JP2020201911A - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法 Download PDF

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佑治 名屋
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Abstract

【課題】 設定画面の構成に応じた音声指示を行うことが可能な情報処理システムを提供する。特に、複数の選択オブジェクトを備える設定画面を操作するための音声指示が可能な情報処理システムを提供する。【解決手段】 情報処理システムは、設定画面を操作パネル(509)に表示させ、マイクロフォン(308)を介して取得された音声情報に基づきテキスト情報を取得し、現在の注目オブジェクトの位置とおよびテキスト情報が示す移動方向に基づき注目オブジェクトを別の選択オブジェクトに更新して操作パネルに表示させる。【選択図】 図20

Description

本発明は、音声による操作が可能な情報処理システムに関する。情報処理システムが備える情報処理装置は、例えば、プリンタ、スキャナ、ファクシミリおよびこれらの機能を複数備える複合機の他、パーソナルコンピュータやモバイル端末として利用することができる。
昨今、音声認識技術の発展により、音声指示に応じた処理を実行する装置が普及している。特許文献1には、ユーザの声による印刷指示で印刷処理を実行するシステムが開示されている。
特開2019−67258号公報
特許文献1では、印刷装置に対する印刷指示等の主要な指示を音声で行う方法を例示しているが、設定変更等の詳細な指示を音声で行う方法までは検討していない。また、こうした装置の設定項目の種類は多岐にわたり、その種類に応じて様々な画面構成・指示方法が存在する。したがって、より操作性に優れたシステムを提供するためには、設定画面の構成に応じた音声指示方法を検討することが望ましい。
本発明の目的は、設定画面の構成に応じた音声指示を行うことが可能な情報処理システムを提供することである。特に、複数の選択オブジェクトを備える設定画面を操作するための音声指示が可能な情報処理システムを提供することを目的とする。
本発明は、情報処理システムにおいて、音を取得するマイクロフォンと、情報を表示するディスプレイと、複数の選択オブジェクトを備える画面であって前記複数の選択オブジェクトのうちの1つの選択オブジェクトが注目オブジェクトとして強調された画面を前記ディスプレイに表示させる手段と、前記マイクロフォンを介して取得された音声情報に基づきテキスト情報を取得する手段と、現在の注目オブジェクトに係る情報および前記テキスト情報に含まれる移動情報に少なくとも基づき注目オブジェクトが前記複数の選択オブジェクトのうちの更なる選択オブジェクトに更新された画面を前記ディスプレイに表示させる手段と、を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、設定画面の構成に応じた音声指示を行うことが可能な情報処理システムを提供できる。特に、複数の選択オブジェクトを備える設定画面を操作するための音声指示が可能な情報処理システムを提供できる。
システム構成図である。 操作パネルの構成図である。 音声制御装置のハード構成を説明する概念図である。 サーバのハード構成を説明する概念図である。 画像形成装置のハード構成を説明する概念図である。 音声制御装置の制御プログラムの機能構成を説明する概念図である。 図7(a)はサーバの制御プログラムの機能構成を説明する概念図である。図7(b)はグループID判定部707がグループIDの判定に使うグループIDリストの例を示す図である。 画像形成装置の制御プログラムの機能構成を説明する概念図である。 システムを構成する装置間、および、各装置の制御プログラム間のシーケンスを説明するシーケンス図である。 画像形成装置のデバイス制御プログラムの処理フローを説明する図である。 制御プログラムが管理および利用するグループIDリストの一例を示す図である。 図12(a)は制御プログラムが表示する画面である。図12(b)は管理および利用する画面制御情報である。図12(c)は音声操作判定情報の一例を示す図である。 画像形成装置の音声操作判定部の処理フローを説明する図である。 図14−1(a)は音声操作判定処理を説明する画面の例を示す図である。図14−1(b)は音声操作判定処理を説明する画面の例を示す図である。 図14−2(a)は画面の構成情報を示す図である。図14−2(b)音声操作判定処理を説明する画面の例を示す図である。 システムとユーザ間のインタラクションの例を説明する図である。 図16(a)〜(c)はフォーカス表示の表示例を説明する図である。 画像形成装置における項目一覧を示す図である。 画像形成装置における項目一覧を示す図である。 画像形成装置における項目一覧を示す図である。 図20(a)は、デフォルト位置に表示させたフォーカスを移動する様子を示す図である。図20(b)は、ユーザ指定位置に表示させたフォーカスを移動する様子を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例を挙げ、図面を用いて具体的に説明する。ただし、実施例で挙げる構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
(実施例)
本実施例では、情報処理システムに用いられる情報処理装置の一例として画像形成装置を挙げ、画像形成装置のコピー機能に係る設定画面を音声操作する方法を説明する。特に、複数の選択オブジェクトの中から所望の選択オブジェクトを選択状態にして設定値の変更を行う設定画面を音声操作する方法を説明する。
<システムの構成>
図1は、本実施例のシステム構成の一例を示す図である。図1に示すように、本実施例のシステムは、例えば、音声制御装置100、画像形成装置101、サーバ102、クライアント端末103、ゲートウェイ105で構成される。
音声制御装置100、画像形成装置101、クライアント端末103は、ゲートウェイ105およびネットワーク104を介して互いに通信可能である。なお、音声制御装置100、画像形成装置101、クライアント端末103のそれぞれは、単一接続ではなく複数接続された構成であっても良い。また、音声制御装置100、画像形成装置101、クライアント端末103は、ゲートウェイ105およびインターネットを介してサーバ102に通信可能である。
音声制御装置100(音声入力デバイス)は、ユーザ106の音声操作開始指示に従い、ユーザ106の音声を取得してサーバ102へ符号化された音声データを送信する。音声制御装置100は、例えば、スマートスピーカなどである。なお、本実施例では音声制御装置100と画像形成装置101が独立した構成となっているが、この構成に限定するものではない。音声制御装置100を構成するハードウェア(図3を用いて後述する各ハードブロック)、及び、ソフトウェア機能(図6を用いて後述する各ソフトブロック)の少なくとも一方が画像形成装置101の中に含まれていてもよい。
画像形成装置101(情報処理装置、画像処理装置)は、コピー機能、スキャン機能、プリント機能、FAX機能等の複数の機能を備える複合機である。画像形成装置101は、単体の機能を備えるプリンタやスキャナであってもよい。なお、操作パネル509は図2及び図5で後述する。以下では、画像形成装置101をカラーレーザービーム複合機として説明する。
サーバ102(情報処理装置)は、音声制御装置100で取得されたユーザ106の音声データの音声認識、及び、音声認識結果から画像形成装置101の設定操作・ジョブ実行に関わるワードを判定するための役割を有する。また、画像形成装置101は、音声認識結果またはワードの判定結果に応じてテキストを生成し、そのテキストの内容を音声制御装置100で音声再生するための音声データの合成を行う。なお、ジョブとは、画像形成装置101がプリントエンジン513及びスキャナ515を用いて実現する一連の画像形成処理(例えばコピー、スキャン、プリントなど)の単位を示す。
クライアント端末103は、例えば、ユーザ106が使うパーソナル・コンピュータ(PC)である。クライアント端末103は、電子ファイルを画像形成装置101でプリントするためのプリントジョブを発行する。電子ファイルは、クライアント端末103に保存されていてもよいし、インターネット上の何処かのサーバ上(不図示)、あるいは、画像形成装置101の外部記憶装置505上などに保存されていてもよい。また、クライアント端末103は、画像形成装置101でスキャンされた画像データの受信を行うこともできる。クライアント端末103の動作は本実施例の主旨と直接的に関係しないため、これ以上の詳細な説明は割愛する。
ネットワーク104は、音声制御装置100、画像形成装置101、クライアント端末103、ゲートウェイ105を互いに接続する。ネットワーク104は、音声制御装置100で取得してサーバ102へ送信する音声データ、サーバ102から送信される各データ、及び、プリントジョブやスキャンジョブなどの各種データを送受信する。
ゲートウェイ105は、例えば、IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線LANルータなどである。ゲートウェイ105、他の無線通信方式に従って動作する能力を有してもよい。また、無線LANルータではなく、10BASE−T、100BASE−T、1000BASE−Tなどに代表されるEthernet規格に準拠した有線LANルータなどであってもよく、他の有線通信方式に従って動作する能力を有してもよい。なお、前記IEEE802.11規格シリーズとは、IEEE802.11aやIEEE802.11b等のように、IEEE802.11に属する一連の規格を含む。
<画像形成装置の操作パネル>
図2は、画像形成装置101の操作パネル509の構成例を示す図である。
操作パネル509はLED(Light Emitting Diode)やLCD(Liquid Crystal Display)ディスプレイを備え、ユーザ106の操作内容や装置の内部状態を表示する表示部である。また操作パネル509はユーザ106から操作を受け付ける受付部である。操作パネル509は、複数のハードキーを備えるだけでなく、LCDディスプレイと一体となったタッチパネル200を備える。
LCDタッチパネル200は、タッチ操作が可能なディスプレイであり、主なモード設定、状況表示はここで行われる。
