JP3425286B2 - シート給送装置 - Google Patents

シート給送装置

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JP3425286B2
JP3425286B2 JP00972196A JP972196A JP3425286B2 JP 3425286 B2 JP3425286 B2 JP 3425286B2 JP 00972196 A JP00972196 A JP 00972196A JP 972196 A JP972196 A JP 972196A JP 3425286 B2 JP3425286 B2 JP 3425286B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用紙や読取原
稿等のシート体を順次給紙するシート給送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、プリンタ装置やイメージスキャナ
にはシート給送装置が利用されている。シート給送装置
は多数のシート体を順次給紙するので、これを利用した
プリンタ装置は、多量の印刷用紙に対する画像印刷を連
続して実行することができ、イメージスキャナは、多量
の読取原稿に対する画像読取を連続して実行することが
できる。
【0003】このようなシート給送装置の一従来例を図
8及び図9に基づいて以下に説明する。まず、ここでシ
ート給送装置として例示する給紙装置1は、例えば、複
写機(図示せず)の一部として設けられており、シート
体である印刷用紙2を複写機の画像形成部に分離給送す
る。給紙装置1の装置本体は、複写機の装置本体からな
り、その所定位置には給紙カセット3が着脱自在に装着
される。
【0004】この給紙カセット3は、上面が開口したカ
セットボックス4を有しており、このカセットボックス
4の底部には可動底板5が配置されている。前記カセッ
トボックス4の内部両側には、一対のサイドフェンス6
が中央基準で左右方向に移動自在に設けられており、前
記カセットボックス4の内部後方には、一個のエンドフ
ェンス7が前後方向に移動自在に設けられている。
【0005】前記可動底板5は、上面にパッド8が装着
されており、この上面に印刷用紙2が積載される。前記
可動底板5の後部両側には一対のアーム部9が上方に突
設されており、これらのアーム部9の先端部には円形穴
からなる一対の軸穴10が形成されている。前記カセッ
トボックス4の内部両側にも一対のアーム部11が上方
に突設されており、これらのアーム部11の先端部には
支持軸12が内側に突設されている。このカセットボッ
クス4の支持軸12が前記可動底板5の軸穴10に回転
自在に嵌合することで軸受機構13が形成されており、
この軸受機構13により前記可動底板5は前部が上下す
る方向に後部両側で回動自在に軸支されている。
【0006】上述のような構造の給紙カセット3は、例
えば、ガイドレールにより左右方向にスライド自在に支
持されており、装置本体の外部と内部とに移動する。こ
のように給紙カセット3が配置される装置本体の内部の
所定位置には、用紙給送機構14と底板押圧機構15と
が設けられており、これらの機構14,15は、装置本
体の内部に配置された前記給紙カセット3の前部に上下
から対向する。
【0007】より詳細には、前記底板押圧機構15は、
軸心方向が印刷用紙2の給送方向に連通する支持軸16
を有しており、この支持軸16により可動アーム17の
末端部18が回動自在に軸支されている。この可動アー
ム17の先端部19は、前記カセットボックス4の前部
中央に形成された開口穴20に対向しており、この開口
穴20を介して前記可動底板5の中央部に下方から対向
している。前記可動アーム17の末端部18には駆動ア
ーム21が下方に突設されており、この駆動アーム21
の先端部22がコイルスプリング23により側方に付勢
されているので、ここに形成されたアーム付勢機構24
により前記可動アーム17の先端部19が上方に付勢さ
れている。
【0008】また、前記用紙給送機構14は、軸心方向
が印刷用紙2の給送方向に直交する回転軸25を有して
おり、この回転軸25に複数の回転体26が分散配置さ
れることで給紙ローラ27が形成されている。この給紙
ローラ27の回転体26は、円筒面28の一部を平面2
9とした形状に形成されており、例えば、ゴムや樹脂で
