JPH05276114A - コヒーレント光波通信用光受信機及びそのコールドスタート方法 - Google Patents

コヒーレント光波通信用光受信機及びそのコールドスタート方法

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JPH05276114A
JPH05276114A JP4068467A JP6846792A JPH05276114A JP H05276114 A JPH05276114 A JP H05276114A JP 4068467 A JP4068467 A JP 4068467A JP 6846792 A JP6846792 A JP 6846792A JP H05276114 A JPH05276114 A JP H05276114A
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JP
Japan
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resistor
signal
light
frequency
photodiode
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Withdrawn
Application number
JP4068467A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Onaka
寛 尾中
Yoshihiro Saito
芳広 斎藤
Hideyuki Kikuchi
英幸 菊地
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はコヒーレント光波通信用光受信機及び
そのコールドスタート方法(自動起動方法)に関し、中
間周波信号やデータ再生出力によらず直接的に信号光の
有無を検出することができる光受信機の提供を主目的と
する。 【構成】フォトダイオード8に逆バイアスを与えると共
にフォトダイオード8の受光強度を検出するバイアス供
給及びパワー検出回路を設け、この回路を、低抵抗な第
1の抵抗器RS1と、高抵抗な第2の抵抗器RS2と、フォ
トダイオード8に生じる光電流が第1の抵抗器に流れる
状態と第2の抵抗器に流れる状態とを切り換える切換手
段と、第2の抵抗器RS2の両端間の電圧を検出する電圧
検出手段とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコヒーレント光波通信用
光受信機及びそのコールドスタート方法に関する。
【0002】コヒーレント光通信システムは、受信感度
を従来の強度変調・直接検波方式(IM・DD方式)に
比べて10〜20dB改善することができ、しかもこの
システムにおいては光周波数分割多重伝送が容易である
ことから、高速で且つ長距離の伝送に実用化することが
期待されている。
【0003】コヒーレント光波通信システムに一般に使
用されるヘテロダイン型の光受信機においては、受信し
た信号光を局発光と混合して中間周波信号(IF信号)
を得るようにしている。信号光と局発光の混合は、信号
光及び局発光を、自乗検波特性を有するフォトダイオー
ドにより光検波することによってなされる。得られたI
F信号はベースバンド信号に復調される。
【0004】IF信号の周波数は信号光の周波数と局発
光の周波数の差に相当するから、信号光及び/又は局発
光の中心周波数が環境条件等によって変動すると、IF
信号の中心周波数もこれに応じて変動することになる。
IF信号の中心周波数が変動すると、正常な復調動作が
阻害される。
【0005】従って、ヘテロダイン型の光受信機におい
ては、一般に、IF信号の中心周波数が一定に保たれる
ような制御を行う自動周波数制御回路(AFC回路)が
採用される。
【0006】ところで、一般的なAFC回路のキャプチ
ュアレンジは高々10GHz程度である。これに対し
て、信号光や局発光の光源となるレーザダイオードの発
振周波数のばらつきは、個体差として数百GHz程度あ
る。このため、光受信機をコールドスタートするに際し
ては、つまり光受信機に電源を投入して起動するに際し
ては、IF信号がAFC回路のキャプチュアレンジに入
るように制御する必要がある。
【0007】
【従来の技術】コヒーレント光波通信用光受信機のコー
ルドスタートを行う場合、信号光を受けているか否かを
検出する必要がある。従来、この検出は、IF信号のパ
ワーやクロック、データの再生出力を監視することによ
って間接的に行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コヒーレント
光波通信用光受信機においては、たとえ信号光を受信し
ていても、信号光の周波数と局発光の周波数が所定の関
係にない限りIF信号や再生出力は得られないので、光
受信機のコールドスタートを行う上では、上述の間接的
な信号光の検出方法は役に立たないことになる。
【0009】本発明の目的は、IF信号のパワーやデー
タ再生出力によらず直接的に信号光の検出を行うことが
できるコヒーレント光波通信用光受信機の提供を目的と