ハードキー201〜210は情報を入力する入力部であり、例えば、タクトスイッチが用いられる。
テンキー201は、0から9までの数値を入力するためのキーである。IDキー202はIDキーであり、装置がユーザ/部門認証管理されている場合において、認証操作(ログイン/ログアウトの操作など)を行う際に使用されるものである。
リセットキー203は設定されたモードをリセットするためのキーである。ガイドキー204は各モードについての説明画面を表示するためのキーである。ユーザーモードキー205はユーザーモード画面に入るためのキーである。キー206は割り込みコピーを行うためのキーである。
スタートキー207はコピー動作をスタートさせるためのキーである。ストップキー208は実行中のコピージョブを中止させるためのキーである。
電源スイッチ209はソフトスイッチであり、押下することによりLCDタッチパネル200のバックライトが消え、装置は低電力状態に落ちる。節電キー210はキーであり、これを押下することで節電状態に入り、再度押下することで節電状態から復帰する。
調整キー214はLCDタッチパネル200のコントラストを調整するためのキーである。
カウンタ確認キー215はキーであり、このキーを押下することでそれまでに仕様したコピー枚数の集計を表示するカウント画面がLCDタッチパネル200上に表示される。
LED216はジョブの実行中、画像メモリへの画像蓄積中を示すLEDである。LED217がジャム、ドアオープン等装置がエラー状態にあることを示すエラーLEDである。LED218は装置のメインスイッチがONになっていることを示す電源LEDである。
<音声制御装置のハードウェア構成>
図3は、音声制御装置100のコントローラ部300及び音声制御装置100が内蔵しているデバイスのハードウェア構成例を示す図である。
図3に示すように、コントローラ部300は、CPU302、RAM303、ROM304、外部記憶装置305、ネットワークI/F306、マイクI/F307、オーディオコントローラ309、および表示コントローラ311を含む。これらの構成はシステムバス301に接続されており、互いに通信可能である。また、音声制御装置100は、コントローラ部300に付随するデバイスとして、マイクロフォン308、スピーカ310、LED312を含む。
CPU302はコントローラ部300全体の動作を制御する中央演算装置である。RAM303は揮発性メモリである。ROM304は不揮発性メモリであり、CPU302の起動用プログラムが格納されている。外部記憶装置305はRAM303と比較して大容量な記憶デバイス(例えばSDカード)である。外部記憶装置305にはコントローラ部300によって実行される、音声制御装置100の制御用プログラムが格納されている。なお、外部記憶装置305はSDカード以外のフラッシュROMなどに置き換えてもよく、SDカードと同等の機能を有する他の記憶デバイスに置き換えてもよい。
CPU302は電源ON等の起動時、ROM304に格納されている起動用プログラムを実行する。この起動用プログラムは、外部記憶装置305に格納されている制御用プログラムを読み出し、RAM303上に展開するためのものである。CPU302は起動用プログラムを実行すると、続けてRAM303上に展開した制御用プログラムを実行し、制御を行う。また、CPU302は制御用プログラム実行時に用いるデータもRAM303上に格納して読み書きを行う。外部記憶装置305上には制御用プログラム実行時に必要な各種設定などを格納することができる。各種設定はCPU302によって読み書きされる。CPU302はネットワークI/F306を介してネットワーク104上の他の機器との通信を行う。
ネットワークI/F306は、IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線通信方式に従って通信を行うための回路やアンテナを含んで構成される。ただし、無線通信方式でなくEthernet規格に準拠した有線通信方式であってもよく、無線通信方式に限定するものではない。
マイクI/F307はマイクロフォン308に接続され、マイクロフォン308から入力されたユーザ106が発した音声を、符号化された音声データ(音声情報)に変換し、CPU302の指示に応じてRAM303に保持する。
マイクロフォン308は、例えば、スマートフォンなどに搭載される小型のMEMSマイクロフォンであるが、ユーザ106の音声を取得できるものであれば他のデバイスに置き換えてもよい。また、マイクロフォン308は、ユーザ106が発した音声の到来方向を算出できるように、3個以上を所定の位置に配して用いることが好ましい。ただし、マイクロフォン308が1個であっても本実施例は実現でき、3個以上にこだわるものではない。
オーディオコントローラ309はスピーカ310に接続され、CPU302の指示に応じて音声データをアナログ音声信号に変換し、スピーカ310を通じて音声を出力する。
スピーカ310は、音声制御装置100が応答していることを表す装置の応答音、及び、サーバ102によって合成された音声合成を再生(報知)する。スピーカ310は音声を再生するための汎用のデバイスであり、その仕組みは本実施例の主旨ではないため、これ以上の説明は割愛する。
表示コントローラ311はLED312に接続され、CPU302の指示に応じてLED312の表示を制御する。ここでは、表示コントローラ311は、音声制御装置100がユーザ106の音声を正しく入力していることを示すためのLEDの点灯制御を主に行う。
LED312は、例えば、ユーザ106が可視可能な青色などのLEDである。LED312は汎用のデバイスであり、本実施例の主旨ではないため、これ以上の説明は割愛する。なお、LED312の代わりに、文字や絵を表示可能なディスプレイ装置に置き換えてもよい。
<サーバのハードウェア構成>
図4は、サーバ102のコントローラ部のハードウェア構成例を示す図である。
図4に示すように、コントローラ部は、システムバス401に接続されたCPU402、RAM403、ROM404、外部記憶装置405、ネットワークI/F406を含む。
CPU402はコントローラ部全体の動作を制御する中央演算装置である。RAM403は揮発性メモリである。ROM404は不揮発性メモリであり、CPU402の起動用プログラムが格納されている。外部記憶装置405はRAM403と比較して大容量な記憶装置(例えばハードディスクドライブ:HDD)である。外部記憶装置405にはコントローラ部が実行する、サーバ102の制御用プログラムが格納されている。なお、外部記憶装置405は、ハードディスクドライブと同等の機能を有する他の記憶装置に置き換えてもよく、例えばソリッドステートドライブ(SSD)などを用いてもよい。
CPU402は電源ON等の起動時、ROM404に格納されている起動用プログラムを実行する。この起動用プログラムは、外部記憶装置405に格納されている制御用プログラムを読み出し、RAM403上に展開するためのものである。CPU502は起動用プログラムを実行すると、続けてRAM403上に展開した制御用プログラムを実行し、制御を行う。また、CPU402は制御用プログラム実行時に用いるデータもRAM403上に格納して読み書きを行う。外部記憶装置405上にはさらに、制御用プログラム実行時に必要な各種設定を格納することができる。各種設定は、CPU402によって読み書きされる。CPU402はネットワークI/F406を介してネットワーク104上の他の機器との通信を行う。
<画像形成装置のハードウェア構成>
図5は、画像形成装置101のコントローラ部500及び画像形成装置101が内蔵しているデバイスのハードウェア構成例を示す図である。
図5に示すように、コントローラ部500は、CPU502、RAM503、ROM504、外部記憶装置505、ネットワークI/F506、ディスプレイコントローラ507、操作I/F508、プリントコントローラ512、およびスキャンコントローラ514を含む。これらの構成は、システムバス501に接続され、互いに通信可能である。
CPU502はコントローラ部500の全体の動作を制御する中央演算装置である。RAM503は揮発性メモリである。ROM504は不揮発性メモリであり、CPU502の起動用プログラムが格納されている。外部記憶装置505はRAM503と比較して大容量な記憶装置(例えばハードディスクドライブ:HDD)である。外部記憶装置505にはCPU502によって実行される、画像形成装置101の制御用プログラムが格納されている。なお、外部記憶装置505はソリッドステートドライブ(SSD)などでもよく、ハードディスクドライブと同等の機能を有する他の記憶装置に置き換えてもよい。
CPU502は電源ON等の起動時、ROM504に格納されている起動用プログラムを実行する。この起動用プログラムは、外部記憶装置505に格納されている制御用プログラムを読み出し、RAM503上に展開するためのものである。CPU502は起動用プログラムを実行すると、続けてRAM503上に展開した制御用プログラムを実行し、制御を行う。また、CPU502は制御用プログラム実行時に用いるデータもRAM503上に格納して読み書きを行う。外部記憶装置505上にはさらに、制御用プログラム実行時に必要な各種設定や、スキャナ515で読み取った画像データを格納することができ、CPU502によって読み書きされる。CPU502はネットワークI/F506を介してネットワーク104上の他の機器との通信を行う。
ディスプレイコントローラ507はCPU502の指示に応じて、接続される操作パネル509のLCDタッチパネル200の画面表示制御を行う。
操作I/F508は操作信号の入出力を行う。操作I/F508は操作パネル509に接続され、CPU502はLCDタッチパネル200が押下されたときに、操作I/F508を介してLCDタッチパネル200の押下された座標を取得する。また、操作I/F508は操作パネル509のハードキー201〜210の押下を検知する。
プリントコントローラ512はCPU502からの指示に応じて、接続されるプリントエンジン513に対して制御コマンドや画像データを送信する。
プリントエンジン513は、プリントコントローラ512から受信した制御コマンドに従い、受信した画像データをシートに印刷する。プリントエンジン513の詳細な説明は本実施例の主旨ではないため、これ以上の説明は割愛する。
スキャンコントローラ514はCPU502からの指示に応じて、接続されるスキャナ515に対して制御コマンドを送信し、スキャナ515から受信する画像データをRAM503へ書き込む。
