JPH0548340A - 周波数弁別器 - Google Patents
周波数弁別器Info
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- JPH0548340A JPH0548340A JP3148823A JP14882391A JPH0548340A JP H0548340 A JPH0548340 A JP H0548340A JP 3148823 A JP3148823 A JP 3148823A JP 14882391 A JP14882391 A JP 14882391A JP H0548340 A JPH0548340 A JP H0548340A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 10
- 230000001427 coherent effect Effects 0.000 claims description 7
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- 238000001228 spectrum Methods 0.000 abstract description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 16
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B10/00—Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
- H04B10/60—Receivers
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03D—DEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
- H03D3/00—Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations
- H03D3/02—Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations by detecting phase difference between two signals obtained from input signal
- H03D3/22—Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations by detecting phase difference between two signals obtained from input signal by means of active elements with more than two electrodes to which two signals are applied derived from the signal to be demodulated and having a phase difference related to the frequency deviation, e.g. phase detector
-
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- H04B—TRANSMISSION
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- H04B10/60—Receivers
- H04B10/61—Coherent receivers
- H04B10/64—Heterodyne, i.e. coherent receivers where, after the opto-electronic conversion, an electrical signal at an intermediate frequency [IF] is obtained
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03D—DEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
- H03D9/00—Demodulation or transference of modulation of modulated electromagnetic waves
- H03D9/02—Demodulation using distributed inductance and capacitance, e.g. in feeder lines
- H03D9/04—Demodulation using distributed inductance and capacitance, e.g. in feeder lines for angle-modulated oscillations
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明はコヒーレント光通信用のヘテロダイン
受信機に適用可能な周波数弁別器に関し、周波数の識別
制度が高く且つ引込み可能範囲が広い周波数弁別器の提
供を目的とする。 【構成】分岐回路2と遅延回路4と乗算回路6とからな
る従来構成の前段に、所定の遮断周波数を有するハイパ
スフィルタ8、ローパスフィルタ10又はバンドパスフ
ィルタ12を設けて構成する。
受信機に適用可能な周波数弁別器に関し、周波数の識別
制度が高く且つ引込み可能範囲が広い周波数弁別器の提
供を目的とする。 【構成】分岐回路2と遅延回路4と乗算回路6とからな
る従来構成の前段に、所定の遮断周波数を有するハイパ
スフィルタ8、ローパスフィルタ10又はバンドパスフ
