JP2010228099A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッド内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生を抑制することができる液体吐出装置を提供する。
【解決手段】充填されたインクを吐出するヘッド64と、供給流路128Aを介してヘッド64に液体を加圧して供給する供給ポンプ120と、供給流路128Aのインクの圧力が減圧閾値以下に降下した場合に、供給流路128Aのインクの圧力を加圧し、供給流路128Aのインクの圧力が加圧閾値以上に上昇した場合に、供給流路128Aのインクを減圧する。
【選択図】図3

Description

本発明は、液体を吐出する液体吐出装置に関する。
画像記録用の液体(例えば、インク)を吐出する吐出口を備えたヘッドを有し、記録媒体(例えば、用紙や透明基板)に対して記録ヘッドの吐出口から液滴を吐出することにより画像を記録するインクジェット記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この種のインクジェット記録装置は、貯留タンク内に貯留された液体を供給ポンプにより供給管路を介してヘッドに供給し、ヘッド内の液体を排出ポンプにより貯留タンク内に排出することによって液体を貯留タンク、供給管路、ヘッド、及び排出管路の間で循環させた状態で、ヘッドに対して、入力された画像情報により示される画像が記録媒体に記録されるように液体を吐出させている。そして、供給管路及び排出管路の各々の内部の液体の圧力を検出し、検出結果に基づいて、供給管路及び排出管路の内部の液体の圧力値が所定圧力値になるように供給ポンプ及び排出ポンプの各々の駆動を制御している。
特表2008−513245号公報
しかしながら、上記のインクジェット記録装置では、ヘッドによる液体の吐出開始時や吐出終了時のヘッド内の液体の急峻な圧力変化に対し、ヘッド内の液体の圧力値が所定圧力値に収束するまでの間に発生するアンダーシュートやオーバーシュートにより吐出口のメニスカスが破壊されて液体の吐出不良が発生する、という問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するために成されたものであり、ヘッド内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生を抑制することができる液体吐出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の液体吐出装置は、充填された液体を吐出するヘッドと、液体を吸引しかつ吸引した液体を加圧して供給流路を介して前記ヘッドに供給すると共に、前記供給流路内の液体の圧力を所定の供給流路目標圧力近傍に維持するように制御する供給ポンプと、前記供給流路内の液体の圧力が前記供給流路に対して予め設定された減圧閾値以下に降下した場合に、前記供給流路内の液体の圧力を加圧する供給流路用加圧手段と、を含んで構成されている。
請求項1記載の液体吐出装置によれば、供給ポンプにより、液体が吸引されかつ吸引された液体が加圧されて供給流路を介してヘッドに供給されると共に、前記供給流路内の液体の圧力を所定の供給流路目標圧力近傍に維持するように制御され、充填された液体がヘッドによって吐出される。
そして、本発明では、前記供給流路内の液体の圧力が前記供給流路に対して予め設定された減圧閾値以下に降下した場合に、供給流路用加圧手段によって前記供給流路内の液体の圧力が加圧される。
このように本発明によれば、供給流路内の液体の圧力が供給流路に対して予め設定された減圧閾値以下に降下した場合に供給流路内の液体の圧力が加圧されるので、ヘッド内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生を抑制することができる。
また、請求項1記載の液体吐出装置は、請求項2記載の発明のように、前記供給流路内の液体の圧力が前記供給流路に対して予め設定された加圧閾値以上に上昇した場合に、前記供給流路内の液体の圧力を減圧する供給流路用減圧手段を更に含むものとしてもよい。これにより、液体の吐出終了時のヘッド内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生を抑制することができる。
また、請求項1記載の液体吐出装置は、請求項3記載の発明のように、前記供給流路内の液体の圧力が前記供給流路に対して予め設定された加圧閾値以上に上昇した場合に、前記供給流路内の液体の圧力を、前記供給ポンプの吸引力を用いて減圧するものとしてもよい。これにより、簡素な構成で液体の吐出終了時のヘッド内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生を抑制することができる。
また、請求項3記載の液体吐出装置は、請求項4記載の発明のように、前記供給ポンプの液体吸引側と前記供給流路とを連通する供給側減圧連通流路と、前記供給流路内の液体の圧力が前記供給流路に対して予め設定された加圧閾値未満の場合に、前記供給側減圧連通流路が閉鎖され、前記供給流路内の液体の圧力が該加圧閾値以上の場合に、前記供給側減圧連通流路が開放されるように前記供給側減圧連通流路に設けられた供給側減圧調整弁と、を更に含むものとしてもよい。これにより、簡素な構成で、供給流路内の液体を効果的に減圧することができると共に、供給ポンプの応答性を向上させることができる。
また、請求項4記載の液体吐出装置は、請求項5記載の発明のように、前記供給側減圧調整弁を、前記供給流路内の液体の圧力と大気圧との差分が前記加圧閾値未満の場合に前記供給側減圧連通流路を閉鎖し、前記供給流路内の液体の圧力と大気圧との差分が該加圧閾値以上の場合に前記供給側減圧連通流路を開放する差圧弁で構成したものとしてもよい。これにより、簡素な構成で吸引ポンプの吸引力を必要に応じて供給流路内の液体に伝達することができる。
また、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の液体吐出装置は、請求項6記載の発明のように、前記供給流路用加圧手段を、排出流路を介して前記ヘッドに充填された液体を吸引して排出すると共に、前記供給流路内の液体の圧力が前記減圧閾値以下に降下した場合に、前記供給流路内の液体の圧力を、該排出力を用いて加圧する排出ポンプで構成したものとしてもよい。これにより、簡素な構成で液体の吐出開始時のヘッド内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生を抑制することができる。
また、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の液体吐出装置は、請求項7記載の発明のように、排出流路を介して前記ヘッドに充填された液体を吸引して排出する排出ポンプと、前記排出流路内の液体の圧力が前記排出流路に対して予め設定された減圧閾値以下に降下した場合に、前記排出流路内の液体の圧力を加圧する排出流路用加圧手段と、を更に含むものとしてもよい。これにより、液体の吐出開始時のヘッド内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生をより一層効果的に抑制することができる。
また、請求項6記載の液体吐出装置は、請求項8記載の発明のように、前記排出ポンプが、更に、前記排出流路内の液体の圧力が前記排出流路に対して予め設定された減圧閾値以下に降下した場合に、前記排出力を用いて前記排出流路内の液体の圧力を加圧するものとしてもよい。これにより、簡素な構成で液体の吐出開始時のヘッド内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生をより一層効果的に抑制することができる。
また、請求項8記載の液体吐出装置は、請求項9記載の発明のように、前記排出ポンプの液体排出側と前記排出流路とを連通する排出側加圧連通流路と、前記排出流路内の液体の圧力が前記排出流路に対して予め設定された減圧閾値に達していない場合に、前記排出側加圧連通流路が閉鎖され、前記排出流路内の液体の圧力が該減圧閾値以下の場合に、前記排出側加圧連通流路が開放されるように前記排出側加圧連通流路に設けられた排出側加圧調整弁と、を更に含むものとしてもよい。これにより、簡素な構成で、排出流路内の液体を効果的に加圧することができると共に、排出ポンプの応答性を向上させることができる。
また、請求項9記載の液体吐出装置は、請求項10記載の発明のように、前記排出側加圧調整弁を、前記排出流路内の液体の圧力と大気圧との差分が前記排出流路に対して予め設定された減圧閾値に達していない場合に前記排出側加圧連通流路を閉鎖し、前記排出流路内の液体の圧力と大気圧との差分が該減圧閾値以下の場合に前記排出側加圧連通流路を開放する差圧弁で構成したものとしてもよい。これにより、簡素な構成で排出ポンプの排出力を必要に応じて排出流路内の液体に伝達することができる。
また、請求項6〜請求項10の何れか1項に記載の液体吐出装置は、請求項11記載の発明のように、前記排出ポンプの液体排出側と前記供給流路とを連通する供給側加圧連通流路と、前記供給流路内の液体の圧力が前記供給流路に対して予め設定された減圧閾値に達していない場合に、前記供給側加圧連通流路が閉鎖され、前記供給流路内の液体の圧力が該減圧閾値以下の場合に、前記供給側加圧連通流路が開放されるように前記供給側加圧連通流路に設けられた供給側加圧調整弁と、を更に含むものとしてもよい。これにより、簡素な構成で、供給流路内の液体を効果的に加圧することができると共に、排出ポンプの応答性を向上させることができる。
また、請求項11記載の液体吐出装置は、請求項12記載の発明のように、前記供給側加圧調整弁を、前記供給流路内の液体の圧力と大気圧との差分が前記供給流路に対して予め設定された減圧閾値に達していない場合に前記供給側加圧連通流路を閉鎖し、前記供給流路内の液体の圧力と大気圧との差分が該減圧閾値以下の場合に前記供給側加圧連通流路を開放する差圧弁で構成したものとしてもよい。これにより、簡素な構成で排出ポンプの排出力を必要に応じて供給流路内の液体に伝達することができる。
また、請求項6〜請求項12の何れか1項に記載の液体吐出装置は、請求項13記載の発明のように、前記排出流路内の液体の圧力が前記排出流路に対して予め設定された加圧閾値以上に上昇した場合に、前記排出流路内の液体の圧力を減圧する排出流路用減圧手段を更に含むものとしてもよい。これにより、液体の吐出終了時のヘッド内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生をより一層効果的に抑制することができる。
