JP6004776B2 - シート給送装置及び画像読取装置並びに画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及び画像読取装置並びに画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6004776B2
JP6004776B2 JP2012140638A JP2012140638A JP6004776B2 JP 6004776 B2 JP6004776 B2 JP 6004776B2 JP 2012140638 A JP2012140638 A JP 2012140638A JP 2012140638 A JP2012140638 A JP 2012140638A JP 6004776 B2 JP6004776 B2 JP 6004776B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
feeding
roller
feeding roller
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012140638A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014005100A5 (ja
JP2014005100A (ja
Inventor
哲幸 三田村
哲幸 三田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012140638A priority Critical patent/JP6004776B2/ja
Publication of JP2014005100A publication Critical patent/JP2014005100A/ja
Publication of JP2014005100A5 publication Critical patent/JP2014005100A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6004776B2 publication Critical patent/JP6004776B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、シート給送装置及び画像読取装置並びに画像形成装置に関し、特にシート積載部に積載されたシートの先端を規制するストッパ及びシートを給送する給送ローラを昇降させる構成に関する。
従来の複写機、プリンタ、スキャナ等の画像形成装置及び画像読取装置においては、画像形成部や画像読取部に、記録材や原稿等のシートを1枚ずつ分離して給送するためのシート給送装置を備えている。このような従来のシート給送装置において、搬送ローラへの過負荷防止、シート先端揃え、シートの斜行補正、重送防止、給送前のシートのシート搬送路内への進入防止等のためにストッパ機構を備えたものがある(特許文献1参照)。
このストッパ機構は、シートをシート積載部に積載する時、シートの先端が突き当てられる突き当て部と、給送ローラを支持し、分離ローラの軸を支点として回動するアーム部材に回動支持された規制部材と突き当たる規制部と、を有するストッパを備えている。そして、このようなストッパ機構においては、給送ローラがシート積載部の上方位置にあるときには、アーム部材の規制部材とストッパの規制部とが係合することでストッパの回動を規制し、シートがシート搬送路内に進入するのを防ぐ。また、給送ローラが下方位置に移動すると、アーム部材との係合が外れてストッパが回動自在になる。これにより、ストッパの突き当て部に突き当てられたシートが給送ローラによって送り出されると、シートはストッパを押し上げながらシート搬送路内に進入して行く。
また、このようなストッパ機構を備えた従来のシート給送装置は、開閉可能なカバー部材に分離ローラ、ストッパ、給送ローラ等が内蔵されている。そして、カバー部材が閉じられた状態のとき、分離ローラはシート給送装置側に設けられた分離パッドに圧接しており、このとき分離ローラは分離パッドとの間の摩擦力により、分離パッドと当接する状態を維持している。これにより、ストッパ、アーム部材及び給送ローラは、シート積載部の上方位置に保持される。
一方、シートのジャムが発生した際、カバー部材を開くと、シート搬送路の上流部がほぼ全面的に解放され、ジャムシートの処理が容易となる。ここで、カバー部材を開くと、分離ローラが分離パッドから離間し、このように分離ローラが分離パッドから離間すると、分離ローラによる保持が解除され、給送ローラが下降する。この際、アーム部材に設けられた係止部材と当接してストッパは上方へ退避し、シート搬送路を開放する退避位置へ移動する。そして、このようにカバー部材を閉じる際、ストッパを退避位置に移動させることにより、シート積載部にセットされたシートが、ジャム処理中にシート搬送路内に進入してもストッパ先端によって損傷するのを防ぐことができる。
ところで、従来のシート給送装置において、複数のシートを連続給送する際、シートの給送状態を安定させるため、分離ローラの軸を中心に昇降可能な給送ローラを含む昇降アームユニットの自重を比較的大きくした構成のものがある(特許文献2参照)。そして、このように構成することにより、シート給送動作の際の、給送ローラの微小の昇降動作を抑制することができるので載置されているシートに対する衝撃を防ぐことができる。また、シート積載部上のシートの束ズレ、重送発生リスクを高める分離部への複数枚のシートの進入を防ぐことができる。
特許第3742296号公報 特許第3492275号公報
ところで、このような従来のシート給送装置において、シート積載部にシートを積載する際、既述したストッパ機構及び給送ローラを含む昇降アームユニットを上方に保持する必要がある。しかし、このストッパ機構及び昇降アームユニットを上方に保持する保持力は、既述したように分離ローラと分離パッドとの間の摩擦力に依存していることから、給送枚数の増加に伴って分離パッド表面が摩耗すると、十分な大きさの保持力が得られなくなる。この場合には、給送ローラが下降し、これに伴いストッパが上方へ退避すると、シートのシート搬送路内への進入を防ぐことができない。
また、昇降アームユニットの自重を大きくした場合、分離ローラと分離パッドとの間の摩擦力だけでは昇降アームユニットを上方に保持するのに必要な大きさの保持力が得られない場合がある。つまり、シートの給送状態を安定させるため、昇降アームユニットの自重を大きくすると、分離ローラと分離パッドとの間の摩擦力だけでは昇降アームユニットを上方に保持することができなくなる場合がある。そして、このような場合においても、給送ローラが下降し、これに伴いストッパが上方へ退避するので、シートがシート搬送路内に進入するのを防ぐことができない。