している。また、この光受信機のコールドスタート方法
を提供することもこの発明の目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のコヒーレント光
波通信用光受信機は、局発光源と、信号光及び上記局発
光源からの局発光を受け、該信号光及び局発光を同一光
路上に出力する光学回路と、該光学回路からの信号光及
び局発光を受け、中間周波信号を出力するフォトダイオ
ードと、該フォトダイオードに逆バイアスを与えると共
に該フォトダイオードの受光強度を検出するバイアス供
給及びパワー検出回路とを備えている。
【0011】そして、このバイアス供給及びパワー検出
回路は、その第1端が定電圧源に接続される比較的低抵
抗な第1の抵抗器と、その第1端が定電圧源に接続され
る比較的高抵抗な第2の抵抗器と、上記フォトダイオー
ドの受光強度に応じて、上記フォトダイオードに生じる
光電流が上記第2の抵抗器に流れる状態と、上記光電流
が上記第1の抵抗器に流れ又は上記光電流が上記第1及
び第2の抵抗器に流れる状態とを切り換える切換手段
と、上記第2の抵抗器の両端間の電圧を検出する電圧検
出手段を備えている。
【0012】本発明のコールドスタート方法は、局発光
の周波数を可変して中間周波信号の周波数が一定になる
ようにする自動周波数制御回路と、中間周波信号のパワ
ーを検出するIFパワー検出回路とをさらに備えた本発
明のコヒーレント光波通信用光受信機に適用される。
【0013】そして、このコールドスタート方法は、上
記IFパワー検出回路を動作させ、且つ、上記自動周波
数制御回路を動作させない状態で、上記局発光の周波数
を連続的に又は段階的に掃引するステップと、上記中間
周波信号を検出したときに上記局発光の周波数と上記信
号光の周波数の高低関係を判定し、修正するステップと
を経た後に、上記自動周波数制御回路を動作させるよう
にしたものである。
【0014】
【作用】微少な信号光を受信しているか否かは、高抵抗
な第2の抵抗器における電圧降下を電圧検出手段により
検出することによって知ることができる。
【0015】この高抵抗な第2の抵抗器によりフォトダ
イオードに逆バイアスをかけている状態で、信号光及び
局発光をフォトダイオードに入力してヘテロダイン検波
を行うと、信号光及び局発光のトータルパワーは信号光
のみの場合と比べて十分大きいので、第2の抵抗器にお
ける電圧降下が著しく大きくなり、フォトダイオードに
十分な逆バイアスをかけることができなくなる。
【0016】本発明においては、フォトダイオードの受
光強度に応じて例えば第1の抵抗器と第2の抵抗器を切
り換えるようにしているので、信号光及び局発光がフォ
トダイオードに入力している状態にあっても、比較的低
抵抗な第1の抵抗器によってフォトダイオードに十分な
逆バイアスを与えることができ、信号光をヘテロダイン
受信することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の実施例を示すコヒーレント光波通
信用光受信機のブロック図である。符号2はレーザダイ
オード等を用いてなる局発光源であり、この局発光源2
の発振周波数は局発制御回路4により制御される。局発
光源2及び局発制御回路4の構成及び動作の詳細につい
ては後述する。
【0018】符号6は受信した信号光と局発光源2から
の局発光が入力する光学回路であり、この光学回路6
は、光カプラ、偏光ビームスプリッタ等を用いて信号光
及び局発光が同一光路上に出力するように構成される。
【0019】光学回路6からの信号光及び局発光は、フ
ォトダイオード8に入力する。符号10はフォトダイオ
ード8に逆バイアスを与えると共にフォトダイオード8
の受光強度を検出するバイアス供給及びパワー検出回路
である。この回路の具体的構成についても後述する。
【0020】フォトダイオード8では入力した信号光及
び局発光に基づき自乗検波がなされ、その結果生じた中
間周波信号(IF信号)は、前置増幅器12及びIF増
幅器14により増幅される。
【0021】IF増幅器14の出力信号は、その一方で
IFパワー検出回路16によって平均パワーを検出さ
れ、他方で検波器18によって検波されてベースバンド
信号に変換される。
【0022】このベースバンド信号は、主増幅器20に
より増幅された後、識別器22、クロック再生回路24
及び振幅監視回路26に入力する。クロック再生回路2
4は入力したベースバンド信号に基づいてクロックを抽
出する。識別器22は、入力したベースバンド信号及び
抽出されたクロックに基づき伝送データを再生する。振
幅監視回路26は、入力したベースバンド信号の最大振
幅を検出する。
【0023】このような光受信機において、信号光を受
けているか否かの検出は、IFパワー検出回路16或い
は振幅監視回路26により行うことができる。しかしな
がら、IFパワー検出回路16又は振幅監視回路26に
より信号光を間接的に検出するためには、信号光の周波
数と局発光の周波数が所定の関係にあることが前提とな
る。従って、この光受信機をコールドスタートするに際
しては、信号光の間接的な検出を用いることができな
い。
【0024】図2は信号光を直接的に検出するためのバ
イアス供給及びパワー検出回路の構成例を示す図であ
