JP2012104948A - 増幅回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】オフセットの環境変動を小さくする。
【解決手段】第1の温度特性を備えた第1の電圧信号を出力する第1の電圧源と、入力電圧信号を第1のバイアス信号に応じて増幅し、第2の電圧信号として出力するプリアンプと、前記プリアンプのレプリカ回路構成を備え、入力した所定の電圧を前記第1のバイアス信号に応じて増幅し、コモン電圧信号として出力するレプリカプリアンプと、前記第1の電圧信号と、前記コモン電圧信号との電圧差から前記第1のバイアス信号を生成する誤差アンプと、前記第2の電圧信号に応じた出力電圧信号を出力し、オフセット制御信号に応じて、前記出力電圧信号のオフセット電圧を調整する増幅器と、を有する増幅回路。
【選択図】図1

Description

本発明は、増幅回路に関するものであり、特に、コンパレータ回路や差動増幅回路に用いる増幅回路に関するものである。
コンパレータは信号レベルを比較するための回路であり、ADコンバータ等で一般的に用いられる。近年、機器の省電力化、低コスト化の要求がますます強くなっている。低消費電力、低面積なADコンバータを実現するためにはコンパレータに微細な素子を用いる必要がある。しかし、素子を微細化するに伴い製造バラツキが大きくなり、コンパレータのオフセットのバラツキも大きくなってしまう。このため、このようなコンパレータのオフセットを補正する機構が必要となる。
しかし、上記のようなオフセット補正機構を設けたとしても、電源電圧や温度等の環境変化により、コンパレータのオフセットは更に変動する。従来では、オフセットの環境変動が大きいため、環境が変化した場合にコンパレータの精度が劣化してしまっていた。このため、オフセットの環境変動を小さくし、高精度なコンパレータを実現する要求が高くなっている。
特許文献1に、製造ばらつきによるオフセット電圧をキャンセルするための、補正機能付きダイナミックコンパレータの技術が開示されている。図19に、特許文献1のコンパレータ回路1の回路構成を示す。図19に示すように、コンパレータ回路1は、PMOSトランジスタMP0〜MP5と、NMOSトランジスタMN1〜MN5と、可変容量C1、C2とを有する。
図19に示すように、コンパレータ回路1は、差動対トランジスタ(MN1、MN2)のドレインに可変容量素子C1、C2を持つ構成である。この容量値を調整することで、オフセット電圧を調整する。可変容量C1はn個のPMOSトランジスタから構成され、入力デジタル信号のバイナリの重み付けがされている。
このPMOSトランジスタの制御端子Lxにロウレベルの信号が印加されると、トランジスタのチャネルが形成され容量値が大きくなる。逆に、ハイレベルが印加されるとトランジスタのチャネルが消滅し容量値が小さくなる。このようにして、入力デジタル信号に応じて、可変容量C1の容量値が設定される。
可変容量C2も同様であり、PMOSトランジスタの制御端子Rxにデジタル入力信号が印加され、可変容量C2の容量値が設定される。そして、可変容量C1、C2の容量値を設定することで、オフセット電圧がコンパレータ回路1に設定される。
また特許文献2のような技術もある。特許文献2では、コンパレータ回路の前段にプリアンプを配置し、プリアンプのレプリカを用いた技術が開示されている。図20に、特許文献2で用いられている差動増幅回路2の構成を示す。図20に示すように、レプリカ回路4と、コンパレータ回路5と、差動増幅器6とを有する。
レプリカ回路4は、PMOSトランジスタMP1r、MP3rと、NMOSトランジスタMN1rと、定電流源IS1rとを有する。PMOSトランジスタMP1r、MP3r、NMOSトランジスタMN1rは、それぞれ差動増幅器6のPMOSトランジスタMP1、MP3、NMOSトランジスタMN1とトランジスタサイズ等の特性が全て同一となっている。また、レプリカ回路4の定電流源IS1rの電流値は、差動増幅器6の定電流源IS1の半分となっている。なお、コンパレータ回路5の前段プリアンプの出力コモン電圧をVoutcm_idealとして、理想的には電位差Vdd−Voutcm_idealが条件によらず一定とする。
米国特許出願公開第2009/0195424A1号明細書 特開2008−306504号公報
ここで、特許文献1のコンパレータにおいては電源、温度等の環境変動(環境ドリフト)があると、図21、図22に示すように、設定された合計オフセット電圧Vadj=VOFF+VCALが変動してしまう。図21は、環境ドリフト前のコンパレータ出力、図22は、環境ドリフト後のコンパレータ出力である。このことから、製造ばらつきによるオフセット電圧OFFが完全にキャンセルされなくなり、コンパレータ回路の精度が劣化してしまう。これにより、オフセットの再補正が必要となっていた。そのため、オフセットの環境変動を小さくして再補正の必要を無くすことが求められている。
本発明の一態様は、第1の温度特性を備えた第1の電圧信号を出力する第1の電圧源と、入力電圧信号を第1のバイアス信号に応じて増幅し、第2の電圧信号として出力するプリアンプと、前記プリアンプのレプリカ回路構成を備え、入力した所定の電圧を前記第1のバイアス信号に応じて増幅し、コモン電圧信号として出力するレプリカプリアンプと、前記第1の電圧信号と、前記コモン電圧信号との電圧差から前記第1のバイアス信号を生成する誤差アンプと、前記第2の電圧信号に応じた出力電圧信号を出力し、オフセット制御信号に応じて、前記出力電圧信号のオフセット電圧を調整する差動増幅器と、を有する増幅回路である。
