JP2010189003A - ステアリングコラム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アウターコラムをインナーコラムにクランプするステアリングコラム装置において、構造が簡単で、製造コストを低減する。
【解決手段】 クランプ部材8はダイカスト鋳造法により一体で成形され、クランプ部材8の内側に形成された円弧状内周面82が、アウターコラム1の外周11を包持している。クランプ部材8には、アウターコラム1の中心軸線を通る垂直線上の上部側に、軸方向に長い矩形状の一個の係合溝87が形成され、別部品で形成した直方体状の係合キー88を係合溝87に圧入して固定している。アウターコラム1の外周11には、一個の係合凹部12が内周13に貫通して形成され、圧入した係合キー88の内側が円弧状内周面82より内側に突出して、係合凹部12に嵌入している。
【選択図】 図11

Description

本発明はステアリングコラム装置、特に、アウターコラムとインナーコラムが軸方向に摺動可能に嵌合することによって、ステアリングホイールのテレスコ位置の調整を行ったり、二次衝突時にステアリングホイールがコラプス移動して衝撃荷重を吸収するようにしたステアリングコラム装置に関する。
アウターコラムとインナーコラムが軸方向に摺動可能に嵌合することによって、ステアリングホイールのテレスコ位置の調整、または、二次衝突時の衝撃荷重を吸収するようにしたステアリングコラム装置がある。このようなステアリングコラム装置においては、アウターコラムを縮径してインナーコラムをクランプするためのディスタンスブラケットを、アウターコラムと一体で成形している。
例えば、鋼管製のアウターコラムの場合は、プレス成形したディスタンスブラケットをアウターコラムに溶接して一体的に固定している(特許文献3、特許文献5)。また、アウターコラムとディスタンスブラケットをアルミダイカストにより一体成形したものもある(特許文献1、特許文献2、特許文献4、特許文献6、特許文献7)。
しかし、アウターコラムにディスタンスブラケットを溶接、または、ダイカストで一体に成形した上記従来の構成では、アウターコラムの構造が複雑になるため、製造コストが上昇するという問題が生じていた。
特開2002−053048号公報 実開平3−128564号公報 米国特許第5979265号明細書 米国特許第6467807号明細書 米国特許出願公開第2003/0000330号明細書 国際公開第WO03/059718号パンフレット 国際公開第WO03/095286号パンフレット
本発明は、アウターコラムとインナーコラムが軸方向に摺動可能に嵌合するステアリングコラム装置において、アウターコラムをインナーコラムに締付けるディスタンスブラケットの構造が簡単で、製造コストを低減することが可能であり、アウターコラムに対するインナーコラムの締付け効率の良いステアリングコラム装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、インナーコラム、上記インナーコラムに軸方向に相対的に摺動可能に外嵌され、軸方向の所定長にわたって形成されたスリットを有する中空のアウターコラム、車体に取付け可能な車体取付けブラケット、上記車体取付けブラケットの内側に配置され、上記アウターコラムに係合すると共に、上記アウターコラムの外周を包持するクランプ部材、上記車体取付けブラケットを締付け、上記クランプ部材を介して上記アウターコラムを縮径させて、上記アウターコラムに対して軸方向に相対的に移動不能に上記インナーコラムをクランプするクランプ装置を備えており、上記クランプ部材は左右一体で成形されているとともに上記係合突起はこのクランプ部材とは別部品で構成されていることを特徴とするステアリングコラム装置である。
第2番目の発明は、第1番目の発明のステアリングコラム装置において、上記係合突起はクランプ部材とは別部品で構成されている係合キーであることを特徴とするステアリングコラム装置である。
第3番目の発明は、第1番目から第2番目までのいずれかの発明のステアリングコラム装置において、上記クランプ部材は、上記車体取付けブラケットに対して軸方向に移動可能に配置されていることを特徴とするステアリングコラム装置である。
第4番目の発明は、第1番目から第2番目までのいずれかの発明のステアリングコラム装置において、上記アウターコラムとインナーコラムとの間の摺動面には、摺動抵抗を低減する低摩擦部材が介在していることを特徴とするステアリングコラム装置である。
第5番目の発明は、第1番目から第2番目までのいずれかの発明のステアリングコラム装置において、上記スリットの軸方向の両端には、上記アウターコラムの軸方向の端面に開放しない閉鎖端部が各々形成されていることを特徴とするステアリングコラム装置である。
第6番目の発明は、第5番目の発明のステアリングコラム装置において、上記閉鎖端部のうちの少なくとも一方には、上記スリットに対して直角方向に切り込みが形成されていることを特徴とするステアリングコラム装置である。
