トランジスタ、及びこの差動対トランジスタの負荷として一対のp型MOSFET43,44を含む差動回路45を有する。n型MOSFET41,42の各ドレインは、それぞれp型MOSFET43,44の各ドレインと接続されている。n型MOSFET41,42の各ソースは、互いに接続されており且つ電流源60に接続されている。n型MOSFET41のゲートには、第2の差動増幅器27の非反転入力端子から取り込まれる電圧VinPが入力され、n型MOSFET42のゲートには、第2の差動増幅器27の反転入力端子から取り込まれる電圧VinNが入力される。また、一対のp型MOSFET43,44のゲート同士は互いに接続されており、ソースには電源電位線30から電源電位Vddが供給される。そして、一対のp型MOSFET43,44のうち、一方のp型MOSFET44のドレインから出力端子46が引き出されている。
また、この第2の差動増幅器27は、上記差動回路45に加え、インピーダンス可変ユニット47を更に有する。このインピーダンス可変ユニット47は、一対のp型MOSFET48,49と、p型MOSFET48,49へゲートバイアスを供給する為のp型MOSFET50及び負荷抵抗51とを有する。p型MOSFET48のソースは、抵抗52aを介してp型MOSFET43のドレインに接続されており、p型MOSFET49のソースは、抵抗52bを介してp型MOSFET44のドレインに接続されている。また、p型MOSFET48,49のゲート同士は互いに接続され、且つこれらのゲートはp型MOSFET50のドレインに接続されている。p型MOSFET50のゲートはp型MOSFET44のドレインに接続されており、ソースには電源電位線30から電源電位Vddが供給される。p型MOSFET50のドレインは、抵抗51を介して接地電位線31(グランド電位GND)に接続されている。
以上の構成を有する第2の差動増幅器27における、インピーダンス可変機能について説明する。
図1に示した光受信回路1において、光信号の強度が小さくなると、第1のp型MOSFET21の等価抵抗値Rdsが大きくなる。すなわち、第1のp型MOSFET21のゲート電位(第2の差動増幅器27の出力電圧)が上昇し、第1のp型MOSFET21のゲート−ソース間のバイアス電圧が小さくなる。一方、第2の差動増幅器27の出力電圧が上昇すると、図4に示したp型MOSFET50のゲート−ソース間のバイアス電圧も小さくなり、このp型MOSFET50に流れる電流が減少し、抵抗51での電圧降下が小さくなって、二つのp型MOSFET48,49のゲート電位が低下する。電流引き込み用のFETであるp型MOSFET48,49はこのゲート電位により制御されるので、そのゲート電位が低下するとゲート−ソース間のバイアス電圧が大きくなり、ソース−ドレイン間を流れる電流(引き込み電流)が大きくなる。その結果、一対のn型MOSFET41,42の各ドレインから見たp型MOSFET43,44による負荷が小さくなり、差動回路45の利得が低下すると同時に、出力端子46から見たインピーダンスが低下する。以上の動作により、光電流Ipdが小さい場合の、第2の差動増幅器27における利得及び出力インピーダンスの低下が実現される。
図5は、本実施形態に係る光受信回路1の諸特性について示すグラフである。図5において、横軸は光信号の強度を示しており、光電流Ipdの大きさに対応する。
まず、第1及び第2のp型MOSFET21,22により構成されるカレントミラー回路のミラー比、すなわち第1の電流経路23aに流れる電流(光電流Ipd)の大きさと、第2の電流経路23bに流れる電流の大きさとの比を図5(a)に示す。このミラー比の理想的な値は1であるが、本実施形態に係る光受信回路1では、第1及び第2のp型MOSFET21,22として同じ大きさのものを採用しており、且つ第2の差動増幅器27において光電流Ipdが小さい場合にその利得を低下させているので、ミラー比は1から若干外れている。しかしながら、その誤差は0.5%以下であり、十分に満足できる範囲である。
また、図5(b)は光信号の強度に対する位相遅れの変化を示しており、図5(c)は光信号の強度に対する帰還回路の利得が1(0[dB])となる周波数を示しており、図5(d)は光信号の強度に対する帰還回路の開利得の変化を示しており、図5(e)はPD10に印加されるバイアス電圧の変化を示している。これらのグラフに示されるように、第2の差動増幅器27の利得及び出力インピーダンスを低下させる機能は、−8[dB]を閾値として光信号強度がこれより小さな場合に作用している。そして、第2の差動増幅器27の利得を低下させた場合であっても、PD10に印加されるバイアス電圧の変動範囲は3%以下であり(2.5Vに対して0.07V)、また、ミラー比の変動範囲は1%以下に収まっている。
