JPH11186971A - 光受信器 - Google Patents

光受信器

Info

Publication number
JPH11186971A
JPH11186971A JP9351043A JP35104397A JPH11186971A JP H11186971 A JPH11186971 A JP H11186971A JP 9351043 A JP9351043 A JP 9351043A JP 35104397 A JP35104397 A JP 35104397A JP H11186971 A JPH11186971 A JP H11186971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
smoothing
logarithmic conversion
voltage
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9351043A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3820718B2 (ja
Inventor
Mitsuaki Nishie
光昭 西江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP35104397A priority Critical patent/JP3820718B2/ja
Publication of JPH11186971A publication Critical patent/JPH11186971A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3820718B2 publication Critical patent/JP3820718B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広ダイナミックレンジの光信号の強度を監視
する。 【解決手段】 フォトダイオードPDに生じる電流i1
に比例した電流i2を、カレントミラー回路を構成する
トランジスタTr1,Tr2を介してコンデンサCと抵抗R
に供給することにより平滑化電圧VRCを形成する。相互
に増幅率の異なる電圧増幅器26,28,30で電圧V
RCを増幅し、増幅された電圧を切替え制御信号SWによ
り順次にオン・オフするアナログスイッチ32,34,
36を介して、サンプルホールド回路38とA/D変換
器に供給し、デジタルデータDnに変換し、更に対数変
換回路42で対数圧縮したデータDmにして出力する。
オフセット計算回路44が、最適なデータDmを判定
し、その最適データDmに対応する電圧増幅器を特定す
る2ビットのデータを付加することにより、m+2ビッ
トの監視用データDoutを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信に用いられ
る光受信器に関し、特に、光信号の強度を監視するため
の監視手段を備えた光受信器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光信号の強度監視手段を有する光
受信器として、図4に示す構成のものが知られていた。
この光受信器は、受光素子であるフォトダイオードPD
と、強度監視手段を構成している平滑コンデンサC、プ
リアンプ2、モニター回路4と、信号処理手段を構成し
ている電流/電圧変換回路6、プリアンプ8、メインア
ンプ10、データ生成回路12、クロック抽出回路14
とを備えて構成されている。
【0003】受光素子であるフォトダイオードPDのカ
ソードと電源Vccの間に抵抗Rが接続され、フォトダイ
オードPDのカソードとグランド端子の間に平滑コンデ
ンサCが接続され、フォトダイオードPDのアノードに
電流/電圧変換回路6が接続されている。
【0004】強度監視手段では、光信号の強度に応じて
フォトダイオードPDのカソードに発生する変化電圧を
平滑コンデンサCで直流電圧に平滑化し、この直流電圧
をプリアンプ2で増幅してモニター回路4で監視する。
【0005】信号処理手段では、フォトダイオードPD
のアノードに生じる電流を電流/電圧変換回路6で電圧
信号に変換し、この電圧信号をプリアンプ8とメインア
ンプ10で増幅し、増幅された電圧信号に基づいて、デ
ータ生成回路12がデジタルデ−タを生成すると共にク
ロック抽出回路14が光信号中の同期信号を生成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光受信器では次のような問題があった。抵抗Rは、
フォトダイオードPDの受光感度を設定するためのバイ
アス設定機能と、光信号に応じてフォトダイオードPD
に流れる電流を電圧信号に変換するための電圧降下素子
としての機能とを兼ねている。したがって、強度監視手
