JP2010182621A - 電極製造装置及び電極の製造方法 - Google Patents

電極製造装置及び電極の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 炉長を短くし,炉の容積及び表面積を小さくすることにより,熱効率に優れるとともに,ゆっくり乾燥することのできる電極製造装置及び電極の製造方法を提供すること。
【解決手段】 電極製造装置100に,巻出し部10と,第1炉端部20と,乾燥炉30と,第2炉端部80と,巻取り部90とを設ける。第1炉端部20に,電極箔2の第1面を塗工する第1塗工部27と,第2面を塗工する第2塗工部28とを設ける。また,電極製造装置100に,電極箔の進行方向を反転させるとともに,角度をつけて折り返すことにより,その幅方向位置を変位させる折り返し用ローラ対25,26,85,86を設ける。これにより,塗工後の電極箔2を,乾燥炉30の内部を少なくとも1往復半にわたって移動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は,二次電池用電極の電極製造装置及び電極の製造方法に関する。さらに詳細には,乾燥炉の炉長が短い電極製造装置及び電極の製造方法に関するものである。
リチウムイオン二次電池等の二次電池の電極として,電極箔に活物質を塗布したものが用いられることがある。このような電極の製造においては,ロール状の電極箔に,活物質やバインダを混練した塗工材を塗工した後,塗工層を乾燥させる。そのために,塗工後の電極箔を乾燥炉中で搬送しながら乾燥することが一般的である。
電極箔の乾燥において急激な乾燥を行った場合,塗工層の膜厚内部で塗工材の対流,あるいは気泡の発生が起こりうる。それらに伴って,塗工材の電極箔側に存在していた結着材(バインダ)が,塗工層の表面付近に移動することがある(マイグレーション)。このバインダは,電極箔に活物質の層を結着させるためのものである。マイグレーションが生じると,乾燥後の塗工層においてバインダが塗工層の表面付近に偏在することとなる。その結果,塗工層内部における電極箔との境目付近では逆に,バインダが不足することとなる。
そのような電極を用いた電池では,使用時に電極箔と塗工層との境目で剥離が生じやすい。その境目付近において,バインダの不足による剥離強度の低下が生じているためである。一方,電池の使用時に塗工層内部では,イオンの吸蔵・放出により活物質の体積変化が繰り返し生じる。この剥離強度の低下と,活物質の体積変化とにより,活物質層の剥離が生じるのである。剥離した活物質の表面では化学反応が起こらないので,電池性能は低下する。よって,電池性能の確保のために,好適な乾燥条件の下での乾燥が求められる。すなわち,十分な乾燥時間を確保して,徐々に乾燥させる必要があるのである。
一方,電極箔の搬送において,乾燥前の塗工層にローラを接触させると,塗工材がローラに付着してしまう。このため,塗工後の電極箔は,未乾燥の塗工層の反対側の面でローラに接触するように搬送する必要がある。よって,電極箔は,乾燥炉内で一方向に向かって搬送されることが多い(特許文献1の図1参照)。この場合,乾燥炉の長さと乾燥炉内での電極箔の搬送経路の長さとは,大きく変わらない。
特開2007−141540号公報
そのため,十分な乾燥時間を確保しつつ電極箔の搬送を行うために,全体として炉長の長い乾燥炉を用いる必要があった。このように炉長の長い乾燥炉では,設置する場所に制約がある。また,このように大きな乾燥炉では,炉の容積や表面積が大きく,熱効率が悪かった。そして,両面塗工を行う場合には,さらに乾燥炉が大きいことになる。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,炉長を短くし,炉の容積及び表面積を小さくすることにより,熱効率に優れるとともに,ゆっくり乾燥することのできる電極製造装置及び電極の製造方法を提供することである。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の電極製造装置は,帯状の電極箔に塗工材を塗工する塗工部と,塗工部で塗工を受けた電極箔をその長手方向に搬送しつつ塗工層を乾燥させる乾燥部とを有する電極製造装置において,電極箔における,乾燥部で乾燥させる塗工層の反対側の面に接触して電極箔の進行方向を反転させる,少なくとも2つの反転部を有し,反転部は,電極箔の進行方向を反転させるとともに,その幅方向に角度をつけて折り返すことにより,その幅方向位置を変位させるものであり,乾燥部は,電極箔が,反転部による進行方向の反転により,少なくとも1往復半にわたって移動させられている間に塗工層を乾燥させるものである。かかる電極製造装置は,電極箔を反転させて乾燥炉内を往復させることにより,十分な乾燥時間をかけて塗工層を乾燥させることができる。また,乾燥炉が小さくなり,熱効率もよい。
上記に記載の電極製造装置において,塗工部として,電極箔の第1面に塗工する第1塗工部と,電極箔の第2面に塗工する第2塗工部とがあり,乾燥部として,第1塗工部による塗工層を乾燥させる第1乾燥部と,第2塗工部による塗工層を乾燥させる第2乾燥部とがあり,第2塗工部は,第1乾燥部による乾燥後の電極箔に対して塗工を行うものであり,第1乾燥部および第2乾燥部にそれぞれ,少なくとも2つの反転部が設けられているとなおよい。電極箔の両面に塗工し,より十分な乾燥時間をかけて塗工層を乾燥させることができるからである。
上記に記載の電極製造装置において,第1塗工部および第2塗工部は,第1乾燥部における電極の往復運動に対して同じ側に設けられているとよい。作業効率に優れているためである。
