JP2010173108A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像記録装置において、装置構成を複雑化することなく、記録処理条件に応じて排版時のクランプの解除位置を容易に変更可能とする。
【解決手段】刷版Pを巻き付けた状態で保持するドラム2に設けられ、刷版の前端部Paおよび後端部Pbをそれぞれ固定するフロントクランプバー21およびリアクランプバー41と、これらフロントクランプバーおよびリアクランプバーの開閉動作をそれぞれ実行するフロント開閉板8およびリア開閉板9とを備えた画像記録装置1において、刷版に対する画像記録処理が所定の処理条件を満たす場合、ドラムに対する刷版の巻き付けが解除される際に、リア開閉板9によってフロントクランプバー21の開閉動作を行う構成とする。
【選択図】図28

Description

本発明は、ドラムに巻き付けた画像記録用のプレートにレーザ光を照射して画像記録を行う画像記録装置に関する。
従来、平板印刷での画像記録媒体として表面に感材をコーティングした金属製のプレート(以下、刷版という。)にレーザ光を照射して画像を記録する画像記録装置においては、刷版を巻き付けて保持させたドラムを回転させると共に、記録ヘッドをドラムの軸方向に移動させることによって刷版に画像を記録する構成が採用されており、これにより高精度な版面を高速に形成することが可能となっている。
この種の画像記録装置では、記録処理の最中に刷版がずれないように確実に固定する必要がある。そこで、ドラムへの巻き付け方向における刷版の前後端が、当該前後端の位置にそれぞれ対応して設置されたクランプとドラムの外周面との間に挟持される固定方式が普及している。例えば、刷版を保持するドラムに設けられ、当該刷版の前後端をそれぞれ固定する前後2つのクランプユニットと、当該クランプユニットに設けられたカムローラと係合することにより、当該クランプユニットの刷版に対する締め付け状態と解除状態との間の切り替えをそれぞれ行う2つのカム部材とを備えた画像記録装置が知られている(特許文献1参照)。
また、例えば、刷版を保持するドラムに設けられ、当該刷版の先端を固定する先端クランプと、ドラムの外周面に沿って移動可能に設けられ、刷版の後端を固定する後端クランプと、先端クランプの固定ならびに後端クランプの固定および解除を行う第1駆動装置と、先端クランプの解除を行う第2駆動装置とを備えた画像記録装置が知られている(特許文献2参照)。
特開2000−112142号公報 特開2003−182033号公報
ところで、上記のような画像記録装置では、サイズ(特にドラムへの巻き付け方向における刷版の長さ)の異なる複数種類の刷版を記録処理することや、複数の排版位置(すなわち、刷版を排出するための複数の排版台等)に対して記録処理後の刷版を選択的に排出することが必要とされる場合がある。このような場合、刷版のサイズや排版位置に応じて、排版時のクランプの解除位置(すなわち、クランプ解除時のドラムの回転位置)を変更する必要が生じ得る。
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来技術は、2つのカム部材が所定位置において前後2つのクランプユニットをそれぞれ開閉する構成であるため、クランプの解除位置を変更することは困難であった。また、上記特許文献2に記載された従来技術についても、第1駆動装置が所定位置において先端クランプの固定ならびに後端クランプの固定および解除を行うとともに、第2駆動装置が所定位置において先端クランプの解除を行う構成であるため、クランプの解除位置を変更することは困難であった。
上記特許文献1,2に記載された従来技術では、排版時のクランプの解除位置を変更可能なように、カム部材や駆動装置を新たに追加することも考えられるが、その場合、配置スペースの制約により設計の自由度が損なわれるとともに、装置構成が複雑化して装置コストが嵩むという問題が生じる。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、装置構成を複雑化することなく、記録処理条件に応じて排版時のクランプの解除位置を容易に変更可能とした画像記録装置を提供することを主目的とする。
本発明の画像記録装置は、画像が記録される刷版を巻き付けた状態で保持するドラムと、前記刷版の巻き付け方向の前端部を前記ドラムに固定するフロントクランプ部材と、前記刷版の巻き付け方向の後端部を前記ドラムに固定するリアクランプ部材と、前記フロントクランプ部材の前記刷版に対する固定状態と解除状態との切替動作を行うフロントクランプ駆動手段と、前記フロントクランプ駆動手段とは異なる位置において、前記リアクランプ部材の前記刷版に対する固定状態と解除状態との切替動作を行うリアクランプ駆動手段と、前記フロントクランプ駆動手段および前記リアクランプ駆動手段の動作をそれぞれ制御するクランプ制御手段とを備え、前記クランプ制御手段は、前記刷版に対する画像記録処理が所定の処理条件を満たす場合、前記ドラムに対する前記刷版の巻き付けが解除される際に、前記フロントクランプ部材の前記切替動作を前記リアクランプ駆動手段に行わせることを特徴とする。