段中のモニター回路4の監視感度を高めるために抵抗R
の値を大きくした場合には、フォトダイオードPDのバ
イアス電流が減少してその受光感度が低下してしまい、
逆に、フォトダイオードPDの受光感度を上げるために
抵抗Rの値を小さくした場合には、監視感度が低下す
る。
【0007】このため、徒に抵抗Rの値を設定すること
はできず、前記強度監視手段と信号処理手段が共に広ダ
イナミックレンジの光信号を最適処理し得るように、抵
抗Rの値を最適調整することが困難で、設計の自由度が
低いという問題があった。また、抵抗Rの値を精密に調
整する必要があるため、高価な抵抗が必要になるという
問題もあった。
【0008】本発明は、上記従来技術の課題を克服する
ためになされたものであり、広ダイナミックレンジの光
信号を強度監視手段と信号処理手段で最適処理し得える
ようにした光受光器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、光信号を受光
し電気信号に変換して出力する受光手段と、前記受光手
段から出力される電気信号を平滑化する平滑化手段と、
平滑化手段で平滑化された電気信号を対数変換して出力
する対数変換手段とを有する光受信器であって、前記平
滑化手段で平滑化される信号を増幅する相互に増幅率が
異なる複数個の増幅手段と、前記対数変換手段の出力に
応じて、前記複数個の増幅手段の一つの出力信号を前記
対数変換手段に供給する切替え手段とを備える構成とし
た。
【0010】また、光信号を受光し電気信号に変換して
出力する受光手段と、前記受光手段から出力される電気
信号を平滑化する相互に異なる値の複数個の抵抗を有す
る平滑化手段と、平滑化手段で平滑化された電気信号を
対数変換して出力する対数変換手段とを有する光受信器
であって、前記対数変換手段の出力に応じて、前記複数
個の抵抗の一つに生じる平滑化信号を前記対数変換手段
に供給する切替え手段とを備える構成とした。
【0011】
【作用】受光手段から出力される電気信号を平滑化手段
で平滑化し、平滑化手段で平滑化された電気信号を対数
変換手段で対数変換することにより、光信号の強度を監
視するための監視用信号を出力する。更に、対数変換手
段より出力される信号に応じて切替え手段が、増幅率の
相互に異なる複数個の増幅手段の一つの出力、または抵
抗値の相互に異なる複数個の抵抗のうちの一つに生じる
平滑化信号を対数変換手段に供給させることにより、広
ダイナミックレンジの光信号に対応する監視用信号を対
数変換手段に出力させる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光受信器の実施の
形態を図1〜図3を参照して説明する。
【0013】(第1の実施の形態)図1(a)は、第1
の実施の形態の光受信器の構成を示す回路図である。同
図において、本光受信器は、光信号hνを検出するため
の光検出部A1と、光検出部A1の出力を信号処理する
ための信号処理部A2と、光検出部A1の出力に基づい
て光信号hνの強度を監視するための監視部A3とを備
えている。
【0014】光検出部A1は、正電源Vccに接続されカ
レントミラー回路を構成するpnpトランジスタTr1,
Tr2と、pnpトランジスタTr1のベース・コレクタに
カソードが接続された受光素子としてのフォトダイオー
ドPDとを備えて構成されている。
【0015】フォトダイオードPDは、高周波の光信号
hνに対応するためにはPINフォトダイオード、比較
的低周波の光信号hνの場合にはアバランシェフォトダ
イオードが用いられている。カレントミラー回路を構成
するpnpトランジスタTr1,Tr2の各エミッタサイズ
が所定比率(例えば、1:1)に設定されており、これ
により、フォトダイオードPD及びpnpトランジスタ
Tr1のコレクタに流れる電流i1と、pnpトランジス
タTr1のコレンクタに流れる電流i2が常に一定の比例
関係になっている。
【0016】信号処理部A2は、フォトダイオードPD
のアノードに接続された電流/電圧変換回路16と、プ
リアンプ18、メインアンプ20、データ生成回路2
2、クロック抽出回路24を備えて構成されている。フ
ォトダイオードPDのアノードに生じる電流i1を電流
/電圧変換回路6で電圧信号に変換し、この電圧信号を
プリアンプ18とメインアンプ20で増幅し、増幅され
た電圧信号に基づいて、データ生成回路22がデジタル
デ−タDを生成すると共にクロック抽出回路24が光信
号中の同期信号CLKを生成する。
【0017】監視部A3は、pnpトランジスタTr2の
コレクタとグランド端子GND間に接続されたコンデン
サC及び抵抗Rを備えている。コンデンサCと抵抗R
は、pnpトランジスタTr2のコレクタから出力される
電流i2の変化を直流電圧VRCに平滑化する平滑回路と
して機能し、夫々の容量値と抵抗値は、光信号hνの周
波数に対応した時定数となるように決められている。
