JP2019047269A - 画像形成装置と画像形成装置の制御方法ならびに、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、綴じ処理設定がなされていないコピージョブの実行中に、搬送された原稿が綴じられていることを検知して、当該コピージョブを再度実行する前に、ユーザが綴じ処理設定をすることができるようにすることを目的とする。【解決手段】 本発明は、原稿を搬送する搬送手段と、前記原稿上の画像を読み取る読取手段と、前記画像を用紙に印刷する印刷手段と、前記画像の印刷された用紙を綴じる綴じ処理手段と、を有する画像形成装置において、前記原稿が綴じられた原稿であることを検知する検知手段と、前記検知手段による検知を受け付けて、前記原稿の搬送を中断する制御手段と、搬送が中断された前記原稿の読み取りを開始することを促す画面を表示する表示手段と、をさらに有し、前記画面は、前記綴じ処理手段による用紙の綴じ処理設定を受け付け可能な画面であることを特徴とする。【選択図】 図8

Description

本発明は、原稿を搬送して読み取り、読み取った画像を印刷する画像形成装置と当該画像形成装置の制御方法、ならびにプログラムに関する。
原稿を1枚ずつ搬送して、読み取り、印刷するコピージョブを実行する画像形成装置において、画像の印刷された用紙をステイプル等で綴じて出力する画像形成装置が知られている。画像形成装置はユーザにより行われた綴じ処理設定に従って、用紙をステイプルで綴じて出力する。
一方で、綴じられた原稿を読み取りコピージョブを実行するときには、ユーザが綴じられた原稿のステイプル等を外してから、原稿台にセットして、コピージョブの開始を指示する必要がある。
上記のような画像形成装置において、ステイプル等で投じられた原稿が原稿トレイに置かれた状態で、ユーザによるコピージョブの開始が指示されたとき、搬送された原稿が綴じられた原稿であることを検知して、原稿の搬送を中断することが知られている。原稿の搬送が中断された後、ユーザは画像形成装置から原稿を取り出し、ステイプル等を外してから改めて原稿を原稿トレイに載置して、コピージョブの開始を指示する。このようにすることで、画像形成装置は先のコピージョブを再度初めから実行する。
引用文献1には、センサを用いて原稿束からシート給装装置に送られる原稿の一部の跳ね上がりを検知することで、原稿が綴じられた原稿であることを検知するシート給送装置が記載されている。
特開2001−285595号公報
画像形成装置が搬送した原稿が綴じられた原稿であると検知して、原稿の搬送を中断した場合、当該原稿はステイプル等で綴じられた原稿であり、ユーザは出力される印刷物を原稿と同様にステイプル等で綴じて出力したいことがある。しかしながら、ユーザがステイプル設定をせずにコピージョブを開始した場合、原稿の搬送が中断された後、そのままジョブのやり直しをしてしまうとステイプルで綴じられていない用紙が出力されてしまう。
そこで、本発明は、綴じ処理設定がなされていないコピージョブの実行中に、搬送された原稿が綴じられていることを検知して、当該コピージョブを再度実行する前に、ユーザが綴じ処理設定をすることができるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
原稿トレイに載置された原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送された前記原稿上の画像を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取った前記画像を用紙に印刷する印刷手段と、前記印刷手段により前記画像の印刷された用紙を綴じる綴じ処理手段と、を有する画像形成装置において、前記搬送手段により搬送された前記原稿が綴じられた原稿であることを検知する検知手段と、前記検知手段による検知を受け付けて、前記搬送手段による前記原稿の搬送を中断する制御手段と、前記制御手段により搬送が中断された前記原稿の読み取りを開始することを促す画面を表示する表示手段と、をさらに有し、前記画面は、前記綴じ処理手段による用紙の綴じ処理設定を受け付け可能な画面であることを特徴とする。
また、本発明は以下の構成を有する。原稿トレイに載置された原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送された前記原稿上の画像を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた前記画像を用紙に印刷する印刷手段と、前記印刷手段により前記画像の印刷された用紙を綴じる綴じ処理手段と、を有する画像形成装置において、前記搬送手段により搬送された前記原稿が綴じられていた原稿であることを検知する検知手段と、前記検知手段により綴じられていることが検知された前記原稿の搬送を中断する制御手段と、前記制御手段により、搬送の中断された前記原稿の読み取りを開始することを促す画面を表示する表示手段と、をさらに有し、前記画面は、実行中のジョブに対して、前記綴じ処理手段により実行される綴じ処理の設定がなされていないことを通知する画面であることを特徴とする。
本発明によれば、綴じ処理設定がなされていないコピージョブの実行中に、搬送された原稿が綴じられていることを検知して、当該コピージョブを再度実行する前に、ユーザが綴じ処理設定をすることを可能にする。
本実施形態に係る画像形成装置の外観の例を示す図である。 本実施形態のADF100と画像読取部200の構成例を模式的に示す図である。 本実施形態の画像形成装置1000の構成を示すブロック図である。 本実施形態の画像形成装置1000の操作部405の外観を示す図である。 本実施形態の画像形成装置1000において、コピージョブの設定を行うときにLCDディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。 本実施形態の画像形成装置1000において、ステイプル設定を行うときにLCDディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。 本実施形態の画像形成装置1000において、紙詰まりが発生したときにLCDディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。 本実施形態の画像形成装置1000において、ADF100で綴じられた原稿が搬送されたときにLCDディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。 本実施形態の画像形成装置1000において、コピージョブの実行時に実行される処理を示すフローチャートである。 本実施形態の画像形成装置1000において、スキャン処理の実行時に実行される処理を示すフローチャートである。 本実施形態の画像形成装置1000において、搬送した原稿が綴じられた原稿であることを検知するための処理を示すフローチャートである、 本実施形態の画像形成装置1000において、紙詰まりが発生したときに実行される処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態の画像形成装置1000の外観例を示す図である。
画像読取手段である画像読取部200は、照明ランプの発光によって原稿上の画像を露光走査して反射光を得る。そして、画像読取部200は得られた反射光をリニアイメージセンサ(CCDセンサ)に入力することで画像の情報を電気信号に変換する。画像読取部200は電気信号をR、G、B各色からなる輝度信号に変換し、当該輝度信号を画像データとして後述するコントローラ部400に出力する。
原稿は、自動原稿給紙部(以下、ADF)100の原稿トレイ30にセットされる。ユーザが後述する操作部405から読み取り開始を指示すると、後述するコントローラ部400は、画像読取部200に対して原稿読み取り指示を送る。画像読取部200は、この指示を受けとり、ADF100の原稿トレイ30から原稿を1枚ずつ搬送して原稿の読み取り動作を実行する。また、画像読取部200は、原稿台ガラス上に載置された原稿上の画像を読み取ることができる。