なお、例えば昇降アームを付勢することにより、十分な大きさの保持力が得られるようにすると、昇降アームユニットを上方に保持することはできる。しかし、付勢力が大きいと、カバー部材を開いた際、分離ローラが分離パッドから離間しても給送ローラが下降しない場合がある。この場合には、ストッパはシートがシート搬送路内に進入するのを防ぐ位置にあるため、カバー部材を閉じる際、シート積載部にセットされたシートがシート搬送路内に進入していると、ストッパ先端によりシートが損傷する。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、シートを安定して給送することができ、カバー部材を閉じる際にシートが損傷するのを防ぐことのできるシート給送装置及び画像読取装置並びに画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート給送装置において、シートを積載するシート積載部と、前記シート積載部の上方に昇降可能に設けられ、前記シート積載部の上方の待機位置及び前記シート積載部に積載されたシートと当接してシートをシート搬送路に送り出す給送位置に移動可能な給送ローラと、前記待機位置に移動した前記給送ローラを前記待機位置に保持する保持部と、前記給送ローラが前記待機位置に移動すると、前記シート積載部に積載されたシートの先端位置を規制する位置に移動し、前記給送ローラが前記給送位置に移動すると、前記給送ローラによるシートの送り出しが可能となるよう回動可能となるストッパと、前記シート搬送路を構成すると共に、前記ストッパ、前記給送ローラ及び前記保持部が設けられた開閉可能なカバー部材と、前記カバー部材を装置本体にロックするロック部と、前記カバー部材に操作可能に設けられ、前記ロック部によるロックを解除するよう操作されると共に、ロック解除操作に伴い、前記ストッパが回動可能となるよう前記保持部による前記給送ローラの保持を解除するロック解除部と、前記給送ローラにより給送されたシートを分離する分離ローラ及び前記分離ローラに圧接する分離部材を有する分離部と、前記分離ローラの軸に上下方向に回動自在に設けられ、前記給送ローラを回転自在に保持すると共に、前記給送ローラを、前記待機位置及び前記給送位置に移動させるアーム部材と、を備え、前記保持部は、前記ロック解除部と同軸上に設けられ、前記給送ローラを前記待機位置に保持するよう前記アーム部材を前記分離部材に向けて押圧すると共に、前記ロック解除部のロック解除操作に伴い、前記アーム部材に対する押圧を解除する押圧部を備えたことを特徴とするものである。
本発明のように、待機位置に保持された給送ローラを、カバー部材のロック解除に伴って給送位置に移動させてストッパを回動可能にすることにより、シートを安定して給送することができ、カバー部材を閉じる際にシートが損傷するのを防ぐことができる。
本発明の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像読取装置の構成を示す図。 上記シート給送装置の構成を説明する図。 上記シート給送装置に設けられた給送ローラ、ストッパ等のシート給送時の動作を説明する図。 上記シート給送装置の駆動機構を説明する図。 上記シート給送装置の制御ブロック図。 上記画像読取装置の外装カバーを開いたときの状態を示す図。 上記外装カバーを閉じた際、上記シート給送装置を原稿セットの初期待機状態に戻す制御を示すフローチャート。 上記シート給送装置の斜視図。 上記シート給送装置の上記外装カバーを閉じたときの状態を説明する図。 上記シート給送装置の把手部を操作したときの状態を説明する図。 上記画像読取装置の外装カバーを開いた後、昇降アーム及び給送ローラを一旦外装カバー内に収めた状態を示す図。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像読取装置の構成を示す図である。図1において、1は画像読取装置であり、この画像読取装置1は、シートである原稿の画像を読み取る画像読取部3を備えた画像読取装置本体1Aを備えている。また、この画像読取装置1は、画像読取装置本体1Aに開閉自在に設けられ、原稿を給送する自動原稿給送装置(以下、ADFという)1Bを備えている。なお、以下、画像読取装置単体について説明するが、画像読取装置1を設けた、破線で示す、画像読取装置1により読み取られた原稿画像情報に基づいて画像形成部1001により画像を形成する画像形成装置1000に適用することができる。
画像読取部3は、ランプ3a、ミラー3bを有し、自動原稿給送装置1Bによりコンタクトガラス2上を通過する原稿に光を照射するミラーユニット3cと、原稿からの反射光を受光して原稿画像を読み取る不図示のCCD(画像読取素子)を備えている。ADF1Bは、複数枚の原稿を積載するシート積載部である原稿トレイ15と、原稿トレイ15上の原稿を1枚ずつ分離してコンタクトガラス2に向けて給送するシート給送装置11と、原稿をコンタクトガラス2上面に沿って通過させる搬送部12を備えている。また、ADF1Bは、コンタクトガラス2上面を通過した原稿を受け取って排出する排出ローラ24と、排出ローラ24から排出される画像を読み取られた原稿を収納する排出トレイ16と、を備えている。
シート給送装置11は、図2に示すように、下降して原稿トレイ15上の最上位の原稿に接し、原稿を送り出す昇降可能な給送ローラ203を備えている。また、シート給送装置11は、給送ローラ203により送り出された原稿を搬送する分離ローラ205と、分離ローラ205が圧接する分離部材である分離パッド204とで構成され、最上位原稿をを通過して2枚目以降の原稿の給送を阻止する分離部を備えている。さらに、シート給送装置11は、分離部で1枚に分離された原稿の先端を突き当てて整合した後に下流側に送るレジストレーションローラ対21と、原稿が後述する原稿搬送路25内に進入するのを防ぐストッパ60とを備えている。
ここで、ストッパ60は、給送ローラ203と分離ローラ205との間に配置され、分離ローラ205の両側のそれぞれに設けられている。そして、ストッパ60は、後述するように給送ローラ203の昇降動作に連動して原稿トレイ15に載置される原稿の先端を規制する位置と、給送方向下流側に所定量回動した位置とに移動可能に構成されている。また、このストッパ60は、図3に示すように原稿と突き当たる突き当て部60bを有すると共に、上面にはストッパ60が原稿の先端を規制する位置に回動した際、後述する回動部材61の先端と突き当たる当接部60uが設けられている。
