JP2007168930A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007168930A
JP2007168930A JP2005365207A JP2005365207A JP2007168930A JP 2007168930 A JP2007168930 A JP 2007168930A JP 2005365207 A JP2005365207 A JP 2005365207A JP 2005365207 A JP2005365207 A JP 2005365207A JP 2007168930 A JP2007168930 A JP 2007168930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
lever
support shaft
paper feed
pickup roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005365207A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Wada
博 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2005365207A priority Critical patent/JP2007168930A/ja
Publication of JP2007168930A publication Critical patent/JP2007168930A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】ピックアップローラを容易に交換でき、簡素な構造の給紙装置を提供する。
【解決手段】本給紙装置1では、用紙載置部5を開放した状態と覆う状態とに開閉する給紙カバー4と、給紙カバー4を開けるときに操作するレバー10を有している。給紙カバー4には、基端部14aが回動自在に支持され、先端部14bにピックアップローラ8が設けられた支持アーム14を有している。支持アーム14に第1の係合部としての鉤部21が設けられ、レバー10に第2の係合部としての支軸12が設けられている。第2の係合部は、第1の係合部と係合して、ピックアップローラ8が所定の位置としての凹部13a内に位置するように支持アーム14を係止する。レバー10の操作に連動して、第1および第2の係合部の係合を解除する。係合の解除状態で、支持アーム14を回動させて、ピックアップローラ8を交換し易い位置に移動させることができる。
【選択図】図5

Description

この発明は、例えば、複写機、ファクシミリ、スキャナーに用いられる給紙装置に関する。
給紙装置は、例えば、用紙搬送路を区画する装置本体と、この装置本体に対向して配置されて用紙搬送路を区画する給紙カバーとを有している。用紙搬送路に用紙を送るために、給紙カバーには、搬送用のローラが回転自在に配置され、このローラは、揺動自在に支持された支持アームを介して、給紙カバーに支持されている。給紙カバーは、装置本体に対して開閉できるようになっていて、用紙搬送路でのジャム処理をするときには、レバー操作により給紙カバーを開くようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−180585号公報
ところで、給紙装置が、給紙カバーにピックアップローラと呼ばれる給紙用のローラを有している場合がある。このローラは、駆動されて回転することにより、積層された用紙の最上部の一枚を取り出して、搬送するようになっている。一方で、用紙を確実に繰り出すために、ローラの表面は軟質に形成される傾向にあり、長期間使用すると、傷むことがある。このような場合、ピックアップローラを交換する必要がある。
しかし、従来の給紙装置では、通例、ピックアップローラの交換について何ら考慮されていない。また、特許文献1の給紙カバーのローラも同様であり、例えば、ローラは、給紙カバー内部に配置されていて、交換に手間がかかる。
また、ピックアップローラの交換のために、給紙装置の構造が複雑化することは好ましくない。
そこで、この発明の目的は、ピックアップローラを容易に交換でき、簡素な構造の給紙装置を提供することである。
本発明の給紙装置は、用紙を載置するための用紙載置部と、上記用紙載置部に載置された用紙の移動方向先端側部分を開放した状態と覆う状態とに開閉する給紙カバーと、上記給紙カバーに備えられ当該給紙カバーを開けるときに操作するレバーと、上記給紙カバーに備えられ、基端部が回動自在に支持され、先端部に用紙を繰り出すためのピックアップローラが備えられた支持アームと、上記支持アームに設けられた第1の係合部と、上記レバーに設けられた第2の係合部であって、第1の係合部と係合して、ピックアップローラが所定の位置になるように支持アームを係止し、レバーの操作に連動してその係合を解除する第2の係合部とを含むことを特徴とする。