このように本発明によれば、ドラムに対する刷版の巻き付けが解除される際に、フロントクランプ駆動手段とは異なる位置に設けられたリアクランプ駆動手段によって、フロントクランプ部材の刷版に対する固定状態と解除状態との切替動作を行わせる構成としたため、装置構成を複雑化することなく、処理条件に応じて排版時のクランプの解除位置を容易に変更することが可能となるという優れた効果を奏する。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、画像が記録される刷版を巻き付けた状態で保持するドラムと、前記刷版の巻き付け方向の前端部を前記ドラムに固定するフロントクランプ部材と、前記刷版の巻き付け方向の後端部を前記ドラムに固定するリアクランプ部材と、前記フロントクランプ部材の前記刷版に対する固定状態と解除状態との切替動作を行うフロントクランプ駆動手段と、前記フロントクランプ駆動手段とは異なる位置において、前記リアクランプ部材の前記刷版に対する固定状態と解除状態との切替動作を行うリアクランプ駆動手段と、前記フロントクランプ駆動手段および前記リアクランプ駆動手段の動作をそれぞれ制御するクランプ制御手段とを備え、前記クランプ制御手段は、前記刷版に対する画像記録処理が所定の処理条件を満たす場合、前記ドラムに対する前記刷版の巻き付けが解除される際に、前記フロントクランプ部材の前記切替動作を前記リアクランプ駆動手段に行わせる構成とする。
これによると、ドラムに対する刷版の巻き付けが解除される際に、フロントクランプ駆動手段とは異なる位置に設けられたリアクランプ駆動手段によって、フロントクランプ部材の刷版に対する固定状態と解除状態との切替動作を行わせる構成としたため、装置構成を複雑化することなく、処理条件に応じて排版時のクランプの解除位置を容易に変更することが可能となる。
また、第2の発明は、前記処理条件には、前記ドラムの巻き付け方向における前記刷版の長さに関する条件が含まれる構成とする。
これによると、排版時のクランプの解除位置をドラムの巻き付け方向における刷版の長さに応じて変更することができるため、サイズの異なる複数種類の刷版についての排版動作(ドラムに対する巻き付けが解除されて刷版が繰り出される動作)を適切に実行することが可能となる。
また、第3の発明は、前記ドラムに対する巻き付けが解除されて前記刷版が繰り出される複数の排出位置にそれぞれ設けられた排版受部材を更に備え、前記処理条件には、前記排出位置に関する条件が含まれる構成とする。
これによると、排版時のクランプの解除位置を排版位置に応じて変更することができるため、複数の異なる排版位置に対して排版動作を適切に実行することが可能となる。
また、第4の発明は、画像が記録される刷版を巻き付けた状態で保持するドラムと、前記刷版の巻き付け方向の前端部を前記ドラムに固定するフロントクランプ部材と、前記刷版の巻き付け方向の後端部を前記ドラムに固定するリアクランプ部材と、前記フロントクランプ部材の前記刷版に対する固定状態と解除状態との切替動作を行うフロントクランプ駆動手段と、前記フロントクランプ駆動手段よりも前記刷版の排版方向に位置し、前記リアクランプ部材の前記刷版に対する固定状態と解除状態との切替動作を行うリアクランプ駆動手段と、前記刷版を前記ドラムから繰り出して排版受部材に排版する際に、前記刷版の繰り出し方向の長さが、前記フロントクランプ駆動手段による前記フロントクランプ部材の解除位置において前記刷版の一端を解放しても前記刷版の他端が前記排版受部材に排版可能な位置に到達しない長さの場合に、前記フロントクランプ部材の解除状態への切替動作を前記リアクランプ駆動手段に行わせる構成とする。
これによると、排版時のクランプの解除位置を刷版の長さと排版位置とに応じて変更することができるため、サイズの異なる複数種類の刷版について複数の異なる排版位置に対しての排版動作(ドラムに対する巻き付けが解除されて刷版が繰り出される動作)を適切に実行することが可能となる。
また、第5の発明は、前記フロントクランプ駆動手段は、前記ドラムに向けて進退移動可能に設けられ、前記フロントクランプ部材の側方に設けた第1カム部材を押圧または離間することにより前記フロントクランプ部材の前記切替動作を行い、前記リアクランプ駆動手段は、前記ドラムに向けて進退移動可能に設けられ、前記第1カム部材を押圧または離間することにより前記フロントクランプ部材の前記切替動作を行い、前記リアクランプ部材の側方に設けた第2カム部材を押圧または離間することにより前記リアクランプ部材の前記切替動作を行う構成とする。
これによると、フロントクランプ駆動手段およびリアクランプ駆動手段の構成を複雑化することなく、排版時のクランプの解除位置を容易に変更することが可能となる。
また、第6の発明は、前記リアクランプ駆動手段は、前記第1カム部材を押圧する第1カム面と前記第2カム部材を押圧する第2カム面とを有する構成とする。
これによると、フロントクランプ部材およびリアクランプ部材の切替動作を異なるカム面を用いてそれぞれ実行する構成としたため、リアクランプ部材の切替動作の制約を受けることなくフロントクランプ部材の切替動作を適切に実行することが可能となる。
また、第7の発明は、前記第1カム面と前記第2カム面は、前記ドラムの外周面と同心な円弧状の形状を有し、前記2つのカム面の形成位置は異なる高さとする。
