JP2010173798A - シート状媒体搬送装置、及び画像読取装置 - Google Patents

シート状媒体搬送装置、及び画像読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】トレイに複数種類のシート状媒体が混載されていても重送を精度よく検出できるシート状媒体搬送装置、及び画像読取装置を提供する。
【解決手段】トレイに混載されているシート状媒体を一枚ずつ搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送中のシート状媒体について、重送されている場合と重送されていない場合とで測定結果が異なる測定項目を測定する測定手段(S310)と、測定手段によって測定された測定結果と基準値とを比較して重送を検出する重送検出手段(S310)と、搬送中のシート状媒体の種類の切り替りを判断する判断手段(S315)と、判断手段によって種類の切り替りが判断されると、切り替り後の種類に応じて基準値を変更する基準値変更手段(S309)と、を備える。
【選択図】図15

Description

本発明は、シート状媒体搬送装置、及び画像読取装置に関する。
従来、収容部に重ねて収容されている媒体を一枚ずつ搬送し、搬送路上に配置されている透過光量測定手段により媒体の厚み方向の透過光量を測定して重送検出を行う媒体識別装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この媒体識別装置では、最初に搬送されてくる媒体に対しては媒体の種類判別を行い、かつ、それ以降搬送されてくる媒体に対しては重送検出を行っている。
特開2006−321215公報
しかしながら、従来の媒体識別装置によると、収容部に複数種類の媒体が混載されている場合には、重送を誤検出してしまう虞がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、トレイに複数種類のシート状媒体が混載されていても重送を精度よく検出できるシート状媒体搬送装置、及び画像読取装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、シート状媒体搬送装置であって、複数種類のシート状媒体が混載されるトレイと、前記トレイに混載されているシート状媒体を一枚ずつ搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送中のシート状媒体について、重送されている場合と重送されていない場合とで測定結果が異なる測定項目を測定する測定手段と、前記測定手段によって測定された測定結果と基準値とを比較して重送を検出する重送検出手段と、前記搬送手段によって搬送中のシート状媒体の種類の切り替りを判断する判断手段と、前記判断手段によって種類の切り替りが判断されると、切り替り後の種類に応じて前記基準値を変更する基準値変更手段と、を備える。
測定手段による測定結果は、重送されている場合と重送されていない場合とで異なる他、シート状媒体の種類によっても異なる場合がある。シート状媒体の種類によって測定結果が異なる場合、シート状媒体の種類に応じて基準値を変更しないと、重送を誤検出してしまう虞がある。
この発明によると、搬送中のシート状媒体の種類が切り替ると、切り替り後の種類に応じて基準値を変更するので、搬送中にシート状媒体の種類が切り替ることによる誤検出を低減できる。
よってこの発明によると、トレイに複数種類のシート状媒体が混載されていても重送を精度よく検出できる。
第2の発明は、第1の発明のシート状媒体搬送装置であって、前記測定項目は、シート状媒体の搬送方向の長さである。
例えば2枚のシート状媒体が一部重なって重送されている場合、シート状媒体の搬送方向の長さを測定すると、先のシート状媒体の搬送方向先端から後のシート状媒体の搬送方向後端までが長さとして測定される。つまり、シート状媒体が重送されている場合に測定される長さは、重送されていない場合に測定される長さより長くなる。従って、シート状媒体の長さを測定すると、重送を検出できる。
第3の発明は、第1の発明のシート状媒体搬送装置であって、前記測定項目は、シート状媒体の厚さである。
例えば2枚のシート状媒体が一部重なって重送されている場合は、重なっている部分の厚さは1枚のシート状媒体の厚さより厚くなる。つまり、シート状媒体が重送されている場合に測定される厚さは、重送されていない場合に測定される厚さより厚くなる。従って、シート状媒体の厚さを測定すると、重送を検出できる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれかの発明のシート状媒体搬送装置であって、前記基準値変更手段は、種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体の測定結果を前記基準値に設定する。
この発明によると、切り替り後の種類に応じて基準値を変更できる。
第5の発明は、第1〜第3のいずれかの発明のシート状媒体搬送装置であって、前記基準値として設定する値をシート状媒体の種類毎に記憶する記憶手段を備え、前記基準値変更手段は、種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体の種類に対応する値を前記記憶手段から読み出して前記基準値に設定する。
この発明によると、切り替り後の種類に応じて基準値を変更できるとともに、種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体についても重送を検出できる。
第6の発明は、第5の発明のシート状媒体搬送装置であって、前記基準値として設定する値を変更するための操作手段を備える。
測定手段の測定精度は経時変化する場合がある。この発明によると、基準値として設定する値を変更できるので、測定手段の測定精度が経時変化しても、変化後の測定精度に応じて値を変更することにより、シート状媒体の重送を精度よく検出できる。
第7の発明は、第4〜第6のいずれかの発明のシート状媒体搬送装置であって、前記基準値変更手段は、種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体の次以降に搬送されるシート状媒体について、前記測定手段によりシート状媒体が測定される毎に、その測定結果で前記基準値を更新する。
測定手段の測定精度は経時変化する場合がある。測定手段の測定精度が経時変化すると、重送でないにもかかわらず基準値と測定結果との乖離が大きくなり、重送であると誤検出してしまう可能性がある。
シート状媒体の測定項目が測定される毎にその測定結果で基準値を更新するようにすると、重送でない場合は基準値と次に搬送されるシート状媒体の測定結果との乖離が小さくなり、重送であると誤検出してしまう可能性を低減できる。
第8の発明は、第1〜第7のいずれかの発明のシート状媒体搬送装置であって、前記判断手段は、前記トレイに混載されている連続する同一種類のシート状媒体群をそれぞれ一つのグループとして、少なくとも最後に搬送されるグループ以外の各グループについて、当該グループに属するシート状媒体の枚数を設定する枚数設定手段と、前記搬送手段によってシート状媒体が1枚搬送される毎に搬送済み枚数をカウントアップするカウント手段と、を有し、前記枚数設定手段で設定された枚数と前記搬送済み枚数とに基づいてグループの切り替りを判断する。