ィルタ12を設けて構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に、入力した信
号をその周波数又は平均周波数に応じたレベルの直流電
圧又は電流に変換する周波数弁別器に関し、特に、コヒ
ーレント光通信用のヘテロダイン受信機に適用可能な周
波数弁別器に関する。
号をその周波数又は平均周波数に応じたレベルの直流電
圧又は電流に変換する周波数弁別器に関し、特に、コヒ
ーレント光通信用のヘテロダイン受信機に適用可能な周
波数弁別器に関する。
【0002】コヒーレント光通信方式は、受信感度が従
来の強度変調・直接検波方式に比べて10〜20dB改
善することができ、しかも光周波数多重伝送が容易であ
ることから、高速で且つ長距離の伝送に実用化すること
が期待されている。
来の強度変調・直接検波方式に比べて10〜20dB改
善することができ、しかも光周波数多重伝送が容易であ
ることから、高速で且つ長距離の伝送に実用化すること
が期待されている。
【0003】コヒーレント光通信方式の実施に一般に使
用されるヘテロダイン受信機においては、受信した信号
光に局部発振光が重畳され、これを自乗検波特性を有す
るフォトダイオード等により光検波することによって中
間周波信号が得られる。この中間周波信号はベースバン
ド信号に復調される。
用されるヘテロダイン受信機においては、受信した信号
光に局部発振光が重畳され、これを自乗検波特性を有す
るフォトダイオード等により光検波することによって中
間周波信号が得られる。この中間周波信号はベースバン
ド信号に復調される。
【0004】中間周波信号の周波数は信号光の周波数と
局部発振光の周波数の差に相当するから、信号光又は局
部発振光の中心周波数が環境条件等によって変動すると
中間周波信号の中心周波数もこれに応じて変動すること
になる。中間周波信号の中心周波数が変動すると、正常
な復調動作が阻害される。
局部発振光の周波数の差に相当するから、信号光又は局
部発振光の中心周波数が環境条件等によって変動すると
中間周波信号の中心周波数もこれに応じて変動すること
になる。中間周波信号の中心周波数が変動すると、正常
な復調動作が阻害される。
【0005】従って、ヘテロダイン受信機では、一般
に、中間周波信号の中心周波数を一定に保つような自動
周波数制御(AFC)が行われる。自動周波数制御回路
の一つの構成要素として周波数弁別器がある。ヘテロダ
イン受信機の自動周波数制御に適用される周波数弁別器
は、入力した中間周波信号を、その中心周波数に応じた
レベルの直流電圧に変換して出力する。この種の周波数
弁別器に要求される特性は以下のとおりである。
に、中間周波信号の中心周波数を一定に保つような自動
周波数制御(AFC)が行われる。自動周波数制御回路
の一つの構成要素として周波数弁別器がある。ヘテロダ
イン受信機の自動周波数制御に適用される周波数弁別器
は、入力した中間周波信号を、その中心周波数に応じた
レベルの直流電圧に変換して出力する。この種の周波数
弁別器に要求される特性は以下のとおりである。
【0006】 周波数の識別精度が高いこと。換言す
れば、周波数変化に対する出力電圧レベルの変化が大き
いこと。周波数識別精度を高めることにより、自動周波
数制御における周波数安定性が向上する。
れば、周波数変化に対する出力電圧レベルの変化が大き
いこと。周波数識別精度を高めることにより、自動周波
数制御における周波数安定性が向上する。
【0007】 一つの制御ループにより自動周波数制
御することができる周波数範囲(以下「引込み可能範
囲」という。)が広いこと。
御することができる周波数範囲(以下「引込み可能範
囲」という。)が広いこと。
【0008】
【従来の技術】図12は従来の周波数弁別器の構成例を
示すブロック図である。この周波数弁別器は、中間周波
信号その他の周波数弁別すべき信号を分岐する分岐回路
2と、分岐回路2により分岐された信号の一方に所定の
遅延時間τを与えて出力する遅延回路4と、遅延回路4
の出力信号と分岐回路2により分岐された信号の他方と
をミキシングして出力する乗算回路6とを備えている。
示すブロック図である。この周波数弁別器は、中間周波
信号その他の周波数弁別すべき信号を分岐する分岐回路
2と、分岐回路2により分岐された信号の一方に所定の
遅延時間τを与えて出力する遅延回路4と、遅延回路4
の出力信号と分岐回路2により分岐された信号の他方と
をミキシングして出力する乗算回路6とを備えている。
【0009】いま、この周波数弁別器に入力する信号を
cos2πft(fは周波数、tは時間)で表すとする
と、周波数弁別器の出力電圧V0 は次の式で表される。 V0 =cos2πft・cos2πf(t-τ) =(1/2) cos2πfτ+(1/2)cos2πf(2t−τ) …(1) この式の右辺の第1項に相当するDC成分を適当なロー
パスフィルタにより抽出することによって、図13に示
されるような周波数弁別特性を得ることができる。図1
3に示されたグラフにおいて、縦軸は周波数弁別器の出
力電圧、横軸は周波数を表す。周波数に負の領域がある
のは、この周波数は中間周波信号の周波数を想定したも
のであり、中間周波信号の周波数は信号光の周波数と局
部発振光の周波数の大小関係に応じて正の値も負の値も
とり得るものとしているからである。
cos2πft(fは周波数、tは時間)で表すとする
と、周波数弁別器の出力電圧V0 は次の式で表される。 V0 =cos2πft・cos2πf(t-τ) =(1/2) cos2πfτ+(1/2)cos2πf(2t−τ) …(1) この式の右辺の第1項に相当するDC成分を適当なロー
パスフィルタにより抽出することによって、図13に示
されるような周波数弁別特性を得ることができる。図1
3に示されたグラフにおいて、縦軸は周波数弁別器の出
力電圧、横軸は周波数を表す。周波数に負の領域がある
のは、この周波数は中間周波信号の周波数を想定したも