第1、2番目の発明によれば、アウターコラムとは別体で成形したクランプ部材をアウターコラムに係合し、このクランプ部材を介してアウターコラムを縮径するようにしたので、アウターコラム及びクランプ部材の構造が簡単になり、製造コストを低減することが可能となる。また、クランプ部材を左右一体で成形しているため、製造時の管理が容易であり、係合突起をクランプ部材とは別部品で構成しているため、製造が容易となる。
第3番目の発明によれば、クランプ部材が車体取付けブラケットに対して軸方向に移動可能に配置されているため、テレスコ位置の調整が可能となる。
第4番目の発明によれば、アウターコラムとインナーコラムとの間の摺動面に、摺動抵抗を低減する低摩擦部材が介在しているため、小さな力でテレスコ位置の調整を行うことが可能となる。
第5番目の発明によれば、スリットの両端を閉鎖しているため、操作レバーの操作力の変動が小さくなると共に、アウターコラムが部品状態の時に、アウターコラムが変形したり、その変形によって生じる、アウターコラムの内径寸法のばらつきも小さくなる。
第6番目の発明によれば、スリットの両端を閉鎖すると共に、少なくとも一方の閉鎖端部に切り込みが形成されているため、操作レバーの操作力の変動が小さく、かつ、アウターコラムを弾性変形させるのに必要な力が小さくなるため、操作レバーを操作するのに必要な力を小さく抑えることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1は本発明のステアリングコラム装置の全体図である。図2は、本発明の第1の実施形態のステアリングコラム装置の要部を示し、(1)は組付け状態を示す斜視図、(2)は分解斜視図である。図3は、第1の実施形態のステアリングコラム装置の縦断面図であり、図1のA−A断面図相当である。
図1に示すように、中空円筒状のアウターコラム1内には、車体後方側(図1の右側)にステアリングホイール5を取付けた上部ステアリングシャフト41が回動可能に軸支されている。アウターコラム1の車体前方側(図1の左側)には、インナーコラム2が軸方向に摺動可能に嵌合している。アウターコラム1は、アッパー側車体取付けブラケット3によって車体6に取付けられている。
インナーコラム2の車体前方側には、ロアー側車体取付けブラケット7が車体6に取付けられ、インナーコラム2の車体前方側に固定されたチルト中心軸21が、ロアー側車体取付けブラケット7にチルト可能に軸支されている。
インナーコラム2には、下部ステアリングシャフト42が回転可能に軸支され、下部ステアリングシャフト42は上部ステアリングシャフト41とスプライン嵌合し、上部ステアリングシャフト41の回転が下部ステアリングシャフト42に伝達される。
下部ステアリングシャフト42の左端は、上部自在継手71を介して中間シャフト72に連結され、中間シャフト72の左端は、下部自在継手73を介してピニオンシャフト74に連結されている。ピニオンシャフト74の左端はステアリングギヤ75に連結され、ステアリングホイール5の回転がステアリングギヤ75に伝達されて、車輪の操舵角を変えることができる。
図3に示すように、アッパー側車体取付けブラケット3の上部には、このアッパー側車体取付けブラケット3を車体6に取付けるための左右一対のフランジ部31A、31Bが形成されている。フランジ部31A、31Bと一体に形成され、上下方向に延在する左右の側板32A、32Bの内側面321A、321Bには、左右一対のクランプ部材8A、8Bが、テレスコ移動及びチルト移動可能に挟持されている。
クランプ部材8A、8Bは、アウターコラム1の中心軸線を通る垂直平面に対して対称な形状を有し、クランプ部材8A、8Bの内側に形成された円弧状内周面82A、82Bが、アウターコラム1の外周11を包持している。クランプ部材8A、8Bは、左右どちらに配置しても使用可能な同一形状にしてもよい。クランプ部材8A、8Bは、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の溶融金属を、金型の中に圧力を加えて圧入する、ダイカスト鋳造法により成形されている。クランプ部材8A、8Bは、左右別部品で成形すれば、一体で成形する場合と比較して、鋳造後の機械加工を省略することが可能となるので好ましい。
クランプ部材8A、8Bの円弧状内周面82A、82Bには、アウターコラム1の中心軸線を通る水平線上に、軸方向に長い矩形状の係合突起83A、83Bが一体的に形成されている。この係合突起83A、83Bは、アウターコラム1の中心に向かって放射状に形成されている。アウターコラム1の外周11には、係合凹部12A、12Bが内周13に貫通して形成され、クランプ部材8A、8Bの係合突起83A、83Bが係合凹部12A、12Bに嵌入している。係合突起83A、83Bと係合凹部12A、12Bとの嵌合は、圧入でも、隙間嵌合でもどちらでもよい。
アウターコラム1の内周13には、摩擦係数の小さい材料で成形された円筒形状のブッシュ22が嵌合し、ブッシュ22の外周に形成された係合凹部23A、23Bに、クランプ部材8A、8Bの係合突起83A、83Bが嵌入している。ブッシュ22の内周には、上記したインナーコラム2が軸方向に摺動可能に嵌合している。