また,本発明の電極の製造方法は,帯状の電極箔に塗工材を塗工した後に,その電極箔を長手方向に搬送しつつ塗工層を乾燥させる電極の製造方法において,乾燥の途中で電極箔の進行方向を,その幅方向に角度をつけて折り返してその幅方向位置を変位させつつ反転させることにより,少なくとも2回変更して搬送し,電極箔を少なくとも1往復半にわたって移動させる間に塗工層を乾燥させるものである。かかる電極の製造方法は,より十分な塗工層の乾燥時間をとり,塗工層を徐々に乾燥させることができる。
本発明によれば,炉長を短くし,炉の容積及び表面積を小さくすることにより,熱効率に優れるとともに,ゆっくり乾燥することのできる電極製造装置及び電極の製造方法が提供されている。
本発明の電極製造装置により製造される1条塗工の電極の幅方向の断面を示す断面図である。 本発明の電極製造装置を説明するための正面からみた投影図である。 本発明の電極製造装置における第1電極搬送区間を説明するための上方からみた投影図である。 本発明の電極製造装置における第2電極搬送区間を説明するための上方からみた投影図である。 本発明の電極製造装置における第3電極搬送区間を説明するための上方からみた投影図である。 本発明の電極製造装置における第4電極搬送区間を説明するための上方からみた投影図である。 本発明の電極製造装置により製造される3条塗工の電極の幅方向の断面を示す断面図である。 本発明の電極製造装置における塗工装置の別の配置例を説明するための図である。 本発明の電極製造装置における塗工部の別の配置例を説明するための正面からみた投影図である。
以下,本発明を具体化した最良の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,リチウムイオン二次電池用電極の電極製造装置及び電極の製造方法について,本発明を具体化したものである。
[二次電池用電極]
本形態の電極製造装置により製造されるリチウムイオン二次電池用電極について説明する。本形態の電極製造装置により製造される電極1は,図1の断面図に示すように,帯状の電極箔2の両面に塗工層3を塗工したものである。図1は,電極1の幅方向の断面を示した断面図である。塗工層3は,塗工材を塗工した後に乾燥させることにより,電極箔2に結着されてできた活物質の層である。塗工層3は,電極箔2の幅方向の中心付近に塗工されており,幅方向の両端は非塗工部である。そして,図中上側の塗工層3の塗工幅は,図中下側の塗工層3の塗工幅と同じである。また,図中上側の塗工層3の幅方向の位置は,図中下側の塗工層3の幅方向の位置と同じである。すなわち,図中上側の塗工層3は,図中下側の塗工層3の真裏の位置にある。
電極1には,正極及び負極の2種類がある。リチウムイオン二次電池の正極には,電極箔2としてアルミ箔等を用いることができる。また,正極の塗工層3に用いられる塗工材は,ニッケル酸リチウム(LiNiO),マンガン酸リチウム(LiMnO),コバルト酸リチウム(LiCoO)等のリチウム複合酸化物などの正極活物質である。リチウムイオン二次電池の負極には,電極箔2として銅箔等を用いることができる。また,負極の塗工層3に用いられる塗工材は,非晶質炭素,難黒鉛化炭素,易黒鉛化炭素,黒鉛等の炭素系物質などの負極活物質である。
正極と負極とでは,前述したように材料は異なるが,電極箔2及び塗工層3の幅や厚み等は大差ない。さらに正極も負極も,図1に示したように電極箔2の両面に塗工層3を塗工したものであることに変わりない。このため,本形態の二次電池用の電極製造装置は,リチウムイオン二次電池の正極も負極も製造することができるものである。よって,以下特に正極と負極とを区別しないで電極1として説明する。
[電極製造装置]
本形態に係るリチウムイオン二次電池用の電極製造装置100は,電極箔2に塗工層3となる塗工材を塗工し,その塗工材を乾燥させて電極1を製造する装置である。電極製造装置100は,図2に示すように,巻出し部10と,第1炉端部20と,乾燥炉30と,第2炉端部80と,巻取り部90とを有している。巻出し部10は,電極箔2を巻き出し,第1炉端部20に供給するための電極箔供給部である。第1炉端部20は,巻出し部10から乾燥部30への電極箔2の搬送と,乾燥中の電極箔2の折り返しとを行うものである。また,第1炉端部20には,電極箔2に塗工する第1塗工部27と,第2塗工部28とが設けられている。乾燥炉30は,塗工された電極箔2の塗工材を乾燥させるための乾燥部である。第2炉端部80は,乾燥中の電極箔2の折り返しと,乾燥後の電極箔2の巻取り部90への回収とを行うものである。巻取り部90は,電極1を巻き取るための電極回収部である。
巻出し部10には,図2に示すように,電極箔リール12を設置するための回転軸11が設けられている。電極箔リール12は,未塗工の電極箔2をロール状に巻きとったものである。このため,電極箔リール12は回転軸11を中心に回転可能なものである。よって,電極箔2は,その長手方向に引っ張られるのにつられて,電極箔リール12から巻き出されることとなる。なお,電極箔リール12は,電極箔2が全て巻き出された場合など,適宜取り替えられるようになっている。また,電極箔リール12を巻出し部10に2以上設置できるようにしてもよい。さらに,一つの電極箔リール12の電極箔2の最後端と,他の電極箔リール12の電極箔2の最前端とをつなぎあわせて通紙し,電極箔2を通紙する作業を効率的に行うようにしてもよい。