なお、図2において、25はシート搬送路である原稿搬送路であり、この原稿搬送路25は、上ガイド板25a及び下ガイド25bにより形成されている。そして、この上ガイド板25aは、シート給送装置11の装置本体を兼ねる画像読取装置本体1Aに、回動支点10cを支点として開閉可能に支持されたカバー部材である外装カバー10に固設されている。なお、外装カバー10には給送ローラ203、分離ローラ205、レジストレーションローラ対21の従動ローラ21b、ストッパ60が配設されて一体に回動するようになっている。これにより、外装カバー10を開くと、原稿トレイ15からコンタクトガラス2の手前までの原稿搬送路25の全てが連続して露出するように開放され、容易にジャム原稿を取り除くことができる。
なお、図1において、5はプラテンガラス、S6は原稿トレイ15に載置された原稿の長さを検知する原稿長センサである。また、図2において、S1は分離部の下流側に設けられた分離センサ、S2はレジストレーションローラ対21に向かう原稿を検知するレジストレーションセンサである。また、S3はコンタクトガラス2の手前に配置され、原稿を検知するリードセンサ、S4はコンタクトガラス2を通過した原稿を検知する排紙センサ、S5は原稿トレイ15上の原稿の有無を検知する原稿有無検知センサである。
そして、このような構成の画像読取装置1において、ADF1Bにより搬送された原稿画像を読み取る場合、原稿は、給送ローラ203により送り出された後、分離部により1枚ずつに分離され、レジストレーションローラ対21に達する。この後、原稿はレジストレーションローラ対21により斜行が補正された後、搬送ローラ22に搬送され、搬送ローラ22よりコンタクトガラス2に向けて搬送される。
そして、コンタクトガラス2を通過する際、図1に示すようにコンタクトガラス2の下方に位置する画像読取部3により光学的に走査されて画像が読み取られる。なお、画像が読み取られた後、原稿は、図2に示すジャンプ台6によりすくい上げられて搬送ローラ23により排出ローラ24に搬送される。この後、原稿は、排出ローラ24により排出トレイ16に排出される。
ところで、図2に示すように、給送ローラ203は、分離ローラ205の軸である分離ローラ軸205sに上下方向に回動自在に軸支されたアーム部材である昇降アーム18の回動端に回転自在に支持されている。また、昇降アーム18には、昇降アーム18の任意の位置に設けられた回動支持部18bを支点として回動部材61が回動自在に取り付けられ、ストッパ60も回動軸60cを介して外装カバー10に回動自在に支持されている。
図3の(a)は、原稿Pを原稿トレイ15上に載置した状態を示す図であり、このように原稿Pを原稿トレイ15上に載置するとき、給送ローラ203及び昇降アーム18は原稿トレイ15の上方の待機位置に移動している。この状態のとき、回動部材61は自重によるモーメントによって下方回動し、外装カバー10に設けられた回転規制部63の上端に当接して停止している。また、ストッパ60は自重により倒立状態となっているが、原稿Pがセットされ、原稿先端によって突き当て部60bが押されると、回動軸60cを支点として上方回動を始め、上面の当接部60uが、回動部材61の先端と突き当たるところで停止する。
そして、このようにストッパ60の上面の当接部60uと回動部材61の先端とが突き当たることでストッパ60の回動が規制されるので、ストッパ60により原稿先端位置が規制される。これにより、原稿Pの給送開始前、原稿Pの分離部手前の位置を安定させることができ、原稿Pが束で分離部へ進入する等の理由により原稿Pの重送が発生するのを防ぐことができる。
一方、ユーザーの指令によって原稿給送動作が開始されると、昇降アーム18が分離ローラ軸205sを支点として下方回動し、図3の(b)に示すように給送ローラ203が原稿トレイ15に積載された原稿Pに当接する給送位置まで下降する。なお、昇降アーム18の回動に伴って回動支持部18bが下降し、このように回動支持部18bが下降する際、回動部材61は中央部分が外装カバー側の回転規制部63に突き当てられて、倒立状態に推移していく。
これにより、回動部材61の先端は、ストッパ60の上面の当接部60uから上方に退避して係合関係が外れる。この結果、ストッパ60は回動可能となり、給送ローラ203により原稿Pが送り出されると、送り出される原稿Pによって押しのけられ、シート搬送路上方へ移動する。このとき、ストッパ60の先端は送り出される原稿の上面に自重により接触している。なお、原稿トレイ15上の原稿Pがすべて給送されると、給送ローラ203及び昇降アーム18は再び上昇し、図3の(a)に示す、原稿トレイ15に原稿がセットされるのを待つ待機状態となる。
図4は、本実施の形態に係るシート給送装置11の駆動機構を説明する図である。図4において、M1は分離モータであり、分離モータM1の駆動は、ベルトT1、プーリP1,P22、ギアZ3、Z4、Z5、バネクラッチTL1等を有する駆動伝達部40を介して分離ローラ軸205sに固着されたギアZ6まで伝達される。これにより、原稿給送時、図4の(a)に示すように、分離ローラ軸205sと共に分離ローラ205が給送方向(原稿を右側へ送る方向)に回転する。
なお、この分離ローラ軸205sの回転は、プーリP3,P4とベルトT2により給送ローラ203の駆動軸203sに伝達され、これにより給送ローラ203は分離ローラ205と同一方向に回転する。また、プーリP22はレジストレーションローラ対21の駆動ローラ21aのローラ軸21cに固定されており、レジストレーションローラ対21の駆動ローラ21aも同一方向に回転する。
また、昇降アーム18には分離ローラ軸205sからバネクラッチTL2,TL3を介して駆動が伝達される。これにより、昇降アーム18は原稿トレイ15に載置された原稿側へ下降すると共に、バネクラッチTL2,TL3のゆるみトルクにより、給送ローラ203に原稿に対する押圧力を付与する。つまり、本実施の形態においては、給送ローラ203を待機位置及び給送位置に移動させる移動機構41は、分離モータM1及び給送ローラ203に原稿を給送するための給送力を付与する付与部であるバネクラッチTL2,TL3により構成される。そして、この昇降アーム18による押圧力によって給送ローラ203は原稿に対し摩擦抵抗を得て、回転駆動によって原稿を分離ローラへと送り出す。
