JP2010173798A - シート状媒体搬送装置、及び画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トレイに混載されているシート状媒体を一枚ずつ搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送中のシート状媒体について、重送されている場合と重送されていない場合とで測定結果が異なる測定項目を測定する測定手段(S310)と、測定手段によって測定された測定結果と基準値とを比較して重送を検出する重送検出手段(S310)と、搬送中のシート状媒体の種類の切り替りを判断する判断手段(S315)と、判断手段によって種類の切り替りが判断されると、切り替り後の種類に応じて基準値を変更する基準値変更手段(S309)と、を備える。
【選択図】図15
Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、トレイに複数種類のシート状媒体が混載されていても重送を精度よく検出できるシート状媒体搬送装置、及び画像読取装置を提供することを目的とする。
測定手段による測定結果は、重送されている場合と重送されていない場合とで異なる他、シート状媒体の種類によっても異なる場合がある。シート状媒体の種類によって測定結果が異なる場合、シート状媒体の種類に応じて基準値を変更しないと、重送を誤検出してしまう虞がある。
この発明によると、搬送中のシート状媒体の種類が切り替ると、切り替り後の種類に応じて基準値を変更するので、搬送中にシート状媒体の種類が切り替ることによる誤検出を低減できる。
よってこの発明によると、トレイに複数種類のシート状媒体が混載されていても重送を精度よく検出できる。
例えば2枚のシート状媒体が一部重なって重送されている場合、シート状媒体の搬送方向の長さを測定すると、先のシート状媒体の搬送方向先端から後のシート状媒体の搬送方向後端までが長さとして測定される。つまり、シート状媒体が重送されている場合に測定される長さは、重送されていない場合に測定される長さより長くなる。従って、シート状媒体の長さを測定すると、重送を検出できる。
例えば2枚のシート状媒体が一部重なって重送されている場合は、重なっている部分の厚さは1枚のシート状媒体の厚さより厚くなる。つまり、シート状媒体が重送されている場合に測定される厚さは、重送されていない場合に測定される厚さより厚くなる。従って、シート状媒体の厚さを測定すると、重送を検出できる。
この発明によると、切り替り後の種類に応じて基準値を変更できる。
この発明によると、切り替り後の種類に応じて基準値を変更できるとともに、種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体についても重送を検出できる。
測定手段の測定精度は経時変化する場合がある。この発明によると、基準値として設定する値を変更できるので、測定手段の測定精度が経時変化しても、変化後の測定精度に応じて値を変更することにより、シート状媒体の重送を精度よく検出できる。
測定手段の測定精度は経時変化する場合がある。測定手段の測定精度が経時変化すると、重送でないにもかかわらず基準値と測定結果との乖離が大きくなり、重送であると誤検出してしまう可能性がある。
シート状媒体の測定項目が測定される毎にその測定結果で基準値を更新するようにすると、重送でない場合は基準値と次に搬送されるシート状媒体の測定結果との乖離が小さくなり、重送であると誤検出してしまう可能性を低減できる。
この発明によると、グループの切り替り、すなわち種類の切り替りを判断できる。
この発明によると、シート状媒体搬送装置によって搬送される原稿を読み取る画像読取装置において、原稿の重送を精度よく検出できる。
この発明によると、選択する予定の読取モードに設定されているグループの数と各グループに属する原稿の枚数とに合わせて複数種類の原稿をトレイに混載し、その上で当該読取モードを選択することにより、各グループの枚数を一度に設定できる。これにより、各グループの枚数の設定が容易になる。
読み取るシート状媒体の枚数は必ずしも固定であるとは限らず、その時々で異なることもあり得る。
この発明によると、各グループの枚数を変更できるので、利用者の利便性が向上する。
画像データを送信する場合、最初に送付状を添付することがある。そして、この送付状は他の原稿とは種類が異なる場合がある。このように他の原稿とは種類が異なる送付状を添付して送信する場合には、送付状を一つのグループとし、原稿を別のグループとした送付状モードを用意しておくことにより、画像データを送信する際の各グループの枚数の設定が容易になる。
この発明によると、複数の送信先があって送信先毎に各グループの枚数が異なっても、選択した送信先に応じて自動で枚数が変更されるので、画像データを送付する際の各グループの枚数の設定がより容易になる。