本発明の他の態様は、第1の温度特性を備えた第1の電圧信号を出力する第1の電圧源と、入力電圧信号を第1のバイアス信号に応じて増幅し、第2の電圧信号として出力するプリアンプと、前記第2の電圧信号を分圧し、コモン電圧を生成する分圧回路と、前記第1の電圧信号と、前記コモン電圧信号との電圧差から前記第1のバイアス信号を生成する誤差アンプと、前記第2の電圧信号に応じた出力電圧信号を出力し、オフセット制御信号に応じて、前記出力電圧信号のオフセット電圧を調整する差動増幅器と、を有する増幅回路である。
本発明は、第1の温度特性を備えた第1の電圧信号を出力する第1の電圧源を有している。この第1の電圧信号と、プリアンプもしくはレプリカプリアンプからフィードバックしたコモン電圧との電位差に応じた第1のバイアス信号を生成し、プリアンプの出力する第2の電圧信号を制御する。このフィードバック制御は、環境温度が変動した場合の差動増幅器のオフセットの変動を打ち消すように働くため、オフセット制御信号に応じて調整された差動増幅器の出力電圧信号のオフセット電圧の変動を低減化することができる。
本発明によれば、オフセットの環境温度の変動を低減した増幅回路を提供できる。
実施の形態1にかかるコンパレータ回路の構成である。 実施の形態1にかかるプリアンプの構成である。 実施の形態1にかかるレプリカプリアンプの構成である。 実施の形態1にかかる負温度特性電圧源の構成の一例である。 実施の形態1にかかる電流源の構成の一例である。 実施の形態1にかかるコンパレータ部の構成である。 実施の形態1にかかる可変容量の構成である。 コンパレータ部のオフセット電圧を説明するグラフである。 実施の形態1にかかるコンパレータ部の判定直後の状態の等価回路を示す図である。 実施の形態1にかかるコンパレータ部の環境温度変動に対するVgseff電圧の変化を示す表である。 従来技術のコンパレータ回路の環境温度変動に対するオフセット電圧の変化を説明するグラフである。 従来技術のコンパレータ回路の環境温度変動に対するVgseff電圧の変化を示す表である。 実施の形態2にかかるコンパレータ回路の構成である。 実施の形態2にかかるコンパレータ部の構成である。 実施の形態2にかかるコンパレータ部の入力デジタル信号に対する可変容量の容量値のグラフである。 実施の形態3にかかるコンパレータ回路の構成である。 実施の形態3にかかる差動増幅回路の構成である。 実施の形態3にかかる差動増幅器の構成である。 従来技術のコンパレータ回路の構成である。 従来技術のコンパレータ回路の構成である。 従来技術のコンパレータ回路の問題点を説明するための図である。 従来技術のコンパレータ回路の問題点を説明するための図である。
発明の実施の形態1
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態1について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態1は、本発明をコンパレータ回路等の増幅回路に適用したものである。以下、本実施の形態1では、コンパレータ回路を想定して記載する。
図1に本実施の形態にかかるコンパレータ回路100の構成を示す。図1に示すように、コンパレータ回路100は、プリアンプPRE_AMP1と、コンパレータ部COMP2と、レプリカプリアンプREP_AMP3と、誤差アンプGAMP4と、負温度特性電圧源NEG_CV5と、電流源CS6とを有する。
プリアンプPRE_AMP1は、コンパレータ部COMP2の前段に接続される。プリアンプPRE_AMP1は、リファレンス電圧VREFと、入力電圧VINを入力し、その電位差を増幅して、出力電圧Va1、Va2を出力する。
図2にプリアンプPRE_AMP1の構成を示す。図2に示すように、プリアンプPRE_AMP1は、PMOSトランジスタMP11、MP12と、NMOSトランジスタMN11〜MN13とを有する。
PMOSトランジスタMP11は、ソースが電源端子VDD、ドレインがノードOUT11に接続される。また、ゲートに電圧Vbpが入力される。PMOSトランジスタMP12は、ソースが電源端子VDD、ドレインがノードOUT12に接続される。また、ゲートに電圧Vbpが入力される。なお、電圧Vbpは、誤差アンプGAMP4からの出力電圧である。
ノードOUT11、OUT12は、プリアンプPRE_AMP1の出力ノードであり、それぞれ出力電圧Va1、Va2が出力される。
NMOSトランジスタMN11は、ドレインがノードOUT11、ソースがノードN11に接続される。また、ゲートに入力電圧VINが入力される。NMOSトランジスタMN12は、ドレインがノードOUT12、ソースがノードN11に接続される。また、ゲートにリファレンス電圧VREFが入力される。
NMOSトランジスタMN13は、ドレインがノードN11、ソースが接地端子GNDに接続される。また、ゲートに電圧Vbnが入力される。なお、電圧Vbnは、電流源CS6からの出力電圧である。
レプリカプリアンプREP_AMP3は、プリアンプPRE_AMP1と同じ構成のレプリカ回路である。よって、図3に示すように、プリアンプPRE_AMP1と同様、レプリカプリアンプREP_AMP3は、PMOSトランジスタMP11、MP12と、NMOSトランジスタMN11〜MN13とを有する。図2と同符号のものは、対応する符号の構成と、例えばトランジスタサイズ等が同じとなっている。
但し、プリアンプPRE_AMP1と異なり、NMOSトランジスタMN11、MN12のゲートには、それぞれ同じ所定の電圧VRCが入力される。また、ノードOUT11、OUT12は、レプリカプリアンプREP_AMP3の出力ノードであり、それぞれ出力電圧Vb1、Vb2が出力される。但し、NMOSトランジスタMN11、MN12のゲートには、それぞれ同じ電圧VRCが入力されることから、出力電圧Vb1、Vb2も同電位となり、その電圧をコモン電圧Vcomとする。