係合突起83A、83Bと係合凹部12A、12B、23A、23Bとの係合によって、アウターコラム1、ブッシュ22はクランプ部材8A、8Bに対して回り止めされると共に、アウターコラム1をインナーコラム2に対してテレスコ位置調整する際に、アウターコラム1、クランプ部材8A、8B、ブッシュ22を、一体的に軸方向に摺動させることができる。アウターコラム1の内周13とインナーコラム2の外周25との間に、摩擦係数の小さいブッシュ22が介在しているため、インナーコラム2に対してアウターコラム1を軽い力で移動させることができる。
クランプ部材8A、8Bには、軸方向に長いテレスコ用長溝81A、81B(図2、図3)が形成され、側板32A、32Bに形成したチルト用長溝33A、33Bと、テレスコ用長溝81A、81Bに、締付けロッド34が、図3の右側から挿通されている。チルト用長溝33A、33Bは、チルト中心軸21を中心とする円弧状に形成されている。
図3に示すように、締付けロッド34の右側には、頭部341が形成され、頭部341が側板32Bの外側面に当接している。頭部341の左側外径部には、チルト用長溝33Bの溝幅よりも若干幅の狭い矩形断面の回り止め部342が形成されている。回り止め部342はチルト用長溝33Bに嵌入して、締付けロッド34をアッパー側車体取付けブラケット3に対して回り止めすると共に、チルト位置調整時に、チルト用長溝33Bに沿って、締付けロッド34を摺動させる。
締付けロッド34の左端外周には、固定カム343、可動カム344、スラスト軸受345、調整ナット346がこの順で外嵌され、調整ナット346の内径部に形成された雌ねじ348が、締付けロッド34の左端に形成された雄ねじ347にねじ込まれている。
可動カム344の左端面には操作レバー349が固定され、この操作レバー349によって一体的に操作される可動カム344と固定カム343によって、カムロック機構が構成されている。固定カム343はチルト用長溝33Aに係合して、アッパー側車体取付けブラケット3に対して非回転であり、チルト位置調整時に、チルト用長溝33Aに沿って固定カム343を摺動させる。
チルト・テレスコピック締付け時に、操作レバー349が回動されると、固定カム343の山に可動カム344の山が乗り上げて、固定カム343を図3の右側に押すと同時に、締付けロッド34を左側に引くことによって、側板32A、32Bを締付け、クランプ部材8A、8Bを締付ける。クランプ部材8A、8Bの円弧状内周面82A、82Bが、アウターコラム1の外周11を包持しているため、クランプ部材8A、8Bが締付けられると、アウターコラム1が効率的に縮径する。
チルト・テレスコピック解除時には、操作レバー349を逆方向に回動し、固定カム343の山に可動カム344の谷が入り込み、固定カム343を右側に押す力を解除すると同時に、締付けロッド34を左側に引く力を解除することによって、側板32A、32Bを離間させ、クランプ部材8A、8Bの締付けを解除する。これによって、アウターコラム1及びクランプ部材8A、8Bを、所望のチルト・テレスコピック位置で、アッパー側車体取付けブラケット3にクランプ・アンクランプすることができる。
アウターコラム1、ブッシュ22の下面には、各々スリット14、24が形成されている。ブッシュ22のスリット24は、ブッシュ22の軸方向全長にわたって形成されている。また、アウターコラム1のスリット14は、アウターコラム1の車体前方側端面17から形成している。ただし、アウターコラム1のスリット14は、車体前方側端部が閉じていてもよく、アウターコラム1にクランプ部材8A、8Bが接触している軸方向の範囲だけにスリット14を形成するようにしてもよい。
上記したクランプ部材8A、8Bは、このスリット14、24を両側から挟み込む位置に配置されている。従って、クランプ部材8A、8Bが締付けられると、アウターコラム1、ブッシュ22が縮径して、インナーコラム2を強いクランプ力で保持することができる。
クランプ部材8A、8B及びアウターコラム1をアッパー側車体取付けブラケット3に対してアンクランプした後、ステアリングホイール5を握ってアウターコラム1をインナーコラム2に対して軸方向に摺動して所望のテレスコ位置に調整すると同時に、チルト中心軸21を中心として所望のチルト位置に調整した後、クランプ部材8A、8Bを、アッパー側車体取付けブラケット3にクランプする。
図2に示すように、右側のクランプ部材8Bの円弧状内周面82Bの上方と下方に、上記した係合突起83Bに追加して、円柱状の係合突起84A、84B、84Cを形成している。この円柱状の係合突起84A、84B、84Cを、アウターコラム1に形成した図示しない円形の係合凹部に係合させるようにすれば、クランプ部材8Bとアウターコラム1との組付け時の保持力が向上し、ガタを少なくすることができるので好ましい。左側のクランプ部材8Aについても、同様の追加の円柱状の係合突起(図示せず)を形成することができる。
上記した第1の実施形態では、摩擦係数の小さいブッシュ22を介在させているが、ブッシュ22を介在させず、アウターコラム1とインナーコラム2との互いに摺接する摺動面の少なくとも一方に、摩擦係数の小さい材料をコーティングしても良い。
