JP7418076B2 - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、表示する情報を音声入力により操作が可能な情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法に関する。この情報処理装置は、複写機複合機等の画像処理装置の他、パーソナルコンピュータやモバイル端末として利用することができる。
昨今、音声認識技術の発展により、音声指示に応じた処理を実行する装置が普及している。特許文献1には、ユーザの声による指示で画像の利用処理を実行するシステムが開示されている。
特開2019-67258号公報
特許文献1では、画像処理装置に対する実行指示等の主要な指示を音声で行う方法を例示しているが、設定変更等の詳細な指示を音声で行う方法までは検討していない。また、こうした装置の設定項目の種類は多岐にわたり、その種類に応じて様々な画面構成・指示方法が存在する。したがって、より操作性に優れたシステムを提供するためには、設定画面の構成に応じた音声指示方法を検討することが望ましい。
本発明の目的は、設定画面の構成に応じた音声指示を行うことが可能な情報処理システムを提供することである。特に、設定変更をおこなうための選択オブジェクトが遷移先の画面にある設定項目の変更を発話によって指示することが可能な情報処理システムを提供することを目的とする。
本発明は、情報処理システムにおいて、音を取得するマイクロフォンと、情報を表示するディスプレイと、設定項目の設定値の変更指示が可能な1または複数の設定オブジェクトを備える第1の画面を前記ディスプレイに表示させる手段と、前記第1の画面に遷移するための選択オブジェクトを備える第2の画面を前記ディスプレイに表示させる手段と、前記選択オブジェクトへのユーザ操作に基づいて、前記第1の画面を表示し、前記設定オブジェクトへのユーザ操作に基づいて前記設定値を変更する変更手段と、を有し、前記変更手段は、前記第2の画面が表示されている状態において、前記マイクロフォンを介して取得された音声に基づくテキストデータを取得すると前記第1の画面を表示させることなく前記テキストデータに基づいて前記設定値を変更することを特徴とするものである。
本発明は、情報処理システムにおいて、音を取得するマイクロフォンと、情報を表示するディスプレイと、変更指示可能な一の設定項目を少なくとも含む第1の画面を前記ディスプレイに表示させる手段と、前記第1の画面に遷移するための選択オブジェクトを備える第2の画面を前記ディスプレイに表示させる手段と、前記第2の画面が表示されている状態において、前記マイクロフォンを介して取得された音声に基づくテキストデータを取得し、前記テキストデータに基づいて前記一の設定項目を変更する手段と、を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、設定画面の構成に応じた音声指示を行うことが可能な情報処理システムを提供することでできる。特に、設定変更をおこなうための選択オブジェクトが遷移先の画面にある設定項目の変更を発話によって指示することが可能な情報処理システムを提供できる。
システム構成図である。 操作パネルの構成図である。 音声制御装置のハード構成を説明する図である。 サーバのハード構成を説明する図である。 画像形成装置のハード構成を説明する図である。 音声制御装置の制御プログラムの機能構成を説明する図である。 図7(a)はサーバの制御プログラムの機能構成を説明する図である。図7(b)はグループIDリストを示す図である。 画像形成装置の制御プログラムの機能構成を説明する図である。 システムを構成する装置間、および、各装置の制御プログラム間のシーケンスを説明する図である。 画像形成装置のデバイス制御プログラムの処理フローを説明する図である。 制御プログラムが管理および利用するIDリストを示す図である。 制御プログラムが管理および利用するグループIDリストの一例である。 制御プログラムが管理および利用するグループIDリストの一例である。 制御プログラムが管理および利用するグループIDリストの一例である。 制御プログラムが管理および利用するグループIDリストの一例である。 制御プログラムが管理および利用するグループIDリストの一例である。 制御プログラムが管理および利用するグループIDリストの一例である。 制御プログラムが管理および利用するグループIDリストの一例である。 制御プログラムが管理および利用するグループIDリストの一例である。 制御プログラムが管理および利用するグループIDリストの一例である。 制御プログラムが管理および利用するグループIDリストの一例である。 図22(a)は制御プログラムによって表示される画面を示す図である。図22(b)は制御プログラムが管理および利用する画面制御情報を示す図である。図22(c)は制御プログラムが管理および利用する画面制御情報を示す図である。図22(d)は制御プログラムが管理および利用する操作対象判定情報を示す図である。 図23(a)は制御プログラムによって表示される画面を示す図である。図23(b)は制御プログラムが管理および利用する画面制御情報を示す図である。図23(c)は制御プログラムが管理および利用する画面制御情報を示す図である。図23(d)は制御プログラムが管理および利用する操作対象判定情報を示す図である。 図24(a)は制御プログラムによって表示される画面を示す図である。図24(b)は制御プログラムが管理および利用する画面制御情報を示す図である。図24(c)は制御プログラムが管理および利用する画面制御情報を示す図である。図24(d)は制御プログラムが管理および利用する操作対象判定情報を示す図である。 デバイス制御プログラムの処理フローを説明する図である。 デバイス制御プログラムの処理フローを説明する図である。 システムとユーザ間のインタラクションの一例を説明する図である。 デバイス制御プログラムによって表示される画面が更新される様子を説明する図である。 デバイス制御プログラムの適応条件をフローチャートで説明する図である。 図30-1(a)は制御プログラムによって表示される画面を示す図である。図30-1(b)は制御プログラムが管理および利用する画面制御情報を示す図である。図30-1(c)は制御プログラムが管理および利用する画面制御情報を示す図である。 図30-2(d)は制御プログラムが管理および利用する操作対象判定情報を示す図である。 図31(a)は制御プログラムによって表示される画面を示す図である。図31(b)は制御プログラムが管理および利用する画面制御情報を示す図である。図31(c)は制御プログラムが管理および利用する画面制御情報を示す図である。図31(d)は制御プログラムが管理および利用する操作対象判定情報を示す図である。 デバイス制御プログラムによって表示される画面の一例である。 デバイス制御プログラムの処理フローを説明する図である。 デバイス制御プログラムによって表示される画面が更新される様子を説明する図である。 デバイス制御プログラムによって表示される画面が更新される様子を説明する図である。 本発明のシステムを構成する装置間、および、各装置の制御プログラム間のシーケンスを説明するシーケンス図である。 デバイス制御プログラムによって表示される画面と、管理および利用する画面制御情報と操作対象判定情報の一例である。 デバイス制御プログラムによって表示される画面の一例である。 デバイス制御プログラムの処理フローを説明する図である。 デバイス制御プログラムによって表示される画面が更新される様子を説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例にて具体的な構成を挙げ、図面を用いて説明する。なお、本発明を実現するための構成は実施例に記載された構成のみに限定されるものではない。同様の効果を得られる範囲で実施例に記載の構成の一部を省略または均等物に置き換えてもよい。
(実施例1)
<システムの構成>
図1は、本実施例のシステム構成図の一例である。図1に示すように、情報処理システムは、音声制御装置100、画像形成装置101(画像処理装置)、サーバ102(方法処理装置)、クライアント端末103、ゲートウェイ105で構成される。
音声制御装置100、画像形成装置101、クライアント端末103は、ゲートウェイ105およびネットワーク104(LAN)を介して互いに通信可能である。なお、音声制御装置100、画像形成装置101、クライアント端末103のそれぞれは、単一接続ではなく複数接続された構成であっても良い。また、音声制御装置100、画像形成装置101、クライアント端末103は、ゲートウェイ105およびインターネットを介してサーバ102に通信可能である。
音声制御装置100は、ユーザ106の音声操作開始指示に従い、ユーザ106の音声を取得してサーバ102へ符号化された音声データ(音声情報)を送信する。音声制御装置100は、例えば、スマートスピーカなどである。なお、本実施例では音声制御装置100と画像形成装置101が独立した構成となっている。しかしながら、音声制御装置100を構成するハードウェア(図3を用いて後述する各ハードブロック)、及び、ソフトウェア機能(図6を用いて後述する各ソフトブロック)が画像形成装置101の中に含まれていてもよく、この構成に限定するものではない。
画像形成装置101は、例えば、コピー機能、スキャン機能、プリント機能、FAX送信機能、Eメール送信機能等の複数の機能を備える複合機であるが、単体の機能を備えるプリンタやスキャナであってもよい。また、画像形成装置101は、操作パネル509を備える。以下では、画像形成装置101がカラーレーザービーム複合機である前提で説明をおこなう。
サーバ102は、音声制御装置100で取得されたユーザ106の音声データの音声認識、及び、音声認識結果から画像形成装置101の設定操作・ジョブ実行に関わるワード(単語情報)を判定するためのものである。また、前記音声認識結果または前記ワードの判定結果に応じてテキストを生成し、そのテキストの内容を音声制御装置100で音声再生するための音声データの合成を行う。なお、サーバ102は、ディープラーニング等のニューラルネットワークを用いた機械学習により、精度の高い音声認識結果を提供することができる。例えば、サーバ102には、遠く離れたユーザからの音声を正確に認識するための学習がおこなわれている。また、サーバ102は自然言語処理に対応しており、形態素解析、構文解析、意味解析、文脈解析等を経ることで、入力された自然言語から適切な情報(単語、かな漢字変換結果)を取得することができる。こうした機械学習では、例えば、音声情報とテキスト情報を対とする教師データに基づき学習モデルの学習が行われたりする。なお、ジョブとは、画像形成装置101がプリントエンジン513及びスキャナ515を用いて実現する一連の画像形成処理(例えばコピー、スキャン、プリントなど)の単位を示す。
クライアント端末103は、例えば、ユーザ106が使うパーソナル・コンピュータ(PC)である。クライアント端末103上、インターネット上の何処かのサーバ上(不図示)、あるいは、画像形成装置101が備える外部記憶装置505上などに保存されている電子ファイルを画像形成装置101でプリントするためのプリントジョブを発行する。また、画像形成装置101でスキャンされた画像データの受信を行う。クライアント端末103の動作は本実施例の一連の説明に関わらないため、これ以上の詳細な説明は割愛する。
ネットワーク104は、音声制御装置100、画像形成装置101、クライアント端末103、ゲートウェイ105を互いに接続する。そして、音声制御装置100で取得してサーバ102へ送信する音声データ、サーバ102から送信される各データ、及び、プリントジョブやスキャンジョブなどの各種データを送受信する。
ゲートウェイ105は、例えば、IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線LANルータなどである。ただし、他の無線通信方式に従って動作する能力を有してもよい。また、無線LANルータではなく、10BASE-T、100BASE-T、1000BASE-Tなどに代表されるEthernet規格に準拠した有線LANルータなどであってもよく、他の有線通信方式に従って動作する能力を有してもよい。なお、前記IEEE802.11規格シリーズとは、IEEE802.11aやIEEE802.11b等のように、IEEE802.11に属する一連の規格を含む。
<画像形成装置の操作パネル>
図2は、画像形成装置101の操作パネル509の構成例を示す図である。操作パネル509はLED(Light Emitting Diode)やLCD(LiquidCrystal Display)ディスプレイを備え、ユーザ106の操作内容や装置の内部状態を表示する表示デバイスである。操作パネル509はユーザ106から操作を受け付ける受付デバイス(入力デバイス)としても機能する。操作パネル509は、複数のハードキーを備えるだけでなく、LCDディスプレイと一体となったタッチパネルを備える。表示部200はLCDタッチパネルであり、主なモード設定、状況表示はここで行われる。
キー201~210はハードキー(例えば、タクトスイッチ)である。
キー201は、0から9までの数値を入力するためのテンキーである。キー202はIDキーであり、装置がユーザ/部門認証管理されている場合において、認証操作(ログイン/ログアウトの操作など)を行う際に使用されるものである。
キー203は設定されたモードをリセットするためのリセットキー、キー204は各モードについての説明画面を表示するためのガイドキーである。キー205はユーザーモード画面に入るためのユーザーモードキーである。キー206は割り込みコピーを行うための割り込みキーである。
キー207はコピー動作をスタートさせるためのスタートキー、キー208は実行中のコピージョブを中止させるためのストップキーである。
キー209はソフト電源スイッチであり、押下することによりLCDタッチパネル200のバックライトが消え、装置は低電力状態に落ちる。キー210は節電キーであり、これを押下することで節電状態に入り、再度押下することで節電状態から復帰する。
キー214はLCDタッチパネル200のコントラストを調整するための調整キーである。
キー215はカウンタ確認キーであり、このキーを押下することでそれまでに仕様したコピー枚数の集計を表示するカウント画面がLCDタッチパネル200上に表示される。
LED216はジョブの実行中、画像メモリへの画像蓄積中を示すLED、LED217がジャム、ドアオープン等装置がエラー状態にあることを示すエラーLED、LED218は装置のメインスイッチがONになっていることを示す電源LEDになっている。
<音声制御装置のハードウェア構成>
図3は、音声制御装置100のコントローラ部300及び音声制御装置100が内蔵しているデバイスのハードウェア構成例を示す図である。
