JP2010171077A - 光照射装置及び光照射方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半導体ウエハWに貼付された紫外線硬化型の接着シートSに紫外線を照射する光照射装置10であり、当該光照射装置10は、テーブル11に相対配置され複数の発光ダイオード20を有する発光手段12と、テーブル11と発光手段12とを相対回転させる駆動手段15と、発光手段12の一端A側と他端B側とを相互に相対回転の回転中心C側に入れ替える反転手段16とを備えている。回転中心C側に位置する発光ダイオード20は、外側に位置する発光ダイオード20よりも光量が低く設定されて早期劣化が防止され、一定期間経過する度に反転手段16によって一端A側と他端B側とが入れ替えられる。
【選択図】図1
Description
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、複数の発光源の光量に差異を持たせ、当該発光源の早期劣化を防止することのできる光照射装置及び光照射方法を提供することにある。
前記被照射体を支持する支持手段と、当該支持手段に相対配置され複数の発光源を有する発光手段と、前記支持手段と発光手段とを前記被照射体の表面に沿って相対回転させる駆動手段とを含み、前記発光手段は、前記発光源が所定幅のライン上に固定されるとともに、反転手段を介して一端側と他端側とが相互に前記相対回転の回転中心側に位置するように入れ替え可能に設けられる、という構成を採っている。
前記被着体を支持する支持手段と、当該支持手段に相対配置され複数の発光源を有する発光手段と、前記支持手段と発光手段とを前記接着シートの表面に沿って相対回転させる駆動手段とを含み、前記発光手段は、前記発光源が所定幅のライン上に固定されるとともに、反転手段を介して一端側と他端側とが相互に前記相対回転の回転中心側に位置するように入れ替え可能に設けられる、という構成を採ることができる。
複数の発光源が所定幅のライン上に配置された発光手段を用い、前記発光手段の一端側又は他端側を回転中心側に位置させ、前記発光手段と被照射体とを当該被照射体の表面に沿って相対回転させることで被照射体に光の照射を行い、所定の照射回数を経過する毎に、前記一端側と他端側とを相互に前記相対回転の回転中心側に位置するように入れ替える、という手法を採っている。
複数の発光源が所定幅のライン上に配置された発光手段を用い、前記発光手段の一端側又は他端側を回転中心側に位置させ、前記発光手段と被照射体とを前記接着シートの表面に沿って相対回転させることで接着シートに光の照射を行い、所定の照射回数を経過する毎に、前記一端側と他端側とを相互に前記相対回転の回転中心側に位置するように入れ替える、という手法を採ることができる。
更に、前記発光手段が個々に若しくは一定数毎にON−OFF制御可能であれば、接着シートの平面形状に応じて一部の発光手段による部分照射が可能となり、消費電力の削減を図ることができる。
図1及び図2において、光照射装置10は、上面側(デバイス形成面)に被照射体としての接着シートSが貼付され、下面側からマウントテープTを介してリングフレームRFに一体化された被着体としてのウエハWを支持するテーブル11(支持手段)と、このテーブル11の図中上方に相対配置されて光(紫外線)を照射する発光手段12と、テーブル11と発光手段12とを接着シートSの表面に沿って相対回転させる駆動手段15と、発光手段12の一端A側と他端B側とを入れ替える反転手段16とを備えて構成されている。接着シートSは、紫外線によって硬化してその接着力が低下する光反応型の接着剤層を備えたものが用いられている。なお、光照射装置10は、窒素ガスのような不活性ガス雰囲気を形成可能なケース内に配置することが好ましく、これにより、大気中に含まれる酸素によって、その硬化阻害を未然に防止することができる。
第2実施形態は、図3に示されるように、駆動手段15を構成するモータM2の出力軸にアーム25を設けて平面内で回転可能とし、当該アーム25の先端側に反転手段16を構成するモータM4を設けたものである。モータM4の出力軸には基板13の長手方向中心部が接続され、発光手段12は接着シートSに沿って回転可能となっている。その他の構成は、実質的に第1実施形態と同様である。
すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、位置若しくは配置等に関し、必要に応じて当業者が様々な変更を加えることができるものである。
このような変形例によれば、一端A側と他端B側の発光ダイオード20の光量変化率を小さく設定することができ、外側に位置する発光ダイオード20の光量を低くしても、接着シートSを硬化反応させることができる。
11 テーブル(支持手段)
12 発光手段
15 駆動手段
16 反転手段
20 発光ダイオード(発光源)
A 一端
B 他端
C 回転中心
S 接着シート(被照射体)
W 半導体ウエハ(被着体)
Claims (7)
- 被照射着体に光を照射する光照射装置において、
前記被照射体を支持する支持手段と、当該支持手段に相対配置され複数の発光源を有する発光手段と、前記支持手段と発光手段とを前記被照射体の表面に沿って相対回転させる駆動手段とを含み、
前記発光手段は、前記発光源が所定幅のライン上に固定されるとともに、反転手段を介して一端側と他端側とが相互に前記相対回転の回転中心側に位置するように入れ替え可能に設けられていることを特徴とする光照射装置。 - 被着体に貼付された光反応型の接着剤層を有する接着シートに光を照射する光照射装置において、
前記被着体を支持する支持手段と、当該支持手段に相対配置され複数の発光源を有する発光手段と、前記支持手段と発光手段とを前記接着シートの表面に沿って相対回転させる駆動手段とを含み、
前記発光手段は、前記発光源が所定幅のライン上に固定されるとともに、反転手段を介して一端側と他端側とが相互に前記相対回転の回転中心側に位置するように入れ替え可能に設けられていることを特徴とする光照射装置。 - 前記発光手段は、前記相対回転の回転中心側に位置する発光源の光量を、外側に位置する発光源の光量よりも低く設定して当該発光手段の光照射領域における積算光量を略均一に保つことを特徴とする請求項1又は2記載の光照射装置。
- 前記発光源は、前記被照射体又は接着シートの形状に応じてON−OFF制御可能に設けられていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の光照射装置。
- 被照射体に光を照射する光照射方法において、
複数の発光源が所定幅のライン上に配置された発光手段を用い、
前記発光手段の一端側又は他端側を回転中心側に位置させ、
前記発光手段と被照射体とを当該被照射体の表面に沿って相対回転させることで被照射体に光の照射を行い、
所定の照射回数を経過する毎に、前記一端側と他端側とを相互に前記相対回転の回転中心側に位置するように入れ替えることを特徴とする光照射方法。 - 被着体に貼付された光反応型の接着剤層を有する接着シートに光を照射する光照射方法において、
複数の発光源が所定幅のライン上に配置された発光手段を用い、
前記発光手段の一端側又は他端側を回転中心側に位置させ、
前記発光手段と被照射体とを前記接着シートの表面に沿って相対回転させることで接着シートに光の照射を行い、
所定の照射回数を経過する毎に、前記一端側と他端側とを相互に前記相対回転の回転中心側に位置するように入れ替えることを特徴とする光照射方法。 - 前記相対回転の回転中心側に位置する発光源の光量を、外側に位置する発光源の光量よりも低く設定して光照射領域における積算光量を略均一に保つことを特徴とする請求項5又は6記載の光照射方法。
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