外装されている。なお、一対の前記サイドフェンス6の
前部上方には一対の分離爪30が個々に装着されてお
り、これらの分離爪30と前記用紙給送機構14とによ
り分離給送機構が形成されている。
【0009】上述のような構造の給紙装置1は、給紙カ
セット3の内部に多数の印刷用紙2を収納することがで
き、この印刷用紙2を一枚ずつ複写機の内部に分離給送
することができる。その場合、複写機の装置本体から側
方に給紙カセット3を突出させ、この露出した給紙カセ
ット3の内部に印刷用紙2を補給する。この給紙カセッ
ト3を複写機の装置本体の内部に配置すると、それまで
ロックされていた底板押圧機構15が解除されるので、
その可動アーム17が可動底板5の前部を上方に付勢す
る。
【0010】この付勢により可動底板5に積載された印
刷用紙2の最上面が分離爪30に当接して給送に適正な
位置に配置され、この状態では給紙ローラ27は平面2
9により印刷用紙2の最上面に接触することなく対向し
ている。この状態から給紙ローラ27が回転駆動される
と、その円筒面28が印刷用紙2の最上面に当接するの
で、この印刷用紙2は分離爪30により一枚に分離され
て給送される。
【0011】なお、上述のような給紙装置1は、印刷用
紙2を両側からガイドするサイドフェンス6と後方から
ガイドするエンドフェンス7とが移動自在であり、給紙
ローラ27には複数の回転体26が分散配置されている
ので、各種サイズの印刷用紙2を利用することができ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のような給紙装置
1は、印刷用紙2を複写機の装置本体に分離給送するこ
とができる。
【0013】しかし、図10に示すように、実際には製
造誤差のために可動底板5の前部が後部に対して傾斜
し、印刷用紙2の最上面に給紙ローラ27が適正に当接
せず、印刷用紙2の給送が良好に実行されないことがあ
る。特に、上述のように可動アーム17の回動方向が印
刷用紙2の給送方向と直交した構造では、その回動中心
である末端側で可動底板5が下方に変形していると、そ
の給紙不良の発生が顕著である。この現象は可動底板5
の傾斜方向と可動アーム17の先端部19の移動方向に
関連しており、可動アーム17の回動のモーメントが可
動底板5にも影響していると想定される。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シート体が積載される可動底板を後部両側の軸受機構に
より上面が開口したカセットボックスの底部に回動自在
に配置して給紙カセットを形成し、この給紙カセットが
所定位置に配置される装置本体に底板押圧機構と用紙給
送機構とを設け、前記底板押圧機構は回動方向がシート
体の給送方向と直交する可動アームの先端部により前記
給紙カセットの可動底板の前部を上方に押圧し、この押
圧により適正な位置に配置されたシート体を前記用紙給
送機構が給送するシート給送装置において、前記軸受機
構は、前記カセットボックスの内部両側に突設されて軸
心方向がシート体の給送方向に直交した支持軸と、前記
可動底板の後部両側に形成されて前記可動アームの先端
側に位置する一方は円形穴からなり末端側に位置する他
方は下部が拡開した縦長の異形穴からなる一対の軸穴と
を有する。従って、軸受機構により後部両側で回動自在
に軸支された可動底板の前部が底板押圧機構により上方
に付勢されるので、この付勢により可動底板上に積載さ
れたシート体は給送に適正な位置に配置される。底板押
圧機構は、その回動方向がシート体の給送方向に直交す
る可動アームの先端部により可動底板を押圧するので、
可動アームの末端側で可動底板の前部が下方に変形して
いると、この傾斜を増長する方向に可動アームは可動底
板を押圧する。しかし、この可動底板を後部両側で回動
自在に軸支する支持機構は、可動アームの末端側では可
動底板を上方に変位自在に支持しているので、この可動
底板は可動アームの末端側の部分が上方に変位して前部
の傾斜が解消される。
【0015】請求項2記載の発明は、シート体が積載さ
れる可動底板を後部両側の軸受機構により上面が開口し
たカセットボックスの底部に回動自在に配置して給紙カ
セットを形成し、この給紙カセットが所定位置に配置さ
れる装置本体に底板押圧機構と用紙給送機構とを設け、
前記底板押圧機構は回動方向がシート体の給送方向と直
交する可動アームの先端部により前記給紙カセットの可
