JP2010199237A - 半導体素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを低減するとともに特性の優れた半導体素子の製造方法を提供する。
【解決手段】この発明に従った半導体素子の製造方法は、以下の工程:GaN系半導体層形成工程(S10)、電極層形成工程(S100)、GaN系半導体層上にAl膜を形成する工程(S20)、エッチング速度が、Al膜を構成する材料より小さい材料からなるマスク層を形成する工程(S30、S40)、マスク層をマスクとして用いて、リッジ部を形成する工程(S50)、Al膜の端面の側壁の位置をマスク層の側壁の位置より後退させる工程(S60)、エッチング速度が、Al膜を構成する材料より小さい材料からなる保護膜を、リッジ部の側面およびマスク層の上部表面上に形成する工程(S70)、Al膜を除去することにより、マスク層および当該マスク層の上部表面上に形成された保護膜の部分を除去する工程(S80)、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体素子の製造方法に関し、より特定的には、窒化ガリウム系半導体層を備える半導体素子の製造方法に関する。
従来、窒化ガリウム系半導体層にリッジ構造を形成した半導体素子が知られている。このような半導体素子のリッジ構造の形成方法としては、従来様々な方法が提案されている。
たとえば、特許第3604278号公報(以下、特許文献1と呼ぶ)では、シリコン酸化物やフォトレジスト膜などからなる第1の保護膜をマスクとして窒化ガリウム系半導体層においてリッジ構造をドライエッチングにより形成することが開示されている。当該ドライエッチングの後、形成されたリッジ部(ストライプ状の導波路)を覆うように、第1の保護膜と異なる材料からなる第2の保護膜を形成し、リッジ部を形成するためのマスクとして用いた第1の保護膜をフッ酸で除去することにより、電極と接触するべき領域であるリッジ部の上部表面を露出させている。第2の保護膜はリッジ部の側面を覆い、その構成材料としてTi、V、Zr、Nb、Hf、Taなどの酸化物、BN、SiC、AlNなどが示唆されている。
また、特許第3723434号公報(以下、特許文献2と呼ぶ)では、上述した第2の保護膜の構成を多層膜とし、当該多層膜においてリッジ部に接触する層を窒化膜とし、リッジ部から最も遠い側の層を酸化膜とすることが開示されている。また、特許文献2では、リッジ部の上部表面上のみに電極が形成された構造が開示されている。
また、特開2004−119772号公報(以下、特許文献3と呼ぶ)では、上述したリッジ部およびリッジ部の側面を覆う保護膜を形成する方法として、以下のような方法が開示されている。まず、窒化ガリウム系半導体層上に上述した第1の保護膜としてSiO膜およびZrO膜の2層からなる膜を形成し、当該第1の保護膜に酸素雰囲気中で熱処理を行なうことでZrO膜をフッ化アンモニウムにエッチングされないようにする。その後、SiO膜およびZrO膜からなる第1の保護膜を反応性イオンエッチング(RIE)により部分的に除去することにより、当該第1の保護膜にリッジ部のパターンを形成する。そして、第1の保護膜をマスクとして塩素ガスを含むエッチングガスを用いたドライエッチングによって、窒化ガリウム系半導体層を部分的に除去することにより、リッジ部を形成する。その後、フッ化アンモニウム液に試料を浸漬することにより、第1の保護膜の下側に位置するSiO膜の側壁部をエッチングにより後退させる。ここで、上述した熱処理によりZrO膜はフッ化アンモニウムによりエッチングされないようになっているため、SiO膜のみを選択的にエッチングできる。その後、第2の保護膜としてZrO膜を電子ビーム蒸着法やスパッタ蒸着法を用いて第1の保護膜およびリッジ部全体を覆うように形成する。このとき、第1の保護膜を構成するSiO膜の側壁部は後退した状態になっているため、第2の保護膜としてのZrO膜は当該SiO膜の側壁上には堆積しない。そして、フッ化アンモニウムを用いて第1の保護膜を構成するSiO膜を除去することで、当該SiO膜上に位置するZrO膜も同時に除去する。このようにして、リッジ部の側壁上を第2の保護膜としてのZrO膜が覆うとともに、リッジ部の上部表面は露出させ、当該上部表面上に電極を形成することができるとしている。
また、特許第4046582号公報(以下、特許文献4と呼ぶ)では、リッジ部およびリッジ部の側面を覆う保護膜を形成する方法として、以下のような方法が開示されている。まず、窒化ガリウム系半導体層の上に第1電極層を形成し、当該第1電極層上における所定の領域にリフトオフ法により第2電極を形成する。当該第2電極の平面形状は形成されるべきリッジ部の平面形状と同じになっている。この第2電極をマスクとして、第1電極層と窒化ガリウム系半導体層の一部をエッチングにより除去することにより、窒化ガリウム系半導体層にリッジ部を形成する。その後、全体を覆うように絶縁膜を成膜する。さらに、リッジ部上に位置する第2電極との接触を図るため、当該第2電極上の絶縁膜に窓を開ける工程を実施している。
特許第3604278号公報 特許第3723434号公報 特開2004−119772号公報 特許第4046582号公報
上述した従来の半導体素子の製造方法においては、以下のような問題があった。すなわち、特許文献1に開示された製造方法では、第2の保護膜を形成した状態で第1の保護膜をフッ酸で除去することにより、リッジ部の上部表面上に位置する第2の保護膜の部分を除去する(リフトオフ法を用いて第2の保護膜を除去する)。しかし、このときにリッジ部の上部表面から第2の保護膜の部分が完全に除去されず第2の保護膜の一部がバリなどとして残存する場合があった。この場合、リッジ部の上部表面に電極を形成しても、リッジ部の上部表面と電極との接触が不完全になり、半導体素子の製造歩留りが低下する場合があった。この場合、半導体素子の製造コストを低減することは難しかった。
また、特許文献2のようにリッジ部の上部表面上のみに電極を形成する場合、当該電極を形成するためのエッチングのマスクパターンを形成するときに、当該マスクパターンの位置をリッジ部の上部表面の位置に正確に一致させる必要があるが、このような位置調整はリッジ部のサイズが小さくなるほど困難になる。そして、このマスクパターンの位置がリッジ部の位置からずれると、電極の位置がリッジ部の上部表面の位置からずれることになり、やはり半導体素子の製造歩留りが低下することになる。この結果、半導体素子の製造コストを低減することが難しかった。
また、特許文献3では、第1の保護膜を構成するZrO膜について、フッ化アンモニアに対する耐性を上げるため(フッ化アンモニアによってエッチングされないようにするため)、酸素雰囲気中での熱処理が必要であり、このような熱処理が必要であることから製造コストを低減することが難しかった。
また、特許文献4では、リッジ部の上部において、電極と外部回路との接続を行なうため、絶縁膜に窓を開けているが、その場合、当該窓を形成するためのエッチングのマスクパターンを形成するときに、当該マスクパターンの位置をリッジ部の上部表面の位置に正確に一致させる必要がある。しかし、このような位置調整はリッジ部のサイズが小さくなるほど困難になる。そして、このマスクパターンの位置がリッジ部の位置からずれると、電極を露出させるための窓の位置がリッジ部の上部表面(つまり電極が形成されている領域)の位置からずれることになる。この結果、やはり半導体素子の製造歩留りが低下するので、半導体素子の製造コストを低減することが困難であった。