また、請求項6〜請求項12の何れか1項に記載の液体吐出装置は、請求項14記載の発明のように、前記排出流路内の液体の圧力が前記排出流路に対して予め設定された加圧閾値以上に上昇した場合に、前記排出流路内の液体の圧力を、前記供給ポンプの吸引力を用いて減圧するものとしてもよい。これにより、簡素な構成で液体の吐出終了時のヘッド内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生をより一層効果的に抑制することができる。
また、請求項14記載の液体吐出装置は、請求項15記載の発明のように、前記供給ポンプの液体吸引側と前記排出流路とを連通する排出側減圧連通流路と、前記排出流路内の液体の圧力が前記排出流路に対して予め設定された加圧閾値未満の場合に、前記排出側減圧連通流路が閉鎖され、前記排出流路内の液体の圧力が該加圧閾値以上の場合に、前記排出側減圧連通流路が開放されるように前記排出側減圧連通流路に設けられた排出側減圧調整弁と、を更に含むものとしてもよい。これにより、簡素な構成で、排出流路内の液体を効果的に減圧することができると共に、供給ポンプの応答性を向上させることができる。
また、請求項15記載の液体吐出装置は、請求項16記載の発明のように、前記排出側減圧調整弁を、前記排出流路内の液体の圧力と大気圧との差分が前記排出流路に対して予め設定された加圧閾値未満の場合に前記排出側減圧連通流路を閉鎖し、前記排出流路内の液体の圧力と大気圧との差分が該加圧閾値以上の場合に前記排出側減圧連通流路を開放する差圧弁で構成したものとしてもよい。これにより、簡素な構成で供給ポンプの吸引力を必要に応じて排出流路内の液体に伝達することができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項17記載の液体吐出装置は、充填された液体を吐出するヘッドと、液体を吸引しかつ吸引した液体を加圧して供給流路用減圧閾値が予め設定されている供給流路を介して前記ヘッドに供給すると共に、前記供給流路内の液体の圧力を所定の供給流路目標圧力近傍に維持するように制御する供給ポンプと、排出流路用減圧閾値が予め設定されている排出流路を介して前記ヘッドに充填された液体を吸引して排出すると共に、前記排出流路内の液体の圧力を所定の排出流路目標圧力近傍に維持するように制御する排出ポンプと、前記供給流路及び前記排出流路の少なくとも一方の流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値以下に降下した場合に、圧力が該流路用減圧閾値以下に降下した流路内の液体の圧力を加圧する加圧手段と、を含んで構成されている。
請求項17記載の液体吐出装置によれば、供給ポンプにより、液体が吸引されかつ吸引された液体が加圧されて供給流路用減圧閾値が予め設定されている供給流路を介して前記ヘッドに供給されると共に、前記供給流路内の液体の圧力を所定の供給流路目標圧力近傍に維持するように制御され、充填された液体がヘッドによって吐出され、排出ポンプにより、前記ヘッドに充填された液体が、排出流路用減圧閾値が予め設定されている排出流路を介して吸引されて排出されると共に、前記排出流路内の液体の圧力を所定の排出流路目標圧力近傍に維持するように制御される。
そして、本発明では、前記供給流路及び前記排出流路の少なくとも一方の流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値以下に降下した場合に、加圧手段によって、圧力が該流路用減圧閾値以下に降下した流路内の液体の圧力が加圧される。
このように本発明によれば、供給流路及び排出流路の少なくとも一方の流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値以下に降下した場合に圧力が該流路用減圧閾値以下に降下した流路内の液体の圧力が加圧されるので、ヘッド内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生を抑制することができる。
なお、請求項17記載の液体吐出装置は、請求項18記載の発明のように、前記供給流路に供給流路用加圧閾値が、前記排出流路に排出流路用加圧閾値が各々予め設定されており、前記供給流路及び前記排出流路の少なくとも一方の流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用加圧閾値以上に上昇した場合に、圧力が該流路用加圧閾値以上に上昇した流路内の液体の圧力を減圧する減圧手段を更に含むものとしてもよい。これにより、液体の吐出終了時のヘッド内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生を抑制することができる。
また、請求項17記載の液体吐出装置は、請求項19記載の発明のように、前記供給流路に供給流路用加圧閾値が、前記排出流路に排出流路用加圧閾値が各々予め設定されており、前記供給流路及び前記排出流路の少なくとも一方の流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用加圧閾値以上に上昇した場合に、圧力が該流路用加圧閾値以上に上昇した流路内の液体の圧力を、前記供給ポンプの吸引力を用いて減圧するものとしてもよい。これにより、簡素な構成で液体の吐出終了時のヘッド内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生を抑制することができる。
また、請求項19記載の液体吐出装置は、請求項20記載の発明のように、前記供給ポンプの液体吸引側と前記供給流路及び前記排出流路の少なくとも一方の流路とを連通する減圧連通流路と、前記供給流路及び前記排出流路のうちの前記減圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用加圧閾値未満の場合に、液体の圧力が該流路用加圧閾値未満の流路内に前記供給ポンプの吸引力が伝わらないように前記減圧連通流路が閉鎖され、前記供給流路及び前記排出流路のうちの前記減圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用加圧閾値以上の場合に、液体の圧力が該流路用加圧閾値以上の流路内に前記供給ポンプの吸引力が伝わるように前記減圧連通流路が開放されるように前記減圧連通流路に設けられた減圧調整弁と、を更に含むものとしてもよい。これにより、簡素な構成で、圧力が流路用加圧閾値以上の流路内の液体を効果的に減圧することができると共に、供給ポンプの応答性を向上させることができる。
また、請求項20記載の液体吐出装置は、請求項21記載の発明のように、前記減圧調整弁を、前記供給流路及び前記排出流路のうちの前記減圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力と大気圧との差分が、該流路に対して予め設定されている流路用加圧閾値未満の場合に、液体の圧力と大気圧との差分が該流路用加圧閾値未満の流路内に前記供給ポンプの吸引力が伝わらないように前記減圧連通流路を閉鎖し、前記供給流路及び前記排出流路のうちの前記減圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力と大気圧との差分が、該流路に対して予め設定されている流路用加圧閾値以上の場合に、液体の圧力と大気圧との差分が該流路用加圧閾値以上の流路内に前記供給ポンプの吸引力が伝わるように前記減圧連通流路を開放する差圧弁で構成したものとしてもよい。これにより、簡素な構成で、圧力が流路用加圧閾値以上の流路内の液体に吸引ポンプの吸引力を必要に応じて伝達することができる。
また、請求項17〜請求項20の何れか1項に記載の液体吐出装置は、請求項22記載の発明のように、前記排出ポンプを、前記供給流路及び前記排出流路の少なくとも一方の流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値以下に降下した場合に、圧力が該流路用減圧閾値以下に降下した流路内の液体の圧力を、排出力を用いて加圧することにより前記加圧手段として機能させるものとしてもよい。簡素な構成で液体の吐出開始時のヘッド内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生を抑制することができる。
また、請求項22記載の液体吐出装置は、請求項23記載の発明のように、前記排出ポンプの液体排出側と前記供給流路及び前記排出流路の少なくとも一方の流路とを連通する加圧連通流路と、前記供給流路及び前記排出流路のうちの前記加圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値に達していない場合に、液体の圧力が該流路用減圧閾値に達していない流路内に前記排出ポンプの排出力が伝わらないように前記加圧連通流路が閉鎖され、前記供給流路及び前記排出流路のうちの前記加圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値以下の場合に、液体の圧力が該流路用減圧閾値以下の流路内に前記排出ポンプの排出力が伝わるように前記加圧連通流路が開放されるように前記加圧連通流路に設けられた加圧調整弁と、を更に含むものとしてもよい。これにより、簡素な構成で、圧力が流路用減圧閾値以下の流路内の液体を効果的に加圧することができると共に、排出ポンプの応答性を向上させることができる。
また、請求項23記載の液体吐出装置は、請求項24記載の発明のように、前記加圧調整弁を、前記供給流路及び前記排出流路のうちの前記加圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力と大気圧との差分が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値に達していない場合に、液体の圧力と大気圧との差分が該流路用減圧閾値に達していない流路内に前記排出ポンプの排出力が伝わらないように前記加圧連通流路を閉鎖し、前記供給流路及び前記排出流路のうちの前記加圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力と大気圧との差分が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値以下の場合に、液体の圧力と大気圧との差分が該流路用減圧閾値以下の流路内に前記排出ポンプの排出力が伝わるように前記加圧連通流路を開放する差圧弁で構成したものとしてもよい。これにより、簡素な構成で、圧力が流路用減圧閾値以下の流路内の液体に排出ポンプの排出力を必要に応じて伝達することができる。