この発明によれば、レバーを操作して、第1および第2の係合部の係合を解除し、支持アームを回動させて、ピックアップローラを交換し易い位置に移動させることができる。従って、ピックアップローラを容易に交換することが可能となる。また、レバーを操作しないときには、支持アームを係止し、ピックアップローラを所定の位置に保持して、ピックアップローラにより用紙を繰り出すことができる。また、レバーを、給紙カバーの開閉用と支持アームの回動の解除用とで兼用するので、構造を簡素化できる。
また、本発明において、上記第2の係合部は、上記レバーを支持する支軸を含み、上記レバーが、支軸の回りに回動操作されたときに、支軸が弾力的に撓むことにより、支軸から第1の係合部が外れる場合がある。この場合、第2の係合部と支軸とを一体化できるので、構造を簡素化できる。
また、本発明において、上記レバーは、カバーの開閉のために第1の角度範囲で回動され、第1および第2の係合解除のために第1の角度範囲とは異なる第2の角度範囲で回動される場合がある。この場合、例えば、通常の用紙の詰まり(ジャム)の処理時と、ピックアップローラの交換時とで、レバーの回動の角度範囲を異ならせることができる。その結果、ジャム処理時に、第1および第2の係合部の係合が不用意に解除されることがなく、支持アームがジャム処理に邪魔になることがない。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態では、給紙装置が、画像形成装置としての複写機に設けられた原稿給送装置である場合に則して説明するが、本発明はこれに限らず、例えば、給紙装置が、ファクシミリ、スキャナー等の画像読取装置に設けられた原稿給送装置であってもよいし、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置の記録用紙供給部であってもよい。
図1は、本発明の一実施形態の給紙装置の斜視図である。図1を参照する。給紙装置1は、複写機2の上面2aに配置される。この上面2aには、複写機2の画像読取装置が設けられている。給紙装置1は、複写機2の画像読取装置を覆うように配置されている。
給紙装置1は、装置本体3と、この装置本体3に開閉可能に取り付けられた給紙カバー4とを有している。給紙カバー4は、通常時は図1に示すように閉じられていて、この状態で、用紙が搬送される。
装置本体3は、複写機2の上面2aを覆うように平面視で略長方形に形成されている。装置本体3は、原稿としての複数の用紙(用紙束)を積層状態で載置するための用紙載置部5と、用紙載置部5から送られた用紙を溜めておくための排紙トレイ6とを有している。排紙トレイ6は、用紙載置部5の下方に配置されている。
給紙装置1は、用紙載置部5に載せられた用紙を送るための搬送機構7を有するとともに、装置本体3と給紙カバー4との間に搬送路(図示せず)を区画している。
搬送機構7は、用紙載置部5に載置された用紙を一枚ずつ繰り出すためのピックアップローラ8と、給紙ベルト(図示せず)と、分離ローラ(図示せず)とを有している。ピックアップローラ8は、給紙カバー4の下面側に配置されて、用紙載置部5の端部に対向している。給紙カバー4が閉じられた状態で、ピックアップローラ8は、用紙載置部5に載置された用紙束のなかで最も上方に位置している用紙の上面に当接するようにされている。給紙ベルトは、給紙カバー4に設けられて、回転駆動される。分離ローラは、装置本体3に設けられて、給紙ベルトに対向して摺接する。給紙ベルトと分離ローラとは、ピックアップローラ8よりも用紙の搬送方向下流側に配置されている。搬送機構7は、用紙載置部5に載置された用紙束から順次一枚ずつ用紙を分離して所定方向F1へ送り出す。
給紙装置1では、用紙載置部5に載せられた用紙は、搬送機構7により所定方向F1へ送られる。送られた用紙は、搬送路を通り下方に送られて、複写機2の上面2aを経て上述の所定方向F1とは逆向きに排紙トレイ6に送られる。
給紙カバー4は、用紙の詰まりを解消するために、開閉可能とされている。給紙カバー4の一方の端部が、装置本体3の長手方向について装置本体3の端部に取り付けられていて、回動軸線4aの回りに回動可能に支持されている。この回動軸線4aは、装置本体3の短手方向と平行に延びている。給紙カバー4は、回動軸線4aの回りに回動することにより、開放状態と覆う状態とに開閉することができる。