画像形成部500は、コントローラ部400から受取った画像データに基づく画像を用紙上に形成する画像形成デバイスである。
本実施形態における画像形成装置1000の画像形成方式は、感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式である。ただし、画像形成の方式は上記に方式に限らない。例えば、画像形成装置1000がインクジェット方式を用いた画像形成装置であってもよい。また、画像形成部500は、給紙ユニット504として異なる用紙サイズ又は異なる用紙向きに対応可能な複数のカセットを備える。フィニッシャユニット505は、画像が形成された用紙をステイプルで綴じたり、パンチ穴をあけたりする後処理を行うユニットである。また、排紙ユニット502は、画像が形成された用紙が画像形成装置1000およびフィニッシャユニット505から排紙される箇所である。
図2は、本実施形態のADF100と画像読取部200の構成例を模式的に示す図である。
(ADF100の構成例)
ADF100の動作について、図2を参照して説明する。図2に示すADF100は、1枚以上の原稿で構成される原稿束Sを積載する原稿トレイ30と、原稿の搬送開始前に原稿束Sが原稿トレイ30より突出して下流へ進出することを規制する分離パッド21と、原稿を搬送する給紙ローラ1とを有する。さらに、ADF100は、原稿トレイ30上に原稿が載置されていることを検知する原稿検知センサ23と、原稿束Sの最上面との距離を計測する測距センサ22、原稿が分離ローラ2を通過したことを検知する分離センサ24とを有する。給紙ローラ1は、原稿トレイ30に載置された原稿束Sの原稿面に落下し、回転して原稿を搬送する。これにより、原稿束Sの最上面の原稿がADF100に給紙される。給紙ローラ1によって搬送された原稿は、分離ローラ2と分離パッド21の作用によって1枚毎に分離される。この分離は周知のリタード分離技術によって実現されている。分離ローラ2と分離パッド21の作用により、画像形成装置1000は複数枚の原稿で構成される原稿束Sから最上面にある原稿のみを搬送することができる。
このとき、原稿の搬送が開始されてから一定時間(t1)経過しても、分離センサ24で原稿を検知しない場合、ADF100は搬送する原稿がないとして給紙ローラ1等ローラの駆動を停止する。ローラ駆動を停止するまでの一定時間(t1)は、用紙の搬送速度に従って予想された時間であり、用紙が分離センサ24まで到達するのにかかる時間に十分な時間を加えた時間である。
分離ローラ2と分離パッド21によって分離された原稿は、搬送ローラ3により、レジストローラ4へ搬送され、レジストローラ4に原稿が突き当てられる。レジストローラ4の下流側には、レジストローラ4を通過した原稿を流し読みガラス201方向へ搬送する給紙パスが配置される。
給紙パスに送られた原稿は、大ローラ7及び搬送ローラ5によりプラテン上に送られる。大ローラ7により搬送された原稿は、搬送ローラ6を通過し、ローラ16と移動ガラスの間を移動して、排紙フラッパ及び排紙ローラ8を介して原稿排紙トレイ31へ排出される。
図2のADF100は、排紙ローラ8に原稿を噛ませた状態で、排紙ローラ8を逆回転させて排紙フラッパを切り替える。これにより、ADF100は反転パス19へ原稿を移動させる。そして、ADF100は、反転パス19に移動した原稿を反転パス19からレジストローラ4へ突き当てる。その後、搬送ローラ5及び大ローラ7により、再び原稿を流し読みガラス201へ移動させ、ADF100は原稿の裏面を読み取る。
また、原稿トレイ30には、載置された原稿の副走査方向にスライド可能なガイド規制板15が設けられているとともに、このガイド規制板に連動して原稿幅を検出する原稿幅検知センサ(図示せず)が設けられている。上記、原稿幅検知センサとレジ前センサ11との組み合わせにより、ADF100は、原稿トレイ30上に積載された原稿の原稿サイズが判別可能となる。また、ADF100は、搬送パス内に設けられた原稿長検知センサ(図示せず)により、搬送中の原稿の先端検知から後端検知までの搬送距離から原稿長を検出する。また、ADF100は、検知した原稿長と上記原稿幅検知センサとの組み合わせからも、原稿サイズを判別することができる。
また、測距センサ22は、原稿トレイ30に積載された原稿束Sの上方に設置され、測距センサ22から原稿束Sの最上面までの距離を計測するセンサである。測距センサ22は、原稿束Sの最上面までの距離を計測できればどのようなセンサであってもよい。本実施形態では、測距センサ22から原稿束Sに光を照射し、その反射光を計測するまでの時間に応じて、原稿束Sの最上面までの距離を計測するものとする。ADF100は、原稿の搬送を開始してから所定の時間(t2)が経過した後に、測距センサ22で原稿までの距離を計測する。そして、ADF100は、測距センサ22が計測した距離が所定の距離よりも短い場合に、原稿束Sが綴じられていることを検知する。このとき、t1>t2とすることで、ジャムが発生する前に、原稿束Sが綴じられていることを検知することができる。
(画像読取部200の構成例)
画像読取部200は、光学スキャナユニット209を図2の矢印に示す副走査方向に動かして、原稿台ガラス202上に載置された原稿上の画像を光学的に読み取る。また、画像読取部200は、ADF100で原稿を読み取る際に、光学スキャナユニット209をADF100の大ローラ7の読取中心位置Rまで移動させる。そして、画像読取部200は、流し読みガラス201へ1枚ずつ搬送される原稿上の画像を、光学スキャナユニット209により読み取る。
ADF100上の原稿、又は原稿台ガラス202上の原稿は、次の光学系で読み取られる。この光学系は、流し読みガラス201、原稿台ガラス202、ランプ203とミラー204を有する光学スキャナユニット209、ミラー205及び206、レンズ207、CCDセンサユニット210で構成される。また、白板219は、シェーディングによる白レベルの基準データを作成するための白板である。
本実施形態において、CCDセンサユニット210は、カラー画像読取用(RGB)CCD(3ラインセンサユニット)212、白黒画像読取用CCD(1ラインセンサユニット)211で構成される。
図3は、本実施形態の画像形成装置1000の構成を示すブロック図である。
(ADF100の制御ブロック)
ADF100の制御ブロックは、中央演算処理部である制御手段(以下、CPU)300、リードオンリーメモリ(以下、ROM)301、ランダムアクセスメモリ(以下、RAM)302、出力ポート、及び、入力ポートを備えている。ROM301には、制御用プログラムや固定パラメータが格納されており、RAM302には、入力データや作業用データが格納されている。
出力ポートには、各種搬送用のローラを駆動するモータ303、ソレノイド306、クラッチ307が接続されており、入力ポートには、各種センサ304がそれぞれ接続されている。
CPU300は、バスラインを介して接続されたROM301に格納された制御プログラムにしたがって、ADF100の紙搬送を制御する。CPU300は、画像読取部200の中央演算処理部(CPU)321と制御用通信線351を介してシリアル通信を行い、画像読取部200との間で制御データの授受を行う。また、原稿画像データの先端の基準となる信号が制御用通信線351を通して画像読取部200に通知される。
またCPU300は、画像読取部200のCPU321からの制御データに応じて、各種センサ304の値を画像読取部200に通知する。なお、各種センサ304の値の中には、測距センサ22で測定した距離データが含まれる。
(画像読取部200の制御ブロック)
画像読取部200の制御ブロックにおいて、321はCPUであり、画像読取部200全体の制御を行っている。CPU321にはプログラムを格納するROM322、ワーク領域を提供するRAM323が接続される。なお、RAM323は不揮発性の記憶を行う領域を含むワーク領域である。
光学系モータドライバ部326は、光学系駆動モータを駆動させるためのドライバ回路である。画像読取部200には、ランプ203、CCDセンサユニット210(表面画像用の白黒画像読取用CCD211/表面画像用のカラー画像読取用CCD212)が接続されている。CPU321は、光学系モータドライバ部326を制御し、画像処理部325を介してCCDセンサユニット210を制御することで画像読取処理を実行する。