この発明によると、グループの切り替り、すなわち種類の切り替りを判断できる。
第9の発明は、画像読取装置であって、前記シート状媒体は画像が形成されている原稿であり、前記トレイに混載されている原稿を1枚ずつ搬送して読取位置を通過させる請求項8に記載のシート状媒体搬送装置と、前記読取位置を通過する原稿を読み取って画像データを生成する読取手段と、を備える。
この発明によると、シート状媒体搬送装置によって搬送される原稿を読み取る画像読取装置において、原稿の重送を精度よく検出できる。
第10の発明は、第9の発明の画像読取装置であって、前記枚数設定手段は、グループの数と各グループに属する原稿の枚数とが予め設定されている複数の読取モードのいずれかを選択するモード選択手段を備える。
この発明によると、選択する予定の読取モードに設定されているグループの数と各グループに属する原稿の枚数とに合わせて複数種類の原稿をトレイに混載し、その上で当該読取モードを選択することにより、各グループの枚数を一度に設定できる。これにより、各グループの枚数の設定が容易になる。
第11の発明は、第10の発明の画像読取装置であって、前記読取モードに設定されている各グループの枚数を変更する第1の枚数変更手段を備える。
読み取るシート状媒体の枚数は必ずしも固定であるとは限らず、その時々で異なることもあり得る。
この発明によると、各グループの枚数を変更できるので、利用者の利便性が向上する。
第12の発明は、第10又は第11の発明の画像読取装置であって、前記読取手段で生成された画像データを送信する送信手段を備え、前記モード選択手段は、前記読取モードの一つとして、最初に搬送される所定枚数のシート状媒体を送付状グループとし、それ以降のシート状媒体を原稿グループとする送付状モードを選択可能である。
画像データを送信する場合、最初に送付状を添付することがある。そして、この送付状は他の原稿とは種類が異なる場合がある。このように他の原稿とは種類が異なる送付状を添付して送信する場合には、送付状を一つのグループとし、原稿を別のグループとした送付状モードを用意しておくことにより、画像データを送信する際の各グループの枚数の設定が容易になる。
第13の発明は、第12の発明の画像読取装置であって、前記送信手段により画像データを送信する送信先を選択する送信先選択手段と、前記送付状グループの枚数を前記送信先選択手段により選択された送信先に応じて変更する第2の枚数変更手段とを備える。
この発明によると、複数の送信先があって送信先毎に各グループの枚数が異なっても、選択した送信先に応じて自動で枚数が変更されるので、画像データを送付する際の各グループの枚数の設定がより容易になる。
第14の発明は、第9〜第13のいずれかの発明の画像読取装置であって、前記重送検出手段は、グループの枚数が2以上のときのみ重送の検出を行う。
例えば種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体の測定結果を基準値に設定する場合、グループの枚数が1枚の場合はその基準値は用いられない。このためグループの枚数が1枚の場合は重送の検出をしないようにすると、そのような処理の無駄を低減できる。
本発明によれば、トレイに複数種類のシート状媒体が混載されていても重送を精度よく検出できる。
本発明の一実施形態に係る画像読取装置の模式図。 本発明の一実施形態に係るシート状媒体の重送を示す模式図。 本発明の一実施形態に係るシート状媒体の搬送を示す模式図。 本発明の一実施形態に係るファクシミリ送信を説明する模式図。 本発明の一実施形態に係るユーザインタフェースの模式図。 本発明の一実施形態に係る各グループの枚数を示す模式図。 本発明の一実施形態に係るコピーを説明するための模式図 本発明の一実施形態に係る動作指示シートを拡大して示す模式図。 本発明の一実施形態に係るユーザインタフェースの模式図。 本発明の一実施形態に係る各グループの枚数を示す模式図。 本発明の一実施形態に係る各グループの枚数を示す模式図。 本発明の一実施形態に係るフローチャート。 本発明の一実施形態に係るフローチャート。 本発明の一実施形態に係るフローチャート。 本発明の一実施形態に係るフローチャート。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図14によって説明する。
(1)シート状媒体搬送装置及び画像読取装置の構成
図1は、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能などを備える複合機1(画像読取装置の一例)の模式図である。
複合機1の筐体11(図1では一部のみを図示)は概ね箱形に形成されており、上部に第1プラテンガラス12と第2プラテンガラス13とが並設されている。
原稿カバー15(シート状媒体搬送装置の一例)は第1プラテンガラス12を覆う閉姿勢と第1プラテンガラス12を開放する開姿勢とに回動可能に筐体11に連結されている。原稿カバー15は、ADF16(Auto Document Feeder、搬送手段の一例)、紙などのシート状媒体が積載される原稿トレイ17(トレイの一例)、排紙トレイ18などを備えている。
ADF16は、搬送路19、一対の搬送ローラ20、一対の排紙ローラ21などの各種のローラ、これらを駆動する図示しないステッピングモータなどを有しており、原稿トレイ17に載置されたシート状媒体を一枚ずつ搬送して第2プラテンガラス13上を通過させる。
また、図1では省略しているが、ADF16はシート状媒体の表面が読み取られるようにシート状媒体を搬送して第2プラテンガラス13上を通過させた後、シート状媒体を自動で裏返してシート状媒体の裏面が読み取られるように第2プラテンガラス13上を通過させることができる。これにより複合機1はシート状媒体の両面を自動で読み取ることができる。
読取部25(読取手段の一例)はCIS(Contact Image Sensor)方式でシート状媒体を読み取るように構成されており、複数の受光素子が紙面垂直方向に直線状に配列されたリニアイメージセンサ28、RGB3色の発光ダイオードなどで構成される光源29、シート状媒体で反射された反射光をリニアイメージセンサ28の各受光素子に結像させるロッドレンズアレイ30、これらが搭載されるキャリッジ31、及びキャリッジ31を搬送する図示しない搬送機構などを備えている。なお、読取部25は縮小光学系を用いてシート状媒体を読み取るものであってもよい。
読取部25は、第1プラテンガラス12に載置されているシート状媒体を読み取るときはキャリッジ31を第1プラテンガラス12の盤面に平行な副走査方向(図中のA方向)に一定速度で搬送しながら読み取り、ADF16によって搬送されるシート状媒体を読み取るときはキャリッジ31を第2プラテンガラス13の直下に停止させて読み取る。
イメージセンサ制御部35(読取手段の一例)はASICとして構成されており、フレキシブルフラットケーブル34を介してADF16及び読取部25に接続されている。イメージセンサ制御部35はADF16及び読取部25を制御するとともに、リニアイメージセンサ28から出力される画像データにゲイン調整、A/D変換などの処理を行う。
画像処理部36はASICとして構成されており、イメージセンサ制御部35から出力された画像データにガンマ補正、シェーディング補正、ノイズ除去、カラーバランス調整、拡大/縮小、色空間変換などの各種の処理を施す。