図2は、図1に示す給紙装置の概略構成を示す模式図であり、給紙カバー4の覆う状態であり且つ用紙を搬送するための状態を示す。図3は、図1に示す給紙装置の概略構成を示す模式図であり、給紙カバー4の覆う状態であり且つ用紙を搬送しない状態を示す。
図1および図2を参照して、給紙カバー4は、覆う状態で、上述の搬送路を覆い、用紙載置部5の端部を覆い、用紙載置部5に載置された用紙9の端部9aを覆うことができる。この用紙9の端部9aは、用紙載置部5に載置された用紙9が搬送機構7により移動する所定方向F1に沿って下流側(移動方向先端側に相当する。)にある用紙9の端部9aである。この端部9aの上面に当接できるようにピックアップローラ8が配置されている。
給紙カバー4が覆う状態であるときには、ピックアップローラ8は、給紙カバー4内に配置されて、ピックアップローラ8の下部のみが用紙載置部5に臨んでいる。
また、用紙載置部5は、上下方向に沿って移動できるように装置本体3に支持されていて、図示しない駆動源により駆動される。図3を参照して、給紙カバー4が覆う状態であり且つ用紙を搬送しないとき、例えば用紙が載せられていないときには、用紙載置部5は下方へ移動している。また、図2を参照して、給紙カバー4が覆う状態であり且つ用紙を搬送するときには、用紙載置部5は上方へ移動して、その上に載せた用紙をピックアップローラ8に当接させるようになっている。
図4は、図1に示す給紙装置の概略構成を示す模式図であり、給紙カバー4の開放状態であり且つ用紙のつまりを解消するための状態を示す。図5は、図1に示す給紙装置の概略構成を示す模式図であり、給紙カバー4の開放状態であり且つピックアップローラ8のメンテナンスのための状態を示す。図6は、図4に示す状態の給紙カバー4を斜め下方から見た斜視図である。図7は、図5に示す状態の給紙カバー4の要部を斜め下方から見た斜視図である。
図1および図4を参照して、給紙カバー4は、開放状態で、搬送路と、用紙載置部5の端部と、上記用紙9の上記部分9aを開放することができる。用紙の詰まりを解消するために、給紙カバー4を開放状態にする場合には、図6に示すように、ピックアップローラ8は給紙カバー4の下面に形成された凹部13a内に配置されている。これにより、ピックアップローラ8が邪魔にならないので、用紙の詰まりの解消作業が容易である。
図5および図7を参照して、本実施形態では、給紙カバー4を開放状態としたときに、ピックアップローラ8を給紙カバー4の下面から突出させて、ピックアップローラ8の全体を露出させることができる。これにより、ピックアップローラ8を容易にメンテナンスすることができる。例えば、ピックアップローラ8を容易に交換することができる。
図6および図7を参照して、給紙カバー4は、複数の部材を有し一体的に移動可能なユニットである。給紙カバー4は、給紙カバー4を開けるときに手動操作するためのレバー10と、給紙カバー4を覆う状態に維持するためのロック部材11と、レバー10を回動自在に支持するための支軸12と、給紙カバー4の外装部材であるとともに搬送路を形成し装置本体3に開閉可能に連結されたカバー本体13とを有している。
また、給紙カバー4は、上述のピックアップローラ8と、給紙ベルト(図示せず)と、給紙ベルトおよびピックアップローラ8を揺動自在に支持する支持アーム14と、支持アーム14の揺動中心として機能するとともに駆動軸としても機能する駆動側の支軸15と、従動軸として機能するとともにピックアップローラ8を支持する従動側の支軸16と、支軸15の回動を支軸16を経てピックアップローラ8に伝達するための駆動プーリ17、従動プーリ18およびベルト19とを有している。
カバー本体13に、レバー10、支軸12、ピックアップローラ8、支持アーム14、支軸15、支軸16、駆動プーリ17、従動プーリ18等が取り付けられている。
支持アーム14の基端部14aは、支軸15の軸方向中間部に取り付けられていて、支軸15に相対回動自在に支持されている。支持アーム14の先端部14bには、ピックアップローラ8および支軸16が配置されている。支持アーム14の先端部14bは、支軸16を相対回動自在に支持し、支軸16を介してピックアップローラ8を支持している。支軸16は、支軸15と平行に配置されるとともに、ピックアップローラ8と同心に配置されている。
ピックアップローラ8は、図示しない駆動源としての電動モータにより駆動される。すなわち、駆動側の支軸15は、その軸線の回りにカバー本体13に回転自在に支持されている。支軸15は、電動モータに連結されていて、電動モータによって駆動される。支軸15には、その軸方向の中間部に、支持アーム14の基端部14aが取り付けられている。支軸15には、支持アーム14の基端部14aの両側に、対をなす駆動プーリ17が設けられている。駆動プーリ17は、2つが設けられ、それぞれが支軸15に一体回転できるように固定されている。
