JP5212647B2 - 原稿搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿を送り出すためのピックアップローラと、上記ピックアップローラにより送り出された原稿を下流側に搬送する給紙ローラとを備えた原稿搬送装置に関するものである。
原稿搬送装置の中には、ピックアップローラ及び給紙ローラを保持する保持部材を備え、当該保持部材が開閉可能に設けられた構成を有するものがある(例えば、下記特許文献1)。当該特許文献1の例では、支軸を中心に開閉可能な保持部材(上部フレーム)が設けられており、当該保持部材を開いた状態で原稿搬送路に詰まった原稿を除去することができるようになっている。
この種の原稿搬送装置には、通常、保持部材を閉状態でロックするためのロック機構が備えられている。上記ロック機構には、例えばロックを解除するために操作される操作レバーが備えられており、当該操作レバーを操作してロックを解除することにより、保持部材を開くことが可能になる。
特開2001−233489号公報
保持部材を開閉する際の操作性の観点から、上記操作レバーは、支軸から最も遠い保持部材の端部、すなわちピックアップローラ及び給紙ローラの近傍に設けられる場合が多い。この場合、ロック機構もピックアップローラ及び給紙ローラの近傍に設けられ、当該ロック機構を構成する部材の一部が、ピックアップローラ、給紙ローラ、又は、それらの周辺の部材に干渉するおそれがある。
そこで、ロック機構を構成する部材を他の部材に干渉しないように間隔を隔てて配置することも考えられるが、その場合には、無駄なスペースが生じて原稿搬送装置が大型化してしまう可能性がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、省スペースでロック機構を好適に動作させることができる原稿搬送装置を提供することを目的とする。
第1の本発明に係る原稿搬送装置は、原稿を送り出すためのピックアップローラと、上記ピックアップローラにより送り出された原稿を下流側に搬送する給紙ローラとを備えた原稿搬送装置であって、上記ピックアップローラ及び上記給紙ローラを含む原稿送出部を保持する開閉可能な保持部材と、上記保持部材を閉状態でロックするためのロック機構とを備え、上記ロック機構が、上記ロックを解除するために操作される操作レバーと、上記操作レバーの操作に基づいて回転するロック用回転軸とを有し、上記ロック用回転軸は、上記操作レバーの操作に基づいて回転する際の回転中心を構成する第1軸部と、上記原稿送出部に干渉しないように上記第1軸部に対して軸線をずらして配置された第2軸部とが、一体的に形成されることにより構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、ロック用回転軸が操作レバーの操作に基づいて回転する際の回転中心を構成する第1軸部に対して、第2軸部の軸線をずらして配置することにより、当該第2軸部が原稿送出部に干渉するのを防止することができる。これにより、原稿送出部に含まれるピックアップローラ、給紙ローラ、又は、それらの周辺の部材にロック用回転軸の一部が干渉するのを防止して、ロック機構を好適に動作させることができる。
また、一直線状に延びるロック用回転軸を他の部材に干渉しないように間隔を隔てて配置するような構成と比較して、原稿送出部に干渉しやすい領域に対応する第2軸部の軸線のみを第1軸部に対してずらすことにより、省スペース化が可能である。
第2の本発明に係る原稿搬送装置は、上記ピックアップローラが、ピックアップローラ用回転軸を中心に回転可能に保持され、上記給紙ローラが、給紙ローラ用回転軸を中心に回転可能に保持され、上記原稿送出部が、上記ピックアップローラ用回転軸と上記給紙ローラ用回転軸とを連結する連結部材を有し、上記第2軸部が、上記連結部材に干渉しないように上記第1軸部に対して軸線をずらして配置されていることを特徴とする。
このような構成によれば、第1軸部に対して第2軸部の軸線をずらして配置することにより、当該第2軸部が連結部材に干渉するのを防止することができる。ピックアップローラ及び給紙ローラに干渉させることなくロック用回転軸を省スペースで配置するためには、ピックアップローラ用回転軸と給紙ローラ用回転軸との間にロック用回転軸を配置することが考えられる。しかし、ピックアップローラ用回転軸と給紙ローラ用回転軸とが連結部材により連結されている場合には、当該連結部材にロック用回転軸が干渉するおそれがある。このような場合であっても、本発明のように、第1軸部に対して第2軸部の軸線をずらしてロック用回転軸が連結部材に干渉するのを防止することにより、省スペースでロック機構を好適に動作させることができる。