本発明の液体吐出装置によれば、ヘッド内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生を抑制することができる、という効果が得られる。
実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成を示す側面図である。 実施形態に係るヘッドのノズル毎に設けられた液滴吐出素子の立体的構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係るヘッド及びインク貯蔵/装填部の構成を示す構成図である。 (A)は実施形態に係る供給用タンクの構成を示す断面図であり、(B)は実施形態に係る回収用タンクの構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係るインクジェット記録装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 従来のインクジェット記録装置の循環路の循環流量波形、並びに供給側の共通流路及び排出側の共通流路の各々の内部のインクに印加される圧力波形を示す波形図である。 実施形態に係るインクジェット記録装置の循環路の循環流量波形、並びに供給側の共通流路及び排出側の共通流路の各々の内部のインクに印加される圧力波形を示す波形図である。 第2の実施形態に係るヘッド及びインク貯蔵/装填部の構成を示す構成図である。 第2の実施形態に係るインクジェット記録装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る供給側圧力調整処理プログラムの流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る排出側圧力調整処理プログラムの流れを示すフローチャートである。
[第1の実施形態]
図1には、本発明の液滴吐出装置の一実施形態を示すインクジェット記録装置の全体構成図が示されている。同図に示すように、インクジェット記録装置10には、記録媒体としての枚葉紙(以下、「用紙」という。)Pの搬送方向上流側に、用紙Pを給紙搬送する給紙搬送部12が設けられている。この給紙搬送部12の下流側には、用紙Pの搬送方向に沿って、用紙Pの画像記録面(以下、「記録面」ともいう。)に処理液を塗布する処理液塗布部14、用紙Pの記録面に画像を記録する画像記録部16、記録面に記録された画像を乾燥させるインク乾燥部18、乾燥した画像を用紙Pに定着させる画像定着部20、画像が定着した用紙Pを排出する排出部21が設けられている。
給紙搬送部12には、用紙Pが積載される積載部22が設けられており、積載部22の上部には、該積載部22に積載された用紙Pを一枚ずつ給紙する給紙部24が設けられている。給紙部24の用紙Pの搬送方向下流側(以下、「用紙Pの搬送方向」を省略する場合もある。)には、複数のローラ26対を含んで構成された搬送部28が設けられている。給紙部24によって給紙された用紙Pは、複数のローラ26対で構成された搬送部28を経て、処理液塗布部14へ搬送される。
処理液塗布部14では、処理液塗布ドラム30が回転可能に配設されている。この処理液塗布ドラム30には、用紙Pの先端部を挟持して用紙Pを保持する保持部材32が設けられており、該保持部材32を介して、処理液塗布ドラム30の表面に用紙Pを保持した状態で、処理液塗布ドラム30の回転によって該用紙Pを下流側へ搬送する。
なお、後述する中間搬送ドラム34、画像記録ドラム36、インク乾燥ドラム38及び定着ドラム40についても、処理液塗布ドラム30と同様に保持部材32が設けられている。そして、この保持部材32によって、上流側のドラムから下流側のドラムへの用紙Pの受け渡しが行われる。
処理液塗布ドラム30の上部には、処理液塗布ドラム30の周方向に沿って、処理液塗布装置42及び処理液乾燥装置44が配設されており、処理液塗布装置42によって、用紙Pの記録面に処理液が塗布され、処理液乾燥装置44によって、該処理液が乾燥する。
ここで、処理液はインクと反応して色材(顔料)を凝集し、色材(顔料)と溶媒を分離促進する効果を有している。処理液塗布装置42には、処理液が貯留している貯留部46が設けられており、グラビアローラ48の一部が処理液に浸されている。
このグラビアローラ48にはゴムローラ50が圧接して配置されており、該ゴムローラ50が用紙Pの記録面側に接触して処理液が塗布される。また、グラビアローラ48にはスキージ(図示省略)が接触しており、用紙Pの記録面に塗布する処理液塗布量を制御する。
処理液膜厚はヘッド打滴の液滴より十分小さいことが理想である。例えば2plの打滴量の場合、ヘッド打滴の液滴の平均直径は15.6μmであり、処理液膜厚が厚い場合、インクドットは用紙の記録面と接触することなく処理液内で浮遊する。2plの打滴量で着弾ドット径を30μm以上得るには処理液膜厚を3μm以下にすることが好ましい。
一方、処理液乾燥装置44には、熱風ノズル54及び赤外線ヒーター56(以下、「IRヒーター56」という。)が処理液塗布ドラム30の表面に近接して配設されている。この熱風ノズル54及びIRヒーター56により、処理液中の水などの溶媒を蒸発させ、固体もしくは薄膜処理液層を用紙Pの記録面側に形成する。処理液乾燥工程で処理液を薄層化することで、画像記録部16でインク打滴したドットが用紙Pの表面と接触して必要なドット径が得られると共に、薄層化した処理液と反応し色材凝集して用紙Pの表面に固定する作用が得られやすい。
このようにして、処理液塗布部14で記録面に処理液が塗布、乾燥された用紙Pは、処理液塗布部14と画像記録部16の間に設けられた中間搬送部58へ搬送される。
中間搬送部58には、中間搬送ドラム34が回転可能に設けられており、中間搬送ドラム34に設けられた保持部材32を介して、中間搬送ドラム34の表面に用紙Pを保持し、中間搬送ドラム34の回転によって該用紙Pを下流側へ搬送する。
画像記録部16には、画像記録ドラム36が回転可能に設けられており、画像記録ドラム36に設けられた保持部材32を介して、画像記録ドラム36の表面に用紙Pを保持し、画像記録ドラム36の回転によって該用紙Pを下流側へ搬送する。
画像記録ドラム36の上部には、画像記録ドラム36の表面に近接して、シングルパス方式のインクジェットラインヘッド(以下、単に「ヘッド」ともいう。)64で構成されたヘッドユニット66が配設されている。このヘッドユニット66では、少なくとも基本色であるYMCKのヘッド64が画像記録ドラム36の周方向に沿って配列され、処理液塗布部14で用紙Pの記録面に形成された処理液層上に各色の画像を記録する。
処理液はインク中に分散する色材(顔料)とラテックス粒子を処理液に凝集する効果を持たせ、用紙P上で色材流れなど発生しない凝集体を形成する。インクと処理液の反応の一例として、処理液内に酸を含有しPHダウンにより顔料分散を破壊し、凝集するメカニズムを用い色材滲み、各色インク間の混色、インク滴の着弾時の液合一による打滴干渉を回避する。
ヘッド64は、画像記録ドラム36に配置された回転速度を検出するエンコーダ(図示省略)に同期して打滴を行うことで、高精度に着弾位置を決定すると共に、画像記録ドラム36の振れ、回転軸68の精度、ドラム表面速度に依存せず、打滴ムラを低減することが可能となる。
ヘッドユニット66は、画像記録ドラム36の上部から退避可能とされており、ヘッド64のノズル面清掃や増粘インク排出などのメンテナンス動作は、該ヘッドユニット66を画像記録ドラム36の上部から退避させることで実施される。
インクジェット記録装置10は、YMCKのヘッド64の各々に供給するインクを貯蔵しておくインク貯蔵/装填部65を備えている。インク貯蔵/装填部65は、YMCKのヘッド64の各々に対応する色のインクを貯蔵するインクタンクを有し、各タンクは所定の管路を介してYMCKのヘッド64と連通されている。
画像記録部16において記録面に画像が記録された用紙Pは、画像記録ドラム36の回転によって、画像記録部16とインク乾燥部18の間に設けられた中間搬送部70へ搬送されるが、中間搬送部70については、中間搬送部58と構成が略同一であるため説明を省略する。
インク乾燥部18には、インク乾燥ドラム38が回転可能に設けられており、インク乾燥ドラム38の上部には、インク乾燥部18の表面に近接して、熱風ノズル72及びIRヒーター74が複数配設されている。
ここでは、一例として、上流側と下流側に熱風ノズル72が配置されるようにして、熱風ノズル72と平行配列された一対のIRヒーター74を交互に配置している。これ以外にも、上流側にIRヒーター74を多く配置して上流側で熱エネルギーを多く照射し水分の温度を上昇させ、下流側に熱風ノズル72を多く配置して飽和水蒸気を吹き飛ばすようにしても良い。
ここで、熱風ノズル72は、熱風の吹きつけ角度を用紙Pの後端側に傾けて配置するようにしている。これにより、熱風ノズル72による熱風の流れを一方向に集めることができ、また、インク乾燥ドラム38側へ用紙Pを押し付け、該インク乾燥ドラム38の表面に用紙Pを保持させた状態を維持することができる。
これらの熱風ノズル72及びIRヒーター74による温風によって、用紙Pにおける画像が記録された部分では、色材凝集作用により分離された溶媒が乾燥され、薄膜の画像層が形成される。
温風は用紙Pの搬送速度によっても異なるが、通常は50℃〜70℃に設定され、IRヒーター74の温度を200℃〜600℃に設定する事で、インク表面温度が50℃〜60℃になるよう設定されている。蒸発した溶媒はエアーと共に画像形成装置10の外部へ排出されるが、エアーは排出される。このエアーは、冷却器/ラジエータ等で冷却して液体として排出しても良い。
記録面の画像が乾燥した用紙Pは、インク乾燥ドラム38の回転によって、インク乾燥部18と画像定着部20の間に設けられた中間搬送部76へ搬送されるが、中間搬送部76については、中間搬送部58と構成が略同一であるため説明を省略する。
画像定着部20には、画像定着ドラム40が回転可能に設けられており、画像定着部20は、インク乾燥ドラム38上で形成された薄層の画像層内のラテックス粒子が加熱/加圧されて溶融し、用紙P上に固着定着する機能を有する。