動底板の前部を上方に押圧し、この押圧により適正な位
置に配置されたシート体を前記用紙給送機構が給送する
シート給送装置において、前記軸受機構は、前記可動底
板の後部両側に突設されて軸心方向がシート体の給送方
向に直交した支持軸と、前記カセットボックスの内部両
側に形成されて前記可動アームの先端側に位置する一方
は円形穴からなり末端側に位置する他方は上部が拡開し
た縦長の異形穴からなる一対の軸穴とを有する。従っ
て、軸受機構により後部両側で回動自在に軸支された可
動底板の前部が底板押圧機構により上方に付勢されるの
で、この付勢により可動底板上に積載されたシート体は
給送に適正な位置に配置される。底板押圧機構は、その
回動方向がシート体の給送方向に直交する可動アームの
先端部により可動底板を押圧するので、可動アームの末
端側で可動底板の前部が下方に変形していると、この傾
斜を増長する方向に可動アームは可動底板を押圧する。
しかし、この可動底板を後部両側で回動自在に軸支する
支持機構は、可動アームの末端側では可動底板を上方に
変位自在に支持しているので、この可動底板は可動アー
ムの末端側の部分が上方に変位して前部の傾斜が解消さ
れる。
【0016】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、可動アームの末端側の位置で可動
底板を上方に付勢する付勢補助機構を設けた。従って、
可動底板は可動アームの末端側の部分が付勢補助機構に
より上方に付勢されるので、可動底板の傾斜を解消する
ために可動アームの末端側の部分を上方に変位させる動
作が補助される。
【0017】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明において、装置本体は、各部の帯電電位を除去する
アース部を有し、付勢補助機構は、可動底板を前記アー
ス部に接続する。従って、付勢補助機構により可動底板
が装置本体のアース部に接続されるので、可動底板が金
属製の場合でも電気的に遊離することがない。
【0018】請求項5記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、可動底板と可動アームとの接点
は、前記可動底板の中央より前記可動アームの末端側に
位置する。従って、可動底板は可動アームの末端側の部
分が可動アームの先端部の当接により上方に付勢される
ので、可動底板の傾斜を解消するために可動アームの末
端側の部分を上方に変位させる動作が補助される。
【0019】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
発明において、用紙給送機構は、軸心方向がシート体の
給送方向に直交する回転軸と、この回転軸に分散配置さ
れてシート体に当接する複数の回転体とを有し、可動底
板と可動アームとの接点は、前記可動底板の中央側の前
記回転体の略下方に位置する。従って、可動底板に載置
されているシート体は、可動アームの押圧により回転体
に圧接され、この圧力が垂直方向に直接に作用する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図4に基づいて以下に説明する。なお、本実施の形態
のシート給送装置である給紙装置41に関し、一従来例
として前述した給紙装置1と同一の部分は、同一の名称
及び符号を用いて詳細な説明は省略する。
【0021】まず、図2に示すように、本実施の形態の
給紙装置41も、前述した給紙装置1と同様に複写機4
2の一部として設けられており、その装置本体43は複
写機42の装置本体からなる。そして、その給紙カセッ
ト44の可動底板45は、軸受機構13,46により後
部両側で回動自在に軸支されているが、底板押圧機構1
5の可動アーム17の末端側に位置する前記軸受機構4
6のみ、前記可動底板45を上方にも移動自在に支持し
ている。
【0022】より詳細には、図1に示すように、可動ア
ーム17の先端側に位置する前記軸受機構13は、カセ
ットボックス4の支持軸12と可動底板45が円形穴の
軸穴10との組み合わせからなるが、可動アーム17の
末端側に位置する前記軸受機構46は、カセットボック
ス4の支持軸12と可動底板45の下部が拡開した縦長
の異形穴の軸穴47との組み合わせからなる。
【0023】このような構成において、本実施の形態の
給紙装置41も、給紙カセット44の内部に多数の印刷
用紙2を収納することができ、この印刷用紙2を一枚ず