一方、支軸16には、一対の従動プーリ18が取り付けられていて、一体回転できるように固定されている。支軸16の軸方向S1について、一対の従動プーリ18の間に支持アーム14およびピックアップローラ8が配置されている。ベルト19は、ピックアップローラ8の回転軸方向S1(支軸16の軸方向に相当する。)両側に対をなして配置されている。また、支軸16には、一方向回転伝達機構としてのワンウェイクラッチが設けられ、これを介してピックアップローラ8が支軸16に連結されている。
電動モータが駆動されると、回転が、支軸15、駆動プーリ17、ベルト19、従動プーリ18、支軸16、およびワンウェイクラッチを介してピックアップローラ8に伝達される。ピックアップローラ8は、中心軸線8bの回りに一方向R1(図6参照)に回転して、用紙を送ることができる。一方、電動モータを停止した状態では、ピックアップローラ8は、他方向R2に回転が規制され、一方向R1への回転が許容される。このように、電動モータおよびワンウェイクラッチは、一方向回動規制手段として機能する。また、ピックアップローラ8の外周は弾性体により凹凸形状に形成されている。なお、用紙の搬送は、上述のように図2に示すように給紙カバー4の覆う状態でなされる。
図6および図7を参照して、本実施形態では、支持アーム14は、カバー本体13に揺動自在に支持されている。支持アーム14は、用紙搬送用の所定の位置としてのカバー本体13の凹部13a内にある位置(図6参照)と、メンテナンス用の位置として支持アーム14の先端部14bがカバー本体13から突出した位置(図7参照)とに移動できるようになっている。また、支持アーム14は、後述するように上述の所定の位置からの移動を規制されている。この規制を解除することで、上述のような移動が可能となる。本実施形態では、規制の解除のために、給紙カバー4の開閉用のレバー10を利用している。
図8は、給紙カバー4内の要部としての、主にレバー10に関連する部分の斜視図である。図6および図8を参照する。
レバー10は、支軸12から径方向外方へ延びていて、支軸12の軸方向中央部に一体回動できるように固定されている。支軸12の両端部には、上述のロック部材11が一対で一体回動できるように固定されている。これにより、レバー10と一対のロック部材11とが、支軸12の中心軸線12aの回りに一体的に回動することができる。
支軸12の軸方向両端部は、給紙カバー4のカバー本体13に回動自在に支持されている。支軸12の中心軸線12aは、支軸15と平行に配置されている。レバー10および支軸12の回動角度範囲は、所定角度範囲D0(図11参照)に規制されている。この所定角度範囲D0内で、レバー10およびロック部材11は揺動することができる。
ロック部材11は、覆う状態を維持するためのロック機構の一部を構成している。ロック機構は、給紙カバー4に設けられた上述のロック部材11と、これに対応して装置本体3に設けられた相手方のロック部材(図示せず)とを有している。給紙カバー4側のロック部材11が、装置本体3側のロック部材に係合することにより、ロックが達成されて、給紙カバー4は覆う状態で維持される。
また、ロック部材11は、ロックが維持される向きである所定の一方向R3に向けて回動するように付勢部材としてのばね20により引っ張り付勢されている。
一方で、ばね20の付勢力に抗してレバー10が操作されると、給紙カバー4側のロック部材11が他方向R4へ向けて変位し、給紙カバー4側のロック部材11と装置本体3側のロック部材との係合が解除(ロック解除)される。これにより、給紙カバー4は自在に開閉できる。
図9は、図1の給紙カバーの要部の模式的な断面図であり、レバー10が操作されていない状態を示す。図6および図9を参照する。
本実施形態では、給紙装置1は、カバー本体13の凹部13aからの支持アーム14の移動を規制するために、支持アーム14に設けられた第1の係合部としての鉤部21と、レバー10に設けられた第2の係合部としての支軸12の軸方向中間部とを有している。第1および第2の係合部が互いに係合することにより、ピックアップローラ8が所定の位置、すなわち、凹部13a内に位置するように、支持アーム14を係止する。また、レバー10の操作に連動して、第1および第2の係合部の係合が解除されるようになっている。
鉤部21は、支軸15から離れた支持アーム14の先端部14bに形成されている。鉤部21は、支軸15の周方向に延びる腕部と、腕部の先端から支軸15の径方向外方に向けて延びる突出部とを有している。この突出部は、支軸12の軸方向に離隔して2箇所に設けられていて、支軸12の軸方向中間部であってレバー10を挟んだ両側の部分に引っ掛かって当接するようになっている。