CPU321はADF100の紙搬送制御用のCPU300に制御用通信線351を介して紙搬送制御についてのコマンドを送信する。当該コマンドを受信したCPU300が、搬送パス上に設置されている各種センサ304の値を取得し、負荷である搬送用のモータ303、ソレノイド306、クラッチ307を駆動することで、紙搬送が実現される。このように、CPU321はADF100による紙搬送と、画像読取部200による画像読取制御を行う。紙間補正処理部324は、ADF100が搬送する原稿の間隔を制御する制御部である。原稿トレイ30に載置された原稿の種類によっては、搬送時に原稿と原稿の間が均一にならないことがある。そこで紙間補正処理部324は、ADF100により搬送される原稿の間隔が一定となるよう制御を行う。
レンズ207でCCDセンサユニット210(カラー画像読取用(RGB)CCD212、白黒画像読取用CCD211のいずれか)上に結像された画像信号は、デジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された画像データは、さらに画像処理部325でシェーディングをはじめとして、画像データ上のスジ画像等を検知して補正するための各種画像処理を施されて、画像メモリ329に書き込まれる。
画像メモリ329に書き込まれたデータは順次、画像転送用クロック信号線を含むコントローラ・インタフェースの画像データ情報通信線353を通してコントローラ部400へ送信される。さらに、原稿画像データの先端の基準となる画先信号は、CPU321でタイミングを調整して、コントローラ・インタフェースの制御用通信線352を通してコントローラ部400へ通知される。ADF100からの通信ラインで通知される画先信号についても、同様に画像読取部200のCPU321でタイミングを調整して、コントローラ・インタフェースの制御用通信線352を通してコントローラ部400へ通知される。
CPU321は制御バスライン上に接続された画像処理部325を制御する。さらに、CPU321は、画像処理部325を介して制御用通信線354から制御信号をCCDセンサユニット210に伝達することで、CCDセンサユニット210を制御する。CCDセンサユニット210は原稿画像を走査して、原稿上の画像をカラー画像読取用CCD212あるいは白黒画像読取用CCD211により読み取る。そして、読み取られた1ラインごとのアナログの画像信号が、画像転送用クロック信号線を含む画像データ通信線214あるいは215からCCD制御部213に出力される。
CCD制御部213はアナログ信号をデジタル画像データに変換する。変換されたデジタル画像データは画像転送用クロック信号線を含む画像データ情報通信線355から画像メモリ329に送られる。画像メモリ329に送られたデジタル画像データは画像データ情報通信線353を通してコントローラ部400へ送信される。
CPU321は、コントローラ部400の中央演算処理部(CPU)401と画像データ情報通信線353を介してシリアル通信を行い、コントローラ部400との間で制御データの授受を行う。本実施形態においては、CPU401が原稿の形状が異常である通知を受け付けたことに従って、CPU401は搬送されている原稿がステイプル等で綴じられた原稿であると判定する。
(コントローラ部400の制御ブロック)
画像処理用のコントローラ部400は、ADF100、画像読取部200、画像形成部500を含む画像形成装置1000の全体を制御する装置である。コントローラ部400は、CPU401、画像処理回路402、スキャナIF403、画像メモリ404、操作部405、ワーク領域を提供するRAM406、プログラムを格納するROM407、プリンタIF408、HDD409を有している。なお、RAM406は不揮発性の記憶を行う領域も含むワーク領域である。本実施形態ではROM407にプログラムが格納されているとするが、プログラムをHDD409からRAM406にロードしてCPU401で実行する構成であってもよい。
画像データ情報通信線353を通じてコントローラ部400へ送信された画像データは、スキャナIF403を通じて、画像メモリ404に記憶される。
画像処理回路402は、画像メモリ404上にある画像を、画像変換し、再度、画像メモリ404に記憶する。画像処理回路402が行う画像変換処理は、例えば32画素×32画素単位の画像を指定された角度で回転する回転処理、画像の解像度を変換する解像度変換処理である。さらに、画像処理回路402は、画像を変倍する変倍処理、多値入力された画像をマトリクス演算、およびLUTによりYUV画像をLab画像に変換する色空間変換処理等を実行する。
操作部405はLCDディスプレイとLCDディスプレイ上に張り付けられたタッチパネル入力装置と、複数個のハードキーを有する。タッチパネルまたはハードキーにより入力された信号はCPU401に伝えられる。LCDディスプレイは、本画像形成装置の操作における機能表示や画像データ等を表示する。
CPU401はコントローラ・インタフェースの制御用通信線356を通して、画像形成部500から画先信号を受信する。CPU401は、受信した画先信号に基づいて画像メモリ404に書き込まれたデータを順次、画像形成部500へ送信する。
本実施形態では、上記で説明した複数のCPUが協働して以下の処理を実行するとするが、ひとつのCPUが以下の処理を実行する構成であっても構わない。また、上記の複数または単数のCPUを有するコンピュータが以下の処理を実行するとしてもよい。
(画像形成部500の制御ブロック)
画像形成部500は、用紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印字して装置外に排紙する。画像形成部500は、画像形成部500を制御する制御部501と、複数種類の記録紙カセットを持つ給紙ユニット504と、画像データを記録紙に転写、定着させる機能を持つマーキングユニット503から構成される。さらに、画像形成部500は画像の形成された用紙を画像形成部500の外へ出力する機能を持つ排紙ユニット502、パンチ処理、ソート処理等の後処理を行うフィニッシャ部(フィニッシャユニット)505とで構成される。
制御部501は、マーキングユニット503で画像形成の準備が整った場合に、先端の基準となる画先信号をコントローラ・インタフェースの制御用通信線356を通してコントローラ部400へ送信する。
そして、マーキングユニット503は、コントローラ・インタフェースの画像通信線357を通して送られてきた画像データから生成される画像を用紙に転写、定着する。
以下、図4を参照して、画像形成装置1000の操作部405について説明する。LCDディスプレイ600は、ユーザが使用する機能を選択したり、画像形成装置1000の状況を表示したりする。テンキー601は0〜9までの数値を入力するためのキーである。IDキー602は、装置が部門管理されている場合に部門番号と暗証モードを入力する際に使用されるキーである。
リセットキー603は設定されたジョブの設定値をリセットするためのキーであり、ガイドキー604は各モードについての説明画面を表示するためのキーである。割り込みキー606は割り込みコピーをユーザが画像形成装置1000に指示するためのキーである。
スタートキー607はコピーやスキャンをスタートさせるためのキーであり、ストップキー608は実行中のジョブを中止させるためのキーである。
ユーザモードキー605はLCDタッチパネルにユーザモード画面を表示させるためのキーである。ユーザモード画面は、ユーザが画像形成装置1000に関する各種の設定を行うための画面である。
節電キー609は、ユーザが画像形成装置1000の状態を通常状態から節電状態に切り替えることを指示するためのキーである。ユーザが節電キー609を押下すると画像形成装置1000の状態が通常状態から節電状態に移行する、そして、ユーザが節電キー609を再度押下すると画像形成装置1000が節電状態から復帰する。
カウンタ確認キー610は、それまでにユーザが使用したコピー枚数の集計を表示するカウント画面をLCDディスプレイ600に表示するためのキーである。