のであり、中間周波信号の周波数は信号光の周波数と局
部発振光の周波数の大小関係に応じて正の値も負の値も
とり得るものとしているからである。
【0010】一般に、このような周波数弁別特性を用い
てAFCを実施する場合、安定化させるべき中間周波信
号の中心周波数は、周波数弁別曲線上において勾配が最
も大きくなる点、即ち出力電圧レベルが零になる点に安
定化される。
てAFCを実施する場合、安定化させるべき中間周波信
号の中心周波数は、周波数弁別曲線上において勾配が最
も大きくなる点、即ち出力電圧レベルが零になる点に安
定化される。
【0011】具体的には、中間周波信号の中心周波数を
fIFとするときに、 fIF=(2n+1)/4τ (n=0,1,2, …)…(2) を満足するように中心周波数fIFを安定化することがで
きる。逆言すれば、(2)式を満足するように、安定化
すべき周波数に応じて遅延時間τが設定される。
fIFとするときに、 fIF=(2n+1)/4τ (n=0,1,2, …)…(2) を満足するように中心周波数fIFを安定化することがで
きる。逆言すれば、(2)式を満足するように、安定化
すべき周波数に応じて遅延時間τが設定される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の周波数弁別器に
おいて、引込み可能範囲を広くするためには、(2)式
におけるnの値を小さくしこれに伴って遅延時間τを小
さくするのが有利である。例えば、f=1/4τとなる
A点に中間周波信号の中心周波数fIFを設定した場合に
は、−fIF〜3fIFの範囲でAFCが可能であり、引込
み可能範囲は4f IFとなる。しかし、この場合には、周
波数の単位変化当りの出力電圧の変化が小さいので、周
波数の識別精度が低いという問題がある。
おいて、引込み可能範囲を広くするためには、(2)式
におけるnの値を小さくしこれに伴って遅延時間τを小
さくするのが有利である。例えば、f=1/4τとなる
A点に中間周波信号の中心周波数fIFを設定した場合に
は、−fIF〜3fIFの範囲でAFCが可能であり、引込
み可能範囲は4f IFとなる。しかし、この場合には、周
波数の単位変化当りの出力電圧の変化が小さいので、周
波数の識別精度が低いという問題がある。
【0013】一方、周波数の識別精度を高めるために
は、(2)式のnの値を大きくし、これに伴って遅延時
間τの値を大きく設定するのが望ましい。例えば、f=
5/4τとなるB点に中間周波信号の中心周波数fIFを
安定化する。この場合、周波数の単位変化当りの出力電
圧の変化は比較的大きくなるので、周波数の識別精度は
向上するが、AFCが可能な範囲は0.6fIF〜1.4
fIFとなり、引込み可能範囲は0.8fIFとなる。
は、(2)式のnの値を大きくし、これに伴って遅延時
間τの値を大きく設定するのが望ましい。例えば、f=
5/4τとなるB点に中間周波信号の中心周波数fIFを
安定化する。この場合、周波数の単位変化当りの出力電
圧の変化は比較的大きくなるので、周波数の識別精度は
向上するが、AFCが可能な範囲は0.6fIF〜1.4
fIFとなり、引込み可能範囲は0.8fIFとなる。
【0014】このように、従来技術による場合、周波数
の識別精度が低いことを許容して引込み可能範囲を拡げ
るか、或いは、引込み可能範囲が狭いことを許容して周
波数の識別精度を高めるかのいずれか一方を選択する必
要があった。
の識別精度が低いことを許容して引込み可能範囲を拡げ
るか、或いは、引込み可能範囲が狭いことを許容して周
波数の識別精度を高めるかのいずれか一方を選択する必
要があった。
【0015】本発明はこのような事情に鑑みて創作され
たもので、周波数の識別精度が高く且つ引込み可能範囲
が広い周波数弁別器を提供することを目的としている。
たもので、周波数の識別精度が高く且つ引込み可能範囲
が広い周波数弁別器を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明の周波数弁別器の第1乃至第3の構成のいずれか
により解決される。
本発明の周波数弁別器の第1乃至第3の構成のいずれか
により解決される。
【0017】本発明の周波数弁別器の第1の構成は、周
波数弁別すべき信号が入力され、その遮断周波数fHPF
は遅延回路の遅延時間τに応じて設定されているハイパ
スフィルタと、該ハイパスフィルタを通過した信号を分
岐する分岐回路と、該分岐回路により分岐された信号の
一方に所定の上記遅延時間τを与えて出力する上記遅延
回路と、該遅延回路の出力信号と上記分岐回路により分
岐された信号の他方とをミキシングして出力する乗算回
路とを備えている。
波数弁別すべき信号が入力され、その遮断周波数fHPF
は遅延回路の遅延時間τに応じて設定されているハイパ
スフィルタと、該ハイパスフィルタを通過した信号を分
岐する分岐回路と、該分岐回路により分岐された信号の
一方に所定の上記遅延時間τを与えて出力する上記遅延
回路と、該遅延回路の出力信号と上記分岐回路により分
岐された信号の他方とをミキシングして出力する乗算回
路とを備えている。
【0018】本発明の周波数弁別器の第2の構成は、周
波数弁別すべき信号が入力され、その遮断周波数fLPF
は遅延回路の遅延時間τに応じて設定されているローパ
スフィルタと、該ローパスフィルタを通過した信号を分
岐する分岐回路と、該分岐回路により分岐された信号の
一方に所定の上記遅延時間τを与えて出力する上記遅延
回路と、該遅延回路の出力信号と上記分岐回路により分
岐された信号の他方とをミキシングして出力する乗算回
路とを備えている。
波数弁別すべき信号が入力され、その遮断周波数fLPF
は遅延回路の遅延時間τに応じて設定されているローパ
スフィルタと、該ローパスフィルタを通過した信号を分
岐する分岐回路と、該分岐回路により分岐された信号の
一方に所定の上記遅延時間τを与えて出力する上記遅延