図10、図11および図12は、図1の給紙カバーの要部の模式的な断面図であり、図10にレバー10の操作途中の状態を、図11に操作が進行した状態を、図12にさらに操作が進行した状態を示す。
レバー10の揺動の所定角度範囲D0は、給紙カバー4の開閉のためのロック解除用に設定された第1の角度範囲D1と、第1および第2の係合部の係合の解除のための第2の角度範囲D2とを有している。第2の角度範囲D2は、第1の角度範囲D1に隣接する角度範囲であり、第1の角度範囲D1とは異なる角度範囲である。
図9および図10を参照して、第1の角度範囲D1では、支軸12の中心軸線12aを中心として、軽い力でレバー10を回動操作することができる。図9に示す第1の角度範囲D1の一方の端では、レバー10の操作部が水平方向に延び、図10に示す他方の端では、レバー10の操作部が水平方向に対して小さな角度D1で斜めに延びる。また、第1の角度範囲D1の両端では、カバー本体13とレバー10とが互いに当接する。これにより、レバー10を軽く回動させることができる第1の角度範囲D1が規制される。
図6および図10を参照して、給紙カバー4が開かれる開操作時に、操作者がレバー10の先端の操作部を持ち上げるように手動操作すると、レバー10は支軸12を中心に所定方向R4に、第1の角度範囲D1の一方の端から他方の端へ回動される。これに伴い、ロック部材11のロック状態を解除できる。操作者が、ロックを解除したままで、給紙カバー4を持ち上げると、給紙カバー4を開くことができる(図4参照)。なお、操作者が給紙カバー4を閉じると、ロック機構はばね20の付勢力により自律的にロック状態となる。
図10および図11を参照して、第2の角度範囲D2の一方の端(図10参照)は、第1の角度範囲D1の他方の端に相当する。第2の角度範囲D2の他方の端(図11参照)では、レバー10の操作部が水平方向に対して大きな角度D2で斜めに延びる。第2の角度範囲D2では、カバー本体13の部分22とレバー10の部分23とが互いに当接する。この互いに当接する当接部としての部分22,23を中心として、支軸12を弾性変形させつつ、レバー10を回動させるようになっている。その結果、第2の角度範囲D2では、相対的に重い力でレバー10を操作することになる。また、上述の当接部としての部分22,23は、支軸12の回動軸線12aから離隔して位置しているので、レバー10を第2の角度範囲の他方の端へ回動させると、レバー10および支軸12の軸方向中央部が、当接部22,23の回りに回動し、支軸15、ひいては鉤部21から遠ざかることになる。
このように、レバー10とカバー本体13は、第1の角度範囲での回動の中心12aと離隔した部分であって、第2の角度範囲において回動の中心となる部分として、例えばカバー本体13とレバー10とが互いに当接する当接部22,23を有している。
レバー10が、支軸12の中心軸線12aの回りに第1の角度範囲D1で回動操作されたときには、第2の係合部としての支軸12と、第1の係合部としての鉤部21とは、互いに係合している。レバー10が、支軸12の回りに第2の角度範囲D2で回動操作されたときに、支軸12が弾力的に撓むことにより、鉤部21から遠ざかる。これにより、支軸12から鉤部21を外すことができる。
すなわち、図11に示すように、レバー10を第2の角度範囲D2の他方の端へ移動させたときには、支軸12の軸方向中央部が鉤部21から遠ざかって移動している。これにより、第1および第2の係合部同士の引っ掛かり量が小さくなり、支軸12から鉤部21を手動操作で外すことができるようになっている。このときに、図12に示すように、鉤部21と支軸12とは互いに当接しているが、ひっかかりが小さいので、支持アーム14の先端部14bを引っ張り出すようにして、支持アーム14を支軸15の回りに回動させると、第1および第2の係合部の係合が解除される。
このように、レバー10を第2の角度範囲D2の他端に操作したときであっても、係合が弱く維持されることで、メンテナンスし易さを維持しつつ、ユーザが不用意にレバー10を大きな角度で操作したときにピックアップローラ8が不用意に突出することが防止される。
また、鉤部21の突出部は、支軸15の周方向の両側に一対の傾斜面21a,21bを有している。第1および第2の係合部を係合させる際には、傾斜面21aに支軸12の外周面を沿わせて、支軸12を弾力的に撓ませて、鉤部21の突出部が支軸12の外周面を乗り越えるようになっている。また、第1および第2の係合部の係合を解除する際には、傾斜面21bに支軸12の外周面を沿わせて、支軸12を弾力的に撓ませて、鉤部21の突出部が支軸12の外周面を乗り越えるようになっている。