【0018】尚、光信号hνの周波数が十分に高く、そ
れに応じて電流i2の周波数も十分に高い場合には、配
線や素子の寄生容量などでコンデンサCの機能を代替え
してもよい。即ち、コンデンサCを省略し、寄生容量と
抵抗Rで平滑回路の機能を発揮させるようにしてもよ
い。
【0019】更に、監視部A3は、相互の増幅率が異な
る電圧増幅器26,28,30と、開閉素子としてのア
ナログスイッチ32,34,36と、サンプルホールド
回路38、A/D変換器40、対数変換回路42、オフ
セット計算回路44、D/A変換器46及び制御部48
を備えて構成されている。
【0020】電圧増幅器26,28,30の各増幅率
は、1倍、10倍、100に設定されており、抵抗Rと
コンデンサCの両端に発生する電圧VRCを各増幅率で増
幅して出力する。
【0021】図2は、各電圧増幅器26,28,30の
入出力特性を示している。即ち、1倍の増幅率に設定さ
れている電圧増幅器26は、曲線L1に示すように、電
圧VRCに換算して約−12dB〜+2dBの光信号を線
形増幅可能に設定され、10倍の増幅率に設定されてい
る電圧増幅器28は、曲線L2に示すように、電圧VRC
に換算して約−22dB〜−18dBの光信号を線形増
幅可能に設定され、100倍の増幅率に設定されている
電圧増幅器30は、曲線L3に示すように、電圧VRC
換算して約−32dB〜−18dBの光信号を線形増幅
可能に設定されている。
【0022】したがって、電圧増幅器26は、高強度の
光信号の入射に対して最適な増幅率、電圧増幅器28
は、それより低強度の光信号の入射に対して最適な増幅
率、電圧増幅器30は、更にそれより低強度の光信号の
入射に対して最適な増幅率となるように設定されてい
る。
【0023】アナログスイッチ32,34,36は、制
御部48からの切換え制御信号SWに従って一つだけが
導通状態となり、他は非導通状態となるように独立排他
的にオン・オフ動作して、電圧増幅器26,28,30
の何れか一つの出力電圧をサンプルホールド回路38へ
伝送する。
【0024】但し、A/D変換器40のアナログ・デジ
タル変換速度に同期して順次に切換え制御信号SWが供
給されることにより、アナログスイッチ32,34,3
6が順番に切換えられ、更に、この切換え動作が繰り返
されるようになっている。即ち、A/D変換器40のア
ナログ・デジタル変換速度がTAD、アナログスイッチ3
2,34,36を順番に切換える期間をTSWとすると、
AD≦TSWに設定し、更に、所定周期T(=3×TSW
で切換え動作が繰り返えされる。
【0025】サンプルホールド回路38は、アナログス
イッチ32,34,36が切換えられるのに同期して電
圧増幅回路26,28,30の各出力電圧を一時的に保
持し、その間にA/D変換器40が、電圧増幅回路2
6,28,30の各出力電圧を夫々所定ビット数nのデ
ジタルデータDnに変換して出力する。
【0026】A/D変換器40の変換可能範囲(最大入
力スパン)は、電圧増幅器26,28,30の夫々の下
限出力電圧と最大出力電圧(飽和電圧)との範囲内でア
ナログ・デジタル変換し得るように設定されている。
【0027】対数変換回路42は、nビットのデータD
nを対数圧縮することにより、より少ないビット数m
(m<n)のデータDmに変換して出力する。即ち、n
ビットのデータDnと実質的に同じ情報量を有するデー
タDmを、より少ないビット数mで実現している。ま
た、この対数変換により、デシベル(dB)表示用のデ
ータDmを形成している。
【0028】オフセット計算回路44は、前記の周期T
毎に対数変換回路42から出力されるデータDmのう
ち、上位(MSB)の2ビットのデータを調べることに
より、オーバーフローの状態となっているデータDmの
有無を調べ、オーバーフローしていないデータDmが何
れの電圧増幅器26,28,30に対応しているか判定
する。尚、データDmと電圧増幅器26,28,30と
の対応関係は、制御部48からアナログスイッチ32,
34,36へ供給する切換え信号SWの供給周期TSW
基づいて判定している。
【0029】そして、電圧増幅器26,28,30の出
力電圧に対応する3個のデータDmのうち、オーバーフ
ロー状態に無く且つ最も大きな値を示すデータDmを有
意なデータと判断する。更に、図1(b)のデータ構造
に示すように、対数変換回路42から出力されるmビッ
トのデータDmの上位(MSB)に、その有意なデータ
Dmに対応する電圧増幅器26,28,30の一つを特
定するための2ビットのデータ(0,0)、(0,
1)、(1,0)の何れか一つを付加し、全体としてm
+2ビットのデータDoutにして、D/A変換回路46
とデジタル出力端子Qへ出力させる。
【0030】より詳細に説明すると、オフセット計算回
路44は、前記の周期T毎に、電圧増幅器26,28,
30の夫々の出力電圧に対応する3個のデータDm(2
6),Dm(28),Dm(30)を調べる。例えば、図2におい