これによると、カム面51b(第1カム面)が形成される位置は、カム面51a(第2カム面)とは異なる高さであるため、リア開閉板9を所定の高さまで下降させたときリアクランプ部材とフロントクランプ部材とを異なる角度で開かせることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像記録装置1の構成図であり、図2は図1中のドラム2周辺の構成を示す斜視図である。画像記録装置1は、いわゆるダイレクト刷版に用いられ、新聞紙面用の印刷版となる刷版Pをドラム2に巻き付けて保持させた状態で、ドラムモータ3により駆動ベルトBを介してドラム2を回転させると共に、レーザーアレイを備えた記録ヘッド4をリニアモータでドラム2の軸方向に走行させることで、刷版Pにレーザ光を照射して画像を記録するものである。ドラム2には、刷版Pの前端部Paおよび後端部Pbをそれぞれ固定するフロントクランプユニット5およびリアクランプユニット6が設けられている。また、フロントクランプユニット5の近傍には、刷版Pをドラム2の外周面に向けて押圧するプレスローラ7が設けられている。
ドラム2の前上方および中央上方には、それぞれフロント開閉板(フロントクランプ駆動手段)8およびリア開閉板(リアクランプ駆動手段)9が設けられている。フロント開閉板8は、図示しない昇降装置(エアシリンダ等)によって、上下方向に進退移動可能に設けられており、フロントクランプユニット5の刷版Pに対する固定状態と解除状態との切替動作を行う。同様に、リア開閉板9は、図示しない昇降装置によって、フロント開閉板8とは独立して上下方向に進退移動可能に設けられており、リアクランプユニット6の刷版Pに対する固定状態と解除状態との切替動作を行う。また、リア開閉板9は、刷版Pに対する画像記録処理が所定の処理条件を満たす場合、フロントクランプユニット5の刷版Pに対する固定状態と解除状態との切替動作を行う。
画像記録装置1の前側には、刷版Pが挿入される挿入台11が設けられており、この挿入台11の後方に連なるように給版台12が設けられている。給版台12は、ドラム2の上方に配置され、その前端側をドラム2に近接させるように回転軸12aを中心として傾動自在に設けられている。また、給版台12は、その上面に設けられた図示しない搬送ローラにより、刷版Pを前後方向に搬送可能である。挿入台11および給版台12は、後述するように、それぞれ記録処理後の刷版Pを排出するための排出台および排版台(第1の排版受部材)としても機能する。
また、ドラム2の後上方には、排版台(第2の排版受部材)13が設けられている。排版台13は、給版台12と同様の搬送ローラを備えており、画像記録装置1の後方に設置される自動現像機14の版挿入口15に向けて刷版Pを搬送可能である。自動現像機14は、画像記録装置1における刷版Pの記録処理後に、強アルカリ性の水溶液からなる現像液を使用して現像処理を行うものであり、現像処理後の刷版は、重ねられるようにしてストッカ16に立て掛けられる。
図3はフロントクランプユニット5およびフロント開閉板8の要部を示す斜視図であり、図4はフロントクランプユニット5の開閉動作を示す拡大側面図である。図3に示すように、フロントクランプユニット5は、ドラム2の両端部間に掛け渡されるようにしてその軸方向に延在する板状のフロントクランプバー(フロントクランプ部材)21と、フロントクランプバー21の両端に回動アーム22を介して取り付けられたカムローラ23(第1カム部材)とを有する。
フロント開閉板8は、ドラム2側に位置する略三角形状の本体部25を有しており、この本体部25の傾斜した側縁には、カムローラ23の周面に当接して押圧するカム面25aが形成されている。また、フロント開閉板8は、本体部25の上側が昇降装置に取り付けられることにより、カムローラ23を押圧する作動位置とカムローラ23から離反する退避位置との間で、図3中の矢印方向に進退移動する。
図4(A)に示すように、回動アーム22は、ドラム2側に固定された軸30を中心に回動可能に設けられている。回動アーム22の一端は、バネ31を介してドラム2側に連結されており、これにより、バネ31の付勢力を利用してフロントクランプバー21が閉状態(すなわち、ドラム2の外周面側に移動した状態)に保持される。
一方、フロント開閉板8がドラム2の回転に連動して退避位置から作動位置まで下降し、そのカム面25aがカムローラ23の周面に当接し押圧することで、図4(B)に示すように、バネ31の付勢力に抗して回動アーム22が矢印方向に回動し、フロントクランプバー21が開状態とされる。
図5はドラム2に設置された状態のリアクランプユニット6の要部を示す斜視図であり、図6はリア開閉板9の斜視図であり、図7はリア開閉板9とカムローラ23(第1カム部材)およびカムローラ43(第2カム部材)との位置関係を示す正面図であり、図8はリアクランプユニット6の開閉動作を示す拡大側面図である。