例えば種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体の測定結果を基準値に設定する場合、グループの枚数が1枚の場合はその基準値は用いられない。このためグループの枚数が1枚の場合は重送の検出をしないようにすると、そのような処理の無駄を低減できる。
本発明の実施形態1を図1ないし図14によって説明する。
(1)シート状媒体搬送装置及び画像読取装置の構成
図1は、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能などを備える複合機1(画像読取装置の一例)の模式図である。
原稿カバー15(シート状媒体搬送装置の一例)は第1プラテンガラス12を覆う閉姿勢と第1プラテンガラス12を開放する開姿勢とに回動可能に筐体11に連結されている。原稿カバー15は、ADF16(Auto Document Feeder、搬送手段の一例)、紙などのシート状媒体が積載される原稿トレイ17(トレイの一例)、排紙トレイ18などを備えている。
また、図1では省略しているが、ADF16はシート状媒体の表面が読み取られるようにシート状媒体を搬送して第2プラテンガラス13上を通過させた後、シート状媒体を自動で裏返してシート状媒体の裏面が読み取られるように第2プラテンガラス13上を通過させることができる。これにより複合機1はシート状媒体の両面を自動で読み取ることができる。
CPU37(搬送手段、測定手段、重送検出手段、判断手段、基準値変更手段、操作手段、枚数設定手段、カウント手段、読取手段、モード選択手段、第1の枚数変更手段、送信先選択手段、第2の枚数変更手段の一例)は、ROM38に記憶されている各種のプログラムを実行することにより複合機1の各部を制御する。
RAM39は、CPU37が各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。
ファクシミリ送受信部40(送信手段の一例)は、電話回線を介して電話交換機に接続され、所定のファクシミリ通信手順に従って画像データを送受信する。
操作部42(判断手段、操作手段、枚数設定手段、モード選択手段、第1の枚数変更手段、送信先選択手段、第2の枚数変更手段の一例)は、複数のボタンやLCD(Liquid Crystal Display)などで構成されており、利用者は例えばLCDに表示される画面を参照しつつボタンを操作することにより各種の操作を行うことができる。
光電センサ44(測定手段、カウント手段の一例)は、ADF16の搬送路19を挟んで対向配置される発光部44Aと受光部44Bとを備える。発光部44AはLEDなどで構成されており、受光部44Bは発光部44Aにより発光された光を受光し、受光した光の明暗に応じた電気信号を出力する。
なお、シート状媒体の長さの測定はこれに限られるものではなく、例えばシート状媒体の搬送経路上にシート状媒体によって倒される可動部材を設け、可動部材が倒れている間にシート状媒体が移動する距離を算出して長さを求めてもよい。
なお、シート状媒体の枚数のカウントはこれに限られるものではなく、例えば前述した可動部材が倒された回数をカウントしてもよい。
複合機1は、ADF16によって搬送中のシート状媒体について、重送されている場合と重送されていない場合とで測定結果が異なる測定項目を測定し、測定した測定結果と基準値とを比較して重送を検出する。ここでは測定項目として、シート状媒体の搬送方向の長さ(以下、単に「長さ」という)を例に説明する。また、本実施形態では、シート状媒体の種類によって搬送方向の長さが異なるものとする。
図3は、異なる種類のシート状媒体が搬送されている様子を示す模式図である。ここでシート状媒体53及び54は第1の種類であり、シート状媒体55及び56は第1の種類とは異なる第2の種類である。複数種類のシート状媒体が原稿トレイ17に混載される場合は、図示するように搬送中にシート状媒体の種類が切り替ることになる。
本実施形態では、原稿トレイ17に混載されている連続する同一種類のシート状媒体群をそれぞれ一つのグループとして、少なくとも最後に搬送されるグループ以外の各グループについて、利用者が枚数を設定する。そして、ADF16がシート状媒体を搬送するとき、シート状媒体が1枚搬送される毎に搬送済み枚数をカウントアップし、搬送済み枚数がグループの枚数に達すると、種類の切り替りと判断する。
図4は、送付状を添付して原稿をファクシミリ送信する場合の枚数の設定を説明するための模式図である。ここで送付状及び原稿はシート状媒体の一例である。一般に原稿をファクシミリ送信するときは最初に送付状57が添付される。そして、この送付状は送信対象の原稿58〜60とは種類が異なる場合がある。そこで、送付状を添付して原稿をファクシミリ送信する場合は、送付状57を最初に搬送されるグループ(「送付状グループ」という)とし、原稿58〜60を最後に搬送されるグループ(「原稿グループ」という)として、各グループの枚数を利用者に設定させる。
送付状枚数入力画面63で[スタート]ボタンを押下すると、送付状枚数入力画面63に表示中の枚数に基づいて各グループの枚数が設定されて読み取りが開始される。