また、特許文献1から3に開示される技術のように、リッジ部を形成した後に当該リッジ部上に電極層を形成する場合、当該電極層を形成する工程までの前工程において窒化ガリウム系半導体層の表面酸化や不純物汚染が進み、結果的に得られた素子の駆動電圧が上昇するという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するために成されたものであり、この発明の目的は、製造コストを低減するとともに特性の優れた半導体素子の製造方法を提供することである。
この発明に従った半導体素子の製造方法では、以下の工程を実施する。まず、半導体素子を構成する窒化ガリウム系半導体層を準備する工程を実施する。窒化ガリウム系半導体層上に電極層を形成する工程を実施する。電極層上に第1の膜を形成する工程を実施する。アルカリ系エッチャントによるエッチング速度が、第1の膜を構成する材料より小さい材料からなり、パターンを有する第2の膜を形成する工程を実施する。第2の膜をマスクとして用いて、第1の膜、電極層および窒化ガリウム系半導体層を部分的にエッチングにより除去することにより、第2の膜の下に位置する領域において窒化ガリウム系半導体層にリッジ部を形成する工程を実施する。リッジ部上に位置する第1の膜の端部を、アルカリ系エッチャントを用いたエッチングにより除去することにより、第1の膜の端面の位置を第2の膜の端面の位置より後退させる工程を実施する。アルカリ系エッチャントによるエッチング速度が、第1の膜を構成する材料より小さい材料からなる保護膜を、リッジ部の側面および第2の膜の上部表面上に形成する工程を実施する。第1の膜を、アルカリ系エッチャントを用いたエッチングにより除去することにより、第2の膜および当該第2の膜の上部表面上に形成された保護膜の部分を除去する工程を実施する。
また、この発明に従った半導体素子の製造方法では、以下の工程を実施する。まず、半導体素子を構成する窒化ガリウム系半導体層を準備する工程を実施する。窒化ガリウム系半導体層上に電極層を形成する工程を実施する。電極層上に第1の膜を形成する工程を実施する。燐酸、硝酸、酢酸および水からなる混酸によるエッチング速度が、第1の膜を構成する材料より小さい材料からなり、パターンを有する第2の膜を形成する工程を実施する。第2の膜をマスクとして用いて、第1の膜、電極層および前記窒化ガリウム系半導体層を部分的にエッチングにより除去することにより、第2の膜の下に位置する領域において窒化ガリウム系半導体層にリッジ部を形成する工程を実施する。リッジ部上に位置する第1の膜の端部を、混酸を用いたエッチングにより除去することにより、第1の膜の端面の位置を第2の膜の端面の位置より後退させる工程を実施する。混酸によるエッチング速度が、第1の膜を構成する材料より小さい材料からなる保護膜を、リッジ部の側面および第2の膜の上部表面上に形成する工程を実施する。第1の膜を、混酸を用いたエッチングにより除去することにより、第2の膜および当該第2の膜の上部表面上に形成された保護膜の部分を除去する工程を実施する。
このようにすれば、リッジ部を形成するためのマスクとして第2の膜を用いるとともに、リッジ部の上部表面を露出させるために第1の膜の除去によって同時に、(その上部表面上に保護膜の部分が形成された)当該第2の膜が除去されるので、リッジ部の上部表面上から保護膜の部分を確実に除去できる。このため、リッジ部の上部表面上から保護膜の部分を除去するために、リッジ部の形成に用いたマスクとは別に新たなレジストパターンなどを形成する場合と比べて、リッジ部の上部表面の位置と保護膜の除去される部分の位置とがずれる可能性を低減できる。このため、リッジ部の上部表面の位置(つまり電極が形成された位置)と保護膜の除去される部分の位置がずれることに起因して、電極の露出部の位置が設計時とずれることによる半導体素子の特性の劣化や動作不良といった問題が発生することを防止できる。この結果、半導体素子の製造歩留りの低下に起因する製造コストの増大を抑制できる。
さらに、リッジ部を形成する前に電極層を形成しておき、リッジ部を形成する工程において当該電極層もリッジ部と同じ平面形状となるようにエッチングされるので、当該リッジ部を形成する工程などにおいてリッジ部の上部表面(電極層が接触している表面)が酸化したり不純物により汚染されたりする可能性を低減できる。この結果、このような酸化や不純物による汚染に起因して、得られる半導体素子の特性が劣化する(たとえば素子の駆動電圧が上昇する)可能性を低減でき、特性の優れた半導体素子を得ることができる。
また、保護膜を形成する前に、予め第1の膜の端部を第2の膜の端部の位置より後退させておくので、保護膜を形成したときに当該保護膜の一部が第1の膜の端部表面に形成される可能性を低減できる。このため、第1の膜を除去するときに、保護膜の一部が第1の膜の端部表面に形成されていることに起因して第1の膜が十分除去できない(このため、第2の膜および当該第2の膜の上部表面上に形成された保護膜の部分を十分除去できない)といった問題の発生確率を低減できる。このため、上記のような問題に起因する半導体素子の動作不良などの発生確率を低減できる。この結果、半導体素子の製造歩留りの低下に起因する製造コストの増大を抑制できる。
また、アルカリ系エッチャントや混酸によるエッチング速度が第1の膜を構成する材料より小さい材料により第2の膜を構成しているので、第1の膜を第2の膜に対して選択的にエッチングするために熱処理などの追加の処理を行なう必要が無い。そのため、上記のような追加の処理を行なう場合に比べて半導体素子の製造工程数を削減できる。この結果、半導体素子の製造コストを低減できる。
また、上記半導体素子の製造方法において、窒化ガリウム半導体層は、非極性基板または半極性基板上にエピタキシャル成長された半導体層であってもよい。さらに、上記半極性基板は、結晶構造が六方晶である材料からなっていてもよい。ここで、発明者らは数多くの実験を通じ、上述した問題(窒化ガリウム系半導体層の表面酸化や不純物汚染が進み、結果的に得られた素子の駆動電圧が上昇するという問題)が、特に非極性基板および半極性基板、さらに詳しくは、主表面の面方位が、{0001}C面から63°以上80°以下、あるいは、100°以上117°以下のオフ角を有する半極性基板(異なる観点から言えば、主表面の法線ベクトルに対し、面方位[0001]が63°以上80°以下、または100°以上117°以下傾斜している基板)を用いた場合に顕著となることを発見した。そのため、上記のような非極性基板または半極性基板上にエピタキシャル成長された窒化ガリウム半導体層を用いる場合に、上記のような問題の発生を抑制できるので特に効果が顕著である。
本発明によれば、半導体素子の製造歩留りの低下を防ぐことにより製造コストを低減するとともに、優れた特性の半導体素子を得ることができる。