第3の本発明に係る原稿搬送装置は、上記ピックアップローラが、複数設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、複数のピックアップローラが設けられた原稿送出部の連結部材に対して、ロック用回転軸が干渉するのを防止することができる。ピックアップローラが複数設けられている場合には、ピックアップローラ用回転軸と給紙ローラ用回転軸とを連結する連結部材が、強度を向上するためにより大きい形状で形成され、ロック用回転軸を配置するためのスペースがより小さくなる。このような場合であっても、本発明のように、第1軸部に対して第2軸部の軸線をずらすことにより、ロック用回転軸が連結部材に干渉するのを確実に防止することができる。
本発明によれば、ロック用回転軸が操作レバーの操作に基づいて回転する際の回転中心を構成する第1軸部に対して、第2軸部の軸線をずらして配置することにより、当該第2軸部が原稿送出部に干渉するのを防止し、省スペースでロック機構を好適に動作させることができる。
本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置を備えた画像形成装置の外観構成を示した斜視図である。 保持部材の内部構成を示した斜視図であり、閉じた状態で本体に対向するカバー部材を省略して示している。 ロック用回転軸の外観構成を示した斜視図である。 保持部材の一部を示した断面図であり、(a)〜(c)にロック用回転軸の回転位置がそれぞれ異なる状態を示している。
図1は、本発明の一実施形態に係る原稿搬送装置1を備えた画像形成装置の外観構成を示した斜視図である。以下では、図1における左奥側を左方、右手前側を右方、左手前側を前方、右奥側を後方として説明する。
この画像形成装置は、例えば、原稿搬送装置1により自動的に供給される原稿の画像を1枚ずつ読み取り、その原稿の画像データに基づいて記録紙に画像を形成することができる複写機能を備えた複合機であり、上記複写機能以外にスキャナ機能及びファクシミリ機能などを備えている。ただし、本発明に係る原稿搬送装置1は、複合機に限らず、複写機又はファクシミリ装置などの他の画像形成装置、又は、画像形成部を備えていないスキャナ装置などの各種装置に適用可能である。
この画像形成装置は、筺体2内に原稿読取部及び画像形成部(いずれも図示せず)を備えており、当該筺体2の上面に原稿搬送装置1が設けられている。原稿搬送装置1は、筺体2の上面に設けられる本体3と、当該本体3に対して開閉可能に取り付けられ、各種ローラを保持する保持部材4とを備えている。図1では、本体3に対して保持部材4が開かれた状態を示している。なお、上記原稿読取部及び上記画像形成部の構成は周知であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
原稿搬送装置1の本体3には、原稿をセットするための原稿トレイ5が設けられており、当該原稿トレイ5上にセットされた原稿が1枚ずつ原稿搬送路6へと送り出される。保持部材4を閉じた状態では、当該保持部材4と本体3とが空間を隔てて対向し、当該空間が上記原稿搬送路6を構成する。保持部材4には、ピックアップローラ7、給紙ローラ8及び搬送ローラ(従動ローラ)9,10が、それぞれ前後方向(各ローラの軸線方向)に沿って互いに平行に延びる回転軸(図示せず)を中心に回転可能に保持されている。
ピックアップローラ7は、原稿トレイ5にセットされた原稿を1枚ずつ送り出すためのローラである。この例では、2つのピックアップローラ7が、同一の回転軸を中心に回転可能に保持されている。ただし、ピックアップローラ7は、2つ設けられた構成に限らず、1つだけ設けられた構成であってもよいし、3つ以上設けられていてもよい。
給紙ローラ8は、ピックアップローラ7の近傍に配置され、ピックアップローラ7により送り出された原稿を下流側に搬送する。この例では、1つの給紙ローラ8が、回転軸を中心に回転可能に保持されている。ただし、給紙ローラ8は、1つだけ設けられた構成に限らず、複数設けられていてもよい。
本体3には、保持部材4を閉じた状態で給紙ローラ8に当接する位置に、図示しない分離部材(リタードローラ)が回転可能に設けられている。これにより、ピックアップローラ7によって2枚以上の原稿が重送されてしまった場合には、給紙ローラ8及び上記分離部材の作用により、原稿が1枚だけ搬送されるようになっている。
給紙ローラ8に対して原稿の搬送方向の下流側には、複数の搬送ローラ9,10が配置されている。これらの搬送ローラ9,10は、それぞれ本体3側の対向する位置に設けられた駆動ローラ(図示せず)とともに搬送ローラ対を構成しており、上記駆動ローラの駆動に伴って各搬送ローラ対により搬送される原稿の画像が、原稿搬送路6の途中に位置する読取位置において、筺体2内の上記原稿読取部により読み取られる。そして、上記原稿読取部で読み取られた原稿の画像データに基づいて、上記画像形成部により記録紙に画像が形成される。画像が読み取られた後の原稿は、原稿トレイ5の下方に位置する本体3の上面に形成された排出トレイ11上に排出される。