回路と、該遅延回路の出力信号と上記分岐回路により分
岐された信号の他方とをミキシングして出力する乗算回
路とを備えている。
【0019】本発明の周波数弁別器の第3の構成は、周
波数弁別すべき信号が入力され、その高周波側遮断周波
数fH 及び低周波側遮断周波数fL は遅延回路の遅延時
間τに応じて設定されるバンドパスフィルタと、該バン
ドパスフィルタを通過した信号を分岐する分岐回路と、
該分岐回路により分岐された信号の一方に所定の上記遅
延時間τを与えて出力する上記遅延回路と、該遅延回路
の出力信号と上記分岐回路により分岐された信号の他方
とをミキシングして出力する乗算回路とを備えている。
波数弁別すべき信号が入力され、その高周波側遮断周波
数fH 及び低周波側遮断周波数fL は遅延回路の遅延時
間τに応じて設定されるバンドパスフィルタと、該バン
ドパスフィルタを通過した信号を分岐する分岐回路と、
該分岐回路により分岐された信号の一方に所定の上記遅
延時間τを与えて出力する上記遅延回路と、該遅延回路
の出力信号と上記分岐回路により分岐された信号の他方
とをミキシングして出力する乗算回路とを備えている。
【0020】
【作用】本発明の第1、第2又は第3の構成によると、
フィルタを用いて入力信号の周波数帯域を制限している
ので、周波数の識別精度が高い領域で周波数弁別を行っ
たとしても、従来と比べて大幅に引込み可能範囲を拡げ
ることができ、周波数の識別精度が高く且つ引込み可能
範囲の広い周波数弁別器の提供が可能になる。
フィルタを用いて入力信号の周波数帯域を制限している
ので、周波数の識別精度が高い領域で周波数弁別を行っ
たとしても、従来と比べて大幅に引込み可能範囲を拡げ
ることができ、周波数の識別精度が高く且つ引込み可能
範囲の広い周波数弁別器の提供が可能になる。
【0021】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。具体的には、周波数の識別精度が高いB点で周波数
弁別を行った場合にも引込み可能範囲が広い周波数弁別
器の構成及び各種パラメータの設定について説明する。
尚、全図を通して実質的に同一の部分には同一の符号を
付す。
る。具体的には、周波数の識別精度が高いB点で周波数
弁別を行った場合にも引込み可能範囲が広い周波数弁別
器の構成及び各種パラメータの設定について説明する。
尚、全図を通して実質的に同一の部分には同一の符号を
付す。
【0022】図1は本発明の周波数弁別器の第1の構成
の実施例を示すブロック図である。8は所定の遮断周波
数fHPF を有するハイパスフィルタであり、このハイパ
スフィルタ8には周波数弁別すべき信号が入力される。
2はハイパスフィルタ8を通過した信号を分岐する分岐
回路である。
の実施例を示すブロック図である。8は所定の遮断周波
数fHPF を有するハイパスフィルタであり、このハイパ
スフィルタ8には周波数弁別すべき信号が入力される。
2はハイパスフィルタ8を通過した信号を分岐する分岐
回路である。
【0023】4は分岐回路2により分岐された信号の一
方が入力される遅延回路であり、この遅延回路4は入力
信号に所定の遅延時間τを与えて出力する。6は遅延回
路4の出力信号と分岐回路2により分岐された信号の他
方とが入力する乗算回路であり、この乗算回路6は入力
した2つの信号をミキシングして出力する。
方が入力される遅延回路であり、この遅延回路4は入力
信号に所定の遅延時間τを与えて出力する。6は遅延回
路4の出力信号と分岐回路2により分岐された信号の他
方とが入力する乗算回路であり、この乗算回路6は入力
した2つの信号をミキシングして出力する。
【0024】以下の説明(本発明の第1の構成以外の構
成の実施例の説明を含む。)では、周波数弁別すべき信
号が、コヒーレント光通信においてヘテロダイン検波し
て得られた、変調成分を含む中間周波信号であるとす
る。
成の実施例の説明を含む。)では、周波数弁別すべき信
号が、コヒーレント光通信においてヘテロダイン検波し
て得られた、変調成分を含む中間周波信号であるとす
る。
【0025】図2において(A)はハイパスフィルタ8
がないとしたときの周波数弁別特性を示すグラフであ
る。この場合、従来技術によるのと同じように、(2)
式を満足するように中間周波信号の中心周波数fIF及び
遅延時間τを設定することができる。ただし、n=0と
すると、前述したように周波数の識別精度を高めること
ができないので、本発明を実施するに際しては、nが自
然数であることが望ましい。周波数弁別特性のB点に中
間周波信号の中心周波数fIFを安定化するようなAFC
を行う場合には、n=2となる。
がないとしたときの周波数弁別特性を示すグラフであ
る。この場合、従来技術によるのと同じように、(2)
式を満足するように中間周波信号の中心周波数fIF及び
遅延時間τを設定することができる。ただし、n=0と
すると、前述したように周波数の識別精度を高めること
ができないので、本発明を実施するに際しては、nが自
然数であることが望ましい。周波数弁別特性のB点に中
間周波信号の中心周波数fIFを安定化するようなAFC
を行う場合には、n=2となる。
【0026】この場合、ハイパスフィルタ8の遮断周波
数fHPF は、図2の(B)に示されるように、fHPF =
3/4τとなるようにする。一般的には、(2)式の条
件のもとでは、 fHPF =(2n−1)/4τ …(3) を満足するようにする。
数fHPF は、図2の(B)に示されるように、fHPF =
3/4τとなるようにする。一般的には、(2)式の条
件のもとでは、 fHPF =(2n−1)/4τ …(3) を満足するようにする。
【0027】図2の(C)は図1に示された構成の周波
数弁別器における周波数弁別特性を示すグラフである。
引込み可能範囲の上限は、従来技術によりB点でAFC
を行う場合と同様に、7/4τであるが、引込み可能範
囲の下限は−5/4τにまで拡大されている。従って、