図5に示すように、リアクランプユニット6は、フロントクランプユニット5と同様に、ドラム2の軸方向に延在する板状のリアクランプバー(リアクランプ部材)41と、リアクランプバー41の両端に回動アーム42を介して取り付けられたカムローラ43(第2カム部材)とを有する。リアクランプバー41の中間部には、複数の摺動部材44が所定の間隔をおいて設けられている。摺動部材44は、ドラム2の外周面に周方向に設けられた複数の摺動溝45に対して、それぞれ矢印Aのように摺動自在に取り付けられており、これにより、ドラム2への巻き付け方向における刷版Pの長さ(以下、単に刷版Pの長さという。)に応じて、リアクランプバー41をドラム2の適切な位置に移動させることが可能となっている。
図6(A)にも示すように、リア開閉板9は、ドラム側に位置する本体部51を有しており、本体部51の弧状の底縁には、カムローラ43(第2カム部材)の周面に当接して押圧するカム面(第2カム面)51aが形成されている。また、リア開閉板9は、本体部51の上側に位置する取付部52が昇降装置に取り付けられることにより、カムローラ43に当接して押圧する作動位置とカムローラ43から離反する退避位置との間で、図5中の矢印Bのようにに進退移動する。図6(B)にも示すように、本体部51の背面側(すなわち、ドラム2側)に設けられた段差部には、フロントクランプユニット5のカムローラ23(第1カム部材)の周面に当接して押圧するカム面(第1カム面)51bが形成されている。図7に示すように、カムローラ43およびカムローラ23は、それぞれリア開閉板9のカム面51aおよびカム面51bに対して当接可能なように、ドラム2の軸方向に異なる位置に配置されている。
図8(A)に示すように、回動アーム42は、ドラム側2に固定された軸55を中心に回動可能に設けられている。回動アーム42の一端は、バネ56を介してドラム2側に連結されており、これにより、バネ56の付勢力を利用してリアクランプバー41が閉状態に保持される。一方、リア開閉板9がドラム2の回転に連動して退避位置から作動位置まで下降し、そのカム面51aがカムローラ43の周面に当接して押圧することで、図8(B)に示すように、バネ56の付勢力に抗して回動アーム42が矢印方向に回動し、リアクランプバー41が開状態とされる。また、カム面51bがカムローラ23の周面に当接して押圧することで、図4(B)の場合と同様に、バネ31の付勢力に抗して回動アーム22が回動し、フロントクランプバー21が開状態とされる。
なお、カム面51aおよびカム面51bは、ドラム2の周方向に沿った輪郭(すなわち、ドラム2の外周面と同心な円弧状の輪郭)を有し、ドラム2の回転に関わらずリアクランプバー41およびフロントクランプバー21の開き角度をそれぞれ一定に保持することが可能である。
図9は画像記録装置1の制御系のブロック図である。ここでは、ドラム2の回転位置などを検出するセンサ(ロータリエンコーダ等)の信号が入力されるセンサ入力部61と、ドラムモータ3の動作を制御するモータ制御部62と、記録ヘッド4及びリニアモータを制御する記録制御部63と、給版台12による刷版Pの供給(以下、給版という。)動作ならびに給版台12および排版台13による刷版の排出(以下、排版という)動作を制御する搬送制御部64と、フロントクランプバー21およびリアクランプバー41の開閉動作を制御するクランプ制御部(クランプ制御手段)65と、刷版Pに記録される画像データを生成するホスト(外部コンピュータ)66が接続されるインタフェイス67と、ユーザ設定情報や各種動作指令が入力される操作部68と、刷版Pの種類(製造メーカ等を含む)やサイズに対して、フロントクランプバー21およびリアクランプバー41の開閉位置(すなわち、ドラム2の回転位置)やフロント開閉板8およびリア開閉板9の下降位置を定めた関係テーブルなどを格納するROM69と、前記各部を制御する主制御部70とを有している。
上記画像記録装置1は、刷版Pの長さおよび排版位置に応じて設定された異なる動作モード1〜3に従って、給版、ドラム2への巻き付けおよび排版等からなる刷版Pの搬送動作を実行する。動作モード1では、全サイズの刷版Pを処理対象とし、記録処理後の刷版Pを給版台12に排出する。本実施形態において、傾動した状態にある給版台12のドラム2側の端部と、排版時におけるフロントクランプバー21の開閉位置との距離(以下、距離Aという。)は、排版時に通常位置で(すなわち、フロント開閉板8によって)フロントクランプバー21を開状態としても全サイズの刷版Pを搬送可能な長さに設定されている。
また、動作モード2では、比較的長い(ここでは、長さ400mmを超える長さ)刷版(以下、大サイズ刷版という。)を処理対象とし、記録処理後の刷版Pを排版台13に排出する。本実施形態において、排版台13のドラム2側端部と排版時におけるフロントクランプバー21の開閉位置との距離は、ドラム2周辺の設置スペースの制約から上記距離Aよりも大きく設定されている。このため、大サイズ刷版の長さは、排版時にフロントクランプバー21をフロント開閉板8により開閉する場合に刷版Pの一端が排版台13で搬送可能な位置まで到達し得る範囲内の長さである必要がある。
また、動作モード3では、比較的短い(ここでは、長さ400mm以下の長さ)刷版(以下、小サイズ刷版という。)を処理対象とし、記録処理後の刷版Pを排版台13に排出する。この場合、小サイズ刷版は、排版時にフロントクランプバー21をフロント開閉板8により開閉する場合に刷版Pの一端が排版台13で搬送可能な位置まで到達しないが、フロントクランプバー21をリア開閉板9により開閉する場合には刷版Pの一端は排版台13で搬送可能な位置まで到達する。