CPU37(搬送手段、測定手段、重送検出手段、判断手段、基準値変更手段、操作手段、枚数設定手段、カウント手段、読取手段、モード選択手段、第1の枚数変更手段、送信先選択手段、第2の枚数変更手段の一例)は、ROM38に記憶されている各種のプログラムを実行することにより複合機1の各部を制御する。
ROM38(記憶手段の一例)は、CPU37が実行する各種のプログラムなどを記憶している。
RAM39は、CPU37が各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。
ファクシミリ送受信部40(送信手段の一例)は、電話回線を介して電話交換機に接続され、所定のファクシミリ通信手順に従って画像データを送受信する。
プリンタ部41は、画像データに基づいてシート状媒体にレーザー方式、インクジェット方式などで画像を形成する。
操作部42(判断手段、操作手段、枚数設定手段、モード選択手段、第1の枚数変更手段、送信先選択手段、第2の枚数変更手段の一例)は、複数のボタンやLCD(Liquid Crystal Display)などで構成されており、利用者は例えばLCDに表示される画面を参照しつつボタンを操作することにより各種の操作を行うことができる。
インタフェース部43はUSBインタフェースやネットワークインタフェースなどで構成されている。
光電センサ44(測定手段、カウント手段の一例)は、ADF16の搬送路19を挟んで対向配置される発光部44Aと受光部44Bとを備える。発光部44AはLEDなどで構成されており、受光部44Bは発光部44Aにより発光された光を受光し、受光した光の明暗に応じた電気信号を出力する。
CPU37は、光電センサ44から出力される電気信号に基づいてシート状媒体の長さを測定する。具体的には、シート状媒体が光電センサ44まで搬送されると発光部44Aから発光された光がシート状媒体に遮られることにより受光部44Bに入射する光量が低下し、それにより光電センサ44から出力される電気信号のレベルが低下する。CPU37は、電気信号のレベルが「高(明)から低(暗)」に変化したときから「低(暗)から高(明)」に変化したときまでにシート状媒体が移動する距離を、その間のADF16のステッピングモータの回転数などから算出し、その距離をシート状媒体の長さとする。
なお、シート状媒体の長さの測定はこれに限られるものではなく、例えばシート状媒体の搬送経路上にシート状媒体によって倒される可動部材を設け、可動部材が倒れている間にシート状媒体が移動する距離を算出して長さを求めてもよい。
また、CPU37は、ADF16により搬送されるシート状媒体の枚数を、光電センサ44から出力される電気信号に基づいてカウントする。具体的には、光電センサ44から出力される電気信号のレベルは新たなシート状媒体が搬送される毎に「高(明)から低(暗)」に変化する。CPU37は電気信号のレベルが「高(明)から低(暗)」へ変化した回数をカウントすることにより、シート状媒体の枚数をカウントする。
なお、シート状媒体の枚数のカウントはこれに限られるものではなく、例えば前述した可動部材が倒された回数をカウントしてもよい。
(2)測定項目
複合機1は、ADF16によって搬送中のシート状媒体について、重送されている場合と重送されていない場合とで測定結果が異なる測定項目を測定し、測定した測定結果と基準値とを比較して重送を検出する。ここでは測定項目として、シート状媒体の搬送方向の長さ(以下、単に「長さ」という)を例に説明する。また、本実施形態では、シート状媒体の種類によって搬送方向の長さが異なるものとする。
図2は、同一種類のシート状媒体51、52が重送されている様子を示す模式図である。シート状媒体が重送されている場合、シート状媒体の長さを測定すると、先のシート状媒体51の搬送方向先端から後のシート状媒体52の搬送方向後端までが長さとして測定される。つまり、シート状媒体が重送されている場合に測定される長さは、重送されていない場合に測定される長さより長くなる。
そこで、複合機1は、最初に搬送されるシート状媒体は重送されていないものと仮定して、最初に搬送されるシート状媒体の長さを測定して基準値に設定し、その後に搬送されるシート状媒体の長さと基準値との乖離が大きければ、重送であると判断する。ただし、最初に搬送されるシート状媒体については長さを測定するのみであり、重送の検出は行わない。
(3)複数種類のシート状媒体がトレイに混載される場合の重送検出
図3は、異なる種類のシート状媒体が搬送されている様子を示す模式図である。ここでシート状媒体53及び54は第1の種類であり、シート状媒体55及び56は第1の種類とは異なる第2の種類である。複数種類のシート状媒体が原稿トレイ17に混載される場合は、図示するように搬送中にシート状媒体の種類が切り替ることになる。
シート状媒体の種類によって長さが異なる場合、シート状媒体の種類に応じて基準値を変更しないと、重送を誤検出してしまう虞がある。なぜなら、先に搬送される第1の種類のシート状媒体のうち最初に搬送されるシート状媒体53の長さを基準値に設定すると、同じ種類であるシート状媒体54については重送を正しく検出できるものの、後に搬送される第2の種類のシート状媒体55、56については、重送でないにもかかわらず測定した長さと基準値との乖離が大きくなってしまうからである。
そこで、複合機1は、搬送中のシート状媒体の種類の切り替りを判断し、種類の切り替りを判断すると、種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体(図3ではシート状媒体55)の長さを基準値に設定する。すなわち、切り替り後の種類に応じて基準値を変更する。このようにすると、シート状媒体56の長さは第2の種類に応じた基準値と比較されるので、重送でなければシート状媒体56の長さと基準値との乖離が小さくなり、重送とは判断されなくなる。これにより、重送を誤検出してしまう虞を低減できる。ただし、シート状媒体55については長さを測定するのみであり、重送の検出は行わない。
本実施形態において種類の切り替りとは、前に搬送されたシート状媒体の種類と次に搬送されるシート状媒体の種類とが異なるときのことをいう他、シート状媒体の搬送が開始されたときのことも含むものとする。
(4)種類の切り替りの判断
本実施形態では、原稿トレイ17に混載されている連続する同一種類のシート状媒体群をそれぞれ一つのグループとして、少なくとも最後に搬送されるグループ以外の各グループについて、利用者が枚数を設定する。そして、ADF16がシート状媒体を搬送するとき、シート状媒体が1枚搬送される毎に搬送済み枚数をカウントアップし、搬送済み枚数がグループの枚数に達すると、種類の切り替りと判断する。
以下、複数種類のシート状媒体が原稿トレイ17に混載される場合の例として、送付状を添付して原稿をファクシミリ送信する場合と、動作指示シートを用いて原稿をコピーする場合とを例に、各グループの枚数の設定について説明する。
(4−1)送付状を添付して原稿をファクシミリ送信する場合