LED611はジョブの実行中、画像メモリへの画像蓄積中を示すLEDであり、LED612はジャム、ドアオープン等装置がエラー状態にあることを示すエラーLEDである。さらに、LED613は装置のメインスイッチがONになっていることを示す電源LEDである。
図5〜図8を用いて、本実施形態における、画像形成装置1000の動作を説明する。
図5はLCDディスプレイに表示されるコピージョブの設定画面である。
「コピー」画面700は、コピージョブの基本的な設定として、「カラー選択」751、「倍率」752、「用紙選択」753を設定する画面である。ユーザは、設定したい項目をタップ操作し、コピージョブの設定値を設定する。そして、ユーザにより設定された設定値は領域750に表示される。「その他の機能」758は、「コピー」画面700では設定することのできない設定項目の設定を行うためのボタンである。その他の設定項目とは、たとえば、印刷時に印刷するページ番号に関する設定を行うページ印字設定や、複数ページを1枚のシートに印刷するためのページ集約設定や製本設定である。
その他の設定項目からユーザがよく使う設定項目を設定するためのキーをショートカットキーとして「コピー」画面700に表示することができる。「両面」754、「濃度」755、「仕上げ」756、「綴じ原稿検知」757はその他の設定項目からショートカットキーとして設定された項目である。「両面」754は、両面印刷を行うか片面印刷を行うかを設定するためのボタンである。「濃度」755は、印刷時の濃度を設定するためのボタンである。「仕上げ」756は、画像の印刷されたシートを排紙する時の方法や、後処理を設定するためのボタンである。「綴じ原稿検知」757は、ADF100の原稿トレイ30に載置された原稿が綴じられた原稿であることを検知するか否かを設定するためのボタンである。
「綴じ原稿検知」画面900はユーザが「コピー」画面700において、「綴じ原稿検知」757をタップ操作したときにLCDディスプレイ600に表示される画面である。ボタン901はコピージョブにおいてADF100が搬送した原稿が綴じられた原稿かどうかを検知するモードを有効するためのボタンである。一方、ボタン902は、ADF100が搬送した原稿が綴じられた原稿かどうかの検知を無効にするボタンである。ユーザはボタン901とボタン902のいずれか一方を選択することができる。ユーザが「OK」ボタン903をタップ操作することによって、ボタン901またはボタン902で選択されたモードがRAM406に記憶される。綴じ原稿検知設定のデフォルトの設定は、綴じられた原稿を検知するモードが有効である。ユーザによる綴じ原稿の検知を無効とする設定への変更がなければ、ADF100は常に綴じ原稿の検知を有効とするモードで原稿を搬送する。綴じ原稿検知モードが有効な場合、ADF100が綴じられた原稿の搬送を検知したときに原稿の搬送を中断する。
本実施形態では、綴じ原稿検知が有効に設定されているとする。
図5の「仕上げ」画面800はユーザが「コピー」画面700の「仕上げ」756をタップ操作したときにLCDディスプレイ600に表示される後処理を設定する設定画面の一例を示す図である。
「ソート」801、「グループ」802は、コピージョブにおいて複数部印刷する場合に、用紙をページ順に部数分出力するソート出力か、各ページを部数分ずつ出力するグループ出力かを設定するボタンである。「ステイプル」803は、画像の印刷された用紙をステイプルで綴じる場合の綴じ方や綴じ位置の設定をするボタンである。「パンチ」804は、用紙に穴を開ける場合の穴の数や位置を設定するためのボタンである。「折り設定」805は画像の印刷された用紙の折り位置や折り方を設定するためのボタンである。ユーザが「ステイプル」803、「パンチ」804、「折り設定」805のいずれかをタップ操作してから、「次へ」806をタップ操作することで、後処理の詳細を設定することができる。
図6は、「仕上げ」画面800において、ユーザが「ステイプル」803をタップ操作した後に、「次へ」806をタップ操作したときにLCDディスプレイ600に表示される画面の一例である。
「コーナー設定」画面1101は、用紙の四隅のうちいずれか一か所をステイプルで綴じる場合の設定画面である。ユーザは「コーナー」1103をタップ操作してから、「左上」「右上」「左下」「右下」からステイプルで綴じる箇所をタップ操作して選択する。そして、ユーザが「OK」をタップ操作することでステイプルの設定が完了する。
「ダブル設定」画面1102は、用紙の左右いずれかの辺上の二か所をステイプルで綴じる場合の設定画面である。ユーザが「ダブル」1104をタップ操作してから、「左」「右」のいずれか一方を選択して、「OK」をタップ操作することでステイプルの設定が完了する。
ユーザが「パンチ」804、「折り設定」805を選択した場合、「ステイプル」803と同様に、ユーザが「次へ」806することによって不図示の詳細な設定を行う画面をLCDディスプレイ600に表示する。
上記の方法でユーザはコピージョブの開始前に、画像の印刷された用紙をステイプルで綴じるための綴じ処理設定を行うことができる。
ユーザがコピージョブに関する設定を終えた後、ADF100の原稿トレイ30にステイプル等で綴じられた原稿を載置した状態で、スタートキー607を押下したとする。
ADF100は原稿トレイ30に載置された原稿の搬送を開始する。その後、測距センサ22により、原稿と測距センサ22の距離を計測する。綴じられた原稿が搬送される場合、原稿の形状が歪み、原稿が測距センサ22に近づく。ADF100は測距センサ22により計測される距離が所定の閾値以下となったことに従って、搬送されている原稿が綴じられた原稿であると判定し、原稿の搬送を中断する。
図7は、原稿の搬送が中断されたときにLCDディスプレイ600に表示される画面900である。画面900は、原稿は原稿の搬送が正常に継続できなくなった場合に表示される画面であり、綴じられた原稿の搬送や紙詰まりの発生に伴いLCDディスプレイ600に表示される画面である。画面900を見たユーザは、ADF100から原稿を取り除く。
ここで、実行中のコピージョブがステイプル設定のなされていないコピージョブであったとする。ADF100は原稿が取り除かれたことを検知すると、LCDディスプレイ600に図8に示す通知画面1001を表示させる。通知画面1001は、搬送の中断された原稿が綴じられた原稿であることをユーザに通知し、当該原稿のステイプルを外すことをユーザに促すための画面である。さらに、通知画面1001は原稿を読み取り開始時の状態に戻して、再度、原稿トレイ30に載置して、原稿の読み取りを開始することをユーザに促すための画面でもある。
ユーザが原稿を再度、原稿トレイ30に載置したのち、スタートキー607を押下すると、画像形成装置1000は先のコピージョブと同様の設定でジョブを実行する。
一方で、「中止」1005は、当該コピージョブを中止するためのボタンである。ユーザが「中止」1005をタップ操作すると、LCDディスプレイ600にデフォルト設定値が表示された「コピー」画面700が表示される。本実施形態では、「中止」1005がタップ操作されたことに従って、LCDディスプレイ600にデフォルト設定の設定値を反映した「コピー」画面700が表示されるとした。しかし、「中止」1005がタップ操作されたときに、実行中のコピージョブの設定値を反映した「コピー」画面700をLCDディスプレイ600に表示させるようにしてもよい。このとき、デフォルト設定の設定値を反映した画面を表示するか、実行中のコピージョブの設定値を反映した画面を表示するかをユーザがユーザモードから設定できるとする。
「ステイプル設定」1004は、ユーザがステイプル設定を行うためのボタンである。ユーザが「ステイプル設定」1004をタップ操作すると、図6に記載の「コーナー設定」画面1101または、「ダブル設定」画面1102がLCDディスプレイ600に表示される。ユーザが「コーナー設定」画面1101または「ダブル設定」画面1102において、「OK」をタップ操作すると、指定されたステイプルの設定がRAM406に記憶される。そして、LCDディスプレイ600に通知画面1001が再表示される。