「原稿グループ2の枚数」は次に搬送されるグループの枚数、すなわち原稿グループの枚数であり、「無制限」が設定される。
初めに、動作指示シートを用いた原稿のコピーの概要について説明する。
図7は動作指示シートを用いた原稿のコピーを説明するための模式図であり、図8は図7に示す動作指示シート64及び65を拡大して示す模式図である。ここで動作指示シート及び原稿はシート状媒体の一例である。
[スタート]ボタンが押下されると、複合機1は先ず動作指示シートを読み取って画像データを生成する。そして、複合機1は生成した画像データを画像認識することにより各設定項目の設定値を認識し、認識した設定値に基づいて原稿58〜60をコピーする。
利用者は、コピー設定画面66でコピーの設定を行って[スタート]ボタンを押下することにより、動作指示シートを用いずに原稿をコピーすることもできる。コピー設定画面66で[スタート]ボタンを押下した場合には、動作指示シートの認識は行われない。
「原稿グループ2の枚数」は次に搬送されるグループの枚数、すなわち原稿グループの枚数であり、「無制限」が設定される。
複数種類のシート状媒体を原稿トレイ17に混載した場合であっても、送付状モードによるファクシミリ送信も動作指示シートモードによるコピーも行わない場合もある。その場合にはグループの切り替りを判断できず、重送を誤判定する虞がある。そこで、そのような場合は利用者が操作部42を操作して混載モードを設定する。
複合機1は、混載モードが設定されて[スタート]ボタンが押下された場合は、重送を検出することなく原稿を読み取る。このためグループの切り替りも判断しない。
通常モードにはグループの数として予め「1」が設定されており、原稿グループの枚数として「無制限」が予め設定されている。
通常モードの場合は、最初に搬送されるグループ(原稿グループ)が最後に搬送されるグループでもあり、その後に他のグループは搬送されないので、グループの切り替りを判断する必要はない。従って通常モードの場合は、重送の検出はするが、グループの切り替りは判断しない。
次に、原稿を読み取る読み取り処理について説明する。ここでは以下の1)〜4)のいずれかの操作により読み取りが開始される場合を例に説明する。
図12は、読み取り処理の全体フローを示すフローチャートである。以下の説明において原稿という場合は、送付状や動作指示シートも含む。
詳しくは後述するが「重送検出要否、グループ決定処理」では、送付状モード、動作指示シートモード又は通常モードの場合は重送検出が必要と決定され、混載モードの場合は重送検出が不要と決定される。
S104では、CPU37は上述した「重送検出要否、グループ決定処理」で決定されたグループの数が複数であるか否かを判定する。
送付状モード及び動作指示シートモードはグループの数が複数であるので、複数であると判定されることになる。一方、通常モードはグループの数が1であるので、複数ではないと判定されることになる。
CPU37はグループの数が1つだけである場合(通常モードの場合)はS105に進み、グループの数が複数の場合(送付状モード、又は動作指示シートモードの場合)はS106に進む。
S106では、CPU37は「グループ毎に重送を検出する読み取り処理」を実行する。
図13は、「重送検出要否、グループ決定処理」の流れを示すフローチャートである。
S201では、CPU37は送付状モードか否かを判定する。CPU37は送付状モードの場合はS202に進み、送付状モードでない場合はS204に進む。
S203では、CPU37は原稿グループテーブルに送付状モードのテーブルを設定するとともに、原稿グループ数に送付状モードのグループ数である2を設定する。
S204では、CPU37は動作指示シートモードか否かを判定する。CPU37は動作指示シートモードの場合はS205に進み、動作指示シートモードでない場合はS207に進む。
S206では、CPU37は原稿グループテーブルに動作指示シートモードのテーブルを設定するとともに、原稿グループ数に動作指示シートモードのグループ数である2を設定する。
S207では、CPU37は混載モードであるか否を判定する。CPU37は混載モードでない場合(通常モードの場合)はS208に進み、混載モードである場合はS210に進む。
S209では、CPU37は原稿グループテーブルに通常モードのテーブルを設定するとともに、原稿グループ数に通常モードのグループ数である1を設定する。
S210では、CPU37は重送検出は不要であると決定する。
図14は、「グループ毎に重送を検出する読み取り処理」の流れを示すフローチャートである。
S301では、CPU37は処理対象のグループの番号を示す変数である「原稿グループ番号」に1をセットする。
S303では、CPU37は「原稿グループ番号」に対応する番号のグループの枚数を原稿グループテーブルから取得する。