図4は、送付状を添付して原稿をファクシミリ送信する場合の枚数の設定を説明するための模式図である。ここで送付状及び原稿はシート状媒体の一例である。一般に原稿をファクシミリ送信するときは最初に送付状57が添付される。そして、この送付状は送信対象の原稿58〜60とは種類が異なる場合がある。そこで、送付状を添付して原稿をファクシミリ送信する場合は、送付状57を最初に搬送されるグループ(「送付状グループ」という)とし、原稿58〜60を最後に搬送されるグループ(「原稿グループ」という)として、各グループの枚数を利用者に設定させる。
本実施形態では、グループの数と各グループに属する原稿の枚数とが予め設定されている複数の読取モードを用意しており、読取モードの一つとして送付状モードを用意している。送付状を添付して原稿をファクシミリ送信する場合は送付状モードを選択することにより、利用者は各グループの枚数を容易に設定することができる。
具体的には、送付状モードには、グループの数として予め「2」が設定されており、送付状グループの枚数として「1」、原稿グループの枚数として「無制限」を意味する値が予めROM38に設定されている。原稿グループは最後に搬送されるグループであり、その後に他のグループは搬送されないので、グループの切り替りを判断する必要はない。このため原稿グループについては枚数を設定する必要はないが、本実施形態では最後のグループであることを識別するために、「無制限」を意味する所定の値を設定している。なお、原稿グループの枚数は予め設定しないようにしてもよい。
図5は、利用者が送付状グループの枚数を設定するためのユーザインタフェースを示す模式図である。利用者が操作部42を操作してファクシミリ機能を選択すると、ファクシミリ送信の設定を行うための初期画面61が操作部42のLCDに表示される。
初期画面61が表示されている状態で操作部42の図示しない[電話番号選択]ボタンを押下すると、電話番号選択画面62が表示される。複合機1には送信先の氏名又は名称(以下、「氏名」という)とファクシミリ番号(電話番号)とを対応付けて登録しておくことができ、電話番号選択画面62には登録されている送信先の氏名がスクロール表示される。利用者は操作部42の図示しない[上]ボタン及び[下]ボタンを操作してカーソルを上下させることにより送信先を選択することができる。
一部の氏名の後に付加されている「(送付状)」という文字列は、原稿とは種類の異なる送付状を添付して送信する送信先を示している。送付状の種類と原稿の種類とは必ずしも異なるわけではないが、特定の送信先の場合には例えば原稿のサイズをA4(JIS規格で定められている原稿サイズの一つ)とし、送付状のサイズをA5とするように決められている場合もある。「(送付状)」という文字列はそのような送信先であることを識別するものである。
電話番号選択画面62で氏名の後に「(送付状)」という文字列が付加されている送信先を選択して所定のボタンを押下すると、送付状モードに遷移し、送付状枚数入力画面63が表示される。送付状枚数入力画面63には送付状グループの枚数として「1」(図中では「01」)が初期表示される。
利用者は、初期表示された枚数を変更したい場合は操作部42の図示しない0〜9の数字ボタンを操作して変更することができる。初期表示されている枚数を変更する操作部42は第1の枚数変更手段の一例である。
送付状枚数入力画面63で[スタート]ボタンを押下すると、送付状枚数入力画面63に表示中の枚数に基づいて各グループの枚数が設定されて読み取りが開始される。
図6は、上述したユーザインタフェースにより設定された各グループの枚数を示す模式図である。送付状枚数入力画面63で[スタート]ボタンを押下すると、グループの番号と各グループの枚数とを対応付けるテーブル(送付状モードのテーブル)が生成されてRAM39に記憶される。これにより各グループの枚数が設定される。
「原稿グループ1の枚数」は最初に搬送されるグループの枚数、すなわち送付状グループの枚数であり、送付状枚数入力画面63に表示中の枚数が設定される。
「原稿グループ2の枚数」は次に搬送されるグループの枚数、すなわち原稿グループの枚数であり、「無制限」が設定される。
なお、上述した説明では送付状グループの枚数を変更する場合の例として0〜9の数字ボタンを操作して変更する場合を例に説明したが、送信先に応じて変更してもよい。例えばAさんとBさんとに「(送付状)」という文字列が付加されていたとすると、例えばAさんの場合は送付状の枚数を2枚、Bさんの場合は3枚などのように予め登録しておき、送信先としてAさんが選択されたときは送付状グループの枚数として初期設定されている「1」を「2」に変更して初期表示し、Bさんが選択されたときは3に変更して初期表示するようにしてもよい。送付状グループの枚数を送信先に応じて変更する操作部42は、第2の枚数変更手段の一例である。
(4−2)動作指示シートを用いて原稿をコピーする場合
初めに、動作指示シートを用いた原稿のコピーの概要について説明する。
図7は動作指示シートを用いた原稿のコピーを説明するための模式図であり、図8は図7に示す動作指示シート64及び65を拡大して示す模式図である。ここで動作指示シート及び原稿はシート状媒体の一例である。
図8に示すように、動作指示シートにはコピーに関する各種の設定項目が表記されており、設定項目毎に複数の設定値が表記されている。例えば「原稿供給」はコピーする原稿をどのように供給するかを設定する設定項目であり、「FB」、「ADF片面」、及び「ADF両面」という設定値が表記されている。ここで「FB」はフラットベッドの略であり、第1プラテンガラス12に載置されている原稿を読み取るように設定する設定値である。「ADF片面」は原稿トレイ17に積載されている原稿をADF16によって一枚ずつ搬送し、搬送されている原稿の片面を読み取るように設定する設定値である。「ADF両面」は原稿の両面を読み取るように設定する設定値である。他の設定項目の詳細については説明を省略する。
利用者は、各設定値の左側に表記されている塗り潰し用の四角枠を鉛筆などで塗り潰すことによって設定値を選択することができる。利用者は設定値を選択した後、動作指示シート64、65及び原稿58〜60をこの順で読み取られるように原稿トレイ17に載置して[スタート]ボタンを押下する。
[スタート]ボタンが押下されると、複合機1は先ず動作指示シートを読み取って画像データを生成する。そして、複合機1は生成した画像データを画像認識することにより各設定項目の設定値を認識し、認識した設定値に基づいて原稿58〜60をコピーする。
以上説明したように、動作指示シートを用いて原稿をコピーするときは最初に数枚の動作指示シートが添付される。そして、この動作指示シートはコピー対象の原稿とは種類が異なる場合がある。そこで、動作指示シートを用いて原稿をコピーする場合は、動作指示シートを最初に搬送されるグループ(「動作指示シートグループ」という)とし、原稿を最後に搬送されるグループ(「原稿グループ」という)として、各グループの枚数を利用者に設定させる。
具体的には、動作指示シートを用いて原稿をコピーするモードである動作指示シートモード(読取モードの一例)には、グループの数として予め「2」が設定されており、動作指示シートグループの枚数として「2」、原稿グループの枚数として「無制限」を意味する値が予めROM38に設定されている。なお、原稿グループの枚数は予め設定しないようにしてもよい。