スキャナ515は、スキャンコントローラ514から受信した制御コマンドに従い、画像形成装置101が備える原稿台ガラス上(不図示)の原稿を、光学ユニットを用いて読み取る。スキャナ515の詳細な説明は本実施例の主旨ではないため、これ以上の説明は割愛する。
<音声制御装置の音声制御プログラムの機能構成>
図6は、CPU302が実行する音声制御装置100の音声制御プログラム601の機能構成を示すブロック図である。
音声制御装置100の音声制御プログラム601は、前述のように外部記憶装置305に格納されている。そして、起動時に、CPU302によってRAM303上に展開され実行される。
データ送受信部602は、ネットワークI/F306を介して、ネットワーク104上の他の機器とTCP/IPによるデータの送受信を行う。データ送受信部602では、後述の音声取得部604で取得されたユーザ106の発した音声データをサーバ102に送信する。また、ユーザ106への応答となる、サーバ102上で生成される音声合成データ(合成音声)の受信を行う。
データ管理部603は、音声制御プログラム601の実行において生成した作業データなど様々なデータを外部記憶装置305上の所定の領域へ保存し、管理する。例えば、後述する音声再生部605で再生する音声の音量設定データや、ゲートウェイ105との通信に必要な認証情報、画像形成装置101、及び、サーバ102と通信するために必要な各デバイス情報などが保存、管理される。
音声取得部604は、マイクロフォン308で取得される音声制御装置100の近辺にいるユーザ106のアナログ音声を、音声データに変換し、一時保存する。ユーザ106の音声は、例えば、MP3などの所定のフォーマットに変換され、サーバ102に送信するための符号化された音声データとしてRAM303上に一時的に保存する。音声取得部604の処理開始及びその終了のタイミングは後述する音声制御部609によって管理される。また、音声データの符号化は汎用のストリーミング用フォーマットでもよく、符号化された音声データを順次、データ送受信部602で送信するようにしてもよい。
音声再生部605は、データ送受信部602が受信した音声合成データを、オーディオコントローラ309を介してスピーカ310で再生する。音声再生部605の音声再生のタイミングは後述する音声制御部609によって管理される。
表示部606は表示コントローラ311を介して、LED312の表示を行う。例えば、後述の音声操作開始検知部607で音声操作があることを検知した場合にLED312を表示する。表示部606の表示のタイミングは後述する音声制御部609によって管理される。
音声操作開始検知部607は、ユーザ106の発したウェイクワード、または、音声制御装置100の操作開始キー(不図示)の押下を検知し、音声制御部609へ操作開始通知を送信する。ここで、ウェイクワードとは、予め決められている音声ワードである。音声操作開始検知部607は、マイクロフォン308で取得される音声制御装置100の近辺にいるユーザ106のアナログ音声から、常時ウェイクワードを検知する。ユーザ106はウェイクワードを話し、続いて自身が行いたいことを話すことで画像形成装置101の操作を行うことができる。音声操作開始検知部607がウェイクワードを検知してからの音声処理については後述する。
発話終了判定部608は、音声取得部604での処理の終了タイミングを判定する。例えば、ユーザ106の音声が所定時間(例えば3秒)途切れたときにユーザ106の発話が終了したと判定し、音声制御部609へ発話終了通知を送信する。なお、発話終了の判定は、発話が無い時間(以降、空白時間と呼ぶ)ではなく、ユーザ106の所定の語句から判定して行ってもよい。例えば、「はい」、「いいえ」、「OK」、「キャンセル」、「終了」、「スタート」、「開始」など所定の語句のときには、所定時間を待たずに発話終了と判定してもよい。また、発話終了の判定は、音声制御装置100ではなく、サーバ102で行うようにしてもよく、ユーザの106の発話内容の意味や文脈から発話の終了を判定するようにしてもよい。
音声制御部609は制御の中心であり、音声制御プログラム601内の他の各モジュールが相互に連携して動作するよう制御する。具体的には、音声取得部604、音声再生部605、表示部606の処理開始・終了の制御を行う。また、音声取得部604で音声データが取得された後、音声データをデータ送受信部602でサーバ102へ送信するよう制御する。また、サーバ102からの音声合成データをデータ送受信部602で受信後、音声再生部605で音声合成データを再生するよう制御する。
ここで、音声取得部604、音声再生部605、表示部606の処理開始・終了のタイミングについて述べる。
音声制御部609は、音声操作開始検知部607からの操作開始通知を受信すると、音声取得部604の処理を開始する。また、発話終了判定部608からの発話終了通知を受信すると、音声取得部604の処理を終了する。例えば、ユーザ106がウェイクワードを発話し、続いて「コピーしたい」と話したとする。このとき、音声操作開始検知部607が、ウェイクワードの音声を検知し、音声制御部609に操作開始通知を送信する。音声制御部609は、操作開始通知を受信すると、音声取得部604の処理を開始するよう制御する。音声取得部604は続いて話される「コピーしたい」というアナログ音声を音声データへ変換し一時保存をする。発話終了判定部608は、「コピーしたい」の発話後に空白時間が所定時間あったと判定すると、発話終了通知を音声制御部609に送信する。音声制御部609は、発話終了通知を受信すると、音声取得部604の処理を終了する。なお、音声取得部604が処理を開始してから終了するまでの状態を発話処理状態と呼ぶこととする。表示部606は、発話処理状態であることを示すLED312を点灯表示する。
ユーザ106の発話終了判定後、音声制御部609は、音声データをデータ送受信部602でサーバ102へ送信するよう制御し、サーバ102からの応答を待つ。サーバ102からの応答は、例えば、応答であることを示すヘッダ部と、音声合成データから成る応答メッセージある。音声制御部609は、データ送受信部602で応答メッセージを受信すると、音声再生部605で音声合成データを再生するよう制御する。音声合成データは、例えば、「コピー画面を表示します」である。なお、発話終了判定後から音声合成データの再生終了までの状態を応答処理状態と呼ぶこととする。表示部606は、応答処理状態であることを示すLED312を点滅表示する。
応答処理の後、サーバ102との対話セッションが継続している間は、ユーザ106はウェイクワードを発話することなく、続けて自身の行いたいことを発話することができる。対話セッションの終了判定は、サーバ102が行い、音声制御装置100に対話セッション終了通知を送信することで行う。なお、対話セッション終了から次の対話セッションが開始されるまでの状態を待機状態と呼ぶこととする。音声制御装置100が音声操作開始検知部607からの操作開始通知を受信するまでは、常時待機状態であるとする。表示部606は、待機状態の間、LED312を消灯する。
<サーバの音声データ変換制御プログラムの機能構成>
図7(a)は、CPU402が実行するサーバ102の音声データ変換制御プログラム701の機能構成を示すブロック図である。また、図7(b)は、グループID判定部707がグループIDの判定に使うグループIDリストの例である。グループIDリストは、画像形成装置101のユーザ操作に関して同じ意味や意図を持つワードが同じIDとしてグルーピングされている。なお、前記ワードは、ユーザ106が音声制御装置100に対して発話する言葉を音声認識した結果である。
サーバ102の音声データ変換制御プログラム701は前述のように外部記憶装置405に格納され、CPU402が起動時にRAM403上に展開して実行する。
データ送受信部702は、ネットワークI/F406を介して、ネットワーク104上の他の機器とTCP/IPによるデータの送受信を行う。データ送受信部702では、音声制御装置100からユーザ106の音声データを受信する。また、後述するグループID判定部707で判定されたグループID判定結果の送信を行う。
データ管理部703は、音声データ変換制御プログラム701の実行において生成した作業データや、音声データ変換部704で音声認識処理をするために必要なパラメータなど様々なデータを外部記憶装置405上の所定の領域へ保存し、管理する。例えば、音声認識部705が、データ送受信部702が受信した音声データをテキスト(テキスト情報)へ変換するための音響モデルや言語モデルを外部記憶装置405上の所定の領域へ保存し、管理する。また、形態素解析部706でテキストの形態素解析を行うための辞書を外部記憶装置405上の所定の領域へ保存し、管理する。また、グループID判定部707でグループIDを判定するためのグループIDリストを外部記憶装置405上の所定の領域へ保存し、管理する。また、音声合成部708で音声合成を行うための音声データベースを外部記憶装置405上の所定の領域へ保存し、管理する。また、データ管理部703には、音声制御装置100、及び、画像形成装置101と通信するために必要な各デバイス情報などが保存、管理される。
音声データ変換部704は、音声認識部705、形態素解析部706、グループID判定部707、音声合成部708から成る。以降、音声データ変換部704について説明する。
音声認識部705は、データ送受信部702が受信したユーザ106の音声データを、テキストに変換するための音声認識処理を行う。音声認識処理は、音響モデルを用いてユーザ106の音声データを音素に変換し、さらに言語モデルによるパターンマッチングにより音素を実際のテキストデータに変換する。なお、音響モデルは、DNN−HMMのようにニューラルネットワークによる機械学習手法を用いるモデルであってもよいし、GMM−HMMのように異なる手法を用いたモデルであってもよい。ニューラルネットワークを用いた機械学習では、例えば音声とテキストを対とする教師データに基づいて学習モデルの学習が行われる。言語モデルは、RNNのようにニューラルネットワークによる機械学習手法のモデルを用いるモデルであってもよいし、N−gram手法のように異なる手法を用いるモデルであってもよい。
本実施例では、前記テキストデータは1つ以上のカナから構成されるテキストと、それらを「かな漢字変換」(数字、アルファベット、記号等への変換も含む)したテキストから成るものとする。ただし、音声データをテキストデータへ変換する音声認識処理として他の手法を用いてもよく、前述の手法に限るものではない。音声認識処理の詳細は本実施例の主旨ではないため、これ以上の説明は割愛する。