第1炉端部20は,図2に示すように,第1塗工部27と,第2塗工部28と,折り返し用ローラ対25,26とを有している。第1塗工部27は,第1面塗工用ダイ21と第1面塗工用バックアップローラ22とを有するものである。ここで第1面とは,電極製造装置100において電極箔2の最初に塗工される面である。第2塗工部28は,第2面塗工用ダイ23と第2面塗工用バックアップローラ24とを有するものである。ここで第2面とは,第1面の反対側の面のことであり,第1面を塗工された後に塗工される面である。
第1面塗工用ダイ21は,電極箔2の第1面に塗工材を塗布するための塗工液供給装置である。第1面塗工用バックアップローラ22は,第1面の塗工時に電極箔2を支持するためのローラである。第2面塗工用ダイ23は,電極箔2の第2面に塗工材を塗布するための塗工液供給装置である。第2面塗工用バックアップローラ24は,第2面の塗工時に電極箔2を支持するためのローラである。
第1面塗工用ダイ21と,第2面塗工用ダイ22とは,ともに第1炉端部20の内部に配置されている。このため,塗工液供給装置への塗工液の補充等の効率はよい。第1面塗工用ダイ21は,活物質を含む塗工材を電極箔2に所定の幅で,かつ所定の厚みで塗工するためのものである。このため,第1面塗工用ダイ21と第1面塗工用バックアップローラ22とは,塗工層3の厚みを再現できるようにわずかな隙間をあけて配置されている。同様に,第2面塗工用ダイ23は,第2面塗工用バックアップローラ24とわずかな隙間をあけて配置されている。ただし,第2面塗工用ダイ23と第2面塗工用バックアップローラ24との隙間の間隔は,第1面塗工用ダイ21と第1面塗工用バックアップローラ22との隙間の間隔に比べて,既に塗工されている第1面の塗工層3の乾燥後の厚みの分だけ余分に開けられている。
乾燥炉30は,図2に示すように,エアノズル33と,従動ローラ34,35とを有するものである。また,乾燥炉30の搬送経路は,4段構成をなしている。この4段構成の搬送経路は,図中上から第1電極搬送区間40,第2電極搬送区間50,第3電極搬送区間60,第4電極搬送区間70の順に配置されている。第1電極搬送区間40は,電極箔2を第1炉端部20から第2炉端部80へ向かう向き,すなわち図中の矢印Iの向きに搬送する区間である。第2電極搬送区間50は,電極箔2を第2炉端部80から第1炉端部20へ向かう向き,すなわち図中の矢印Jの向きに搬送する区間である。第3電極搬送区間60は,電極箔2を第2炉端部80から第1炉端部20へ向かう向き,すなわち図中の矢印Nの向きに搬送する区間である。第4電極搬送区間70は,電極箔2を第1炉端部20から第2炉端部80へ向かう向き,すなわち図中の矢印Mの向きに搬送する区間である。第1電極搬送区間40及び第2電極搬送区間50は,電極箔2の第1面の塗工層3の乾燥を行うための第1面乾燥部31をなしている。第3電極搬送区間60及び第4電極搬送区間70は,電極箔2の第2面の塗工層3の乾燥を行うための第2面乾燥部32をなしている。
エアノズル33は,第1電極搬送区間40と,第2電極搬送区間50と,第3電極搬送区間60と,第4電極搬送区間70とを通過する電極箔2及び塗工層3に熱風を吹き付けるためのノズルである。また,エアノズル33は,乾燥炉30内部の電極箔2の搬送経路に沿って,一定の間隔をおいて配置されている。そして,エアノズル33から噴出される熱風の風量分布は,幅方向に一様である。従動ローラ34,35は,第1電極搬送区間40または第3電極搬送区間60において,電極箔2を支えるローラである。
第2炉端部80は,折り返し用ローラ対85,86と,従動ローラ87とを有している。折り返し用ローラ対85は,電極箔2を第1電極搬送区間40から第2電極搬送区間50へ折り返して搬送する反転部である。また,折り返し用ローラ対85は,第1炉端部20の折り返し用ローラ対25と対になっている。折り返し用ローラ対25は,電極箔2を第2電極搬送区間50から第1電極搬送区間40へ折り返して搬送する反転部である。折り返し用ローラ対86は,電極箔2を第4電極搬送区間70から第3電極搬送区間60へ折り返して搬送する反転部である。また,折り返し用ローラ対86は,第1炉端部20の折り返し用ローラ対26と対になっている。折り返し用ローラ対26は,電極箔2を第3電極搬送区間60から第4電極搬送区間70へ折り返して搬送する反転部である。折り返し用ローラ対25,26,85,86はそれぞれ,上下のローラを有するローラ対である。これらは,電極箔2を折り返して進行方向を反転させる際に,幅方向にわずかに角度をつけて折り返すようになっている。詳細については後述する。
巻取り部90には,図2に示すように,電極巻取りリール92を設置するための回転軸91が設けられている。電極巻取りリール92は,塗工して乾燥した後の電極1をロール状に巻きとるものである。電極巻取りリール92は,モータ等の駆動源から駆動を受けるようになっている。これにより,塗工済みの電極箔2を巻き取ることができるようになっている。なお,電極巻取りリール92は,電極1の製造において,適宜取り替えられるようになっている。また,電極巻取りリール92は2以上配置できるようになっていてもよい。また,製造された電極1をスリットにより,分割する装置を配置してもよい。
[搬送経路]
ここで,本形態の電極製造装置100における電極箔2の搬送経路について,図2〜図6により説明する。まず,乾燥炉30の内部での4段の搬送経路について説明する。第1電極搬送区間40は,折り返し用ローラ対25の上側のローラから折り返し用ローラ対85の上側のローラにわたる搬送経路である。第2電極搬送区間50は,折り返し用ローラ対25の下側のローラから折り返し用ローラ対85の下側のローラにわたる搬送経路である。第3電極搬送区間60は,折り返し用ローラ対26の上側のローラから折り返し用ローラ対86の上側のローラにわたる搬送経路である。第4電極搬送区間70は,折り返し用ローラ対26の下側のローラから折り返し用ローラ対86の下側のローラにわたる搬送経路である。