一方、給送動作が終了すると、図4の(b)に示すように、分離モータM1の回転方向は給送時に対して逆回転方向とすると共に、電磁式の給紙クラッチCLに電圧を加え駆動伝達可能状態にする。これにより、分離モータM1の逆回転駆動は駆動伝達部40を介してギアZ6まで伝達されて分離ローラ軸205sが逆回転し、この結果、バネクラッチTL2,TL3により給送ローラ203及び昇降アーム18が上昇する。なお、分離ローラ205には不図示のワンウェイクラッチが内包されていて、このとき分離ローラ205は回転方向に対して空転している。
なお、昇降アーム18が上昇すると、外装カバー10に突き当たり、それ以上上昇させようとすると駆動系に過度な負荷トルクをかけることになる。しかし、駆動伝達部40にはバネクラッチTL1が設けられており、このバネクラッチTL1によって所定以上の負荷トルクが駆動系に伝わらないようにしている。
図5は本実施の形態に係るシート給送装置11の制御ブロック図である。800Aは制御部であり、この制御部800Aは、CPU800、制御プログラム等を格納したROM801、制御データを一時的に保持するための領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられるRAM802を有している。そして、CPU800には、入力ポート803を介して既述した分離センサS1、レジストレーションセンサS2、リードセンサS3、排紙センサS4、原稿有無検知センサS5、原稿長センサS6が接続されている。また、CPU800には、ADF1Bの開閉を検知するADF開閉検知センサS7、外装カバー10の開閉を検知する検知部であるカバー開閉センサS8が接続されている。
さらに、CPU800には、出力ポート804を介して分離モータM1、搬送ローラ22,23を駆動するリードモータM2、排出ローラ24を駆動する排紙モータM3、離間ソレノイドSL、給紙クラッチCLが接続されている。
そして、制御部800Aは、原稿束が原稿トレイ15にセットされると、原稿有無検知センサS5にて原稿有りと判断し、ユーザー動作による読取動作開始がインプットされると、分離モータM1を駆動して給送ローラ203、分離ローラ205を駆動する。これにより、分離パッド204によって原稿束は1枚ずつに分離されて装置内に搬送される。
また、原稿先端がレジストレーションセンサS2に到達すると、そこから所定の距離だけ分離ローラ205を回転させる。これにより、原稿は、レジストレーションローラ対21の上流部にてループを形成すると共に、先端がスラスト幅全域でレジストレーションローラニップに突き当たることにより、斜行が補正される。この後、レジストレーションローラ対21を回転させて原稿を搬送ローラ22に搬送し、さらに原稿を搬送ローラ22により搬送する。
そして、原稿をリードセンサS3が検知すると、この後、所定のタイミングでCCD等の読取要素を駆動し、原稿が図2に示す読取位置213に到達した時点で画像の読取動作を開始する。さらに、原稿画像の読み取りが終了すると、原稿を搬送ローラ23により排出ローラ24に搬送し、排出ローラ24により排出トレイ16に排出する。
なお、この間、原稿が分離センサS1を通過すると、原稿有無検知センサS5により原稿トレイ上の原稿の有無を検知し、原稿有りと判断すれば、次の給送動作を開始する。また、原稿無し、と判断すれば、読取要素の駆動を停止し、給送動作を停止させる。さらに、給紙クラッチCLに通電させてトルク伝達可能にさせた上で分離モータM1を逆回転させ、給送ローラ203を図3の(a)に示す初期待機位置に持ち上げる。
ところで、原稿搬送路25内でジャム等が生じた場合は、図6に示すように外装カバー10を開いて原稿搬送路25を露出させる。なお、外装カバー10には、既述したように昇降アーム18、ストッパ60、回動部材61、給送ローラ203及び分離ローラ205が取り付けられている。そして、このように外装カバー10を開くと、給送ローラ203を昇降させる駆動伝達系のギア間の歯合が解除(離間)される。このため、昇降アーム18が下降するが、この後、昇降アーム18の回動規制部18cが外装カバー側の不図示の回動規制部と突き当たることにより、昇降アーム18は任意の角度で保持される。
また、このように昇降アーム18が下降すると、給送ローラ203も下降し、このように給送ローラ203が下降すると、ストッパ60は回動部材61により所定量回動した位置に保持される。なお、外装カバー10を開いてジャム処理を行った後、外装カバー10を閉じるが、外装カバー10を閉じると、シート給送装置11は、既述した図3の(a)に示す初期の待機位置に戻る。
次に、このように外装カバー10を閉じた際、シート給送装置11を原稿セットの初期待機状態に戻す制御について図7に示すフローチャートを用いて説明する。原稿搬送路25内でジャム等が生じた場合、制御部800Aは、操作画面上に外装カバー10を開いてシート搬送路内の原稿の除去を要求する表示を行う。
次に、ユーザーによって外装カバー10が開かれてジャムした原稿が除去され、この後、外装カバー10が閉じられたことをカバー開閉センサS8で検知するのを待つ。そして、カバー開閉センサS8が、外装カバー10が閉じられたことを検知すると(S101のY)、次にADF1Bが開閉されているかを、ADF開閉検知センサS7により確認する。即ち、ADF開閉検知センサS7が一度OFF/ONされているかを確認する。
次に、ADF1Bの開閉があると判断すると(S102のY)、原稿搬送路25のパス内センサ(分離センサS1、レジストレーションセンサS2、リードセンサS3、排紙センサS4)がすべてOFF、つまり紙無しであることを確認する。そして、パス内センサがOFFの場合には(S103のY)、原稿有無検知センサS5がOFFになっていることを確認する。そして、原稿有無検知センサS5がOFFになっている場合には(S104のY)、原稿搬送路25の原稿がすべて取り除かれていると判断する。そして、この判断に基づき、給送ローラ203を図3の(a)に示す初期待機位置に持ち上げるイニシャル動作を開始する(S105)。
ただし、これらセンサ検知の確認は、外装カバー10が閉じられたことを検知することから開始されるため、場合によってはシート搬送路内に原稿トレイ15上の原稿が分離部に進入した状態で外装カバー10が閉じられることもある。このような場合においても、ストッパ60によって分離部に進入した原稿を損傷させないような状態で外装カバー10が閉じられる必要がある。
なお、本実施の形態に係るシート給送装置11において、給送性能を向上させるため、給送ローラ203を保持する昇降アーム18には、図8に示すように、その自重を増すための錘189が備えられている。ここで、給送ローラ203を駆動する際、原稿トレイ15に積載された原稿に対し押し付ける力は、図4に示すバネクラッチTL2,TL3のゆるみトルク(圧付与)と昇降アーム18の自重及び錘189によって得られる。
