JP2010184782A - 原稿搬送装置 - Google Patents

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【課題】搬送ローラの回転軸を良好に接地することができるとともに、搬送ローラの原稿に対する押圧力を安定させることができる原稿搬送装置を提供する。
【解決手段】少なくとも2つの支持部(凹部19)により支持されるアース用導電部材18を、当該アース用導電部材18に形成された揺動片181を介して、上記少なくとも2つの支持部の間で搬送ローラ用回転軸91に接触させる。このように、移動方向(上下方向)に沿って移動する搬送ローラ用回転軸91に対して妨げとなるアース用導電部材18の接触部分を、搬送ローラ用回転軸91の押圧力に対して揺動可能な揺動片181とすることにより、搬送ローラ9の原稿に対する押圧力に不足やばらつきが生じるのを防止することができる。これにより、搬送ローラ用回転軸91を良好に接地することができるとともに、搬送ローラ9の原稿に対する押圧力を安定させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、原稿を搬送するための搬送ローラを備えた原稿搬送装置に関するものである。
原稿搬送装置を用いて原稿を搬送する際には、搬送される原稿と、原稿の搬送路を構成する部材との間の摩擦により静電気が生じる。このような静電気を除去するための技術として、接地されたアース用導電部材を搬送ローラの回転軸に接触させ、当該アース用導電部材を介して装置の外部に静電気を放電するという技術が知られている(例えば、下記特許文献1)。当該特許文献1の例では、アース用導電部材(プレススプリング)は、その一端部が固定されるとともに、他端部が搬送ローラの回転軸を押圧する押圧部を構成している。
特開2001−233489号公報
例えば複数の搬送ローラの回転軸を1つのアース用導電部材に接触させて接地する場合などには、上記特許文献1に開示されているような構成とは異なり、アース用導電部材を少なくとも2つの支持部において支持する構成が採用される場合がある。このような構成では、上記少なくとも2つの支持部の間で、アース用導電部材を搬送ローラの回転軸に接触させる場合がある。
上記のような場合には、搬送ローラの回転軸を押圧するための押圧部材を別途設けて、当該押圧部材の押圧力に抗して移動した搬送ローラの回転軸が、アース用導電部材に接触するような構成を採用することが考えられる。しかし、このような構成では、上記少なくとも2つの支持部により支持されたアース用導電部材が、押圧部材の押圧力に抗して移動する回転軸の妨げとなり、搬送ローラの原稿に対する押圧力にばらつきが生じるおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、搬送ローラの回転軸を良好に接地することができるとともに、搬送ローラの原稿に対する押圧力を安定させることができる原稿搬送装置を提供することを目的とする。
第1の本発明に係る原稿搬送装置は、原稿を搬送するための搬送ローラを備えた原稿搬送装置であって、上記搬送ローラの回転軸を当該回転軸に対して直交する移動方向に沿って移動可能に保持する保持部材と、上記保持部材に設けられ、接地されているアース部と、上記回転軸及び上記アース部に接触するように設けられたアース用導電部材と、上記アース用導電部材を支持する少なくとも2つの支持部とを備え、上記アース用導電部材には、上記移動方向に沿って揺動可能な揺動片が形成されており、上記揺動片が、上記少なくとも2つの支持部の間で上記回転軸に接触していることを特徴とする。
このような構成によれば、少なくとも2つの支持部により支持されるアース用導電部材を、当該アース用導電部材に形成された揺動片を介して、上記少なくとも2つの支持部の間で搬送ローラの回転軸に接触させることができる。このように、移動方向に沿って移動する搬送ローラの回転軸に対して妨げとなるアース用導電部材の接触部分を、上記回転軸の押圧力に対して揺動可能な揺動片とすることにより、搬送ローラが1つであるときには原稿に対する所望の押圧力が得られなくなる(押圧力が不足する)のを防止することができ、搬送ローラが複数であるときには原稿に対する押圧力にばらつきが生じるのを防止することができる。これにより、搬送ローラの回転軸を良好に接地することができるとともに、搬送ローラの原稿に対する押圧力を安定させることができる。
第2の本発明に係る原稿搬送装置は、上記回転軸を上記移動方向に沿って押圧する押圧部材を備え、上記押圧部材が上記回転軸を押圧する方向と、上記揺動片が上記回転軸を押圧する方向とが一致しており、上記押圧部材の上記回転軸に対する押圧力が、上記揺動片の上記回転軸に対する押圧力よりも大きいことを特徴とする。