図9は、動作指示シートを用いて原稿をコピーするためのユーザインタフェースを説明するための模式図である。利用者が操作部42を操作してコピー機能を選択すると、コピーの設定を行うためのコピー設定画面66が表示される。コピー設定画面66に表示されている数字「01」はコピー部数である。このコピー部数は1枚の原稿を何部コピーするかを設定するものであり、グループの枚数を設定するものではない。
利用者は、コピー設定画面66でコピーの設定を行って[スタート]ボタンを押下することにより、動作指示シートを用いずに原稿をコピーすることもできる。コピー設定画面66で[スタート]ボタンを押下した場合には、動作指示シートの認識は行われない。
コピー設定画面66が表示されている状態で利用者により動作指示シートモードに遷移するための所定の操作が行われると、動作指示シートモードに遷移し、動作指示シートモード画面67が表示される。動作指示シートモード画面67に表示されている数字は前述した部数である。動作指示シートモード画面67で利用者が[スタート]ボタンを押下すると、各グループの枚数が設定されて読み取りが開始される。
図10は、上述したユーザインタフェースにより設定された各グループの枚数を示す模式図である。動作指示シートモード画面67で[スタート]ボタンを押下すると、グループの番号と各グループの枚数とを対応付けるテーブル(動作指示シートモードのテーブル)が生成されてRAM39に記憶される。これにより各グループの枚数が設定される。
「原稿グループ1の枚数」は最初に搬送されるグループの枚数、すなわち動作指示シートグループの枚数であり、本実施形態では「2」が設定される。
「原稿グループ2の枚数」は次に搬送されるグループの枚数、すなわち原稿グループの枚数であり、「無制限」が設定される。
(4−3)種類の切り替りを判断しない場合
複数種類のシート状媒体を原稿トレイ17に混載した場合であっても、送付状モードによるファクシミリ送信も動作指示シートモードによるコピーも行わない場合もある。その場合にはグループの切り替りを判断できず、重送を誤判定する虞がある。そこで、そのような場合は利用者が操作部42を操作して混載モードを設定する。
例えば、原稿トレイ17に混載した複数種類のシート状媒体を、送付状モードを選択せずにファクシミリ送信する場合は、利用者は電話番号選択画面62で「(送付状)」という文字列が付加されていない送信先を選択する。そして、利用者は操作部42を操作して混載モードを設定し、その後に[スタート]ボタンを押下する。
また、例えば、原稿トレイ17に混載した複数種類のシート状媒体を、動作指示シートモードを選択せずにコピーする場合は、利用者はコピー設定画面66で操作部42を操作して混載モードを設定し、その後に[スタート]ボタンを押下する。
複合機1は、混載モードが設定されて[スタート]ボタンが押下された場合は、重送を検出することなく原稿を読み取る。このためグループの切り替りも判断しない。
また、複合機1は、[スタート]ボタンが押下されたとき、送付状モード、動作指示シートモード、及び混載モードのいずれも設定されていない場合は、同一種類のシート状媒体のみが原稿トレイ17に積載されているものとして、自動で通常モードに設定する。通常モードでは全てのシート状媒体を1つのグループ(原稿グループ)とする。
通常モードにはグループの数として予め「1」が設定されており、原稿グループの枚数として「無制限」が予め設定されている。
図11は、通常モード(読取モードの一例)のテーブルを示す模式図である。通常モードが設定されると、通常モードのテーブルが生成されてRAM39に記憶される。これにより各グループの枚数が設定される。
通常モードの場合は、最初に搬送されるグループ(原稿グループ)が最後に搬送されるグループでもあり、その後に他のグループは搬送されないので、グループの切り替りを判断する必要はない。従って通常モードの場合は、重送の検出はするが、グループの切り替りは判断しない。
(5)読み取り処理
次に、原稿を読み取る読み取り処理について説明する。ここでは以下の1)〜4)のいずれかの操作により読み取りが開始される場合を例に説明する。
1)電話番号選択画面62で「(送付状)」という文字列が付加されている送信先を選択して送付状モードに遷移し、送付状枚数入力画面63で[スタート]ボタンを押下する(送付状モードでの読み取り)。
2)コピー設定画面66で所定の操作を行って動作指示シートモードに遷移し、動作指示シートモード画面67で[スタート]ボタンを押下する(動作指示シートモードでの読み取り)。
3)電話番号選択画面62で「(送付状)」という文字列が付加されていない送信先を選択し、混載モードを設定して[スタート]ボタンを押下する、又はコピー設定画面66で混載モードを設定して[スタート]ボタンを押下する(混載モードでの読み取り)。
4)送付状モード、動作指示シートモード、及び混載モードのいずれも選択せずに[スタート]ボタンを押下する(通常モードでの読み取り)。より具体的には、電話番号選択画面62で「(送付状)」という文字列が付加されていない送信先を選択し、混載モードを設定せずに[スタート]ボタンを押下する、又はコピー設定画面66で混載モードを設定せずに[スタート]ボタンを押下する。
(5−1)読み取り処理の全体フロー
図12は、読み取り処理の全体フローを示すフローチャートである。以下の説明において原稿という場合は、送付状や動作指示シートも含む。
S101では、CPU37は、重送検出の要否の決定、及び重送検出要と決定した場合に原稿グループの決定を行う処理である「重送検出要否、グループ決定処理」を実行する。
詳しくは後述するが「重送検出要否、グループ決定処理」では、送付状モード、動作指示シートモード又は通常モードの場合は重送検出が必要と決定され、混載モードの場合は重送検出が不要と決定される。
S102では、CPU37は上述した「重送検出要否、グループ決定処理」の処理結果から、重送検出が必要か否かを判定する。CPU37は重送検出が不要と判定した場合(混載モードの場合)はS103に進み、必要と判定した場合(送付状モード、動作指示シートモード、又は通常モードの場合)はS104に進む。
S103では、CPU37は重送を検出しない読み取りを実行する。
S104では、CPU37は上述した「重送検出要否、グループ決定処理」で決定されたグループの数が複数であるか否かを判定する。
送付状モード及び動作指示シートモードはグループの数が複数であるので、複数であると判定されることになる。一方、通常モードはグループの数が1であるので、複数ではないと判定されることになる。
CPU37はグループの数が1つだけである場合(通常モードの場合)はS105に進み、グループの数が複数の場合(送付状モード、又は動作指示シートモードの場合)はS106に進む。
S105では、CPU37は通常の重送を検出する読み取りを実行する。通常の重送の検出とは、搬送中に原稿のグループの切り替りを判断することなく重送を検出することをいう。
S106では、CPU37は「グループ毎に重送を検出する読み取り処理」を実行する。
以上により原稿が読み取られる。原稿を読み取って生成された画像データは、ファクシミリ機能が選択されている場合はファクシミリ送受信部40によってファクシミリ送信され、コピー機能が選択されている場合はプリンタ部41によって印刷される。
(5−2)重送検出要否、グループ決定処理
図13は、「重送検出要否、グループ決定処理」の流れを示すフローチャートである。