て、光信号の強度が−15dBであった場合に、増幅率
が100倍の電圧増幅器30に対応するデータDm(30)
は殆どオーバーフローの状態となり、増幅率が1倍の電
圧増幅器26に対応するデータDm(26)は極めて小さな
値となり、増幅率が10倍の電圧増幅器28に対応する
データDm(28)が最も有意な値となる。
【0031】そこで、オーバーフロー状態に無く且つ最
も大きな値を示すデータDm(28)を最も有意なデータと
判断し、更に、対数変換回路42から出力されるmビッ
トのデータDm(28)の上位(MSB)に電圧増幅器28
を特定するための2ビットのデータ(0,1)を付加
し、全体としてm+2ビットのデータDoutにしてD/
A変換回路46とデジタル出力端子Qへ出力させる。
【0032】また、判定の結果、データDm(26)が有意
な場合には、対数変換回路42から出力されるmビット
のデータDm(26)の上位に電圧増幅器26を特定するた
めの2ビットのデータ(1,0)を付加して出力させ
る。また、データDm(30)が有意な場合には、対数変換
回路42から出力されるmビットのデータDm(30)の上
位に電圧増幅器30を特定するための2ビットのデータ
(0,0)を付加して出力させる。
【0033】このように、電圧増幅器26,28,30
の夫々のダイナミックレンジが約10dB程度であるの
に対し、オフセット計算回路44を設けたことにより、
電圧増幅器26,28,30全体でカバーする約−30
dB〜+2dBの広ダイナミックレンジの光信号に対応
可能な構造を実現している。更に、電圧増幅器26,2
8,30を特定するための2ビットのデータを(0,
0)、(0,1)、(1,0)にしたことにより、D/
A変換回路46とデジタル出力端子Qへ出力される前記
m+2ビットのデータDoutを、約−30dB〜+2d
Bの範囲内で連続したデータにすることができる。
【0034】更に、フォトダイオードPDをpnpトラ
ンジスタTr1,Tr2で構成されるカレントミラー回路に
接続し、光信号hνの検出によってフォトダイオードP
Dに流れる電流i1を信号処理部A2に供給し、電流i1
に比例した電流i2を監視部A3へ供給するようにした
ので、信号処理部A2と監視部A3のバイアス条件を独
立に設計することができる。このため、図4に示した従
来の光受信器中の抵抗Rのような精密な調整が不要とな
り、また、高価な抵抗が不要となる。
【0035】尚、電圧増幅器26,28,30は、複数
個の演算増幅器(オペアンプ)が一体封止された集積回
路装置(IC)を用いてもよい。また、アナログスイッ
チ32,34,36も、複数個のアナログスイッチを一
体封止した集積回路装置(IC)を用いてもよい。
【0036】更に、前記の抵抗RとコンデンサCが平滑
回路として十分に機能し、A/D変換器40が高速でア
ナログ・デジタル変換可能な場合には、サンプルホール
ド回路38を省略してもよい。
【0037】更にまた、対数変換回路42とオフセット
計算回路44及び制御部48をマイクロコンピュータ
(MPU)で構成してもよい。
【0038】また、3個の電圧増幅器26,28,30
により、光信号hνのダイナミックレンジを3分割して
処理する場合を述べたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、少なくとも2個以上の電圧増幅器を備え
て、光信号hνのダイナミックレンジを複数分割して処
理するようにしてもよい。
【0039】また、図1中の出力端子Qに出力されるデ
ータDoutを演算処理するための演算部が設けられれて
おり、光信号hνの入力強度とフォトダイオードPDと
の非線形特性を補償するための演算処理を行うようにな
っている。即ち、この演算部はマイクロコンピュータで
実現され、光信号hνの入力強度とフォトダイオードP
Dとの非線形特性を補償するためのプログラムを実行す
ることで、データDou tをデジタル演算処理し、前記の
非線形性を補償している。
【0040】(第2の実施の形態)次に、本発明の光受
信器の第2の実施の形態を図3を参照して説明する。
尚、図3において、図1と同一又は相当する部分を同一
符号で示している。
【0041】図3において、第1の実施の形態と本実施
の形態の光受信器では、監視部A3の構成が異なってい
る。図3において、本実施の形態の監視部A3では、カ
レントミラー回路を構成する一方のpnpトランジスタ
Tr2のコレクタとサンプルホールド回路38の間に、一
個の電圧増幅器50が接続されている。
【0042】更に、電圧増幅器50の入力接点には、3
個のアナログスイッチ52,54,56の一方の接点が
接続され、各アナログスイッチ52,54,56の他方
の接点とグランド端子GND間には、抵抗R1,R2,
R3とコンデンサC1,C2,C3が接続されている。
【0043】抵抗R1,R2,R3の各抵抗値の比は、
R1:R2=1:10、R2:R3=1:10、R1:
R3=1:100に設定されている。各抵抗R1,R
2,R3に夫々並列接続されているコンデンサC1,C
2,C3は、電流i2の周波数に対して十分な平滑化効
果を発揮し得る容量値に設定されている。そして、制御
部40から出力される切替え制御信号SWにより、アナ
ログスイッチ52,54,56を独立排他的にオン・オ
フ動作させ、pnpトランジスタTr2のコレクタに発生
する電圧VRCを電圧増幅器50に入力させている。
【0044】尚、監視部A3の残余の部分と、光検出部
A1と信号処理回路A2については、第1の実施の形態
と同じ構成となっている。
【0045】次に、監視部A3の動作を説明する。電圧
増幅器50の電圧増幅率は一定であるが、その入力電圧
RCは、切替え制御信号SWによってアナログスイッチ
52のみが導通になると図2中の曲線L1、アナログス
イッチ54のみが導通になると曲線L2、アナログスイ
ッチ56のみが導通になると曲線L3と等価な変化をす
る。したがって、入力電圧VRCを電圧増幅器50で増幅
することにより、電圧増幅器50の出力電圧は図2と実
質的に同等になる。
【0046】そして、電圧増幅器50の出力電圧が後段
のサンプルホールド回路38に供給されるため、本実施
の形態の監視部A3は、第1の実施形態と同様の動作を
することとなり、広ダイナミックレンジの光信号に対応
した強度監視が可能となる。
【0047】尚、図3中のコンデンサC1,C2,C3
は、抵抗R1,R2,R3のうちの最小値の抵抗につい
て、電流i2の周波数に対して十分な平滑効果を有する
容量値に設定しておけば、この容量値を有するコンデン
サを電圧増幅器50の入力接点とグランド端子GND間
に1個接続するだけでよく、3個のコンデンサC1,C
2,C3を省略することができる。
【0048】また、サンプルホールド回路38が電圧増
幅機能を有するものであれば、電圧増幅器50を省略す
ることができる。
【0049】また、3個の抵抗R1,R2,R3によ
り、光信号hνのダイナミックレンジを3分割して処理
する場合を述べたが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、少なくとも2個以上の抵抗を備えて、光信号h
νのダイナミックレンジを複数分割して処理するように
してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、対
数変換手段より出力される信号に応じて切替え手段が、
増幅率の相互に異なる複数個の増幅手段の一つの出力、
または抵抗値の相互に異なる複数個の抵抗のうちの一つ
に生じる平滑化信号を対数変換手段に供給するようにし
たので、広ダイナミックレンジの光信号に対応する最適
な監視用信号を得ることができる。
【0051】また、受光手段をカレントミラー回路の一
方の接点に、平滑化手段をカレントミラー回路の他方の
接点に接続し、受光手段に流れる電流に比例した電流を
カレントミラー回路を介して平滑化手段に流す構成にし
たため、受光手段を信号処理手段に接続し、平滑化手段
を含む監視手段で光信号の強度を監視することで、信号
処理手段と監視手段を実質的に別体の手段とすることが
できる。このため、監視手段と信号処理手段を夫々広ダ
イナミックレンジの光信号を最適処理し得るように設計
することができ、設計の自由度を向上させることができ
る等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の光受信器の構成と、監視部
の動作を説明するための説明図である。
【図2】監視部内に設けられている電圧増幅器の入出力
特性を示す説明図である。
【図3】第2の実施の形態の光受信器の構成を説明する
ための説明図である。
【図4】従来の光受信器の構成を説明するための説明図
である。
【符号の説明】
PD…ホトダイオード、Tr1,Tr2…pnpトランジス
タ、26〜30,50…電圧増幅器、32〜36,52
〜56…アナログスイッチ、R,R1〜R3…抵抗、
C,C1〜C3…コンデンサ、38…サンプルホールド
回路、40…A/D変換器、42…対数変換回路、44
…オフセット計算回路、46…D/A変換器、48…制
御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 31/10 H03F 3/08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光信号を受光し電気信号に変換して出力す
    る受光手段と、 前記受光手段から出力される電気信号を平滑化する平滑
    化手段と、 平滑化手段で平滑化された電気信号を対数変換して出力
    する対数変換手段とを有する光受信器であって、 前記平滑化手段で平滑化される信号を増幅する、相互に
    増幅率が異なる複数個の増幅手段と、 前記対数変換手段の出力に応じて、前記複数個の増幅手