図3に示すように、コントローラ部300は、CPU302、RAM303、ROM304、外部記憶装置305、ネットワークI/F306、マイクI/F307、オーディオコントローラ309、および表示コントローラ311を含む。各構成は、システムバス301に接続されており、互いに通信可能である。また、音声制御装置100は、コントローラ部300に付随するデバイスとして、音声入力デバイスとしてのマイクロフォン308、音声出力デバイスとしてのスピーカ310、通知デバイスとしてのLED312を含む。
CPU302はコントローラ部300全体の動作を制御する中央演算装置である。RAM303は揮発性メモリである。ROM304は不揮発性メモリであり、CPU302の起動用プログラムが格納されている。外部記憶装置305はRAM303と比較して大容量な記憶デバイス(例えばSDカード)である。外部記憶装置305にはコントローラ部300が実行する、音声制御装置100の制御用プログラムが格納されている。なお、外部記憶装置305はSDカード以外のフラッシュROMなどに置き換えてもよく、SDカードと同等の機能を有する他の記憶デバイスに置き換えてもよい。
CPU302は電源ON等の起動時、ROM304に格納されている起動用プログラムを実行する。この起動用プログラムは、外部記憶装置305に格納されている制御用プログラムを読み出し、RAM303上に展開するためのものである。CPU302は起動用プログラムを実行すると、続けてRAM303上に展開した制御用プログラムを実行し、制御を行う。また、CPU302は制御用プログラム実行時に用いるデータもRAM303上に格納して読み書きを行う。外部記憶装置305上にはさらに、制御用プログラム実行時に必要な各種設定などを格納することができ、CPU302によって読み書きされる。CPU302はネットワークI/F306を介してネットワーク104上の他の機器との通信を行う。
ネットワークI/F306は、IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線通信方式に従って通信を行うための回路やアンテナを含んで構成される。ただし、無線通信方式でなくEthernet規格に準拠した有線通信方式であってもよく、無線通信方式に限定するものではない。
マイクI/F307はマイクロフォン308に接続され、マイクロフォン308から入力されたユーザ106が発した音声を、符号化された音声データに変換し、CPU302の指示に応じてRAM303に保持する。
マイクロフォン308は、例えば、スマートフォンなどに搭載される小型のMEMSマイクロフォンであるが、ユーザ106の音声を取得できるものであれば他のデバイスに置き換えてもよい。また、マイクロフォン308は、ユーザ106が発した音声の到来方向を算出できるように、3個以上を所定の位置に配して用いることが好ましい。ただし、マイクロフォン308が1個であっても本実施例は実現でき、3個以上にこだわるものではない。
オーディオコントローラ309はスピーカ310に接続され、CPU302の指示に応じて音声データをアナログ音声信号に変換し、スピーカ310を通じて音声を出力する。
スピーカ310は、音声制御装置100が応答していることを表す装置の応答音、及び、サーバ102によって合成された音声を再生する。スピーカ310は音声を再生するための汎用のデバイスである。
表示コントローラ311はLED312に接続され、CPU302の指示に応じてLED312の表示を制御する。ここでは、表示コントローラ311は、音声制御装置100がユーザ106の音声を正しく入力していることを示すためのLEDの点灯制御を主に行う。
LED312は、例えば、ユーザ106が可視可能な青色などのLEDである。LED312は汎用のデバイスである。なお、LED312の代わりに、文字や絵を表示可能なディスプレイ装置に置き換えてもよい。
<サーバのハードウェア構成>
図4は、サーバ102のコントローラ部のハードウェア構成例を示す図である。
図4に示すように、コントローラ部は、システムバス401に接続されたCPU402、RAM403、ROM404、外部記憶装置405、ネットワークI/F406を含む。
CPU402はコントローラ部全体の動作を制御する中央演算装置である。RAM403は揮発性メモリである。ROM404は不揮発性メモリであり、CPU402の起動用プログラムが格納されている。外部記憶装置405はRAM403と比較して大容量な記憶装置(例えばハードディスクドライブ:HDD)である。外部記憶装置405にはコントローラ部が実行する、サーバ102の制御用プログラムが格納されている。なお、外部記憶装置405はソリッドステートドライブ(SSD)などでもよく、ハードディスクドライブと同等の機能を有する他の記憶装置に置き換えてもよい。
CPU402は電源ON等の起動時、ROM404に格納されている起動用プログラムを実行する。この起動用プログラムは、外部記憶装置405に格納されている制御用プログラムを読み出し、RAM403上に展開するためのものである。CPU402は起動用プログラムを実行すると、続けてRAM403上に展開した制御用プログラムを実行し、制御を行う。また、CPU402は制御用プログラム実行時に用いるデータもRAM403上に格納して読み書きを行う。外部記憶装置405上にはさらに、制御用プログラム実行時に必要な各種設定を格納することができ、CPU402によって読み書きされる。CPU402はネットワークI/F406を介してネットワーク104上の他の機器との通信を行う。
<画像形成装置のハードウェア構成>
図5は、画像形成装置101のコントローラ部500及び画像形成装置101が内蔵しているデバイスのハードウェア構成例を示す図である。
図5に示すように、コントローラ部500は、CPU502、RAM503、ROM504、外部記憶装置505、ネットワークI/F506、ディスプレイコントローラ507、操作I/F508、プリントコントローラ512、およびスキャンコントローラ514を含む。各構成は、システムバス501に接続されており、互いに通信可能である。
CPU502はコントローラ部500全体の動作を制御する中央演算装置である。RAM503は揮発性メモリである。ROM504は不揮発性メモリであり、CPU502の起動用プログラムが格納されている。外部記憶装置505はRAM503と比較して大容量な記憶装置(例えばハードディスクドライブ:HDD)である。外部記憶装置505にはCPU502が実行する、画像形成装置101の制御用プログラムが格納されている。なお、外部記憶装置505はソリッドステートドライブ(SSD)などでもよく、ハードディスクドライブと同等の機能を有する他の記憶装置に置き換えてもよい。
CPU502は電源ON等の起動時、ROM504に格納されている起動用プログラムを実行する。この起動用プログラムは、外部記憶装置505に格納されている制御用プログラムを読み出し、RAM503上に展開するためのものである。CPU502は起動用プログラムを実行すると、続けてRAM503上に展開した制御用プログラムを実行し、制御を行う。また、CPU502は制御用プログラム実行時に用いるデータもRAM503上に格納して読み書きを行う。外部記憶装置505上にはさらに、制御用プログラム実行時に必要な各種設定や、スキャナ515で読み取った画像データを格納することができ、CPU502によって読み書きされる。CPU502はネットワークI/F506を介してネットワーク104上の他の機器との通信を行う。
ディスプレイコントローラ507はCPU502の指示に応じて、接続される操作パネル509のLCDタッチパネル200の画面表示制御を行う。
操作I/F508は操作信号の入出力を行う。操作I/F508は操作パネル509に接続され、CPU502はLCDタッチパネル200が押下されたときに、操作I/F508を介してLCDタッチパネル200の押下された座標を取得する。また、操作I/F508は操作パネル509の201~210の各ハードキーの押下を検知する。
プリントコントローラ512はCPU502からの指示に応じて、接続されるプリントエンジン513に対して制御コマンドや画像データを送信する。
プリントエンジン513は、プリントコントローラ512から受信した制御コマンドに従い、受信した画像データをシートに印刷する(印刷処理を施す)印刷デバイスである。プリントエンジン513の詳細な説明は主旨ではないため、これ以上の説明は割愛する。
スキャンコントローラ514はCPU502からの指示に応じて、接続されるスキャナ515に対して制御コマンドを送信し、スキャナ515から受信する画像データをRAM503へ書き込む。
スキャナ515は、スキャンコントローラ514から受信した制御コマンドに従い、画像形成装置101が備える原稿台ガラス上(不図示)の原稿を、光学ユニットを用いて読み取る(読取処理をおこなう)読取デバイスである。スキャナ515の詳細な説明は主旨ではないため、これ以上の説明は割愛する。
プリントエンジン513とスキャナ515を組み合わせることで、読み取った原稿をコピー印刷するコピー処理を実行することができる。
<音声制御装置の音声制御プログラムの機能構成>
図6は、CPU302が実行する音声制御装置100の音声制御プログラム601の機能構成を示すブロック図である。
音声制御装置100の音声制御プログラム601は前述のように外部記憶装置305に格納され、CPU302が起動時にRAM303上に展開して実行する。
データ送受信部602は、ネットワークI/F306を介して、ネットワーク104上の他の機器とTCP/IPによるデータの送受信を行う。データ送受信部602では、後述の音声取得部604で取得されたユーザ106の発した音声データをサーバ102に送信する。また、ユーザ106への応答となる、サーバ102上で生成される音声合成データの受信を行う。
データ管理部603は、音声制御プログラム601の実行において生成した作業データなど様々なデータを外部記憶装置305上の所定の領域へ保存し、管理する。例えば、後述する音声再生部605で再生する音声の音量設定データや、ゲートウェイ105との通信に必要な認証情報、画像形成装置101、及び、サーバ102と通信するために必要な各デバイス情報などが保存、管理される。
音声取得部604は、マイクロフォン308で取得される音声制御装置100の近辺にいるユーザ106のアナログ音声を、音声データに変換し、一時保存する。ユーザ106の音声は、例えば、MP3などの所定のフォーマットに変換され、サーバ102に送信するための符号化された音声データとしてRAM303上に一時的に保存する。音声取得部604の処理開始及びその終了のタイミングは後述する音声制御部609によって管理される。また、音声データの符号化は汎用のストリーミング用フォーマットでもよく、符号化された音声データを順次、データ送受信部602で送信するようにしてもよい。
音声再生部605は、データ送受信部602が受信した音声合成データ(音声メッセージ)を、オーディオコントローラ309を介してスピーカ310で再生する。音声再生部605の音声再生のタイミングは後述する音声制御部609によって管理される。
表示部606は表示コントローラ311を介して、LED312の表示を行う。例えば、後述の音声操作開始検知部607で音声操作があることを検知した場合にLED312を点灯制御する。表示部606の表示のタイミングは後述する音声制御部609によって管理される。
音声操作開始検知部607は、ユーザ106の発したウェイクワード、または、音声制御装置100の操作開始キー(不図示)の押下を検知し、音声制御部609へ操作開始通知を送信する。ここで、ウェイクワードとは、予め決められている音声ワードである。音声操作開始検知部607は、マイクロフォン308で取得される音声制御装置100の近辺にいるユーザ106のアナログ音声から、常時ウェイクワードを検知する。ユーザ106はウェイクワードを話し、続いて自身が行いたいことを話すことで画像形成装置101の操作を行うことができる。音声操作開始検知部607がウェイクワードを検知してからの音声処理については後述する。
発話終了判定部608は、音声取得部604での処理の終了タイミングを判定する。例えば、ユーザ106の音声が所定時間(例えば3秒)途切れたときにユーザ106の発話が終了したと判定し、音声制御部609へ発話終了通知を送信する。なお、発話終了の判定は、発話が無い時間(以降、空白時間と呼ぶ)ではなく、ユーザ106の所定の語句から判定して行ってもよい。例えば、「はい」、「いいえ」、「OK」、「キャンセル」、「終了」、「スタート」、「開始」など所定の語句のときには、所定時間を待たずに発話終了と判定してもよい。また、発話終了の判定は、音声制御装置100ではなく、サーバ102で行うようにしてもよく、ユーザの106の発話内容の意味や文脈から発話の終了を判定するようにしてもよい。
音声制御部609は制御の中心であり、音声制御プログラム601内の他の各モジュールが相互に連携して動作するよう制御する。具体的には、音声取得部604、音声再生部605、表示部606の処理開始・終了の制御を行う。また、音声取得部604で音声データが取得された後、音声データをデータ送受信部602でサーバ102へ送信するよう制御する。また、サーバ102からの音声合成データをデータ送受信部602で受信後、音声再生部605で音声合成データを再生するよう制御する。
ここで、音声取得部604、音声再生部605、表示部606の処理開始・終了のタイミングについて述べる。
音声制御部609は、音声操作開始検知部607からの操作開始通知を受信すると、音声取得部604の処理を開始する。また、発話終了判定部608からの発話終了通知を受信すると、音声取得部604の処理を終了する。例えば、ユーザ106がウェイクワードを発話し、続いて「コピーしたい」と話したとする。このとき、音声操作開始検知部607が、ウェイクワードの音声を検知し、音声制御部609に操作開始通知を送信する。音声制御部609は、操作開始通知を受信すると、音声取得部604の処理を開始するよう制御する。音声取得部604は続いて話される「コピーしたい」というアナログ音声を取得し、音声データへ変換し一時保存をする。発話終了判定部608は、「コピーしたい」の発話後に空白時間が所定時間あったと判定すると、発話終了通知を音声制御部609に送信する。音声制御部609は、発話終了通知を受信すると、音声取得部604の処理を終了する。なお、音声取得部604が処理を開始してから終了するまでの状態を発話処理状態と呼ぶこととする。表示部606は、発話処理状態であることを示すLED312を点灯表示する。
ユーザ106の発話終了判定後、音声制御部609は、音声取得部604が一時保存した音声データをデータ送受信部602でサーバ102へ送信するよう制御し、サーバ102からの応答を待つ。サーバ102からの応答は、例えば、応答であることを示すヘッダ部と、音声合成データから成る応答メッセージある。音声制御部609は、データ送受信部602で応答メッセージを受信すると、音声再生部605で音声合成データを再生するよう制御する。音声合成データは、例えば、「コピー画面を表示します」である。なお、発話終了判定後から音声合成データの再生終了までの状態を応答処理状態と呼ぶこととする。表示部606は、応答処理状態であることを示すLED312を点滅表示する。