る。フォトダイオード8に逆バイアスをかけるために、
フォトダイオード8のカソードは電流検出用の抵抗器R
S を介してバイアス電圧源VBに接続され、フォトダイ
オード8のアノードは抵抗器Rを介して接地される。
【0025】このようにフォトダイオード8に逆バイア
スを与えておくと、フォトダイオード8に信号光及び局
発光が入力したときに、フォトダイオード8のアノード
と抵抗器Rの接続点の電位変化を中間周波信号Sigとし
て取り出すことができる。
【0026】さて、局発光源をオフにしている状態にお
いて、信号光がフォトダイオード8に入力したことを検
知するためには、電流検出用の抵抗器RS の両端間の電
位差をオペアンプOPにより差動増幅してやればよい。
このとき、オペアンプOPの出力信号Mopt は信号光の
パワーに比例したものとなる。
【0027】一般に、コヒーレント光波通信用光受信機
が受ける信号光のレベルは−40dBm程度である。従
って、このような微少な信号光を検出するためには、電
流検出用の抵抗器RS の抵抗値を極めて大きな値(例え
ば1MΩ)に設定する必要がある。
【0028】しかし、電流検出用の抵抗器RS の抵抗値
を大きく設定すると、信号光及び局発光をフォトダイオ
ード8に入力して中間周波信号を得るときに、抵抗器R
S における電圧降下が大きくなり、フォトダイオード8
に十分な逆バイアスを与えることができなくなる。
【0029】そこで、本発明では、微少な信号光のパワ
ーを検出するための高抵抗な抵抗器と、入力光パワーが
大きくなったときにフォトダイオードに十分な逆バイア
スをかけるための低抵抗な抵抗器とを用意し、これらを
制御信号により或いは自動的に切り換えることによっ
て、直接的に信号光を検出することができる光受信機を
提供する。
【0030】図3はバイアス供給及びパワー検出回路の
第1実施例を示す図である。この実施例では、フォトダ
イオード8のカソードとバイアス電圧源VB の間に直列
に挿入する第1の抵抗器RS1と第2の抵抗器RS2をリレ
ーRYにより択一的に切り換えるようにしている。比較
的低抵抗な第1の抵抗器RS1の抵抗値は例えば1kΩで
あり、比較的高抵抗な第2の抵抗器RS2の抵抗値は例え
ば1MΩである。
【0031】第1の抵抗器RS1の両端間の電圧は第1の
オペアンプOP1 により差動増幅され、第2の抵抗器R
S2の両端間の電圧は第2のオペアンプOP2 により差動
増幅される。
【0032】フォトダイオード8のカソードはキャパシ
タCを介して接地され、これにより安定した中間周波信
号Sigを得ることができるようになっている。コールド
スタートに際して信号光を受信したことを検出する場合
には、リレーRYに入力する制御信号CONTによりフ
ォトダイオード8のカソードが第2の抵抗器RS2に接続
されるようにしておく。この状態で信号光がフォトダイ
オード8に入力すると、信号光による光電流は、電流検
出用の第2の抵抗器RS2とリレーの接点とフォトダイオ
ード8と抵抗器Rによって形成される経路を流れる。第
2の抵抗器RS2の抵抗値は大きいので、第2のオペアン
プOP2 の出力信号Mop t によって微少な信号光を検出
することができる。
【0033】一方、信号光及び局発光をフォトダイオー
ド8に入力してヘテロダイン受信を行う場合には、リレ
ーRYに与える制御信号CONTによってフォトダイオ
ード8のカソードが第1の抵抗器RS1に接続されるよう
にし、十分な逆バイアスがフォトダイオード8に与えら
れるようにする。これにより、フォトダイオード8のア
ノードと抵抗器Rの接続点の電位変化を中間周波信号S
igとして取り出すことができる。尚、このときオペアン
プOP1 の出力信号Mopt1は、一般に局発光の強度が信
号光の強度よりも十分に大きいので、局発光の強度を反
映する。従って、この信号により局発光源におけるレー
ザダイオードの劣化や光学的結合部における結合係数の
変動等を検出することができる。
【0034】図4はバイアス供給及びパワー検出回路の
第2実施例を示す図である。図3の第1実施例において
は、リレーRYに与える制御信号CONTによりフォト
ダイオード8の受光強度に応じて、フォトダイオード8
に生じる光電流が第1の抵抗器RS1に流れる状態と、光
電流が第2の抵抗器RS2に流れる状態とを切り換えるよ
うにしているが、本実施例においては、フォトダイオー
ド8に生じる光電流が第2の抵抗器RS2に流れる状態
と、光電流が第1及び第2の抵抗器RS1,RS2の双方に
流れる状態とをフォトダイオード8の受光強度に応じて
自動的に切り換えるようにしている。具体的には次の通
りである。
【0035】第1の抵抗器RS1の第1端が接続される定
電圧源(バイアス電圧源)の電位V B1と第2の抵抗器R
S2の第1端が接続される定電圧源の電位VB2は次の関係
を満足する。
【0036】VB1<VB2 第1の抵抗器RS1の第2端は第1のダイオードD1 のア
ノードに接続され、第2の抵抗器RS2の第2端は第2の
ダイオードD2 のアノードに接続される。第1及び第2
のダイオードD1 ,D2 のカソードはフォトダイオード
8のカソードに接続される。
【0037】第1及び第2のダイオードD1 ,D2 はほ