画像定着ドラム40の上部には、画像定着ドラム40の表面に近接して、加熱ローラ78が配設されている。この加熱ローラ78は熱伝導率の良いアルミなどの金属パイプ内にハロゲンランプが組み込まれており、該加熱ローラ78によって、ラテックスのTg温度以上の熱エネルギーが付与される。これにより、ラテックス粒子を溶融し、用紙上の凹凸に押し込み定着を行うと共に画像表面の凹凸をレベリングし光沢性を得ることを可能とする。
加熱ローラ78の下流側には、定着ローラ80が設けられている、この定着ローラ80は画像定着ドラム40の表面に圧接した状態で配置され、画像定着ドラム40との間でニップ力を得るようにしている。このため、定着ローラ80又は画像定着ドラム40のうち、少なくとも一方は表面に弾性層を持ち、用紙Pに対して均一なニップ幅を持つ構成とする。
以上のような工程により、記録面の画像が定着した用紙Pは、画像定着ドラム40の回転によって、画像定着部20の下流側に設けられた排出部21側へ搬送される。
なお、本実施形態では、画像定着部20について説明したが、インク乾燥部18で記録面に形成された画像を乾燥・定着させることができれば良いため、この画像定着部20は必ずしも必要ではない。
図2には、ヘッド64のノズル毎に設けられた液滴吐出素子(1つのノズル82に対応したインク室ユニット)84の立体的構成を示す断面図が示されている。同図に示すように、各圧力室86は供給口88を介して共通流路90と連通されている。共通流路90はインク供給源たるインク貯蔵/装填部65と連通しており、インク貯蔵/装填部65から供給されるインクは共通流路90を介して各圧力室86に分配供給される。
圧力室86の一部の面(図2において天面)を構成している加圧板(共通電極と兼用される振動板)92には個別電極94を備えたアクチュエータ96が接合されている。個別電極94と共通電極間に駆動電圧を印加することによってアクチュエータ96が変形して圧力室86の容積が変化し、これに伴う圧力変化によりノズル82からインクが吐出される。なお、アクチュエータ96には、チタン酸ジルコン酸鉛やチタン酸バリウムなどの圧電体を用いた圧電素子が好適に用いられる。インク吐出後、アクチュエータ96の変位が元に戻る際に、共通流路90から供給口88を通って新しいインクが圧力室86に再充填される。
従って、本実施形態に係るインクジェット記録装置10では、画像情報から生成されるドット配置データに応じて各ノズル82に対応したアクチュエータ96の駆動を制御することにより、ノズル82からインク滴を吐出させることができる。また、本実施形態に係るインクジェット記録装置10では、用紙Pを一定の速度で副走査方向に搬送しながら、その搬送速度に合わせて各ノズル82のインク吐出タイミングを制御することによって、用紙P上に所望の画像を記録することができる。
なお、本実施形態では、ピエゾ素子(圧電素子)に代表されるアクチュエータ96の変形によってインク滴を飛ばす方式が採用されているが、本発明の実施に際して、インクを吐出させる方式は特に限定されず、ピエゾジェット方式に代えて、ヒータなどの発熱体によってインクを加熱して気泡を発生させ、その圧力でインク滴を飛ばすサーマルジェット方式など、各種方式を適用できる。
ここで、本第1の実施形態に係るインク貯蔵/装填部65の詳細な構成を説明する。図3には、本第1実施形態に係るヘッド64及びインク貯蔵/装填部65の構成を示す構成図が示されている。同図に示すように、インク貯蔵/装填部65は、YMCKの各ヘッド64に対応して設けられているが、各インク貯蔵/装填部65は同一構成であるため、ここでは、1つのインク貯蔵/装填部65を代表して説明する。
インクタンク100は、管路102を介してバッファタンク104と連結されている。インクタンク100及びバッファタンク104は共に大気に開放されている。管路102には、バッファ用ポンプ106及びフィルタ108が設けられている。インクタンク100に貯蔵されたインクは、バッファ用ポンプ106を駆動させることにより、バッファタンク104へ供給される。バッファタンク104には、インクタンク100からのインク供給により、所定量のインクが貯留されている。
バッファタンク104は、供給用タンク110と管路112を介して連結されている。また、バッファタンク104は、回収用タンク114と管路116を介して連結されている。また、バッファタンク104は、回収用タンク114と管路118を介して連結されている。管路112には、供給用タンク110とバッファタンク104との間での送液を行う供給ポンプ120が設けられ、供給ポンプ120とバッファタンク104との間にフィルタ122が設けられている。管路116には、回収用タンク114とバッファタンク104との間での送液を行う第2ポンプ124が設けられている。管路118には、管路118を開閉する液体室用電磁弁126が設けられている。
供給用タンク110は、管路128及びマニホールド130介してヘッド64に連通され、回収用タンク114は、管路132及びマニホールド134を介してヘッド64に連通されている。
供給用タンク110の内部は、弾性膜136によって、液体室138と気体室140とに区画されている。回収用タンク114の内部は、弾性膜142によって、液体室144と気体室146に区画されている。管路112及び管路128は、供給用タンク110の液体室138へ連通されており、管路116及び管路132は、回収用タンク114の液体室144へ連通されている。また、液体室138は、液体室144と管路148を介して連通されており、管路148には管路148を開閉する液体室用電磁弁150が設けられている。
ヘッド64は、各々インク滴を吐出する吐出口を有する複数のヘッドモジュール64Aに分割されており(図3では3分割)、各々のヘッドモジュール64Aにインクを供給用タンク110から供給するための供給口64B、および、インクを回収用タンク114に排出するための排出口64Cが構成されている。管路128は、供給口64Bの手前のマニホールド130で分岐され、各々の供給口64Bから各ヘッドモジュール64Aへインクが供給される。また、各排出口64Cからの各々の管路132は、回収用タンク114の手前のマニホールド134で合流されている。
なお、本実施形態では、ヘッド64が複数のヘッドモジュール64Aに分割されている例について説明したが、ヘッド64は分割されず単体であってもよい。
管路128には、供給口64B毎に分岐された各々に管路128を開閉する供給用電磁弁152が設けられている。管路132には、排出口64C毎に分岐された各々に管路132を開閉する排出用電磁弁154が設けられている。
供給系流路は、管路112、供給用タンク110、及び管路128によって構成され、回収系流路は、管路132、回収用タンク114、及び、管路116によって構成されている。インク供給系の循環路156は、供給系流路、ヘッド64、回収系流路、及びバッファタンク104によって構成されている。
インク貯蔵/装填部65は、循環路156をインクが循環しているときに、ヘッド64の内部のインクに印加される圧力を調整する際に作動する圧力調整装置157を備えている。圧力調整装置157は、管路158,164,168,174、差圧弁160,166,170,176、及び減圧用電磁弁172を含んで構成されている。
マニホールド134内の管路132におけるヘッドモジュール64Aの各々に通じる分岐路に対して共通の流路である排出流路132Aは、管路158を介して排出ポンプ124とバッファタンク104との間の管路116に連結されている。排出流路132Aには、排出流路用加圧閾値及び排出流路用減圧閾値が予め設定されている。本実施形態に係るインクジェット記録装置10では、排出流路用減圧閾値として、インクジェット記録装置10の実機による実験やインクジェット記録装置10の設計仕様に基づくコンピュータ・シミュレーション等によって、ノズル82のメニスカスの破壊に最低限必要とされる排出流路132Aのインクの減圧値として予め得られた値を用いている。また、排出流路用加圧閾値として、インクジェット記録装置10の実機による実験やインクジェット記録装置10の設計仕様に基づくコンピュータ・シミュレーション等によって、ノズル82のメニスカスの破壊に最低限必要とされる排出流路132Aのインクの加圧値として予め得られた値を用いている。
管路158には、排出流路132Aのインクの圧力と大気圧との差分が排出流路用減圧閾値に達していない場合に管路158を閉鎖し、排出流路132Aのインクの圧力と大気圧との差分が排出流路用減圧閾値以下の場合に管路158を開放する差圧弁160が設けられている。また、管路158には、管路116との連結点と差圧弁160との間にフィルタ162が設けられている。
マニホールド130内の管路128におけるヘッドモジュール64Aの各々に通じる分岐路に対して共通の流路である供給流路128Aは、管路164を介して差圧弁160とフィルタ162との間の管路158に連結されている。供給流路128Aには、供給流路用加圧閾値及び供給流路用減圧閾値が予め設定されている。本実施形態に係るインクジェット記録装置10では、供給流路用減圧閾値として、インクジェット記録装置10の実機による実験やインクジェット記録装置10の設計仕様に基づくコンピュータ・シミュレーション等によって、ノズル82のメニスカスの破壊に最低限必要とされる供給流路128Aのインクの減圧値として予め得られた値を用いている。また、供給流路用加圧閾値として、インクジェット記録装置10の実機による実験やインクジェット記録装置10の設計仕様に基づくコンピュータ・シミュレーション等によって、ノズル82のメニスカスの破壊に最低限必要とされる供給流路128Aのインクの加圧値として予め得られた値を用いている。
管路164には、供給流路128Aのインクの圧力と大気圧との差分が供給流路用減圧閾値に達していない場合に管路164を閉鎖し、供給流路128Aのインクの圧力と大気圧との差分が供給流路用減圧閾値以下の場合に管路164を開放する差圧弁166が設けられている。
差圧弁166と供給流路128Aとの間の管路164は、管路168を介して供給ポンプ120とフィルタ122との間の管路112に連結されている。管路168には、供給流路128Aのインクの圧力と大気圧との差分が供給流路用加圧閾値未満の場合に管路168を閉鎖し、供給流路128Aのインクの圧力と大気圧との差分が供給流路用加圧閾値以上の場合に管路168を開放する差圧弁170が設けられている。また、管路168には、管路112との連結点と差圧弁170との間に管路168を開閉可能な減圧用電磁弁172が設けられている。