また、上記した第1の実施形態では、アウターコラム1の中心軸線を通る水平線上に係合突起83A、83Bを形成しているが、任意の位相位置に係合突起を形成することができる。さらに、係合突起83A、83Bは、クランプ部材8A、8Bに各々一個形成されているが、複数形成してもよい。また、係合突起83A、83Bは、軸方向に長い矩形状であるが、軸方向が短い円柱状の突起、垂直線方向に長い突起等、任意の形状にすることができる。
次に、本発明の第2の実施形態のステアリングコラム装置を説明する。図4は、本発明の第2の実施形態のステアリングコラム装置の要部を示す分解斜視図である。図5は、第2の実施形態のステアリングコラム装置の縦断面図であり、図1のA−A断面図相当である。以下の説明では、第1の実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。
第2の実施形態のステアリングコラム装置は、第1の実施形態のブッシュ22を廃止し、インナーコラム2に係合凹部を形成し、この係合凹部の軸方向端部に係合突起83A、83Bの軸方向端部を当接させることにより、テレスコ調整時のストッパとして機能させるようにした実施例である。
すなわち、図4、図5に示すように、アウターコラム1の内周13には、インナーコラム2の外周25が軸方向に摺動可能に嵌合し、インナーコラム2の外周25に形成された係合凹部27A、27Bに、クランプ部材8A、8Bの係合突起83A、83Bが嵌入している。係合凹部27A、27Bの軸方向の長さL1は、クランプ部材8A、8Bの係合突起83A、83Bの軸方向の長さL2に、アウターコラム1のテレスコ調整距離分を加えた長さに設定している。
従って、係合突起83A、83Bと係合凹部12A、12B、27A、27Bとの係合によって、アウターコラム1、インナーコラム2はクランプ部材8A、8Bに対して回り止めされると共に、アウターコラム1をインナーコラム2に対してテレスコ位置調整する際に、アウターコラム1とクランプ部材8A、8Bを、一体的に軸方向に摺動させることができる。
テレスコ調整のストローク端に達すると、クランプ部材8A、8Bの係合突起83A、83Bの軸方向端部831A、831B(車体前方側)又は832A、832B(車体後方側)が、係合凹部27A、27Bの軸方向端部271A、271B(車体前方側)又は272A、272B(車体後方側)に当接して、テレスコ調整時のストッパとして機能する。
上記した第2の実施形態では、係合突起83A、83Bと係合凹部27A、27Bが、テレスコ調整時のストッパとしての機能を兼ねているため、構造が簡単になり、製造コストを低減することができる。上記した第2の実施形態で、アウターコラム1とインナーコラム2との互いに摺接する摺動面の少なくとも一方に、摩擦係数の小さい材料をコーティングしてもよい。
次に、本発明の第3の実施形態のステアリングコラム装置を説明する。図6は、本発明の第3の実施形態のステアリングコラム装置の縦断面図であり、図1のA−A断面図相当である。以下の説明では、上記した実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。
第3の実施形態のステアリングコラム装置は、クランプ部材8A、8Bに設けた押圧突起で直接インナーコラム2をクランプするようにした実施例である。
すなわち、図6に示すように、クランプ部材8A、8Bの円弧状内周面82A、82Bには、係合突起83A、83Bの下方に、軸方向に長いくさび形状の押圧突起85A、85Bが一体的に形成され、アウターコラム1の外周11には、押圧突起85A、85Bよりも幅の広いスリット15A、15Bが内周13に貫通して形成され、押圧突起85A、85Bがスリット15A、15Bにゆるく嵌入している。
チルト・テレスコピック締付け時に、操作レバー349を回動し、クランプ部材8A、8Bを締付けると、アウターコラム1の外周11がクランプ部材8A、8Bの円弧状内周面82A、82Bによって締付けられると同時に、押圧突起85A、85B先端の円弧状の押圧面851A、851Bが、インナーコラム2の外周25に当接する。その結果、アウターコラム1とインナーコラム2がその上面で当接し、インナーコラム2をテレスコ摺動不能にクランプすることができる。
チルト・テレスコピック解除時には、操作レバー349を逆方向に回動し、クランプ部材8A、8Bの締付けを解除すると、アウターコラム1に対するクランプ部材8A、8Bの締付けが解除されると同時に、押圧突起85A、85B先端の円弧状の押圧面851A、851Bが、インナーコラム2の外周25から離間し、インナーコラム2のクランプを解除することができる。
上記した第3の実施形態では、押圧突起85A、85Bで直接インナーコラム2の外周をクランプするので、インナーコラム2を確実にクランプすることができる。また、上記した第3の実施形態で、押圧突起85A、85Bによるインナーコラム2のクランプと併用して、アウターコラム1を縮径させ、アウターコラム1の内周13でインナーコラム2の外周25をクランプすれば、クランプ力を更に大きくすることができる。
上記した第3の実施形態で、押圧突起85A、85Bは円筒状の突起でもよいし、軸方向に長い矩形突起でもよい。また、アウターコラム1にスリットを形成して、インナーコラム2のクランプ時にアウターコラム1を縮径させるようにしてもよい。