そして、昇降アーム18及び錘189の自重によるトルクを、バネクラッチTL2,TL3によるトルクより大きくすることで、バネクラッチTL2,TL3のゆるみトルク(圧付与)解除後の、昇降アーム18の跳ね上がりを軽減することができる。これにより、原稿搬送中の原稿トレイ15上の原稿の束ズレを防止し、分離部への原稿束の進入を防ぐことができる。
ところで、原稿トレイ上の全ての原稿の給送終了後、再び昇降アーム18を持ち上げて図3の(a)に示す初期待機状態にするが、この後、例えば、原稿を原稿トレイ15にセットするためには、この状態を維持する必要がある。この場合、昇降アーム18及び給送ローラ203を自重に逆らって保持する保持力は、分離ローラ205と分離パッド204との間の摩擦力に依存する。しかし、分離ローラ205と分離パッド204との間の摩擦力は、給送する原稿枚数が増えると、原稿によって分離パッド表面が摩耗し、原稿からの紙粉やその他充填物等がゴム表面に刷り込まれて、低下するおそれがある。
そこで、本実施の形態においては、昇降アーム18を分離パッド204の状態によらず、上方位置に安定して保持することができるよう、昇降アーム18に、図9に示すように昇降アーム18を付勢するラッチ機構部18dを設けている。また、図8に示すように、レバー軸300にはラッチ機構部18dと係脱自在に係合し、ラッチ機構部18dを介して昇降アーム18を分離ローラ軸205sよりも下流側に付勢するための係合部30が設けられている。なお、本実施の形態において、待機位置に移動した給送ローラ203を待機位置に保持する保持部31は、このラッチ機構部18dと係合部30により構成される。
なお、図において、301は点線で表示している閉じられた状態の外装カバー10の表面に開閉操作可能に設けられた把手である。この把手301は、レバー軸300と一体化されており、ユーザー操作によって、レバー軸300を中心に回動させることができる。また、レバー軸300の両端部にはフック部302f,302rが設けられており、外装カバー10を閉じたとき、このフック部302f,302rが、本体フレーム側に形成された係合ピン4と係脱可能に係合する。つまり、本実施の形態において、外装カバー10を装置本体にロックするロック部32は、この把手301に同軸上に設けられたフック部302f,302rと、係止部である係合ピン4により構成される。
ここで、奥側のフック部302rは、係合ピン4を挟んだ対向側にあるフックバネ5に引っ張られ、係合ピン4と係合するように付勢を受ける。そして、このようにフック部302f,302rが、本体フレーム側の係合ピン4に係合することで、本体フレームに対して外装カバー10が開かないように外装カバー10がロック(係止)される。
なお、フック部302rと係合ピン4との係合は、ユーザー操作で把手301を図中矢印Yで示す上方向へ回動させることで外れる。言い換えれば、フック部302f,302rと係合ピン4との係合を外してロックを解除するように、ロック解除部である把手301を操作しなれければ、外装カバー10を開くことができない。また、ユーザー操作によって外装カバー10が持ち上げられた後も、フック部302rはフックバネ5によって引っ張られ続ける。これにより、外装カバー10を閉じると、フック部302rが係合ピン4と係合するようになり、外装カバー10がロックされる。
ところで、外装カバー10が閉じられているとき、図9に示すように、ラッチ機構部18dが係合部30に設けられた規制部303に係合している。なお、外装カバー10が閉じられているとき、回動部材61の先端とストッパ60の上面の当接部60uと係合している。このため、突き当て部60bに原稿が突き当てられても、ストッパ60は回動軸60c中心の回動を規制され、原稿が原稿搬送路25内に進入するのを防ぐことができる。
ここで、ラッチ機構部18dが押圧部である係合部30に係合しているとき、ラッチ機構部18dはラッチバネ18sによる圧縮力Fを受けて係合部30の規制部303に付勢されている。なお、このバネ圧縮力Fはラッチ機構部18dと、規制部303の係合面と垂直な方向の力Fに寄与していて、さらに分離ローラ軸205s回りの力Fにも寄与している。
この分離ローラ軸205s回りの力FによるモーメントM、給送ローラ203及び昇降アーム18の自重によるモーメントをMとする。また、分離ローラ205と分離パッド204との摩擦力によるモーメントをMμとすると、図9の状態を維持するために必要なこれらモーメントの関係は下記の式(1)に示すように設定されている。
+ Mμ≧ M ・・・(1)
ただし、分離ローラ205と分離パッド204との摩擦力は、通紙される原稿によって分離パッド表面が摩耗し、また原稿に混合されている添加剤等がパッド表面に付着することによって、低下する。ここで、初期状態に対し、分離ローラ205と分離パッド204との摩擦力がどの程度低下するかはパッド材質や分離ローラ205への分離パッド204の加圧力、また使用環境によって変動するため一律に述べることはできない。
このため、本実施の形態においては、摩擦力が半分に低下することを想定している。そして、このように摩擦力が半分に低下しても、原稿のセット待機時において、給送ローラ203及び昇降アーム18を上方位置に保持するため、本実施の形態においては、分離ローラ軸中心の力FによるモーメントMを下記の式(2)のように設定している。
0.5Mμ≧ M・・・(2)
そして、モーメントMをこのように設定することにより、原稿のセット待機時において、給送ローラ203及び昇降アーム18を上方位置に保持することができる。なお、原稿がストッパ60の突き当て部60bに突き当たる際に作用する力は、ストッパ60の当接部60uを介して回動部材61に作用し、回動部材61の回動支持部18bを介して昇降アーム18に作用する。しかし、このときの作用方向は分離ローラ軸205s中心の回動半径方向とほぼ一致するため、いわば回動部材61がつっぱる状態になっており、昇降アームの回動方向にはほとんど作用しない。
一方、原稿が原稿トレイ15上にセットされ、ユーザー操作によって給送開始が指令されると、既述した図4の(a)に示すように分離ローラ軸205sは回転を始める。これにより、昇降アーム18は、バネクラッチTL2,TL3のゆるみトルクにより下降し、原稿表面に給送ローラ203を当接させる動作を開始する。