負温度特性電圧源NEG_CV5は、負の温度係数を有する電圧源である。負温度特性電圧源NEG_CV5は、環境温度が変動すると、その変動と逆の動きで出力電圧Vcvを変動させる。例えば、環境温度が上昇すると出力電圧Vcvを低下させ、逆に環境温度が低下すると出力電圧Vcvを上昇させる。
負温度特性電圧源NEG_CV5の構成の一例として、例えば図4のような構成が考えられる。この例の負温度特性電圧源NEG_CV5は、抵抗R21と、サーミスタのような負の温度係数を有する抵抗Rneg22とを備える。抵抗R21と抵抗Rneg22は、電源端子VDDと接地端子GNDとの間で直列接続され、接続ノードN21から出力電圧Vcvが出力される。
環境温度が低い場合は、抵抗Rneg22の抵抗が大きいため出力電圧Vcvも高い電圧となるが、環境温度が高くなると、抵抗Rneg22の抵抗が小さくなり出力電圧Vcvも低い電圧となる。なお、図4の構成は、一例であり基本的な機能に影響を与えない範囲で構成が異なっていてもよい。
誤差アンプGAMP4は、レプリカプリアンプREP_AMP3からの出力電圧Vcomと、負温度特性電圧源NEG_CV5からの出力電圧Vcvを入力し、その電位差を増幅して、上述した電圧Vbpを出力する。
電流源CS6は、所定の電圧値となる上記電圧Vbnを出力する。電流源CS6の構成の一例として、例えば図5のような構成が考えられる。この例における電流源CS6は、電流源CS31と、NMOSトランジスタMN31とを有する。電流源CS31と、NMOSトランジスタMN31は、電源端子VDDと接地端子GNDとの間に直列接続され、接続ノードN31から出力電圧Vbnが出力される。なお、図5の構成は、一例であり基本的な機能に影響を与えない範囲で構成が異なっていてもよい。
ここで、上記のような接続構成からレプリカプリアンプREP_AMP3と誤差アンプGAMP4とで、フィードバックループが構成される。このフィードバックループにより、レプリカプリアンプREP_AMP3の出力電位(コモン電圧Vcom)を制御される。誤差アンプGAMP4には、負温度特性電圧源NEG_CV5からの負の温度特性を持つ出力電圧Vcvが入力される。このため、上記フィードバックループ制御では、レプリカプリアンプREP_AMP3の出力電圧(コモン電圧Vcom)が負の温度特性を持つように、DC動作点が設定される。
そして、プリアンプPRE_AMP1とレプリカプリアンプREP_AMP3は同様の構成を有し、誤差アンプGAMP4からの出力電圧Vbpを同じように入力する。このことから、プリアンプPRE_AMP1もレプリカプリアンプREP_AMP3と同様、負の温度特性を持つようにDC動作点が設定され、出力電圧Va1、Va2が負特性を有する。
コンパレータ部COMP2は、プリアンプPRE_AMP1からの出力電圧Va1、Va2を入力し、出力電圧VOUTN、VOUTPを出力する。コンパレータ部COMP2は、デジタル入力信号に応じて、オフセットを調整することができる。なお、コンパレータ部COMP2を、増幅器とみなすこともできる。
図6にコンパレータ部COMP2の構成を示す。図6に示すように、コンパレータ部COMP2は、PMOSトランジスタMP41〜MP46と、NMOSトランジスタMN41〜MN45と、可変容量C41、C42とを有する。
PMOSトランジスタMP41は、ソースが電源端子VDD、ドレインがノードN41に接続される。また、ゲートにはクロックCLKが入力される。PMOSトランジスタMP42は、ソースが電源端子VDD、ドレインがノードN42に接続される。また、ゲートにはクロックCLKが入力される。
PMOSトランジスタMP43は、ソースが電源端子VDD、ドレインがノードN42、ゲートがノードN43に接続される。PMOSトランジスタMP44は、ソースが電源端子VDD、ドレインがノードN43、ゲートがノードN42に接続される。
PMOSトランジスタMP45は、ソースが電源端子VDD、ドレインがノードN43に接続される。また、ゲートにはクロックCLKが入力される。PMOSトランジスタMP46は、ソースが電源端子VDD、ドレインがノードN44に接続される。また、ゲートにはクロックCLKが入力される。
NMOSトランジスタMN41は、ドレインがノードN42、ソースがノードN41、ゲートがノードN43に接続される。NMOSトランジスタMN42は、ドレインがノードN43、ソースがノードN44、ゲートがノードN42に接続される。
NMOSトランジスタMN43は、ドレインがノードN41、ソースがノードN45に接続される。また、ゲートにプリアンプPRE_AMP1からの出力電圧Va1が入力される。NMOSトランジスタMN44は、ドレインがノードN44、ソースがノードN45に接続される。また、ゲートにプリアンプPRE_AMP1からの出力電圧Va2が入力される。
NMOSトランジスタMN45は、ドレインがノードN45、ソースが接地端子GNDに接続される。また、ゲートにクロックCLKが入力される。
可変容量C41は、ノードN41に接続される。可変容量C42は、ノードN44に接続される。可変容量C41、C42はデジタル入力信号の値に応じて、容量値を可変することができる。図7に可変容量C41の構成を示す。なお、可変容量C42も可変容量C41と同様の構成のため、図の説明は省略する。
図7に示すように、可変容量C41は、PMOSトランジスタMP50〜MP5nを有する。各PMOSトランジスタは、ドレインとソースが共通ノードに接続され、その共通ノードがノードN41に接続される(可変容量C42の場合はノードN44に接続)。また、PMOSトランジスタMP50〜MP5nのゲートには、それぞれD0〜Dnのデジタル信号が入力される。なお、デジタル信号D0〜DnのMSBをDn、LSBをD0とする。