本発明に従った化合物半導体素子の製造方法の実施の形態1を示すフローチャートである。 図1に示した化合物半導体素子の製造方法の各工程を説明するための断面模式図である。 図1に示した化合物半導体素子の製造方法の各工程を説明するための断面模式図である。 図1に示した化合物半導体素子の製造方法の各工程を説明するための断面模式図である。 図1に示した化合物半導体素子の製造方法の各工程を説明するための断面模式図である。 図1に示した化合物半導体素子の製造方法の各工程を説明するための断面模式図である。 図1に示した化合物半導体素子の製造方法の各工程を説明するための断面模式図である。 図1に示した化合物半導体素子の製造方法の各工程を説明するための断面模式図である。 図1に示した化合物半導体素子の製造方法の各工程を説明するための断面模式図である。 図1に示した化合物半導体素子の製造方法の各工程を説明するための断面模式図である。 図1に示した化合物半導体素子の製造方法の各工程を説明するための断面模式図である。 本発明による化合物半導体素子の製造方法の実施の形態2を説明するための断面模式図である。 本発明による化合物半導体素子の製造方法の実施の形態4の各工程を説明するための断面模式図である。 本発明による化合物半導体素子の製造方法の実施の形態4の各工程を説明するための断面模式図である。 本発明による化合物半導体素子の製造方法の実施の形態4の各工程を説明するための断面模式図である。 本発明による化合物半導体素子の製造方法の実施の形態4の各工程を説明するための断面模式図である。 本発明による化合物半導体素子の製造方法の実施の形態4の各工程を説明するための断面模式図である。 本発明による化合物半導体素子の製造方法の実施の形態4の各工程を説明するための断面模式図である。 本発明による化合物半導体素子の製造方法の実施の形態4の各工程を説明するための断面模式図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、本発明に従った化合物半導体素子の製造方法の実施の形態1を示すフローチャートである。図2〜図11は、図1に示した化合物半導体素子の製造方法の各工程を説明するための断面模式図である。図1〜図11を参照して、本発明による化合物半導体素子の製造方法を説明する。
図1に示すように、本発明による化合物半導体素子の製造方法では、まずGaN系半導体層形成工程(S10)を実施する。この工程(S10)においては、図2に示すように基板1の主表面上にエピタキシャル成長法などを用いてGaN系半導体層2を形成する。ここで、基板1としてはたとえばGaNからなる基板やその他サファイアからなる基板など、その主表面上にGaN系の半導体層を形成することが可能な基板を用いることができる。また、GaN系半導体層2の構成としては、形成される化合物半導体素子の要求特性に応じて、複数のGaN系半導体層が積層された構造を採用することができる。たとえば、半導体素子として半導体レーザ素子を形成する場合、GaN系半導体層2の構成としては、基板1としてGaN基板を用いた場合には、基板1上にn型クラッド層およびp型クラッド層が形成されており、活性層がn型クラッド層およびp型クラッド層に挟まれている、といった構成を用いることができる。また、ここでGaN(窒化ガリウム)系半導体層2のとしては、組成にガリウム(Ga)および窒素(N)を含む半導体層であれば任意の組成の半導体層を用いることができる。
また、基板1として非極性基板、あるいはGaN基板などの化合物からなる基板であって、主表面の面方位が{0001}C面から所定の角度(オフ角)だけ傾斜している(オフ角を有する)半極性基板を用いてもよい。また、上記オフ角としては、たとえば63°以上80°以下、あるいは、100°以上117°以下といった数値範囲内の値を適用できる。
次に電極層形成工程(S100)を実施する。この工程(S100)においては、GaN系半導体層2にオーミック接触が得られるような電極層17(図3参照)を形成する。電極層の材料としては、Pd(パラジウム)、Pt(白金)、Rh(ロジウム)、Os(オスミウム)、Ir(イリジウム),Ni(ニッケル)、Au(金)からなる群より選択された少なくとも1種からなる。電極層17の形成方法としては、EB蒸着法やスパッタ法など任意の方法を用いることができる。また、電極層17の厚みは、オーミック特性が得られるのに充分で、且つ、密着性が損なわれない厚みであればよい。例えば、電極層17の厚みを0.005μm以上0.1μm以下とすることが望ましいが、電極層17の厚みは上述した数値範囲以外の値としてもよい。
次に第1の膜形成工程(S20)を実施する。この工程(S20)においては、第1の膜としてのアルミニウム膜(Al膜3)を電極層17上に形成する。このAl膜3は、たとえば蒸着法やスパッタ蒸着法など、任意の方法により形成することができる。この第1の膜としてのAl膜3の厚みは、たとえば0.05μm以上1μm以下(たとえば0.3μm)とすることができる。なお、Al膜3の厚みの下限を0.05μmとしたのは、Al膜3の厚みが0.05μm以上であれば後述するリフトオフ工程(S80)におけるマスク層14などのリフトオフを問題なく行なうことができるためである。
次に、図1に示すように第2の膜形成工程(S30)を実施する。この工程(S30)においては、上述したAl膜3上に第2の膜としてのシリコン酸化膜(SiO2膜4)を形成する。この結果、図3に示すような構造を得る。このSiO2膜4は、たとえばCVD(Chemical Vapor Deposition)法、EB(Electron Beam)蒸着法、スパッタ法などの任意の方法を用いて形成することができる。このSiO2膜4の厚みは、たとえば0.1μm以上1μm以下とすることができる。ここで、SiO膜4の厚みの下限を0.1μmとしたのは、凸部形成工程(S50)でのエッチング工程のときにSiO膜4がエッチング終了時まで残存するための最低厚みが0.1μmであったためである。また、SiO膜4の厚みの上限を1μmとしたのは、パターニング工程(S40)においてレジスト膜5が消失する前にSiO膜4のパターニングを終了させることが可能な厚みの上限が1μmだからである。
次に、図1に示すようにパターニング工程(S40)を実施する。この工程(S40)においては、まずSiO2膜4の表面上にレジスト膜を形成する。その後、フォトリソグラフィ法を用いて所定のパターンを当該レジスト膜に転写する。そして、現像処理を行なうことにより、図4に示すようにSiO2膜4上に所定のパターンを有するレジスト膜5を形成する。このレジスト膜5の平面形状は、後述するリッジ部の上部表面の平面形状に対応する。
次に、図1に示すように凸部形成工程(S50)を実施する。この工程(S50)においては、上述したレジスト膜5をマスクとして用いてSiO2膜4を部分的にエッチングにより除去することにより、図5に示すような構造を得る。つまり、上記エッチングによって、レジスト膜5下にはSiO2膜4(図4参照)から構成されるマスク層14が形成される。マスク層14の平面形状はレジスト膜5の平面形状と同じになっている。ここで、SiO2膜4に対するエッチングにおいては、フッ素系のエッチングガスを用いた反応性イオンエッチング(RIE)を用いる。
その後、ウェットエッチングなどを用いてレジスト膜5を除去する。この結果、図6に示すような構造を得る。そして、SiO2からなるマスク層14をマスクとして用いて、Al膜3、電極層17およびGaN系半導体層2をエッチングにより部分的に除去する。このエッチング工程においては、塩素系エッチングガスを用いたRIEによってAl膜3、電極層17およびGaN系半導体層2を部分的に除去する。この結果、マスク層14下にAl膜13、電極7およびGaN系半導体層の一部である凸部としてのリッジ部12が形成される。このようにして、図7に示すような構造を得ることができる。なお、凸部としてのリッジ部12の高さ(リッジ部12に隣接するGaN系半導体層2の平坦な上部表面からリッジ部12の上部表面まで高さ)は、上述したエッチングの処理時間などのプロセス条件を調節することにより任意に決定することができる。