ここで、このように昇降アーム18が下降する際、昇降アーム18のラッチ機構部18dは、およそ1.5mm程度さらに撓んで、係合部30の規制部303下方のスロープ面上を乗り越えていかなければならない。この場合、ラッチバネ18sはさらに圧縮されるので、ラッチバネ18sによる圧縮力が増すことになる。そして、このような状態においても、給送ローラ203及び昇降アーム18を下降させることができるよう、ラッチバネ18sのバネ力を下記のような関係式(3)が成り立つように設定している。
+ ΔM + Mμ < M + M・・・(3)
つまり、このようにラッチバネ18sを設定することにより、分離ローラ軸205sの回転に伴い、昇降アーム18を確実に下降させることができる。なお、上記の式(3)において、Mは分離ローラ軸周りのモーメントにおいて、バネクラッチTL2,TL3によるモーメント、ΔMは圧縮された分のラッチバネ18sによるモーメントである。
ところで、摩擦力が半分に低下することを想定してモーメントMを上記式(2)のように設定した場合、ラッチバネ18sのバネ力を大きくする必要がある。しかし、このようにラッチバネ18sのバネ力を大きくすると、外装カバー10を開いたとき、Mμが0となっても上記の式(2)の関係が維持される場合があり、この場合には、外装カバー10を開いた際、昇降アーム18が上方位置に留まるようになる。そして、このように昇降アーム18が上方位置に留まると、外装カバーを閉じる際にストッパ先端で原稿を損傷させる場合がある。そこで、本実施の形態においては、外装カバー10を開く前に把手301を回動操作し、ラッチ機構部18dと係合部30の規制部303との係合を解除することにより、昇降アーム18を下降させるようにしている。
図10は閉じている外装カバー10を開くために、フック部302f,302rと係合ピン4との係合が外れるようにユーザーが把手301を上方回動したときの状態を示す図である。ここで、把手301を上方回動させると、レバー軸300と共に係合部30が回転し、ラッチ機構部18dと係合部30の規制部303との係合が解除される。即ち、把手301を回動操作することで、規制部303も回転し、ラッチ機構部18dとの係合が解除される。これにより、給送ローラ203及び昇降アーム18が下降する。
なお、規制部303は、押し下げ部304を有している。そして、このように規制部303が回転すると、押し下げ部304がラッチ機構部18dと押し下げ、ラッチバネ18sによる圧縮力が昇降アーム18に作用する。これにより、係合部30の規制部303とラッチ機構部18dと係合を確実に解除することができる。なお、このとき圧縮力が作用する方向は、分離ローラ軸205sよりも上流側の方向となるので、給送ローラ203及び昇降アーム18を下方へ押し下げる方向となる。このため、この状態において昇降アーム18の分離ローラ軸205s回りに作用するモーメントは、左項を昇降アーム18の上方への回動方向、右項を下方への回動方向とすると、下記の式(4)となる。この結果、給送ローラ203及び昇降アーム18は下降する方向へ回動し始める。
μ < M’+ M・・・(4)
そして、このように昇降アーム18が下降すると、既述した図6に示すように昇降アーム18の幅方向両端に設けられた突出部18eによって、ストッパ60の上面部60dが押圧され、ストッパ60は図3の(b)に示す退避位置になる。また、この後、外装カバー10を開くと、分離ローラ205と分離パッド204とは離れるので摩擦力は無くなり、摩擦力によるモーメントMμも無くなるため、やはり昇降アーム18は下降した位置にあり続ける。なお、本実施の形態に係る外装カバー10は、最大開放角度70(deg)まで開くことができるが、開き始めたときに昇降アーム18が下降した位置にあれば、最大解放角度まで、昇降アーム18は下降した位置を維持する。
しかし、最大解放角度において、図11に示すように、昇降アーム18又は給送ローラ203を外装カバー10内へ収めるように押し込むと、昇降アーム18及び給送ローラ203は一旦外装カバー10内に収められる。このときの分離ローラ軸205s回りのモーメントについて、昇降アーム18及び給送ローラ203の自重によるモーメントMが、閉じ状態のときのモーメントMの約1/3になる。このため、ラッチバネ18sの圧縮力の設定によっては、上記ラッチバネ18sによるモーメントMと、上記自重によるモーメントMとの関係は、下記の式(5)のようになる。
> M・・・(5)
このため、外装カバー10を最大解放角度から閉じる方向に傾けても、昇降アーム18及び給送ローラ203は一旦外装カバー10内に収められた状態を維持する。しかし、本実施の形態においては、ラッチバネ18sによるモーメントMと閉じ状態における自重によるモーメントMとの関係を、既述したように、M<Mと設定している。このため、閉じる直前の角度のとき、昇降アーム18及び給送ローラ203は自重により再び下降した位置になる。
したがってストッパ60も、この時点で退避位置にあるので、外装カバー10を完全に閉めきる際には、確実に退避位置にあり、もしジャム処理中に原稿トレイ15上に残った原稿がシート搬送路内に傾れ込んでも、それらの原稿を損傷させることがない。
なお、外装カバー10を完全に閉じると、上述のような制御シーケンスで再び給送ローラ203及び昇降アーム18を上昇させる。その際、係合部30の規制部303の下面に設けたスロープ面上を、昇降アーム18のラッチ機構部18dは滑らかに撓み、再び係合する位置に戻るようになる。
以上説明したように、本実施の形態においては、昇降アーム18にラッチ機構部18dを設け、外装カバー10を閉じた状態のときには、このラッチ機構部18dと係合部30とを係合させるようにしている。これにより、原稿の給送状態を安定させるべく昇降アーム18の自重を増加させた場合でも、シートセット待機時、昇降アーム18及び給送ローラ203を安定して上方に保持することができる。
また、把手301を回動操作(ロック解除操作)して外装カバー10のロックを解除する際、この外装カバー10のロック解除に伴い、待機位置に保持された給送ローラ203を、給送位置に移動させてストッパ60を回動可能にしている。これにより、シートがシート搬送路内に進入している場合でもストッパ60によりシートが損傷するのを防ぐことができる。
つまり、本実施の形態のように、待機位置に保持された給送ローラ203を、外装カバー10のロック解除に伴い、給送位置に移動させてストッパ60を回動可能にすることにより、シートを安定して給送することができる。また、外装カバー10を閉じる際、ストッパ60によりシートが損傷するのを防ぐことができる。