PMOSトランジスタMP50〜MP5nのゲート容量は、バイナリの重み付けがされており、例えば、PMOSトランジスタMP50のゲート容量を「1」とすると、PMOSトランジスタMP51のゲート容量を「2」、PMOSトランジスタMP52のゲート容量を「4」、PMOSトランジスタMP53のゲート容量を「8」、・・・、PMOSトランジスタMP5nのゲート容量を「2」に設定する。
各トランジスタのゲートに印加される信号がロウレベル(接地電圧GND)のとき、トランジスタのチャンネルが形成され、可変容量C41の容量値が大きくなる。逆に、ゲートに印加される信号がハイレベル(電源電圧VDD)のとき、トランジスタのチャネルが消滅し、可変容量C41の容量値が小さくなる。可変容量C41の容量値が大きくなると出力ノードであるノードN42の電圧変化速度が低下、容量値が小さくなるとノードN42の電圧変化速度が上昇する。
このように、デジタル信号D0〜Dnの値に応じて、可変容量C41の容量値が設定される。つまり、デジタル信号D0〜Dnの値が大きくなるほど、可変容量C41の容量値が小さくなり、出力ノードであるノードN42の電圧変化速度が上昇する。なお、可変容量C42も同様に、入力デジタル信号に応じて容量値が設定される。そして、可変容量C41とC42の容量値の差に応じて、コンパレータ部COMP2のオフセット電圧が決定される。以上のように、可変容量C41、C42の容量値を設定することで、オフセット電圧がコンパレータ部COMP2に設定される。
なお、本実施の形態1のプリアンプPRE_AMP1、REP_AMP3の入力差動対トランジスタ(MN11、MN12)がNMOSトランジスタであるが、PMOSトランジスタで構成してもよい。但し、この場合には、上述したレプリカプリアンプREP_AMP3の出力電圧(コモン電圧Vcom)が正の温度特性を持つようにすることが望ましい。
以下、本実施の形態1のコンパレータ回路100の動作についてコンパレータ部COMP2を中心に説明する。
ここで、上記可変容量C41、C42に入力されるデジタル信号の値をそれぞれn1、n2とする。この場合、可変容量C41の容量値はC41=n1×Cu、可変容量C42の容量値はC42=n2×Cuとなる。ここで、Cuは可変容量の単位容量値である。この可変容量C41、C42の容量値の差ΔCは、ΔC=(n1−n2)×Cuとなる。
よって、コンパレータ部COMP2のオフセット電圧VCALは、以下の式(1)の様に表すことができる。
Figure 2012104948
ここで、式(1)のIはNMOSトランジスタMN43の電流値、gm1はNMOSトランジスタMN43のトランスコンダクタンス値、CはC=(C41+C42)/2、VgsはNMOSトランジスタMN43のゲート−ソース間電圧、VtはNMOSトランジスタMN43の閾値電圧、VgseffはVgseff=Vgs−Vtである。
図8に、上記式(1)をもとに、ΔCに対するコンパレータ部COMP2のオフセット電圧VCALを示す。図8に示すように、オフセット電圧VCALは、ΔCに対して傾きVgseff/2Cを持って比例する。
次に、上記電圧Vgseffについて、図9に示す等価回路を用いて詳細に解析する。
ここで、コンパレータ部COMP2は、入力信号の大小関係を比較する回路であり、差動入力に等しい電位が印加される場合に感度が高い。以下において、この差動入力に等しい電位場合について解析し、そのときの入力電圧をViと表記する。
判定開始直後の動作によって、コンパレータ部COMP2の判定が決定されるので、判定開始直後のバイアス条件について解析する。コンパレータ部COMP2の回路動作は、電源トランジスタであるNMOSトランジスタMN45と、差動対トランジスタのNMOSトランジスタMN43、MN44だけで決まる。この部分の等価回路を図9に示す。図9に示すように、等価回路は電源端子VDDと接地端子GND間に、NMOSトランジスタM1とM2が直列接続されているように表せる。なお、NMOSトランジスタM1は差動対トランジスタMN43、MN44に相当し、NMOSトランジスタM2はNMOSトランジスタMN45に相当する。また、電圧Viは、プリアンプPRE_AMP1の出力電圧Va1、Va2に相当する。また、上述したが、プリアンプPRE_AMP1の出力電圧Va1、Va2が負の温度特性を有しており、電圧Viも負の温度特性を有していることに注意する。
ここで、NMOSトランジスタM1のドレインには電源電圧VDDが印加される。NMOSトランジスタM1は飽和領域で動作し、NMOSトランジスタM2は三極管領域で動作する。NMOSトランジスタM1の電流値Im1は、以下の式(2)の様に表せる。
Figure 2012104948
ここで、μはキャリア移動度、Coxは単位面積あたりのゲート酸化膜容量、W1はNMOSトランジスタM1のゲート幅、L1はゲート長である。Vcは、NMOSトランジスタM1、M2の接続ノード及びそこに印加される電圧であり、図1のノードN43に相当する。
また、NMOSトランジスタM2の電流値Im2は、以下の式(3)の様に表せる。
Figure 2012104948
ここで、W2はNMOSトランジスタM2のゲート幅、L2はゲート長である。図9からもわかるように、直列接続されるNMOSトランジスタM1とM2の電流値Im1とIm2とは同じ値となり、まとめると以下の式(4)となる。
Figure 2012104948
ここで、Vi−Vc−Vt=Vgseffを用いた、Vgseffについて解くと、以下のような式(5)が得られる。
Figure 2012104948