ぼ同一特性のものが用いられる。即ち、これらのダイオ
ードの順方向電圧降下はほぼ等しい。いま、局発光がフ
ォトダイオード8に入力せずに信号光のみがフォトダイ
オード8に入力している状態を想定する。このとき、前
述の定電圧源の電位の関係から、第1のダイオードD1
には逆バイアスがかかり、従って、フォトダイオード8
に生じる光電流は第1の抵抗器RS1を流れずに、第2の
抵抗器RS2のみを流れる。従って、第2のオペアンプO
2 の出力信号Mopt2は信号光強度にほぼ比例したもの
となる。
【0038】フォトダイオード8に信号光及び局発光が
入力し、フォトダイオード8に生じる光電流が大きくな
ると、第1のダイオードD1 にも順方向バイアスがかか
ることとなり、この状態では、この光電流は第1及び第
2の抵抗器RS1,RS2を所定の分配比で流れることにな
る。
【0039】従って、微少な信号光のみが入力している
ときには、第2のオペアンプOP2の出力信号により信
号光を検出することができ、また、信号光及び局発光が
入力しているときにもフォトダイオード8に所要の逆バ
イアスをかけることができ、正常に中間周波信号を得る
ことができる。
【0040】尚、第1の抵抗器RS1に光電流が流れ始め
る入力光強度のしきい値は、定電圧源VB1,VB2により
設定することができる。図5はバイアス供給及びパワー
検出回路の第3実施例を示す図である。この例では、第
1及び第2の抵抗器RS1,RS2のそれぞれの第1端を同
一の定電圧源V B に接続している。そして、第1のダイ
オードD1 の順方向電圧降下が第2のダイオードD2
順方向電圧降下よりも大きくなるようにしている。この
ような条件を満足するためには、図示したように、第2
のダイオードD2 と同等特性のダイオードD11,D12
直列接続してこれを第1のダイオードとするか、或い
は、第2のダイオードと異なる特性の第1のダイオード
を用いればよい。
【0041】この構成によっても、図4の第2実施例に
おけるのと同様にして、フォトダイオード8に入力する
光の強度に応じて光電流が流れるルートを自動的に切り
換えることができる。
【0042】図1の光受信機のコールドスタート方法を
説明するのに先立ち、局発光源2及びその制御回路4に
ついて説明する。図6は局発光源2として使用すること
ができる3電極DFBタイプのレーザダイオードの構成
を示す模式図である。このレーザダイオードは、活性層
28が長いFBH−DFBタイプのレーザダイオード素
子に、長手方向概略中央部に1/4波長の位相シフト点
30を有する浅いグレーティング32を形成し、裏面側
には共通電極34を、表面側には3分割された電極3
6,38,40を形成して構成される。
【0043】以下の説明では、表面側のセンター電極3
8に供給する電流をIC と称し、表面側の2つのサイド
電極36,40に供給する電流をIS と称する。尚、符
号41,42は活性層28の両端に形成されたAR膜
(無反射膜)である。
【0044】図7は図6に示されたレーザダイオードに
おける発振波長とバイアス電流(I C ,IS )の関係を
表すグラフである。IC の変化に対する発振波長変化の
方がIS に対する発振波長変化よりもほぼ一桁大きいの
で、IC の制御により局発光の周波数の掃引を行うこと
ができる。また、IS を用いることにより、AFC(自
動周波数制御)ループに影響を与えずにAPC(自動パ
ワー制御)を行うこともできる。
【0045】図8は局発制御回路の一例を示すブロック
図である。この例では、CPUを用いてデジタル信号に
よる制御を行うようにしている。AFCに関しては、制
御帯域を考慮し、中間周波信号が入力する図示しない周
波数弁別器のアナログ信号を局発光源のIC バイアス
(図6参照)に直列フィードバックさせ、AFCループ
のオン/オフのみをソフトウエアにて処理するようにし
ている。
【0046】尚、コールドスタートに直接必要なモニタ
リング・設定項目は、IFパワー検出回路16(図1参
照)の出力信号、AFCループにおける周波数弁別器の
出力、IC バイアスのモニタリング値、同バイアスの設
定値、局発光源の温度偏差のモニタリング値、同温度偏
差の設定値である。
【0047】図8において、符号43は与えられた制御
信号に基づいて局発光源2のバイアスIC ,IS を制御
するバイアス制御回路、符号44は与えられた制御信号
及び局発光源2の温度の実測値に基づいて局発光源2の
温度制御を行う温度制御回路を表す。
【0048】符号46は予め定められたプログラムに従
って演算を実行するCPUを表し、このCPU46に
は、演算のためのプログラム及びデータテーブル等を記
憶するROM(リードオンリーメモリ)と演算結果等を
一時的に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリ)が
含まれる。
【0049】IS 設定値及びIC 設定値は、CPU46
からDAC(デジタルアナログ変換器)48を介してバ
イアス制御回路43に与えられる。また、設定温度は、
CPU46からDAC48を介して温度制御回路44に
与えられる。
【0050】温度制御回路44の制御出力は、局発光源
2の温度を調節する図示しないペルチェ素子(電子冷却