このように本実施形態の給紙装置1は、ピックアップローラ8を支持する支持アーム14に設けられた第1の係合部としての鉤部21と、レバー10に設けられた第2の係合部としての支軸12とを有している。第2の係合部は、第1の係合部と係合して、ピックアップローラ8が所定の位置になるように支持アーム14を係止し、給紙カバー4用のレバー10の操作に連動してその係合を解除するようにしている。
本実施形態によれば、レバー10を操作して、第1および第2の係合部の係合を解除し、支持アーム14を回動させて、ピックアップローラ8を交換し易い位置に移動させることができる。従って、ピックアップローラ8を容易に交換することが可能となる。また、レバー10を操作しないときには、支持アーム14を係止し、ピックアップローラ8を所定の位置に保持して、ピックアップローラ8により用紙を繰り出すことができる。また、レバー10を、給紙カバー4の開閉用と支持アーム14の回動の解除用とで兼用しているので、構造を簡素化できる。
また、本実施形態では、第2の係合部として、レバー10を支持する支軸12が利用され、レバー10が、支軸12の回りに回動操作されたときに、第2の係合部としての支軸12が弾力的に撓むことにより、支軸12から第1の係合部としての鉤部21が外れるようにしている。この場合、第2の係合部と支軸12とを一体化できるので、構造を簡素化できる。
また、本実施形態では、レバー10は、給紙カバー4の開閉のために第1の角度範囲D1で回動され、第1および第2の係合解除のために第1の角度範囲D1とは異なる第2の角度範囲D2で回動されるようにしている。これにより、例えば、通常のジャム処理時と、ピックアップローラ8の交換時とで、レバー10の回動の角度範囲を異ならせることができる。その結果、例えば、ジャム処理時に、第1および第2の係合部の係合が不用意に解除されることがなく、支持アーム14がジャム処理に邪魔になることがない。
また、第1および第2の係合部が係合することにより、支持アーム14が所定の位置としての凹部13a内で移動を規制されるので、支持アーム14がジャム処理の邪魔になることを確実に防止できる。
また、本実施形態について、以下のような変形例を考えることができる。以下の説明では、上述の実施形態と異なる点を中心に説明し、同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。例えば、レバー10が図11に示す第2の角度範囲D1の他端にあるときに、第1および第2の係合部の係合が完全に解除されてもよい。
第2の係合部としては、支軸12に限らず、支軸12に一体的に固定された部材、例えばレバー10の一部であってもよい。また、第1の係合部としては、支持アーム14に一体的に固定された部材でもよい。その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
本発明の一実施形態の給紙装置の斜視図である。 図1に示す給紙装置の概略構成を示す模式図であり、給紙カバーの覆う状態であり且つ用紙を搬送するための状態を示す。 図1に示す給紙装置の概略構成を示す模式図であり、給紙カバーの覆う状態であり且つ用紙を搬送しない状態を示す。 図1に示す給紙装置の概略構成を示す模式図であり、給紙カバーの開放状態であり且つ用紙のつまりを解消するための状態を示す。 図1に示す給紙装置の概略構成を示す模式図であり、給紙カバーの開放状態であり且つピックアップローラのメンテナンスのための状態を示す。 図4に示す状態の給紙カバーを斜め下方から見た斜視図である。 図5に示す状態の給紙カバーの要部を斜め下方から見た斜視図である。 図1に示す給紙カバー内の要部の斜視図であり、主にレバーに関連する部分を示す。 図1の給紙カバーの要部の模式的な断面図であり、レバーが操作されていない状態を示す。 図1の給紙カバーの要部の模式的な断面図であり、レバーの操作途中の状態を示す。 図1の給紙カバーの要部の模式的な断面図であり、図10よりも操作が進行した状態を示す。 図1の給紙カバーの要部の模式的な断面図であり、図11よりもさらに操作が進行した状態を示す。
符号の説明
1…給紙装置
4…給紙カバー
5…用紙載置部
8…ピックアップローラ
9…用紙
9a…部分(用紙の移動方向先端側部分)
10…レバー
12…支軸(第2の係合部)
14…支持アーム、
14a…(支持アームの)基端部
14b…(支持アームの)先端部
21…鉤部(第1の係合部)
D1…第1の角度範囲
D2…第2の角度範囲

Claims (3)

  1. 用紙を載置するための用紙載置部と、