    段の一つの出力信号を前記対数変換手段に供給する切替
    え手段と、を備えることを特徴とする光受信器。
  2. 【請求項2】光信号を受光し電気信号に変換して出力す
    る受光手段と、 前記受光手段から出力される電気信号を平滑化する、相
    互に異なる値の複数個の抵抗を有する平滑化手段と、 平滑化手段で平滑化された電気信号を対数変換して出力
    する対数変換手段とを有する光受信器であって、 前記対数変換手段の出力に応じて、前記複数個の抵抗の
    一つに生じる平滑化信号を前記対数変換手段に供給する
    切替え手段と、を備えることを特徴とする光受信器。
  3. 【請求項3】前記対数変換手段は、平滑化手段で平滑化
    された電気信号をデシベル表示用データに対数変換する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光受信器。
  4. 【請求項4】前記対数変換手段は、マイクロプロセッサ
    であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記
    載の光受信器。
  5. 【請求項5】前記複数個の増幅器の増幅率の比が約10
    であることを特徴とする請求項1に記載の光受信器。
  6. 【請求項6】複数個の抵抗の抵抗値の比が約10である
    ことを特徴とする請求項2に記載の光受信器。
  7. 【請求項7】前記受光手段がカレントミラー回路の一方
    の接点に接続され、前記平滑化手段が前記カレントミラ
    ー回路の他方の接点に接続され、前記受光手段に流れる
    電流に比例した電流を前記カレントミラー回路を介して
    前記平滑化手段に流す構成を有することを特徴とする請
    求項1又は2に記載の光受信器。
  8. 【請求項8】前記平滑化手段の前記電気信号をデジタル
    データに変換して前記対数変換手段に供給するアナログ
    デジタル変換手段を備えることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の光受信器。
  9. 【請求項9】前記対数変換手段の出力に対し、前記光信
    号の入力強度と前記受光手段との非線形特性を補償する
    演算処理を行う演算手段を備えることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の光受信器。
JP35104397A 1997-12-19 1997-12-19 光受信器 Expired - Fee Related JP3820718B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35104397A JP3820718B2 (ja) 1997-12-19 1997-12-19 光受信器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35104397A JP3820718B2 (ja) 1997-12-19 1997-12-19 光受信器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11186971A true JPH11186971A (ja) 1999-07-09
JP3820718B2 JP3820718B2 (ja) 2006-09-13

Family

ID=18414658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35104397A Expired - Fee Related JP3820718B2 (ja) 1997-12-19 1997-12-19 光受信器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3820718B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100509907B1 (ko) * 2003-01-08 2005-08-24 주식회사 에이디텍 포토 다이오드 회로
JP2006352360A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 光受信器
GB2433851A (en) * 2006-02-01 2007-07-04 Bookham Technology Plc Optical receiver which selects between a digital signal produced by a high gain path and a digital signal produced by a low gain path
JP2009514182A (ja) * 2005-10-26 2009-04-02 アイティティ マニュファクチュアリング エンタープライジズ インコーポレイテッド 暗視システム電力システムにおける電力低減アルゴリズム実装方法およびシステム