第1電極搬送区間40を図3に示す。図3は,図2の上方から第1炉端部20と,第1電極搬送区間40と,第2炉端部80とを投影した投影図である。なお,参考のために,第2電極搬送区間50を二点鎖線で示している。第1塗工部27は,第1炉端部20内で図3中下側,すなわち図2中の手前側に,第2塗工部28は,第1炉端部20内で図3中上側,すなわち図2中の奥側に配置されている。第1塗工部20には,図3中下方から,折り返し用ローラ対25a,折り返し用ローラ対25bがこの順に配置されている。また,第2塗工部80には,図3中下方から,折り返し用ローラ対85a,折り返し用ローラ対85b,折り返し用ローラ対85cがこの順に配置されている。つまり,図2中の折り返し用ローラ対25,85は,平面図では,それぞれ複数配置されているものである。
第1電極搬送区間40は,第1面乾燥部31の上段である。第1面乾燥部31は,電極箔2の第1面の塗工層3を,第1塗工部27の箇所から第2塗工部28の箇所に至るまで搬送する間に乾燥させる乾燥区間である。第1電極搬送区間40は,図3に示すように,搬送経路41,42,43からなっている。搬送経路41,42,43は,第1炉端部20から第2炉端部80へ向かう向き,すなわち図2及び図3の矢印Iの向きに電極箔2を搬送する経路である。そしてこれらは,第1塗工部27の側から第2塗工部28の側,すなわち図3中下方から上方に,搬送経路41,搬送経路42,搬送経路43の順に位置している。
搬送経路41は,第1面塗工用バックアップローラ22から折り返し用ローラ対85aに向かって電極箔2を搬送する経路である。搬送経路41の搬送方向は,第1面塗工用バックアップローラ22の回転軸と垂直な方向である。第1面塗工用ダイ21による第1面の好適な塗工を行うことができるように,搬送による塗工位置や塗工幅への影響を最小限に抑えるためである。搬送経路42は,折り返し用ローラ対25aから折り返し用ローラ対85bに向かって電極箔2を搬送する経路である。搬送経路43は,折り返し用ローラ対25bから折り返し用ローラ対85cに向かって電極箔2を搬送する経路である。
なお,折り返し用ローラ対25a,25b,85a,85b,85cは,電極箔2の進行方向を反転させるとともに,電極箔2の幅方向位置を変位させるように,その幅方向に角度をつけて折り返すようになっている。ここで,幅方向とは電極箔2の幅方向であり,図3の矢印Pの方向である。この角度の変更は,例えば,折り返し用ローラ対85の下側のローラの中心軸を,上側のローラの中心軸に対して,水平面内で首を振るように傾けることにより行うことができる。すなわち,折り返し用ローラ対25,85は,電極箔2の進行方向を折り返して反転させるとともに,元の進行方向から角度をつけた方向を新たな進行方向とするものである。そして,乾燥炉30を1往復する間に,電極箔2の幅方向の位置は,元の位置から幅方向にずれた位置となっている。
第2電極搬送区間50を図4に示す。図4は,図2の上方から第1炉端部20と,第2電極搬送区間50と,第2炉端部80とを投影した投影図である。なお,参考のために,第1電極搬送区間40を二点鎖線で示している。折り返し用ローラ対25a,25b,85a,85b,85cの配置は,図3と同様である。
第2電極搬送区間50は,第1面乾燥部31の下段である。第2電極搬送区間50は,図4に示すように,搬送経路51,52,53からなっている。搬送経路51,52,53は,第2炉端部80から第1炉端部20へ向かう向き,すなわち図2及び図4の矢印Jの向きに電極箔2を搬送する経路である。そしてこれらは,第1塗工部27の側から第2塗工部28の側,すなわち図4中下方から上方に,搬送経路51,搬送経路52,搬送経路53の順に位置している。
搬送経路51は,折り返し用ローラ対85aから折り返し用ローラ対25aに向かって電極箔2を搬送する経路である。搬送経路52は,折り返し用ローラ対85bから折り返し用ローラ対25bに向かって電極箔2を搬送する経路である。搬送経路53は,折り返し用ローラ対85cから第2面塗工用バックアップローラ24に向かって電極箔2を搬送する経路である。搬送経路53の搬送方向は,第2面塗工用バックアップローラ24の回転軸と垂直な方向である。第2面塗工用ダイ23による第2面の好適な塗工を行うことができるように,搬送による塗工位置や塗工幅への影響を最小限に抑えるためである。
なお,折り返し用ローラ対25a,25b,85a,85b,85cは,電極箔2の進行方向を反転させるとともに,電極箔2の幅方向位置を変位させるように,その幅方向に角度をつけて折り返すようになっている。
このように,本形態の電極製造装置100は,第1面を塗工した電極箔2を,搬送経路41,搬送経路51,搬送経路42,搬送経路52,搬送経路43,搬送経路53の順に,乾燥炉30の内部を往復させながら,図3中上向きに移動させていく。すなわち,電極箔2を,第1面乾燥部31にわたって,全体として螺旋状に搬送するのである。
第3電極搬送区間60を図5に示す。図5は,図2の上方から第1炉端部20と,第3電極搬送区間60と,第2炉端部80とを投影した投影図である。なお,参考のために,第4電極搬送区間70を二点鎖線で示している。第1塗工部27は,第1炉端部20内で図5中下側,すなわち図2中の手前側に,第2塗工部28は,第1炉端部20内で図5中上側,すなわち図2中の奥側に配置されている。第1塗工部20には,図5中下方から,折り返し用ローラ対26a,折り返し用ローラ対26b,折り返し用ローラ対26cがこの順に配置されている。また,第2塗工部80には,図5中下方から,折り返し用ローラ対86a,折り返し用ローラ対86b,折り返し用ローラ対86cがこの順に配置されている。つまり,図2中の折り返し用ローラ対26,86は,平面図では,それぞれ複数配置されているものである。