この周波数弁別器を周波数の識別精度が高い領域で使用
した場合にも、引込み可能範囲を格段に拡げることがで
きる。
数弁別器における周波数弁別特性を示すグラフである。
引込み可能範囲の上限は、従来技術によりB点でAFC
を行う場合と同様に、7/4τであるが、引込み可能範
囲の下限は−5/4τにまで拡大されている。従って、
この周波数弁別器を周波数の識別精度が高い領域で使用
した場合にも、引込み可能範囲を格段に拡げることがで
きる。
【0028】ハイパスフィルタを用いて入力信号の低周
波成分をカットしているにもかかわらず、図2の(C)
の周波数弁別特性において、遮断周波数よりも低周波側
で周波数弁別器の出力電圧が正の値をとっているのは次
の理由による。
波成分をカットしているにもかかわらず、図2の(C)
の周波数弁別特性において、遮断周波数よりも低周波側
で周波数弁別器の出力電圧が正の値をとっているのは次
の理由による。
【0029】即ち、変調成分を含まない理想的な正弦波
が周波数弁別器に入力した場合には、ハイパスフィルタ
の遮断周波数fHPF よりも低い周波数の信号に対しては
周波数弁別器の出力は零になるが、周波数弁別器に入力
する信号が、変調成分を含む中間周波信号である場合に
は、この中間周波信号の中心周波数が遮断周波数fHP F
よりも低周波側にあるとしても、中間周波信号の高次の
スペクトル(サイドローブ)が遮断周波数fHPFよりも
高周波側に存在し、中間周波信号の中心周波数fIFに対
して正の出力電圧が得られるものである。
が周波数弁別器に入力した場合には、ハイパスフィルタ
の遮断周波数fHPF よりも低い周波数の信号に対しては
周波数弁別器の出力は零になるが、周波数弁別器に入力
する信号が、変調成分を含む中間周波信号である場合に
は、この中間周波信号の中心周波数が遮断周波数fHP F
よりも低周波側にあるとしても、中間周波信号の高次の
スペクトル(サイドローブ)が遮断周波数fHPFよりも
高周波側に存在し、中間周波信号の中心周波数fIFに対
して正の出力電圧が得られるものである。
【0030】図3は本発明の周波数弁別器の第2の構成
の実施例を示すブロック図である。この実施例では、図
1のハイパスフィルタ8に代えて、所定の遮断周波数f
LPF を有するローパスフィルタ10が設けられている。
の実施例を示すブロック図である。この実施例では、図
1のハイパスフィルタ8に代えて、所定の遮断周波数f
LPF を有するローパスフィルタ10が設けられている。
【0031】図4は図2に対応している。(2)式を満
足するように中間周波信号の中心周波数fIFと遅延時間
τが設定されている場合には、ローパスフィルタ10の
遮断周波数fLPF は、 fLPF =(2n+3)/4τ …(4) に設定される。
足するように中間周波信号の中心周波数fIFと遅延時間
τが設定されている場合には、ローパスフィルタ10の
遮断周波数fLPF は、 fLPF =(2n+3)/4τ …(4) に設定される。
【0032】(2)式でn=2として、中間周波信号の
中心周波数fIFを周波数弁別特性におけるB点に安定化
するようなAFCを行う場合には、ローパスフィルタの
遮断周波数fLPF は7/4τとなる。
中心周波数fIFを周波数弁別特性におけるB点に安定化
するようなAFCを行う場合には、ローパスフィルタの
遮断周波数fLPF は7/4τとなる。
【0033】この場合、引込み可能範囲の下限は、従来
技術による場合と同様に3/4τであるが、引込み可能
範囲の上限は原理的には消失し、従来技術による場合と
比べて引込み可能範囲が拡大する。また、周波数弁別特
性のB点においては、周波数の単位変化当りの周波数弁
別器の出力電圧の変化が大きいので、周波数の識別精度
が高い。
技術による場合と同様に3/4τであるが、引込み可能
範囲の上限は原理的には消失し、従来技術による場合と
比べて引込み可能範囲が拡大する。また、周波数弁別特
性のB点においては、周波数の単位変化当りの周波数弁
別器の出力電圧の変化が大きいので、周波数の識別精度
が高い。
【0034】図5は本発明の周波数弁別器の第3の構成
を示すブロック図である。この実施例では、図1のハイ
パスフィルタ8又は図3のローパスフィルタ10に代え
て、所定の高周波側遮断周波数fH 及び低周波側遮断周
波数fL を有するバンドパスフィルタ12が設けられて
いる。即ち、この実施例の構成は、図1の構成の特徴と
図3の構成の特徴とを兼ね備えている。
を示すブロック図である。この実施例では、図1のハイ
パスフィルタ8又は図3のローパスフィルタ10に代え
て、所定の高周波側遮断周波数fH 及び低周波側遮断周
波数fL を有するバンドパスフィルタ12が設けられて
いる。即ち、この実施例の構成は、図1の構成の特徴と
図3の構成の特徴とを兼ね備えている。
【0035】図6は図2又は図4に対応している。
(2)式を満足するように中間周波信号の中心周波数f
IFと遅延時間τが設定されている場合には、高周波側遮
断周波数fH 及び低周波側遮断周波数fL は、それぞ
れ、 fH =(2n+3)/4τ …(5) fL =(2n−1)/4τ …(6) に設定される。例えば、n=2として中間周波信号の中
心周波数fIFをB点に安定化するようにAFCを行う場
合には、fH =7/4τ,fL =3/4τとなる。
(2)式を満足するように中間周波信号の中心周波数f
IFと遅延時間τが設定されている場合には、高周波側遮
断周波数fH 及び低周波側遮断周波数fL は、それぞ
れ、 fH =(2n+3)/4τ …(5) fL =(2n−1)/4τ …(6) に設定される。例えば、n=2として中間周波信号の中
心周波数fIFをB点に安定化するようにAFCを行う場
合には、fH =7/4τ,fL =3/4τとなる。
【0036】この場合、図6の(C)に示されるよう
に、引込み可能範囲の下限は−5/4τとなり、引込み