応答処理の後、サーバ102との対話セッションが継続している間は、ユーザ106はウェイクワードを発話することなく、続けて自身の行いたいことを発話することができる。対話セッションの終了判定は、サーバ102が行い、音声制御装置100に対話セッション終了通知を送信することで行う。なお、対話セッション終了から次の対話セッションが開始されるまでの状態を待機状態と呼ぶこととする。音声制御装置100が音声操作開始検知部607からの操作開始通知を受信するまでは、常時待機状態であるとする。表示部606は、待機状態の間、LED312を消灯する。
<サーバの音声データ変換制御プログラムの機能構成>
図7(a)は、CPU402が実行するサーバ102の音声データ変換制御プログラム701の機能構成を示すブロック図である。また、図7(b)は、グループID判定部707がグループIDの判定に使うグループIDリストの例である。グループIDリストは、画像形成装置101のユーザ操作に関して同じ意味や意図を持つワードが同じIDとしてグルーピングされている。なお、前記ワードは、ユーザ106が音声制御装置100に対して発話する言葉を音声認識した結果である。
サーバ102の音声データ変換制御プログラム701は前述のように外部記憶装置405に格納され、CPU402が起動時にRAM403上に展開して実行する。
データ送受信部702は、ネットワークI/F406を介して、ネットワーク104上の他の機器とTCP/IPによるデータの送受信を行う。データ送受信部702では、音声制御装置100からユーザ106の音声データを受信する。また、後述するグループID判定部707で判定されたグループIDや音声認識部705で音声認識処理して生成されるテキストデータ判定結果の送信を行う。
データ管理部703は、音声データ変換制御プログラム701の実行において生成した作業データや、音声データ変換部704で音声認識処理をするために必要なパラメータなど様々なデータを外部記憶装置405上の所定の領域へ保存し、管理する。例えば、音声認識部705が、データ送受信部702が受信した音声データをテキストへ変換するための音響モデルや言語モデルを外部記憶装置405上の所定の領域へ保存し、管理する。また、形態素解析部706でテキストの形態素解析を行うための辞書を外部記憶装置405上の所定の領域へ保存し、管理する。また、グループID判定部707でグループIDを判定するためのグループIDリストを外部記憶装置405上の所定の領域へ保存し、管理する。また、音声合成部708で音声合成を行うための音声データベースを外部記憶装置405上の所定の領域へ保存し、管理する。また、データ管理部703には、音声制御装置100、及び、画像形成装置101と通信するために必要な各デバイス情報などが保存、管理される。
音声データ変換部704は、音声認識部705、形態素解析部706、グループID判定部707、音声合成部708から成る。以降、音声データ変換部704について説明する。
音声認識部705は、データ送受信部702が受信したユーザ106の音声データを、テキストに変換するための音声認識処理を行う。音声認識処理は、音響モデルを用いてユーザ106の音声データを音素に変換し、さらに言語モデルを用いて音素を実際のテキストデータに変換する。なお、本実施例では、前記テキストデータは1つ以上のカナから構成されるテキストと、それらを「かな漢字変換」(数字、アルファベット、記号等への変換も含む)したテキストから成るものとする。ただし、音声データをテキストデータへ変換する音声認識処理として他の手法を用いてもよく、前述の手法に限るものではない。音声認識処理の詳細は主旨ではないため、これ以上の説明は割愛する。
形態素解析部706は、音声認識部705で変換されたテキストデータを、形態素解析する。形態素解析は、その言語の文法や、品詞などの情報をもつ辞書から形態素列を導出し、さらに各形態素の品詞などを判別する。形態素解析部706は、例えば、JUMAN、茶筒、MeCab等の公知の形態素解析ソフトウェアを用いて実現することができる。形態素解析部706は、例えば、音声認識部705で変換された「コピーをしたい」、「A3からA4へ」というテキストデータを、「コピーをしたい」からは、「コピー」、「を」、「し」、「たい」の形態素列として解析する。また、「A3からA4へ」からは、「A3」、「から」、「A4」、「へ」の形態素列として解析する。
グループID判定部707は、形態素解析部706で形態素解析された結果と、図7(b)のグループIDリストとをマッチングすることでグループIDを判定し、さらにグループID判定結果を生成する。例えば、「コピー」、「を」、「し」、「たい」の形態素列からは、「コピー」のグループIDである「FNC00001」があると判定され、グループID判定結果として、{ID:FNC00001}を生成する。また、「A3」、「から」、「A4」、「へ」の形態素列からは、「A3」と「A4」のグループIDである「PAP00100」と「PAP00101」が2つあると判定される。そして、グループID判定結果として、{ID:PAP00100、ID:PAP00101}を生成する。
なお、グループID判定結果にIDが複数生成される場合は、音声認識および形態素解析された順に生成されるものとする。例えば、音声認識および形態素解析された結果が「A4」「から」「A3」「へ」である場合は、グループID判定結果は{ID:PAP00101、ID:PAP00100}と生成される。また、隣接する複数の形態素を結合してグループIDリストとマッチングして判定してもよいものとする。この時、1つの形態素がグループIDリストの中から合致するものが見つかり、さらに、その形態素を含む複数の形態素がグループIDリストの中から合致するものが見つかった場合は、後者の結果を用いてグループID判定結果を生成する。例えば、形態素列が「A」「4」であった場合は、グループID判定結果を{ID:CHR00000、ID:NUM00004}ではなく、{ID:PAP00101}として生成する。また、音声認識および形態素解析結果に含まれる1つ以上のカナから構成されるテキストと、それらを「かな漢字変換」したテキストを組み合わせて、グループIDリストのマッチングを行ってもよい。例えば、グループID判定部707は、まず始めに、「かな漢字変換」したテキストとグループIDリストの「「かな漢字変換」後」に示されたテキストとのマッチングを行う。その結果、マッチングするグループIDが見つからない場合にはカナのテキストとグループIDリストの「カナ」に示されたテキストとがマッチングするグループIDを検出する。また、グループIDリスト内で「カナ」が重複し、複数のグループIDがマッチングする場合は、グループID判定結果を複数の候補として生成してもよい。これにより、「かな漢字変換」間違いや漢字のふり仮名の違いを許容したグループID判定結果を生成する。
音声合成部708は、画像形成装置101から受信した通知データにもとづき、音声合成処理を行う。音声合成処理は、所定の通知に対して、組となる予め用意されたテキストをMP3などの所定のフォーマットの音声データに変換する。受信した通知データと音声合成対象のテキストの組み合わせ例については、後述の図9のシーケンス図で説明する。音声合成処理は、例えば、データ管理部703に保存されている音声データベースにもとづいて音声データを生成する。音声データベースとは、例えば、単語等の定型の内容を発声した音声を集めたデータベースである。なお、本実施例では音声データベースを用いて音声合成処理を行っているが、音声合成の手法として他の手法を用いてもよく、音声データベースによる手法に限定するものではない。音声合成処理の詳細は主旨ではないため、これ以上の説明は割愛する。
<画像形成装置のデバイス制御プログラムの機能構成>
図8は、CPU502が実行する画像形成装置101のデバイス制御プログラム801の機能構成を示すブロック図である。
画像形成装置101のデバイス制御プログラム801は前述のように外部記憶装置505に格納され、CPU502が起動時にRAM503上に展開して実行する。
データ送受信部802は、ネットワークI/F506を介して、ネットワーク104上の他の機器とTCP/IPによるデータの送受信を行う。データ送受信部802では、グループID判定部707が生成するグループID判定結果や音声認識部705が音声認識処理を行って生成するテキストデータの受信を行う。また、画像形成装置101からサーバ102へ、操作パネル509上のLCDタッチパネル200の画面表示内容が更新されたことを示す画面更新通知、及び、ジョブの状態を示すジョブ実行状態通知を送信する。通知の内容に関しては後述の図9のシーケンス図で説明する。
データ管理部803は、デバイス制御プログラム801の実行において生成した作業データや、各デバイス制御に必要な設定パラメータなど様々なデータをRAM503および外部記憶装置505上の所定の領域へ保存し、管理する。例えば、後述するデバイス制御部808で実行するジョブの各設定項目及び設定値の組み合わせから成るジョブデータや、用紙の属性情報などが設定された機械設定情報が管理される。また、ゲートウェイ105との通信に必要な認証情報、サーバ102と通信するために必要なデバイス情報などが保存、管理される。また、画像形成装置101で画像形成する対象の画像データを保存し、管理する。また、表示部806が画面表示制御に用いる画面制御情報と、操作対象判定部807が操作対象を判定するために用いる操作対象判定情報を保存し、画面制御情報と操作対象判定情報とは、表示部806が表示する画面ごとに管理する。
スキャン部804は、後述するデバイス制御部808のスキャンジョブパラメータ設定に基づいて、スキャンコントローラ514を介してスキャナ515でスキャンを実行し、読み取った画像データをデータ管理部803に保存する。
プリント部805は、後述するデバイス制御部808のプリントジョブパラメータ設定に基づいて、プリントコントローラ512を介してプリントエンジン513で印刷を実行する。
表示部806はディスプレイコントローラ507を介して、操作パネル509の制御を行う。より具体的には、ユーザが操作可能なUI部品(ボタン、プルダウンリスト、チェックボックスなど)をLCDタッチパネル200に表示する。画面は画面表示制御情報に基づいて更新される。また、データ送受信部802が受信した音声認識処理結果のテキストデータをLCDタッチパネル200上に表示する。
操作対象判定部807は、操作I/F508を介して、LCDタッチパネル200上のタッチされた座標を取得し、この時LCDタッチパネル200に表示されているユーザ106が操作可能なUI部品を操作対象として判定する。また、操作対象判定部807は、押下が検知された操作パネル509上のハードキー201~210を操作対象のUI部品として判定する。また、操作対象判定部807は、データ送受信部802が受信したグループID判定結果に基づいて、操作対象を判定する。操作対象は、LCDタッチパネル200の画面を構成するユーザ106が操作可能なUI部品、または、操作パネル509を構成するハードキー201~210が挙げられる。
さらに、操作対象判定部807は、操作対象として判定したUI部品に対応する画面表示制御情報を読み出し、当該情報に基づいて操作受付時の処理内容を決定する。例えば、表示部806に対して画面の表示内容の更新指示を出したり、ユーザ操作により設定されたジョブのパラメータおよび当該ジョブの開始指示をデバイス制御部に送信したりする。操作対象判定部807の処理内容の詳細は図26で後述する。
デバイス制御部808は、プリントコントローラ512、及び、スキャンコントローラ514を介して、プリントエンジン513、及び、スキャナ515の制御指示を行う。例えば、表示部806がコピー機能画面を表示中にスタートキー207の押下を検知した場合、デバイス制御部808は操作対象判定部807からコピージョブのパラメータとジョブ開始指示を受信する。そして、そのジョブパラメータに基づいて、スキャナ515によって読取られた画像データをプリントエンジン513でシートに印刷するよう制御する。なお、スキャン、及び、プリント制御の仕組みについては、主旨ではないため、これ以上の説明は割愛する。
<システムの制御シーケンス>
図9は、図1で示したシステムを構成する各装置、及び、図6~図8で示した各装置の制御プログラム間のやりとりを示すシーケンス図である。図9は、音声制御装置100がユーザ106から発せられた声による音声操作を受け、それによって画像形成装置101が各処理を実行し、その実行結果を示す応答をユーザ106に音声で返すためのシーケンスを示す。なお、図9で示すシーケンスの例では、音声制御装置100、画像形成装置101、サーバ102は互いに通信可能な状態であるとする。また、画像形成装置101は、電源ONの起動後にコピー、スキャン、プリントなどの機能を呼び出し可能なメインメニュー画面を表示している状態であるとする。
まず、ステップ905(以降、S905等と表記する)では、ユーザ106が音声制御装置100に対して音声操作の開始を指示する。音声操作の開始の指示は、ユーザ106がウェイクワードを発声する、もしくは、音声制御装置100の操作開始キーの押下することで行われ、それらの音声操作開始指示は音声操作開始検知部607によって検知される。
音声操作開始指示が検知されると、次にS906では、音声制御プログラム601の表示部606が、発話処理状態を示すLEDを点灯する。また、同時に音声取得部604の処理を開始する。
S907では、ユーザ106が機能呼び出し指示を音声制御装置100に対して行う。機能呼び出し指示は、例えば、ユーザ106がS905のウェイクワードに続いて「コピーしたい」や「コピー画面を開いて」と発声することであり、音声取得部604によって取得された音声が音声データとして生成される。空白時間が所定時間経過すると、発話終了判定部608は発話が終了したと判定する。
S908では、音声制御プログラム601の表示部606が、発話終了判定に応じて応答処理状態を示すLEDを点滅する。また、同時に音声取得部604の処理を終了する。
S907の機能呼び出し指示の音声データが生成されると、次にS909では、データ送受信部602が、生成された音声データをサーバ102に送信する。
S910では、音声データ変換制御プログラム701のデータ送受信部702が受信した音声データに対して、音声認識部705が音声認識処理を行う。音声認識処理によって、例えば、ユーザ106が発した「コピーしたい」という音声が、テキストとして生成される。
その後、S911では、音声データ変換制御プログラム701の形態素解析部706がS910で生成されたテキストに対して形態素解析処理を行う。形態素解析処理によって、例えば、「コピーしたい」というテキストが、「コピー」、「し」、「たい」という形態素列として解析される。
S912では、音声データ変換制御プログラム701のグループID判定部707の、解析された形態素列のテキストに対してグループID判定処理を行う。グループID判定処理によって、例えば、「コピー」、「し」、「たい」という形態素列と図7(b)のグループIDリストとのマッチングにより、グループID判定結果として{ID:FNC00001}が生成される。