次に、図1に示すように、第1の膜の側壁を後退させる工程(S60)を実施する。この工程(S60)においては、第1の膜としてのAl膜13に対するエッチング速度が第2の膜としてのSiO2膜からなるマスク層14(および好ましくは電極7)に対するエッチング速度より大きい条件となる任意のエッチング方法を用いることができる。たとえば、アルカリ水溶液(たとえばフルウチ化学株式会社製セミコクリーン23)に図7に示した構造を有する基板を浸漬することにより、Al膜13の側壁を部分的に除去できる。このようにして、Al膜13の側壁23の位置をマスク層14の側壁24の位置よりも内側に後退させる。この結果、図8に示すような構造を得る。なお、マスク層14の側壁24に対してAl膜13の側壁23が後退した後退量(マスク層14の側壁24とAl膜13の側壁23との間の距離)は、好ましくは0.05μm以上1μm以下、より好ましくは0.1μm以上0.5μm以下とすることができる。
次に、図1に示す第3の膜形成工程(S70)を実施する。この工程(S70)においては、第3の膜としてのSiO2膜6をリッジ部12の側壁上、電極7の側壁上、リッジ部12以外のGaN系半導体層2の上部表面上およびマスク層14の上部表面上に形成する。この結果、図9に示すような構造を得る。ここで、保護膜としてのSiO膜6の厚みは、たとえば0.05μm以上0.5μm以下とすることができる。
このとき、SiO2膜6の形成方法としては、上述したEB蒸着法やスパッタ蒸着法など、任意の方法を用いることができる。また、Al膜13の側壁23の位置がマスク層14の側壁24の位置より後退しているので、Al膜13の側壁23上にはSiO2膜6は形成されていない。
次に、リフトオフ工程(S80)を実施する。この工程(S80)においては、図9に示すような構造の試料をアルカリ水溶液(たとえばフルウチ化学株式会社製セミコクリーン23)に浸漬する。この結果、アルカリ水溶液はAl膜13を選択的にエッチングするので、Al膜13が除去される。このAl膜13の除去に伴って、Al膜13上に位置していたSiO2膜からなるマスク層14および当該マスク層14上に形成されていたSiO2膜6も同時に除去される。この結果、図10に示すような構造を得る。図10からもわかるように、リッジ部12および電極7の側壁上に上述したSiO2膜6が形成された状態は維持されている。また、上述した工程からもわかるように、リッジ部12を形成するためのマスク、およびSiO2膜6のうちリッジ部12上に位置する部分を除去するリフトオフのためのマスクとしてAl膜13を兼用している。このため、リッジ部12の上部表面の位置とSiO2膜6がリフトオフ法を用いて除去される領域とはほぼ正確に重なり、その位置関係にずれが発生することはない。そのため、リッジ部の構造が正確な半導体素子を得ることができる。
さらに、リッジ部12を形成する前に電極層17を形成しておき、リッジ部12を形成する凸部形成工程(S50)において当該電極層17もリッジ部12と同じ平面形状となるようにエッチングされることで電極7が形成される。そのため、当該凸部形成工程(S50)などにおいてリッジ部12の上部表面(電極層17が接触している表面)が酸化したり不純物により汚染されたりする可能性を低減できる。この結果、このような酸化や不純物による汚染に起因して半導体素子の特性が劣化する(たとえば素子の駆動電圧が上昇する)可能性を低減でき、特性の優れた半導体素子が得られる。
次に、電極形成工程(S90)を実施する。具体的には、図11に示すように、基板1の裏面側(GaN系半導体層2が形成されている主表面とは反対側の裏面)に他方の電極8を形成している。電極8の製造方法は、リフトオフといった、従来周知の任意の方法を用いることができる。たとえば、基板1の裏面側において電極8が形成されるべき領域に開口パターンを有するレジスト膜を形成し、当該レジスト膜上に電極8となるべき導電体膜を形成する。そして、レジスト膜をウェットエッチングにより除去することにより、電極8を形成することができる。
上記のような工程の後、ダイシングソーなどを用いて基板1を個々のチップに分割することによって本発明による半導体素子を得ることができる。
なお、上述したマスク層14の材質として、SiOに代えて一酸化珪素(SiO)、窒化珪素(SiN)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化タンタル(Ta)、酸化ランタン(La)、酸化セリウム(CeO)、および酸化ハフニウム(HfO)のいずれか、あるいはこれらのうちの2つ以上の材料を用いてもよい。また、SiO膜6に代えて、一酸化珪素膜(SiO膜)、窒化珪素膜(SiN膜)、酸化ジルコニウム膜(ZrO膜)、酸化タンタル膜(Ta膜)、酸化ランタン膜(La膜)、酸化セリウム膜(CeO膜)、および酸化ハフニウム膜(HfO膜)のいずれか、あるいはこれらの複合膜を用いてもよい。
(実施の形態2)
図12は、本発明による化合物半導体素子の製造方法の実施の形態2を説明するための断面模式図である。図12を参照して、本発明による化合物半導体素子の製造方法の実施の形態2を説明する。
本発明による化合物半導体素子の製造方法の実施の形態2は、基本的には、図1〜図11を参照して説明した化合物半導体素子の製造方法と同様の工程を備えるが、リッジ部12を形成する際のマスクとして用いる層が異なっている。具体的には、本発明による化合物半導体素子の製造方法の実施の形態2では、まず図1に示した製造方法のうち工程(S10)〜工程(S40)までを同様に実施する。この結果、図4に示すような構造を得る。そして、上述した実施の形態1の場合と同様に、レジスト膜5をマスクとして用いて、フッ素系のエッチングガスを用いたRIEによりSiO2膜4を部分的に除去することにより、図5に示すような構造を得る。
次に、実施の形態2における化合物半導体素子の製造方法では、実施の形態1の場合とは異なりレジスト膜5を除去することなくこのままAl膜3、電極層17およびGaN系半導体層2のエッチングを行なう。具体的には、レジスト膜5およびマスク層14をマスクとして用いて、塩素系エッチングガスによるRIEによってAl膜3、電極層17およびGaN系半導体層2を部分的に除去する。この結果、図12に示すような構造を得る。
このようにしてリッジ部12を形成した後、ウェットエッチングなどを用いてレジスト膜5を除去する。その後上述した実施の形態1における工程(S60)〜工程(S90)を実施することにより、図11に示すような化合物半導体素子を得ることができる。
(実施の形態3)
本発明による化合物半導体素子の製造方法の実施の形態3は、基本的には図1〜図11に示した本発明による化合物半導体素子の製造方法の実施の形態1と同様の構成を備えるが、第1の膜の側壁を後退させる工程(S60)およびリフトオフ工程(S80)において用いるエッチャントがアルカリ水溶液ではなく燐酸、硝酸、酢酸および水からなる混酸である点が異なっている。混酸として、たとえば燐酸を80質量%、硝酸を5質量%、酢酸を10質量%、残部を水とした組成の混酸を用いることができる。このようにしても、本発明の実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、上記のように混酸を用いる場合において、上述したマスク層14の材質として、SiOに代えて一酸化珪素(SiO)、窒化珪素(SiN)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化タンタル(Ta)、酸化ランタン(La)、酸化セリウム(CeO)、および酸化ハフニウム(HfO)のいずれか、あるいはこれらのうちの2つ以上の材料を用いてもよい。また、SiO膜6に代えて、SiO膜、SiN膜、ZrO膜、Ta膜、La膜、CeO膜、およびHfO膜のいずれか、あるいはこれらの複合膜を用いてもよい。
また、上記のように混酸を用いる場合において、図12に示したように、レジスト膜5を除去しない状態で、Al膜3、電極層17およびGaN系半導体層2のエッチングを行なってもよい。