S304では、CPU37はS303で取得した枚数が複数であるか否かを判定する。CPU37は取得した枚数が複数でない、すなわち1枚の場合はS305に進み、複数の場合はS307に進む。
S306では、CPU37は「原稿グループ番号」にセットされている番号のグループが最後のグループであるか否かを判定する。CPU37は、最後のグループであると判定した場合は処理を終了し、最後のグループではないと判定した場合はS316に進む。
S308では、CPU37は「搬送済み枚数カウンタ」に1を加算する。
設定する基準値は、測定した長さそのものであってもよいし、例えば測定した長さの−10%〜+10%までなどのように範囲として設定してもよい。同じ種類でも長さがばらつくこともあるので、基準値を範囲として設定すると、重送をより安定して検出できる。
S312では、CPU37は重送が検出された旨を利用者に報知して読み取りを終了する。この報知は、重送が検出された旨のメッセージをLCDに表示することによって行ってもよいし、音声案内などの他の方法で行ってもよい。
S314では、CPU37は次の原稿があるか否かを判定する。CPU37は、次の原稿がない場合は全ての原稿を読み取ったとして処理を終了し、次の原稿がある場合はS315に進む。例えば、光電センサ44から出力される電気信号のレベルが一定時間経過しても「高(明)から低(暗)」に変化しなければ次の原稿はないと判定できる。
S316では、CPU37は現在の「原稿グループ番号」に1を加算してS302に戻る。
以上説明した本発明の実施形態1に係る複合機1によると、搬送中のシート状媒体の種類の切り替りを判断し、切り替り後の種類に応じて基準値を変更するので、原稿トレイ17に複数種類のシート状媒体が混載されていても重送を精度よく検出できる。
例えば、原稿とは種類が異なる送付状を添付して送信する場合には、送付状を一つのグループとし、原稿を別のグループとした送付状モードを用意しておくことにより、画像データを送信する際の各グループの枚数の設定が容易になる。
次に、本発明の実施形態2を図15によって説明する。
実施形態2では、シート状媒体の長さが測定される毎に、その測定結果で基準値を更新する。
図15は、実施形態2に係る「グループ毎に重送を検出する読み取り処理」の流れを示すフローチャートである。ここでは実施形態1と実質的に同一の処理には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
S402では、CPU37は、グループの枚数分の原稿を読み取った場合はS316に進み、読み取っていない場合は当該枚数分の原稿を読み取るまでS401に戻って処理を繰り返す。
実施形態2はその他の点において実施形態1と実質的に同一である。
次に、本発明の実施形態3を説明する。
実施形態3では、基準値として設定する値をシート状媒体の種類毎にROM38に記憶しておき、種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体の種類に対応する値をROM38(記憶手段の一例)から読み出して基準値に設定する。
そして、グループの切り替りを判断すると、切り替り後のグループの種類を原稿グループテーブルから取得し、取得した種類に対応する値をROM38から読み出して基準値に設定する。
実施形態3はその他の点において実施形態1と実質的に同一である。
次に、本発明の実施形態4を説明する。
実施形態4では、重送されている場合と重送されていない場合とで測定結果が異なる測定項目として、原稿の厚さを測定する。例えば2枚のシート状媒体が一部重なって重送されている場合は、重なっている部分の厚さは1枚のシート状媒体の厚さより厚くなる。つまり、シート状媒体が重送されている場合に測定される厚さは、重送されていない場合に測定される厚さより厚くなる。従って、シート状媒体の厚さを測定すると、重送を検出できる。
更に、光電センサ44を用いる場合、実施形態2と組み合わせることにより、光電センサ44の光量の経時変化による厚さ測定の誤差を低減でき、重送をより精度良く検出することができる。
実施形態4はその他の点において実施形態1と実質的に同一である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
この他、シート状媒体搬送装置は、複数種類のシート状媒体を一枚ずつ搬送する装置であって、シート状媒体の重送を検出することが望ましい任意の装置に適用することができる。
15…原稿カバー(シート状媒体搬送装置)
16…ADF(搬送手段)
17…原稿トレイ(トレイ)
25…読取部(読取手段)
35…イメージセンサ制御部(読取手段)
37…CPU(搬送手段、測定手段、重送検出手段、判断手段、基準値変更手段、操作手段、枚数設定手段、カウント手段、読取手段、モード選択手段、第1の枚数変更手段、送信先選択手段、第2の枚数変更手段)
38…ROM(記憶手段)
40…ファクシミリ送受信部(送信手段)
42…操作部(判断手段、操作手段、枚数設定手段、モード選択手段、第1の枚数変更手段、送信先選択手段、第2の枚数変更手段)