S913では、音声データ変換制御プログラム701のデータ送受信部702が、S911のグループID判定結果を画像形成装置101に送信する。
S914では、デバイス制御プログラム801のデータ送受信部802が受信したグループID判定結果に対して、操作対象判定部807が操作対象判定処理を行う。操作対象判定処理によって、例えば、グループID判定結果{ID:FNC00001}から、メインメニュー画面内の“コピー”ボタンが操作対象として選択されたと判定する。
その後、S915では、S914の判定結果に応じて、表示部806が画面に表示する内容更新する。例えば、これまでの処理を通じて、ユーザが発する「コピーしたい」の音声から、画面に表示される“コピー”ボタンに対する操作であると判定された場合は、LCDタッチパネル200で“コピー”ボタンがタッチされる場合と同様に、コピー機能画面を表示する。
S916では、データ送受信部802によって、サーバ102へ、画面の表示内容が更新されたことを示す画面更新通知を送信する。例えば、表示部806がメインメニュー画面からコピー機能画面へ表示が変更した場合、画面更新通知として「コピー機能画面表示」というテキストデータを送信する。
S917では、音声データ変換制御プログラム701のデータ送受信部702が受信した画面更新通知に対して、音声合成部708が画面更新通知の内容に対応する所定のテキストデータの音声合成処理を行う。例えば、画面更新通知の内容が「コピー機能画面表示」の場合、音声合成部708は、「コピー画面を表示しました」というテキストデータを音声合成する。音声合成部708が音声合成処理によって生成した音声データ(音声合成データ)は、データ送受信部702によって音声制御装置100へと送信される。
S918では、データ送受信部602が、S917で生成および送信された音声合成データを受信する。
S919では、音声再生部605が、S918で受信した音声合成データを再生する。例えば、S917で生成した「コピー画面を表示しました」という音声合成データを、スピーカ310を通じて再生する。
S920では、音声合成データ再生後、音声制御プログラム601の表示部606が、発話処理中を示すLEDを再び点灯する。また、同時に音声取得部604の処理を再び開始する。
S921では、ユーザ106が設定画面呼び出し指示を音声制御装置100に対して行う。設定画面呼び出し指示は、例えば、ユーザ106が「用紙を選択」と発声することである。音声取得部604によって取得された音声が音声データとして生成されるユーザ106の発話後、空白時間が所定時間経過すると、発話終了判定部608は発話が終了したと判定する。
S922は、前述のS908と同様である。
S923は、前述のS909~S918の処理と同様の音声操作処理を示す。ただし、S923では、S921の設定画面呼び出し指示に伴って、表示部806が設定画面を表示するよう画面更新する。例えば、コピー機能画面を表示している場合、グループID判定結果が{ID:PAP00000、ID:OPR00040}のとき、用紙選択画面を表示する。
S924は、音声再生部605が、S923での音声合成処理で生成した音声合成データを再生する。例えば、S923で設定画面として用紙選択画面を表示した場合は「用紙選択画面を表示しました。続いて用紙を設定してください。」という音声合成データを、スピーカ310を通じて再生する。
S925は、前述のS920と同様である。
S926では、ユーザ106が設定の変更指示を音声制御装置100に対して行う。設定変更指示は、例えば、ユーザ106が「A4」と発声することである。ユーザ106の発話後、空白時間が所定時間経過すると、発話終了判定部608は発話が終了したと判定する。
S927は、前述のS908と同様である。
S928は、前述のS909~S918の処理と同様の音声操作処理を示す。ただし、S928では、S926の設定変更指示に伴って、表示部806が設定画面に表示する設定値を変更する(設定値の変更指示を受け付ける受付処理を実行する)。例えば、用紙選択画面を表示している場合、グループID判定結果が{ID:PAP00101}のとき、用紙の設定値をA4に変更した用紙選択画面を表示する。
S929は、音声再生部605が、S928での音声合成処理で生成した音声合成データを再生する。例えば、S928で用紙の設定値を変更して表示した場合は「用紙をA4に設定しました」という音声合成データを、スピーカ310を通じて再生する。
S930は、前述のS920と同様である。
S931では、ユーザ106が設定確定指示を音声制御装置100に対して行う。設定確定指示は、例えば、ユーザ106が「用紙の選択を完了」と発声することである。ユーザ106の発話後、空白時間が所定時間経過すると、発話終了判定部608は発話が終了したと判定する。
S932は、前述のS908と同様である。
S933は、前述のS909~S918の処理と同様の音声操作処理を示す。ただし、S933では、S931の設定確定指示に伴って、表示部806が元の画面に遷移するようにLCDタッチパネル200の表示内容を更新する。例えば、用紙選択画面を表示している場合、グループID判定結果が{ID:PAP00000、ID:OPR00040、ID:00012}のとき、S921の時点で表示されていたコピー機能画面を表示する。
S934は、音声再生部605が、S928での音声合成処理で生成した音声合成データを再生する。この時、例えば、「コピーが開始できます」という音声合成データを、スピーカ310を通じて再生する。
S935は、前述のS920と同様である。
S936では、ユーザ106がジョブ実行指示を音声制御装置100に対して行う。ジョブ実行指示は、例えば、ユーザ106が「コピースタート」と発声することである。ユーザ106の発話後、空白時間が所定時間経過すると、発話終了判定部608は発話が終了したと判定する。
S937~S942は、前述のS909~S913と同様の処理である。
S943では、デバイス制御プログラム801のデータ送受信部802が受信したグループID判定結果に対して、操作対象判定部807が操作対象判定処理を行う。グループID判定結果が{ID:FNC00001、ID:OPP00011}である場合、画面に表示している“コピースタート”ボタン、もしくは、ハードキーであるスタートキー207が操作されたと判定される。
S944では、S943の判定結果に応じて、ジョブの実行画面を表示する。例えば、これまでの処理を通じて、ユーザが発する「コピースタート」の音声が、スタートキー207に対する操作であると判定された場合は、コピージョブ開始の画面を表示する。
S945では、画像形成装置101の画面で設定されたジョブパラメータに従って、ジョブを実行する。
S946では、データ送受信部802によって、サーバ102へ、ジョブ実行状態通知の内容として、ジョブ実行を開始したことを示す情報(ジョブ実行開始通知)を送信する。例えば、コピージョブを開始した場合、ジョブ実行状態の内容として「コピージョブ開始」というテキストデータを送信する。
S947では、音声データ変換制御プログラム701のデータ送受信部702ジョブ実行状態通知を受信し、音声合成部708がその内容(ジョブ実行開始通知)に対応する所定のテキストデータの音声合成処理を行う。例えば、ジョブ実行状態通知の内容が「コピージョブ開始」の場合、音声合成部708は、「コピーを開始します」というテキストデータを音声合成する。
S948は、前述のS918と同様である。
S949では、音声再生部605が、S948で受信した音声合成データを再生する。例えば、S947で生成した「コピーを開始します」という音声合成データを、スピーカ310を通じて再生する。
S950では、データ送受信部802によって、サーバ102へ、ジョブ実行状態通知の内容として、ジョブ実行を終了したことを示す情報(ジョブ実行終了通知)を送信する。例えば、コピージョブを終了した場合、ジョブ実行状態通知の内容として「コピージョブ終了」というテキストデータを送信する。
S951では、音声データ変換制御プログラム701のデータ送受信部702がジョブ実行状態通知を受信し、音声合成部708がその内容(ジョブ実行終了通知)に対応する所定のテキストデータの音声合成処理を行う。例えば、ジョブ実行状態通知の内容が「コピージョブ終了」の場合、音声合成部708は、「コピーを終了しました」というテキストデータを音声合成する。
S952では、S945のジョブ実行処理が終了したことを受けて、表示部806はジョブの実行終了画面を表示する。例えば、コピージョブの実行が終了した場合、コピージョブ終了の画面を表示する。
S953では、データ送受信部602が、S951で生成した音声合成データをサーバ102から受信する。また、音声制御装置100に対して、ユーザ106との対話セッションを終了するよう通知する対話セッション終了通知をサーバ102から受信する。
S954では、音声再生部605が、S953で受信した音声合成データを再生する。例えば、S951で生成した「コピーを終了しました」という音声合成データを、スピーカ310を通じて再生する。
S955では、S953で対話セッション終了通知を受信したことに対応して、音声制御プログラム601の表示部606が、音声制御装置100の待機状態を示すためにLEDを消灯する。
S956では、S953で対話セッション終了通知を受信したことに対応して、音声制御装置100を待機状態へ移行する。
なお、シーケンス図上で、応答処理中を示すLEDが点滅中であってもウェイクワードは常に入力可能である。そのため、ユーザ106はウェイクワードの発話に続いて「キャンセル」、または「中止」などと発言することで、対話セッションを強制的に終了するようにしてもよい。
<画面制御情報と操作対象判定情報>
図10~21は、図7(b)で示したグループIDリストの別の一例である。図22~24は、表示部806がLCDタッチパネル200上に表示する画面と、データ管理部803が管理する画面制御情報と操作対象判定情報の一例である。画面制御情報は、図22(b)、図23(b)および図24(b)で示すような情報と、図22(c)、図23(c)および図24(c)が示すような情報の2種類に大別される。なお、データ管理部803は、画面ごとに画面制御情報を管理する。
前者の画面制御情報は、画面を構成するUI部品のうちLCDタッチパネル200の押下やハードキー201~210の押下により操作対象として判定されるUI部品と、それらが操作対象として判定された時に実行する画面制御や、内部処理の内容が含まれる。なお、この画面制御情報に含まれる「UI部品(タッチ操作と音声操作可能)」は、操作対象判定部807の操作対象判定処理によってユーザ106から発せられる音声でも操作対象として判定される。
後者の画面制御情報には、画面を構成するUI部品のうち、操作対象判定処理によってユーザ106から発せられる音声でのみ操作対象として判定されるUI部品と、それらが操作対象として判定された時に実行する画面制御や、内部処理が含まれる。
なお、図22~24では、画面制御情報の「操作時の画面制御」および「操作時の内部処理」にはその内容を示す文章が記載されている。しかしながら、本情報を利用する表示部806および操作対象判定部807がその内容を識別可能なデータ形式でデータ管理部803が管理するものとする。
図22(d)、図23(d)および図24(d)が示す操作対象判定情報には、画面を構成するUI部品と、1つ以上のグループID判定結果との対応付けが予め行われているものとする。なお、操作対象判定情報に含まれるグループIDセットは、図10~21で示したグループIDリストにあるグループID、または、それらのグループIDの組み合わせとして構成される。例えば、グループIDセットにある「COL00110+COL00000」はグループID判定結果{ID:COL00110、ID:COL00000}と一致する。なお、データ管理部803は、画面ごとに操作対象判定情報を管理し、1つの操作対象判定情報内ではグループIDセットの内容は重複しないよう管理する。なお、図22~24に示される「操作時のユーザ発話例」は本実施例の説明のための参考情報であり、データ管理部803が管理する操作対象判定情報に含まれなくてもよい。
また、図22(d)、図23(d)および図24(d)が示す操作対象判定情報には、画面を構成するUI部品と、LCDタッチパネル200上のタッチ操作を受け付ける座標範囲の対応付けが予め行われているものとする。操作対象判定情報の「タッチ座標範囲」は、対応するUI部品のタッチ操作を受け付ける範囲を示しており、基本的に画面におけるUI部品の表示位置および表示範囲と一致するものとする。なお、操作対象判定情報の「タッチ座標範囲」は矩形情報として表現され、矩形の左上の位置を示すX、Y座標の値と、矩形の幅(W)および高さ(H)の値から構成される。
図22(a)は、表示部806が表示する、ユーザ106が印刷カラーを選択するためのカラー選択画面2200である。カラー選択画面2200は、ユーザ106が操作可能なUI部品2201~2213で構成されている。
図22(b)の画面制御情報では、例えば「自動(カラー/白黒)」と表記されたボタン2201が操作対象として判定された時に、表示部806が当該のボタン2201を強調表示するよう制御することが示されている。また、「単色カラー」と表記されたボタン2204が操作対象として判定された時に、表示部806が単色カラー詳細設定画面(不図示)に遷移するよう制御することが示されている。また、ハードキー2204が操作対象として判定された時に、デバイス制御部がコピージョブの実行を開始して、表示部806がコピージョブ実行画面(不図示)に遷移するように制御することが示されている。
図22(c)の画面制御情報が空の情報となっていることから、カラー選択画面2200は音声操作のみ可能なUI部品が存在しないことを示している。
図22(d)の操作対象判定情報では、グループID判定結果が{ID:DRG00008}または{ID:DRG00008、ID:COL00000、ID:COL00102}であった時に、ボタン2201を操作対象として判定することを示している。例えば、カラー選択画面2200が表示されている状態において。ユーザ106が「自動」と発声したとする。すると、この時グループID判定部707が生成するグループID判定結果{ID:DRG00008}から、操作対象判定部807はボタン2201が操作対象であると判定する。
また、図22(d)の操作対象判定情報では、タッチ座標範囲の矩形情報があるボタン2201~2214はLCDタッチパネル200上のタッチ操作の受け付けが可能であることを示している。例えば、タッチ座標が(X:200、Y:250)であった時には、操作対象判定部807は操作対象判定情報のタッチ座標範囲内に含まれるボタン2201を操作対象として判定する。なお、図中のタッチ座標範囲が斜線で示されているハードキー203および207は、操作パネル509を構成するハードキーの押下の検知に基づいて、操作対象として判定するUI部品であることを示している。