本実施形態では、大サイズ刷版として、幅1160mm×長さ940mmのサイズの刷版を用い、小サイズ刷版として、幅350mm×長さ370mmの刷版を用いるが、これに限らず、画像記録装置1は種々のサイズの刷版を処理することが可能である。また、大サイズ刷版および小サイズ刷版に該当する刷版の長さの範囲は、特に、排版時におけるフロントクランプバー21の開閉位置と排版台13との相対位置によって、すなわち、フロントクランプバー21の開閉位置を変更せずに排版が可能か否かを基準として設定される。以下、動作モード1〜3の詳細について説明する。
図10から図13は画像記録装置1の動作手順を示す一連のフロー図であり、図14から図19は動作モード1における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図であり、図20から図23は動作モード2における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図であり、図24から図29は動作モード3における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図である。ここで、図10は、動作モード1〜3に共通する給版、ドラム2への巻き付け、および画像記録の手順について示しており、図11、図12および図13は、それぞれ動作モード1〜3に対応する排版の手順について示している。また、図14〜図19は、大サイズ刷版について示しているが、小サイズ刷版の場合も同様である。
図10に示すフローにおいて、まず、画像記録装置1は、ユーザが入力したユーザ設定情報を取得し(S101)、図14に示すように、挿入台11から供給された刷版Pを給版台12に挿入する(S102)。この場合、ユーザ設定情報には、少なくとも刷版Pの長さおよび排版位置の情報が含まれるが、刷版Pの長さの情報については、ユーザの入力によらず、給版台12に刷版Pの長さを測定するためのセンサを設けることで、取得することも可能である。
続いて、画像記録装置1は、刷版Pの長さに応じてリアクランプバー41を適切な位置に移動させるとともに、フロントクランプバー21がドラム2の前側上部にくる原点位置(すなわち、刷版Pの取付開始位置)までドラム2を回転移動させる(S103)。ドラム2の回転位置は、ドラム2に付設されたエンコーダにより検出される。
次に、画像記録装置1は、図15に示すように、フロント開閉板8を作動位置に移動させてフロントクランプバー21を開状態とし(S104)、水平状態にある給版台12の前側を下方に傾け、搬送ローラによりドラム2側に刷版Pを搬送する(S105)。そして、刷版Pの前端部Paがフロントクランプバー21とドラム2外周面との間に挿入されると、画像記録装置1は、図16に示すように、フロント開閉板8を再び退避位置に移動させてフロントクランプバー21を閉状態とし、刷版Pの前端部Paを固定する(S106)。このとき、画像記録装置1は、プレスローラ7を図15に示す退避位置から図16に示す作動位置へと移動させ、これにより、刷版Pをドラム2の外周面に向けて押圧して刷版Pをドラム2に巻き付ける(S107)。プレスローラ7の移動は、フロント開閉板8やリア開閉板9と同様に、図示しない昇降装置によって行われる。
次に、画像記録装置1は、図17に示すように、リア開閉板9を作動位置に移動させてリアクランプバー41を開状態に移行させながら、ドラム2を巻き付け方向に回転させる(S108)。そして、ドラム2が図18に示す巻き付け終了位置まで回転すると、画像記録装置1は、図19に示すように、リア開閉板9を再び退避位置に移動させてリアクランプバー41を閉状態とし、刷版Pの後端部Pbを固定する(S109)。さらに、画像記録装置1は、プレスローラ7を作動位置から再び退避位置へと移動させるとともに(S110)、給版台12を再び水平状態に戻す(S111)。以上の動作により、給版および刷版Pのドラム2への巻き付けが完了すると、画像記録装置1は、記録ヘッド4を用いて刷版Pの画像記録処理を実施し(S112)、その後、ドラム2を刷版Pの繰り出し位置(すなわち、刷版Pの巻き外しを開始する位置)で停止させる。
次に、図11に示すフローにおいて、画像記録装置1は、先のステップS101で取得したユーザ設定情報に基づき、動作モード1を実行すべきか否かを判定する(S201)。ここで、画像記録装置1は、排版位置として給版台12が指定されている場合に、動作モード1を実行すべきと判定する(YES)。図示は省略するが、この動作モード1に関する排版は、図14から図19に示した搬送動作要領と概ね逆の態様で実施される。
動作モード1において、まず、画像記録装置1は、水平状態にある給版台12の前端側を下方に傾け(S202)、プレスローラ7を作動位置に移動する(S203)。続いて、画像記録装置1は、リア開閉板9を作動位置に移動させてカム面51aをカムローラ43に当接して押圧させることで、リアクランプバー41を開状態とする(S204)。さらに、画像記録装置1は、カム面51aに沿ってカムローラ43を摺動させてリアクランプバー41を閉状態に移行させながら、ドラム2を繰り出し方向(すなわち、巻き付け方向と逆の方向)に回転させる(S205)。このとき、刷版Pの後端部Pbは、ドラム2の外周面を離れて、給版台12方向に向かう。さらに、画像記録装置1は、プレスローラ7を退避位置に移動させる(S206)。