第3電極搬送区間60は,第2面乾燥部32の上段である。第2面乾燥部32は,電極箔2の第2面の塗工層3を,第2塗工部28の箇所から巻取り部90に至るまで搬送する間に乾燥させる乾燥区間である。第3電極搬送区間60は,図5に示すように,搬送経路61,62,63からなっている。搬送経路61,62,63は,第2炉端部80から第1炉端部20へ向かう向き,すなわち図2及び図5の矢印Nの向きに電極箔2を搬送する経路である。そしてこれらは,第2塗工部28の側から第1塗工部27の側,すなわち図5中上方から下方に,搬送経路61,搬送経路62,搬送経路63の順に位置している。
搬送経路61は,折り返し用ローラ対86cから折り返し用ローラ対26cに向かって電極箔2を搬送する経路である。搬送経路62は,折り返し用ローラ対86bから折り返し用ローラ対26bに向かって電極箔2を搬送する経路である。搬送経路63は,折り返し用ローラ対86aから折り返し用ローラ対26aに向かって電極箔2を搬送する経路である。なお,折り返し用ローラ対26a,26b,26c,86a,86b,86cは,電極箔2の進行方向を反転させるとともに,電極箔2の幅方向位置を変位させるように,その幅方向に角度をつけて折り返す。
第4電極搬送区間70を図6に示す。図6は,図2の上方から第1炉端部20と,第4電極搬送区間70と,第2炉端部80とを投影した投影図である。なお,参考のために,第3電極搬送区間60を二点鎖線で示している。折り返し用ローラ対26a,26b,26c,86a,86b,86cの配置は,図5と同様である。
第4電極搬送区間70は,第2面乾燥部32の下段である。第4電極搬送区間70は,図6に示すように,搬送経路71,72,73,74からなっている。搬送経路71,72,73,74は,第1炉端部20から第2炉端部80へ向かう向き,すなわち図2及び図6の矢印Mの向きに電極箔2を搬送する経路である。そしてこれらは,第2塗工部28の側から第1塗工部27の側,すなわち図6中上方から下方に,搬送経路71,搬送経路72,搬送経路73,搬送経路74の順に位置している。
搬送経路71は,第2面塗工用バックアップローラ24から折り返し用ローラ対86cへ向かう向きに電極箔2を搬送する経路である。搬送経路71の搬送方向は,第2面塗工用バックアップローラ24の回転軸と垂直な方向である。第2面塗工用ダイ23による第2面の好適な塗工を行うことができるように,搬送による塗工位置や塗工幅への影響を最小限に抑えるためである。搬送経路72は,折り返し用ローラ対26cから折り返し用ローラ対86bへ向かう向きに電極箔2を搬送する経路である。搬送経路73は,折り返し用ローラ対26bから折り返し用ローラ対86aへ向かう向きに電極箔2を搬送する経路である。搬送経路74は,折り返し用ローラ対26aから従動ローラ87へ向かう向きに電極箔2を搬送する経路である。
なお,折り返し用ローラ対26a,26b,26c,86a,86b,86cは,電極箔2の進行方向を反転させるとともに,電極箔2の幅方向位置を変位させるように,その幅方向に角度をつけて折り返す。また,乾燥しおえた電極1を図2中右側に配置されている巻取り部90に搬送するために,搬送経路74が設けられている。
このように,本形態の電極製造装置100は,第2面を塗工した電極箔2を,搬送経路71,搬送経路61,搬送経路72,搬送経路62,搬送経路73,搬送経路63,搬送経路74の順に乾燥炉30の内部を往復させながら,図5中下向きに移動させていく。すなわち,電極箔2を,第2面乾燥部32にわたって,全体として螺旋状に搬送するのである。
続いて,電極箔2の通過する順を追って搬送経路を説明する。電極箔2は,図2に示すように,巻出し部10の電極箔リール12から,図中の矢印Fの向きに巻き出される。次に,電極箔2は,第1炉端部20に搬送される。そして,矢印Gの向きに第1面塗工用ダイ21と,第1面塗工用バックアップローラ22とが対面している箇所を通過する。このとき,電極箔2の第2面は,第1面塗工用バックアップローラ22と接触している。そして第1面は,第1面塗工用ダイ21の側を向いている。よって,電極箔2の第1面が塗工されるのである。
この後,矢印Hに沿う方向に乾燥炉30に搬送される。このとき,塗工された電極箔2の第1面は,図2中の上側を向いている。そして,電極箔2の未塗工の第2面は,図2中の下側を向いている。このため,電極箔2の未塗工の第2面が,電極箔2の搬送を補助する従動ローラ34に接触することとなる。このとき塗工層3は,螺旋状の搬送経路の外側を向いた状態で乾燥されることとなるのである。
次に,電極箔2は,図2中の矢印Iの向き,すなわち第1電極搬送区間40を第1炉端部20から第2炉端部80に向かう向きに搬送される。このとき電極箔2は,図3に示すように,第1電極搬送区間40の搬送経路41を通過する。
次に,電極箔2は,折り返し用ローラ対85の箇所に達する。このとき,塗工された電極箔2の第1面は,図2中の上側を向いている。そして,電極箔2の未塗工の第2面は,図2中の下側を向いている。このため,電極箔2の未塗工の第2面が,折り返し用ローラ対85に接触することとなる。そして,電極箔2は,折り返し用ローラ対85により,その進行方向を幅方向に角度をつけて反転される。