つ複写機42の内部に分離給送することができる。その
場合、底板押圧機構15の可動アーム17が給紙カセッ
ト44の可動底板45の前部を上方に付勢するので、こ
の可動底板45に積載された印刷用紙2の最上面が分離
爪30に当接して給送に適正な位置に配置され、この状
態から給紙ローラ27が回転駆動されると印刷用紙2は
分離爪30により一枚に分離されて給送される。
【0024】そして、本実施の形態の給紙装置41で
も、製造誤差のために可動底板45の前部が後部に対し
て傾斜することがあるが、図4に示すように、その場合
でも印刷用紙2の最上面に給紙ローラ27が適正に当接
する。つまり、可動アーム17の回動方向が印刷用紙2
の給送方向と直交しているので、その先端側で可動底板
45の前部が下方に変形していても、この可動底板45
の傾斜を解消する方向に可動アーム17が回動する。こ
のため、可動底板45に積載された印刷用紙2の最上面
に給紙ローラ27が適正に当接することになり、給紙不
良は発生しない。
【0025】一方、可動アーム17の末端側で可動底板
45の前部が下方に変形していると、この可動底板45
の傾斜を増長する方向に可動アーム17が回動するが、
この可動アーム17の末端側に位置する軸受機構46は
可動底板45を上方に移動自在に支持している。このた
め、可動底板45は可動アーム17の末端側の部分が全
体的に上方に変位することになり、積載された印刷用紙
2の最上面に給紙ローラ27が適正に当接するので給紙
不良が発生しない。
【0026】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、各種の変形を許容する。例えば、本実施の形
態の給紙装置41では、軸受機構13,46をカセット
ボックス4の支持軸12と可動底板45の軸穴10,4
7との組み合わせにより形成したが、これをカセットボ
ックス4の軸穴10,47と可動底板45の支持軸12
との組み合わせにより形成することも可能である。この
場合、可動底板45を上方に変位自在とするため、カセ
ットボックス4の軸穴47は上方に拡開した形状に形成
することになる。
【0027】また、図5及び図6に示すように、可動ア
ーム17の末端側の位置で可動底板45を上方に付勢す
る付勢補助機構48を設け、上述のような可動底板45
の上昇を補助することも可能である。さらに、可動底板
45が金属製の場合、これは装置本体43のアース部4
9に接続する必要があるので、上述のような付勢補助機
構48により可動底板45をアース部49に接続すれ
ば、部品数を増加させることなく可動底板45を良好に
アースすることもできる。
【0028】より詳細には、上述した付勢補助機構48
は、適正な形状に形成したバネ材からなり、支持軸12
が挿通する長孔50とカセットボックス4の外側面の係
止爪51が係合する係合孔52とが形成されているの
で、これらの係合によりカセットボックス4に簡易に固
定される。長孔50より下方の部分53は斜め上方に曲
折されているので、この部分53で可動底板45を上方
に付勢すると共に導通する。係合孔52より下方の部分
54は斜め下に曲折されているので、この部分54でア
ース部49に導通する。
【0029】なお、前述のように可動アーム17の圧力
により可動底板45を上方に変位させて印刷用紙2を給
紙ローラ27に良好に当接させる場合は、給紙ローラ2
7の最初から当接している回転体26と印刷用紙2との
表面を支点となり、可動アーム17と可動底板45との
接点を力点となり、給紙ローラ27の他方の回転体26
に印刷用紙2が当接するまで可動アーム17が可動底板
45を押圧することになる。換言すると、印刷用紙2が
幅狭の場合には力点と支点とが近接するので、可動アー
ム17の圧力により可動底板45を上昇させることが困
難となる。
【0030】これが問題となる場合には、図7に示すよ
うに、可動底板45と可動アーム17との接点を、可動
底板45の中央より可動アーム17の末端側に位置さ
せ、上述のような可動底板45の上昇を補助することが
好ましい。可動底板45と可動アーム17との接点を、
可動底板45の中央側の回転体26の下方に位置させれ
ば、この回転体26に印刷用紙2を圧接させる可動アー
ム17の圧力が垂直方向に直接に作用するので、幅狭の
印刷用紙2でも良好に給送することができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、軸受機構は、カ