このような構成によれば、押圧部材で搬送ローラの回転軸を押圧することにより、搬送ローラの原稿に対する押圧力を付与することができる。特に、押圧部材の回転軸に対する押圧力が、揺動片の回転軸に対する押圧力よりも大きいので、揺動片の押圧力によって搬送ローラの原稿に対する押圧力に不足やばらつきが生じるのを効果的に防止することができる。
第3の本発明に係る原稿搬送装置は、上記アース用導電部材が、上記回転軸に対して直交方向に延びる長尺形状を有し、上記少なくとも2つの支持部には、上記アース用導電部材を収容した状態で支持し、上記アース用導電部材が短手方向に移動するのを防止するための凹部が形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、アース用導電部材を凹部内に収容することにより、当該アース用導電部材が短手方向に移動するのを防止することができる。アース用導電部材が搬送ローラの回転軸に対して直交方向に延びるような長尺形状である場合には、当該アース用導電部材の短手方向、すなわち上記回転軸に対して平行方向にアース用導電部材がずれやすい。そこで、本発明のように、アース用導電部材が短手方向に移動するのを防止するための凹部を設けることにより、アース用導電部材のずれを簡単な構成で防止し、揺動片と搬送ローラの回転軸とを確実に接触させることができる。
本発明によれば、移動方向に沿って移動する搬送ローラの回転軸に対して妨げとなるアース用導電部材の接触部分を、上記回転軸の押圧力に対して揺動可能な揺動片とすることにより、搬送ローラの回転軸を良好に接地することができるとともに、搬送ローラの原稿に対する押圧力を安定させることができる。
本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置を備えた画像形成装置の外観構成を示した斜視図である。 保持部材の内部構成を示した斜視図であり、閉じた状態で本体に対向するカバー部材を省略して示している。 アース用導電部材の外観構成を示した斜視図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置1を備えた画像形成装置の外観構成を示した斜視図である。以下では、図1における左奥側を左方、右手前側を右方、左手前側を前方、右奥側を後方として説明する。
この画像形成装置は、例えば、原稿搬送装置1により自動的に供給される原稿の画像を1枚ずつ読み取り、その原稿の画像データに基づいて記録紙に画像を形成することができる複写機能を備えた複合機であり、上記複写機能以外にスキャナ機能及びファクシミリ機能などを備えている。ただし、本発明に係る原稿搬送装置1は、複合機に限らず、複写機又はファクシミリ装置などの他の画像形成装置、又は、画像形成部を備えていないスキャナ装置などの各種装置に適用可能である。
この画像形成装置は、筺体2内に原稿読取部及び画像形成部(いずれも図示せず)を備えており、当該筺体2の上面に原稿搬送装置1が設けられている。原稿搬送装置1は、筺体2の上面に設けられる本体3と、当該本体3に対して開閉可能に取り付けられ、各種ローラを保持する保持部材4とを備えている。図1では、本体3に対して保持部材4が開かれた状態を示している。なお、上記原稿読取部及び上記画像形成部の構成は周知であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
原稿搬送装置1の本体3には、原稿をセットするための原稿トレイ5が設けられており、当該原稿トレイ5上にセットされた原稿が1枚ずつ原稿搬送路6へと送り出される。保持部材4を閉じた状態では、当該保持部材4と本体3とが空間を隔てて対向し、当該空間が上記原稿搬送路6を構成する。保持部材4には、ピックアップローラ7、給紙ローラ8及び搬送ローラ(従動ローラ)9,10が、それぞれ前後方向(各ローラの軸線方向)に沿って互いに平行に延びる回転軸(図示せず)を中心に回転可能に保持されている。
ピックアップローラ7は、原稿トレイ5にセットされた原稿を1枚ずつ送り出すためのローラである。この例では、2つのピックアップローラ7が、同一の回転軸を中心に回転可能に保持されている。ただし、ピックアップローラ7は、2つ設けられた構成に限らず、1つだけ設けられた構成であってもよいし、3つ以上設けられていてもよい。
給紙ローラ8は、ピックアップローラ7の近傍に配置され、ピックアップローラ7により送り出された原稿を下流側に搬送する。この例では、1つの給紙ローラ8が、回転軸を中心に回転可能に保持されている。ただし、給紙ローラ8は、1つだけ設けられた構成に限らず、複数設けられていてもよい。
本体3には、保持部材4を閉じた状態で給紙ローラ8に当接する位置に、図示しない分離部材(リタードローラ)が回転可能に設けられている。これにより、ピックアップローラ7によって2枚以上の原稿が重送されてしまった場合には、給紙ローラ8及び上記分離部材の作用により、原稿が1枚だけ搬送されるようになっている。