図23(a)は、表示部806が表示する、ユーザ106が両面コピーの種類を選択するための両面コピー設定画面2300である。両面コピー設定画面2300は、ユーザ106が操作可能なUI部品2301~2333で構成されている。
図23(b)の画面制御情報では、例えば「詳細設定」と表記されたボタン2321が操作対象として判定された時に、表示部806が図24(a)の開き方詳細設定画面2400に遷移するよう制御することが示されている。
図23(c)の画面制御情報では、ユーザ106の発する音声でのみ操作可能なUI部品の情報を示している。例えば、図23(c)の画面制御情報に記載された表示ラベル2311は、図23(b)の画面制御情報に含まれるUI部品(選択オブジェクト)のようにユーザ106がタッチして操作することはできない。表示ラベル2311は、図24(a)の開き方詳細設定画面2400で設定される設定値を表示するためのUI部品である。
グループID判定結果が{ID:ORP00048、ORP00040}または{ID:LYT00023、ID:ORP00040}であったとする。このとき、図23(d)の操作対象判定情報では、ボタン2321を操作対象として判定することを示している。例えば、両面コピー設定画面2300が表示されている状態において、ユーザ106が「詳細設定」と発声したとする。すると、この時グループID判定部707が生成するグループID判定結果{ID:ORP00048、ORP00040}から、操作対象判定部807により、ボタン2321が操作対象であると判定される。さらに、この判定結果と画面制御情報に基づいて、図24(a)の開き方詳細設定画面2400が表示される。
また、グループID判定結果が{ID:LYT00023、ID:POS00023、ID:LYT00023}または{ID:LYT00023、ID:POS00022、ID:LYT00023}であったとする。この時、図23(d)の操作対象判定情報によれば、表示ラベル2311が操作対象として判定される。例えば、両面コピー設定画面2300が表示されている状態においてユーザ106が「開き方を上下開きに変更」と発声したとする。すると、この時グループID判定部707が生成するグループID判定結果{ID:LYT00023、ID:POS00022、ID:LYT00023}から、操作対象判定部807は表示ラベル2311が操作対象であると判定する。さらに、この判定結果と画面制御情報に基づいて、表示ラベル2311の表示内容が更新される。すなわち、データ管理部803は、操作対象判定情報のグループIDセットに対して、次に遷移する画面を構成するUI部品に対応するグループIDを含むように管理する。
また、図23(d)の操作対象判定情報では、タッチ座標範囲の矩形情報があるボタン2301~2304およびボタン2321~2333はLCDタッチパネル200上のタッチ操作の受け付けが可能であることを示している。なお、図中のタッチ座標範囲が斜線で示されているハードキー203およびハードキー207は、操作パネル509を構成するハードキーの押下の検知に基づいて、操作対象として判定するUI部品である。なお、タッチ座標範囲が「-」で示されている表示ラベル2311は、LCDタッチパネル200上に表示されているが、タッチ操作の受け付けは行わないことを示している。
図24(a)は、表示部806が表示する、ユーザ106が両面コピーの開き方を選択するための開き方詳細設定画面2400である。開き方詳細設定画面2400は、ユーザ106が操作可能なUI部品2401~2421で構成されている。図24(b)および図24(c)は開き方詳細設定画面2400の画面制御情報であり、図24(d)は開き方詳細設定画面2400の操作対象判定情報である。
<画像形成装置101のデバイス制御プログラム801の処理フロー>
図25は、画像形成装置101のデバイス制御プログラム801による入力操作受付時の処理を説明するフローチャートである。なお、入力操作受付時の処理は、データ送信部802がグループID判定結果を受信した後に実行される。または、操作I/F508がLCDタッチパネル200のタッチ操作または操作パネル509の各ハードキー201~210の押下を検知した後に実行される。例えば、図9のシーケンス図内のS914、S915、S923、S928、S933、S943~S945、S952におけるデバイス制御プログラム801の処理フローを示している。図26は、図25で示すデバイス制御プログラム801の一部である操作対象判定処理S2502の処理をより詳細化したフローチャートである。
以降、具体的な一例として、表示部806が図23(a)の両面コピー設定画面2300を表示している状態での処理フローを説明する。
S2501では、表示部806が表示している画面に対応する画面制御情報と操作対象判定情報を取得する。図23(a)の両面コピー設定画面2300を表示している場合には、本画面に対応する図23(b)および図23(c)の画面制御情報と図23(d)の操作対象判定情報を取得する。
S2502では、操作対象判定部807が、S2501で取得した操作対象判定情報を用いて操作対象判定処理を行う。この時、操作対象判定処理では、LCDタッチパネル200に表示される画面を構成するUI部品、または、操作パネル509を構成するハードキー201~210を操作対象として判定する。
以下では、図26を用いてS2502の詳細を説明する。
まず、S2601において、入力操作の種別を判定する。図25のフローチャートでは、データ送信部802がグループID判定結果を受信したことをきっかけに音声による操作が実行されたと判定する。あるいは、操作I/F508がLCDタッチパネル200のタッチ操作または操作パネル509のハードキー201~210の押下の検知をきっかけにタッチ・押下による操作が実行されたと判定する。入力操作の種別が音声である場合、すなわち、図9で示すように、ユーザ106が音声操作開始指示905に続いて発話した結果、データ送信部802がグループID判定結果をサーバ102から受信した場合は、S2602に進む。対して、入力操作の種別がタッチ操作またはハードキー押下である場合は、S2610に進む。
S2602およびS2603において、操作対象判定部807は、データ送信部802が受信したグループID判定結果が、S2501で取得した操作対象判定情報の中に合致するものがあるかどうかを判定する。例えば、ユーザ106が表示中の両面コピー設定画面2300に関係ない「フルカラー」を発話したとする。この時、グループID判定部707が判定したグループID判定結果{ID:COL00201}が操作対象判定情報の図23(d)のグループIDセットに含まれないと判定し、S2609に進む。
S2609では、操作対象判定部807は操作対象無しと判定する。
また、例えば、ユーザ106が表示中の両面コピー設定画面2300の操作に関連する「片面原稿を両面でコピーして」を発話したとする。この時、グループID判定部707が判定したグループID判定結果{ID:SID00001、ID:SHT00006、ID:SID00000、ID:FNC00001}が送信される。操作対象判定部807は、操作対象判定情報の図23(d)のグループIDセットが前記グループID判定結果に部分一致する「片面>両面」ボタン2301が存在すると判定し、S2604に進む。S2604では、グループID判定結果が一致した「片面>両面」ボタン2301が、音声操作のみ可能なUI部品の画面制御情報である図23(c)に存在しない(図23(b)に存在する)ことから、S2608に進む。S2608では、操作対象判定部807は、グループID判定結果が一致した「片面>両面」ボタン2301を操作対象として判定する。
また、例えば、ユーザ106が表示中の両面コピー設定画面2300の操作に関連する「開き方を上下開きに変更」を発話したとする。この時、グループID判定部707が判定したグループID判定結果{ID:LYT00023、ID:POS00022、ID:LYT00023、ID:RP00041}が送信される。操作対象判定部807は、操作対象判定情報の図23(d)のグループIDセットが前記グループID判定結果に部分一致する表示ラベル2311が存在すると判定し、S2604に進む。S2604では、グループID判定結果が一致した表示ラベル2311が、音声操作のみ可能なUI部品の画面制御情報である図23(c)に存在することから、S2605に進む。S2605では、表示ラベル2311に関連する画面である開き方詳細設定画面2400に対応する画面制御情報(図24(b)および図24(c))と操作対象判定情報(図24(d))を取得する。S2606では、S2605で取得した操作対象判定情報内のグループIDセットが、前記グループID判定結果に含まれるか判定する。本例であれば、図24(d)の操作対象判定情報内のグループIDセットに存在する「POS000022+LYT00023」がグループID判定結果{ID:LYT00023、ID:POS00022、ID:LYT00023}に含まれると判定される。S2607では、S2606にてグループID判定結果に含まれると判定されたグループIDセットを持つUI部品の表記名を画面制御情報(図24(b))から取得して記憶する。本例であれば、ボタン2402の表記名「上下開き」を記憶する。すなわち、ユーザ106が発話した音声の中に、表示ラベル2311に表示する設定値が含まれるか判定するとともに、この後の処理ステップで表示ラベル2311の表示内容を更新するために、この設定値を記憶しておく。続いて、本例では、S2608にて操作対象判定部807が表示ラベル2311を操作対象として判定する。
S2610では、操作対象判定部807は、操作I/F508を介して操作パネル509のハードキー201~210の押下を検知したかどうかを判定する。ハードキー201~210の押下を検知している場合はS2613に進み、そうでなければS2611に進む。
S2611では、操作対象判定部807は、ユーザ106がLCDタッチパネル200上に表示されるUI部品を操作したかどうかを判定する。つまり、操作I/F508が取得したLCDタッチパネル200上のタッチ座標が、S2501で取得した操作対象判定情報のタッチ座標範囲内であるUI部品が存在するかどうかを判定する。例えば、タッチ座標が(X:500、Y:450)であった時には、操作対象判定部807は操作対象判定情報のタッチ座標範囲内に含まれるボタン2321を操作対象として判定する(S2612)。また、例えば、タッチ座標が(X:600、Y:200)であった時には、操作対象判定情報のタッチ座標範囲内に含まれるUI部品が存在しないため、操作対象判定部807は操作対象無しと判定する(S2609)。
S2613では、操作対象判定部807は、ユーザ106の押下を検知したハードキーがS2501で取得した操作対象判定情報内に含まれるか判定する。操作対象判定情報内に含まれる場合は、S2614に進み、押下を検知したハードキーを操作対象として判定する。操作対象判定情報内に含まれない場合は、S2609に進み、操作対象無しと判定する。例えば、ユーザ106がハードキー(スタートキー)207を押下した時には、図23(d)の操作対象判定情報に存在することから、操作対象判定部807はハードキー207を操作対象として判定する。また、例えば、ユーザ106がハードキー(テンキー)201を押下した時には、図23(d)の操作対象判定情報に存在しないことから、操作対象判定部807は操作対象無しと判定する。
以下では、図25のS2503以降の説明に戻る。
S2503では、S2502(図26)の操作対象判定処理において、操作対象判定部807が何らかのUI部品を操作対象として判定したか、操作対象無しと判定したかを判別する。操作対象無しと判定した場合は、このまま処理を終了する。なお、この時、対話セッションが継続している場合は、データ送受信部802が「操作対象無し」の情報をサーバ102へ送信し、この情報を受信したデータ送受信部702はユーザ106に再度操作することを促すためのテキストデータを音声合成してもよい。
S2504では、表示部806が、S2502の操作対象判定処理の結果と、S2501で取得した画面制御情報に基づいて、画面の表示内容を更新する。
例えば、S2502にて「片面>両面」ボタン2301が操作対象として判定されると、図23(b)の画面制御情報に基づいて、表示部806が当該ボタンを強調表示するように画面を更新する。
また、例えば、S2502にて表示ラベル2311が操作対象として判定され、さらにS2607で「上下開き」を記憶している場合は、表示部806が表示ラベル2311の表示内容を「上下開き」に更新する。
S2505では、S2502の操作対象判定処理の結果と、S2501で取得した画面制御情報に基づいて、ジョブ実行を行うか否かを判定する。ジョブ実行を行う場合はS2507へ進み、そうでなければS2506へ進む。例えば、S2502にて「片面>両面」ボタン2301が操作対象として判定された場合は、図23(b)中の内部処理がないことからジョブ実行を行わないと判定する。また、例えば、S2502にてスタートキー207が操作対象として判定された場合は、図23(b)中の内部処理として「コピージョブの実行を開始」することから、ジョブ実行を行うと判定する。
S2506では、前述の916が示すようにデータ送受信部802によって、画面更新通知をサーバ102へ送信する。この時、対話セッションが継続している間のみ、画面更新通知を送信してもよい。
S2507では、ジョブパラメータの設定値に基づいて、ジョブ実行処理を行う。ジョブ実行処理によって、画像形成装置101は、一連の画像形成処理(例えばコピー、スキャン、プリントなど)を実行する。例えば、図23(a)の画面が示すように、「片面>両面」ボタン2301が強調表示されている状態でコピージョブの実行を開始する時には、この時の「片面>両面」の設定値をジョブパラメータとしてジョブの実行を行う。
S2508では、前述のS946およびS950が示すようにデータ送受信部802によって、ジョブ実行状態通知をサーバ102へ送信する。この時、対話セッションが継続している間のみ、ジョブ実行状態通知を送信してもよい。
<システムとユーザ106間のインタラクション>
図27は、図9で示したシーケンスのうち、ユーザ106からの音声操作とその時のシステムからのインタクラクションの一例をより具体的に説明するための模式図である。図27では、ユーザ106の音声操作としての発話例と、その発話に応じてシステムが音声制御装置100の音声処理状態を示すLEDの対応関係と流れを示している。また、画像形成装置の操作パネル509のLCDタッチパネル200上に表示する画面、および、音声制御装置100で再生する応答用の音声の対応関係と流れを示している。