このように、ユーザが綴じられた原稿を原稿トレイ30にセットしてコピージョブを開始した場合に、画像形成装置は原稿が綴じられていることを検知して、LCDディスプレイ600に通知画面1001を表示する。このようにすることで、原稿の搬送が中断され、コピージョブを再度、実行する前にユーザが「ステイプル設定」1004をタップ操作して綴じ処理設定を行うことができる。
すでにステイプル設定がなされた状態で、ADF100が綴じられた原稿を搬送した場合、綴じられた原稿の搬送が中断された後、図8の通知画面1002がLCDディスプレイ600に表示される。実行が中断されたコピージョブはすでにステイプル設定がなされているため、改めてステイプル設定を行う必要はない。そこで通知画面1002は通知画面1001と異なり、「ステイプル設定」1004を表示しない。
さらに、ADF100で搬送された原稿が綴じられた原稿でない場合に、原稿搬送中に原稿のジャムを検知することがある。このときには、図8の通知画面1003がLCDディスプレイ600に表示される。搬送中の原稿は綴じられた原稿ではないため、ステイプルを外すことを示すメッセージと、「ステイプル設定」1004は表示されない。
通知画面1001〜1003のいずれの画面がLCDディスプレイ600に表示された場合も、ユーザがスタートキー607を押下すると、ADF100が原稿の読み取りを開始し、画像形成装置1000はコピージョブを実行する。このとき、すでに原稿を読み取って画像データの生成が完了しているページについて、画像形成装置は画像の読み取りを行わず、当該原稿の搬送のみを行う。
図9〜図12を用いて、画像形成装置1000が原稿を読み取りコピージョブを実行する時に行う処理を説明する。
図9のS601、S603、S605、S607、S608はCPU401がROM407に記憶されたプログラムを実行することで処理が実現される。図9のS802は、CPU300がROM301に記憶されたプログラムを実行することで実現される。さらに、図9のS606はCPU321がROM322に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。S604に記載の処理はCPU300、CPU321、CPU401が協働して処理を実行する。S604に記載の処理については、図10を用いて後述する。
CPU401は、コピージョブの実行指示を受け付けたか否かを判定する(S601)。CPU401は、S601において、スタートキー607が押下されたか否かを判定する。
コピージョブの実行指示を受け付けた場合、CPU401は後述のS602に処理を進める。一方、コピージョブの実行指示を受け付けていない場合、CPU401はコピージョブの実行指示を受け付けるまでS601の処理を繰り返す。
コピージョブの実行指示を受け付けてから、CPU300は、原稿トレイ30上に原稿が載置されているか否かを判定する(S602)。CPU300は、原稿検知センサ23による検知信号を受信することによって原稿トレイ30に原稿が載置されているか否かを判断する。CPU300は原稿が原稿トレイ30に載置されていると判定した場合、CPU321を介して原稿トレイ30に原稿が載置されている旨の通知をCPU401に送信する。
CPU401は、原稿トレイ30上に原稿が載置されている旨の通知を受け取って、後述するS603に処理を進める。一方、原稿トレイ30上に原稿が載置されていない場合、CPU321は原稿台ガラス202に原稿が置かれていると判定する。そして、CPU321は、原稿台ガラス202に載置された原稿を読み取りスキャン処理を実行する(S606)。CPU321は原稿台ガラス202に載置された原稿の読み取りを完了した後、CPU401に原稿の読み取りを完了したことを示す通知を送信する。
CPU401は原稿台ガラス202上に置かれた原稿の読み取りを終えた通知を受け取って、後述のS607に記載の処理を実行する。
原稿トレイ30に原稿が載置されていると判定された場合、CPU401は原稿上の画像の読み取り(スキャン)に係る一連の処理が正常に終了したか否かを表すためのフラグであるスキャン終了フラグの値を初期化する(S603)。スキャン終了フラグの値はRAM406に記憶される。本実施形態ではCPU401がスキャン終了フラグを「FALSE」に設定することでスキャン終了フラグが初期化される。尚、スキャン終了フラグの値が「TRUE」である場合、スキャンが正常に終了したことを表す。一方、スキャン終了フラグの値が「FALSE」である場合、スキャンが正常に終了しなかったことを表す。例えば、スキャンの中止指示を受け付けた場合や、コピージョブの実行がキャンセルされた場合等において、CPU401は、スキャンが正常に終了しなかったと判断し、スキャン終了フラグの値を「FALSE」で上書きする。
さらに、S603において、CPU401はスキャンした原稿の枚数を管理するカウンタの値を1に設定する。当該カウンタはコントローラ部400のRAM406に記憶される。
S603の処理を実行した後、画像形成装置1000はスキャン処理を実行する(S604)。S604で画像形成装置1000が実行するスキャン処理については、図10を用いて後述する。
スキャン処理を実行した後、CPU401は、スキャン終了フラグの値が「TRUE」であるかを判定する(S605)。
S805において、スキャン終了フラグが「TRUE」でない場合、すなわちスキャン終了フラグが「FALSE」である場合、CPU401は後述するS608に記載の処理を実行する。
S805においてスキャン終了フラグの値が「TRUE」である場合、CPU401はHDD409に記憶した画像データを読み出し、印刷処理を実行する(S607)。S607において、CPU401は画像形成部500を制御して画像を印刷する。このとき、フィニッシャユニット505が「コーナー設定」画面1101または「ダブル設定」画面1102を介して設定されたステイプル位置をステイプルで綴じる。
印刷処理が完了したのち、CPU401はHDD409に記憶した画像データを削除する(S608)。S608に記載の処理を完了した後、CPU401は本フローチャートに記載の処理を終了する。
図10は、図9のS604に記載のスキャン処理を示すフローチャートである。図10のS702、S704、S705、S707〜S709、S711〜S717に記載の処理は、コントローラ部400のCPU401がROM407に記憶されたプログラムを実行することで処理を実現される。図10のS701、S703、S706、S716は自動原稿給紙部100のCPU300がROM301に記憶されたプログラムを実行することで処理を実現される。図10のS710の処理は画像読取部200のCPU321がROM322に記憶されたプログラムを実行することで処理が実現される。
CPU300は、画像読取部200のCPU321に対して、原稿トレイ30上に載置された原稿を搬送する(S701)。
S701に記載の処理を実行した後、CPU401は、RAM406に記憶されている設定情報を参照し、綴じ原稿検知が有効であるかどうかを判定する(S702)。
綴じ原稿検知が有効に設定されている場合、ADF100のCPU300は、図11を用いて後述する処理を実行する(S1200)。綴じ原稿検知が無効に設定されている場合、CPU401は後述するS706に処理を進める。
S703において、CPU300は、S1200で原稿が綴じられていることを検知したか否かを判定する。CPU300は、図11を用いて後述する原稿綴じフラグを参照し、搬送した原稿が綴じられた原稿であるか否かを判定する。S703において原稿が綴じられた原稿であると判定した場合、CPU401は、後述するS704に処理を進める。一方で、S703において搬送された原稿が綴じられた原稿でないと判定された場合、CPU401は、後述のS706に処理を進める。