なお、これまでの説明においては、係合部30は、ラッチ機構部18dを介して昇降アーム18を付勢したが、本発明は、これに限らず、係合部30により昇降アーム18を直接、弾性的に付勢するようにしても良い。
1…画像読取装置、1A…画像読取装置本体、3…画像読取部、4…係合ピン、10…外装カバー、11…シート給送装置、15…原稿トレイ、18…昇降アーム、18d…ラッチ機構部、25…原稿搬送路、30…係合部、31…保持部、32…ロック部、41…移動機構、60…ストッパ、61…回動部材、203…給送ローラ、204…分離パッド、205…分離ローラ、205s…分離ローラ軸、301…把手、302f,302r…フック部、800A…制御部、1000…画像形成装置、1001…画像形成部、M1…分離モータ、P…原稿、S8…カバー開閉センサ、TL2,TL3…バネクラッチ

Claims (9)

  1. シートを積載するシート積載部と、
    前記シート積載部の上方に昇降可能に設けられ、前記シート積載部の上方の待機位置及び前記シート積載部に積載されたシートと当接してシートをシート搬送路に送り出す給送位置に移動可能な給送ローラと、
    前記待機位置に移動した前記給送ローラを前記待機位置に保持する保持部と、
    前記給送ローラが前記待機位置に移動すると、前記シート積載部に積載されたシートの先端位置を規制する位置に移動し、前記給送ローラが前記給送位置に移動すると、前記給送ローラによるシートの送り出しが可能となるよう回動可能となるストッパと、
    前記シート搬送路を構成すると共に、前記ストッパ、前記給送ローラ及び前記保持部が設けられた開閉可能なカバー部材と、
    前記カバー部材を装置本体にロックするロック部と、
    前記カバー部材に操作可能に設けられ、前記ロック部によるロックを解除するよう操作されると共に、ロック解除操作に伴い、前記ストッパが回動可能となるよう前記保持部による前記給送ローラの保持を解除するロック解除部と、
    前記給送ローラにより給送されたシートを分離する分離ローラ及び前記分離ローラに圧接する分離部材を有する分離部と、
    前記分離ローラの軸に上下方向に回動自在に設けられ、前記給送ローラを回転自在に保持すると共に、前記給送ローラを、前記待機位置及び前記給送位置に移動させるアーム部材と、を備え、
    前記保持部は、前記ロック解除部と同軸上に設けられ、前記給送ローラを前記待機位置に保持するよう前記アーム部材を前記分離部材に向けて押圧すると共に、前記ロック解除部のロック解除操作に伴い、前記アーム部材に対する押圧を解除する押圧部を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記ロック部は、前記装置本体に設けられた係止部と、前記ロック解除部と同軸上に設けられ、前記係止部に係脱可能に係止するフック部とを備え、
    前記ロック解除部のロック解除操作により前記フック部の前記係止部に対する係止を解除することを特徴とする請求項記載のシート給送装置。
  3. 前記給送ローラに回動自在に保持され、前記給送ローラが前記待機位置に移動すると前記ストッパと係合して前記ストッパをシートの先端位置を規制する位置に保持し、前記給送ローラが前記給送位置に移動すると、前記ストッパとの係合を解除し、前記ストッパを回動可能とする回動部材を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート給送装置。
  4. シートを積載するシート積載部と、
    前記シート積載部に積載されたシートを給送する給送ローラと、
    前記給送ローラを支持し、前記給送ローラを、前記シート積載部の上方の待機位置及び前記シート積載部に積載されたシートと当接してシートをシート搬送路に送り出す給送位置に移動させるアーム部材と、
    装置本体に対して開閉可能に設けられたカバー部材と、
    前記カバー部材に設けられた把手と、
    前記把手の移動と連動する第一係合部と、
    前記アーム部材の移動に連動し、前記第一係合部と係合する第二係合部と、を備え、
    前記カバー部材が閉じ位置にある場合に、前記第一係合部と前記第二係合部とが係合することで前記アーム部材の移動を規制して前記給送ローラを前記待機位置に保持し、
    前記把手を移動させることにより前記カバー部材を前記装置本体から開くことが可能であり、且つ、前記把手を移動させることにより前記第一係合部を前記第二係合部から逃げるような方向に移動させることで、前記第一係合部と前記第二係合部との係合を解除し、前記アーム部材の移動を可能とすることを特徴とするシート給送装置。
  5. 前記給送ローラが前記待機位置にある場合は、前記シート積載部に積載されたシートの先端位置を規制する位置にあり、前記給送ローラが前記給送位置にある場合は、前記給送ローラによるシートの送り出しが可能となるよう回動可能となるストッパを備えることを特徴とする請求項4に記載のシート給送装置。
  6. 前記給送ローラを前記待機位置及び前記給送位置に移動させる移動機構と、
    前記カバー部材の開閉を検知する検知部を備え、
    前記検知部により、前記カバー部材が開かれた状態から閉じられた状態になったことを検知した後、前記給送ローラを前記待機位置に移動させるよう前記移動機構を制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  7. 前記給送ローラにシートを給送するための給送力を付与する付与部を備え、
    前記給送ローラの回転方向において、前記給送ローラ及び前記アーム部材の自重によるモーメントより、前記付与部の圧力によるモーメントの方が小さくなるように設定したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  8. シートの画像を読取る画像読取部と、
    前記画像読取部に向けてシートを給送する請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート給送装置と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