刷版Pの後端部Pbが給版台12に到達すると、画像記録装置1は、搬送ローラにより給版台12側(すなわち、反ドラム2側)への刷版Pの搬送を開始するとともに、フロントクランプバー21を開状態として刷版Pの前端部Paの固定を解除する(S207)。続いて、画像記録装置1は、給版台12を再び水平状態に戻し(S208)、ドラム2を繰り出し終了位置で停止させる(S209)。最終的に、画像記録装置1が、給版台12から挿入台11に刷版Pを排出させると(S210)、一連の動作が完了する。
また、ステップ201において、画像記録装置1は、動作モード1を実行すべきでないと判定すると(NO)、図12に示すフローにおいて、先のステップS101で取得したユーザ設定情報に基づき、動作モード2を実行すべきか否かを判定する(S301)。ここで、画像記録装置1は、刷版Pが大サイズ刷版であり、かつ排版位置として排版台13が指定されている場合に、動作モード2を実行すべきと判定する(YES)。なお、画像記録装置1は、動作モード2の開始時には図19に示した状態と同様の状態にある。
動作モード2においては、まず、画像記録装置1は、図20に示すように、プレスローラ7を作動位置に移動させるとともに(S302)、リア開閉板9を作動位置に移動させてカム面51aをカムローラ43に当接して押圧させることで、リアクランプバー41を開状態とする(S303)。さらに、画像記録装置1は、図21に示すように、カム面51aに沿ってカムローラ43を摺動させてリアクランプバー41を閉状態に移行させながら、ドラム2を繰り出し方向に回転させる(S304)。このとき、刷版Pの後端部Pbは、ドラム2の外周面を離れて排版台13方向に向かい、その後、図22に示すように、刷版Pの後端部Pbが排版台13に到達すると、搬送ローラにより自動現像機14側(すなわち、反ドラム2側)への刷版Pの搬送が開始される。
その後、画像記録装置1は、ドラム2を原点位置(ここでは、フロントクランプバー21の開閉位置)まで回転移動させ、図23に示すように、プレスローラ7を退避位置に移動させる(S305)。このとき、画像記録装置1は、排版台13上における刷版Pの搬送を継続しつつ、フロント開閉板8によってフロントクランプバー21を開状態とし、刷版Pの前端部Paの固定を解除する(S306)。最終的に、排版台13から自動現像機14側に刷版Pが排出され(S307)、一連の動作が完了する。
なお、ドラム2は、一連の動作が完了した時点で、原点位置で停止した状態のまま保持され、次の給版を待つ待機状態となる。さらに、動作モード2では、動作モード1の場合のように給版台12を刷版Pの排出に使用しないため、次の給版タイミングを早めることができ、画像記録装置1の処理能力が向上するという利点がある。給版台12を使用しないことにより次の給版タイミングを早めることができる点については、後述する動作モード3の場合も同様である。
また、ステップ301において、画像記録装置1は、動作モード2を実行すべきでないと判定すると(S301:NO)、図13に示すように、動作モード3を実行する。動作モード3においては、まず、画像記録装置1は、図24に示すように、プレスローラ7を作動位置に移動させるとともに(S401)、リア開閉板9を作動位置に移動させてカム面51aをカムローラ43に当接して押圧させることで、リアクランプバー41を開状態とする(S402)。さらに、画像記録装置1は、図25に示すように、カム面51aに沿ってカムローラ43を摺動させてリアクランプバー41を閉状態に移行させながら、ドラム2を繰り出し方向に回転させる(S403)。このとき、刷版Pの後端部Pbは、ドラム2の外周面を離れて排版台13方向に向かい、その後、画像記録装置1は、図26に示すように、プレスローラ7を退避位置に移動させる(S404)。
動作モード3では、小サイズ刷版を処理するため、図27に示すように、カムローラ23がフロント開閉板8と当接可能な位置までドラム2が回転移動しても、刷版Pの後端部Pbは排版台13で搬送可能な位置まで到達しない。そこで、動作モード3では、図28に示すように、フロントクランプバー21がドラム2の原点位置を超えてドラム2の頂部付近に位置するように繰り出し終了位置が設定される。そして、画像記録装置1は、その繰り出し終了位置においてドラム2を停止するとともに、リア開閉板9を作動位置に移動させてカム面51bをカムローラ23に当接して押圧させることで、フロントクランプバー21を開状態とする(S405)。次に、図29に示すように、刷版Pが排版台13に繰り出されるとリア開閉板9を再び退避位置に移動させてフロントクランプバー21を閉状態とする。
なお、画像記録装置1では、図6に示したように、カム面51bが形成される段差部は、カム面51aとは異なる高さ(すなわち、本体部51の高さ方向の略中間位置)に設けられているため、リア開閉板9を同じ高さまで下降させても両者の異なる開き角度が実現可能となっている。