S201では、CPU37は送付状モードか否かを判定する。CPU37は送付状モードの場合はS202に進み、送付状モードでない場合はS204に進む。
S202では、CPU37は重送検出が必要であると決定する。
S203では、CPU37は原稿グループテーブルに送付状モードのテーブルを設定するとともに、原稿グループ数に送付状モードのグループ数である2を設定する。
S204では、CPU37は動作指示シートモードか否かを判定する。CPU37は動作指示シートモードの場合はS205に進み、動作指示シートモードでない場合はS207に進む。
S205では、CPU37は重送検出が必要であると決定する。
S206では、CPU37は原稿グループテーブルに動作指示シートモードのテーブルを設定するとともに、原稿グループ数に動作指示シートモードのグループ数である2を設定する。
S207では、CPU37は混載モードであるか否を判定する。CPU37は混載モードでない場合(通常モードの場合)はS208に進み、混載モードである場合はS210に進む。
S208では、CPU37は重送検出が必要であると決定する。
S209では、CPU37は原稿グループテーブルに通常モードのテーブルを設定するとともに、原稿グループ数に通常モードのグループ数である1を設定する。
S210では、CPU37は重送検出は不要であると決定する。
(5−3)グループ毎に重送を検出する読み取り処理
図14は、「グループ毎に重送を検出する読み取り処理」の流れを示すフローチャートである。
S301では、CPU37は処理対象のグループの番号を示す変数である「原稿グループ番号」に1をセットする。
S302では、CPU37は搬送済み枚数をカウントする変数である「搬送済み枚数カウンタ」に初期値として0(零)をセットする。
S303では、CPU37は「原稿グループ番号」に対応する番号のグループの枚数を原稿グループテーブルから取得する。
S304では、CPU37はS303で取得した枚数が複数であるか否かを判定する。CPU37は取得した枚数が複数でない、すなわち1枚の場合はS305に進み、複数の場合はS307に進む。
S305では、CPUは重送を検出することなく原稿を読み取る。
S306では、CPU37は「原稿グループ番号」にセットされている番号のグループが最後のグループであるか否かを判定する。CPU37は、最後のグループであると判定した場合は処理を終了し、最後のグループではないと判定した場合はS316に進む。
S307では、CPU37はADF16によりグループの最初の原稿を搬送して読取部25により読み取りを行う。このとき、CPU37は光電センサ44を制御して原稿の長さを測定する。
S308では、CPU37は「搬送済み枚数カウンタ」に1を加算する。
S309では、CPU37はS307で測定した長さを基準値に設定する。
設定する基準値は、測定した長さそのものであってもよいし、例えば測定した長さの−10%〜+10%までなどのように範囲として設定してもよい。同じ種類でも長さがばらつくこともあるので、基準値を範囲として設定すると、重送をより安定して検出できる。
S310では、CPU37はADF16により次の原稿を搬送しながら読取部25により読み取りを行う。このときCPU37は当該搬送中の原稿の長さを測定し、測定した長さとS309で設定した基準値とを比較して重送を検出する。具体的には、CPU37は基準値を範囲として設定した場合は測定した長さがその範囲内にあれば重送ではないとし、範囲外であれば重送であるとする。
S311では、CPU37はS310で重送が検出されたか否かを判定する。CPU37は、重送が検出されている場合はS312に進み、重送が検出されていない場合はS313に進む。
S312では、CPU37は重送が検出された旨を利用者に報知して読み取りを終了する。この報知は、重送が検出された旨のメッセージをLCDに表示することによって行ってもよいし、音声案内などの他の方法で行ってもよい。
S313では、CPU37は「搬送済み枚数カウンタ」に1を加算する。
S314では、CPU37は次の原稿があるか否かを判定する。CPU37は、次の原稿がない場合は全ての原稿を読み取ったとして処理を終了し、次の原稿がある場合はS315に進む。例えば、光電センサ44から出力される電気信号のレベルが一定時間経過しても「高(明)から低(暗)」に変化しなければ次の原稿はないと判定できる。
S315では、CPU37は「原稿グループ番号」にセットされている番号のグループの枚数分の原稿を読み取ったか否かを判定する。CPU37は、当該グループの枚数分の原稿を読み取った場合は、グループの切り替り、すなわち種類の切り替りと判断してS316に進み、読み取っていない場合は当該枚数分の原稿を読み取るまでS310に戻って処理を繰り返す。
前述したS314で次の原稿があるか否かを判定しているのは、グループの枚数が「無制限」である場合にはS315においてグループの枚数を読み取ったか否かを判定してもYESにならず、グループの終わりを判定できないからである。グループの枚数が「無制限」の場合には残り全ての原稿が読み取られるまで読み取りが行われる。全ての原稿を読み取り終わると次の原稿がなくなるので、それをもってグループの終わりと判断し、読み取りを終了する。
S316では、CPU37は現在の「原稿グループ番号」に1を加算してS302に戻る。
以上により処理が終了する。この処理によれば、S315でグループの枚数を読み取ったと判定された場合はS316に進み、S309が再度実行されて次のグループの最初に搬送される原稿の長さが基準値に設定される。これにより、切り替り後の種類に応じて基準値が変更される。
(6)実施形態の効果
以上説明した本発明の実施形態1に係る複合機1によると、搬送中のシート状媒体の種類の切り替りを判断し、切り替り後の種類に応じて基準値を変更するので、原稿トレイ17に複数種類のシート状媒体が混載されていても重送を精度よく検出できる。
更に、複合機1によると、測定項目として、シート状媒体の搬送方向の長さを測定する。シート状媒体が重送されている場合に測定される長さは、重送されていない場合に測定される長さより長くなるので、シート状媒体の長さを測定すると、重送を検出できる。
更に、複合機1によると、種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体の測定結果を基準値に設定するので、切り替り後の種類に応じて基準値を変更できる。
更に、複合機1によると、原稿トレイ17に混載されている連続する同一種類のシート状媒体群をそれぞれ一つのグループとし、少なくとも最後に搬送されるグループ以外の各グループについて、当該グループに属するシート状媒体の枚数を設定するとともに、ADF16によってシート状媒体が1枚搬送される毎に「搬送済み枚数カウンタ」をカウントアップする。そして、複合機1は設定された枚数と搬送済み枚数とに基づいてグループの切り替りを判断する。これにより、種類の切り替りを判断できる。
更に、複合機1によると、シート状媒体は画像が形成されている原稿であり、原稿トレイ17に混載されている原稿を1枚ずつ搬送して読取位置を通過させるADF16と、読取位置を通過する原稿を読み取って画像データを生成する読取部25とを備える。この複合機1によると、ADF16によって搬送される原稿を読み取る画像読取装置において、原稿の重送を精度よく検出できる。