ここで、Vtはトランジスタの閾値電圧であり、環境温度に対する温度特性dVt/dTは、dVt/dT=−1mV/K程度の値である。本発明では、上述したように電圧Viに一定の負の温度特性を持たせているために、上式(5)で与えられるVgseffの温度特性が小さくなる方向となる。更に、最も好ましい条件下では、Vgseffの温度特性が一定となる。即ち、式(1)において、オフセット電圧VCAL対ΔCの比例係数Vgseff/2Cが温度条件によらず、コンパレータ部COMP2に設定されたオフセット電圧VCALの温度変動に対する変動が小さくなる。そのため、設定されたオフセット電圧が変動せず、製造ばらつきによるオフセット電圧がキャンセルされた状態を保持することが可能となる。
図10に、電圧Viの温度特性dVi/dT=−1mV/Kと設定した条件下で、環境温度を変化させた場合のシミュレーション結果を示す。図10に示すように、環境温度が−40度、27度、125度と変化しても、電圧Vgseffの値は一定に保持されている。
ここで、図11、図12を用いて、本実施の形態1と特許文献1のコンパレータを比較する。特許文献1のコンパレータ回路では、図9の等価回路に対するViの温度特性dVi/dTは0となり、Viは温度によらず一定となる。この場合、図11のように、環境温度の変動で、電圧Vgseffが一定とならない。このため、図12に示すオフセット電圧VCAL対ΔCの比例係数Vgseff/2Cも、環境温度Aの条件からBの条件に変動した場合、比例係数Vgseff'/2Cに変動してしまう。
そして、比例係数が変動すると、コンパレータ回路に設定したオフセットにより製造ばらつきによるオフセット電圧が完全にキャンセルされなくなり、コンパレータ回路の精度が劣化してしまう。このため、環境温度が変動するたびに、オフセットの再補正が必要となっていた。
しかし、本実施の形態1のコンパレータでは、上述したように環境温度の変動に対して、電圧Vgseffが一定となる。このため、オフセット電圧VCAL対ΔCの比例係数Vgseff/2Cも変動せず、製造ばらつきによるオフセット電圧のキャンセルを保持でき、特許文献1で問題となっていたオフセットの再補正が不要となる効果を得ることができる。
発明の実施の形態2
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態2について、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態2も実施の形態1と同様、本発明をコンパレータ回路等の増幅回路に適用したものである。以下、本実施の形態2では、コンパレータ回路を想定して記載する。
図13に本実施の形態にかかるコンパレータ回路200の構成を示す。図13に示すように、コンパレータ回路200は、プリアンプPRE_AMP1と、コンパレータ部COMP12と、レプリカプリアンプREP_AMP3と、誤差アンプGAMP4と、負温度特性電圧源NEG_CV5と、電流源CS6とを有する。
なお、図13に示された符号のうち、図1と同じ符号を付した構成は、図1と同じか又は類似の構成を示している。本実施の形態2が実施の形態1と異なる点は、コンパレータ部COMP12の構成であり、ここではその相違点のみを説明し、その他同様の構成の説明は省略する。
図14にコンパレータ部COMP12の構成を示す。図14に示すように、コンパレータ部COMP12は、PMOSトランジスタMP43、MP44、MP141〜MP144と、NMOSトランジスタMN41〜MN45と、容量C141〜C144と、可変容量C145〜C148とを有する。
PMOSトランジスタMP43は、ソースが電源端子VDD、ドレインがノードN42、ゲートがノードN43に接続される。PMOSトランジスタMP44は、ソースが電源端子VDD、ドレインがノードN43、ゲートがノードN42に接続される。
NMOSトランジスタMN41は、ドレインがノードN42、ソースがノードN41、ゲートがノードN43に接続される。NMOSトランジスタMN42は、ドレインがノードN43、ソースがノードN44、ゲートがノードN42に接続される。
NMOSトランジスタMN43は、ドレインがノードN41、ソースがノードN45に接続される。また、ゲートにプリアンプPRE_AMP1からの出力電圧Va1が入力される。NMOSトランジスタMN44は、ドレインがノードN44、ソースがノードN45に接続される。また、ゲートにプリアンプPRE_AMP1からの出力電圧Va2が入力される。
NMOSトランジスタMN45は、ドレインがノードN45、ソースが接地端子GNDに接続される。また、ゲートにクロックCLKが入力される。
PMOSトランジスタMP141は、ソースが電源端子VDD、ドレインがノードN141に接続される。また、ゲートにはクロックCLKが入力される。PMOSトランジスタMP142は、ソースが電源端子VDD、ドレインがノードN41に接続される。また、ゲートにはクロックCLKが入力される。
PMOSトランジスタMP143は、ソースが電源端子VDD、ドレインがノードN142に接続される。また、ゲートにはクロックCLKが入力される。PMOSトランジスタMP144は、ソースが電源端子VDD、ドレインがノードN44に接続される。また、ゲートにはクロックCLKが入力される。
容量C141は、一端がノードN41、他端がノードN141に接続される。容量C142は、一端がノードN141、他端が接地端子GNDに接続される。容量C143は、一端がノードN44、他端がノードN142に接続される。容量C144は、一端がノードN142、他端が接地端子GNDに接続される。
可変容量C145は、ノードN141に接続される。可変容量C146は、ノードN41に接続される。可変容量C147は、ノードN142に接続される。可変容量C148は、ノードN44に接続される。
可変容量C145〜C148はデジタル入力信号の値に応じて、容量値を可変することができる。可変容量C145〜C148の構成は、実施の形態1の図7で説明した回路構成と同様であるため、ここでの説明は省略する。なお、可変容量C145、C146のうち一方を粗調用、他方を微調用の可変容量としてもよい。同様に、可変容量C147、C148のうち一方を粗調用、他方を微調用の可変容量としてもよい。