(実施の形態4)
図13〜図19は、本発明による化合物半導体素子の製造方法の実施の形態4を説明するための断面模式図である。図13〜図19を参照して、本発明による化合物半導体素子の製造方法の実施の形態4を説明する。
本発明による化合物半導体素子の製造方法の実施の形態4は、基本的には、図1〜図11を参照して説明した化合物半導体素子の製造方法と同様の工程を備えるが、第1の膜としてのAl膜3を形成した後、第2の膜としてのSiO膜4を形成する前に、Al膜3上に被覆膜としての金からなる膜(Au膜9(図13参照))を形成している点が異なる。以下、具体的に説明する。
まず、本発明による化合物半導体素子の製造方法の実施の形態1と同様に、GaN系半導体層形成工程(S10)(図1参照)を実施する。この工程(S10)においては、図13に示すように基板1の主表面上にエピタキシャル成長法などを用いてGaN系半導体層2を形成する。
次に、図1に示したように電極層形成工程(S100)を実施する。この工程(S100)においては、GaN系半導体層2の主表面上に、GaN系半導体層2に対してオーミック接触が得られるような電極層17(図13参照)を形成する。電極層17の材質としては、GaN系半導体層2に対してオーミック接触が得られる材料であれば任意の材料を用いることができる。また、電極層17の厚みはたとえば0.1μm以下とすることができるが、当該厚みをより厚くしてもよい。また、電極層17の形成方法としてはEB蒸着法やスパッタ法など任意の方法を採用することができる。
次に、図1に示したように第1の膜形成工程(S20)を実施する。この工程(S20)においては、第1の膜としてのAl膜3(図13参照)を電極層17上に形成する。Al膜3の形成方法としては、EB蒸着法やスパッタ法など任意の方法を用いることができる。また、このときAl膜3の厚みはたとえば0.3μmとすることができる。
次に、被覆膜形成工程を実施する。この被覆膜形成工程では、Al膜3上に被覆膜としてのAu膜9(図13参照)を形成する。このAu膜9も任意の方法により形成することができる。また、Au膜9の厚みはたとえば0.005μm以上0.05μm以下(たとえば0.01μm程度)とすることができる。
次に、図1に示した第2の膜形成工程(S30)を実施する。この工程(S30)においては、上述したAu膜9上に第2の膜としてのSiO2膜4を形成する。この結果、図13に示すような構造を得る。
次に、図1に示した製造方法と同様にパターニング工程(S40)を実施する。この結果、図14に示すようにSiO2膜4上に所定のパターンを有するレジスト膜5が形成される。このレジスト膜5の平面形状は、後述するリッジ部の上部表面の平面形状に対応する。
次に、図1に示す製造方法と同様に凸部形成工程(S50)を実施する。この工程(S50)においては、上述したレジスト膜5をマスクとして用いてSiO2膜4を部分的にエッチングにより除去することにより、図15に示すような構造を得る。つまり、上記エッチングによって、レジスト膜5下にはSiO2膜4(図14参照)から構成されるマスク層14(図15参照)が形成される。マスク層14の平面形状はレジスト膜5の平面形状と同じになっている。ここで、SiO2膜4に対するエッチングにおいては、フッ素系のエッチングガスを用いた反応性イオンエッチング(RIE)を用いる。
その後、ウェットエッチングなどを用いてレジスト膜5を除去する。この結果、図16に示すような構造を得る。そして、マスク層14をマスクとして用いて、Au膜9、Al膜3およびGaN系半導体層2をエッチングにより部分的に除去する。このエッチング工程においては、塩素系エッチングガスを用いたRIEによってAu膜9、Al膜3、電極層17およびGaN系半導体層2を部分的に除去する。この結果、図17に示すようにマスク層14下にAu膜19、Al膜13、電極7およびGaN系半導体層の一部である凸部としてのリッジ部12が形成される。
なお、上述した工程(S50)においてはマスク層14を形成し、Au膜9のエッチングはAl膜3およびGaN系半導体層2のエッチングを行なうときに連続して行なっているが、Au膜9のエッチングのタイミングは異なるタイミングであってもよい。たとえば、図15で説明したマスク層14を形成するエッチング工程において、連続してレジスト膜5をマスクとして用いてAu膜を部分的にエッチングにより除去することにより、レジスト膜5の平面パターンと同様の平面パターンを有するAu膜19を形成してもよい。この場合、上記図17で説明したAl膜3、電極層17およびGaN系半導体層2の部分的なエッチング工程では、Au膜9のエッチングは行なわれない。
次に、図1に示す製造方法と同様に、第1の膜の側壁を後退させる工程(S60)を実施する。この工程(S60)においては、第1の膜としてのAl膜13に対するエッチング速度が第2の膜としてのSiO2膜からなるマスク層14(および好ましくはAu膜19、さらに好ましくは電極7)に対するエッチング速度より大きい条件となる任意のエッチング方法を用いることができる。たとえば、アルカリ水溶液(たとえばフルウチ化学株式会社製セミコクリーン23)に図17に示した構造を有する基板を浸漬することにより、Al膜13の側壁を部分的に除去できる。このようにして、Al膜13の側壁23の位置をマスク層14の側壁24およびAu膜19の側壁29の位置(さらには電極7の側壁の位置)よりも内側に後退させる。この結果、図18に示すような構造を得る。
次に、図1に示す製造方法と同様に、第3の膜形成工程(S70)を実施する。この工程(S70)においては、図19に示すように、第3の膜としてのSiO2膜6をリッジ部12の側壁上、電極7の側壁上、リッジ部12以外のGaN系半導体層2の上部表面上およびマスク層14の上部表面上に形成する。
このとき、SiO2膜6の形成方法としては、上述したEB蒸着法やスパッタ蒸着法など、任意の方法を用いることができる。また、Al膜13の側壁23の位置がマスク層14の側壁24の位置より後退しているので、Al膜13の側壁23上にはSiO2膜6は形成されていない。
次に、図1に示す製造方法と同様に、リフトオフ工程(S80)を実施する。この工程(S80)においては、図19に示すような構造の試料をアルカリ水溶液(たとえばフルウチ化学株式会社製セミコクリーン23)に浸漬する。この結果、アルカリ水溶液はAl膜13を選択的にエッチングするので、Al膜13が除去される。このAl膜13の除去に伴って、Al膜13上に位置していたマスク層14、Au膜19および当該マスク層14上に形成されていたSiO2膜6も同時に除去される。この結果、図10に示すような構造を得る。この後、上述した実施の形態1における工程(S90)(図1参照)を実施することにより、図11に示すような化合物半導体素子を得ることができる。
なお、上述した第1の膜の側壁を後退させる工程(S60)およびリフトオフ工程(S80)において用いるエッチャントとしてアルカリ水溶液ではなく、上述した本発明の実施の形態3において示した燐酸、硝酸、酢酸および水からなる混酸を用いてもよい。