44…光電センサ(測定手段、カウント手段)
57…送付状(シート状媒体)
58〜60…原稿(シート状媒体)
64、65…動作指示シート(シート状媒体)
Claims (14)
- 複数種類のシート状媒体が混載されるトレイと、
前記トレイに混載されているシート状媒体を一枚ずつ搬送する搬送手段と、
前記搬送手段によって搬送中のシート状媒体について、重送されている場合と重送されていない場合とで測定結果が異なる測定項目を測定する測定手段と、
前記測定手段によって測定された測定結果と基準値とを比較して重送を検出する重送検出手段と、
前記搬送手段によって搬送中のシート状媒体の種類の切り替りを判断する判断手段と、
前記判断手段によって種類の切り替りが判断されると、切り替り後の種類に応じて前記基準値を変更する基準値変更手段と、
を備えるシート状媒体搬送装置。 - 請求項1に記載のシート状媒体搬送装置であって、
前記測定項目は、シート状媒体の搬送方向の長さである、シート状媒体搬送装置。 - 請求項1に記載のシート状媒体搬送装置であって、
前記測定項目は、シート状媒体の厚さである、シート状媒体搬送装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のシート状媒体搬送装置であって、
前記基準値変更手段は、種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体の測定結果を前記基準値に設定する、シート状媒体搬送装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のシート状媒体搬送装置であって、
前記基準値として設定する値をシート状媒体の種類毎に記憶する記憶手段を備え、
前記基準値変更手段は、種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体の種類に対応する値を前記記憶手段から読み出して前記基準値に設定する、シート状媒体搬送装置。 - 請求項5に記載のシート状媒体搬送装置であって、
前記基準値として設定する値を変更するための操作手段を備える、シート状媒体搬送装置。 - 請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載のシート状媒体搬送装置であって、
前記基準値変更手段は、種類の切り替り後に最初に搬送されるシート状媒体の次以降に搬送されるシート状媒体について、前記測定手段によりシート状媒体が測定される毎に、その測定結果で前記基準値を更新する、シート状媒体搬送装置。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のシート状媒体搬送装置であって、
前記判断手段は、
前記トレイに混載されている連続する同一種類のシート状媒体群をそれぞれ一つのグループとして、少なくとも最後に搬送されるグループ以外の各グループについて、当該グループに属するシート状媒体の枚数を設定する枚数設定手段と、
前記搬送手段によってシート状媒体が1枚搬送される毎に搬送済み枚数をカウントアップするカウント手段と、
を有し、前記枚数設定手段で設定された枚数と前記搬送済み枚数とに基づいてグループの切り替りを判断する、シート状媒体搬送装置。 - 前記シート状媒体は画像が形成されている原稿であり、
前記トレイに混載されている原稿を1枚ずつ搬送して読取位置を通過させる請求項8に記載のシート状媒体搬送装置と、
前記読取位置を通過する原稿を読み取って画像データを生成する読取手段と、
を備える画像読取装置。 - 請求項9に記載の画像読取装置であって、
前記枚数設定手段は、グループの数と各グループに属する原稿の枚数とが予め設定されている複数の読取モードのいずれかを選択するモード選択手段を備える、画像読取装置。 - 請求項10に記載の画像読取装置であって、
前記読取モードに設定されている各グループの枚数を変更する第1の枚数変更手段を備える、画像読取装置。 - 請求項10又は請求項11に記載の画像読取装置であって、
前記読取手段で生成された画像データを送信する送信手段を備え、
前記モード選択手段は、前記読取モードの一つとして、最初に搬送される所定枚数のシート状媒体を送付状グループとし、それ以降のシート状媒体を原稿グループとする送付状モードを選択可能である、画像読取装置。 - 請求項12に記載の画像読取装置であって、
前記送信手段により画像データを送信する送信先を選択する送信先選択手段と、
前記送付状グループの枚数を前記送信先選択手段により選択された送信先に応じて変更する第2の枚数変更手段とを備える、画像読取装置。 - 請求項9乃至請求項13のいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
前記重送検出手段は、グループの枚数が2以上のときのみ重送の検出を行う、画像読取装置。
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