S704において、CPU401は、RAM406に記憶されているカウンタを参照し、現在搬送中の原稿が1枚目であるかどうかを判定する。本実施形態では、原稿の搬送を開始して1枚目の原稿が綴じられた原稿である場合のみ、原稿の搬送を中断したのち、当該コピージョブのやり直しを始める前にユーザがステイプル設定を行うことができるものとする。2枚目以降の原稿で原稿が綴じられていることを検知する場合とは、下記のような場合である。1枚目の原稿は綴じられておらず、2枚目以降の原稿がステイプル等で綴じられている。このような場合に、1枚目の原稿は読取を完了し、当該画像が印刷された用紙が画像形成装置外に排紙されていることがある。このとき、コピージョブをやり直す前にステイプル設定をしてしまうと、原稿の2枚目以降のみを綴じることとなる。そのため、先頭ページから画像の印刷された用紙をステイプルで綴じて出力したいユーザの所望する出力と異なる形で出力されてしまう可能性がある。そこで、2枚目以降の原稿の読み取り時に原稿が綴じられていることを検知した場合には、再度コピージョブを実行する前にユーザがステイプルの設定を行わないようにする。
綴じられていることが検知された原稿が1枚目の原稿であった場合、CPU401はRAM406に記憶されている設定情報を参照し、出力設定にステイプル設定がされているか否かを判定する(S705)。
S705において、ステイプルの設定がなされていない場合、画像形成装置1000は紙詰まりの処理を実行する(S800)。S800における紙詰まりの処理について図8を用いて後述する。
S800に記載の紙詰まりの処理を完了した後、CPU401は図8に記載の通知画面1001をLCDディスプレイ600に表示する(S707)。S707において、通知画面1001をLCDディスプレイ600に表示した後、CPU401は通知画面1001において、ステイプル設定が受け付けられたか否かを判定する(S711)。CPU401が、通知画面1001において「ステイプル設定」1004のタップ操作を受け付けて、「コーナー設定」画面1101または「ダブル設定」画面1102をLCDディスプレイ600に表示する。「コーナー設定」画面1101または「ダブル設定」画面1102において、「OK」がタップ操作されたことに従って、CPU401はステイプル設定を受け付けたと判定する。
ステイプル設定が受け付けられた場合、CPU401は受け付けられたステイプル設定をRAM406に記憶する(S713)。ステイプル設定をRAM406に記憶した後、CPU401は処理を後述のS714に進める。また、S712においてステイプル設定を受け付けない場合、CPU401は処理を後述のS714に処理を進める。
CPU401は、コピージョブを中断する操作を受け付けたか否かを判定する(S714)。S714において、CPU401は、LCDディスプレイ600に表示された通知画面1001において「中止」1005がタップ操作されたことに従って、コピージョブの中止が指示されたと判定する。S714において、コピージョブの中止を受け付けた場合、CPU401は図10に記載の処理を終了する。
S714において、コピージョブを中止する指示を受け付けなかった場合、CPU401はスタートキーが押下されたか否かを判定する(S715)。スタートキーが押下されなかった場合、CPU401は処理をS712に戻す。スタートキーが押下された場合、CPU401は、処理をS701に戻す。
S704において、綴じられていることが検知された原稿が2枚目以降の原稿であった場合、また、S705において、ステイプル設定がなされていると判定された場合、CPU401は後述するS800に記載の紙詰まり処理を実行する。その後、CPU401はLCDディスプレイ600に通知画面1002を表示する(S708)。その後、CPU401はS714およびS715の処理を実行する。
S702において、綴じ原稿の検知が無効に設定されていた場合、また、S703において、原稿が綴じられていることが検知されなかった場合、ADF100のCPU300は紙詰まりを検知したか否かを判定する(S706)。例えば、画像読取部200のCPU321は、搬送開始から一定時間(t1)経過しても、分離センサ24で原稿を検知出来ない場合、紙詰まりが発生したと判断する。そして、CPU321は、コントローラ部400のCPU401に紙詰まりの発生を通知する。CPU321から紙詰まりの発生を通知されたCPU401は、S706において紙詰まりを検知する。
S706において、紙詰まりが検知された場合、CPU401はS800で後述する紙詰まりの処理を実行する。そして、紙詰まりの処理を実行した後、CPU401はLCDディスプレイ600に通知画面1003を表示する(S709)。S706で検出される紙詰まりは、綴じられた原稿を検知したことによる、紙詰まりではない。そのため、通知画面1003は原稿が綴じられていること、および、ステイプル設定を行うことを通知せず、原稿を1枚目にもどして読み取りを開始することをユーザに促す。以降、CPU401はS714、S715に記載の処理を実行する。
S706において、紙詰まりが検知されなかった場合、画像読取部200のCPU321は、搬送された原稿上の画像を読み取る(S710)。CPU401は原稿上の画像を読み取り画像データを生成し、コントローラ部400のCPU401に生成した画像データを送信する。
その後、CPU401は、画像読取部200のCPU321が生成した画像データを受信して、HDD409に記憶する(S711)。
続いて、ADF100のCPU300は、原稿トレイ30に原稿が載置されているかを判定する(S716)。CPU300は、原稿検知センサ23による検知結果を取得して、原稿トレイ30に原稿が載置されているか否かを判定する。ADF100のCPU300は原稿検知センサ23による検知結果を、コントローラ部400のCPU401に送信する。原稿が載置されていると判定された場合、CPU401は処理をS701に戻す。原稿が載置されていないと判定された場合、原稿トレイ30に載置された原稿が全てADF100により搬送され、当該原稿上の画像が読み取られたこととなる。そこで、CPU401はスキャン終了フラグを「TRUE」に設定する(S717)。その後、CPU401は本フローチャートに記載の処理を終了する。
本実施形態では、図10のS707において、CPU401が通知画面1001をLCDディスプレイ600に表示する。通知画面1001は、搬送の中断された原稿がステイプル設定のされていない原稿であることをユーザに通知する画面である。このようにすることで、ユーザは当該コピージョブに対して綴じ処理の設定がなされていないことを知ることができる。また、通知画面1001は「ステイプル設定」1004を表示する。そして、S712においてCPU401はステイプル設定がなされたことを検知する。このようにすることで、ステイプル設定がなされていないコピージョブの実行中に、綴じられた原稿が搬送されたことが検知された場合に、ユーザが当該原稿の綴じ処理設定を行うことができる。
次に、図11を用いて、図10のS1200において、ADF100のCPU300が実行する処理を説明する。本フローチャートに記載の処理は、ADF100のCPU300がROM301に記憶されたプログラムを実行することで実現される。
CPU300は、RAM302に記憶された原稿綴じフラグをOFFに設定し、当該フグを初期化する(S1201)。
CPU300は、原稿トレイ30に載置された原稿を所定の距離だけ搬送する(S1202)。所定の距離とは、綴じられた原稿を搬送したとしても、原稿が破れないであろう距離であることが望ましい。本実施形態では、たとえば、搬送を開始された原稿の先端が分離パッド21に到達する程度の距離であるとする。本実施形態では、S1201において、CPU300が原稿を所定の距離だけ搬送するとしたが、S1201において、CPU300が原稿を所定時間搬送するとしてもよい。
CPU300は、測距センサ22を用いて、測距センサ22から原稿までの距離(p1)を計測する(S1203)。そして、CPU300は測距センサ22の計測した距離(p1)が所定の閾値よりも大きいかを判定する(S1204)。所定の閾値とは、ステイプル等で綴じられた原稿をADF100が搬送したときに、当該原稿の形状が歪み、原稿の一部が跳ね上がったときの、測距センサ22と原稿の距離である。もちろん、所定の閾値は原稿の一部が跳ね上がったときの、測距センサ22と原稿の距離よりも幾分か長い距離であってもよい。
S1204において、測距センサ22により計測された距離が所定の閾値よりも長い場合、ADF100のCPU300は、図11に記載の処理を終了する。