本発明による光受信回路は、上記した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態では第1ないし第3トランジスタの例としてp型MOSFETを示して説明したが、本発明における第1ないし第3トランジスタは、他のFETやバイポーラトランジスタであってもよい。
1…光受信回路、10…PD、12…バイパスコンデンサ、20…電流モニタ回路、21…第1のp型MOSFET、22…第2のp型MOSFET、23a…第1の電流経路、23b…第2の電流経路、24…検知抵抗、25a,25b…端子、26…第1の差動増幅器、27…第2の差動増幅器、28…第3のp型MOSFET、30…電源電位線、31…接地電位線、32,33…参照電源、34…容量素子、41,42…n型MOSFET、43,44,48〜50…p型MOSFET、45…差動回路、46…出力端子、47…インピーダンス可変ユニット、51,52a,52b…抵抗、60…電流源、Imon…モニタ電流、Ipd…光電流、Vdd…電源電位、Vpd,Vs…参照電位。

Claims (5)

  1. 光信号を受け光電流を生成するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードに接続された第1の電流経路、および前記光電流に対応するモニタ電流が流れる第2の電流経路を含むカレントミラー回路を有する電流モニタ回路と
    を備え、
    前記電流モニタ回路は、
    前記第1の電流経路に前記光電流を供給する第1のトランジスタと、
    前記第2の電流経路に前記モニタ電流を供給する第2のトランジスタと
    を有しており、
    前記第1及び第2のトランジスタのバイアス条件が互いに等しく設定され、且つ、前記第1の電流経路が所定電位に保持されている、光受信回路。
  2. 前記電流モニタ回路は、第1及び第2の差動増幅器と、前記第1の差動増幅器からの出力信号を制御電極に受ける第3のトランジスタと、バイアス電源とを更に有しており、
    前記第1及び第2のトランジスタの制御電極が、相互に接続され且つ前記第2の差動増幅器からの出力信号を受け、
    前記第1及び第2のトランジスタの正側電流電極が共に正の電源電位線に接続されており、
    前記第1のトランジスタの負側電流電極と、前記フォトダイオード並びに前記第1及び第2の差動増幅器の各非反転入力端子とが相互に接続され、前記第1のトランジスタの負側電流電極から前記光電流が供給され、
    前記第2のトランジスタの負側電流電極と、前記第3のトランジスタの正側電流電極及び前記第1の差動増幅器の反転入力端子とが相互に接続され、前記第3のトランジスタの負側電流電極から前記モニタ電流が供給され、
    前記第2の差動増幅器の反転入力端子に前記バイアス電源が接続され、
    前記第1及び第2の差動増幅器の各非反転入力端子の電位が、前記第2の差動増幅器の反転入力端子と非反転入力端子との間の仮想短絡によってそれぞれ前記バイアス電源の電位に設定され、前記第2のトランジスタの負側電流電極が、前記第1の差動増幅器の反転入力端子と非反転入力端子との間の仮想短絡によって前記バイアス電源の電位に設定される、請求項1に記載の光受信回路。
  3. 前記第1のトランジスタの制御電極と負側電流電極との間に接続された第1の容量素子と、
    前記フォトダイオードに対して並列に接続された第2の容量素子と
    を更に備え、
    前記第2の差動増幅器が、その利得及び出力インピーダンスが動的に変化する機能を備える、請求項2に記載の光受信回路。
  4. 前記第2の差動増幅器の前記機能は、前記光信号の強度が所定の値より小さい場合に前記第2の差動増幅器の利得及び出力インピーダンスを低下させる、請求項3に記載の光受信回路。
  5. 前記電流モニタ回路において、前記第1のトランジスタ及び前記第2の差動増幅器によって帰還回路が構成されており、
    前記帰還回路は、前記第1の容量素子の容量、及び前記第2の差動増幅器の出力インピーダンスにより形成される第1の極と、前記第2の容量素子、及び前記第1のトランジスタの正側電流端子と負側電流端子との間の等価抵抗値により形成される第2の極とを有し、
    前記光信号の強度が前記所定の値より小さい場合に、前記第1の極の極周波数が前記帰還回路の開利得が1となる周波数より大きい、請求項3または4に記載の光受信回路。
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