次に、本発明の第4の実施形態のステアリングコラム装置を説明する。図7は、本発明の第4の実施形態のステアリングコラム装置の縦断面図であり、図1のA−A断面図相当である。以下の説明では、上記した実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。
第4の実施形態のステアリングコラム装置は、アウターコラム1の断面形状をハイドロフォーム成形によって矩形にすることによって、クランプ部材8A、8Bに対してアウターコラム1を回り止めするようにした実施例である。
すなわち、図7に示すように、アウターコラム1は矩形の中空パイプ状に形成され、この矩形の外周11が、クランプ部材8A、8Bに形成されたくの字状内周面86A、86Bに挟持されている。くの字状内周面86A、86Bと矩形の外周11との係合によって、アウターコラム1はクランプ部材8A、8Bに対して回り止めされ、アウターコラム1をインナーコラム2に対してテレスコ位置調整する際に、アウターコラム1はクランプ部材8A、8Bに案内され、軸方向に摺動する。アウターコラム1の内周は、インナーコラム2の外周に4点で接触している。
上記した第4の実施形態では、クランプ部材8A、8B及びアウターコラム1に、上記実施形態の係合突起83A、83B、係合凹部12A、12Bを特に形成する必要が無くなるので、クランプ部材8A、8B及びアウターコラム1の構造が簡単になり、製造コストを低減することができる。また、上記した第4の実施形態では、インナーコラム2は円筒形状であるが、アウターコラム1の矩形断面に合わせた矩形の中空パイプ状にしてもよい。上記した第4の実施形態では、アウターコラム1は矩形に形成されているが、六角形や八角形等の多角形でもよい。
次に、本発明の第5の実施形態のステアリングコラム装置を説明する。図8は、本発明の第5の実施形態のステアリングコラム装置の要部の組付け状態を示す斜視図、図9は、第5の実施形態のステアリングコラム装置の要部の分解斜視図である。図10は、第5の実施形態のステアリングコラム装置の縦断面図であり、図1のA−A断面図相当である。以下の説明では、上記した実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。
第5の実施形態のステアリングコラム装置は、クランプ部材が一体で成形され、クランプ部材の係合突起及びアウターコラム1の係合凹部を一個にした実施例である。クランプ部材8はダイカスト鋳造法により一体で成形され、クランプ部材8の内側に形成された円弧状内周面82が、アウターコラム1の外周11を包持している。
クランプ部材8の円弧状内周面82には、アウターコラム1の中心軸線を通る垂直線上の上部側に、軸方向に長い矩形状の一個の係合突起83が一体的に形成されている。アウターコラム1の外周11には、一個の係合凹部12が内周13に貫通して形成され、クランプ部材8の係合突起83が係合凹部12に嵌入している。
上記した第5の実施形態では、クランプ部材8が一体で成形できるため部品点数が削減でき、係合突起83、係合凹部12が各々一個で済むため、クランプ部材8及びアウターコラム1の構造が簡単になって、製造コストを低減することができる。上記した第5の実施形態で、アウターコラム1のスリット14は、アウターコラム1の車体前方側端面17から形成しているが、スリット14の車体前方側端部が閉じていてもよく、アウターコラム1にクランプ部材8が接触している範囲だけにスリット14を形成するようにしてもよい。また、係合突起83は、アウターコラム1の中心軸線を通る水平線上の左右両側に配置してもよい。
次に、本発明の第6の実施形態のステアリングコラム装置を説明する。図11は、本発明の第6の実施形態のステアリングコラム装置の要部の分解斜視図である。以下の説明では、上記した実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。
第6の実施形態のステアリングコラム装置は、クランプ部材が一体で成形され、クランプ部材の係合突起をクランプ部材とは別体にした実施例である。クランプ部材8はダイカスト鋳造法により一体で成形され、クランプ部材8の内側に形成された円弧状内周面82が、アウターコラム1の外周11を包持している。
クランプ部材8には、アウターコラム1の中心軸線を通る垂直線上の上部側に、軸方向に長い矩形状の一個の係合溝87が形成され、別部品で形成した直方体状の係合キー88を係合溝87に圧入して固定している。アウターコラム1の外周11には、一個の係合凹部12が内周13に貫通して形成され、圧入した係合キー88の内側が円弧状内周面82より内側に突出して、係合凹部12に嵌入している。係合キー88は一個に限定されるものではなく、アウターコラム1の中心軸線を通る水平線上の左右両側に二個配置してもよい。
上記した第6の実施形態では、クランプ部材8が一体で成形でき、係合キー88、係合凹部12が各々一個で済むため、クランプ部材8及びアウターコラム1の構造が簡単になり、製造コストを低減することができる。
上記した第6の実施形態で、アウターコラム1のスリット14は、アウターコラム1の車体前方側端面17から形成しているが、スリット14の車体前方側端部が閉じていてもよく、アウターコラム1にクランプ部材8が接触している範囲だけにスリット14を形成するようにしてもよい。