以下に、実施の形態1と相違するコンパレータ部COMP12の動作について、ノードN41側に接続される容量値を例に説明する。ここで、上記可変容量C145、C146に入力されるデジタル信号の値をそれぞれnf、ncとする。この場合、可変容量C145の容量値はC145=nf×Cu、可変容量C146の容量値はC146=nc×Cuとなる。また、容量C141の容量値をa×Cu、容量C142の容量値をb×Cuとする。すると、ノードN41側から見た容量値Ctotは、以下の式(6)の様になる。
Figure 2012104948
ここで、a=12、b=9に設定し、ncを0から15、nfを0から7の範囲で可変した場合の容量値Ctotのグラフを図15に示す。この容量値Ctotの値に応じて、実施の形態1と同様、出力ノードであるノードN42の電圧変化速度が調整される。更に、容量値Ctotが単位容量Cu以下の分解能で制御できるため、実施の形態1よりも更に高精度なコンパレータ回路を実現できる。
このため、本実施の形態2のコンパレータ回路では、実施の形態1と同様にオフセットの環境変動が小さく、更に高精度なコンパレータ回路を実現することが可能である。
発明の実施の形態3
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態3について、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態3も実施の形態1と同様、本発明をコンパレータ回路等の増幅回路に適用したものである。以下、本実施の形態3では、コンパレータ回路を想定して記載する。
図16に本実施の形態にかかるコンパレータ回路300の構成を示す。図16に示すように、コンパレータ回路300は、プリアンプPRE_AMP1と、コンパレータ部COMP2と、誤差アンプGAMP4と、負温度特性電圧源NEG_CV5と、電流源CS6と、分圧回路DV7とを有する。
なお、図16に示された符号のうち、図1と同じ符号を付した構成は、図1と同じか又は類似の構成を示している。本実施の形態3が実施の形態1と異なるのは、レプリカプリアンプREP_AMP3の出力電圧から生成したコモン電圧の変わりにプリアンプPRE_AMP1の出力電圧のコモン電圧を使用する点であり、ここではその相違点のみを説明し、その他同様の構成の説明は省略する。
分圧回路DV7は抵抗R7、R8を有する。抵抗R7とR8は、プリアンプPRE_AMP1の相補出力端子間に直列に接続される。そして、抵抗R7とR8の接続ノードの電圧がコモン電圧Vcomとして誤差アンプGAMP4に入力される。
ここで、実施の形態1ではレプリカプリアンプREP_AMP3と誤差アンプGAMP4とで、フィードバックループが構成されていたが、本実施の形態3では、レプリカプリアンプREP_AMP3ではなく、分圧回路DV7が生成するコモン電圧Vcomを誤差アンプGAMP4にフィードバックする構成となっている。つまり、分圧回路DV7と誤差アンプGAMP4とで、コモンモードフィードバック回路を構成している。
本実施の形態3の効果としては、実施の形態1と同様であるが、レプリカプリアンプREP_AMP3より、回路規模の小さい抵抗素子を使用するため、実施の形態1と比較して回路規模の削減が可能である。
発明の実施の形態4
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態4について、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態4も実施の形態1と同様、本発明を差動増幅回路の増幅回路に適用したものである。以下、本実施の形態4では、差動増幅回路を想定して記載する。
図17に本実施の形態にかかる差動増幅回路400の構成を示す。図17に示すように、差動増幅回路400は、プリアンプPRE_AMP1と、差動増幅器AMP22と、レプリカプリアンプREP_AMP3と、誤差アンプGAMP4と、負温度特性電圧源NEG_CV5と、電流源CS6とを有する。
なお、図17に示された符号のうち、図1と同じ符号を付した構成は、図1と同じか又は類似の構成を示している。本実施の形態4が実施の形態1と異なるのは、コンパレータ部COMP22のかわりに差動増幅器AMP22を使用した点であり、ここではその相違点のみを説明し、その他同様の構成の説明は省略する。
図18に差動増幅器AMP22の構成を示す。図18に示すように、差動増幅器AMP22は、PMOSトランジスタMP61、MP62と、NMOSトランジスタMN61〜MN63と、可変容量C61、C62とを有する。
PMOSトランジスタMP61は、ソースが電源端子VDD、ドレインがノードOUT61に接続される。また、ゲートにクロックCLKが入力される。PMOSトランジスタMP62は、ソースが電源端子VDD、ドレインがノードOUT62に接続される。また、ゲートにクロックCLKが入力される。
NMOSトランジスタMN61は、ドレインがノードOUT61、ソースがノードN61に接続される。また、ゲートにプリアンプPRE_AMP1からの出力電圧Va1が入力される。NMOSトランジスタMN62は、ドレインがノードOUT62、ソースがノードN61に接続される。また、ゲートにプリアンプPRE_AMP1からの出力電圧Va2が入力される。
NMOSトランジスタMN63は、ドレインがノードN61、ソースが接地端子GNDに接続される。また、ゲートにクロックCLKが入力される。
可変容量C61は、ノードOUT61に接続される。可変容量C62は、ノードOUT62に接続される。