よって,電極箔2は,図4に示すように,第2電極搬送区間50の搬送経路51を,図中の矢印Jの向きに通過する。次に,電極箔2は,折り返し用ローラ対25により,再び進行方向を反転される。そして電極箔2は,図3の搬送経路42を,図中の矢印Iの向きに通過するのである。
この後電極箔2は,図4の搬送経路52,図3の搬送経路43,図4の搬送経路53の順に搬送される。つまり,塗工された電極箔2は,折り返し用ローラ対25,85により折り返されながら乾燥炉30の内部を往復しながら,第1面乾燥部31に沿って螺旋状に搬送されるのである。この搬送の間,電極箔2の第1面は,螺旋状の外側を向いている。よって,第1面の塗工層3が従動ローラ34や折り返し用ローラ対25,85などのローラに接触することはない。
このように,第1面を塗工された電極箔2は,乾燥炉30の内部を折り返しローラにより進行方向を変えられながら往復する。そして,その搬送経路は,往復する度に図3及び図4の図中下方から上方に向かって螺旋状に搬送されるのである。また,その際に,未乾燥の第1面は,螺旋の外側を向いている。よって,第1面の塗工層3はローラに接触することがない。
電極箔2は,搬送経路53を通過した後,再び第1炉端部20に搬送される。このときには,電極箔2の第1面の塗工層3は十分に乾燥している。そして図2の矢印Kの向きに搬送され,第2面塗工用ダイ23の箇所に至る。このとき,電極箔2の乾燥済みの塗工層3は,第2面塗工用バックアップローラ24に接触している。しかし,塗工層3は十分に乾燥しているため,塗工層3の塗工材が第2面塗工用バックアップローラ24に付着することはない。そして第2面は,第2面塗工用ダイ23のほうを向いている。よって,電極箔2の第2面に塗工される。ここで,第2面を塗工された電極箔2は,図2の矢印Lの向きに搬送され,再び乾燥炉30の内部の第4電極搬送区間70に搬送される。
次に,電極箔2は,第4電極搬送区間70を第1炉端部20から第2炉端部80に向かう向き,すなわち図2中の矢印Mの向きに搬送される。このとき電極箔2は,図6に示すように,第4電極搬送区間70の搬送経路71を通過する。
次に,電極箔2は,折り返し用ローラ対86の箇所に達する。このとき折り返し用ローラ対86に接触するのは,既に塗工層3が乾燥した第1面である。そして,電極箔2は,折り返し用ローラ対86により,進行方向を反転される。このため電極箔2は,図5に示すように,第3電極搬送区間60の搬送経路61を通過する。よって,電極箔2は,第3電極搬送区間60を第2炉端部80から第1炉端部20に向かう向き,すなわち図2中の矢印Nの向きに搬送される。
次に,電極箔2は,折り返し用ローラ対26の箇所に達し,再び進行方向を反転される。このため,電極箔2は,再び図2中の矢印Mの向き,すなわち第4電極搬送区間70を第1炉端部20から第2炉端部80に向かう向きに搬送される。ただし,このとき電極箔2は,図6の搬送経路72を通過するのである。
この後電極箔2は,図5の搬送経路62,図6の搬送経路73,図5の搬送経路63,図6の搬送経路74の順に搬送される。すなわち,塗工された電極箔2は,折り返し用ローラ対26,86により折り返されながら往復し,第2面乾燥部32にわたって,全体として螺旋状に搬送されるのである。
このように本形態の電極製造装置100においては,電極箔2の第1面を塗工した後,乾燥炉30を長さ方向に3往復する。一方,本形態のように螺旋状に搬送しない電極製造装置において,同じ搬送速度,すなわち同じ生産能率で設備を稼働させた場合,この設備の乾燥炉の全長は,本形態の電極製造装置100の6倍となる。また,螺旋状に搬送しない電極製造装置において,同じ炉長の乾燥炉の内部に同じ時間滞在させて乾燥させる場合,搬送速度は6倍にできる。すなわち生産効率は6倍となる。そして,折り返しローラにより電極箔2を折り返す回数,すなわち螺旋状に巻き返す回数は,任意である。よって,電極製造装置100の乾燥炉における生産能率は,より高いものとすることができる。
本形態の電極製造装置100は,乾燥時に搬送される電極箔2の搬送経路を螺旋状にした。このため,炉長が短くなり,乾燥炉の容積が小さくなった。これにより,熱効率に優れ,また十分な乾燥時間をかけて,徐々に塗工層3を乾燥させることのできる電極製造装置が実現されている。また,第1面塗工用ダイと第2面塗工用ダイとが,同じ第1炉端部20にあるため,作業者の作業性に優れている。これにより,熱効率及び作業性に優れた電極製造装置が実現されている。
[電極の製造方法]
ここで,本形態の電極の製造方法について説明する。まず,電極箔2を巻出し部10の電極箔リール12から第1炉端部20,乾燥炉30を経て巻取り部90の電極巻取りリール92に至るまでの搬送経路に沿って通紙する。次に,モータにより電極巻取りリール92を駆動する。これにより,電極箔2は搬送経路に沿って搬送される。
次に,第1面塗工用ダイ21により電極箔2の第1面に塗工材を塗布する。このとき電極箔2は,テンションを加えられているため,バックアップローラ22に押し付けられている。その状態のまま,第1面塗工用ダイ21は,塗工材を電極箔2の第1面に,所定の幅及び厚さで塗布する。
このとき塗布する塗工材は,活物質の他にバインダ等を混練した塗工液である。本形態の電極の製造方法においては,十分な乾燥時間を確保して,徐々に乾燥させることができる。よって,このような剥離強度の低下のおそれはない。
続いて,第1面に塗工材を塗布された電極箔2は,乾燥炉30の第1電極搬送区間40に搬送される。第1面乾燥部31では,エアノズル33から吹き付けられる熱風により,電極箔2及び第1面の塗工層3の温度は上昇する。これにより,塗工材の水分は蒸発する。よって,それに伴って第1面の塗工層3は徐々に乾燥する。そして,エアノズル33から吹き付けられる熱風の温度や風量は,エアノズル毎に異なる値に調整されている。徐々に乾燥するためである。この乾燥により,第1面の塗工層3は電極箔2に結着する。そして,この乾燥工程においてバインダの偏析は生じない。適切な乾燥条件の下で塗工材を乾燥させることができるからである。