本実施例では、リアクランプバー41を押圧するカム面51aよりもフロントクランプバー21を押圧するカム面51bの方を高い位置としているため、リアクランプバー41の開き角度(例えば、60°)に比べてフロントクランプバー21の開き角度(例えば、20°)が小さくなる。これは、給版されてくる刷版Pの前端を挟み込んだり繰り出されていく刷版Pの前端を解放するには、小さい開き角度で十分なためである。
その後、画像記録装置1は、排版台13から自動現像機14側に刷版Pを排出する(S406)。排版が終了すると、画像記録装置1は、ドラム2を原点位置まで回転移動させて次の給版を待つ待機状態とし(S407)、これにより、一連の動作が完了する。動作モード3では、ドラム2を原点位置まで戻す必要があるが、給版台12を使用しないため次の給版タイミングを早めることができる。
このように、上記画像記録装置1では、排版の際に、フロント開閉板8と異なる位置に設けられたリア開閉板9により、刷版Pの前端部Paを固定するフロントクランプバー21の開閉動作を行わせる構成としたため、装置構成を複雑化することなく、処理条件に応じて排版時のフロントクランプバー21の解除位置を容易に変更することが可能となる。
また、上記画像記録装置1では、排版時のフロントクランプバー21の解除位置を刷版Pの長さに応じて変更する構成としたため、サイズの異なる複数種類の刷版Pの排版動作を適切に実行することが可能となる。さらに、上記画像記録装置1では、排版時のフロントクランプバー21の解除位置を排版位置(すなわち、刷版Pの排出先が給版台12または排版台13のいずれとなるか)に応じて変更する構成としたため、複数の異なる排版位置に対して排版動作を適切に実行することが可能となる。
また、上記画像記録装置1では、カム部材として形成されたリア開閉板9により、リアクランプバー41およびフロントクランプバー21の開閉動作を行わせる構成としたため、リア開閉板9の構成を複雑化することなく、両者の開閉動作を実現することが可能となる。さらに、リア開閉板9に2つのカム面51a,51bを設ける構成としたため、フロントクランプバー21の開閉動作の制約を受けることなくフロントクランプバー21の開閉動作を適切に実行できるという利点もある。
なお、リア開閉板9は、図7に2点鎖線で示すように、カム面51bが形成される段差部を省略した構成も可能である。この場合、カム面51aはカムローラ23にも当接可能となり、これにより、フロントクランプバー21の開閉動作が行われることになる。また、この場合、リアクランプバー41とフロントクランプバー21とに対し、それぞれ開動作を行う際のリア開閉板9の下降位置を異なる位置に設定することで、上述のようなフロントクランプバー21の開き角度とリアクランプバー41の開き角度とが異なる構成にも対応することが可能である。
本発明に係る画像記録装置は、装置構成を複雑化することなく、記録処理条件に応じて排版時のクランプの解除位置を容易に変更可能とし、ドラムに巻き付けた画像記録用のプレートにレーザ光を照射して画像記録を行う画像記録装置として有用である。
実施形態に係る画像記録装置1の構成図 実施形態に係るドラム周辺の構成を示す斜視図 実施形態に係るフロントクランプユニットおよびフロント開閉板の要部を示す斜視図 実施形態に係るフロントクランプユニット5の開閉動作を示す拡大側面図 実施形態に係るリアクランプユニットの要部を示す斜視図 実施形態に係るリア開閉板の斜視図 実施形態に係るリア開閉板とカムローラとの位置関係を示す正面図 実施形態に係るリアクランプユニット6の開閉動作を示す拡大側面図 実施形態に係る画像記録装置の制御系のブロック図 実施形態に係る画像記録装置の動作手順を示すフロー図 実施形態に係る画像記録装置の動作手順を示すフロー図 実施形態に係る画像記録装置の動作手順を示すフロー図 実施形態に係る画像記録装置の動作手順を示すフロー図 動作モード1における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図 動作モード1における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図 動作モード1における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図 動作モード1における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図 動作モード1における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図 動作モード1における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図 動作モード2における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図 動作モード2における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図 動作モード2における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図 動作モード2における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図 動作モード3における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図 動作モード3における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図 動作モード3における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図 動作モード3における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図 動作モード3における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図 動作モード3における刷版Pの搬送動作要領を示す説明図