素子)に与えられ、局発光源2の温度検知を行う図示し
ないサーミスタからの信号は温度制御回路44に入力す
る。
【0051】バイアス制御回路43からのIC 電流及び
S 電流のモニタリング値と温度制御回路44からのペ
ルチェ素子電流及び制御温度のモニタリング値は、第1
のADC(アナログデジタル変換器)50を介してCP
U46に取り込まれる。また、中間周波信号のパワーの
モニタリング値及び周波数弁別器出力のモニタリング値
は、第2のADC52を介してCPU46に取り込まれ
る。
【0052】図9はコールドスタートの概要を示すフロ
ーチャートである。まず、このフローに先立って、局発
光源を非発光状態にしておくとともに、AFCループを
オフにしておく。また、IFパワー検出回路16により
中間周波信号を常時検出し得るようにしておく。ここ
で、局発光源を非発光状態にしておくのは、局発光源の
レーザダイオードの劣化を防止するためである。
【0053】この状態で、フォトダイオードに入力する
信号光の検出可能状態を継続し、信号光が到来したこと
を確認したならば、局発光源を発光状態にして図9のフ
ローに入る。
【0054】局発光の周波数が所定の範囲になるように
局発光源の駆動条件を予め設定しておくと、バイアス電
流(IC )の掃引だけで中間周波信号を補足することが
できる可能性が高い。そこで、まずIC バイアスのみを
掃引し、高速補足(約1秒)を可能にした。ここで、中
間周波信号が検出されなかった場合には、引き続き局発
光源の温度も変化させ、全可変範囲を掃引するようにし
た。本実施例においては、キャプチュアレンジが広い特
定構成の周波数弁別器が使用されているので、局発光の
周波数は6GHzステップで掃引した。図9により具体
的に説明する。
【0055】まず、ステップ101では、自己診断動作
を行うと共に、IC バイアス及び温度の初期値を設定す
る。次いでステップ102で中間周波信号のパワーをモ
ニタリングし、ステップ103で中間周波信号出力の有
無を判断する。中間周波信号出力がある場合にはステッ
プ111に進む。中間周波信号出力がない場合には、ス
テップ104に進み、IC が最小値であるか否かの判断
を行う。IC バイアスが最小値でない場合には、ステッ
プ105に進み、IC バイアスを所定値だけ減少させ
て、ステップ102に戻る。
【0056】ステップ104でIC バイアスが最小値で
あると判断された場合には、ステップ106に進み、I
C バイアスを最小値のままにしておくとともに、温度を
設定可能な最大値に設定する。
【0057】次いでステップ107では、中間周波信号
のパワーをモニタリングし、ステップ108では中間周
波信号出力の有無を判断する。中間周波信号出力がある
場合にはステップ111に進み、中間周波信号出力がな
い場合にはステップ109に進んで温度が設定可能な最
小値であるか否かを判断する。温度が最小値でない場合
にはステップ110に進み、温度を所定値だけ減少させ
てステップ106に戻り、ステップ106から110を
繰り返す。
【0058】ステップ109で温度が設定可能な最小値
であると判断された場合には、そのままステップ106
に戻り、IC バイアス及び温度を設定可能な最大値に設
定した後、ステップ106から110を繰り返す。
【0059】ステップ111では、局発光の周波数と信
号光の周波数の高低関係を判定する。即ち、リアル側の
中間周波信号が得られているのかイメージ側の中間周波
信号が得られているのかを判定する。
【0060】リアル側の中間周波信号が得られている場
合にはそのままステップ112に進み、イメージ側の中
間周波信号が得られている場合にはリアル側になるよう
に修正を行った後ステップ112に進む。ステップ11
2では、AFCループをオンにする処理が行われる。次
いでステップ113で中間周波信号の出力と周波数弁別
器の出力をチェックしてこのフローを終了する。
【0061】図10は中間周波信号がリアル側に得られ
ている場合(A)とイメージ側に得られている場合
(B)における信号光と局発光の周波数の相対関係を説
明するための図である。
【0062】図10(A)に示すように、信号光を高周
波数側(短波長側)に、局発光を低周波数側(長波長
側)に設定する場合には、リアル側の中間周波信号が得
られる。
【0063】これとは逆に、図10(B)に示すよう
に、信号光を低周波数側(長波長側)に、局発光を高周
波数側(短波長側)に設定する場合には、イメージ側の
中間周波信号が得られる。
【0064】信号光は、例えば、「0」,「1」のデジ
タル信号により周波数変調されたものである。「0」,
「1」間の周波数差はこの例では2GHzに設定されて
いる。また、局発光の周波数と信号光の中心周波数の差
は5GHzに設定されている。
【0065】図11は中間周波信号のスペクトルの説明
図である。リアル側の信号が得られている場合には、低
周波数側及び高周波数側にそれぞれ「0」及び「1」が
対応し、一方、イメージ側の信号が得られている場合に
は、低周波数側及び高周波数側にそれぞれ「1」及び
「0」が対応する。
【0066】局発光源のIC バイアスを増大させるか或
いは局発光源の温度を増加させると、局発光の周波数は