本実施形態では、保持部材4は、本体3に対して回動可能に取り付けられている。具体的には、保持部材4は、本体3の左端部に前後方向に延びるように設定された回転軸線を中心に回転可能となっている。保持部材4には、閉じた状態で右端部となる位置における前端部及び後端部に、それぞれロック爪12が保持されている。本体3には、保持部材4を閉じた状態で各ロック爪12に対応する位置に、それぞれ各ロック爪12に引っ掛かるロックピン13が設けられている。
保持部材4には、閉じた状態で右端部となる位置に、ロックピン13に対するロック爪12のロックを解除するために操作される操作レバー14が設けられている。当該操作レバー14は、前後方向に延びる回転軸線を中心に回転可能に設けられており、保持部材4を閉じた状態で操作レバー14を上方に回動させることにより、ロック爪12を回転させ、ロックピン13に対するロックを解除することができる。上記のようなロック爪12、ロックピン13及び操作レバー14は、保持部材4を閉状態でロックするためのロック機構20を構成している。
ただし、ロック機構20は、2つのロック爪12が設けられたような構成に限らず、ロック爪12が1つだけ設けられたような構成であってもよい。また、ロック機構20は、ロック爪12を用いて保持部材4をロックするような構成に限らず、保持部材4を閉状態でロックできるような構成であれば、他の各種構成を採用することができる。
図2は、保持部材4の内部構成を示した斜視図であり、閉じた状態で本体3に対向するカバー部材を省略して示している。
図2に示すように、2つのピックアップローラ7は、保持部材4により回転可能に保持された同一のピックアップローラ用回転軸71に取り付けられている。給紙ローラ8は、その前後方向(給紙ローラ8の軸線方向)の位置が上記2つのピックアップローラ7の間となるように、給紙ローラ用回転軸81に取り付けられている。ピックアップローラ用回転軸71は、その両端部がそれぞれ連結部材82を介して給紙ローラ用回転軸81に連結されている。
給紙ローラ用回転軸81の一端部には従動ギア83が取り付けられており、保持部材4を閉じた状態で、当該従動ギア83が本体3に設けられた駆動ギア(図示せず)に連結されるようになっている。上記駆動ギアは、本体3内に設けられたモータなどの駆動装置に連結されており、従動ギア83に伝達される上記駆動装置からの駆動力によって、図示しない機構により連結部材82が原稿の搬送状況に応じて給紙ローラ用回転軸81を回転軸として上下動し、給紙ローラ用回転軸81及び当該給紙ローラ用回転軸81に取り付けられた給紙ローラ8が回転するようになっている。
ピックアップローラ用回転軸71及び給紙ローラ用回転軸81は、それらに取り付けられているプーリに掛け回されたベルト84を介して連結されている。これにより、上記駆動装置からの駆動力が従動ギア83に伝達された場合には、給紙ローラ用回転軸81の回転に伴ってベルト84及び当該ベルト84に連結されたピックアップローラ用回転軸71が回転し、ピックアップローラ7及び給紙ローラ8が同期して回転するようになっている。ピックアップローラ7、給紙ローラ8、ピックアップローラ用回転軸71、給紙ローラ用回転軸81、連結部材82、従動ギア83及びベルト84などは、原稿トレイ5にセットされた原稿を1枚ずつ送り出すための原稿送出部を構成している。
ロック機構20には、上述のロック爪12、ロックピン13及び操作レバー14の他に、操作レバー14に連結されたロック用回転軸15が備えられている。当該ロック用回転軸15は、前後方向(ピックアップローラ用回転軸71及び給紙ローラ用回転軸81に平行な方向)に沿って延びるように保持部材4に対して回転可能に取り付けられており、操作レバー14の操作に基づいて回転するようになっている。本実施形態では、上記ロック用回転軸15が、平面視でピックアップローラ用回転軸71及び給紙ローラ用回転軸81の間、すなわち平面視で連結部材82に重なる位置に配置されている。
搬送ローラ9は、複数設けられており、それぞれ同一の搬送ローラ用回転軸91に取り付けられている。この例では、回転不可能な搬送ローラ用回転軸91に対して、3つの搬送ローラ9が互いに間隔を隔てて回転可能に取り付けられている。搬送ローラ用回転軸91は、当該搬送ローラ用回転軸91に対して直交する方向であって、かつ、原稿の搬送方向に対して直交する方向、すなわち本実施形態における上下方向(本実施形態に係る画像形成装置における鉛直方向)を移動方向として、当該移動方向に沿って移動可能な状態で保持部材4に保持されている。