セットボックスの内部両側に突設されて軸心方向がシー
ト体の給送方向に直交した支持軸と、可動底板の後部両
側に形成されて可動アームの先端側に位置する一方は円
形穴からなり末端側に位置する他方は下部が拡開した縦
長の異形穴からなる一対の軸穴とを有することにより、
可動底板の前部が可動アームの末端側で下方に変形して
いると、この傾斜を増長する方向に可動アームは可動底
板を押圧するが、この可動底板を後部両側で回動自在に
軸支する支持機構は、可動アームの末端側では可動底板
を上方に変位自在に支持しているので、この可動底板は
可動アームの末端側の部分が上方に変位して前部の傾斜
が解消されることになり、ここでシート体が用紙給送機
構に対して適正に位置するので、シート体の給送不良を
防止することができる。
【0032】請求項2記載の発明は、軸受機構は、可動
底板の後部両側に突設されて軸心方向がシート体の給送
方向に直交した支持軸と、カセットボックスの内部両側
に形成されて可動アームの先端側に位置する一方は円形
穴からなり末端側は上部が拡開した縦長の異形穴からな
る一対の軸穴とを有することにより、可動底板の前部が
可動アームの末端側で下方に変形していると、この傾斜
を増長する方向に可動アームは可動底板を押圧するが、
この可動底板を後部両側で回動自在に軸支する支持機構
は、可動アームの末端側では可動底板を上方に変位自在
に支持しているので、この可動底板は可動アームの末端
側の部分が上方に変位して前部の傾斜が解消されること
になり、ここでシート体が用紙給送機構に対して適正に
位置するので、シート体の給送不良を防止することがで
きる。
【0033】請求項3記載の発明では、可動アームの末
端側の位置で可動底板を上方に付勢する付勢補助機構を
設けたことにより、可動底板は可動アームの末端側の部
分が付勢補助機構により上方に付勢されるので、可動底
板の傾斜を解消するために可動アームの末端側の部分を
上方に変位させる動作を付勢補助機構により補助するこ
とができ、より良好にシート体の給送不良を防止するこ
とができる。
【0034】請求項4記載の発明では、装置本体は、各
部の帯電電位を除去するアース部を有し、付勢補助機構
は、可動底板をアース部に接続することにより、付勢補
助機構により可動底板を装置本体のアース部に接続する
ことができるので、可動底板が金属製の場合でもアース
することができる。
【0035】請求項5記載の発明では、可動底板と可動
アームとの接点は、可動底板の中央より可動アームの末
端側に位置することにより、可動底板は可動アームの末
端側の部分が可動アームの先端部の当接により上方に付
勢されるので、可動底板の傾斜を解消するために可動ア
ームの末端側の部分を上方に変位させる動作を補助する
ことができ、より良好にシート体の給送不良を防止する
ことができる。
【0036】請求項6記載の発明では、用紙給送機構
は、軸心方向がシート体の給送方向に直交する回転軸
と、この回転軸に分散配置されてシート体に当接する複
数の回転体とを有し、可動底板と可動アームとの接点
は、可動底板の中央側の回転体の略下方に位置すること
により、可動底板に載置されているシート体は、可動ア
ームの押圧により回転体に圧接され、この圧力が垂直方
向に直接に作用するので、シート体が幅狭でも回転体に
良好に圧接されることになり、より良好にシート体の給
送不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート給送装置の実施の一形態である
給紙装置を示す分解斜視図である。
【図2】給紙装置を一部とする複写機を示す斜視図であ
る。
【図3】給紙装置を示す縦断側面図である。
【図4】シート体である印刷用紙と給紙ローラとの当接
状態を示す縦断正面図である。
【図5】給紙装置の一変形例の要部を示す縦断正面図で
ある。
【図6】一変形例の要部を示す分解斜視図である。
【図7】他の変形例の印刷用紙と給紙ローラとの当接状
態を示す縦断正面図である。
【図8】シート給送装置の一従来例である給紙装置を示
す分解斜視図である。
【図9】印刷用紙が給紙ローラに良好に当接した状態を
示す縦断正面図である。
【図10】印刷用紙が給紙ローラに良好に当接しない状
態を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