給紙ローラ8に対して原稿の搬送方向の下流側には、複数の搬送ローラ9,10が配置されている。これらの搬送ローラ9,10は、それぞれ本体3側の対向する位置に設けられた駆動ローラ(図示せず)とともに搬送ローラ対を構成しており、上記駆動ローラの駆動に伴って各搬送ローラ対により搬送される原稿の画像が、原稿搬送路6の途中に位置する読取位置において、筺体2内の上記原稿読取部により読み取られる。そして、上記原稿読取部で読み取られた原稿の画像データに基づいて、上記画像形成部により記録紙に画像が形成される。画像が読み取られた後の原稿は、原稿トレイ5の下方に位置する本体3の上面に形成された排出トレイ11上に排出される。
本実施形態では、保持部材4は、本体3に対して回動可能に取り付けられている。具体的には、保持部材4は、本体3の左端部に前後方向に延びるように設定された回転軸線を中心に回転可能となっている。保持部材4には、閉じた状態で右端部となる位置における前端部及び後端部に、それぞれロック爪12が保持されている。本体3には、保持部材4を閉じた状態で各ロック爪12に対応する位置に、それぞれ各ロック爪12に引っ掛かるロックピン13が設けられている。
保持部材4には、閉じた状態で右端部となる位置に、ロックピン13に対するロック爪12のロックを解除するために操作される操作レバー14が設けられている。当該操作レバー14は、前後方向に延びる回転軸線を中心に回転可能に設けられており、保持部材4を閉じた状態で操作レバー14を上方に回動させることにより、ロック爪12を回転させ、ロックピン13に対するロックを解除することができる。上記のようなロック爪12、ロックピン13及び操作レバー14は、保持部材4を閉状態でロックするためのロック機構20を構成している。
ただし、ロック機構20は、2つのロック爪12が設けられたような構成に限らず、ロック爪12が1つだけ設けられたような構成であってもよい。また、ロック機構20は、ロック爪12を用いて保持部材4をロックするような構成に限らず、保持部材4を閉状態でロックできるような構成であれば、他の各種構成を採用することができる。
図2は、保持部材4の内部構成を示した斜視図であり、閉じた状態で本体3に対向するカバー部材を省略して示している。
図2に示すように、2つのピックアップローラ7は、保持部材4により回転可能に保持された同一のピックアップローラ用回転軸71に取り付けられている。給紙ローラ8は、その前後方向(給紙ローラ8の軸線方向)の位置が上記2つのピックアップローラ7の間となるように、給紙ローラ用回転軸81に取り付けられている。ピックアップローラ用回転軸71は、その両端部がそれぞれ連結部材82を介して給紙ローラ用回転軸81に連結されている。
給紙ローラ用回転軸81の一端部には従動ギア83が取り付けられており、保持部材4を閉じた状態で、当該従動ギア83が本体3に設けられた駆動ギア(図示せず)に連結されるようになっている。上記駆動ギアは、本体3内に設けられたモータなどの駆動装置に連結されており、従動ギア83に伝達される上記駆動装置からの駆動力によって、図示しない機構により連結部材82が原稿の搬送状況に応じて給紙ローラ用回転軸81を回転軸として上下動し、給紙ローラ用回転軸81及び当該給紙ローラ用回転軸81に取り付けられた給紙ローラ8が回転するようになっている。
ピックアップローラ用回転軸71及び給紙ローラ用回転軸81は、それらに取り付けられているプーリに掛け回されたベルト84を介して連結されている。これにより、上記駆動装置からの駆動力が従動ギア83に伝達された場合には、給紙ローラ用回転軸81の回転に伴ってベルト84及び当該ベルト84に連結されたピックアップローラ用回転軸71が回転し、ピックアップローラ7及び給紙ローラ8が同期して回転するようになっている。ピックアップローラ7、給紙ローラ8、ピックアップローラ用回転軸71、給紙ローラ用回転軸81、連結部材82、従動ギア83及びベルト84などは、原稿トレイ5にセットされた原稿を1枚ずつ送り出すための原稿送出部を構成している
ロック機構20には、上述のロック爪12、ロックピン13及び操作レバー14の他に、操作レバー14に連結されたロック用回転軸15が備えられている。当該ロック用回転軸15は、前後方向(ピックアップローラ用回転軸71及び給紙ローラ用回転軸81に平行な方向)に沿って延びるように保持部材4に対して回転可能に取り付けられており、操作レバー14の操作に基づいて回転するようになっている。本実施形態では、上記ロック用回転軸15が、平面視でピックアップローラ用回転軸71及び給紙ローラ用回転軸81の間、すなわち平面視で連結部材82に重なる位置に配置されている。