まず、システムはLED消灯にて音声待機状態であることを示し、操作パネル509のLCDタッチパネル200にはトップ画面を表示している(S2701)とする。この時に、ユーザ106がウェイクワードを発話する(S2702)と、システムは音声操作の受付を開始し、発話処理状態を示すLEDを点灯する(S2703)。なお、S2702は図9中のS905、S2703はS906の具体的な一例である。ウェイクワードに続いて、ユーザ106が「コピーをしたい」と発話する(S2704)と、システムは応答処理状態を示すLEDを点滅させ(S2705)、コピートップ画面を表示する(S2706)。そして、システムは「コピーの画面を表示しました」という応答用の音声を再生し(S2707)、ユーザ106に次の発話を促すためにLEDを再点灯する(S2708)。なお、S2704は図9中のS907、S2705はS908、S2706はS915、S2707はS919、S2708はS920の具体的な一例である。
次に、ユーザ106が「倍率を変更して」と発話する(S2709)と、システムはLEDを点滅させ(S2710)、倍率設定画面を表示する(S2711)。そして、システムは「倍率が変更できます」という応答用の音声を再生し(S2712)、LEDを点灯する(S2713)。なお、S2709は図9中のS921、S2710はS922、S2711はS915、S2712はS924、S2713はS925の具体的な一例である。
次に、ユーザ106が「A4用紙がB5用紙になるようにコピーしたい」と発話する(S2714)と、システムはLEDを点滅させ(S2715)、倍率の設定値を変更した画面に更新する(S2716)。そして、システムは「倍率を86%に設定しました」という応答用の音声を再生し(S2717)、LEDを点灯する(S2718)。なお、S2714は図9中のS926、S2715はS927、S2716はS915、S2717はS929、S2718はS925の具体的な一例である。
次に、ユーザ106が「倍率の設定を完了」と発話する(S2719)と、システムはLEDを点滅させ(S2720)、変更した倍率の設定値を反映したコピーのトップ画面を表示する(S2721)。そして、システムは「コピーが開始できます」という応答用の音声を再生し(S2722)、LEDを点灯する(S2723)。なお、S2719は図9中のS931、S2720はS932、S2721はS915、S2722はS934、S2723はS935の具体的な一例である。
次に、ユーザ106が「コピースタート」と発話する(S2724)と、システムはLEDを点滅させ(S2725)、コピージョブを実行する。コピージョブの実行が開始されると、システムはコピージョブ実行中の画面を表示する(S2726)とともに、「コピーを開始します」という一次応答用の音声を再生する(S2727)。そして、コピージョブの実行が完了すると、システムはコピージョブ実行終了画面を一定時間表示するとともに、「コピーを終了しました」という最終応答用の音声を再生し(S2728)、音声受付が終了したことを示すためにLEDを消灯する(S2729)。なお、S2724は図9中のS936、S2725はS937、S2726はS944、S2727はS949、S2728はS954、S2729はS955の具体的な一例である。
図28は、画像形成指示の操作性を向上させることが可能な具体的な一例を説明するためのものであり、図23および図24が示す一例において、表示部806が画面更新する様子を模式した図である。
図28(a)は、図23(b)および図24(b)の画面制御情報を用いて、両面コピーの開き方の設定を変更する操作を行った場合に、表示部806が画面更新する様子を示している。ユーザ106が両面コピー設定画面2300の表示ラベル2311に表示されている設定値を変更したい場合があるとする。例えばタッチ操作では、詳細設定ボタン2321をタッチし、その後表示される開き方詳細設定画面2400のボタン2401、2402をタッチする。さらにOKボタン2411をタッチしてはじめて、表示ラベル2311に表示される設定値が変更される。このように別の画面で設定可能な設定値が表示されるだけのUI部品がある場合、上述の両面コピー設定画面2300のタッチ操作の例では少なくとも3回のタッチ操作とそれに伴う画面更新が必要となる。
図28(b)は、図23(c)の画面制御情報を用いて、両面コピーの開き方の設定を変更する操作を音声操作で行った場合に、表示部806が画面更新する様子を示している。例えば、両面コピー設定画面2300が表示されている状態で、ユーザ106が「開き方を上下開きに変更」と発話したとする。この時、図28(b)は、両面コピーの開き方を選択するための開き方詳細設定画面2400に遷移することなく、表示ラベル2311に表示されている設定値が「左右開き」から「上下開き」に変更されることを示している。すなわち、この音声操作の一例では、ユーザ106の発話1回で表示されている設定値を変更することが可能となり、画像形成指示の操作性を向上させることができる。
<画面遷移なし設定値変更制御の適応条件>
図29は、ユーザ106の発話1回で表示されている設定値を変更する制御を適応可能な条件を簡易的に説明するためのフローチャートである。このフローチャートで示される処理は、図28(b)で示したように、別の画面で設定可能な設定値が表示されるだけのUI部品から構成される操作画面において実行される。以降、この制御を「画面遷移なし設定値変更制御」とする。
まず、表示中の画面に、設定値を変更するための次の階層の画面に遷移するUI部品が含まれるかどうかで、前記の画面遷移なし設定値変更制御の適応可否が変わる(S2901)。例えば、図23(a)の両面コピー設定画面2300が表示されている場合は、次の階層の設定画面である開き方詳細設定画面2400(図24(a))に遷移するための詳細設定ボタン2321が存在することから、次の条件判定を行う(S2902)。対して、開き方詳細設定画面2400が表示されている場合は、次の階層の設定画面に遷移するUI部品が存在しないため、前記の画面遷移なし設定値変更制御は適応されない(S2907)。
次の条件判定であるS2902では、表示中の画面に、次の階層の画面で変更可能な設定値を表示するUI部品が、S2901で判定したUI部品とは別にあるかどうかで、前記の画面遷移なし設定値変更制御の適応可否が変わる。例えば、図23(a)の両面コピー設定画面2300が表示されている場合は、詳細設定ボタン2321とは別に、開き方詳細設定画面2400で変更可能な設定値を表示するためだけの表示ラベル2311が存在することから、次の条件判定を行う(S2903)。対して、図22(a)のカラー選択画面2200が表示されているとする。この場合は、次の階層の設定画面(不図示)に遷移するためのボタン2204~2205とは別に、次の階層の設定画面で変更可能な設定値を表示するだけのUI部品がない。そのため、前記の画面遷移なし設定値変更制御は適応されない(S2907)。
さらに次の条件判定であるS2903では、ユーザ106から受け付けた操作が音声操作であれば次の条件判定(S2904)に進み、そうでなければ前記の画面遷移なし設定値変更制御は適応されない(S2907)。
さらに次の条件判定であるS2904では、音声操作としてユーザ106が発話した音声に、S2902で判定したUI部品に表示される設定値を変更することを意図した内容が含まれるかどうかで、前記の画面遷移なし設定値変更制御の適応可否が変わる。さらに、音声操作としてユーザ106が発話した音声に、次の階層の設定画面で変更可能な設定値に対応する内容が含まれるかどうかで、前記の画面遷移なし設定値変更制御の適応可否が変わる。例えば、図23(a)の両面コピー設定画面2300が表示されている場合に、ユーザ106が「コピーの開き方を上下開きに変更」と発話した場合は、前記の画面遷移なし設定値変更制御を可能とする。これは、前述のようにS2501およびS2605にて取得した該当の画面の画面制御情報と操作対象判定情報と、ユーザ106の発話した音声データから生成されるグループID判定結果とを用いて判定される(S2602、S2606)。また、S2904~S2905で示すような適応条件となるように、予め画面制御情報と操作対象判定情報がデータ管理部803によって管理されているものとする。
<備考>
以上で説明したように、本実施例によればユーザ106の発話によって、画像形成装置101の操作パネル509に表示された画面を操作することができる。特に、本実施例では、画面に変更前の設定値または設定項目名称が表示されているが、その設定値の設定画面は別に設けられている場合において、設定変更の詳細画面を表示するとなく設定値の変更を行うことができる。そして、変更後の設定値を表示することができる。したがって、ユーザ106の発話によって画像形成指示の操作性を向上させることが可能となる。
なお、音声操作で設定変更できる項目は、表示中の画面から遷移した先の画面で設定変更可能な項目であることが望ましい。換言すると、表示中の画面(第2の画面)から遷移できる画面(第1の画面)内で設定変更することのできない設定項目は、発話による操作を受け付けないことが望ましい。すなわち、同一の発話内容であっても表示中の画面によっては設定変更がなされたり、なされなかったりする。これは、設定変更対象について何の手掛かりもない画面(第3の画面)でなされた発話に基づいてユーザの意図しない設定変更が行われないようにするためである。
(実施例2)
<画面制御情報と操作対象判定情報>
実施例1では、表示中の画面(第2の画面)ではタッチ操作で変更できない設定項目であって、遷移先の画面(第1の画面)で変更できる設定項目について、音声操作で変更する例を説明した。実施例2では、表示中の画面(第2の画面)ではタッチ操作で変更できない設定項目であって、遷移先の画面(第1の画面)において変更手続きの一部が行われる設定項目を、音声操作する例について説明する。なお、遷移先の画面(第1の画面)において変更手続きの一部が行われる設定項目は、例えば、遷移先の画面(第1の画面)から更に遷移した画面(第3の画面)で設定変更の手続きが完了する設定項目である。なお、実施例2を実現するための構成は、詳細に説明する特徴部分を除き実施例1の構成と同様である。そのため、実施例1と同様の構成については同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図30は、表示部806がLCDタッチパネル200上に表示する画面と、データ管理部803が管理する画面制御情報と操作対象判定情報であり、図22~24の別の一例である。なお、その他の構成要素は、前述の図1~21と同様である。
図30(a)は、データ送受信部802がクライアント端末103から受信したプリントジョブの設定を表示し、プリント開始指示をおこなうためのプリントジョブ設定画面3000である。プリントジョブ設定画面では、ユーザ106がプリントジョブの設定内容を確認するとともに、必要に応じて設定を変更することができる。プリントジョブ設定画面3000は、ユーザ106が操作可能なUI部品3001~3032で構成されている。また、プリントジョブ設定画面3000には、音声操作で指示可能な項目の名称情報として「ページ集約」等の情報が配置されている。
図30(b)の画面制御情報では、例えば「変更」と表記されたボタン3002が操作対象として判定された時に、表示部806が図31(a)のページ集約設定画面3100に遷移するよう制御することが示されている。
図30(c)の画面制御情報では、表示ラベル3012~3014は図30(b)の画面制御情報に含まれるUI部品のようにユーザ106がタッチして操作することはできないが、ユーザ106の発する音声でのみ操作可能なUI部品であることを示している。例えば、表示ラベル3012は、図31(a)のページ集約設定画面3100で設定される設定値を表示するためのUI部品である。また、表示ラベル3012が操作対象として判定された時に、設定される設定値に応じて、それぞれ実施する制御が異なることを示している。このように、本実施例のデータ管理部803は、音声操作で設定される設定値に応じて異なる画面制御の内容を管理することを可能とする。
グループID判定結果が{ID:LYT00030、ID:LYT00003、ID:OPR00041}または{ID:LYT00030、ID:LYT00000、ID:OPR00041}であったとする。この時、図30(d)の操作対象判定情報によれば、ボタン3002を操作対象として判定される。例えば、プリントジョブ設定画面3000が表示されている状態においてユーザ106が「ページ集約を変更」と発声したとする。すると、この時グループID判定部707が生成するグループID判定結果{ID:LYT00030、ID:LYT00003、ID:OPR00041}から、操作対象判定部807はボタン3002が操作対象であると判定する。さらに、この判定結果と画面制御情報に基づいて、図31(a)のページ集約設定画面3100を表示する。
また、図30(d)の操作対象判定情報では、グループID判定結果が{ID:LYT00030、ID:LYT0003、ID;LYT00010~LYT00016、ID:ORP00041}であったとする。この時に、表示ラベル3012を操作対象として判定することを示している。例えば、プリントジョブ設定画面3000が表示されている状態においてユーザ106が「ページ集約を2in1に変更」と発声したとする。すると、この時グループID判定部707が生成するグループID判定結果{ID:LYT00030、ID:LYT0003、ID;LYT00011、ID:ORP00041}は上述の通りである。そして、操作対象判定部807は表示ラベル3012が操作対象であると判定する。この時、データ管理部803は、操作対象判定情報のグループIDセットに対して、次に遷移する画面(ページ集約設定画面3100)を構成するUI部品に対応するグループIDを含むように管理する。
また、図30(d)の操作対象判定情報では、タッチ座標範囲の矩形情報があるボタン3001~3004およびボタン3021~3032はLCDタッチパネル200上のタッチ操作の受け付けが可能であることを示している。なお、図中のタッチ座標範囲が斜線で示されているハードキー203は、操作パネル509を構成するハードキーの押下の検知に基づいて、操作対象として判定するUI部品であることを示している。なお、タッチ座標範囲が「-」で示されている表示ラベル3011~3014は、LCDタッチパネル200上に表示されているが、タッチ操作の受け付けは行わないことを示している。
図31は、表示部806がLCDタッチパネル200上に表示する画面と、データ管理部803が管理する画面制御情報と操作対象判定情報であり、図22~24および図30の別の一例である。また、図32は、表示部806がLCDタッチパネル200上に表示する画面の一例である。
図31(a)は、表示部806が表示する、ユーザ106が1枚の用紙に割り付けるページ数を選択するためのページ集約設定画面3100である。ページ集約設定画面3100は、ユーザ106が操作可能なUI部品3101~3122で構成されている。
図31(b)および図31(c)はページ集約設定画面3100の画面制御情報であり、図31(d)はページ集約設定画面3100の操作対象判定情報である。