2 シート体 4 カセットボックス 10 軸穴 12 支持軸 13 軸受機構 14 用紙給送機構 15 底板押圧機構 17 可動アーム 25 回転軸 26 回転体 41 給紙装置 43 装置本体 44 給紙カセット 45 可動底板 46 軸受機構 47 軸穴 48 付勢補助機構 49 アース部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−101563(JP,A) 特開 平4−235834(JP,A) 特開 平5−39132(JP,A) 特開 平7−285682(JP,A) 特開 平5−330677(JP,A) 実開 平6−8350(JP,U) 実開 昭61−139936(JP,U) 実開 昭50−138029(JP,U) 実開 平4−9834(JP,U) 実開 昭57−197039(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/12 310 G03G 15/00 516

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート体が積載される可動底板を後部両
    側の軸受機構により上面が開口したカセットボックスの
    底部に回動自在に配置して給紙カセットを形成し、この
    給紙カセットが所定位置に配置される装置本体に底板押
    圧機構と用紙給送機構とを設け、前記底板押圧機構は回
    動方向がシート体の給送方向と直交する可動アームの先
    端部により前記給紙カセットの可動底板の前部を上方に
    押圧し、この押圧により適正な位置に配置されたシート
    体を前記用紙給送機構が給送するシート給送装置におい
    て、 前記軸受機構は、前記カセットボックスの内部両側に突
    設されて軸心方向がシート体の給送方向に直交した支持
    軸と、前記可動底板の後部両側に形成されて前記可動ア
    ームの先端側に位置する一方は円形穴からなり末端側に
    位置する他方は下部が拡開した縦長の異形穴からなる一
    対の軸穴と、を有することを特徴とするシート給送装
    置。
  2. 【請求項2】 シート体が積載される可動底板を後部両
    側の軸受機構により上面が開口したカセットボックスの
    底部に回動自在に配置して給紙カセットを形成し、この
    給紙カセットが所定位置に配置される装置本体に底板押
    圧機構と用紙給送機構とを設け、前記底板押圧機構は回
    動方向がシート体の給送方向と直交する可動アームの先
    端部により前記給紙カセットの可動底板の前部を上方に
    押圧し、この押圧により適正な位置に配置されたシート
    体を前記用紙給送機構が給送するシート給送装置におい
    て、 前記軸受機構は、前記可動底板の後部両側に突設されて
    軸心方向がシート体の給送方向に直交した支持軸と、前
    記カセットボックスの内部両側に形成されて前記可動ア
    ームの先端側に位置する一方は円形穴からなり末端側に
    位置する他方は上部が拡開した縦長の異形穴からなる一
    対の軸穴と、を有することを特徴とするシート給送装
    置。
  3. 【請求項3】 可動アームの末端側の位置で可動底板を
    上方に付勢する付勢補助機構を設けたことを特徴とする
    請求項1又は2記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 装置本体は、各部の帯電電位を除去する
    アース部を有し、付勢補助機構は、可動底板を前記アー
    ス部に接続することを特徴とする請求項3記載のシート
    給送装置。
  5. 【請求項5】 可動底板と可動アームとの接点は、前記
    可動底板の中央より前記可動アームの末端側に位置する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のシート給送装
    置。
  6. 【請求項6】 用紙給送機構は、軸心方向がシート体の
    給送方向に直交する回転軸と、この回転軸に分散配置さ
    れてシート体に当接する複数の回転体と、を有し、 可動底板と可動アームとの接点は、前記可動底板の中央
    側の前記回転体の略下方に位置することを特徴とする請
    求項5記載のシート給送装置。
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