低下する。これとは逆に、局発光源のIC バイアスを減
少させるか或いは局発光源の温度を低下させると、局発
光の周波数は高くなる。
【0067】図10の説明から明らかなように、局発光
の周波数を低下させると、リアル側の中間周波信号が得
られている場合には、中間周波信号の周波数は高くな
り、イメージ側の信号が得られている場合には、中間周
波信号の周波数は低くなる。
【0068】図12は中間周波信号の検出可能領域の説
明図である。ADC52(図8)から取り込まれる中間
周波信号は、図12に54で示されるような所定の通過
帯域を有するバンドパスフィルタを通過してきているの
で、中間周波信号がこの通過帯域54内にある場合にの
み中間周波信号を検出することができる。
【0069】従って、中間周波信号が検出されない場合
には、局発光の周波数或いは信号光の中心周波数が所要
の値から大きくずれていることになる。また、中間周波
信号が検出されている場合には、この信号がリアル側に
あるかイメージ側にあるかは不明ではあるが、光源の周
波数は所要の値に近い領域にあることがわかる。
【0070】図13は本実施例で使用した周波数弁別器
の特性を示す図である。縦軸は周波数弁別器の出力、横
軸は周波数を表す。周波数軸の正の側はリアル側の信号
が得られている場合に相当し、周波数軸の負の側はイメ
ージ側の信号が得られている場合に相当する。
【0071】AFCループをオンにすると、周波数弁別
器の出力が0Vで、且つ、周波数弁別局線の微分係数が
負になる点に中間周波信号がくるようにIC バイアスが
調整され、一定周波数の中間周波信号が得られるように
なっている。このような安定点は、この実施例では5G
Hzと−8GHzと10GHzにある。
【0072】AFCループをオンにする場合、中間周波
信号の周波数が安定点のうちの一つである5GHzから
多少離れていても問題はない。例えば、中間周波信号が
0GHz付近にある場合(即ち信号光の周波数と局発光
の周波数が等しい場合)にAFCループをオンにする
と、中間周波信号が5GHzのリアル側の安定点に位置
するようにIC バイアスが調整される。
【0073】具体的には、中間周波信号が−5GHzか
ら8GHzの範囲にある場合には、AFCループをオン
にすることによって、中間周波信号の中心周波数を5G
Hzに安定化することができる。即ち、この周波数弁別
器のキャプチュアレンジは13GHzである。
【0074】しかし、中間周波信号が−10GHz〜−
5GHzの範囲(第1の危険ゾーン)にある場合又は中
間周波信号が8GHz〜10GHz(第2の危険ゾー
ン)にある場合には、AFCループをオンにすると、中
間周波信号を所要の安定点5GHzに安定することがで
きず、中間周波信号は擬似安定点(−8GHz又は10
GHz)に安定化される。従って、このような周波数弁
別器の特定の特性にあったコールドスタートを行うこと
が望ましい。
【0075】局発光の周波数を掃引するには、IC バイ
アス又は局発光源の温度を変化させればよい。局発光の
周波数の掃引は連続的に行ってもよいし段階的に行って
もよいが、CPUを用いてソフトウエアにより掃引を実
行する場合には、段階的な掃引が容易である。
【0076】IC バイアスを増加させると、局発光の周
波数は低周波数側に変化する。ICバイアスの1mAの
増加で局発光の周波数は500〜1000MHz低下す
る。単位電流変化に対する周波数変化量はレーザダイオ
ード素子によりばらつく。
【0077】局発光源の設定温度を上昇させると、局発
光の周波数は低周波数側に変化する。局発光源の温度が
1℃増加すると、局発光の周波数は約10GHz低下す
る。単位温度変化に対する周波数変化量はレーザダイオ
ード素子によって大きくはばらつかない。
【0078】コールドスタートに際して局発光の周波数
を実際に掃引することができる範囲は概略次の通りであ
る。IC は約40〜60mA可変することができるの
で、これによる局発光の周波数の可変範囲は約20〜6
0GHz(0.16〜0.48nm)である。また、局
発光源の温度の可変範囲は約5℃であるので、これによ
る局発光の周波数の可変範囲は約50GHz(0.4n
m)である。
【0079】従って、コールドスタートに際して局発光
の周波数を例えば約6GHzステップで段階的に掃引す
る場合には、IC バイアスについては約4〜10ステッ
プ、設定温度については約10ステップの可変で済むこ
とになる。
【0080】ところで、この種の光受信機を構成する場
合、イメージ側の信号を得るよりもリアル側の信号を得
た方が、光ファイバ伝送路における波長分散に対する補
償をマイクロ波回路により行うのが容易である。
【0081】リアル側の信号を得るためには、局発光の
周波数を信号光の周波数よりも低周波数側に設定する必
要があるので、コールドスタートに際しては、局発光の
周波数を低周波数側から高周波数側に掃引するのが望ま
しい。
【0082】局発光の周波数を設定し得る最低の周波数
から掃引した場合、イメージ側の中間周波信号が得られ
るのは、掃引を開始した時点で中間周波信号が得られた
場合のみであり、掃引の途中で中間周波信号が得られた
場合には常にその信号はリアル側の信号となる。