搬送ローラ用回転軸91は、押圧部材の一例である圧縮ばね92により、上記移動方向に沿って下方(本実施形態に係る画像形成装置における鉛直下方)に押圧されている。原稿搬送装置1の本体3には、保持部材4を閉じた状態で各搬送ローラ9に当接する駆動ローラ(図示せず)が配置されており、上記圧縮ばね92の作用により、各搬送ローラ9が上記駆動ローラとの間で所定のニップ圧を生じるように当接する。ここでのニップ圧とは、各搬送ローラ9の上記駆動ローラに対する押圧力と、上記駆動ローラの各搬送ローラ9に対する反発力により、各搬送ローラ9と対応する上記駆動ローラにより構成される搬送ローラ対に生じる原稿を挟む際の圧力を意味している。この例では、隣接する搬送ローラ9間にそれぞれ同一の特性を有する圧縮ばね92が配置されることにより、各搬送ローラ対のニップ圧が均一になるように設定されている。なお、上記押圧部材としては、圧縮ばね92に限らず、ゴムのような弾性体などの各種部材を用いることができる。
保持部材4には、金属板などの導電板からなるアース部16が設けられている。アース部16には、アース線17が接続されており、当該アース線17を介してアース部16が接地されている。原稿搬送装置1を用いて原稿を搬送する際には、搬送される原稿と、原稿搬送路6を構成する部材(この例では、本体3及び保持部材4)との間の摩擦により静電気が生じる。このような静電気を除去するために、本実施形態では、保持部材4により保持されている各種部品が、アース用導電部材18を介してアース部16に接続され、当該アース用導電部材18を介して装置の外部に静電気が放電されるようになっている。
本実施形態では、アース用導電部材18は、給紙ローラ8及び搬送ローラ9,10の各回転軸に対して、直接又は間接に接続されている。アース用導電部材18は、導電性を有する材料で形成された構成であれば、例えばステンレスなどの金属で形成された構成であってもよいし、導電性の樹脂などで形成された構成であってもよい。
図3は、ロック用回転軸15の外観構成を示した斜視図である。このロック用回転軸15は、同一の軸線A上に互いに間隔を隔てて延びる2つの第1軸部151と、これらの第1軸部151の間に配置され、その両端部が各第1軸部151の端部に連結された第2軸部152とが、一体的に形成されることにより構成されている。
第2軸部152は、その軸線Bを第1軸部151の軸線Aに対してずらした状態で配置されており、上記軸線A,Bは互いに平行に延びている。第1軸部151の軸線A及び第2軸部152の軸線Bは、それぞれピックアップローラ7、給紙ローラ8及び搬送ローラ9,10の各回転軸に対して平行に延びている。第1軸部151は、保持部材4により軸線Aを中心に回転可能に保持されている。
ロック爪12は、各第1軸部151における第2軸部152側とは反対側の端部にそれぞれ固定されている。操作レバー14は、一方の第1軸部151に固定されており、当該操作レバー14の操作に基づいて、第1軸部151を回転中心としてロック用回転軸15を回転させることができる。
各第1軸部151には、付勢部材としての引張ばね(図示せず)を取り付けるための第1取付部153が形成されている。図2に示すように、保持部材4には、各第1取付部153に一端部が取り付けられた引張ばねの他端部を取り付けるための第2取付部154が、各第1取付部153に対応付けて形成されている。各第1取付部153及び対応する第2取付部154の間に引張ばねを掛け渡すことにより、ロック用回転軸15に付勢力を付与し、保持部材4を閉じたときに各ロック爪12を対応するロックピン13に引っ掛けた状態で保持することができる。この状態から操作レバー14を操作することにより、引張ばねの付勢力に抗してロック用回転軸15を回転させ、各ロック爪12のロックピン13に対するロックを解除することができる。
図4は、保持部材4の一部を示した断面図であり、(a)〜(c)にロック用回転軸15の回転位置がそれぞれ異なる状態を示している。
図4(a)は、ロック用回転軸15に対する引張ばねの付勢力によって、各ロック爪12が対応するロックピン13に引っ掛かったロック状態を示している。この状態で操作レバー14を操作した場合には、図4(b)に示すように、ロック用回転軸15が第1軸部151を中心に回転する。このとき、第2軸部152は、その軸線Bが第1軸部151の軸線Aに対してずれているため、第1軸部151を中心に回動する。そして、図4(b)に示した状態からロック用回転軸15をさらに回転させるように操作レバー14を操作することにより、図4(c)に示すように、各ロック爪12が対応するロックピン13から離間したロック解除状態となる。