1 画像記録装置
2 ドラム
5 フロントクランプユニット
6 リアクランプユニット
7 プレスローラ
8 フロント開閉板
9 リア開閉板
11 挿入台
12 給版台
13 排版台
21 フロントクランプバー
22 回動アーム
23 カムローラ
25a カム面
41 リアクランプバー
42 回動アーム
43 カムローラ
51a カム面
51b カム面
P 刷版
Pa 前端部
Pb 後端部

Claims (7)

  1. 画像が記録される刷版を巻き付けた状態で保持するドラムと、
    前記刷版の巻き付け方向の前端部を前記ドラムに固定するフロントクランプ部材と、
    前記刷版の巻き付け方向の後端部を前記ドラムに固定するリアクランプ部材と、
    前記フロントクランプ部材の前記刷版に対する固定状態と解除状態との切替動作を行うフロントクランプ駆動手段と、
    前記フロントクランプ駆動手段とは異なる位置において、前記リアクランプ部材の前記刷版に対する固定状態と解除状態との切替動作を行うリアクランプ駆動手段と、
    前記フロントクランプ駆動手段および前記リアクランプ駆動手段の動作をそれぞれ制御するクランプ制御手段と
    を備え、
    前記クランプ制御手段は、前記刷版に対する画像記録処理が所定の処理条件を満たす場合、前記ドラムに対する前記刷版の巻き付けが解除される際に、前記フロントクランプ部材の前記切替動作を前記リアクランプ駆動手段に行わせることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記処理条件には、前記ドラムの巻き付け方向における前記刷版の長さに関する条件が含まれることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記ドラムに対する巻き付けが解除されて前記刷版が繰り出される複数の排出位置にそれぞれ設けられた排版受部材を更に備え、
    前記処理条件には、前記排出位置に関する条件が含まれることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 画像が記録される刷版を巻き付けた状態で保持するドラムと、
    前記刷版の巻き付け方向の前端部を前記ドラムに固定するフロントクランプ部材と、
    前記刷版の巻き付け方向の後端部を前記ドラムに固定するリアクランプ部材と、
    前記フロントクランプ部材の前記刷版に対する固定状態と解除状態との切替動作を行うフロントクランプ駆動手段と、
    前記フロントクランプ駆動手段よりも前記刷版の排版方向に位置し、前記リアクランプ部材の前記刷版に対する固定状態と解除状態との切替動作を行うリアクランプ駆動手段と、
    前記刷版を前記ドラムから繰り出して排版受部材に排版する際に、前記刷版の繰り出し方向の長さが、前記フロントクランプ駆動手段による前記フロントクランプ部材の解除位置において前記刷版の一端を解放しても前記刷版の他端が前記排版受部材に排版可能な位置に到達しない長さの場合に、前記フロントクランプ部材の解除状態への切替動作を前記リアクランプ駆動手段に行わせることを特徴とする画像記録装置。
  5. 前記フロントクランプ駆動手段は、前記ドラムに向けて進退移動可能に設けられ、前記フロントクランプ部材の側方に設けた第1カム部材を押圧または離間することにより前記フロントクランプ部材の前記切替動作を行い、
    前記リアクランプ駆動手段は、前記ドラムに向けて進退移動可能に設けられ、前記第1カム部材を押圧または離間することにより前記フロントクランプ部材の前記切替動作を行い、前記リアクランプ部材の側方に設けた第2カム部材を押圧または離間することにより前記リアクランプ部材の前記切替動作を行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像記録装置。
  6. 前記リアクランプ駆動手段は、前記第1カム部材を押圧する第1カム面と前記第2カム部材を押圧する第2カム面とを有することを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
  7. 前記第1カム面と前記第2カム面は、前記ドラムの外周面と同心な円弧状の形状を有し、前記2つのカム面の形成位置は異なる高さとすることを特徴とする請求項6に記載の画像記録装置。
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