差圧弁160と排出流路132Aとの間の管路158は、管路174を介して差圧弁170と減圧用電磁弁172との間の管路168に連結されている。管路174には、排出流路132Aのインクの圧力と大気圧との差分が排出流路用加圧閾値未満の場合に管路174を閉鎖し、排出流路132Aのインクの圧力と大気圧との差分が排出流路用加圧閾値以上の場合に管路174を開放する差圧弁176が設けられている。
供給流路128Aには供給側圧力検出器177が接続されており、供給側圧力検出器177は供給流路128Aのインクに印加される圧力を検出可能とされている。また、排出流路132Aには排出側圧力検出器178が接続されており、排出側圧力検出器178は排出流路132Aのインクに印加される圧力を検出可能とされている。
次に、供給用タンク110及び回収用タンク114について説明する。
図4(A)に示すように、供給用タンク110は円筒状の筐体180を備え、筐体180内の空間は、弾性膜136によって液体室138と気体室140とに区画されている。弾性膜136は、円板状とされ、円柱形とされた筐体180の内部を軸方向で分割するように配置されている。弾性膜136は、ゴム、樹脂、などの弾性変形可能な材料で構成されている。
液体室138にはインクが貯留され、管路112及び管路128の各々と連通されている。気体室140には、気体が充填され、気体室140を大気へ開放する開放管182が連通されている。開放管182には開放管182を開閉する気体室用電磁弁184が設けられている。
気体室140の弾性膜136と対向する部分の筐体180には、弾性部材186が設けられている。弾性部材186は、液体室138が加圧されて弾性膜136が気体室140側に張り出した形状に沿った形状(同図の2点鎖線を参照)を受ける形状とされている。すなわち、弾性部材186は、円柱形状の弾性膜136側に椀状の空間を構成した形状とされており、筐体180の内周壁に沿った側から筒軸中央に向かって厚みが薄くなっている。弾性部材186は、弾性膜136に押圧されて弾性変形可能とされており、ゴム、樹脂、多孔質体、などの材料で構成することができる。
図4(B)に示すように、回収用タンク114は供給用タンク110とほぼ同一の形状とされ、筐体180に対応する筐体190、弾性膜136に対応する弾性膜142、液体室138に対応する液体室144、及び気体室140に対応する気体室146を有している。
液体室144にはインクが貯留され、管路116、管路132と連通されている。気体室146には、気体が充填され、気体室146を大気へ開放する開放管192が連通されている。開放管192には開放管192を開閉する気体室用電磁弁194が設けられている。
気体室146の弾性膜142と対向する部分の筐体190には、弾性部材196が設けられている。弾性部材196は、液体室144が加圧されて弾性膜142が気体室146側に張り出した形状に沿った形状を受ける形状とされている。すなわち、弾性部材196は、円柱形状の弾性膜142側に椀状の空間を構成した形状とされており、筐体196の内周壁に沿った側から筒軸中央に向かって厚みが薄くなっている。弾性部材196は、弾性膜142に押圧されて弾性変形可能とされており、ゴム、樹脂、多孔質体、などの材料で構成することができる。
図5は、本第1の実施形態に係るインクジェット記録装置10の電気系の要部構成を示すブロック図である。同図に示すように、インクジェット記録装置10は、通信インタフェース200、システムコントローラ202、ROM(Read Only Memory)204、画像メモリ206、UI(ユーザ・インタフェース)パネル208、モータ210、モータドライバ212、及びプリント制御部214を含んで構成されている。
システムコントローラ202には、バッファ用ポンプ106、供給ポンプ120、排出ポンプ124、供給用電磁弁152、排出用電磁弁154、液体室用電磁弁126,150、気体室用電磁弁184,194、供給側圧力検出器177、排出側圧力検出器178、通信インタフェース200、ROM204、画像メモリ206、UIパネル208、モータドライバ212、及びプリント制御部214が接続されている。
通信インタフェース200は、ユーザがインクジェット記録装置10に対して印刷の指示等を行うため等に用いられるホスト装置216とのインタフェース部である。通信インタフェース200にはUSB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、イーサネット(登録商標)、無線ネットワークなどのシリアルインタフェースやセントロニクスなどのパラレルインタフェースを適用することができる。この部分には、通信を高速化するためのバッファメモリ(図示省略)を搭載しても良い。
ホスト装置216から送出された用紙Pに記録すべき画像を示す画像情報は通信インタフェース200を介してインクジェット記録装置10に取り込まれ、一旦画像メモリ206に記憶される。画像メモリ206は、通信インタフェース200を介して入力された画像信号を記憶する記憶手段であり、システムコントローラ202を通じてデータの読み書きが行われる。画像メモリ206は、半導体素子からなるメモリに限らず、ハードディスクなど磁気媒体を用いてもよい。
UIパネル208は、ディスプレイ上に透過型のタッチパネルが重ねられたタッチパネルディスプレイ等から構成され、各種情報がディスプレイの表示面に表示されると共に、ユーザがタッチパネルに触れることにより所望の情報や指示が入力される。
システムコントローラ202は、CPU(中央演算処理装置)及びその周辺回路等から構成され、所定のプログラムに従ってインクジェット記録装置10の全体を制御する制御装置として機能するとともに、各種演算を行う演算装置として機能する。すなわち、システムコントローラ202は、供給側圧力検出器177及び排出側圧力検出器178の各々の検出結果の把握、バッファ用ポンプ106、供給ポンプ120、及び排出ポンプ124の各々の作動の制御、液体室用電磁弁126,150、供給用電磁弁152、排出用電磁弁154、気体室用電磁弁184,194、及び減圧用電磁弁172の各々の開閉制御、UIパネル208への各種情報の表示、UIパネル208に対するユーザの操作指示内容の把握、ホスト装置216との間の通信制御、ROM204及び画像メモリ206の読み書き制御等を行うと共に、搬送系のモータ210を制御する制御信号を生成する。なお、プリント制御部214に対しては、制御信号の他に、画像メモリ206に記憶された画像情報を送信する。
また、ROM204には、システムコントローラ202が実行するプログラム及び制御に必要な各種データなどが格納されている。ROM204は、書換不能な記憶手段であってもよいが、各種のデータを必要に応じて更新する場合は、EEPROMのような書換可能な記憶手段を用いることが好ましい。
画像メモリ206は、画像情報の一時記憶領域として利用されるとともに、プログラムの展開領域及びシステムコントローラ202の演算作業領域としても利用される。
プリント制御部214は、システムコントローラ202の制御に従い、システムコントローラ202から送信された画像情報から吐出制御用の信号を生成するための各種加工、補正などの処理を行う信号処理手段として機能するとともに、生成したインク吐出データに基づいてヘッド64の吐出駆動を制御するものであり、YMCKの各ヘッド64に対して1つずつ設けられている。
モータドライバ212は、システムコントローラ202からの指示に従ってモータ120に駆動するドライバ(駆動回路)である。
次に、本第1の実施形態に係るインクジェット記録装置10の作用について説明する。
インクジェット記録装置10の画像記録時の循環路156では、常時、以下のようにしてインクの循環が行われている。
循環路156では、インク供給側の圧力をインク回収側の圧力よりも所定量だけ高く設定することにより、供給用タンク110側からヘッド64を経て回収用タンク114側へインクが送液される。ここで、供給流路128Aのインクに印加する設定基準圧力をPin、排出流路132Aのインクに印加する設定基準圧力をPout、インクが吐出されるノズルの背圧(負圧)をPnzlとすると、Pin+Hin>Pnzl>Pout+Hout(mmHO)として(Hinは、ノズル面と供給流路128Aとの間の高低差により生じる圧力差(水頭圧)、Houtは、ノズル面と排出流路132Aとの間の高低差により生じる圧力差(水頭圧))、ノズルに所定の背圧を付与する。供給流路128Aのインクに印加される圧力、及び排出流路132Aに印加される圧力は、供給側圧力検出器177により検出された圧力値、及び排出側圧力検出器178により検出された圧力値に基づいて、供給ポンプ120及び排出ポンプ124により、供給流路128Aのインクに印加される圧力がPinとなり、かつ排出流路132Aに印加される圧力がPoutとなるように制御され、これにより、循環路156をインクが循環する。なお、このとき、弾性膜136は弾性部材186と非接触の位置に配置されており、弾性膜142も弾性部材196と非接触の位置に配置されている。また、気体室用電磁弁184,194は閉状態とされており、液体室用電磁弁126,150、供給用電磁弁152、及び排出用電磁弁154は開状態とされている。
このように、インクを循環させることにより、ノズル82でのインク増粘を防止して、良好なインクの吐出状態を長時間維持することができる。
ところで、従来のインクジェット記録装置(圧力調整装置157を除いたインクジェット記録装置10)では、ヘッド64によりノズル82からインクを吐出させた場合、一例として図6に示すように、インクの吐出開始時に供給流路128A,132Aのインクが急激に大きく減圧され、供給ポンプ120及び排出ポンプ124により、供給流路128Aのインクに印加される圧力がPinに収束するまでの間に発生するアンダーシュートや、インクの吐出終了時に供給流路128A,132Aのインクが急激に大きく加圧され、供給ポンプ120及び排出ポンプ124により、排出流路132Aのインクに印加される圧力がPoutに収束するまでの間に発生するオーバーシュートによりノズル82のメニスカスが破壊されてインクの吐出不良が発生してしまう虞があった。なお、ノズル82のメニスカスが破壊されることによって生じる不具合としては、例えば、上記アンダーシュートによるノズル82からの気泡の混入や、上記オーバーシュートによるノズル82からのインクの溢れ出しが挙げられる。