JP2009189006A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 光受信回路
JP2011503830A (ja) * 2006-12-05 2011-01-27 韓國電子通信研究院 多重開口面光検出器及び該光検出器を備えた光信号検出回路
WO2012070690A1 (ja) 2010-11-26 2012-05-31 リズム時計工業株式会社 光学モーションセンサー
JP2014078937A (ja) * 2012-09-19 2014-05-01 Furukawa Electric Co Ltd:The 光端末装置、伝送装置、及び、光伝送システム
JP2015159414A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 住友電気工業株式会社 光受信器及び受信信号強度検出方法
WO2015186228A1 (ja) * 2014-06-05 2015-12-10 三菱電機株式会社 パワーモニタ装置および受信装置
JPWO2015170373A1 (ja) * 2014-05-07 2017-04-20 富士機械製造株式会社 部品実装機
JP2017092816A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 住友電気工業株式会社 光受信器及び信号強度モニタ方法
JP2018181918A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 日本電信電話株式会社 光検出器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62115902A (ja) * 1985-11-14 1987-05-27 Nec Corp 光受信回路
JPH05276114A (ja) * 1992-03-26 1993-10-22 Fujitsu Ltd コヒーレント光波通信用光受信機及びそのコールドスタート方法
JPH06252661A (ja) * 1993-01-28 1994-09-09 American Teleph & Telegr Co <Att> 光信号強度モニタ装置
JPH09264785A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Anritsu Corp 光受信回路

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62115902A (ja) * 1985-11-14 1987-05-27 Nec Corp 光受信回路
JPH05276114A (ja) * 1992-03-26 1993-10-22 Fujitsu Ltd コヒーレント光波通信用光受信機及びそのコールドスタート方法
JPH06252661A (ja) * 1993-01-28 1994-09-09 American Teleph & Telegr Co <Att> 光信号強度モニタ装置
JPH09264785A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Anritsu Corp 光受信回路

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100509907B1 (ko) * 2003-01-08 2005-08-24 주식회사 에이디텍 포토 다이오드 회로
JP2006352360A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 光受信器
US7761013B2 (en) 2005-06-14 2010-07-20 Sumitomo Electric Industries Ltd. Optical receiver having bias circuit for avalanche photodiode with wide dynamic range
JP4670496B2 (ja) * 2005-06-14 2011-04-13 住友電気工業株式会社 光受信器
JP2009514182A (ja) * 2005-10-26 2009-04-02 アイティティ マニュファクチュアリング エンタープライジズ インコーポレイテッド 暗視システム電力システムにおける電力低減アルゴリズム実装方法およびシステム
GB2433851A (en) * 2006-02-01 2007-07-04 Bookham Technology Plc Optical receiver which selects between a digital signal produced by a high gain path and a digital signal produced by a low gain path