次に、本発明の第7の実施形態のステアリングコラム装置を説明する。図12は、本発明の第7の実施形態のクランプ部材単体を示す斜視図である。以下の説明では、上記した実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。
第7の実施形態のステアリングコラム装置は、クランプ部材をプレスによって成形した実施例であり、図12は、左右一対のクランプ部材のうちの左側のクランプ部材を示す。左側のクランプ部材8Aは、一枚の板金をプレスで成形したもので、クランプ部材8Aの内側に形成された円弧状内周面82A、82Aが、アウターコラムの外周を包持する。
また、円弧状内周面82Aの上部には、軸方向に長い矩形状の係合突起83Aが一体的に形成され、アウターコラムの外周に形成された係合凹部に、この係合突起83Aが嵌入するように構成されている。
上記した第7の実施形態では、クランプ部材が板金のプレス加工で成形されるため、クランプ部材を軽量化することができる。
次に、本発明の第8の実施形態のステアリングコラム装置を説明する。図13は、本発明の第8の実施形態のステアリングコラム装置の縦断面図であり、図1のA−A断面図相当である。以下の説明では、上記した実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。
第8の実施形態のステアリングコラム装置は、アウターコラム1の内周13に設けた押圧突起16A、16B、16C、16Dでインナーコラム2をクランプするようにした実施例である。すなわち、図13に示すように、アウターコラム1の内周13には、4個の押圧突起16A、16B、16C、16Dが円周上に等間隔に、かつ、アウターコラム1の中心に向かって突出して形成されている。
押圧突起16A、16B、16C、16Dは、略半球状に形成され、アウターコラム1の軸方向に複数個配置されている。押圧突起16A、16B、16C、16Dを配置する軸方向の範囲は、アウターコラム1にクランプ部材8A、8Bが接触している範囲に少なくとも有ればよい。また、押圧突起16A、16B、16C、16Dの形状は、アウターコラム1の軸方向に長い形状でもよい。
チルト・テレスコピック締付け時に、操作レバー349を回動し、クランプ部材8A、8Bを締付けると、アウターコラム1の外周11がクランプ部材8A、8Bの円弧状内周面82A、82Bによって締付けられ、押圧突起16A、16B、16C、16Dの先端が、インナーコラム2の外周25を強く押圧し、インナーコラム2をテレスコ摺動不能にクランプすることができる。
チルト・テレスコピック解除時には、操作レバー349を逆方向に回動し、クランプ部材8A、8Bの締付けを解除すると、アウターコラム1に対するクランプ部材8A、8Bの締付けが解除されると同時に、押圧突起16A、16B、16C、16Dの先端が、インナーコラム2の外周25を押圧する力が弱くなり、インナーコラム2のクランプを解除することができる。
上記した第8の実施形態では、押圧突起16A、16B、16C、16Dが4個配置されているが、3個以上あればよい。また、押圧突起16A、16B、16C、16Dを、インナーコラム2の外周25に、かつ、インナーコラム2の中心から外側に向かって突出して形成し、押圧突起16A、16B、16C、16Dの先端をアウターコラム1の内周13に当接させるようにしてもよい。また、この実施例では各押圧突起の配置が円周上、等間隔であるが、必ずしも円周上に等間隔に配置する必要はない。
次に、本発明の第9の実施形態のステアリングコラム装置を説明する。図14は本発明の第9の実施形態のステアリングコラム装置の要部を示す分解斜視図である。図15はスリットの両端に形成された閉鎖端部の変形例を示すアウターコラムの下面図である。以下の説明では、上記した実施形態と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。
従来のステアリングコラム装置のアウターコラムに形成されたスリットは、軸方向の一端がアウターコラムの端面に開放されている。従って、アウターコラムを車体側アッパーブラケットにクランプしようとすると、アウターコラムのテレスコ位置によって、アウターコラムをスリット部分で弾性変形させるのに必要な力が大きく異なる。すなわち、スリットの閉鎖端部側に近づく程、アウターコラムをスリット部分で弾性変形させるのに必要な力が大きくなる。従って、テレスコ操作レバーの操作力の変動が大きくなる。
しかし、操作レバーの操作力の変動を小さくするために、スリットの両端を閉鎖すると、アウターコラムを弾性変形させるのに必要な力が大きくなるため、操作レバーを操作するのに大きな力が必要になってしまう。
図15(4)は図14のアウターコラム1を下方から見た図である。すなわち、第9の実施形態のステアリングコラム装置では、図14及び図15(4)に示すように、スリット14の車体前方側端部(図14、図15(4)の左側)は、アウターコラム1の車体前方側端面17に開放されず、スリット14に対して直角方向に切り込まれた閉鎖端部141Bが形成されている。そして、この閉鎖端部141Bがアウターコラム1の外径の略半分程度まで切り込まれている。また、スリット14の車体後方側端部(図14、図15(4)の右側)は、アウターコラム1の軸方向長さの略中間位置まで延び、半円弧状の閉鎖端部142Dが形成されている。