搬送ローラ9は、複数設けられており、それぞれ同一の搬送ローラ用回転軸91に取り付けられている。この例では、回転不可能な搬送ローラ用回転軸91に対して、3つの搬送ローラ9が互いに間隔を隔てて回転可能に取り付けられている。搬送ローラ用回転軸91は、当該搬送ローラ用回転軸91に対して直交する方向であって、かつ、原稿の搬送方向に対して直交する方向、すなわち本実施形態における上下方向(本実施形態に係る画像形成装置における鉛直方向)を移動方向として、当該移動方向に沿って移動可能な状態で保持部材4に保持されている。
搬送ローラ用回転軸91は、押圧部材の一例である圧縮ばね92により、上記移動方向に沿って下方(本実施形態に係る画像形成装置における鉛直下方)に押圧されている。原稿搬送装置1の本体3には、保持部材4を閉じた状態で各搬送ローラ9に当接する駆動ローラ(図示せず)が配置されており、上記圧縮ばね92の作用により、各搬送ローラ9が上記駆動ローラとの間で所定のニップ圧を生じるように当接する。ここでのニップ圧とは、各搬送ローラ9の上記駆動ローラに対する押圧力と、上記駆動ローラの各搬送ローラ9に対する反発力により、各搬送ローラ9と対応する上記駆動ローラにより構成される搬送ローラ対に生じる原稿を挟む際の圧力を意味している。この例では、隣接する搬送ローラ9間にそれぞれ同一の特性を有する圧縮ばね92が配置されることにより、各搬送ローラ対のニップ圧が均一になるように設定されている。なお、上記押圧部材としては、圧縮ばね92に限らず、ゴムのような弾性体などの各種部材を用いることができる。
保持部材4には、金属板などの導電板からなるアース部16が設けられている。アース部16には、アース線17が接続されており、当該アース線17を介してアース部16が接地されている。原稿搬送装置1を用いて原稿を搬送する際には、搬送される原稿と、原稿搬送路6を構成する部材(この例では、本体3及び保持部材4)との間の摩擦により静電気が生じる。このような静電気を除去するために、本実施形態では、保持部材4により保持されている各種部品が、アース用導電部材18を介してアース部16に接続され、当該アース用導電部材18を介して装置の外部に静電気が放電されるようになっている。
本実施形態では、アース用導電部材18は、給紙ローラ8及び搬送ローラ9,10の各回転軸に対して、直接又は間接に接続されている。アース用導電部材18は、導電性を有する材料で形成された構成であれば、例えばステンレスなどの金属で形成された構成であってもよいし、導電性の樹脂などで形成された構成であってもよい。
図3は、アース用導電部材18の外観構成を示した斜視図である。このアース用導電部材18は、金属板により形成されており、ピックアップローラ7、給紙ローラ8及び搬送ローラ9,10の各回転軸に対して直交方向に延びる長尺形状を有する。
アース用導電部材18の長手方向における中央部には、搬送ローラ用回転軸91に接触させるための揺動片181が形成されている。当該揺動片181は、搬送ローラ用回転軸91に対して直交方向に延びる長尺形状を有し、その長手方向の一端部が片持ち支持されることにより、他端部が上下方向、すなわち搬送ローラ用回転軸91の上記移動方向に沿って揺動可能な自由端を構成している。
保持部材4には、搬送ローラ用回転軸91に対して原稿搬送方向の上流側及び下流側に、それぞれアース用導電部材18を支持する支持部としての凹部19が形成されている。アース用導電部材18は、これらの凹部19内に収容された状態で支持され、当該凹部19によって、アース用導電部材18が短手方向、すなわち搬送ローラ用回転軸91が延びる方向に移動するのを防止することができるようになっている。アース用導電部材18の揺動片181は、その自由端側の端部が、上記2つの凹部19の間で搬送ローラ用回転軸91に接触している。
ただし、アース用導電部材18は、凹部19により支持されるような構成に限らず、平坦面又は凸部などを含む他の支持部により支持されるような構成であってもよい。また、アース用導電部材18は、2つの支持部により支持されるような構成に限らず、3つ以上の支持部により支持されるような構成であってもよい。この場合、アース用導電部材18の揺動片181は、隣接するいずれか2つの支持部の間で搬送ローラ用回転軸91に接触するような構成であれば、いずれの支持部間で接触するような構成であってもよい。
アース用導電部材18の長手方向の一端部は、搬送ローラ10の回転軸(図示せず)に接触している。アース用導電部材18の長手方向の他端部には、円弧状に湾曲された湾曲部182が形成されており、当該湾曲部182が、給紙ローラ用回転軸81に回転可能に取り付けられたベアリング85の外周面に取り付けられている。上記湾曲部182には、ベアリング85の外周面に形成されている突起86を挿通してアース用導電部材18を固定するためのスリット183が形成されている。