S1204において、測距センサ22により計測された距離が所定の閾値以下の場合、CPU300は、RAM302に記憶される原稿綴じフラグをONに設定する(S1205)。そして、画像形成装置1000は本フローチャートに記載の処理を終了する(S1204)。
次に、図12を用いて、S800において実行される紙詰まりの処理について説明する。図12に記載のフローチャートのS801およびS803は、CPU300がROM301に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。図8のS802に記載の処理は、CPU401がROM407に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより実現される。
CPU300は、CPU401からの指示に従って原稿の搬送を中断する(S801)。その後、CPU321は原稿の搬送を中断したことをCPU401に通知する。
CPU401は、CPU321から原稿の搬送が中断されたことを示す通知を受け取り、図7に示す画面900をLCDディスプレイ600に表示する(S802)。
CPU300は、各種センサ304の値を取得し、紙詰まりが発生しているか否かを判定する(S803)。紙詰まりが解消されたと判定された場合、CPU401はLCDディスプレイ600に表示された画面900を非表示にし、本フローチャートに記載の処理を終了する。紙詰まりが解消されていないと判定された場合、CPU401はS803に記載の処理を繰り返し行う。
上記のように、本実施形態では、ADF100が綴じられた状態の原稿を搬送した場合、画像形成装置1000が実行するコピージョブに対して、出力する用紙を綴じる設定がなされているか否かを判定する。そして、実行するコピージョブに対して出力された原稿を綴じる綴じ処理設定がなされていない場合、搬送された原稿が綴じられた原稿であることをユーザに通知する通知画面を表示する。さらに、当該コピージョブに対して、綴じ処理設定がなされていない場合、LCDディスプレイ600は綴じ処理の設定がなされていないことをユーザに通知する画面を表示する。このようにすることで、綴じてある原稿をコピーするユーザが対して、綴じ処理設定を行っていないことを通知することができる。
さらに、当該コピージョブに対して綴じ処理の設定がなされていないことを通知する画面において、綴じ処理を設定することができる。このようにすることで、ユーザは当該コピージョブを中止することなく、画像の形成された用紙をステイプルで綴じる綴じ処理設定を行うことができる。
また、本実施形態では、自動原稿搬送装置が綴じられていることを検知した原稿が、2枚目以降に読み取った原稿であった場合、原稿の搬送を中断し、原稿をはじめの状態に戻して、当該原稿の読み取りの開始を促す画面を表示する。このとき、当該画面は、綴じ処理設定がなされていないことの通知を行わず、綴じ処理設定の受け付けも行わない。このようにすることで、ADF100に載置された原稿のうち綴じられていなかった原稿を読み取って得られた画像が印刷された用紙と綴じられていた原稿を読み取って得られた画像が印刷された用紙をステイプルで綴じてしまうことを防ぐことができる。
(その他の実施形態)
本実施形態では、綴じ処理設定が設定されていないジョブの実行中に、搬送された原稿が綴じられた原稿であることが検知して、LCDディスプレイ600に通知画面1001が表示される。そして、ユーザが通知画面1001において「ステイプル設定」1004をタップ操作すると、LCDディスプレイ600に「コーナー設定」画面1101または「ダブル設定」画面1102が表示されるとした。通知画面1001において、用紙の綴じ方や綴じる箇所を設定することができるとしてもよい。たとえば、通知画面1001に「コーナー」ボタンと「ダブル」ボタンを表示し、ユーザがいずれかを選択したことに従って、綴じ箇所を選択するボタンを通知画面1001に表示するとしてもよい。このようにすることで、ユーザは通知画面1001から画面遷移することなく、綴じ処理設定を行うことができる。
また、LCDディスプレイ600に通知画面1001を表示し、綴じ処理設定を行う方法を通知する音声ガイダンスを流すとしてもよい。例えば、画像形成装置1000はLCDディスプレイ600に通知画面1001を表示し、ステイプル設定を行う場合は、テンキー601の0キーを押下してくださいと言った旨の音声を流す。さらにテンキー601の0キーが押下されたことを検知して、綴じ種類の設定も同様に1か所綴じは1キー、2か所綴じは2キーを押下してくださいと言った旨の音声を流し、ステイプル設定を行うようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、通知画面1001は、綴じ処理設定がなされていないコピージョブであることを通知し、綴じ処理設定をすることを促すメッセージを表示してもよい。たとえば、通知画面1001が「ステイプル設定がなされていません。ステイプル設定をする場合、中止ボタンを押して、コピー画面からステイプル設定を設定してください。」というメッセージを表示してもよい。
本実施形態では、測距センサを用いて、測距センサから原稿の最上面までの距離を算出し、算出された距離が閾値よりも短いか否かに基づいて、ADFが搬送した原稿が綴じられた原稿であるか否かを判定した。ADFにより搬送された原稿が綴じられた原稿であるか否かを判定する方法は上記の方法に寄らない。たとえば、原稿の搬送開始から一定時間おきに測距センサにより、測距センサから原稿の最上面までの距離を計測する。測距センサが直前に計測した距離からの変化量を用いて、測距センサの計測する距離の変化量が所定の値以上であれば、搬送中の原稿の形状が歪んでいることを示しており、搬送中の原稿が綴じられた原稿であると判定してもよい。
また、ADFの内部の用紙の搬送される方向と垂直となる方向に2つ、用紙の有無を検知するセンサを設ける。そして、原稿の搬送が開始されてから、2つセンサのうちいずれか一方のみで原稿が検知された場合に、搬送中の原稿が綴じられた原稿であると判定してもよい。ステイプルやクリップで綴じられた原稿は、原稿の綴じ部の厚みが原稿1枚分より厚く、分離ローラ2と分離パッド21の間などで搬送が遅れることが考えられる。原稿の綴じ部と反対の部分が先に搬送される。そのため、ADFの内部に設けられた2つのセンサのうちいずれか一方のみが用紙を検知した場合に、搬送中の原稿が綴じられた原稿であることを検知することができる。上記では、センサの数を2つとしたが、センサを複数有するとすればよい。このとき、画像形成装置は、複数のセンサのうち、いずれか1つのセンサにおいて用紙が検出され、かつ、いずれか1つのセンサで用紙が検出されない場合に用紙が綴じられていると判定する。
さらに、ADF内部に金属を探知するセンサを設けて、当該センサを用いて搬送中の原稿が綴じられていることを検知してもよい。原稿を綴じる場合、金属製の針やクリップが用いられることが多い。そこで、測距センサ22の位置に、測距センサの代わりに金属を検知するセンサを設ける。このようにすることで、ステイプルやクリップで綴じられた原稿を検知することができる。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、各フローチャートに基づく処理を実行するよう設計された制御回路がCPU300、CPU321、CPU401の代わりに用いられていてもよい。

Claims (20)

  1. 原稿トレイに載置された原稿を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送された前記原稿上の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取った前記画像を用紙に印刷する印刷手段と、
    前記印刷手段により前記画像の印刷された用紙を綴じる綴じ処理手段と、を有する画像形成装置において、
    前記搬送手段により搬送された前記原稿が綴じられた原稿であることを検知する検知手段と、
    前記検知手段による検知を受け付けて、前記搬送手段による前記原稿の搬送を中断する制御手段と、