図15(4)に詳細に示すように、スリット14の車体前方側端部に形成された閉鎖端部141Bは、一定の幅で、アウターコラム1の外径の略半分程度まで切り込まれている。車体後方側の閉鎖端部142Dは半円弧状に形成され、その直径寸法が平行部143の幅と同一に形成されている。また、スリット14の軸方向の長さL3は、クランプ部材8A、8Bの軸方向の長さL4よりも長く形成されていて、スリット14の軸方向の長さL3の範囲内で、クランプ部材8A、8Bの円弧状内周面82A、82Bがアウターコラム1を包持することで、アウターコラム1が効率的に縮径する。
このように、スリット14の両端が閉鎖しているため、操作レバーの操作力の変動が小さい。また、車体前方側の閉鎖端部141Bがアウターコラム1の外径の略半分程度まで切り込まれているため、アウターコラム1を弾性変形させるのに必要な力が小さく、操作レバーを操作するのに必要な力を小さく抑えることができる。また、スリット14の両端が閉鎖しているため、アウターコラム1が部品状態の時に、アウターコラム1が変形したり、その変形によって生じる、アウターコラム1の内径寸法のばらつきも小さくなる。
図15(1)から(3)にスリット14の両端に形成された閉鎖端部の変形例を示す。図15(1)では、スリット14の車体前方側端部に形成された閉鎖端部141Aは、スリット14側の幅が広く、スリット14から離れるほど幅が狭くなるように傾斜して切り込まれている。また、スリット14の車体後方側に形成された閉鎖端部142Aも、スリット14側の幅が広く、スリット14から離れるほど幅が狭くなるように傾斜して切り込まれている。
車体前方側の閉鎖端部141Aは、アウターコラム1の外径の略半分程度まで切り込まれ、車体後方側の閉鎖端部142Aは、車体前方側の閉鎖端部141Aよりも浅く切り込まれている。アウターコラム1の曲げ強度や振動に対する剛性を確保するためには、車体後方側の閉鎖端部142Aの切り込みは浅い方が好ましい。
図15(2)では、スリット14の車体前方側端部に形成された閉鎖端部141B、及び、スリット14の車体後方側に形成された閉鎖端部142Bは、一定の幅で平行に切り込まれている。車体前方側の閉鎖端部141Bは、アウターコラム1の外径の略半分程度まで切り込まれ、車体後方側の閉鎖端部142Bは、車体前方側の閉鎖端部141Bよりも浅く切り込まれている。
図15(3)では、スリット14の車体前方側端部に形成された閉鎖端部141Bは、一定の幅で平行に、アウターコラム1の外径の略半分程度まで切り込まれている。車体後方側の閉鎖端部142Cは、半円弧状に形成されていて、切り込みは無い。この半円弧状の閉鎖端部142Cの直径D1は、スリット14の平行部143の幅Wよりも大きく形成されている。最も応力が集中する閉鎖端部142Cの幅を大きくすることで、閉鎖端部142Cへの応力集中を軽減している。アウターコラム1の曲げ強度や振動に対する剛性を確保するためには、車体後方側の閉鎖端部142Cの切り込みは無い方が好ましい。
上記した実施形態においては、アウターコラム1をアッパー側、インナーコラム2をロアー側に配置しているが、アウターコラム1をロアー側、インナーコラム2をアッパー側に配置してもよい。また、アウターコラム1に形成したスリット14、ブッシュ22に形成したスリット24は、軸方向の一端が開放されたものでも、軸方向の両端が閉鎖されたものでもよい。
また、上記した実施形態においては、アウターコラム1の中心軸線を通る水平線上に係合突起83A、83Bを形成しているが、任意の位相位置に係合突起を形成することができる。さらに、係合突起83A、83Bは、クランプ部材8A、8Bに各々一個形成されているが、複数形成してもよい。また、係合突起83A、83Bは、軸方向に長い矩形状であるが、軸方向が短い円柱状の突起、垂直線方向に長い突起等、任意の形状にすることができる。
さらに、上記した実施形態においては、係合突起83A、83Bをクランプ部材8A、8Bに形成し、係合凹部12A、12Bをアウターコラム1に形成しているが、係合突起83A、83Bをアウターコラム1に形成し、係合凹部12A、12Bをクランプ部材8A、8Bに形成してもよい。
また、上記した実施形態においては、インナーコラムに対するアウターコラムの軸方向の摺動により、ステアリングホイールのテレスコ位置の調整を行うステアリングコラム装置に適用した実施例を示したが、アウターコラムとインナーコラムとの軸方向の相対的な摺動で、二次衝突時にステアリングホイールがコラプス移動して衝撃荷重を吸収するようにしたステアリングコラム装置に適用してもよい。