次に,第2面塗工用ダイ23により電極箔2の第2面に塗工材を塗布する。このとき電極箔2は,テンションを加えられているため,バックアップローラ24に押し付けられている。第1面の塗工層3は,既に乾燥しているため,バックアップローラ24に接触しても塗工材がバックアップローラ24に付着することはない。また,塗工層3が電極箔2から剥離することもない。そしてその状態のまま,第2面塗工用ダイ23は,塗工材を電極箔2の第2面に,所定の幅及び厚さで塗布する。このとき,第2面塗工用ダイ23は,第1面の真裏の位置を狙って塗工材を塗布する。
続いて,第2面に塗工材を塗布された電極箔2は,乾燥炉30の第4電極搬送区間70に搬送される。第2面乾燥部32では,エアノズル33から吹き付けられる熱風により,電極箔2及び第2面の塗工層3の温度は上昇する。これにより,塗工材の水分は蒸発する。それに伴って第2面の塗工層3は徐々に乾燥する。そして,エアノズル33から吹き付けられる熱風の温度や風量は,エアノズル毎に異なる値に調整されている。徐々に乾燥するためである。この乾燥により,第2面の塗工層3は電極箔2に結着する。そして,この乾燥工程においてバインダの偏析は生じない。適切な乾燥条件の下で塗工材を乾燥させることができるからである。この乾燥において,電極箔2の第1面の温度も上昇する。しかし,電極箔2の第1面は,第2面に塗工材を塗布する前に十分に乾燥している。このため,第1面と第2面とで水分率等の乾燥状況に大きな差はない。
以上のように,電極箔2の両面に塗工層3を塗工された電極1は,巻取り部90の電極巻取りリール92に巻き取られる。これにより,ロール状のリチウムイオン二次電池用の電極が製造された。このように製造された電極をもとに,捲回,扁平プレス,缶挿入,注液等の工程を経て,リチウムイオン二次電池を製造することができる。
本形態の電極の製造方法は,電極製造装置100において,電極箔2の両面に塗工層3を塗工した後,その塗工層3を乾燥するものである。そして,乾燥炉30の内部で,電極箔2を,塗工層3が螺旋の外側を向くように,螺旋状に搬送して塗工層3を乾燥させるものである。このため,塗工層3を徐々に,かつ十分に乾燥させることのできる電極の製造方法が実現されている。
ここで,比較のために,電極箔2に塗工した塗工材を急激に乾燥させた場合について説明する。この場合,バインダの分布が不均一となるおそれがある。塗工層3の膜厚内部において,塗工層3と電極箔2との境目付近に存在していたバインダが,塗工層3の膜厚の表面付近に移動するためである。これは,塗工層3の膜厚内部の領域で,対流が生じたり,蒸発による気泡が発生したりすることにより生じる。このような条件下で乾燥された電極1においては,バインダが塗工層3の表面に偏析している(マイグレーション)。
このようなバインダの偏析(マイグレーション)が生じると,塗工層3の膜厚内部における電極箔2との境目付近の剥離強度が低下する。剥離強度の低下した電極は,製品としての電池使用時にリチウムイオンの吸蔵・放出に起因する塗工層3の体積変化に耐えられなくなり,塗工層3が電極箔2から剥離するおそれがある。これでは,十分な電極反応が行われず,満足な電池性能を発揮できなくなってしまう。
ここで,本形態の変形例について説明する。本形態の電極製造装置100により製造される電極1は,図1に示すように,1条塗工のものとした。しかし,2条以上の塗工層を塗工してもよい。例として,図7に3条塗工の電極5を示す。電極5は,電極箔6の両面に塗工層7を塗工したものである。この場合においても,電極5を製造するための電極製造装置100の基本的構成は変わらない。
また,本形態の電極製造装置100において,図2に示したように,折り返し用ローラ対25,26,85,86を乾燥炉30の外部においた。しかし,折り返し用ローラ対25,26,85,86が耐熱性を備えていれば,乾燥炉30の内部に配置しても構わない。また,電極箔2の搬送にあたり,電極箔2の幅方向の位置を微調整する機構を適宜設けてもよい。そしてその役割を折り返し用ローラ対25,26,85,86が担うこととしてもよい。その場合,折り返し用ローラ対25,26,85,86が,首を振るように中心軸を傾けることができるようにすればよい。
本形態の電極製造装置100では,第1面塗工用ダイ21及び第2面塗工用ダイ23を,図2に示したように横置きに設置した。しかし,図8に示すように,第1面塗工用ダイ21及び第2面塗工用ダイ23を,電極箔の下側から塗工するような位置に配置してもよい。また,斜めに傾いていてもよい。
また,本形態では,電極箔2を搬送するために,乾燥炉30の内部に従動ローラ34,35を設置した。しかし,従動ローラ34,35を設置する代わりに,上下から熱風を電極箔2に吹きつけるように,エアノズル33を電極箔2の搬送経路の上下に,交互に配置してもよい。このとき,電極箔2の下側に配置されたエアノズル33から噴出される熱風は,電極箔2を浮かせた状態にする。このように電極箔2を浮かせるようにして搬送を行っても,電極箔2を折り返して搬送できることに変わりない。
また,乾燥炉30において塗工層3を乾燥させるために,乾燥炉30の内部にエアノズル33を配置した。しかし,エアノズル33を設ける代わりに,もしくはエアノズルとともに,赤外線加熱器やその他の加熱器を設けてもよい。塗工層3を加熱して乾燥させることに変わりないからである。また,電極箔リール12や電極巻取りリール92を複数設置できるようにしてもよい。また,第1電極搬送部と第2電極搬送部とを分離する仕切りを設けてもよい。