更に、複合機1によると、グループの数と各グループに属する原稿の枚数とが予め設定されている複数の読取モードのいずれかを選択する。このため複合機1によると、選択する予定の読取モードに設定されているグループの数と各グループに属する原稿の枚数とに合わせて複数種類の原稿を原稿トレイ17に混載し、その上で当該読取モードを選択することにより、各グループの枚数を容易に設定できる。
例えば、原稿とは種類が異なる送付状を添付して送信する場合には、送付状を一つのグループとし、原稿を別のグループとした送付状モードを用意しておくことにより、画像データを送信する際の各グループの枚数の設定が容易になる。
更に、複合機1によると、送付状モードに設定されている送付状グループの枚数を変更できる。送付状の枚数は必ずしも固定であるとは限らず、その時々で異なることもあり得る。複合機1によると、送付状グループの枚数を変更できるので、利用者の利便性が向上する。
更に、複合機1によると、送信先を選択することができ、送付状グループの枚数を送信先に応じて変更する。このため複合機1によると、複数の送信先があって送信先毎に送付状の枚数が異なっても、選択した送信先に応じて枚数が変更されるので、画像データを送付する際の送付状グループの枚数の設定がより容易になる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図15によって説明する。
実施形態2では、シート状媒体の長さが測定される毎に、その測定結果で基準値を更新する。
図15は、実施形態2に係る「グループ毎に重送を検出する読み取り処理」の流れを示すフローチャートである。ここでは実施形態1と実質的に同一の処理には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
S401では、CPU37は測定した長さを基準値に設定する。具体的には、CPU37は、現在の原稿がグループの最初の原稿であればS307で測定した長さを基準値に設定し、現在の原稿がグループの2枚目以降の原稿であれば前回S310を実行したときに測定した長さを基準値に設定する。
S402では、CPU37は、グループの枚数分の原稿を読み取った場合はS316に進み、読み取っていない場合は当該枚数分の原稿を読み取るまでS401に戻って処理を繰り返す。
以上説明した本発明の実施形態2に係る複合機によると、光電センサ44で原稿の長さが測定される毎に、その長さで基準値を更新する。光電センサ44の測定精度は経時変化する場合がある。光電センサ44の測定精度が経時変化すると、重送でないにもかかわらず基準値と測定結果との乖離が大きくなり、重送であると誤検出してしまう可能性がある。原稿の長さが測定される毎にその長さで基準値を更新するようにすると、基準値を設定してから次の原稿の長さを測定するまでの時間を短くできるので、重送でない場合は基準値と次に搬送される原稿の長さとの乖離が小さくなり、重送であると誤検出してしまう可能性を低減できる。
実施形態2はその他の点において実施形態1と実質的に同一である。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を説明する。
実施形態3では、基準値として設定する値をシート状媒体の種類毎にROM38に記憶しておき、種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体の種類に対応する値をROM38(記憶手段の一例)から読み出して基準値に設定する。
例えば、前述した動作指示シートモードを例に説明すると、動作指示シートの種類が特定の種類に固定されている場合は、動作指示シートグループにその固定されている種類を設定しておく。なお、この種類を利用者が適宜変更できるようにしてもよい。
これとは別に、シート状媒体の種類毎に基準値として設定する値を予めROM38に記憶しておく。
そして、グループの切り替りを判断すると、切り替り後のグループの種類を原稿グループテーブルから取得し、取得した種類に対応する値をROM38から読み出して基準値に設定する。
以上説明した本発明の実施形態3に係る複合機によると、切り替り後の種類に応じて基準値を変更できるとともに、種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体についても重送を検出できる。
なお、ここでは基準値として設定される値をROM38に記憶する場合を例に説明したが、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体に記憶するようにしてもよい。そして、利用者が操作部42を操作してその値を変更できるようにしてもよい。値を変更できるようにすると、光電センサ44の測定精度が経時変化しても変化後の測定精度に応じて値を変更することにより、シート状媒体の重送を精度よく検出できる。
実施形態3はその他の点において実施形態1と実質的に同一である。
<実施形態4>
次に、本発明の実施形態4を説明する。
実施形態4では、重送されている場合と重送されていない場合とで測定結果が異なる測定項目として、原稿の厚さを測定する。例えば2枚のシート状媒体が一部重なって重送されている場合は、重なっている部分の厚さは1枚のシート状媒体の厚さより厚くなる。つまり、シート状媒体が重送されている場合に測定される厚さは、重送されていない場合に測定される厚さより厚くなる。従って、シート状媒体の厚さを測定すると、重送を検出できる。
シート状媒体の種類によって厚さが異なる場合は、シート状媒体の種類に応じて基準値を変更しないと、重送を誤検出してしまう虞がある。従って、測定項目として厚さを測定する場合も、種類の切り替りを判断し、切り替り後の種類に応じて基準値を変更することにより、原稿トレイ17に複数種類のシート状媒体が混載されていても、重送を精度よく検出できる。
シート状媒体の厚さの測定は、シート状媒体の一方の面と他方の面との距離を直接測定することによって行ってもよい。また、シート状媒体の種類間で材質が同じ場合は、透過光量を測定することによって間接的に厚さを測定してもよい。透過光量を測定する場合は、光電センサ44を用いることができる。光電センサ44を用いると厚さを測定するための手段を別途備える必要がないので、部品点数を増加させることなく厚さを測定できる。
更に、光電センサ44を用いる場合、実施形態2と組み合わせることにより、光電センサ44の光量の経時変化による厚さ測定の誤差を低減でき、重送をより精度良く検出することができる。
実施形態4はその他の点において実施形態1と実質的に同一である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態ではグループの枚数が1の場合も重送を検出する場合を例に説明したが、グループの枚数が2以上のときのみ重送の検出を行うようにしてもよい。例えば種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体の長さを基準値に設定する場合、グループの枚数が1枚の場合はその基準値は用いられない。このためグループの枚数が1枚の場合は重送の検出をしないようにすると、そのような処理の無駄を低減できる。
(2)上記実施形態では1種類又は2種類のシート状媒体が原稿トレイ17に混載される場合を例に説明したが、3種類以上のシート状媒体を混載してもよい。その場合は3種類以上に対応した読取モードを用意してもよい。また、シート状媒体の種類の数によらず、利用者が操作部42を操作してグループの数と各グループの枚数とを任意に設定できるようにしてもよい。