ところで、上述した実施の形態4においては、Al膜3上に被覆膜としてAu膜9を形成しているが、Au膜9の代わりにチタンを用いて被覆膜としてのTi膜を形成してもよい。すなわち、第1の膜としてのAl膜3と、第2の膜としてのSiO膜4との間に、被覆膜としてAu膜9ではなくTi膜9を形成する。被覆膜としてTi膜9を用いることにより、第1の膜としてのAl膜3と被覆膜、および第2の膜としてのSiO膜4と被覆膜との密着性が、Au膜9を用いた場合よりもさらに良好になる。つまり、上述した電極層17、第1の膜としてのAl膜3、および被覆膜と、第2の膜としてのSiO膜4とをマスクにしたドライエッチングの際にマスクの端部が荒れることにより、形成されるリッジ部12の端面が荒れる可能性を小さくすることができる。また、塩素系エッチングガスを用いたRIEによってTi膜9、Al膜3、電極層17およびGaN系半導体層2を部分的に除去する工程を行なうが、この際にTi膜9の微細な残骸がエッチングされたリッジ部の表面上に残留する可能性は小さい。このため、リッジ部12に付着された微細なTi膜9が微細なマスクとなって、エッチング時に影響を与える可能性が小さく、半導体素子の歩留まり低下を抑制することができる。なお、被覆膜としてチタンを用いた場合においては、リフトオフ工程を行なった後には被覆膜はTi膜19となることは言うまでもない。
また、被覆膜としてAu膜9の代わりにTi膜9を用いた場合においても、その成膜方法や成膜する厚み、そのときの第1の膜としてのAl膜3や第2の膜としてのSiO膜4などの厚みなど、他のあらゆる条件は、上述したAu膜9を被覆膜として用いた場合と同じにすればよい。
また、上述した実施の形態1〜4において、第2の膜形成工程(S30)およびパターニング工程(S40)においてリフトオフ法を用いてもよい。具体的には、第1の膜としてのAl膜3上に、リッジ部12が形成されるべき領域に開口パターンを有するレジスト膜を形成し、当該レジスト膜上に第2の膜としてのSiO膜4を形成する。このとき、開口パターンの内部ではAl膜3に接触した状態でSiO膜4の一部(マスク層14となるべき部分)が形成される。そして、レジスト膜をウェットエッチングにより除去することにより、上記マスク層14となるべき部分を残してSiO膜4の他の部分がレジスト膜とともに除去される。このようにして、図6に示すような構造を形成してもよい。
以下、上述した実施の形態と一部重複する部分もあるが、本発明の特徴的な構成を列挙する。
この発明に従った半導体素子の製造方法では、以下の工程を実施する。まず、半導体素子を構成する窒化ガリウム系半導体層(GaN系半導体層2)を準備する工程(GaN系半導体層形成工程(S10))を実施する。GaN系半導体層2上に電極層17を形成する工程(電極層形成工程(S100))を実施する。電極層17上に第1の膜(Al膜3)を形成する工程(第1の膜形成工程(S20))を実施する。アルカリ系エッチャントによるエッチング速度が、Al膜3を構成する材料より小さい材料からなり、パターンを有する第2の膜(マスク層14)を形成する工程(第2の膜形成工程(S30)およびパターニング工程(S40))を実施する。第2の膜(マスク層14)をマスクとして用いて、Al膜3、電極層17およびGaN系半導体層2を部分的にエッチングにより除去することにより、第2の膜(マスク層14)の下に位置する領域においてGaN系半導体層2にリッジ部12を形成する工程(凸部形成工程(S50))を実施する。
リッジ部12上に位置するAl膜13(図7参照)の端部を、アルカリ系エッチャントを用いたエッチングにより除去することにより、Al膜13の端面の位置(側壁23の位置)をマスク層14の端面の位置(側壁24の位置)より後退させる工程(第1の膜の側壁を後退させる工程(S60))を実施する。アルカリ系エッチャントによるエッチング速度が、Al膜3、13を構成する材料より小さい材料からなる保護膜(SiO膜6)を、リッジ部12の側面およびマスク層14の上部表面上に形成する工程(第3の膜形成工程(S70))を実施する。Al膜13を、アルカリ系エッチャントを用いたエッチングにより除去することにより、マスク層14および当該マスク層14の上部表面上に形成されたSiO膜6の部分を除去する工程(リフトオフ工程(S80))を実施する。
このようにすれば、リッジ部12を形成するためのマスクとしてマスク層14を用いるとともに、リッジ部12の上部表面を露出させるためにAl膜13の除去によって同時に(その上部表面上に保護膜としてのSiO膜6の部分が形成された)当該マスク層14が除去されるので、リッジ部12の上部表面上からSiO膜6の部分を確実に除去できる。このため、リッジ部12の上部表面上からSiO膜6の部分を除去するために、リッジ部12の形成に用いたマスク層14とは別に新たなレジストパターンなどを形成する場合と比べて、リッジ部12の上部表面の位置とSiO膜6の除去される部分の位置とがずれる可能性を低減できる。このため、リッジ部12の上部表面の位置(つまり電極7が形成された位置)とSiO膜6の除去される部分の位置がずれることに起因して、電極7の露出部(SiO膜6の除去された部分と電極7との重なり部分)の面積が小さくなり、電極7へ外部配線を接続することが難しくなるといった問題が発生することを防止できる。この結果、半導体素子の製造歩留りの低下に起因する製造コストの増大を抑制できる。
さらに、リッジ部12を形成する前に電極層17を形成しておき、リッジ部12を形成する凸部形成工程(S50)において当該電極層17もリッジ部12と同じ平面形状となるようにエッチングされるので、当該リッジ部12を形成する工程(S50)などにおいてリッジ部12の上部表面(電極層17が接触している表面)が酸化したり不純物により汚染されたりする可能性を低減できる。この結果、このような酸化や不純物による汚染に起因して、半導体素子の特性が劣化する(たとえば素子の駆動電圧が上昇する)可能性を低減でき、特性の優れた半導体素子を得ることができる。
また、保護膜としてのSiO膜6を形成する前に、予めAl膜13の側壁23をマスク層14の側壁24の位置より後退させておくので、SiO膜6を形成したときに当該SiO膜6の一部がAl膜13の側壁23上に形成される可能性を低減できる。このため、Al膜13を除去するときに、SiO膜6の一部がAl膜13の側壁23上に形成されていることに起因してAl膜13が十分除去できない(このため、マスク層14および当該マスク層14の上部表面上に形成されたSiO膜6の部分を十分除去できない)といった問題の発生確率を低減できる。このため、上記のような問題に起因する半導体素子の動作不良などの発生確率を低減できる。この結果、半導体素子の製造歩留りの低下に起因する製造コストの増大を抑制できる。
また、アルカリ系エッチャントによるエッチング速度がAl膜13を構成する材料(Al)より小さい材料(SiO)によりマスク層14を構成しているので、Al膜13をマスク層14に対して選択的にエッチングするために熱処理などの追加の処理を行なう必要が無い。そのため、上記のような追加の処理を行なう場合に比べて半導体素子の製造工程数を削減できる。この結果、半導体素子の製造コストを低減できる。
この発明に従った半導体素子の製造方法では、以下の工程を実施する。まず、半導体素子を構成する窒化ガリウム系半導体層(GaN系半導体層2)を準備する工程(GaN系半導体層形成工程(S10))を実施する。GaN系半導体層2上に電極層17を形成する工程(電極層形成工程(S100))を実施する。電極層17上に第1の膜(Al膜3)を形成する工程(第1の膜形成工程(S20))を実施する。燐酸、硝酸、酢酸および水からなる混酸によるエッチング速度が、Al膜3を構成する材料より小さい材料からなり、パターンを有する第2の膜(マスク層14)を形成する工程(第2の膜形成工程(S30)およびパターニング工程(S40))を実施する。第2の膜(マスク層14)をマスクとして用いて、Al膜3、電極層17およびGaN系半導体層2を部分的にエッチングにより除去することにより、第2の膜(マスク層14)の下に位置する領域においてGaN系半導体層2にリッジ部12を形成する工程(凸部形成工程(S50))を実施する。