形態素解析部706は、音声認識部705で変換されたテキストデータを、形態素解析する。形態素解析は、その言語の文法や、品詞などの情報をもつ辞書から形態素列を導出し、さらに各形態素の品詞などを判別する。形態素解析部706は、例えば、JUMAN、茶筒、MeCab等の公知の形態素解析ソフトウェアを用いて実現することができる。形態素解析部706は、例えば、音声認識部705で変換された「コピーをしたい」というテキストデータを、「コピー」、「を」、「し」、「たい」の形態素列として解析する。また、「A3からA4へ」というテキストデータを、「A3」、「から」、「A4」、「へ」の形態素列として解析する。
グループID判定部707は、形態素解析部706で形態素解析された結果と、図7(b)のグループIDリストとをマッチングすることでグループIDを判定し、さらにグループID判定結果を生成する。例えば、「コピー」、「を」、「し」、「たい」の形態素列からは、「コピー」のグループIDである「FNC00001」があると判定され、グループID判定結果として、{ID:FNC00001}を生成する。また、「A3」、「から」、「A4」、「へ」の形態素列からは、「A3」と「A4」のグループIDである「PAP00100」と「PAP00101」が2つあると判定される。そして、グループID判定結果として、{ID:PAP00100、ID:PAP00101}を生成する。
なお、グループID判定結果にIDが複数生成される場合は、音声認識および形態素解析された順に生成されるものとする。例えば、音声認識および形態素解析された結果が「A4」「から」「A3」「へ」である場合は、グループID判定結果は{ID:PAP00101、ID:PAP00100}と生成される。また、隣接する複数の形態素を結合してグループIDリストとマッチングして判定してもよいものとする。この時、1つの形態素がグループIDリストの中から合致するものが見つかり、さらに、その形態素を含む複数の形態素がグループIDリストの中から合致するものが見つかった場合は、後者の結果を用いてグループID判定結果を生成する。例えば、形態素列が「A」「4」であった場合は、グループID判定結果を{ID:CHR00000、ID:NUM00004}ではなく、{ID:PAP00101}として生成する。また、音声認識および形態素解析結果に含まれる1つ以上のカナから構成されるテキストと、それらを「かな漢字変換」したテキストを組み合わせて、グループIDリストのマッチングを行ってもよい。例えば、グループID判定部707は、まず始めに、「かな漢字変換」したテキストとグループIDリストの「かな漢字変換後」に示されたテキストとのマッチングを行う。その結果、マッチングするグループIDが見つからない場合にはカナのテキストとグループIDリストの「カナ」に示されたテキストとがマッチングするグループIDを検出する。また、グループIDリスト内で「カナ」が重複し、複数のグループIDがマッチングする場合は、グループID判定結果を複数の候補として生成してもよい。これにより、「かな漢字変換」の間違いや漢字のふり仮名の違いを許容したグループID判定結果を生成する。
音声合成部708は、画像形成装置101から受信した通知にもとづき、音声合成処理を行う。音声合成処理は、所定の通知に対して、組となる予め用意されたテキストをMP3などの所定のフォーマットの音声データに変換する。受信した通知データと音声合成対象のテキストの組み合わせ例については、後述の図9のシーケンス図で説明する。音声合成処理は、例えば、データ管理部703に保存されている音声データベースにもとづいて音声データを生成する。音声データベースとは、例えば、単語等の定型の内容を発声した音声を集めたデータベースである。なお、本実施例では音声データベースを用いて音声合成処理を行っているが、音声合成の手法として他の手法を用いてもよく、音声データベースによる手法に限定するものではない。音声合成処理の詳細は本実施例の主旨ではないため、これ以上の説明は割愛する。
<画像形成装置のデバイス制御プログラムの機能構成>
図8は、CPU502が実行する画像形成装置101のデバイス制御プログラム801の機能構成を示すブロック図である。
画像形成装置101のデバイス制御プログラム801は前述のように外部記憶装置505に格納され、CPU502が起動時にRAM503上に展開して実行する。
データ送受信部802は、ネットワークI/F506を介して、ネットワーク104上の他の機器とTCP/IPによるデータの送受信を行う。データ送受信部802では、グループID判定部707が生成するグループID判定結果の受信を行う。また、画像形成装置101からサーバ102へ、操作パネル509上のLCDタッチパネル200の画面表示内容が更新されたことを示す画面更新通知、及び、ジョブの状態を示すジョブ実行状態通知を送信する。通知の内容に関しては後述の図9のシーケンス図で説明する。
データ管理部803は、デバイス制御プログラム801の実行において生成した作業データや、各デバイス制御に必要な設定パラメータなど様々なデータをRAM503および外部記憶装置505上の所定の領域へ保存し、管理する。例えば、後述するデバイス制御部808で実行するジョブの各設定項目及び設定値の組み合わせから成るジョブデータや、用紙の属性情報などが設定された機械設定情報が、保存、管理される。また、ゲートウェイ105との通信に必要な認証情報、サーバ102と通信するために必要なデバイス情報などが保存、管理される。また、画像形成装置101で画像形成する対象の画像データを保存し、管理する。また、表示部806が画面表示制御に用いる画面制御情報と、音声操作判定部807が操作を判定するために用いる音声操作判定情報を保存し、画面制御情報と音声操作判定情報は、表示部806が表示する画面ごとに管理する。
スキャン部804は、後述するデバイス制御部808のスキャンジョブパラメータ設定に基づいて、スキャンコントローラ514を介してスキャナ515でスキャンを実行し、読み取った画像データをデータ管理部803に保存する。
プリント部805は、後述するデバイス制御部808のプリントジョブパラメータ設定に基づいて、プリントコントローラ512を介してプリントエンジン513で印刷を実行する。
表示部806はディスプレイコントローラ507を介して、操作パネル509の制御を行い、前記の画面表示制御情報に基づいてユーザ操作可能なUI部品(ボタン、プルダウンリスト、チェックボックスなど)をLCDタッチパネル200に表示する。また、操作I/F508を介して、LCDタッチパネル200(以降、画面等と呼ぶ)上のタッチされた座標を取得し、操作対象のUI部品と操作受付時の処理内容を決定する。また、操作パネル509上のハードキー201〜210の押下を検出する。これらの結果に応じて、画面の表示内容を更新したり、ユーザ操作により設定されたジョブのパラメータおよび当該ジョブの開始指示をデバイス制御部に送信したりする。また、後述する音声操作判定部807の音声操作判定結果に応じても同様に、画面の表示内容を更新したり、ユーザ操作により設定されたジョブのパラメータおよび当該ジョブの開始指示をデバイス制御部に送信したりする。
音声操作判定部807は、データ送受信部802が受信したグループID判定結果に基づいて、操作パネル509に表示される画面を構成するユーザ操作可能なUI部品、または、操作パネル509を構成するハードキー201〜210を操作対象として判定する。音声操作判定部807の詳細は図11で後述する。
デバイス制御部808は、プリントコントローラ512、及び、スキャンコントローラ514を介して、プリントエンジン513、及び、スキャナ515の制御指示を行う。例えば、表示部806がコピー機能画面を表示中にスタートキー207の押下を検知した場合、デバイス制御部808は表示部806からコピージョブのパラメータとジョブ開始指示を受信する。そのジョブパラメータに基づいて、スキャナ515によって読取られた画像データをプリントエンジン513でシートに印刷するよう制御する。なお、スキャン、及び、プリント制御の仕組みについては、本実施例の主旨ではないため、これ以上の説明は割愛する。
<システムの制御シーケンス>
図9は、図1で示したシステムを構成する各装置、及び、図6〜図8で示した各装置の制御プログラム間のやりとりを示すシーケンス図である。特に、図9は、音声制御装置100がユーザ106から発せられた声による音声操作を受け、それによって画像形成装置101が各処理を実行し、その実行結果を示す応答をユーザ106に音声で返すためのシーケンスを示す。
なお、図9で示すシーケンスの例では、音声制御装置100、画像形成装置101、サーバ102は互いに通信可能な状態であるとする。また、画像形成装置101は、電源ONの起動後にコピー、スキャン、プリントなどの機能を呼び出し可能なメインメニュー画面を表示している状態であるとする。
まず、ステップ905(以降、S905のように表記する)では、ユーザ106が音声制御装置100に対して音声操作の開始を指示する。音声操作の開始の指示は、ユーザ106がウェイクワードを発声する、もしくは、音声制御装置100の操作開始キーの押下することで行われ、それらの音声操作開始指示は音声操作開始検知部607によって検知される。
音声操作開始指示が検知されると、次にS906では、音声制御プログラム601の表示部606が、発話処理状態を示すLEDを点灯する。また、同時に音声取得部604の処理を開始する。
S907では、ユーザ106が機能呼び出し指示を音声制御装置100に対して行う。機能呼び出し指示は、例えば、ユーザ106がS905のウェイクワードに続いて「コピーしたい」や「コピー画面を開いて」と発声することであり、音声取得部604によって取得された音声が音声データとして生成される。空白時間が所定時間経過すると、発話終了判定部608は発話が終了したと判定する。
S908では、音声制御プログラム601の表示部606が、発話終了判定に応じて応答処理状態を示すLEDを点滅する。また、同時に音声取得部604の処理を終了する。
S907の機能呼び出し指示の音声データが生成されると、次にS909では、データ送受信部602が、生成された音声データをサーバ102に送信する。
S910では、音声データ変換制御プログラム701のデータ送受信部702が受信した音声データに対して、音声認識部705が音声認識処理を行う。音声認識処理によって、例えば、ユーザ106が発した「コピーしたい」という音声が、テキストとして生成される。