【0083】尚、IC バイアス及び設定温度の双方によ
り局発光の周波数を独立に変化させることができるが、
C バイアスの設定は比較的短時間で完了するのに対し
て、設定温度を変更すると変更した温度で定常状態にな
るまである程度の時間を要するので、局発光の周波数を
掃引するに際しては、IC バイアスを先に調整するのが
望ましい。
【0084】図14は図13に示された特性の周波数弁
別器を使用した場合におけるリアル・イメージ判定ルー
チンの一例を示すフローチャートである。中間周波信号
が検出されるとこのルーチンがスタートする。
【0085】まずステップ201では、IC バイアスを
局発光の周波数の10GHz(周波数弁別可能範囲の約
半分)に相当する分だけ減少させる。こうすると、図1
3の第2の危険ゾーンの右端に中間周波信号があった場
合には、中間周波信号は0GHz近傍の安全領域に入
る。また、中間周波信号が第1の危険ゾーンの右端にあ
った場合には、中間周波信号の未検出状態となる。いず
れにしてもこの処理により中間周波信号は−20GHz
〜0GHzの領域内に存在することになる。
【0086】次いでステップ202では、中間周波信号
出力、周波数弁別器の出力を測定する。次いでステップ
203では、ステップ202における測定結果の少なく
ともいずれか一方がデータテーブルに記憶されている判
定しきい値よりも大であるか小であるかを判定する。
【0087】ステップ203で測定値がしきい値よりも
大であると判定された場合には、このルーチンのスター
ト時に中間周波信号が0GHz〜10GHzの範囲にあ
ったと判断して、ステップ204に進み、IC バイアス
を6.5GHzに相当する分だけ増加させて、AFCル
ープをオンにする。
【0088】一方、ステップ203で測定値がしきい値
よりも小であると判定された場合には、このルーチンの
スタート時に中間周波信号が−10GHz〜0GHzの
範囲にあったと判断して、ステップ205に進み、IC
バイアスを16.5GHzに相当する分だけ増加させ
て、AFCループをオンにする。
【0089】このような手順でAFCループをオンにす
ることにより、中間周波信号の周波数を安定点(5GH
z)に安定化することができる。このように本実施例に
よると、中間周波信号のパワーの検出或いはベースバン
ド信号の振幅の検出に基づいた間接的な信号光の検出に
よらずに、バイアス供給及びパワー検出回路の機能によ
る信号光の直接的な検出に基づき容易にコールドスター
トを行うことができるので、初期状態における信号光の
周波数と局発光の周波数の相対関係にかかわらず安定に
中間周波信号を得ることができるようになる。
【0090】
【発明の効果】本発明の効果は実施例等の説明から明ら
かであるが、その主たる効果を確認的に明らかにすれば
次の通りである。即ち、本発明によると、中間周波信号
やデータ再生出力によらず直接的に信号光を検出するこ
とができるコヒーレント光波通信用光受信機の提供が可
能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すコヒーレント光波通信用
光受信機のブロック図である。
【図2】バイアス供給及びパワー検出回路の一例を示す
図である。
【図3】バイアス供給及びパワー検出回路の第1実施例
を示す図である。
【図4】バイアス供給及びパワー検出回路の第2実施例
を示す図である。
【図5】バイアス供給及びパワー検出回路の第3実施例
を示す図である。
【図6】局発光源として使用することができるレーザダ
イオードの構成を示す模式図である。
【図7】図6のレーザダイオードの発振波長変化と
C ,IS の関係を示すグラフである。
【図8】局発制御回路のブロック図である。
【図9】コールドスタートの概要を示すフローチャート
である。
【図10】リアル・イメージの説明図である。
【図11】中間周波信号のスペクトルの説明図である。
【図12】中間周波信号の検出可能領域の説明図であ
る。
【図13】周波数弁別器の出力の説明図である。
【図14】リアル・イメージ判定ルーチンの一例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
2 局発光源 4 局発制御回路 6 光学回路 8 フォトダイオード 10 バイアス供給及びパワー検出回路 RS1 第1の抵抗器 RS2 第2の抵抗器 RY リレー D1 第1のダイオード D2 第2のダイオード

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局発光源(2) と、 信号光及び上記局発光源からの局発光を受け、該信号光
    及び局発光を同一光路上に出力する光学回路(6) と、 該光学回路からの信号光及び局発光を受け、中間周波信
    号を出力するフォトダイオード(8) と、 該フォトダイオードに逆バイアスを与えると共に該フォ
    トダイオードの受光強度を検出するバイアス供給及びパ
    ワー検出回路(10)とを備え、 該バイアス供給及びパワー検出回路は、 その第1端が定電圧源に接続される比較的低抵抗な第1
    の抵抗器(RS1) と、 その第1端が定電圧源に接続される比較的高抵抗な第2