  9. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部に向けてシートを給送する請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート給送装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2012140638A 2012-06-22 2012-06-22 シート給送装置及び画像読取装置並びに画像形成装置 Active JP6004776B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012140638A JP6004776B2 (ja) 2012-06-22 2012-06-22 シート給送装置及び画像読取装置並びに画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012140638A JP6004776B2 (ja) 2012-06-22 2012-06-22 シート給送装置及び画像読取装置並びに画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014005100A JP2014005100A (ja) 2014-01-16
JP2014005100A5 JP2014005100A5 (ja) 2015-08-06
JP6004776B2 true JP6004776B2 (ja) 2016-10-12

Family

ID=50103216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012140638A Active JP6004776B2 (ja) 2012-06-22 2012-06-22 シート給送装置及び画像読取装置並びに画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6004776B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6600178B2 (ja) * 2015-06-19 2019-10-30 キヤノンファインテックニスカ株式会社 シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2017024898A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 キヤノン株式会社 シート給送装置及び画像読取装置
JP7330791B2 (ja) 2019-07-22 2023-08-22 キヤノン株式会社 給送装置、給送方法、および処理装置
JP7438725B2 (ja) 2019-11-18 2024-02-27 キヤノン株式会社 シート搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3492275B2 (ja) * 2000-02-18 2004-02-03 キヤノン株式会社 シート材搬送装置及び画像形成装置
JP3742296B2 (ja) * 2000-12-19 2006-02-01 ニスカ株式会社 シート給紙装置
JP3744518B2 (ja) * 2003-10-24 2006-02-15 村田機械株式会社 自動原稿搬送装置
JP2011213447A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Konica Minolta Business Technologies Inc 給紙装置、給紙装置を用いた自動原稿搬送装置、及び給紙装置を用いた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014005100A (ja) 2014-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8393614B2 (en) Sheet feeding apparatus and image reading apparatus
JP6004776B2 (ja) シート給送装置及び画像読取装置並びに画像形成装置
JP2011213447A (ja) 給紙装置、給紙装置を用いた自動原稿搬送装置、及び給紙装置を用いた画像形成装置
JP2013230892A (ja) シート積載装置及び画像形成装置
JP6047595B2 (ja) 給紙装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置
JP2015027913A (ja) 給紙装置、給紙装置を備える画像読取装置、および画像読取装置を備える画像形成装置
JP6682281B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP4907460B2 (ja) 自動原稿搬送装置および画像形成装置
JP2006306603A (ja) シート処理装置、および画像形成装置
US9771230B2 (en) Sheet conveyance device and image forming apparatus
JP3636077B2 (ja) 給紙装置
JP5495696B2 (ja) シート給紙装置、及び、画像読取装置
JP4315031B2 (ja) 給紙カセット
JP2007168930A (ja) 給紙装置
JP2006103840A (ja) シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置
JP6512845B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
US11807476B2 (en) Sheet feeding apparatus
JP3636078B2 (ja) 給紙装置
JP2019040127A (ja) 可動ユニットのロック機構及びそれを備えたシート給送装置並びに画像形成装置
JP7387428B2 (ja) シート収納装置及びシート給送装置
US11535469B2 (en) Sheet feeding apparatus
JP7451201B2 (ja) シート給送装置および画像読取装置
JP2006103972A (ja) 給紙装置
JP2020117388A (ja) 給紙装置およびプリンタ
JP2023100339A (ja) シート給送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150615

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160906

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6004776

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151