JP2010256130A - 半導体集積回路、および半導体集積回路のテスト方法 - Google Patents

半導体集積回路、および半導体集積回路のテスト方法 Download PDF

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Abstract

【課題】RAMを備える半導体集積回路において遷移遅延故障テストを実行する際に、前段のロジック回路の出力をRAMのアドレス端子へ伝播することが可能な半導体集積回路を提供する。
【解決手段】本発明の半導体集積回路は、メモリ(100)と、メモリ(100)のアドレスを制御するアドレス信号を出力するロジック(300)と、ロジック(300)とメモリ(100)のアドレス端子との間に設けられて、ロジック(300)とメモリ(100)とにそれぞれ接続されるアドレス制御回路(200)とを備え、アドレス制御回路(200)は、ロジック(300)からメモリ(100)のアドレス端子までの間の遷移遅延故障テストを実行するか否かを決定するテスト信号を入力して、テスト信号が遷移遅延故障テストを実行するべきテストモードを示すときに、テスト信号の値に基づいて、ロジック(300)から入力するアドレス信号と、予め固定値に設定された出力信号とのいずれかをメモリ(100)のアドレス端子へ出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体集積回路に関し、特に半導体集積回路の遷移遅延故障テストに関する。
遷移遅延故障は、論理回路を構成する信号線において信号の伝送遅延が増大する故障である。遷移遅延故障テストは、値(論理値)に変化を持たせたテストパターンを被試験回路へ入力して、当該回路の遷移遅延故障の有無を確認するテストである。近年、半導体装置の大規模化に伴い、半導体装置内の備えるRAM(Random Access Memory)の容量が増加している。RAMの容量が増加することにより、RAMに対する遷移遅延故障テストにおいてテストするべき入出力経路も増加している。そのため、RAMのアドレス端子を短時間で、かつ容易に設定できる手段が必要とされている。
特許文献1は、メモリを備える場合であっても、スキャンテスト方式により、メモリ周辺のロジックのテストや、メモリとロジックとの間の経路のテストを簡単に行うことができる半導体集積回路を開示している。
以下、図1を用いて特許文献1の半導体集積回路を説明する。図1は、特許文献1における半導体集積回路の構成を示す図である。特許文献1の半導体集積回路10は、テスト回路12と、ロジック14と、テスト回路16と、メモリ18と、ロジック20と、テスト回路22とを備えている。
テスト回路16は、ロジック14の出力信号、すなわちデータ入力信号DI[3:0]と、アドレス信号入力ADDR[3:0]と、チップセレクト信号CSNおよびライト信号WRN等の制御信号とに各々対応するマルチプレクサMUX15〜MUX20を備えている。なお、マルチプレクサMUX19、MUX20は、それぞれ4個、および2個のマルチプレクサが必要であるが、図面の煩雑さを避けるために、それぞれ1つのマルチプレクサで示してある。
マルチプレクサMUX15〜20の入力端子0にはロジック14の出力信号がそれぞれ入力されている。マルチプレクサMUX15の入力端子1にはスキャンイン信号SCANIN3が入力され、マルチプレクサMUX16〜MUX18の入力端子1にはメモリ18のデータ出力信号DO[3:1]がそれぞれ入力されている。マルチプレクサMUX19、MUX20の入力端子1はいずれもグランドに接続されている。
また、マルチプレクサMUX15〜MUX18の選択入力端子にはスキャンイネーブル信号SCAN_ENが共通に入力され、マルチプレクサMUX19、MUX20の選択入力端子にはスキャンテスト信号SCAN_TESTが共通に入力されている。
また、マルチプレクサMUX15〜MUX20の出力信号は、メモリ18のデータ入力信号DI[3:0]の入力端子、アドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子、チップセレクト信号CSNおよびライト信号WRN等の制御信号の入力端子にそれぞれ入力されている。また、メモリ18のデータ出力信号DO[0]は、スキャンアウト信号SCANOUT3として出力されている。
このように構成された特許文献1の半導体集積回路10は、以下のように動作を行う。通常動作時には、スキャンテスト信号SCAN_TESTおよびスキャンイネーブル信号SCAN_ENが共に「L」とされ、マルチプレクサMUX15〜MUX20からは、その入力端子0に入力されている信号、すなわちデータ入力信号DI[3:0]、アドレス信号入力ADDR[3:0]、チップセレクト信号CSNおよびライト信号WRN等の制御信号が出力される。
テスト動作時には、スキャンテスト信号SCAN_TESTが「H」とされ、マルチプレクサMUX19、MUX20からは、その入力端子1に入力されている信号、すなわち「L(グランド電位)」が出力される。これにより、メモリ18に入力されるアドレス信号入力ADDR[3:0]は、「0000(2進数)」に固定され、チップセレクト信号CSNおよびライト信号WRN等の制御信号は共にイネーブル状態に固定される。
この場合、メモリ18では、クロック信号CLKに同期して、そのデータ入力信号DI[3:0]の入力端子に入力される信号が、アドレス「0000(2進数)」に書き込まれる。また、メモリのアドレス「0000(2進数)」に書き込まれたデータは、そのデータ出力信号DO[3:0]の出力端子からそのまま出力される。すなわち、メモリ18はフリップフロップと同様に動作し、テスト回路16とメモリ18によってスキャンチェーンが構成される。
テスト回路16とメモリ18によって構成されるスキャンチェーンは、例えばロジック14の出力信号を観測するための観測用のスキャンチェーンとして使用することもできるし、ロジック20に対する入力信号を所定の状態に設定するための制御用のスキャンチェーンとしても使用することができる。
特許文献1の半導体集積回路によれば、テスト回路16により、テスト動作時に、メモリに供給されるアドレス信号が所定のアドレスに固定され、クロック信号に同期してメモリの固定アドレスにデータが書き込まれるように制御され、メモリの固定アドレスの各データビットがフリップフロップとして使用されてスキャンチェーンが構成される。そのため、従来の各種方式に比べオーバーヘッドの少ない回路構成で、メモリ周辺のロジックのテストをスキャンテスト方式で行うことができる。
特開2004−279310号公報
しかしながら、特許文献1の半導体集積回路は、ロジック14からメモリ18のアドレス信号入力ADDR[3:0]までの経路をテストすることができないという課題がある。
特許文献1の半導体集積回路は、マルチプレクサMUX19によりメモリ18のアドレス信号入力ADDR[3:0]を固定する構成を有することでメモリ18のDI[3:0]のテスト容易性を向上している。ここで、テスト容易性とは、テストパターン生成ツール等によってテストパターンを生成する場合の容易さの度合を指す。しかし、マルチプレクサMUX19のセレクタ端子は、テスト動作時において、SCAN_TEST信号により常に「1」が供給されているため、マルチプレクサMUX19の入力端子0から出力端子までの経路が活性化されることが無い。すなわち、ロジック14からメモリ18のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子までの経路は論理的に遮断されるため、ロジック14から供給される信号は、マルチプレクサMUX19までしか伝播されず、メモリ18のアドレス端子へ「0」や「1」といった値を伝播させることができない。
さらに、特許文献1の半導体集積回路では、アドレス信号入力ADDR[3:0]は、テスト動作時において、例えば、XOR回路を用いてデータ入力信号DI[3:0]と論理をとることによって、データ入力信号DI[3:0]とアドレス信号入力ADDR[3:0]とを時分割にテストすることが可能であるとしている。しかし、マルチプレクサMUX19はロジック14から供給される「0」もしくは「1」の値をマルチプレクサMUX19の出力に伝えることができない為、XOR回路の挿入位置は、ロジック14とマルチプレクサMUX19との間となる。そのため、マルチプレクサMUX19からメモリ18のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子間の経路はRAM遷移遅延テストを実施することができない。
以下に、(発明を実施するための形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の半導体集積回路は、メモリ(100)と、メモリ(100)のアドレスを制御するアドレス信号を出力するロジック(300)と、ロジック(300)の備えるメモリ(100)のアドレス端子とにそれぞれ接続されて、ロジック(300)からメモリ(100)のアドレス端子までの間の遷移遅延故障テストを実行するか否かを決定するテスト信号を入力して、テスト信号が遷移遅延故障テストを実行するべきテストモードを示すときに、テスト信号の値に基づいて、ロジック(300)から入力するアドレス信号か、予め固定値に設定された出力信号かのいずれかをメモリ(100)のアドレス端子へ出力するアドレス制御回路(200)と、を備える。
本発明の半導体集積回路のテスト方法は、メモリ(100)と、メモリ(100)のアドレスを制御するアドレス信号を出力するロジック(300)と、ロジック(300)とメモリ(100)の備えるアドレス端子とにそれぞれ接続されるアドレス制御回路(200)とを備える半導体集積回路において、ロジック(300)からメモリのアドレス端子までの間の遷移遅延故障テストを実行するか否かを選択するテスト信号を入力するステップと、テスト信号が遷移遅延故障テストを実行するべきテストモードを示すときに、テスト実行信号の値に基づいて、ロジック(300)から入力するアドレス信号か、予め固定値に設定された出力信号かのいずれかをメモリ(100)のアドレス端子へ出力するステップと、を備える。
本発明によれば、RAMを備える半導体集積回路において遷移遅延故障テストを実行する際に、RAMの前段に配置されるロジック回路からの出力をRAMのアドレス端子へ伝播することができる。そのため、ロジック回路からRAMのアドレス端子までの間の遷移遅延故障テストを実行することができる。
特許文献1における半導体集積回路の構成を示す図である。 第1実施形態における半導体集積回路の構成を示す図である。 第1実施形態の半導体制御回路におけるアドレス制御回路200の真理値表の一例を示す図である。 第2実施形態における半導体集積回路の構成を示す図である。 第3実施形態における半導体集積回路の構成を示す図である。 第3実施形態の半導体集積回路におけるアドレス制御部200の真理値表の一例を示す図である。 第4実施形態における半導体集積回路の構成を示す図である。 第5実施形態における半導体集積回路の構成を示す図である。 第5実施形態の半導体集積回路におけるアドレス制御回路200の真理値表の一例を示す図である。 第6実施形態における半導体集積回路の構成を示す図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態による半導体集積回路を以下に説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態における半導体集積回路の説明を行う。
[構成の説明]
はじめに、本実施形態における半導体集積回路の構成の説明を行う。図2は、本実施形態における半導体集積回路の構成を示す図である。なお、以下の説明において、遷移遅延故障テストにおけるスキャンチェーン構成、及びスキャンイネーブル端子は、本発明の動作には関係がないため省略する。
本実施形態における半導体集積回路は、RAM(Random Access Memory)100と、RAM100のアドレス端子制御回路(以下、アドレス制御回路)200と、ロジック300と、スキャンフリップフロップ(以下、スキャンFF)501、502と、ANDゲート400とを備える。
RAM100は、データ入力信号DI[0]と、アドレス信号入力ADDR[3:0]とを入力する端子と、データ出力信号DO[0]を出力する端子とを備える。データ入力信号DI[0]端子は、ロジック300と接続されており、ロジック300の出力を入力する。アドレス信号入力ADDR[3:0]端子は、アドレス制御回路200の出力OUTと接続されており、アドレス制御回路200からの出力を入力する。データ出力信号DO[0]端子は、図示されない後段の処理部と接続されており、出力データを出力する。なお、説明の簡易のため省略しているが、RAM100は、実際にはより多くのデータ入力信号DIと、データ出力信号DOとを備える。また、アドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子は、全てで4端子存在するが、図示を省略している。
スキャンFF501と、スキャンFF502とは、遷移遅延故障テストを実行するためのスキャンチェーン構成を構成する。前述の通り、図2において、本実施形態の半導体集積回路におけるスキャンチェーン構成や、スキャンイネーブル端子は省略している。スキャンFF501の入力Dと、及びスキャンFF502の入力Dとは、図示されない前段の回路と接続されている。スキャンFF501のクロック入力と、スキャンFF502のクロック入力とは、図示されない処理部と接続され、クロック信号Clockを入力する。スキャンFF501の出力Qと、スキャンFF502の出力Qとは、ロジック300と接続されている。
ロジック300は、本実施形態における半導体集積回路の内部に存在する論理回路を概念的に表している。ロジック300は、スキャンFF501、502の出力Qを入力して処理を行って、出力信号を出力する。ロジック300の出力は、RAM100のデータ入力信号DI[0]と、アドレス制御回路200の入力INと接続されている。
ANDゲート400は、SCAN_TEST信号と、REN信号とに基づいて、RAMSEQ_En信号を出力する。ANDゲート400の入力Aは、図示されない前段の処理部と接続されており、SCAN_TEST信号を入力する。ANDゲート400の入力Bは、図示されない前段の処理部と接続されており、REN信号を入力する。ANDゲート400の出力は、アドレス制御回路200と接続されており、RAMSEQ_En信号を出力する。
アドレス制御回路200は、ANDゲート201と、NANDゲート202と、スキャンFF203とを備える。ANDゲート201の入力Aは、アドレス制御回路200の入力INと接続され、ロジック300からの出力を入力する。ANDゲート201の入力Bは、NANDゲート202の出力と接続され、NAND202からの出力を入力する。ANDゲート201の出力は、アドレス制御回路200の出力OUTと接続されており、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]への出力となる。NANDゲート201の入力Aは、スキャンFF203の出力Qと接続される。NANDゲート201の入力Bは、アドレス制御回路200のRAMSEQ_Enと接続され、ANDゲート400からの出力を入力する。スキャンFF203のクロック入力は、アドレス制御回路200のクロック入力と接続され、図示されない処理部からのクロック信号Clockを入力する。スキャンFF203のデータ入力Dは、スキャンFF203の出力Qと接続される。なお、スキャンFF203の初期値は、図示を省略したスキャンチェーンにより設定される。
以上が、本実施形態における半導体集積回路の構成の説明である。
[動作方法の説明]
次に、本実施形態の半導体集積回路の動作方法の説明を行う。図3は、本実施形態の半導体制御回路におけるアドレス制御回路200の真理値表の一例を示す図である。
本実施形態の半導体集積回路は、ユーザモードとテストモードとを備え、これら2つのモードを切り替えて動作を行う。ユーザモードは、ユーザが定義した回路仕様どおりに回路が動作し半導体装置に組み込まれたテスト回路が動作しないモードである。テストモードは、半導体装置に組み込まれたDFT回路が動作しテストパターン生成のために回路が動作するモードである。
アドレス制御回路200は、ユーザモードにおいて、入力INへ入力する論理値を、アドレス制御回路200の出力OUTとして出力する。一方、アドレス制御回路200は、テストモードにおいて、アドレス制御回路200の出力OUTの論理値を固定値に固定することでき、かつ、入力INへ入力する論理値をアドレス制御回路200の出力OUTとして出力することもできる。
本実施形態においてアドレス制御回路200は、RAMSEQ_En信号を論理値「0」に設定することで、ユーザモードとなる。RAMSEQ_En信号は、ANDゲート400に入力するREN信号とSCAN_TEST信号との論理値により制御される。NANDゲート202は、入力BにRAMSEQ_En信号の論理値「0」を入力する。ここで、スキャンFF203の出力Qから論理値「1」または「0」をNANDゲートの入力Aへ供給すると、NANDゲート202の出力は、論理値「1」となる。そのため、ANDゲート201の出力は、ANDゲート201の入力Aに入力する論理値に応じて決定されることになる。ANDゲート201の入力Aは、アドレス制御回路200の入力INと接続されている。ANDゲート201は、アドレス制御回路200の入力INを介してロジック300の出力信号を入力Aへ入力して、ロジック300の出力信号の論理値をアドレス制御回路200の出力OUTとして出力する。これにより、アドレス制御回路200は、ロジック300の出力をRAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子へ伝達することができる。なお、ユーザモードにおいて、アドレス制御回路200は、スキャンFF203の出力が、論理値「0」であるか「1」であるかに関わらず、ロジック300の出力をRAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子へ伝達することができる。
一方、本実施形態においてアドレス制御回路200は、RAMSEQ_Enを論理値「1」に設定することで、テストモードとなる。RAMSEQ_En信号は、ANDゲート400に入力するREN信号とSCAN_TEST信号との論理値により制御される。NANDゲート202は、入力Bに論理値「1」を入力する。ここで、スキャンFFの出力Qから論理値「1」をNANDゲートの入力Aへ供給すると、NANDゲート202の出力は、論理値「0」となる。そのため、ANDゲート201の出力は、ANDゲート201の入力Aによらずに論理値「0」に決定されることになる。これにより、アドレス制御回路200は、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子へ論理値「0」を伝達することができる。また、テストモードにおいて、スキャンFF203の出力Qから論理値「0」をNANDゲートの入力Aへ供給すると、NANDゲート202の出力は、論理値「1」となる。そのため、ANDゲート201の出力は、ANDゲート201の入力Aに入力する論理値に応じて決定されることになる。ANDゲート201の入力Aは、アドレス制御回路200の入力INと接続されている。そのため、アドレス制御回路200は、ロジック300の出力をRAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子へ伝達することができる。
なお、アドレス制御回路200は、ANDゲート201をORゲートへ変更し、NANDゲート202をANDゲートへ変更した場合でも、上述と同様の効果を得ることができる。
以上が、本実施形態における半導体集積回路の動作方法の説明である。
このように、本実施形態における半導体集積回路によれば、アドレス制御回路200のスキャンFF203の出力Qを論理値「0」とすることで、テストモード時であっても、アドレス制御回路200の入力INから出力OUTまでの経路を活性化させることができる。そのため、ロジック300の出力を、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子まで伝達することが可能となり、ロジック300からアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子までの経路の遷移遅延故障テストを実行することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態における半導体集積回路の説明を行う。
[構成の説明]
はじめに、本実施形態における半導体集積回路の構成の説明を行う。図4は、本実施形態における半導体集積回路の構成を示す図である。なお、以下の説明において、遷移遅延故障テストにおけるスキャンチェーン構成、及びスキャンイネーブル端子は、本発明の動作には関係がないため省略する。本実施形態における半導体集積回路は、第1実施形態とほぼ同様である。そのため、第1実施形態と同様の部分については説明を省略し、第1実施形態と違いのある部分を中心に説明を行う。
本実施形態の半導体集積回路は、第1実施形態の半導体集積回路において、遷移遅延故障テストに加え、縮退故障テストも実行することを可能としている。ここで、縮退故障とは、回路に入力するテストパターンに関わらず出力値が固定される故障である。縮退故障テストは、対象回路における縮退故障の発生の有無を検査するテストである。
本実施形態における半導体集積回路は、第1実施形態と同様にRAM(Random Access Memory)100と、RAM100のアドレス端子制御回路(以下、アドレス制御回路)200と、ロジック300と、スキャンフリップフロップ(以下、スキャンFF)501、502と、ANDゲート400とを備える。本実施形態の半導体集積回路は、アドレス制御回路200の構成が第1実施形態と異なる。そのため、アドレス制御回路200以外の構成の説明については省略する。
本実施形態のアドレス制御回路200は、第1実施形態と同様に、ANDゲート201と、NANDゲート202と、スキャンフリップフロップ(以下、スキャンFF)203とを備え、さらに、マルチプレクサ204を備える。
ANDゲート201の出力は、アドレス制御回路200の出力OUTと接続される。ANDゲート201の入力Aは、アドレス制御回路200の入力INと接続される。ANDゲート201の入力Bは、NAND202の出力と接続される。NANDゲート202の入力Aは、スキャンFFの出力Qと接続される。NANDゲート202の入力Bは、アドレス制御回路200のRAMSEQ_En信号と接続される。スキャンFF203のクロック入力は、アドレス制御回路200のクロック入力Clockと接続される。スキャンFF203のデータ入力Dは、マルチプレクサ204の出力と接続される。マルチプレクサ204の入力1は、スキャンFF203の出力Qを分岐して接続される。マルチプレクサ204の入力2は、アドレス制御回路200の入力INを分岐して接続される。マルチプレクサ204のセレクタ入力は、アドレス制御回路200のRAMSEQ_Enを分岐して接続される。
本実施形態において、スキャンFF203は、縮退故障テストの観測用スキャンFFとして兼用される。本実施形態では、マルチプレクサ204を追加することで、アドレス制御回路200の入力INからスキャンFF203のデータ入力Dまでの経路を確保している。
以上が、本実施形態における半導体集積回路の構成の説明である。
[動作方法の説明]
次に、本実施形態の半導体集積回路の動作方法の説明を行う。
本実施形態におけるアドレス制御回路200の入出力は、図3に示した真理値表と同様である。しかし本実施形態の半導体集積回路は、第1実施形態と構成が異なるため、内部の動作方法が異なる。そのため、異なる部分を中心に説明を行う。
マルチプレクサ204は、RAMSEQ_En信号の論理値によって、入力1または入力2のいずれを出力とするかを決定する。本実施形態において、遷移遅延故障テストを実行する場合、RAMSEQ_Enの論理値を「1」とする。RAMSEQ_En信号が論理値「1」である場合、マルチプレクサ204は、入力1を出力信号として選択する。マルチプレクサ204の入力1は、スキャンFF203の出力Dと接続されている。この場合、第1実施形態のアドレス制御回路200と同様の動作となる。
一方、縮退故障テストを実行する場合、RAMSEQ_Enの論理値を「0」とする。RAMSEQ_En信号が論理値「0」である場合、マルチプレクサ204は、入力0を出力信号として選択する。マルチプレクサ204の入力0は、アドレス制御回路200の入力INと接続されている。これにより、アドレス制御回路200の入力INから、マルチプレクサ204の入力0を経由してスキャンFF203までの経路が活性化される。そのため、スキャンFF203は、ロジック300の出力する出力信号を、アドレス制御回路200の入力INを経由してデータ入力Dへ受信することができ、スキャンFF203は、縮退故障テストの観測用スキャンFFとして使用することができる。
以上が、本実施形態における半導体集積回路の動作方法の説明である。
このように、本実施形態における半導体集積回路によれば、RAMSEQ_Enの論理値を「1」とすると、遷移遅延故障テストを実行することができる。また、アドレス制御回路200のスキャンFF203の出力Qを論理値「0」とすることで、テストモード時であっても、アドレス制御回路200の入力INから出力OUTまでの経路を活性化させることができる。そのため、ロジック300の出力を、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子まで伝達することが可能となり、ロジック300からアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子までの経路の遷移遅延故障テストを実行することができる。
また、本実施形態における半導体集積回路によれば、RAMSEQ_Enの論理値を「0」とすると、縮退故障テストを実行することができる。この場合、スキャンFF203は、縮退故障テストの観測用スキャンFFとして使用することができる。これによって、アドレス制御回路200は、縮退故障テストを実施するために別途縮退故障テストの観測用スキャンFFを備える必要がないため、配線の混雑化を解消することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態における半導体集積回路の説明を行う。
[構成の説明]
はじめに、本実施形態における半導体集積回路の構成の説明を行う。図5は、本実施形態における半導体集積回路の構成を示す図である。なお、以下の説明において、遷移遅延故障テストにおけるスキャンチェーン構成、及びスキャンイネーブル端子は、本発明の動作には関係がないため省略する。本実施形態における半導体集積回路は、第1実施形態とほぼ同様である。そのため、第1実施形態と同様の部分については説明を省略し、第1実施形態と違いのある部分を中心に説明を行う。
本実施形態における半導体集積回路は、第1実施形態と同様にRAM(Random Access Memory)100と、RAM100のアドレス端子制御回路(以下、アドレス制御回路)200と、ロジック300と、スキャンフリップフロップ(以下、スキャンFF)501、502と、ANDゲート400とを備える。本実施形態の半導体集積回路は、アドレス制御回路200の構成が第1実施形態と異なる。そのため、アドレス制御回路200以外の構成の説明については省略する。
本実施形態のアドレス制御回路200は、マルチプレクサ210と、ANDゲート211と、スキャンフリップフロップ(以下、スキャンFF)212、213とを備える。
マルチプレクサ210の入力0は、アドレス制御回路200の入力INと接続される。マルチプレクサ210の入力1は、スキャンFF212の出力Qと接続される。マルチプレクサ210の出力は、アドレス制御回路210の出力OUTと接続される。マルチプレクサ210のセレクタ入力は、ANDゲート211の出力と接続される。すなわち、マルチプレクサ210は、ANDゲート211の出力に基づいて、アドレス制御回路200の入力INを介して入力0へ入力されるロジック300の出力と、入力1へ入力されるスキャンFF212の出力Qとのいずれかを出力するかを選択する。ANDゲート211の入力Aは、スキャンFF213の出力Qと接続される。ANDゲート211の入力Bは、アドレス制御回路200のRAMSEQ_En信号と接続される。スキャンFF212のデータ入力Dは、スキャンFF212の出力Qと接続される。スキャンFF212のクロック入力は、アドレス制御回路200のクロック入力Clockと接続される。スキャンFF213のデータ入力Dは、スキャンFF213の出力Qと接続される。スキャンFF213のクロック入力は、アドレス制御回路200のクロック入力Clockと接続される。
以上が、本実施形態における半導体集積回路の構成の説明である。
[動作方法の説明]
次に、本実施形態の半導体集積回路の動作方法の説明を行う。図6は、本実施形態の半導体集積回路におけるアドレス制御部200の真理値表の一例を示す図である。
本実施形態の半導体集積回路は、第1実施形態と同様に、ユーザモードとテストモードとを備え、これら2つのモードを切り替えて動作を行う。アドレス制御回路200は、ユーザモードにおいて、入力INへ入力する論理値を、アドレス制御回路200の出力OUTとして出力する。一方、アドレス制御回路200は、テストモードにおいて、アドレス制御回路200の出力OUTの論理値を固定値に固定することでき、かつ、入力INへ入力する論理値をアドレス制御回路200の出力OUTとして出力することもできる。
図6は、アドレス制御回路200の真理値表の一例を示している。本実施形態においてアドレス制御回路200は、RAMSEQ_En信号を論理値「0」に設定することで、ユーザモードとなる。RAMSEQ_En信号は、ANDゲート400に入力するREN信号とSCAN_TEST信号との論理値により制御される。ANDゲート211は、入力BにRAMSEQ_En信号の論理値「0」を入力する。
ここで、スキャンFF213が、出力Qから論理値「1」または「0」のいずれをANDゲート211の入力Aへ供給しても、ANDゲート211の出力は、論理値「0」となる。この場合、マルチプレクサ210は、入力0への入力を出力として選択する。そのため、マルチプレクサ210の出力は、入力0に入力される論理値に応じて決定されることになる。マルチプレクサ210の入力0は、アドレス制御回路200の入力INと接続されている。マルチプレクサ210は、アドレス制御回路200の入力INを介してロジック300の出力信号を入力0へ入力して、ロジック300の出力信号の論理値をアドレス制御回路200の出力OUTとして出力する。これにより、アドレス制御回路200は、ロジック300の出力をRAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子へ伝達することができる。なお、ユーザモードにおいて、アドレス制御回路200は、スキャンFF203の出力が、論理値「0」であるか「1」であるかに関わらず、ロジック300の出力をRAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子へ伝達することができる。
一方、本実施形態においてアドレス制御回路200は、RAMSEQ_Enを論理値「1」に設定することで、テストモードとなる。RAMSEQ_En信号は、ANDゲート400に入力するREN信号とSCAN_TEST信号との論理値により制御される。ANDゲート211は、入力Bに論理値「1」を入力する。
ここで、スキャンFF213の出力Qから論理値「1」をANDゲート211の入力Aへ供給すると、ANDゲート211の出力は、論理値「1」となる。この場合、マルチプレクサ210は、入力1への入力を出力として選択する。そのため、マルチプレクサ210の出力は、入力1に入力される論理値に応じて決定されることになる。マルチプレクサ210の入力1は、スキャンFF212の出力Qと接続されている。ここで、スキャンFF212の出力Qから論理値「1」あるいは論理値「0」をマルチプレクサ210の入力1へ供給すると、アドレス制御回路200の出力OUTは、入力INに入力される論理値によらず、スキャンFF212の出力Qに固定される。
また、スキャンFF213の出力Qから論理値「0」をANDゲート211の入力Aへ供給すると、ANDゲート211の出力は、論理値「0」となる。この場合、マルチプレクサ210は、入力0への入力を出力として選択する。マルチプレクサ210の入力0は、アドレス制御回路200の入力INと接続されている。マルチプレクサ210は、アドレス制御回路200の入力INを介してロジック300の出力信号を入力0へ入力して、ロジック300の出力信号の論理値をアドレス制御回路200の出力OUTとして出力する。これにより、アドレス制御回路200は、ロジック300の出力をRAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子へ伝達することができる。
以上が、本実施形態における半導体集積回路の動作方法の説明である。
このように、本実施形態における半導体集積回路によれば、アドレス制御回路200のスキャンFF213の出力Qを論理値「0」とすることで、テストモード時であっても、アドレス制御回路200の入力INから出力OUTまでの経路を活性化させることができる。そのため、ロジック300の出力を、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子まで伝達することが可能となり、ロジック300からアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子までの経路の遷移遅延故障テストを実行することができる。
更に、本実施形態における半導体集積回路によれば、アドレス制御回路200は、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子へ、論理値「0」と「1」とのいずれを供給するかを、スキャンFF212の出力Qにより決定することができる。そのため、供給する論理値に変更が発生しても、アドレス制御回路200の構成を変更する必要が無いため、設計TAT(Turn Around Time)の増加を抑制することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態における半導体集積回路の説明を行う。
[構成の説明]
はじめに、本実施形態における半導体集積回路の構成の説明を行う。図7は、本実施形態における半導体集積回路の構成を示す図である。なお、以下の説明において、遷移遅延故障テストにおけるスキャンチェーン構成、及びスキャンイネーブル端子は、本発明の動作には関係がないため省略する。本実施形態における半導体集積回路は、第3実施形態とほぼ同様である。そのため、第3実施形態と同様の部分については説明を省略し、第3実施形態と違いのある部分を中心に説明を行う。本実施形態の半導体集積回路は、第3実施形態の半導体集積回路において、遷移遅延故障テストに加え、縮退故障テストも実行することを可能としている。
本実施形態における半導体集積回路は、第3実施形態と同様にRAM(Random Access Memory)100と、RAM100のアドレス端子制御回路(以下、アドレス制御回路)200と、ロジック300と、スキャンフリップフロップ(以下、スキャンFF)501、502と、ANDゲート400とを備える。本実施形態の半導体集積回路は、アドレス制御回路200の構成が第1実施形態と異なる。そのため、アドレス制御回路200以外の構成の説明については省略する。
本実施形態のアドレス制御回路200は、第3実施形態と同様に、マルチプレクサ210と、ANDゲート211と、スキャンフリップフロップ(以下、スキャンFF)212、213とを備え、さらに、マルチプレクサ214を備える。
マルチプレクサ210の入力0は、アドレス制御回路200の入力INと接続される。マルチプレクサ210の入力1は、スキャンFF212の出力Qと接続される。マルチプレクサ210の出力は、アドレス制御回路210の出力OUTと接続される。マルチプレクサ210のセレクタ入力は、ANDゲート211の出力と接続される。すなわち、マルチプレクサ210は、ANDゲート211の出力に基づいて、アドレス制御回路200の入力INを介して入力0へ入力されるロジック300の出力と、入力1へ入力されるスキャンFF212の出力Qとのいずれかを出力するかを選択する。ANDゲート211の入力Aは、スキャンFF213の出力Qと接続される。ANDゲート211の入力Bは、アドレス制御回路200のRAMSEQ_En信号と接続される。スキャンFF212のデータ入力Dは、マルチプレクサ214の出力と接続される。スキャンFF212のクロック入力は、アドレス制御回路200のクロック入力Clockと接続される。マルチプレクサ214の入力1は、スキャンFF212の出力Qを分岐して接続される。マルチプレクサ214の入力0は、アドレス制御回路200の入力INを分岐して接続される。マルチプレクサ214のセレクタ入力は、アドレス制御回路200のRAMSEQ_En信号を分岐して接続される。スキャンFF213のデータ入力Dは、スキャンFF213の出力Qと接続される。スキャンFF213のクロック入力は、アドレス制御回路200のクロック入力Clockと接続される。
本実施形態において、スキャンFF213は、縮退故障テストの観測用スキャンFFとして兼用される。本実施形態では、マルチプレクサ214を追加することで、アドレス制御回路200の入力INからスキャンFF213のデータ入力Dまでの経路を確保している。
以上が、本実施形態における半導体集積回路の構成の説明である。
[動作方法の説明]
次に、本実施形態の半導体集積回路の動作方法の説明を行う。
本実施形態におけるアドレス制御回路200の入出力は、図6に示した真理値表と同様である。しかし本実施形態の半導体集積回路は、第3実施形態と構成が異なるため、内部の動作方法が異なる。そのため、異なる部分を中心に説明を行う。
本実施形態のマルチプレクサ214は、RAMSEQ_En信号の論理値によって、入力1または入力2のいずれを出力とするかを決定する。本実施形態において、遷移遅延故障テストを実行する場合、RAMSEQ_Enの論理値を「1」とする。RAMSEQ_En信号が論理値「1」である場合、マルチプレクサ214は、入力1を出力として選択する。マルチプレクサ214の入力1は、スキャンFF212の出力Dと接続されている。この場合、第3実施形態のアドレス制御回路200と同様の動作となる。
一方、縮退故障テストを実行する場合、RAMSEQ_Enの論理値を「0」とする。RAMSEQ_En信号が論理値「0」である場合、マルチプレクサ204は、入力0を出力として選択する。マルチプレクサ204の入力0は、アドレス制御回路200の入力INと接続されている。これにより、アドレス制御回路200の入力INから、マルチプレクサ204の入力0を経由してスキャンFF203までの経路が活性化される。そのため、スキャンFF203は、ロジック300の出力する出力信号を、アドレス制御回路200の入力INを経由してデータ入力Dへ受信することができ、スキャンFF203は、縮退故障テストの観測用スキャンFFとして使用することができる。
以上が、本実施形態における半導体集積回路の動作方法の説明である。
このように、本実施形態における半導体集積回路によれば、RAMSEQ_Enの論理値を「1」とすると、遷移遅延故障テストを実行することができる。また、アドレス制御回路200のスキャンFF213の出力Qを論理値「0」とすることで、テストモード時であっても、アドレス制御回路200の入力INから出力OUTまでの経路を活性化させることができる。そのため、ロジック300の出力を、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子まで伝達することが可能となり、ロジック300からアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子までの経路の遷移遅延故障テストを実行することができる。
また、本実施形態における半導体集積回路によれば、アドレス制御回路200は、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子へ、論理値「0」と「1」とのいずれを供給するかを、スキャンFF212の出力Qにより決定することができる。そのため、供給する論理値に変更が発生しても、アドレス制御回路200の構成を変更する必要が無いため、設計TATの増加を抑制することができる。
さらに、本実施形態における半導体集積回路によれば、RAMSEQ_Enの論理値を「0」とすると、縮退故障テストを実行することができる。この場合、スキャンFF203は、縮退故障テストの観測用スキャンFFとして使用することができる。これによって、アドレス制御回路200は、縮退故障テストを実施するために別途縮退故障テストの観測用スキャンFFを備える必要がないため、配線の混雑化を解消することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態における半導体集積回路の説明を行う。
[構成の説明]
はじめに、本実施形態における半導体集積回路の構成の説明を行う。図8は、本実施形態における半導体集積回路の構成を示す図である。なお、以下の説明において、遷移遅延故障テストにおけるスキャンチェーン構成は、本発明の動作には関係がないため省略する。本実施形態における半導体集積回路は、第4実施形態とほぼ同様である。そのため、第4実施形態と同様の部分については説明を省略し、第4実施形態と違いのある部分を中心に説明を行う。
本実施形態における半導体集積回路は、第4実施形態の半導体集積回路において、遷移遅延故障テスト、及び縮退故障テストに加えて、さらにRAM−BIST(Random Access Memory−Built In Self Test)を実行することを可能にしている。ここで、RAM−BISTとは、半導体集積回路内部に設けられた生成部と判定部とを備えるテスタにより、テスト対象回路を経由したテストパターンの送受信を行うテストである。生成部は、テストパターンを生成して、テストパターンをテスト対象回路へ入力する。判定部は、テストパターンに対応する出力パターンの期待値を予め記憶しており、対象回路から出力パターンを入力して、出力パターンと期待値と照合することにより故障の有無を判定するテストである。RAM−BISTは、半導体集積回路内に生成部と判定部とを組み込むため、テスタとテスト対象回路との間の信号のやり取りを減らすことが可能となる。
本実施形態における半導体集積回路は、第4実施形態と同様にRAM(Random Access Memory)100と、RAM100のアドレス端子制御回路(以下、アドレス制御回路)200と、ロジック300とを備え、さらにRAM−BISTコントローラ(以下、コントローラ)601と、ANDゲート602、604、606と、インバータゲート603と、スキャンフリップフロップ(以下、スキャンFF)604と、マルチプレクサ700とを備える。なお、第4実施形態におけるスキャンFF501、502と、ANDゲート400とは、図示を省略している。また、RAM100とロジック300についても、第4実施形態と同様であるので説明を省略する。
アドレス制御回路200の入力INは、ロジック300の出力と接続される。アドレス制御回路200の出力OUTは、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]と接続される。アドレス制御回路200の出力OUT2は、マルチプレクサ700の入力1と接続される。また、アドレス制御回路200は、それぞれ、図示されない前段の回路と接続されて、各回路からそれぞれ、SCAN_TEST信号、RAMSEQ_En信号、及びClock信号を入力する。アドレス制御回路200のBISTパターン入力は、コントローラ601の出力DOUTと接続される。アドレス制御回路200のBIST_CTRL信号入力は、ANDゲート602の出力と接続される。
コントローラ601は、テストパターンを出力する出力DOUTと、コントロール信号を出力するCTRL出力と、クロック信号を入力するClock入力と、テストパターンに対する出力パターンを入力する入力DINとを備える。コントローラ601は、RAM−BISTテストを実行するときに、CTRL出力から論理値「1」を出力すると共に、出力DOUTからテストパターンを出力して、テストパターンに対するテスト対象回路からの出力パターンを入力DINへ入力する。コントローラ601は、入力DINへ入力した出力パターンが予め記憶された検査パターンと一致するか否かによって故障の有無を判定する。このように、コントローラ601は、一般的なRAM−BISTテスタであるため、詳細な説明を省略する。
コントローラ601のテストパターン出力DOUTは、アドレス制御回路200のマルチプレクサ221の入力1と接続される。コントローラ601のCTRL信号出力は、ANDゲート602の入力Bと接続される。コントローラ601のClock信号入力は、Clock信号を入力する。コントローラ601の入力DINは、ANDゲート606の出力と接続される。ANDゲート602の入力Aは、BIST_En信号を入力する。ANDゲート602の入力Bは、コントローラ601のCTRL信号出力と接続される。ANDゲート602の出力は、分岐されて、ANDゲート223の入力Aと、ANDゲート222の入力Aとに、それぞれ接続される。インバータゲート603の入力は、RAMSEQ_En信号を入力する。ANDゲート604の入力Aは、SCAN_TEST信号を入力する。ANDゲート604の入力Bは、インバータゲート603の出力と接続される。ANDゲート604の出力は、マルチプレクサ700のセレクタ端子と接続される。スキャンFF605のデータ入力Dは、マルチプレクサ700の出力を分岐して接続される。スキャンFF605のクロック入力は、Clock信号を入力する。スキャンFF605の出力Qは、ANDゲート606の入力Aと接続される。
本実施形態のアドレス制御回路200は、第4実施形態と同様に、マルチプレクサ210と、スキャンFF212、213と、マルチプレクサ214とを備え、さらに、マルチプレクサ220、221と、アンドゲート222、223と、インバータゲート224、225とを備える。マルチプレクサ210の出力は、分岐されて、アドレス制御回路200の出力OUTと、マルチプレクサ214の入力1とに接続される。マルチプレクサ210の入力0は、アドレス制御回路200の入力INと接続される。マルチプレクサ210の入力1は、スキャンFF212の出力Qと接続される。マルチプレクサ210のセレクタ端子は、マルチプレクサ220の出力と接続される。マルチプレクサ220の入力1は、スキャンFF213の出力Qと接続される。マルチプレクサ220の入力0は、ANDゲート222の出力と接続される。マルチプレクサ220のセレクタ端子は、RAMSEQ_Enを入力する。スキャンFF212のデータ入力Dは、マルチプレクサ214の出力と接続される。スキャンFF212のクロック入力は、Clock信号を入力する。スキャンFF213のデータ入力Dは、スキャンFF213の出力Qを分岐して入力する。スキャンFF213のクロック入力は、Clock信号を入力する。ANDゲート222の入力Aは、ANDゲート602の出力と接続される。ANDゲート222の入力Bは、インバータゲート224の出力と接続される。
インバータゲート224の入力は、SCAN_TEST信号を入力する。マルチプレクサ214の入力0は、マルチプレクサ221の出力と接続される。マルチプレクサ214のセレクタ端子は、RAMSEQ_En信号を入力する。マルチプレクサ221の入力0は、アドレス制御回路200の入力INを分岐して入力する。マルチプレクサ221の入力1は、コントローラ601のデータ出力DOUTと接続される。マルチプレクサ221のセレクタ端子は、ANDゲート223の出力と接続されている。ANDゲート223の入力Aは、分岐されたANDゲート602の出力と接続される。ANDゲート223の入力Bは、インバータゲート225の出力と接続される。インバータゲート225の入力は、分岐されたRAMSEQ_En信号を入力する。
RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]は、アドレス制御回路200の出力OUTと接続される。RAM100の出力Q0は、マルチプレクサ700の入力0と接続される。
マルチプレクサ700の入力0は、RAM100の出力Q0と接続される。マルチプレクサ700の入力1は、アドレス制御回路200の出力OUT2と接続される。マルチプレクサ700の出力は、分岐されて、後段の図示されない回路の入力と、スキャンFF605のデータ入力Dと、にそれぞれ接続される。
以上が、本実施形態における半導体集積回路の構成の説明である。
[動作方法の説明]
次に、本実施形態の半導体集積回路の動作方法の説明を行う。図9は、本実施形態の半導体集積回路におけるアドレス制御回路200の真理値表の一例を示す図である。
前述の通り、本実施形態の半導体集積回路は、遷移遅延故障テスト、及び縮退故障テストに加えて、さらにRAM−BISTを実行することが可能である。これら各テストは、SCAN_TEST信号と、RAMSEQ_En信号と、BIST_En信号により制御される。
まず、本発明の半導体集積回路をユーザモードで動作させる場合、SCAN_TEST信号と、RAMSEQ_En信号と、BIST_En信号の論理値を全て「0」とする。
アドレス制御回路200のマルチプレクサ220のセレクタ端子は、論理値「0」のRAMSEQ_Enを入力する。マルチプレクサ220は、セレクタ端子へ論理値「0」が入力されているため、マルチプレクサ220の入力0を出力として選択する。
また、ANDゲート602は、論理値「0」のBIST_En信号を入力Aへ入力する。そのため、ANDゲート602の出力は、常に論理値「0」となる。ANDゲート602の出力は、アドレス制御回路200のANDゲート222の入力Aと接続されている。ANDゲート222は、入力Aに、常に論理値「0」を入力することになる。そのため、ANDゲート222の出力は、常に論理値「0」となる。
マルチプレクサ220の入力0は、ANDゲート222の出力と接続されている。前述の通りマルチプレクサ220は、入力0を出力として選択している。そのため、マルチプレクサ220の出力は、常に論理値「0」となる。マルチプレクサ220の出力は、マルチプレクサ210のセレクタ端子と接続されている。マルチプレクサ210は、セレクタ端子へ常に論理値「0」を入力することになり、常に入力0を出力として選択することになる。マルチプレクサ210の入力0は、アドレス制御回路200の入力INと接続されている。また、マルチプレクサ210の出力は、アドレス制御回路200の出力OUTと接続されている。そのため、マルチプレクサ210は、アドレス制御回路200の入力INに入力された論理値を入力0へ入力して、当該論理値を出力からアドレス制御回路200の出力OUTへ伝達することになる。
アドレス制御回路200の入力INは、ロジック300の出力と接続されている。また、アドレス制御回路200の出力OUTは、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]と接続されている。そのため、アドレス制御回路200は、ロジック300からの出力信号を、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]へ伝達することができる。
なお、ANDゲート604は、論理値「0」のSCAN_TEST信号を入力Aへ入力している。そのため、ANDゲート604の出力は、常に論理値「0」となる。ANDゲート604の出力は、マルチプレクサ700のセレクタ端子と接続されている。そのため、マルチプレクサ700は、入力0を出力として選択する。マルチプレクサ700の入力0は、RAM100の出力Q0と接続されている。マルチプレクサ700は、RAM100の出力Q0の出力する論理値を、後段の回路へ出力する。
次に、本発明の半導体集積回路をテストモード(遷移遅延故障テストモード)で動作させる場合、SCAN_TEST信号と、RAMSEQ_En信号とを論理値「1」とし、BIST_En信号の論理値を「0」とする。
アドレス制御部200のマルチプレクサ214、220のセレクタ端子は、論理値「1」のRAMSEQ_Enを入力する。マルチプレクサ214、220は、セレクタ端子への入力が論理値「1」である場合、入力1を出力として選択する。
ここで、マルチプレクサ220の入力1は、スキャンFF213の出力Qと接続されている。また、マルチプレクサ220の出力は、マルチプレクサ210のセレクタ端子と接続されている。マルチプレクサ210は、セレクタ端子へ入力するマルチプレクサ220の出力に基づいて、入力1を出力とするか入力2を出力とするかを決定する。スキャンFF213のデータ入力Dは、出力Qの帰還入力となっており、スキャンFF213に設定された論理値を出力する。
スキャンFF213の出力Qの出力が論理値「0」である場合、マルチプレクサ220の出力も論理値「0」となる。マルチプレクサ210は、セレクタ端子に論理値「0」を入力するため、入力0への入力信号を出力として選択する。マルチプレクサ210の入力0は、アドレス制御回路200の入力INと接続されている。また、マルチプレクサ210の出力は、アドレス制御回路200の出力OUTと接続されている。そのため、マルチプレクサ210は、アドレス制御回路200の入力INに入力された論理値を入力0へ入力して、当該論理値を出力からアドレス制御回路200の出力OUTへ伝達することになる。
アドレス制御回路200の入力INは、ロジック300の出力と接続されている。また、アドレス制御回路200の出力OUTは、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]と接続されている。そのため、アドレス制御回路200は、ロジック300からの出力信号を、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]へ伝達することになる。
一方、スキャンFF213の出力Qが論理値「1」である場合、マルチプレクサ220の出力も論理値「1」となる。マルチプレクサ210は、セレクタ端子に論理値「1」を入力するため、入力1への入力信号を出力として選択する。マルチプレクサ214の入力1は、スキャンFF212の出力Qと接続されており、スキャンFF212のデータ入力Dは、マルチプレクサ214の出力と接続されている。マルチプレクサ214は、前述の通り、論理値「1」のRAMSEQ_Enにより入力1を出力として選択する。マルチプレクサ214の入力1は、マルチプレクサ210の出力を分岐して接続されている。これにより、スキャンFF212は、出力Qからの出力を、データ入力Dへ帰還入力する。そのため、アドレス制御回路200は、スキャンFF212に設定された論理値を、出力OUTを介して、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]へ出力する。
このように、アドレス制御回路200は、テストモードの場合、スキャンFF213の出力Qの値により、ロジック300からの出力信号をRAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]へ伝達するか、あるいは、スキャンFF212に設定された値をRAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]へ出力するか、を選択して実行することができる。
なお、インバータゲート603は、論理値「1」のRAMSEQ_En信号を入力する。ANDゲート604の入力Bは、インバータゲート603から論理値「0」を入力する。そのため、ANDゲート604の出力は、常に論理値「0」となる。ANDゲート604の出力は、マルチプレクサ700のセレクタ端子と接続されている。そのため、マルチプレクサ700は、入力0を出力として選択する。マルチプレクサ700の入力0は、RAM100の出力Q0と接続されている。マルチプレクサ700は、RAM100の出力Q0の出力する論理値を、後段の回路へ出力する。
次に、本発明の半導体集積回路をRAM−BISTモードで動作させる場合、SCAN_TEST信号と、RAMSEQ_En信号とを論理値「0」とし、BIST_En信号の論理値を「1」とする。
ANDゲート602は、論理値「1」のBIST_En信号を入力Aへ入力する。そのため、ANDゲート602は、入力Bへ入力する信号の論理値によって出力する論理値が決定する。ANDゲート602の入力Bは、コントローラ601のCTRL出力と接続されている。コントローラ601は、RAM−BISTを行うために、CTRL出力から論理値「1」を出力する。そのため、ANDゲート602は、CTRL出力から論理値「1」を入力Bへ入力して、論理値「1」を出力する。ANDゲート602の出力は、アドレス制御回路200のANDゲート222の入力Aと、ANDゲート223の入力Aと、に接続されている。
ANDゲート223の入力Bは、インバータゲート225によって論理値を反転されたRAMSEQ_En信号を入力する。RAMSEQ_Enは、論理値「0」であるため、ANDゲート223の入力Bは、インバータゲート224から論理値「1」を入力する。前述の通り、ANDゲート223の入力AはANDゲート602から論理値「1」を入力しているため、ANDゲート223の出力は論理値「1」となる。ANDゲート223の出力は、マルチプレクサ221のセレクタ端子と接続される。マルチプレクサ221は、セレクタ端子へ論理値「1」を入力するため、入力1を出力として選択する。
マルチプレクサ214のセレクタ端子は、論理値「0」のRAMSEQ_En信号を入力するため、入力0を出力として選択する。
ANDゲート222の入力Bは、インバータゲート224によって論理値を反転されたSCAN_TEST信号を入力する。つまり、SCAN_TEST信号は論理値「0」であるため、ANDゲート222の入力Bは、インバータゲート224から論理値「1」を入力する。前述の通り、ANDゲート222の入力AはANDゲート602から論理値「1」を入力しており、ANDゲート222の出力は論理値「1」となる。
マルチプレクサ220のセレクタ端子は、論理値「0」のRAMSEQ_En信号を入力するため、入力0を出力として選択する。マルチプレクサ220の入力0は、ANDゲート222の出力と接続されている。前述の通り、ANDゲート222の出力は論理値「1」であるため、マルチプレクサ220の出力は、論理値「1」となる。マルチプレクサ220の出力は、マルチプレクサ210のセレクタ端子と接続されている。マルチプレクサ220は、マルチプレクサ220の出力する論理値「1」を入力する。そのため、マルチプレクサ220は、入力1を出力として選択する。
マルチプレクサ220の出力は、マルチプレクサ210のセレクタ端子と接続されている。マルチプレクサ210は、マルチプレクサ220からセレクタ端子へ論理値「1」を入力する。そのため、マルチプレクサ210は、入力1を出力として選択する。
ここで、コントローラ601がテストパターン出力DOUTからテストパターンを出力する。コントローラ601の出力DOUTは、アドレス制御回路200のマルチプレクサ221の入力1と接続されている。前述のとおり、マルチプレクサ221は、入力1を出力として選択しており、コントローラ601の出力DOUTから入力1へ入力するテストパターンの論理値を出力として出力する。マルチプレクサ221の出力は、マルチプレクサ214の入力0と接続されている。前述の通り、マルチプレクサ214は、入力0を出力として選択しており、マルチプレクサ221のから入力0へ入力するテストパターンの論理値を出力として出力する。マルチプレクサ214の出力は、スキャンFF212のデータ入力Dと接続されている。スキャンFF212は、マルチプレクサ214からデータ入力Dへ入力するテストパターンの論理値を出力Qから出力する。スキャンFF212の出力Qは、マルチプレクサ210の入力1と接続されている。前述の通り、マルチプレクサ210は、入力1を出力として選択しており、スキャンFF212から入力1へ入力するテストパターンの論理値を出力として出力する。マルチプレクサ210の出力は、アドレス制御回路200の出力OUTを介してRAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]と接続されている。そのため、アドレス制御回路200は、入力INへ入力されるロジック300からの出力に関係なく、コントローラ601のDOUTからの出力を、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]へ伝達することができる。
このように、本実施形態における半導体集積回路によれば、SCAN_TEST信号、RAMSEQ_En信号、および、BIST_En信号の論理値の組み合わせにより、ユーザモード、テストモード(遷移遅延故障テスト)、およびRAM−BISTモードを選択して実行することができる。
また、本実施形態における半導体集積回路によれば、テストモード(遷移遅延故障テスト)時であっても、アドレス制御回路200のスキャンFF213の出力Qを論理値「0」とすることで、アドレス制御回路200の入力INから出力OUTまでの経路を活性化させることができる。そのため、ロジック300の出力を、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子まで伝達することが可能となり、ロジック300からアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子までの経路の遷移遅延故障テストを実行することができる。
さらに、本実施形態における半導体集積回路によれば、アドレス制御回路200は、テストモード時において、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子へ、論理値「0」と「1」とのいずれを供給するかを、スキャンFF212の出力Qにより決定することができる。そのため、供給する論理値に変更が発生しても、アドレス制御回路200の構成を変更する必要が無いため、設計TATの増加を抑制することができる。
加えて、本実施形態における半導体集積回路によれば、簡易な構成で、RAM−BIST用の制御回路と、遷移遅延故障テストのアドレス制御回路とを実現できるため、半導体集積回路の回路規模の増加を抑えることができる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態における半導体集積回路の説明を行う。
[構成の説明]
はじめに、本実施形態における半導体集積回路の構成の説明を行う。図10は、本実施形態における半導体集積回路の構成を示す図である。なお、以下の説明において、遷移遅延故障テストにおけるスキャンチェーン構成、及びスキャンイネーブル端子は、本発明の動作には関係がないため省略する。第5実施形態とほぼ同様である。そのため、第5実施形態と同様の部分については説明を省略し、第5実施形態と違いのある部分を中心に説明を行う。
本実施形態における半導体集積回路は、第5実施形態の半導体集積回路と同様に、遷移遅延故障テスト、及び縮退故障テストに加えて、さらにRAM−BISTを実行することを可能にしている。
本実施形態における半導体集積回路は、第4実施形態と同様にRAM(Random Access Memory)100と、RAM100のアドレス端子制御回路(以下、アドレス制御回路)200と、ロジック300と、RAM−BISTコントローラ(以下、コントローラ)601と、ANDゲート602、604、606と、インバータゲート603と、マルチプレクサ700とを備える。なお、第5実施形態と同様にスキャンフリップフロップ(以下、スキャンFF)501、502と、ANDゲート400とは、図示を省略している。本実施形態における半導体集積回路は、アドレス制御回路200の構成が第5実施形態と異なり、それに伴いスキャンFF605が削除されている。そのため、異なる部分を中心に説明を行う。
本実施形態のアドレス制御回路200は、本実施形態のアドレス制御回路200は、第4実施形態と同様に、マルチプレクサ210と、スキャンフリップフロップ212、213と、マルチプレクサ214と、マルチプレクサ220、221と、アンドゲート222、223と、インバータゲート224、225とを備え、さらに、マルチプレクサ230を備える。本実施形態において、マルチプレクサ230は、第5実施形態のスキャンフリップフロップ605を兼用した構成となっている。
マルチプレクサ230の出力は、スキャンFF213の出力Qと接続される。マルチプレク230の入力1は、マルチプレクサ700の出力を分岐して接続される。マルチプレクサ230の出力は、スキャンFF213のデータ入力Dと接続される。マルチプレクサ230のセレクタ端子は、ANDゲート602の出力と接続される。
また、本実施形態において、スキャンFF605は、削除されている。ANDゲート606の入力Aは、スキャンFF213の出力Qと接続されている。
以上が、本実施形態における半導体集積回路の構成の説明である。上記以外の構成に関しては、第5実施形態と同様であるため説明を省略する。
[動作方法の説明]
次に、本実施形態の半導体集積回路の動作方法の説明を行う。本実施形態におけるアドレス制御回路200の入出力は、図9に示した真理値表と同様である。しかし、本実施形態の半導体集積回路は、第5実施形態と構成が異なるため、内部の動作方法が異なる。そのため、異なる部分を中心に説明を行う。本実施形態におけるユーザモード時の動作方法は、第5実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態のテストモード(遷移遅延故障テスト)時において、第5実施形態と同様にSCAN_TEST信号、RAMSEQ_En信号は、論理値「1」、BIST_En信号は、論理値「0」に設定される。
マルチプレクサ230は、ANDゲート602から論理値「0」を入力するため、入力0を出力として選択する。これにより、スキャンFF213の出力Qは、マルチプレクサ230の入力0を介してデータ入力Dへの帰還入力となり、スキャンFF213に設定された値を出力し続けることになる。テストモード時の動作方法は、上述以外は、第5実施形態と同様であるため説明を省略する。すなわち、マルチプレクサ220は、論理値「1」のRAMSEQ_En信号をセレクタ端子へ入力するため、入力1を出力として選択する。そのため、スキャンFF213の出力によって、マルチプレクサ210は、入力0と入力1とのいずれかを出力として選択する。マルチプレクサ210が、入力0を出力として選択する場合、アドレス制御回路200の入力INへ入力した信号を出力OUTへ伝達することが可能である。一方、マルチプレクサ210が、入力1を出力として選択する場合、スキャンFF212の出力Qをアドレス制御回路200の出力OUTへ伝達することになる。
次に、本実施形態のRAM−BISTモード時において、第5実施形態と同様にSCAN_TEST信号、RAMSEQ_En信号は、論理値「0」、BIST_En信号は、論理値「1」に設定される。
第5実施形態と同様に、BIST_En信号は、論理値「1」であり、RAM−BISTコントローラ(以下、コントローラ)601のCTRL信号を論理値「1」とすることで、ANDゲート602の出力が論理値「1」となる。ANDゲート223は、入力AにANDゲート602からの論理値「1」と、入力Bにインバータゲート225で反転されたRAMSEQ_En信号の論理値「1」とを入力して、出力は、論理値「1」となる。そのため、マルチプレクサ221は、セレクタ端子にANDゲート223からの論理値「1」を入力して、入力1を出力として選択する。また、マルチプレクサ214は、セレクタ端子に、論理値「0」のRAMSEQ_En信号を入力して、入力0を出力として選択する。さらに、ANDゲート222は、入力AにANDゲート602からの論理値「1」と、入力Bにインバータゲート225で反転されたSCAN_TEST信号の論理値「1」とを入力して、出力は、論理値「1」となる。マルチプレクサ220は、セレクタ端子に、論理値「0」のRAMSEQ_En信号を入力して、入力0を出力として選択する。マルチプレクサ220は、入力0にANDゲートからの論理値「1」を入力しており、出力が論理値「1」となる。マルチプレクサ210は、セレクタ端子にマルチプレクサ220からの論理値「1」を入力するため、入力1を出力として選択する。そのため、アドレス制御回路200は、入力INへ入力されるロジックの300から出力に関係なく、コントローラ601のテストパターン出力DOUTからの出力を、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]へ伝達することができる。
さらに、マルチプレクサ230は、ANDゲート602から論理値「1」をセレクタ端子に入力するため、入力1を出力として選択する。マルチプレクサ230の入力1は、マルチプレクサ700の出力と接続されている。マルチプレクサ700は、セレクタ端子にANDゲート604からの論理値「0」を入力しており、入力0を出力として選択している。そのためRAM100の出力Q0からの出力は、マルチプレクサ700と、マルチプレクサ230を介してスキャンFF213のデータ入力Dへ入力される。スキャンFFの出力Qは、ANDゲート606の入力Aと接続される。ANDゲート606の入力Bは、ANDゲート602の出力から論理値「1」を入力しているため、スキャンFFの出力Qに応じた値を出力として、コントローラ601のテストパターン入力DINへ伝達することができる。
このように、本実施形態における半導体集積回路によれば、SCAN_TEST信号、RAMSEQ_En信号、および、BIST_En信号の論理値の組み合わせにより、ユーザモード、テストモード(遷移遅延故障テスト)、およびRAM−BISTモードを選択して実行することができる。
また、本実施形態における半導体集積回路によれば、テストモード(遷移遅延故障テスト)時であっても、アドレス制御回路200のスキャンFF213の出力Qを論理値「0」とすることで、アドレス制御回路200の入力INから出力OUTまでの経路を活性化させることができる。そのため、ロジック300の出力を、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子まで伝達することが可能となり、ロジック300からアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子までの経路の遷移遅延故障テストを実行することができる。
さらに、本実施形態における半導体集積回路によれば、アドレス制御回路200は、テストモード時において、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]の入力端子へ、論理値「0」と「1」とのいずれを供給するかを、スキャンFF212の出力Qにより決定することができる。そのため、供給する論理値に変更が発生しても、アドレス制御回路200の構成を変更する必要が無いため、設計TATの増加を抑制することができる。
加えて、本実施形態における半導体集積回路によれば、簡易な構成で、RAM−BIST用の制御回路と、遷移遅延故障テストのアドレス制御回路とを実現できるため、半導体集積回路の回路規模の増加を抑えることができる。
ここまで、本発明の半導体集積回路の説明を行ってきた。本発明の半導体集積回路の第1の効果は、ロジック300からアドレス制御回路200を介して、RAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]までの経路を活性化させることができることである。そのため、RAM100のアドレス制御回路200からRAM100のアドレス信号入力ADDR[3:0]までの経路の遷移遅延故障テストを実行することができる。また、本発明の半導体集積回路の第2の効果は、縮退故障テスト用の観測用スキャンFFを配置することによる配線の煩わしさを軽減できることである。さらに、本発明の半導体集積回路の第3の効果は、RAM−BIST用の制御回路に、マルチプレクサとスキャンFFとを追加することにより、アドレス制御回路200を実現することができることである。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。半発明の構成や詳細には、本発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更を行うことができる。
10 半導体集積回路
12 テスト回路
14 ロジック
16 テスト回路
18 メモリ
20 ロジック
22 テスト回路
100 RAM
200 RAMのアドレス端子制御回路
201 ANDゲート
202 NANDゲート
203 スキャンフリップフロップ
204 マルチプレクサ
210 マルチプレクサ
211 ANDゲート
212 スキャンフリップフロップ
213 スキャンフリップフロップ
214 マルチプレクサ
220 マルチプレクサ
221 マルチプレクサ
222 ANDゲート
223 ANDゲート
224 インバータゲート
225 インバータゲート
230 マルチプレクサ
300 ロジック
400 ANDゲート
501 スキャンフリップフロップ
502 スキャンフリップフロップ
601 RAM−BISTコントローラ
602 ANDゲート
603 インバータゲート
604 ANDゲート
605 スキャンフリップフロップ
606 ANDゲート
700 マルチプレクサ

Claims (20)

  1. メモリと、
    前記メモリのアドレスを制御するアドレス信号を出力するロジックと、
    前記ロジックと前記メモリの備えるアドレス端子とにそれぞれ接続されて、前記ロジックから前記メモリのアドレス端子までの間の遷移遅延故障テストを実行するか否かを決定するテスト信号を入力して、前記テスト信号が前記遷移遅延故障テストを実行するべきテストモードを示すときに、前記テスト信号の値に基づいて、前記ロジックから入力する前記アドレス信号か、予め固定値に設定された出力信号かのいずれかを前記メモリのアドレス端子へ出力するアドレス制御回路と
    を備える半導体集積回路。
  2. 請求項1に記載の半導体集積回路であって、
    前記アドレス制御回路は、
    前記出力信号を出力するスキャンフリップフロップ(以下、スキャンFF)と、
    前記テスト信号と前記出力信号と入力して、記テスト信号が前記テストモードを示すときに、前記出力信号を出力するNANDゲートと、
    前記ロジックの出力する前記アドレス信号と前記ANDゲートの出力する前記出力信号とを入力して、前記出力信号の値に基づいて前記出力信号と前記アドレス信号とのうちのいずれかを前記メモリの前記アドレス端子へ出力するANDゲートと
    を具備する半導体集積回路。
  3. 請求項2に記載の半導体集積回路であって、
    前記アドレス制御回路は、
    前記ロジックの出力する前記アドレス信号と前記スキャンFFの出力する出力信号の分岐とをデータ入力とし、前記テスト信号をセレクタ入力として、前記テスト信号が前記テストモードを示すときに前記出力信号を前記スキャンFFへ出力して、前記テスト信号が前記遷移遅延故障テストを行わないユーザモードを示すときに前記アドレス信号を前記スキャンFFへ出力するマルチプレクサ
    をさらに具備する半導体集積回路。
  4. 請求項1に記載の半導体集積回路であって、
    前記アドレス制御回路は、
    前記出力信号を出力する第1スキャンフリップフロップ(以下、スキャンFF)と、
    前記ロジックの出力する前記アドレス信号と前記第1スキャンFFの出力する出力信号とをデータ入力とし、前記アドレス信号と前記出力信号とのうちのいずれかを前記メモリのアドレス端子へ出力する第1マルチプレクサと、
    予め固定値に設定された選択信号を出力する第2スキャンFFと、
    前記第2スキャンFFの出力する前記選択信号と前記テスト信号とを入力して、前記テスト信号が前記テストモードを示すときに、前記選択信号を出力するANDゲートと
    を具備し、
    前記第1マルチプレクサは、前記テスト信号が前記テストモードを示すときにANDゲートの出力する前記選択信号をセレクタ入力として、前記選択信号の値に基づいて、前記アドレス信号と前記出力信号のいずれを出力とするかを決定する
    半導体集積回路。
  5. 請求項4に記載の半導体集積回路であって、
    前記アドレス制御回路は、
    前記ロジックの出力する前記アドレス信号と前記第1スキャンFFの出力する出力信号の分岐とをデータ入力とし、前記テスト信号をセレクタ入力として、前記テスト信号が前記テストモードを示すときに前記出力信号を前記スキャンFFへ帰還出力して、前記テスト信号が前記遷移遅延故障テストを行わないユーザモードを示すときに前記アドレス信号を前記スキャンFFへ出力する第2マルチプレクサ
    をさらに具備する半導体集積回路。
  6. 請求項1に記載の半導体集積回路であって、
    前記メモリのBIST(Built In Self Test)を行うコントローラをさらに備え、
    前記アドレス制御回路は、前記テスト信号が前記メモリのBISTを行うべきBISTモードを示すとき、前記コントローラのデータ出力端子が出力するテストパターンを入力して、前記テストパターンを前記メモリのアドレス端子へ出力する
    半導体集積回路。
  7. 請求項6に記載の半導体集積回路であって、
    前記アドレス制御回路は、
    予め固定値に設定された選択信号を出力する第1スキャンフリップフロップ(以下、スキャンFF)と、
    前記第1スキャンFFの出力する前記選択信号と前記テスト信号とをデータ入力とし、前記テスト信号をセレクタ入力として、前記テスト信号が前記テストモードを示すときに前記選択信号を出力として選択する第1マルチプレクサと、
    前記出力信号を出力する第2スキャンFFと、
    前記ロジックの出力する前記アドレス信号と前記第2スキャンFFの出力する出力信号とをデータ入力とし、前記第1マルチプレクサの出力をセレクタ入力として、前記テスト信号が前記テストモードを示すときに、前記第1マルチプレクサからの前記選択信号の値に基づいて、前記アドレス信号と前記出力信号のうちのいずれかを出力として選択して前記メモリのアドレス端子へ出力する第2マルチプレクサと、
    前記ロジックの出力する前記アドレス信号と前記コントローラの出力する前記テストパターンをデータ入力とし、前記テスト信号をセレクタ入力として、前記テスト信号が前記BISTモードを示すときに前記テストパターンを出力として選択する第3マルチプレクサと、
    前記第3マルチプレクサの出力と前記第2マルチプレクサの出力の分岐とをデータ入力とし、前記テスト信号をセレクタ入力として、前記テスト信号が前記テストモードを示すときに前記第2マルチプレクサからの出力を出力として選択し、前記テスト信号が前記BISTモードを示すときに前記第3マルチプレクサからの出力を出力として選択する第4マルチプレクサと
    を具備し、
    前記第2スキャンFFは、前記テスト信号が前記BISTモードを示すときに、前記第4マルチプレクサの出力であるテストパターンを前記出力信号として出力する
    半導体集積回路。
  8. 請求項7に記載の半導体集積回路であって、
    前記メモリの出力信号と前記テスト信号とをデータ入力とするANDゲートをさらに備え、
    前記ANDゲートは、前記テスト信号が前記BISTモードを示すときに、前記メモリの出力信号を前記コントローラのデータ入力へ出力する
    半導体集積回路。
  9. 請求項7に記載の半導体集積回路であって、
    前記第1スキャンFFの出力と前記テスト信号とをデータ入力とするANDゲートを
    さらに備え、
    前記アドレス制御回路は、
    出力を前記第1スキャンFFのデータ入力と接続されて、前記第1スキャンFFの出力する前記選択信号と前記メモリの出力信号とをデータ入力とし、前記テスト信号をセレクタ入力として、前記テスト信号が前記テストモードを示すときに前記選択信号を出力として選択し、前記テスト信号が前記BISTモードを示すときに前記メモリの出力信号を出力として選択する第5マルチプレクサを
    さらに具備し、
    前記ANDゲートは、前記テスト信号が前記BISTモードを示すときに、前記第1スキャンFFの出力である前記メモリの出力信号を、前記コントローラのデータ入力へ出力する
    半導体集積回路。
  10. 請求項6から請求項9までのいずれかに記載の半導体集積回路であって、
    前記テスト信号は、複数の信号の組み合わせによって、前記ユーザモード、前記テストモード、及び前記BISTモードを示す
    半導体集積回路。
  11. メモリと、
    前記メモリのアドレスを制御するアドレス信号を出力するロジックと、
    前記ロジックと前記メモリの備えるアドレス端子とにそれぞれ接続されるアドレス制御回路とを備える半導体集積回路において、
    前記ロジックから前記メモリのアドレス端子までの間の遷移遅延故障テストを実行するか否かを選択するテスト信号を入力するステップと、
    前記テスト信号が前記遷移遅延故障テストを実行するべきテストモードを示すときに、テスト実行信号の値に基づいて、前記ロジックから入力する前記アドレス信号か、予め固定値に設定された出力信号かのいずれかを前記メモリのアドレス端子へ出力するステップと
    を備える半導体集積回路のテスト方法。
  12. 請求項11に記載の半導体集積回路のテスト方法であって、
    前記アドレス制御回路は、スキャンフリップフロップ(以下、スキャンFF)と、NANDゲートと、ANDゲートとを備えており、
    前記メモリのアドレス端子へ出力するステップは、
    前記出力信号を出力するステップと、
    前記テスト信号と前記出力信号と入力して、記テスト信号が前記テストモードを示すときに、前記出力信号を出力するステップと、
    前記アドレス信号と前記出力信号とを入力して、前記出力信号の値に基づいて前記出力信号と前記アドレス信号とのうちのいずれかを前記メモリの前記アドレス端子へ出力するステップと
    を含む半導体集積回路のテスト方法。
  13. 請求項12に記載の半導体集積回路のテスト方法であって、
    前記アドレス制御回路は、マルチプレクサをさらに備えており、
    前記メモリのアドレス端子へ出力するステップは、
    前記ロジックの出力する前記アドレス信号と前記スキャンFFの出力する出力信号の分岐とをデータ入力とし、前記テスト信号をセレクタ入力として、前記テスト信号が前記テストモードを示すときに前記出力信号を前記スキャンFFへ出力して、前記テスト信号が前記遷移遅延故障テストを行わないユーザモードを示すときに前記アドレス信号を前記スキャンFFへ出力するステップ
    を含む半導体集積回路のテスト方法。
  14. 請求項11に記載の半導体集積回路のテスト方法であって、
    前記アドレス制御回路は、第1スキャンフリップフロップ(以下、スキャンFF)と、第1マルチプレクサと、第2スキャンFFと、ANDゲートとを具備しており、
    前記メモリのアドレス端子へ出力するステップは、
    前記出力信号を出力するステップと、
    前記ロジックの出力する前記アドレス信号と前記第1スキャンFFの出力する出力信号とをデータ入力とし、前記アドレス信号と前記出力信号とのうちのいずれかを前記メモリのアドレス端子へ出力するステップと、
    予め固定値に設定された選択信号を出力するステップと、
    前記第2スキャンFFの出力する前記選択信号と前記テスト信号とを入力して、前記テスト信号が前記テストモードを示すときに、前記選択信号を出力するステップと、
    前記テスト信号が前記テストモードを示すときにANDゲートの出力する前記選択信号をセレクタ入力として、前記選択信号の値に基づいて、前記アドレス信号と前記出力信号のいずれを出力とするかを決定するステップと
    を含む半導体集積回路のテスト方法。
  15. 請求項14に記載の半導体集積回路テスト方法であって、
    前記アドレス制御回路は、第2マルチプレクサをさらに具備しており、
    前記メモリのアドレス端子へ出力するステップは、
    前記ロジックの出力する前記アドレス信号と前記第1スキャンFFの出力する出力信号の分岐とをデータ入力とし、前記テスト信号をセレクタ入力として、前記テスト信号が前記テストモードを示すときに前記出力信号を前記スキャンFFへ帰還出力して、前記テスト信号が前記遷移遅延故障テストを行わないユーザモードを示すときに前記アドレス信号を前記スキャンFFへ出力するステップ
    を含む半導体集積回路のテスト方法。
  16. 請求項11に記載の半導体集積回路のテスト方法であって、
    前記半導体集積回路は、前記メモリのBIST(Built In Self Test)を行うコントローラをさらに備えており、
    前記メモリのアドレス端子へ出力するステップは、
    前記テスト信号が前記メモリのBISTを行うべきBISTモードを示すとき、前記コントローラのデータ出力端子が出力するテストパターンを入力して、前記テストパターンを前記メモリのアドレス端子へ出力するステップ
    を含む半導体集積回路のテスト方法。
  17. 請求項16に記載の半導体集積回路のテスト方法であって、
    前記アドレス制御回路は、第1スキャンフリップフロップ(以下、スキャンFF)と、第1マルチプレクサと、第2スキャンFFと、第2マルチプレクサと、第3マルチプレクサと、第4マルチプレクサとを具備しており、
    前記メモリのアドレス端子へ出力するステップは、
    予め固定値に設定された選択信号を出力するステップと、
    前記第1スキャンFFの出力する前記選択信号と前記テスト信号とをデータ入力とし、前記テスト信号をセレクタ入力として、前記テスト信号が前記テストモードを示すときに前記選択信号を出力として選択するステップと、
    前記出力信号を出力するステップと、
    前記ロジックの出力する前記アドレス信号と前記第2スキャンFFの出力する出力信号とをデータ入力とし、前記第1マルチプレクサの出力をセレクタ入力として、前記テスト信号が前記テストモードを示すときに、前記第1マルチプレクサからの前記選択信号の値に基づいて、前記アドレス信号と前記出力信号のうちのいずれかを出力として選択して前記メモリのアドレス端子へ出力するステップと、
    前記ロジックの出力する前記アドレス信号と前記コントローラの出力する前記テストパターンをデータ入力とし、前記テスト信号をセレクタ入力として、前記テスト信号が前記BISTモードを示すときに前記テストパターンを出力として選択するステップと、
    前記第3マルチプレクサの出力と前記第2マルチプレクサの出力の分岐とをデータ入力とし、前記テスト信号をセレクタ入力として、前記テスト信号が前記テストモードを示すときに前記第2マルチプレクサからの出力を出力として選択し、前記テスト信号が前記BISTモードを示すときに前記第3マルチプレクサからの出力を出力として選択するステップと、
    前記テスト信号が前記BISTモードを示すときに、前記第4マルチプレクサの出力であるテストパターンを前記出力信号として出力するステップと
    を含む半導体集積回路のテスト方法。
  18. 請求項17に記載の半導体集積回路のテスト方法であって、
    前記半導体集積回路は、前記メモリの出力信号と前記テスト信号とをデータ入力とするANDゲートをさらに備えており、
    前記メモリのアドレス端子へ出力するステップは、
    前記テスト信号が前記BISTモードを示すときに、前記メモリの出力信号を前記コントローラのデータ入力へ出力するステップ
    を含む半導体集積回路のテスト方法。
  19. 請求項17に記載の半導体集積回路のテスト方法であって、
    前記半導体集積回路は、ANDゲートをさらに備えており、
    前記アドレス制御回路は、第5マルチプレクサをさらに備えており、
    前記第1スキャンFFの出力と前記テスト信号とをデータ入力とするステップと、
    前記テスト信号が前記BISTモードを示すときに、前記第1スキャンFFの出力である前記メモリの出力信号を、前記コントローラのデータ入力へ出力するステップと
    をさらに備え、
    前記メモリのアドレス端子へ出力するステップは、
    前記第1スキャンFFの出力する前記選択信号と前記メモリの出力信号とをデータ入力とし、前記テスト信号をセレクタ入力として、前記テスト信号が前記テストモードを示すときに前記選択信号を出力として選択し、前記テスト信号が前記BISTモードを示すときに前記メモリの出力信号を出力として選択するステップと
    を含む半導体集積回路のテスト方法。
  20. 請求項6から請求項9までのいずれかに記載の半導体集積回路のテスト方法であって、
    複数の信号の組み合わせによって、前記テスト信号における前記ユーザモード、前記テストモード、及び前記BISTモードを示すステップ
    をさらに備える半導体集積回路のテスト方法。
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