その後、S911では、音声データ変換制御プログラム701の形態素解析部706がS910で生成されたテキストに対して形態素解析処理を行う。形態素解析処理によって、例えば、「コピーしたい」というテキストが、「コピー」、「し」、「たい」という形態素列として解析される。
S912では、音声データ変換制御プログラム701のグループID判定部707の、解析された形態素列のテキストに対してグループID判定処理を行う。グループID判定処理によって、例えば、「コピー」、「し」、「たい」という形態素列と図7(b)のグループIDリストとのマッチングにより、グループID判定結果として{ID:FNC00001}が生成される。
S913では、音声データ変換制御プログラム701のデータ送受信部702が、S911のグループID判定結果を画像形成装置101に送信する。
S914では、デバイス制御プログラム801のデータ送受信部802が受信したグループID判定結果に対して、音声操作判定部807が音声操作判定処理を行う。音声操作判定処理によって、例えば、グループID判定結果{ID:FNC00001}から、メインメニュー画面内の“コピー”ボタンが選択されたと判定される。
その後、S915では、S914の判定結果に応じて、表示部806が画面に表示する内容更新する。例えば、これまでの処理を通じて、ユーザが発する「コピーしたい」の音声から、画面に表示される“コピー”ボタンに対する操作であると判定された場合は、LCDタッチパネル200で“コピー”ボタンがタッチされる場合と同様に、コピー機能画面を表示する。
S916では、データ送受信部802によって、サーバ102へ、画面の表示内容が更新されたことを示す画面更新通知を送信する。例えば、表示部806がメインメニュー画面からコピー機能画面へ表示が変更した場合、画面更新通知として「コピー機能画面表示」というテキストデータを送信する。
S917では、音声データ変換制御プログラム701のデータ送受信部702が受信した画面更新通知に対して、音声合成部708が画面更新通知の内容に対応する所定のテキストデータの音声合成処理を行う。例えば、画面更新通知の内容が「コピー機能画面表示」の場合、音声合成部708は、「コピー画面を表示しました」というテキストデータを音声合成する。音声合成部708が音声合成処理によって生成した音声データ(音声合成データ)は、データ送受信部702によって音声制御装置100へと送信される。
S918では、データ送受信部602が、917で生成および送信された音声合成データを受信する。
S919では、音声再生部605が、918で受信した音声合成データを再生する。例えば、917で生成した「コピー画面を表示しました」という音声合成データを、スピーカ310を通じて再生する。
S920では、音声合成データ再生後、音声制御プログラム601の表示部606が、発話処理中を示すLEDを再び点灯する。また、同時に音声取得部604の処理を再び開始する。
S921では、ユーザ106が設定画面呼び出し指示を音声制御装置100に対して行う。設定画面呼び出し指示は、例えば、ユーザ106が「用紙を選択」と発声することであり、音声取得部604によって取得された音声が音声データとして生成される。ユーザ106の発話後、空白時間が所定時間経過すると、発話終了判定部608は発話が終了したと判定する。
S922は、前述のS908と同様である。
S923は、前述のS909〜S918の処理と同様の音声操作処理を示す。ただし、S923では、S921の設定画面呼び出し指示に伴って、表示部806が設定画面を表示するよう画面更新する。例えば、コピー機能画面を表示している場合、グループID判定結果が{ID:PAP00000、ID:OPR00040}のとき、用紙選択画面を表示する。
S924は、音声再生部605が、S923での音声合成処理で生成した音声合成データを再生する。例えば、S923で設定画面として用紙選択画面を表示した場合は「用紙選択画面を表示しました。続いて用紙を設定してください。」という音声合成データを、スピーカ310を通じて再生する。
S925は、前述のS920と同様である。
S926では、ユーザ106が設定変更指示を音声制御装置100に対して行う。設定変更指示は、例えば、ユーザ106が「A4」と発声することである。ユーザ106の発話後、空白時間が所定時間経過すると、発話終了判定部608は発話が終了したと判定する。
S927は、前述のS908と同様である。
S928は、前述のS909〜S918の処理と同様の音声操作処理を示す。ただし、S928では、S926の設定変更指示に伴って、表示部806が設定画面に表示する設定値を変更する。例えば、用紙選択画面を表示している場合、グループID判定結果が{ID:PAP00101}のとき、用紙の設定値をA4に変更した用紙選択画面を表示する。
S929は、音声再生部605が、S928での音声合成処理で生成した音声合成データを再生する。例えば、S928で用紙の設定値を変更して表示した場合は「用紙をA4に設定しました」という音声合成データを、スピーカ310を通じて再生する。
S935は、前述のS920と同様である。
S936では、ユーザ106がジョブ実行指示を音声制御装置100に対して行う。ジョブ実行指示は、例えば、ユーザ106が「コピースタート」と発声することである。ユーザ106の発話後、空白時間が所定時間経過すると、発話終了判定部608は発話が終了したと判定する。
S937〜S942は、前述の909〜913と同様の処理である。
S943では、デバイス制御プログラム801のデータ送受信部802が受信したグループID判定結果に対して、音声操作判定部807が音声操作判定処理を行う。グループID判定結果が{ID:FNC00001、ID:OPP00011}である場合、画面に表示している“コピースタート”ボタン、もしくは、ハードキーであるスタートキー207が操作されたと判定される。
S944では、S943の判定結果に応じて、ジョブの実行画面を表示する。例えば、これまでの処理を通じて、ユーザが発する「コピースタート」の音声が、スタートキー207に対する操作であると判定された場合は、コピージョブ開始の画面を表示する。
S945では、画像形成装置101の画面で設定されたジョブパラメータに従って、ジョブを実行する。
S946では、データ送受信部802によって、サーバ102へ、ジョブ実行状態通知の内容として、ジョブ実行を開始したことを示す情報(ジョブ実行開始通知)を送信する。例えば、コピージョブを開始した場合、ジョブ実行状態の内容として「コピージョブ開始」というテキストデータを送信する。
S947では、音声データ変換制御プログラム701のデータ送受信部702ジョブ実行状態通知を受信し、音声合成部708がその内容(ジョブ実行開始通知)に対応する所定のテキストデータの音声合成処理を行う。例えば、ジョブ実行状態通知の内容が「コピージョブ開始」の場合、音声合成部708は、「コピーを開始します」というテキストデータを音声合成する。
S948は、前述のS918と同様である。
S949では、音声再生部605が、S948で受信した音声合成データを再生する。例えば、S947で生成した「コピーを開始します」という音声合成データを、スピーカ310を通じて再生する。
S950では、データ送受信部802によって、サーバ102へ、ジョブ実行状態通知の内容として、ジョブ実行を終了したことを示す情報(ジョブ実行終了通知)を送信する。例えば、コピージョブを終了した場合、ジョブ実行状態通知の内容として「コピージョブ終了」というテキストデータを送信する。
S951では、音声データ変換制御プログラム701のデータ送受信部702がジョブ実行状態通知を受信し、音声合成部708がその内容(ジョブ実行終了通知)に対応する所定のテキストデータの音声合成処理を行う。例えば、ジョブ実行状態通知の内容が「コピージョブ終了」の場合、音声合成部708は、「コピーを終了しました」というテキストデータを音声合成する。
S952では、S945のジョブ実行処理が終了したことを受けて、表示部806はジョブの実行終了画面を表示する。例えば、コピージョブの実行が終了した場合、コピージョブ終了の画面を表示する。
S953では、データ送受信部602が、S951で生成した音声合成データをサーバ102から受信する。また、音声制御装置100に対して、ユーザ106との対話セッションを終了するよう通知する対話セッション終了通知をサーバ102から受信する。
S954では、音声再生部605が、S953で受信した音声合成データを再生する。例えば、S951で生成した「コピーを終了しました」という音声合成データを、スピーカ310を通じて再生する。
S955では、S953で対話セッション終了通知を受信したことに対応して、音声制御プログラム601の表示部606が、音声制御装置100の待機状態を示すためにLEDを消灯する。
S956では、S953で対話セッション終了通知を受信したことに対応して、音声制御装置100を待機状態へ移行する。
なお、シーケンス図上で、応答処理中を示すLEDが点滅中であってもウェイクワードは常に入力可能である。ユーザ106はウェイクワードの発話に続いて「キャンセル」、または「中止」などと発言することで、対話セッションを強制的に終了するようにしてもよい。
<画像形成装置101のデバイス制御プログラム801の処理フロー>
図10は画像形成装置101のデバイス制御プログラム801の処理の概要を示すフローチャートである。特に、図10は、図9のシーケンス図のS914、S915、S923、S928、S933、S943〜S952におけるデバイス制御プログラム801の処理フローを示す例である。
以降、図10が示す処理フローの一例を具体的に説明するために図11および図12を用いる。図11は、図7(b)で示したグループIDリストに追加される、グループIDリストの別の一例である。図12(a)は、表示部806が表示する画面の一例である。図12(b)は、図12(a)で示す画面に対応する画面制御情報の一例である。画面制御情報には、画面を構成するユーザ操作可能なUI部品と、それらがユーザ操作された時のアクション(画面制御の内容や、内部の処理)が含まれる。図12(c)は図12(a)で示す画面に対応する音声操作判定情報の一例である。音声操作判定情報は、ユーザ操作可能なUI部品と1つ以上のグループID判定結果の対応付けが予め行われているものとする。なお、図12(c)で示す表のうち、「操作時のユーザ発話例」と「操作パネルの操作方法」は下記説明のための参考情報であり、データ管理部803が管理する音声操作判定情報に含まれなくてもよい。