可変容量C61、C62はデジタル入力信号の値に応じて、容量値を可変することができる。可変容量C61、C62の構成は、実施の形態1の図7で説明した回路構成と同様であるため、ここでの説明は省略する。なお、ノードOUT61及びOUT62に接続される可変容量をC61、C62以外に、実施の形態2と同様、更に複数接続してもよい。
なお、ノードOUT61、OUT62は、差動増幅器AMP22の出力ノードであり、ノードOUT61、OUT62から、それぞれ差動増幅器AMP22の増幅出力信号VOUTN、VOUTPが出力される。
可変容量C61、C62の容量値を調整することで、ノードOUT61、OUT62のそれぞれの電圧変化速度を調整することができ、可変容量C61とC62の容量値の差に応じて、差動増幅器AMP22のオフセット電圧が決定される。このオフセット電圧により、製造ばらつきによるオフセット電圧のキャンセルを行う。
本実施の形態4は、実施の形態1と比較してコンパレータ部COMP22のかわりに差動増幅器AMP22を使用した構成となっている。このような構成であっても、実施の形態1と同様、環境温度が変動しても製造ばらつきによるオフセット電圧のキャンセルを保持でき、オフセットの再補正が不要となる効果を得ることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものでなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上記実施の形態ではプリアンプPRE_AMP1の一方の入力をリファレンス電圧VREFとしているが、プリアンプPRE_AMP1に入力する2つの信号を差動信号にしてもよい。
100、200、300 コンパレータ回路
400 差動増幅回路
PRE_AMP1 プリアンプ
COMP2 コンパレータ部
REP_AMP3 レプリカプリアンプ
GAMP4 誤差アンプ
NEG_CV5 負温度特性電圧源
CS6 電流源
MP11、MP12 PMOSトランジスタ
MN11〜MN13 NMOSトランジスタ
R21、Rneg22 抵抗
CS31 電流源
MN31 NMOSトランジスタ
MP41〜MP46 PMOSトランジスタ
MN41〜MN45 NMOSトランジスタ
C41、C42 可変容量
MP50〜MP5n PMOSトランジスタ
COMP12 コンパレータ部
MP141〜MP144 PMOSトランジスタ
MN141〜MN144 NMOSトランジスタ
C141〜C144 容量
C145〜C148 可変容量
DV7 分圧回路
R7、R8 抵抗
AMP22 差動増幅器
MP61、MP62 PMOSトランジスタ
MN61〜MN63 NMOSトランジスタ
C61、C62 可変容量

Claims (14)

  1. 第1の温度特性を備えた第1の電圧信号を出力する第1の電圧源と、
    入力電圧信号を第1のバイアス信号に応じて増幅し、第2の電圧信号として出力するプリアンプと、
    前記プリアンプのレプリカ回路構成を備え、入力した所定の電圧を前記第1のバイアス信号に応じて増幅し、コモン電圧信号として出力するレプリカプリアンプと、
    前記第1の電圧信号と、前記コモン電圧信号との電圧差から前記第1のバイアス信号を生成する誤差アンプと、
    前記第2の電圧信号に応じた出力電圧信号を出力し、オフセット制御信号に応じて、前記出力電圧信号のオフセット電圧を調整する増幅器と、を有する
    増幅回路。
  2. 前記第1の温度特性は、負の温度特性である
    請求項1に記載の増幅回路。
  3. 前記プリアンプが出力する前記第2の電圧信号が差動信号であり、
    前記増幅器は、
    前記第2の電圧信号を入力する差動対トランジスタと、
    前記差動対トランジスタのそれぞれに接続される前記出力電圧信号の第1、第2の出力ノードと、
    前記第1、第2の出力ノードにそれぞれ接続され、前記オフセット制御信号に応じて容量値を変える第1、第2の可変容量と、を有する
    請求項1または請求項2に記載の増幅回路。
  4. 前記増幅器は、
    前記オフセット制御信号に応じて容量値を変える、前記第1の可変容量に並列接続される第3の可変容量と、
    前記オフセット制御信号に応じて容量値を変える、前記第2の可変容量に並列接続される第4の可変容量と、を更に有し、
    前記第1、第2の可変容量は、前記出力電圧信号のオフセット電圧を粗調整し、
    前記第3、第4の可変容量は、前記出力電圧信号のオフセット電圧を微調整する
    請求項3に記載の増幅回路。
  5. 前記増幅器は、第1〜第4のトランジスタを更に有し、
    前記第1のトランジスタは、第1の電源端子と前記第1の出力ノードとの間に接続され、制御端子が前記第2の出力ノードに接続され、
    前記第2のトランジスタは、前記第1の電源端子と前記第2の出力ノードとの間に接続され、制御端子が前記第1の出力ノードに接続され、
    前記第3のトランジスタは、前記第1の出力ノードと前記第1の可変容量が接続される第3のノードとの間に接続され、制御端子が前記第2の出力ノードに接続され、
    前記第4のトランジスタは、前記第2の出力ノードと前記第2の可変容量が接続される第4のノードとの間に接続され、制御端子が前記第2の出力ノードに接続され、
    前記差動対トランジスタの一方は、前記第3のノードと第2の電源端子からの電圧が供給される第5のノードとの間に接続され、制御端子に前記第2の電圧信号の差動信号の一方が入力され、
    前記差動対トランジスタの他方は、前記第4のノードと前記第5のノードとの間に接続され、制御端子に前記第2の電圧信号の差動信号の他方が入力される
    請求項3または請求項4に記載の増幅回路。
  6. 前記プリアンプは、第1〜第4のトランジスタを有し、