可能範囲の上限は原理的には消失し、従来技術による場
合と比較して引込み可能範囲が大幅に広くなる。
に、引込み可能範囲の下限は−5/4τとなり、引込み
可能範囲の上限は原理的には消失し、従来技術による場
合と比較して引込み可能範囲が大幅に広くなる。
【0037】図7は図5の周波数弁別器に変調された中
間周波信号ではなく正弦波を適用したときの特性の実測
データを示すグラフである。破線14で示されるのは、
バンドパスフィルタ12がないとしたとき(従来技術に
対応)の周波数弁別特性を表し、この特性は図6の
(A)に相当している。
間周波信号ではなく正弦波を適用したときの特性の実測
データを示すグラフである。破線14で示されるのは、
バンドパスフィルタ12がないとしたとき(従来技術に
対応)の周波数弁別特性を表し、この特性は図6の
(A)に相当している。
【0038】一点鎖線16で示されるのは、バンドパス
フィルタ12の周波数特性であり、これは図6の(B)
に相当している。尚、ここでは、低周波側遮断周波数f
L は3GHzに設定され、高周波側遮断周波数fH は7
GHzに設定されている。
フィルタ12の周波数特性であり、これは図6の(B)
に相当している。尚、ここでは、低周波側遮断周波数f
L は3GHzに設定され、高周波側遮断周波数fH は7
GHzに設定されている。
【0039】実線18で示されるのは、バンドパスフィ
ルタ12を含む正規の周波数弁別器に正弦波信号を入力
したときの周波数弁別特性である。高周波側遮断周波数
fH よりも高い周波数領域で周波数弁別器の出力電圧が
僅かに正の値になっているのは、バンドパスフィルタの
遮断特性があまりよくないことに起因している。
ルタ12を含む正規の周波数弁別器に正弦波信号を入力
したときの周波数弁別特性である。高周波側遮断周波数
fH よりも高い周波数領域で周波数弁別器の出力電圧が
僅かに正の値になっているのは、バンドパスフィルタの
遮断特性があまりよくないことに起因している。
【0040】図8は図5に示された周波数弁別器にヘテ
ロダイン検波により得られた中間周波信号を入力したと
きの周波数弁別特性の実測データを示すグラフである。
この中間周波信号は、半導体レーザからの周波数変調、
位相変調或いは振幅変調されている信号光を別の半導体
レーザからの局部発振光とミキシングすることによって
ヘテロダイン検波して得られたものである。
ロダイン検波により得られた中間周波信号を入力したと
きの周波数弁別特性の実測データを示すグラフである。
この中間周波信号は、半導体レーザからの周波数変調、
位相変調或いは振幅変調されている信号光を別の半導体
レーザからの局部発振光とミキシングすることによって
ヘテロダイン検波して得られたものである。
【0041】この場合には、遮断周波数が良好でないバ
ンドパスフィルタを用いているので、高周波側遮断周波
数よりも高い周波数領域で周波数弁別器の出力電圧が正
になり、図6の(C)に示された理想的な特性と異なる
引込み可能範囲が得られている。
ンドパスフィルタを用いているので、高周波側遮断周波
数よりも高い周波数領域で周波数弁別器の出力電圧が正
になり、図6の(C)に示された理想的な特性と異なる
引込み可能範囲が得られている。
【0042】ところで、これまでの実施例において、中
間周波信号の中心周波数がハイパスフィルタ、ローパス
フィルタ又はバンドパスフィルタの通過帯域から大きく
はずれた場合、この中心周波数が引込み可能範囲内にあ
る限りにおいては、本発明の原理上AFCの実施が可能
であるが、上記通過帯域内にある中間周波信号の高次の
スペクトルの電力積分が小さいと、周波数弁別器の出力
電圧の正負が誤って検出されることがあるという問題が
ある。
間周波信号の中心周波数がハイパスフィルタ、ローパス
フィルタ又はバンドパスフィルタの通過帯域から大きく
はずれた場合、この中心周波数が引込み可能範囲内にあ
る限りにおいては、本発明の原理上AFCの実施が可能
であるが、上記通過帯域内にある中間周波信号の高次の
スペクトルの電力積分が小さいと、周波数弁別器の出力
電圧の正負が誤って検出されることがあるという問題が
ある。
【0043】そこで、この問題を解決するために、図9
に示されたような構成を採用することができる。この例
では、ハイパスフィルタ8、ローパスフィルタ10又は
バンドパスフィルタ12と分岐回路2の間にリミッタ回
路20又は利得飽和増幅器22を設ける。この構成によ
ると、中間周波信号の中心周波数がフィルタの通過帯域
から大きくはずれている場合であっても周波数弁別器の
出力電圧の正負誤検知が防止され、引込み可能範囲の効
果的な拡大が可能になる。
に示されたような構成を採用することができる。この例
では、ハイパスフィルタ8、ローパスフィルタ10又は
バンドパスフィルタ12と分岐回路2の間にリミッタ回
路20又は利得飽和増幅器22を設ける。この構成によ
ると、中間周波信号の中心周波数がフィルタの通過帯域
から大きくはずれている場合であっても周波数弁別器の
出力電圧の正負誤検知が防止され、引込み可能範囲の効
果的な拡大が可能になる。
【0044】図10に示すように、リミッタ回路20又
は利得飽和増幅回路22に代えて自動利得制御回路24
を設けてもよい。この構成によっても、引込み可能範囲
の効果的な拡大が可能になる。
は利得飽和増幅回路22に代えて自動利得制御回路24
を設けてもよい。この構成によっても、引込み可能範囲
の効果的な拡大が可能になる。
【0045】図11は本発明の周波数弁別器を適用可能
なコヒーレント光通信用受信機のブロック図である。光
伝送路により伝送されてきた変調成分を有する信号光
は、局部発振光源26からの局部発振光とともに光カプ
ラ28に入力する。光カプラ28では信号光と局部発振
光が重畳され、この光はフォトダイオード等を備えてな
る光検波回路30でヘテロダイン検波され、光検波回路
30からは中間周波信号が出力される。この中間周波信