S1001では、データ送受信部802が、グループID判定部707で生成されたグループID判定結果を受信する。
S1002では、表示部806が表示している画面に対応する画面制御情報と、音声操作判定部807が操作対象を判定するために用いる音声操作判定情報を取得する。例えば、表示部806が図12(a)で示す画面を表示している場合には、本画面に対応する図12(b)の画面制御情報と図12(c)の音声操作判定情報を取得する。
S1003では、音声操作判定部807が、S1001で受信したグループID判定結果と、S1002で取得した音声操作判定情報を用いて音声操作判定処理を行う。この時、音声操作判定処理では、操作パネル509に表示される画面を構成するユーザ操作可能なUI部品、または、操作パネル509を構成するハードキー201〜210を操作対象として判定する。例えば、ユーザ106による発話の一例である「自動」の音声から、グループID判定部707が判定したグループID判定結果{ID:DRG00008}が送信される。データ送受信部802はS1001でこれを受信し、本グループID判定結果と合致する「自動(カラー/白黒)」ボタンを操作対象として判定する。
なお、音声操作判定処理の詳細なフローおよび判定処理例については、図13以降で説明する。
S1004では、表示部806が、S1003の音声操作判定処理の結果と、S1002で取得した画面制御情報に基づいて、画面の表示内容を更新する。例えば、S1003にて「自動(カラー/白黒)」ボタンが操作対象として判定されると、図12(b)の画面制御情報に基づいて、表示部806が当該ボタンを強調表示するように画面を更新する。なお、図12(c)では、操作パネル509のLCDタッチパネル200上に表示された「自動(カラー/白黒)」ボタンがタッチされた時も同様に、当該ボタンを強調表示することが示されている。
また、後述するS1309にように、S1003の音声操作判定処理の結果が、フォーカスの移動指示であった場合は次のように処理する。すなわち、図14−1(b)の画面制御情報及び図14−2の音声操作判定情報に基づいてフォーカスの位置(注目位置)を変更して画面を更新表示する。このとき、フォーカスの位置変更は、後述するS1306で読み出したその時点のフォーカスの現在位置に基づいて行われる。フォーカスを用いた設定の完了後、デバイス制御プログラム801のデータ管理部803の設定パラメータの更新が行われる。注目位置に設定されたボタンを注目ボタン(注目オブジェクト)と呼び、注目オブジェクトの強調に用いるオブジェクトを強調オブジェクトと呼ぶ。
S1005では、S1003の音声操作判定処理の結果と、S1002で取得した画面制御情報に基づいて、ジョブ実行を行うか否かを判定する。ジョブ実行を行う場合はS1007へ進み、そうでなければS1006へ進む。例えば、S1003にて「自動(カラー/白黒)」ボタンが操作対象として判定された場合は、図12(b)中の内部処理がないことからジョブ実行を行わないと判定する。また、例えば、S1003にてスタートキー207が操作対象として判定された場合は、図12(b)中の内部処理として「コピージョブの実行を開始」することから、ジョブ実行を行うと判定する。
S1006では、前述のS916が示すようにデータ送受信部802によって、画面更新通知をサーバ102へ送信する。
S1007では、ジョブパラメータの設定値に基づいて、ジョブ実行処理を行う。ジョブ実行処理によって、画像形成装置101は、一連の画像形成処理(例えばコピー、スキャン、プリントなど)を実行する。例えば、図12(a)の画面が示すように、「自動(カラー/白黒)」ボタンが強調表示されている状態でコピージョブの実行を開始する時には、この時の「自動(カラー/白黒)」の設定値をジョブパラメータとしてジョブの実行を行う。
S1008では、前述のS946およびS950が示すようにデータ送受信部802によって、ジョブ実行状態通知をサーバ102へ送信する。
<システムとユーザ間のインタラクションの例>
図15は、図9のシーケンスと図10、図13で示す処理フローのうち、ユーザ106からの音声操作とその時のシステムからのインタクラクションの一例をより具体的に説明するための模式図である。図15では、ユーザ106の音声操作としての発話例と、その発話に応じてシステムが音声制御装置100の音声処理状態を示すLEDの対応関係と流れを示している。また、画像形成装置の操作パネル509に表示する画面、および、音声制御装置100で再生する応答用の音声の対応関係と流れを示している。
まず、システムはLED消灯にて音声待機状態であることを示し、操作パネル509にはトップ画面を表示している(S1501)とする。この時に、ユーザ106がウェイクワードを発話する(S1502)と、システムは音声操作の受付を開始し、発話処理状態を示すLEDを点灯する(S1503)。なお、S1502は図9中のS905、S1503はS906の具体的な一例である。ウェイクワードに続いて、ユーザ106が「コピーをしたい」と発話する(S1504)と、システムは応答処理状態を示すLEDを点滅させ(S1505)、コピートップ画面を表示する(S1506)。そして、システムは「コピー画面を表示しました」という応答用の音声を再生し(S1507)、ユーザ106に次の発話を促すためにLEDを再点灯する(S1508)。なお、S1504は図9中のS907、S1505はS908、S1506はS915、S1507はS919、S1508はS920の具体的な一例である。
次に、ユーザ106が「フォーカスを右へ」と発話する(S1509)と、システムはLEDを点滅させ(S1510)、フォーカスを1つ右へ移動度のコピートップ画面(設定画面)を表示する(S1511)。そして、システムは「フォーカスを移動しました」という応答用の音声を再生し(S1512)、LEDを点灯する(S1513)。なお、S1509は図9中のS926、S1510はS927、S1511はS915、S1512はS929、S1513はS930の具体的な一例である。
次に、ユーザ106が「フォーカスを3つ下へ」と発話する(S1514)と、システムはLEDを点滅させ(S1515)、フォーカスを3つ下へ移動後のコピートップ画面を表示する(S1516)。そして、システムは「フォーカスを移動しました」という応答用の音声を再生し(S1517)、LEDを点灯する(S1518)。なお、S1514は図9中のS926、S1515はS927、S1516はS915、S1517はS929、S1518はS930の具体的な一例である。
次に、ユーザ106が「フォーカスのボタンを選択」と発話する(S1519)と、システムはLEDを点滅させ(S1520)、フォーカスされているボタンを選択後のコピートップ画面を表示する(S1521)。そして、システムは「フォーカスを移動しました」という応答用の音声を再生し(S1522)、LEDを点灯する(S1523)。フォーカスの操作についての詳細は図13で後述する。なお、S1519は図9中のS931、S1520はS932、S1521はS915、S1522はS934、S1523はS935の具体的な一例である。
次に、ユーザ106が「コピー開始」と発話する(S1524)と、システムはLEDを点滅させ(S1525)、コピージョブを実行する。コピージョブの実行が開始されると、システムはコピージョブ実行中の画面を表示する(S1527)とともに、「コピーを開始します」という応答用の音声を再生する(S1526)。そして、コピージョブの実行が完了すると、システムはコピージョブ実行終了画面を表示するとともに、「コピーを終了しました」という最終応答用の音声を再生し(S1528)、音声受付が終了したことを示すためにLEDを消灯する(S1529)。なお、S1524は図9中のS936、S1525はS937、S1527はS944、S1526はS949、S1528はS954、S1529はS955の具体的な一例である。
<音声操作判定部の処理フロー>
図13は画像形成装置101の音声操作判定部807の処理の概要を示すフローチャートである。図13は、図10のS1003、及び、図9の914、943の処理に対応している。また、図14は、図13の音声操作判定処理によって操作を判定するときの画面例、及び、従来の操作方法(操作パネルのボタンやハードキー押下による方法)と音声による操作方法の例である。
以下、図13と図14を用いて音声操作判定部807の処理フローについて説明する。
まず、図14について説明する。
図14−1(a)は画像形成装置101のコピーの一覧設定の画面例である。フォーカス1401は各ボタンの枠部分に重畳して表示されるボタンの選択状態を示す強調オブジェクトである。ボタン1402〜1406はコピーの各設定を変更するためのボタンである。図14−1(a)において、フォーカス1401は等倍ボタン1402の枠部分に重畳表示されている。本実施例では、画面の遷移が音声操作によっておこなわれたことに基づいて、遷移後の画面(コピートップ画面)にフォーカスを表示させる。なお、画面の遷移が音声操作か否かによらずに必ずフォーカスを表示させてもよい。また、図20(a)に示すように、ユーザの「フォーカスを表示」という発話に応じてデフォルト位置にフォーカスを表示し、その後、1つ右かつ2つ下にある、アイコンで示されたボタン(文字写真ボタン)等の他のボタンにフォーカスを移動してもよい。図20(a)は、デフォルト位置に表示させたフォーカスを移動する様子を示す図である。また、フォーカスの表示タイミングは設定で切り替えかのうにしてもよい。フォーカスのデフォルト位置は、画面中の複数のボタン(選択オブジェクト)のうち最も左上にあるボタンである。なお、デフォルト位置のボタンは、左下、右上、右下、中央付近のどのボタンであってもよい。例えば、デフォルト位置を設定で切り替え可能にしてもよい。また、ユーザがボタン名称で指定したボタンをフォーカスし、そこからフォーカス操作を開始可能にしてもよい。例えば、図20(b)のように、濃度ボタン1406からフォーカスを開始し、その後、一つ下にある、アイコンで示されたボタン(文字写真ボタン)等の他のボタンにフォーカスを移動してもよい。図20(b)は、ユーザ指定位置に表示させたフォーカスを移動する様子を示す図である。