これに対して、本第1の実施形態に係るインクジェット記録装置10では、インクの吐出開始に伴って、供給流路128Aのインクに印加される圧力が供給流路用減圧閾値以下に降下すると、差圧弁166が開状態となり、排出ポンプ124から排出されたインクが管路164を介して供給流路128Aに供給されて供給流路128Aのインクの圧力が加圧される。また、排出流路132Aのインクに印加される圧力が排出流路用減圧閾値以下に降下すると、差圧弁160が開状態となり、排出ポンプ124から排出されたインクが管路158を介して排出流路132Aに供給されて排出流路132Aのインクの圧力が加圧される。これにより、一例として図7に示すように、インクの吐出開始時の供給流路128A,132Aのインクの減圧を大幅に軽減することができる。この結果、供給流路128A,132Aのインクの過減圧に起因するノズル82のメニスカスの破壊を防止することができる。
また、インクの吐出終了に伴って、供給流路128Aのインクに印加される圧力が供給流路用加圧閾値以上に上昇すると、減圧用電磁弁172及び差圧弁166が開状態となり、供給ポンプ120により管路164,168を介して供給流路128Aのインクが吸引されて供給流路128Aのインクの圧力が減圧される。排出流路132Aのインクに印加される圧力が排出流路用加圧閾値以上に上昇すると、減圧用電磁弁172及び差圧弁176が開状態となり、供給ポンプ120により管路158,174を介して排出流路132Aのインクが吸引されて排出流路132Aのインクの圧力が減圧される。これにより、一例として図7に示すように、インクの吐出終了時の供給流路128A,132Aのインクの加圧を大幅に軽減することができる。この結果、供給流路128A,132Aのインクの過加圧に起因するノズル82のメニスカスの破壊を防止することができる。
また、差圧弁160,166,170,176の作動圧力は下記の(1)〜(4)の数式に基づいて予め設定される。なお、(1)〜(4)の数式において、Pv_L_inは差圧弁166の作動圧力を、Pv_L_outは差圧弁160の作動圧力を、Pv_H_inは差圧弁170の作動圧力を、Pv_H_outは差圧弁176の作動圧力を、ΔP_LはPin及びPoutに対する差圧弁160,166が作動する圧力のマージンを、ΔP_HはPin及びPoutに対する差圧弁170,176が作動する圧力のマージンを、h_L_inは供給側圧力検出器177を基準にした差圧弁166の高低差を、h_H_inは供給側圧力検出器177を基準にした差圧弁170の高低差を、h_L_outは排出側圧力検出器178を基準にした差圧弁160の高低差を、h_H_outは排出側圧力検出器178を基準にした差圧弁176の高低差を、各々示している。
Pv_L_in=Pin−ΔP_L−h_L_in・・・(1)
Pv_L_out=Pout−ΔP_L−h_L_out・・・(2)
Pv_H_in=Pin+ΔP_H−h_H_in・・・(3)
Pv_H_out=Pout+ΔP_H−h_H_out・・・(4)
以上詳細に説明したように、本第1の実施形態に係るインクジェット記録装置10によれば、充填された液体(ここでは、インク)を吐出するヘッド64と、液体を吸引しかつ吸引した液体を加圧して供給流路用減圧閾値が予め設定されている供給流路(ここでは、供給流路128A)を介してヘッド64に供給すると共に、供給流路内の液体の圧力を所定の供給流路目標圧力近傍に維持するように制御する供給ポンプ120と、排出流路用減圧閾値が予め設定されている排出流路(ここでは、排出流路132A)を介してヘッド64に充填された液体を吸引して排出すると共に、排出流路内の液体の圧力を所定の排出流路目標圧力近傍に維持するように制御する排出ポンプ124と、供給流路及び排出流路の少なくとも一方の流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値以下に降下した場合に、圧力が該流路用減圧閾値以下に降下した流路内の液体の圧力を加圧する加圧手段(ここでは、排出ポンプ124)と、を備えているので、ヘッド64内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生を抑制することができる。
また、本第1の実施形態に係るインクジェット記録装置10によれば、供給流路に供給流路用加圧閾値が、排出流路に排出流路用加圧閾値が各々予め設定されており、供給流路及び排出流路の少なくとも一方の流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用加圧閾値以上に上昇した場合に、圧力が該流路用加圧閾値以上に上昇した流路内の液体の圧力を減圧する減圧手段(ここでは、供給ポンプ120)を備えているので、ヘッド64内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生を抑制することができる。
また、本第1の実施形態に係るインクジェット記録装置10によれば、供給ポンプ120の液体吸引側と供給流路及び排出流路とを連通する減圧連通流路(ここでは、管路168,174)と、供給流路及び排出流路のうちの減圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用加圧閾値未満の場合に、液体の圧力が該流路用加圧閾値未満の流路内に供給ポンプ120の吸引力が伝わらないように減圧連通流路が閉鎖され、供給流路及び排出流路のうちの減圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用加圧閾値以上の場合に、液体の圧力が該流路用加圧閾値以上の流路内に供給ポンプ120の吸引力が伝わるように減圧連通流路が開放されるように減圧連通流路に設けられた減圧調整弁(ここでは、差圧弁170,176)と、を備えているので、簡素な構成で、圧力が流路用加圧閾値以上の流路内の液体を効果的に減圧することができると共に、供給ポンプ120の応答性を向上させることができる。
また、本第1の実施形態に係るインクジェット記録装置10によれば、減圧調整弁を、供給流路及び排出流路のうちの減圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力と大気圧との差分が、該流路に対して予め設定されている流路用加圧閾値未満の場合に、液体の圧力と大気圧との差分が該流路用加圧閾値未満の流路内に供給ポンプ120の吸引力が伝わらないように減圧連通流路を閉鎖し、供給流路及び排出流路のうちの減圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力と大気圧との差分が、該流路に対して予め設定されている流路用加圧閾値以上の場合に、液体の圧力と大気圧との差分が該流路用加圧閾値以上の流路内に供給ポンプ120の吸引力が伝わるように減圧連通流路を開放する差圧弁170,176で構成しているので、簡素な構成で、圧力が流路用加圧閾値以上の流路内の液体に吸引ポンプ120の吸引力を必要に応じて伝達することができる。
また、本第1の実施形態に係るインクジェット記録装置10によれば、排出ポンプ124を、供給流路及び排出流路の少なくとも一方の流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値以下に降下した場合に、圧力が該流路用減圧閾値以下に降下した流路内の液体の圧力を、排出力を用いて加圧することにより加圧手段として機能させているので、簡素な構成で液体の吐出開始時のヘッド64内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生を抑制することができる。
また、本第1の実施形態に係るインクジェット記録装置10によれば、排出ポンプ124の液体排出側と供給流路及び排出流路とを連通する加圧連通流路(ここでは、管路158,164)と、供給流路及び排出流路のうちの加圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値に達していない場合に、液体の圧力が該流路用減圧閾値に達していない流路内に排出ポンプ124の排出力が伝わらないように加圧連通流路が閉鎖され、供給流路及び排出流路のうちの加圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値以下の場合に、液体の圧力が該流路用減圧閾値以下の流路内に排出ポンプ124の排出力が伝わるように加圧連通流路が開放されるように加圧連通流路に設けられた加圧調整弁(ここでは、差圧弁160,166)と、を備えているので、簡素な構成で、圧力が流路用減圧閾値以下の流路内の液体を効果的に加圧することができると共に、排出ポンプ124の応答性を向上させることができる。
また、本第1の実施形態に係るインクジェット記録装置10によれば、加圧調整弁を、供給流路及び排出流路のうちの加圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力と大気圧との差分が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値に達していない場合に、液体の圧力と大気圧との差分が該流路用減圧閾値に達していない流路内に排出ポンプ124の排出力が伝わらないように加圧連通流路を閉鎖し、供給流路及び排出流路のうちの加圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力と大気圧との差分が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値以下の場合に、液体の圧力と大気圧との差分が該流路用減圧閾値以下の流路内に排出ポンプ124の排出力が伝わるように加圧連通流路を開放する差圧弁160,166で構成しているので、簡素な構成で、圧力が流路用減圧閾値以下の流路内の液体に排出ポンプ124の排出力を必要に応じて伝達することができる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、差圧弁160,166,170,176を用いて供給流路128A,132Aのインクに対しての過圧力を軽減する場合の形態例を挙げて説明したが、本第2の実施形態では、電磁弁を用いて供給流路128A,132Aのインクに対しての過圧力を軽減する場合について説明する。なお、本第2の実施形態では、上記第1の実施形態に係るインクジェット記録装置10と同一の部材については同一の符号を付し、説明を省略し、上記第1の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図8は、本第2の実施形態に係るヘッド64及びインク貯蔵/装填部65Bの構成を示す構成図が示されている。