    前記第1のトランジスタは、第1の電源端子と前記第2の電圧信号の一方を出力する第1の出力ノードとの間に接続され、制御端子に前記第1の電圧信号を入力し、
    前記第2のトランジスタは、前記第1の電源端子と前記第2の電圧信号の他方を出力する第2の出力ノードとの間に接続され、制御端子に前記第1の電圧信号を入力し、
    前記第3のトランジスタは、前記第1の出力ノードと第2の電源端子からの電圧が供給される第3のノードとの間に接続され、制御端子に前記入力電圧信号の一方を入力し、
    前記第4のトランジスタは、前記第2の出力ノードと前記第3のノードとの間に接続され、制御端子に前記入力電圧信号の他方を入力する
    請求項1または請求項2に記載の増幅回路。
  7. 前記レプリカプリアンプは、それぞれのトランジスタサイズが第1〜第4のトランジスタと実質的に同様の第5〜第8のトランジスタを有し、
    前記第5のトランジスタは、前記第1の電源端子と前記コモン電圧信号を出力する第3の出力ノードとの間に接続され、制御端子に前記第1のバイアス信号を入力し、
    前記第6のトランジスタは、前記第1の電源端子と前記3の出力ノードとの間に接続され、制御端子に前記第1のバイアス信号を入力し、
    前記第7のトランジスタは、前記第3の出力ノードと前記第2の電源端子からの電圧が供給される第4のノードとの間に接続され、制御端子に前記所定の電圧が入力され、
    前記第8のトランジスタは、前記第3の出力ノードと前記第4のノードとの間に接続され、制御端子に前記所定の電圧が入力される
    請求項6に記載の増幅回路。
  8. 第1の温度特性を備えた第1の電圧信号を出力する第1の電圧源と、
    入力電圧信号を第1のバイアス信号に応じて増幅し、第2の電圧信号として出力するプリアンプと、
    前記第2の電圧信号を分圧し、コモン電圧を生成する分圧回路と、
    前記第1の電圧信号と、前記コモン電圧信号との電圧差から前記第1のバイアス信号を生成する誤差アンプと、
    前記第2の電圧信号に応じた出力電圧信号を出力し、オフセット制御信号に応じて、前記出力電圧信号のオフセット電圧を調整する増幅器と、を有する
    増幅回路。
  9. 前記第1の温度特性は、負の温度特性である
    請求項8に記載の増幅回路。
  10. 前記プリアンプが出力する前記第2の電圧信号が差動信号であり、
    前記分圧回路は、差動信号である前記第2の電圧信号が印加される差動対ノード間に直列に接続される第1、第2の抵抗素子を有し、
    前記第1、第2の抵抗素子の接続ノードから前記コモン電圧信号が生成される
    請求項8または請求項9に記載の増幅回路。
  11. 前記プリアンプが出力する前記第2の電圧信号が差動信号であり、
    前記増幅器は、
    前記第2の電圧信号を入力する差動対トランジスタと、
    前記差動対トランジスタのそれぞれに接続される前記出力電圧信号の第1、第2の出力ノードと、
    前記第1、第2の出力ノードにそれぞれ接続され、前記オフセット制御信号に応じて容量値を変える第1、第2の可変容量と、を有する
    請求項8または請求項9に記載の増幅回路。
  12. 前記増幅器は、
    前記オフセット制御信号に応じて容量値を変える、前記第1の可変容量に並列接続される第3の可変容量と、
    前記オフセット制御信号に応じて容量値を変える、前記第2の可変容量に並列接続される第4の可変容量と、を更に有し、
    前記第1、第2の可変容量は、前記出力電圧信号のオフセット電圧を粗調整し、
    前記第3、第4の可変容量は、前記出力電圧信号のオフセット電圧を微調整する
    請求項11に記載の増幅回路。
  13. 前記増幅器は、第1〜第4のトランジスタを更に有し、
    前記第1のトランジスタは、第1の電源端子と前記第1の出力ノードとの間に接続され、制御端子が前記第2の出力ノードに接続され、
    前記第2のトランジスタは、前記第1の電源端子と前記第2の出力ノードとの間に接続され、制御端子が前記第1の出力ノードに接続され、
    前記第3のトランジスタは、前記第1の出力ノードと前記第1の可変容量が接続される第3のノードとの間に接続され、制御端子が前記第2の出力ノードに接続され、
    前記第4のトランジスタは、前記第2の出力ノードと前記第2の可変容量が接続される第4のノードとの間に接続され、制御端子が前記第2の出力ノードに接続され、
    前記差動対トランジスタの一方は、前記第3のノードと第2の電源端子からの電圧が供給される第5のノードとの間に接続され、制御端子に前記第2の電圧信号の差動信号の一方が入力され、
    前記差動対トランジスタの他方は、前記第4のノードと前記第5のノードとの間に接続され、制御端子に前記第2の電圧信号の差動信号の他方が入力される
    請求項11または請求項12に記載の増幅回路。
  14. 前記プリアンプは、第1〜第4のトランジスタを有し、
    前記第1のトランジスタは、第1の電源端子と前記第2の電圧信号の一方を出力する第1の出力ノードとの間に接続され、制御端子に前記第1の電圧信号を入力し、
    前記第2のトランジスタは、前記第1の電源端子と前記第2の電圧信号の他方を出力する第2の出力ノードとの間に接続され、制御端子に前記第1の電圧信号を入力し、
    前記第3のトランジスタは、前記第1の出力ノードと第2の電源端子からの電圧が供給される第3のノードとの間に接続され、制御端子に前記入力電圧信号の一方を入力し、
    前記第4のトランジスタは、前記第2の出力ノードと前記第3のノードとの間に接続され、制御端子に前記入力電圧信号の他方を入力する
    請求項8または請求項9に記載の増幅回路。
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