図4(a)〜(c)に示すように、ロック用回転軸15は、その第1軸部151の延長線上に連結部材82が存在している。このような構成であっても、本実施形態では、ロック用回転軸15の連結部材82に対向する部分が軸線をずらして配置された第2軸部152により構成されているため、ロック用回転軸15が連結部材82に干渉しないようになっている。このように、ロック用回転軸15が連結部材82に干渉するのを防止することにより、ロック機構20を好適に動作させることができる。
また、一直線状に延びるロック用回転軸を他の部材に干渉しないように間隔を隔てて配置するような構成と比較して、連結部材82に干渉しやすい領域に対応する第2軸部152の軸線Bのみを第1軸部151に対してずらすことにより、省スペース化が可能である。
ピックアップローラ7及び給紙ローラ8に干渉させることなくロック用回転軸15を省スペースで配置するためには、本実施形態のように、ピックアップローラ用回転軸71と給紙ローラ用回転軸81との間にロック用回転軸15を配置することが考えられる。しかし、本実施形態のようにピックアップローラ用回転軸71と給紙ローラ用回転軸81とが連結部材82により連結されている場合には、当該連結部材82にロック用回転軸15が干渉するおそれがある。このような場合であっても、本実施形態のように、第1軸部151に対して第2軸部152の軸線Bをずらしてロック用回転軸15が連結部材82に干渉するのを防止することにより、省スペースでロック機構20を好適に動作させることができる。
また、本実施形態のようにピックアップローラ7が複数設けられている場合には、ピックアップローラ用回転軸71と給紙ローラ用回転軸81とを連結する連結部材82が、強度を向上するためにより大きい形状で形成され、ロック用回転軸15を配置するためのスペースがより小さくなる。このような場合であっても、本実施形態のように、第1軸部151に対して第2軸部152の軸線Bをずらすことにより、ロック用回転軸15が連結部材82に干渉するのを確実に防止することができる。
なお、本実施形態では、連結部材82における第2軸部152に対向する位置に、円弧状の切欠き821が形成されている。連結部材82の強度を十分に確保できる範囲内で上記のような切欠き821を設けることにより、ロック用回転軸15が連結部材82に干渉するのをより確実に防止することができる。
以上の実施形態では、ロック用回転軸15の第2軸部152が、連結部材82に干渉しないように配置された構成について説明した。しかし、このような構成に限らず、原稿送出部に含まれる他の部材、例えばピックアップローラ7、給紙ローラ8、又は、それらの周辺の部材に対して、ロック用回転軸15の第2軸部152が干渉しないように配置された構成であってもよい。
1 原稿搬送装置
3 本体
4 保持部材
7 ピックアップローラ
8 給紙ローラ
9 搬送ローラ
10 搬送ローラ
12 ロック爪
13 ロックピン
14 操作レバー
15 ロック用回転軸
20 ロック機構
71 ピックアップローラ用回転軸
81 給紙ローラ用回転軸
82 連結部材
91 搬送ローラ用回転軸
151 第1軸部
152 第2軸部

Claims (3)

  1. 原稿を送り出すためのピックアップローラと、上記ピックアップローラにより送り出された原稿を下流側に搬送する給紙ローラとを備えた原稿搬送装置であって、
    上記ピックアップローラ及び上記給紙ローラを含む原稿送出部を保持する開閉可能な保持部材と、
    上記保持部材を閉状態でロックするためのロック機構とを備え、
    上記ロック機構が、上記ロックを解除するために操作される操作レバーと、上記操作レバーの操作に基づいて回転するロック用回転軸とを有し、
    上記ロック用回転軸は、上記操作レバーの操作に基づいて回転する際の回転中心を構成する第1軸部と、上記原稿送出部に干渉しないように上記第1軸部に対して軸線をずらして配置された第2軸部とが、一体的に形成されることにより構成されていることを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 上記ピックアップローラが、ピックアップローラ用回転軸を中心に回転可能に保持され、
    上記給紙ローラが、給紙ローラ用回転軸を中心に回転可能に保持され、
    上記原稿送出部が、上記ピックアップローラ用回転軸と上記給紙ローラ用回転軸とを連結する連結部材を有し、
    上記第2軸部が、上記連結部材に干渉しないように上記第1軸部に対して軸線をずらして配置されていることを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 上記ピックアップローラが、複数設けられていることを特徴とする請求項2に記載の原稿搬送装置。
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