同図に示すように、本第2の実施形態に係るインクジェット記録装置10Bは、上記第1の実施形態に係るインクジェット記録装置10と比較して、インク貯蔵/装填部65に代えてインク貯蔵/装填部65Bを適用している点のみが異なっている。
インク貯蔵/装填部65Bは、インク貯蔵/装填部65と比較して、圧力調整装置157に代えて圧力調整装置157Bを適用している点、すなわち、差圧弁160に代えて排出側加圧用電磁弁160Bを適用している点、差圧弁166に代えて供給側加圧用電磁弁166Bを適用している点、差圧弁170に代えて供給側減圧用電磁弁170Bを適用している点、差圧弁176に代えて排出側減圧用電磁弁176Bを適用している点のみが異なっている。
図9は、本第2の実施形態に係るインクジェット記録装置10Bの電気系の要部構成を示すブロック図である。
同図に示すように、システムコントローラ202には、排出側加圧用電磁弁160B、供給側加圧用電磁弁166B、供給側減圧用電磁弁170B、及び排出側減圧用電磁弁176Bが接続されている。従って、システムコントローラ202は、排出側加圧用電磁弁160B、供給側加圧用電磁弁166B、供給側減圧用電磁弁170B、及び排出側減圧用電磁弁176Bの各々の開閉制御を行うことができる。
ところで、本第2の実施形態に係るインクジェット記録装置10Bでは、循環路156をインクが循環しているときに、供給流路128Aのインクに印加される圧力を調整する供給側圧力調整処理と、排出流路132Aのインクに印加される圧力を調整する排出側圧力調整処理とが並行して実行される。
次に、図10を参照して上記供給側圧力調整処理が実行される際のインクジェット記録装置10Bの作用について説明する。なお、図10は、供給流路128Aのインクに印加される圧力がPinになった際にシステムコントローラ202によって実行される供給側圧力調整処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはROM204の所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ300では、供給流路128Aのインクの圧力が供給流路用加圧閾値以上に上昇したか否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ302へ移行し、供給側減圧用電磁弁170B及び減圧用電磁弁172を開けた後、ステップ304へ移行する。
ステップ304では、ステップ302の処理が終了してから所定時間(少なくとも供給流路128Aのインクの圧力がノズル82のメニスカスを破壊しないだけの圧力になるまでの時間)経過するまで待機した後、ステップ306へ移行し、供給側減圧用電磁弁170B及び減圧用電磁弁172を閉めた後、本供給側圧力調整処理プログラムを終了する。
一方、ステップ300において否定判定となった場合にはステップ308へ移行し、供給流路128Aのインクの圧力が供給流路用減圧閾値以下に降下したか否かを判定し、否定判定となった場合にはステップ300へ戻る一方、肯定判定となった場合にはステップ310へ移行する。
ステップ310では、供給側加圧用電磁弁166Bを開けた後、ステップ312へ移行し、ステップ310の処理が終了してから所定時間(少なくとも供給流路128Aのインクの圧力がノズル82のメニスカスを破壊しないだけの圧力になるまでの時間)経過するまで待機した後、ステップ314へ移行し、供給側加圧用電磁弁166Bを閉めた後、本供給側圧力調整処理プログラムを終了する。
次に、図11を参照して上記排出側圧力調整処理が実行される際のインクジェット記録装置10Bの作用について説明する。なお、図11は、排出流路132Aのインクに印加される圧力がPoutになった際にシステムコントローラ202によって実行される供給側圧力調整処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはROM204の所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ400では、排出流路132Aのインクの圧力が排出流路用加圧閾値以上に上昇したか否かを判定し、肯定判定となった場合にはステップ402へ移行し、排出側減圧用電磁弁176B及び減圧用電磁弁172を開けた後、ステップ404へ移行する。
ステップ404では、ステップ402の処理が終了してから所定時間(少なくとも排出流路132Aのインクの圧力がノズル82のメニスカスを破壊しないだけの圧力になるまでの時間)経過するまで待機した後、ステップ406へ移行し、排出側減圧用電磁弁176B及び減圧用電磁弁172を閉めた後、本排出側圧力調整処理プログラムを終了する。
一方、ステップ400において否定判定となった場合にはステップ408へ移行し、排出流路132Aのインクの圧力が排出流路用減圧閾値以下に降下したか否かを判定し、否定判定となった場合にはステップ400へ戻る一方、肯定判定となった場合にはステップ410へ移行する。
ステップ410では、排出側加圧用電磁弁160Bを開けた後、ステップ412へ移行し、ステップ410の処理が終了してから所定時間(少なくとも排出流路132Aのインクの圧力がノズル82のメニスカスを破壊しないだけの圧力になるまでの時間)経過するまで待機した後、ステップ414へ移行し、排出側加圧用電磁弁160Bを閉めた後、本供給側圧力調整処理プログラムを終了する。
このように、インクジェット記録装置10Bによって供給側圧力調整処理及び排出側圧力調整処理が実行されることにより、供給流路128A,132A内のインクの圧力が減圧閾値以下に降下した場合に供給流路128A,132A内のインクが加圧され、供給流路128A,132A内のインクの圧力が加圧閾値以上に上昇した場合に供給流路128A,132A内のインクが減圧されるので、本第2の実施形態に係るインクジェット記録装置10Bにおいても上記第1の実施形態で説明したインクジェット記録装置10と同様の効果を得ることができる。
上記各実施形態では、供給流路128A,132Aの各流路内のインクに対して加減圧を行う場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、供給流路128A,132Aの少なくとも一方の流路内のインクに対して加圧及び減圧の少なくとも一方を行ってもよい。この場合もヘッド64内のインクの急峻な圧力変化を軽減することができるので、ヘッド64内の液体の急峻な圧力変化に起因する液体の吐出不良の発生を抑制することができる。
また、上記各実施形態では、排出ポンプ124の排出力を利用して供給流路128A,132Aのインクを加圧し、供給ポンプ120の吸引力を利用して供給流路128A,132Aのインクを減圧する場合の形態例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、供給流路128Aのインクの加圧、供給流路128Aのインクの減圧、排出流路132Aのインクの加圧、及び排出流路132Aのインクの減圧の少なくとも1つを専用のポンプで行うようにしてもよい。例えば、供給流路128Aのインクを供給流路128Aのインクの加圧にのみ使用される専用のポンプ(供給流路側加圧手段)で加圧し、排出流路132Aのインクを排出流路132Aのインクの加圧にのみ使用される専用のポンプで加圧し、供給流路128Aのインクを供給流路128Aのインクの減圧にのみ使用される専用のポンプ(供給流路側減圧手段)で減圧し、排出流路132Aのインクを排出流路132Aのインクの減圧にのみ使用される専用のポンプ(排出流路用減圧手段)で減圧する形態例が挙げられる。
また、上記各実施形態では、ポンプの吸引力や排出力を利用して供給流路128A,132Aのインクに対して減圧や加圧を行っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、供給流路128A,132Aの各々の流路を圧電素子が接合されると共に該圧電素子から所定値以上の圧力が印加されることで変形可能な管状部材で構成し、該圧電素子を変形させることにより流路内のインクに対して減圧や加圧を行ってもよい。このように、供給流路128A,132Aのインクに対して加減圧を行う形態は適宜変更可能である。
また、上記各実施形態では、供給用タンク110及び回収用タンク114の各々のタンク内を液体室と気体室とに分けているが、気体室を設けなくても本発明の作用及び効果は得られる。
10,10B インクジェット記録装置
64 ヘッド
120 供給ポンプ(減圧手段)
124 排出ポンプ(加圧手段)
128A 供給流路
132A 排出流路
158 管路(排出側加圧連通流路、加圧連通流路)
160 差圧弁(排出側加圧調整弁、加圧調整弁)
160B 排出側加圧用電磁弁(排出側加圧調整弁、加圧調整弁)
164 管路(供給側加圧連通流路、加圧連通流路)
166 差圧弁(供給側加圧調整弁、加圧調整弁)
166B 供給側加圧用電磁弁(供給側加圧調整弁、加圧調整弁)
168 管路(供給側減圧連通流路、減圧連通流路)
170 差圧弁(供給側減圧調整弁、減圧調整弁)
170B 供給側減圧用電磁弁(供給側減圧調整弁、減圧調整弁)
174 管路(排出側減圧連通流路、減圧連通流路)
176 差圧弁(排出側減圧調整弁、減圧調整弁)
176B 排出側減圧用電磁弁(排出側減圧調整弁、減圧調整弁)

Claims (24)

  1. 充填された液体を吐出するヘッドと、
    液体を吸引しかつ吸引した液体を加圧して供給流路を介して前記ヘッドに供給すると共に、前記供給流路内の液体の圧力を所定の供給流路目標圧力近傍に維持するように制御する供給ポンプと、
    前記供給流路内の液体の圧力が前記供給流路に対して予め設定された減圧閾値以下に降下した場合に、前記供給流路内の液体の圧力を加圧する供給流路用加圧手段と、
    を含む液体吐出装置。
  2. 前記供給流路内の液体の圧力が前記供給流路に対して予め設定された加圧閾値以上に上昇した場合に、前記供給流路内の液体の圧力を減圧する供給流路用減圧手段を更に含む請求項1記載の液体吐出装置。
  3. 前記供給流路内の液体の圧力が前記供給流路に対して予め設定された加圧閾値以上に上昇した場合に、前記供給流路内の液体の圧力を、前記供給ポンプの吸引力を用いて減圧する請求項1記載の液体吐出装置。
  4. 前記供給ポンプの液体吸引側と前記供給流路とを連通する供給側減圧連通流路と、
    前記供給流路内の液体の圧力が前記供給流路に対して予め設定された加圧閾値未満の場合に、前記供給側減圧連通流路が閉鎖され、前記供給流路内の液体の圧力が該加圧閾値以上の場合に、前記供給側減圧連通流路が開放されるように前記供給側減圧連通流路に設けられた供給側減圧調整弁と、を更に含む請求項3記載の液体吐出装置。