本実施例では、後述の説明のためフォーカスが等倍ボタン1402に既に移動されたあとの例を説明する。図14−1(b)は、図14−1(a)のフォーカス1401の表示位置を濃度ボタン1406の位置に移動した画面例である。尚、図14−1(a)、図14−1(b)の画面には1402〜1406以外にもコピーの各設定変更ボタンがあるが、簡単のため以後ボタン1402〜1406のボタンに絞って説明を行う。図14−2(a)は、図14−1(a)、図14−1(b)で示す画面における画面制御情報の一例である。図14−2(b)は、図14−1(a)、図14−1(b)で示す画面における音声操作判定情報の一例である。図14−2(b)の1407〜1416は、音声操作判定情報の各行を示している。
以下、図13の処理フローについて図14−1(a)で示す画面と、図14−1(b)、図14−2(a)の画面制御情報と音声操作判定情報の例を用いて説明する。
S1301では、図10のS1001で受信したグループID判定結果と、S1002で取得した音声操作判定情報に含まれるボタンのハードキー(行1415、1416)を除くグループID情報とをマッチングする。例えば、図14−1(a)の画面を表示しているとき、グループID判定結果が{ID:UIP00012、POS00016、FIN00011}であるとする。この場合、図14−2(b)の音声操作判定情報の行1407の「表示画面のグループID情報」列のグループID情報とグループID判定結果とをマッチングする。このとき、行1407のグループID「UIP00012+POS00016+FIN00011」がヒットし、マッチング成功となる。ここで、UIP00012は「フォーカス」を示す注目指示に関する情報であり、POS00016は+FIN00011は移動情報である。特に、POS00016は方向を示す方向情報である。
S1302では、S1301でマッチング成功したか否かを判定する。マッチング成功した場合は、S1306へ進み、そうでなければS1303へ進む。
S1303では、図10のS1001で受信したグループID判定結果と、S1002で取得した音声操作判定情報に含まれるハードキーのグループID情報とをマッチングする。例えば、図14−1(a)の画面において、サーバ102におけるグループID判定結果が{ID:OPR00011}(すなわち、ユーザ106が「スタート」と発話したときのグループID判定結果)であるとする。この場合、それと音声操作判定情報のハードキーのグループID情報とをマッチングする。このとき、音声操作判定情報より、グループID「OPR00011」がヒットし、マッチング成功となる。
S1304では、S1303でマッチング成功したか否かを判定する。マッチング成功した場合は、S1305へ進み、そうでなければ音声操作判定処理を終了する。
S1305では、S1303でマッチングしたハードキーを音声操作の対象であると判定し、音声操作判定処理を終了する。例えば、グループID情報が「OPR00011」である“スタート”がヒットした場合、スタートキー207を音声操作したものと判定し、音声操作判定処理を終了する。
S1306では、S1301でのマッチング結果の操作対象がフォーカス1401であるかどうかを判定する。例えば、図14−2(b)の音声操作判定情報の行1407〜1409とマッチングしたとする。この場合(例えば、ユーザ106が「フォーカスを左へ」と発話したときに行1407とマッチングする)、「番号」列が1401であるので、図14−1(a)または図14−1(b)の画面制御情報よりフォーカス1401であると判定される。尚、このときフォーカスであると判定された場合は、操作対象のフォーカスの現在位置を読み出す。マッチングした操作対象がフォーカス1401であった場合はS1308へ進み、そうでなければS1307へ進む。
S1307では、S1301でマッチングした結果が操作画面内のボタンを音声操作の対象であると判定し、音声操作判定処理を終了する。例えば、グループIDが「DGR0003」である“縮小”がマッチングした場合、図14−2(b)の音声操作判定情報の行1408から、「番号」列が1404であるので、図14−2(a)の画面制御情報よりボタン1404の“縮小”の音声操作であると判定される。
S1308では、グループID判定結果に方向を指定するグループIDが含まれるかどうかを判定する。例えば、図10のS1001で受信したグループID判定結果に“左”を意味する{ID:POS00016}が含まれている場合、グループID判定結果に方向を指定するグループIDが含まれていると判定される。方向を示すグループIDは図11よりPOS00010〜POS00017が対応するが、ここの説明では簡単のため右上、左下などの斜め方向の指定は除外する。方向を指定するグループIDが含まれていればS1310へ進み、そうでなければS1309へ進む。
S1309では、グループID判定結果に回数を指定するグループIDが含まれているかどうかを判定する。例えば、図10のS1001で受信したグループID判定結果に“2つ”を意味する{ID:NUM00002}(数値情報)が含まれている場合、グループID判定結果に回数を指定するグループIDが含まれていると判定される。数を示すグループIDは図7よりNUM00001〜NUM99999が対応するが、ここでのフォーカスの移動幅は最大でも8つなので、回数を指定するグループIDはフォーカス移動の最大幅までの範囲(ここではNUM00001〜NUM00008)とする。回数を指定するグループIDが含まれていればS1311へ進み、そうでなければS1310へ進む。
S1310では、S1301でマッチングした結果が操作画面内のフォーカス1401を1つ移動する音声操作であると判定し、音声操作判定処理を終了する。具体的には、グループID情報として図14−2(b)の行1407がマッチングした場合、フォーカス1401の1つ移動の音声操作(すなわち、フォーカス1401が上下左右にあるいずれかのボタンの位置へ1つ移動)であると判定される。例えば、図14−1(a)の画面を表示しているとき、グループID判定結果が{ID:UIP00012、POS00016、FIN00011}である場合、{POS00016}が左を意味し、フォーカス1401を左へ1つ移動する音声操作と判定する。この判定結果によって、図10のS1004において画面更新処理を行うと、フォーカス1401は図14−1(b)のように、等倍ボタン1402から濃度ボタン1406へ重畳して表示されるように画面更新される。このようにして、ユーザ106はフォーカス1401の表示位置を現在いるボタンの上下左右いずれかのボタン位置へ移動することができる。尚、フォーカス1401の移動に際し、上下左右への移動先のボタンは予め設定されているものとする。すなわち、ここでは等倍ボタン1401の上、下、左、右の位置はそれぞれマイナスボタン1403、縮小ボタン1404、濃度ボタン1406、手差しボタン1405が予め決められた移動先のボタンとなる。
S1311では、S1301でマッチングした結果が操作画面内のフォーカス1401を2つ以上移動する音声操作であると判定し、音声操作判定処理を終了する。例えば図14−1(a)の画面を表示しているとき、グループID判定結果が{ID:UIP00012、NUM00002、POS00014}であるとする。この場合(例えば、ユーザ106が「フォーカスを2つ下へ」と発話したときのグループID判定結果)、{NUM0002}が“2つ”、{POS00014}が“下”を意味し、フォーカス1401を下へ2つ移動する音声操作と判定する。この判定結果によって、図10のS1004において画面更新処理を行うと、フォーカス1401は、等倍ボタン1402から自動変倍ボタンへ重畳して表示されるように画面更新される。このようにして、ユーザ106はフォーカス1401の表示位置を現在いるボタンの上下左右いずれかの位置へ2つ以上まとめて移動することができる。
S1312では、操作画面内のフォーカス1401が重畳されているボタンを音声操作の対象であると判定し、音声操作判定処理を終了する。具体的には、グループID情報として図14−2(b)の行1409がマッチングした場合、フォーカス1401がある位置のボタン選択の音声操作であると判定される。例えば、図14−1(a)の画面を表示しているとき、グループID判定結果が{ID:UIP00012、OPR00040}である場合、{OPR00040}が“選択”を意味し、フォーカス1401がそのとき位置しているボタンを選択する音声操作と判定する。そして、図10のS1004において画面更新処理時に等倍ボタン1402を押下したときと同様になるように表示されるように画面更新される。
以上のようにして、ユーザ106はフォーカス1401の位置を音声操作によって操作することができる。そのため、名前のついていないボタンが存在する場合であっても、フォーカス1401の位置をそのボタン上に移動することで、そのボタンを選択(すなわち操作パネルを指で押下したのと同様の操作を)することができる。
<フォーカス表示の表示例>
フォーカス位置の表示方法は、画面構成や視認しやすさを考慮して様々な形態を利用することができる。図16(a)は、フォーカスしているボタンを濃い枠で囲うことによってフォーカスしていることをユーザ106へ明示的に表示する例である。図16(b)は、フォーカスしているボタンを矢印(指示アイコン)で指し示すことによってフォーカスしていることをユーザ106へ明示的に表示する例である。図16(c)は、フォーカスしているボタンの全体を濃い目立つ色に変更し、更に文字色を反転表示することによってフォーカスしていることをユーザ106へ明示的に表示する例である。
図16(a)〜(c)で示したように、フォーカス位置の表示方法はさまざまであるが、選択状態のボタン、および、非選択状態のボタンとフォーカス状態のボタンを区別可能(識別可能)にすることが望ましい。また、フォーカスの表示方法を設定によって切り替え可能にしてもよい。
<備考>
以上で説明したように、本実施例によればユーザ106の発話によって、画像形成装置101の操作パネル509を操作することができる。特に、本実施例では画面のフォーカス位置を操作する際に、発話によって現在位置から上下左右のいずれかの位置へ操作可能となる。また、フォーカスの選択を発話によって行うことで、フォーカスの位置しているボタンを操作可能となる。したがって、名称が不明な選択オブジェクトであってもフォーカスを用いて指定することができる。本実施例によれば、選択オブジェクトを選択(選択状態の変更を指示)する操作と、選択オブジェクトをフォーカス(選択状態のの変更を不指示)する操作を使い分けることができる。本実施例によれば、フォーカス表示の開始条件を切り替えることができる。本実施例によればフォーカスの表示方法を切り替えることができる。
<その他の実施例>