号は、復調回路32においてベースバンド信号に変換さ
れる。
なコヒーレント光通信用受信機のブロック図である。光
伝送路により伝送されてきた変調成分を有する信号光
は、局部発振光源26からの局部発振光とともに光カプ
ラ28に入力する。光カプラ28では信号光と局部発振
光が重畳され、この光はフォトダイオード等を備えてな
る光検波回路30でヘテロダイン検波され、光検波回路
30からは中間周波信号が出力される。この中間周波信
号は、復調回路32においてベースバンド信号に変換さ
れる。
【0046】光検波回路30からの中間周波信号はその
一方で本発明に係る周波数弁別器34に入力される。そ
して、周波数弁別器34の出力電圧に基づいて、AFC
回路36が局部発振光源26の発振周波数を制御する。
この制御は、周波数弁別器34の出力電圧が一定値(望
ましくは零)になるように局部発振回路26における半
導体レーザのバイアス電流を調整することによって行わ
れる。
一方で本発明に係る周波数弁別器34に入力される。そ
して、周波数弁別器34の出力電圧に基づいて、AFC
回路36が局部発振光源26の発振周波数を制御する。
この制御は、周波数弁別器34の出力電圧が一定値(望
ましくは零)になるように局部発振回路26における半
導体レーザのバイアス電流を調整することによって行わ
れる。
【0047】本発明の周波数弁別器を用いてAFCフィ
ードバックループを構成することによって、中間周波信
号の中心周波数の安定度が高まるとともに、引込み可能
範囲の拡大に伴ってAFCが可能な周波数範囲が拡が
る。
ードバックループを構成することによって、中間周波信
号の中心周波数の安定度が高まるとともに、引込み可能
範囲の拡大に伴ってAFCが可能な周波数範囲が拡が
る。
【0048】図9又は図10に示された実施例において
は、リミッタ回路20、利得飽和増幅回路22及び自動
利得制御回路24のいずれか1つが設けられているが、
これらのうちの2つ又は3つを組み合わせて直列に設け
てもよい。
は、リミッタ回路20、利得飽和増幅回路22及び自動
利得制御回路24のいずれか1つが設けられているが、
これらのうちの2つ又は3つを組み合わせて直列に設け
てもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
周波数の識別精度が高く且つ引込み可能範囲の広い周波
数弁別器の提供が可能になるという効果を奏する。
周波数の識別精度が高く且つ引込み可能範囲の広い周波
数弁別器の提供が可能になるという効果を奏する。
【図1】本発明の周波数弁別器の第1の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】本発明の第1の構成における引込み可能範囲の
説明図である。
説明図である。
【図3】本発明の周波数弁別器の第2の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図4】本発明の第2の構成における引込み可能範囲の
説明図である。
説明図である。
【図5】本発明の周波数弁別器の第3の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図6】本発明の第3の構成における引込み可能範囲の
説明図である。
説明図である。
【図7】正弦波を適用したときの特性の実測データを示
すグラフである。
すグラフである。
【図8】ヘテロダイン検波により得られた中間周波信号
を入力したときの特性の実測データを示すグラフであ
る。
を入力したときの特性の実測データを示すグラフであ
る。
【図9】引込み可能範囲の拡大に適した実施例を示す図
である。
である。
【図10】図9の変形例を示す図である。
【図11】本発明の周波数弁別器を適用可能なコヒーレ
ント光通信用受信機のブロック図である。
ント光通信用受信機のブロック図である。
【図12】従来の周波数弁別器の構成例を示すブロック
図である。
図である。
【図13】従来技術による場合の引込み可能範囲の説明
図である。
図である。
2 分岐回路 4 遅延回路 6 乗算回路 8 ハイパスフィルタ 10 ローパスフィルタ 12 バンドパスフィルタ
Claims (8)
- 【請求項1】 周波数弁別すべき信号が入力され、その
遮断周波数fHPFは遅延回路(4) の遅延時間τに応じて
設定されているハイパスフィルタ(8) と、 該ハイパスフィルタ(8) を通過した信号を分岐する分岐
回路(2) と、 該分岐回路(2) により分岐された信号の一方に所定の上
記遅延時間τを与えて出力する上記遅延回路(4) と、 該遅延回路(4) の出力信号と上記分岐回路(2) により分
岐された信号の他方とをミキシングして出力する乗算回
路(6) とを備えたことを特徴とする周波数弁別器。 - 【請求項2】 周波数弁別すべき信号が入力され、その
遮断周波数fLPFは遅延回路(4) の遅延時間τに応じて
設定されているローパスフィルタ(10)と、 該ローパスフィルタ(10)を通過した信号を分岐する分岐
回路(2) と、 該分岐回路(2) により分岐された信号の一方に所定の上
記遅延時間τを与えて出力する上記遅延回路(4) と、 該遅延回路(4) の出力信号と上記分岐回路(2) により分
岐された信号の他方とをミキシングして出力する乗算回
路(6) とを備えたことを特徴とする周波数弁別器。 - 【請求項3】 周波数弁別すべき信号が入力され、その
高周波側遮断周波数fH 及び低周波側遮断周波数fL は
遅延回路(4) の遅延時間τに応じて設定されるバンドパ
スフィルタ(12)と、 該バンドパスフィルタ(12)を通過した信号を分岐する分
岐回路(2) と、 該分岐回路(2) により分岐された信号の一方に所定の上
記遅延時間τを与えて出力する上記遅延回路(4) と、 該遅延回路(4) の出力信号と上記分岐回路(2) により分
岐された信号の他方とをミキシングして出力する乗算回