  5. 前記供給側減圧調整弁を、前記供給流路内の液体の圧力と大気圧との差分が前記加圧閾値未満の場合に前記供給側減圧連通流路を閉鎖し、前記供給流路内の液体の圧力と大気圧との差分が該加圧閾値以上の場合に前記供給側減圧連通流路を開放する差圧弁で構成した請求項4記載の液体吐出装置。
  6. 前記供給流路用加圧手段を、排出流路を介して前記ヘッドに充填された液体を吸引して排出すると共に、前記供給流路内の液体の圧力が前記減圧閾値以下に降下した場合に、前記供給流路内の液体の圧力を、該排出力を用いて加圧する排出ポンプで構成した請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の液体吐出装置。
  7. 排出流路を介して前記ヘッドに充填された液体を吸引して排出する排出ポンプと、
    前記排出流路内の液体の圧力が前記排出流路に対して予め設定された減圧閾値以下に降下した場合に、前記排出流路内の液体の圧力を加圧する排出流路用加圧手段と、を更に含む請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の液体吐出装置。
  8. 前記排出ポンプは、更に、前記排出流路内の液体の圧力が前記排出流路に対して予め設定された減圧閾値以下に降下した場合に、前記排出力を用いて前記排出流路内の液体の圧力を加圧する請求項6記載の液体吐出装置。
  9. 前記排出ポンプの液体排出側と前記排出流路とを連通する排出側加圧連通流路と、
    前記排出流路内の液体の圧力が前記排出流路に対して予め設定された減圧閾値に達していない場合に、前記排出側加圧連通流路が閉鎖され、前記排出流路内の液体の圧力が該減圧閾値以下の場合に、前記排出側加圧連通流路が開放されるように前記排出側加圧連通流路に設けられた排出側加圧調整弁と、を更に含む請求項8記載の液体吐出装置。
  10. 前記排出側加圧調整弁を、前記排出流路内の液体の圧力と大気圧との差分が前記排出流路に対して予め設定された減圧閾値に達していない場合に前記排出側加圧連通流路を閉鎖し、前記排出流路内の液体の圧力と大気圧との差分が該減圧閾値以下の場合に前記排出側加圧連通流路を開放する差圧弁で構成した請求項9記載の液体吐出装置。
  11. 前記排出ポンプの液体排出側と前記供給流路とを連通する供給側加圧連通流路と、
    前記供給流路内の液体の圧力が前記供給流路に対して予め設定された減圧閾値に達していない場合に、前記供給側加圧連通流路が閉鎖され、前記供給流路内の液体の圧力が該減圧閾値以下の場合に、前記供給側加圧連通流路が開放されるように前記供給側加圧連通流路に設けられた供給側加圧調整弁と、を更に含む請求項6〜請求項10の何れか1項に記載の液体吐出装置。
  12. 前記供給側加圧調整弁を、前記供給流路内の液体の圧力と大気圧との差分が前記供給流路に対して予め設定された減圧閾値に達していない場合に前記供給側加圧連通流路を閉鎖し、前記供給流路内の液体の圧力と大気圧との差分が該減圧閾値以下の場合に前記供給側加圧連通流路を開放する差圧弁で構成した請求項11記載の液体吐出装置。
  13. 前記排出流路内の液体の圧力が前記排出流路に対して予め設定された加圧閾値以上に上昇した場合に、前記排出流路内の液体の圧力を減圧する排出流路用減圧手段を更に含む請求項6〜請求項12の何れか1項に記載の液体吐出装置。
  14. 前記排出流路内の液体の圧力が前記排出流路に対して予め設定された加圧閾値以上に上昇した場合に、前記排出流路内の液体の圧力を、前記供給ポンプの吸引力を用いて減圧する請求項6〜請求項12の何れか1項に記載の液体吐出装置。
  15. 前記供給ポンプの液体吸引側と前記排出流路とを連通する排出側減圧連通流路と、
    前記排出流路内の液体の圧力が前記排出流路に対して予め設定された加圧閾値未満の場合に、前記排出側減圧連通流路が閉鎖され、前記排出流路内の液体の圧力が該加圧閾値以上の場合に、前記排出側減圧連通流路が開放されるように前記排出側減圧連通流路に設けられた排出側減圧調整弁と、を更に含む請求項14記載の液体吐出装置。
  16. 前記排出側減圧調整弁を、前記排出流路内の液体の圧力と大気圧との差分が前記排出流路に対して予め設定された加圧閾値未満の場合に前記排出側減圧連通流路を閉鎖し、前記排出流路内の液体の圧力と大気圧との差分が該加圧閾値以上の場合に前記排出側減圧連通流路を開放する差圧弁で構成した請求項15記載の液体吐出装置。
  17. 充填された液体を吐出するヘッドと、
    液体を吸引しかつ吸引した液体を加圧して供給流路用減圧閾値が予め設定されている供給流路を介して前記ヘッドに供給すると共に、前記供給流路内の液体の圧力を所定の供給流路目標圧力近傍に維持するように制御する供給ポンプと、
    排出流路用減圧閾値が予め設定されている排出流路を介して前記ヘッドに充填された液体を吸引して排出すると共に、前記排出流路内の液体の圧力を所定の排出流路目標圧力近傍に維持するように制御する排出ポンプと、
    前記供給流路及び前記排出流路の少なくとも一方の流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値以下に降下した場合に、圧力が該流路用減圧閾値以下に降下した流路内の液体の圧力を加圧する加圧手段と、
    を含む液体吐出装置。
  18. 前記供給流路に供給流路用加圧閾値が、前記排出流路に排出流路用加圧閾値が各々予め設定されており、
    前記供給流路及び前記排出流路の少なくとも一方の流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用加圧閾値以上に上昇した場合に、圧力が該流路用加圧閾値以上に上昇した流路内の液体の圧力を減圧する減圧手段を更に含む請求項17記載の液体吐出装置。
  19. 前記供給流路に供給流路用加圧閾値が、前記排出流路に排出流路用加圧閾値が各々予め設定されており、
    前記供給流路及び前記排出流路の少なくとも一方の流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用加圧閾値以上に上昇した場合に、圧力が該流路用加圧閾値以上に上昇した流路内の液体の圧力を、前記供給ポンプの吸引力を用いて減圧する請求項17記載の液体吐出装置。
  20. 前記供給ポンプの液体吸引側と前記供給流路及び前記排出流路の少なくとも一方の流路とを連通する減圧連通流路と、
    前記供給流路及び前記排出流路のうちの前記減圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用加圧閾値未満の場合に、液体の圧力が該流路用加圧閾値未満の流路内に前記供給ポンプの吸引力が伝わらないように前記減圧連通流路が閉鎖され、前記供給流路及び前記排出流路のうちの前記減圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用加圧閾値以上の場合に、液体の圧力が該流路用加圧閾値以上の流路内に前記供給ポンプの吸引力が伝わるように前記減圧連通流路が開放されるように前記減圧連通流路に設けられた減圧調整弁と、を更に含む請求項19記載の液体吐出装置。
  21. 前記減圧調整弁を、前記供給流路及び前記排出流路のうちの前記減圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力と大気圧との差分が、該流路に対して予め設定されている流路用加圧閾値未満の場合に、液体の圧力と大気圧との差分が該流路用加圧閾値未満の流路内に前記供給ポンプの吸引力が伝わらないように前記減圧連通流路を閉鎖し、前記供給流路及び前記排出流路のうちの前記減圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力と大気圧との差分が、該流路に対して予め設定されている流路用加圧閾値以上の場合に、液体の圧力と大気圧との差分が該流路用加圧閾値以上の流路内に前記供給ポンプの吸引力が伝わるように前記減圧連通流路を開放する差圧弁で構成した請求項20記載の液体吐出装置。
  22. 前記排出ポンプを、前記供給流路及び前記排出流路の少なくとも一方の流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値以下に降下した場合に、圧力が該流路用減圧閾値以下に降下した流路内の液体の圧力を、排出力を用いて加圧することにより前記加圧手段として機能させる請求項17〜請求項21の何れか1項に記載の液体吐出装置。
  23. 前記排出ポンプの液体排出側と前記供給流路及び前記排出流路の少なくとも一方の流路とを連通する加圧連通流路と、
    前記供給流路及び前記排出流路のうちの前記加圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値に達していない場合に、液体の圧力が該流路用減圧閾値に達していない流路内に前記排出ポンプの排出力が伝わらないように前記加圧連通流路が閉鎖され、前記供給流路及び前記排出流路のうちの前記加圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値以下の場合に、液体の圧力が該流路用減圧閾値以下の流路内に前記排出ポンプの排出力が伝わるように前記加圧連通流路が開放されるように前記加圧連通流路に設けられた加圧調整弁と、を更に含む請求項22記載の液体吐出装置。
  24. 前記加圧調整弁を、前記供給流路及び前記排出流路のうちの前記加圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力と大気圧との差分が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値に達していない場合に、液体の圧力と大気圧との差分が該流路用減圧閾値に達していない流路内に前記排出ポンプの排出力が伝わらないように前記加圧連通流路を閉鎖し、前記供給流路及び前記排出流路のうちの前記加圧連通流路と連通している流路内の液体の圧力と大気圧との差分が、該流路に対して予め設定されている流路用減圧閾値以下の場合に、液体の圧力と大気圧との差分が該流路用減圧閾値以下の流路内に前記排出ポンプの排出力が伝わるように前記加圧連通流路を開放する差圧弁で構成した請求項23記載の液体吐出装置。
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