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。上述実施例では、音声制御プログラム601、デバイス制御プログラム801、音声データ変換制御プログラム701がそれぞれ音声制御装置100、画像形成装置101、サーバ102で実行されるとした。しかしながら、マイクロフォンを備えた画像形成装置101で各プログラムを全て実行するようにしてもよいし、サーバ102だけ分離し、音声制御プログラム601とデバイス制御プログラム801を画像形成装置101で実行するようにしてもよい。
上述実施例では、画像形成装置101が提供する操作画面のうちの一部の画面について取り上げ、その操作方法について説明した。しかしながら、自然言語に基づく画面操作、特にフォーカスを用いる音声操作を他の画面に適用してもよい。
図17、図18、図19は画像形成装置における設定の項目一覧である図17、図18、図19の表のうち左から一列目は機能分類を示す。MFPである画像形成装置101が備える機能としては、プリント機能(印刷機能)、コピー機能、送信機能が挙げられる。画像形成装置101では、これらの機能に関する設定の他、装置が動作するのに必要な本体設定をおこなうことができる。図17、図18、図19の表のうち左から二列目は項目群を示す。項目群は、機能を利用するうえで操作される項目のうち、類似する分類でまとめられた項目のグル―プである。項目群は1または複数の画面として出力される。図17、図18、図19の表のうち左から三列目は項目を示す。項目は、項目群毎に表示される画面において操作可能な操作項目、設定項目である。機能欄および項目群欄が「共通」の項目は、一部の例外となる画面を除き、ほぼすべての画面で利用可能な操作項目である。本発明は実施例で挙げた画面での設定変更に限らず、図17、図18、図19にあげる設定項目の各設定変更に対しても適用できる。
ASICとは、Application Specific Integrated Circuitのことである。
CPUとは、Central Processing Unitのことである。
DNNとは、Deep Neural Networkのことである。
FAXとは、Facsimileのことである。
GMMとは、Gaussian mixture modelのことである。
HDDとは、Hard Disk Driveのことである。
HMMとは、Hidden Markov Modelのことである。
IDとは、Identificationのことである。
IEEEとは、Institute of Electrical and Electronics Engineersのことである。
IPとは、Internet Protocolのことである。
LANとは、Local Area Networkのことである。
LCDとは、Liquid Crystal Displayのことである。
LEDとは、Light Emitting Diodeのことである。
MEMSとは、Micro Electro Mechanical Systemsのことである。
MFPとは、Multifunction Peripheralのことである。
MP3とは、MPEG Audio Layer−3のことである。
PCとは、Personal Computerのことである。
RAMとは、Random‐Access Memoryのことである。
RNNとは、Recurrent Neural Networksのことである。
ROMとは、Read Only Memoryのことである。
SDカードとは、Secure Digital Memory Cardのことである。
SSDとは、Solid State Driveのことである。
TCPとは、Transmission Control Protocolのことである。
UIとは、User Interfaceのことである。
100 音声制御装置
101 画像形成装置
102 サーバ装置
103 クライアント端末
104 ネットワーク
105 ゲートウェイ
106 ユーザ
308 マイクロフォン
509 操作パネル(ディスプレイ)
701 音声データ変換制御プログラム
801 デバイス制御プログラム

Claims (21)

  1. 音を取得するマイクロフォンと、
    情報を表示するディスプレイと、
    複数の選択オブジェクトを備える画面であって前記複数の選択オブジェクトのうちの1つの選択オブジェクトが注目オブジェクトとして強調された画面を前記ディスプレイに表示させる手段と、
    前記マイクロフォンを介して取得された音声情報に基づきテキスト情報を取得する手段と、
    現在の注目オブジェクトに係る情報および前記テキスト情報に含まれる移動情報に少なくとも基づき注目オブジェクトが前記複数の選択オブジェクトのうちの更なる選択オブジェクトに更新された画面を前記ディスプレイに表示させる手段と、を有することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記取得する手段は、テキスト情報と音声情報を対とする教師データに基づき学習した学習モデルを少なくとも用いてテキスト情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記移動情報は、注目オブジェクトを更新するための方向情報を含むことを特徴とする請求項1または2の項に記載の情報処理システム。
  4. 前記移動情報は、注目オブジェクトを更新するための数値情報を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 注目オブジェクトとその他の選択オブジェクトは識別可能に表示されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記マイクロフォンを介して取得された更なる音声情報に基づき更なるテキスト情報を取得する手段を有し、
    前記更なるテキスト情報は、現在の注目オブジェクトに対する操作を指示する情報を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記マイクロフォンを介して取得された更なる音声情報に基づき更なるテキスト情報を取得する手段を有し、
    前記更なるテキスト情報は、注目オブジェクトにすべき選択オブジェクトを指定するための情報を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 前記マイクロフォンを介して取得された更なる音声情報に基づき更なるテキスト情報を取得する手段を有し、
    前記更なるテキスト情報は、注目オブジェクトが存在しない画面から注目オブジェクトが存在する画面へ遷移させる指示を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  9. 注目オブジェクトの強調方法として第1の強調方法と第2強調方法を少なくとも備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  10. 前記画面は、コピー機能の設定に係る画面であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  11. 前記画面は、送信機能の設定に係る画面であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  12. 前記画面は、プリント機能の設定に係る画面であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  13. 前記画面は、本体設定に係る画面であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  14. 音を出力するスピーカと、
    前記更新にともなって前記スピーカを介して報知をおこなう手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  15. 前記報知に用いる合成音声を生成する手段を有することを特徴とする請求項14に記載の情報処理システム。
  16. 前記マイクロフォンおよび前記ディスプレイおよび前記取得する手段を備える装置を有することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  17. 前記マイクロフォンおよび前記ディスプレイを備える装置と、
    前記取得する手段を備える装置と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載に記載の情報処理システム。
  18. 前記マイクロフォンを備える装置と、
    前記ディスプレイおよび前記取得する手段を備える装置と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  19. 前記マイクロフォンを備える装置と、
    前記ディスプレイを備える装置と、
    前記取得する手段を備える装置と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  20. 情報を表示するディスプレイと、
    複数の選択オブジェクトを備える画面であって前記複数の選択オブジェクトのうちの1つの選択オブジェクトが注目オブジェクトとして強調された画面を前記ディスプレイに表示させる手段と、
    マイクロフォンを介して取得された音声情報に基づきテキスト情報を取得する手段と、
    現在の注目オブジェクトに係る情報および前記テキスト情報に少なくとも基づき注目オブジェクトが前記複数の選択オブジェクトのうちの更なる選択オブジェクトに更新された画面を前記ディスプレイに表示させる手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  21. 複数の選択オブジェクトを備える画面であって前記複数の選択オブジェクトのうちの1つの選択オブジェクトが注目オブジェクトとして強調された画面をディスプレイに表示させる工程と、
    マイクロフォンを介して取得された音声情報に基づきテキスト情報を取得する工程と、
    現在の注目オブジェクトに係る情報および前記テキスト情報に少なくとも基づき注目オブジェクトが前記複数の選択オブジェクトのうちの更なる選択オブジェクトに更新された画面を前記ディスプレイに表示させる工程と、を有することを特徴とする情報処理方法。
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