ページ集約設定画面3100では、「2in1」が表記されたボタン3102がユーザ106によって選択された状態において、詳細設定ボタン3111が押下される。すると、ページの割り付け順序を設定するための2in1詳細設定画面3200(図32(a))に遷移することが示されている。同様に、「4in1」が表記されたボタン3103がユーザ106によって選択された状態において、詳細設定ボタン3111が押下されると、ページの割り付け順序を設定するための4in1詳細設定画面3210(図32(b))に遷移することが示されている。対して、「1in1」が表記されたボタン3101がユーザ106によって選択された状態において、ページの割り付け順序を設定する必要がないため、詳細設定ボタン3111はユーザ106からの操作を受け付けないように無効化される。
<画像形成装置101のデバイス制御プログラム801の処理フロー>
図33は画像形成装置101のデバイス制御プログラム801の画面更新処理の概要を示すフローチャートである。画面更新処理は、ユーザの操作を受け付けた後に実行される処理である。例えば、データ送信部802がグループID判定結果を受信した後に、画面更新処理が実行される。または、操作I/F508がLCDタッチパネル200のタッチ操作または操作パネル509上のハードキー201~210の押下を検知した後に画面更新処理が実行される。入力操作受付と画面更新処理の関係は、図25のフローチャートと同様である。また、操作対象判定処理について、図26のフローチャートと同様である。
図33は、図25で示すデバイス制御プログラム801の一部である画面更新処理S2504の処理をより詳細化したフローチャートである。
以降、具体的な一例として、表示部806が図30(a)のプリントジョブ設定画面3000を表示している状態での処理フローを説明する。
S3301では、表示部806が、S2502において操作対象として判定されたUI部品の画面制御情報を読み出し、設定値に応じた画面制御情報の内容が別々に登録されているか判定する。設定値に応じた画面制御情報の内容が別々に登録されていない場合はS3302に進み、そうでなければS3203に進む。なお、この時の設定値とは、表示ラベル3011~3014に表示する設定値であり、S2605~S2607においてユーザ106が発話した音声の中に含まれると判定された設定値である。
例えば、S2502において操作対象判定部807が表示ラベル3013を操作対象として判定した場合は、設定値に応じた画面制御情報の内容が別々に登録されていない。これは、図30(c)の画面制御情報が示すとおりである。このことから、この制御内容に基づいてS2607で記憶した設定値を表示ラベル3013に表示するよう制御する。より具体的には、ユーザ106が「ホチキスを設定無しに変更」と発声すると、操作対象が表示ラベル3013であると判定されると同時に、S2607では「設定無し」の設定値が記憶されるため、「設定無し」が表示ラベル3013に反映される。
また、例えば、S2502において操作対象判定部807が表示ラベル3012を操作対象として判定した場合は、設定値に応じた画面制御情報の内容が別々に登録されていない。このことから、この制御内容に基づいてS2607で記憶した設定値を応じた画面制御を行う。より具体的には、ユーザ106が「ページ集約を1in1に変更」と発声すると、操作対象が表示ラベル3012であると判定されると同時に、S2607では「1in1」の設定値が記憶される。この時、図30(c)の画面制御情報に基づいて設定値「1in1」が表示ラベル3012に反映される。また、ユーザ106が「ページ集約を2in1に変更」と発声すると、操作対象が表示ラベル3012であると判定されると同時に、S2607では「2in1」の設定値が記憶される。この時、図30(c)の画面制御情報に基づいて、表示部806は2in1詳細設定画面3200に遷移させる。
図34および図35は、画像形成指示の操作性を向上させることが可能な具体的な一例を説明するためのものであり、図30~図32が示す一例において、表示部806が画面更新する様子を模式した図である。
図34(a)は、図30(b)および図30(b)の画面制御情報を用いて、ページ集約の設定を変更する操作を行った場合に、表示部806が画面更新する様子を示している。ユーザ106がプリントジョブ設定画面3000の表示ラベル3012に表示されている設定値を変更したい場合があるとする。例えばタッチ操作では、変更ボタン3002をタッチし、その後表示されるページ集約設定画面3100のボタン3101をタッチして、さらにOKボタン3122をタッチしてはじめて、表示ラベル3012に表示される設定値が変更される。このように別の画面で設定可能な設定値が表示されるだけのUI部品があり、上述のプリントジョブ設定画面3000のタッチ操作の例では少なくとも3回のタッチ操作とそれに伴う画面更新が必要となる。また、本例では、ユーザ106が「1in1」に変更する操作を行っており、「1in1」選択時はさらに詳細な設定(ページの割り付け順序の設定)を行う必要がないため、ページ集約設定画面3100内の操作だけで設定値の変更操作が完了する。
図34(b)は、図30(c)の画面制御情報を用いて、ページ集約の設定を変更する操作を音声操作で行った場合に、表示部806が画面更新する様子を示している。例えば、プリントジョブ設定画面3000が表示されている状態で、ユーザ106が「ページ集約を1in1に変更」と発話したとする。この時、図34(b)は、ページ集約の設定値を選択するためのページ集約設定画面3100に遷移することなく、表示ラベル3012に表示されている設定値が「2in1」から「1in1」に変更されることを示している。すなわち、この音声操作の一例では、ユーザ106の発話1回で表示されている設定値を変更することが可能となり、画像形成指示の操作性を向上させることができる。また、「1in1」選択時はさらに詳細な設定を行う必要がないため、「ページ集約を1in1に変更」の音声だけで変更する設定値が充足しているととらえることができる。そのため、ユーザ106の発話1回で表示されている設定値を変更することが可能となっている。
また、図35(a)は、図34(a)と同様に、図30(b)および図30(b)の画面制御情報を用いて、ページ集約の設定を変更する操作を行った場合に、表示部806が画面更新する様子を示している。ユーザ106がプリントジョブ設定画面3000の表示ラベル3012に表示されている設定値を変更したい場合、例えばタッチ操作では、変更ボタン3002をタッチし、その後表示されるページ集約設定画面3100のボタン3102をタッチする。「2in1」が選択されている場合、ユーザ106はさらに詳細な設定内容であるページの割り付け順序を2in1詳細設定画面3200にて行う必要があるため、図35(a)では、続いてユーザ106が詳細設定ボタン3111をタッチする例を示している。その後、2in1詳細設定画面3200でのタッチ操作によりページの割り付け順序の設定値を変更し、最終的にプリントジョブ設定画面3000の表示ラベル3012に表示される設定値が変更される。
図35(b)は、図34(b)と同様に、図30(c)の画面制御情報を用いて、ページ集約の設定を変更する操作を音声操作で行った場合に、表示部806が画面更新する様子を示している。例えば、プリントジョブ設定画面3000が表示されている状態で、ユーザ106が「ページ集約を2in1に変更」と発話したとする。この時、本例のように「2in1」が選択されている場合、ユーザ106はさらに詳細な設定内容であるページの割り付け順序を設定する必要があるため、この音声操作だけでは変更する設定値が充足してないととらえることができる。そこで、本例では、音声で変更指示された「2in1」の設定値を変更するためのページ集約設定画面3100に遷移することなく、「2in1」設定時にさらに設定が必要な2in1詳細設定画面3200が表示される。その後、2in1詳細設定画面3200での操作によりページの割り付け順序の設定値を変更し、最終的にプリントジョブ設定画面3000の表示ラベル3012に表示される設定値が変更される。
<備考>
以上で説明したように、本実施例によれば、前述の実施例1と同様に、画面に設定値が表示されているが、その設定値の設定画面は別に設けられている場合において、ユーザ106の発話によって画像形成指示の操作性を向上させることが可能となる。さらに、本実施例では、別に設けられている設定画面で設定する設定値に対して、さらに詳細な内容を設定する画面が存在する場合に、その詳細内容を設定する画面に直接遷移するよう画面制御することで画像形成指示の操作性を向上させることが可能となる。換言すると、本実施例では、本性操作をおこなうことにより、設定変更手続きで利用する画面のうちの一部の画面をスキップすることができる。
このように、別の画面で設定可能な設定値が表示されるだけのUI部品がある場合であって、別の画面一つで設定変更操作が完了するケースとさらに別の画面で詳細設定の変更操作を行う必要があるケースがある。このような各ケースにおいて、それぞれ画面制御を切り替えることによって、画像形成指示の操作性を向上させることが可能となる。
(実施例3)
実施例1、2では、発話による操作を行った場合に、タッチ操作では表示される一部または全部の設定手続き画面を省略して、設定値の変更を行える点を説明した。実施例3では、設定変更の指示を発話による操作で受けつけた場合と、タッチ操作で受け付けた場合とで、設定手続き画面を異ならせる例を説明する。
<システムの制御シーケンス>
図36は、図1で示したシステムを構成する各装置、及び、図6~図8で示した各装置の制御プログラム間のやりとりを示すシーケンス図であり、図9のS921~S930における別の一例である。なお、図36においても前述のS905~S920およびS936~S956は同様であるため、説明や図示を省略する。なお、その他の構成要素も、前述の図1~8と同様であるため、こちらも説明を省略する。
S3621では、前述のS921と同様に、ユーザ106が設定画面呼び出し指示を音声制御装置100に対して行う。例えば、スキャンした原稿画像をEメール送信する機能を実行する画面において、さらに、送信するEメールの件名や本文を付加する設定画面が表示されている状態であるとする。この時、設定画面呼び出し指示の具体例として、ユーザ106がEメールの本文として任意の文字列を付加することを意図して「本文を入力」と発声するものとする。
S3622は、前述のS922と同様である。
S3623は、前述のS923の処理と同様の音声操作処理を示す。S3623では、例えば、S3621の設定画面呼び出し指示に伴って、表示部806がEメールの本文を入力するための画面を表示するよう画面更新する。また、この時、データ送受信部802は画面更新通知として「本文入力画面表示」というテキストデータをサーバ102に送信する。このテキストデータを受信した音声データ変換制御プログラム701のデータ送受信部702は、任意のテキストを入力可能な状態であることを記憶する。
S3624は前述のS924と同様に、音声再生部605が音声合成データを再生する。例えば、「本文を音声で設定できます。設定したい内容を読み上げてください。」という音声合成データを、スピーカ310を通じて再生する。
S3625は、前述のS925と同様である。
続いて、S3626では、ユーザ106が入力したい任意の文字または文章を音声制御装置100に対して発声する、任意文字の入力指示を音声制御装置100に対して行う。ユーザ106が発声した音声は音声取得部604によって取得され、音声データとして生成される。空白時間が所定時間経過すると、発話終了判定部608は発話が終了したと判定する。
S3627は、前述のS927と同様である。
S3626で示す任意文字の入力指示の音声データが生成されると、次にS3628では、データ送受信部602が、生成された音声データをサーバ102に送信する。
S3629では、音声データ変換制御プログラム701のデータ送受信部702が受信した音声データに対して、音声認識部705が音声認識処理を行う。音声認識処理によって、例えば、ユーザ106が発した「先ほどの資料を送付致しますので、ご確認下さい。」という音声が、テキストデータとして生成される。S3630では、音声データ変換制御プログラム701のデータ送受信部702は、これらの音声認識処理結果であるテキストデータを画像形成装置101に対して送信する。
S3631では、デバイス制御プログラム801のデータ送受信部802が受信した音声認識処理結果のテキストデータの内容を、表示部806が表示する画面に反映する。例えば、これまでの処理を通じて、LCDタッチパネル200に表示されるキーボードのタッチ操作またはテンキー201の押下によってユーザ106が任意の文字列を入力する代わりに、ユーザ106が発声した内容がそのまま任意の文字列として入力される。
S3632では、データ送受信部802によって、サーバ102へ、画面の表示内容が更新されたことを示す画面更新通知を送信する。例えば、表示部806が画面更新通知として「文字入力終了」というテキストデータを送信する。
S3633では、音声データ変換制御プログラム701のデータ送受信部702が受信した画面更新通知に対して、音声合成部708が画面更新通知の内容に対応する所定のテキストデータの音声合成処理を行う。例えば、画面更新通知の内容が「本文入力終了」の場合、音声合成部708は、「本文に入力された内容を確認してください」というテキストデータを音声合成する。音声合成部708が音声合成処理によって生成した音声データ(音声合成データ)は、データ送受信部702によって音声制御装置100へと送信される。
S3634では、データ送受信部602が、S917で生成および送信された音声合成データを受信する。
S3635では、音声再生部605が、S918で受信した音声合成データを再生する。例えば、S917で生成した「本文に入力された内容を確認してください」という音声合成データを、スピーカ310を通じて再生する。
S3636では、音声合成データ再生後、音声制御プログラム601の表示部606が、発話処理中を示すLEDを再び点灯する。また、同時に音声取得部604の処理を再び開始する。
<画面制御情報と操作対象判定情報>
図37は、表示部806がLCDタッチパネル200上に表示する画面と、データ管理部803が管理する画面制御情報と操作対象判定情報であり、図22~24の別の一例である。
図37(a)は、表示部806が表示する、ユーザ106がEメール送信時の件名および本文を設定するためのEメールメッセージ設定画面3700である。Eメールメッセージ設定画面3700は、ユーザ106が操作可能なUI部品3701~3712で構成されている。
「設定取消」と表記されたボタン3711が操作対象として判定されたとする。この場合、図37(b)の画面制御情報によれば、スキャンした原稿画像をEメール送信する機能のトップ画面である送信トップ画面(不図示)が遷移するように、表示部806による制御が行われる。また、「本文」と表記されたボタン3702が操作対象として判定された時には、入力操作の種別がタッチ操作である場合と音声操作である場合とで、それぞれ実施する画面制御が異なることを示している。このように、本実施例のデータ管理部803は、画面制御情報として入力操作の種別に応じて異なる画面制御の内容を管理することを可能とする。例えば、ボタン3702がタッチ操作により操作対象として判定された時にはキーボード設定画面3800に遷移し、音声操作により操作対象として判定された時には音声設定画面3810に遷移するよう制御することが示されている。