リッジ部上に位置するAl膜13の端部を、混酸を用いたエッチングにより除去することにより、Al膜13の端面の位置(側壁23の位置)をマスク層14の端面の位置(側壁24の位置)より後退させる工程(第1の膜の側壁を後退させる工程(S60))を実施する。混酸によるエッチング速度が、Al膜3、13を構成する材料より小さい材料からなる保護膜(SiO膜6)を、リッジ部12の側面およびマスク層14の上部表面上に形成する工程(第3の膜形成工程(S70))を実施する。Al膜13を混酸を用いたエッチングにより除去することにより、マスク層14および当該マスク層14の上部表面上に形成されたSiO膜6の部分を除去する工程(リフトオフ工程(S80))を実施する。
このようにすれば、リッジ部12を形成するためのマスクとしてマスク層14を用いるとともに、リッジ部12の上部表面を露出させるためにAl膜13の除去によって同時に、(その上部表面上にSiO膜6の部分が形成された)当該マスク層14が除去されるので、リッジ部12の上部表面上からSiO膜6の部分を確実に除去できる。このため、リッジ部12の上部表面上からSiO膜6の部分を除去するために、リッジ部12の形成に用いたマスク層14とは別に新たなレジストパターンなどを形成する場合と比べて、リッジ部12の上部表面の位置とSiO膜6の除去される部分の位置とがずれる可能性を低減できる。このため、リッジ部12の上部表面の位置(つまり電極7が形成された位置)とSiO膜6の除去される部分の位置がずれることに起因して、電極7の露出部(SiO膜6の除去された部分と電極7との重なり部分)の面積が小さくなり、電極7へ外部配線を接続することが難しくなるといった問題が発生することを防止できる。この結果、半導体素子の製造歩留りの低下に起因する製造コストの増大を抑制できる。
さらに、リッジ部12を形成する前に電極層17を形成しておき、リッジ部12を形成する凸部形成工程(S50)において当該電極層17もリッジ部12と同じ平面形状となるようにエッチングされるので、当該リッジ部12を形成する工程(S50)などにおいてリッジ部12の上部表面が酸化したり不純物により汚染されたりする可能性を低減できる。この結果、このような酸化や不純物による汚染に起因して、半導体素子の特性が劣化する可能性を低減でき、特性の優れた半導体素子を得ることができる。
また、SiO膜6を形成する前に、予めAl膜13の側壁23をマスク層14の側壁24の位置より内側へ後退させておくので、SiO膜6を形成したときに当該SiO膜6の一部がAl膜13の側壁23上に形成される可能性を低減できる。このため、Al膜13を除去するときに、SiO膜6の一部がAl膜13の側壁23上に形成されていることに起因してAl膜13が十分除去できないといった問題の発生確率を低減できる。このため、上記のような問題に起因する半導体素子の動作不良などの発生確率を低減できる。この結果、半導体素子の製造歩留りの低下に起因する製造コストの増大を抑制できる。
また、混酸によるエッチング速度がAl膜13を構成する材料(Al)より小さい材料(SiO)によりマスク層14を構成しているので、Al膜13をマスク層14に対して選択的にエッチングするために熱処理などの追加の処理を行なう必要が無い。そのため、上記のような追加の処理を行なう場合に比べて半導体素子の製造工程数を削減できる。この結果、半導体素子の製造コストを低減できる。
上記半導体素子の製造方法において、第2の膜としてのマスク層14を形成する工程(第2の膜形成工程(S30)およびパターニング工程(S40))ではリフトオフ法を用いてもよい。このようにすれば、エッチングなどを行なうことが難しいような材料を用いて、所定のパターンを有するマスク層14を形成することができる。このため、マスク層14として用いる材料の選択の自由度を大きくすることができる。
上記半導体素子の製造方法において、第1の膜を構成する材料はアルミニウムである。また、第2の膜であるマスク層14を構成する材料は、二酸化珪素、一酸化珪素、窒化珪素、酸化ジルコニウム、酸化タンタル、酸化ランタン、酸化セリウム、および酸化ハフニウムからなる群から選択される少なくとも1種であってもよい。また、SiO膜6に対応する保護膜を構成する材料は、上述した二酸化珪素に代えて、一酸化珪素、窒化珪素、酸化ジルコニウム、酸化タンタル、酸化ランタン、酸化セリウム、および酸化ハフニウムからなる群から選択される少なくとも1種であってもよい。
この場合、酸化物からなるマスク層14およびSiO膜6などを用いた保護膜に比べてアルカリ系エッチャントや混酸によるエッチング速度が大きい金属であるアルミニウムをAl膜3に対応する第1の膜の材料として用いることで、本発明による半導体素子の製造方法を確実に実施することができる。
上記半導体素子の製造方法は、図13に示すように第1の膜形成工程(S20)の後であって、第2の膜形成工程(S30)の前に、第1の膜(Al膜3)上に被覆膜(Au膜9またはTi膜9)を形成する工程をさらに備えていてもよい。また、上記半導体素子の製造方法は、図17に示すように第2の膜(マスク層14)のパターンと同様のパターンを有するように被覆膜(Au膜9またはTi膜9)を部分的に除去する工程をさらに備えていてもよい。この結果、図17に示すようにマスク層14と同様のパターンを有するAu膜19またはTi膜19が形成される。保護膜(SiO膜6)の部分を除去する工程(リフトオフ工程(S80))では、Al膜3上に位置する被覆膜としてのAu膜19またはTi膜19も除去される。なお、上記被覆膜(Au膜9またはTi膜9)を部分的に除去する工程は、図17に示すようにリッジ部12を形成する工程と連続して実施してもよいが、上記リッジ部12を形成する工程に先立って、パターンを有する第2の膜を形成する工程と連続して(パターニング工程(S40)におけるマスク層14を形成するためのエッチングと連続して)実施してもよい。
このようにすれば、第1の膜としてのAl膜3表面をAu膜9またはTi膜9がカバーすることになるので、第2の膜(SiO膜4)を形成する工程によりAl膜3の表面がダメージを受けることを防止できる。このため、特にリッジ部12の幅が狭くなるような構成の場合、Al膜3の表面がダメージを受ける(たとえば第2の膜の形成工程に起因して凹凸ができる)と当該リッジ部12の形状やサイズを設計どおりに形成することが難しくなるので、このようなAu膜9またはTi膜9を形成することでAl膜3の表面を保護することは特に効果的である。
上記半導体素子の製造方法において、電極層17を構成する材料は、Pd(パラジウム)、Pt(白金)、Rh(ロジウム)、Os(オスミウム)、Ir(イリジウム),Ni(ニッケル)、Au(金)からなる群から選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。これらの材料は、GaN系半導体層2とオーミック接触を形成することが可能である。
上記半導体素子の製造方法において、窒化ガリウム半導体層(GaN系半導体層2)は、非極性基板または半極性基板上にエピタキシャル成長された半導体層であってもよい。具体的には、たとえば非極性基板として(10−10)面を主面とする基板を用いることができる。また、半極性基板としては、後述するように化合物材料からなり、結晶構造が六方晶であって、主表面の法線ベクトルが面方位[0001]から所定の角度(たとえば58°以上)傾斜している基板を用いることができる。このような基板を用いると、GaN系半導体層2についても、非極性の、あるいはその主表面の法線ベクトルが面方位[0001]から所定の角度だけ傾斜した(つまり大きなオフ角を有し、半極性となった)半導体層とすることができる。このようなGaN系半導体層2を用いた場合、電極7を形成するリッジ部12の上部表面における酸化などが特に顕著であり、当該酸化などによる半導体素子の特性劣化が問題となる。このため、本願発明が特に効果的である。なお、ここで基板の主表面とは、基板において最も面積の大きな面を言う。