(3)上記実施形態では測定項目としてシート状媒体の長さや厚さを例に説明したが、測定項目は重送されている場合と重送されていない場合とで測定結果が異なる項目であればこれら以外の項目であってもよい。
(4)上記実施形態では画像読取装置として複合機を例に説明したが、スキャナ機能のみを備えるイメージスキャナ、ファクシミリ機能のみを備えるファクシミリ装置などに本発明を適用してもよい。
(5)上記実施形態ではシート状媒体搬送装置として原稿カバー15を例に説明したが、シート状媒体搬送装置は、給紙トレイにセットされている紙などの被記録媒体(シート状媒体の一例)を一枚ずつ搬送しながらその被記録媒体に画像を形成するプリンタに用い、被記録媒体が画像形成のための搬送経路中を搬送されるときの重送を検出してもよい。
この他、シート状媒体搬送装置は、複数種類のシート状媒体を一枚ずつ搬送する装置であって、シート状媒体の重送を検出することが望ましい任意の装置に適用することができる。
1…複合機(画像読取装置)
15…原稿カバー(シート状媒体搬送装置)
16…ADF(搬送手段)
17…原稿トレイ(トレイ)
25…読取部(読取手段)
35…イメージセンサ制御部(読取手段)
37…CPU(搬送手段、測定手段、重送検出手段、判断手段、基準値変更手段、操作手段、枚数設定手段、カウント手段、読取手段、モード選択手段、第1の枚数変更手段、送信先選択手段、第2の枚数変更手段)
38…ROM(記憶手段)
40…ファクシミリ送受信部(送信手段)
42…操作部(判断手段、操作手段、枚数設定手段、モード選択手段、第1の枚数変更手段、送信先選択手段、第2の枚数変更手段)
44…光電センサ(測定手段、カウント手段)
57…送付状(シート状媒体)
58〜60…原稿(シート状媒体)
64、65…動作指示シート(シート状媒体)

Claims (14)

  1. 複数種類のシート状媒体が混載されるトレイと、
    前記トレイに混載されているシート状媒体を一枚ずつ搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送中のシート状媒体について、重送されている場合と重送されていない場合とで測定結果が異なる測定項目を測定する測定手段と、
    前記測定手段によって測定された測定結果と基準値とを比較して重送を検出する重送検出手段と、
    前記搬送手段によって搬送中のシート状媒体の種類の切り替りを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって種類の切り替りが判断されると、切り替り後の種類に応じて前記基準値を変更する基準値変更手段と、
    を備えるシート状媒体搬送装置。
  2. 請求項1に記載のシート状媒体搬送装置であって、
    前記測定項目は、シート状媒体の搬送方向の長さである、シート状媒体搬送装置。
  3. 請求項1に記載のシート状媒体搬送装置であって、
    前記測定項目は、シート状媒体の厚さである、シート状媒体搬送装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のシート状媒体搬送装置であって、
    前記基準値変更手段は、種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体の測定結果を前記基準値に設定する、シート状媒体搬送装置。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のシート状媒体搬送装置であって、
    前記基準値として設定する値をシート状媒体の種類毎に記憶する記憶手段を備え、
    前記基準値変更手段は、種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体の種類に対応する値を前記記憶手段から読み出して前記基準値に設定する、シート状媒体搬送装置。
  6. 請求項5に記載のシート状媒体搬送装置であって、
    前記基準値として設定する値を変更するための操作手段を備える、シート状媒体搬送装置。
  7. 請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載のシート状媒体搬送装置であって、
    前記基準値変更手段は、種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体の次以降に搬送されるシート状媒体について、前記測定手段によりシート状媒体が測定される毎に、その測定結果で前記基準値を更新する、シート状媒体搬送装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のシート状媒体搬送装置であって、
    前記判断手段は、
    前記トレイに混載されている連続する同一種類のシート状媒体群をそれぞれ一つのグループとして、少なくとも最後に搬送されるグループ以外の各グループについて、当該グループに属するシート状媒体の枚数を設定する枚数設定手段と、
    前記搬送手段によってシート状媒体が1枚搬送される毎に搬送済み枚数をカウントアップするカウント手段と、
    を有し、前記枚数設定手段で設定された枚数と前記搬送済み枚数とに基づいてグループの切り替りを判断する、シート状媒体搬送装置。
  9. 前記シート状媒体は画像が形成されている原稿であり、
    前記トレイに混載されている原稿を1枚ずつ搬送して読取位置を通過させる請求項8に記載のシート状媒体搬送装置と、
    前記読取位置を通過する原稿を読み取って画像データを生成する読取手段と、
    を備える画像読取装置。
  10. 請求項9に記載の画像読取装置であって、
    前記枚数設定手段は、グループの数と各グループに属する原稿の枚数とが予め設定されている複数の読取モードのいずれかを選択するモード選択手段を備える、画像読取装置。
  11. 請求項10に記載の画像読取装置であって、
    前記読取モードに設定されている各グループの枚数を変更する第1の枚数変更手段を備える、画像読取装置。
  12. 請求項10又は請求項11に記載の画像読取装置であって、
    前記読取手段で生成された画像データを送信する送信手段を備え、
    前記モード選択手段は、前記読取モードの一つとして、最初に搬送される所定枚数のシート状媒体を送付状グループとし、それ以降のシート状媒体を原稿グループとする送付状モードを選択可能である、画像読取装置。
  13. 請求項12に記載の画像読取装置であって、
    前記送信手段により画像データを送信する送信先を選択する送信先選択手段と、
    前記送付状グループの枚数を前記送信先選択手段により選択された送信先に応じて変更する第2の枚数変更手段とを備える、画像読取装置。
  14. 請求項9乃至請求項13のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記重送検出手段は、グループの枚数が2以上のときのみ重送の検出を行う、画像読取装置。
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