    の抵抗器(RS1) と、 上記フォトダイオード(8) の受光強度に応じて、上記フ
    ォトダイオードに生じる光電流が上記第2の抵抗器
    (Rs2) に流れる状態と、上記光電流が上記第1の抵抗器
    (RS1) に流れ又は上記光電流が上記第1及び第2の抵抗
    器(RS1, RS2) に流れる状態とを切り換える切換手段
    と、 上記第2の抵抗器(RS2) の両端間の電圧を検出する電圧
    検出手段とを備えたことを特徴とするコヒーレント光波
    通信用光受信機。
  2. 【請求項2】 上記切換手段はリレー(RY)を含み、該リ
    レーの切換は外部からの制御信号によりなされることを
    特徴とする請求項1に記載のコヒーレント光波通信用光
    受信機。
  3. 【請求項3】 上記第1の抵抗器(RS1) が接続される定
    電圧源の電位は上記第2の抵抗器(RS2) が接続される定
    電圧源の電位よりも低く、 上記切換手段は、上記第1の抵抗器(RS1) の第2端と上
    記フォトダイオード(8) の間に順方向に設けられた第1
    のダイオード(D1)と、上記第2の抵抗器(RS2)の第2端
    と上記フォトダイオード(8) の間に順方向に設けられた
    第2のダイオード(D2)とを含み、 該第1及び第2のダイオードの順方向電圧降下はほぼ等
    しいことを特徴とする請求項1に記載のコヒーレント光
    波通信用光受信機。
  4. 【請求項4】 上記第1の抵抗器(RS1) が接続される定
    電圧源の電位は上記第2の抵抗器(RS2) が接続される定
    電圧源の電位とほぼ等しく、 上記切換手段は、上記第1の抵抗器(RS1) の第2端と上
    記フォトダイオード(8) の間に順方向に設けられた第1
    のダイオード(D1)と、上記第2の抵抗器(RS2)の第2端
    と上記フォトダイオード(8) の間に順方向に設けられた
    第2のダイオード(D2)とを含み、 該第1のダイオードの順方向電圧降下は該第2のダイオ
    ードの順方向電圧降下よりも大きいことを特徴とする請
    求項1に記載のコヒーレント光波通信用光受信機。
  5. 【請求項5】 該第1のダイオード(D1)は複数のダイオ
    ードを直列に接続してなることを特徴とする請求項4に
    記載のコヒーレント光波通信用光受信機。
  6. 【請求項6】 上記第1の抵抗器(RS1) の両端間の電圧
    を検出する電圧検出手段をさらに備えていることを特徴
    とする請求項1に記載のコヒーレント光波通信用光受信
    機。
  7. 【請求項7】 上記局発光の周波数を可変して上記中間
    周波信号の周波数が一定になるようにする自動周波数制
    御回路と、 上記中間周波信号のパワーを検出するIFパワー検出回
    路とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    コヒーレント光波通信用光受信機。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の光受信機のコールドス
    タート方法であって、 上記IFパワー検出回路を動作させ、且つ、上記自動周
    波数制御回路を動作させない状態で、上記局発光の周波
    数を連続的に又は段階的に掃引するステップと、 上記中間周波信号を検出したときに上記局発光の周波数
    と上記信号光の周波数の高低関係を判定し、修正するス
    テップとを経た後に、 上記自動周波数制御回路を動作させることを特徴とする
    コヒーレント光波通信用光受信機のコールドスタート方
    法。
  9. 【請求項9】 上記バイアス供給及びパワー検出回路に
    より上記信号光の受信が検出された後に上記各ステップ
    が実行されることを特徴とする請求項8に記載のコヒー
    レント光波通信用光受信機のコールドスタート方法。
JP4068467A 1992-03-26 1992-03-26 コヒーレント光波通信用光受信機及びそのコールドスタート方法 Withdrawn JPH05276114A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05327616A (ja) * 1992-05-27 1993-12-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光信号受信機
JPH11186971A (ja) * 1997-12-19 1999-07-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 光受信器

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JPH05327616A (ja) * 1992-05-27 1993-12-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光信号受信機
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