上記半導体素子の製造方法において、半極性基板は、結晶構造が六方晶である材料からなっていてもよく、半極性基板の主表面の法線ベクトルに対し、面方位[0001]が63°以上80°以下、または100°以上117°以下傾斜していてもよい。この場合、形成されるGaN系半導体層2の主表面についてもその法線ベクトルに対し、面方位[0001]が所定の角度(たとえばGaN系半導体層2に半極性基板の結晶方位がそのまま引き継がれる場合には63°以上80°以下、または100°以上117°以下というオフ角)傾斜した状態となる。この場合、上述のようにGaN系半導体層2の表面における酸化や不純物汚染といった問題が、主面の法線ベクトルに対し面方位[0001]がほとんど傾いていないGaN系半導体層より顕著になることを発明者は発見した。たとえば、発明者の実験によれば、上記オフ角が60°以上といった半極性を示すGaN層の表面と、その主表面のオフ角が実質的に0°となっているGaN層の表面(いわゆるc面)とでは、半極性を示すGaN層の方が表面酸化の程度が約1.5倍程度大きくなっていた。なお、表面酸化の程度は、当該GaN層の表面において一般的な有機洗浄および酸処理を行なった後、XPS(X線光電子分光)で当該表面の酸素の存在量を測定することで評価した。そして、上述したオフ角が63°以上80°以下、または100°以上117°以下というGaN系半導体層について、特に表面酸化が顕著であり、本願発明が特に効果的であると考えられる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、特に窒化ガリウム系半導体層にリッジ部を形成した半導体素子の製造方法に適用することができる。
1 基板、2 GaN系半導体層、3,13 Al膜、4,6 SiO膜、5 レジスト膜、7,8 電極、9,19 Au膜またはTi膜、12 リッジ部、14 マスク層、17 電極層、22,23,24,29 側壁。

Claims (11)

  1. 半導体素子を構成する窒化ガリウム系半導体層を準備する工程と、
    前記窒化ガリウム系半導体層上に電極層を形成する工程と、
    前記電極層上に第1の膜を形成する工程と、
    アルカリ系エッチャントによるエッチング速度が、前記第1の膜を構成する材料より小さい材料からなり、パターンを有する第2の膜を形成する工程と、
    前記第2の膜をマスクとして用いて、前記第1の膜、前記電極層および前記窒化ガリウム系半導体層を部分的にエッチングにより除去することにより、前記第2の膜の下に位置する領域において前記窒化ガリウム系半導体層にリッジ部を形成する工程と、
    前記リッジ部上に位置する前記第1の膜の端部を、前記アルカリ系エッチャントを用いたエッチングにより除去することにより、前記第1の膜の端面の位置を前記第2の膜の端面の位置より後退させる工程と、
    前記アルカリ系エッチャントによるエッチング速度が、前記第1の膜を構成する材料より小さい材料からなる保護膜を、前記リッジ部の側面および前記第2の膜の上部表面上に形成する工程と、
    前記第1の膜を、前記アルカリ系エッチャントを用いたエッチングにより除去することにより、前記第2の膜および前記第2の膜の上部表面上に形成された前記保護膜の部分を除去する工程とを備える、半導体素子の製造方法。
  2. 半導体素子を構成する窒化ガリウム系半導体層を準備する工程と、
    前記窒化ガリウム系半導体層上に電極層を形成する工程と、
    前記電極層上に第1の膜を形成する工程と、
    燐酸、硝酸、酢酸および水からなる混酸によるエッチング速度が、前記第1の膜を構成する材料より小さい材料からなり、パターンを有する第2の膜を形成する工程と、
    前記第2の膜をマスクとして用いて、前記第1の膜、前記電極層および前記窒化ガリウム系半導体層を部分的にエッチングにより除去することにより、前記第2の膜の下に位置する領域において前記窒化ガリウム系半導体層にリッジ部を形成する工程と、
    前記リッジ部上に位置する前記第1の膜の端部を、前記混酸を用いたエッチングにより除去することにより、前記第1の膜の端面の位置を前記第2の膜の端面の位置より後退させる工程と、
    前記混酸によるエッチング速度が、前記第1の膜を構成する材料より小さい材料からなる保護膜を、前記リッジ部の側面および前記第2の膜の上部表面上に形成する工程と、
    前記第1の膜を、前記混酸を用いたエッチングにより除去することにより、前記第2の膜および前記第2の膜の上部表面上に形成された前記保護膜の部分を除去する工程とを備える、半導体素子の製造方法。
  3. 前記第2の膜を形成する工程ではリフトオフ法を用いる、請求項1または2に記載の半導体素子の製造方法。
  4. 前記第1の膜を構成する材料はアルミニウムである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体素子の製造方法。
  5. 前記第1の膜を形成する工程の後であって、前記第2の膜を形成する工程の前に、前記第1の膜上に被覆膜を形成する工程と、
    前記第2の膜のパターンと同様のパターンを有するように前記被覆膜を部分的に除去する工程とをさらに備え、
    前記保護膜の部分を除去する工程では、前記第1の膜上に位置する前記被覆膜も除去される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体素子の製造方法。
  6. 前記被覆膜を構成する材料は金またはチタンである、請求項5に記載の半導体素子の製造方法。
  7. 前記第2の膜を構成する材料は、二酸化珪素、一酸化珪素、窒化珪素、酸化ジルコニウム、酸化タンタル、酸化ランタン、酸化セリウム、および酸化ハフニウムからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体素子の製造方法。
  8. 前記保護膜を構成する材料は、二酸化珪素、一酸化珪素、窒化珪素、酸化ジルコニウム、酸化タンタル、酸化ランタン、酸化セリウム、および酸化ハフニウムからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体素子の製造方法。
  9. 前記電極層を構成する材料は、パラジウム、白金、ロジウム、オスミウム、イリジウム、ニッケル、金からなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体素子の製造方法。
  10. 前記窒化ガリウム半導体層が、非極性基板または半極性基板上にエピタキシャル成長された半導体層である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の半導体素子の製造方法。
  11. 前記半極性基板は、結晶構造が六方晶である材料からなり、
    前記半極性基板の主表面の法線ベクトルに対し、面方位[0001]が63°以上80°以下、または100°以上117°以下傾斜している、請求項10に記載の半導体素子の製造方法。
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