アース用導電部材18には、揺動片181と湾曲部182との間、すなわち搬送ローラ用回転軸91及び給紙ローラ用回転軸81との各接触部の間に、貫通孔184が形成されている。アース用導電部材18の上記貫通孔184の周囲は、アース部16との接触部を構成しており、上記貫通孔184にねじ185を挿通して、アース部16に形成されているねじ孔(図示せず)に締め付けることにより、アース用導電部材18をアース部16に固定することができる。
本実施形態では、2つの凹部19により支持されるアース用導電部材18を、当該アース用導電部材18に形成された揺動片181を介して、上記2つの凹部19の間で搬送ローラ用回転軸91に接触させることができる。このように、移動方向(上下方向)に沿って移動する搬送ローラ用回転軸91に対して妨げとなるアース用導電部材18の接触部分を、搬送ローラ用回転軸91の押圧力に対して揺動可能な揺動片181とすることにより、搬送ローラ9の原稿及び対応する駆動ローラに対する押圧力に不足やばらつきが生じるのを防止することができる。これにより、搬送ローラ用回転軸91を良好に接地することができるとともに、搬送ローラ9の原稿及び対応する駆動ローラに対する押圧力を安定させることができる。その結果、搬送ローラ9と対応する駆動ローラによる原稿へのニップ圧も安定する。
本実施形態では、圧縮ばね92が搬送ローラ用回転軸91を押圧する方向と、揺動片181が搬送ローラ用回転軸91を押圧する方向とが一致している。また、圧縮ばね92の搬送ローラ用回転軸91に対する押圧力が、揺動片181の搬送ローラ用回転軸91に対する押圧力よりも大きくなるように設定されている。これにより、揺動片181の押圧力によって搬送ローラ9の原稿及び対応する駆動ローラに対する押圧力に不足やばらつきが生じるのを効果的に防止することができる。
また、本実施形態では、アース用導電部材18を凹部19内に収容することにより、当該アース用導電部材18が短手方向に移動するのを防止することができる。本実施形態のように、アース用導電部材18が搬送ローラ用回転軸91に対して直交方向に延びるような長尺形状である場合には、当該アース用導電部材18の短手方向、すなわち搬送ローラ用回転軸91に対して平行方向にアース用導電部材18がずれやすい。そこで、本実施形態のように、アース用導電部材18が短手方向に移動するのを防止するための凹部19を設けることにより、アース用導電部材18のずれを簡単な構成で防止し、揺動片181と搬送ローラ用回転軸91とを確実に接触させることができる。
1 原稿搬送装置
3 本体
4 保持部材
6 原稿搬送路
7 ピックアップローラ
8 給紙ローラ
9 搬送ローラ
10 搬送ローラ
16 アース部
17 アース線
18 アース用導電部材
19 凹部
71 ピックアップローラ用回転軸
81 給紙ローラ用回転軸
85 ベアリング
86 突起
91 搬送ローラ用回転軸
181 揺動片
182 湾曲部
183 スリット
184 貫通孔

Claims (3)

  1. 原稿を搬送するための搬送ローラを備えた原稿搬送装置であって、
    上記搬送ローラの回転軸を当該回転軸に対して直交する移動方向に沿って移動可能に保持する保持部材と、
    上記保持部材に設けられ、接地されているアース部と、
    上記回転軸及び上記アース部に接触するように設けられたアース用導電部材と、
    上記アース用導電部材を支持する少なくとも2つの支持部とを備え、
    上記アース用導電部材には、上記移動方向に沿って揺動可能な揺動片が形成されており、上記揺動片が、上記少なくとも2つの支持部の間で上記回転軸に接触していることを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 上記回転軸を上記移動方向に沿って押圧する押圧部材を備え、
    上記押圧部材が上記回転軸を押圧する方向と、上記揺動片が上記回転軸を押圧する方向とが一致しており、
    上記押圧部材の上記回転軸に対する押圧力が、上記揺動片の上記回転軸に対する押圧力よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 上記アース用導電部材が、上記回転軸に対して直交方向に延びる長尺形状を有し、
    上記少なくとも2つの支持部には、上記アース用導電部材を収容した状態で支持し、上記アース用導電部材が短手方向に移動するのを防止するための凹部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の原稿搬送装置。
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