    上記用紙載置部に載置された用紙の移動方向先端側部分を開放した状態と覆う状態とに開閉する給紙カバーと、
    上記給紙カバーに備えられ当該給紙カバーを開けるときに操作するレバーと、
    上記給紙カバーに備えられ、基端部が回動自在に支持され、先端部に用紙を繰り出すためのピックアップローラが備えられた支持アームと、
    上記支持アームに設けられた第1の係合部と、
    上記レバーに設けられた第2の係合部であって、第1の係合部と係合して、ピックアップローラが所定の位置になるように支持アームを係止し、レバーの操作に連動してその係合を解除する第2の係合部とを含むことを特徴とする給紙装置。
  2. 請求項1に記載の給紙装置において、
    上記第2の係合部は、上記レバーを支持する支軸を含み、
    上記レバーが、支軸の回りに回動操作されたときに、支軸が弾力的に撓むことにより、支軸から第1の係合部が外れることを特徴とする給紙装置。
  3. 請求項2に記載の給紙装置において、
    上記レバーは、カバーの開閉のために第1の角度範囲で回動され、第1および第2の係合解除のために第1の角度範囲とは異なる第2の角度範囲で回動されることを特徴とする給紙装置。
JP2005365207A 2005-12-19 2005-12-19 給紙装置 Pending JP2007168930A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005365207A JP2007168930A (ja) 2005-12-19 2005-12-19 給紙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005365207A JP2007168930A (ja) 2005-12-19 2005-12-19 給紙装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007168930A true JP2007168930A (ja) 2007-07-05

Family

ID=38296025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005365207A Pending JP2007168930A (ja) 2005-12-19 2005-12-19 給紙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007168930A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010184780A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Murata Machinery Ltd 原稿搬送装置
JP2014040327A (ja) * 2012-07-24 2014-03-06 Brother Ind Ltd ローラ装置
JP2017024850A (ja) * 2015-07-22 2017-02-02 富士ゼロックス株式会社 シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
US10407264B2 (en) 2017-01-24 2019-09-10 Seiko Epson Corporation Medium transporting device, image reading apparatus, and opening/closing device

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005126202A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Murata Mach Ltd 自動原稿搬送装置
JP2005170637A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Nec Access Technica Ltd 用紙搬送装置
JP2005194023A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Murata Mach Ltd 自動原稿搬送装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005126202A (ja) * 2003-10-24 2005-05-19 Murata Mach Ltd 自動原稿搬送装置