また,本形態では,電極箔2を,第1面乾燥部31の内部を3往復にわたって移動させ,第2面乾燥部32の内部を3往復半にわたって移動させた。しかし,乾燥炉30の内部を1往復半にわたって移動させるだけでも構わない。この場合において,折り返し用ローラ対は各乾燥部に2つあればよい。また,電極箔2を,2往復以上にわたって移動させてもよい。
以上,詳細に説明したように,本実施の形態に係る電極製造装置100は,塗工後の未乾燥の電極箔の搬送を,角度をつけて折り返すことによりその進行方向を変える反転部を有するものである。これにより,電極箔の幅方向位置を変位させて乾燥炉30の内部を螺旋状に搬送することができるようになった。このため,炉長が短くなり,乾燥炉の容積が小さくなった。これにより,熱効率に優れた電極製造装置が実現されている。また,第1面塗工用ダイと第2面塗工用ダイとが,同じ第1炉端部20にあるため,作業性に優れている。よって,熱効率及び作業性に優れた電極製造装置が実現されている。
また,本形態の電極の製造方法は,電極製造装置100において,電極箔2の両面に塗工層3を塗工した後,その塗工層3を乾燥するものである。そして,乾燥炉30の内部で,電極箔2を,塗工層3が螺旋の外側を向くように,螺旋状に搬送して塗工層3を乾燥させるものである。このため,電極箔2を乾燥炉30の内部に,より長い時間滞在させることにより,塗工層3を徐々に,十分に乾燥させることのできる電極の製造方法が実現されている。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,電極製造装置100により製造される電極は,リチウムイオン二次電池用の電極に限らない。すなわち,電極製造装置100により,その他の電池用の電極を製造することもできる。また,第2電極搬送区間50を第1電極搬送区間40の上方に設けてもよい。乾燥時間を確保できることに変わりないからである。また,電極製造装置で行う塗工は,片面のみであってもよい。その場合は,第2面を塗工するためのダイやバックアップローラや搬送部は必要ない。そして,第1電極搬送部の下流の位置に,巻取り部を配置すればよい。
また,各々のエアノズル33は,その設置箇所に応じて異なる温度,異なる風量の熱風を電極箔2に送風することができるようにしてもよい。塗工層3の塗工材の温度または水分率等に応じて,好適な乾燥条件の下で塗工層3の乾燥を行うことができるからである。また,第1塗工部27と第2塗工部28とを,第1炉端部20に配置した。しかし,第1塗工部27または第2塗工部28のいずれか一方,もしくは両方を第2炉端部に配置してもよい。例として,図9に,2つの塗工部を乾燥炉の両端に配置した例の断面図を示す。また,反転部は,電極箔2の進行方向を反転させるものであれば,ローラに限らない。
1,5…電極
2,6…電極箔
3,7…塗工層
10…巻出し部
20…第1炉端部
21…第1面塗工用ダイ
22…第1面塗工用バックアップローラ
23…第2面塗工用ダイ
24…第2面塗工用バックアップローラ
25,26,85,86…折り返し用ローラ対
27…第1塗工部
28…第2塗工部
30…乾燥炉
31…第1面乾燥部
32…第2面乾燥部
33…エアノズル
40…第1電極搬送区間
50…第2電極搬送区間
60…第3電極搬送区間
70…第4電極搬送区間
80…第2炉端部
90…巻取り部
100…電極製造装置

Claims (4)

  1. 帯状の電極箔に塗工材を塗工する塗工部と,前記塗工部で塗工を受けた電極箔をその長手方向に搬送しつつ塗工層を乾燥させる乾燥部とを有する電極製造装置において,
    電極箔における,前記乾燥部で乾燥させる塗工層の反対側の面に接触して電極箔の進行方向を反転させる,少なくとも2つの反転部を有し,
    前記反転部は,電極箔の進行方向を反転させるとともに,その幅方向に角度をつけて折り返すことにより,その幅方向位置を変位させるものであり,
    前記乾燥部は,
    電極箔が,前記反転部による進行方向の反転により,少なくとも1往復半にわたって移動させられている間に塗工層を乾燥させるものであることを特徴とする電極製造装置。
  2. 請求項1に記載の電極製造装置において,
    前記塗工部として,電極箔の第1面に塗工する第1塗工部と,電極箔の第2面に塗工する第2塗工部とがあり,
    前記乾燥部として,前記第1塗工部による塗工層を乾燥させる第1乾燥部と,前記第2塗工部による塗工層を乾燥させる第2乾燥部とがあり,
    前記第2塗工部は,前記第1乾燥部による乾燥後の電極箔に対して塗工を行うものであり,
    前記第1乾燥部および前記第2乾燥部にそれぞれ,少なくとも2つの前記反転部が設けられていることを特徴とする電極製造装置。
  3. 請求項2に記載の電極製造装置において,
    前記第1塗工部および前記第2塗工部は,前記第1乾燥部における電極の往復運動に対して同じ側に設けられていることを特徴とする電極製造装置。
  4. 帯状の電極箔に塗工材を塗工した後に,その電極箔を長手方向に搬送しつつ塗工層を乾燥させる電極の製造方法において,
    乾燥の途中で電極箔の進行方向を,その幅方向に角度をつけて折り返してその幅方向位置を変位させつつ反転させることにより,少なくとも2回変更して搬送し,
    電極箔を少なくとも1往復半にわたって移動させる間に塗工層を乾燥させることを特徴とする電極の製造方法。
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