路(6) とを備えたことを特徴とする周波数弁別器。 - 【請求項4】 上記周波数弁別すべき信号はコヒーレン
ト光通信においてヘテロダイン検波して得られた変調成
分を含む中間周波信号であり、上記遅延時間τは、上記
中間周波信号の中心周波数をfIFとするときに、 fIF=(2n+1)/4τ (nは自然数) で表される関係を満足することを特徴とする請求項1乃
至3のいずれかに記載の周波数弁別器。 - 【請求項5】 上記遮断周波数fHPF は、 fHPF =(2n−1)/4τ で表される関係を満足することを特徴とする請求項4に
記載の周波数弁別器。 - 【請求項6】 上記遮断周波数fLPF は、 fLPF =(2n+3)/4τ で表される関係を満足することを特徴とする請求項4に
記載の周波数弁別器。 - 【請求項7】 上記高周波側遮断周波数fH 及び上記低
周波側遮断周波数f L は、それぞれ、 fH =(2n+3)/4τ fL =(2n−1)/4τ で表される関係を満足することを特徴とする請求項4に
記載の周波数弁別器。 - 【請求項8】 上記ハイパスフィルタ(8) 、上記ローパ
スフィルタ(10)又は上記バンドパスフィルタ(12)と上記
分岐回路(2) の間に、リミッタ回路(20)、利得飽和増幅
回路(22)及び自動利得制御回路(24)のうちから選択され
る1又は2以上の回路が設けられていることを特徴とす
る請求項1乃至7のいずれかに記載の周波数弁別器。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3148823A JP2798526B2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 周波数弁別器 |
CA002071624A CA2071624C (en) | 1991-06-20 | 1992-06-18 | Frequency discriminator and heterodyne receiver provided with the frequency discriminator for coherent lightwave communications |
EP92110362A EP0519491B1 (en) | 1991-06-20 | 1992-06-19 | Frequency discriminator and heterodyne receiver provided with the frequency discriminator for coherent lightwave communications |
DE69213348T DE69213348D1 (de) | 1991-06-20 | 1992-06-19 | Frequenzdiskriminator und Überlagerungsempfänger ausgestattet mit diesem Frequenzdiskriminator zur kohärenten Lichtübertragung |
US08/462,565 US5568305A (en) | 1991-06-20 | 1995-06-05 | Heterodyne receiver provided with a frequency discriminator for coherent lightwave communications |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3148823A JP2798526B2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 周波数弁別器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0548340A true JPH0548340A (ja) | 1993-02-26 |
JP2798526B2 JP2798526B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=15461524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3148823A Expired - Lifetime JP2798526B2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 周波数弁別器 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5568305A (ja) |
EP (1) | EP0519491B1 (ja) |
JP (1) | JP2798526B2 (ja) |
CA (1) | CA2071624C (ja) |
DE (1) | DE69213348D1 (ja) |
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JP4184474B2 (ja) * | 1997-08-22 | 2008-11-19 | 松下電器産業株式会社 | 光伝送システムならびにそれに用いられる光送信装置および光受信装置 |
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- 1991-06-20 JP JP3148823A patent/JP2798526B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH01238307A (ja) * | 1988-03-18 | 1989-09-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Fm検波回路 |
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