本発明のステアリングコラム装置の全体図である。 本発明の第1の実施形態のステアリングコラム装置の要部を示し、(1)は組付け状態を示す斜視図、(2)は分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態のステアリングコラム装置の縦断面図であり、図1のA−A断面図相当である。 本発明の第2の実施形態のステアリングコラム装置の要部を示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態のステアリングコラム装置の縦断面図であり、図1のA−A断面図相当である。 本発明の第3の実施形態のステアリングコラム装置の縦断面図であり、図1のA−A断面図相当である。 本発明の第4の実施形態のステアリングコラム装置の縦断面図であり、図1のA−A断面図相当である。 本発明の第5の実施形態のステアリングコラム装置の要部の組付け状態を示す斜視図である。 図8の分解斜視図である。 本発明の第5の実施形態のステアリングコラム装置の縦断面図であり、図1のA−A断面図相当である。 本発明の第6の実施形態のステアリングコラム装置の分解斜視図である。 本発明の第7の実施形態のステアリングコラム装置のクランプ部材単体を示す斜視図である。 本発明の第8の実施形態のステアリングコラム装置の縦断面図であり、図1のA−A断面図相当である。 本発明の第9の実施形態のステアリングコラム装置の要部を示す分解斜視図である。 スリットの両端に形成された閉鎖端部の変形例を示すアウターコラムの下面図である。
1 アウターコラム
11 外周
12 係合凹部
12A、12B 係合凹部
13 内周
14 スリット
141A、141B、142A、142B、142C、142D 閉鎖端部
143 平行部
15A、15B スリット
16A、16B、16C、16D 押圧突起
17 車体前方側端面
2 インナーコラム
21 チルト中心軸
22 ブッシュ
23A、23B 係合凹部
24 スリット
25 外周
27A、27B 係合凹部
271A、271B 軸方向端部
272A、272B 軸方向端部
3 アッパー側車体取付けブラケット
31A、31B フランジ部
32A、32B 側板
321A、321B 内側面
33A、33B チルト用長溝
34 締付けロッド
341 頭部
342 回り止め部
343 固定カム
344 可動カム
345 スラスト軸受
346 調整ナット
347 雄ねじ
348 雌ねじ
349 操作レバー
41 上部ステアリングシャフト
42 下部ステアリングシャフト
5 ステアリングホイール
6 車体
7 ロアー側車体取付けブラケット
71 上部自在継手
72 中間シャフト
73 下部自在継手
74 ピニオンシャフト
75 ステアリングギヤ
8 クランプ部材
8A、8B クランプ部材
81A、81B テレスコ用長溝
82 円弧状内周面
82A、82B 円弧状内周面
83 係合突起
83A、83B 係合突起
831A、831B 軸方向端部
832A、832B 軸方向端部
84A、84B、84C 係合突起
85A、85B 押圧突起
851A、851B 押圧面
86A、86B くの字状内周面
87 係合溝
88 係合キー

Claims (6)

  1. インナーコラム、
    上記インナーコラムに軸方向に相対的に摺動可能に外嵌され、軸方向の所定長にわたって形成されたスリットを有する中空のアウターコラム、
    車体に取付け可能な車体取付けブラケット、
    上記車体取付けブラケットの内側に配置され、上記アウターコラムに係合すると共に、上記アウターコラムの外周を包持するクランプ部材、
    上記車体取付けブラケットを締付け、上記クランプ部材を介して上記アウターコラムを縮径させて、上記アウターコラムに対して軸方向に相対的に移動不能に上記インナーコラムをクランプするクランプ装置を備えており、
    上記クランプ部材は左右一体で成形されているとともに上記係合突起はこのクランプ部材とは別部品で構成されていること
    を特徴とするステアリングコラム装置。
  2. 請求項1に記載されたステアリングコラム装置において、
    上記係合突起はクランプ部材とは別部品で構成されている直方体状の係合キーであること
    を特徴とするステアリングコラム装置。
  3. 請求項1から請求項2までのいずれかに記載されたステアリングコラム装置において、
    上記クランプ部材は、上記車体取付けブラケットに対して軸方向に移動可能に配置されていること
    を特徴とするステアリングコラム装置。
  4. 請求項1から請求項2までのいずれかに記載されたステアリングコラム装置において、
    上記アウターコラムとインナーコラムとの間の摺動面には、摺動抵抗を低減する低摩擦部材が介在していること
    を特徴とするステアリングコラム装置。
  5. 請求項1から請求項2までのいずれかに記載されたステアリングコラム装置において、
    上記スリットの軸方向の両端には、上記アウターコラムの軸方向の端面に開放しない閉鎖端部が各々形成されていること
    を特徴とするステアリングコラム装置
  6. 請求項5に記載されたステアリングコラム装置において、
    上記閉鎖端部のうちの少なくとも一方には、上記スリットに対して直角方向に切り込みが形成されていること
    を特徴とするステアリングコラム装置。
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