    前記制御手段により搬送が中断された前記原稿の読み取りを開始することを促す画面を表示する表示手段と、をさらに有し、
    前記画面は、前記綴じ処理手段による用紙の綴じ処理設定を受け付け可能な画面であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記表示手段は、前記綴じ処理手段による綴じ処理の設定がなされていないジョブの実行中に、綴じ処理の設定を受け付け可能な前記画面を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 実行中のコピージョブが前記綴じ処理手段により用紙を綴じる設定のなされたジョブであるか否かを判定する判定手段をさらに有する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記検知手段は、前記原稿トレイの上方に設置されており、前記検知手段から前記原稿の上面までの距離に基づいて、前記搬送手段により搬送された原稿が綴じられた原稿であることを検知することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記検知手段は、前記検知手段から前記原稿の上面までの距離を計測し、計測した距離が所定の距離よりも短いことに従って、前記搬送手段により搬送されている原稿が綴じられた原稿であることを検知することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記表示手段は、前記綴じ処理手段により用紙を綴じる設定がなされたコピージョブの実行中に前記検知手段による検知がなされた場合、綴じ処理の設定を受け付けない前記画面を表示することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記表示手段は、前記読取手段により読み取られる2枚目以降の原稿の搬送中に前記検知手段による検知がなされた場合、前記綴じ処理の設定を受け付けない前記画面を表示することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記検知手段による検知を行うか否かの設定を受け付ける受け付け手段を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記表示手段は、原稿のジャムの発生に従って、前記原稿を前記画像形成装置から取り除くことを促す画面を表示し、
    前記原稿が前記画像形成装置から取り除かれたことに従って、前記原稿の読み取りを開始することを促す前記画面を表示することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記綴じ処理手段による綴じ処理の設定を受け付ける前記画面は、前記綴じ処理手段による綴じ方または、綴じ位置の選択をユーザから受け付ける画面であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記表示手段は、前記綴じ処理手段により用紙を綴じる設定がなされていないコピージョブの実行中に前記検知手段による検知がなされた場合、前記コピージョブの中止を受け付け可能な前記画面を表示することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記検知手段は、前記搬送手段により金属を搬送したこと検知して、搬送された前記原稿が綴じられた原稿であることを検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  13. 前記画像形成装置は、
    前記原稿を搬送する方向と垂直となる方向に、前記原稿の有無を取得する取得手段を複数有し、
    前記検知手段は、複数の前記取得手段により取得された用紙の有無を示す情報を用いて、前記原稿が綴じられた原稿であることを検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  14. 前記表示手段が前記画面を表示する際に、前記綴じ処理手段により実行される綴じ処理の設定方法を音声で通知する通知手段をさらに有する請求項1乃至13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  15. 前記検知手段は、前記原稿トレイの上方に設置されており、所定の時間おきに前記検知手段から前記原稿までの距離を計測し、計測された距離の変化量を用いて、前記原稿が綴じられた原稿であることを検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  16. 原稿トレイに載置された原稿を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送された前記原稿上の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた前記画像を用紙に印刷する印刷手段と、
    前記印刷手段により前記画像の印刷された用紙を綴じる綴じ処理手段と、を有する画像形成装置において、
    前記搬送手段により搬送された前記原稿が綴じられていた原稿であることを検知する検知手段と、
    前記検知手段により綴じられていることが検知された前記原稿の搬送を中断する制御手段と、
    前記制御手段により、搬送の中断された前記原稿の読み取りを開始することを促す画面を表示する表示手段と、をさらに有し、
    前記画面は、実行中のジョブに対して、前記綴じ処理手段により実行される綴じ処理の設定がなされていないことを通知する画面であることを特徴とする画像形成装置。
  17. 前記画面は、前記実行中のジョブの設定を行う画面に画面を遷移させるための操作を受け付けることのできる画面であることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 原稿トレイに載置された原稿を搬送する搬送工程と、
    前記搬送工程において搬送された原稿上の画像を読み取る読取工程と、
    前記読取工程において読み取った前記画像を用紙に印刷する印刷工程と、
    前記印刷工程において前記画像の印刷された用紙を綴じる綴じ処理工程と、を有する画像形成装置の制御方法において、
    前記搬送工程において搬送された原稿が綴じられた原稿であることを検知する検知工程と、
    前記検知工程における検知に従って、前記搬送工程における原稿の搬送を中断する制御工程と、
    前記制御工程において、搬送の中断された前記原稿の読み取りを開始することを促す画面を表示手段に表示させる表示工程と、をさらに有し、
    前記画面は、前記綴じ処理工程において実行される綴じ処理の設定を受け付け可能な画面であることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  19. 原稿トレイに載置された原稿を搬送する搬送工程と、
    前記搬送工程において搬送された前記原稿上の画像を読み取る読取工程と、
    前記読取工程において読み取られた前記画像を用紙に印刷する印刷工程と、
    前記印刷工程において、前記画像の印刷された用紙を綴じる綴じ処理工程と、を有する画像形成装置の制御方法において、
    前記搬送工程において搬送された前記原稿が綴じられていた原稿であることを検知する検知工程と、
    前記検知工程において、綴じられていることが検知された前記原稿の搬送を中断する制御工程と、
    前記制御工程において、搬送の中断された前記原稿の読み取りを開始することを促す画面を表示する表示工程と、をさらに有し、
    前記画面は、前記綴じ処理工程において実行される綴じ処理の設定がなされていないことを通知する画面であることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  20. 請求項18または請求項19に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータが実行するためのプログラム。
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