図37(c)の画面制御情報が空の情報となっていることから、Eメールメッセージ設定画面3700は音声操作のみ可能なUI部品が存在しないことを示している。
グループID判定結果が{ID:SND00062}または{ID:SND00062、ID:OPR00040}または{ID:SND00062、ID:OPR00050}であったとする。この場合、図37(d)の操作対象判定情報は、ボタン3702を操作対象として判定することを示している。例えば、Eメールメッセージ設定画面3700が表示されている状態においてユーザ106が「メール本文を設定」と発声する。すると、この時グループID判定部707が生成するグループID判定結果{ID:SND00062、ID:OPR00040}から、操作対象判定部807はボタン3702が操作対象であると判定する。
また、図37(d)の操作対象判定情報では、タッチ座標範囲の矩形情報があるボタン3701~3712はLCDタッチパネル200上のタッチ操作の受け付けが可能であることを示している。例えば、タッチ座標が(X:200、Y:250)であった時には、操作対象判定部807は操作対象判定情報のタッチ座標範囲内に含まれるボタン3702を操作対象として判定する。なお、タッチ座標範囲が斜線で示されているハードキー203および207は、操作パネル509を構成するハードキーの押下の検知に基づいて、操作対象として判定するUI部品であることを示している。
図38は、表示部806がLCDタッチパネル200上に表示する画面の一例である。
図38(a)は、前述のキーボード設定画面3800である。キーボード設定画面3800は、ソフトウェアキーボードとしての各種キー3802と、ユーザ106が設定する任意の文字列を表示する領域3801から構成される。ソフトウェアキーボードの各種キー3802をユーザ106がタッチ操作することで、Eメールの本文として設定する任意の文字列を入力することが可能な画面となっている。
図38(b)は、前述の音声設定画面3810である。音声設定画面3810は、ユーザ106が設定する任意の文字列を表示する領域3811で構成され、ユーザ106が音声にて発話した内容がそのままEメールの本文として設定する任意の文字列を入力することが可能な画面となっている。なお、音声設定画面3810では、音声操作には不要であるソフトウェアキーボードの各種キー3802が不要であるため、その分ユーザ106が設定する任意の文字列を表示するための領域3811を領域3801よりも大きく配置している。これにより、ユーザ106が設定した文字列をより多く表示することが可能となっている。
<画像形成装置101のデバイス制御プログラム801の処理フロー>
図39は画像形成装置101のデバイス制御プログラム801が実行する画面更新処理の概要を示すフローチャートである。画面更新処理は、ユーザの操作を受け付けた後に実行される処理である。例えば、データ送信部802がグループID判定結果を受信した後に、画面更新処理が実行される。または、操作I/F508がLCDタッチパネル200のタッチ操作または操作パネル509上のハードキー201~210の押下を検知した後に、画面更新処理が実行される。入力操作受付と画面更新処理の関係は、図25のフローチャートと同様である。また、操作対象判定処理について、図26のフローチャートと同様である。
以降、具体的な一例として、表示部806が図35(a)のEメールメッセージ設定画面3700を表示している状態での処理フローを説明する。
S3901では、表示部806が、S2502において操作対象として判定されたUI部品の画面制御情報を読み出し、タッチ操作時と音声操作時の画面制御の内容が別々に登録されているか判定する。タッチ操作時と音声操作時の画面制御の内容が別々に登録されていない場合はS3903に進み、そうでなければS3902に進む。例えば、S2502において操作対象判定部807がボタン3011を操作対象として判定したとする。この場合は、該当の画面制御情報にタッチ操作時と音声操作時の画面制御の内容が別々に登録されていないことから、この制御内容に基づいて送信トップ画面(不図示)に遷移するよう制御する(S3902)。また、例えば、S2502において操作対象判定部807がボタン3002を操作対象として判定した場合は、該当の画面制御情報にタッチ操作時と音声操作時の画面制御の内容が別々に登録されていることから、S3902に進む。
S3902では、S2601と同様に、入力操作の種別を判定する。入力操作の種別が音声である、つまり、図9で示すように、ユーザ106が音声操作開始指示905に続いて発話した結果、データ送信部802がグループID判定結果をサーバ102から受信した場合は、S3905に進む。対して、入力操作の種別がタッチ操作またはハードキー押下である場合は、S3904に進む。
S3904では、表示部806は、該当の画面制御情報の中からタッチ操作時の画面制御の内容を読み出し、その内容に基づいて画面を更新する。例えば、ユーザ106がボタン3002をタッチ操作した場合は、表示部806はページ集約設定画面3100に遷移する制御する。
S3905では、表示部806は、該当の画面制御情報の中から音声操作時の画面制御の内容を読み出し、その内容に基づいて画面を更新する。例えば、ユーザ106が「メール本文を設定」と発声し、その結果ボタン3002が操作対象として判定された場合は、表示部806は音声設定画面3110に遷移するよう制御する。
<備考>
以上で説明したように、本実施例によれば、音声操作の対話セッションの中でユーザ106が音声操作により任意の文字列を入力する場合は、音声操作には不要なキーを排除し、入力する文字列を表示する領域を拡大した画面を表示する(図40(b))。これにより、音声操作における画像形成指示の操作性を向上させることが可能となる。また、従来通り、ユーザ106のタッチ操作により任意の文字列を入力する場合は、ソフトウェアキーボードを配置した画面を表示する(図40(a))。これにより、ユーザ106の入力操作の種別に応じた画面を表示し分けることで、画像形成指示の操作性を向上させることが可能となる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。本実施例では、音声制御プログラム601、デバイス制御プログラム801、音声データ変換制御プログラム701がそれぞれ音声制御装置100、画像形成装置101、サーバ102で実行されるとした。しかしながら、マイクロフォンを備えた画像形成装置101で各プログラムを全て実行するようにしてもよいし、サーバ102だけ分離し、音声制御プログラム601とデバイス制御プログラム801を画像形成装置101で実行するようにしてもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
実施例では、画像形成装置101が提供する操作画面のうちの一部の画面について取り上げ、その操作方法について説明した。しかしながら、自然言語に基づく画面操作は上述した内容のみには限られない。装置が表示する画面の操作であれば他の画面であってもよい。そして、例えば、設定の変更指示、画面の遷移指示、処理の実行指示等を音声操作でおこなってもよい。
ASICとは、Application Specific Integrated Circuitのことである。
CPUとは、Central Processing Unitのことである。
FAXとは、Facsimileのことである。
HDDとは、Hard Disk Driveのことである。
IDとは、Identificationのことである。
IEEEとは、Institute of Electrical and Electronics Engineersのことである。
IPとは、Internet Protocolのことである。
LANとは、Local Area Networkのことである。
LCDとは、Liquid Crystal Displayのことである。
LEDとは、Light Emitting Diodeのことである。
MEMSとは、Micro Electro Mechanical Systemsのことである。
MFPとは、Multifunction Peripheralのことである。
MP3とは、MPEG Audio Layer-3のことである。
PCとは、Personal Computerのことである。
RAMとは、Random‐Access Memoryのことである。
RNNとは、Recurrent Neural Networksのことである。
ROMとは、Read Only Memoryのことである。
SDカードとは、Secure Digital Memory Cardのことである。
SSDとは、Solid State Driveのことである。
TCPとは、Transmission Control Protocolのことである。
UIとは、User Interfaceのことである。
100 音声制御装置
101 画像形成装置
102 サーバ装置
103 クライアント端末
104 ネットワーク
105 ゲートウェイ
106 ユーザ

Claims (16)

  1. 音を取得するマイクロフォンと、
    情報を表示するディスプレイと、
    設定項目の設定値の変更指示が可能な1または複数の設定オブジェクトを備える第1の画面を前記ディスプレイに表示させる手段と、
    前記第1の画面に遷移するための選択オブジェクトを備える第2の画面を前記ディスプレイに表示させる手段と、
    前記選択オブジェクトへのユーザ操作に基づいて、前記第1の画面を表示し、前記設定オブジェクトへのユーザ操作に基づいて前記設定値を変更する変更手段と、
    を有し、
    前記変更手段は、前記第2の画面が表示されている状態において、前記マイクロフォンを介して取得された音声に基づくテキストデータを取得すると前記第1の画面を表示させることなく前記テキストデータに基づいて前記設定値を変更する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記第2の画面には、前記設定項目の名称情報が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記テキストデータには前記名称情報に対応する情報が少なくとも含まれることを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記第1の画面に遷移するための選択オブジェクトを備えない第3の画面を前記ディスプレイに表示させる手段を有し、
    前記第3の画面が前記表示されている状態において、前記マイクロフォンを介して取得された音声に基づき前記テキストデータと同一のテキストデータを取得しても、前記設定項目は変更されないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記テキストデータは、テキスト情報と音声情報を対とする教師データに基づき学習した学習モデルを用いて生成されるデータであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 記設定項目はEメール送信機能に関する設定項目であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 記設定項目はFAX送信機能に関する設定項目であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 記設定項目はプリント機能に関する設定項目であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  9. 記設定項目はコピー機能に関する設定項目であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  10. 前記マイクロフォンおよび前記ディスプレイおよび前記変更手段を備える装置を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  11. 前記マイクロフォンおよび前記ディスプレイを備える装置と、
    前記変更手段を備える装置と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載に記載の情報処理システム。
  12. 前記マイクロフォンを備える装置と、
    前記ディスプレイおよび前記変更手段を備える装置と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  13. 前記第2の画面には前記変更前の設定値を示す情報が配置されていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  14. 記設定項目の設定値の変更指示を受け付けたことに従って、前記設定項目にかかる変更後の設定値を示す情報が配置された第4の画面を前記ディスプレイに表示させる手段を有することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  15. 音を取得するマイクロフォンと、
    情報を表示するディスプレイと、
    設定値の変更指示が可能な1または複数の設定オブジェクトを備える第1の画面を前記ディスプレイに表示させる手段と、
    前記第1の画面に遷移するための選択オブジェクトを備える第2の画面を前記ディスプレイに表示させる手段と、
    前記選択オブジェクトへのユーザ操作に基づいて前記第1の画面を表示し、前記設定オブジェクトへのユーザ操作に基づいて前記設定値を変更する変更手段と、
    を有し、
    前記変更手段は、前記第2の画面が表示されている状態において、前記マイクロフォンを介して取得された音声に基づくテキストデータを取得すると前記第1の画面を表示させることなく前記テキストデータに基づいて前記設を変更する手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  16. 設定値の変更指示が可能な1または複数の設定オブジェクトを備える第1の画面と前記第1の画面に遷移するための選択オブジェクトを備える第2の画面をディスプレイに表示可能な装置であり、音を取得するマイクロフォンを備える前記装置の情報処理方法であって、
    前記選択オブジェクトへのユーザ操作に基づいて前記第1の画面を表示し、前記設定オブジェクトへのユーザ操作に基づいて前記設定値を変更し、
    前記第2の画面が表示されている状態において、前記マイクロフォンを介して取得された音声に基づくテキストデータを取得すると前記第1の画面を表示させることなく前記テキストデータに基づいて前記設定値を変更する
    ことを特徴とする情報処理方法。
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