JP2005170637A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Nec Access Technica Ltd 用紙搬送装置
JP2005194023A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Murata Mach Ltd 自動原稿搬送装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010184780A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Murata Machinery Ltd 原稿搬送装置
JP2014040327A (ja) * 2012-07-24 2014-03-06 Brother Ind Ltd ローラ装置
JP2017024850A (ja) * 2015-07-22 2017-02-02 富士ゼロックス株式会社 シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
US10407264B2 (en) 2017-01-24 2019-09-10 Seiko Epson Corporation Medium transporting device, image reading apparatus, and opening/closing device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4977630B2 (ja) 画像形成装置
JP4722740B2 (ja) 媒体搬送装置、及び画像形成装置
JP5412398B2 (ja) 給紙装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2009296530A (ja) 画像処理装置
US20150115519A1 (en) Sheet Conveyance Apparatus Ensuring Reduced Damage of Stopper
JP5070003B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成システム
JP2007168930A (ja) 給紙装置
JP7537954B2 (ja) 原稿送り装置および画像形成装置
JP2011136829A (ja) 画像記録装置
JP6004776B2 (ja) シート給送装置及び画像読取装置並びに画像形成装置
JP6323377B2 (ja) シート搬送装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP5094982B2 (ja) 媒体搬送装置、及び画像形成装置
JP7297452B2 (ja) シート給送装置、画像読取装置、画像形成装置
JP2010228848A (ja) 用紙送出装置及びこれを用いた原稿送り装置
JP2005194023A (ja) 自動原稿搬送装置
JP2005008291A (ja) シート材給送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP5168021B2 (ja) 自動原稿給送装置及び画像形成装置
JP2015221707A (ja) シート給送装置と画像形成装置
JP4561515B2 (ja) 画像形成装置
KR101430017B1 (ko) 자동 원고 반송 장치 및 이를 구비한 원고 판독 장치
JP4515970B2 (ja) 給紙装置
JP6657989B2 (ja) 自動原稿読取装置、画像形成装置
JP6512845B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP7498610B2 (ja) 原稿搬送装置および画像形成装置
JP5282668B2 (ja) 手差し給紙装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081202

A977 Report on retrieval

Effective date: 20100714

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100722

A521 Written amendment

Effective date: 20100915

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20101014

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02