JP2011503830A (ja) * 2006-12-05 2011-01-27 韓國電子通信研究院 多重開口面光検出器及び該光検出器を備えた光信号検出回路
JP2009189006A (ja) * 2008-02-04 2009-08-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 光受信回路
WO2012070690A1 (ja) 2010-11-26 2012-05-31 リズム時計工業株式会社 光学モーションセンサー
JP2012114812A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Rhythm Watch Co Ltd 光学モーションセンサー
JP2014078937A (ja) * 2012-09-19 2014-05-01 Furukawa Electric Co Ltd:The 光端末装置、伝送装置、及び、光伝送システム
JP2015159414A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 住友電気工業株式会社 光受信器及び受信信号強度検出方法
JPWO2015170373A1 (ja) * 2014-05-07 2017-04-20 富士機械製造株式会社 部品実装機
WO2015186228A1 (ja) * 2014-06-05 2015-12-10 三菱電機株式会社 パワーモニタ装置および受信装置
JP5964001B2 (ja) * 2014-06-05 2016-08-03 三菱電機株式会社 パワーモニタ装置および受信装置
CN106464358A (zh) * 2014-06-05 2017-02-22 三菱电机株式会社 功率监视装置及接收装置
US20170063452A1 (en) * 2014-06-05 2017-03-02 Mitsubishi Electric Corporation Power monitoring device and receiving apparatus
JP2017092816A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 住友電気工業株式会社 光受信器及び信号強度モニタ方法
JP2018181918A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 日本電信電話株式会社 光検出器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3820718B2 (ja) 2006-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11186971A (ja) 光受信器
JPH11205249A (ja) アバランシェフォトダイオード用バイアス電圧制御回路およびその調整方法
US6906325B2 (en) Photo-receiver arrangement
JPH0993059A (ja) Agc装置
JP2911004B2 (ja) リモートコントロールシステム用受信機
JPH1022521A (ja) 光受信装置
KR100287172B1 (ko) 리모콘의 프리앰프 회로
JP4032531B2 (ja) 光受信器
JP3404984B2 (ja) 光出力モニタ回路
JPH0793540B2 (ja) 光受信器
JPH10160764A (ja) 絶縁電圧測定器用入力回路
JP3179838B2 (ja) ノイズ検出回路
JPH118518A (ja) 光電変換回路
JP2513435B2 (ja) 光受信回路
JP2510520Y2 (ja) 光受信器用プリアンプ
JPH07303051A (ja) 受信機装置
JP2543612B2 (ja) 受光装置
JPS62100084A (ja) 自動利得制御回路
JP3239563B2 (ja) Av光空間伝送の受光回路
JPS61264816A (ja) 光パルス受信回路
JPH11340925A (ja) 受光用半導体集積回路
JP3267184B2 (ja) 光電式煙感知器
JPH10262009A (ja) 光電力測定装置及び光電力測定方法
EP1052771A3 (en) A high frequency signal amplifying circuit and a receiver using the same
JPH07131489A (ja) 光信号受信回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090630

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees