JP2010254551A - 電子装置用ガラス基板及び電子装置の製造方法 - Google Patents

電子装置用ガラス基板及び電子装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ガラスの長所を有効に活用できるようにした電子装置用のガラス基板を提供する。
【解決手段】ガラス母材GLの表裏面のうち、表面全体に反射防止膜を形成する成膜工程(ST1)と、反射防止膜を設けたガラス母材の表面全体に、耐フッ酸性のレジスト層を設けるレジスト工程(ST2)と、レーザ光又はカッタ刃によって、ガラス母材の表面から、貫通しない区画ラインGVを形成して、ガラス母材を複数の使用領域に区画する区画工程(ST3)と、区画工程を経たガラス母材を化学研磨して、ガラス母材を裏面側から薄肉化すると共に、区画ラインGVを表面側から深化させるエッチング工程(ST4)と、を有して一枚のガラス母材から複数枚の電子装置用ガラス基板を製造する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置などの電子装置の露出部に使用されるガラス基板の製造方法、及び、そのような電子装置の製造方法に関する。
表示装置などの露出部には、破損や汚れを防止する透明の被覆部材を設ける必要がある。ここで、被覆部材としては、プラスチックが最も簡易的であるが、プラスチックに比べて、視認性、耐久性、耐酸性、耐熱性などに優れるガラスの使用も提案されている(特許文献1)。
また、タッチパネル一体型の液晶ディスプレイのタッチパネルについても、PET(Polyethylene terephthalate)などのフィルム材に代えてガラスを使用する方が、製造工程上の制約が少なく、且つ、上記したガラスの利点を活用できる点で優れている。
特開2007−241179号公報
しかしながら、電子装置の露出部にガラスを使用する場合には、電子装置の製造時や使用時に、タッチパネルやカバーガラスが破損しないための万全の対策が必要である。また、反射によるガラス面への写り込みの対策も重要である。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、製造コストを特に上げることなく、ガラスの脆さを物理的に改善して、ガラスの長所を有効活用できるようにした電子装置用のガラス基板を提供すること、及び、電子装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1に係るガラス基板の製造方法では、ガラス母材の表裏面の表面側に、耐フッ酸性のレジスト層を設けるレジスト工程(ST2)と、レーザ光又はカッタ刃によって、ガラス母材の表面側から、ガラス母材を貫通しない区画ラインを形成して、ガラス母材を複数の使用領域に区画する区画工程(ST3)と、区画工程を経たガラス母材をエッチングして、ガラス母材を裏面側から薄肉化すると共に、前記区画ラインを深化させるエッチング工程(ST4)と、を有して一枚のガラス母材から複数枚の電子装置用ガラス基板を製造する。
この発明のエッチング工程では、好ましくは、裏面側を上面にしたガラス母材を水平状態に保持してエッチング処理が実行される。また、エッチング工程では、ガラス母材の表裏面に、化学研磨液を噴射するのが好ましい。
請求項2に係るガラス基板の製造方法では、ガラス母材の表裏面の表面側に、耐フッ酸性の表面レジスト層を離散的に設ける一方、ガラス母材の裏面側にも、表面レジスト層に対応する位置に、耐フッ酸性の裏面レジスト層を設けるレジスト工程(ST11〜ST13)と、ガラス母材におけるレジスト層を設けていない部分をエッチングして、ガラス母材を貫通しない区画ラインを形成して、ガラス母材を複数の使用領域に区画する区画工程(ST14)と、表面レジスト層及び裏面レジスト層を剥離した状態で、ガラス母材の全体をエッチングして、前記ガラス母材を薄肉化すると共に、前記区画ラインを深化させるエッチング工程(ST16)と、を有して一枚のガラス母材から複数枚の電子装置用ガラス基板を製造する。
請求項3に係るガラス基板の製造方法では、ガラス母材の表裏面の表面側に、耐フッ酸性の表面レジスト層を離散的に設ける一方、ガラス母材の裏面側にも、表面レジスト層に対応する位置に、耐フッ酸性の裏面レジスト層を設けるレジスト工程(ST21〜ST23)と、ガラス母材におけるレジスト層を設けていない部分をエッチングして、ガラス母材をガラス基板の使用領域毎に分離する分離工程(ST24)と、前記ガラス基板の端面を更にエッチングして、ガラス端面における板厚中心領域を円弧面に変形する変形工程(ST25)と、を有して一枚のガラス母材から複数枚の電子装置用ガラス基板を製造する。
請求項9に係る電子装置の製造方法では、前記ガラス基板を、使用者に接するカバーガラスとして電子装置に組み込む工程を有する。ここで、使用者に接するとは、直接接触と間接接触とを含む概念であるが、何れの場合にも、このカバーガラスは人為的に押圧される可能性がある。
また、請求項10に係る電子装置の製造方法では、前記ガラス基板を、タッチパネル一体型の表示装置のタッチパネルにおける、使用者側の部材として電子装置に組み込む工程を有する。なお、この使用者側の部材も、人為的に押圧可能である。
上記何れの発明も、一枚のガラス母材から複数枚のガラス基板が製造されるが、ガラス基板の周縁は、これが物理的に切断されることがないので、クラックなどが発生せず、機械的な強度が大幅に改善される。すなわち、ガラスは、特に、その周縁に存在するクラックが破損の基点になることが多いが、本発明で製造されたガラス基板の周縁にはクラックが存在しないので、ガラスの脆さが大幅に改善される。
また、請求項1または請求項2に係る発明では、エッチング工程を設けて、ガラス母材の裏面、又は、ガラス母材の表面及び裏面を薄肉化するので、ガラス基板の周縁だけでなく、少なくとも、その裏面にはクラックが残らない。人為的な外部圧力は、反射防止膜を有するガラス基板の表面側から加わるので、裏面側のクラックが残存すると、そこを基点にガラスが割れるおそれがあるが、本発明のガラス基板の裏面にはクラックが残らないので、ガラス基板の物理的強度を高めることができる。したがって、例えば、表示装置のカバーガラスに使用しても優れた強度を発揮する。また、タッチパネルに使用されるフィルム材の代替品として、本発明のガラス基板を有効に活用することもできる。
また、本発明では、エッチング工程を設けるので、区画工程において、仮に、周縁部に鋭い角が生じても、その角は、エッチング工程において丸く滑面化される。そのため、その後の製造工程において、ガラス周縁に何かが接触した場合でも、新たなクラックが発生する可能性が大きく低減される。
なお、本発明では、エッチング工程において、必ずしも、区画ラインを貫通させる必要は無いが、区画ラインを貫通されることで、ガラス基板の機械的強度を極限的に高めることができる。一方、区画ラインが貫通しない段階でエッチング工程を終える実施態様を採る場合には、レジスト層を除去する剥離処理が容易で且つ確実である。すなわち、ガラス母材は、区画ラインを有するものの、全体として一体として剥離処理を実行できるので、製造効率を劣化させない。これに対して、個々のガラス基板に分離した後に、被膜層を除去する場合には、個々のガラス基板を整列させる作業が必要となる。
ガラス母材の表面だけにレジスト層を設ける請求項1に係る発明の場合には、ガラス母材に貼着したドライフィルムレジスト層を感光させてレジスト層を形成するのが好ましい。一方、ガラス母材の表面及び裏面にレジスト層を設ける請求項2や請求項3に係る発明の場合には、上記の方法に限らず、マスキング剤にガラス母材を浸漬することでガラス母材をマスキングすることもできる。
反射防止膜は、典型的には、薄膜表面での反射光と薄膜裏面で反射光の位相差によって反射波を消滅させるものであり、好ましくは、SiO層と、TiO層と、SiO層と、TiO層と、SiO層とが、スパッタリング処理によって、この順番でガラス表面に積層されて構成される。なお、酸化チタンTiO層に代えて、酸化インジウムスズITO層を設けても良く、また、五層構造に代えて、SiO層、TiO層、SiO層、TiO層による四層構造としても良い。
また、前記ガラス母材は、好ましくは、アルカリガラスであるべきである。アルカリガラスは安価であるので、電子装置のカバーガラスなどとして効果的であり、アクリル板などより優れた透過率を発揮する。また、視認性に限らず、耐酸性や耐熱性を含んだ耐久性についてもアクリル板などより優れている。
上記した本発明によれば、ガラスの脆さを改善したガラス基板を製造でき、ガラスの長所を有効に活用した電子装置を実現することができる。
ガラス基板の第一の製造方法を例示するフロー図である。 ガラス基板の第二の製造方法を例示するフロー図である。 フォトマスクの構成を例示する平面図である。 レジスト層を設けたガラス基板を示す平面図である。 ガラス基板の第三の製造方法を例示するフロー図である。 レジスト層を設けたガラス基板を示す平面図である。
以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
<第一実施例>
図1は、第一実施例に係るガラス基板の製造方法を例示するフロー図である。ここで、ステップST1〜ST6の工程を経て製造されたガラス基板は、例えば、携帯電話機の液晶ディスプレイのカバーガラスとして使用される。また、タッチパネル一体型の液晶ディスプレイを構成する使用者側のガラス基板として使用することもできる。なお、タッチパネル一体型の液晶ディスプレイでは、二枚のガラス基板の一方が、タッチパネルのガラス基板が兼ねるので、液晶ディスプレイを構成するガラス基板に対面する使用者側のガラス基板として、図1の工程で製造されたガラス基板が活用される。
以下、図1に基づいて説明する。この実施例では、400×500mm程度の面積を有し、1mm以下(好ましくは0.7mm程度)に薄型化されたアルカリガラスGLが使用される。そして、最初に、ガラス母材GLの表裏面の片面(例えば表面側)に反射防止膜を形成する(ST1)。具体的には、スパッタリング法によって、ガラス母材GLに、二酸化ケイ素SiO層と、酸化チタンTiO層と、を繰り返し複数回積層する。
特に限定されるものではないが、好ましくは、図1(a)に示す通り、SiO(Fa1層)、TiO(Fb1層)、SiO(Fa2層)、TiO(Fb2層)、及びSiO(Fa3層)の五層をこの順番に成膜する。そして、この場合には、Fa1層は100〜700Å、Fb1層は100〜300Å、Fa2層は100〜500Å、Fb2層は500〜1500Å、Fa3層は100〜1000Å程度の膜厚に成膜される。
続いて、反射防止膜を覆うように、ガラス母材GLの表面にドライフィルムレジストを貼着し、紫外線を照射して耐フッ酸性のレジスト層RSを形成する(ST2)。なお、図1(a)は、ガラス母材GLと反射防止膜とレジスト層RSとの積層関係を示している。
次に、レジスト層RSの上面からレーザ光を照射して、ガラス母材GLを区画ラインに沿って変質させる(ST3)。レーザ光による区画ラインは、ガラス母材を貫通させない深さに形成されるので、ステップST3の処理後においても、ガラス母材の一体性が維持される。なお、通常は、この区画ラインによって、ガラス母材GLが、40mm×70mm程度の矩形状に区画されるが、略円形その他の任意の形状に区画しても良いのは勿論である。
また、レーザ光の照射に代えて、スクライブマシンを使用しても良く、その場合には、カッタ刃によって切込み溝GVたる区画ラインが形成される(ST3’)。図1(b)は、区画ラインGVが形成されたガラス母材を示しており、この場合にも区画ラインGVは、ガラス母材GLを貫通させないので、ガラス母材GLの一体性が維持される。
次に、ステップST3又はステップST3’の処理を経たガラス母材GLを、フッ酸を含有する化学研磨液によってエッチングする(ST4)。化学研磨液としては、フッ酸1〜10重量%、硫酸20〜50重量%含有するのが好適である。フッ酸の濃度は、好ましくは、1〜5重量%、更に好ましくは、1〜3重量%である。また、この研磨液中における硫酸の濃度は、好ましくは、30〜45重量%、更に好ましくは、35〜42重量%である。
このエッチング処理によって、ガラス母材GLのレジスト層RSで被覆されていない部分がエッチングされるので、区画ラインGVが深化すると共に、ガラス母材GLも裏面側から薄肉化される。その結果、区画ラインGVの形成時や、その後の搬送時などに、仮にクラックが発生していても、これを消滅させることができる。
エッチング量は適宜に設定されるが、ガラス母材GLの板厚が0.7mm程度であれば、ステップST4の処理を経ることで、ガラス母材GLは、0.6〜0.5mm程度に薄型化され、その結果、区画ラインは、事実上、ガラス母材GLを貫通する。この程度まで薄型化したガラス母材は、90°以下の角度まで自由に屈曲させることができるが、本実施例では、ガラス母材GLを薄型化しつつ区画ラインGVが滑面化されるので、ガラス母材GLから切出されるガラス基板の端面に、クラックが存在せず、優れた割れ強度を発揮する。
ところで、ステップST4の処理では、レジスト層RSで被覆されていないガラス母材GLの裏面側を上面にして、水平状態に保持したガラス母材GLの表面と裏面から、化学研磨液をシャワー状に吹き付けるのが好ましい。ガラス母材GLは、例えば、専用の収納ケースに収容されるが、収納ケースの下面を網目状に形成することで、区画ラインGVに、化学研磨液を直接当てることができる。また、区画ラインGVが下方に向けて開口するので、エッチング処理による反応生成物が、区画ラインGVに残存して付着することもない。
更に、このような構成を採ると、ガラス母材GLが水平状態に保持されるので、区画ラインGVが深化しても、ガラス母材GLから分離したガラス基板が、バラバラに分離することがない。一方、ガラス母材を化学研磨槽に浸漬した場合には、化学研磨液に煽られて、ガラス母材が区画ラインに沿って容易に割れてガラス基板がバラバラになってしまう。
以上のようにしてステップST4のエッチング処理が終われば、レジスト層RSを剥離することで、表示装置用のカバーガラスが完成される(ST5)。
<第二実施例>
図2は、第二実施例に係るガラス基板の製造方法を例示するフロー図である。このガラス基板も、例えば、表示装置のカバーガラスとして活用される。また、タッチパネル一体型の液晶ディスプレイを構成する使用者側のガラス基板として使用することもできる。
この実施例でも、最初に、ガラス母材GLの片面に反射防止膜を形成する(ST10)。反射膜の構成は、第一実施例の場合と同様であり、図2(a)に示す通り、SiO(Fa1層)、TiO(Fb1層)、SiO(Fa2層)、TiO(Fb2層)、及びSiO(Fa3層)の五層がこの順番に成膜される。
次に、ガラス母材GLの表面と裏面に、感光性フィルム材Fiが貼着される(ST11)。実施例で使用する感光性フィルム材Fiは、図2(b)に示す通り、透光性のベースフィルム1と、感光層2と、剥離フィルム3とが積層されて構成されている。そして、この感光性フィルム材Fiから剥離フィルム3を剥がした後、ロータによってガラス母材GLの表面と裏面に感光性フィルム材Fiが貼着される。
次に、ガラス母材GLの全体を、40mm×70mm程度の複数の使用領域に区画するべく、ガラス母材GLにフォトマスク4を被せる。図3は、フォトマスク4を例示する平面図であり、ガラス基板としての使用領域4Bの周縁部分に、線幅1mm〜5mm程度の非露光部4A(遮光部)を矩形リング状に設けている。なお、図2(c)は、フォトマスク4を配置した状態を示す断面図である。フォトマスク4の非露光部4Aは、エッチング処理における研磨ライン(区画ラインGV)を特定している。
続いて、フォトマスク4の上から紫外線を照射して、感光層2の露光部2Bを光硬化させる(ST12)。そして、この状態のガラス母材GLをアルカリ溶液で現像して、感光層2の非露光部2Aを除去する(ST13)。以上の処理によって、ガラス母材GLの表面と裏面は、非露光部2Aを除いて、耐フッ酸性のレジスト層2Bで覆われる。図4は、この状態を示す平面図であり、エッチングされないレジスト層2Bと、エッチングされる区画ラインGVとが示されている。
次に、レジスト層2Bで覆われたガラス母材GLを化学研磨槽に浸漬して、化学研磨液によってエッチング(一次エッチング)する(ST14)。化学研磨液としては、フッ酸1〜10重量%、硫酸20〜50重量%含有するのが好適である。フッ酸の濃度は、好ましくは、1〜5重量%、更に好ましくは、1〜3重量%である。また、この研磨液中における硫酸の濃度は、好ましくは、30〜45重量%、更に好ましくは、35〜42重量%である。
また、ステップST14のエッチング工程では、ガラス母材GLを直立させる共に、ガラス母材GLの表面及び裏面に沿って微細な気泡を連続的に上昇させるのが好適である。このような構成を採ると、レジスト層2Bが存在しない区画ラインGVに、溶出したガラス成分(反応生成物)が再付着することを防止することができる。この実施例では、区画ラインGVが1〜5mm程度で細いので、反応生成物の再付着を防止しないと、研磨速度に部分的なバラツキが生じる結果、区画ラインGVのエッチング深さを一定化できないおそれがある。
このようにして、区画ラインGVを深化させ、その部分のガラス母材GLの板厚が100〜300μm程度に達するタイミングで、ステップST14の一次エッチング処理を終了させる。なお、図2(e)は、一次エッチング終了時のガラス母材GLを図示しており、区画ラインGVの上端に、エッジ角EDが形成されていることが示されている。なお、このエッジ角は、研磨速度が速いほど、その角度が90度に近づく傾向となる。
そして、次に、ガラス母材GLを剥離槽に浸漬してレジスト層2Bを除去する(ST15)。続いて、ガラス母材GLを適当な収納ユニットに配置して、その表面と裏面に、化学研磨液をシャワー状に吹き付けて、仕上げエッチング処理を実行する(ST16)。なお、ガラス母材GLは、収納ユニット内に水平姿勢で載置されるが、適当なタイミングでガラス母材の表裏面を反転させても良い。
何れにしても、このようなエッチング処理を実行すると、区画ラインGVが更に深化されると共に、ガラス表面と裏面もエッチングされる。その結果、一次エッチング時(ST14)に、区画ラインGVに比較的鋭いエッジ角EDが生じた場合でも、そのエッジ角EDが滑面化されることになる。また、ガラス表面と裏面とがエッチングされるので、万一、ガラス表裏面に微細なクラックが残存していても、これを消滅させることができる。
そして、上下2つの区画ラインGVが貫通した段階で仕上げエッチング処理が終了される。このように、本実施例では、区画ラインGVを形成する一次エッチング(ST14)の後で、仕上げエッチング(ST16)を実行するので、仕上げエッチングによってガラス基板の分離処理と、滑面化処理とが実行されることになり、強固なガラス基板を生成することができる。
また、ガラス基板は、最終的に0.5mm程度又はそれ以下まで薄型化されるので、プラスチックと同等の可撓性を発揮することができる。そのため、例えば、表示装置の製造工程において、耐酸性や耐熱性を初めとするガラスの長所を有効に発揮する。更にまた、カバーガラスとして、優れた視認性や耐久性を発揮する。
なお、仕上げエッチング(ST16)に続いて、第三実施例と同様の追加エッチング処理(ST25)を設けると、ガラス基板の端面(板厚中心Oから−αt〜+αtの範囲)を、円弧面に変形させることができ、更にガラス強度を高めることができる(図5(b)参照)。
円弧面の曲率半径Rは、板厚tのガラス端面の全部(α=0.5)又は大部分(0.5>α≧0.35)について、好ましくは、0.4t以上、より好ましくは、0.5t以上とすべきである。その他、追加エッチングの内容は、第三実施例の二次エッチング(ST25)と同じであり、円弧面に変形すべき範囲(−αt〜+αt)や、曲率半径Rの評価法も第三実施例と同じである。
以上、実施例について詳細に説明したが、具体的な記載内容は特に本発明を限定するものではない。特に、マスキング処理のために感光性フィルムを使用する実施例の製法に限定されるものではなく、例えば、第二実施例の場合、マスキング材を貯留する液槽に、ガラス母材GLを浸漬して被膜層を形成するのも好適である。このような構成を採ると、ガラス母材の周縁も含めて、被膜層を設けることができる。
<第三実施例>
また、第二実施例では、レジスト層2Bを剥離した後に、エッチング処理を実行したが(ST15,ST16)、レジスト層2Bを残した状態でエッチング処理を実行しても良い。但し、この場合には、ガラス母材GLが薄肉化されないので、予め適宜な板厚(好ましくは、0.4〜0.6mm程度又はそれ以下)まで、エッチング処理によって薄肉化しておくのが好ましい。
図5は、この第三実施例を説明するためのフロー図と模式図である。第三実施例で製造されたガラス基板は、例えば、携帯電話機の液晶ディスプレイのカバーガラスとして使用される。また、タッチパネル一体型の液晶ディスプレイを構成する使用者側のガラス基板として使用することもできる。
第三実施例では、感光性フィルム材を貼着することに代えて、ディッピング法によって感光膜を設けている(ST21)。ディッピング法では、ガラス母材GLを、垂直状態で塗布液(感光剤)の浴槽に浸漬し、塗布液の粘性に対応した速度でガラス母材GLを引上げて、所定の膜厚の感光膜を形成する。なお、ステップST21の処理に先行して、ガラス母材GLに、反射防止膜を設けても良いし、設けなくても良い。
次に、ガラス母材GLの全体を、複数の使用領域に区画するべく、ガラス母材GLにフォトマスク4を被せ、フォトマスク4の上から紫外線を照射して、感光層2の露光部2Bを光硬化させる(ST22)。そして、この状態のガラス母材GLをアルカリ溶液で現像して、感光層2の非露光部2Aを除去する(ST23)。
以上の処理によって、ガラス母材GLの表面と裏面は、耐フッ酸性のレジスト層2Bで覆われる。図6は、エッチングされないレジスト層2Bと、エッチングされる区画ラインGV及び開口窓HOとが示されている。図示の通り、区画ラインGVは、ガラス基板としての使用領域を区画して縦横に形成されている。また、開口窓HOは、ガラス基板としての使用領域の内側に、楕円形に形成されている。この開口窓HOは、ステップST24の一次エッチング処理によって貫通穴となる。
次に、レジスト層2Bで覆われたガラス母材GLを化学研磨槽に浸漬して、化学研磨液によって一次エッチングをする(ST24)。この一次エッチングは、区画ラインGVや開口窓HOを、ガラス母材GLの板厚方向にエッチングして、ガラス母材GLを貫通するまで実行される。したがって、一次エッチングの終了時には、ガラス母材GLは、区画ラインGVによって複数個のガラス基板5・・・5に分離される。
この一次エッチング(ST24)は、各ガラス母材GLについて、その区画ラインGVの内側領域(図6の実施例では25区画)を、各々保持して実行される。好ましくは、一枚のガラス母材GLを一個の収納ケースに収容し、多数の収納ケースを化学研磨槽に浸漬して実行される。
また、ガラス母材GLの研磨速度は、好ましくは5μm/min以下、より好ましくは、3μm/min程度とされる。これは、研磨速度が速すぎると、エッチングされた区画ラインGVに、ガラス母材から溶出したガラス成分(反応生成物)が再付着して、ガラス端面の平坦性を劣化させるからである。なお、化学研磨液の組成は、前記した実施例の場合と同じである。
何れにしても、一次エッチング終了時には、ガラス母材GLは、複数個のガラス基板5・・・5に分離される。そして、各ガラス基板5の端面は、図5(b)のように、やや尖って鋭角を形成する。そのため、この突出部PKが、ガラス基板5の使用時に、クラックの基点ともなり兼ねない。
そこで、第三実施例では、一次エッチングが終了すると、複数のガラス基板5・・・5を保持する収納ケースを、別の化学研磨槽に移動させて、各ガラス基板5の端面を更にエッチングする(ST25)。なお、二次エッチングの研磨速度は、好ましくは、4μm/min以上、より好ましくは、5μm/min程度である。
このような二次エッチングの結果、区画ラインGVや開口窓HOが、更にエッチングされ、ガラス基板の端面に形成された突出部PKが、曲率半径Rの円弧状に変形される。
図5(c)は、二次エッチング終了時のガラス基板5について、その端面を理想的に図示したものである。なお、ガラス端面が円弧状に変形するのは、レジスト層2Bの終端部TEが、ガラスGLから剥離されて、図示の水平方向にエッチングが進行するためである。言い換えると、第三実施例では、終端部TEがエッチング液によって多少剥離される程度の接着力を有するレジスト層2Bが形成されている。
但し、実際の製造では、必ずしも、ガラス基板5の端面全体を、完全な円弧面に変形させる必要はなく、突出部PFの鋭角部分を、円弧状に変形すれば足りる。すなわち、二次エッチング(ST25)では、板厚tのガラス基板5の板厚中心Oを基準にして、−αt〜+αtの範囲を、曲率半径Rの円弧面に変形すれば足りる(図5(d)参照)。ここで、0.35≦α≦0.5であり、二次エッチング(ST25)によって、ガラス基板5の端面の全部(α=0.5)又は大部分(0.5>α≧0.35)が、曲率半径Rの円弧面となる。
なお、曲率半径Rの円弧面とは言うものの、実際のガラス端面を顕微鏡で観察すると、やや波打った凹凸形状となる。そこで、実際のガラス端面の全部又は大部分が、0.98R〜1.02Rの範囲に収まる場合には、本明細書では、ガラス端面の曲率半径がRであると評価する。図5(e)は、曲率半径Rの円弧面を実線で示し、曲率半径R=1.02Rの円弧面と、曲率半径R=0.98Rの円弧面とを破線で示している。したがって、実際のガラス端面の全部又は大部分が、図5(e)の破線で示す領域内に位置する場合には、そのガラス端面の曲率半径は、Rであると評価される。
ところで、二次エッチング終了時の曲率半径Rは、板厚tのガラス端面の全部又は大部分について、好ましくは、0.4t以上(R≧0.4t)、より好ましくは、0.5t以上(R≧0.5t)となるよう研磨時間が設定されている。なお、製造効率を考慮すると、曲率半径Rが、0.4t≦R≦0.6tとなるよう研磨時間が設定されるのが好ましい。
以上のような二次エッチングが終了すると、次に、ガラス基板5を収容する収納ケースを剥離槽に浸漬してレジスト層2Bを除去してガラス基板5が完成する(ST26)。なお、二次エッチング処理に先行してレジスト層2Bを除去しても良く、この場合には、ガラス基板を薄型化しつつ、ガラス端面を円弧面に変形させることができる。
以上の通り、第三実施例によっても、ガラスの脆さを克服したガラス基板を製造することができ、耐酸性や耐熱性を初めとするガラスの長所を有効に発揮することができる。
GL ガラス母材
ST1,ST10 成膜工程
ST2 レジスト工程
ST11〜ST13 レジスト工程
ST3,ST14 区画工程
ST4,ST16 エッチング工程
GV 区画ライン

Claims (10)

  1. ガラス母材の表裏面の表面側に、耐フッ酸性のレジスト層を設けるレジスト工程(ST2)と、
    レーザ光又はカッタ刃によって、ガラス母材の表面側から、ガラス母材を貫通しない区画ラインを形成して、ガラス母材を複数の使用領域に区画する区画工程(ST3)と、
    区画工程を経たガラス母材をエッチングして、ガラス母材を裏面側から薄肉化すると共に、前記区画ラインを深化させるエッチング工程(ST4)と、
    を有して一枚のガラス母材から複数枚の電子装置用ガラス基板を製造するガラス基板の製造方法。
  2. ガラス母材の表裏面の表面側に、耐フッ酸性の表面レジスト層を離散的に設ける一方、ガラス母材の裏面側にも、表面レジスト層に対応する位置に、耐フッ酸性の裏面レジスト層を設けるレジスト工程(ST11〜ST13)と、
    ガラス母材におけるレジスト層を設けていない部分をエッチングして、ガラス母材を貫通しない区画ラインを形成して、ガラス母材を複数の使用領域に区画する区画工程(ST14)と、
    表面レジスト層及び裏面レジスト層を剥離した状態で、ガラス母材の全体をエッチングして、前記ガラス母材を薄肉化すると共に、前記区画ラインを深化させるエッチング工程(ST16)と、
    を有して一枚のガラス母材から複数枚の電子装置用ガラス基板を製造するガラス基板の製造方法。
  3. ガラス母材の表裏面の表面側に、耐フッ酸性の表面レジスト層を離散的に設ける一方、ガラス母材の裏面側にも、表面レジスト層に対応する位置に、耐フッ酸性の裏面レジスト層を設けるレジスト工程(ST21〜ST23)と、
    ガラス母材におけるレジスト層を設けていない部分をエッチングして、ガラス母材をガラス基板の使用領域毎に分離する分離工程(ST24)と、
    前記ガラス基板の端面を更にエッチングして、ガラス端面における板厚中心領域を円弧面に変形する変形工程(ST25)と、
    を有して一枚のガラス母材から複数枚の電子装置用ガラス基板を製造するガラス基板の製造方法。
  4. 前記レジスト工程に先行して、ガラス母材の表面側全体に反射防止膜を形成する成膜工程が設けられている請求項1〜3の何れかに記載の製造方法。
  5. 完成状態のガラス基板は、ガラス端面の板厚中心領域が円弧面に変形されており、前記円弧面の曲率半径Rは、ガラス基板の板厚tに対して、0.4t≦R≦0.6tである請求項2又は3に記載の製造方法。
  6. 前記円弧面は、板厚tのガラス基板の板厚中心Oを基準にして、−αt〜αtの範囲に形成されている(0.35≦α≦0.5)請求項5に記載の製造方法。
  7. 前記反射防止膜は、SiO層と、TiO層と、SiO層と、TiO層と、SiO層とが、スパッタリング処理によって、この順番でガラス表面に積層されて構成されている請求項4に記載の製造方法。
  8. 前記ガラス母材は、アルカリガラスである請求項1〜7の何れかに記載の製造方法。
  9. 請求項1〜8の何れかの製法で製造された前記ガラス基板を、使用者に接するカバーガラスとして電子装置に組み込む工程を有する電子装置の製造方法。
  10. 請求項1〜8の何れかの製法で製造された前記ガラス基板を、タッチパネル一体型の表示装置のタッチパネルにおける、使用者側の部材として電子装置に組み込む工程を有する電子装置の製造方法。
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